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技術 蒸発及び濃縮用の撹拌装置

出願人 佐竹化学機械工業株式会社
発明者 加藤好一
出願日 2017年12月18日 (3年2ヶ月経過) 出願番号 2017-241556
公開日 2018年10月18日 (2年4ヶ月経過) 公開番号 2018-161643
状態 特許登録済
技術分野 蒸発、蒸留、凝縮、昇華、コールドトラップ 回転撹拌具形混合機
主要キーワード 難流動性 ハーフパイプ 液飛び 撹拌混合性 各撹拌翼 内側辺 高粘性流体 外側辺
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年10月18日)のものです。
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図面 (20)

課題

撹拌槽内液体混合均一性を保ちながら蒸発及び濃縮を行うことができる撹拌装置を提供することを目的とする。

解決手段

本発明の撹拌装置1は、撹拌槽2と、該撹拌槽2内に垂設した回転軸3と、該回転軸3に固定した撹拌翼12とよりなり、前記撹拌翼12は、該撹拌翼の面が、前記撹拌軸3に対向すると共に、所望の距離離間して、前記撹拌軸3に固定されていることを特徴とする。

概要

背景

従来の蒸発装置としては、例えば、図17に示す蒸発装置aがある(特許文献1)。

該蒸発装置aは、密閉可能な撹拌槽bと、該撹拌槽b内に垂設された回転軸cと、該回転軸cに傾斜して固定されたハーフパイプdと、前記撹拌槽bを加熱する加熱ジャケットeと、蒸気出口(図示せず)とよりなり、前記撹拌槽b内には、前記ハーフパイプdの下端部が挿入される状態となるまで、液体が容れられている。

そして、前記加熱ジャケットeにより、前記撹拌槽bを加熱すると共に、前記回転軸cを回転させて、前記ハーフパイプdを回転させることにより、前記撹拌槽内の液体が、遠心力により前記ハーフパイプdを上昇し、そして、前記ハーフパイプdの上端から外方に飛散して、前記撹拌槽bの内壁に付着し、下方に流れる。これにより、該付着した液体が加熱されて蒸発し、該蒸発した蒸気が、前記蒸気出口から排出されるようになる。

概要

撹拌槽内の液体の混合均一性を保ちながら蒸発及び濃縮を行うことができる撹拌装置を提供することを目的とする。本発明の撹拌装置1は、撹拌槽2と、該撹拌槽2内に垂設した回転軸3と、該回転軸3に固定した撹拌翼12とよりなり、前記撹拌翼12は、該撹拌翼の面が、前記撹拌軸3に対向すると共に、所望の距離離間して、前記撹拌軸3に固定されていることを特徴とする。

目的

特開2016−97348号公報






しかしながら、前記従来の蒸発装置aは、蒸発性能は高いが、前記ハーフパイプdは、液体の吸い上げを目的とした

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

撹拌槽と、該撹拌槽内垂設した回転軸と、該回転軸に固定した撹拌翼とよりなり、前記撹拌翼は、該撹拌翼の面が、前記撹拌軸に対向すると共に、所望の距離離間して、前記撹拌軸に固定されていることを特徴とする撹拌装置

請求項2

前記撹拌翼は、前記回転軸に対向する、前記撹拌翼上の線を通る軸心線を境とした、一方の側に形成された一方の部分と、他方の側に形成された他方の部分とよりなることを特徴とする請求項1記載の撹拌装置。

請求項3

前記板状体の一方の部分は、少なくとも前記板状体の中間部から下方部に形成されると共に、前記他方の部分は、少なくとも前記板状体の中間部から上方部に形成されることを特徴とする請求項2記載の撹拌装置。

請求項4

前記撹拌翼は、前記回転軸に対して傾斜すると共に交差した帯状板体よりなることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の撹拌装置。

請求項5

前記撹拌翼の下側に位置する外側辺に折れ片を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1に記載の撹拌装置。

請求項6

前記撹拌翼の翼面補助翼を設ける共に、該補助翼の翼面を、前記撹拌翼の翼面に交叉するように設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1に記載の撹拌装置。

