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技術 内容物噴射装置

出願人 ライオン株式会社
発明者 滝沙織加藤妥治岡部龍二中村泰士
出願日 2017年5月2日 (3年2ヶ月経過) 出願番号 2017-091557
公開日 2018年11月29日 (1年7ヶ月経過) 公開番号 2018-187048
状態 未査定
技術分野 歯科用清掃機器
主要キーワード 最大指示値 噴射方向側 空隙幅 噴射角度θ 歯間空隙 中空ピン 噴射角θ B型粘度計
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年11月29日)のものです。
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図面 (5)

課題

1回の噴射量が少なく、生理活性物質を含んだ内容物を効果的に歯間部へ付着・滞留させることができる内容物噴射装置を提供する。

解決手段

軸直方向に延び内容物を収容する本体容器10と、内容物を噴射する噴射部43を有し本体容器に取り付けられた噴射容器30とを備える。噴射容器は、本体容器の一端側に連結された連結部31と、先端側に噴射部が配置され連結部から軸直方向に立設された挿入部41とを有する。内容物は、噴射部から噴射された際の25℃における粘度が3〜25Pa・sである液体口腔用組成物である。噴射部から噴射される内容物の噴射流量は、0.05〜4.0g/s/mm2である。噴射部から一回に噴射される内容物の総量は、0.01〜20gである。

概要

背景

従来、歯間部にバイオフィルム蓄積して歯垢が形成されることで、う蝕歯肉炎発症するため、歯間部の歯垢除去方法として、歯間ブラシによるブラッシングや、モーター駆動による水の液滴を高速で歯間部へ噴射する歯間洗浄器(特許文献1)の手段がある。

しかし、歯間ブラシでは、歯間へ挿入するのにテクニックを要したり、歯肉が弱っている場合には歯肉を傷つけてしまうなどの問題があった。また、上記の歯間洗浄器では、高速の液滴の噴射をするため、歯間部への歯垢除去だけでなく、弱った歯肉へ害性を与える虞があった。さらに、1回の噴射量が多いことで、歯間噴射時の液ハネにより口腔内不快感を与えたり、口腔内に蓄積した洗浄液吐き出す必要があり、操作時の不便さがあった。加えて、洗浄剤が水だけでは歯間洗浄後の歯および歯肉部の殺菌作用等が不十分のため、殺菌剤等の生理活性物質を含有した洗浄液を使用することが考えられるが、洗浄剤が水のみの場合よりも粘度が高まることで歯間部の隙間に適切に噴射することが難しいといった課題があった。

概要

1回の噴射量が少なく、生理活性物質を含んだ内容物を効果的に歯間部へ付着・滞留させることができる内容物噴射装置を提供する。軸直方向に延び内容物を収容する本体容器10と、内容物を噴射する噴射部43を有し本体容器に取り付けられた噴射容器30とを備える。噴射容器は、本体容器の一端側に連結された連結部31と、先端側に噴射部が配置され連結部から軸直方向に立設された挿入部41とを有する。内容物は、噴射部から噴射された際の25℃における粘度が3〜25Pa・sである液体口腔用組成物である。噴射部から噴射される内容物の噴射流量は、0.05〜4.0g/s/mm2である。噴射部から一回に噴射される内容物の総量は、0.01〜20gである。

目的

本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、1回の噴射量が少なく、生理活性物質を含んだ内容物を効果的に歯間部へ付着・滞留させることができる内容物噴射装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

軸直方向に延び内容物を収容する本体容器と、前記内容物を噴射する噴射部を有し前記本体容器に取り付けられた噴射容器とを備え、前記噴射容器は、前記本体容器の一端側に連結された連結部と、先端側に前記噴射部が配置され前記連結部から前記軸直方向に立設された挿入部とを有し、前記内容物は、前記噴射部から噴射された際の25℃における粘度が3〜25Pa・sである液体口腔用組成物であり、前記噴射部から噴射される前記内容物の噴射流量は、0.05〜4.0g/s/mm2であり、前記噴射部から一回に噴射される前記内容物の総量は、0.01〜20gであることを特徴とする内容物噴射装置

