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技術 ピアスポスト

出願人 株式会社光・彩
発明者 池田光章薬袋利雄
出願日 2017年5月11日 (3年7ヶ月経過) 出願番号 2017-094897
公開日 2018年11月29日 (2年1ヶ月経過) 公開番号 2018-187282
状態 特許登録済
技術分野 装身具
主要キーワード 充実体 シームレスパイプ ピアス孔 溶接個所 溶接技術 液密状態 溶接熱 溶接終了後
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年11月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

ポスト本体Pの中空部13に液体が浸入しないようにする。

解決手段

中空部13を形成したポスト本体Pの基端装飾体10に固定し、先端をに形成したピアス孔に貫通させる。そして、中空部13を形成したポスト本体の両端が、水等の液体が浸入するのを阻止する液密状態閉塞される。すなわち、ポスト本体Pの両端に閉塞部11,12を形成するとともに、この閉塞部11,12の突合せ部分11a,12aを、溶融またはポスト本体とほぼ同質の溶加材を用いて溶接したものである。

概要

背景

ピアスポスト素材として、金や、プラチナ、銀などが用いられることが多いが、その理由は、金やプラチナ、銀などは人体に害をほとんど及ぼさないからである。しかし、一方で、金やプラチナ、銀などは高価なので、ポスト本体を中空にしてその材料費を節約するようにしている。

例えば、直径0.8mm、長さ11.5mmのポスト本体の場合に、それを充実体である丸棒で構成すると、一対のポスト本体は0.17gであるが、中空にすれば、一対のポスト本体は0.12gまで少なくなる。
このような理由から、特に高価な材料の場合に、ポスト本体は中空にして用いられるが、中空にした従来のピアスポストを示したのが図4である。

図4に示したピアスポストは、中空にしたポスト本体pの先端1をふさぐとともに、その基端2を開放している。
そして、開放された基端2側を装飾体3の金属部分に接触させ、それらを、ロウ材4を用いて溶接している。溶接終了後には、溶接の熱で酸化した部分や、溶接の際に用いられたフラックスを除去するために、希硫酸でポスト本体pの全体を洗浄するとともに、最終的にはそれを水洗いする。

概要

ポスト本体Pの中空部13に液体が浸入しないようにする。 中空部13を形成したポスト本体Pの基端を装飾体10に固定し、先端をに形成したピアス孔に貫通させる。そして、中空部13を形成したポスト本体の両端が、水等の液体が浸入するのを阻止する液密状態閉塞される。すなわち、ポスト本体Pの両端に閉塞部11,12を形成するとともに、この閉塞部11,12の突合せ部分11a,12aを、溶融またはポスト本体とほぼ同質の溶加材を用いて溶接したものである。

目的

この発明の目的は、ポスト本体の中空部に液体が浸入しないピアスポストを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

中空ポスト本体の基端装飾体に固定し、先端をに形成したピアス孔に貫通させるピアスポストであって、中空のポスト本体の両端が、水等の液体が浸入するのを阻止する液密状態閉塞されたピアスポスト。

請求項2

上記基端及び先端には、ポスト本体の中心に向かって曲げられた閉塞部が設けられ、これら閉塞部が溶融又はポスト本体とほぼ同質の溶加材を用いて溶接されて液密状態に閉塞された請求項1に記載されたピアスポスト。

請求項3

上記基端側には、上記装飾体に形成された固定穴に挿入される挿入部が形成され、この挿入部が上記固定穴に挿入されて固定された請求項1に記載されたピアスポスト。

技術分野

0001

この発明は、装飾体に固定して用いるピアスポストに関する。

背景技術

0002

ピアスポストの素材として、金や、プラチナ、銀などが用いられることが多いが、その理由は、金やプラチナ、銀などは人体に害をほとんど及ぼさないからである。しかし、一方で、金やプラチナ、銀などは高価なので、ポスト本体を中空にしてその材料費を節約するようにしている。

0003

例えば、直径0.8mm、長さ11.5mmのポスト本体の場合に、それを充実体である丸棒で構成すると、一対のポスト本体は0.17gであるが、中空にすれば、一対のポスト本体は0.12gまで少なくなる。
このような理由から、特に高価な材料の場合に、ポスト本体は中空にして用いられるが、中空にした従来のピアスポストを示したのが図4である。

