図面 (/)

技術 免疫刺激剤による癌治療

出願人 サイクロンファーマシューティカルズ,インク.
発明者 キングロバートエス.タトヒルシンシアブローベルフリートヘルム
出願日 2015年10月21日 (5年6ヶ月経過) 出願番号 2017-519663
公開日 2018年1月18日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2018-501192
状態 特許登録済
技術分野 抗原、抗体含有医薬:生体内診断剤 化合物または医薬の治療活性 ペプチド又は蛋白質 生物学的材料の調査,分析 非環式または炭素環式化合物含有医薬 酵素、微生物を含む測定、試験 蛋白脂質酵素含有:その他の医薬 他の有機化合物及び無機化合物含有医薬
主要キーワード データ一式 音響検出 化合物スラリー 総ビリルビン量 使用プログラム 定量的パラメータ 試験機関 配列形式
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題・解決手段

本発明は、対象での癌またはその転移治療するための組成物及び方法を提供する。いくつかの実施形態では、方法は、治療的有効量の少なくとも1種の免疫刺激剤を含む組成物を対象に投与することを伴う。いくつかの実施形態では、少なくとも2つの免疫刺激剤の組み合わせを治療に使用する。いくつかの実施形態では、この組み合わせには、アルファサイモシンペプチドと、追加の免疫刺激剤及び/または場合により1種以上の追加の抗癌剤が含まれる。

概要

背景

複数の小分子化合物を含め、多くの薬物または候補薬が、各種癌治療のために開発されてきた。しかしながら、現在の癌治療の多くは、特殊な一部の癌を有する患者にはあまり効果がないか、あるいはこのような患者には、または一般に毒性が強すぎる。

皮膚癌は、米国で最も一般的な形態の癌である。2007年のアメリカ癌協会(American Cancer Society)の概算によれば、米国での黒色腫による死亡者は約8,110人に達し、更に59,940人が黒色腫と診断されると予測されている。

黒色腫はメラノサイト悪性腫瘍であり、主として皮膚に見られるが、腸及び眼(ブドウ膜黒色腫)にも見られる。黒色腫は希少な種類の皮膚癌の一種であるが、皮膚癌に関連した死亡の大部分は黒色腫を原因とする。

現在利用可能な治療としては、腫瘍外科的除去、アジュバント治療、化学療法及び免疫療法、または放射線療法が挙げられる。中でも原発性黒色腫腫瘍転移は特に危険である。しかしながら、黒色腫治療の向上は当技術分野で依然として必要とされている。

概要

本発明は、対象での癌またはその転移を治療するための組成物及び方法を提供する。いくつかの実施形態では、方法は、治療的有効量の少なくとも1種の免疫刺激剤を含む組成物を対象に投与することを伴う。いくつかの実施形態では、少なくとも2つの免疫刺激剤の組み合わせを治療に使用する。いくつかの実施形態では、この組み合わせには、アルファサイモシンペプチドと、追加の免疫刺激剤及び/または場合により1種以上の追加の抗癌剤が含まれる。A

目的

本発明は、対象での癌または複合癌を治療する組成物及び方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

対象の癌またはその転移治療する方法であって、治療的有効量の第1の免疫刺激剤及び第2の免疫刺激剤を含有する組成物投与することを含み、前記第1の免疫刺激剤はアルファサイモシンペプチドであり、前記第2の免疫刺激剤はIL−2、インターフェロン−α、またはIRX−2以外の化合物である、前記方法。

請求項2

前記対象がヒトである、請求項1に記載の方法。

請求項3

前記第2の免疫刺激剤が特異的な免疫賦活薬を含む、請求項1に記載の方法。

請求項4

前記第2の免疫刺激剤が非特異的な免疫賦活薬を含む、請求項1に記載の方法。

請求項5

前記第2の免疫刺激剤が、敗血症の治療に有効である免疫賦活薬である、請求項1に記載の方法。

請求項6

前記免疫賦活薬が、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子GMCSF)、プログラム細胞死1(PD−1)阻害剤及び/またはインターロイキン−7(IL−7)を含む、請求項5に記載の方法。

請求項7

前記組成物が、追加の抗黒色腫剤を更に含む、請求項1に記載の方法。

請求項8

前記第2の免疫刺激剤が、約0.01〜1000mg/日の投与量で、前記対象に投与される、請求項1に記載の方法。

請求項9

前記アルファサイモシンペプチドが、少なくとも治療の一部期間で、約0.5〜10mg/日の範囲内の投与量で対象に投与される、請求項1に記載の方法。

請求項10

前記アルファサイモシンペプチドの前記投与量が、約0.1〜10mg/日の範囲内である、請求項9に記載の方法。

請求項11

前記アルファサイモシンペプチドがサイモシンアルファ1(TA1)である、請求項1に記載の方法。

請求項12

約1〜10日間にわたる毎日のTA1の投与と、それに続く約1〜5日のTA1の非投与で構成される、請求項11に記載の方法。

請求項13

TA1は約3〜5日間毎日投与され、それに続く約2〜4日、TA1は非投与である、請求項12に記載の方法。

請求項14

TA1は約4日間毎日投与され、それに続く約3日、TA1は非投与である、請求項13に記載の方法。

請求項15

前記併用にキナーゼ阻害剤が更に含まれる、請求項1に記載の方法。

請求項16

前記キナーゼ阻害剤がソラフェニブを含む、請求項15に記載の方法。

請求項17

前記キナーゼ阻害剤が、約10〜200mg/日の範囲内の投与量で前記患者に投与される、請求項15に記載の方法。

請求項18

前記組成物が、抗悪性腫瘍性の熱ショックアポトーシス活性因子HSAA)を更に含む、請求項1に記載の方法。

請求項19

前記HSAAが、STA−4783(エレスクロモル)を含む、請求項18に記載の方法。

請求項20

前記HSAAが、約0.01〜100mg/kg/日の範囲内の投与量で前記患者に投与される、請求項18に記載の方法。

請求項21

前記併用に、細胞傷害性Tリンパ球関連抗原4(CTLA4)に対する抗体の投与が更に含まれる、請求項1に記載の方法。

請求項22

前記CTLA4抗体が、9H10、MDC010、1F4、BNI3、Q01、A01、M08、1B8、WKH203、ab9984、ab13486、イピリムマブチシリムマブまたはこれらの組み合わせを含む、請求項21に記載の方法。

請求項23

前記CTLA4抗体が、約0.001〜50mg/kg/日の範囲内の投与量で前記患者に投与される、請求項21に記載の方法。

請求項24

前記併用にアルキル化抗悪性腫瘍薬(AlkAA)の投与が更に含まれる、請求項1に記載の方法。

請求項25

前記アルキル化抗悪性腫瘍薬(AlkAA)が、ダカルバジン(DTIC)を含む、請求項24に記載の方法。

請求項26

前記アルキル化抗悪性腫瘍薬(AlkAA)が、約700〜1300mg/kg/日の範囲内の投与量で前記患者に投与される、請求項24に記載の方法。

請求項27

前記方法が、化学療法剤を対象に投与することを更に含む、請求項1に記載の方法。

請求項28

前記化学療法剤が、ダカルバジン(DTIC)またはシスプラチンである、請求項27に記載の方法。

請求項29

前記癌が黒色腫である、請求項1に記載の方法。

請求項30

対象の癌またはその転移を治療する方法であって、治療的有効量の免疫刺激剤を含有する組成物を投与することを含み、前記免疫刺激剤は敗血症の治療に有効である、前記方法。

請求項31

前記対象がヒトである、請求項30に記載の方法。

請求項32

前記免疫賦活薬が、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)、プログラム細胞死1(PD−1)阻害剤及び/またはインターロイキン−7(IL−7)を含む、請求項30に記載の方法。

請求項33

前記組成物が、追加の抗黒色腫剤を更に含む、請求項30に記載の方法。

請求項34

前記追加の抗黒色腫剤が、アルファサイモシンペプチドである、請求項33に記載の方法。

請求項35

前記アルファサイモシンペプチドがサイモシンアルファ1(TA1)である、請求項34に記載の方法。

請求項36

前記方法が、化学療法剤を対象に投与することを更に含む、請求項34に記載の方法。

請求項37

前記化学療法剤が、ダカルバジン(DTIC)またはシスプラチンである、請求項36に記載の方法。

請求項38

前記癌が黒色腫である、請求項30に記載の方法。

請求項39

癌治療に対するヒト対象での反応性を決定するための方法であって、ヒト対象からの生体試料において1種以上のバイオマーカー活性レベルを決定することを含み、前記バイオマーカーが、IL−1β、IL−4、IL−6及びIL−10からなる群から選択される、前記方法。

請求項40

前記癌治療が、請求項1〜38のいずれか1項に記載の方法によるものである、請求項39に記載の方法。

請求項41

IL−1βの活性が正常レベルより高い場合、ヒト対象が治療に反応していることを示す、請求項39に記載の方法。

請求項42

IL−4の活性が正常レベルより低い場合、ヒト対象が治療に反応していることを示す、請求項39に記載の方法。

請求項43

IL−6の活性が正常レベルより高い場合、ヒト対象が治療に反応していることを示す、請求項39に記載の方法。

請求項44

IL−10の活性が正常レベルより高い場合、ヒト対象が治療に反応していることを示す、請求項39に記載の方法。

請求項45

前記癌が黒色腫である、請求項39に記載の方法。

技術分野

0001

関連出願の相互参照
この出願は、2014年10月21日出願の米国特許仮出願番号第62/066,862号及び2015年9月8日出願の米国特許仮出願番号第62/215,433号に対する優先権及びその利益を主張するものであり、目的を問わずそれぞれが参照により組み込まれる。

0002

本発明は、黒色腫などの癌またはその転移治療する組成物及び方法に関する。

背景技術

0003

複数の小分子化合物を含め、多くの薬物または候補薬が、各種癌治療のために開発されてきた。しかしながら、現在の癌治療の多くは、特殊な一部の癌を有する患者にはあまり効果がないか、あるいはこのような患者には、または一般に毒性が強すぎる。

0004

皮膚癌は、米国で最も一般的な形態の癌である。2007年のアメリカ癌協会(American Cancer Society)の概算によれば、米国での黒色腫による死亡者は約8,110人に達し、更に59,940人が黒色腫と診断されると予測されている。

0005

黒色腫はメラノサイト悪性腫瘍であり、主として皮膚に見られるが、腸及び眼(ブドウ膜黒色腫)にも見られる。黒色腫は希少な種類の皮膚癌の一種であるが、皮膚癌に関連した死亡の大部分は黒色腫を原因とする。

0006

現在利用可能な治療としては、腫瘍外科的除去、アジュバント治療、化学療法及び免疫療法、または放射線療法が挙げられる。中でも原発性黒色腫腫瘍の転移は特に危険である。しかしながら、黒色腫治療の向上は当技術分野で依然として必要とされている。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、対象での癌または複合癌を治療する組成物及び方法を提供する。いくつかの実施形態では、対象は哺乳動物である。いくつかの実施形態では、哺乳動物はヒトである。

0008

いくつかの実施形態では、方法は、治療的有効量の第1の免疫刺激剤及び第2の免疫刺激剤を含有する組成物を対象に投与することを含む。いくつかの実施形態では、第1の免疫刺激剤は、アルファサイモシンペプチドである。いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤は、IL−2、インターフェロン−α、またはIRX−2以外の化合物である。いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤は、特異的な免疫賦活薬を含む。いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤は、非特異的な免疫賦活薬を含む。

0009

いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤は、敗血症の治療に有効である免疫賦活薬である。いくつかの実施形態では、免疫賦活薬は、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子GMCSF)、プログラム細胞死1(PD−1)阻害剤及び/またはインターロイキン−7(IL−7)を含む。

0010

いくつかの実施形態では、組成物は追加の抗癌剤を更に含む。いくつかの実施形態では、追加の抗癌剤は化学療法剤である。

0011

いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤は、約0.01〜1000mg/日の投与量で、前記対象に投与される。

0012

いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤はGM−CSFを含み、GM−CSFの投与量は約10〜500mcg/m2、例えば約125〜約250 10〜500mcg/m2である。

0013

いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤は、PD−1阻害剤を含む。いくつかの実施形態では、PD−1阻害剤は、PD−1を阻害する薬剤、例えばPD−1に対する抗体である。いくつかの実施形態では、PD−1阻害剤は、PD−1のリガンドを阻害する薬剤、例えばPD−1のリガンドに対する抗体である。いくつかの実施形態では、PD−1阻害剤の投与量は、約0.1〜10mg/kg、例えば、約1〜5mg/kg、または約2〜3mg/kgである。いくつかの実施形態では、PD−1阻害剤は抗PD−L1抗体であり、投与量は約15〜20mg/kgである。いくつかの実施形態では、抗PD−L1抗体は、1200mgの一定用量で2週毎、3週毎または4週毎に使用される。

0014

いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤は、IL−2ではないインターロイキンを含む。いくつかの実施形態では、インターロイキンはIL−7である。いくつかの実施形態では、IL−7の投与量は、約0.1〜100mcg/kg、例えば、約1〜50mcg/kg、または約3〜30mcg/kgである。

0015

いくつかの実施形態では、アルファサイモシンペプチドは、少なくとも治療の一部期間で、約0.1〜100mg/日、例えば約0.5〜50mg/日または約0.1〜10mg/日の範囲内の投与量で対象に投与される。

0016

いくつかの実施形態では、アルファサイモシンペプチドは、サイモシンアルファ1(TA1)である。

0017

いくつかの実施形態では、方法は、約1〜10日間にわたる毎日のTA1の投与と、それに続く約1〜5日のTA1の非投与で構成される。いくつかの実施形態では、TA1は約3〜5日間毎日投与され、それに続く約2〜4日、TA1は非投与である。いくつかの実施形態では、TA1は約4日間毎日投与され、それに続く約3日、TA1は非投与である。

0018

いくつかの実施形態では、方法は、キナーゼ阻害剤を投与することを更に含む。いくつかの実施形態では、キナーゼ阻害剤はソラフェニブを含む。いくつかの実施形態では、キナーゼ阻害剤は、約10〜200mg/kg/日の範囲内の投与量で前記患者に投与される。

0019

いくつかの実施形態では、方法は、抗悪性腫瘍性の熱ショックアポトーシス活性因子(heat shock apoptosis activator:HSAA)を投与することを更に含む。いくつかの実施形態では、HSAAは、STA−4783(エレスクロモル)を含む。いくつかの実施形態では、HSAAは、約0.01〜100mg/kg/日の範囲内の投与量で前記患者に投与される。

0020

いくつかの実施形態では、方法は、細胞傷害性Tリンパ球関連抗原4(CTLA4)、例えばCTLA4に対する抗体等の阻害剤を投与することを更に含む。いくつかの実施形態では、CTLA4抗体は、9H10、MDC010、1F4、BNI3、Q01、A01、M08、1B8、WKH203、ab9984、ab13486、イピリムマブチシリムマブまたはこれらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、CTLA4抗体は、約0.001〜50mg/kg/日の範囲内の投与量で前記患者に投与される。

0021

いくつかの実施形態では、方法は、アルキル化抗悪性腫瘍薬(AlkAA)を投与することを更に含む。いくつかの実施形態では、アルキル化抗悪性腫瘍薬(AlkAA)は、ダカルバジン(DTIC)を含む。いくつかの実施形態では、アルキル化抗悪性腫瘍薬(AlkAA)は、約700〜1300mg/kg/日の範囲内の投与量で前記患者に投与される。

0022

いくつかの実施形態では、方法は、化学療法剤を対象に投与することを更に含む。いくつかの実施形態では、化学療法剤は、ダカルバジン(DTIC)またはシスプラチンである。

