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技術 循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物

出願人 株式会社ニイタカ
発明者 福島隆平吉田健二吉村美里稲本正
出願日 2017年5月29日 (3年8ヶ月経過) 出願番号 2017-105544
公開日 2018年12月20日 (2年1ヶ月経過) 公開番号 2018-199787
状態 未査定
技術分野 洗浄性組成物
主要キーワード 塩素由来 外皮粉 多糖類粒子 積算重量 エチレンジアミンコハク酸 スクラブ材 自動洗浄機 ブチルベンゾトリアゾール
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年12月20日)のものです。
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課題

循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物の強固な汚れに対する洗浄力を向上させることを目的とする。

解決手段

平均粒子径50〜700μm、かつ、見かけ密度0.9〜1.2g/cm3のスクラブ剤を0.1〜10重量%含有することを特徴とする循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物。

概要

背景

ホテルレストラン等においては、作業の効率化、衛生管理などの観点から、使用後の食器又は調理器具洗浄自動食器洗浄機等の自動洗浄機が用いられている。しかしながら、被洗浄物に固着している強固な汚れは、自動洗浄機での洗浄が困難な場合があり、予め汚れを軽く落とすなどの作業が必要となる。そこで、自動洗浄機用洗浄剤組成物洗浄力を向上することができる技術が望まれている。

手洗いや身体洗浄に使用する洗浄剤組成物では、洗浄成分に加えてスクラブ剤を配合した洗浄剤が提案されている。特許文献1には、ノニオン性界面活性剤ポリプロピレングリコールスクラブ材とを含む、洗浄剤組成物が記載されている。

概要

循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物の強固な汚れに対する洗浄力を向上させることを目的とする。平均粒子径50〜700μm、かつ、見かけ密度0.9〜1.2g/cm3のスクラブ剤を0.1〜10重量%含有することを特徴とする循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物。なし

目的

そこで、自動洗浄機用洗浄剤組成物の洗浄力を向上することができる技術が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

平均粒子径50〜700μm、かつ、見かけ密度0.9〜1.2g/cm3のスクラブ剤を0.1〜10重量%含有することを特徴とする循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物

請求項2

さらに、アルカリ剤を含む請求項1に記載の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物。

請求項3

前記アルカリ剤が、炭酸塩ケイ酸塩及びアルカリ金属水酸化物からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項2に記載の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物。

請求項4

さらに、キレート剤を含む請求項1〜3のいずれかに記載の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物。

請求項5

前記キレート剤が、ニトリロ三酢酸又はその塩、メチルグリシン二酢酸又はその塩、及び、エチレンジアミン四酢酸又はその塩からなる群より選択される少なくとも1種である請求項4に記載の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物。

請求項6

さらに、界面活性剤可溶化剤漂白剤腐食防止剤除菌剤分散剤及び酵素からなる群より選択される少なくとも1種を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物。

請求項7

循環型の自動食器洗浄機用又はコンテナ洗浄機用の洗浄剤組成物である請求項1〜6のいずれかに記載の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物。

技術分野

0001

本発明は、循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物に関する。

背景技術

0002

ホテルレストラン等においては、作業の効率化、衛生管理などの観点から、使用後の食器又は調理器具洗浄自動食器洗浄機等の自動洗浄機が用いられている。しかしながら、被洗浄物に固着している強固な汚れは、自動洗浄機での洗浄が困難な場合があり、予め汚れを軽く落とすなどの作業が必要となる。そこで、自動洗浄機用洗浄剤組成物の洗浄力を向上することができる技術が望まれている。

0003

手洗いや身体洗浄に使用する洗浄剤組成物では、洗浄成分に加えてスクラブ剤を配合した洗浄剤が提案されている。特許文献1には、ノニオン性界面活性剤ポリプロピレングリコールスクラブ材とを含む、洗浄剤組成物が記載されている。

先行技術

0004

特開2016−84285号公報

発明が解決しようとする課題

0005

自動食器洗浄機、コンテナ洗浄機等の自動洗浄機は、加温した洗浄液(洗浄剤組成物を希釈した洗浄剤溶液)を、洗浄槽内の被洗浄物に噴射して洗浄する。また、自動洗浄機では、洗浄槽の洗浄液をポンプで排出し、循環させて繰り返し洗浄に使用するタイプ(循環型自動洗浄機)が主流であり、このような循環型自動洗浄機に使用される洗浄剤組成物の成分は、洗浄液とした場合に循環性が良好である必要がある。特許文献1では、循環型自動洗浄機に使用される洗浄剤組成物や、その洗浄力を向上させることについて検討されていない。

0006

本発明は、循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物の強固な汚れに対する洗浄力を向上させることを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、平均粒子径及び見かけ密度特定範囲のスクラブ剤が、自動洗浄機における循環性が良好であること、循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物にこのようなスクラブ剤を配合すると、該洗浄剤組成物の強固な汚れに対する洗浄力を向上させることができることを見出し、本発明を完成させるに至った。

0008

すなわち、本発明の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物は、平均粒子径50〜700μm、かつ、見かけ密度0.9〜1.2g/cm3のスクラブ剤を0.1〜10重量%含有することを特徴とする。
本発明の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物(以下、循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物を、単に洗浄剤組成物ともいう)は、平均粒子径及び見かけ密度が上記範囲のスクラブ剤を上記量含有することにより、強固な汚れに対する洗浄力が高くなる。
明細書中、循環型自動洗浄機は、洗浄液を循環使用して洗浄するタイプの自動洗浄機を指す。

