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技術 針用保護キャップ付きコネクタ

出願人 株式会社ジェイ・エム・エス
発明者 安孫子諒一石川浩太
出願日 2017年5月12日 (3年1ヶ月経過) 出願番号 2017-095164
公開日 2018年11月29日 (1年6ヶ月経過) 公開番号 2018-187309
状態 未査定
技術分野 医療品保存・内服装置
主要キーワード 先鋭形 差し込み位置 薬液チューブ 突出方向先端 輸液治療 差し込み方向 公差範囲 栓部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年11月29日)のものです。
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図面 (9)

課題

梱包時や輸送時における針用保護キャップ離脱を未然に防止しながら、使用開始時には針用保護キャップをコネクタ本体から容易に取り外すことができるようにする。

解決手段

針30の周囲には、針用保護キャップ40の内周面に当接する内側当接部31aが設けられている。コネクタ本体10には、針用保護キャップ40の倒れ方向への変位時に針用保護キャップ40の外周面に当接して外周面を径方向から支持する外側支持部19が設けられている。外側支持部19は、正規取付状態にある針用保護キャップ40の外周面から離れるように形成されている。

概要

背景

特許文献1には患者に各種薬液等を投与する際に使用される輸液セットが開示されている。この輸液セットは、チューブと、チューブの上流端に設けられる輸液容器接続用の針と、当該針用の保護キャップと、点滴筒と、クレンメとを有している。針は、患者に投与する薬液が収容された輸液容器に刺すことで該輸液容器内と連通する。そして、輸液容器内の薬液が針を介してチューブに流入して患者に投与される。

保護キャップは、輸液容器接続用の針を覆って保護するためのものであり、輸液セットに対して着脱自在に取り付けられる。輸液セットを使用するまでの間に保護キャップを輸液セットに取り付けておくことで針を清潔な状態で保つとともに、誤穿刺を防止し、さらに針に何らかの物が当たることによる当該針の損傷も抑制している。一方、輸液セットを使用する直前にはキャップを輸液セットから取り外して針を露出させてから輸液容器に刺して接続することができるようになっている。

概要

梱包時や輸送時における針用保護キャップ離脱を未然に防止しながら、使用開始時には針用保護キャップをコネクタ本体から容易に取り外すことができるようにする。針30の周囲には、針用保護キャップ40の内周面に当接する内側当接部31aが設けられている。コネクタ本体10には、針用保護キャップ40の倒れ方向への変位時に針用保護キャップ40の外周面に当接して外周面を径方向から支持する外側支持部19が設けられている。外側支持部19は、正規取付状態にある針用保護キャップ40の外周面から離れるように形成されている。

目的

本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、容器接続用の針を覆って保護するための針用保護キャップ付きコネクタにおいて、梱包時や輸送時における針用保護キャップの離脱を未然に防止しながら、使用開始時には針用保護キャップをコネクタ本体から容易に取り外すことができるようにすることにある

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

薬液を収容した容器着脱自在に接続されるコネクタ本体と、上記コネクタ本体から突出するように設けられ、上記容器に刺すことによって接続される容器接続用の針とを備え、上記針の軸方向に沿って延びる筒状に形成され、該針を覆って保護するための針用保護キャップが上記コネクタ本体に着脱自在に取り付けられた針用保護キャップ付きコネクタにおいて、上記針の基端部の周囲には、上記針用保護キャップの内周面に当接する内側当接部が設けられ、上記コネクタ本体における上記内側当接部よりも上記針の径方向外側には、正規取付状態にある上記針用保護キャップの外周面から離れるように形成される一方、正規の取付状態にある上記針用保護キャップの倒れ方向への変位時に該針用保護キャップの外周面に当接して該外周面を径方向から支持する外側支持部が設けられていることを特徴とする針用保護キャップ付きコネクタ。

請求項2

請求項1に記載の針用保護キャップ付きコネクタにおいて、上記外側支持部は、上記コネクタ本体の内面から上記針用保護キャップの外周面へ向けて突出するとともに、該針用保護キャップの軸方向に延びており、複数の上記外側支持部が上記針用保護キャップの周方向に互いに間隔をあけて設けられていることを特徴とする針用保護キャップ付きコネクタ。

請求項3

請求項2に記載の針用保護キャップ付きコネクタにおいて、上記針用保護キャップは、上記外側支持部と上記内側当接部との間に差し込まれた状態で上記コネクタ本体に取り付けられ、上記外側支持部には、上記針用保護キャップにおける差し込み方向先端部に当接して該針用保護キャップを上記外側支持部と上記内側当接部との間に案内する案内部が設けられていることを特徴とする針用保護キャップ付きコネクタ。

