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技術 筆具補助装置

出願人 有限会社ラック
発明者 久保和也佐々木薫
出願日 2017年5月11日 (3年9ヶ月経過) 出願番号 2017-094374
公開日 2018年11月29日 (2年2ヶ月経過) 公開番号 2018-187886
状態 未査定
技術分野 筆記具保持具
主要キーワード 支持補助部材 使用適合 装飾的表面 開閉面 涙滴形状 付け根近傍 切欠形状 突出変形
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年11月29日)のものです。
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図面 (9)

課題

手指が不自由となっている方や、手に力が入れ難い方であっても、円滑な筆記動作を安定的に行える筆具補助装置を提供する

解決手段

筆具補助装置は、筆具を固定支持する筆具固定部と、前記筆具固定部に連結され、筆具使用者が手で把持する把持部と、前記筆具使用者が把持部を把持した際に、前記筆具使用者の手の合谷部分に当接して支持する支持補助部とを備え、前記把持部の把持中心軸が筆具固定部に対して、筆具先端方向に鋭角となるように連結される。

概要

背景

近年、疾患等によって鉛筆等の筆具が握れなくなった方々から、筆具を使って、文字を書きたいというニーズが高まっている。

このような疾患として、脳血管障害慢性関節リウマチなどが挙げられ、このような疾患によって、手指随意性低下、手指関節の変形、鉛筆を握る三面把持困難、筆圧不十分などの症状のため、書字動作(筆記動作)が困難になる人が多い。特にリウマチは、活発社会的活動が要求される20〜50才代での発病が認められ、書字能力を取り戻す必要に迫られているが、これら疾患は、機能回復が困難とされている。

この失われた書字能力を取り戻すために、不自由な手指でも筆具を握ることを意図した種々の形状のペングリップが提案されている。

このような従来の筆具補助装置としては、例えば、筆記具固定部とグリップ部とから成り、前記筆記具固定部は筆記具を挿通固定する貫通孔を有して細長形状に形成してあり、前記グリップ部は前記筆記具固定部の断面幅にほぼ等しい厚みの略長方形状に形成して前記筆記具固定部の下面中程に筆記具先端側に傾けて取り付けてあり、筆記具固定部の後端側下面とグリップ部の後端側辺部との交わる部分は親指人指し指間の手肉形状に適合するような窪み形状に形成されたものがある(特許文献1参照)。

概要

手指が不自由となっている方や、手に力が入れ難い方であっても、円滑な筆記動作を安定的に行える筆具補助装置を提供する 筆具補助装置は、筆具を固定支持する筆具固定部と、前記筆具固定部に連結され、筆具使用者が手で把持する把持部と、前記筆具使用者が把持部を把持した際に、前記筆具使用者の手の合谷部分に当接して支持する支持補助部とを備え、前記把持部の把持中心軸が筆具固定部に対して、筆具先端方向に鋭角となるように連結される。

目的

本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、手指が不自由となっている方や、手に力が入れ難い方であっても、円滑な筆記動作を安定的に行える筆具補助装置の提供を目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

筆具固定支持する筆具固定部と、前記筆具固定部に連結され、筆具使用者が手で把持する把持部と、前記筆具使用者が把持部を把持した際に、前記筆具使用者の手の合谷部分に当接して支持する支持補助部とを備え、前記把持部の把持中心軸が筆具固定部に対して、筆具先端方向に鋭角となるように連結されることを特徴とする筆具補助装置

請求項2

請求項1に記載の筆具補助装置において、前記支持補助部が、当該支持補助部中心軸と前記把持部中心軸とが80°〜100°の角度で連結されていることを特徴とする筆具補助装置。

請求項3

請求項1又は請求項2に記載の筆具補助装置において、前記把持部及び前記支持補助部と、前記筆具固定部とが連結される位置が、前記把持部中心軸に直交し且つ前記支持補助部に支持される前記筆具使用者の合谷を通過する線分と、前記筆具固定部中心軸とが、交差する位置よりも、筆具先端方向を下向きとした場合に、上方にあることを特徴とする筆具補助装置。