0009

本発明の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物は、さらに、アルカリ剤を含むことが好ましい。
アルカリ剤は、強固な油汚れを水に溶けやすくする効果があり、強固な汚れに対する洗浄力がより向上するため好ましい。
上記アルカリ剤は、炭酸塩ケイ酸塩及びアルカリ金属水酸化物からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。このようなアルカリ剤を使用すると、強固な汚れに対する洗浄力をさらに向上させることができる。

0010

本発明の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物は、さらに、キレート剤を含むことが好ましい。
キレート剤は、汚れに含まれる硬度成分を水に分散させたり、汚れや水に含まれる硬度成分の結晶化を抑え再付着することを低減したりすることから、強固な汚れに対する洗浄力がより向上するため好ましい。
上記キレート剤は、ニトリロ三酢酸又はその塩、メチルグリシン二酢酸又はその塩、及び、エチレンジアミン四酢酸又はその塩からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。このようなキレート剤を使用すると、強固な汚れに対する洗浄力をさらに向上させることができる。

0011

本発明の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物は、さらに、界面活性剤可溶化剤漂白剤腐食防止剤除菌剤分散剤及び酵素からなる群より選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。
本発明の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物は、循環型の自動食器洗浄機用又はコンテナ洗浄機用の洗浄剤組成物として好適である。

発明の効果

0012

本発明によれば、循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物の強固な汚れに対する洗浄力を向上させることができる。

0013

以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。しかしながら、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。

0014

本発明の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物は、平均粒子径50〜700μm、かつ、見かけ密度0.9〜1.2g/cm3のスクラブ剤を0.1〜10重量%含有する。
洗浄剤組成物が平均粒子径50〜700μm、かつ、見かけ密度が0.9〜1.2g/cm3のスクラブ剤を上記量含有することにより、強固な汚れに対する洗浄力を向上させることができる。

0015

スクラブ剤の平均粒子径が50μm未満であると、スクラブ剤添加による洗浄力向上効果が不充分な場合がある。スクラブ剤の平均粒子径が700μmを超えると、洗浄力を向上させるために充分な数のスクラブ剤を配合しようとすると、洗浄剤組成物中のスクラブ剤の割合を10重量%よりも多くする必要がある場合があり、この場合には、他の洗浄成分の配合割合が相対的に少なくなることから、洗浄剤組成物の配合バランスが悪くなる傾向がある。
スクラブ剤の平均粒子径は、強固な汚れに対する物理的な洗浄力がより向上することから、70μm以上が好ましく、80μm以上がより好ましい。またスクラブ剤の含有量が0.1〜10重量%である場合に、洗浄力を向上させるためにより充分な数のスクラブ剤を配合でき、強固な汚れに対する洗浄力が向上することから、スクラブ剤の平均粒子径は、600μm以下が好ましく、300μm以下がより好ましい。スクラブ剤の平均粒子径は、強固な汚れに対する洗浄力がより向上することから、好ましくは70〜600μmであり、より好ましくは80〜300μmである。

0016

スクラブ剤の見かけ密度が0.9〜1.2g/cm3であると、洗浄剤組成物を希釈した洗浄液(洗浄剤溶液)中にスクラブ剤が良好に分散し、スクラブ剤が洗浄槽の底に沈殿したり、洗浄液表面に浮遊したりしにくい。このようにスクラブ剤が洗浄液中に良好に分散すると、循環型自動洗浄機における該スクラブ剤の循環性が良好であり、自動洗浄機の洗浄槽やポンプ内にスクラブ剤が残留しにくい。また、洗浄液中に分散したスクラブ剤は、循環使用されて被洗浄物に噴射され、強固な汚れを効果的に除去することができる。さらに、スクラブ剤が洗浄液中に良好に分散すると、スクラブ剤が被洗浄物にも残留しにくく、すすぎ性も良好である。スクラブ剤の見かけ密度が0.9g/cm3未満であると、スクラブ剤が浮遊して洗浄液表面に溜まりやすくなり、見かけ密度が1.2g/cm3を超えると、スクラブ剤が洗浄槽の底に沈殿しやすくなる。スクラブ剤が洗浄液表面に溜まったり、沈殿したりすると、スクラブ剤をポンプで排出しにくく、循環性が低下する。その結果、循環使用されて被洗浄物に噴射される洗浄液に含まれるスクラブ剤が少なくなり、スクラブ剤添加による洗浄力向上効果が不充分となる。
スクラブ剤の見かけ密度は、上記の効果をより充分に発揮できることから、好ましくは、0.95〜1.15g/cm3であり、より好ましくは1.0〜1.1g/cm3である。

0017

本発明におけるスクラブ剤の平均粒子径及び見かけ密度は、以下の方法により測定される。
(1)見かけ密度の測定方法
水を入れたルシャテリエ比重瓶に重量既知試料固体を入れる。試料固体による液面の上昇から試料固体の体積を求め、試料固体の重量(g)及び体積(cm3)から、以下の式により見かけ密度を求める。
見かけ密度(g/cm3)=試料固体の重量(g)/体積(cm3)

0018

(2)平均粒子径の測定方法
試料100gを、最上段(JIS Z 8801−1の標準篩(目開き2000〜50μmのものを組合わせて使用))に乗せ、ふるい分け測定機器(AS200BASICレッチェ社)にて10分間分級する。各目開きの篩上に残った試料の重量を測定し、その重量を正規確率紙プロットし、積算重量の全試料重量(100g)に対する比率(積算重量%)が、50%になる粒子径を、平均粒子径とする。

0019

スクラブ剤は、圧縮応力が0.01〜5000N/mm2であることが好ましい。平均粒子径及び見かけ密度が上述した範囲であり、かつ、圧縮応力が0.01〜5000N/mm2のスクラブ剤を使用すると、強固な汚れに対する洗浄力がより向上する。スクラブ剤の圧縮応力は、0.1〜4000N/mm2がより好ましい。スクラブ剤の圧縮応力は、実施例の圧縮試験の方法により測定され、破壊されるスクラブ剤については破壊応力最大値を圧縮応力(N/mm2)とし、破壊されないものは変形応力の最大値を圧縮応力(N/mm2)とする。