請求項4

請求項2または3に記載の針用保護キャップ付きコネクタにおいて、上記内側当接部は、上記コネクタ本体における上記針の基端部から上記針用保護キャップの内周面に向けて突出するとともに、該針用保護キャップの軸方向に延びており、複数の上記内側当接部が上記針用保護キャップの周方向に互いに間隔をあけて設けられていることを特徴とする針用保護キャップ付きコネクタ。

請求項5

請求項2から4のいずれか1つに記載の針用保護キャップ付きコネクタにおいて、上記外側支持部と、上記内側当接部とは、上記針用保護キャップの周方向について同じ位置に配置されていることを特徴とする針用保護キャップ付きコネクタ。

請求項6

請求項2から5のいずれか1つに記載の針用保護キャップ付きコネクタにおいて、上記外側支持部には、上記コネクタ本体が上記容器に接続された状態で、該容器が有するゴム栓に対向するように配置される対向部が設けられていることを特徴とする針用保護キャップ付きコネクタ。

技術分野

0001

本発明は、例えば針を保護する針用保護キャップを備えたコネクタに関し、特に、バイアル瓶等に刺す針を保護する構造の技術分野に属する。

背景技術

0002

特許文献1には患者に各種薬液等を投与する際に使用される輸液セットが開示されている。この輸液セットは、チューブと、チューブの上流端に設けられる輸液容器接続用の針と、当該針用の保護キャップと、点滴筒と、クレンメとを有している。針は、患者に投与する薬液が収容された輸液容器に刺すことで該輸液容器内と連通する。そして、輸液容器内の薬液が針を介してチューブに流入して患者に投与される。

0003

保護キャップは、輸液容器接続用の針を覆って保護するためのものであり、輸液セットに対して着脱自在に取り付けられる。輸液セットを使用するまでの間に保護キャップを輸液セットに取り付けておくことで針を清潔な状態で保つとともに、誤穿刺を防止し、さらに針に何らかの物が当たることによる当該針の損傷も抑制している。一方、輸液セットを使用する直前にはキャップを輸液セットから取り外して針を露出させてから輸液容器に刺して接続することができるようになっている。

先行技術

0004

特許第5856718号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、医療分野では、一般的に、輸液容器に着脱自在に接続されるコネクタが使用されている。コネクタには輸液容器に刺す針が設けられており、従って、コネクタにも特許文献1と同様な針を保護するための針用保護キャップを着脱可能に取り付ける必要がある。

0006

しかしながら、輸液容器接続用の針はコネクタ本体から突出しているため、その針を覆うための保護キャップもコネクタ本体から突出することになる。このため、保護キャップが取り付けられたコネクタを生産現場梱包する際に、保護キャップに対して周囲の物が当たり易く、そのときに針用保護キャップに作用する外力によって針用保護キャップがコネクタ本体から脱落してしまう恐れがある。また、コネクタの輸送中にも針用保護キャップに対して径方向に外力が作用することがあり、このことによっても針用保護キャップがコネクタ本体から脱落してしまう恐れがある。

0007

そこで、針用保護キャップをコネクタ本体に強く圧入して互いに強嵌合させることが考えられる。しかしながら、そのようにすると、使用開始時に針用保護キャップをコネクタ本体から取り外そうとしたときに針用保護キャップがコネクタ本体から外れにくく、その結果、針用保護キャップの取り外し作業性が悪化してしまう。

0008

本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、容器接続用の針を覆って保護するための針用保護キャップ付きコネクタにおいて、梱包時や輸送時における針用保護キャップの離脱を未然に防止しながら、使用開始時には針用保護キャップをコネクタ本体から容易に取り外すことができるようにすることにある。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するために、本発明では、取付状態にある針用保護キャップの倒れ方向の変位を抑制するための支持部をコネクタ本体に設けることにより、梱包時や輸送時に針用保護キャップが外れないようにした。

0010

第1の発明は、薬液を収容した容器に着脱自在に接続されるコネクタ本体と、上記コネクタ本体から突出するように設けられ、上記容器に刺すことによって接続される容器接続用の針とを備え、上記針の軸方向に沿って延びる筒状に形成され、該針を覆って保護するための針用保護キャップが上記コネクタ本体に着脱自在に取り付けられた針用保護キャップ付きコネクタにおいて、上記針の基端部の周囲には、上記針用保護キャップの内周面に当接する内側当接部が設けられ、上記コネクタ本体における上記内側当接部よりも上記針の径方向外側には、正規の取付状態にある上記針用保護キャップの外周面から離れるように形成される一方、正規の取付状態にある上記針用保護キャップの倒れ方向への変位時に該針用保護キャップの外周面に当接して該外周面を径方向から支持する外側支持部が設けられていることを特徴とする。

