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技術 振動型リニアアクチュエータ、および、体毛処理機

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 村上智亮小林昇井上弘幹森口雅嗣
出願日 2017年4月19日 (3年6ヶ月経過) 出願番号 2017-082952
公開日 2018年11月15日 (1年11ヶ月経過) 公開番号 2018-182977
状態 未登録
技術分野 往復動・振動型電動機
主要キーワード 連結バネ 電動バリカン 電動シェーバ 電気カミソリ ブレードユニット 往復方向 作用体 体毛処理
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年11月15日)のものです。
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図面 (9)

課題

可動体往復方向における大きさを小型化できる振動型リニアアクチュエータを提供する。

解決手段

振動型リニアアクチュエータ100であって、周期的に磁界を変動させる電磁コアブロック200と、電磁コアブロック200のZ軸方向プラス側に配置され、電磁コアブロック200による磁界の作用によりZ軸方向と交差するX軸方向に往復動する第一磁石301を有し、対象物に作用する第一可動体101と、第一可動体101と併設され、X軸方向に往復動する第二可動体102と、電磁コアブロック200との間に空間を空けた状態、かつ、第一可動体101および第二可動体102がX軸方向に移動可能な状態で、第一可動体101および第二可動体102を保持する保持部と、保持部のZ軸方向プラス側に配置され、第一可動体101および第二可動体102を連結する連結バネ431と、を備える。

概要

背景

従来、特許文献1では、振動型リニアアクチュエータにおいて、可動子往復動自在に支持する弾性支持部と、複数の可動子を連結する連結バネとが、可動子の往復方向に並んで配置される構造が開示されている。

また、特許文献2では、アクチュエータにおいて、弾性支持部と連結バネとが2つの可動子の往復方向および並設方向に垂直な方向に並んで配置される構造が開示されている。

概要

可動体の往復方向における大きさを小型化できる振動型リニアアクチュエータを提供する。振動型リニアアクチュエータ100であって、周期的に磁界を変動させる電磁コアブロック200と、電磁コアブロック200のZ軸方向プラス側に配置され、電磁コアブロック200による磁界の作用によりZ軸方向と交差するX軸方向に往復動する第一磁石301を有し、対象物に作用する第一可動体101と、第一可動体101と併設され、X軸方向に往復動する第二可動体102と、電磁コアブロック200との間に空間を空けた状態、かつ、第一可動体101および第二可動体102がX軸方向に移動可能な状態で、第一可動体101および第二可動体102を保持する保持部と、保持部のZ軸方向プラス側に配置され、第一可動体101および第二可動体102を連結する連結バネ431と、を備える。

目的

本発明は、可動体の往復方向における大きさを小型化できる振動型リニアアクチュエータを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

周期的に磁界を変動させる電磁石と、前記電磁石の第一方向側に配置され、前記電磁石による前記磁界の作用により前記第一方向と交差する第二方向に往復動する永久磁石を有し、対象物に作用する第一可動体と、前記第一可動体と並設され、前記第二方向に往復動する第二可動体と、前記電磁石との間に空間を空けた状態、かつ、前記第一可動体および前記第二可動体が前記第二方向に移動可能な状態で、前記第一可動体および前記第二可動体を保持する保持部と、前記保持部の前記第一方向側に配置され、前記第一可動体および前記第二可動体を連結する連結バネと、を備える振動型リニアアクチュエータ

請求項2

前記連結バネは、前記第一可動体および前記第二可動体の往復動に干渉しない位置に配置される請求項1に記載の振動型リニアアクチュエータ。

請求項3

前記第二可動体は、重量調節用の重りを有する請求項1または2に記載の振動型リニアアクチュエータ。

請求項4

前記連結バネは、前記第二方向から見た場合、前記第一可動体および前記第二可動体の一部を囲う環状の形状を有する請求項1から3のいずれか1項に記載の振動型リニアアクチュエータ。