0020

スクラブ剤の材質は特に限定されず、天然高分子系樹脂系、無機系等の種々の材質のスクラブ剤を使用することができる。洗浄剤組成物に、後述するアルカリ剤を配合する場合は、アルカリで分解しにくいスクラブ剤が好ましい。また、スクラブ剤は、自動洗浄機で洗浄時に使用される水温よりも融点が高いものが好ましく、例えば、融点が70℃以上であることが好ましい。

0021

スクラブ剤の一例を挙げると、天然高分子系のスクラブ剤として、例えば、グルコマンナンセルロース酢酸セルロース結晶セルロースデンプントウモロコシデンプンコーンスターチ)、馬鈴薯デンプン小麦デンプン米デンプンタピオカデンプン等)、キチンキトサン等の多糖類粒子クルミ殻、アンズ核、大豆粉(きな粉)等の植物種子粉砕物落花生ゴマ等の外皮粉末;カゼイン等のタンパク質粉末トウモロコシ穂軸粉末木粉竹粉等が挙げられる。樹脂系スクラブ剤として、ポリ乳酸ポリエチレンポリプロピレンポリ塩化ビニルポリエステルポリスチレンポリウレタンABS樹脂尿素樹脂ポリカーボネートポリアミドフェノール樹脂エポキシ樹脂ワックス等の粒子が挙げられる。無機系スクラブ剤として、タルクシリカゼオライト軽石コランダム等の無機系粒子が挙げられる。スクラブ剤は、1種用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
環境への負荷が少ない点からは、生分解性が高いスクラブ剤が好ましく、上記の多糖類粒子、ポリ乳酸等が好ましい。

0022

スクラブ剤の含有量は、洗浄剤組成物中に0.1〜10重量%である。循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物が、平均粒子径及び見かけ密度が上記範囲のスクラブ剤を0.1〜10重量%含有すると、強固な汚れに対する洗浄力が向上する。また、スクラブ剤の含有量が上記範囲であると、洗浄剤組成物の他の成分との配合バランスが良好である。スクラブ剤の含有量は、該汚れをより充分に除去できることから、0.5〜10重量%が好ましく、1〜10重量%がより好ましい。スクラブ剤が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各スクラブ剤の含有量の合計として定める。

0023

本発明の洗浄剤組成物は、上述したスクラブ剤以外の成分1種又は2種以上を含んでもよい。スクラブ剤以外の成分として、例えば、アルカリ剤、キレート剤、界面活性剤、可溶化剤、漂白剤、腐食防止剤、除菌剤、分散剤、酵素等が挙げられる。

0024

本発明の洗浄剤組成物は、アルカリ剤を含むことが好ましい。アルカリ剤は、1種又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
アルカリ剤としては、水溶性のアルカリ剤であればよく、例えば、炭酸塩、ケイ酸塩、アルカリ金属の水酸化物、リン酸塩の1種又は2種以上が好ましい。炭酸塩、ケイ酸塩、リン酸塩における塩は、アルカリ金属又はアルカリ土類金属が好ましく、アルカリ金属(アルカリ金属の炭酸塩、アルカリ金属のケイ酸塩、アルカリ金属のリン酸塩)がより好ましい。
炭酸塩として、例えば、炭酸ナトリウム炭酸カリウム炭酸水素ナトリウム炭酸水素カリウム等が挙げられる。ケイ酸塩として、例えば、ケイ酸ナトリウムメタケイ酸ナトリウムセスキケイ酸ナトリウム、オルソケイ酸ナトリウムケイ酸ソーダ1号、ケイ酸ソーダ2号、ケイ酸ソーダ3号、ケイ酸ソーダ4号)、ケイ酸カリウムメタケイ酸カリウム、セスキケイ酸カリウム、オルソケイ酸カリウム)等が挙げられる。アルカリ金属の水酸化物として、水酸化ナトリウム水酸化カリウム等が挙げられる。リン酸塩として、リン酸三ナトリウム等が挙げられる。これらのアルカリ剤は、水和物となっていてもよい。
中でも、炭酸塩、ケイ酸塩、アルカリ金属の水酸化物がより好ましく、炭酸塩、ケイ酸塩がさらに好ましく、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウムが特に好ましい。炭酸塩、ケイ酸塩は、劇物に該当しないため取扱いが容易であり、劇物に比べて排水時の中和に使用する酸の消費量を低く抑えられるため経済的であるという利点も有する。なお、後記するキレート剤として例示される化合物は、本発明におけるアルカリ剤には含まれない。

0025

洗浄剤組成物がアルカリ剤を含む場合、アルカリ剤の含有量は、洗浄剤組成物に対して1〜85重量%が好ましい。アルカリ剤の含有量が上記範囲であると、洗浄力がより高くなる。アルカリ剤の含有量は、好ましくは5〜50重量%である。アルカリ剤が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各アルカリ剤の含有量の合計として定める。

0026

本発明の洗浄剤組成物は、キレート剤を含むことが好ましい。洗浄剤組成物がキレート剤を含むと、洗浄力がより向上する。キレート剤は、1種又は2種以上を組み合わせて使用することができる。一態様において、洗浄剤組成物は、アルカリ剤及びキレート剤を含むことが好ましい。
キレート剤としては、アミノカルボン酸系ヒドロキシカルボン酸系、リン酸系、エーテルカルボン酸塩ホスホン酸系等のキレート剤が挙げられる。後記する分散剤は、本発明におけるキレート剤には含まれない。