0011

この構成によれば、針用保護キャップが正規の状態でコネクタ本体に取り付けられていると、コネクタ本体の内側当接部が針用保護キャップの内周面に当接して針用保護キャップが所定位置で保持される。針用保護キャップをコネクタ本体に取り付けた状態で、例えば梱包時や輸送時に針用保護キャップに何らかの物が当たることによって針用保護キャップに対して径方向の外力が作用して、針用保護キャップが倒れ方向へ変位することがある。針用保護キャップが倒れ方向へ変位すると、針用保護キャップの外周面がコネクタ本体の外側支持部によって径方向から支持されるので、針用保護キャップの大きな倒れが抑制される。これにより、針用保護キャップがコネクタ本体から外れにくくなる。

0012

一方、針用保護キャップが正規の状態でコネクタ本体に取り付けられていて、外力が作用しない状態では、コネクタ本体の外側支持部が針用保護キャップの外周面から離れているので、針用保護キャップをコネクタ本体から取り外す際に外側支持部が針用保護キャップに接触しにくくなり、取り外し時の作業性は良好である。

0013

第2の発明は、第1の発明において、上記外側支持部は、上記コネクタ本体の内面から上記針用保護キャップの外周面へ向けて突出するとともに、該針用保護キャップの軸方向に延びており、複数の上記外側支持部が上記針用保護キャップの周方向に互いに間隔をあけて設けられていることを特徴とする。

0014

この構成によれば、針用保護キャップが径方向のどの方向に変位しても、外側支持部で確実に支持することが可能になる。

0015

第3の発明は、第2の発明において、上記針用保護キャップは、上記外側支持部と上記内側当接部との間に差し込まれた状態で上記コネクタ本体に取り付けられ、上記外側支持部には、上記針用保護キャップにおける差し込み方向先端部に当接して該針用保護キャップを上記外側支持部と上記内側当接部との間に案内する案内部が設けられていることを特徴とする。

0016

すなわち、外側支持部と内側当接部があることで、針用保護キャップがコネクタ本体に取り付けにくくなることが考えられるが、この発明では、針用保護キャップをコネクタ本体に取り付ける場合に、針用保護キャップを外側支持部と内側当接部との間に差し込む時、針用保護キャップの先端部が外側支持部の案内部によって外側支持部と内側当接部との間に案内されるので、針用保護キャップの取り付けが容易になる。

0017

第4の発明は、第2または3の発明において、上記内側当接部は、上記コネクタ本体における上記針の基端部から上記針用保護キャップの内周面に向けて突出するとともに、該針用保護キャップの軸方向に延びており、複数の上記内側当接部が上記針用保護キャップの周方向に互いに間隔をあけて設けられていることを特徴とする。

0018

この構成によれば、針用保護キャップの内周面の複数箇所に内側当接部が当接することになるので、針用保護キャップの複数箇所が内方から支持されることになる。

0019

第5の発明は、第2から4のいずれか1つの発明において、上記外側支持部と、上記内側当接部とは、上記針用保護キャップの周方向について同じ位置に配置されていることを特徴とする。

0020

この構成によれば、針用保護キャップが倒れ方向へ変位すると、針用保護キャップの周方向について同じ部分が内側当接部及び外側支持部によって内外両方向から支持されることになる。

0021

第6の発明は、第2から5のいずれか1つの発明において、上記外側支持部には、上記コネクタ本体が上記容器に接続された状態で、該容器が有するゴム栓に対向するように配置される対向部が設けられていることを特徴とする。

0022

例えば、注射器等による操作で容器内が加圧されたときに容器のゴム栓が膨らむように弾性変形することがある。この発明では、コネクタ本体の外側支持部の対向部が容器のゴム栓に対向しているので、容器のゴム栓が膨らもうとしたときに外側支持部の対向部によってゴム栓の膨らみを抑制することが可能になる。

発明の効果

0023

第1の発明によれば、コネクタ本体における針の基端部の周囲に針用保護キャップの内周面に当接する内側当接部を設け、コネクタ本体における内側当接部よりも径方向外側に、正規の取付状態にある針用保護キャップの外周面から離れるように形成される一方、正規の取付状態にある針用保護キャップの倒れ方向への変位時に該針用保護キャップの外周面に当接して該外周面を径方向から支持する外側支持部を設けている。これにより、梱包時や輸送時における針用保護キャップの離脱を未然に防止しながら、使用開始時には針用保護キャップをコネクタ本体から容易に取り外すことができる。

