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技術 スチルベン化合物を抽出するための方法

出願人 昆薬集団股ふん有限公司
発明者 ごん云麒陳錦しん方芳
出願日 2015年12月30日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2017-528202
公開日 2018年1月25日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2018-502063
状態 特許登録済
技術分野 化合物または医薬の治療活性 植物物質含有医薬 他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 抽出、液体の置換
主要キーワード 抽出期間 損失重量 薬用材料 抽出器内 抽出回数 抽出速度 抽出サイクル チベット
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課題・解決手段

スチルベン化合物を抽出するための方法は、以下の工程を含む:rheum officinale等のスチルベン化合物を多く含む薬用材料粉砕する工程、薬用材料を薬草電撃抽出器(herbal blitzkrieg extractor)で1〜4回(1回につき5〜20分間)抽出する工程、濾過する工程、濾液を合わせる工程、及び濾液を濃縮乾固する工程;ここで、溶剤に対する薬用材料の比率は、1g:10ml〜1g:15mlである。

概要

背景

ルバーブは、中国の伝統薬用材料の1つであり、タデ科(Polygonaceae)のRheum由来の様々な多年生植物を表す一般用語である。ルバーブは、地下茎及びその根と共に医薬用途利用可能であり、そして、厳寒の性質及び味覚を有し、脾臓大腸肝臓及び手厥陰心包経(pericardium meridian)に活力を与える。ルバーブは、血液の冷却及び止血、熱の放出及び毒素の分解、血液循環の促進及び鬱血の除去、利尿を介する水気の除去及び黄疸の除去、便通をつけることによる便秘緩和等において効能を発揮する。約60種のRheum由来の植物があり、これらはアジア温帯及び亜熱帯の高く寒い山岳部に分布している。中国には、39種と2つの変種があり、これらは中国西部西部及び北部に主に分布しており、北東部ではより少ない。チベット医学では、ルバーブは、その便通効果に応じて3つの等級:上級、中級及び下級に分類される。上級は、ルバーブと称され、中級は、ヤ−ルバーブ(ya-rhubarb)と称され、そして、下級は、小−ルバーブ(small-rhubarb)と称される。近年の研究を通して、スチルベノイド化合物がRheum由来のSect. Rheum植物中の特徴的な成分であることが見いだされている。

ジフェニルエチレン化合物とも称されるスチルベノイド化合物は、タデ科のRheumに広範に存在する有効成分である。研究を通して、スチルベノイド化合物が、抗老化老年性認知症を予防及び処置すること、学習及び記憶を改善すること、脳保護及び神経保護血液脂質を調節すること、抗アテローム性動脈硬化抗血栓フリーラジカル捕捉するための抗酸化、神経系を保護すること、抗腫瘍コレステロールを低下させること、肝臓保護、血管拡張及び保護、皮膚保護、抗鬱、心臓及び心筋保護、糖尿病に対する効果、発毛を促進すること、骨を強化すること等において、ある役割を果たすことが見いだされている。上記の中でも、抗血栓、皮膚保護、抗鬱、心臓及び心筋保護、糖尿病に対する効果、発毛を促進すること、骨を強化すること等の活性が近年新たに報告されている。それゆえ、ルバーブ中のスチルベノイド化合物を開拓及び使用することは、非常に良好な社会的かつ経済的な恩恵をもたらす。結果として、ルバーブからスチルベノイド化合物を抽出するための迅速、簡便及び安価な方法を見いだすことは、ルバーブの開拓にとって極めて重要になっている。

フラッシュ抽出は、近年開発された新規抽出法である。フラッシュ抽出は、材料がフラッシュ抽出器内で好適な溶媒により適切な粒径へと迅速に破壊される組織破壊抽出の原理に基づいているが、同時に、抽出の目的を達成するために、フラッシュ抽出において高速撹拌超音波振動減圧下での透析濾過及び他の機能がさらに存在する。1回の抽出は、一般に、フラッシュ抽出では数秒から数分で完了することができるので、その抽出速度は、伝統的な方法の百倍を超える。しかしながら、先行技術において用いられるフラッシュ抽出法は、抽出速度を改善することしかできず、有効成分の含量に対してほとんど効果をもたらさない。