請求項2

前記内容物が噴射される前記噴射部の内口径の直径は、0.3〜0.5mmであることを特徴とする請求項1記載の内容物噴射装置。

請求項3

前記挿入部は、第1軸線に沿って延び、前記噴射部は、第2軸線に沿って前記内容物を噴射し、前記第1軸線と前記第2軸線とは、交差角度が90°から105°で同一平面において交差していることを特徴とする請求項1または2記載の内容物噴射装置。

請求項4

前記噴射部は、第2軸線に沿って前記内容物を噴射するとともに、前記第2軸線を中心とする1°〜10°の噴射角で前記内容物を噴射することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の内容物噴射装置。

請求項5

前記挿入部は、前記軸直方向と直交する軸線周り揺動可能な揺動部の上面に連結され、前記連結部に上下動自在に取り付けられ下方へ移動させる操作時に前記揺動部を前記軸線周り方向の一方側に揺動させて前記内容物を前記噴射部から噴射させ、前記下方へ移動させる操作が解除された非操作時に前記揺動部を前記軸線周り方向の他方側に揺動させて前記噴射部からの前記内容物の噴射を停止させる操作部を有し、前記操作部による操作時に前記挿入部は、前記軸直方向と平行であり、前記操作部による非操作時に前記挿入部は、前記軸直方向に対して前記内容物の噴射側に1°〜10°の角度で傾斜することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の内容物噴射装置。

請求項6

前記内容物は、液体口腔用組成物の生理活性物質を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の内容物噴射装置。

技術分野

0001

本発明は、内容物噴射装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、歯間部にバイオフィルム蓄積して歯垢が形成されることで、う蝕歯肉炎発症するため、歯間部の歯垢除去方法として、歯間ブラシによるブラッシングや、モーター駆動による水の液滴を高速で歯間部へ噴射する歯間洗浄器(特許文献1)の手段がある。

0003

しかし、歯間ブラシでは、歯間へ挿入するのにテクニックを要したり、歯肉が弱っている場合には歯肉を傷つけてしまうなどの問題があった。また、上記の歯間洗浄器では、高速の液滴の噴射をするため、歯間部への歯垢除去だけでなく、弱った歯肉へ害性を与える虞があった。さらに、1回の噴射量が多いことで、歯間噴射時の液ハネにより口腔内不快感を与えたり、口腔内に蓄積した洗浄液吐き出す必要があり、操作時の不便さがあった。加えて、洗浄剤が水だけでは歯間洗浄後の歯および歯肉部の殺菌作用等が不十分のため、殺菌剤等の生理活性物質を含有した洗浄液を使用することが考えられるが、洗浄剤が水のみの場合よりも粘度が高まることで歯間部の隙間に適切に噴射することが難しいといった課題があった。

先行技術

0004

特表2016−509933号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明者らは、う蝕や歯肉炎を効果的に予防する方法として、既に形成されてしまった歯垢を除去するような従来の手段ではなく、歯間部にバイオフィルムが蓄積して歯垢が形成される前に、殺菌剤等の生理活性物質が含まれた内容物を予め歯間部へ付着・滞留させることが効果的であると考えた。さらに、使用感、操作性、使用量の点から、内容物を歯間部へ効率的に付着・滞留させる手段を見出した。