0024

第2の発明によれば、外側支持部が針用保護キャップの外周面へ向けて突出して該針用保護キャップの軸方向に延びており、外側支持部を針用保護キャップの周方向に互いに間隔をあけて複数設けたので、針用保護キャップが径方向のどの方向に変位しても、外側支持部で確実に支持することができ、これにより、針用保護キャップがコネクタ本体からより一層離脱しにくくなる。

0025

第3の発明によれば、針用保護キャップを外側支持部と内側当接部との間に案内することができるので、針用保護キャップの取付時の作業性を良好することができる。

0026

第4の発明によれば、内側当接部がコネクタ本体における針の基端部から針用保護キャップの内周面に向けて突出して該針用保護キャップの軸方向に延びており、内側当接部を針用保護キャップの周方向に互いに間隔をあけて複数設けたので、針用保護キャップの複数箇所を内方から支持することができ、針用保護キャップを取付状態で安定させることができる。

0027

第5の発明によれば、コネクタ本体の外側支持部と内側当接部とが針用保護キャップの周方向について同じ位置にあるので、針用保護キャップが倒れ方向へ変位したときに、針用保護キャップの周方向について同じ部分を内側当接部及び外側支持部によって内外両方向から支持することができる。これにより、針用保護キャップがコネクタ本体からより一層離脱しにくくなる。

0028

第6の発明によれば、容器のゴム栓の膨らみをコネクタ本体の外側支持部の対向部によって抑制することができ、ゴム栓のシール性を高めることができる。

図面の簡単な説明

0029

本発明の実施形態に係る針用保護キャップ付きコネクタをキャップ取付側から見た斜視図である。
針用保護キャップを取り外した状態を示す図1相当図である。
針近傍の拡大斜視図である。
針用保護キャップを取り外した状態のコネクタ本体を針側から見た平面図である。
針用保護キャップを取り外した状態のコネクタ本体の側面図である。
図1におけるVI−VI線断面図である。
輸液容器にコネクタを接続した状態を示す斜視図である。
図7におけるVIII−VIII線断面図である。

実施例

0030

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。

0031

図1は、本発明の実施形態に係る針用保護キャップ付きコネクタ1の斜視図である。図2に示すように、針用保護キャップ付きコネクタ1は、コネクタ本体10と、輸液容器接続用の針30とを備え、さらに針用保護キャップ40を備えている。コネクタ本体10は、図7及び図8に示すように、輸液容器100に着脱自在に接続される部分であり、樹脂材で構成されていて、例えば射出成形法によって得ることができる。また、同様に、針30及び針用保護キャップ40も樹脂材で構成されており、例えば射出成形法によって得ることができる。

0032

尚、この実施形態の説明では、各図に示すように、針用保護キャップ付きコネクタ1の上側を針30の突出方向とし、針用保護キャップ付きコネクタ1の下側を針30の突出方向とは反対側とするが、これは説明の便宜を図るためだけであって針用保護キャップ付きコネクタ1の使用時における方向や搬送時における方向を限定するものではない。図7及び図8に示すような向きでコネクタ本体10を使用すること、図7及び図8に示す向きとは反対向きでコネクタ本体10を使用することもできる。

0033

図7及び図8に示す輸液容器100は、患者に投与するための薬液が収容されたバイアル瓶であるが、輸液容器100はバイアル瓶に限られるものではなく、例えば輸液バッグのような柔軟性を有する容器であってもよいし、その他の薬液を収容可能な容器であってもよい。

0034

図8に示すように、バイアル瓶からなる輸液容器100の場合は、輸液容器100の上部に設けられた開口部100aがゴム栓101によって閉塞されている。ゴム栓101は、バイアル瓶に従来から設けられているものであり、このゴム栓101の中心部にコネクタ1の針30を刺すことによって針30の外周面と輸液容器100との間をシールした状態で針30の内部と輸液容器100の内部とを連通させることができるようになっている。また、輸液容器100の上部には径方向外方へ突出して周方向に連続する鍔部100bが設けられている。

0035

コネクタ本体10は、図6等に示すように、基板部11と、基板部11の中心部から下側へ突出する外筒部12と、基板部11の周縁部から上側へ突出する一対の係合片部13、13と、基板部11の周縁部から上側へ突出する棒状部14、14とを備えている。