概要

スチルベン化合物を抽出するための方法は、以下の工程を含む:rheum officinale等のスチルベン化合物を多く含む薬用材料を粉砕する工程、薬用材料を薬草電撃抽出器(herbal blitzkrieg extractor)で1〜4回(1回につき5〜20分間)抽出する工程、濾過する工程、濾液を合わせる工程、及び濾液を濃縮乾固する工程;ここで、溶剤に対する薬用材料の比率は、1g:10ml〜1g:15mlである。

目的

本発明の目的は、抽出速度を改善して抽出サイクルを短縮するだけでなく、スチルベノイド化合物の純度を高めることもできる、スチルベノイド化合物を抽出するためのフラッシュ抽出法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

スチルベノイド化合物を抽出するための方法であって、以下を含む方法:スチルベノイド化合物を多く含む薬用材料原料として使用すること、フラッシュ抽出器で抽出すること、濾過すること、濾液を合わせること、及び濃縮乾固すること。

請求項2

以下を含む、請求項1に記載の方法:スチルベノイド化合物を多く含む薬用材料を原料として使用すること、薬用材料を粉砕した後に溶媒を加えること、フラッシュ抽出器で1〜4回(1回につき5〜20分間)抽出すること、濾過すること、濾液を合わせること、及び濃縮乾固すること。

請求項3

スチルベノイド化合物を多く含む薬用材料が、Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao、Rheum hotaoense C. Y. Cheng et Kao、Rheum australe D. Don及びRheum likiangense Sam.の1つ、又はそれらの混合物である、請求項1又は2に記載の方法。

請求項4

溶媒が、水、メタノールエタノールアセトン又は任意の比率のそれらの混合溶媒である、請求項2又は3に記載の方法。

請求項5

溶媒が、メタノール、エタノール又はアセトンである、請求項2〜4のいずれかに記載の方法。

請求項6

溶媒の温度が20℃〜40℃である、請求項2〜5のいずれかに記載の方法。

請求項7

抽出することが1〜3回実施される、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。

請求項8

抽出することが1回につき5〜10分間実施される、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。

請求項9

溶媒に対する薬用材料の重量:体積比が1:10〜1:15である、請求項2〜8のいずれかに記載の方法。

請求項10

請求項1〜9のいずれかに記載の方法によって調製される、スチルベノイド化合物を多く含む抽出物

技術分野

0001

本発明は、医薬化学の分野に属する。特に、本発明は、スチルベノイド化合物を抽出するための方法、より特定すると、ルバーブ(rhubarb)からスチルベノイド化合物を抽出するためのフラッシュ抽出法に関する。

背景技術

0002

ルバーブは、中国の伝統薬用材料の1つであり、タデ科(Polygonaceae)のRheum由来の様々な多年生植物を表す一般用語である。ルバーブは、地下茎及びその根と共に医薬用途利用可能であり、そして、厳寒の性質及び味覚を有し、脾臓大腸肝臓及び手厥陰心包経(pericardium meridian)に活力を与える。ルバーブは、血液の冷却及び止血、熱の放出及び毒素の分解、血液循環の促進及び鬱血の除去、利尿を介する水気の除去及び黄疸の除去、便通をつけることによる便秘緩和等において効能を発揮する。約60種のRheum由来の植物があり、これらはアジア温帯及び亜熱帯の高く寒い山岳部に分布している。中国には、39種と2つの変種があり、これらは中国西部西部及び北部に主に分布しており、北東部ではより少ない。チベット医学では、ルバーブは、その便通効果に応じて3つの等級:上級、中級及び下級に分類される。上級は、ルバーブと称され、中級は、ヤ−ルバーブ(ya-rhubarb)と称され、そして、下級は、小−ルバーブ(small-rhubarb)と称される。近年の研究を通して、スチルベノイド化合物がRheum由来のSect. Rheum植物中の特徴的な成分であることが見いだされている。

0003

ジフェニルエチレン化合物とも称されるスチルベノイド化合物は、タデ科のRheumに広範に存在する有効成分である。研究を通して、スチルベノイド化合物が、抗老化老年性認知症を予防及び処置すること、学習及び記憶を改善すること、脳保護及び神経保護血液脂質を調節すること、抗アテローム性動脈硬化抗血栓フリーラジカル捕捉するための抗酸化、神経系を保護すること、抗腫瘍コレステロールを低下させること、肝臓保護、血管拡張及び保護、皮膚保護、抗鬱、心臓及び心筋保護、糖尿病に対する効果、発毛を促進すること、骨を強化すること等において、ある役割を果たすことが見いだされている。上記の中でも、抗血栓、皮膚保護、抗鬱、心臓及び心筋保護、糖尿病に対する効果、発毛を促進すること、骨を強化すること等の活性が近年新たに報告されている。それゆえ、ルバーブ中のスチルベノイド化合物を開拓及び使用することは、非常に良好な社会的かつ経済的な恩恵をもたらす。結果として、ルバーブからスチルベノイド化合物を抽出するための迅速、簡便及び安価な方法を見いだすことは、ルバーブの開拓にとって極めて重要になっている。