0027

上記アミノカルボン酸系のキレート剤としては、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸HEDTA)、トリエチレンテトラミン酢酸(TTHA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸(HIDA)、ジヒドロキシエチルグリシン(DHEG)、1,3−プロパンジアミン四酢酸(PDTA)、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン六酢酸(DPTA−OH)、アスパラギン酸二酢酸(ASDA)、エチレンジアミンコハク酸(EDDS)又はこれらの塩等が挙げられる。

0028

上記ヒドロキシカルボン酸系のキレート剤としては、例えば、リンゴ酸コハク酸クエン酸乳酸酒石酸グルコン酸又はこれらの塩が挙げられる。
上記リン酸系のキレート剤としては、トリポリリン酸、ヘキサメタリン酸又はこれらの塩等が挙げられる。

0029

上記ホスホン酸系のキレート剤としては、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸(HEDP)、ニトリトリメチレンホスホン酸(NTMP)、ホスホノブタントリカルボン酸(PBTC)、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸(EDTMP)又はこれらの塩等が挙げられる。

0030

上記キレート剤における塩としては、例えば、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属の塩;マグネシウムカルシウム等のアルカリ土類金属の塩を挙げることができる。中でも、アルカリ金属の塩が好ましく、ナトリウム塩又はカリウム塩がより好ましい。

0031

本発明におけるキレート剤としては、アミノカルボン酸系、ホスホン酸系等のキレート剤が好ましく、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、メチルグリシン二酢酸、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸、ホスホノブタントリカルボン酸又はこれらの塩等がより好ましく、ニトリロ三酢酸又はその塩、メチルグリシン二酢酸又はその塩、エチレンジアミン四酢酸又はその塩がさらに好ましい。

0032

洗浄剤組成物がキレート剤を含む場合、キレート剤の含有量は、洗浄剤組成物に対して5〜85重量%が好ましい。キレート剤の含有量が上記範囲であると、洗浄力がより高くなる。キレート剤の含有量は、好ましくは20〜50重量%である。キレート剤が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各キレート剤の含有量の合計として定める。

0033

本発明の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物は、さらに、界面活性剤、可溶化剤、漂白剤、腐食防止剤、除菌剤、分散剤及び酵素からなる群より選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。これらはそれぞれ1種のみ用いてもよく、2種以上を併用してもよい。

0034

本発明の洗浄剤組成物は、界面活性剤を含むことが好ましい。洗浄剤組成物が界面活性剤を含むと、洗浄力がより向上する。界面活性剤は1種用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
界面活性剤としては、陰イオン界面活性剤陽イオン界面活性剤両性界面活性剤非イオン界面活性剤等が挙げられ、好ましくは非イオン界面活性剤である。非イオン界面活性剤として、例えば、ポリオキシアルキレンジアルキルエーテルプルロニック型ブロックポリマーリバースプルロニック型ブロックポリマー、テトロニックブロックポリマー、リバーステトロニック型ブロックポリマー、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシアルキレン脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステルポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルポリグリセリン脂肪酸エステルソルビタン脂肪酸エステルショ糖脂肪酸エステルアルキルポリグリコシドポリオキシエチレンメチルエーテル脂肪酸エステルポリオキシアルキレンアルキルアミン等が挙げられる。中でも、ポリオキシアルキレンジアルキルエーテル、プルロニック型ブロックポリマー、リバースプルロニック型ブロックポリマー、テトロニック型ブロックポリマー、リバーステトロニック型ブロックポリマーが好ましい。

0035

洗浄剤組成物が界面活性剤を含む場合、界面活性剤の含有量は、洗浄剤組成物に対して0.01〜10重量%であることが好ましい。界面活性剤の含有量が上記範囲であると、洗浄剤組成物の洗浄力がより向上するため好ましい。界面活性剤の含有量は、2〜8重量%がより好ましい。界面活性剤が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各界面活性剤の含有量の合計として定める。

0036

洗浄剤組成物が可溶化剤を含有すると、洗浄剤組成物が液体の場合に、保管定性が向上するため好ましい。可溶化剤は1種用いてもよく、2種以上を併用してもよい。可溶化剤としては、例えば、芳香族酸又はその塩、カルボン酸又はその塩、アルキルポリグルコシド等が挙げられる。
芳香族酸としては、キシレンスルホン酸トルエンスルホン酸クメンスルホン酸、安息香酸等が挙げられる。
カルボン酸としては、オクチル酸カプリル酸等が挙げられる。
塩としては、例えば、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属や、モノエタノールアミンジエタノールアミントリエタノールアミン等のアミン類等の塩を挙げることができ、中でも、ナトリウム塩が好ましい。
アルキルポリグルコシドとして、ブチルポリグルコシド等が挙げられる。
中でも、可溶化剤として、オクチル酸、カプリル酸及びブチルポリグルコシドの1種又は2種以上が好ましい。

0037

洗浄剤組成物が可溶化剤を含有する場合、可溶化剤の含有量は、洗浄剤組成物に対して0.1〜10重量%が好ましく、1〜8重量%がより好ましく、1〜5重量%がさらに好ましい。可溶化剤が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各可溶化剤の含有量の合計として定める。

0038

洗浄剤組成物が漂白剤を含有すると、洗浄力、除菌効果脱臭作用及び漂白作用が向上する。漂白剤は1種用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
漂白剤として、例えば、塩素化イソシアヌル酸塩塩素化イソシアヌル酸ナトリウム(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム)、塩素化イソシアヌル酸カリウム(ジクロロイソシアヌル酸カリウム)等)、トリクロロイソシアヌル酸次亜塩素酸塩次亜塩素酸ナトリウム次亜塩素酸カリウム次亜塩素酸カルシウム等)等の塩素系漂白剤が挙げられる。これらの漂白剤は、水和物であってもよい。中でも、漂白剤として、塩素化イソシアヌル酸塩、次亜塩素酸塩が好ましく、塩素化イソシアヌル酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウムがより好ましい。

