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技術 振動型リニアアクチュエータ、および、切断装置

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 村上智亮小林昇井上弘幹森口雅嗣
出願日 2017年4月19日 (3年0ヶ月経過) 出願番号 2017-082971
公開日 2018年11月15日 (1年5ヶ月経過) 公開番号 2018-176117
状態 未査定
技術分野 乾式カミソリ及びバリカン 機械的振動の発生装置
主要キーワード 連結バネ 作用部側 電動バリカン 電気カミソリ 駆動部側 ブレードユニット 作用体 楕円柱
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

振動型リニアアクチュエータの全体の振動抑制と小型化を図る。

解決手段

周期的に変動する磁界により往復動し、対象物に作用する出力可動体101と、出力可動体101と逆位相で往復動し、振動を抑制する吸振可動体102とを備える振動型リニアアクチュエータであって、出力可動体101は、磁界により往復動する推力が発生する第一駆動部310と、第一駆動部310から所定距離の位置において対象物に作用する作用部32と、作用部32と第一駆動部310とを接続する軸部520と、第一駆動部310に対して作用部32と反対側に配置される第一305と、作用部32と第一錘305とを接続する錘支持部530とを備える振動型リニアアクチュエータ。

概要

背景

一軸方向に往復動する振動型リニアアクチュエータ、特に人間の手に把持される装置においては、手に伝わる振動を抑制するため、重量がほぼ同じで且つ相互に逆位相で駆動される2種の可動体が平行に並設される場合がある。例えば、特許文献1には、可動刃が取り付けられる出力可動体と振動を抑制するための吸振可動体の重心位置を近づけることにより全体の振動を抑制する構造が記載されている。

概要

振動型リニアアクチュエータの全体の振動抑制と小型化をる。周期的に変動する磁界により往復動し、対象物に作用する出力可動体101と、出力可動体101と逆位相で往復動し、振動を抑制する吸振可動体102とを備える振動型リニアアクチュエータであって、出力可動体101は、磁界により往復動する推力が発生する第一駆動部310と、第一駆動部310から所定距離の位置において対象物に作用する作用部32と、作用部32と第一駆動部310とを接続する軸部520と、第一駆動部310に対して作用部32と反対側に配置される第一305と、作用部32と第一錘305とを接続する錘支持部530とを備える振動型リニアアクチュエータ。

目的

本発明は上記の従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

周期的に変動する磁界により往復動し、対象物に作用する出力可動体と、前記出力可動体と逆位相で往復動し、振動を抑制する吸振可動体とを備える振動型リニアアクチュエータであって、前記出力可動体は、磁界により往復動する推力が発生する第一駆動部と、前記第一駆動部から所定距離の位置において対象物に作用する作用部と、前記作用部と前記第一駆動部とを接続する軸部と、前記第一駆動部に対して前記作用部と反対側に配置される第一と、前記作用部と前記第一錘とを接続する錘支持部とを備える、振動型リニアアクチュエータ。

請求項2

前記吸振可動体は、前記第一駆動部と平行に並設され、前記軸部の延在方向において前記軸部の延長上に配置される第二駆動部と、前記第一駆動部の前記作用部側に配置される第二錘と、前記第二駆動部と、前記第二錘とを接続する接続部とを備える請求項1に記載の振動型リニアアクチュエータ。

請求項3

前記第一錘は、前記第二駆動部に対し前記第二錘よりも遠い位置に配置される請求項2に記載の振動型リニアアクチュエータ。

請求項4

前記第一駆動部と前記第二駆動部との並び方向において、前記出力可動体の重心位置は、吸振可動体の重心位置と一致、および、前記第一駆動部と前記第二駆動部との中間位置に対し前記第一駆動部側の少なくとも一方を満たす位置に配置される請求項1から3のいずれかに記載の振動型リニアアクチュエータ。

請求項5

前記第一駆動部を取り付ける取付部と、前記軸部と、前記錘支持部とが一体に形成される請求項1から4のいずれかに記載の振動型リニアアクチュエータ。

請求項6

請求項1から5のいずれかに記載の振動型リニアアクチュエータと、前記作用部としての可動刃と、前記可動刃と擦れあう固定刃とを備える切断装置

技術分野

0001

本発明は、一軸方向に往復動する振動型リニアアクチュエータ、および、前記振動型リニアアクチュエータを備え、体毛や草などの対象物を切断する切断装置に関するものである。