0004

フラッシュ抽出は、近年開発された新規な抽出法である。フラッシュ抽出は、材料がフラッシュ抽出器内で好適な溶媒により適切な粒径へと迅速に破壊される組織破壊抽出の原理に基づいているが、同時に、抽出の目的を達成するために、フラッシュ抽出において高速撹拌超音波振動減圧下での透析濾過及び他の機能がさらに存在する。1回の抽出は、一般に、フラッシュ抽出では数秒から数分で完了することができるので、その抽出速度は、伝統的な方法の百倍を超える。しかしながら、先行技術において用いられるフラッシュ抽出法は、抽出速度を改善することしかできず、有効成分の含量に対してほとんど効果をもたらさない。

発明が解決しようとする課題

0005

先行技術において存在する上記欠点を克服するために、本発明の目的は、抽出速度を改善して抽出サイクルを短縮するだけでなく、スチルベノイド化合物の純度を高めることもできる、スチルベノイド化合物を抽出するためのフラッシュ抽出法を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

本発明の目的を達成するために、以下の技術的解決法が用いられる:

0007

以下を含む、スチルベノイド化合物を抽出するための方法:スチルベノイド化合物を多く含む薬用材料を原料として使用すること、フラッシュ抽出器内で抽出すること、濾過すること、濾液を合わせること、及び濃縮乾固すること。

0008

本発明のある実施態様において、スチルベノイド化合物を抽出するための方法は、以下を含む:スチルベノイド化合物を多く含む薬用材料を原料として使用すること、薬用材料を粉砕した後に溶媒を加えること、フラッシュ抽出器内で1〜4回(1回につき5〜20分間)抽出すること、濾過すること、濾液を合わせること、及び濃縮乾固すること。

0009

本発明のある好ましい実施態様において、溶媒に対する薬用材料の重量:体積比(g/ml単位)は、1:10〜1:15である。

0010

本発明のある実施態様において、本発明に係るスチルベノイド化合物を抽出するための方法において、スチルベノイド化合物を多く含む薬用材料は、Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao、Rheum hotaoense C. Y. Cheng et Kao、Rheum australe D. Don及びRheum likiangense Sam.の1つ又は2超の混合物である。

0011

本発明のある実施態様において、本発明に係るスチルベノイド化合物を抽出するための方法において、溶媒は、水、メタノールエタノールアセトン又は任意の比率のそれらの混合溶媒である。

0012

本発明のある好ましい実施態様において、本発明に係るスチルベノイド化合物を抽出するための方法において、溶媒は、メタノール、エタノール又はアセトンである。

0013

本発明のある実施態様において、本発明に係るスチルベノイド化合物を抽出するための方法において、溶媒は、20℃〜40℃の温度を有する。

0014

本発明のある実施態様において、本発明に係るスチルベノイド化合物を抽出するための方法において、抽出することは、1〜3回実施される。

0015

本発明のある実施態様において、抽出することは、1、2又は3回実施される。

0016

本発明のある好ましい実施態様において、本発明に係るスチルベノイド化合物を抽出するための方法において、抽出することは、1回につき5〜10分間実施される。

0017

本発明の別の態様によれば、上記フラッシュ抽出法に従って調製されたスチルベノイド化合物を多く含む抽出物がさらに提供される。

0018

本発明の技術的解決法は、少なくとも以下の利点の1つを有する:

0019

本発明のフラッシュ抽出法は、簡単な操作、高い抽出速度、短い抽出サイクル、加熱及び冷却に必要なエネルギー消費の節約、並びに生産コストの低下において有利である。一方で、本発明の電撃的な(blitzkrieg)抽出法を使用することによって、スチルベノイド化合物が伝統的な方法よりもはるかに高い純度で得られる。これは、後続の精製を容易にし、かつ、スチルベノイド化合物の大規模な工業生産に好適であり、高い応用価値及び開発展望を示す。

