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技術 薬剤分包機

出願人 株式会社トーショー
発明者 大村義人
出願日 2017年5月2日 (4年1ヶ月経過) 出願番号 2017-091662
公開日 2018年11月29日 (2年6ヶ月経過) 公開番号 2018-187053
状態 特許登録済
技術分野 医療品保存・内服装置
主要キーワード 設置ピッチ 点灯部材 薬品庫 収容薬剤 小分け包装 回転伝動軸 欠品状態 収集機構
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年11月29日)のものです。
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図面 (4)

課題

予製カセット保管場所使用場所の近くに不都合の無い状態で確保しうる薬剤分包機を実現する。

解決手段

予製カセット65を着脱可能に保持しうる予備着座部64を複数装備した予備庫部60を薬品庫部11や包装装置17の側方に設けて、予備着座部64を薬剤収集機構14+15の収集範囲の外に位置させる。また、予備庫部60を前方へ引き出すと庫内の予備着座部64が露出するようにもする。さらに、予備着座部64には、ベース30のうちの静的部材である着座部31と同じもの又は互換性のあるものを採用する。

概要

背景

各種の薬剤分包しうる薬剤分包機は(例えば特許文献1〜5,図3参照)、所定の薬剤1を収容しうる薬剤カセット20(容器部)を着脱可能に保持するベース30(支持部)が多数配設された薬品庫部11と、投入ホッパ16に受け入れた薬剤1を次々長尺二つ折り分包紙2等に区分封入する包装装置17と、上記のベース30に対して薬剤カセット20が装着されて成る薬剤フィーダ13(薬剤供給部)のうち適宜なものから排出された薬剤1を収集して上記の包装装置17に引き渡す薬剤収集機構(上部収集機構14及び下部収集機構15)と、処方箋情報等に基づいた調剤指示に応じて上記の薬剤フィーダ13や包装装置17の動作を制御するコンピュータ等の制御部18とを備えている。

それら各部のうちベース30は、薬剤カセット20を保持する着座部31等の静的部材と、薬剤カセット20の薬剤排出回転盤を駆動するモータ等の動的部材32とを具備している。
そして、調剤指示に応じて制御部18が調剤対象薬剤の薬剤フィーダ13に排出動作を行わせると、該当する一の又は複数の薬剤フィーダ13の薬剤カセット20から調剤対象薬剤が排出され、その又はそれらの薬剤1が、何れも、薬剤収集機構14+15によって包装装置17の投入ホッパ16の中へ導かれ、包装装置17によって昼晩夜の服用単位といった適宜な単位で分包される。

また、何れかの薬剤カセット20が収容薬剤を総て排出して空になったとき或いは空になりそうになったときには、その薬剤カセット20をベース30から取り外して薬剤を補充してから再びベース30へ戻して再装着するか、予め同種薬剤を収容させておいた予備の薬剤カセット(以下、予製カセットと呼ぶ)を代わりに装着するが、その際に装着ミスが発生するのを防止したり装着先ベースの限定を解除緩和するために、薬剤カセットに識別情報を付しておき(図示せず)、それを読み取って照合するようにもなっている(例えば特許文献2〜4参照)。

さらに、一の薬品庫部11を二分して或いは複数の薬品庫部11を一体的に列設して、そこに配設される多数の薬剤カセット13の一部には錠剤カセットを用い残部には散薬カセットを用いる薬剤分包機もある(例えば特許文献5参照)。この薬剤分包機では、錠剤カセットは上述のように薬剤収集機構14+15の収集範囲に配設されて自動排出に供されるが、散薬カセットは、薬剤収集機構14+15の収集範囲の外に配設されて、状で排出機能の無い薬品庫部から人手で取り出されて計量分割式の散薬供給機構に移載されたり回転配分用の散薬フィーダへの計量取出に供されるようになっている。この場合、錠剤カセットと散薬カセットとには互換性を持たせるのが難しいが、錠剤カセット同士や散薬カセット同士には、互換性を持たせるのが比較的容易である。

そのため、この薬剤分包機では、薬剤収集機構の収集範囲に配設されて自動排出に供される錠剤カセットに対して、上述したような互換性のある他の錠剤カセットに予め同種薬剤を収容しておいた予製カセットを準備しておき、薬剤収集機構の収集範囲に装着中の錠剤カセットが収容薬剤を総て排出し終えて該当薬剤が欠品状態になったとき又はなりかけたときには該当する薬剤カセットを予製カセットで置き換えることで、薬剤カセットへの補充作業の完了を待つまでも無く迅速に自動分包を再開できるようになっている。