請求項7

前記撹拌槽に邪魔板を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1に記載の撹拌装置。

技術分野

0001

本発明は、特に、液体蒸発及び濃縮用の撹拌装置に関する。

背景技術

0002

従来の蒸発装置としては、例えば、図17に示す蒸発装置aがある(特許文献1)。

0003

該蒸発装置aは、密閉可能な撹拌槽bと、該撹拌槽b内に垂設された回転軸cと、該回転軸cに傾斜して固定されたハーフパイプdと、前記撹拌槽bを加熱する加熱ジャケットeと、蒸気出口(図示せず)とよりなり、前記撹拌槽b内には、前記ハーフパイプdの下端部が挿入される状態となるまで、液体が容れられている。

0004

そして、前記加熱ジャケットeにより、前記撹拌槽bを加熱すると共に、前記回転軸cを回転させて、前記ハーフパイプdを回転させることにより、前記撹拌槽内の液体が、遠心力により前記ハーフパイプdを上昇し、そして、前記ハーフパイプdの上端から外方に飛散して、前記撹拌槽bの内壁に付着し、下方に流れる。これにより、該付着した液体が加熱されて蒸発し、該蒸発した蒸気が、前記蒸気出口から排出されるようになる。

先行技術

0005

特開2016−97348号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、前記従来の蒸発装置aは、蒸発性能は高いが、前記ハーフパイプdは、液体の吸い上げを目的とした細いパイプ状に形成されたもので、撹拌翼と異なり、前記撹拌槽b内の液体に流動作用を与えることができず、撹拌槽内の液体の混合性能は良好とは言えないものであった。

0007

従って、前記従来の蒸発装置aでは、混合均一性を保ちながら蒸発をおこないたい場合には、対応できないものであった。

0008

また、前記従来の蒸発装置aは、蒸発した蒸気の抽出には効果を発揮するが、濃縮された液体(高粘性流体)の撹拌には適していない。

0009

即ち、撹拌槽b内の液体が蒸発して、液面が下がり、徐々に液体が高粘性になるにつれて、それに応じて流動性が悪化し、撹拌混合性が著しく低下するため、前記従来の蒸発装置aでは、濃縮撹拌となる蒸発に用いることが、事実上不可能であった。

0010

また、前記従来の蒸発装置aでは、濃縮撹拌となる蒸発に用いることができないため、図18及び図19に示すように、大型幅fを用いた撹拌装置gを用いることも考えられるが、前記従来の蒸発装置aと比べると蒸発性能が著しく低下し、最適な撹拌を達成することができない。

0011

本発明は、撹拌槽内の液体の混合均一性を保ちながら蒸発及び濃縮を行うことができる撹拌装置を提供するものである。

課題を解決するための手段

0012

前記の目的を達成すべく、本発明は撹拌装置は、撹拌槽と、該撹拌槽内に垂設した回転軸と、該回転軸に固定した撹拌翼とよりなり、前記撹拌翼は、該撹拌翼の面が、前記撹拌軸に対向すると共に、所望の距離離間して、前記撹拌軸に固定されていることを特徴とする。

0013

また、前記撹拌翼は、前記回転軸に対向する、前記撹拌翼上の線を通る軸心線を境とした、一方の側に形成された一方の部分と、他方の側に形成された他方の部分とよりなることを特徴とする。

0014

また、前記撹拌翼は、下方から上方に向かうに従って幅狭となる台形状の板体よりなることを特徴とする。

0015

また、前記板状体の一方の部分は、少なくとも前記板状体の中間部から下方部に形成されると共に、前記他方の部分は、少なくとも前記板状体の中間部から上方部に形成されることを特徴とする。また、前記板状体の一方の部分は、少なくとも前記板状体の下方部に形成されると共に、前記他方の部分は、少なくとも前記板状体の上方部に形成されることを特徴とする。