背景技術

0002

一軸方向に往復動する振動型リニアアクチュエータ、特に人間の手に把持される装置においては、手に伝わる振動を抑制するため、重量がほぼ同じで且つ相互に逆位相で駆動される2種の可動体が平行に並設される場合がある。例えば、特許文献1には、可動刃が取り付けられる出力可動体と振動を抑制するための吸振可動体の重心位置を近づけることにより全体の振動を抑制する構造が記載されている。

先行技術

0003

特開2005−185067号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところが、可動体間の重心位置を合わせるために、吸振可動体に取り付けられるの位置を出力可動体の重量が集中している部位に近づける必要がある。しかしながら、錘を前記部位に近づけた場合、逆位相で振動する大きな部分が集中して配されることになり、振動型リニアアクチュエータの大きさが大きくなってしまうという課題が生じる。

0005

本発明は上記の従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、小型化を図りつつ全体としての振動を抑制することができる振動型リニアアクチュエータ、および、振動型リニアアクチュエータを備えた切断装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するために、本発明の1つである振動型リニアアクチュエータは、周期的に変動する磁界により往復動し、対象物に作用する出力可動体と、前記出力可動体と逆位相で往復動し、振動を抑制する吸振可動体とを備える振動型リニアアクチュエータであって、前記出力可動体は、磁界により往復動する推力が発生する第一駆動部と、前記第一駆動部から所定距離の位置において対象物に作用する作用部と、前記作用部と前記第一駆動部とを接続する軸部と、前記第一駆動部に対して前記作用部と反対側に配置される第一錘と、前記作用部と前記第一錘とを接続する錘支持部とを備える。

0007

これによれば、出力可動体の重心位置と吸振可動体の重心位置が近づくように出力可動体101側の前記第一錘を配置することができ、振動型リニアアクチュエータの小型化と低振動化を図ることができる。

0008

また、前記吸振可動体は、前記第一駆動部と平行に並設され、前記軸部の延在方向において前記軸部の延長上に配置される第二駆動部と、前記第一駆動部の前記作用部側に配置される第二錘と、前記第二駆動部と、前記第二錘とを接続する接続部とを備えてもよい。

0009

また、前記第一錘は、前記第二駆動部に対し前記第二錘よりも遠い位置に配置してもよい。

0010

これらによれば、出力可動体と吸振可動体の相互で重心位置を近づけることができるため、重心位置をより近い位置に配置することができる。

0011

また、前記第一駆動部と前記第二駆動部との並び方向において、前記出力可動体の重心位置は、吸振可動体の重心位置と一致、および、前記第一駆動部と前記第二駆動部との中間位置に対し前記第一駆動部側の少なくとも一方を満たす位置に配置される。

0012

これによれば、より振動を抑制することが可能となる。

0013

また、前記第一駆動部を取り付ける取付部と、前記軸部と、前記錘支持部とが一体に形成されてもよい。

0014

これによれば、比較的離れた位置に配置され、それぞれが比較的重い作用部と第一錘とを強固な構造体で接続することができ、出力可動体自体の歪みによる振動を抑制することが可能となる。

0015

また、本発明の他の1つである切断装置は、上記振動型リニアアクチュエータと、前記作用部としての可動刃と、前記可動刃と擦れあう固定刃とを備える。

発明の効果

0016

本発明によれば、振動型リニアアクチュエータの小型化を図りつつ、全体としての振動を抑制することが可能となる。

図面の簡単な説明

0017

図1は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータを備え、体毛を処理する切断装置の外観を示す斜視図である。
図2は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す斜視図である。
図3は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す正面図である。
図4は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す側面図である。
図5は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す背面図である。
図6は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す分解斜視図である。
図7は、実施の形態に係る出力可動体、および、吸振可動体の概略構成をそれぞれ示す斜視図である。
図8は、組み立てられた状態の出力可動体と吸振可動体とを示す斜視図である。

実施例

0018

次に、本発明に係る振動型リニアアクチュエータ、および、振動型リニアアクチュエータを備えた切断装置の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明に係る振動型リニアアクチュエータ、および、振動型リニアアクチュエータを備えた切断装置の一例を示したものに過ぎない。従って本発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。