請求項4

請求項1〜3のいずれかに記載の筆具補助装置において、前記支持補助部が、筆具使用者の合谷と当接する面が切欠形状から成る切欠部を有することを特徴とする筆具補助装置。

請求項5

請求項1〜4のいずれかに記載の筆具補助装置において、前記把持部が、重りを内部に収容することを特徴とする筆具補助装置。

請求項6

請求項1〜5のいずれかに記載の筆具補助装置において、前記把持部が、涙滴形状を有することを特徴とする筆具補助装置。

請求項7

請求項1〜6のいずれかに記載の筆具補助装置において、前記筆具固定部が、前記筆具に対して、着脱可能であることを特徴とする筆具補助装置。

技術分野

0001

本発明は、筆具補助する筆具補助装置に関し、特に、疾患等により筆具をしっかりと持てない人にとっても、安定して円滑な筆記動作を実現できる筆具補助装置に関する。

背景技術

0002

近年、疾患等によって鉛筆等の筆具が握れなくなった方々から、筆具を使って、文字を書きたいというニーズが高まっている。

0003

このような疾患として、脳血管障害慢性関節リウマチなどが挙げられ、このような疾患によって、手指随意性低下、手指関節の変形、鉛筆を握る三面把持困難、筆圧不十分などの症状のため、書字動作(筆記動作)が困難になる人が多い。特にリウマチは、活発社会的活動が要求される20〜50才代での発病が認められ、書字能力を取り戻す必要に迫られているが、これら疾患は、機能回復が困難とされている。

0004

この失われた書字能力を取り戻すために、不自由な手指でも筆具を握ることを意図した種々の形状のペングリップが提案されている。

0005

このような従来の筆具補助装置としては、例えば、筆記具固定部とグリップ部とから成り、前記筆記具固定部は筆記具を挿通固定する貫通孔を有して細長形状に形成してあり、前記グリップ部は前記筆記具固定部の断面幅にほぼ等しい厚みの略長方形状に形成して前記筆記具固定部の下面中程に筆記具先端側に傾けて取り付けてあり、筆記具固定部の後端側下面とグリップ部の後端側辺部との交わる部分は親指人指し指間の手肉形状に適合するような窪み形状に形成されたものがある(特許文献1参照)。

先行技術

0006

特開2009−83359号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかし、従来の筆具補助装置は、例えば、特許文献1に示されるように、筆記具と同程度の薄さの板状グリップ部を備えたピストル形状のものであり、特に親指と人差し指をある程度強く伸ばして閉じるような状態で力を入れて固定する「挟み持ち」をする必要があり、手指をすぼめる動作が不自由となっている方や、掴み動作に力が入れ難い方にとっては、依然として、弱い握りの力では、十分な筆記動作が行い難いという課題があった。すなわち、従来の筆具補助装置は、ある程度の力で手先をすぼめて固定することが前提となっており、手を弱い力で握った場合には、不安定な固定となってしまい、十分な筆記動作を行えるまでには至っていない。
また、この不安定さを補うために、グリップ部の後端側は親指と人指し指間の手肉形状に適合する窪み形状を形成し、手肉を食い込ませて握る必要がある。しかしこの食い込み位置が握りの基準点となるため、指先までの長さの長短個人差により、指先を筆記具に沿えにくい場合がある。特に、リウマチ系の関節が曲がりにくい人は、曲げて長さ調節が出来ず、筆記具に指先が沿わない。

0008

また、このように、従来の筆具補助装置は、ある程度の力が握り手に必要となることから明らかなように、その対象が主として硬用のものであって、その他の筆具に対しては使用適合性が限定されている。例えば、筆ペンのような先端が柔らかい筆具に対しては、弱い力で握った場合には、不安定な筆記動作となるために、筆特有の「とめ・はね・はらい」の運筆ができにくく、表現豊かな文字を書くには適していない。このようなことから、上記の患者や、高齢化に伴って筆記時の筆圧が変化している方にとっても、安定して文字を書くためのサポートができるまでには至っていない。