0023

いくつかの実施形態では、癌は黒色腫である。

0024

本発明はまた、治療的有効量の免疫刺激剤を含有する組成物を投与することを含む、対象の癌またはその転移を治療する方法を提供し、該免疫刺激剤は敗血症の治療に有効である。いくつかの実施形態では、癌は黒色腫である。いくつかの実施形態では、対象は哺乳動物である。いくつかの実施形態では、哺乳動物はヒトである。いくつかの実施形態では、敗血症の治療に有効である免疫賦活薬は、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)、プログラム細胞死1(PD−1)阻害剤及び/またはインターロイキン−7(IL−7)またはこれらのあらゆる組み合わせを含む。

0025

いくつかの実施形態では、組成物は追加の抗癌剤を更に含む。いくつかの実施形態では、追加の抗癌剤はアルファサイモシンペプチドである。いくつかの実施形態では、アルファサイモシンペプチドは、サイモシンアルファ1(TA1)である。

0026

いくつかの実施形態では、方法は、対象に化学療法剤を投与することを更に含む。いくつかの実施形態では、化学療法剤は、ダカルバジン(DTIC)またはシスプラチンである。

0027

本発明はまた、癌治療に対するヒト対象反応性を決定するための方法も提供する。いくつかの実施形態では、癌は黒色腫である。いくつかの実施形態では、方法は、ヒト対象からの生体試料において1種以上のバイオマーカー活性レベルを決定することを含む。いくつかの実施形態では、バイオマーカーは、IL−1β、IL−4、IL−6及びIL−10からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、癌治療は、本明細書に記載する方法に従う。

0028

いくつかの実施形態では、IL−1βの活性が正常レベルより高い場合、ヒト対象が治療に反応していることを示す。

0029

いくつかの実施形態では、IL−4の活性が正常レベル未満である場合は、ヒト対象が治療に反応していることを示す。

0030

いくつかの実施形態では、IL−6の活性が正常レベルより高い場合は、ヒト対象が治療に反応していることを示す。

0031

いくつかの実施形態では、IL−10の活性が正常レベルより高い場合は、ヒト対象が治療に反応していることを示す。

0032

本発明はまた、ヒト対象の癌治療のための投与量またはレジメンを決定するための方法も提供する。いくつかの実施形態では、癌は黒色腫である。いくつかの実施形態では、方法は、治療されるヒト対象からの生体試料において1種以上のバイオマーカーの活性レベルを決定することを含む。いくつかの実施形態では、バイオマーカーは、IL−1β、IL−4、IL−6及びIL−10からなる群から選択される。

0033

いくつかの実施形態では、治療後のIL−1βの活性レベル低下は、治療が有効であることを示す。いくつかの実施形態では、治療後のIL−1βの活性レベルが変化しない、または増加した場合、治療が有効でないことを示す。この結果に応じて治療上の投与量またはレジメンを修正することができる。

0034

いくつかの実施形態では、治療後のIL−4の活性レベルの増加は、ヒト対象が治療に反応していることを示す。いくつかの実施形態では、治療後のIL−4の活性レベルが変化しない、または減少した場合、治療が有効でないことを示す。この結果に応じて治療上の投与量またはレジメンを修正することができる。

0035

いくつかの実施形態では、治療後のIL−6の活性レベル低下は、治療が有効であることを示す。いくつかの実施形態では、治療後のIL−6の活性レベルが変化しない、または増加した場合、治療が有効でないことを示す。この結果に応じて治療上の投与量またはレジメンを修正することができる。

0036

いくつかの実施形態では、治療後のIL−10の活性レベル低下は、治療が有効であることを示す。いくつかの実施形態では、治療後のIL−10の活性レベルが変化しない、または増加した場合、治療が有効でないことを示す。この結果に応じて治療上の投与量またはレジメンを修正することができる。

図面の簡単な説明

0037

腫瘍接種後の腫瘍体積によって示される、B16F10マウス黒色腫モデル治療でのシスプラチンの抗腫瘍効果を示す。
ビヒクルまたはシスプラチンで処置された、腫瘍接種後のB16F10マウス黒色腫モデルマウス体重変化を示す。
サイモシン抗腫瘍活性を示す。B16F10から派生した腫瘍をもつ動物を、ZADAXIN(商標)(チマルファシン)で処置した。試験した全用量で、動物はビヒクル処置群と比較して腫瘍成長の抑制を呈した。
は、数種類の用量でのサイモシンの抗腫瘍活性を示す。試験した全用量で、サイモシンは、ビヒクル処置群と比較して統計的に有意な腫瘍成長の抑制をもたらした。
サイモシンで処置したC57BL/6マウスのB16F10マウス皮下黒色腫モデルでのIL−1βの評価を示す。ZADAXIN(商標)(チマルファシン)は、6日間にわたり1日2回、0.02、0.06、0.2、0.3、2または6mg/kg 10μL/gでマウスに皮下投与した。ビヒクル処置群と比較して、ZADAXIN(商標)(チマルファシン)処置群では、投薬開始後D4及びD7でIL−1βレベルが低下した。
サイモシンで処置したC57BL/6マウスのB16F10マウス皮下黒色腫モデルでのIL−4の評価を示す。ZADAXIN(商標)(チマルファシン)は、6日間にわたり1日2回、0.02、0.06、0.2、0.3、2または6mg/kg 10μL/gでマウスに皮下投与した。ビヒクル処置群と比較して、ZADAXIN(商標)(チマルファシン)処置群では、投薬開始後D4及びD7でIL−4レベルが上昇した。
サイモシンで処置したC57BL/6マウスのB16F10マウス皮下黒色腫モデルでのIL−6の評価を示す。ZADAXIN(商標)(チマルファシン)は、6日間にわたり1日2回、0.02、0.06、0.2、0.3、2または6mg/kg 10μL/gでマウスに皮下投与した。ビヒクル処置群と比較して、ZADAXIN(商標)(チマルファシン)処置群では、投薬開始後D4及びD7でIL−6レベルが低下した。
サイモシンで処置したC57BL/6マウスのB16F10マウス皮下黒色腫モデルでのIL−10の評価を示す。ZADAXIN(商標)(チマルファシン)は、6日間にわたり1日2回、0.02、0.06、0.2、0.3、2または6mg/kg 10μL/gでマウスに皮下投与した。ビヒクル処置群と比較して、ZADAXIN(商標)(チマルファシン)処置群では、投薬開始後D4及びD7でIL−10レベルが低下した。
処置の異なるC57BL/6マウスのB16F10マウス全身黒色腫モデルでのIFNガンマの評価を示す。
処置の異なるC57BL/6マウスのB16F10マウス全身黒色腫モデルでのIL−1βの評価を示す。
処置の異なるC57BL/6マウスのB16F10マウス全身黒色腫モデルでのIL−4の評価を示す。
処置の異なるC57BL/6マウスのB16F10マウス全身黒色腫モデルでのIL−5の評価を示す。
処置の異なるC57BL/6マウスのB16F10マウス全身黒色腫モデルでのIL−6の評価を示す。
処置の異なるC57BL/6マウスのB16F10マウス全身黒色腫モデルでのIL−10の評価を示す。
処置の異なるC57BL/6マウスのB16F10マウス全身黒色腫モデルでのIL−12の評価を示す。
処置の異なるC57BL/6マウスのB16F10マウス全身黒色腫モデルでのTNF−αの評価を示す。
B16F10マウス転移黒色腫モデル及び実験計画を示す。B16F10黒色腫細胞は0日目にマウスに接種した。
ビヒクル、サイモシン単独、抗PD−1単独、サイモシン+抗PD−1またはシクロホスファミドで処置したマウスでの16日目の肺転移群分布を示す。
ビヒクル、サイモシン単独、抗PD−1単独、サイモシン+抗PD−1またはシクロホスファミドで処置したB16METマウスでの1日目からの群平均の体重変化率を示す。
異なる用量のビヒクル、サイモシン単独、抗PD−1単独、サイモシン+抗PD−1またはシクロホスファミドで処置したマウスでの15日目の肺転移群の分布を示す。
異なる用量のビヒクル、サイモシン単独、抗PD−1単独、サイモシン+抗PD−1またはシクロホスファミドで処置後のB16F10マウス肺転移黒色腫モデルでのIL−1αを示す。
ビヒクル、サイモシン単独、抗PD−1単独、サイモシン+抗PD−1またはシクロホスファミドで処置したB16F10マウスでの1日目からの群平均の体重変化率を示す。
ビヒクル、サイモシン単独、抗PD−1単独、サイモシン+抗PD−1またはシクロホスファミドで処置した、腫瘍移植後13日目の異なる群での肺転移巣を示す。

0038

本発明は、対象での癌の治療及び/または予防方法に関する。いくつかの実施形態では、癌は、黒色腫またはその転移である。いくつかの実施形態では、方法は、少なくとも1種の免疫刺激剤を含む組成物を対象に投与することを伴う。

0039

いくつかの実施形態では、本発明の方法を、小型で成長の遅い局所的及び/または非侵襲性であり得る早期悪性腫瘍を含む早期癌の治療、例えば、疾患を治癒することまたは癌を退縮させることを意図したもの、それに加え、中期の治療、ならびに進行性及び/または転移性及び/または侵襲性の悪性腫瘍を含む末期癌の治療、例えば、疾患の進行を遅延させること、転移を抑制すること、または患者の生存率を増加させることに適用することができる。同様に、併用することで軽度の癌、中度の癌及びまたは高度の癌の治療に使用することができる。

0040

いくつかの実施形態では、本発明の方法は、痛みを伴わない癌、再発性癌、例えば局所再発性遠隔再発性及び/または難治性癌(すなわち、治療に反応しない癌)を含む癌、転移性癌局所進行性癌ならびに侵襲性癌の治療にも使用することができる。したがって、「進行性」癌には局所進行癌及び転移癌を含み、患者の顕性疾患を指す。このような顕性疾患は、例えば外科手術または放射線療法などの局所治療法によって容易に治癒することができない。用語「転移性癌」は、身体のある部分から別の部分に拡散した癌を指す。進行性癌はまた切除不能、すなわち、それらが周辺組織まで広がり、外科的に除去できない場合もある。

0041

いくつかの実施形態では、本発明の方法を、多剤耐性腫瘍を含む薬剤耐性癌の治療に使用することもできる。当技術分野で既知であるように、化学療法に対する癌細胞耐性は、癌のマネジメントにおける中心課題の一つである。

0042

業者であれば、これらの分類の多くが重複している(例えば、侵襲性癌が通常、転移性でもある)ことを理解されよう。本明細書で使用される場合、「侵襲性癌」は急速に成長する癌を指す。当業者であれば、乳癌または前立腺癌などの一部の癌では、用語「侵襲性癌」は、所与の癌が再発期間に入って最初の約3分の2以内で再発した進行性癌を指す一方で、他の型に関しては、ほぼすべての症例が侵襲性と見なされる急速に成長する癌を指すことを理解されよう。したがって、この用語は特定の癌型の小区分包括することができ、またはその他の癌型のすべてを包含する場合もある。

0043

いくつかの実施形態では、本発明の方法によって治療される癌としては、AIDS関連癌、副腎皮質癌、肛門癌、膀胱癌、腸癌、脳及び中枢神経系癌、乳癌、カルチノイド癌、子宮頸癌軟骨肉腫絨毛癌結腸癌内分泌線癌、子宮内膜癌ユーイング肉腫、眼癌、胃癌(gastric cancer)、胃腸癌、尿生殖器癌、神経膠腫婦人科系癌、頭頚部癌肝細胞癌ホジキン病下咽頭癌膵島細胞癌、カポジ肉腫腎臓癌喉頭癌、白血病肝癌肺癌(例えば、非小細胞肺癌)、リンパ腫、黒色腫、基底細胞癌中皮腫骨髄腫鼻咽頭眼、神経芽細胞腫非ホジキンリンパ腫食道(esophagael)癌、骨肉腫卵巣癌膵癌下垂体癌、腎細胞癌、前立腺癌、網膜芽細胞腫横紋筋肉腫肉腫、皮膚癌、扁平上皮癌、胃癌(stomach cancer)、精巣癌、胸腺癌甲状腺癌移行性細胞癌栄養膜癌、子宮癌癌、ワルデンシュトレーム・マクログロブリン血症ウィルムス癌及び白血病が挙げられるが、これらに限定されない。

0044

本発明の方法によれば、用語「対象」及びその変形例は、本明細書で使用される場合、疾患または病状を有する、有する疑いがある、または有するリスクのあるいずれかの対象を含む。適した対象(または患者)は、哺乳動物、例えば実験動物(例えば、マウス、ラットウサギモルモット)、農場の動物及び家畜または愛玩動物(例えば、ネコイヌ)などを含む。非ヒト霊長類及び、好ましくはヒト患者が含まれる。「リスクがある」対象は、検出可能な疾患を有する場合もあるし、有しない場合もあり、本明細書に記載された診断方法または治療方法を受ける前に検出可能な疾患を表している場合もあるし、表していない場合もある。「リスクがある」とは、対象が、本明細書に記載する病状の発症と関連がある測定可能パラメーターである、本明細書に記載する1つ以上のいわゆるリスクファクターを有することを意味する。これらのリスクファクターの1つ以上を有する対象は、このリスクファクター(複数可)を有しない対象よりも、本明細書に記載する病状を発症する確率が高い。いくつかの実施形態では、対象は哺乳動物である。いくつかの実施形態では、対象はヒトである。いくつかの実施形態では、対象は、黒色腫を有すると診断されたヒトである。いくつかの実施形態では、対象は、黒色腫を有する疑いがあるヒトである。いくつかの実施形態では、対象は、黒色腫を発症するリスクが高いヒトである。いくつかの実施形態では、対象は、転移を有する黒色腫患者である。いくつかの実施形態では、対象は、転移のリスクが高い黒色腫患者である。

0045

いくつかの実施形態では、本発明の方法は、黒色腫の治療に使用される。いくつかの実施形態では、黒色腫は、悪性黒子、悪性黒子型黒色腫、表在性拡大型黒色腫、末端性黒子性黒色腫、粘膜黒色腫、結節性黒色腫、ポリープ状黒色腫、線維形成性黒色腫、無色素性黒色腫、軟組織黒色腫、小母斑様細胞を有する黒色腫、スピッツ母斑の特徴を有する黒色腫、ブドウ膜黒色腫またはそれらの組み合わせのいずれかである。

0046

いくつかの実施形態では、ヒト患者は、ステージ0、I、II、IIIもしくはIV、またはそれぞれの細分類の状態である黒色腫を有する。ある特定の実施形態では、治療される黒色腫は、悪性転移性黒色腫である。ある特定の実施形態では、治療される黒色腫は、ステージI、ステージII、ステージIIIまたはステージIVである。他の実施形態では、治療される黒色腫は、ステージM1a、M1bまたはM1cの黒色腫である。詳細な病期分類情報については、その全体が参照により組み込まれる、Balch et al.(2001,“Final version of the American Joint Committee on Cancer staging system for cutaneous melanoma”.J Clin Oncol 19(16):3635−48.PMID 11504745)を参照のこと。

0047

いくつかの実施形態では、ヒト患者は1つ以上の黒色腫の早期徴候、例えば既存の黒子の形状または色の変化、限定されないが、非対称不明瞭境界、色の不整、約6mm以上の直径、経時的変化かゆみ潰瘍化または出血などを有する。いくつかの実施形態では、ヒト患者は結節性黒色腫を有しており、早期徴候として、限定されないが、皮膚のいずれかの場所への新しいしこりの発生、皮膚上面の隆起、硬い触感、及び持続的成長を含む。

0048

転移または転移性疾患は、ある臓器から別の臓器への癌の拡散である。癌細胞によっては、リンパ壁及び/または血管壁を透過する能力を獲得し、その後、血流を通って循環し、身体の他の部位及び組織へと到達できる。この腫瘍細胞は別の部位で休止状態になった後、血管または壁に再侵入して、増殖し続け、最終的に別の臨床的に検出可能な腫瘍を形成する。