請求項5

前記連結バネの前記第二方向における位置は、前記往復動によって前記第一可動体または前記第二可動体が移動しうる、前記第二方向における位置と、重なる位置に配置される請求項1から4のいずれか1項に記載の振動型リニアアクチュエータ。

請求項6

前記連結バネは、前記第一可動体の前記第二方向の一方側の端部と、前記第二可動体の前記一方側の端部とを連結し、前記第一方向から見た場合、前記第二方向に直交する第三方向に向かうに従って、前記第二方向の他方側に向かう形状を有する請求項1から5のいずれか1項に記載の振動型リニアアクチュエータ。

請求項7

前記保持部は、前記第一可動体を固定している第一固定部と、前記第一固定部に併設され、前記第二可動体を固定している第二固定部と、前記第一固定部に、前記第二方向に沿った方向の力が付与されたとき、当該力とは反対方向に力を付与する第一バネ部と、前記第二固定部に、前記第二方向に沿った方向の力が付与されたとき、当該力とは反対方向に力を付与する第二バネ部と、を有し、前記連結バネは、前記第一固定部および前記第二固定部を連結することで、前記第一可動体および前記第二可動体を連結する請求項1から6のいずれか1項に記載の振動型リニアアクチュエータ。

請求項8

前記保持部と前記連結バネとは、一体成形されることにより構成されている請求項1から7のいずれか1項に記載の振動型リニアアクチュエータ。

請求項9

請求項1から8のいずれか1項に記載の振動型リニアアクチュエータと、前記第一可動体に接続される可動刃と、を備える体毛処理機。

技術分野

0001

本発明は、振動型リニアアクチュエータ、および、体毛処理機に関する。

背景技術

0002

従来、特許文献1では、振動型リニアアクチュエータにおいて、可動子往復動自在に支持する弾性支持部と、複数の可動子を連結する連結バネとが、可動子の往復方向に並んで配置される構造が開示されている。

0003

また、特許文献2では、アクチュエータにおいて、弾性支持部と連結バネとが2つの可動子の往復方向および並設方向に垂直な方向に並んで配置される構造が開示されている。

先行技術

0004

特開2005−354879号公報
特開2005−185067号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1のアクチュエータは、可動子の往復方向に弾性支持部および連結バネを並べているため、アクチュエータの往復方向における大きさが大きくなるという課題がある。

0006

また、特許文献2のアクチュエータは、連結バネが可動子を駆動するための固定子と、可動子の往復方向に並んで配置されており、可動子の往復動によって動く連結バネが固定子に干渉することを防ぐために、連結バネと固定子との間に空間を設ける必要がある。このため、特許文献2のアクチュエータは、往復方向における大きさが大きくなるという課題がある。

0007

そこで、本発明は、可動体の往復方向における大きさを小型化できる振動型リニアアクチュエータを提供する。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る振動型リニアアクチュエータは、周期的に磁界を変動させる電磁石と、前記電磁石の第一方向側に配置され、前記電磁石による前記磁界の作用により前記第一方向と交差する第二方向に往復動する永久磁石を有し、対象物に作用する第一可動体と、前記第一可動体と並設され、前記第二方向に往復動する第二可動体と、前記電磁石との間に空間を空けた状態、かつ、前記第一可動体および前記第二可動体が前記第二方向に移動可能な状態で、前記第一可動体および前記第二可動体を保持する保持部と、前記保持部の前記第一方向側に配置され、前記第一可動体および前記第二可動体を連結する連結バネと、を備える。

0009

また、本発明の一態様に係る体毛処理機は、上記振動型リニアアクチュエータと、前記第一可動体に接続される可動刃と、を備える。

発明の効果

0010

本発明の振動型リニアアクチュエータによれば、可動体の往復方向における大きさを小型化できる。

図面の簡単な説明

0011

図1は、実施の形態に係る体毛処理機の概略構成を示す斜視図である。
図2は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す斜視図である。
図3は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す正面図である。
図4は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す側面図である。
図5は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す背面図である。
図6は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す上面図である。
図7は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す分解斜視図である。
図8は、実施の形態に係る第一可動体、および、第二可動体の概略構成をそれぞれ示す斜視図である。