0016

また、前記撹拌翼は、前記回転軸に対して傾斜すると共に交差した帯状の板体よりなることを特徴とする。

0017

また、前記撹拌翼の下側に位置する外側辺に折れ片を設けたことを特徴とする。

0018

また、前記撹拌翼の翼面補助翼を設ける共に、該補助翼の翼面を、前記撹拌翼の翼面に交叉するように設けたことを特徴とする。

0019

また、前記撹拌槽に邪魔板を設けたことを特徴とする。

発明の効果

0020

本発明によれば、撹拌槽内の液体の混合均一性を保ちながら蒸発及び濃縮を行うことができるようなる。

図面の簡単な説明

0021

本発明の実施例1の撹拌装置の縦断正面図である。
本発明の実施例1の撹拌装置の縦断側面図である。
本発明の実施例1の撹拌装置の伝熱ジャケットを省略した横断平面図である。
本発明の実施例2の撹拌装置の縦断正面図である。
本発明の実施例2の撹拌装置の縦断側面図である。
本発明の実施例2の撹拌装置の伝熱ジャケットを省略した横断平面図である。
本発明の実施例2の撹拌装置の他の実施例の縦断正面図である。
本発明の実施例2の撹拌装置の他の実施例の伝熱ジャケットを省略した横断平面図である。
本発明の実施例3の撹拌装置の撹拌翼の斜視図である。
本発明の実施例3の撹拌装置の伝熱ジャケットを省略した横断平面図である。
本発明の実施例3の撹拌装置の縦断正面図である。
本発明の実施例4の撹拌装置の縦断正面図である。
本発明の実施例4の撹拌装置の縦断側面図である。
本発明の実施例4の撹拌装置の伝熱ジャケットを省略した横断平面図である。
本発明の実施例4の撹拌装置の他の実施例の縦断正面図である。
本発明の実施例4の撹拌装置の更に他の実施例の縦断正面図である。
従来の蒸発装置の縦断正面図である。
従来の撹拌装置の縦断正面図である。
従来の撹拌装置の縦断側面図である。

0022

本発明を実施するための形態の実施例を以下に示す。

0023

本発明の実施例1を図1図3によって説明する。

0024

1は、本実施例1の撹拌装置、2は該撹拌装置1の撹拌槽を示し、該撹拌槽2は、密閉可能に形成され、例えば、円筒状でその内底面2aが下方に向かって凹状に湾曲して形成されている。なお、前記撹拌槽2の上部には、図示しない蒸気出口が設けられている。

0025

3は、前記撹拌槽2内の中央部に垂設された回転軸、4は、該回転軸3に固定された1または複数の撹拌翼を示し、該各撹拌翼4は、例えば、板状に形成され、該撹拌翼4の面が、前記回転軸3に平行して対向すると共に、所望の距離離間して、前記回転軸3に、支持杆5を介して固定されている。

0026

なお、本実施例においては、2つの撹拌翼4、4を用いた例を示す。

0027

また、6は、前記撹拌槽2を加熱する、該撹拌槽2の外周面に設けた伝熱ジャケットなどの加熱手段、7は、バッフルを示し、該バッフル7は上下方向に延びる矩形板状の邪魔板よりなり、前記撹拌槽2の内周面2bに、底部から上端に向かって延びて1又は複数設けられている。なお、前記バッフル7を省略してもよい。

0028

また、前記各撹拌翼4は、例えば、1枚の平板の板状体よりなり、該板状体は、前記回転軸3の軸線3aに対向する、前記撹拌翼4上の線8aを通る軸心線8を境とした、一方の側(図1において左側)に形成された一方の板部分9aと、他方の側(図1において右側)に形成された他方の板部分9bとより形成される。

0029

そして、該撹拌翼4は、例えば、図1に示すように、下方部10と、この下方部10の上部に連設した上方部11とよりなる1枚の左右対称の台形状の板状体とよりなり、前記下方部10は、外側辺10a、10bが、それぞれ前記撹拌槽2の内周面(バッフルがある場合には、バッフルの内側辺)の近くまで延びる幅広矩形状に形成され、また、前記上方部11は、下方から上方に向かうに従って徐々に幅狭になるよう、外側辺11a、11bが傾斜して形成されている。

0030

また、前記下方部の下辺10cは、例えば、前記撹拌槽2の内底面2bに近接するように凹状に湾曲して形成され、また、前記上方部11の上辺11cは、例えば、水平状に直線状に形成される。

0031

そして、前記撹拌翼4は、例えば、前記撹拌翼4の左右方向において中央部分の所望の箇所において、前記支持杆5に連結固定される。

0032

次に本実施例1の撹拌装置1の作用と効果を説明する。

0033

蒸発及び濃縮させる液体を、前記撹拌槽2内に、所望の液レベルまで、例えば、前記撹拌翼4よりも上方まで満たす。

0034

そして、前記伝熱ジャケット6により、前記撹拌槽2を加熱すると共に、前記回転軸3を回転駆動装置(図示せず)により回転させて、前記撹拌翼4を、図3の矢印の方向(図3において時計回り)に回転させる。