0049

いくつかの実施形態では、黒色腫は悪性転移性黒色腫である。いくつかの実施形態では、転移性黒色腫は、患者に非特異的な腫瘍随伴症状を引き起こし、この症状には、限定されないが、食欲不振悪心嘔吐及び疲労が挙げられる。いくつかの実施形態では、患者は脳への転移を有する。いくつかの実施形態では、黒色腫は、肝臓、骨、腹部及び/または遠位リンパ節まで拡散している。

0050

いくつかの実施形態では、治療される対象は、黒色腫を発症するリスクが高い。いくつかの実施形態では、ヒト対象はコーカソイドである。いくつかの実施形態では、ヒト患者は、紫外線への広範囲曝露のある多日照気候で生活している。いくつかの実施形態では、治療される対象は、対象の黒色腫に対する感受性を増強させる1種以上の遺伝子突然変異を有する。いくつかの実施形態では、遺伝子突然変異は、BRAF、MC1R、CDKN2A、CDK4、ヌクレオチド除去修復(NER酵素別称色素性乾皮症(XP))、多発性腫瘍抑制因子1(MTS1)及び/またはMDM2に生じる。

0051

黒色腫の診断方法は、例えば、Wurmand Soyer(October 2010,“Scanning for melanoma”.Australian Prescriber(33):150−5)に記載されているものなどが周知であり、該文献はその全体が参照により組み込まれる。いくつかの実施形態では、診断は仮想検査によるものである。いくつかの実施形態では、診断は、X線、CTスキャンMRI、PET及びPET/CT、超音波LDH試験及び/または光音響検出によるものである。

0052

黒色腫と診断された後、更に別の試験を使用して、癌細胞が皮膚の範囲内に、または身体の他の部分に拡散しているかどうかを判定することができる。試験としては、限定されないが、身体検査及び病歴、リンパ節マッピング及びセンチネルリンパ節生検、CTスキャン、PETスキャン、MRIならびに血液化学試験が挙げられる。

0053

本明細書で使用される場合、用語「治療すること」及び「治療」は、臨床的結果を含めた有益または所望の結果を得るためのアプローチを意味し、これには、治療される疾患または病状の1種以上の測定可能なマーカーにおける最小限の変化または改善も含む場合がある。治療は通常、少なくとも1つの病状、疾患、障害傷害または損傷の症状を緩和するのに効果的である。臨床的改善の代表的なマーカーは、当業者に明らかであろう。例としては、以下のうちの1つ以上を含むが、これらに限定されない:疾患に起因する1つ以上の症状の重症度及び/または発症頻度を減少させる、疾患の程度を軽減する、疾患を安定させる(例えば、疾患を予防する、または疾患の悪化を遅延させる)、疾患の進行を遅延させる、または緩徐化する、疾患の状態を改善する、疾患の治療に必要な1種以上の他の薬剤の用量を減少させる、及び/または生活の質を向上させるなど。

0054

予防法」または「予防的治療(prophylactic treatment)」または「予防的治療(preventive treatment)」は、1つ以上の症状及び/またはそれらの根本原因の発生または重症化の予防もしくは抑制、例えば、疾患または病状を発症しやすい対象(例えば、遺伝的素因環境因子素因疾患または障害などの結果としてリスクが高くなっている)における疾患または病状の予防を指す。

0055

いくつかの実施形態では、方法は、少なくとも1種の免疫賦活薬を含有する治療的有効量及び/または予防的有効量の組成物を対象に投与することを含む。本明細書で使用される場合、用語「治療的有効量」は、場合により重大な負の影響または有害な副作用を引き起こさずに、病状を治療する、または傷害または損傷を抑制または予防するのに必要な1種以上の薬剤のレベルまたは量を指す。「予防的有効量」は、疾患または病状に感受性である対象、及び/またはそれを発症し得る対象に投与されるとき、将来的な疾患または病状の重症化を予防または抑制するのに十分な薬剤の量を指す。

0056

免疫刺激剤、別称、免疫賦活薬(immunostimulant)または免疫賦活因子(immunostimulator)は、免疫系を刺激する物質を指す。いくつかの実施形態では、本発明の免疫刺激剤は、免疫系の1つ以上の陽性調節因子の活性化を誘発できるかまたは活性を増加させることができる。いくつかの実施形態では、本発明の免疫刺激剤は、免疫系の1つ以上の陰性調節因子の失活を誘発できるかまたは活性を減少させることができる。本明細書で使用される場合、用語「活性」は、ゲノムDNAレベル、転写レベル転写後レベル、翻訳レベル翻訳後レベルでの所与の標的の活性を指し、以下に限定されないが、遺伝子コピー数mRNA転写速度、mRNA存在量、mRNA安定性タンパク質翻訳速度、タンパク質安定性、タンパク質修飾タンパク質活性タンパク質複合体活性などを含む。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、特異的な免疫賦活薬であり得る。特異的な免疫賦活薬は、免疫応答抗原特異性をもたらす物質、例えばワクチンまたは抗原である。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、非特異的な免疫賦活薬であり得る。非特異的な免疫賦活薬は、抗原特異性に関係なく作用し、抗原特異性を問わず、他の抗原の免疫応答を増強する、または免疫系の成分を刺激する、例えばアジュバントなどである。本発明の方法で使用される免疫刺激剤は、組み換え製剤、合成製剤、天然製剤またはこれらの組み合わせであり得る。

0057

いくつかの実施形態では、少なくとも1種の免疫賦活薬は、敗血症の治療に有効である。

0058

いくつかの実施形態では、少なくとも1種の免疫賦活薬は、サイモシンペプチド(サイモシン)である。サイモシンは、小タンパク質で、多くの動物組織に存在する。サイモシンは本来、胸腺から単離されたが、現在ではほとんどが他の多くの組織に存在することが知られている。本明細書で使用される場合、サイモシンには、サイモシンα、サイモシンβ、サイモシンγ、及びその機能的変異体を含む。ある種の実施形態では、サイモシンは、サイモシンα(または、アルファサイモシン)である。ある種の実施形態では、サイモシンは、プロサイモシンアルファ(PTMA)である。ある種の実施形態では、サイモシンは、サイモシンアルファ1(「TA1」、別称サイモシンアルファ−1、サイモシンa−1、サイモシンα−1、またはアルファサイモシン)及びTA1と構造的相同性を有する機能的変異体である。いくつかの実施形態では、TA1は、アミノ酸配列(N−アセチル)−Ser−Asp−Ala−Ala−Val−Asp−Thr−Ser−Ser−Glu−Ile−Thr−Thr−Lys−Asp−Leu−Lys−Glu−Lys−Lys−Glu−Val−Val−Glu−Glu−Ala−Glu−Asn−OH(配列番号1)を有するペプチドである。TA1のアミノ酸配列は、米国特許第4,079,137号に開示されており、その開示内容は参照により本明細書に組み込まれる。TA1は、アセチル化N末端を有する非グリコシル化28アミノ酸ペプチドであり、分子量は約3108である。いくつかの実施形態では、TA1の合成バージョンが使用される。いくつかの実施形態では、TA1の合成バージョンは、ある特定の国で商標名ZADAXIN(チマルファシン)として市販されている。本明細書で使用される場合、用語TA1はまた、配列番号1に由来する機能的な変異体または断片を指す。

0059

いくつかの実施形態では、少なくとも1つの免疫刺激剤は、サイモシンアルファ1(TA1)である。アルファサイモシンペプチドは、サイモシンアルファ1(TA1)ペプチドを含み、これには天然型TA1に加えて、天然型TA1のアミノ酸配列、それと実質的に類似するアミノ酸配列、もしくはその短縮配列形式を有する合成TA1または組み換えTA1、及びTA1のものと実質的に類似した生物活性所有する、置換欠失延長交換またはそれ以外の修飾をされた配列を有する生物学的活性類似体が含まれ、例えば、TA1と実質的に同一な活性で実質的に同一の方法で機能するような、TA1と十分なアミノ酸相同性を有するTA1由来ペプチドである。アルファサイモシンペプチドの好適な投与量は、約0.001〜10mg/kg/日の範囲内であり得る。いくつかの実施形態では、TA1は、米国特許第4,079,137号に開示されたアミノ酸配列を有し、その開示内容は参照により本明細書に組み込まれる。サイモシン分画5(TF5)から最初に単離されたTA1をシーケンスして化学的に合成した。TA1は、3108の分子量を有する28アミノ酸ペプチドである。

0060

いくつかの実施形態では、アルファサイモシンペプチドの有効量は、約0.01〜20mgのTA1、約1〜10mgのTA1、約2〜10mgのTA1、約2〜7mgのTA1、または約3〜6.5mgのTA1に相当する範囲内の投与量単位であり得る量であり、約1.6、3.2もしくは6.4mgのTA1、または約3.2もしくは6.4mgのTA1を含んでよい。投与量単位は、1日当たり回投与しても、1日当たり複数回投与してもよい。いくつかの実施形態では、TA1は、約0.5〜10mg/日の範囲内の投与量で対象に投与される。ある特定の実施形態では、TA1投与量は、約1.5〜7mg/日の範囲内であるか、または約1.6〜6.4mg/日の範囲内である。ある特定の実施形態では、TA1投与量は、約1.7〜10mg/日、約1.7〜7mg/日、または約3〜7mg/日の範囲内である。いくつかの実施形態では、有効な投与量は、約1.6、3.2または6.4mg/日を含む。いくつかの実施形態では、TA1は、約0.01〜約6mg/kgの投与量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、TA1は、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、またはそれ以上、対象に投与される。いくつかの実施形態では、TA1は、対象に単独で投与されるか、または1種以上の追加の免疫刺激剤とともに投与される。

0061

TA1ペプチドは、天然型TA1に加えて、天然型TA1のアミノ酸配列、それと実質的に類似するアミノ酸配列、もしくはその短縮配列形式を有する合成TA1または組み換えTA1、及びTA1のものと実質的に類似した生物活性を所有する、置換、欠失、延長、交換またはそれ以外の修飾をされた配列を有する生物学的活性類似体が含まれ、例えば、TA1と実質的に同一な活性で実質的に同一の方法で機能するような、TA1と十分なアミノ酸相同性を有するTA1由来ペプチドである。いくつかの実施形態では、サイモシンの好適な投与量は、約0.001〜10mg/kg/日の範囲内、例えば0.001、0.005、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0、2.0、3.0、4.0、5.0、6.0、7.0、8.0、9.0、10.0mg/kg/日以上であり得る。いくつかの実施形態では、TA1は、米国特許第4,079,137号に開示されたアミノ酸配列を有し、その開示内容は参照により本明細書に組み込まれる。

0062

サイモシン分画5(TF5)から最初に単離されたTA1をシーケンスして化学的に合成した。TA1は、3108の分子量を有する28アミノ酸ペプチドである。用語TA1はまた、TA1の機能的変異体及び機能的断片、天然型、合成、または組み換えサイモシンを含む。TA1は当初、ウシ胸腺から単離され、胸腺切除された動物モデルの「免疫機能」を元に戻すことが示された。いくつかの実施形態では、サイモシンは、配列番号1のアミノ酸配列で構成される(場合によりアシル化、例えばアセチル化、N末端化される)。いくつかの実施形態では、サイモシンは、TA1と実質的に類似し、TA1の免疫調節活性を維持するアミノ酸配列を含む。実質的に類似する配列は、例えば、TA1と比較して、約1〜約10個のアミノ酸の欠失、挿入及び/または置換(集合的に)を有してもよい。例えば、サイモシンは、TA1と比較して、約1〜約5(例えば、1、2または3)個のアミノ酸の挿入、欠失及び/または置換(集合的に)を有してよい。

0063

したがって、サイモシンは、例えば、TA1と比較して、約1〜約10個のアミノ酸、または約1〜約5個のアミノ酸、すなわち1、2または3個のアミノ酸の欠失を有する短縮TA1配列で構成されてよい。このような欠失は、ペプチドの免疫調節活性が実質的に維持される限り、N末端またはC末端にあってもよく、及び/または内部にあってもよい。その代わりに、またはそれに加えて、TA1の免疫調節性活性が実質的に維持される場合、TA1と比較して、実質的に類似した配列が、約1〜約5個のアミノ酸挿入(例えば、1、2または3個のアミノ酸挿入)を有していてもよい。その代わりに、またはそれに加えて、実質的に類似した配列は、免疫調節性活性が実質的に維持される場合、1〜約10のアミノ酸置換を有していてもよい。例えば、実質的に類似した配列は、1〜約5、すなわち1、2または3個のアミノ酸置換を有してよく、これは保存的または非保存的置換を含み得る。いくつかの実施形態では、置換は保存的である。一般に、保存的置換は、化学的に類似したアミノ酸(例えば、極性非極性、または荷電状態)の置換を含む。置換アミノ酸は、20個の標準アミノ酸から選択することができ、または非標準アミノ酸(例えば、保存的非標準アミノ酸)でもよい。

0064

いくつかの実施形態では、サイモシンは、TA1の免疫調節性活性を維持している場合、配列番号1に対して少なくとも70%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。例えば、サイモシンは、配列番号1に対して少なくとも80%、85%、90%、95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。サイモシンは、配列番号1に対して100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、N末端は場合により、例えば、C1〜10またはC1〜C7アシル基またはアルキル基でアシル化(例えば、アセチル化)またはアルキル化されてもよい。

0065

ある特定の実施形態では、上記の実質的に類似し、相同性のペプチドは、TA1(配列番号1)と比較して、少なくとも約50%、70%、80%、90%、または約100%のレベルで機能することができる。

0066

サイモシンは、例えば、固相合成によって合成して調製してもよく、または組み換えによって作成し、既知の技術で精製してもよい。サイモシンはまた、凍結乾燥形態で提供し、無菌(例えば、水性希釈液を用いて投与前復元してもよい。サイモシンの製剤は、皮下注射または他の有効な経路によって投与してもよい。

0067

ある特定の実施形態では、サイモシンは循環中の半減期を増加させるためPEG化される。治療用タンパク質の半減期を増加させるこのような方法は周知である。

0068

サイモシンは、炎症性免疫応答及び自然免疫応答関与しており、哺乳動物における自己非自己との区別を容易にすると考えられている。サイモシンによるPAMP病原体関連分子パターン)リガンドの活性化は、細胞シグナル伝達経路の刺激をもたらし、その結果、共刺激分子炎症誘発性サイトカイン一酸化窒素及びエイコサノイド発現が生じる。サイモシンは、例えば、樹状細胞、T細胞、B細胞及びNK細胞に影響を及ぼし得る。

0069

いくつかの実施形態では、TA1は、第2の免疫刺激剤と組み合わされる。

0070

いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤は、敗血症の治療に有効である免疫刺激剤である。いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤は、GM−CSF、インターフェロン(例えば、インターフェロン−γ)、インターロイキン7、インターロイキン15またはPD−1の阻害剤である。いくつかの実施形態では、敗血症の治療に有効である免疫刺激剤は、対象でのT細胞枯渇を低減できる。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、GM−CSF、インターフェロン(例えば、インターフェロン−γ)、またはインターロイキン7もしくはインターロイキン15の活性を増加させることができる物質である(その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Boomer(“The changing immune system in sepsis: Is individualized immuno−modulatory therapy the answer?”,Virulence 5:1,45−56;January 1,2014)を参照のこと)。

0071

いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤は、チェックポイントタンパク質に対する阻害剤(別称、チェックポイント阻害剤、免疫チェックポイント調節因子、またはCPM)である。本明細書で使用される場合、チェックポイントタンパク質は、免疫系が細胞を攻撃しないようにするものである。チェックポイント阻害剤は、チェックポイントタンパク質の効果を減らすように設計されている。いくつかの実施形態では、チェックポイントタンパク質は、PD1、PDL1、CTLA4、KIR、IDO1、4−1BB(CD137)、OX40(CD134)及びLAG3を含むが、これらに限定されない。