実施例

0012

以下では、本発明の実施の形態に係る体毛処理機及び振動型リニアアクチュエータについて、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。

0013

また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。

0014

[体毛処理機]
実施の形態に係る体毛処理機について説明する。

0015

図1は、実施の形態に係る体毛処理機1の概略構成を示す斜視図である。

0016

体毛処理機1は、例えば電動バリカンであり、ケース2と、ブレードユニット3と、スイッチ4とを備えている。ケース2には、ブレードユニット3を駆動するための振動型リニアアクチュエータ100(図2等参照)が収容されている。

0017

ブレードユニット3は、ケース2の先端部分に取り付けられている。ブレードユニット3は、髪などの体毛カットする役割を持つ。具体的には、ブレードユニット3は、固定刃31および可動刃32を備えている。固定刃31は、ケース2の先端部分に固定されている。可動刃32は、振動型リニアアクチュエータ100の第一可動体101の軸部520(図2等参照)に接続されており、後述の第一可動体101の一部に含まれている。また、固定刃31、および、可動刃32は、対向する面で相互に接触している。可動刃32は、振動型リニアアクチュエータ100により、固定刃31に対して往復運動する。この往復移動によってブレードユニット3が髪をカットする。

0018

[振動型リニアアクチュエータ]
次に、振動型リニアアクチュエータ100について詳細に説明する。

0019

図2は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す斜視図である。

0020

図3は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す正面図である。

0021

図4は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す側面図である。

0022

図5は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す背面図である。

0023

図6は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す上面図である。

0024

図7は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す分解斜視図である。

0025

図8は、実施の形態に係る第一可動体、および、第二可動体の概略構成をそれぞれ示す斜視図である。

0026

なお、図中において、X軸方向を第一可動体101および第二可動体102の振動方向とし、Y軸方向を第一可動体101および第二可動体102の並び方向とし、Z軸方向を第一可動体101の軸部520の軸方向とした三次元直交座標系で各部を図示している。なお、使用態様によってはZ軸方向が上下方向にならない場合も考えられるが、以下では説明の便宜のため、Z軸方向を上下方向として説明する。

0027

これらの図(特に、図7図8)に示すように、振動型リニアアクチュエータ100は、第一可動体101と、第二可動体102と、電磁コアブロック200と、フレーム400とを備えている。

0028

[第一可動体]
第一可動体101は、電磁コアブロック200のZ軸方向プラス側に配置され、電磁コアブロック200が発生する周期的に変動する磁界の作用により往復動し、体毛などの対象物に作用する部材である。本実施の形態の場合、第一可動体101は、可動刃32と、本体部510と、第一磁石301と、第一ヨーク303と、第一305とを備えている。

0029

本体部510は、第一可動体101の骨格を形成する構造部材であり、フレーム400に取り付けられる部位である。本体部510は、全体視クランク状に屈曲しており、XY平面に配置される取付部512と、Y軸において取付部512の一端に配置されZ軸方向に上方に延びる軸部520と、取付部512の他端にから垂れ下がり第一錘305を保持する錘支持部530とを備えている。

0030

軸部520の先端部は、略円柱状(楕円柱状)になっており、可動刃32が取り付けられる部分である。

0031

錘支持部530は、取付部512に対し可動刃32とのバランスを取るために、取付部512から遠い位置に第一錘305を保持するための部分である。

0032

第一磁石301は、取付部512の下方に取り付けられる永久磁石である。第一磁石301は、X軸方向において一方の端部がN極、他方の端部がS極となっており、電磁コアブロック200が発生させる周期的に変動する磁界の作用によりX軸方向に沿って往復動し、可動刃32を往復動させる推力を発生させる部材である。