0004

図4に示したピアスポストは、中空にしたポスト本体pの先端1をふさぐとともに、その基端2を開放している。
そして、開放された基端2側を装飾体3の金属部分に接触させ、それらを、ロウ材4を用いて溶接している。溶接終了後には、溶接の熱で酸化した部分や、溶接の際に用いられたフラックスを除去するために、希硫酸でポスト本体pの全体を洗浄するとともに、最終的にはそれを水洗いする。

先行技術

0005

実公平05−011762号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上記従来のピアスポストは、ロウ材4を用いて装飾体3に溶接されるが、多くの場合、ロウ材4にピンホールが形成される。このようなピンホールは、ロウ材4が固まる過程で、部分的に温度差が生じることによって形成されると考えられる。
いずれにしても、ロウ材4に複数のピンホールが形成されると、それらがつながって、ポスト本体pの中空部5を外気に連通させてしまうことがある。

0007

もし、中空部5が外気に連通した状態で、ポスト本体pを、希硫酸で洗浄したり、水洗いをしたりすると、それら希硫酸や水がポスト本体p内に浸入してしまう。
また、上記のように製造段階での水洗いだけでなく、ユーザー使用過程でそれを水洗いすることもあるが、このときにも中空部5に水が浸入してしまう。

0008

このようにして希硫酸や水などが中空部5に浸入してしまうと、それはなかなか抜けなくなり、中空部5内に滞留してしまう。
もし、希硫酸が滞留すれば、ポスト本体pの使用過程で漏れ出てくることがある。漏れ出た希硫酸が皮膚に付着したりすれば、皮膚が炎症を起したりする。また、希硫酸が被服に付着すれば、それにシミを着けたり穴を開けたりしてしまう。

0009

また、上記中空部5に水が滞留したとしても、それが長期にわたると、水が変質したり菌などが繁殖したりするので、衛生的にも問題が発生する。
なお、ロウ材4を用いた溶接技術が稚拙な場合には、装飾体3とロウ材4との間に隙間ができてしまうが、その隙間から希硫酸や水が浸入してしまい、上記したと同様の問題が発生する。

0010

この発明の目的は、ポスト本体の中空部に液体が浸入しないピアスポストを提供することである。

課題を解決するための手段

0011

第1の発明は、中空のポスト本体の基端を装飾体に固定し、先端をに形成したピアス孔に貫通させるピアスポストに関する。
そして、ポスト本体の両端が、水等の液体が浸入するのを阻止する液密状態閉塞されている。上記水等の液体とは、水が含まれるのはもちろんであるが、製造過程で使用される洗浄液等の化学薬品も含まれる。

0012

第2の発明は、少なくとも上記基端にポスト本体の中心に向かって曲げられた閉塞部が設けられ、この閉塞部が、溶融又はポスト本体とほぼ同質の溶加材を用いて溶接されて液密状態に閉塞されている。

0013

第3の発明は、少なくとも基端側には、装飾体に形成された固定穴に挿入される挿入部が形成され、この挿入部が上記固定穴に挿入されて固定される。

発明の効果

0014

第1の発明のピアスポストによれば、ポスト本体の両端が水等の液体が浸入するのを阻止する液密状態で閉塞されているので、中空にしたポスト本体の中に、製造時やユーザーの使用時などで使われる洗浄液が浸入したりしない。
したがって、事後的に洗浄液が染み出して発生する従来のような問題はすべて解消できる。

0015

第2の発明のピアスポストによれば、少なくとも基端側に設けた閉塞部が、溶融又はポスト本体とほぼ同質の溶加材を用いて溶接されているので、この基端側を、例えば、ポスト本体よりも融点の低いロウ材を用いて装飾体に溶接できる。言い換えると、ポスト本体を装飾体に溶接したとしても、閉塞部が溶融して穴が開いてしまうことがない。

0016

第3の発明のピアスポストによれば、装飾体に形成した固定穴に、ポスト本体の挿入部を挿入することで、当該ピアスポストを装飾体に固定できるので、溶接のように熱を加える必要がない。加熱の必要がないので、閉塞部が溶融して穴が開いたりしない。

図面の簡単な説明

0017

第1実施形態の断面図である。
第2実施形態の断面図である。
第3実施形態の断面図である。
従来のピアスポストを示す断面図である。

実施例

0018

図1に示した第1実施形態において、装飾体10に固定するポスト本体Pは、金やプラチナ、銀からなるシームレスパイプと図示していない金型とを相対回転させる転造によって絞り加工したものである。このようにして成形されたポスト本体Pは、その基端側及び先端側のそれぞれに、閉塞部11,12が形成されている。

