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技術 パチンコ台枠傾斜度自動調節システム

出願人 K・M・S株式会社
発明者 久保井克己
出願日 2017年5月31日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2017-108415
公開日 2018年12月27日 (3年0ヶ月経過) 公開番号 2018-201693
状態 特許登録済
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 傾斜寸法 角度検知装置 修正指示信号 自動調節装置 自動調節システム 落下スピード 傾斜角度情報 回転指示信号
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年12月27日)のものです。
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図面 (9)

課題

シンプルな構成で設置にスペースを要せず、遠隔操作によってパチンコ台枠傾斜角度微調整が可能であり、また、パチンコ遊技台島枠に設置した後に傾斜が生じた場合に、その傾きを検出して自動調整する機能を有するパチンコ遊技台の傾斜度自動調節システムを提供することを課題とする。

解決手段

島枠2内に収装されるパチンコ台枠3の上辺に設置される傾斜角度センサー4と、島枠2からパチンコ台枠3の上辺にかけて設置される傾斜角度調節ユニット5と、傾斜角度センサー4からの傾斜角度情報解析する制御部と、前記制御部における解析結果に応じて、前記傾斜角度調節ユニット5を動作させる制御基板7とから成り、傾斜角度調節ユニット5は、制御基板7からの作動信号を受けて動作してパチンコ台枠3の傾斜角度を自動調節する。

概要

背景

パチンコ遊技台は、ベース上の島枠の内側に直接取り付けられるパチンコ台枠と、台枠内に設置されるパチンコ本体とで構成される。このパチンコ遊技台を島枠に設置するに当たっては、パチンコ本体と台枠とを切り離しておき、先に台枠を島枠内に嵌め入れて固定し、その後、パチンコ本体を台枠にヒンジを用いて取り付ける。台枠の島枠への固定は、台枠を島枠内に概ね垂直となるように嵌め入れて、その上辺及び下辺止め、ネジ止め等により島枠に固定することにより行われる。そして、パチンコ本体を台枠に設置した後、パチンコ本体を、予め設定した傾斜角度に調節する。

このパチンコ本体の傾斜角度は、玉の入賞に大いに関係する。即ち、機種にもよるが、一般的にパチンコ台の傾斜が小さいと、玉が盤面に当たりにくくなって落下スピード増し、釘に絡みにくくなるために入賞の確率が低下し、逆に、傾斜が大きいと、玉の落下スピードが落ちて釘に絡みやすくなる結果、入賞の確率が増す。これに対して、いわゆる羽根物タイプの場合は、ゲージ役物(盤面上の飾り大当たりギミック等)の構造上、パチンコ台の傾斜を起こすと、入賞しやすくなるという面がある。このように、パチンコ台の傾斜度は入賞確率に大きく関係しているので、パチンコ台の傾斜度を適切に管理しないと、パチンコ店営業利益に大きな影響が及ぶことになる。

パチンコ本体は、その設置に際して、予め設定した傾斜角度に調節されるが、その後の使用において多くの振動を受け続けることで、その傾斜角度が微妙に変化してくる。図8は、高さ810mmのパチンコ台枠3における、1度の傾斜寸法値と○分○厘の比較表示を示すものであり、そこに示されているように、1度傾斜させた場合の寸法(上端の移動量)は4分7厘(14.1mm)にもなる。従って、パチンコ台枠の傾斜度調整は、1度以内の微調整ということになる。

このパチンコ本体の傾斜角度の調節を自動的に行うための傾斜度調節システムが、種々提案されている。例えば、特開2006−192159号公報には、台枠の上辺又は下辺に噛み込んで、台枠の上辺又は下辺を水平方向に変位駆動するユニットが、島枠の上辺及び下辺のそれぞれに一対ずつ配置して成るパチンコ遊技台の取り付け装置が開示されている。

しかし、そこに開示されている装置の場合、各ユニットは、構成が複雑で組み立てに時間とコストがかかるだけでなく、パチンコ遊技台の傾斜度の微調節を簡単且つ迅速に行うという要請応えることができないという問題がある。また、各ユニットを制御するためのコントロールボックスを、スペース余裕がない島の上部の開閉自在な開口部位に配置しなければならない、という制約が伴うものであり、容易には設置し得ないという問題がある。