0020

実施態様の詳細な説明
本明細書以下で、本発明の実施態様における技術的解決法が、本発明の実施例と併せて明確かつ完全に記載されよう。記載される実施例が全てではなく本発明の一部にすぎないことは明らかである。本発明の実施例に基づいて、創造的な作業なしに当業者によって得られた全ての他の例は、本発明の範囲内にある。

0021

実施例1:Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料中のスチルベノイド化合物の抽出
材料:Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料(Lhasa, Tibetから購入)を、不純物を除去することによって処理し、そして、浄化し、粗粉末へと粉砕した。

0022

フラッシュ抽出:Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料の粗粉末100gを取り、エタノールを10倍体積(W/V、g/ml単位)で加えた。粗粉末をフラッシュ抽出器内で3回(1回につき5分間)抽出し、そして濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固して、約8.9gのRheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao抽出物を得た。

0023

エタノール還流下での抽出:Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料の粗粉末100gを取り、3回(1回につき1時間)の還流下での抽出のためにエタノールを10倍体積(W/V、g/ml単位)で加え、そして濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固して、約9.2gのRheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao抽出物を得た。

0024

超音波抽出:Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料の粗粉末100gを取り、3回(1回につき30分間)の超音波抽出のためにエタノールを10倍体積(W/V、g/ml単位)で加え、そして濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固して、約8.8gのRheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao抽出物を得た。

0025

実施例2:Rheum likiangense Sam.薬用材料中のスチルベノイド化合物の抽出
材料:Rheum likiangense Sam.薬用材料(Diqing, Yunnanから購入)を、不純物を除去することによって処理し、そして、浄化し、粗粉末へと粉砕した。

0026

フラッシュ抽出:Rheum likiangense Sam.薬用材料の粗粉末100gを取り、エタノールを10倍体積(W/V、g/ml単位)で加えた。粗粉末をフラッシュ抽出器内で3回(1回につき5分間)抽出し、そして濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固して、約7.5gのRheum likiangense Sam.抽出物を得た。

0027

エタノール還流下での抽出:Rheum likiangense Sam.薬用材料の粗粉末100gを取り、3回(1回につき1時間)の還流下での抽出のためにエタノールを10倍体積(W/V、g/ml単位)で加え、そして濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固して、約8.4gのRheum likiangense Sam.抽出物を得た。

0028

超音波抽出:Rheum likiangense Sam.薬用材料の粗粉末100gを取り、3回(1回につき30分間)の超音波抽出のためにエタノールを10倍体積(W/V、g/ml単位)で加え、そして濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固して、約7.8gのRheum likiangense Sam.抽出物を得た。

0029

実施例3:Rheum hotaoense C. Y. Cheng et Kao薬用材料中のスチルベノイド化合物の抽出
材料:Rheum hotaoense C. Y. Cheng et Kao薬用材料(Minhe, Qinghaiから購入)を、不純物を除去することによって処理し、そして、浄化し、粗粉末へと粉砕した。

0030

フラッシュ抽出:Rheum hotaoense C. Y. Cheng et Kao薬用材料の粗粉末100gを取り、エタノールを15倍体積(W/V、g/ml単位)で加えた。粗粉末をフラッシュ抽出器内で3回(1回につき5分間)抽出し、そして濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固して、約6.9gのRheum hotaoense C. Y. Cheng et Kao抽出物を得た。

0031

エタノール還流下での抽出:Rheum hotaoense C. Y. Cheng et Kao薬用材料の粗粉末100gを取り、3回(1回につき1時間)の還流下での抽出のためにエタノールを15倍体積(W/V、g/ml単位)で加え、そして濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固して、約7.6gのRheum hotaoense C. Y. Cheng et Kao抽出物を得た。

0032

超音波抽出:Rheum hotaoense C. Y. Cheng et Kao薬用材料の粗粉末100gを取り、3回(1回につき30分間)の超音波抽出のためにエタノールを15倍体積(W/V、g/ml単位)で加え、そして濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固して、約7.4gのRheum hotaoense C. Y. Cheng et Kao抽出物を得た。

0033

実施例4:Rheum australe D. Don薬用材料中のスチルベノイド化合物の抽出
材料:Rheum australe D. Don薬用材料(Lhasa, Tibetから購入)を、不純物を除去することによって処理し、そして、浄化し、粗粉末へと粉砕した。