0072

いくつかの実施形態では、第2の免疫賦活薬は、対象での異常な免疫抑制減衰させることができる。いくつかの実施形態では、異常な免疫抑制は、免疫系での免疫抑制因子の異常な高活性によるものである。いくつかの実施形態では、対象で異常に高い活性を有する免疫抑制因子は、プログラム死受容体(PD−1)、プログラム死リガンド(PD−L)、B及びTリンパ球アテニュエーターBTLA)、ヘルペスウイルス侵入メディエーターHVEM)またはサイトカインIL−10である。いくつかの実施形態では、敗血症の治療に有効な第2の免疫刺激剤は、低炎症性段階にある敗血症患者で異常な高活性を有する免疫抑制因子の阻害剤である(目的を問わず、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Boomer(“The changing immune system in sepsis:Is individualized immuno−modulatory therapy the answer?”,Virulence 5:1,45−56;January 1,2014)を参照のこと)。いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤は、PD−1、PD−L、BTLA、HVEM及び/またはIL−10の阻害剤である。いくつかの実施形態では、阻害剤は、DNAレベル、mRNAレベル及び/またはタンパク質レベルでPD−1、PD−L、BTLA、HVEM及び/またはIL−10の活性を低減する。いくつかの実施形態では、阻害剤は、PD−1、PD−L、BTLA、HVEMまたはIL−10に対する抗体である。いくつかの実施形態では、阻害剤はPD−1に対する抗体、例えば、米国特許第8552154号、第8741295号、第8008449号、第8460886号及び第7029674号または米国特許出願公開第20110171220号、第20110271358号、第20140044738号に記載されているものであり、それぞれが全体として参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態では、阻害剤はPDリガンドに対する抗体である。いくつかの実施形態では、阻害剤は、PD−1とそのリガンドとの間の相互作用を阻害する。

0073

いくつかの実施形態では、PD−1阻害剤は、PD−1に対する抗体である。いくつかの実施形態では、PD−1抗体の投与量は、約0.1〜10mg/kg、例えば約0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0、2.0、3.0、4.0、5.0、6.0、7.0、8.0、9.0または10mg/kgである。いくつかの実施形態では、PD−1抗体の投与量は、約1〜5mg/kg、または約2〜3mg/kgである。

0074

本明細書で使用される場合、「PD−1の阻害剤」という語句は、PD−1によって媒介されるシグナル伝達経路を阻害する化合物を指し、例えばPD−1シグナル伝達経路内の成分に対する阻害剤である。PD−1シグナル伝達経路は、Riley(Immunol Rev.2009 May;229(1):114−125.)に記載されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。本明細書で使用される場合、PD−1シグナル伝達経路の成分の「活性」という用語は、ゲノムDNAレベル、転写レベル、転写後レベル、翻訳レベル、翻訳後レベルでのパラメーターを表すことができ、これには、限定されないが、遺伝子活性、RNA活性及びタンパク質活性を含む。遺伝子活性は、遺伝子コピー数、遺伝子増幅数またはプロモーター活性などであり得る。RNA活性は、mRNA存在量、合成速度及び/または安定性などであり得る。タンパク質活性は、タンパク質存在量、合成速度、安定性、酵素活性リン酸化速度、修飾、結合活性などであり得る。いくつかの実施形態では、阻害剤はPD−1の活性を低減する。いくつかの実施形態では、阻害剤は、PD−1に対するリガンドの活性を低減する。いくつかの実施形態では、阻害剤は、例えば抗PD−1抗体などのPD−1阻害剤、または抗PDL−1抗体などのPD−1に対するリガンド(別称、PDL−1)の阻害剤である。抗体は、モノクローナルポリクローナルまたはこれらの組み合わせのいずれであってもよい。

0075

いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤は、サイトカインである。いくつかの実施形態では、サイトカインは、限定されないが、ケモカイン、インターフェロン、インターロイキン、リンフォカイン腫瘍壊死因子を含む。

0076

いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤としてのサイトカインは、コロニー刺激因子(CSF)である。本明細書で使用される場合、用語CSFは、単離された、合成または組み換えのCSFを指し、その機能的誘導体及び機能性断片を含む。本明細書で使用される場合、用語CSFは、完全長のコロニー刺激因子ポリペプチド、その機能的断片、及び/またはその機能的誘導体のいずれかを含む物質を指す。コロニー刺激因子は、造血幹細胞の表面にある受容体タンパク質と結合する分泌型糖タンパク質であり、それによって、細胞増殖及び/または特定の種類の血液細胞、例えば白血球への分化をもたらす細胞内シグナル伝達経路を活性化する。

0077

いくつかの実施形態では、CSFはマクロファージコロニー刺激因子(例えばCSF1、すなわちM−CSF)、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(例えば、CSF2、別称GM−CSF)、顆粒球コロニー刺激因子(例えば、CSF3、別称GCSFまたはG−CSF)及び/またはその類似体のポリペプチドを含み、例えば、プロメガエチンまたはフィルグラスチム、または対象の免疫系を刺激できるこれらの機能的断片である。

0078

いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤としてのサイトカインは、GM−CSFである。本明細書で使用される場合、用語GM−CSFは、単離された、合成または組み換えのGM−CSFを指し、その機能的誘導体及び機能性断片を含む。本来、GM−CSFは、マクロファージ、T細胞、マスト細胞、NK細胞、血管内皮細胞及び繊維芽細胞によって分泌され得る。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、天然GM−CSFの医薬類似体、例えばサルグラモスチム及びモルグラモスチムであり得る。いくつかの実施形態では、GM−CSFは、ホモダイマーまたはヘテロダイマーの形態である。いくつかの実施形態では、GM−CSFは、組み換え技術を使用して製造される(例えば、モルグラモスチムまたはサルグラモスチム(別称リューキン))。

0079

いくつかの実施形態では、GM−CSFの投与量は、約1〜1000mcg/m2、例えば約5、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000mcg/m2である。いくつかの実施形態では、GM−CSFの投与量は、約125〜約250mcg/m2である。

0080

いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤としてのサイトカインはインターフェロンである。本明細書で使用される場合、用語インターフェロンは、単離された、合成または組み換えのインターフェロンを指し、その機能的誘導体及び機能性断片を含む。本明細書で使用される場合、インターフェロン(IFN)は、病原体、例えばウイルス、細菌、寄生体または腫瘍細胞の存在に応答して、宿主細胞によって産生され、放出されるポリペプチドを指す。いくつかの実施形態では、インターフェロンは免疫細胞を活性化する。いくつかの実施形態では、インターフェロンは、ナチュラルキラー細胞及びマクロファージを活性化する。いくつかの実施形態では、インターフェロンは、主要組織適合遺伝子複合体MHC)抗原の活性を増加させる。いくつかの実施形態では、インターフェロンは、I型IFN、II型IFNまたはIII型IFNに属する。いくつかの実施形態では、I型IFNは、IFN−α、IFN−β、IFN−ε、IFN−κまたはIFN−ωである。いくつかの実施形態では、II型IFNは、例えばIFN−γのように、IFNFGR1鎖とIFNGR2鎖で構成されるIFNRと結合する。いくつかの実施形態では、III型IFNは、CRF2−4及びIFNLLR1で構成される受容体複合体を経由してシグナルを伝達する。いくつかの実施形態では、本出願のインターフェロンは、MHCIの活性及び/またはMHCII活性を増加させる。いくつかの実施形態では、インターフェロンは、対象の免疫プロテアソーム活性を増加させる。いくつかの実施形態では、インターフェロンは、細胞傷害性T細胞の活性を増加させる。いくつかの実施形態では、インターフェロンは、シグナル伝達転写活性化因子(STAT)複合体を活性化させる。いくつかの実施形態では、インターフェロンは、Janusキナーゼ−STAT(JAK−STAT)シグナル伝達経路を活性化させる。いくつかの実施形態では、インターフェロンは、アダプタータンパク質CRKLのCRKファミリーを活性化させる。CRKLは、C3G/Rap1経路によるシグナル伝達も調節するSTAT5の核内アダプターである。いくつかの実施形態では、インターフェロンは、p38マイトジェン活性タンパク質キナーゼMAPキナーゼ)を活性化させて、遺伝子転写を誘発する。いくつかの実施形態では、インターフェロンは、ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3K)シグナル伝達経路を活性化させる。いくつかの実施形態では、インターフェロンは、ヘルパーT細胞の活性を増加させる。いくつかの実施形態では、インターフェロンはIFN−γである。いくつかの実施形態では、インターフェロンは、マクロファージ及び/またはナチュラルキラー細胞を直接活性化させる。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、インターフェロンを誘発することができる。いくつかの実施形態では、インターフェロンは、ポリエチレングリコール架橋される。

0081

いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤としてのサイトカインは、腫瘍壊死因子(TNF)である。本明細書で使用される場合、用語TNFは、単離された、合成または組み換えのTNFを指し、その機能的誘導体及び機能性断片を含む。いくつかの実施形態では、TNFは、活性化マクロファージ、CD4+リンパ球、NK細胞、好中球、マスト細胞、好酸球またはニューロンによって産生され得る。

0082

いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤としてのサイトカインは、インターロイキンである。本明細書で使用される場合、用語インターロイキンは、単離された、合成または組み換えのインターロイキンを指し、その機能的誘導体及び機能性断片を含む。いくつかの実施形態では、インターロイキンは、ヘルパーCD4Tリンパ球、単球、マクロファージまたは内皮細胞によって合成され得る。いくつかの実施形態では、インターロイキンは、Tリンパ球、Bリンパ球及び/または造血細胞の発生及び/または分化を促進する。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、インターロイキン1、インターロイキン3、インターロイキン4、インターロイキン5、インターロイキン6、インターロイキン7、インターロイキン8、インターロイキン9、インターロイキン10、インターロイキン11、インターロイキン12、インターロイキン13、インターロイキン14、インターロイキン15、インターロイキン16またはインターロイキン17を含む。本明細書で使用される場合、用語インターロイキンは、単離されたインターロイキン、合成または組み換えのインターロイキンの両方を指し、その機能的誘導体及び機能性断片を含む。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、IL−7、IL−9及び/またはIL−15を含む。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、リンパ系細胞、例えばB細胞血統、T細胞血統及び/またはNK細胞の成長因子として機能することができるインターロイキンを含む。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、ヘルパーT細胞の成長を助けることができるインターロイキンを含む。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、細胞免疫反応を刺激して、維持することができるインターロイキンを含む。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、リンパ系細胞、例えばB細胞血統及び/またはT細胞血統の増殖を刺激することができるインターロイキンを含む。

0083

いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤は、IL受容体の活性を増強することができる物質を含む。いくつかの実施形態では、IL受容体は、IL−7受容体である。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、IL−7とIL−7受容体との相互作用を増強することができる物質を含む。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、インターロイキン7受容体アルファを含む。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、インターロイキン7受容体アルファとヘテロダイマーを形成する共通ガンマ鎖受容体を含む。いくつかの実施形態では、IL受容体はIL−9受容体である。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、IL−9とIL−9受容体との相互作用を増強することができる物質を含む。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、インターロイキン9受容体を含む。いくつかの実施形態では、IL受容体はIL−15受容体である。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、IL−15とIL−15受容体との相互作用を増強することができる物質を含む。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、インターロイキン15受容体ベータ鎖(CD122)を含む。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、インターロイキン15受容体の共通ガンマ鎖(ガンマ−C、CD132)を含む。

0084

いくつかの実施形態では、第2の免疫刺激剤はインターロイキンを含む。いくつかの実施形態では、インターロイキンはIL−7である。いくつかの実施形態では、IL−7の投与量は、約0.1〜100mcg/kg、例えば約0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、20、30、40、50、60、70、80、90または100mcg/kgである。いくつかの実施形態では、投与量は、約1〜50mcg/kg、または約3〜30mcg/kgである。

0085

その他の免疫刺激剤を使用することができる。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、白血球成長因子として機能することができる。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、幹細胞を刺激して、顆粒球(例えば、好中球、好酸球及び好塩基球)及び/または単球を産生する。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、化学療法後好中球減少を防止することができる。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、好中球前駆体及び成熟した好中球の残存、増殖、分化及び/または機能を刺激することができる。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、1つ以上のシグナル伝達経路を使用して機能し、これには、Janusキナーゼ(JAK)、シグナル伝達兼転写活性化因子(STAT)、Ras/マイトジェン活性化タンパク質キナーゼ(MAPK)、ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3K)及びプロテインキナーゼB(Akt)シグナル伝達経路が挙げられるが、これらに限定されない。

0086

いくつかの実施形態では、本出願の免疫賦活薬または少なくとも2つの免疫賦活薬の組み合わせは、抗癌剤と併用される。

0087

いくつかの実施形態では、本出願の免疫賦活薬と併用して使用できる抗癌剤には、限定されないが、エストロゲン受容体アンタゴニスト受容体型チロシンキナーゼ阻害剤、癌細胞複製阻害剤、癌細胞シグナル伝達阻害剤またはサイレンス(silences)、ならびに癌細胞成長、アポトーシスに対する癌細胞耐性及び/または癌細胞転移に関与する、腫瘍細胞表面の細胞内シグナル伝達分子のその他阻害剤を含み得る。

0088

いくつかの実施形態では、本出願の免疫賦活薬は、エストロゲン受容体アンタゴニスト(ERANT)、エストロゲン受容体に対する阻害剤またはエストロゲン受容体リガンドに対する阻害剤と併用される。

0089

いくつかの実施形態では、本出願の免疫賦活薬は、受容体型チロシンキナーゼ阻害剤と併用される。チロシンキナーゼ阻害剤は、腫瘍細胞などの細胞中の受容体型及び/または非受容体チロシンキナーゼを標的とする種類の治療薬または薬物を表す。特定の例において、チロシンキナーゼ阻害剤は、抗体ベース(例えば、抗チロシンキナーゼモノクローナル抗体など)、またはポリヌクレオチドベース(例えば、チロシンキナーゼアンチセンスオリゴヌクレオチド低分子干渉リボ核酸など)形態の標的療法である。いくつかの実施形態では、チロシンキナーゼ阻害剤は、酵素のATP結合部位と結合することによって標的チロシンキナーゼを阻害する小分子である。

0090

いくつかの実施形態では、本出願の免疫賦活薬は、抗微小管剤などの癌細胞の複製阻害剤と併用される。抗微小管剤とは、微小管機能を阻止することにより細胞分裂を阻害する化学物質を指す。

0091

いくつかの実施形態では、本出願の免疫賦活薬は、癌細胞シグナル伝達阻害剤と併用される。いくつかの実施形態では、癌細胞シグナル伝達阻害剤は、EGFR表皮成長因子受容体)応答を阻害できる薬剤、例えばEGFR抗体、EGF抗体、ならびに、EGFR阻害剤VEGF(血管内皮成長因子)阻害剤;及びerbB2受容体阻害剤(例えば、erbB2受容体と結合する有機分子または抗体)である分子を含む。

0092

いくつかの実施形態では、追加の抗癌剤は、本発明の第1の免疫刺激剤の投与前、投与と同時、または投与後に投与することができる。

0093

いくつかの実施形態では、抗癌剤は米国特許第7,611,702号、第7,741,345号及び第8,088,770号に記載のイピリムマブ(ipilimymab)または誘導体を含み、その全体が参照により組み込まれる。

0094

いくつかの実施形態では、抗癌剤は、シグナル伝達阻害剤を含む。いくつかの実施形態では、形質導入阻害剤は、BRAF阻害剤、例えばベムラフェニブ及びダブラフェニブである。いくつかの実施形態では、形質導入阻害剤は、MEK阻害剤、例えばトラメチニブである。いくつかの実施形態では、形質導入阻害剤は、c−KIT阻害剤、例えばイマチニブある。

0095

いくつかの実施形態では、抗癌剤はキナーゼ阻害剤を含む。いくつかの実施形態では、キナーゼ阻害剤は、米国特許第7,235,576号に記載のソラフェニブまたは誘導体を含む。キナーゼ阻害剤は、連続(すなわち、毎日)、1日複数回、隔日などで投与してもよく、本発明の免疫刺激剤の投与前、投与と同時、または投与後、例えば、治療レジメン期間中の同じ日(複数可)または別の日に投与してもよい。ある特定の実施形態では、キナーゼ阻害剤は、例えば、約10〜2000mg/日の投与、約50〜1000mg/日、または約50〜800mg/日の投与量範囲で投与される。1日投与量は、例えば、約50mg、100mg、200mg、300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mgなどであってもよい。