また、特開2008−284280号公報には、島枠の下辺の中央部に駆動装置を配設し、パチンコ台枠に取り付けた角度検知装置からの検出角度信号に基づいて駆動装置が、パチンコ台枠の下辺を押し引き駆動してパチンコ台枠の傾斜を調節するパチンコ遊技台の設置角度自動調節装置が開示されている。しかし、この装置の場合は、パチンコ台枠の重量が集中する下辺部を押し引き駆動する構成であるために、大きな押し引き力が必要となるため、効率がよくないという問題がある。また、駆動装置とパチンコ台枠の下辺とが、単に駆動装置のネジ杆を介して連結されているだけであるので、パチンコ台枠の確固たる固定状態を確保することができないという問題もある。

更に、これら従来のパチンコ遊技台の設置角度調節装置は、パチンコ遊技台を島枠に設置する際にその傾斜度を微調整するものであり、設置後に傾斜が生じた場合に、その傾きを検出して自動調整する機能を有するものではない。

概要

シンプルな構成で設置にスペースを要せず、遠隔操作によってパチンコ台枠の傾斜角度の微調整が可能であり、また、パチンコ遊技台を島枠に設置した後に傾斜が生じた場合に、その傾きを検出して自動調整する機能を有するパチンコ遊技台の傾斜度自動調節システムを提供することを課題とする。島枠2内に収装されるパチンコ台枠3の上辺に設置される傾斜角度センサー4と、島枠2からパチンコ台枠3の上辺にかけて設置される傾斜角度調節ユニット5と、傾斜角度センサー4からの傾斜角度情報解析する制御部と、前記制御部における解析結果に応じて、前記傾斜角度調節ユニット5を動作させる制御基板7とから成り、傾斜角度調節ユニット5は、制御基板7からの作動信号を受けて動作してパチンコ台枠3の傾斜角度を自動調節する。

目的

本発明は、このような問題のない、即ち、シンプルな構成で設置にスペースを要せず、遠隔操作によってパチンコ台枠の傾斜角度の微調整が可能であり、また、パチンコ遊技台を島枠に設置した後に傾斜が生じた場合に、その傾きを検出して自動調整する機能を有するパチンコ遊技台の傾斜度自動調節システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

島枠内収装されるパチンコ台枠上辺に設置される傾斜角度センサーと、前記島枠から前記パチンコ台枠の上辺にかけて設置される傾斜角度調節ユニットと、前記傾斜角度センサーからの傾斜角度情報解析する制御部と、前記制御部における解析結果に応じて、前記傾斜角度調節ユニットを動作させる制御基板とから成り、前記傾斜角度調節ユニットは、前記制御基板からの作動信号を受けて動作して前記パチンコ台枠の傾斜角度自動調節することを特徴とするパチンコ台枠傾斜度自動調節システム

請求項2

前記制御部は遊技施設全体を管理するホールコンピュータに組み込まれる、請求項1に記載のパチンコ台枠傾斜度自動調節システム。

請求項3

前記制御部は前記制御基板に組み込まれる、請求項1に記載のパチンコ台枠傾斜度自動調節システム。

請求項4

前記傾斜角度センサーからの傾斜角度情報は、前記制御基板を介して前記ホールコンピュータに送られる、請求項1又は2に記載のパチンコ台枠傾斜度自動調節システム。

請求項5

前記制御基板は各パチンコ台に設置されている呼出しランプ内に配備される、請求項1乃至4のいずれかに記載のパチンコ台枠傾斜度自動調節システム。

請求項6

前記傾斜角度調節ユニットは、前記制御基板からの指令に基づいて動作するステッピングモータによって駆動される、請求項1乃至5のいずれかに記載のパチンコ台枠傾斜度自動調節システム。

請求項7

前記傾斜角度調節ユニットは、前記パチンコ台枠の上辺の左右に一対設置される、請求項1乃至6のいずれかに記載のパチンコ台枠傾斜度自動調節システム。

請求項8

前記一対の傾斜角度調節ユニットは個別に動作可能にされる、請求項7に記載のパチンコ台枠傾斜度自動調節システム。

請求項9

前記傾斜角度調節ユニットは、前記パチンコ台枠の上辺を、予め数段階に設定された距離前後方向に移動させるように制御される、請求項1乃至8のいずれかに記載のパチンコ台枠傾斜度自動調節システム。

請求項10

前記傾斜角度センサーにより検出された傾斜角度が所定値を超えた場合に警報が発せられる、請求項1乃至9のいずれかに記載のパチンコ台枠傾斜度自動調節システム。

技術分野

0001

本発明は、パチンコ遊技台傾斜度自動調節システムに関するものであり、より詳細には、パチンコ遊技台を島枠に設置するに際し、簡単な操作でその傾斜度を微調整し得ると共に、設置後の傾斜を自動的に検出して、当初の設定傾斜角度に自動調整するパチンコ遊技台の傾斜度自動調節システムに関するものである。