0035

前記伝熱ジャケット6により、前記撹拌槽2内に貯留された液体が加熱されて蒸発し、該蒸発した蒸気は、前記蒸気出口より排出され、また、前記液体が濃縮される。

0036

また、前記撹拌翼4の回転により、前進翼となる、前記撹拌翼4の前記軸心線8を境とした、回転方向に対して下流側に位置する一方の側(図1において左側)に形成された一方の板部分9aにより、前記撹拌槽2内に貯留された前記液体が強力に混合させられる。

0037

そして、徐々に液体が蒸発して、液レベルが低くなり、液面が下がった分、液体と接触する撹拌槽bの伝熱面積が減り、気相部となった伝熱面が有効に活用されないが、前記撹拌翼4の上方部分が前記液体から露出し、該露出した前記撹拌翼4の、後退翼となる、回転方向に対して上流側に位置する他方の側(図1において右側)に形成された他方の板部分9bが、遠心力により吸い上げた液体の外方への飛びを助長し、これにより、該飛散した液体が前記撹拌槽2の内周面2bに付着して、該内周面2bに沿って下方に流れ、該付着した液体が加熱されて蒸発し、これにより蒸発性能を上げることができる。

0038

本発明の実施例1によれば、撹拌翼4を、回転軸3から所望の距離離間して配置することにより、該撹拌翼4に前進翼と後退翼とを形成するようにし、該前進翼により、粘性流体を強力に撹拌でき、また、液レベルが低くなり、伝熱面積が減っても、前記露出した後退翼により、液飛びを助長するようにして、蒸発性能を上げることができ、従って、撹拌性能と蒸発性能を両立することができるようになる。

0039

本発明の実施例2を図4図6によって説明する。

0040

本発明の実施例2においては、実施例1の撹拌装置1において、台形状の撹拌翼4を用いる代わりに、例えば、帯状の撹拌翼12を用いる。

0041

なお、該帯状の撹拌翼12は、例えば、下方部の翼幅が幅広に形成され、上方部は、前記下方部の翼幅に比べて幅狭に形成される。

0042

該撹拌翼12は、実施例1と同様、例えば、1枚の平板の板状体よりなり、該板状体は、前記回転軸3の軸線3aに対向する、前記撹拌翼4上の線8aを通る軸心線8を境とした、一方の側(図4において左側)に形成された一方の板部分9aと、他方の側(図4において右側)に形成された他方の板部分9bとより形成される。

0043

更に、本発明の実施例2においては、前記撹拌翼12は、下方部13と、該下方部13の上部に連設した中間部14と、該中間部14の上部に連設した上方部15とにより形成され、前記一方の板部分9aが、少なくとも前記下方部13と前記中間部14に形成されると共に、前記他方の板部分9bが、少なくとも前記中間部14と前記上方部15に形成されるようにする。

0044

そして、該撹拌翼12は、例えば、図4に示すように、下方部13と中間部14と上方部14とよりなる長尺状の帯状の平板体よりなり、該平板体は、前記中間部14の左右方向の中央部分の所望の箇所において、前記支持杆5に連結固定されると共に、例えば、前記下方部14が前記一方の側にのみ位置されると共に、前記上方部15が前記他方の側にのみ位置されるように傾斜して、前記支持杆5に連結固定されている。

0045

そして、前記一方の側に形成された前記下方部13は、一方の外側辺13aが、前記撹拌槽2の内周面(バッフルがある場合には、バッフルの内側辺)の近くまで延び、また、他方の外側辺(内側辺)13bが前記軸心線8の近くまで延びる幅広に形成される。

0046

また、前記中間部14と前記上方部15とは、翼幅が下方から上方に向かうに従って幅狭になるよう、該中間部14と前記上方部15の一方及び他方の外側辺14a、14b、15a、15bが形成され、また、それぞれ一方及び他方の外側辺は、下方から上方に向かうにしたがって、一方の側から他方の側に傾斜すると共に、前記回転軸に交叉して直線状となるように形成されている。