0096

いくつかの実施形態では、抗癌剤は、抗悪性腫瘍性の熱ショックアポトーシス活性化因子(HSAA)を含む(その全体が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許出願公開第20100317583号を参照のこと)。いくつかの実施形態では、HSAAは、STA−4783(エレスクロモル)を含む。HSAAは、連続(すなわち、毎日)、1日複数回、隔日などで投与してもよく、本発明の免疫刺激剤の投与前、投与と同時、または投与後、例えば、治療レジメン期間中の同じ日(複数可)または別の日に投与してもよい。ある特定の実施形態では、HSAAは、例えば、約0.01〜1000mg/kg/日の投与、約0.1〜500mg/kg/日、または約1〜200mg/kg/日の投与量範囲で投与される。1日投与量は、例えば、25mg/kg、100mg/kgなどであってよい。

0097

いくつかの実施形態では、抗癌剤は、細胞傷害性Tリンパ球関連抗原4(CTLA4)に対する阻害剤を含む(その全体が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許出願公開第20100330093号を参照のこと)。いくつかの実施形態では、阻害剤はCTLA4に対する抗体である。いくつかの実施形態では、CTLA4抗体は、限定されないが、9H10(EBIOSCIENCE)、MDX010(MEDAREX)、1F4(GENETEX)、BNI3(GENETEX)、Q01(ABNOVA)、A01(ABNOVA)、M08(ABNOVA)、1B8(ABCAM)、WKH203(ABCAM)、ab9984(ABCAM)、ab13486(ABCAM)、イピリムマブ、チシリムマブまたはこれらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、CTLA4抗体は、連続(すなわち、毎日)、1日複数回、隔日などで投与してもよく、本発明の免疫刺激剤の投与前、投与と同時、または投与後、例えば、治療レジメン期間中の同じ日(複数可)または別の日に投与してもよい。いくつかの実施形態では、CTLA4抗体は、例えば、1日当たり0.001〜50mg/kg(患者体重)の投与、または約0.01〜20mg/k、または約1〜15mg/kgの投与量範囲で投与される。

0098

ある特定の実施形態では、抗癌剤は、1つ以上の抗悪性腫瘍薬を含む。いくつかの実施形態では、抗悪性腫瘍薬は化学療法剤である。いくつかの実施形態では、化学療法剤は、アルキル化剤代謝拮抗剤、抗微小管剤、トポイソメラーゼ阻害剤及び細胞傷害性抗生物質から選択される。

0099

本明細書で使用される場合、用語「アルキル化剤」は、タンパク質、RNA及びDNAを含めた、対象の分子をアルキル化する能力を有する薬剤を指す。アルキル化剤の非限定的な例としては、ナイトロジェンマスタードニトロソウレアテトラジンアジリジン、シスプラチン及び誘導体、ならびに非古典的アルキル化剤が挙げられる。ナイトロジェンマスタードとしては、メクロレタミン、シクロホスファミド、メルファランクロラムブシルイホスファミド及びブスルファンが挙げられる。

0100

本明細書で使用される場合、用語「代謝拮抗剤」は、DNA、RNAまたはタンパク質合成を阻害する分子を指す。いくつかの実施形態では、代謝拮抗剤は、核酸塩基またはヌクレオシドリン酸基のないヌクレオチド)に類似しているが、変更された化学基を有する。これらの薬物は、DNA合成に必要とされる酵素を阻害すること、あるいはDNAまたはRNAに組み込まれることのいずれかにより、その効果を及ぼす。DNA合成に関与する酵素を阻害することにより、DNAはそれ自体を複製することができないので有糸分裂が阻止される。また、DNAへの分子の誤取り込み(misincorperation)の結果、DNA損傷が発生する可能性があり、プログラム細胞死(アポトーシス)が誘発される。いくつかの実施形態では、代謝拮抗剤は、葉酸拮抗剤フルオロピリミジンデオキシヌクレオシド類似体及びチオプリンである。いくつかの実施形態では、代謝拮抗剤は、メトトレキサートペメトレキセドフルオロウラシルカペシタビンシタラビンゲムシタビンデシタビン、ビダーザ、フルダラビン、ネララビンクラドリビンクロファラビンペントスタチンチオグアニン及びメルカプトプリンから選択される。

0101

本明細書で使用される場合、用語「抗微小管剤」は、微小管機能を阻害することによって細胞分裂を阻止する化学物質を指す。

0102

いくつかの実施形態では、抗腫瘍剤有糸分裂阻害剤である。

0103

本明細書で使用される場合、用語「トポイソメラーゼ阻害剤」は、トポイソメラーゼI及び/またはトポイソメラーゼIIの活性を調節することができる薬剤を指す。いくつかの実施形態では、本発明のトポイソメラーゼ阻害剤は、トポイソメラーゼI阻害剤であり得る。本発明の更に別の実施形態では、トポイソメラーゼ阻害剤はトポイソメラーゼII阻害剤である。

0104

本明細書で使用される場合、用語「細胞傷害性抗生物質」細胞傷害性抗生物質には、限定されないが、アンチマイシン(antinomycin)、ブレオマイシンマイトマイシンプリカマイシン等を含む。チロシンキナーゼ阻害剤の例としては、ニロチニブ、イマチニブ、ゲフィチニブエルロチニブセツキシマブパニツムマブザルツムマブ、ニモツズマブ、マツマン(matuzuman)等が挙げられるが、これらに限定されない。

0105

いくつかの実施形態では、他の抗癌剤は、例えばアレムツズマブベバシズマブ、セツキシマブ、ゲムツズマブリツキシマブ及びトラスツズマブなどのモノクローナル抗体;例えばアミノレブリン酸メチルアミノレブリン酸ポルフィマーナトリウム及びベルテポルフィンなどの光増感剤;ならびに、例えばアリトレチノインアルトレタミンアムサクリンアナグレリド三酸化ヒ素アスパラギナーゼベキサロテンボルテゾミブセレコキシブデニロイキンディフティトックス、エルロチニブ、エストラムスチン、ゲフィチニブ、ヒドロキシカルバミド、イマチニブ、ペントスタチン、マソプロコールミトタン、ペガスパルガーゼ及びトレチノインなどの他の薬剤である。

0106

いくつかの実施形態では、抗悪性腫瘍薬は、アルキル化抗悪性腫瘍薬(AIkAA)を含む。いくつかの実施形態では、AIkAAはダカルバジン(DTIC)を含む。いくつかの実施形態では、アルキル化抗悪性腫瘍薬は、例えば、約700〜1300mg/m2/日の投与量範囲内で、より好ましくは約800〜1200mg/m2/日の投与量で、及び最も好ましくは約1000mg/m2/日の投与量で患者に投与してよい。

0107

いくつかの実施形態では、本発明の医薬組成物は、黒色腫の1つ以上の症状を、臨床的に関連した、統計的に有意な及び/または持続的な方法で改善、治療及び/または予防することができる。いくつかの実施形態では、本発明の医薬組成物の投与は、黒色腫の1つ以上の症状の改善、治療及び/または予防に関して、統計的に有意な治療効果をもたらす。一実施形態では、統計的に有意な治療効果は、米国規制当局(例えば、FDA)またはそれ以外の国の規制当局の1つ以上により提供される1つ以上の標準または基準に基づいて決定される。いくつかの実施形態では、統計的に有意な治療効果は、規制当局の承認した臨床試験設定及び/または手順から得た結果に基づいて決定される。いくつかの実施形態では、本発明の医薬組成物は、無再発生存期間(RFS、再発または死亡までの時間の長さ)によって測定した場合に、統計的に有意な治療効果を提供する。いくつかの実施形態では、本発明の医薬組成物は、頻度及び/または転移の重症度によって測定した場合に、統計的に有意な治療効果を提供する。

0108

いくつかの実施形態では、統計的に有意な治療効果は、少なくとも50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、またはそれ以上の患者集団に基づいて決定される。いくつかの実施形態では、統計的に有意な治療効果は、ランダム化二重盲検臨床試験設定から得られるデータに基づいて決定される。いくつかの実施形態では、統計的に有意な治療効果は、約0.05、0.04、0.03、0.02または0.01以下のP値を有するデータに基づいて決定される。いくつかの実施形態では、統計的に有意な治療効果は、95%、96%、97%、98%または99%以上の信頼区間を有するデータに基づいて決定される。いくつかの実施形態では、統計的に有意な治療効果は、本発明によって提供される方法の第III相臨床試験の承認(例えば、米国のFDAによる)によって決定される。

0109

いくつかの実施形態では、統計的に有意な治療効果は、少なくとも50、100、200、300または350の患者集団のランダム化二重盲検臨床試験で測定される。集団は本発明の医薬組成物で処置されるが、MD症状を治療するための他の薬剤は一切併用しない。いくつかの実施形態では、統計的に有意な治療効果は、少なくとも50、100、200、300または350の患者集団のランダム化臨床試験によって、また本明細書に記載する基準のような、MD症状評価に関するいずれかの一般に容認された基準を使用して測定される。

0110

一般に、統計解析には、規制当局、例えば、米国または中国またはその他いずれかの国のFDAによって許可された、いずれかの好適な方法を含むことができる。いくつかの実施形態では、統計分析には、非層化分析、例えば、カプラン−マイヤー法、Jacobson−Truax法、Gulliken−Lord−Novick法、Edwards−Nunnally法、Hageman−Arrindel法、及び階層線形モデル(HLM)に基づくログランク分析、ならびにコックス回帰分析が含まれる。

0111

いくつかの実施形態では、方法は、黒色腫進行の特定の段階で免疫刺激剤を投与することを含む。いくつかの実施形態では、対象でT細胞のアポトーシスが開始したときに、免疫刺激剤を対象に投与する。T細胞のアポトーシスを検出する方法は周知であり、例えばFITCアネキシンVを使用した方法などである。いくつかの実施形態では、対象でT細胞のアポトーシスによるT細胞枯渇が生じているときに、免疫刺激剤を対象に投与する。T細胞の定量化方法は周知であり、例えば、フローサイトメトリーを使用した方法などである。いくつかの実施形態では、対象で所定レベル活性化T細胞集団を維持するために免疫刺激剤を対象に投与する。いくつかの実施形態では、活性化T細胞は、CD8+T細胞及び/またはCD4+T細胞である。

0112

ある特定の実施形態では、治療レジメンは、本発明の免疫刺激剤を含有する、複数日の医薬組成物を含み、また免疫刺激剤は、治療レジメンの少なくとも一部の期間、対象に投与することができる。

0113

ある特定の実施形態では、治療レジメンは、約1〜10日、約1〜20日、約1〜30日、約1〜40日、約1〜50日、約1〜60日、約1〜70日、約1〜80日、約1〜90日、約1〜100日またはそれ以上の期間、医薬組成物を投与することを含む。

0114

ある特定の実施形態では、治療レジメンは、約1〜5日、約5〜10日、約10〜20日、約20〜30日またはそれ以上の医薬組成物の非投与を更に含む。いくつかの実施形態では、約1〜10日、約1〜20日、約1〜30日、約1〜40日、約1〜50日、約1〜60日、約1〜70日、約1〜80日、約1〜90日、約1〜100日またはそれ以上の間、医薬組成物は毎日投与され、それに続く約1〜5日、約5〜10日、約10〜20日、約20〜30日、アルファサイモシンペプチドが非投与であってよい。

0115

いくつかの実施形態では、方法は、過剰活性化及び過剰増殖による重度の及び/または致命的な免疫介在性有害反応を回避するために、投与後の対象の反応をモニターすることを更に含む。いくつかの実施形態では、患者が持続的な中程度の有害反応を示す場合、免疫刺激剤の投与を変更(例えば、減少、一時中止、または終了)する。いくつかの実施形態では、最初の用量の投与から約1週、2週、3週、4週、5週、6週、7週、8週、9週、10週、11週、12週、13週、14週、15週、16週またはそれ以上の間、患者の反応が見られない場合、投与量を変更する。いくつかの実施形態では、患者が重度のまたは致死的な有害反応を示す場合、投与量を変更する。有害反応には、限定されないが、腹痛発熱腸閉塞または腹膜刺激徴候を有する大腸炎排便回数(基準よりも7回以上多い)、便失禁、24時間超の静脈内水補給の必要性、胃腸出血及び胃腸穿孔の増加、基準値上限(ULN)の5倍超のASTもしくはALT、またはULNの3倍超の総ビリルビン量全層皮膚潰瘍形成または壊死症状、水疱症状もしくは出血症状併発により悪化した、スティーブンスジョンソン症候群中毒性表皮壊死剥離症または発疹、重度の運動性ニューロパチーまたは感覚性ニューロパチー、ギランバレー症候群重症筋無力症局所免疫抑制療法に反応しない何らかの器官系免疫介在性眼疾患を伴う重度の免疫介在性反応が含まれる。

0116

いくつかの実施形態では、方法は、本発明の免疫刺激剤の投与前、投与中、及び/または投与後に、1つ以上の免疫系成分の活性を決定することを含む。いくつかの実施形態では、本発明の治療レジメンは、1つ以上の免疫系成分の活性に基づいて変更することができる。いくつかの実施形態では、免疫系成分としては、T細胞アポトーシス、CD+8T細胞及びCD+4T細胞が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、方法は、T細胞アポトーシス、CD+8T細胞及び/またはCD+4T細胞の活性を示す1つ以上のバイオマーカーを決定することを含む。いくつかの実施形態では、方法は、エフェクターT細胞の活性を決定することを含む。いくつかの実施形態では、方法は、ヘルパーT細胞の活性を決定することを含む。

0117

いくつかの実施形態では、対象での1つ以上の免疫系成分の活性を所定の標準と比較し、本発明の医薬組成物を対象に投与すべきかどうか、及び/または医薬組成物を対象に投与できる場合を決定する。いくつかの実施形態では、成分は、IL−2、IL−2受容体、IL−7、IL−7受容体、IL−15、IL−15受容体、CD69、IFNγ、IL−6、TNF、IL−1、GM−CSF、PD−L、PD−1、IL−10、BTLA、HVEM、IL−1β、IL−4、IL−6、IL−10またはこれらの組み合わせであり得る。いくつかの実施形態では、本発明の医薬組成物は、PD−L、PD−1、IL−10TLA及び/またはHVEMの活性が所定の標準と比較して高い場合に、対象に投与される。いくつかの実施形態では、本発明の医薬組成物は、IL−2、IL−2受容体、IL−7、IL−7受容体、IL−15、IL−15受容体、CD69、IFNγ、IL−6、TNF及び/またはGM−CSFの活性が所定の標準と比較して低い場合に、対象に投与される。いくつかの実施形態では、本発明の医薬組成物は、IL−1βの活性が所定の標準と比較して高い場合に、対象に投与される。いくつかの実施形態では、本発明の医薬組成物は、IL−4の活性が所定の標準と比較して低い場合に、対象に投与される。いくつかの実施形態では、本発明の医薬組成物は、IL−6の活性が所定の標準と比較して高い場合に、対象に投与される。いくつかの実施形態では、本発明の医薬組成物は、IL−10の活性が所定の標準と比較して高い場合に、対象に投与される。

0118

いくつかの実施形態では、本発明の治療方法は、1つ以上の追加の癌治療と併用される。いくつかの実施形態では、追加治療は外科手術である。いくつかの実施形態では、追加治療はアジュバント治療である。いくつかの実施形態では、追加治療は化学療法である。いくつかの実施形態では、追加治療は免疫療法である。いくつかの実施形態では、追加治療は放射線療法である。いくつかの実施形態では、追加治療は、標的療法、例えば養子細胞療法または遺伝子療法である。

