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技術 誤出荷防止システム

出願人 山九株式会社
発明者 橋本泰安岡陽二
出願日 2017年5月17日 (3年7ヶ月経過) 出願番号 2017-098569
公開日 2018年12月6日 (2年0ヶ月経過) 公開番号 2018-195090
状態 未査定
技術分野 文字認識 文字入力
主要キーワード 置換記号 置換設定 Y座標 各指定領域 出荷ロット 読み取り確認 桁情報 基準領域内
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年12月6日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

解決手段

本発明の誤出荷防止システムは、紙媒体の出荷指示情報テキスト化するOCR処理部と、誤変換補正処理部とを備える。誤変換補正処理部は、テキスト化された製品コードから文字種記号以外の文字を抽出し、文字種が記号である桁を詰めて並べられた第1文字列を生成する第1処理と、第1文字列の各文字の桁と桁情報とを照らし合わせて桁情報において文字種が記号である桁に対応する第1文字列の位置に特定の挿入記号を挿入し、桁情報と一致した第2文字列を生成する第2処理と、第2文字列の各文字と桁情報の文字種との対応関係に基づいて、第2文字列の記号以外の各文字が前記文字種適合しない場合に、適合しない文字を予め設定された文字種に応じた補正文字に置き換えて第3文字列を生成する第3処理と、を行う。

概要

背景

従来、荷主から荷受製品配送する際、出荷拠点から製品の出荷を行っている。荷主は出荷依頼に基づく紙媒体出荷指示書を作成し、出荷拠点に対し、出荷指示書による出荷指示を出す。出荷拠点には、予め製品が保管されており、荷主からの出荷指示に従って、荷受に製品の出荷を行う。

出荷指示書には、例えば、品番製品コード)、出荷ロット、製品の向先、製品の長さ、数量等の項目出荷指示情報が記載されている。出荷拠点は、出荷指示書に記載された情報に従って、トラック等の運搬車両に製品を積荷する。この際、出荷指示書に記載された通りの製品を積荷して出荷するために、積荷される製品や製品の数量が間違っているか否かを確認する出荷検品作業が行われる。

出荷検品作業では、ハンディ端末を用いた誤出荷防止技術を利用することができ、このようなハンディ端末を用いて出荷検品処理を行う場合、予め出荷指示情報(出荷指示書)をデータ化したものをハンディ端末に記憶させておく必要がある。このハンディ端末で出荷拠点の製品に予め貼られた製品ラベルに記載された製品情報ラベル情報)を読み取り、データ化された紙媒体の出荷指示書に記載された出荷指示情報とマッチングすることで、出荷検品処理が行われる。

しかしながら、ハンディ端末に記憶させるデータは、荷主から提供されることもあるが、提供されないケースもあり、この場合、紙媒体の出荷指示書から出荷指示情報をデータ化しなければならない。

概要

紙媒体の出荷指示書をテキストデータ化し、ハンディ端末用の検品出荷指示データを提供する。本発明の誤出荷防止システムは、紙媒体の出荷指示情報をテキスト化するOCR処理部と、誤変換補正処理部とを備える。誤変換補正処理部は、テキスト化された製品コードから文字種記号以外の文字を抽出し、文字種が記号である桁を詰めて並べられた第1文字列を生成する第1処理と、第1文字列の各文字の桁と桁情報とを照らし合わせて桁情報において文字種が記号である桁に対応する第1文字列の位置に特定の挿入記号を挿入し、桁情報と一致した第2文字列を生成する第2処理と、第2文字列の各文字と桁情報の文字種との対応関係に基づいて、第2文字列の記号以外の各文字が前記文字種適合しない場合に、適合しない文字を予め設定された文字種に応じた補正文字に置き換えて第3文字列を生成する第3処理と、を行う。

目的

本発明は、出荷拠点において出荷される製品に予め貼り付けられた製品コードを含むラベル情報を読み取り、紙媒体の出荷指示書に記載された少なくとも製品コード及びその数量を含む出荷指示情報とマッチングして出荷検品処理を行うハンディ端末を利用した誤出荷防止システムにおいて、ハンディ端末の出荷検品処理で利用される出荷検品用データを紙媒体の出荷指示書から精度良く、かつ簡易な構成で提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

出荷拠点において出荷される製品に予め貼り付けられた製品コードを含むラベル情報読み取り紙媒体出荷指示書に記載された少なくとも前記製品コード及びその数量を含む出荷指示情報マッチングして出荷検品処理を行うハンディ端末を利用した誤出荷防止システムであって、前記出荷拠点には出荷拠点端末が設けられており、前記出荷拠点端末は、紙媒体の前記出荷指示書の画像データを読み込んで、前記出荷指示情報をテキスト化するOCR処理部と、所定のルールに基づいて、前記テキスト化された出荷指示情報に対する誤変換補正処理を行う誤変換補正処理部と、を備え、前記誤変換補正処理部は、紙媒体の前記出荷指示書の種別毎に予め設定された、前記製品コードの文字列を構成する各文字の桁情報と、前記桁情報の桁ごとに設定される文字種と、前記文字種記号である場合に設定される特定の挿入記号とを含むテンプレート定義情報に基づいて、前記OCR処理部によってテキスト化された前記製品コードから前記文字種が記号以外の文字を抽出し、前記文字種が記号である桁を詰めて並べられた第1文字列を生成する第1処理と、前記第1文字列の各文字の桁と前記桁情報とを照らし合わせて前記桁情報において前記文字種が記号である桁に対応する前記第1文字列の位置に前記挿入記号を挿入し、前記桁情報と一致した第2文字列を生成する第2処理と、前記第2文字列の各文字と前記桁情報の文字種との対応関係に基づいて、前記第2文字列の記号以外の各文字が前記文字種に適合しない場合に、適合しない文字を予め設定された前記文字種に応じた補正文字に置き換えて第3文字列を生成する第3処理と、前記第3文字列に基づいて、前記ハンディ端末に格納され、前記出荷検品処理に用いられる出荷検品用データを生成する第4処理と、を行うことを特徴とする誤出荷防止システム。

請求項2

前記誤変換補正処理部は、前記第1処理の前処理として、記号以外の前記文字種に対して予め設定される誤変換強制置換記号が、前記OCR処理部によってテキスト化された前記製品コードに含まれるとき、前記誤変換強制置換記号に予め関連付けた前記記号以外の文字種の強制文字に、前記誤変換強制置換記号に該当する文字を置換することを特徴とする請求項1に記載の誤出荷防止システム。

請求項3

前記桁情報は、紙媒体の前記出荷指示書に印刷された前記製品コードを構成する文字数よりも少ない文字数で構成された前記桁情報を含んでおり、前記誤変換補正処理部は、前記第4処理において、前記桁情報で設定されている桁数分の文字列を前記第3文字列から抽出して前記出荷検品用データを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の誤出荷防止システム。

請求項4

前記テンプレート定義情報は、紙媒体の前記出荷指示書の種別毎に、前記画像データ上に任意に設定された基準領域及び前記画像データ上の前記製品コードが記載された製品コード領域を含む文字認識領域情報を予め含んでおり、前記出荷拠点端末は、前記テンプレート定義情報に基づいて、前記OCR処理部で処理される前記画像データ上の文字認識領域を設定するとともに、前記基準領域に対応する前記画像データ上の位置ズレを検出して、前記画像データ上の前記製品コード領域の位置補正を行う読み取り位置制御部をさらに備え、前記OCR処理部は、前記読み取り位置制御部によって設定された文字認識領域又は位置補正された文字認識領域に含まれる前記出荷指示情報をテキスト化することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の誤出荷防止システム。

請求項5

前記基準領域は、前記基準領域に含まれる所定の文字に対応する第1位置を含んでおり、前記読み取り位置補正部は、前記画像データ上における前記基準領域内の前記所定の文字を検索して前記画像データ上の前記所定の文字に対応する第2位置を特定し、特定された前記第1位置と前記基準点との差分を算出するとともに、前記差分に応じて前記製品コード領域の位置を補正することを特徴とする請求項4に記載の誤出荷防止システム。