0019

また、図面は、本発明を示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。

0020

[切断装置]
図1は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータを備え、体毛を処理する切断装置の外観を示す斜視図である。

0021

同図に示すように、切断装置1は、例えば電動バリカンであり、ケース2と、ブレードユニット3と、スイッチ4とを備えている。ケース2には、ブレードユニット3を駆動するための振動型リニアアクチュエータ100(図2等参照)が収容されている。

0022

ブレードユニット3は、ケース2の先端部分に取り付けられている。ブレードユニット3は、髪などの体毛をカットする役割を持つ。具体的には、ブレードユニット3は、固定刃31、および、固定刃31と協働して対象物を切断するいわゆる可動刃としての作用部32を備えている。固定刃31は、ケース2の先端部分に固定されている。作用部32は、振動型リニアアクチュエータ100の出力可動体101の軸部520(図2等参照)に接続されており、後述の出力可動体101の一部に含まれている。また、固定刃31、および、作用部32は、対向する面で相互に接触している。作用部32は、振動型リニアアクチュエータ100により、固定刃31に対して往復運動する。この往復移動によってブレードユニット3が髪をカットする。

0023

[振動型リニアアクチュエータ]
次に、振動型リニアアクチュエータ100について詳細に説明する。

0024

図2は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す斜視図である。

0025

図3は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す正面図である。

0026

図4は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す側面図である。

0027

図5は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す背面図である。

0028

図6は、実施の形態に係る振動型リニアアクチュエータの概略構成を示す分解斜視図である。

0029

図7は、実施の形態に係る出力可動体、および、吸振可動体の概略構成をそれぞれ示す斜視図である。

0030

なお、図中において、X軸方向を出力可動体、および、吸振可動体の振動方向とし、Y軸方向を作用部32と固定刃31との並び方向とし、Z軸方向を出力可動体の延在方向軸方向とした三次元直交座標系で各部を図示している。なお、使用態様によってはZ軸方向が上下方向にならない場合も考えられるが、以下では説明の便宜のため、XY平面を水平面と、Z軸方向を上下方向として説明する場合がある。

0031

これらの図(特に図6図7)に示すように、振動型リニアアクチュエータ100は、出力可動体101と、吸振可動体102と、電磁コアブロック200と、フレーム400とを備えている。

0032

[出力可動体]
出力可動体101は、周期的に変動する磁界により往復動し、体毛などの対象物に作用する部材である。本実施の形態の場合、出力可動体101は、作用部32と、本体部510と、第一駆動部310と、第一錘305とを備えている。

0033

作用部32は、第一駆動部310から所定距離の位置において対象物に作用する部分である。本実施の形態の場合、振動型リニアアクチュエータ100は、切断装置1に取り付けられるものであるため、作用部32は、固定刃31と協働して対象物を切断する可動刃である。

0034

本体部510は、出力可動体101の骨格を形成する構造部材であり、本実施の形態の場合は一体に形成されている。本体部510は、全体視クランク状に屈曲しており、XY平面に配置され第一駆動部310が取り付けられる取付部512と、Y軸において取付部512の一端に配置されZ軸に沿って作用部32まで延在する軸部520と、取付部512の他端からZ軸に沿って軸部520と反対に向かって延在し、第一錘305を保持する錘支持部530を備えている。

0035

取付部512は、第一駆動部310が取り付けられる部分であり、後述のフレーム400に取り付けられる部分である。本実施の形態の場合、取付部512は、開口部511を挟んで配置される2本のアーム状部位で構成されており、第一駆動部310は、2本のアーム状部位に架橋状に取り付けられている。また、取付部512は、Y軸において後述する電磁コアブロック200よりも一方に突出するように配置されている。

0036

軸部520は、作用部32と第一駆動部310とを接続する部分であり、取付部512が配置される面(図中XY平面)に対し垂直(Z軸)に延在する部分である。また、軸部520の先端は略円柱(楕円柱)状になっており作用部32が取り付けられるものとなっている。