背景技術

0002

パチンコ遊技台は、ベース上の島枠の内側に直接取り付けられるパチンコ台枠と、台枠内に設置されるパチンコ本体とで構成される。このパチンコ遊技台を島枠に設置するに当たっては、パチンコ本体と台枠とを切り離しておき、先に台枠を島枠内に嵌め入れて固定し、その後、パチンコ本体を台枠にヒンジを用いて取り付ける。台枠の島枠への固定は、台枠を島枠内に概ね垂直となるように嵌め入れて、その上辺及び下辺止め、ネジ止め等により島枠に固定することにより行われる。そして、パチンコ本体を台枠に設置した後、パチンコ本体を、予め設定した傾斜角度に調節する。

0003

このパチンコ本体の傾斜角度は、玉の入賞に大いに関係する。即ち、機種にもよるが、一般的にパチンコ台の傾斜が小さいと、玉が盤面に当たりにくくなって落下スピード増し、釘に絡みにくくなるために入賞の確率が低下し、逆に、傾斜が大きいと、玉の落下スピードが落ちて釘に絡みやすくなる結果、入賞の確率が増す。これに対して、いわゆる羽根物タイプの場合は、ゲージ役物(盤面上の飾り大当たりギミック等)の構造上、パチンコ台の傾斜を起こすと、入賞しやすくなるという面がある。このように、パチンコ台の傾斜度は入賞確率に大きく関係しているので、パチンコ台の傾斜度を適切に管理しないと、パチンコ店営業利益に大きな影響が及ぶことになる。

0004

パチンコ本体は、その設置に際して、予め設定した傾斜角度に調節されるが、その後の使用において多くの振動を受け続けることで、その傾斜角度が微妙に変化してくる。図8は、高さ810mmのパチンコ台枠3における、1度の傾斜寸法値と○分○厘の比較表示を示すものであり、そこに示されているように、1度傾斜させた場合の寸法(上端の移動量)は4分7厘(14.1mm)にもなる。従って、パチンコ台枠の傾斜度調整は、1度以内の微調整ということになる。

0005

このパチンコ本体の傾斜角度の調節を自動的に行うための傾斜度調節システムが、種々提案されている。例えば、特開2006−192159号公報には、台枠の上辺又は下辺に噛み込んで、台枠の上辺又は下辺を水平方向に変位駆動するユニットが、島枠の上辺及び下辺のそれぞれに一対ずつ配置して成るパチンコ遊技台の取り付け装置が開示されている。

0006

しかし、そこに開示されている装置の場合、各ユニットは、構成が複雑で組み立てに時間とコストがかかるだけでなく、パチンコ遊技台の傾斜度の微調節を簡単且つ迅速に行うという要請応えることができないという問題がある。また、各ユニットを制御するためのコントロールボックスを、スペース余裕がない島の上部の開閉自在な開口部位に配置しなければならない、という制約が伴うものであり、容易には設置し得ないという問題がある。

0007

また、特開2008−284280号公報には、島枠の下辺の中央部に駆動装置を配設し、パチンコ台枠に取り付けた角度検知装置からの検出角度信号に基づいて駆動装置が、パチンコ台枠の下辺を押し引き駆動してパチンコ台枠の傾斜を調節するパチンコ遊技台の設置角度自動調節装置が開示されている。しかし、この装置の場合は、パチンコ台枠の重量が集中する下辺部を押し引き駆動する構成であるために、大きな押し引き力が必要となるため、効率がよくないという問題がある。また、駆動装置とパチンコ台枠の下辺とが、単に駆動装置のネジ杆を介して連結されているだけであるので、パチンコ台枠の確固たる固定状態を確保することができないという問題もある。

0008

更に、これら従来のパチンコ遊技台の設置角度調節装置は、パチンコ遊技台を島枠に設置する際にその傾斜度を微調整するものであり、設置後に傾斜が生じた場合に、その傾きを検出して自動調整する機能を有するものではない。

先行技術

0009

特開2006−192159号公報
特開2008−284280号公報

発明が解決しようとする課題

0010

上述したように、従来提案されているパチンコ遊技台の傾斜角度の自動調節装置の場合は、機構が複雑であるとか、微妙な調節が難しいとか、パチンコ台枠の確固たる保持が難しいとか、設置にスペースが必要とかいった問題があり、更には、パチンコ遊技台を島枠に設置した後に傾斜が生じた場合に、その傾きを検出して自動調整する機能を持ち合わせていないという問題があった。