請求項6

前記出荷拠点端末は、前記テンプレート定義情報を登録するためのテンプレート作成部をさらに有し、前記テンプレート作成部は、所定の操作入力があった場合に、紙媒体の前記出荷指示書毎の前記各画像データをテンプレート作成画面に表示させ、前記製品コードに関して前記桁情報、前記文字種及び前記挿入記号を入力可能に制御し、前記テンプレート定義情報を生成して所定の記憶領域に記憶することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の誤出荷防止システム。

請求項7

紙媒体の前記出荷指示書を読み込んで前記画像データを生成し、生成された前記画像データを前記出荷拠点端末に出力する画像データ生成装置さらに含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の誤出荷防止システム。

請求項8

出荷拠点において出荷される製品に予め貼り付けられた製品コードを含むラベル情報を読み取り、紙媒体の出荷指示書に記載された少なくとも前記製品コード及びその数量を含む出荷指示情報とマッチングして出荷検品処理を行うハンディ端末を連携し、前記出荷検品処理に用いられる出荷検品用データを提供する、前記出荷拠点に設けられるコンピュータによって実行されるプログラムであって、紙媒体の前記出荷指示書の画像データを読み込んで、前記出荷指示情報をテキスト化する第1機能と、所定のルールに基づいて、前記テキスト化された出荷指示情報に対する誤変換補正処理を行う第2機能と、を実現させ、前記第2機能は、紙媒体の前記出荷指示書の種別毎に予め設定された、前記製品コードの文字列を構成する各文字の桁情報と、前記桁情報の桁ごとに設定される文字種と、前記文字種が記号である場合に設定される特定の挿入記号とを含むテンプレート定義情報に基づいて、前記第1機能によってテキスト化された前記製品コードから前記文字種が記号以外の文字を抽出し、前記文字種が記号である桁を詰めて並べられた第1文字列を生成する第1処理と、前記第1文字列の各文字の桁と前記桁情報とを照らし合わせて前記桁情報において前記文字種が記号である桁に対応する前記第1文字列の位置に前記挿入記号を挿入し、前記桁情報と一致した第2文字列を生成する第2処理と、前記第2文字列の各文字と前記桁情報の文字種との対応関係に基づいて、前記第2文字列の記号以外の各文字が前記文字種に適合しない場合に、適合しない文字を予め設定された前記文字種に応じた補正文字に置き換えて第3文字列を生成する第3処理と、前記第3文字列に基づいて、前記ハンディ端末に格納され、前記出荷検品処理に用いられる出荷検品用データを生成する第4処理と、を行うことを特徴とするプログラム。

技術分野

0001

本発明は、紙媒体出荷指示書に基づく出荷拠点での誤出荷防止技術に関する。

背景技術

0002

従来、荷主から荷受製品配送する際、出荷拠点から製品の出荷を行っている。荷主は出荷依頼に基づく紙媒体の出荷指示書を作成し、出荷拠点に対し、出荷指示書による出荷指示を出す。出荷拠点には、予め製品が保管されており、荷主からの出荷指示に従って、荷受に製品の出荷を行う。

0003

出荷指示書には、例えば、品番製品コード)、出荷ロット、製品の向先、製品の長さ、数量等の項目出荷指示情報が記載されている。出荷拠点は、出荷指示書に記載された情報に従って、トラック等の運搬車両に製品を積荷する。この際、出荷指示書に記載された通りの製品を積荷して出荷するために、積荷される製品や製品の数量が間違っているか否かを確認する出荷検品作業が行われる。

0004

出荷検品作業では、ハンディ端末を用いた誤出荷防止技術を利用することができ、このようなハンディ端末を用いて出荷検品処理を行う場合、予め出荷指示情報(出荷指示書)をデータ化したものをハンディ端末に記憶させておく必要がある。このハンディ端末で出荷拠点の製品に予め貼られた製品ラベルに記載された製品情報ラベル情報)を読み取り、データ化された紙媒体の出荷指示書に記載された出荷指示情報とマッチングすることで、出荷検品処理が行われる。

0005

しかしながら、ハンディ端末に記憶させるデータは、荷主から提供されることもあるが、提供されないケースもあり、この場合、紙媒体の出荷指示書から出荷指示情報をデータ化しなければならない。

先行技術

0006

特開平06−266902号公報
特開2000−339407号公報

発明が解決しようとする課題

0007

紙媒体の出荷指示書をデータ化するにあたり、オペレータが出荷指示書を目視で確認しつつ、出荷管理を行う端末手作業で出荷指示情報を入力してテキストデータ化することができる。しかしながらこの場合、出荷指示書に記載された情報量が増えるほど、オペレータの作業負担が増大してしまうという課題がある。また、オペレータによる入力ミスが生じると、出荷指示情報が間違った状態でテキストデータ化されてしまう。この場合、ハンディ端末を用いた出荷検品作業を行ったとしても誤出荷を防ぐことが難しいという課題がある。つまり、ハンディ端末に記憶された情報と製品ラベルに記載された情報とが一致しないため、正しく出荷検品処理を行うことができず、ハンディ端末を用いて出荷検品作業を効率良く行えないという課題がある。

0008

一方、オペレータの作業負担を抑えるために、出荷指示書を従来の光学文字認識OCR)によってテキストデータ化する場合があるが、文字誤認識されると出荷指示情報が間違った状態でテキストデータ化されてしまうことがある。特に、文字列に含まれる記号は誤認識されやすく、文字列全体を正しくテキストデータ化することが難しい。そこで、高精度のOCR機器を導入することも考えられるが、コストが増大してしまい、実情に合わない。

0009

本発明は、出荷拠点において出荷される製品に予め貼り付けられた製品コードを含むラベル情報を読み取り、紙媒体の出荷指示書に記載された少なくとも製品コード及びその数量を含む出荷指示情報とマッチングして出荷検品処理を行うハンディ端末を利用した誤出荷防止システムにおいて、ハンディ端末の出荷検品処理で利用される出荷検品用データを紙媒体の出荷指示書から精度良く、かつ簡易な構成で提供することができる誤出荷防止システムを提供する。

課題を解決するための手段

0010

(1)本発明の誤出荷防止システムは、出荷拠点において出荷される製品に予め貼り付けられた製品コードを含むラベル情報を読み取り、紙媒体の出荷指示書に記載された少なくとも製品コード及びその数量を含む出荷指示情報とマッチングして出荷検品処理を行うハンディ端末を利用したシステムであり、出荷拠点には出荷拠点端末が設けられている。出荷拠点端末は、紙媒体の出荷指示書の画像データを読み込んで、出荷指示情報をテキスト化するOCR処理部と、所定のルールに基づいて、テキスト化された出荷指示情報に対する誤変換補正処理を行う誤変換補正処理部と、を備える。

0011

誤変換補正処理部は、紙媒体の前記出荷指示書の種別毎に予め設定された、製品コードの文字列を構成する各文字の桁情報と、桁情報の桁ごとに設定される文字種と、文字種が記号である場合に設定される特定の挿入記号とを含むテンプレート定義情報に基づいて、OCR処理部によってテキスト化された製品コードから文字種が記号以外の文字を抽出し、文字種が記号である桁を詰めて並べられた第1文字列を生成する第1処理と、第1文字列の各文字の桁と桁情報とを照らし合わせて桁情報において文字種が記号である桁に対応する第1文字列の位置に挿入記号を挿入し、桁情報と一致した第2文字列を生成する第2処理と、第2文字列の各文字と桁情報の文字種との対応関係に基づいて、第2文字列の記号以外の各文字が文字種に適合しない場合に、適合しない文字を予め設定された文字種に応じた補正文字に置き換えて第3文字列を生成する第3処理と、第3文字列に基づいて、ハンディ端末に格納され、出荷検品処理に用いられる出荷検品用データを生成する第4処理と、を行う。

0012

(2)上記(1)において、誤変換補正処理部は、第1処理の前処理として、記号以外の文字種に対して予め設定される誤変換強制置換記号が、OCR処理部によってテキスト化された製品コードに含まれるとき、誤変換強制置換記号に対して予め関連付けられた記号以外の文字種の強制文字に、誤変換強制置換記号に該当する文字を置換するように構成することができる。