0037

また本実施の形態の場合、軸部520と取付部512とが接続される部分は、開口部511を挟んで二股に分かれ、2本のアーム状部位にそれぞれ接続されている。

0038

軸部520、および、取付部512とにより形成される開口部511は、後述する吸振可動体102の接続部309が刺し通されたように配置される空間である。

0039

錘支持部530は、取付部512に対し作用部32とのバランスを取るために、取付部512に対し作用部32の反対側の位置に第一錘305を保持するための部分である。本実施の形態の場合、錘支持部530は、Y軸において電磁コアブロック200から突出する取付部512の端縁に接続され、後述する電磁コアブロック200の側方において電磁コアブロック200に沿って延在している(図4参照)。

0040

第一駆動部310は、電磁コアブロック200から発生する磁界との相互作用により出力可動体101を往復動させる推力を発生させる部分である。本実施の形態の場合、第一駆動部310は、第一磁石301と、第一ヨーク303とを備えている。

0041

第一磁石301は、取付部512の下方に取り付けられる永久磁石である。第一磁石301は、X軸方向において一方の端部がN極、他方の端部がS極となっており、電磁コアブロック200が発生させる周期的に変動する磁界の作用によりX軸に沿って往復動し、作用部32を往復動させる推力を発生させる部材である。

0042

第一ヨーク303は、第一磁石301の磁束を集中させて電磁コアブロック200から発生する磁界との作用を強める磁性体からなる部材である。

0043

第一錘305は、第一駆動部310に対して作用部32と反対側に配置される部材であり、吸振可動体102の重心位置120に近づけるために出力可動体101の重心位置110を調整するための部材である(図4中破線円で示す)。

0044

[吸振可動体]
吸振可動体102は、出力可動体101と逆位相で往復動し、振動型リニアアクチュエータ100全体の振動を抑制する部材である。本実施の形態の場合、吸振可動体102は、接続部309と、第二駆動部320と、第二錘306とを備えている。

0045

第二駆動部320は、電磁コアブロック200から発生する磁界との相互作用により出力可動体101に対し吸振可動体102を逆位相で往復動させる推力を発生させる部分である。本実施の形態の場合、第二駆動部320は、第二磁石302と、第二ヨーク304とを備えている。

0046

第二磁石302は、接続部309の下方に取り付けられる永久磁石である。第二磁石302は、X軸方向において一方の端部がS極、他方の端部がN極となっており、第一磁石301と極性が反対となるように配置されている。例えば、X軸方向において、第一磁石301の負側端部がN極、正側端部がS極の場合、第二磁石302の負側端部がS極、正側端部がN極となるように配置する。第二磁石302は、第一磁石301と同様に、電磁コアブロック200が発生させる周期的に変動する磁界の作用により第一磁石301と逆位相でX軸に沿って往復動する部材である。

0047

第二ヨーク304は、第二磁石302の磁束を集中させて電磁コアブロック200から発生する磁界との作用を強める磁性体からなる部材である。

0048

第二錘306は、出力可動体101の重心位置110に吸振可動体102の重心位置120を近づけると共に、出力可動体101との重量バランスを調節するための部材である。

0049

接続部309は、吸振可動体102の骨格を形成する構造部材であり、フレーム400に取り付けられる部位である。

0050

ここで、出力可動体101の重心位置110とは、本実施の形態の場合、本体部510、第一磁石301、および、第一ヨーク303を含む第一駆動部310、第一錘305、作用部32、および、締結部材などが組み立てられた状態における重心の位置である。また、吸振可動体102の重心位置120とは、本実施の形態の場合は、接続部309、第二磁石302、および、第二ヨーク304を含む第二駆動部320、第二錘306、および、締結部材などが組み立てられた状態における重心の位置である。

0051

[電磁コアブロック]
電磁コアブロック200は、出力可動体101を振動方向(図中X軸方向)に往復動させる駆動力を発生させる装置であり、コイルボビン220と、コイル230と、コア240と、基台250とを備えている。また本実施の形態の場合、電磁コアブロック200は、吸振可動体102も往復動させている。

0052

コイル230は、導電性線材螺旋状に巻いた部材であり、線材に電流を流すことで磁界を発生させることができる部材である。コイル230に交流的な電流を流すことにより発生する磁界の極性を周期的に繰り返し反転させることができ、出力可動体101、および、吸振可動体102とを往復動させることができる。