0039

洗浄剤組成物が漂白剤を含む場合、漂白剤の含有量は、洗浄剤組成物に対して0.1〜20重量%が好ましい。漂白剤が0.1重量%未満であると、漂白剤を添加することによる得られる洗浄力と除菌効果、脱臭作用又は漂白作用の向上が充分でない場合がある。漂白剤が20重量%を超えると、例えば漂白剤が塩素系漂白剤の場合に洗浄中の塩素由来の臭いが強くなり作業性が悪くなる場合がある。漂白剤の含有量は、好ましくは2〜10重量%である。漂白剤が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各漂白剤の含有量の合計として定める。

0040

洗浄剤組成物が腐食防止剤を含有すると、洗浄剤組成物の腐食防止作用(防食作用)が向上する。腐食防止剤は、1種用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
腐食防止剤として、例えば、トリアゾール又はその誘導体ベンゾイミダゾール又はその誘導体及びベンゾチアゾール又はその誘導体からなる群より選択される少なくとも1種が好ましい。

0041

トリアゾール又はその誘導体として、例えば、トリアゾール、ベンゾトリアゾールトリルトリアゾール、5−ドデシルベンゾトリアゾール、5−オクチルベンゾトリアゾール、5−ヘキシルベンゾトリアゾール、5−ブチルベンゾトリアゾール、5−メチルベンゾトリアゾール、カルボキシベンゾトリアゾール(4−カルボキシベンゾトリアゾール、5−カルボキシベンゾトリアゾール)、カルボキシベンゾトリアゾールメチルエステル、カルボキシベンゾトリアゾールブチルエステル、カルボキシベンゾトリアゾールヘキシルエステル、ベンゾトリアゾールオクチルエステルジカルボキシプロピルベンゾトリアゾール等が挙げられる。ベンゾイミダゾール又はその誘導体として、例えば、ベンゾイミダゾール、2−ヒドロキシベンゾイミダゾール、1−イソプロペニルベンゾイミダゾール−2−オン、1−(2−プロペニル)ベンゾイミダゾール−2−オン、2−メチルベンゾイミダゾール、2−メルカプトベンゾイミダゾールチアゾリルベンゾイミダゾール、チアベンダゾール等が挙げられる。ベンゾチアゾール又はその誘導体として、例えば、ベンゾチアゾール、2−メチルベンゾチアゾール、2−アミノベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール等が挙げられる。
中でも、腐食防止剤としては、トリアゾール又はその誘導体、ベンゾイミダゾール又はその誘導体がより好ましく、トリルトリアゾール、ベンゾトリアゾール、カルボキシベンゾトリアゾール、ベンゾイミダゾールがさらに好ましく、トリルトリアゾール、ベンゾトリアゾールが特に好ましい。

0042

洗浄剤組成物が腐食防止剤を含有する場合、腐食防止剤の含有量は、洗浄剤組成物に対して0.001〜5重量%が好ましい。腐食防止剤が0.001重量%未満であると、充分な腐食防止作用を発揮できない場合がある。腐食防止剤が5重量%を超えると、腐食防止剤特有の臭いの影響が強くなる場合がある。上記腐食防止剤の含有量は、好ましくは0.1〜2重量%である。腐食防止剤が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各腐食防止剤の含有量の合計として定める。

0043

洗浄剤組成物が除菌剤を含むと、除菌効果が向上する。除菌剤は1種用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
除菌剤としては、例えば、N,N’,N’’−トリス(ヒドロキシエチルヘキサヒドロ−s−トリアジン、4,4−ジメチルオキサゾリジン、2−オクチル4−イソチアゾリン−3—オン、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド塩化ベンゼトニウムジデシルジメチルアンモニウムクロライドジオクチルジメチルアンモニウムクロライドヘキサデシルピリジニウムクロライド塩化アルキルジメチルヒドロキシアンモニウム、塩化アルキルジメチルヒドロキシアンモニウム、4,4’−(テトラメチレンジカルボニルアミノ)ビス(1—デシルピリジニウムブロマイド)、グルコン酸クロルヘキシジンクロルヘキシジン塩酸塩ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩ピリジン−2−チオール−1−オキシドナトリウム、イソプロピルメチルフェノール、2,4,4’−トリクロロ—2’−ヒドロキシジフェニルエーテルアルキルポリアミノエチルグリシンソルビン酸、安息香酸、プロピオン酸、アルキルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロライド等が挙げられる。中でも、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、アルキルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロライド等が好ましい。

0044

洗浄剤組成物が除菌剤を含む場合、除菌剤の含有量は、洗浄剤組成物に対して0.1〜30重量%が好ましく、0.5〜10重量%がより好ましい。除菌剤が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各除菌剤の含有量の合計として定める。