0047

なお、前記中間部14の上側に位置する一方の外側辺14aと、前記上方部15の上側に位置する一方の外側辺14aは、例えば、連続した直線状の一方の外側辺12aに形成される。

0048

また、前記下方部13の他方の外側辺13bと、前記中間部14の下側に位置する他方の外側辺14bと、前記上方部15の下側に位置する他方の外側辺14bは、例えば、連続した直線状の他方の外側辺12bに形成される。

0049

また、前記下方部13の下辺13cは、例えば、前記撹拌槽2の内底面2aに近接するように凹状に湾曲して形成され、また、前記上方部15の上辺15cは、例えば、垂直に直線状に形成される。

0050

なお、前記下方部13は、前記一方の側にのみ形成される以外に、前記下方部13の一部が他方の側に形成されるようにしてもよい。

0051

また、前記上方部15は、前記他方の側にのみ形成される以外に、前記上方部15の一部が一方の側に形成されるようにしてもよい。

0052

次に本実施例2の撹拌装置1の作用と効果を説明する。

0053

実施例1と同様に、蒸発及び濃縮させる液体を、前記撹拌槽2内に、所望の液レベルまで、例えば、前記撹拌翼12よりも上方まで満たす。

0054

そして、前記伝熱ジャケット6により、前記撹拌槽2を加熱すると共に、前記回転軸3を回転駆動装置(図示せず)により回転させて、前記撹拌翼12を、図6の矢印の方向(図6において時計回り)に回転させる。

0055

前記伝熱ジャケット6により、前記撹拌槽2内に貯留された液体が加熱されて蒸発し、該蒸発した蒸気は、前記蒸気出口より排出され、また、前記液体が濃縮される。

0056

また、前記撹拌翼12の回転により、前進翼となる、前記撹拌翼12の前記軸心線8を境とした、回転方向に対して下流側に位置する一方の側(図4において左側)に形成された一方の板部分9aにより、前記撹拌槽2内の前記液体が強力に混合させられる。

0057

そして、徐々に液体が蒸発して、液レベルが低くなり、液面が下がった分、撹拌槽の伝熱面積が減り、気相部となった伝熱面が有効に活用されないが、前記撹拌翼12の上方部分が前記液体から露出し、該露出した前記撹拌翼12の、後退翼となる、回転方向に対して上流側に位置する他方の側(図4において右側)に形成された他方の板部分9bが、遠心力により吸い上げた液体の外方への飛びを助長し、これにより、該飛散した液体が前記撹拌槽2の内周面2bに付着して、該内周面2bに沿って下方に流れ、該付着した液体が加熱されて蒸発し、これにより蒸発性能を上げることができる。

0058

更に、前記撹拌翼12の下方部13まで、液レベルが低くなれば、全面が、後進翼となり、従来翼と比較して極めて低動力での運用が可能となり、同じ消費エネルギーに対する回転速度を増速させ、より壁近傍の速度を早めて境膜を薄くし、伝熱性能の向上を実現できる。

0059

本発明の実施例2によれば、撹拌翼12を、前記撹拌翼12の下方部を前進翼とし、上方部を該後退翼に形成するようにしたことにより、前記前進翼により、粘性流体を強力に撹拌でき、また、液レベルが低くなり、伝熱面積が減っても、前記露出した前進翼により、液飛び助長するようにして、蒸発性能を上げることができ、従って、撹拌性能と蒸発性能を両立することができるようになる。

0060

なお、蒸発作用があまり必要なく、特に高粘性流体の混合性能向上を目的とする場合においては、図7及び図8に示すように、前記撹拌翼12を、図8の矢印の方向(図8において反時計回り)に、逆側に回転させるようにする。

0061

正回転では、非常に乱れた液体の飛散作用が見られるが、逆移転においては、槽中心からの強力な吸い込みが発生する撹拌となり、満液から粘度の高い撹拌条件での混合性能を重視する条件に適する効果を発揮するようになる。

0062

また、前記撹拌翼12の主要面となる下方部13が後退翼となり、より低動力での運用が可能となる。

0063

従って、本発明の実施例2の撹拌装置においては、回転方向を変えることにより、様々な撹拌目的に対応し得るようにもなる。

0064

本発明の実施例3を図9図11によって説明する。

0065

本発明の実施例3は、前記実施例2の撹拌翼12の下方部13の他方の外側辺13bと前記中間部14及び上方部15の下側に位置する他方の外側辺12bに、所望の長さに延びる、例えば、90度、外側(前記回転軸とは逆側)に折れ曲った、矩形状の折れ片16を形成する。