0013

(3)上記(1)又は(2)において、桁情報は、紙媒体の出荷指示書に印刷された製品コードを構成する文字数よりも少ない文字数で構成された桁情報を含むように構成することができる。このとき、誤変換補正処理部は、第4処理において、桁情報で設定されている桁数分の文字列を第3文字列から抽出して出荷検品用データを生成するように構成することができる。

0014

(4)上記(1)から(3)において、テンプレート定義情報は、紙媒体の出荷指示書の種別毎に、画像データ上に任意に設定された基準領域及び画像データ上の製品コードが記載された製品コード領域を含む文字認識領域を予め含んで構成することができる。そして、出荷拠点端末は、テンプレート定義情報に基づいて、OCR処理部で処理される画像データ上の文字認識領域を設定するとともに、基準領域に対応する画像データ上の位置ズレを検出して、画像データ上の製品コード領域の位置補正を行う読み取り位置制御部をさらに備えることができる。このとき、OCR処理部は、読み取り位置制御部によって設定された文字認識領域又は位置補正された文字認識領域に含まれる出荷指示情報をテキスト化することができる。

0015

(5)上記(1)から(4)において、基準領域は、基準領域に含まれる所定の文字に対応する第1位置を含むように構成することができる。このとき、読み取り位置補正部は、画像データ上における基準領域内の所定の文字を検索して画像データ上の所定の文字に対応する第2位置を特定し、特定された第1位置と第2位置との差分を算出するとともに、差分に応じて製品コード領域の位置を補正するように構成することができる。

0016

(6)上記(1)から(5)において、出荷拠点端末は、テンプレート定義情報を登録するためのテンプレート作成部をさらに有するように構成することができる。テンプレート作成部は、所定の操作入力があった場合に、紙媒体の出荷指示書毎の各画像データをテンプレート作成画面に表示させ、製品コードに関して桁情報、文字種及び挿入記号を入力可能に制御し、テンプレート定義情報を生成して所定の記憶領域に記憶するように構成することができる。

0017

(7)上記(1)から(6)において、紙媒体の出荷指示書を読み込んで画像データを生成し、生成された画像データを出荷拠点端末に出力する画像データ生成装置さらに含むように構成することができる。

図面の簡単な説明

0018

本実施形態の誤出荷防止システムのシステム全体を示す概略図である。
本実施形態の誤出荷防止システムのシステム構成図である。
本実施形態のテンプレート作成処理を示すフローチャートである。
本実施形態の変換処理を示すフローチャートである。
本実施形態のテンプレート作成処理における画像データ選択画面の一例を示す図である。
本実施形態のテンプレート作成画面の一例を示す図である。
図6のテンプレート作成画面で設定を行った状態を示す図である。
変換対象情報の設定を説明する概略図である。
基準領域の座標情報を示す図である。
基準領域以外の各指定領域の一例として、品番の指定領域の座標情報を示す図である。
基準領域関連情報の一例を示す図である。
各項目の関連情報の一例を示す図である。
本実施形態の出荷検品用データ生成処理における読み取り画像データ選択画面の一例を示す図である。
本実施形態の出荷検品用データ生成処理における読み取り確認画面の一例を示す図である。
本実施形態の指定領域の位置補正を説明する概略図である。
本実施形態の変換ロジックAを示すフローチャートである。
図16の変換ロジックAで生成される文字列の一例を示す図である。
本実施形態の変換ロジックBを示すフローチャートである。
図18の変換ロジックBで生成される文字列の一例を示す図である。
本実施形態の変換ロジックCを示すフローチャートである。
図20の変換ロジックCで生成される文字列の一例を示す図である。
本実施形態の出荷検品用データを示す図である。

実施例

0019

以下、実施形態につき、図面を参照して説明する。

0020

<システム全体図>
図1は、本実施形態の誤出荷防止システムのシステム全体を示す概略図である。上述のように、出荷される製品が保管される出荷拠点Aでは、紙媒体の出荷指示書bに基づいて、例えば、トラック等の運搬車両に製品を積荷し、荷受側が指定する場所まで運搬する。出荷指示書bには、図1に示すように出荷指示情報が記載されている。出荷指示情報は、例えば、品番(製品コード)、出荷ロット、向先、製品の長さ、数量等の項目で出荷対象製品に関する情報を含んでいる。出荷指示書bは、例えば、荷受側から出荷依頼を受けた荷主側によって発行されたもの、出荷拠点で出荷指示情報のデータを受け取り、所定の印刷装置で印刷されたもの、予め印刷された紙媒体が出荷拠点に搬送されたもの、または製品を運搬する運搬車両の運転者が、荷主から直接受け取ったもの等である。

0021

出荷拠点Aには、出荷指示書bに記載された通りの製品が積荷されて出荷されるか否かを確かめるための誤出荷防止システムaが設けられている。誤出荷防止システムaは、ハンディ端末300を利用した誤出荷防止技術を前提として、予めハンディ端末300に出荷指示書bに記載された出荷指示情報を記憶させておき、出荷拠点Aの製品10に貼られた製品ラベル11をハンディ端末300で読み取ることで、間違った製品や間違った数量の出荷を防止する出荷検品作業を行う。

0022

本実施形態の誤出荷防止システムaは、このようなハンディ端末300を利用した誤出荷防止技術において、紙媒体でやり取りされる出荷指示書bに記載された出荷指示情報(少なくとも、品番、数量を含む)をテキストデータ化し、ハンディ端末300を用いた出荷検品作業に利用できるようにする。このため、誤出荷防止システムaは、紙媒体の出荷指示書bを画像データ化する画像データ生成装置100、画像データ生成装置100で画像データ化された出荷指示書bが入力され、出荷指示書bに記載された出荷指示情報をテキストデータ化し、ハンディ端末300での出荷検品処理に利用される情報を生成する出荷拠点端末200、及びハンディ端末300を含んで構成される。

0023

画像データ生成装置100は、紙媒体の出荷指示書bを読み込んで画像データを生成するスキャナ機能を備え、生成された画像データを出荷拠点端末200に出力する。画像データ生成装置100は、出荷拠点端末200と有線または無線で接続することができ、また、USB等の記録媒体を介して、生成された出荷指示書bの画像データを出荷拠点端末200に入力するように構成してもよい。

0024

出荷拠点端末200は、文字認識処理を行い、画像データ化された出荷指示書bに含まれる出荷指示情報をテキストデータ化するOCR機能を備えている。OCR機能は、既知の技術を適用することができる。また後述するように、文字認識に利用される辞書などのOCRライブラリを備えることができる。出荷拠点端末200は、文字認識処理によってテキストデータ化された出荷指示情報を、ハンディ端末300に出力する機能を備えている。これにより、ハンディ端末300に、紙媒体の出荷指示書bに対応するテキストデータ化された出荷指示情報を格納することができ、ハンディ端末300の出荷検品処理を行うことができる。

0025

また、図1に示すように、ハンディ端末300では、出荷検品処理の結果を記憶し、出荷拠点端末200に出荷検品作業の実績を登録することができる。ハンディ端末300は、例えば、出荷拠点端末200とUSB接続で接続し、ハンディ端末300に記憶された検品結果データを、出荷拠点端末200に出力することができる。出荷拠点端末200では、ハンディ端末300からアップロードされた検品結果データを、該当する出荷指示書bと関連付けて、所定の記憶領域に記憶する。また、後述するように検品結果データと該当する出荷指示書bとをマッチングする検品処理を行い、オペレータによる確認作業等を行うこともできる。

0026

このような誤出荷防止システムaにおいて、上述のように、紙媒体の出荷指示書bに記載された出荷指示情報を手作業による入力でテキストデータ化すると、入力の作業負担が生じることに加え、入力ミスが生じた場合に出荷指示情報が間違ったテキストデータとなり、誤出荷を防ぐことができなかったり、出荷検品作業が滞ったりするという課題があった。また、OCRでテキストデータ化する場合、文字の誤認識によって同様の課題が生じてしまう。そこで文字の誤認識を防ぐため、高精度のOCR機能を導入することが考えられるが、コストが増大するという課題があった。