0011

そこで本発明は、このような問題のない、即ち、シンプルな構成で設置にスペースを要せず、遠隔操作によってパチンコ台枠の傾斜角度の微調整が可能であり、また、パチンコ遊技台を島枠に設置した後に傾斜が生じた場合に、その傾きを検出して自動調整する機能を有するパチンコ遊技台の傾斜度自動調節システムを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0012

上記課題を解決するための請求項1に係る発明は、島枠内に収装されるパチンコ台枠の上辺に設置される傾斜角度センサーと、前記島枠から前記パチンコ台枠の上辺にかけて設置される傾斜角度調節ユニットと、前記傾斜角度センサーからの傾斜角度情報解析する制御部と、前記制御部における解析結果に応じて、前記傾斜角度調節ユニットを動作させる制御基板とから成り、
前記傾斜角度調節ユニットは、前記制御基板からの作動信号を受けて動作して前記パチンコ台枠の傾斜角度を自動調節することを特徴とするパチンコ台枠傾斜度自動調節システムである。

0013

一実施形態においては、前記制御部は遊技施設全体を管理するホールコンピュータに組み込まれ、他の実施形態においては、前記制御部は前記制御基板に組み込まれる。

0014

一実施形態においては、前記傾斜角度センサーからの傾斜角度情報は、前記制御基板を介して前記ホールコンピュータに送られる。

0015

一実施形態においては、前記制御基板は各パチンコ台に設置されている呼出しランプ内に配備される。

0016

一実施形態においては、前記傾斜角度調節ユニットは、前記制御基板からの指令に基づいて動作するステッピングモータによって駆動される。また、前記傾斜角度調節ユニットは、前記パチンコ台枠の上辺の左右に一対設置され、前記一対の傾斜角度調節ユニットは個別に動作可能にされる。

0017

一実施形態においては、前記傾斜角度調節ユニットは、前記パチンコ台枠の上辺を、予め数段階に設定された距離前後方向に移動させるように制御される。また、一実施形態においては、前記傾斜角度センサーにより検出された傾斜角度が所定値を超えた場合に警報が発せられる。

発明の効果

0018

本発明は上記のとおりであって、シンプルな構成で設置にスペースを要せず、遠隔操作によってパチンコ台枠の傾斜角度の微調整が可能であり、また、パチンコ遊技台を島枠に設置した後に傾斜が生じた場合に、その傾きを検出して自動調整する効果がある。

0019

また、自動調節ユニットの駆動にステッピングモータが用いられるために、パチンコ台枠の傾斜度の微調節を遠隔操作によって簡単に行うことが可能となり、殊に、パチンコ台枠の上辺を、予め数段階に設定された距離前後方向に移動させるように制御することで、リモコン操作等により、微妙な傾斜度調節を効率よく画一的に行うことが可能となる効果があり、更に、遊技施設全体を管理するホールコンピュータを利用するため、各パチンコ台の傾斜度管理を一括・集中的に行い得る効果がある。

図面の簡単な説明

0020

本発明に係るパチンコ遊技台の傾斜度自動調節システムの一実施形態の概略構成図である。
図1に示す実施形態における処理の流れを示す図である。
本発明に係るパチンコ遊技台の傾斜度自動調節システムの他の実施形態の概略構成図である。
図3に示す実施形態における処理の流れを示す図である。
本発明に係るパチンコ遊技台の傾斜度自動調節システムの更に他の実施形態の概略構成図である。
図5に示す実施形態における処理の流れを示す図である。
本発明に係るパチンコ遊技台の傾斜度自動調節システムにおける傾斜角度調節ユニットの構成例を示す縦断面図である。
パチンコ台枠の傾斜度と、前後方向への移動距離との関係を説明するための図である。

実施例

0021

本発明を実施するための形態について、添付図面に依拠して説明する。本発明に係るパチンコ遊技台の傾斜度調節システムは、ベース1上の島枠2内に収装されるパチンコ台枠3の上辺に設置される傾斜角度センサー4と、島枠2とパチンコ台枠3の上辺とにかけて設置される傾斜角度調節ユニット5と、傾斜角度センサー4から送信される傾斜角度情報を解析する制御部と、制御部による解析結果を受けて傾斜角度調節ユニット5を動作させる指令部とを含んで構成され、傾斜角度調節ユニット5が、指令部からの指令を受けて動作してパチンコ台枠3の傾斜角度を自動調節することを特徴とするものである。