0009

本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、手指が不自由となっている方や、手に力が入れ難い方であっても、円滑な筆記動作を安定的に行える筆具補助装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明者は、鋭意研究の結果、握った手を安定的に固定できる方法を探究し、障害者の手指と健常者の手指を綿密に比較した結果、両者に共通して利用できる部位として、親指と示指との骨が合流する「動かない根元部分」(合谷部分に相当)を見出し、この部分に載せて馴染む形状を確定することにより、指の把持力を緩めても安定した位置を維持できるという従来には無い優れた筆具補助装置を導き出した。

0011

かくして、本願に開示する筆具補助装置は、筆具を固定支持する筆具固定部と、前記筆具固定部に連結され、筆具使用者が手で把持する把持部と、前記筆具使用者が把持部を把持した際に、前記筆具使用者の手の合谷部分に当接して支持する支持補助部とを備え、前記把持部の把持中心軸が筆具固定部に対して、筆具先端方向に鋭角となるように連結されるものである。このように、前記把持部の把持中心軸が筆具固定部に対して、筆具先端方向に鋭角となり、且つ、筆具使用者の手の合谷部分が、前記支持補助部により支持されることから、筆具使用者が単に手を握った状態でしっかりと固定されることとなり、筆具使用者にとって、握り易く、単に手を握った状態のみによって、安定的に筆記動作を行えることができる。

0012

本願に開示する筆具補助装置は、必要に応じて、前記支持補助部が、当該支持補助部中心軸と前記把持部中心軸とが80°〜100°の角度で連結されているものである。このように、前記支持補助部が、当該支持補助部中心軸と前記把持部中心軸とが80°〜100°の角度で連結されていることから、筆具使用者が前記把持部を握った際の合谷の位置が、前記支持補助部の位置と一致することとなり、筆具使用者の手が固定され易くなり、握った際のフィット感を高められ、筆具使用者にとって、握り易く、安定的に筆記動作を行えることができる。

0013

本願に開示する筆具補助装置は、必要に応じて、前記把持部及び前記支持補助部と、前記筆具固定部とが連結される位置が、前記把持部中心軸に直交し且つ前記支持補助部に支持される前記筆具使用者の合谷を通過する線分と、前記筆具固定部中心軸とが、交差する位置よりも、筆具先端方向を下向きとした場合に、上方にあるものである。このように、前記把持部及び前記支持補助部と、前記筆具固定部とが連結される位置が、前記把持部中心軸に直交し且つ前記支持補助部に支持される前記筆具使用者の合谷を通過する線分と、前記筆具固定部中心軸とが、交差する位置よりも、筆具先端方向を下向きとした場合に、上方にあることから、前記筆具使用者の手が、前記把持部を握った際に前記筆具固定部に接触しないこととなり、前記筆具使用者の手に物が当たることによる使用感の低下が無い状態で、しっかりと前記把持部を握ることができ、さらに快適な筆記動作の使用感を得ることができる。

0014

本願に開示する筆具補助装置は、必要に応じて、前記支持補助部が、筆具使用者の合谷と当接する面が切欠形状から成る切欠部を有するものである。このように、前記支持補助部が、筆具使用者の合谷と当接する面が切欠形状から成る切欠部を有することから、当該切欠部により前記筆具使用者の手の合谷に対して快適なフィット感が得られることとなり、特に、疾患等により関節形状が突出変形した筆具使用者であっても、特に手のMP関節圧迫されないこととなり、快適なフィット感を得ることができ、より快適な筆記動作の使用感を得ることができる。

0015

本願に開示する筆具補助装置は、必要に応じて、前記把持部に重心位置を呈する重りを把持部内部に収容するものである。このように、前記把持部が、重りを内部に収容することから、前記筆具使用者が前記把持部を握った際に、手掌内の前記把持部に重心が常に与えられることとなり、常に動きのある筆記動作における揺れやぐらつきが抑えられて、筆記動作の安定性増し、より快適な筆記動作の使用感を得ることができる。特に、重りを把持部内で可動自在に配置すると、把持部に鉛直方向下向きの重さが与えられることになり、この把持部に連接された支持補助部は、合谷部分と密接しやすくなり、より一層安定した把持状態が得られる。