0006

本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、1回の噴射量が少なく、生理活性物質を含んだ内容物を効果的に歯間部へ付着・滞留させることができる内容物噴射装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の第1の態様に従えば、軸直方向に延び内容物を収容する本体容器と、前記内容物を噴射する噴射部を有し前記本体容器に取り付けられた噴射容器とを備え、前記噴射容器は、前記本体容器の一端側に連結された連結部と、先端側に前記噴射部が配置され前記連結部から前記軸直方向に立設された挿入部とを有し、前記内容物は、前記噴射部から噴射された際の25℃における粘度が3〜25Pa・sである液体口腔用組成物であり、前記噴射部から噴射される前記内容物の噴射流量は、0.05〜4.0g/s/mm2であり、前記噴射部から一回に噴射される前記内容物の総量は、0.01〜20gであることを特徴とする内容物噴射装置が提供される。

0008

また、上記本発明の一態様に係る内容物噴射装置において、前記内容物が噴射される前記噴射部の内口径の直径は、0.3〜0.5mmであることを特徴とする。

0009

また、上記本発明の一態様に係る内容物噴射装置において、前記挿入部は、第1軸線に沿って延び、前記噴射部は、第2軸線に沿って前記内容物を噴射し、前記第1軸線と前記第2軸線とは、交差角度が90°から105°で同一平面において交差していることを特徴とする。

0010

また、上記本発明の一態様に係る内容物噴射装置において、前記挿入部は、前記軸直方向と直交する軸線周り揺動可能な揺動部の上面に連結され、前記連結部に上下動自在に取り付けられ下方へ移動させる操作時に前記揺動部を前記軸線周り方向の一方側に揺動させて前記内容物を前記噴射部から噴射させ、前記下方へ移動させる操作が解除された非操作時に前記揺動部を前記軸線周り方向の他方側に揺動させて前記噴射部からの前記内容物の噴射を停止させる操作部を有し、前記操作部による操作時に前記挿入部は、前記軸直方向と平行であり、前記操作部による非操作時に前記挿入部は、前記軸直方向に対して前記内容物の噴射側に1°〜10°の角度で傾斜することを特徴とする。

0011

また、上記本発明の一態様に係る内容物噴射装置において、前記内容物は、液体口腔用組成物の生理活性物質を含むことを特徴とする。

発明の効果

0012

本発明では、1回の噴射量が少なく、生理活性物質を含んだ内容物を効果的に歯間部へ付着・滞留させることができる内容物噴射装置を提供できる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の実施の形態を示す図であって、内容物噴射装置1の正面図である。
本体容器10と噴射容器30との取付部を部分的に拡大した断面図である。
挿入部41における噴射部43近傍の拡大図である。
挿入部および噴射部の変形例を示す図である。

実施例

0014

以下、本発明の内容物噴射装置の実施の形態を、図1ないし図4を参照して説明する。
なお、以下の実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。

0015

図1は、内容物噴射装置1の正面図である。
内容物噴射装置1は、本体容器10と噴射容器30とを備えている。
本体容器10は、原液及び噴射剤を含む内容物が圧入された、いわゆるエアゾール型容器であり、一端部(下端部)が閉じられ、他端部(上端部)に内容物を吐出する中空ピン状の吐出部11(図2参照)が設けられた、図1における上下方向を軸直方向とする円筒状に形成されている。吐出部11は、上下動による弁の開閉に応じて本体容器10の内部の内容物を吐出または吐出停止する。

0016

[内容物]
内容物としては、液体が好ましく、特に液体の口腔内洗浄組成物(液体口腔用組成物)が好ましい。本体容器10がエアゾール型容器の場合、内容物としては、生理活性物質を含む原液と、噴射剤を含む組成物である。

0017

[原液]
原液とは、口腔内洗浄組成物中に含まれる噴射剤以外の全成分を意味する。生理活性物質としては、殺菌剤(イソプロピルメチルフェノール塩化セチルピリジニウム塩化ベンザルコニウム塩化ベンゼトニウム等)、酵素デキストラナーゼ等)、抗炎症剤イプシロンアミノカプロン酸等)、収斂財、歯石予防剤、知覚過敏抑制剤歯質強化剤ステイン除去剤等が挙げられる。原液には、溶媒として水が含まれていることが好ましい。水としては、精製水が好ましい。溶媒としては、エタノール等を用いてもよい。上記原液の成分については薬剤学的許容できる範囲で適宜設定することができる。