0036

係合片部13、13は、基板部11の周方向に間隔をあけて形成されており、具体的には基板部11の中心を対称の中心とする点対称に配置されている。2つの係合片部13、13は互いに同じものであり、基板部11と一体成形されている。係合片部13の上端部には、基板部11の径方向内方へ突出する爪部13aが形成されている。爪部13aは、輸液容器100の鍔部100bに対して該鍔部100bに引っ掛かるようにして係合する。

0037

一対の棒状部14、14は、係合片部13、13の間において基板部11の周方向に間隔をあけて形成されており、この実施形態では合計4つの棒状部14が設けられている。棒状部14の上端部には、円環状に延びる環状部16が設けられている。環状部16は、4つの棒状部14の上端部を連結するように延びており、環状部16の中心と基板部11の中心とは上下方向に見たときに一致するようになっている。また、環状部16の径は、基板部11の径よりも大きく設定されている。環状部16と係合片部13の爪部13aとの間には隙間が形成されており、係合片部13の爪部13aを輸液容器100の鍔部100bに係合させる際に、爪部13aを径方向に変位させることができるようになっている。

0038

図5に示すように、外筒部12の外周面の上側部分には、下側部分よりも大径な拡径部12aが設けられている。この拡径部12aの上部が基板部11の下面部と一体化されている。外筒部12の上下方向中間部には、下側へ行くほど小径となるように形成されたテーパー部12bが設けられている。このテーパー部12bよりも下側部分は、上側部分に比べて小径となっている。外筒部12のテーパー部12bよりも下側部分の外周面には、フランジ部12c及び凸部12dが設けられている。フランジ部12cは、外筒部12の下端部から上側に離れた部分において径方向外側へ突出するとともに、周方向に連続して延びている。凸部12dは、外筒部12の下端部から径方向外方へ突出している。

0039

図7及び図8に示すように、外筒部12の下端部には、栓部材110が着脱可能に取り付けられている。栓部材110は例えばゴム等からなるものであり、後述する針30の下端部を閉塞状態にすることができるようになっている。外筒部12の下端部には、図示しないが輸液セットの一部を構成する薬液チューブを接続することができるようになっている。

0040

図6に示すように、針30は、外筒部12の内周面に一体成形されていて、針30を輸液容器100のゴム栓101に刺すことによって輸液容器100に接続することができるようになっている。すなわち、針30は全体として上下方向に延びており、該針30の下端部は、外筒部12の内周面においてテーパー部12bと連続している。針30はテーパー部12bから上方へ向かって延び、該針30の上端部は基板部11の上面よりも上側へ突出しているが、環状部16よりも下側に位置している。

0041

針30の内部は中空状とされていて、薬液の流路Rとされている。針30の基端側部31は上下方向に延びている。基端側部31の上端部には上側へ行くほど縮径する縮径部32が設けられている。縮径部32の上端部には針30の中間部33が連続している。中間部33は、上側へ行くほど径が小さくなるように形成されている。さらに、この中間部33の上端部には、針30の先端側部34が連続している。先端側部34も上側へ行くほど径が小さくなるように形成されており、この先端側部34の上端部は先鋭形状となっている。

0042

針30の内部に形成されている流路Rは、該針30の下端部において開放されていて、この流路Rの下端部が外筒部12のテーパー部12bよりも下側部分と連通している。従って、流路Rの下端部は、外筒部12のテーパー部12bよりも下側部分を介して外部(例えば薬液チューブ)と連通する。

0043

針30の先端側部34には、先端開口部34aが形成されている。先端開口部34aは、流路Rの上端部と連通しており、流路Rの上端部を針30の外部に連通させる連通口となっている。従って、針30を輸液容器100に刺すと、針30の先端開口部34aを介して流路Rが輸液容器100の内部と連通した状態になる。

0044

図2及び図3に示すように、針30の基端側部31の周囲には、針用保護キャップ40の内周面に当接するリブ状の内側当接部31aが設けられている。内側当接部31aは、コネクタ本体10における針30の基端側部31の外周面から径方向、即ち針用保護キャップ40の内周面に向けて突出するとともに、該針用保護キャップ40の軸方向に延びており、複数設けられている。この実施形態では、内側当接部31aが8つ設けられており、これら内側当接部31aは針用保護キャップ40の周方向、即ち、針30の周方向に互いに間隔をあけて配置されている。