0033

第一ヨーク303は、第一磁石301の磁束を集中させて電磁コアブロック200から発生する磁界との作用を強める磁性体からなる部材である。

0034

第一錘305は、第一磁石301に対し可動刃32と反対側の位置に取り付けられ、第一可動体101の重心の位置を調整するための部材である。

0035

[第二可動体]
第二可動体102は、第一可動体101と並設され、X軸方向に沿って往復動する部材である。第二可動体102は、第一可動体101と逆位相で往復動し、振動型リニアアクチュエータ100全体の振動を抑制する部材である。本実施の形態の場合、第二可動体102は、接続部309と、第二磁石302と、第二ヨーク304と、第二錘306とを備えている。

0036

接続部309は、第二可動体102の骨格を形成する構造部材であり、フレーム400に取り付けられる部位である。

0037

第二磁石302は、接続部309の下方に取り付けられる永久磁石である。第二磁石302は、X軸方向において一方の端部がS極、他方の端部がN極となっており、第一磁石301と極性が反対となるように配置されている。例えば、X軸方向において、第一磁石301の負側端部がN極、正側端部がS極の場合、第二磁石302の負側端部がS極、正側端部がN極となるように配置する。第二磁石302は、第一磁石301と同様に、電磁コアブロック200が発生させる周期的に変動する磁界の作用により第一磁石301と逆位相でX軸に沿って往復動する部材である。

0038

第二ヨーク304は、第二磁石302の磁束を集中させて電磁コアブロック200から発生する磁界との作用を強める磁性体からなる部材である。

0039

第二錘306は、第一可動体101との重量バランスを調節するための部材である。

0040

[電磁コアブロック]
電磁コアブロック200は、第一可動体101を振動方向(図中X軸方向)に往復動させる駆動力を発生させる装置であり、コイルボビン220と、コイル230と、コア240と、基台250とを備えている。電磁コアブロック200は、周期的に磁界を変動させる電磁石である。また本実施の形態の場合、電磁コアブロック200は、第二可動体102も往復動させている。

0041

コイル230は、導電性線材螺旋状に巻いた部材であり、線材に電流を流すことで磁界を発生させることができる部材である。コイル230に交流的な電流を流すことにより発生する磁界の極性を周期的に繰り返し反転させることができ、第一可動体101、および、第二可動体102とを往復動させることができる。

0042

コイルボビン220は、導電性の線材を巻き付けてコイルを形成する基体となる部材であり、本実施の形態の場合、絶縁体によって角筒状に形成されている。

0043

コア240は、磁性体から形成されコイル230内で発生した磁界を所定の位置に導く部材である。本実施の形態の場合、コア240は、コイルボビン220に刺し通される柱部241とコイルボビン220の両側に並設される2本の柱部241とこれらを下端部で繋ぐ基部とを一体に備えた側面視E字状の部材である。なお、コア240の形状はE字状に限定されるものでは無く、例えばU字状など任意の形状を採用しうる。

0044

基台250は、例えば絶縁体から形成されており、コア240、および、コア240介してコイルボビン220を支持する部材である。基台250は、コア240、コイルボビン220、および、コイル230をフレーム400に対して所定の位置に保持する部材である。

0045

[フレーム]
フレーム400は、第一可動体101、および、第二可動体102をこれらの往復動を許容して保持する。また、フレーム400は、第一可動体101、および、第二可動体102と電磁コアブロック200との隙間を維持する部材である。本実施の形態の場合、フレーム400は、例えば樹脂により一体成形されており、第一可動体101を保持する第一保持部410と、第二可動体102を保持する第二保持部420と、第一保持部410及び第二保持部420を連結する一対の連結バネ431、432と、電磁コアブロック200を保持する第三保持部440とを備えている。

0046

第一保持部410は、X軸方向に長尺な第一固定部411と、第一固定部411の両端部から垂れ下がり、第三保持部440に連結された一対の第一バネ部412とを備えている。つまり、第一保持部410は、電磁コアブロック200との間に空間を空けた状態、かつ、第一可動体101がX軸方向に移動可能な状態で、第一可動体101を保持する。