0053

コイルボビン220は、導電性の線材を巻き付けてコイルを形成する基体となる部材であり、本実施の形態の場合、絶縁体によって角筒状に形成されている。

0054

コア240は、磁性体から形成されコイル230内で発生した磁界を所定の位置に導く部材である。本実施の形態の場合、コア240は、コイルボビン220に刺し通される柱部とコイルボビン220の両側に並設される2本の柱部とこれらを下端部で繋ぐ基部とを一体に備えた側面視E字状の部材である。なお、コア240の形状はE字状に限定されるものでは無く、例えばU字状など任意の形状を採用しうる。

0055

基台250は、例えば絶縁体から形成されており、コア240、および、コア240介してコイルボビン220を支持する部材である。基台250は、コア240、コイルボビン220、および、コイル230をフレーム400に対して所定の位置に保持する部材である。

0056

[フレーム]
フレーム400は、出力可動体101、および、吸振可動体102をこれらの往復動を許容して保持する部材である。また、フレーム400は、出力可動体101の第一駆動部310、および、吸振可動体102の第二駆動部320と電磁コアブロック200との隙間を維持する部材である。本実施の形態の場合、フレーム400は、例えば樹脂により一体成形されており、出力可動体101を保持する第一保持部410と、吸振可動体102を保持する第二保持部420と、第一保持部410及び第二保持部420を連結する一対の連結バネ431、432と、電磁コアブロック200を保持する第三保持部440とを備えている。

0057

第一保持部410は、X軸方向に長尺な第一固定部411と、第一固定部411の両端部から垂れ下がり、第三保持部440に連結された一対の第一バネ部412とを備えている。

0058

第一固定部411には、出力可動体101が取り付けられている。本実施の形態の場合、第一固定部411には、下方から第一磁石301、第一ヨーク303の順で取り付けられ、上方には取付部512が取り付けられている。またこれらは締結部材(例えばネジ)で締結されている。

0059

第二保持部420は、第一固定部411に並設され、X軸方向に延在する長尺板状の第二固定部421と、第二固定部421の両端部から垂れ下がり、第三保持部440に連結された一対の第二バネ部422とを備えている。第二保持部420は、第一保持部410に対してY軸方向で隣り合っている。

0060

第二固定部421には、吸振可動体102が取り付けられている。本実施の形態の場合、第二固定部421には、下方から第二磁石302、第二ヨーク304の順で取り付けられ、上方には接続部309及び第二錘306という順で取り付けられている。

0061

一対の連結バネ431は、偏平湾曲した板バネであり、第一保持部410と第二保持部420とを揺動自在に連結している。具体的には、一対の連結バネ431のうち、一方の連結バネ431は、第一保持部410の第一固定部411の一端部と、第二保持部420の第二固定部421の一端部とを連結している。また、他方の連結バネ431は、第一保持部410の第一固定部411の他端部と、第二保持部420の第二固定部421の他端部とを連結している。

0062

本実施の形態の場合、湾曲した一対の連結バネ431によって囲まれる空間内に、出力可動体101の重心位置110、および、吸振可動体102の重心位置120の少なくとも一方、好ましくは両方が配置されるものとなっている。これにより、振動型リニアアクチュエータ100全体の振動をより抑制することが可能となる。

0063

また、連結バネ431は、X軸方向において、吸振可動体102の振幅は、出力可動体101の振幅、つまり、第二固定部421の振幅は、第一固定部411の振幅よりもよりも広くなることを許容するような構造を備えている。

0064

第三保持部440は、上面視矩形状の開口441を有する枠体である。この第三保持部440の開口441に電磁コアブロック200が差し込まれた状態で電磁コアブロック200を保持している。

0065

そして、第三保持部440には、第一保持部410の第一バネ部412と、第二保持部420の第二バネ部422とが連結されている。このため、第一バネ部412、第二バネ部422は、第三保持部440との連結箇所を起点にして揺れ動く。

0066

次に、出力可動体101と吸振可動体102との位置関係を説明する。図8は、組み立てられた状態の出力可動体と吸振可動体とを示す斜視図である。

0067

同図に示すように、XY平面に平行な一面に出力可動体101の第一駆動部310と吸振可動体102の第二駆動部320とが平行に並設されている。出力可動体101の軸部520は、Z軸において第二駆動部320の上方に配置されている。換言すると軸部520の延在方向において軸部520の延長上に第二駆動部320が配置されている。