概要

予製カセットの保管場所使用場所の近くに不都合の無い状態で確保しうる薬剤分包機を実現する。予製カセット65を着脱可能に保持しうる予備着座部64を複数装備した予備庫部60を薬品庫部11や包装装置17の側方に設けて、予備着座部64を薬剤収集機構14+15の収集範囲の外に位置させる。また、予備庫部60を前方へ引き出すと庫内の予備着座部64が露出するようにもする。さらに、予備着座部64には、ベース30のうちの静的部材である着座部31と同じもの又は互換性のあるものを採用する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

薬剤を収容しうる薬剤カセット着脱可能に保持するベースを複数装備した薬品庫部と、薬剤を受け入れ区分封入する包装装置と、前記薬剤カセットから前記ベースを介して排出された薬剤を収集して前記包装装置に引き渡す薬剤収集機構とを備えた薬剤分包機において、前記薬剤カセットを着脱可能に保持しうる予備着座部を複数装備した予備庫部が前記薬品庫部の側方に設けられて、前記予備着座部が前記薬剤収集機構の収集範囲の外に位置していることを特徴とする薬剤分包機。

請求項2

前記予備庫部が前記包装装置の側方まで延設されている又は前記包装装置の側方にも設けられていることを特徴とする請求項1記載の薬剤分包機。

請求項3

前記予備庫部が前方へ引出可能になっており、前記予備庫部を前方へ引き出すと前記予備着座部のうち前記予備庫部の内部に装備されているものが露出するようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された薬剤分包機。

請求項4

前記予備庫部が、前記予備着座部を横に並べて搭載した上下多段具備しており、前記棚が、全段まとめて一体的に又は各段毎に若しくは幾つかの分割群毎に前方へ引き出せるようになっていることを特徴とする請求項3記載の薬剤分包機。

請求項5

前記予備着座部が前記ベースのうちの静的部材と同じもの又は互換性のあるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載された薬剤分包機。

請求項6

前記予備着座部のそれぞれに対応させて点灯部材が設けられており、前記薬剤カセットのうち案内対象の薬剤を収容したものが前記予備着座部の何れかに装着されているときには前記点灯部材のうち当該予備着座部に対応するのものを点灯させる案内手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載された薬剤分包機。

請求項7

前記案内手段によって点灯制御される並灯部材が前記予備庫部の表面に設けられており、前記案内手段が、前記点灯部材のうち前記予備庫部の内部の前記予備着座部に対応するものを点灯させたときに前記並灯部材も点灯させるようになっていることを特徴とする請求項6記載の薬剤分包機。

技術分野

0001

この発明は、各種の薬剤を収容した多数の薬剤カセットのうち適宜なものから排出させた薬剤を収集して小分け包装する薬剤分包機に関し、詳しくは、予備の薬剤カセット(予製カセット)を利用可能な薬剤分包機に関する。

背景技術

0002

各種の薬剤を分包しうる薬剤分包機は(例えば特許文献1〜5,図3参照)、所定の薬剤1を収容しうる薬剤カセット20(容器部)を着脱可能に保持するベース30(支持部)が多数配設された薬品庫部11と、投入ホッパ16に受け入れた薬剤1を次々長尺二つ折り分包紙2等に区分封入する包装装置17と、上記のベース30に対して薬剤カセット20が装着されて成る薬剤フィーダ13(薬剤供給部)のうち適宜なものから排出された薬剤1を収集して上記の包装装置17に引き渡す薬剤収集機構(上部収集機構14及び下部収集機構15)と、処方箋情報等に基づいた調剤指示に応じて上記の薬剤フィーダ13や包装装置17の動作を制御するコンピュータ等の制御部18とを備えている。

0003

それら各部のうちベース30は、薬剤カセット20を保持する着座部31等の静的部材と、薬剤カセット20の薬剤排出回転盤を駆動するモータ等の動的部材32とを具備している。
そして、調剤指示に応じて制御部18が調剤対象薬剤の薬剤フィーダ13に排出動作を行わせると、該当する一の又は複数の薬剤フィーダ13の薬剤カセット20から調剤対象薬剤が排出され、その又はそれらの薬剤1が、何れも、薬剤収集機構14+15によって包装装置17の投入ホッパ16の中へ導かれ、包装装置17によって昼晩夜の服用単位といった適宜な単位で分包される。