0045

内側当接部31aの周方向の間隔は等間隔であることから、内側当接部31aは針30の周方向について30゜おきに形成されることになる。従って、8つの内側当接部31aは、針30の基端側部31の周囲に放射状に突出することになる。尚、内側当接部31aの数は8つに限られるものではなく、7つ以下であってもよいし、9つ以上であってもよいが、好ましいのは3つ以上、より好ましいのは4つ以上である。また、内側当接部31aの間隔は等間隔が好ましいが、不等間隔に設けることもできる。

0046

内側当接部31aの基端側部31からの突出高さは、内側当接部31aの突出方向先端面が針用保護キャップ40の内周面に当接するように設定されている。内側当接部31aの先端面が針用保護キャップ40の内周面に当接した状態で両者の間に働く摩擦力によって針用保護キャップ40がコネクタ本体10から離脱しにくくなる。また、内側当接部31aが放射状に配置されているので、針用保護キャップ40の周方向の複数箇所が内側当接部31aに当接した状態で支持されることになり、取付状態の針用保護キャップ40を安定させることができる。

0047

針用保護キャップ40は、後述するように輸液治療時(使用時)には例えば医療従事者等が手で取り外すものなので、そのときに針用保護キャップ40を容易に取り外すことができるようにしておく必要がある。この実施形態では、内側当接部31aを面状に形成せずに、リブ状に形成して互いに間隔をあけて配置しているので、内側当接部31aの先端面と、針用保護キャップ40の内周面との接触面積を小さくして針用保護キャップ40を取り外すのに要する力が小さくて済むようにしている。

0048

尚、図示しないが、内側当接部31aを針用保護キャップ40の内周面に沿うような面状に形成することもできる。

0049

図3に示すように、針30の基端側部31の外周面における内側当接部31aの下側には、ストッパ部31bが設けられている。ストッパ部31bは、針用保護キャップ40の下端部に当接することによって針用保護キャップ40がそれ以上下方へ移動しないように下方への移動を阻止するためのものである。ストッパ部31bは、基端側部31の外周面から径方向外方へ突出しており、その突出量が内側当接部31aの突出量よりも多く設定されており、これにより、ストッパ部31bが針用保護キャップ40の下端部に当接するようになる。ストッパ部31bは内側当接部31aの数と同じだけ設けることができるが、ストッパ部31bと内側当接部31aとは異なる数にしてもよい。

0050

図2及び図3に示すように、コネクタ本体10における内側当接部31aよりも針30の径方向外側には、複数の外側支持部19が設けられている。各外側支持部19は、コネクタ本体10の内面から針用保護キャップ40の外周面へ向けて突出するとともに、該針用保護キャップ40の軸方向に延びている。この実施形態では、外側支持部19が8つ設けられており、これら外側支持部19は針用保護キャップ40の周方向に互いに間隔をあけて設けられている。

0051

外側支持部19の周方向の間隔は等間隔であることから、外側支持部19は針30の周方向について30゜おきに形成されることになる。従って、8つの外側支持部19は内側当接部31aと同様に放射状に突出することになる。尚、外側支持部19の数は8つに限られるものではなく、7つ以下であってもよいし、9つ以上であってもよいが、好ましいのは3つ以上、より好ましいのは4つ以上である。また、外側支持部19の間隔は等間隔が好ましいが、不等間隔に設けることもできる。

0052

外側支持部19と、内側当接部31aとは、針用保護キャップ40の周方向について同じ位置に配置されている。すなわち、外側支持部19の突出方向先端部と、内側当接部31aの突出方向先端部とが針用保護キャップ40の周壁部を厚み方向に挟むように、外側支持部19と内側当接部31aとの位置関係が設定されている。図3等に示すように、針用保護キャップ40をコネクタ本体10から取り外した状態では、外側支持部19の突出方向先端部と、内側当接部31aの突出方向先端部とが互いに対向するように位置することになる。尚、この実施形態では、外側支持部19と、内側当接部31aとが針用保護キャップ40の周方向について同じ位置に配置されるようにしているが、これに限らず、外側支持部19と、内側当接部31aとが針用保護キャップ40の周方向について異なる位置に配置されるようにしてもよい。

0053

針用保護キャップ40は、外側支持部19と内側当接部31aとの間に上方から差し込まれた状態でコネクタ本体10に取り付けられるようになっている。外側支持部19の上側部分には、針用保護キャップ40における差し込み方向先端部(下端部)に当接して該針用保護キャップ40を外側支持部19と内側当接部31aとの間に案内する案内部19a(図3参照)が設けられている。案内部19aは、外側支持部19の上端へ近づくほど径方向外方に位置するように傾斜もしくは湾曲した面で構成されている。従って、針用保護キャップ40の軸と、針30の軸とが径方向に多少ずれていたとしても、針用保護キャップ40の下端部が外側支持部19の案内部19aに接触することにより、針用保護キャップ40の軸と、針30の軸とが一致する方向に針用保護キャップ40の下端部が案内されるので、針用保護キャップ40の下端部を外側支持部19と内側当接部31aとの間に容易に差し込むことができる。

