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技術 香料組成物、これを利用した除菌消臭液及び除菌消臭方法。

出願人 山本香料株式会社
発明者 山本芳邦
出願日 2017年3月23日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2017-057026
公開日 2018年10月11日 (10ヶ月経過) 公開番号 2018-158998
状態 未査定
技術分野 脂肪類、香料 空気の消毒,殺菌または脱臭
主要キーワード 除菌消臭 ノロウィルス 次亜塩素酸水 香り付け 塩素臭 マスキング効果 不溶成分 室内空間
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年10月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

次亜塩素酸由来塩素臭マスキングする香料組成物を提供する。この香料組成物は次亜塩素酸に対する耐久性に優れかつ次亜塩素酸の除菌消臭能力に悪影響を与えず、さらには、次亜塩素酸水とともに大気中に噴霧されたときに塩素臭を抑制しつつ好適な香り付けを行えるものとする。

解決手段

アルコール:2〜8質量%、香料成分:0.1〜1.0質量%、水:残部からなる香料組成物であって、香料成分としてシネオールメントールと含む。ここに、香料成分の全質量を100質量%としたとき、前記シネオールは56〜72質量%、前記メントールは7.5〜17.5質量%とする。

概要

背景

弱酸性次亜塩素酸水が優れた除菌消臭効果を備え、大気中へ噴霧してもその効果が維持されることが知られている。
次亜塩素酸水はインフルエンザノロウィルス大腸菌等による食中毒などの感染予防、体や衣服或いは自動車シート等に付着したタバコの臭い消しとして有効である。
しかしながら、次亜塩素酸水は塩素臭を伴うので、この塩素臭を香料を使ってマスキングすることが考えられる。
本発明に関連する技術を開示する先行文献として特許文献1を参照されたい。

概要

次亜塩素酸由来の塩素臭をマスキングする香料組成物を提供する。この香料組成物は次亜塩素酸に対する耐久性に優れかつ次亜塩素酸の除菌消臭能力に悪影響を与えず、さらには、次亜塩素酸水とともに大気中に噴霧されたときに塩素臭を抑制しつつ好適な香り付けを行えるものとする。アルコール:2〜8質量%、香料成分:0.1〜1.0質量%、水:残部からなる香料組成物であって、香料成分としてシネオールメントールと含む。ここに、香料成分の全質量を100質量%としたとき、前記シネオールは56〜72質量%、前記メントールは7.5〜17.5質量%とする。 なし

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

香料組成物であって、アルコール:2〜8質量%、香料成分:0.1〜1.0質量%、水及び必要に応じて配合される助剤:残部、とを含み、前記香料成分はシネオールメントールと含み、該香料成分の全質量を100質量%としたとき、前記シネオールは56〜80質量%、前記メントールは7.5〜20質量%である香料組成物。

請求項2

香料組成物であって、アルコール:2〜8質量%、香料成分:0.1〜1.0質量%、水及び必要に応じて配合される助剤:残部、とを含み、前記香料成分はその全質量を100質量%としたとき、ユーカリ油:70〜90質量%、ペパーミント油:25〜5質量%、メントール:残部である香料組成物。

請求項3

前記香料成分はその全質量100質量%としたとき、ユーカリ油:75〜85質量%、ペパーミント油:20〜7質量%、メントール:残部である請求項2に記載の香料組成物。

請求項4

請求項1〜3の何れかに記載の香料組成物と次亜塩素酸とを含む除菌消臭液であって、前記次亜塩素酸の濃度が10〜100ppm(質量)である、除菌消臭液。

請求項5

請求項4に記載の除菌消臭液を大気中に噴霧する、除菌消臭方法。

請求項6

次亜塩素酸水を大気中に噴霧するステップと、請求項1〜3の何れかに記載の香料組成物を大気中に噴霧するステップと、を含み、前記両ステップで噴霧された霧滴に含まれる次亜塩素酸の濃度が10〜100ppm(質量)である、除菌消臭方法。

技術分野

0001

本発明は次亜塩素酸由来塩素臭マスキングする香料組成物の改良に関する。

背景技術

0002

弱酸性次亜塩素酸水が優れた除菌消臭効果を備え、大気中へ噴霧してもその効果が維持されることが知られている。
次亜塩素酸水はインフルエンザノロウィルス大腸菌等による食中毒などの感染予防、体や衣服或いは自動車シート等に付着したタバコの臭い消しとして有効である。
しかしながら、次亜塩素酸水は塩素臭を伴うので、この塩素臭を香料を使ってマスキングすることが考えられる。
本発明に関連する技術を開示する先行文献として特許文献1を参照されたい。

先行技術

0003

特許第4558653号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、次亜塩素酸はそもそも消臭効果を備えるので、香料が次亜塩素酸の作用で分解され、期待通りに香り付けができないおそれがある。これはまた、次亜塩素酸が香料分解に消費されて減少し、本来の除菌消臭能力を発揮できなくなるおそれも意味する。

課題を解決するための手段

0005

したがって、次亜塩素酸水と併用される香料は、次亜塩素酸に対する耐久性に優れかつ次亜塩素酸の除菌消臭能力に悪影響を与えず、さらには、次亜塩素酸水とともに大気中に噴霧されたときに塩素臭を抑制しつつ好適な香り付けができなければならない。
本発明者はかかる課題を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、下記の香料組成物を見出した。
即ち、この発明の第1の局面の香料組成物は、
アルコール:2〜8質量%、
香料成分:0.1〜1.0質量%、
水及び必要に応じて配合される助剤:残部とからなり、
前記香料成分はシネオールメントールと含む、ことを特徴とする香料組成物である。