0004

また、何れかの薬剤カセット20が収容薬剤を総て排出して空になったとき或いは空になりそうになったときには、その薬剤カセット20をベース30から取り外して薬剤を補充してから再びベース30へ戻して再装着するか、予め同種薬剤を収容させておいた予備の薬剤カセット(以下、予製カセットと呼ぶ)を代わりに装着するが、その際に装着ミスが発生するのを防止したり装着先ベースの限定を解除緩和するために、薬剤カセットに識別情報を付しておき(図示せず)、それを読み取って照合するようにもなっている(例えば特許文献2〜4参照)。

0005

さらに、一の薬品庫部11を二分して或いは複数の薬品庫部11を一体的に列設して、そこに配設される多数の薬剤カセット13の一部には錠剤カセットを用い残部には散薬カセットを用いる薬剤分包機もある(例えば特許文献5参照)。この薬剤分包機では、錠剤カセットは上述のように薬剤収集機構14+15の収集範囲に配設されて自動排出に供されるが、散薬カセットは、薬剤収集機構14+15の収集範囲の外に配設されて、状で排出機能の無い薬品庫部から人手で取り出されて計量分割式の散薬供給機構に移載されたり回転配分用の散薬フィーダへの計量取出に供されるようになっている。この場合、錠剤カセットと散薬カセットとには互換性を持たせるのが難しいが、錠剤カセット同士や散薬カセット同士には、互換性を持たせるのが比較的容易である。

0006

そのため、この薬剤分包機では、薬剤収集機構の収集範囲に配設されて自動排出に供される錠剤カセットに対して、上述したような互換性のある他の錠剤カセットに予め同種薬剤を収容しておいた予製カセットを準備しておき、薬剤収集機構の収集範囲に装着中の錠剤カセットが収容薬剤を総て排出し終えて該当薬剤が欠品状態になったとき又はなりかけたときには該当する薬剤カセットを予製カセットで置き換えることで、薬剤カセットへの補充作業の完了を待つまでも無く迅速に自動分包を再開できるようになっている。

先行技術

0007

特開昭59−26403号公報
特開2002−272812号公報
特開2005−192702号公報
特開2013−146443号公報
特開2016−073518号公報

発明が解決しようとする課題

0008

ところで、従来の薬剤分包機の設置態様では、薬剤収集機構の収集範囲に配設されて自動排出に供される錠剤カセットに対応した予製カセットに係る保管場所が、薬剤分包機とは別に設けられた汎用の棚などになっていた。そして、そのような保管棚は、薬剤分包機と並べて置こうとすると、幅を取り過ぎるなど、設置床占有状況等に不具合が生じたり、薬剤カセットの交換作業や薬剤収集機構の清掃作業などの邪魔になったりしがちであるため、薬剤分包機から離れた場所に設置されることが多かった。

0009

しかしながら、予製カセットの保管場所が薬剤分包機から離れていると、予製カセットを運ぶ距離が長いため、薬剤欠品による分包動作停止時に薬剤カセットを速やかに交換することができず、その間、薬剤分包機が分包動作を停止し続けるため、その時間の分だけ予製カセットの事前準備の効果が損なわれてしまうことになる。
そこで、予製カセットの保管場所を使用場所の近くに不都合の無い状態で確保しうる薬剤分包機を実現することが第1技術課題となる。

0010

また、薬剤分包機の薬剤収集機構の収集範囲に配設される錠剤カセットの個数には上限があるため、使用頻度や使用量の多い薬剤については複数・多数の薬剤カセットを割り当てて常に薬品庫部のベースに装着しておくといった運用にて薬剤欠品による分包動作停止時間の短縮を図ろうとすると、薬品庫部に設置しうる他の薬剤カセットの個数ひいては自動排出に供する薬剤の種類が犠牲になって減少し、逆に薬剤の種類を増やそうとすると使用頻度や使用量の多い薬剤に割り当てられる薬剤カセットの個数が犠牲になって少なくなる、というジレンマがある。