0047

第一固定部411は、第一可動体101を固定している。本実施の形態の場合、第一固定部411には、下方から第一磁石301、第一ヨーク303の順で取り付けられ、上方には取付部512が取り付けられている。またこれらは締結部材(例えばネジ)で締結されている。

0048

一対の第一バネ部412は、第一固定部411にX軸方向に沿った方向の力が付与されたとき、当該力とは反対方向に力を付与する部位である。つまり、一対の第一バネ部412は、例えば、第一可動体101がX軸方向プラス側に移動することで、第一固定部411にX軸方向プラス側の力が付与されたとき、第一固定部411にX軸方向マイナス側の力を付与する。

0049

第二保持部420は、第一固定部411に並設され、X軸方向に延在する長尺板状の第二固定部421と、第二固定部421の両端部から垂れ下がり、第三保持部440に連結された一対の第二バネ部422とを備えている。つまり、第二保持部420は、電磁コアブロック200との間に空間を空けた状態、かつ、第二可動体102がX軸方向に移動可能な状態で、第二可動体102を保持する。第二保持部420は、第一保持部410に対してY軸方向で隣り合っている。

0050

第二固定部421は、第二可動体102を固定している。本実施の形態の場合、第二固定部421には、下方から第二磁石302、第二ヨーク304の順で取り付けられ、上方には接続部309及び第二錘306という順で取り付けられている。

0051

一対の第二バネ部422は、第二固定部421にX軸方向に沿った方向の力が付与されれたとき、当該力とは反対方向に力を付与する部位である。つまり、一対の第二バネ部422は、例えば、第二可動体102がX軸方向プラス側に移動することで、第二固定部421にX軸方向プラス側の力が付与されたとき、第二固定部421にX軸方向マイナス側の力を付与する。

0052

一対の連結バネ431、432は、偏平湾曲した板バネであり、第一保持部410と第二保持部420とを揺動自在に連結している。具体的には、一対の連結バネ431、432のうち、一方の連結バネ431は、第一保持部410の第一固定部411の一端部と、第二保持部420の第二固定部421の一端部とを連結している。また、他方の連結バネ432は、第一保持部410の第一固定部411の他端部と、第二保持部420の第二固定部421の他端部とを連結している。これにより、一対の連結バネ431、432は、第一可動体101および第二可動体102を連結している。

0053

また、図6に示すように、第一固定部411および第二固定部421のX軸方向マイナス側の端部を連結している連結バネ431は、Z軸方向から見た場合、Y軸方向プラス側に向かうに従って、X軸方向プラス側に向かう形状を有する。また、第一固定部411および第二固定部421のX軸方向プラス側の端部を連結している連結バネ432は、Z軸方向から見た場合、Y軸方向プラス側に向かうに従って、X軸方向マイナス側に向かう形状を有する。つまり、一対の連結バネ431、432は、Z軸方向から見た場合、Y軸方向プラス側に向かうに従って、X軸方向において互いに近づく形状を有する。

0054

連結バネ431、432は、第一可動体101および第二可動体102の往復動に干渉しない位置に配置される。つまり、連結バネ431、432は、往復動により第一可動体101が通過する空間、および、往復動により第二可動体102が通過する空間を除く空間に配置される。具体的には、一対の連結バネ431、432は、X軸方向から見た場合、第一可動体101および第二可動体102のX軸方向の両端を囲う環状の形状で構成されている。また、一対の連結バネ431、432の環状の形状は、X軸方向から見た場合、Y軸方向プラス側に凸の環状の形状を有していてもよい。つまり、一対の連結バネ431、432は、X軸方向において、第二可動体102の振幅が第一可動体101の振幅よりも広い、つまり、第二固定部421の振幅が第一固定部411の振幅よりもよりも広くなることを許容するような構造を備えていてもよい。

0055

また、連結バネ431、432のX軸方向における位置は、往復動によって第一可動体101または第二可動体102が移動しうる、X軸方向における位置と、重なる位置に配置されている。

0056

第三保持部440は、上面視矩形状の開口441を有する枠体である。この第三保持部440の開口441に電磁コアブロック200が差し込まれた状態で電磁コアブロック200を保持している。