0054

外側支持部19には、コネクタ本体10が輸液容器100に接続された状態(図7及び図8に示す)で輸液容器100が有するゴム栓101の上面に対向するように配置される対向部19b(図3参照)が設けられている。対向部19bは、外側支持部19の上縁部で構成されており、この外側支持部19の対向部19bは、輸液容器100に内圧が作用していないときのゴム栓101の上面に沿って延びるように形成されている。輸液容器100に内圧が作用していないときには、外側支持部19の対向部19bとゴム栓101の上面との間には僅かな隙間が形成されるように、外側支持部19の対向部19bの位置が設定されている。

0055

外側支持部19は、例えば図6に示す正規の取付状態にある針用保護キャップ40の外周面から該外側支持部19の突出方向先端部が僅かに離れるように形成されている。針用保護キャップ40の正規の取付状態とは、針用保護キャップ40の軸と針30の軸とが略一致している取付状態であり、針用保護キャップ40を外側支持部19と内側当接部31aとの間に上方から差し込んで手を針用保護キャップ40から離して外力を与えない状態である。このときには、外側支持部19の突出方向先端部と、針用保護キャップ40の外周面との間には隙間が形成されるので、針用保護キャップ40を取り外すときに外側支持部19の突出方向先端部が針用保護キャップ40の外周面に殆ど摺接しない。また、外側支持部19及び針用保護キャップ40は、樹脂材で構成されていることから、公差範囲内で製造上の誤差が生じるのは避けられないが、多少の誤差が生じたとしても、外側支持部19の突出方向先端部と、針用保護キャップ40の外周面との間には隙間が形成されるように予め設計されているので、両者が強く摺接することはない。

0056

一方、正規の取付状態にある針用保護キャップ40が倒れ方向へ変位した時には、外側支持部19の突出方向先端部が針用保護キャップ40の外周面に当接して該外周面を径方向外側から支持するように、外側支持部19の形状が設定されている。

0057

次に、針用保護キャップ40の構成について説明する。図1図2に示すように、針用保護キャップ40は、針30の軸方向に沿って延びる筒状に形成されており、針30の先端側から基端側まで略全体を覆うことによって針30を保護するための部材である。針用保護キャップ40は、コネクタ本体10に着脱自在に取り付けられており、これにより、針30をコネクタ本体10に取り付けることで、コネクタ1は針用保護キャップ付きコネクタ1となる。

0058

針用保護キャップ40は全体として円筒状に形成されており、該針用保護キャップ40の下端部がコネクタ本体10の外側支持部19と内側当接部31aとの間に差し込まれるとともに、外側支持部19と内側当接部31aとの間において抜けないように保持される。針用保護キャップ40の保持力は、主に、針用保護キャップ40の内周面に内側当接部31aの突出方向先端部が当接することによって得ることができる。内側当接部31aの突出量によって針用保護キャップ40の保持力を任意の保持力に調整することが可能である。この実施形態では、梱包中や輸送中の振動等によって針用保護キャップ40がコネクタ本体10から離脱しないようにしながら、医療従事者が針用保護キャップ40をコネクタ本体10から外そうとした際には容易に取り外すことができるように設定されている。

0059

針用保護キャップ40の下端部は開放されており、この下端部から針30が収容されるようになっている。針用保護キャップ40の内周面は、針30の外周面から所定距離だけ離れるように形成されている。また、針用保護キャップ40の上端部は、上壁部41によって閉塞されている。上壁部41の上面には凹部41aが形成されている。また、針用保護キャップ40の外周面には、複数の突条部40aが軸方向に延びるように形成されている。

0060

針用保護キャップ40の外周面の下側には、上側に比べて大径に形成された大径部42が設けられている。大径部42がコネクタ本体10の外側支持部19と内側当接部31aとの間に上方から差し込まれるようになっている。また、大径部42の下端面が、ストッパ部31bの上端部に当接するようになっている。