0011

かかるジレンマに対しては、カセット交換を迅速に行える予製カセットを増やすことによって、かなりの改善を期待することができる。
しかし、予製カセットの保管数が多くなると、保管場所として見易い所ばかりを確保するのが困難になる。しかも、予製カセットは何れも外観が似ている。そのため、多数の予製カセットから必要な予製カセットを選出するのに手間取ることが多くなってしまう。
そこで、必要な予製カセットを容易かつ迅速に選出しうる薬剤分包機を実現することが第2技術課題となる。

課題を解決するための手段

0012

本発明の薬剤分包機は(解決手段1)、上述した第1課題を解決するために創案されたものであり、薬剤を収容しうる薬剤カセットを着脱可能に保持するベースを複数装備した薬品庫部と、薬剤を受け入れて区分封入する包装装置と、前記薬剤カセットから前記ベースを介して排出された薬剤を収集して前記包装装置に引き渡す薬剤収集機構とを備えた薬剤分包機において、前記薬剤カセットを着脱可能に保持しうる予備着座部を複数装備した予備庫部が前記薬品庫部の側方に設けられて、前記予備着座部が前記薬剤収集機構の収集範囲の外に位置していることを特徴とする。

0013

また、本発明の薬剤分包機は(解決手段2)、上記解決手段1の薬剤分包機であって、前記予備庫部が前記包装装置の側方まで延設されている又は前記包装装置の側方にも設けられていることを特徴とする。

0014

さらに、本発明の薬剤分包機は(解決手段3)、上記解決手段1,2の薬剤分包機であって、前記予備庫部が前方へ引出可能になっており、前記予備庫部を前方へ引き出すと前記予備着座部のうち前記予備庫部の内部に装備されているものが露出するようになっていることを特徴とする。

0015

また、本発明の薬剤分包機は(解決手段4)、上記解決手段3の薬剤分包機であって、前記予備庫部が、前記予備着座部を横に並べて搭載した棚を上下多段に具備しており、前記棚が、全段まとめて一体的に又は各段毎に若しくは幾つかの分割群毎に前方へ引き出せるようになっていることを特徴とする。

0016

また、本発明の薬剤分包機は(解決手段5)、上記解決手段1〜4の薬剤分包機であって、前記予備着座部が前記ベースのうちの静的部材と同じもの又は互換性のあるものであることを特徴とする。

0017

また、本発明の薬剤分包機は(解決手段6)、上記解決手段1〜5の薬剤分包機であって、前記予備着座部のそれぞれに対応させて点灯部材が設けられており、前記薬剤カセットのうち案内対象の薬剤を収容したものが前記予備着座部の何れかに装着されているときには前記点灯部材のうち当該予備着座部に対応するのものを点灯させる案内手段が設けられていることを特徴とする。

0018

また、本発明の薬剤分包機は(解決手段7)、上記解決手段6の薬剤分包機であって、前記案内手段によって点灯制御される並灯部材が前記予備庫部の表面に設けられており、前記案内手段が、前記点灯部材のうち前記予備庫部の内部の前記予備着座部に対応するものを点灯させたときに前記並灯部材も点灯させるようになっていることを特徴とする。

発明の効果

0019

このような本発明の薬剤分包機にあっては(解決手段1)、薬品庫部に加えて予備庫部も設け、それに複数の予備着座部を装備させるとともに、それらの予備着座部を薬剤収集機構の収集範囲の外に位置させたことにより、薬剤カセットを着脱可能に保持しうる予備着座部が予製カセットを保持するのに好適なものになるとともに、予備庫部が多数の予製カセットの保管場所となる。しかも、そのような予備庫部を薬品庫部の側方に配したことにより、予備庫部が薬品庫部に密着近接するので、全幅が過剰に広がるおそれが無く、装置の前方から行われることの多い薬剤収集機構の清掃作業などが妨げられるおそれも無く、薬剤カセットと予製カセットとの交換作業が迅速かつ円滑に行えることとなる。
したがって、この発明によれば、予製カセットの保管場所を使用場所の近くに不都合の無い状態で確保しうる薬剤分包機を実現することができ、その結果、第1技術課題が解決される。

0020

また、本発明の薬剤分包機にあっては(解決手段2)、予備着座部の設置位置が薬剤収集機構の収集範囲に限定されないことを利用して、予備庫部を包装装置の側方まで拡張したことにより、予備庫部が縦長になって、予備庫部の横幅を拡げなくても予備着座部の装備数ひいては予製カセットの保管可能数が増えるので、この発明によれば、第1技術課題を高度に解決することができる。