0034

フラッシュ抽出:Rheum australe D. Don薬用材料の粗粉末100gを取り、エタノールを10倍体積(W/V、g/ml単位)で加えた。粗粉末をフラッシュ抽出器内で3回(1回につき10分間)抽出し、そして濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固して、約7.3gのRheum australe D. Don抽出物を得た。

0035

エタノール還流下での抽出:Rheum australe D. Don薬用材料の粗粉末100gを取り、3回(1回につき1時間)の還流下での抽出のためにエタノールを10倍体積(W/V、g/ml単位)で加え、そして濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固して、約7.7gのRheum australe D. Don抽出物を得た。

0036

超音波抽出:Rheum australe D. Don薬用材料の粗粉末100gを取り、3回(1回につき30分間)の超音波抽出のためにエタノールを10倍体積(W/V、g/ml単位)で加え、そして濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固して、約7.2gのRheum australe D. Don抽出物を得た。

0037

実施例5:スチルベノイド化合物抽出物の測定
装置及び試薬:Shimadzu UV-2450 UV分光光度計、Sartorius CP225D化学天秤、2,3,5,4’−テトラヒドロキシルジフェニルエチレン−2−O−β−Dグルコシド対照(National Institutes for the Control of Food and Pharmaceuticals, No.110844-201310)。

0038

1.極大波長:全てのスチルベノイド化合物は、ジフェニルエチレン骨格構造を有し、そして、極大波長は、ジフェニルエチレングリコシド測定法を参照して306nmとして選択される。

0039

2.対照溶液の調製:適量の2,3,5,4’−テトラヒドロキシルジフェニルエチレン−2−O−β−Dグルコシド対照を正確に計量し、適量の95%エタノールを加えることによって溶解して、対照溶液として濃度0.05mg/mlの溶液を調製した。

0040

3.試験溶液の調製:実施例1〜4の各々からの薬用材料抽出物約0.1gを取り、正確に計量し、そして、プラグ付きフラスコに入れた。95%エタノール100mLを正確に加え、計量した。溶液を30分間超音波処理し(出力:250W;周波数:35kHz)、放冷し、再度計量して、損失重量を95%エタノールで補填し、振盪し、そして濾過した。試験溶液として、その後の濾液5mlを25mlのメスフラスコに正確に取り、溶解させて、95%エタノールで一定体積に調整した。

0041

4.直線相関調査:2,3,5,4’−テトラヒドロキシルジフェニルエチレン−2−O−β−Dグルコシド対照を取り、95%エタノールを加えて、後で使用するために濃度0.1mg/mlの標準ストック溶液を調製した。0.5ml、1ml、2ml、5ml及び7mlのストック溶液を取り、10mlのメスフラスコにそれぞれ入れ、そして、溶解させ、95%エタノールで一定体積に調整して、0.005mg/ml、0.01mg/ml、0.02mg/ml、0.05mg/ml及び0.07mg/mlの希釈溶液を調製した。ジフェニルエチレングリコシドストック溶液及び異なる濃度の希釈溶液を取り、吸光度についてそれぞれアッセイした。横座標としてジフェニルエチレングリコシドの濃度(mg/ml)及び縦座標として平均吸光度を用いて線形回帰を計算して、線形方程式:Y=6.9336X−0.0028、r=0.9992(n=6)を得た。

0042

5.安定性試験:同じ標準溶液を正確に取り、調製後0時間、0.5時間、1時間、2時間及び3時間の吸光度についてそれぞれアッセイし、それに基づいて相対標準偏差を計算した。結果は、RSD=3.68%(n=5)を示し、このことは、試験溶液が3時間以内で安定かつ信頼性が高いことを示している。

0043

6.繰り返し性試験:同じ試験溶液を、吸光度について7回連続的にアッセイし、相対標準偏差を計算した。結果は、RSD=0.93%を示し、このことは、良好な計測繰り返し性を示している。

0044

7.再現性試験:同じ薬用材料抽出物を取り、6つの部分を同時に計量した。抽出処理を試験溶液の調製法に従って平行して実施し、そして、スチルベノイド化合物の含量を測定した。結果は、RSD=2.62%を示し、このことは、上記抽出法の良好な再現性を示している。