0016

本願に開示する筆具補助装置は、必要に応じて、前記把持部が、涙滴形状を有するものである。このように、前記把持部が、涙滴形状を有することから、前記筆具使用者が前記把持部を握った際に形成される握り手の手掌内形状に、より適合し易くなることとなり、握った際の握り易さ及び快適性が向上し、より安定的に快適な筆記動作の使用感を得ることができる。

0017

本願に開示する筆具補助装置は、必要に応じて、前記筆具固定部が、前記筆具に対して、着脱可能であるものである。このように、前記筆具固定部が、前記筆具に対して、着脱可能であることから、様々な種類の筆具に対して利用できることとなり、前記筆具使用者が使いたい筆具を適宜選んで交換することができ、使い勝手の良いものとなり、利便性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0018

本発明の第1の実施形態に係る筆具補助装置の構成図、及び筆具補助装置を使用する筆具使用者の手についての説明図を示す。
本発明の第2の実施形態に係る筆具補助装置の構成図を示す。
本発明の第3の実施形態に係る筆具補助装置の構成図を示す。
本発明の第3の実施形態に係る筆具補助装置の使用状態を表す説明図を示す。
本発明の第4の実施形態に係る筆具補助装置の構成図を示す。
本発明の第4の実施形態に係る筆具補助装置の正面図、側面図、及び上面図を示す。
本発明の第4の実施形態に係る筆具補助装置の使用状態を表す説明図を示す。
本発明の第5の実施形態に係る筆具補助装置の構成図を示す。

実施例

0019

(第1の実施形態)
本願の第1の実施形態に係る筆具補助装置を、上記図1に従い説明する。

0020

第1の実施形態に係る筆具補助装置は、図1(a)に示すように、筆具100を固定支持する筆具固定部1(筆ホルダー部)と、この筆具固定部1に連結され、筆具使用者が手で把持する把持部2(グリップ部)と、筆具使用者が把持部2を把持した際に、筆具使用者の手の甲側合谷部分に当接して支持する支持補助部3(サブプレート部)とを備え、この把持部2の把持中心軸が筆具固定部1に対して、筆具先端方向に鋭角となるように連結される構成である。

0021

本実施形態に係る筆具補助装置を構成する材質としては、特に限定されないが、ABS、PE、PPなどの汎用性合成樹脂のものの他、天然ゴム合成ゴムのような加硫ゴムウレタンゴムシリコーンゴムフッ素ゴムのような熱硬化性樹脂系エラストマが適し、更にスチレン系、塩ビ系、ウレタン系などの熱可塑性エラストマなどが好ましい。より好ましくは、シリコーンを主成分とする合成樹脂(シリコーンゴム)である。この場合、シリコーンゴム特有の柔らかさによって、より筆具使用者の手に優しい使用感と、高い耐久性が実現される。

0022

特に、筆具固定部1は弾性伸縮性を持たせることが好ましく、筆具100の軸サイズに合わせて弾性変化して保持することが可能となり、様々な軸サイズの筆具100に対して幅広く適用可能となる。すなわち、筆具100は、デザインにより様々な太さのものがあり、さらには装飾的表面処理されたものもあり、これらの多種多様な筆具100に対して、筆具100が持つしなやかさ及び運筆性能を阻害することなく、固定できるフレキシブル保持構造を有する筆具固定部1を形成することができる。

0023

筆具100に対する固定については、特に限定されず、例えば、筆具固定部1に筆具100を挿通させて固定させることができ、この他にも、筆具固定部1に長手方向に沿った開閉面を有することにより、筆具固定部1の開閉面を開放後に筆具100を収納し、その後に筆具固定部1の開閉面を閉じることにより、固定させることも可能である。