0119

ある特定の実施形態では、対象は免疫不全である。免疫不全対象(例えば、ヒト対象)は、感染疾患と闘う力の低下及び/または病原体露出に対する反応力の低下を呈する。このような免疫不全対象の例としては、高齢患者新生児、白血病または好中球減少性患者、(例えば、慢性腎疾患の治療のための)血液透析中の患者、免疫抑制剤療法を受けている患者、AIDS患者、糖尿病患者、化学療法または放射線療法を受けている癌患者遺伝子欠損によって生じる免疫不全、栄養失調症薬物乱用アルコール依存症、またはその他の免疫力を低下させる疾患または病状が挙げられる。

0120

ある特定の実施形態では、免疫力の低下した対象は高齢者である。動物は老化するにつれて、免疫応答が低下し、低親和性の抗体反応が優勢になることにより免疫応答の健全性が減少する。したがって、本実施形態の対象は、45超または50歳超のヒト患者であり得る。いくつかの実施形態では、対象は、60歳以上、65歳以上または70歳以上のヒト患者である。

0121

ある特定の実施形態では、治療レジメンは、治療期間中の患者反応を決定することを更に含む。いくつかの実施形態では、感染に伴う1つ以上の症状を評価し、治療レジメンに対する対象の反応を決定する。

0122

いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、対象または対象の集団で、病原体に対して強い迅速な免疫応答を誘発する。本明細書に記載するサイモシンのレジメンは、病原体曝露に対する健全性の高い免疫応答、例えば限定されないが、より高い抗体価及び/またはより迅速な抗体反応を患者にもたらす。いくつかの実施形態では、レジメンは、わずか1回、2回、3回または4回の投与によって、最大約10日、20日、30日、40日、50日またはそれ以上の間、このような利点をもたらす。

0123

いくつかの実施形態では、対象は、癌保持者と診断されている。いくつかの実施形態では、癌は黒色腫である。

0124

いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、当技術分野で既知のいずれかの好適な方法によって投与される。いくつかの実施形態では、本発明の組成物の投与は、経口的に、非経口的に、皮下に、静脈内に、筋肉内に、腹腔内に、鼻腔滴下により、移植により、腔内または膀胱内点滴により、眼内に、動脈内に、病巣内に、経皮的に、または粘膜への塗布により行うことができる。阻害剤は、薬学的に許容される担体とともに投与することができる。いくつかの実施形態では、サイモシンは、注射(例えば、筋肉内、動脈内、血管内、静脈内、腹腔内または皮下)によって対象に投与される。「薬学的に許容される」とは、物質が生物学的に、またはそれ以外でも有害ではないこと、すなわち、物質が、患者に投与される医薬組成物に組み込まれても、生物学上望ましくない効果を引き起こしたり、薬剤の組成物に含まれる他のあらゆる成分とも有害な方法で相互作用したりしないことを意味する。用語「薬学的に許容される」が、医薬担体または賦形剤を指すときに使用される場合、担体または賦形剤が毒性試験及び製造試験の要求標準を満たしていること、または米国食品医薬品局によって定められた不活性成分ガイド(Inactive Ingredient Guide)に記載されていることを意味する。

0125

いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、ビヒクル、例えば人工膜小胞リポソーム脂質ミセル等を含む)、微小粒子またはマイクロカプセルに含まれる医薬組成物で提供することができる。

0126

経口使用を目的とする組成物は、固体または液体いずれの単位剤形で調製されてもよい。液体単位剤形は、医薬組成物の製造のための当技術分野で既知の手順に従って調製することができ、またこのような組成物は、薬学的に上質で味のよい製剤を提供するために甘味剤矯味剤着色剤及び保存剤からなる群から選択される1種以上の薬剤を含むことができる。エリキシル剤は、芳香矯味剤とともに糖及びサッカリンなどの適した甘味剤を有するヒドロアルコール性(例えば、エタノール)ビヒクルを使用して調製される。懸濁剤は、アカシアトラガカントメチルセルロース等の懸濁化剤を用いて水性ビヒクルで調製することができる。

0127

錠剤などの固形製剤は、錠剤の製造に適する無毒性の薬学的に許容される賦形剤との混合体活性成分を含有する。これらの賦形剤は、例えば、不活性希釈剤、例えば炭酸カルシウム炭酸ナトリウム乳糖リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウム造粒剤及び崩壊剤、例えば、トウモロコシデンプンまたはアルギン酸結合剤、例えば、デンプンゼラチンまたはアカシア;ならびに滑沢剤、例えばステアリン酸マグネシウムステアリン酸またはタルク;ならびにその他の従来成分、例えばリン酸二カルシウムケイ酸アルミニウムマグネシウム硫酸カルシウム、デンプン、乳糖、メチルセルロース及び機能的に同等の材料であってよい。錠剤はコーティングされていないか、あるいは崩壊及び消化管での吸収を遅延させ、それにより長期間にわたって持続した作用を提供するために既知の技術によってコーティングされている。例えば、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルなどの時間遅延材料を使用することができる。

0128

経口使用のための製剤はまた、活性成分が不活性固体希釈剤、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムもしくはカオリンと混合される硬質ゼラチンカプセルとして、または活性成分が水もしくは油性媒体、例えば、ラッカセイ油流動パラフィンもしくはオリーブ油と混合される軟質ゼラチンカプセルとして存在してもよい。軟質ゼラチンカプセル剤は、許容される植物油軽流動ワセリンまたは他の不活性油を有する化合物スラリー機械封入によって調製される。

0129

水性懸濁液は、水性懸濁液の製造に適する賦形剤との混合体で活性物質を含有する。このような賦形剤は、懸濁剤、例えばナトリウムカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムポリビニルピロリドントラガカントゴム及びアラビアゴムであり、分散剤または湿潤剤は、天然型リン脂質、例えば、レシチン、またはアルキレンオキシド脂肪酸との縮合生成物(例えば、ポリオキシエチレンステアレート)、もしくはエチレンオキシド長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物(例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール)、もしくはエチレンオキシドの脂肪酸とヘキシトールから誘導される部分エステルとの縮合生成物(例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトール)、もしくはエチレンオキシドの脂肪酸とヘキシトール無水物から誘導される部分エステルとの縮合生成物(例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン)であってよい。水性懸濁剤はまた、1つ以上の保存剤、例えば、エチルもしくはn−プロピル−p−ヒドロキシベンゾエート、1つ以上の着色剤、1つ以上の矯味剤、またはスクロースもしくはサッカリンなどの1つ以上の甘味剤を含有することもできる。

0130

油性懸濁剤は、植物油、例えば、ラッカセイ油、オリーブ油、ゴマ油またはヤシ油に、または流動パラフィンなどの鉱油に活性成分を懸濁させることにより製剤化することができる。油性懸濁剤は、増粘剤、例えばミツロウ固形パラフィンまたはセチルアルコールを含有してもよい。上述のような甘味剤、及び矯味剤を添加すると、味のよい経口製剤を提供することができる。これらの組成物は、アスコルビン酸などの抗酸化剤の添加により保存することができる。

0131

水を添加して水性懸濁液を調製する場合に適した分散性散剤及び顆粒剤は、分散または湿潤剤、懸濁化剤、及び1つ以上の保存剤との混合体で活性成分を提供する。好適な分散または湿潤剤及び懸濁化剤は、すでに上述したものによって例示している。追加の賦形剤、例えば甘味剤、矯味剤及び着色剤が存在してもよい。

0132

本発明の医薬組成物はまた、水中油型乳剤の形態であってもよい。油相は、植物油、例えば、オリーブ油もしくはラッカセイ油、もしくは鉱油、例えば、流動パラフィン、またはこれらの混合物であってもよい。好適な乳化剤は、天然ゴム、例えば、アラビアゴムまたはトラガントゴム天然リン脂質、例えば、ダイズレシチン、及び脂肪酸とヘキシトール無水物から誘導されるエステルまたは部分エステル、例えば、モノオレイン酸ソルビタン、及び上記部分エステルのエチレンオキシドとの縮合生成物、例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンであり得る。乳剤はまた、甘味剤及び矯味剤を含有してもよい。

0133

医薬組成物は、水性または油性の無菌注射懸濁液の形態であってよい。この懸濁液は、上述した好適な分散剤または湿潤剤及び懸濁化剤を使用して、既知の技術に従って製剤化することができる。無菌注射製剤はまた、無菌注射溶液または無毒性の非経口的に(parentally)許容される希釈剤または溶媒中の懸濁液であってよく、例えば1,3−ブタンジオール溶液である。中でも、使用してよい許容されるビヒクル及び溶媒は、水、リンゲル液、及び等張塩化ナトリウム溶液である。加えて、従来から、無菌不揮発性油が溶媒または懸濁媒体として使用されている。この目的のために、合成モノグリセリドまたはジグリセリドを含む、いずれかの無刺激の不揮発性油を使用してもよい。加えて、オレイン酸などの脂肪酸にも注射液の調製での用途が見出されている。局所麻酔薬、保存剤及び緩衝液などのアジュバントもまた、注射剤または懸濁液に含むことができる。

0134

いくつかの実施形態では、好適なデリバリーシステムとしては、持続放出性遅延放出性徐放性または制御放出性のデリバリーシステムが挙げられる。いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、制御放出系、例えば徐放性マトリックス送達することができる。徐放性マトリックスの非限定的な例としては、ポリエステルハイドロゲル(例えば、Langer et al.,1981,J.Biomed.Mater.Res.,15:167−277及びLanger,1982,Chem.Tech.,12:98−105に記載のようなポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート))、またはポリ(ビニルアルコール)、ポリ乳酸(米国特許第3,773,919号;EP58,481)、L−グルタミン酸とガンマエチル−L−グルタミン酸とのコポリマー(Sidman et al.,1983,Biopolymers,22:547−556)、非分解性エチレンビニルアセテート(Langer et al.前掲)、LUPRON DEPOT(商標)などの分解性乳酸グリコール酸コポリマー(乳酸−グリコール酸コポリマーとリュープロリドアセテートからなる注射用マイクロスフィア)及びポリ−D−(−)−3−ヒドロキシ酪酸(EP133,988)が挙げられる。いくつかの実施形態では、組成物は、静脈内注射移植可能浸透圧ポンプ経皮パッチ、リポソームまたは他の投与様式を使用して投与することができる。一実施形態では、ポンプを使用してよい(Langer,前掲;Sefton,CRCCrit.Ref.Biomed.Eng.14:201(1987);Buchwald et al.,Surgery 88:507(1980);Saudek et al.,N. Engl.J.Med.321:574(1989)を参照のこと)。別の実施形態では、高分子材料を使用することができる。更に別の実施形態では、制御放出システムを、例えば肝臓など、全身用量の一部のみを必要とするような治療標的近接して配置することができる(Goodson, Medical Applications of Controlled Release,supra,vol.2,pp.115−138(1984)を参照のこと)。それ以外の制御放出システムは、Langerによる概説で説明されている(Science 249:1527−1533(1990))。いくつかの実施形態では、組成物は皮下注射で投与してよい。

0135

いくつかの実施形態では、組成物の放出は突発的に生じる。放出が突発的に生じるシステムの例としては、例えば、ポリマーマトリックス中に封入されているリポソーム(このリポソームは、特定の刺激、例えば、温度、pH、光または酵素分解などに容易に反応する)に組成物を混入しているシステム、及び分解酵素をマイクロカプセルの核に含む、イオン結合によりコーティングされたマイクロカプセルによって組成物を封入しているシステムが挙げられる。

0136

いくつかの実施形態では、組成物の放出は段階的/持続的である。阻害剤の放出が段階的及び持続的であるシステムの例としては、例えば、組成物がマトリックス内部に含有される形態の浸食性システム、及び組成物が制御速度で放出される浸出性のシステム、例えば、ポリマーによるものが挙げられる。このような徐放性システムは、例えばペレットまたはカプセルの形態であり得る。

0137

本発明によって投与される組成物の他の実施形態は、非経口、肺、経鼻及び経口などの種々の投与経路に、粒子状形態保護コーティングプロテアーゼ阻害剤または浸透賦活剤を組み込んでいる。他の医薬組成物及び医薬組成物の調製方法は、当技術分野で既知であり、例えば、“Remington:The Science and Practice of Pharmacy” (旧版“Remingtons Pharmaceutical Sciences”);Gennaro,A.,Lippincott,Williams&Wilkins,Philidelphia,Pa.(2000)に記載されている。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、薬学的に許容される希釈剤、賦形剤、担体またはアジュバントを更に含むことができる。

0138

投与される投与量は所定の限度に依存しないが、通常は有効量、すなわち治療的/薬学的有効量になる。用語「有効量」は、望ましい治療転帰を示す1種以上の化合物量を指す。有効量は1種以上の用量から構成されていてよい。すなわち、望ましい治療エンドポイントの達成に単回用量または複数回用量が必要な場合がある。本明細書で使用される場合、用語「治療的/薬学的有効量」は、場合により有意な負の副作用または有害な副作用を引き起こさずに、病状を治療するため、または傷害もしくは損傷を軽減もしくは予防するために必要な1種以上の薬剤のレベルまたは分量を指す。これは、望ましい薬学的及び生理学的効果を得る活性遊離薬の代謝放出時に投与製剤から生成される薬理的活性遊離形態モルベースで同等のものである。いくつかの実施形態では、組成物を単位剤形に製剤化してよい。用語「単位剤形」は、ヒト対象及び他の哺乳動物に対する単位投与量として適した物理的な個別単位を指し、各単位は好適な医薬賦形剤とともに望ましい治療効果を得るように計算された所定量の活性物質を含有する。

0139

いくつかの実施形態では、サイモシンの投薬レジメンには、以下に限定されないが、用量当たりの分量、投薬頻度、例えば日単位、週単位もしくは月単位、投薬周期あたりの総量、投薬間隔、投薬の変動、投薬周期ごとのパターンもしくは変更、最大蓄積用量、もしくは慣らし投薬(warm up dosing)、またはこれらいずれかの組み合わせを含む。いくつかの他の実施形態では、サイモシンの投薬レジメンには、例えば、日単位または週単位の投薬頻度を含む。

0140

更にいくつかの実施形態では、投薬レジメンには、このような投薬頻度と組み合わせた、投薬当たりの所定量または固定量を含む。例えば、サイモシンの投薬レジメンには、このような対象に投与されるサイモシンの投薬頻度と組み合わせた、投薬当たりの固定量を含む。

0141

いくつかの実施形態では、サイモシンの有効量は、約0.1〜20mgのTA1、約1〜10mgのTA1、約2〜10mgのTA1、約2〜7mgのTA1、または約3〜6.5mgのTA1に相当する範囲内の投与量単位であり得る量であり、また約1.6、3.2もしくは6.4mgのTA1、または約3.2もしくは6.4mgのTA1を含んでよい。投与量単位は、1日当たり1回投与しても、1日当たり複数回投与してもよい。いくつかの実施形態では、TA1は、約0.5〜10mg/日の範囲内の投与量で対象に投与される。ある特定の実施形態では、TA1投与量は、約1.5〜7mg/日の範囲内であるか、または約1.6〜6.4mg/日の範囲内である。ある特定の実施形態では、TA1投与量は、約1.7〜10mg/日、約1.7〜7mg/日、または約3〜7mg/日の範囲内である。いくつかの実施形態では、有効な投与量は、約1.6、3.2または6.4mg/日を含む。

0142

いくつかの実施形態では、投与は、約0.1〜1.0ng/mlで、サイモシンの血清レベルを提供する。いくつかの実施形態では、投与は、約100ng/mlの注射後、ピーク血漿レベルを提供する。いくつかの実施形態では、TA1の循環半減期は約2時間である。

0143

ある特定の実施形態では、治療レジメンは、TA1を含有する、複数日の医薬組成物を含むか、あるいはTA1を、治療レジメンの少なくとも一部の期間、対象に投与することができる。