0022

上記システムにおいて、制御部による解析結果を受けて傾斜角度調節ユニット5を動作させる指令部は、制御基板(端末)7に組み込まれるが、傾斜角度センサー4から送信される傾斜角度情報を解析する制御部は、遊技施設全体を管理するホールコンピュータ8に組み込まれる場合(図1〜4)と、制御基板(端末)7に組み込まれる場合(図5,6)とがある。それぞれの場合における傾斜角度情報の処理の流れについては、後述する。

0023

傾斜角度センサー4は、パチンコ台枠3の内天面、即ち、パチンコ台枠3の上辺裏面に一対設置され、遊技機全体の傾きを検出する。傾斜角度センサー4はパチンコ台枠3の前後方向の傾きを検出するものであるが、必要に応じて更に左右方向の傾きを検出する傾斜角度センサーを設置することもある。その場合は、傾斜角度調節ユニット5と同様の傾斜角度調節ユニットが、駆動方向が左右方向となるように設置される。

0024

傾斜角度調節ユニット5は、ステッピングモータによって駆動されるタイプのものとされ、島枠2からパチンコ台枠3の上辺にかけて、左右一対設置される。図7は、傾斜角度調節ユニット5の構成例を示すもので、そこに示される傾斜角度調節ユニット5は、複数のギアで構成されるギア組10が組み込まれていて島枠2に設置されるギアボックス11と、ギアボックス11に付設されてギア組10を回転駆動するステッピングモータ12と、端部に設置された被動ギアがギア組10に噛合して回転駆動されることにより、軸方向に進退駆動されるネジ杆13を備えている。

0025

ギアボックス11は、島枠2にギアボックス用ベース14を介して設置される。ギアボックス用ベース14はクランク形状で、その前半部が島枠2の内天面に取り付けられ、その後半部にギアボックス11から水平に伸び連結板15が固定されることで、ギアボックス11が島枠2に固定される。そして、連結板15の裏面に図示せぬスライドガイドが設置され、このスライドガイドにより、ネジ杆3の先端に取り付けられたスライド板17が摺動可能に支持される。例えば、スライドガイドは水平方向に伸びる一対の溝を有するものとし、スライド板17の上辺にその溝に係合する鍔部を設けることとする。

0026

スライド板17は、その底部に設置されるブラケット18を介して、先端部がパチンコ台枠3の内天面に固定される作用部に連結される。作用部は、ブラケット18に連結される係止板19と、係止板19から水平方向に伸びる固定板20から成る。係止板20には縦長孔21が突設され、そこに、ブラケット18の先端部に横向きに挿入された係止ピン22が摺動自在に係合する。作用部は、その固定板20がパチンコ台枠3の内天面に留め付けられることで、パチンコ台枠3に固定状態となる。

0027

ギアボックス11内にはフォトインタラプタ25が配設されていて、ネジ杆13に一体の軸筒に設けたフランジ26の回転角を検出し、ネジ杆13の進退量を検出し得るように構成されている。

0028

かかる構成の傾斜角度調節ユニット5の場合、後述するように制御基板7からの信号を受けてステッピングモータ12が作動することでネジ杆13が進退動作し、それに伴いスライド板17並びにブラケット18がスライドガイドに支持されて水平方向に進退動作する。このブラケット18の動きは、その先端部の係止ピン22を介して係止板19に伝達され、係止板19が水平方向に押し引きされるが、係止ピン22が縦長孔21に係合している関係で、パチンコ台枠3は、底辺回動軸として円弧状に押し引き可能となり、以て、その傾斜度の調節が可能となる。

0029

この傾斜角度調節ユニット5の場合は、作用部の固定板20の複数個所がビス止め等によりパチンコ台枠3の内天面に留め付けられる構成であるため、パチンコ台枠3に対する固定状態は強固である。また、島枠2に対してスライドガイドを、直接ではなく、ギアボックス用ベース14を介して設置することとしているので、パチンコ台枠3上部の厚みにばらつきがあっても(メーカーによって均一ではない)、問題なく対応可能となる。

0030

上述したように、傾斜角度センサー4から送信される傾斜角度情報を解析する制御部は、ホールコンピュータ8に組み込まれる場合(図1〜4)と、制御基板(端末)7に組み込まれる場合(図5,6)とがある。先ず、前者の場合につき、図1乃至図4を参照しつつ説明する。