0024

この把持部2は、その把持中心軸が筆具固定部1に対して、筆具先端方向に鋭角となるように連結される構成であり、この鋭角が示す角度としては、鋭角であれば特に限定されないが、好ましくは、0°より大きく45°以下であり、例えば、30°とすることができ、筆具使用者の握り手の小指側から下方に向かった位置に筆具先端が存在し、弱い力であっても握った手を動かすのみによって、筆記動作を行える感覚簡易に得られる。

0025

この点において、従来の筆具補助装置(例えば上述の特許文献1)のようなピストル形状では、人指し指で指差す方向に筆具先端が存在することから、異なる構成であり、またこの構成では、人指し指で指差すようなかたちを維持し固定するために、手(特に親指および人指し指)にある程度の強さの力を維持する必要があるが、本実施形態に係る筆具補助装置では、この支持補助部3が、手の合谷部分によって、安定して支えられることになり、従来よりも弱い力で、手を軽く握ったままで、筆記動作を行えるという優れた効果が得られる。

0026

この支持補助部3としては、親指と人差指付け根部分にまたがって当接する広さを持っていれば形状は特に限定されないが、つば状に拡開した形状が好ましく、このつば形状によって、筆具使用者の手に載置するだけで十分な安定感が得られ、快適なフィット感を得ることができる。また、支持補助部材3は、運筆時の握り力に耐えるような頑強な強度は必要なく、軽量化のために貫通孔を開けたり、発泡性樹脂で形成することが出来る。さらに、扇子の骨のように放射状に広がる構成でも可能である。

0027

筆具100としては、一般的な筆具であれば特に限定されず、例えば、ペンボールペン、筆ペン、鉛筆、万年筆毛筆などが挙げられる。

0028

また、筆具使用者の手の合谷部分とは、図1(b)で示されるように、親指と人差し指の関節の付け根近傍の領域Aである。また、図1(b)では、中手指節間関節であるMP関節(metacarpophalangeal joint)として、指の第3関節の領域Bを示している。

0029

このように、本実施形態に係る筆具補助装置は、筆具100を固定支持する筆具固定部1と、この筆具固定部1に連結され、筆具使用者が手で把持する把持部2と、筆具使用者が把持部2を把持した際に、筆具使用者の手の合谷部分に当接して支持する支持補助部3とを備え、この把持部2の把持中心軸が筆具固定部1に対して、筆具先端方向に鋭角となるように連結されるものである。このように、この把持部2の把持中心軸が筆具固定部1に対して、筆具先端方向に鋭角となり、且つ、筆具使用者の手の合谷部分が、この支持補助部3により支持されることから、筆具使用者が単に手を握った状態でしっかりと固定されることとなり、筆具使用者にとって、握り易く、単に手を握った状態のみによって、安定的に筆記動作を行えることができる。

0030

筆具使用者としては、特に限定されないが、特に、リウマチ等の疾患により手の形状が変形したり、手に力の入らない方々を対象とすることができ、このように筆記を行いたくても満足に行えないような方々に対しても、各種の筆具100を簡単に使えるように補助できることとなり、筆記を行いたいという欲求を満足させることが可能となる。

0031

また、本実施形態に係る筆具補助装置は、好ましくは、この把持部2が、涙滴形状を有するものである。涙滴形状とは、の雫の形状のように、下方に向かって立体的な膨らみが次第に大きくなり、膨らみが極大となった地点からは、立体的な膨らみが、これまでとは逆転して、一点に向かって、次第に小さく収束する形状である。

0032

このように、この把持部2が、涙滴形状を有することによって、筆具使用者がこの把持部2を握った際に形成される握り手の手掌内空間形状に対して、より適合し易くなる(収容されやすくなる)こととなり、握った際の握り易さ及び快適性が向上し、より安定的に快適な筆記動作の使用感を得ることができる。
また、把持部2を支持補助部3に対し交換自在とすれば、把持部2のサイズや重さを複数種類用意して、手のサイズや運筆力に応じて選択することが出来る。