0021

さらに、本発明の薬剤分包機にあっては(解決手段3,4)、予備庫部を引出式にして、それを纏めて或いは適宜な棚群や各棚毎に前方へ引き出すと予備庫部の内部の予備着座部が露出するようにもしたことにより、予備庫部を含めた装置全体の横幅を拡げなくても、予備庫部の内部の予備着座部を予製カセットの保管先として簡便かつ迅速に使用することが可能となり、予備着座部の装備数ひいては予製カセットの保管可能数が増えるので、この発明によれば、第1技術課題を高度に解決することができる。

0022

また、本発明の薬剤分包機にあっては(解決手段5)、ベースのうちの静的部材と同じもの又は互換性のあるものを予備着座部に採用したことにより、ベース用に量産されていて入手しやいうえ比較的安価な部材で予備着座部を装備することができるうえ、モータや回転伝動軸といった相対的に高価で縦長な動的部材は省かれることから、薬品庫部におけるベースの縦方向設置ピッチよりも予備庫部における予備着座部の縦方向設置ピッチを小さくすることができるので、薬品庫部における薬剤カセットの縦方向設置密度より予備庫部における予製カセットの縦方向設置密度の方が高まる。そのため、予備庫部を薬品庫部より高くしなくても予製カセットの保管可能数を増やすことができるので、この発明によれば、第1技術課題を高度に解決することができる。

0023

また、本発明の薬剤分包機にあっては(解決手段6)、複数の予備着座部それぞれに対応させて点灯部材を設けたうえで、案内手段を作動させると、補充等の必要になった薬剤カセットの薬剤など案内対象の薬剤を予め収容した他の薬剤カセットである予製カセットを装着している予備着座部に係る点灯部材が点灯するようにしたことにより、交換対象の薬剤カセットに適合する予製カセットの在処が一目瞭然になる。
したがって、この発明によれば、必要な予製カセットを容易かつ迅速に選出しうる薬剤分包機を実現することができ、第1技術課題に加えて第2技術課題までも解決される。

0024

また、本発明の薬剤分包機にあっては(解決手段7)、内部の予備着座部に対応している点灯部材については、視認性の確保が難しいところ、予備庫部の表面に設けられていて視認性の良い並灯部材も点灯させるようにしたことにより、並灯部材の点灯の視認によって、内部の予備着座部に対応している点灯部材の確認が促されることから、見落としのおそれが無いので、予製カセットの保管可能数を多くしても必要な予製カセットを容易かつ迅速に選出することができる。
したがって、第1技術課題に加えて第2技術課題までも高度に解決される。

図面の簡単な説明

0025

本発明の実施例1について、薬剤分包機の構造を示し、(a)と(b)が外観斜視図、(c)と(d)が予備庫部の外観斜視図である。
本発明の実施例2について、薬剤分包機の構造を示し、(a)が薬剤フィーダの縦断面図、(b)が薬剤フィーダの側面図、(c)が薬剤フィーダの正面図、(d)が予備庫部の外観斜視図、(e)が調剤サーバ等のブロック図である。
従来の薬剤分包機の構造を示し、(a)と(b)が外観斜視図、(c)が内部構成の模式図、(d)が薬剤フィーダの側面図、(e)が薬剤カセットとベースとの縦断面図、(f)がベースを着座部などの静的部材とモータや回転伝動軸などの動的部材とに上下分割したところの側面図である。

0026

このような本発明の薬剤分包機について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜2により説明する。
図1に示した実施例1は、上述した解決手段1〜5(出願当初の請求項1〜5)を具現化したものであり、図2に示した実施例2は、上述した解決手段6〜7(出願当初の請求項6〜7)を具現化したものである。

0027

なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,ヒンジ等の連結具モータドライバ等の電気回路コントローラ等の電子回路の詳細などは,図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
また、それらの図示に際し従来と同様の構成要素には同一の符号を付して示したので、しかも、それらについて背景技術の欄で述べたことは以下の各実施例についても共通するので、重複する再度の説明は割愛し、以下、従来との相違点を中心に説明する。

0028

本発明の薬剤分包機の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、(a)が薬剤分包機50の外観斜視図、(b)が予備庫部60を引き出したところの外観斜視図、(c)が予備庫部60の外観斜視図、(d)が予備庫部60に多数の予製カセット65を保持させたところの外観斜視図である。