0019

一方、両閉塞部11,12の突合せ部分11a,12aは、ポスト本体Pの母材そのものをレーザーによって溶融することによって、ポスト本体Pの両端は、その中空部13に水等の液体が浸入するのを阻止する液密状態で閉塞される。
なお、上記一方の閉塞部11は装飾体10に固定されるが、他方の閉塞部12は、耳に形成した図示していないピアス孔を貫通するものである。

0020

また、この閉塞部11,12の突合せ部分11a,12aは、ポスト本体Pとほぼ同質材の溶加材を用いて溶接してもよい。この場合にも、加熱手段にレーザーを用いれば、ピンポイントで熱を加えられるので、他の部分に熱による悪影響が及ばないという利点がある。

0021

なお、図中符号14は、ポスト本体Pの周方向に形成した溝で、この溝14に図示していないピアスキャッチをはめるようにしている。
上記のようにしたポスト本体Pを装飾体10に固定するときには、ポスト本体Pの基端側の閉塞部11を装飾体10の金属部分に接触させるとともに、その周囲を、ロウ材15を用いて溶接する。

0022

上記のようにしてロウ材15を用いる場合に、そのロウ材15はその融点が、ポスト本体Pの母材よりも低いものが選ばれる。したがって、このときの溶接熱によって、上記突合せ部分11a,12aの溶着に影響を及ぼすことはない。

0023

上記のようにして製造工程でポスト本体Pが装飾体10に固定されたら、その溶接部分を希硫酸で洗浄するとともに、その後に水洗いをして希硫酸等を洗い流す。
上記のように希硫酸や水等を用いて洗浄するとき、これら希硫酸や水がポスト本体Pの中空部13に浸入したりしない。

0024

また、ユーザーの使用過程で、当該ピアスポストを水洗いしたとしても、その水が中空部13に浸入しない。したがって、化学薬品や水が中空部13に滞留せず、それらが滞留することによる悪影響は一切生じない。
なお、ポスト本体Pの先端の突合せ部分12aは、上記のようにロウ材15を用いて溶接する際の熱の影響がほとんどなく、しかも、溶接個所がかなり小さいので、ロウ材を用いて溶接しても液密状態を保つことができる。したがって、ポスト本体Pの先端側の突合せ部分12a側は、液密性が保たれれば、どのような溶接方法を用いてもよい。

0025

図2に示した第2実施形態は、金やプラチナ、銀からなるシームレスパイプと図示していない金型とを相対回転させる転造によって絞り加工したものである。
そして、ポスト本体Pの両端に閉塞部11,12を形成し、これら閉塞部11,12を第1実施形態と同じように突合せ、それらの突合せ部分11a,12aを液密状態で溶接している。

0026

ただし、この第2実施形態は、ポスト本体Pの基端側に挿入部16が形成されている点が第1実施形態と相違する。
上記挿入部16は装飾体10に形成された固定穴17に挿入されるもので、その周囲には環状溝18を軸方向に複数形成している。

0027

また、上記挿入部16の境界部分にはつば部19を形成し、ポスト本体Pが必要以上に固定穴17に押し込められないようにしている。ただし、このつば部19は、固定穴17に対してフタとしても機能し、固定穴17に化学薬品や水等が浸入させないようにしている。

0028

上記のようにした第2実施形態では、装飾体10の固定穴17に挿入部16を挿入するとともに、これら挿入部16と固定穴17との間に接着剤20を充填して、挿入部16を固定穴17に固定する。
なお、挿入部16には複数の環状溝18を形成したが、この環状溝18に変えて、ねじ溝を形成してもよい。

0029

このようにした第2実施形態においても、ポスト本体Pの中空部13は、その両端が液密状態で閉塞されているので、第1実施形態と同じように、中空部13に液体が浸入したりしない。したがって、中空部13に液体が滞留していろいろな弊害をもたらすことはない。

0030

図3に示した第3実施形態は、ポスト本体Pの基端側に、ポスト本体Pと同質材からなるプラグ21をはめるとともに、これらポスト本体Pとプラグ21とを、ポスト本体Pと同質材からなる溶加材を介して溶接し、液密状態で閉塞されたものである。
このようにポスト本体Pの基端側の構成が第1実施形態と相違するもので、その他はすべて第1実施形態と同じである。

0031

なお、この第3実施形態において、溶加材を用いることなく、ポスト本体Pとプラグ21とを直接溶融して接着して液密状態を維持してもよい。

0032

装飾体に固定するピアスポストとして最適である。

0033

10…装飾体、P…ポスト本体、11,12…閉塞部、13…中空部、16…挿入部、17…固定穴

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