0045

洗浄剤組成物が分散剤を含むと、洗浄力がより向上する。分散剤は1種用いてもよく、2種以上を併用してもよい。分散剤として、例えば、重量平均分子量3000〜300000の高分子分散剤が挙げられる。
上記重量平均分子量3000〜300000の高分子分散剤としては、例えば、ポリアクリル酸ポリアコニット酸ポリイタコン酸ポリシトラコン酸、ポリフマル酸ポリマレイン酸、ポリメタコン酸、ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸ポリビニルホスホン酸スルホン化ポリマレイン酸オレフィンマレイン酸共重合体無水マレイン酸ジイソブチレン共重合体、無水マレイン酸スチレン共重合体、無水マレイン酸メチルビニルエーテル共重合体、無水マレイン酸エチレン共重合体、無水マレイン酸エチレンクロスリンク共重合体、無水マレイン酸アクリル酸共重合体、無水マレイン酸酢酸ビニル共重合体、無水マレイン酸アクリロニトリル共重合体、無水マレイン酸アクリル酸エステル共重合体、無水マレイン酸ブタジエン共重合体、無水マレイン酸イソプレン共重合体、無水マレイン酸と一酸化炭素から誘導されるポリ−β−ケトカルボン酸イタコン酸、エチレン共重合体、イタコン酸アコニット酸共重合体、イタコン酸マレイン酸共重合体、イタコン酸アクリル酸共重合体、マロン酸メチレン共重合体、イタコン酸フマール酸共重合体、エチレングリコールエチレンテレフタレート共重合体、ビニルピロリドン酢酸ビニル共重合体、これらの金属塩等が挙げられる。
金属塩としては、例えば、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属の塩;マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属の塩を挙げることができる。中でも、アルカリ金属の塩が好ましく、ナトリウム塩又はカリウム塩がより好ましい。
本発明における重量平均分子量3000〜300000の高分子分散剤としては、ポリアクリル酸塩、オレフィン−マレイン酸共重合体塩が好ましく、ポリアクリル酸ナトリウム、オレフィン−マレイン酸共重合体のナトリウム塩がより好ましい。
上記重量平均分子量は、リン酸緩衝溶液アセトニトリル展開溶媒とし、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリアクリル酸を標準物質として求められる。

0046

洗浄剤組成物が重量平均分子量3000〜300000の高分子分散剤を含む場合、その含有量は、洗浄剤組成物に対して2〜20重量%であることが好ましく、3〜10重量%がより好ましい。上記高分子分散剤が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各高分子分散剤の含有量の合計として定める。

0047

洗浄剤組成物が酵素を含むと、洗浄力がより向上する。酵素は1種用いてもよく、2種以上を併用してもよい。酵素として、例えば、プロテアーゼエステラーゼリパーゼヌクレアーゼセルラーゼアミラーゼ及びペクチナーゼ等が挙げられる。これらの酵素が含まれていると、酵素の機能により洗浄力が向上する。中でも、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼが好ましい。

0048

プロテアーゼとして使用できる市販の酵素として、例えば、アルカラーゼサビナーゼエバラーゼ、カンナーゼ、エスペラーゼ、オボザイム(ノボザイムズジャパン(株))、プラフクトプロペラーゼ、プラフェクトOX(ジェネンコアインターナシナル社)等が挙げられる。

0049

アミラーゼとして使用できる市販の酵素として、例えば、ラピダーゼ(ギスト−ブロカーズ社)、ターマミルデュラミル、ステインザイム(ノボノルディスクバイオインダストリー(株))、プラスターST、プラスターOxAm(ジェネンコア・インターナショナル社)等が挙げられる。
リパーゼとして使用できる市販の酵素として、例えば、リポザイム(ノボザイムズジャパン(株))等が挙げられる。

0050

洗浄剤組成物が酵素を含む場合、酵素の含有量は、洗浄剤組成物に対して、酵素タンパク重量として0.1〜15重量%が好ましく、0.5〜10重量%がより好ましい。酵素が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各酵素の含有量の合計として定める。

0051

本発明の洗浄剤組成物に酵素及びアルカリ剤を配合する場合、アルカリ剤を含む中性弱アルカリ性水溶液中での酵素失活を抑制するため、酵素安定化剤を配合することが好ましい。酵素安定化剤としては、ホウ酸又はホウ酸を形成することが可能なホウ素化合物水溶性カルシウム塩から選択される1種以上を配合することが好ましい。酵素安定化剤の配合量は、洗浄剤組成物に対して0.001〜10重量%が好ましく、より好ましくは0.01〜8重量%、さらに好ましくは1〜5重量%である。
また、本発明においては、酵素及びアルカリ剤を配合する場合には、酵素の失活を抑制するため、アルカリ剤の配合量を5〜15重量%とすることが好ましい。

0052

本発明の洗浄剤組成物は、必要に応じて溶媒増量剤(嵩増剤)、消泡剤等の洗浄剤組成物に配合される他の成分を含有してもよい。これらは1種のみ用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記溶媒としては、水、有機溶媒等が挙げられる。有機溶媒としては、1〜3価のアルコールを好適に用いることができ、例えば、メタノールエタノール1−プロパノール2−プロパノール、1−ブタノール2−ブタノール2−メトキシエタノール2−エトキシエタノール等の1価アルコール;エチレングリコール、プロピレングリコールジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールグリセロールポリエチレングリコール等の2価又は3価の多価アルコール類等が挙げられる。
上記増量剤としては、硫酸ナトリウム芒硝)等が挙げられる。
上記消泡剤としては、末端キャップ非イオン性界面活性剤シリコーンオイルポリジメチルシロキサン等が挙げられる。

0053

本発明の洗浄剤組成物の剤形は、液体、固体(粉末、顆粒(粒状)、錠剤タブレットフレーク又はブロック等)のいずれでもよい。好ましくは、固体である。また、本発明の洗浄剤組成物は、カートリッジ洗浄剤等にも好適に使用される。

0054

本発明の洗浄剤組成物の製造方法は特に限定されず、剤形に応じて適宜選択すればよい。例えば、スクラブ剤等の洗浄剤組成物に配合される成分を混合又は撹拌等することにより製造することができる。各成分を混合する順番、混合又は撹拌の方法等は特に限定されない。