0027

そこで、本実施形態では、出荷拠点端末200において行われる文字認識処理を通じたテキストデータ化処理及び出荷検品用データの生成処理において、テンプレート定義機能、位置補正機能及び文字変換ロジック機能を提供し、誤認識が生じても出荷検品作業を行うことが可能な、出荷検品用データを生成する。まず、テンプレート定義機能は、複数の異なる出荷指示書bの種別毎に、文字認識処理を行う出荷指示書b上の領域を定義するとともに、定義された領域に含まれる項目の文字情報を設定したテンプレートを作成する。このため、テンプレートは、出荷指示書bの種別毎に予め作成され、所定の記憶領域に記憶される。位置補正機能は、テンプレートに含まれる領域を、出荷指示書bの印刷位置ズレや読み込み位置ずれに対して補正する補正機能である。文字変換ロジック機能は、OCR機能によりテキスト化された文字列に対し、OCR機能によって誤認識され易い文字を補正する機能であり、特に、文字列が数字または英字と、記号との組み合わせで構成される出荷指示書bに含まれる品番に対し、OCR機能でテキスト化された誤認識文字を含む文字列を、特殊なロジック構成で容易にかつ精度が高く補正する。

0028

<システム構成図>
図2は、本実施形態の誤出荷防止システムaのシステム構成図である。

0029

画像データ生成装置100は、イメージ生成部110及び出力部120を含んで構成されている。イメージ生成部110は、テンプレートや出荷検品用データを生成するための紙媒体の出荷指示書bを読み取り、例えば、JPEG,PNG,GIF,TIFF,BMP,PDF等のデータ形式で、画像データを生成する。出力部120は、外部機器に画像データを出力するためのインターフェースであり、出荷拠点端末200に画像データを出力する。

0030

出荷拠点端末200は、制御部210、記憶部220、表示部230、及び入出力部240を含んで構成されている。制御部210は、テンプレート生成部211、読み取り位置制御部212、文字認識部213、出荷検品用データ生成部214及び出荷検品用データ管理部215を備えて構成されている。文字認識部213は、OCR処理部213A及び誤認識チェック変換部(誤変換補正処理部に相当する)213Bを備えている。制御部210には、画像データ生成装置100の出力部120を介して画像データが入力される。

0031

テンプレート作成部211は、画像データのテキストデータ化及び変換ロジックによるテキストデータの誤変換補正処理に用いるテンプレートを作成する。テンプレート作成部211は、複数の異なる出荷指示書bごと、すなわち、異なる出荷指示書bの種別毎にテンプレートを作成することができるテンプレート定義機能を備えている。これにより、出荷指示書bの出荷指示情報の項目ごとに、文字認識処理で文字を読み取る領域となる指定領域の位置と、指定領域に含まれる文字に関連する文字情報とをテンプレートとして定義することができる。

0032

読み取り位置制御部212は、出荷指示書bの画像データにテンプレートを適用する際に、テンプレートで定義された指定領域の位置を補正する。

0033

OCR処理部213Aは、出荷指示書bの画像データに含まれる文字を読み取る文字認識処理を行う。具体的には、読み取り制御部212で位置補正した指定領域に含まれる文字に対して、文字認識処理を行う。文字認識処理は、OCRライブラリに基づいて行われる。OCRライブラリは、英字辞書、数字辞書、記号辞書等の辞書を含み、それぞれの辞書には、文字を画像化した文字画像データとその文字のテキストデータとが、予め紐付けられている。OCR処理部213Aは、文字画像データと一致率の高い文字を指定領域の中から探し当てる。そして、OCR処理部213Aは、探し当てた文字を、文字画像データに紐付けられた文字であると認識する。これにより、指定領域に含まれる文字を読み取り、テキストデータ化することができる。

0034

誤認識チェック変換部213Bは、出荷検品用データを生成するために、テンプレートに基づき、後述する変換ロジックに従ってOCR処理によってテキストデータ化された出荷指示情報の誤変換補正処理を行う。

0035

誤認識チェック変換部213Bは、文字認識処理で誤認識されやすい記号を強制的に置換するための強制置換設定ファイルと、各文字の文字種を参照して文字の変換を行うための文字種変換設定ファイルを備えており、変換ロジックにおいてこれらの設定ファイルを用いる。

0036

強制置換設定ファイルは、文字認識処理による誤認識率が高い記号を、記号以外の文字種の文字に置換するために記号と文字の組み合わせが任意で登録されたものであり、文字認識処理直後のテキストデータに含まれる特定の記号(誤変換強制置換記号)を記号以外の特定の文字(強制文字)に強制的に置換する。例えば、強制置換設定ファイルには、記号の「?」と認識されたものを強制的に数字の「7」に置換するように設定されている。

0037

文字種変換設定ファイルは、テキストデータに含まれる文字の文字種と誤認識チェック変換部213Bが参照するテンプレートに定義された文字種情報とが一致しない場合に、テンプレートの文字種情報に一致するように、その文字を特定の文字(補正文字)に置換するものである。例えば、テンプレートの文字種情報が「英語」で、テキストデータの文字が「1」であるとき、「1」と類似する英字の「I」に置換することで、文字種情報に一致する文字となる。このように、文字種変換設定ファイルには、異なる文字種であって、類似する文字の組み合わせが任意で登録されている。なお、文字種情報については後述する。

0038

変換ロジックによる他の変換処理については、後述する(図16図17)。

0039

出荷検品用データ生成部214は、誤認識チェック変換部213Bで変換されたテキストデータの関連付けを行い、出荷検品用データを生成する。具体的には、出荷対象製品ごとに、各項目の情報を変換した文字列を関連付け、変換後の文字列を格納することで、出荷指示書bに対応した出荷検品用データを生成する。

0040

出荷検品用データ管理部215は、ハンディ端末300に出荷検品用データをダウンロードさせることができる。また、出荷検品用データ管理部215には、ハンディ端末300を介して出荷検品結果データがアップロードされる。さらに、出荷検品用データ管理部215は、出荷検品用データと出荷検品結果データに基づいて、出荷検品作業の管理を行う。

0041

ハンディ端末300は、制御部310、記憶部320、表示部330、及び入出力部340を含んでいる。制御部310は、製品情報読み取り部311及び出荷検品処理部312を備えている。制御部310は、出荷拠点端末200を介して出荷検品用データをダウンロードすることができる。また、制御部310は、出荷検品作業の実績を出荷検品結果データとして出荷拠点端末200にアップロードすることができる。

0042

製品情報読み取り部311は、製品ラベルに記載された製品情報を読み取る。出荷検品処理部312は、出荷検品用データに基づいて、出荷検品処理を行う。出荷検品処理によって、出荷検品作業の実績である出荷検品用データが生成される。記憶部320は、出荷検品用データ、出荷検品結果データを記憶する。

0043

図3は、制御部210で遂行されるテンプレート作成処理を示すフローチャートである。制御部210は、出荷指示情報の項目を指示書データに関連付ける設定するための処理を行う(S101)。出荷指示情報の項目は任意で設定することができる。また、指示書データには出荷指示書の名称指示書名称)を任意に付けることができる。

0044

制御部210は、指示書データ及びテンプレート作成対象の画像データを選択するための処理を行う(S102)。制御部210は、選択された指示書データ及び画像データを読み込む(S103)。これにより、指示書データに関連付けられた項目と画像データを用いてテンプレートの作成を行うことができる。

0045

テンプレート作成部211は、テンプレートを作成するための処理を行う(S104)。この処理では、S101で設定した項目に対応する出荷指示情報が記載された領域を、読み込んだ画像データ上で設定することができる。すなわち、上述した指定領域を設定することができる。また上述したように、指定領域に含まれる文字に関連する情報を設定することができる。作成されたテンプレートは、指示書データに関連付けられ、文字認識処理及び誤変換補正処理に用いることができる。テンプレート生成部211は、テンプレートを記憶部220に記憶させる(S105)。

0046

図4は、制御部210で遂行される変換処理を示すフローチャートである。制御部210は、指示書データ及び読み取り対象の画像データを選択するための処理を行う(S201)。制御部210は、選択された指示書データ及び読み取り対象の画像データを読み込む(S202)。これにより、指示書データに関連付けられたテンプレートが画像データに適用される。