0018

原液には、必要に応じて任意成分が含まれていてもよい。任意成分としては、下記の口腔内洗浄用の組成物に通常使用される界面活性剤アニオンノニオン両性)、甘味剤防腐剤ビタミン類香料等を使用できる。任意成分は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。

0019

原液の調製方法としては、特に限定されず、例えば、精製水等の溶媒に生理活性物質と、必要に応じて使用する任意成分を加えて撹拌することで原液を調製できる。

0020

[噴射剤]
噴射剤は、原液を噴射させるための成分であり、原液とともに圧縮ガス又は液化ガスとして本体容器10内に充填される。なお、圧縮ガスとは、常用の温度において、液化しない程度に圧縮され、圧力が大気圧以上のガスを意味する。液化ガスとは、現に液体であって、大気圧下における沸点が40℃以下のもの、又は、大気圧下における沸点が40℃を超える液体が、その沸点以上にあるガスを意味する。

0021

噴射剤は、窒素及び亜酸化窒素のいずれか一方もしくは両方の成分を含む。すなわち、噴射剤は、窒素及び亜酸化窒素のいずれか一方のみを含んでいてもよく、窒素及び亜酸化窒素の両方を含んでいてもよい。

0022

本発明の口腔内洗浄組成物に関して、容器内における原液と噴射剤の体積比(原液/噴射剤)は、80/20〜40/60が好ましく、70/30〜50/50がより好ましい。噴射剤は、量が多いほど、噴射性に優れる。本体容器10内に原液とともに噴射剤が充填されている状態の本体容器10内の圧力は0.2〜1.0MPaが好ましい。

0023

[pH]
本実施形態における口腔内洗浄組成物の25℃でのpHは5.5〜8.0が好ましい。

0024

図2(a)、(b)は、本体容器10と噴射容器30との取付部を部分的に拡大した断面図である。
図2(a)、(b)に示すように、噴射容器30は、連結部31、噴射ボタン(操作部)33および挿入部41を有している。連結部31は、円筒部12の上部を覆うように設置されており、下側に開口する開口部32において本体容器10の上端側の円筒部12に嵌合することで互いに連結されている。

0025

噴射ボタン33は、連結部31に上下動自在に取り付けられている。噴射ボタン33は、下方に移動したときに、挿入部41を介して弁を開放し吐出部11から所定量(詳細は後述)の内容部を吐出させる。噴射ボタン33は、下方への操作が解除されたときに弁の閉塞(および内容物の吐出停止)に伴う付勢力で上方に移動する。

0026

挿入部41は、先端部に設けられた噴射部43と、下端部に設けられた軸部44とを有している。軸部44は、図2中、紙面と直交する方向(以下、直交方向と称する)に突出して設けられている。軸部44は、直交方向に延びる軸線周りに連結部31に対して移動可能に支持されている。連結部31には、凹部34が形成されている。凹部34には、本体容器10の吐出部11に下方から接続された揺動部42が配置されている。揺動部42の上面には、挿入部41が連結されている。また、揺動部42は、噴射ボタン33に上方から係合されており、噴射ボタン33の下方への移動により押圧部33aと当接部42aが当接して、揺動部42が押圧されることで凹部34の内部で軸部44を中心として反時計回り方向に揺動し挿入部41は軸線Jに沿った角度となる。一方、上述したように、噴射ボタン33の下方への操作が解除され押圧部47による押圧から解放されたときに、挿入部41は、弁の閉塞(および内容物の吐出停止)に伴う付勢力で凹部34の内部で軸部44を中心として時計回り方向に移動し、角度θ1の姿勢に戻る。