0029

薬剤分包機50は(図1(a),(b)参照)、既述した薬剤分包機10を踏襲した本体部51と、その側方の一つである左方から本体部51の左側面に付設された付加部52とを備えたものである。
本体部51は、サイズなど細かな差違はあるが、薬剤分包機10と同様、上部には、各種の薬剤を収容しうる薬剤カセット20を着脱可能に保持するベース30を複数装備した薬品庫部11を備えている。この薬品庫部11には、薬剤カセット20と共に薬剤フィーダ13をなすベース30に加えて、上部収集機構14も組み込まれている。

0030

また(図1(a),(b)参照)、本体部51の下部すなわち薬品庫部11の下方には、薬剤分包機10と同様、上部収集機構14と共に薬剤収集機構14+15をなす下部収集機構15と、投入ホッパ16を具備した包装装置17と、多数の薬剤フィーダ13と包装装置17などの動作制御を担う制御部18とが格納されており、制御部18が受けた調剤指示に応じて、所要の薬剤フィーダ13から薬剤を排出させるとともに、それらの排出薬剤を、薬剤収集機構14+15にて収集して投入ホッパ16へ投入し、包装装置17にて分包紙2に区分封入するようになっている。

0031

付加部52には(図1(a),(b)参照)、上下に配設された二つの予備庫部60が装備されており、それらのうち上側の予備庫部60は、薬品庫部11の左方に位置し、下側の予備庫部60は、包装装置17の左方に位置しているので、薬剤分包機50は、予備庫部60が薬品庫部11の側方に加えて包装装置17の側方にも設けられたものとなっている。しかも、それらの予備庫部60は、何れも、棚部62が薬剤収集機構14+15の収集範囲から外れている。

0032

予備庫部60は、引出部材61の付いた棚部62の内部に多段に設けられた棚63の上面に予備着座部64を列設したものであり(図1(c)参照)、個々に、付加部52から前方へ引き出したり、付加部52へ押し戻したりできるようになっている(図1(a),(b)参照)。また、多数の予備着座部64は(図1(c)参照)、何れにも、量産されている既述のベース30の着座部31(静的部材)と同じものが採用されているので、何れも、既述の薬剤カセット20ひいては予製カセット65を着脱可能に保持しうるものであって、調達容易かつ低廉なものとなっている。

0033

しかも、上述のように棚部62が薬剤収集機構14+15の外に位置しているので、棚部62の中の予備着座部64は、総て、薬剤収集機構14+15の外に位置している。
さらに、棚部62のうち本体部51寄りの右側面が解放されていることから、予備庫部60を付加部52から前方へ十分に引き出すと、予備庫部60の内部に装備されている予備着座部64が総て露出するので、予備庫部60の予備着座部64に予製カセット65を装着させたり(図1(d)参照)、そこから予製カセット65を取り出したりする作業を、本体部51の手前で行うことができるものとなっている。

0034

この実施例1の薬剤分包機50について、その使用態様及び動作を説明するが、本体部51の使い方や分包動作は従来と同様なので簡潔に述べる。

0035

先ず、多数の薬剤カセット20に各種の薬剤を収容して、それらを本体部51の薬品庫部11の多数のベース30に一つずつ装着しておいて、制御部18に調剤指示を出す。
そうすると、その指示に応じて制御部18が調剤対象薬剤の薬剤フィーダ13のベース30に排出動作を行わせるので、調剤対象薬剤が、それを収容している薬剤カセット20から排出され、それから薬剤収集機構14+15によって投入ホッパ16に投入されるので、包装装置17によって適宜な単位で分包紙2に区分封入される。

0036

また、そのような作業と並行する又は前後する適宜な時に、使用量が多くて補充の頻度が高い薬剤などについては予備の薬剤カセット20に予め収容して該カセットを予製カセット65にしておく。そして、予備庫部60を付加部52から前方へ引き出して(図1(b)参照)、予備着座部64を露出させ(図1(c)参照)、それらのうち空いている予備着座部64に予製カセット65を保持させる(図1(d)参照)。そのとき、予備着座部64が何れも本体部51の手前に向けて露出するので、薬剤分包機50の両隣に他の装置などが設置されていても、それによって予製カセット収納作業を妨げられることなく、隣の作業を妨げることもなく、予製カセット65を予備庫部60に収納することができる。それから予備庫部60を付加部52の中へ押し戻しておく(図1(a)参照)。