0144

ある特定の実施形態では、治療レジメンは、約1〜10日、約1〜20日、約1〜30日またはそれ以上の期間、医薬組成物を投与することを含む。

0145

ある特定の実施形態では、治療レジメンは、約1〜5日、約5〜10日、約10〜20日、約20〜30日またはそれ以上の医薬組成物の非投与を更に含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は約1〜10日、約1〜20日またはそれ以上の間、毎日、2日に1回、3日に1回、4日に1回、5日に1回、6日に1回、週に1回投与され、それに続く約1〜5日、約5〜10日、サイモシンが非投与であってよい。

0146

いくつかの実施形態では、方法は、過剰活性化及び過剰増殖による重度の及び/または致命的な免疫介在性有害反応を回避するために、投与後の対象の反応をモニターすることを更に含む。いくつかの実施形態では、患者が持続的な中程度の有害反応を示す場合、免疫刺激剤の投与を変更(例えば、減少、一時中止、または終了)する。いくつかの実施形態では、最初の用量の投与から約1日、2日、3日、4日、5日、6日、1週、2週またはそれ以上の間、患者の反応が見られない場合、投与量を変更する。

0147

本発明の医薬組成物はまた、黒色腫に伴う1種以上の症状を緩和すること、その重症度を軽減すること、またはその症状の発生を抑制することができる。いくつかの実施形態では、このような症状としては、限定されないが、早期の黒色腫の徴候である既存の黒子の形状もしくは色の変化、または結節性黒色腫の場合は、皮膚のいずれかの場所への新しいしこりの発生(このような病変は即刻、皮膚科医に問い合わせるべきである)が挙げられる。後期段階では、かゆみ、潰瘍化または出血が黒子に生じる場合がある。黒色腫の早期徴候としては、形状の非対称、不明瞭な境界、色の不整、約6mm以上の直径、及び経時的変化が挙げられるが、これらに限定されない。

0148

いくつかの実施形態では、本発明の方法は、転移を予防する、または転移の確率及び/または重症度を抑制する。

0149

本発明はまた、バイオマーカーパネル活性プロファイル収集を提供する。本明細書で使用される場合、用語「活性プロファイル」は、1つ以上のバイオマーカーの顕著な機能または特徴を表すデータ一式を指す。このような機能または特徴には、限定されないが、転写物存在量、転写物安定性、転写速度、翻訳速度、翻訳後修飾、タンパク質存在量、タンパク質安定性及び/またはタンパク質酵素活性などを含む。いくつかの実施形態では、活性プロファイルは、各バイオマーカーの遺伝子発現レベルに関連したデータで構成される。いくつかの実施形態では、活性プロファイルを含む集合は、対象の特定の集団から得られる。いくつかの実施形態では、対象の特定の集団は、臨床的に正常な対象からなる。いくつかの実施形態では、集団は、本発明の1つ以上の抗黒色腫剤に反応する患者からなる。いくつかの実施形態では、集団は、本発明の1つ以上の抗黒色腫剤に反応しない患者からなる。

0150

いくつかの実施形態では、集団は、例えば、活性プロファイルの機能及び特徴を示す1つ以上の定量的または半定量的パラメーターにおいて統計学的に均一であるなど、1つ以上の態様で統計学的に均一である活性プロファイルを含む。いくつかの実施形態では、定量的パラメーターとしては、限定されないが、転写物存在量、転写物安定性、転写速度、翻訳速度、翻訳後修飾、タンパク質存在量、タンパク質安定性及び/またはタンパク質酵素活性などが挙げられる。1つ以上の態様において、一群の活性プロファイルが統計学的に均一であるかどうかは、当業者に既知のいずれかの好適な統計試験及び/またはアルゴリズムによって測定することができる。

0151

いくつかの実施形態では、1種以上のバイオマーカーは、治療に反応してその活性が増加する。いくつかの実施形態では、1種以上のバイオマーカーは、治療に反応してその活性が減少する。いくつかの実施形態では、1種以上のバイオマーカーは、治療に反応してその活性が存続される。本明細書で使用される場合、バイオマーカーの活性は、ゲノムDNAレベル、転写レベル、転写後レベル、翻訳レベル、翻訳後レベルでのパラメーターを表すことができ、限定されないが、遺伝子活性、RNA活性及びタンパク質活性を含む。遺伝子活性は、遺伝子コピー数、遺伝子増幅数またはプロモーター活性などであり得る。RNA活性は、mRNA存在量、合成速度及び/または安定性などであり得る。タンパク質活性は、タンパク質存在量、合成速度、安定性、酵素活性、リン酸化速度、修飾、結合活性などであり得る。

0152

本明細書で使用される場合、バイオマーカーのレベルが所定の標準レベル水準に向かう場合、それを標準化と呼ぶ。

0153

本明細書で使用される場合、バイオマーカーのレベルが所定の標準レベルの水準から遠ざかる速度を低下させる場合、それを安定化と呼ぶ。

0154

いくつかの実施形態では、対象での本発明の1つ以上のバイオマーカーの活性プロファイルを測定して、所定の標準レベルと比較する。本明細書で使用される場合、用語「所定の標準レベル」または「所定の活性プロファイル」は、特定の集団における1つ以上のバイオマーカーの平均的で代表的な機能または特徴を表す標準化データまたはデータセットを指す。このような機能または特徴には、限定されないが、遺伝子コピー数、遺伝子増幅、転写物存在量、転写物安定性、転写速度、翻訳速度、翻訳後修飾、タンパク質存在量、タンパク質安定性及び/またはタンパク質酵素活性などを含む。いくつかの実施形態では、対象の特定の集団は、約5、約10、約20、約50、約100、約200、約300、約400、約500、約1000、約5000、約10000またはそれ以上の個々の対象からなる。所定の活性プロファイルは、対象の特定の集団すべてが薬物に曝露される前、その期間中、またはその後に収集された標準化されたデータまたはデータセットであり得る。いくつかの実施形態では、特定の集団は、所与の薬物に反応する対象からなる。

0155

いくつかの実施形態では、対象が薬物に曝露されたときに本発明の1つ以上のバイオマーカーのレベルが所定の標準レベルに向かって増加または減少する場合、あるいはプラセボと比較して本発明の1つ以上のバイオマーカーのレベルが変化する速度が薬物によって変更される場合、対象は治療のための薬物に「反応している」。バイオマーカーレベルの検出、定量化及び比較に関連した方法については、そのすべてが、全体として参照により本明細書に組み込まれる、Current Protocols in Molecular Biology,Ed. Ausubel,Frederick M.(2010);Current Protocols in Protein Science Last,Ed.Coligan,John E.,et al.(2010);Current Protocols in Nucleic Acid Chemistry,Ed.Egli,Martin(2010); Current Protocols in Bioinformatics,Ed.Baxevanis,Andreas D.(2010);及びMolecular Cloning:A Laboratory Manual,Third Edition,Sambrook,Joseph(2001)を参照のこと。

0156

ある特定の実施形態では、バイオマーカーまたはその他の治療指標を測定する場合の「増加した」または「減少した」量またはレベルは「統計的に有意な」量を含み得る。結果は通常、偶然に発生した可能性が低い場合、統計的に有意と呼ばれる。試験または結果の有意水準は、従来から、事象が偶然に生じた可能性が低いことを承認するために要求されるエビデンスの量を意味する。ある特定の場合では、統計的有意性は、帰無仮説が実際に真であるときに、帰無仮説を棄却する判定(第1種過誤、すなわち「偽陽性判定」として既知の判定)が下される確率と定義され得る。この判定はp値を使用して行われることが多い。すなわち、p値が有意水準よりも低い場合に帰無仮説は棄却される。p値が小さいほど、結果はより有意である。統計的有意性の決定には、ベイズ因子も利用することができる(Goodman S.,Ann Intern Med.130:1005−13,1999を参照のこと)。いくつかの実施形態では、「増加した」または「減少した」量またはレベルは、以前または早い時点と比較して、所定の標準量または指定した時点の量の約1.1倍、1.2倍、1.3倍、1.4倍、1.5倍、2倍、2.5倍、3倍、3.5倍、4倍、4.5倍、5倍、6倍、7倍、8倍、9倍、10倍、15倍、20倍、25倍、30倍、40倍または50倍超または未満である。

0157

癌治療の活性薬剤の有効性をモニターする方法もまた提供される。本方法には、患者からの生体試料において本発明の1つ以上のバイオマーカー活性を決定すること、及びバイオマーカー情報に基づいて治療または有効性を決定または評価する組織に、バイオマーカーに関するその情報を提供することを含む。いくつかの実施形態では、バイオマーカー活性は、本発明の活性薬剤投与量の少なくとも1回分を受けている間、またはその後に測定される。いくつかの実施形態では、後述する1つ以上の選択基準をヒト対象が満たす場合に、活性薬剤による治療を使用すべきか、またはそれを継続すべきかの判定をその組織が下すことができる。
治療前の同じヒト対象のものと比較したとき、ヒト対象はIL−1β活性レベルが減少している、及び/または本発明の治療に反応するヒト対象またはヒト対象群のものと比較したとき、IL−1β活性の標準化または安定化を有している。
・ 治療前の同じヒト対象のものと比較したとき、ヒト対象はIL−4活性レベルが増加している、及び/または本発明の治療に反応するヒト対象またはヒト対象群のものと比較したとき、IL−4活性の標準化または安定化を有している。
・ 治療前の同じヒト対象のものと比較したとき、ヒト対象はIL−6活性レベルが減少している、及び/または本発明の治療に反応するヒト対象またはヒト対象群のものと比較したとき、IL−1β活性の標準化または安定化を有している。
・ 治療前の同じヒト対象のものと比較したとき、ヒト対象はIL−10活性レベルが減少している、及び/または本発明の治療に反応するヒト対象またはヒト対象群のものと比較したとき、IL−1β活性の標準化または安定化を有している。

0158

核酸、例えばRNAまたはDNAなどのレベルの検出方法は、詳細に記載されており、当業者に周知である。RNAの検出方法としては、限定されないが、RTPCRノーザンブロット解析遺伝子発現解析マイクロアレイ解析遺伝子発現チップ解析ハイブリダイゼーション技術(FISHを含む)、発現ビーズチップアレイ、及びクロマトグラフィー、ならびに当技術分野で既知のいずれかの他の技術を挙げることができる。DNAの検出方法としては、限定されないが、PCR、リアルタイムPCR、デジタルPCR、ハイブリダイゼーション(FISHを含む)、マイクロアレイ解析、SNP検出アッセイSNP遺伝子型決定アッセイ、及びクロマトグラフィー、ならびに当技術分野で既知のいずれかの他の技術を挙げることができる。

0159

タンパク質及びポリペプチドの検出方法としては、限定されないが、タンパク質濃度分光光度測定、定量的アミノ酸分析、タンパク質濃度分析、クロマトグラフィー分析、ウェスタンブロット解析ゲル電気泳動(限定されないが、クマシーブルーシルバーステインサイバーグリーン、サイバーゴールドを含む、その後の染色手順)、ハイブリダイゼーション、多重サイトカインアッセイ、イムノアッセイELISAビシンコニン酸(BCA)タンパク質アッセイ、ブラッドフォードタンパク質アッセイ及びローリータンパク質アッセイ、ならびに当技術分野で既知の他のいずれかの技術を挙げることができる。タンパク質の検出にはまた、安定化または活性タンパク質のレベルの検出を含むこともでき、反応速度アッセイ、キナーゼアッセイ、酵素アッセイ及び翻訳後修飾アッセイ(例えば、リン酸化反応及びグリコシル化状態を決定するためのアッセイ)などの方法もまた使用することができる。

0160

バイオマーカーレベルの検出、定量化及び比較に関連した詳細な方法については、そのすべてが、全体として参照により本明細書に組み込まれる、Current Protocols in Molecular Biology,Ed. Ausubel,Frederick M.(2010);Current Protocols in Protein Science Last,Ed.Coligan,John E.,et al.(2010);Current Protocols in Nucleic Acid Chemistry,Ed.Egli,Martin(2010); Current Protocols in Bioinformatics,Ed.Baxevanis,Andreas D.(2010);及びMolecular Cloning:A Laboratory Manual,Third Edition,Sambrook,Joseph(2001)を参照のこと。

0161

いくつかの実施形態では、バイオマーカーについての情報は、1つ以上の試験から得られる。試験は、の対象自身によって、医師によって、看護師によって、試験機関によって、医療提供者によって、または試験を行うことができる他のいずれかの当事者によって実施することができる。バイオマーカー情報を含んでいる試験結果を更に、同じ当事者によって、または第2の当事者、例えば男女の対象自身、医師、看護師、試験機関、医療提供者、内科医、臨床試験担当者病院研究室研究機関、または試験を分析して対象が薬に反応しているかどうかを決定できる、他のいずれかの当事者によって分析することができる。

0162

以下の実施例は、各種の本発明の態様を例示する。実施例は、言うまでもなく、単に本発明のある特定の実施形態のみを例示するものであり、本発明の範囲の限定を意味しないものと理解されるべきである。
[実施例]

0163

B16F10マウス皮下黒色腫モデルのサイモシンによる黒色腫の皮下処置
B16F10マウス黒色腫モデルは、MB16系統に由来し、転移クローンから逐次選抜する。マウスにF10を10回継代接種することにより転移性を高め、B16F1からB16F10(ATCC番号CRL−6475(商標))を発生させた。このモデルは転移機序の研究、癌治療の評価に広く使用されている。また、癌免疫療法のための最も一般的な同系モデルの1つでもある。皮下転移モデル及び実験転移モデルはいずれも非常に有用である。

0164

黒色腫の治療におけるサイモシンの効果を試験するために、2つの個別の試験で、B16F10を接種されたマウスにサイモシンアルファペプチド(ZADAXIN)を投与した:

0165

0166

0167

腫瘍体積及び体重を試験期間にわたってモニターした。別の既存対照試験ではシスプラチンを陽性対照群に投与した。陰性対照群には、全試験でビヒクルのみを投与した。

0168

シスプラチンで処置したB16F10マウスは通常、腫瘍体積の減少を示す(図1A及び表3)。しかしながら、これらのマウスはまた、シスプラチンの毒性の結果、有意な体重減少が見られた(図1B)。

0169

0170

B16F10由来の腫瘍をもち、ZADAXIN(商標)(チマルファシン)を投与した動物は、試験した全用量でビヒクル処置群と比較して腫瘍成長の抑制を示した(図2及び図3)。

0171

試験Iでは、ビヒクル処置群(第1群)の平均腫瘍サイズは、腫瘍接種後14日で1,995mm3に達した。0.2mg/kg及び2mg/kgのTA1での処置は、腫瘍接種後14日の時点で有意な抗腫瘍活性を生じさせた。平均腫瘍サイズは、1,148mm3(T/C値=57.56%、p値<0.001)及び1,384mm3(T/C値=69.36%、p値=0.006)であり、腫瘍サイズ1,140mm3までの腫瘍成長をそれぞれ1.5日及び0.5日遅延させた。6mg/kgのTA1による処置は、腫瘍成長を遅延させることができるが、低下率有意差に達しなかった(p値=0.146)。更に、0.2mg/kgのTA1は6mg/kgのTA1よりも良好な抗腫瘍活性を生じさせた。

0172

加えて、群ごとの有意な体重変化は観察されなかった。したがって、サイモシンは黒色腫の治療に使用することができる。

0173

バイオマーカー試験
上記の試験では、IL−7、IL−18、TREM−1、IFN−α、プロカルシトニン、GM−CSF、IL−1α、IFN−γ、TNFα、IL−2、IL−4、IL−5、IL−6、IL−10、IL−12p70及びIL−1βを含め、潜在的バイオマーカー群を試験した。ビヒクルまたはZADAXIN(商標)(チマルファシン)によって処置されたマウスの一部特定のバイオマーカー濃度を図4A図4Dに示す。この結果は、これらのバイオマーカーを、癌治療(単剤または併用療法)の有効性評価、治療が有効である患者の選択、及び臨床試験または治療の際の用量及び/またはレジメンの最適化に使用できることを示している。

0174

別の試験では、異なる処置をしたC57BL/6マウスのB16F10マウス全身黒色腫モデルの血清サンプル中の8種のサイトカイン(IFNγ、IL−1β、IL−4、IL−5、IL−6、IL−10、IL−12、TNFα)をELISAにより分析した。処置内容は以下の通りであった。
1.ビヒクル、1日2回x10、s.c.
2.100ug/マウスのPD−1抗体、隔週x2、i.p.
3.0.486ug/マウスのTA1、1日2回x10、s.c.
4.4.86ug/マウスのTA1、1日2回x10、s.c.
5.48.6ug/マウスのTA1、1日2回x10、s.c.
6.PD−1抗体+TA1(100ug/マウス+0.486ug/マウス;隔週x2+1日2回x10、i.p+s.c.)
7.PD−1抗体+TA1(100ug/マウス+4.86ug/マウス;隔週x2+1日2回x10、i.p+s.c.)
8.PD−1抗体+TA1(100ug/マウス+48.6ug/マウス;隔週x2+1日2回x10、i.p+s.c.)
9.シクロホスホミド300mg/kg、1日1回x1、i.p.