0027

挿入部41は、噴射ボタン33が操作されずに、図2(a)に示すように、上側の位置にあるときに、軸直方向に延びる軸線Jに対して噴射部43が配置された側に角度θ1で傾斜し、図2(b)に示すように、噴射ボタン33が操作されて下方に移動した際に軸線Jと略平行の位置となる。

0028

噴射ボタン33による非操作時(非噴射時)に挿入部41が噴射側に傾斜していることにより、挿入部41を奥歯に向けて挿入することが容易になる。
また、歯間に噴射部43を押し当てて固定した後、噴射ボタン33を操作して内容物を噴射する際に、挿入部41が軸直方向と平行となることにより、歯間と歯肉に対する噴射部43の圧力が緩和できとともに、視認が難しい奥歯における歯間の空隙に内容物を適切に噴射することが可能となる。非操作時に挿入部41が傾斜している角度θ1としては、1°〜10°であることが好ましく、5〜10°が更に好ましい。角度θ1が上記範囲内にあることで、上記の効果が得られる。

0029

噴射部43は、挿入部41の先端側に軸線Jを挟んで噴射ボタン33とは逆側に配置されてもよく、同じ側に配置されてもよい。操作性から逆側に配置されていることが好ましい。図3は、挿入部41における噴射部43近傍の拡大図である。挿入部41は、先端部における噴射方向に向けて直径D1の柱状の基部46を有している。噴射部43は、基部46に直径D1よりも小さい直径で形成されている。

0030

具体的には、噴射部43は、内口径d1の噴射口が形成された外径d2の先端部と、外径d3の元部とを有している。元部と先端部とは、先端部に向かうに従って漸次直径が小さくなる外周面で接続されている。当該外周面の断面輪郭は、径方向内側に中心を有する円弧形状である。噴射部43の内口径の直径d1としては、0.3〜0.5mmが好ましく、0.3〜0.4mmが更に好ましい。歯間の空隙幅は一般的に0.7〜1.0mmであるため、直径d1が上記の範囲内にあることで、歯間幅よりも狭いため、噴射後に広がる内容物の歯面での跳ね返り量が少なくなる。噴射部43の先端部外径d2としては、0.8〜2.4mmが好ましい。外径d3としては、1.6〜6.0mmが好ましい。

0031

挿入部41は、揺動部42から噴射部43に至る流路45を有している。噴射ボタン33の操作により吐出部11から吐出された内容物は、流路45を介して噴射部43から噴射軸線(第2軸線)Jiに沿って噴射軸線Jiに対する噴射角度θ2で噴射される。

0032

挿入部41は、口腔内に挿入される部分となる連結部31の基端部から基部46の上端部まで長さL1で突出している。挿入部41の基部46は、基部46の噴射部43側から連結部31側へ形成する曲線終点までの長さL2で形成されている。噴射部43は、基部46の基端部から噴射部先端部までの長さL3で形成されている。基部46および噴射部43は、噴射軸線Jiに沿って全長L4で形成されている。

0033

挿入部41の連結部31からの長さL1としては50〜80mmが好ましい。挿入部41の外径としては、5〜7mmが好ましい。基部46の噴射軸線Jiにおける長さL2としては6〜9mmが好ましい。噴射部43の基部46からの長さL3としては3.0〜6.0mmが好ましい。

0034

挿入部41の軸線(第1軸線)41Jと噴射軸線Jiとは、同一平面において交差しており、交差する角度θ3としては、口腔内の奥側に位置する歯間に内容物を噴射する際の操作性から、90〜105°が好ましく、95°〜105°が更に好ましい。

0035

噴射部43が内容物を噴射する、噴射軸線Jiに対する噴射角度θ2としては、1°〜10°が好ましく、5°〜8°が特に好ましい。噴射角度θ2が上記の範囲内にあることで、噴射後に広がる内容物の歯面での跳ね返り量が少なくなる。