0057

そして、第三保持部440には、第一保持部410の第一バネ部412と、第二保持部420の第二バネ部422とが連結されている。このため、第一バネ部412、第二バネ部422は、第三保持部440との連結箇所を起点にして揺れ動く。

0058

[動作]
次に、振動型リニアアクチュエータ100の動作について説明する。

0059

電磁石をなす電磁コアブロック200のコイル230に交流電流が供給されると、コア240の各柱部241の先端面では、並び順にN極、S極、N極の状態とS極、N極、S極の状態とが周期的に入れ替わる。

0060

一方、第一保持部410で保持された第一磁石301と、第二保持部420で保持された第二磁石302とは、互いの極性が反転するように配置されている。このため、1つのコイル230から発生する磁力により第一磁石301、第二磁石302には、X軸において相互に反対向きの力が発生し、第一磁石301と第二磁石302とは逆方向に直線移動する。これによって、第一可動体101と第二可動体102は逆位相で振動する。

0061

[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る体毛処理機1に備えられる振動型リニアアクチュエータ100は、電磁コアブロック200と、第一可動体101と、第二可動体102と、第一保持部410および第二保持部420と、連結バネ431、432とを備える。電磁コアブロック200は、周期的に磁界を変動させる。第一可動体101は、電磁コアブロック200の第一方向側に配置される。第一可動体101は、電磁コアブロック200による磁界の作用により第一方向と交差する第二方向に往復動する第一磁石301を有jする。第一可動体は、対象物に作用する。第二可動体102は、第一可動体101と並設され、第二方向に往復動する。第一保持部410および第二保持部420は、電磁コアブロック200との間に空間を空けた状態、かつ、第一可動体101および第二可動体102が第二方向に移動可能な状態で、第一可動体101および第二可動体102を保持する。第一保持部410および第二保持部420の第一方向側に配置され、第一可動体101および第二可動体102を連結する連結バネ431、432と、を備える。

0062

これによれば、一対の連結バネ431、432がフレーム400のZ軸方向プラス側に配置されるため、振動型リニアアクチュエータ100のX軸方向における大きさを小型化できる。

0063

また、本実施の形態において、連結バネ431、432は、第一可動体101および第二可動体102の往復動に干渉しない位置に配置される。

0064

このため、第一可動体101および第二可動体102のX軸方向への可動幅に影響を及ぼすことなく、振動型リニアアクチュエータ100のX軸方向における大きさを小型化できる。

0065

また、本実施の形態において、第二可動体102は、重量調節用の第二錘306を有する。

0066

このため、第二錘306を有する第二可動体102のX軸方向への可動幅に影響を及ぼすことなく、振動型リニアアクチュエータ100のX軸方向における大きさを小型化できる。

0067

また、本実施の形態において、連結バネ431、432は、第二方向から見た場合、第一可動体101および第二可動体102の一部(本実施の形態では両端)を囲う環状の形状を有する。

0068

このため、一対の連結バネ431、432は、第一可動体101および第二可動体102の環状の形状の部位の内側において往復動する。これにより、X軸方向への可動幅に影響を及ぼすことなく、振動型リニアアクチュエータ100のX軸方向における大きさを小型化できる。

0069

また、本実施の形態において、連結バネ431、432の第二方向における位置は、往復動によって第一可動体101または第二可動体102が移動しうる、第二方向における位置と、重なる位置に配置される。

0070

このため、振動型リニアアクチュエータ100のX軸方向における大きさを効果的に小型化できる。

0071

また、本実施の形態において、連結バネ431、432は、第一可動体101の第二方向の一方側の端部と、第二可動体102の一方側の端部とを連結する。また、連結バネ431、432は、第一方向から見た場合、第二方向に直交する第三方向に向かうに従って、第二方向の他方側に向かう形状を有する。