0175

処置後のマウスでの各バイオマーカーの濃度を図4E〜4Lに示す。この結果は、これらのバイオマーカーをサイモシンの作用機序と関連付けできる、あるいは薬力学的標識として使用できることを示している。

0176

B16F10マウス肺転移黒色腫モデルでのサイモシンによる黒色腫の治療
材料及び方法
マウス:雌性B6D2F1/Crlマウス(Charles River)は試験のD1時に9週齢であり、体重範囲は19.2〜24.5gであった。動物には、水(逆浸透Cl濃度1ppm)と、18.0%の粗タンパク質、5.0%の粗脂肪及び5.0%の粗繊維からなるNIH 31 Modified and Irradiated Lab Diet(登録商標)を不断給餌した。12時間の照明周期、20〜22℃(68〜72°F)及び湿度40〜60%で、静的マイクロアイソレーター内の照射されたEnrich−o’cobs(商標)床敷上で、マウスを飼育した。DRS−NCは、拘束、飼畜、外科的手技給餌及び体液調節、ならびに獣医による管理に関して、具体的には「実験動物の管理と使用に関する指針(Guide for Care and Use of Laboratory Animals)」の勧告遵守している。DRS−NCの動物管理及び使用プログラムは、実験動物の管理及び使用に対する承認規格の遵守を保証する「国際実験動物ケア評価認証協会(Association for Assessment and Accreditation of Laboratory Animal Care International)」によって公認されている。

0177

in vivo移植:試験マウスを表1に示すような5つの処置群(n=10)に区分した。動物の第6群は「観察(look−see)」群(n=9)として追加した。B16−F10細胞を対数期増殖中に採取し、PBS中で7.5x105細胞/mLの濃度に再懸濁した。各マウスは、試験のD1時に、1.5x105のB16−F10細胞(0.2mLの細胞懸濁液)の尾静脈内(i.v.)注射を受けた。

0178

試験用物品:抗PD1アルファペプチド(コード名抗PD−1−SCE、ロット番号5177/0214)及びサイモシンアルファ−1ペプチド(チマルファシン、コード名SR1、ロット番号1402−224)。DRS−NCは、機密保持のため内部試験期間中、コード名を割り当てた。シクロホスファミド(Baxter Pharmaceutical、ロット番号2E718F、2013年6月7日に入手)を標準対照として追加した。SR1は凍結乾燥粉末(90.7%の遊離塩基)として提供され、PBSに溶解して22.051mg/mLの投与液を得た。これは、投与容量10mL/kgで、220.51mg/kgの投与量に相当した。体重当たりの用量は調節しなかった。抗PD−1−SCE抗体をPBSで希釈して10.0mg/mLの投与液を得た。これは、投与容量10mL/kgで、100mg/kgの投与量に相当した。体重当たりの用量は調節しなかった。シクロホスファミドは生理食塩水で希釈して15.0mg/mLの投与液を得た。これは、投与容量15mL/kgで、300mg/kgの投与量に相当した。体重当たりの用量を調節した。シクロホスファミドは試験開始時に一度に調製し、4℃で保存した。

0179

処置:表4Aに次の処置計画概要を示す:
第1群の動物は、PBSをs.c.(終了まで1日2回)投与し、対照処置群として利用した。
第2群には、SR1を220.51mg/kg(200mg/kg遊離塩基)(終了まで1日2回)でs.c.投与した。
第3群には、抗PD−1−SCEを100mg/kg(隔週x3)でi.p.投与した。
第4群は、SR1及び抗PD−1−SCEの両方を、それぞれ220.51mg/kgでs.c.投与(終了まで1日2回)、100mg/kgでi.p.投与(隔週x3)した。
第5群は、陽性対照群として設定し、300mg/kgでシクロホスファミドをi.p.投与した(1日1回x1)。
第6群は、「観察」動物として設定し、何も処置を受けなかった。

0180

エンドポイント:B16MET−e117試験のエンドポイントを、肺群当たり100転移と定義した。「観察」群から2〜3匹の動物を9日目から3日間隔で安楽死させ、肺転移巣を計数した。右肺前葉中葉後葉及び副葉で計数した病巣数を、左肺で計数した病巣数に加算して総数を得た。試験をD16で終了し、全動物を安楽死させ転移を計数した。阻害率は、指定された対照群の転移巣数と薬物処置群の転移巣数との差であると定義し、指定された対照群の転移巣数に対する百分率として表した。
阻害率=[1−(薬物処置時の転移数/対照の転移数)]x100

0181

毒性:試験の最初の5日間は動物を毎日計量し、それ以降は週2回計量した。マウスには、処置に伴う有害な副作用の明白な徴候が頻繁に観察された。また観察時には毒性の臨床徴候を記録した。許容される毒性は、試験期間中の群平均体重損失が20%未満、また10匹の処置動物のうち治療関連(TR)死が1匹以下であることと定義した。それより大きい毒性をもたらす投薬レジメンはいずれも、最大耐性量(MTD)を上回っていると見なす。臨床徴候及び/または剖検により明らかになるような治療副作用の原因である場合、または投与期間または最後の投与から14日以内の未知の原因に起因する場合、死亡はTRに分類される。死亡が治療副作用と関連していたというエビデンスがない場合、死亡は非治療関連(NTR)に分類される。

0182

統計及びグラフ解析:すべてのグラフ表示及び統計解析に、Prism(GraphPad) for Windows 6.02を使用した。中央値の分析にマンホイットニーU検定を使用して、対照群と処置群とのD16 B16F10転移巣の統計的有意差を判定した。両側統計解析をP=0.05で実施した。「箱ひげ」図は、D16時の各処置群について計数した転移巣の分布を示すために作成した。

0183

Prismは、P>0.05で有意性なし(ns)、0.01<P≦0.05で有意性あり(「*」の記号で表す)、0.001<P≦0.01で非常に有意性あり(「**」)、及びP≦0.001で極めて有意性あり(「***」)として結果をレポートする。マンホイットニーのU検定は有意性検定であり、群同士の差の程度は評価されないので、すべての有意水準を「有意性あり」または「有意性なし」のいずれかで表4Bに報告する。

0184

実験手順
試験開始1日前に細胞を移植する。
・ 0%マトリゲルiv中で1.5x105B16MET腫瘍細胞をもつ59匹のCR雌性B6D2F1マウスを準備する。
・尾静脈。
・ 細胞注入量は、0.2mL/マウスである。
・ 開始時の年齢:8〜12週齢。
・ 体重:5/2、その後終了まで隔週
・転移計数:エンドポイント時
・ いかなる有害反応または死亡もRM、SD、RDまたはSHに直ちに報告する。
・ 単一観察で体重損失が30%超であるか、または3回の連続した測定で体重損失が25%超である個体動物があれば安楽死させる。
・平均体重損失が20%超であるか、または死亡率が10%超である群があれば、投薬を中止する。
・ この群は安楽死させず、回復にまかせる。体重損失が20%超である群内で、個々の体重損失エンドポイントに達している個体を安楽死させる。体重損失を伴う処置群が、元の体重の10%以内に戻っている場合、低用量または低頻度投薬スケジュールで投薬を再開することができる。非処置期間の体重回復率に関して、個々の事例に応じて例外を考慮することができる。
・ エンドポイント:肺群当たり約100転移。
・ CRL−NCSOP#687に従って瀕死の動物を安楽死させる。呼吸困難の徴候を示している動物もまた、上記のように安楽死させる。

0185

腫瘍細胞培養:B16MET細胞を、10%のウシ胎児血清、10mMのHEES、2mMのグルタミン、100ユニット/mLのペニシリンGナトリウム、0.075%の重炭酸ナトリウム、25μg/mLのゲンタマイシン及び100μg/mLの硫酸ストレプトマイシンを含有するRPMI1640培地中で、中期対数増殖期まで増殖させた。腫瘍細胞を、加湿インキュベーター内の組職培養フラスコ中で、37℃にて、5%CO2及び95%空気の存在下にて培養した。

0186

B16F10マウス肺転移黒色腫モデルを発現した。約1.5x105のB16−F10細胞(0.2mLの細胞懸濁液)をin vitroで増殖させ、雌性B6D2F1/Crlマウスに静脈内投与した(0日目)。試験用薬剤による投薬を1日目に開始した。

0187

15日間にわたって転移数を評価するために「観察」未処置群を準備した。9日目に、「観察」群から3匹の動物を安楽死させ、肺転移を計数した(発明者らの履歴データによれば、この時点で未処置のマウスの肺に約50超の転移が認められた)。3日後にそれ以外の3匹のマウスを検査した。転移計数が約50〜100個に達したとき、試験中の全群を犠牲死させ、最終的な転移計数を確定した。「観察」群の計数は最終的な有効性分析に含めなかった。大部分の個々の転移を容易に計数でき、転移が互いに同化して計数が困難になる可能性が低いという理由から、50〜100の転移計数を目標数として定義した。図5を参照のこと。

0188

一試験(試験I)では、ビヒクル(陰性対照)、シクロホスファミド(陽性対照)、TA1、抗PD−1またはTA1+抗PD−1をマウスに投与して、転移計数を評価した。結果を以下の表4B、ならびに図6A及び図6Bに示す。

0189

0190

B16MET−e117マウスでの1日目からの群平均体重変化率図6Bに示す。

0191

この結果は、サイモシンが黒色腫モデルでの肺への転移を抑制するが、特定の用量では抗PD−1の相加作用がないことを示している。

0192

第2の試験(試験IIでは、ビヒクル(陰性対照)、シクロホスファミド(陽性対照)、TA1、抗PD−1またはTA1+抗PD−1を異なる用量でマウスに投与した。試験計画及び結果を以下の表5A及び表5B、ならびに図7A図7Cに示す。

0193

試験IIでの処置計画:この試験では、13群の雌性B6D2F1マウスに、表5Aのプロトコルに従って投薬した。SR1及びビヒクルをそれぞれ、試験期間中、毎日2回ずつ皮下(s.c.)投与した(終了まで1日2回)。抗PD1抗体は、2週間にわたり週2回(隔週x2)腹腔内(i.p.)投与した。シクロホスファミドの単回用量をi.p.投与した(1日1回x1)。表5Aは、処置計画の概要を示す。
第1群の動物にはPBSを投与し、対照処置群として利用した。
第2群〜第4群には、それぞれ0.4862、4.862及び48.62μg/マウス(0.441、4.41及び44.1μg/マウス、遊離塩基)のSR1を投与した。
第5群及び第6群には、それぞれ33.33及び100μg/マウスの抗PD−1を投与した。
第7群〜第9群には、33μg/マウスの抗PD−1投与と組み合わせて、それぞれ0.4862、4.862及び48.62μg/マウスのSR1を投与した。
第10群〜第12群には、100μg/マウスの抗PD−1投与と組み合わせて、それぞれ0.4862、4.862及び48.62μg/マウスのSR1を投与した。
第13群は陽性対照群として設定し、300mg/kgでシクロホスファミドを投与した。
第14群は、「観察」動物として設定し、何も処置を受けなかった。

0194

0195

この結果は、特定の用量でZDX(Ta1)+抗PD−1を併用した処置群は、Ta1または抗PD−1単独で処置された群と比較して、少ない転移を呈したことを示している。このような結果は、サイモシン治療が、抗PD−1抗体と併用時の有効性傾向と合わせて、B16F10マウス肺転移モデルで陽性の統計的に有意な転移の抑制を示し得ることを裏付けている。

0196

それぞれの処置を受けたマウスの44のバイオマーカーの活性を分析した。これらのバイオマーカーのうち、いくつかのバイオマーカーは、Ta1または抗PD−1単独で処置したマウスと、Ta1及び抗PD−1を併用して処置したマウスとの間で統計的有意差の活性を示した。このようなバイオマーカーとしては、アポリポタンパク質A−I、レプチンリンホタクチン、マクロファージコロニー刺激因子1(M−CSF−1)、単球走化性タンパク質5(MCP−5)、幹細胞因子(SCF)及び血管細胞接着分子1(VCAM−1)が挙げられるが、これらに限定されない。

0197

類似の試験を独立研究所で実施し、結果を確認した。結果を表6及び図8に示す。興味深いことに、この試験では、抗PD−1は上記の試験ほど良好に作用しなかったが、TA1は作用した。両方の研究所が入手した抗PD−1抗体のロット差、及び肺転移モデルのB16F10が抗PD−1に必ずしも反応しないという事実に起因する可能性がある。重要なのは、抗PD−1とTA1の併用、特に低用量のTA1により、統計的に有意な肺転移の減少を示したこと、その他の2つの併用群において陽性傾向があったことである。したがって、これらの予備試験から、2剤の併用により、特に2つのうちいずれかが単剤として作用しないと思われるときの付加的なまたは蓋然的な相乗効果立証される。

0198

0199

別段の定義がない限り、本明細書のすべての技術的用語及び科学的用語は、本発明が属する分野の当業者に共通して理解されるものと同じ意味を有している。本明細書に記載するものと同様または同等であるいかなる方法及び材料も本発明の実施または試験に使用することができるが、好ましい方法及び材料を本明細書に記載している。引用されるすべての刊行物、特許及び特許公報は、目的を問わずその全体が参照により本明細書に組み込まれる。

0200

本明細書で述べる刊行物は、本出願の提出日に先立つその開示のためだけに提供される。本明細書のいかなる内容も、本発明が先行発明を理由としてこのような刊行物に先行する権利を与えられないことを容認するものとは見なされない。

実施例

0201

本発明はその特定の実施形態に関連して記載されているが、更なる改変が可能であること、ならびに本出願が、本発明の原理に一般的に従う本発明のいかなる変形例、使用法または適合例も包含し、また本発明が関係する技術の範囲内で周知の慣例または慣行の範囲内で考案されるような本開示からの逸脱、及び添付の特許請求の範囲内に定められ、それに従う上記の本質的な特徴に該当し得るような逸脱を含むことを意図するものであることが理解されよう。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 国立大学法人東京医科歯科大学の「 生体ガス計測装置」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題・解決手段】生体ガスを連続的に採取するとともに、採取した生体ガスからの対象物質の測定を即時に、かつ、経時的に行うことの可能な生体ガス計測装置を提供する。身体に対向する側に開口部11を有するととも... 詳細

  • 森永乳業株式会社の「 生菌数の測定方法」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題・解決手段】1種類又は複数種類の細菌を含む被検体から、簡便でありながら精度のよい特定のビフィズス菌の生菌数の測定方法を提供すること。1種類又は複数種類の細菌を含む被検体からビフィドバクテリウム・... 詳細

  • 積水メディカル株式会社の「 リアルタイムPCRによる核酸検出方法」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題】本発明は、ろ紙に血液を含ませた後乾燥させたろ紙血の紙片中に含まれる標的核酸を、核酸増幅反応を利用して増幅した産物をリアルタイムPCRにより光学的に検出する方法及び定量する方法、さらにはこれらの... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