0033

(第2の実施形態)
本願の第2の実施形態に係る筆具補助装置を、上記図2に従い説明する。

0034

第2の実施形態に係る筆具補助装置は、上記第1の実施形態と同様に、前記筆具固定部1と、前記把持部2と、前記支持補助部3とを備え、さらに、図2に示すように、 この支持補助部3が、筆具使用者の合谷と当接する面が切欠形状から成る切欠部3aを有する構成である。切欠部3aの切欠形状としては、支持補助部3の合谷対向下面に、突出変形関節との干渉逃げるように肉盗み状に凹入する滑らかな斜面形状とすることもできる。

0035

このように、この支持補助部3が、筆具使用者の合谷と当接する面が切欠形状から成る切欠部3aを有することから、この切欠部3aにより筆具使用者の手の合谷に対して快適なフィット感が得られることとなり、快適なフィット感を得ることができ、より快適な筆記動作の使用感を得ることができる。

0036

(第3の実施形態)
本願の第3の実施形態に係る筆具補助装置を、上記図3及び図4に従い説明する。

0037

第3の実施形態に係る筆具補助装置は、上記第1の実施形態と同様に、前記筆具固定部1と、前記把持部2と、前記支持補助部3とを備え、図3に示すように、この把持部2の把持中心軸が筆具固定部1に対して、筆具先端方向とのなす角θ1は、鋭角となるように連結され、さらに、この支持補助部3が、この支持補助部3中心軸とこの把持部2中心軸とのなす角θ2が80°〜100°の角度で連結されている構成である。

0038

このなす角θ2は、80°〜100°であれば特に限定されないが、好ましくは90°であり、より手に適合しやすい形状になると共に、設計上や金型製作上においても、容易に対応できるという利点がある。

0039

また、本実施形態に係る筆具補助装置は、図4に示すように、前記筆具固定部1において筆具使用者の手(特に人差し指)が当接する箇所を切欠いた本体切欠部1aを備えることが好ましい。この本体切欠部1aの切欠形状としては、平滑な斜面形状とすることができ、より好ましくは、筆具先端方向に向かって、筆具100に徐々に近付いていく斜面を形成することである。

0040

この本体切欠部1aによって、特に、疾患等により関節形状が曲りや突出変形した筆具使用者であっても、特に握り手の人差し指が当接する領域が確実に確保されることによって、快適なフィット感を得ることができ、より快適な筆記動作の使用感を得ることができる。

0041

このように、この支持補助部3が、この支持補助部3中心軸とこの把持部2中心軸とが80°〜100°の角度で連結されていることから、筆具使用者がこの把持部2を握った際の手の合谷の位置が、この支持補助部3の面に対して当接することとなり、筆具使用者の手が固定され易くなり、握った際のフィット感を高められ、筆具使用者にとって、握り易く、安定的に筆記動作を行えることができる。

0042

(第4の実施形態)
本願の第4の実施形態に係る筆具補助装置を、上記図5図7に従い説明する。

0043

第4の実施形態に係る筆具補助装置は、上記第1の実施形態と同様に、前記筆具固定部1と、前記把持部2と、前記支持補助部3とを備え、さらに、図5に示すように、この把持部2及びこの支持補助部3と、この筆具固定部1とが連結される位置Cが、この把持部2中心軸(線分L)に直交し(角度θ3)且つこの支持補助部3に支持される筆具使用者の合谷Aを通過する線分Mと、この筆具固定部1中心軸(線分N)とが、交差する位置Pよりも、筆具先端方向を下向きとした場合に、上方にある構成である。

0044

本実施形態に係る筆具補助装置は、正面および側面から見た場合には、図6(a)に示すように、把持部2が、手掌内空間(図7に符号Dで示す)に似た涙滴形状を有しており、筆具使用者の手に握り易い形状であることが示される。また、上面から見た場合には、図6(b)に示すように、支持補助部3として、つば状に拡開した形状を有すると共に、筆具使用者の合谷と当接する面が切欠形状から成る切欠部3aを有していることが示される。

0045

このような形状によって、本実施形態に係る筆具補助装置は、図7に示すように、筆具使用者が、握り易い形状の把持部2をで握るだけで、筆具使用者の手(特に合谷部分)に支持補助部3が自然に載置されることとなり、十分な安定感が簡易に得られ、快適で心地良いフィット感を得ることができる。