0066

かかる折れ片16により、図11に示すように、前記撹拌槽2内に容れられた液体を、図11の矢印の方向に、折れ片16の上端まで上昇させて、外方に飛散させ、前記撹拌槽2の内周面2bの上方にまで、液体が付着するようにして、該飛散した液体が前記撹拌槽2の内周面2bに長時間触れるようにして、蒸発性能をあげることができる。

0067

従って、例えば、撹拌槽内に貯留された低粘性流体を液レベルの50%程度まではね上げる作用が追加され、更に蒸発性能を上げることができるようになる。

0068

なお、前記折り片16の長さ、幅、設置位置は、飛び跳ねを行いたい液レベルに応じて、任意に調整可能である。

0069

本発明の実施例4を図12図14によって説明する。

0070

本発明の実施例4は、本発明の実施例1〜実施例3の撹拌翼4、12の前記撹拌翼12の下方部13及び/又は中間部14の一方の側の部分の内側面(回転軸側の面)に、1又は複数の長尺状の矩形の補助翼17を1又は複数個を固定する。

0071

また、該補助翼17の翼面を、前記撹拌翼12の翼面に対して、例えば、直交するなど交叉して設ける。

0072

また、該補助翼17を、それぞれ下方から上方に向かうに従って、中心側から外方に延びるよう傾斜して、固定する。

0073

なお、前記補助翼17は、前記撹拌翼12の他方の外側辺を突出して外方に延びて設けても良い。

0074

該補助翼17により、撹拌槽2内の液体を回転させ、高粘性流体を壁側に向かって強制的に盛り上げ、その盛り上がった液体が撹拌槽2の内周面2bに接して加熱されるので、気相部となった伝熱面を有効に活用でき、蒸発性能が上がるようになる。

0075

また、混合均一性の向上の両立も実現できる。

0076

なお、前記補助翼17は、液体の物性により、取付角度と長さと枚数が調整されるようになる。

0077

また、逆回転として使用する場合には、前記撹拌翼12の外側面(回転軸とは逆側を向く面)に固定されるようになる。

0078

なお、前記実施例1〜実施例4の撹拌装置において、図15図16に示す矢印のように、液面が変動(低下)することで、高粘性(難流動性)となる濃縮撹拌において、低粘性から徐々に粘性が増して高粘性流体となる条件に合わせたバッフルを用いるのが好ましく、例えば、バッフルの長さ、位置、形状や枚数を変更させる。

0079

例えば、図15に示すバッフル7aは、撹拌槽2の上端から、撹拌翼12の上方部15の下端まで延びる帯状のバッフルの例を示す。

0080

また、図16に示すバッフル7bは、撹拌槽2の上端から、撹拌翼12の下方部13の上端付近まで延びると共に、下方において、徐々に幅狭となる帯状のバッフルの例を示す。

0081

以上の通り、バッフルの設計により、撹拌目的に応じた自由な対応が可能となる。

実施例

0082

なお、前記実施例1〜実施例4における撹拌翼4、12は、1枚の板体から形成される以外に、複数の板体から形成されるものでもよく、例えば、下方部と上方部とが分離して形成されていてもよい。また、中間部を省略し、例えば、下方部と上方部とがそれぞれ支持体5に支持されるようにする。

0083

1撹拌装置
2撹拌槽
2a 内底面
2b内周面
3回転軸
3a軸線
4撹拌翼
5支持杆
6伝熱ジャケット
7バッフル
7a バッフル
7b バッフル
8軸心線
8a 線
9a 一方の板部分
9b 他方の板部分
10 下方部
10a外側辺
10b 外側辺
10c下辺
11 上方部
11a 外側辺
11b 外側辺
11c上辺
12 撹拌翼
12a 外側辺
12b 外側辺
13 下方部
13a 外側辺
13b 外側辺
13c 下辺
14 中間部
14a 外側辺
14b 外側辺
15 上方部
15a 外側辺
15b 外側辺
15c 上辺
16 折れ片
17 補助翼

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