0036

また、噴射部43から噴射される内容物の単位時間、単位面積あたりの噴射流量としては、0.05〜4.0g/s/mm2(=g/(s・mm2))が好ましく、0.05〜1.4g/s/mm2が特に好ましい。
上記の範囲内にあることで、歯間部へ内容物を噴射した際に、内容物が歯間部を通過したことによる使用実感が得られる。
また、一回の噴射ボタン33の操作により噴射部43から噴射される内容物の総量としては、0.01〜20gであることが好ましい。上記範囲内にあることで、噴射物の誤飲を軽減できる。

0037

25℃において、噴射部43の噴射口先端部と質量計の距離を2cm離して、噴射部から噴射される内容物が質量計に対して垂直方向に噴射されて、質量計の中心に当たるように1.0秒間噴射されたときに計測される圧力としては、0.1〜0.4gfであることが好ましい。上記範囲内にあることで、歯間部へ噴射時の歯肉への為害性を軽減できる。

0038

噴射部43から噴射される内容物の粘度としては、3〜25Pa・sであることが好ましく、3〜15Pa・sであることが更に好ましい。上記範囲内にあることで、粘度のある内容物を噴射でき、歯間部へ付着・滞留できる。
つまり、本発明は、粘度が3〜25Pa・sの内容物を、単位時間・単位面積あたりの噴射流量0.05〜1.4g/s/mm2とし、1回に噴射される内容物の総量0.01〜20gとすることで、少ない噴射量で内容物が狭い歯間部に付着・滞留効果とともに、優れた使用実感を得ることが出来る。

0039

従来では、殺菌剤等の歯間部への付着・滞留効果を目的に、粘度のある口腔用組成物を口に含んで漱ぐだけでは、幅が狭い歯間空隙に通過させるには不十分であったが、上記の内容物噴射装置1においては、1回の噴射量が少なく、かつ、水よりも粘度が高い内容物で低い噴射圧であっても、噴射力により狭い歯間空隙に対しても粘度のある薬剤を通過させることが可能になり、殺菌剤等の歯間部への優れた付着・滞留効果を発現することができる。また、上記の内容物噴射装置1においては、非噴射時に挿入部41が噴射側に傾斜し、噴射時に挿入部41が軸直方向と平行となるため、挿入部41を奥歯に向けて容易に挿入することが可能になるとともに、視認が難しい奥歯における歯間の空隙に内容物を適切に噴射することが可能となる。

0040

[実施例]
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施することができる。

0041

(実施例1〜4、比較例)
下記の[表1]に示す仕様に従って、実施例1〜4および比較例の内容物噴射装置を製作した。なお、図1に示す形態で評価した(D1:6mmΦ、d3:4mmΦ、d2:1.67mmΦ、d1:0.35mmΦ、L1:63.6mm、L2:7.8mm、L3:4.6mm、θ1:5°、θ3:100°)実施例1〜4の内容物噴射装置は、それぞれ組成1〜4の原液を有する。比較例の内容物噴射装置は、組成5の原液を有する。組成1〜組成5の原液の仕様は、下記の[表2]に示されている。
また、噴射部43の単位時間、単位面積あたりの噴射流量g/s/mm2は、単位時間あたりの噴射流量(g/s)と、噴射部43の内口径の直径d1(0.35mm)とに基づいて求めた。

0042

0043

(原液の調製方法)
原液の調製は、[表2]中の組成に応じ、精製水中原料を順次加えて攪拌し、均一溶解させた。なお、製造にはスリーワンモーターBL1200,HEIDON社製)を用いた。

0044

0045

(噴射圧の測定)
25℃において、噴射部43の噴射口先端部と質量計の距離を2cm離して、噴射部から噴射される内容物が質量計に対して垂直方向に噴射されて、質量計の中心に当たるように1.0秒間噴射した。その時の最大指示値を計測し、10回繰り返して平均値を算出した。