0055

本発明の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物が使用される循環型自動洗浄機は特に限定されないが、例えば、循環型のスプレー式自動洗浄機等が挙げられる。循環型のスプレー式自動洗浄機として、例えば、循環型自動食器洗浄機、循環型コンテナ洗浄機等が挙げられる。中でも、本発明の洗浄剤組成物は、循環型自動食器洗浄機用洗浄剤組成物、循環型コンテナ洗浄機用洗浄剤組成物として好適に使用され、循環型自動食器洗浄機用洗浄剤組成物としてより好適である。また、本発明の洗浄剤組成物は、業務用又は家庭用の循環型自動洗浄機用として好適に使用されるが、業務用の循環型自動洗浄機用としてより好適であり、業務用の循環型自動食器洗浄機用洗浄剤組成物として特に好適である。

0056

本発明の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物を用いて自動洗浄機により食器等を洗浄する場合には、循環型自動洗浄機中で、上記洗浄剤組成物を水で希釈した洗浄液と食器等とを接触させればよく、該洗浄液中の洗浄剤組成物の濃度は0.01〜0.5重量%が好ましい。

0057

以下、本発明をより具体的に説明する実施例を示す。なお、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。実施例中、%は、特に断らない場合は重量%を意味する。

0058

スクラブ剤の見かけ密度は、以下の方法により測定した。
水を入れたルシャテリエ比重瓶にスクラブ剤を200g入れた。スクラブ剤による液面の上昇からスクラブ剤の体積(cm3)を求め、スクラブ剤の重量(200g)及び体積から見かけ密度を求めた。
見かけ密度(g/cm3)=200(g)/体積(cm3)

0059

スクラブ剤の平均粒子径は、以下の方法により測定した。
試料100gを、最上段の篩(JIS Z 8801−1の標準篩(目開き2000〜50μmのものを組合わせて使用))に乗せ、ふるい分け測定機器(AS200BASICレッチェ社)にて10分間分級した。各目開きの篩上に残った試料の重量を測定し、その重量を正規確率紙にプロットし、積算重量の全試料重量(100g)に対する比率(積算重量%)が、50%になる粒子径を、平均粒子径とした。

0060

スクラブ剤の圧縮応力は、以下の圧縮試験により測定した。
圧縮試験
精密万能試験機AGS−10kNX(株式会社島津製作所製)を使用し、試験速度1mm/min、温度25℃で測定を行った。破壊されるスクラブ剤については破壊応力の最大値を圧縮応力(N/mm2)とし、破壊されないものは変形応力の最大値を圧縮応力(N/mm2)とした。

0061

<実施例1〜15>
表1及び2に示す成分を、各表に示す割合となるように配合し、混合することにより実施例1〜15の各洗浄剤組成物を製造した。

0062

<比較例1〜9>
表3に示す成分を、表3に示す割合となるように配合し、混合することにより比較例1〜9の各洗浄剤組成物を製造した。
表1〜表3中の数値は、洗浄剤組成物に対する各成分の純分の割合(重量%)である。スクラブ剤に関して、表1〜表3中及び以下に記載する「密度」は、「見かけ密度(g/cm3)」である。

0063

実施例1〜15及び比較例1〜9で製造した洗浄剤組成物について、以下の方法で洗浄力及びスクラブ剤の循環性の評価を行った。実施例及び比較例で製造した各洗浄剤組成物の評価結果を表1〜表3に示した。スクラブ剤を配合していない比較例7の洗浄剤組成物については、循環性の評価を行わなかった。

0064

<洗浄力>
(被洗浄物の調製)
材料として、小麦粉牛乳鶏卵バター及び天ぷら油を用意した。小麦粉10gを精製水90g中に加えて撹拌し、これを加熱して80〜90℃の温度に10分間保つことにより小麦粉を糊化させた。得られた糊化水溶液常温にまで放冷した。
牛乳、鶏卵、バター及び天ぷら油をそれぞれ20gずつ順に同一のビーカーに入れて混合することにより混合材料を作製した。
この混合材料中に糊化水溶液20gを加え、20〜30℃の温度下、混ぜて均一にした。得られた混合物複合汚垢とした。この複合汚垢1gを、ポリプロピレン製弁当箱の内側全面に塗り広げ、60℃で一晩乾燥させたものを洗浄試験用試料とした。
洗浄条件
洗浄力の試験は、洗浄工程において、自動食器洗浄機内の水量に対して洗浄剤組成物の濃度が0.15%となるように、洗浄剤組成物を投入して洗浄液とし、自動食器洗浄機を用いて洗浄試験用試料を洗浄してその外観目視で評価することにより行った。
自動食器洗浄機として、ホシザキ製ドアタイプの洗浄機(型番JW−650UF)を用い、洗浄条件は洗浄時間60秒、洗浄温度60℃、すすぎ時間5秒、すすぎ温度80℃とした。洗浄水には、水道水を用いた。この自動食器洗浄機は、洗浄液をポンプで循環させて繰り返し使用し、洗浄するタイプ(循環型)の自動洗浄機である。
洗浄剤組成物の洗浄力は、以下の基準により目視で評価した。
(洗浄力の評価基準
◎:汚れの付着は見られない(汚れの残留がない)。
○:汚れの付着はほとんど見られない。
△:汚れの残留がやや見られる。
×:汚れの残留が多く見られる。