0046

このように、この把持部2及びこの支持補助部3と、この筆具固定部1とが連結される位置が、この把持部2中心軸に直交し且つこの支持補助部3に支持される筆具使用者の合谷を通過する線分と、この筆具固定部1中心軸とが、交差する位置よりも、筆具先端方向を下向きとした場合に、上方にあることから、筆具使用者の手が、この把持部2を握った際にこの筆具固定部1に接触しないこととなり、筆具使用者の手に物が接触することによる使用感の低下が無い状態(ストレスの無い状態)で、しっかりとこの把持部2を握ることができ、さらに快適な筆記動作の使用感を得ることができる。

0047

(第5の実施形態)
本願の第5の実施形態に係る筆具補助装置を、上記図8に従い説明する。

0048

第5の実施形態に係る筆具補助装置は、上記第1の実施形態と同様に、前記筆具固定部1と、前記把持部2と、前記支持補助部3とを備え、さらに、図8に示すように、この把持部2が、重り2aを内部に収容する構成である。この重り2aは、把持部2の成形材よりも高比重の金属製のものでも良く、樹脂製のものでもよい。また、把持部2自体を他の部材より重くして、重心が把持部2に位置するように設定することも可能である。
なお、把持部2内に空間を設け、この空間内で重り2aが自在に動いて位置変化が出来るように配置することにより、把持部2の握り角度に応じて、この補助装置は鉛直方向に付勢される。

0049

このように、この把持部2が、重り2aを内部に収容することから、筆具使用者がこの把持部2を握った際に、この把持部2に鉛直方向下向きの重さが常に与えられることとなり、常に動きのある筆記動作における揺れやぐらつきが抑えられて、筆記動作の安定性が増し、より快適な筆記動作の使用感を得ることができる。

0050

また、この重り2aを可動性の重りとした場合、重心を保つ設計とすることによって、本実施形態に係る筆具補助装置を使用しない場合であっても、ペン立てのような補助的な支え無しに、自立的立ち上がった位置を維持することができ、使用しない場合における外観的にも見栄えのある優れたものとなる。

0051

(その他の実施形態)
なお、上記の各実施形態において、筆具補助装置は、筆具100に対して固定されたままでもよいが、着脱可能であってもよい。すなわち、本願のその他の実施形態に係る筆具補助装置としては、上記各実施形態と同様に、前記筆具固定部1と、前記把持部2と、前記支持補助部3とを備え、さらに、この筆具固定部1が、筆具100に対して、着脱可能である構成とすることができる。

0052

このように、この筆具固定部1が、筆具100に対して、着脱可能であることから、様々な種類やサイズの筆具100に対して利用できることとなり、筆具使用者が使いたい筆具100を適宜選んで交換することができ、使い勝手の良いものとなり、利便性を向上させることができる。

0053

1筆具固定部
1a 本体切欠部
2把持部
2a重り
3 支持補助部
3a 切欠部
100 筆具

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  • 株式会社壽の「 文房具、化粧料容器及び化粧品」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題・解決手段】一実施形態のシャープペンシルは、軸筒と、該軸筒の外周に組み付けられるグリップであって、実質的に弾性変形しないグリップと、該グリップの軸線方向への移動を制限するOリングと、を備え、径方... 詳細

  • 宮澤 啓人の「 筆記具、筆記具セット」が 公開されました。( 2020/12/10)

    【課題】習字の練習に適した筆記具、筆記具セットを提供する。【解決手段】筆記具セット70は、筆記具10と収納具60とを備えている。筆記具10は、筆穂30と筆記具本体40と矯正具50とを備えており、鉛筆2... 詳細

  • 中峰 知彦の「 ペン立て」が 公開されました。( 2020/12/03)

    【目的】デスク上でも手軽に植物を楽しめる、花瓶としての機能も備えたペン立てを提供すること。【構成】請求項1に記載のペン立ては、底部と底部から立設された側壁と底部に設けられた突起部とにより成るペン立て本... 詳細

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