0047

読み取り位置制御部212は、テンプレートの指定範囲の位置に基づいて、文字認識処理で文字を読み取る領域となる指定領域の位置を補正する(S203)。OCR処理部213Aは、位置補正後の指定領域内の文字を読み取り、テキストデータ化する(S204)。誤認識チェック変換部213Bは、テンプレートの文字情報に基づいて、変換ロジックによる誤変換補正処理を行う(S205)。

0048

出荷検品用データ生成部214は、変換されたテキストデータに基づく出荷検品用データを生成し、記憶部220に記憶させる(S206,S207)。

0049

<テンプレート作成処理>
図5から図7を参照して、テンプレート作成処理について説明する。図5は、出荷拠点端末200の表示部230に表示される画像データ選択画面の一例である。画像データ選択画面において、指示書名称ボタンB1が選択されると、指示書データの保存先が開かれ、予め出荷指示情報の項目を関連付けた指示書データを選択することができる。画像ファイルボタンB2が選択されると、画像データの保存先が開かれ、指示書データに対応するテンプレート作成対象の画像データを選択することができる。

0050

スキャナ読込ボタンB3が選択されると、画像データ生成装置100で紙媒体の出荷指示書を読み込み、読み込まれた出荷指示書の画像データを、指示書データに対応するテンプレート作成対象の画像データとして選択することができる。

0051

実行ボタンB4が選択されると、選択された指示書データと画像データが読み込まれ、図6に示す指定領域受付画面遷移する。キャンセルボタンB5を選択すると、画像データ選択画面がクリアされる。

0052

図6は、出荷拠点端末200の表示部230に表示されるテンプレート作成画面の一例である。項目リストL1には、指示書データに関連付けられた出荷指示情報の項目が表示され、出荷指示情報の項目を選択することができる。画像データ表示領域R1には、画像データ選択画面で選択された画像データが表示され、文字を読み取る対象の領域となる指定領域を設定することができる。

0053

項目リストL1で項目を選択し、画像データ表示領域R1で項目に対応する出荷指示情報が記載された領域を囲むことで、指定領域(文字認識領域に相当する)が設定され、項目に関連付けられる。この関連付けにより、テンプレートを適用して出荷指示書を読み取る際に、指定領域内の文字がその項目に該当する出荷指示情報として読み取られる。

0054

文字欄C1には、選択中の項目に対応する指定領域に表示された文字列を入力することができる。文字欄C1に入力された文字列の文字数は、読み取り文字数として項目に関連付けられる。例えば、図6の文字欄C1に入力された文字数は8文字であるため、読み取り文字数は8である。また、他の項目も同様に、読み取り文字数を関連付けることができる。

0055

変換ボタンB6が選択されると、文字欄C1に入力された文字列の文字種情報が文字種欄C2に入力され、項目に関連付けられる。

0056

文字種情報は、文字欄C1に入力された文字列を文字種で示したものである。具体的には、英字:「E」,数字:「9」,記号:「S」が割り当てられており、これらの文字で文字種が表現される。また、文字種欄C2は桁に分けられており、各桁には、文字欄C1に入力された各文字の文字種を示す文字が1文字ずつ入力される。言い換えると、各桁は、文字欄C1の文字列を左から数えて何番目の文字であるかに対応しており、その文字の文字種を示す文字が、対応する桁に入力される。これにより、文字欄C1に入力された文字列を構成する各文字の桁情報とともに、桁ごとに入力された各文字の文字種を示す文字種情報を設定することができる。

0057

例えば図6は、項目リストL1で基準領域を選択し、出荷指示書の識別情報が表示されている領域を囲って基準領域R2とし、出荷指示書の識別情報「ABCD1234」を文字欄C1に入力して文字種情報に変換した場合の画面である。この場合、「ABCD1234」という文字列は、文字種欄C2の1桁目から8桁目にかけて「EEEE9999」という文字列で表現された文字種情報に変換される。

0058

ここで、基準領域の設定により、後述する位置補正を行うための基準点が定義される。基準点は、位置補正の際に、他の指定領域の位置決めをするための基準となる点である。

0059

テンプレート作成画面では、文字種欄C2で変換対象情報を設定することができる。変換対象情報を設定すると、後述するロジックで変換対象でない文字を不要な文字として省略した文字列を生成することができる。図8を参照して、変換対象情報の設定について説明する。

0060

図8は、変換対象情報の設定を示す概略図である。例えば、不要な文字を省略するために、点線枠のようにして必要な文字のみを囲む指定領域を設定することが考えられるが、設定が難しい。また、少しでも文字と枠が被っていると、読み取り精度が悪くなり、誤認識がより生じやすくなる。

0061

そこで、一点鎖線の枠のように、文字列全体を囲んで指定領域を設定し、変換対象を別途指定することによって不要な文字を省略することができる。例えば、「AB−1234X」及び「CD−1234W」の8文字目の「X」及び「Y」が不要な場合、変換対象情報の開始桁を1、終了桁を7と設定すれば、変換対象が1文字目から7文字目となる。また、「AB−1234X」及び「CD−1234W」の1文字目から3文字目の「AB−」及び「CD−」が不要な場合、変換対象情報の開始桁を4、終了桁を8と設定すれば、変換対象が4文字目から8文字目となる。これにより、不要な文字を省略した文字列を生成することができる。

0062

上記のように変換対象情報を設定すれば、不要な文字の省略が容易であり、読み取り精度が悪くなるおそれが少なくなる。つまり、テンプレート定義に含まれる文字列の桁情報は、紙媒体の出荷指示書に印刷された製品コードを構成する文字数よりも少ない文字数で構成された桁情報を含むように構成することができ、桁情報で設定されている桁数分の文字列を誤変換補正処理後の文字列(第3文字列に相当する)から抽出して出荷検品用データを生成することができる。

0063

図7のテンプレート作成画面を参照して、変換対象情報の設定方法の一例について説明する。なお、図7図6のテンプレート作成画面において基準領域の他の項目についても各種設定を終えた状態を示す図である。

0064

変換対象情報は、文字種欄C2の各桁に入力された文字種を示す文字を、削除することで設定することができる。ただし、各桁の文字種を示す文字が1文字も削除されない場合は、全ての文字が変換対象となる。これにより、変換対象文字情報を任意に設定することができる。

0065

例えば図7は、項目リストL1で品番を選択し、複数の品番が表示されている領域を囲って指定領域R3とし、品番の一つである「AB−1234X」を文字欄C1に入力して文字種情報に変換した後、文字種欄C2で8桁目の文字を削除した状態である。より具体的には、文字欄C1の文字列を変換して文字種欄C2に入力された「EES9999E」から、文字欄C1の「X」に対応する8桁目の「E」を削除し、「EES9999」とした状態である。これにより、変換対象文字情報の開始桁が1、終了桁が7となる。このようにして1文字目から7文字目までが変換対象文字として設定される。そして、変換対象情報は、選択中の項目に関連付けられる。本例では、品番に関連付けられる。

0066

置換対象情報の設定について説明する。置換対象情報を設定すると、後述する変換ロジックで、指定した位置に指定した文字が強制的に挿入された文字列(第2文字列に相当する)を生成することができる。特に、変換ロジックは、文字列から記号を一度除外するステップが含まれるため、桁ごとに設定された文字種が記号である場合に、挿入する記号(挿入記号)を指定しておくことで、その記号が指定の位置に挿入された文字列を生成することができる。例えば、図7の文字欄C1の「AB−1234X」の3文字目は「−(ハイフン)」であり、対応する文字種欄C2の3桁目には、記号を示す「S」が入力されている。このとき、置換対象桁を「3」、置換文字(挿入記号に相当する)を「−(ハイフン)」とする置換対象情報が設定される。これにより、変換ロジックで「−」が除外された後の処理で、生成された文字列の3桁目に「−」を強制的に挿入した文字列を生成することができる。なお、置換対象情報は、選択中の項目に関連付けられる。本例では、品番に関連付けられる。

0067

テンプレート作成画面で設定された指定領域の範囲及び位置は、図9及び図10に示すように、X1,X2,Y1,Y2を用いた座標情報で定義づけられる。すなわち、上述した指定領域の設定では、項目ごとに指定領域の座標情報が関連付けられている。読み取り位置制御部212は、後述するように座標情報を用いることにより、指定領域の位置を補正することができる。