0072

このため、連結バネが占める空間の体積を小さくすることができ、振動型リニアアクチュエータの大きさを小型化できる。

0073

[変形例]
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本発明に含まれる。

0074

例えば、第一可動体101の形状や、部品構成は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば電磁コアブロック200が永久磁石を備え、第一可動体101に電磁石が設けられていてもかまわない。

0075

また、第一可動体101と同様に、第二可動体102の形状や、部品構成は上記実施の形態に限定されるものではなく、電磁石を備えていてもよい。

0076

また、第一可動体101は、可動刃32などの作用体を複数備えていてもかまわない。また、第一可動体101が複数に分離していたとしても同じ位相で一体として振動し、対象物に作用する推力を発生させるものは第一可動体101である。また、第一可動体101と逆位相に振動するものであれば第二可動体102が、複数に分離されていてもよい。

0077

また、第二可動体102は、可動刃32とは異なる可動刃を備える構成であってもよい。

0078

また、第二可動体102が電磁コアブロック200との作用により振動するものとして説明したが、第二可動体102は、電磁コアブロック200から発生する磁力とは作用せず、第一可動体101と弾性部材で接続された動吸振器として機能するものでもかまわない。この場合、第二可動体102は、永久磁石、および、電磁石を備えなくてもよい。

0079

また、第一保持部410は、第一固定部411および第一バネ部412を有する構成としたが、これに限らない。第一保持部は、例えば、電磁コアブロック200との間に空間を空けた状態、かつ、第一可動体101がX軸方向に移動可能な状態で、第一可動体101を保持する直動ガイドであってもよい。上記のことは、第二保持部420に対しても同様に言える。

0080

また、連結バネ431、432は、第一固定部411および第二固定部421を連結することで、第一可動体101および第二可動体102を連結するとしたが、第一可動体101および第二可動体102に連結される構成であってもよい。

0081

また、一対の連結バネ431、432が第一可動体101および第二可動体102を連結するとしたがいずれか一方の連結バネにより連結される構成であってもよい。

0082

また、連結バネ431は、Z軸方向から見た場合、Y軸方向プラス側に向かうに従って、X軸方向プラス側に向かう形状を有するとしたが、さらに、Y軸方向マイナス側に向かうに従って、X軸方向プラス側に向かう形状を有していてもよい。同様に、連結バネ432は、さらに、Z軸方向から見た場合、Y軸方向マイナス側に向かうに従って、X軸方向マイナス側に向かう形状を有していてもよい。

0083

また、連結バネ431、432は、X軸方向から見た場合、第一可動体101および第二可動体102のX軸方向の両端を囲う環状の形状で構成されているとしたが、第一可動体101および第二可動体102のX軸方向の両端を囲っていなくてもよい。つまり、連結バネは、X軸方向から見た場合、第一可動体101および第二可動体102のX軸方向の両端よりもX軸方向の内側の位置を囲っていてもよい。

0084

(その他)
以上、本発明に係る体毛処理機及び振動型リニアアクチュエータについて、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。以降の説明において、上記実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。

0085

例えば、上記実施の形態では、体毛処理機として電動バリカンを例示して説明したが、体毛処理機は、体毛を処理する機器であれば如何なるものであってもよい。電動バリカン以外としては、例えば電動シェーバーなどが挙げられる。

0086

その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。

0087

本発明は、電動バリカン、電気カミソリなどで体毛を処理する体毛処理機に利用可能である。

0088

1体毛処理機
2ケース
3ブレードユニット
4 スイッチ
31固定刃
32可動刃
100振動型リニアアクチュエータ
101 第一可動体
102 第二可動体
200電磁コアブロック
220コイルボビン
230コイル
240コア
241 柱部
250基台
301 第一磁石
302 第二磁石
303 第一ヨーク
304 第二ヨーク
305 第一錘
306 第二錘
309 接続部
400フレーム
410 第一保持部
411 第一固定部
412 第一バネ部
420 第二保持部
421 第二固定部
422 第二バネ部
431、432連結バネ
440 第三保持部
441 開口
510 本体部
512取付部
520 軸部
530 錘支持部

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