0046

(1.0秒間当たりの噴射量の測定)
まず、25℃において、本体容器の質量を測定する。その後、噴射部から噴射される内容物全量が前記本体容器底部に当たるように1.0秒間噴射する。そして、再度本体容器の質量を測定し、10回繰り返す。噴射前後の本体容器の質量の増量値を計測し、平均値(g/s)として算出した。

0047

(単位時間・単位面積当たりの噴射流量の測定)
「内口径の直径d1の開口部の面積(mm2)」に対する前述の前記「1.0秒間当たりの噴射量(g/s)」から算出した。

0048

(粘度の測定)
B型粘度計ローターNo.3、30rpm、25℃、1分後の測定値)で測定した。

0049

噴射角
25℃において対象物から150mm離れた距離からの本実施形態の噴射部43先端の噴射口を原点とした時の噴射角θ2を測定した。

0050

評価方法
[表1]に示す使用感の評価は、本発明品の噴射部の先端部を奥歯と前歯の歯間部へ固定して噴射した時の使用感(水流が歯間を通った感じ、歯間がきれいになった感じ)を評価した。
○:顕著に実感あり
△:わずかに実感あり
×:実感なし

0051

[表3]に示す操作性の評価は、挿入部が軸直方向の位置と噴射方向側に傾斜した位置との間を変位可能な場合(表3の左側)と、挿入部が軸直方向の位置と噴射方向と逆方向に傾斜した位置との間を変位可能な場合(表3の右側)とのそれぞれについて、挿入部の長さL1が65.6mm、70.6mm、75.6mmの場合について、本発明品の噴射部の先端部を奥歯の歯間部へ固定して噴射した時の操作性を評価した。なお、[表3]においては、実施例1の形態・組成でL1、θ1を変えて評価した。
○:顕著に実感あり
△:わずかに実感あり
×:実感なし

0052

0053

[表1]に示されるように、原液の粘度が25Pa・sよりも大きい場合には、歯間を水流が通った感じ、および歯の歯間がきれいになった感じの双方で十分な使用感を得ることができなかった。一方、原液の粘度が3〜25Pa・sであれば、歯間を水流が通った感じ、および歯の歯間がきれいになった感じの双方で顕著な使用感が得られることが確認できた。

0054

[表3]に示されるように、挿入部が軸直方向の位置と噴射方向と逆方向に傾斜した位置との間を変位可能な場合については、3種類の長さL1の全てで奥歯の歯間への届きやすさ、および内容物の噴射しやすさのいずれも十分な操作性を得ることができなかった。また、挿入部が軸直方向の位置と噴射方向側に傾斜した位置との間を変位可能な場合でも、長さL1が75.6mmでは奥歯の歯間への届きやすさ、および内容物の噴射しやすさのいずれも十分な操作性を得ることができなかった。

0055

これに対して、挿入部が軸直方向の位置と噴射方向側に傾斜した位置との間を変位可能な場合で、長さL1が65.6mm、70.6mmであれば、十分な操作性が得られることを確認できた。

0056

以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。

0057

例えば、上記実施形態では、挿入部41と略同一径の基部46に噴射部43が設けられる構成を例示したが、この構成に限定されるものではなく、例えば、図4に示すように、挿入部41よりも外径が大きい基部46とし、この基部46に噴射部43を設ける構成としてもよい。

0058

また、上記実施形態では、本体容器10がエアゾール型容器である構成を例示したが、この構成に限定されるものはなく、例えば、スクイズ型容器ポンプスプレーであってもよい。前記の構成を採る場合には、内容物には噴射剤が含まれない点を除いて上記エアゾール型容器の構成を採る場合と同様の内容物を使用すればよい。

0059

1…内容物噴射装置、 10…本体容器、 11…吐出部、 30…噴射容器、 31…連結部、 33…噴射ボタン(操作部)、 41…挿入部、 J…軸線(第1軸線)、 43…噴射ノズル(噴射部)、 Ji…噴射軸線(第2軸線)

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