0037

そして、薬品庫部11の中の何れかの薬剤カセット20が収容薬剤を総て排出して空になったとき或いは空になりそうになったときには、本体部51の分包動作が停止したタイミングで或いは強制的に一時停止させて、該当する薬剤カセット20を薬剤補充のために薬品庫部11から取り出す。
また、その薬剤と同じものを予め収容させた予製カセット65が予備庫部60の中に存在しているときには、補充対象の薬剤カセット20を取り出した後あるいはその前に、該当する予製カセット65を予備庫部60から取り出す。

0038

具体的には、予備庫部60を付加部52から手前に引き出して(図1(b)参照)、その中の予製カセット65を露出させ(図1(d)参照)、それら多数の予製カセット65のうちから該当カセットを選んで予備庫部60から取り出してから、予備庫部60を付加部52の中へ押し戻す(図1(a)参照)。
こうして、必要な予製カセット65の準備が容易かつ迅速に調うので、その予製カセット65を薬剤カセット20の代わりに薬品庫部11のベース30に装着し、それから本体部51の分包動作を再開させる。

0039

一方、取り出したままの薬剤カセット20は、適宜な時期に薬剤を補充し、それを予製カセット65として適宜な時期に予備庫部60に収納しておく。
このように、本体部51の分包動作に起因する薬剤カセット20への薬剤補充作業に対する制約が緩和されるので、薬剤補充作業の負担が軽減される。
なお、補充対象の薬剤カセット20と交換可能な予製カセット65が予備庫部60の中に存在しないときには、従来と同様に、薬品庫部11から取り出した薬剤カセット20への薬剤補充作業を終えて薬剤カセット20を薬品庫部11に戻すまで本体部51の分包動作を一時停止させておく。

0040

本発明の薬剤分包機の実施例2について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図2は、(a)が薬剤フィーダ13の縦断左側面図、(b)が薬剤フィーダ13の左側面図、(c)が薬剤フィーダ13の正面図、(d)が予備庫部60の外観斜視図、(e)が調剤サーバ70等のブロック図である。

0041

この薬剤分包機が上述した実施例1の薬剤分包機50と相違するのは、薬品庫部11の薬剤フィーダ13及び予備庫部60の相当部に照合用部材21,33及び点灯部材34の付いたものが採用されている点と(図2(a)〜(c)参照)、予備庫部60の前面に並灯部材66が付設された点と(図2(d)参照)、制御部18に調剤指示を出す調剤サーバ70に案内手段のプログラムが組み込まれている点と(図2(e)参照)、多数の携帯端末71が使用可能になっている点である(図2(e)参照)。

0042

照合用部材21,33は、薬剤カセット20と予製カセット65とに付された識別情報担体21と、着座部31と予備着座部64とに付設された識別情報読取器33とからなり、カセット20,65が着座部31,64に装着されたときにバーコード等の識別情報が取得できるようになっていれば公知のもので足りる(例えば特許文献2〜4参照)。携帯端末71は、未装着状態のカセット20,65から識別情報を読み取る機能を持つ。
点灯部材34,66は、省エネルギーであって発光制御も容易なLEDが使い易いが、他の発光部材でも良い。点灯部材34は、着座部31,64それぞれの前面等に設けられて、予備庫部60を引き出したときに視認されるようになっているが、並灯部材66は、予備庫部60の前面に設けられて何時でも視認可能になっている。しかも、この例では、並灯部材66が棚部62の内部の各段の棚63それぞれの対応高さに設けられている。

0043

調剤サーバ70は、薬剤分包機10に加えて不図示の他の調剤機器や多数の携帯端末71とも有線無線のLANで接続されて各機器通信できるようになっており、薬剤分包機10の制御部18等に送信する調剤指示の作成等のために、調剤指示の元になる図示しない処方箋データと、各種の薬品に係る情報をデータ保持する薬品マスタと、薬剤カセット20や予製カセット65の管理に役立つ情報をデータ保持するカセット管理と、点灯部材34と並灯部材66との点灯制御を行う案内手段(プログラム)とインストールされている。なお、図示の例では、点灯部材34や並灯部材66と調剤サーバ70とが直に通信するようになっているが、その通信には制御部18や他の物を介在させても良い。