0065

<循環性>
自動食器洗浄機内の水量に対して洗浄剤組成物の濃度が0.15%となるように、洗浄剤組成物を投入して洗浄液とし、自動食器洗浄機を洗浄モードで1分間稼働し、停止直後のスクラブ剤の分布を目視で観察し、評価した。
自動食器洗浄機として、ホシザキ製ドアタイプの洗浄機(型番JW−650UF)を用い、洗浄温度60℃とした。
スクラブ剤の循環性は、以下の基準で評価した。スクラブ剤が洗浄液中に良好に分散しているほど、その循環性が良好である。
(循環性の評価基準)
◎:洗浄増の液面又は洗浄槽底にスクラブ剤が溜まっておらず、液中にスクラブ剤が分散されており、スクラブ剤のだま(凝集)がない。
○:洗浄槽の液面又は洗浄槽底にスクラブ剤が溜まっていない。液中にスクラブ剤がやや分散されているが、ややスクラブ剤のだま(凝集)がある。
△:洗浄槽の液面又は洗浄槽底にスクラブ剤がやや溜まっている。
×:洗浄槽の液面又は洗浄槽底にスクラブ剤が溜まっている。

0066

0067

0068

0069

表1〜表3に記載のスクラブ剤は、以下の通りである。
平均粒子径の調整は、篩等を用いて行った。
グルコマンナン(密度0.9、平均粒子径100μm)
グルコマンナン(密度0.9、平均粒子径600μm)
グルコマンナン(商品プロポール、清水化学株式会社製)の平均粒子径を100μm又は600μmに調整して使用した。グルコマンナン(密度0.9、平均粒子径100μm)は、圧縮応力が10N/mm2であった。

0070

セルロース(密度1.0、平均粒子径100μm)
セルロース(密度1.0、平均粒子径600μm)
粉末セルロース(商品名VIVAPUR、レッテンマイヤー製)の平均粒子径を100μm又は600μmに調整して使用した。セルロース(密度1.0、平均粒子径600μm)は、圧縮応力が26N/mm2であった。

0071

セルロース(密度1.2、平均粒子径100μm)
セルロース(密度1.2、平均粒子径600μm)
粉末セルロース(商品名VIVAPUR、レッテンマイヤー製)の平均粒子径を100μm又は600μmに調整して使用した。セルロース(密度1.2、平均粒子径600μm)は、圧縮応力が25N/mm2であった。

0072

木粉(密度1.0、平均粒子径100μm)
木粉(商品名木粉、サンヨー化成株式会社製)の平均粒子径を100μmに調整して使用した。木粉(密度1.0、平均粒子径100μm)は、圧縮応力が0.01N/mm2であった。

0073

コーンスターチ(密度1.0、平均粒子径100μm)
コーンスターチ(商品名日食コーンスターチ、日本食品化工株式会社製)の平均粒子径を100μmに調整して使用した。

0074

ポリエチレン(密度1.0、平均粒子径100μm)
ポリエチレン粉末(商品名ポリエチレンパウダー、日興リカ株式会社製)の平均粒子径を100μmに調整して使用した。

0075

ポリ乳酸(密度1.0、平均粒子径100μm)
ポリ乳酸(商品名ECOBEADS、大東化成工業製)の平均粒子径を100μmに調整して使用した。ポリ乳酸(密度1.0、平均粒子径100μm)は、圧縮応力が31N/mm2であった。

0076

シリカ(密度1.0、平均粒子径100μm)
シリカ(商品名シリカゲル、豊田化工株式会社製)の平均粒子径を100μmに調整して使用した。シリカ(密度1.0、平均粒子径100μm)は、圧縮応力が12N/mm2であった。

0077

ゼオライト(密度1.0、平均粒子径100μm)
ゼオライト(商品名アセンサ、ハネウエル製)の平均粒子径を100μmに調整して使用した。

0078

タルク(密度1.0、平均粒子径100μm)
タルク(商品名タルカンパウダー、林化成株式会社製)の平均粒子径を100μmに調整して使用した。

0079

ポリスチレン(密度1.1、平均粒子径80μm)
ポリスチレン(密度1.1、平均粒子径300μm)
ポリスチレン(商品名PK、日興リカ株式会社製)の平均粒子径を80μm又は300μmに調整して使用した。ポリスチレン(密度1.1、平均粒子径80μm)は、圧縮応力が3980N/mm2であり、ポリスチレン(密度1.1、平均粒子径300μm)は、圧縮応力が318N/mm2であった。

0080

グルコマンナン(密度0.7、平均粒子径10μm)
グルコマンナン(密度0.7、平均粒子径600μm)
グルコマンナン(密度0.7、平均粒子径800μm)
グルコマンナン(商品名プロポール、清水化学株式会社製)の平均粒子径を10μm、600μm又は800μmに調整して使用した。

0081

グルコマンナン(密度0.9、平均粒子径10μm)
グルコマンナン(密度0.9、平均粒子径800μm)
グルコマンナン(商品名プロポール、清水化学株式会社製)の平均粒子径を10μm又は800μmに調整して使用した。

0082

セルロース(密度1.3、平均粒子径10μm)
セルロース(密度1.3、平均粒子径100μm)
粉末セルロース(商品名VIVAPUR、レッテンマイヤー製)の平均粒子径を10μm又は100μmに調整して使用した。

0083

表1〜表3に記載の界面活性剤、分散剤及び嵩増剤は、以下の通りである。
界面活性剤:ADEKA製ポリオキシアルキレンアルキルエーテル
分散剤:商品名アキュゾール460、ダウケミカル
嵩増剤:無水芒硝
表1〜表3中の「バランス」は、洗浄剤組成物100重量%から水及び嵩増剤以外の成分の重量%を引いた残りが水又は嵩増剤であることを意味する。

実施例

0084

表1〜表2から、実施例1〜15の洗浄剤組成物は、比較例1〜9の洗浄剤組成物よりも、強固な汚れに対する洗浄力が高かった。また、実施例1〜15の洗浄剤組成物は、洗浄液中のスクラブ剤が洗浄液中に良好に分散しており、スクラブ剤の循環性が良好であった。比較例1〜3、5〜6ではスクラブ剤の循環性が悪かった。

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