0068

一方、吸振可動体102の第二錘306は、Z軸において第一駆動部310の上方、つまり作用部32に近い位置に配置されている。第二錘306と第二駆動部320とを接続する接続部309は、出力可動体101の軸部520に設けられている開口部511を通過する様に軸部520に対して交差状に配置されている。

0069

また、第一錘305は、Y軸方向において、第二駆動部320に対し第二錘306よりも遠い位置に錘支持部530によって配置されている。

0070

以上の位置関係によって、第一駆動部310と第二駆動部320との並び方向であるY軸において、出力可動体101の重心位置110と吸振可動体102の重心位置120とが近接した状態で配置される。

0071

[動作]
次に、振動型リニアアクチュエータ100の動作について説明する。

0072

電磁石をなす電磁コアブロック200のコイル230に交流電流が供給されると、コア240の各柱部242の先端面では、並び順にN極、S極、N極の状態とS極、N極、S極の状態とが周期的に入れ替わる。

0073

一方、第一保持部410で保持された第一磁石301と、第二保持部420で保持された第二磁石302とは、互いの極性が反転するように配置されている。このため、1つのコイル230から発生する磁力により第一磁石301、第二磁石302には、X軸において相互に反対向きの力が発生し、第一磁石301と第二磁石302とは逆方向に直線移動する。これによって、出力可動体101と吸振可動体102は逆位相で振動する。

0074

[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る切断装置1に備えられる振動型リニアアクチュエータ100は、出力可動体101の重心位置110と吸振可動体102の重心位置120とが近いため、振動型リニアアクチュエータ100を駆動させた際の切断装置1の振動を効果的に抑制することができる。

0075

また、出力可動体101の重量の大部分を占める作用部32と第一錘305とを第一駆動部310を挟んで広げて配置し、これらの間に吸振可動体102の第二錘306を配置することで、振動型リニアアクチュエータ100のサイズを小さくすることができ、これを搭載した切断装置1の小型化を図ることが可能となる。

0076

なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本発明に含まれる。

0077

例えば、出力可動体101の形状や、部品構成は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば電磁コアブロック200が永久磁石を備える場合、出力可動体101に電磁石が設けられていてもかまわない。

0078

また、出力可動体101は、作用部32などの作用体を複数備えていてもかまわない。また、出力可動体101が複数に分離していたとしても同じ位相で一体として振動し、対象物に作用する推力を発生させるものであればそれらは出力可動体101である。また、複数に分離した出力可動体101の重量配分を異なるものとしても良く、出力可動体101全体としての重心位置110を吸振可動体102の重心位置120に近づければ良い。

0079

また、出力可動体101と同様に、吸振可動体102の形状や、部品構成は上記実施の形態に限定されるものではなく、電磁石を備えていてもよい。

0080

また、出力可動体101は、作用部32などの作用体を複数備えていてもかまわない。また、出力可動体101が複数に分離していたとしても同じ位相で一体として振動し、対象物に作用する推力を発生させるものは出力可動体101である。また、出力可動体101と逆位相に振動するものであれば吸振可動体102が、複数に分離されていてもよい。

0081

また、吸振可動体102が電磁コアブロック200との作用により振動するものとして説明したが、吸振可動体102は、電磁コアブロック200から発生する磁力とは作用せず、出力可動体101と弾性部材で接続された動吸振器として機能するものでもかまわない。この場合、吸振可動体102は、永久磁石、および、電磁石を備えなくてもよい。

0082

本発明は、電動バリカン、電気カミソリなどで体毛を処理する切断装置、草や木の枝を切断するバリカン等切断装置に利用可能である。

0083

1切断装置
2ケース
3ブレードユニット
4 スイッチ
31固定刃
32 作用部
100振動型リニアアクチュエータ
101出力可動体
102 吸振可動体
200電磁コアブロック
220コイルボビン
230コイル
240コア
242 柱部
250基台
301 第一磁石
302 第二磁石
303 第一ヨーク
304 第二ヨーク
305 第一錘
306 第二錘
309 接続部
310 第一駆動部
320 第二駆動部
400フレーム
410 第一保持部
411 第一固定部
412 第一バネ部
420 第二保持部
421 第二固定部
422 第二バネ部
431連結バネ
440 第三保持部
441 開口
510 本体部
511 開口部
512取付部
520 軸部
530 錘支持部

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