0068

図9は、基準領域の座標情報を示す図であり、テンプレート作成画面で設定された基準領域R2に対応している。また、基準領域R2の設定の際、基準領域R2に含まれる文字領域R4(点線枠内の領域)が定義される。文字領域R4は、OCRによって実際に文字が記載されていると認識された領域である。

0069

基準領域R2は、4つの座標で囲まれた領域として定義され、そのうち1つの座標を位置補正における基準となる基準点とすることができる。例えば、座標(X1,Y1)で表される点a1を基準点とすることができる。また、同様に、文字領域R4も4つの座標で囲まれた領域として定義され、基準点a1に対応する点b1(第1位置)を備えることができる。基準点a1及び点b1は、後述する位置補正において参照される。

0070

図10は、基準点以外の各指定領域の一例として、品番の指定領域R3の座標情報を示す図であり、テンプレート作成画面で設定された品番の指定領域R3に対応している。また、指定領域R3の設定の際、指定領域R3に含まれる各文字の領域(点線枠内の領域)が定義される。各文字の領域は、OCRによって実際に文字が記載されていると認識された領域である。

0071

指定領域R3は、他の領域と同様に、点c1を含む4つの座標で囲まれた領域として定義される。点c1は、後述する位置補正で参照される。また、各文字の領域は、1つの座標で定義される。

0072

なお、指定領域R3における各文字の領域を示す座標を参照することで、1文字ずつ文字認識処理を行い、読み取り精度を向上させることができるが、指定領域R3に含まれる文字列を1行ずつ検索して、1つの文字列に対して文字認識処理を行い、文字を読み取ることもできる。

0073

例えば図10の指定領域R3における文字列を、各文字の位置を示す座標を参照して読み取る場合には、最初の文字列「AB−1234X」の1文字目のXY座標(X1,Y1)を参照して文字認識処理を行うことにより、「A」を読み取ることができ、同様にして2文字目の「B」を読み取ることができる。このようにして、最初の行の文字列を読み取ることができる。また、次の行の文字列も同様に、1文字目の「C」を読み取ることができる。一方、文字列を1行ずつ読み取る場合は、指定領域R3における文字列を検索し、1行目の文字列「AB−1234X」を読み取るなら、その文字列全体に対して文字認識処理を行う。2行目以降も同様にして文字認識処理を行う。

0074

なお、本例では品番を例に説明したが、他の項目についても同様にして座標情報が定義され、文字認識処理を行うことができる。

0075

図7は、図6のテンプレート作成画面において、基準領域の他の項目についても設定を終えた状態を示す。図7において、登録ボタンB7が選択されると、後述するようにテンプレートが作成され、指示書データに紐付けられる。そして、テンプレートは記憶部220に記憶される。また、「戻る」ボタンB8が選択されると、図5の画像データ選択画面に戻る。終了ボタンB9が選択されると、テンプレート作成画面が終了する。

0076

テンプレート作成画面の登録ボタンB7が選択されると、テンプレート作成部211は、基準領域の読み取り文字数、文字種情報、置換対象情報、変換対象情報、及び座標情報を関連付けた基準領域関連情報を作成する。同様に、テンプレート作成部211は、他の各項目についても、読み取り文字数、文字種情報、置換対象情報、変換対象情報、及び座標情報を関連付けた、各項目の関連情報を作成する。本例では、品番、出荷ロット、製品の向先、製品の長さ、製品の数量のそれぞれについて、関連情報が作成される。その後、テンプレート作成部211は、各項目の関連情報を含んだ項目関連情報を作成する。さらに、テンプレート作成部211は、基準領域関連情報及び項目関連情報を含むテンプレート(テンプレート定義情報)を作成する。

0077

図11は、基準領域関連情報の一例であり、テンプレート作成画面で設定した、基準領域の読み取り文字数、文字種情報、置換対象文字情報、変換対象文字情報、及び座標情報が格納されている。また、図12は、各項目の関連情報の一例であり、テンプレート作成画面で設定した、各項目の読み取り対象文字数、文字種情報、置換対象文字情報、変換対象文字情報、及び座標情報が格納されている。

0078

テンプレートは、図5の画像データ選択画面で選択した指示書データに紐付けられる。これにより、後述する図13の読み取り画像データ選択画面で指示書データを選択することによってテンプレートを適用することができる。

0079

<出荷検品用データ生成処理>
図13及び図14を参照して、出荷検品用データ生成処理について説明する。図13は、出荷拠点端末200の表示部230に表示される読み取り画像データ選択画面の一例である。読み取り画像データ選択画面は、図5の画像データ選択画面に対応しており、同様に操作することで、予めテンプレートが紐付けられた指示書データと、対応する読み取り対象の画像データを選択することができる。

0080

また、同様にして画像データ生成装置100で紙媒体の出荷指示書bを読み込み、読み込まれた出荷指示書bの画像データを、指示書データに対応する読み取り対象の画像データとして選択することができる。

0081

指示書データと画像データが選択され、実行ボタンB4が選択されると、指示書データ及び画像データが読み込まれ、指示書データに紐付けられたテンプレートが読み取り対象の画像データに適用される。その後、図14に示す読み取り確認画面に遷移する。以下の例では、図1の出荷指示書bの画像データを読み取り対象の画像データとして説明する。キャンセルボタンB5を選択すると、画像データ選択画面がクリアされる。

0082

図14は、出荷拠点端末200の表示部230に表示される読み取り確認画面の一例である。項目リストL2には、予めテンプレートで定義付けた文字種情報が項目ごとに表示される。項目リストL2に表示された文字種情報は、編集することができる。画像データ表示領域R5には、図13の読み取り画像データ選択画面で選択された画像データが、テンプレートの指定領域が適用された状態で表示される。この指定領域は、範囲及び位置を変更することができる。これにより、指定領域の位置がずれて読み取り対象文字列が指定領域内に収まっていなかった場合にも、指定領域を修正して読み取り対象文字列が指定領域内に収まるようにすることができる。

0083

変換ボタンB10が選択されると、各項目の指定領域内に表示された文字列を読み取り、後述の変換ロジックで出荷検品用データに変換する。その後、変換結果の表示画面に遷移する。「戻る」ボタンB11が選択されると、図13の画像データ選択画面に戻る。終了ボタンB12が選択されると、読み取り確認画面が終了する。

0084

<指定領域の位置補正>
また、図13の実行ボタンB4が選択され、画像データにテンプレートを適用するとき、テンプレートに定義された基準領域の座標情報及び各項目の指定領域の座標情報を用いて、指定領域の位置補正を行うことができる。つまり、テンプレートの適用により、読み取り対象の画像データ上に基準領域及び品番(製品コード)等の各項目の指定領域を含む文字認識領域を設定するとともに、基準領域の位置ズレを検出して、各項目の指定領域の位置補正を行う。より具体的には、以下の図15で説明する。

0085

図15は、指定領域の位置補正の方法を示す概略図である。基準点a1、点b1、及び点c1は、図9の点a1、点b1、及び図10の点c1に対応しており、テンプレートの座標情報で定義されている。読み取り位置制御部212は、テンプレートを適用するとき、基準点a1の座標をキーとして、基準領域R2に含まれる文字列をOCRによって検索する。そして、点b1(第1位置)の座標と、検索された文字列の座標である点b2(第2位置)との差分を算出する。そして、算出された差分が所定の閾値内である場合は、指定領域R4の位置を補正しない。所定の閾値を超える場合は、画像データ上で指定領域R4の位置をその差分だけ移動させる位置補正を行う。すなわち、本例では、点b1と点b2の差分だけ、指定領域の点c1を点c2に移動させ、これに伴って指定領域R4全体の位置が移動する。これにより、位置補正後の指定領域R4に含まれる文字列を読み取ることができる。

0086

<テキスト化及び誤変換補正処理>
図16は、指定領域内の文字を読み取って文字を変換する、変換ロジックを示すフローチャートである。変換ロジックでは、テンプレートで定義される文字種情報、置換対象情報、変換対象情報に基づき、テキストデータが変換される。

0087

図17は、図16の変換ロジックの各ステップで生成される文字列を示す図である。本例では、出荷指示書bに記載されている品番「AI−1270W」を変換するものとして説明する。