0061

(針用保護キャップ40の取付要領
次に、針用保護キャップ40の取付要領について説明する。まず、図2に示すように、針用保護キャップ40をコネクタ本体10から上方へ離して配置しておき、その後、針用保護キャップ40を下方へ移動させて針用保護キャップ40の大径部42をコネクタ本体10の外側支持部19と内側当接部31aとの間に上方から差し込んでいく。このとき、針用保護キャップ40の軸と、針30の軸とが径方向に多少ずれていることが考えられるが、この場合には、針用保護キャップ40の大径部42が外側支持部19の案内部19aに接触することにより、針用保護キャップ40の軸と、針30の軸とが一致する方向に針用保護キャップ40の大径部42が案内される。これにより、針用保護キャップ40の大径部42を外側支持部19と内側当接部31aとの間に容易に差し込むことができる。

0062

針用保護キャップ40の大径部42を外側支持部19と内側当接部31aとの間に差し込む際には、内側当接部31aが大径部42の内周面に当接するが、外側支持部19は大径部42には殆ど当接しないので、差し込みに要する力は少なくて済む。

0063

針用保護キャップ40の大径部42を外側支持部19と内側当接部31aとの間に完全に差し込むと、大径部42の下端面がストッパ部31bの上端部に当接するので、針用保護キャップ40がそれ以上、下側へ移動することはなく、所定の差し込み位置となる。この状態では、針用保護キャップ40の大径部42に内側当接部31aが当接することによって針用保護キャップ40がコネクタ本体10に保持される。そして、針用保護キャップ40から手を離すと針用保護キャップ40が正規の取付状態になる。

0064

(実施形態の作用効果
針用保護キャップ40をコネクタ本体10に取り付けた状態で、例えば梱包時や輸送時に、針用保護キャップ40に何らかの物が当たる等して針用保護キャップ40に対して径方向に外力が作用することがある。針用保護キャップ40に径方向の外力が作用すると、大径部42のみがコネクタ本体10に保持されているので、針用保護キャップ40が大径部42近傍を中心として径方向に揺動し、倒れ方向へ変位することがある。

0065

針用保護キャップ40が倒れ方向へ変位すると、針用保護キャップ40の外周面がコネクタ本体10の外側支持部31aによって径方向から支持されるので、針用保護キャップ40の大きな倒れが抑制される。これにより、針用保護キャップ40がコネクタ本体10から外れにくくなる。また、外側支持部31aが放射状に配置されているので、針用保護キャップ40が径方向のどの方向に変位しても、外側支持部19で確実に支持することができる。

0066

また、コネクタ本体10の外側支持部19と、内側当接部31aとが針用保護キャップ40の周方向について同じ位置に配置されているので、針用保護キャップ40が倒れ方向へ変位すると、針用保護キャップ40の周方向について同じ部分を内側当接部31a及び外側支持部19によって内外両方向から支持することができる。

0067

また、針用保護キャップ40が正規の状態でコネクタ本体10に取り付けられていて、外力が作用しない状態では、コネクタ本体10の外側支持部19が針用保護キャップ40の外周面から離れているので、針用保護キャップ40をコネクタ本体10から取り外す際に外側支持部19が針用保護キャップ40に接触しにくくなり、取り外し時の作業性は良好である。つまり、本実施形態によれば、梱包時や輸送時における針用保護キャップ40の離脱を未然に防止しながら、使用開始時には針用保護キャップ40をコネクタ本体10から容易に取り外すことができる。

0068

上記針用保護キャップ40をコネクタ本体10から取り外した後、針30を輸液容器100のゴム栓101に刺すことによって針30を輸液容器100に接続することができる。針30をゴム栓101に刺すと、コネクタ本体10の係合片部13、13の爪部13a、13aが輸液容器100の鍔部100bに対して該鍔部100bに係合してコネクタ本体10が輸液容器100に固定される。

0069

コネクタ本体10を輸液容器100に固定した状態で、例えば、注射器等による操作が行われて輸液容器100内が加圧されたときには、輸液容器100のゴム栓101が膨らむように弾性変形することがある。この実施形態では、コネクタ本体10の外側支持部19の対向部19bが輸液容器100のゴム栓101に対向しているので、輸液容器100のゴム栓101が膨らもうとしたときに外側支持部19の対向部19bによってゴム栓101の膨らみを抑制することが可能になる。

0070

上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。

0071

以上説明したように、本発明に係る針用保護キャップ付きコネクタは、例えばバイアル瓶と接続する際に使用することができる。

0072

1針用保護キャップ付きコネクタ
10 コネクタ本体
19 外側支持部
19a 案内部
19b対向部
30 針
31a 内側当接部
40 針用保護キャップ
100輸液容器(バイアル瓶)
101 ゴム栓

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