0031

図1及び図2に示される構成例においては、傾斜角度センサー4から傾斜角度情報が、常時、制御基板(端末)7を介してホールコンピュータ8に送信され、ホールコンピュータ8の制御部において、初期設定と異なる傾斜か否かの判断がなされる。ここにおいて、初期設定と異なる傾斜であると判断された場合は、制御部から修正指示信号が制御基板7に送られ、制御基板7からステッピングモータ12に対し、修正対応分の回転指示信号が送信される。かくしてステッピングモータ12が修正指示分回転して傾斜角度調節ユニット5を駆動し、パチンコ台枠3の上辺を押し引きして、その傾斜度を調節する。

0032

なお、本システムは各遊戯台ごとに設置されるので、ホールコンピュータ8の制御部には多数の傾斜角度情報が集まることになる。そこで、制御部においては先ず、送られてくる傾斜角度情報がどの遊戯台からのものであるかの判別がなされる。また、修正指示も、各遊戯台ごとに行われることになる。以下の構成の場合も同様である。かくして、ホールコンピュータ8において、全遊戯台の一括管理が可能となる。

0033

図3及び図4に示される構成例においては、傾斜角度センサー4からの傾斜角度情報は直接ホールコンピュータ8に取り込まれ、ホールコンピュータ8の制御部において、初期設定と異なる傾斜か否かの判断がなされる。そして、上記の場合と同様に、初期設定と異なる傾斜であると判断された場合に、制御部から修正指示信号が制御基板7に送られ、制御基板7からステッピングモータ12に対し、修正対応分の回転指示信号が送信され、上記と同様にして、パチンコ台枠3の傾斜度の調節が行われる。

0034

また、制御部が制御基板7に組み込まれる図5及び図6に示される構成例においては、傾斜角度センサー4からの傾斜角度情報は制御基板7に送られ、その制御部において、初期設定と異なる傾斜か否かの判断がなされる。そして、上記の場合と同様に、初期設定と異なる傾斜であると判断された場合には、制御基板7からステッピングモータ12に対し、修正対応分の回転指示信号が送信され、上記と同様にして、パチンコ台枠3の傾斜度の調節が行われる。この場合、制御基板7からステッピングモータ12に対して送られる修正指示の情報は、制御基板7からホールコンピュータ8に伝達されて共有される。

0035

上述したように、傾斜角度調節ユニット5は、島枠2からパチンコ台枠3の上辺にかけて、左右一対設置されるが、その場合、一対の傾斜角度調節ユニット5は、同期させて同一の調節動作を行うように構成することもできるが、個別に調節動作可能に構成することが好ましい。そのようにした場合は、左右の傾斜角度調節ユニット5のネジ杆13の進退量を変えることで、パチンコ台枠3の捩れや歪みを補正することが可能となる。

0036

一実施形態においては、傾斜角度センサー4により検出された傾斜角度が所定値を超えた場合に、警報が発せられるように構成される。即ち、パチンコ台枠3が、傾斜角度調節ユニット5では対応できないほど傾斜してしまうこともあり得る。傾斜がそのレベルに達した場合、換言すれば、傾斜角度センサー4がそのレベルの傾斜を検出した場合、制御基板7からの信号を受けて図示せぬ警報装置が作動し、音や光で異常事態報知するように構成することもできる。

0037

本傾斜度自動調節システムは、パチンコ遊技台ごとに管理可能であるので、管理者の所持するリモコン30の操作により動作させることもできるが、遊技施設全体を管理するホールコンピュータ8において一括集中管理させることが好ましい。また、制御基板7は、各パチンコ遊技台に配備されている呼び出しランプ31内に配設することができる。

0038

本発明に係る傾斜度自動調節システムは、上記いずれの実施形態においてもシンプルな構成で、微妙な傾斜度調節を効率よく画一的に行うことが可能となる。また、営業利益に直結する店舗内のすべてのパチンコ遊技台の台枠の傾斜度を、ホールコンピュータ7において一括集中管理でき、且つ、傾斜調整を行うことが可能となるもので、その産業上の利用性は大である。

0039

1ベース
2島枠
3パチンコ台枠
4傾斜角度センサー
5傾斜角度調節ユニット
7制御基板
8ホールコンピュータ
10ギア組
11ギアボックス
12ステッピングモータ
13ネジ杆
17スライド板
18ブラケット
19係止板
20固定板
21スライドガイド
22係止ピン
25フォトインタラプタ
26 フランジ

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