0088

図14で変換ボタンB10が選択されると、OCR処理部213Aは、OCRライブラリを参照して指定領域の文字を、文字列単位で認識する(S301)。これにより、品番の文字列「AI−1270W」から、図17の文字列(A1)のように、誤認識された文字を含む文字列が生成され、各文字が各桁に当てはめられる。なお、半角文字は1桁、全角文字は2桁を占めるものとして説明する。

0089

誤認識チェック変換部213Bは、文字列に含まれる文字が記号であるか否かを判断する(S302)。記号でない場合(S302−No)、S303及びS304をスキップしてS305に進行する。記号である場合(S302−Yes)、誤認識チェック変換部213Bは、その記号が強制置換設定ファイルに登録されているか否かを判断する(S303)。

0090

記号が強制置換設定ファイルに登録されているものでない場合(S303−No)、S304をスキップしてS305に進行する。記号が強制置換設定ファイルに登録されているものである場合(S303−Yes)、その記号を強制置換設定ファイルに登録されている文字に置換する(S304)。これにより、図17の例では、文字列(A1)の「?」が、元の文字である「7」に置換され、文字列(A2)が生成される。

0091

誤認識チェック変換部213Bは、テンプレートで定義された文字種情報に基づいて、どの変換ロジックを適用するか判断して、選択する(S305)。本例では、品番の文字列を構成する文字に記号が含まれるため、誤認識チェック変換部213Bは、変換ロジックAを適用すると判断し、変換ロジックAを選択してS306Aに進行する。

0092

ここで、本実施形態では、記号を含む文字列を変換する変換ロジックA、数字のみからなる文字列を変換する変換ロジックB、数字及び小数点からなる文字列を変換する変換ロジックCの3つから変換ロジックが適用され、例えばテンプレートで定義された指定領域ごとに、当該領域に含まれる文字列を構成する文字の文字種に基づいて、各ロジックを自動的に設定したり、予め設定しておくことができる。

0093

誤認識チェック変換部213Bは、記号及びスペース以外の文字を抽出し、文字列から記号及びスペースを除外する(S306A)。これにより、図17の文字列(A2)の「・」及び「−」が除外され、文字列(A3)(第1文字列に相当する)が生成される。なお、文字列の各文字に記号が含まれない場合、誤認識チェック変換部213Bは、本ステップを省略してS307Aに進行する。

0094

誤認識チェック変換部213Bは、文字列に含まれる全角文字を半角文字にする(S307A)。これにより、図17の例では、文字列(A3)の「2」が半角文字になり、文字列(A4)が生成される。なお、文字列に全角文字が含まれない場合、誤認識チェック変換部213Bは、本ステップを省略してS308Aに進行する。

0095

誤認識チェック変換部213Bは、テンプレートの置換対象情報に基づき、置換対象桁に置換文字を挿入する(S308A)。これにより、図17の例では、図12の品番の置換対象情報に含まれる置換対象桁:3,置換文字「−」に従って、文字列(A4)の3桁目に「−」が強制的に挿入され、文字列(A5)(第2文字列に相当する)が生成される。

0096

誤認識チェック変換部213Bは、テンプレートで定義される文字種情報を参照し、各桁の文字種が、文字種情報の文字種と同じであるか否かを判断する(S309A)。文字種が同じである場合(S309A−Yes)、S310A及びS311AをスキップしてS312Aに進行する。文字種が同じでない場合(S309A−No)、その文字が文字種変換設定ファイルに登録されているか否かを判断する(S310A)。

0097

その文字が文字種変換設定ファイルに登録されていない場合(S310A−No)、S311AをスキップしてS312Aに進行する。その文字が文字種変換設定ファイルに登録されている場合(S310A−Yes)、その文字を文字種変換設定ファイルに登録されている文字に置換する(S311A)。ここで、誤変換チェック処理部213Bは、テンプレートで定義される各桁の文字種情報を参照し、この文字種に適合する文字を文字種変換設定ファイルに登録された文字の組み合わせから検索し、その文字を置換する。これにより、図17の例では、文字列(A5)の「1」が「I」、「O」が「0」に置換される。すなわち、各桁の文字種が文字種情報の文字種に一致した状態となる。これにより、文字列(A6)(第3文字列に相当する)が生成される。

0098

なお、上記S309A〜S311Aの処理は、誤変換チェック処理部213Bによって、文字列を構成する各文字について繰り返し行われ、文字列を構成するすべての文字について処理が終了すると、次のS312Aに進行する。

0099

誤認識チェック変換部213Bは、テンプレートの変換対象情報に基づき、開始桁から終了桁までの文字を抽出する(S312A)。これにより、図17の例では、図12の品番の変換対象情報に含まれる開始桁:1及び終了桁:7に従って、1桁目から7桁目までの文字を抽出して、文字列(A7)が生成される。これにより、8桁目の文字「W」は不要な文字として省略される。なお、変換対象情報が定義されていない場合、誤変換チェック処理部213Bは、本ステップを省略する。また、上記のS301〜S312Aの処理は、指定領域ごとに、指定領域に含まれる全ての文字列が変換されるまで繰り返し行われる。

0100

なお、本実施形態の変換ロジックAにおける誤変換補正処理は、テンプレートで定義された文字種情報において、1つ又は複数の記号を含んでおり、かつ記号以外の他の文字(数字、英字、カタカナひらがな等)を含む製品コード等の文字列を対象に行われる。

0101

一方、指定領域の文字列が記号(小数点以外)及び小数点を含まず、数字のみからなる場合は、誤認識チェック変換部213Bは、S305において、変換ロジックBを適用すると判断し、図18のS306Bに進行する。この変換ロジックBは、例えば、項目「数量」について適用することができる。

0102

図18及び図19を参照して、数字のみからなる文字列を変換する変換ロジックBについて説明する。図18は、変換ロジックBのフローチャートであり、図19は、図18の変換ロジックBの各ステップで生成される文字列を示す図である。本例では、数字のみからなる5桁の文字列「12740」を読み取り対象の文字列とし、変換ロジックBで変換するものとして説明する。なお、図19の文字列(B1)及び文字列(B2)は、上記S301〜S304と同様の処理によって生成された文字列である。

0103

S306B〜S311Bは、S306A〜S311Aに対応しており、同様の処理が行われるため、各処理の詳細については、上記の説明に代える。ただし、本例の文字列は、図19のように、S306Bでは、文字列(B2)の「 (スペース)」が除外され、文字列(B3)が生成される。また、S307Bでは全角の「2」が半角となり、文字列(B4)が生成される。また、S311Bでは、文字列(B4)の1桁目の「I」を「1」、5桁目「O」を「0」と置換して文字列(B5)が生成される。

0104

ここで、S311Bの処理後のS313Bの桁合わせについて説明する。本例の5桁の文字列「12740」を「012740」のように6桁に桁を合わせたい場合、予め桁数6を設定し、テンプレートで定義しておくことで桁合わせを行うことができる。例えば、テンプレート作成画面の文字欄C1に「12740」(5桁)を入力した後、数字を示す「9」で文字種欄C2に「999999」と1桁目から6桁目まで入力することで、変換対象情報と同様に、桁合わせしたい桁数を予め設定することができる。これにより、本例では、誤認識チェック変換部213Bが、S313Bで生成される文字列(B5)の桁5桁であり、設定した6桁に桁が合わないと判断される。そして、桁が合わない場合に、1桁目に「0」を挿入するため、5桁の文字列を6桁の文字列に桁を合わせることができる。なお、設定を行わない場合は、誤変換チェック処理部213Bは、S313Bを省略する。この場合、本例では1桁目に「0」が挿入されないため、変化ロジックBによって生成される文字列は、読み取り対象の文字列「12740」のままである。

0105

なお、変換ロジックBにおいてもS309B〜S311Bの処理は、S309A〜S311Aの処理と同様に、誤変換チェック処理部213Bによって、文字列を構成する各文字について繰り返し行われ、文字列を構成するすべての文字について処理が済むと、S313Bに進行する。また、上記と同様に、S301〜S313Bの上記の処理は、指定領域に含まれる全ての文字列が変換されるまで繰り返し行われる。