0006

ここに、シネオールとメントールの配合比は香料組成物に含まれる香料成分の全質量を100質量%としたとき、56〜80質量%:7.5〜20質量%とすることが好ましく、更に好ましい配合比は60〜70質量%:10〜20質量%である。
ここに、シネオールとメントールはともに次亜塩素酸に対して安定である。その結果、次亜塩素酸の除菌消臭機能が長時間維持される。また、上記の範囲でシネオールとメントールとを併用して次亜塩素酸水とともに大気中へ噴霧したとき、次亜塩素酸の塩素臭が上手くマスキングされるとともに、付けられた香り使用者に何ら不快感を与えることがない。
シネオールとメントールとの配合比が上記の範囲を逸脱したときには、塩素臭に対するマスキング効果が不充分になったり、一方の香が強調されすぎて室内空間の香りとして不適なものとなったりする。

0007

シネオールにはユーカリ油由来の1−8シネオールが好ましい。
メントールにはペパーミント油ハッカ油などから抽出した天然由来のものや合成されたものを用いることができる。
上より、香料成分はその全質量100質量%としたとき、質量比で、
ユーカリ油:70〜90質量%、
ペパーミント油:25〜5質量%、
メントール:残部
とすることが好ましい。
かかる配合比を採用することによりマスキング効果が十分に発揮されるとともに、付される香りもより好適なものとなる。
上記3種以外に意図しない微量な香料が含まれることを何ら阻害するものでない。
更に好ましい香料成分の配合比は、香料成分の全質量を100質量%としたとき、次の通りである。
ユーカリ油:75〜85質量%、
ペパーミント油:20〜7質量%、
メントール:残部

0008

かかる香料成分はアルコールに溶解後、水、好ましくは精製水へ分散される。
アルコール、香料成分及び水の配合比は、香料組成物の全質量を100質量%としたとき、アルコール:2〜8質量%、香料成分:0.1〜1.0質量%、水:残部とする。
香料成分の配合比を上記の範囲内のものにすれば、塩素臭をマスキングしつつ、次亜塩素酸水を噴霧したとき室内へ好適な香り付けを行える。香料成分の配合量が0.1質%未満になると、塩素臭に対するマスキング効果が不充分になる。他方、香料成分の配合量が1.0質量%を超えると香料成分の香が強調されすぎるので好ましくない。
アルコールの配合量は2〜8質量%とする。このアルコールは香料成分を溶解できれば特に限定されず、エタノールの他にメタノールプロパノールを用いることもできる。
なお、香料組成物には、その使用条件や使用目的等の必要に応じて、防腐剤酸化防止剤着色料など助剤の必要量が添加されることは言うまでもない。

0009

この発明の香料組成物は次のように調製される。
最初に香料成分とアルコールとを混和させ、これを精製水に加え、更に混和させる。なお、助剤はその特性に応じて、香料成分とともにアルコールに混和したり、精製水に混和したりする。かかる混和が完了した後、溶液フィルター濾過して不溶成分を除去する。

0010

このよう調製された香料組成物を次亜塩素酸水へ撹拌により混合する。香料組成物と次亜塩素酸水との配合比は1:5〜1000(質量比)、好ましくは1:5〜20(質量比)の範囲で使用目的や使用条件に応じて適宜選択されるが、次亜塩素酸の濃度(質量)が10〜100ppmとなるようにする。
この発明の香料組成物を混合した次亜塩素酸水を、高周波利用などの周知な方法で、大気中へ噴霧することで環境の除菌消臭を行える。上記の配合比を維持して、次亜塩素酸水とこの香料組成物とを独立して噴霧してもよい。その場合、大気中に噴霧された全霧滴に含まれる次亜塩素酸の濃度(質量)を10〜100ppmとする。

0011

次に、この発明の実施例について説明する。
表1にこの発明の実施例1〜3及び比較例1〜8の香料組成物を示す。各香料組成物を構成する香料成分、エタノール及び精製水の配合比(質量%)を固定して、香料成分(ユーカリ油、ペパーミント油及びメント—ル)の配合比(質量%)を変化させた。



かかる香料組成物の1mlを200mlの次亜塩素酸水(商品名:ディゾルバ・ウォータ—、株式会社シ−ジーアイ社製)へ滴下混合して除菌消臭液を作成した。これらを樹脂製の容器へ別々に封入し、室温にて暗所放置する。50日経過後に容器内の除菌消臭液の次亜塩素酸の濃度を測定した。

0012

次亜塩素酸の濃度測定はADVANTEC社製のクロール試験紙を用いて行った。
官能試験は除菌消臭液を大気中に噴霧して、そのときの香りの良し悪しを、複数のオペレータ主観的に判断した。◎は複数のオペレータが全て良い香り付けと判定した場合を示す。○は少なくとも1名のオペレータが良い香り付けと判定した場合を示す。×は全てのオペレータが香り付けに満足しなかった場合を示す。
表1の結果より、ユーカリ油、ペパーミント油及びメントールの配合はユーカリ油:70〜90質量%、ペパーミント油:25〜5質量%、メントール:残部とすることが好ましいことがわかる。

0013

ユーカリ油には約80質量%のシネオールが含まれ、ペパーミント油には約50質量%メントールが含まれている。従って、香料成分として、シネオールとメントールとを採用することが好ましいことがわかる。また、それらの配合比は香料成分の全質量を100質量%としたとき、56〜80質量%のシネオール、7.5〜20質量%のメントールを含ませることが好ましい。

0014

香料成分の配合比を実施例1に示したものに固定して、香料組成物における香料成分の配合比を変化させたときの結果を表2に示す。
表2の結果から、香料組成物における香料成分の配合比は0.1〜1.0質量%とすることが好ましことがわかる。

実施例

0015

この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
例えば、この発明の香料組成物は、漂白剤その他の次亜塩素酸を含む薬剤の塩素臭をマスキングする際にも利用可能である。

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