0045

8.各試料中のスチルベノイド化合物の純度の測定:実施例1〜4の各々で調製した抽出物0.1gを正確に計量し、試験溶液の調製法に従って試験溶液をそれぞれ調製した。スチルベノイド化合物の純度を測定した。データ結果は表1に見られる。

0046

0047

表1の結果から見られるように、4つのRheum薬用材料を同じ溶媒条件下で異なる抽出法を使用して抽出したところ、フラッシュ抽出及び還流下での抽出によるスチルベノイド化合物の純度はより高い。加熱の間に生成したエネルギー消費、溶媒濃縮等を全体の考慮に入れると、同じ抽出率の場合に、フラッシュ抽出が顕著な利点を示すことを見いだすことができる。

0048

実施例6:Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料を抽出するための溶媒の選択
材料:Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料(Lhasa, Tibetから購入)を、不純物を除去することによって処理し、そして、浄化し、粗粉末へと粉砕した。

0049

Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料の粗粉末100gを取り、エタノール、メタノール、アセトン、酢酸エチル及び水をそれぞれ10倍体積(W/V、g/ml単位)で加えた。粗粉末をフラッシュ抽出器内で3回(1回につき5分間)抽出し、そして濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固した。適量の抽出物を取り、スチルベノイド化合物の純度について実施例5の方法に従ってそれぞれアッセイした。結果は表2に見られる。

0050

0051

表2の結果から見られるように、異なる溶媒抽出条件下では、メタノール、エタノール又はアセトンによるスチルベノイド化合物の抽出率がより高く、一方で、水又は酢酸エチルによる抽出率はより低い。

0052

実施例7:Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料の抽出回数の選択
材料:Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料(Lhasa, Tibetから購入)を、不純物を除去することによって処理し、そして、浄化し、粗粉末へと粉砕した。

0053

Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料の粗粉末100gを取り、エタノールをそれぞれ10倍体積(W/V、g/ml単位)で加えた。粗粉末をフラッシュ抽出器内で1、2、3、4及び5回(1回につき5分間)抽出し、それぞれ濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固した。適量の抽出物を取り、スチルベノイド化合物の純度について実施例5の方法に従ってそれぞれアッセイした。結果は表3に見られる。

0054

0055

表3の結果から見られるように、異なる抽出回数下では、4回以上抽出されたスチルベノイド化合物の抽出率は、1〜3回の抽出下の場合と大きく異なることはない。さらに、抽出は1〜3回の抽出下でほとんど完了している。

0056

実施例8:Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料の抽出期間の選択
材料:Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料(Lhasa, Tibetから購入)を、不純物を除去することによって処理し、そして、浄化し、粗粉末へと粉砕した。

0057

Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料の粗粉末100gを取り、エタノールをそれぞれ10倍体積(W/V、g/ml単位)で加えた。粗粉末をフラッシュ抽出器内で3回(それぞれ1回につき1分間、5分間、10分間、15分間及び20分間)抽出し、濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固した。適量の抽出物を取り、スチルベノイド化合物の純度について実施例5の方法に従ってそれぞれアッセイした。結果は表4に見られる。

0058

0059

表4の結果から見られるように、異なる抽出期間下で抽出されたスチルベノイド化合物について、抽出されたスチルベノイド化合物の総量は、5分間及び10分間でより高く、1分間ではより低い。

0060

実施例9:Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料を抽出するための溶媒温度の選択
材料:Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料(Lhasa, Tibetから購入)を、不純物を除去することによって処理し、そして、浄化し、粗粉末へと粉砕した。

0061

Rheum lhasaense A. J. Li et P. K. Hsiao薬用材料由来の粗粉末100gを取り、20℃、30℃、40℃、50℃、60℃又は70℃の温度のエタノールをそれぞれ10倍体積(W/V、g/ml単位)で加えた。粗粉末をフラッシュ抽出器内で2回(1回につき15分間)抽出し、そして濾過した。濾液を合わせ、濃縮乾固した。適量の抽出物を取り、スチルベノイド化合物の純度について実施例5の方法に従ってそれぞれアッセイした。結果は表5に見られる。

0062

実施例

0063

表5の結果から見られるように、抽出が同じ条件下で実施される場合に、20℃〜40℃の溶媒温度でより高い純度のスチルベノイド化合物を得ることができるが、その純度は50℃超の温度では低下する。これは、おそらく、各成分の溶解度の増加及び溶媒温度が上昇した後の様々な不純物の取り込みの増加によるものである。

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