0106

さらに、指定領域の文字列が記号(小数点以外)を含まず、数字と小数点からなる場合は、誤認識チェック変換部213Bは、S305において、変換ロジックCを適用すると判断し、図20のS306Cに進行する。例えば、項目「数量」において、小数点を含む場合に適用することができる。

0107

図20及び図21を参照して、数字と小数点からなる文字列を変換する変換ロジックCについて説明する。図20は、変換ロジックCのフローチャートであり、図21は、図20の変換ロジックCの各ステップで生成される文字列を示す図である。本例では、数字と小数点からなる6桁の文字列「1.2740」を読み取り対象の文字列とし、変換ロジックCで変換するものとして説明する。なお、図21の文字列(C1)及び文字列(C2)は、上記S301〜S304と同様の処理によって生成された文字列である。

0108

S306C〜S313Cは、S306B〜S313Bに対応しており、同様の処理が行われるため、各処理の詳細については、上記の説明に代える。また、本例の処理で生成される文字列(C3)〜文字列(C6)は、図19の文字列(B3)〜文字列(B6)と同様であるため、併せて説明を上記の図19の文字列(B3)〜文字列(B6)の説明に代える。

0109

ここで、S313Cの桁合わせ処理後のS314Cにおける小数点の挿入について説明する。本例の読み取り対象の文字列のように、数字と小数点からなる文字列の文字種情報を設定する際には、小数点:「.」を該当する桁に設定することができる。これにより、誤変換チェック処理部213Bは、S306Cで小数点を除外し、数字の桁のみで上述の桁合わせ処理を行う。そして、文字種情報が含む数字の桁数と合うように文字列の数字の桁数を合わせた後、該当する桁に小数点を挿入する。

0110

例えば、本例のように「1.2740」を「01.2740」に変換する場合、テンプレート作成画面の文字欄C1に「1.2740」と入力した後、文字種欄C2に、文字種を示す文字で「99.9999」と設定すればよい。これにより、文字種情報に含まれる数字の桁数は6、小数点は3桁目に設定される。そして、上記の処理で桁合わせを行うと、本例の文字列(C6)のように、数字の桁数が文字種情報に含まれる数字の桁数に適合するが、小数点を考慮していないために文字列全体としての桁数が合わない。このように桁数が合わない状態を誤変換チェック処理部213Bが判断することによって、文字種情報として設定した小数点を該当する桁(本例では3桁目)に挿入する。これにより、文字列(C7)のような、桁合わせ処理をした上で小数点を含む文字列(数字)を生成することができる。

0111

なお、変換ロジックCにおいてもS309C〜S311Cの処理は、S309A〜S311Aの処理と同様に、誤変換チェック処理部213Bによって、文字列を構成する各文字について繰り返し行われ、文字列を構成するすべての文字について処理が済むと、S313Cに進行する。また、上記と同様に、S301〜S314Cの上記の処理は、指定領域に含まれる全ての文字列が変換されるまで繰り返し行われる。

0112

誤認識チェック変換部213Bは、上記の変換ロジックにより、指定領域内の文字列を順番に変換する。また、本例では品番を例として変換ロジックを説明したが、同様にして、各項目の指定領域内の全ての文字列が変換される。

0113

各項目の全ての文字列の変換が終わると、出荷検品用データ生成部214が、各行の品番、出荷ロット、向先、長さ、数量の文字列を結び付け、シーケンス番号を割り当てる。これにより、図20のように、出荷指示書bに対応する出荷検品用データが生成される。

0114

出荷検品用データ管理部215を介して、出荷検品用データをハンディ端末300にダウンロードさせることによって、ハンディ端末300を用いた出荷検品作業が可能となる。そしてハンディ端末300は、出荷検品作業の実績を検品結果データとして出荷検品用データ管理部215にアップロードすることができる。これによって出荷検品用データ管理部215は出荷検品作業の結果を管理することができる。例えば、出荷対象製品の数量に過不足があるか否かを管理する。

0115

本実施形態では、出荷指示情報のテキストデータ化にあたり、変換ロジックでOCRによる文字認識処理での誤認識が生じやすい記号を除外して文字列を変換している。これにより、出荷指示情報の文字列の誤変換を抑え、誤りのない出荷検品用データを生成することができるので、出荷検品作業において誤出荷を防ぐことができる。また、出荷検品用データに誤りがなければ、出荷検品処理を正しく行うことができ、作業の滞りを抑えることができる。

0116

本実施形態では、高精度のOCR機能を導入しなくても、変換ロジックによって誤りのない出荷検品用データを生成することができるので、コストを抑えることができる。

0117

本実施形態では、予め作成したテンプレートで定義される座標情報に基づいて、読み取り位置の補正を行うことができるので、出荷指示書をスキャンして画像データ化する際に位置ずれが生じたとしても、位置ずれに対応して出荷指示書の出荷指示情報を読み取り、出荷検品用データを生成することができる。

0118

なお、本実施形態では、複数の異なる出荷指示書ごとに、テンプレートを予め作成することができ、テンプレートを適用することで、OCRを用いた出荷検品用データの生成を行うことができる。これにより、オペレータが手作業でデータ化を行う必要がなく、作業負担を抑えることができる。

0119

また、テンプレートを予め作成しておくことができるため、OCRによって出荷指示書を読み取る際にはテンプレートを適用するだけでよい。これにより、読み取りにおける細かな設定を毎回行う必要がなく、作業負担を抑えることができる。

0120

上述の実施形態では、出荷指示書を用いて説明したが、これに限られるものではなく、帳票注文書等を用いてもよい。

0121

また、テンプレート作成対象又は読み取り対象の画像データは、画像データ生成装置100によって生成される必要はなく、例えば荷主から提供された画像データでもよい。

0122

出荷検品用データ生成部214による出荷検品用データの生成処理は、代わりに誤認識チェック変換部213B又は出荷検品用データ生成部215が行ってもよい。つまり、出荷検品用データ生成部214の機能を誤認識チェック変換部213B又は出荷検品用データ生成部215と一体的に構成してもよい。

0123

テンプレート作成処理及び出荷検品用データ生成処理における各画面は、上述した画面構成でなくても構わず、各設定や各処理を行うことができればよい。

0124

また、ハードウェア構成として上述以外にも、液晶ディスプレイなどの表示装置装置全体(各部)の制御を司るCPU、メモリ主記憶装置)、マウスキーボードタッチパネル、スキャナ等の操作入力手段、プリンタスピーカなどの出力手段、補助記憶装置ハードディスク等)等を備えることができる。

0125

また、本発明の各機能は、プログラムによって実現可能であり、各機能を実現するために予め用意されたコンピュータプログラムが記憶部に格納され、CPU等の制御部が記憶部に格納されたプログラムを読み出し、読み出された該プログラムを制御部が実行することで、コンピュータ装置に、各機能を動作させることができる。他方、本発明の各機能は、各々個別の制御装置で構成することができ、複数の制御装置を直接に又はネットワークを介して接続して、例えば、誤出荷防止システムaを構成することもできる。

0126

また、上記プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された状態で、コンピュータに提供することも可能である。コンピュータ読取可能な記録媒体としては、CD−ROM等の光ディスク、DVD−ROM等の相変化型光ディスク、MO(Magnet Optical)やMD(Mini Disk)などの光磁気ディスクフロッピー(登録商標ディスクリムーバブルハードディスクなどの磁気ディスクコンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディアSDメモリカードメモリスティック等のメモリカードが挙げられる。また、本発明の目的のために特別に設計されて構成された集積回路ICチップ等)等のハードウェア装置も記録媒体として含まれる。

0127

以上、本発明の実施形態について説明したが、当該実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

0128

A出荷拠点
a 誤出荷防止システム
b出荷指示書
10製品
11製品ラベル
100画像データ生成装置
110イメージ生成部
120 出力部
200出荷拠点端末
210 制御部
211テンプレート作成部
212読み取り位置制御部
213文字認識部
213AOCR処理部
213B誤認識チェック変換部
214 出荷検品用データ生成部
215 出荷検品用データ管理部
220 記憶部
230 表示部
240入出力部
300ハンディ端末
310 制御部
311製品情報読み取り部
312出荷検品処理部
320 記憶部
330 表示部
340 入出力部

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