0044

識別情報担体21には値の異なる識別情報が予め割り振られており、それらの識別情報が薬品マスタにおいてもカセット管理においても個々の薬剤やカセットに対応づけてデータ保持されるようになっているので、カセット20,65への薬剤補充時等に携帯端末71等を用いた識別情報読取にてカセット20,65と補充薬剤とを対応づける簡便な作業を行っておくことで、薬剤とカセット20,65との対応関係が調剤サーバ70の保持データに反映されるようになっている。また、カセット20,65を着座部31,64に装着すると、カセット20,65に付された識別情報が着座部31,64の識別情報読取器33によって読み取られて調剤サーバ70に通知されるので、調剤サーバ70は、薬剤とカセット20,65と着座部31,64との対応関係まで把握するものとなっている。

0045

案内手段は、そのような対応関係に基づき識別情報を手掛かりにして、薬品庫部11の何れかの薬剤カセット20が薬剤補充対象になると、その薬剤カセット20の視認性を高めるために、その薬剤カセット20の装着先の着座部31の点灯部材34を点灯させるようになっている。また、案内手段は、上記の補充対象の薬剤カセット20に収容されていた薬剤を案内対象の薬剤として、それと同じ薬剤を収容した予製カセット65(薬剤カセット)が予備庫部60に保持されているか否かをカセット管理等のデータ検索にて調べ、該当するものが一つでも有れば、該当カセット65の装着先の予備着座部64何れについても点灯部材34を点灯させるようになっている。さらに、案内手段は、予備庫部60の点灯部材34を点灯させたときには、該当する予備着座部64の設置されている棚63に対応している並灯部材66を点灯させるようにもなっている。

0046

この場合も、基本的な使い方や装置動作は薬剤分包機50のときと同様であるが、上述のように点灯部材34や並灯部材66さらには案内手段が追加されているので、薬品庫部11の中の薬剤カセット20が薬剤排出完了にて補充対象(案内対象)になったときや携帯端末71の操作等にて実装薬剤入替対象(案内対象)になったときなど、そのような案内対象になった薬剤カセット20について薬品庫部11における該当箇所が点灯部材34の点灯によって明示される。さらに、同じ薬剤を収容している予製カセット65が有ればそれについても、予備庫部60における該当箇所が点灯部材34の点灯によって明示されるとともに、予備庫部60の前面における並灯部材66の点灯によって予備庫部60を引き出すまでもなく対応する棚63の位置まで明示される。

0047

[その他]
なお、上記実施例では、予備庫部60が、薬品庫部11の側方のものと包装装置17の側方のものとの二つに分かれて、上下二段に設置されていたが、予備庫部60は、一個だけで、薬品庫部11に側方から包装装置17の側方にまで延びていても良い。
また、予備庫部60は、本体部51の右方にだけ設置されていても良く、あるいは本体部51の左右両方に設置されていても良い。

実施例

0048

さらに、上記実施例では、予備庫部60に装備された5段の棚63が纏めて一体的に引き出されるようになっていたが、それぞれの棚63が各段毎に個別に引き出せるようにしても良く、幾つかの分割群毎に例えば上側3段の群と下側2段の群とに分けて引き出せるようにしても良く、それに適合させて前面板を幾つかの開閉扉に上下分割しても良い。
また、上記実施例では、予備庫部60の予備着座部64にベース30の着座部31(静的部材)と同じものが採用されていたが、薬剤カセット20も予製カセット65も装着させて保持しうるという互換性を具えたものであれば、着座部31以外のものでも、予備着座部64として用いることができる。

0049

1…薬剤、2…分包紙、
10…薬剤分包機、
11…薬品庫部、13…薬剤フィーダ(薬剤供給部)、
14+15…薬剤収集機構、14…上部収集機構、15…下部収集機構、
16…投入ホッパ、17…包装装置、18…制御部、
20…薬剤カセット(容器部)、21…識別情報担体(照合用部材)、
30…ベース(支持部)、31…着座部(静的部材)、
32…動的部材、33…識別情報読取器(照合用部材)、34…点灯部材、
50…薬剤分包機、
51…本体部、52…付加部、
60…予備庫部、61…引出部材、62…棚部、63…棚、64…予備着座部、
65…予製カセット(薬剤カセット)、66…並灯部材(点灯部材)、
70…調剤サーバ、71…携帯端末

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