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課題

季節を問わず繁殖力が旺盛であるも有効活用されていないビデンスピローサを用いて、LPS供給源となりうる、食品化粧品等に利用できる素材を開発すること。

解決手段

農薬を使わず自然栽培されたビデンスピローサを野外の15〜40℃の温度条件下で発酵乾燥した後、粉末化することにより、LPSを高濃度で含有するビデンスピローサの乾燥粉末を得る。

概要

背景

縄の古島に生息するビデンスピローサ(和名:タチアワユキセンダングサ)は、種にがあり衣類にくっつくため、沖縄ではムツウサ(ひっつく草の意味)と呼ばれている。宮古島の海岸周辺のやせた土壌で、塩を含む強風にさらされる環境下でも、季節を問わず旺盛な繁殖力を見せる雑草である。過去には河本昌彦氏が、ビデンスピローサ抽出物に、糖尿病皮膚炎、癌の改善など、種々の疾患の改善効果があることを発表している(非特許文献1)。

ところで、植物にはグラム陰性細菌共生し、共生するグラム陰性細菌由来リポポリサッカライドLPS)を食用植物とともに経口・経皮で摂取することで、人間や動物自然免疫活性化される(非特許文献2)。一方、多くの食用植物は、栽培農薬が使われたり、あるいは逆に土を使わない植物工場で半無菌的に栽培されるようになった結果、食用植物に共生する細菌数が少なく、細菌に由来するLPSの量が少なくなっている。従って、ビタミンミネラル、繊維、ポリフェノール等を含みつつ、さらに自然免疫の活性化に十分な量のLPSを供給できる食用植物が望まれている。

こうした中で、上述のビデンスピローサは、2か月に1度刈取りができるほど繁殖力が旺盛で、農薬や化学肥料なしで生息するため、ビタミン、ミネラル、繊維、ポリフェノールのほか、LPSを豊富に含むことが予想できる。しかし、ビデンスピローサは、食用に耐える味と食感を持つ植物ではなく、未だ有効に活用されてはいない。

概要

季節を問わず繁殖力が旺盛であるも有効活用されていないビデンスピローサを用いて、LPSの供給源となりうる、食品化粧品等に利用できる素材を開発すること。農薬を使わず自然栽培されたビデンスピローサを野外の15〜40℃の温度条件下で発酵乾燥した後、粉末化することにより、LPSを高濃度で含有するビデンスピローサの乾燥粉末を得る。なし

目的

従って、ビタミン、ミネラル、繊維、ポリフェノール等を含みつつ、さらに自然免疫の活性化に十分な量のLPSを供給できる食用植物が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

ビデンスピローサ発酵乾燥され、粉末化されていることを特徴とするビデンスピローサ発酵乾燥粉末

請求項2

リポポリサッカライド含有濃度が46μg/g以上であることを特徴とする請求項1記載のビデンスピローサ発酵乾燥粉末。

請求項3

ビデンスピローサに共生するグラム陰性菌が増える環境でビデンスピローサを発酵乾燥させる乾燥工程と、該発酵乾燥工程によって乾燥されたビデンスピローサを粉末化する粉末化工程とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載のビデンスピローサ発酵乾燥粉末の製造方法。

請求項4

請求項1又は2記載のビデンスピローサ発酵乾燥粉末が配合されていることを特徴とする食品化粧品飼料浴用剤医薬品、動物用医薬品、又は、医薬部外品

技術分野

0001

本発明は、ビデンスピロー発酵乾燥粉末及びその製造方法、並びに該発酵乾燥粉末を配合した食品等の配合物に関する。

背景技術

0002

縄の古島に生息するビデンスピローサ(和名:タチアワユキセンダングサ)は、種にがあり衣類にくっつくため、沖縄ではムツウサ(ひっつく草の意味)と呼ばれている。宮古島の海岸周辺のやせた土壌で、塩を含む強風にさらされる環境下でも、季節を問わず旺盛な繁殖力を見せる雑草である。過去には河本昌彦氏が、ビデンスピローサ抽出物に、糖尿病皮膚炎、癌の改善など、種々の疾患の改善効果があることを発表している(非特許文献1)。

0003

ところで、植物にはグラム陰性細菌共生し、共生するグラム陰性細菌由来リポポリサッカライドLPS)を食用植物とともに経口・経皮で摂取することで、人間や動物自然免疫活性化される(非特許文献2)。一方、多くの食用植物は、栽培農薬が使われたり、あるいは逆に土を使わない植物工場で半無菌的に栽培されるようになった結果、食用植物に共生する細菌数が少なく、細菌に由来するLPSの量が少なくなっている。従って、ビタミンミネラル、繊維、ポリフェノール等を含みつつ、さらに自然免疫の活性化に十分な量のLPSを供給できる食用植物が望まれている。

0004

こうした中で、上述のビデンスピローサは、2か月に1度刈取りができるほど繁殖力が旺盛で、農薬や化学肥料なしで生息するため、ビタミン、ミネラル、繊維、ポリフェノールのほか、LPSを豊富に含むことが予想できる。しかし、ビデンスピローサは、食用に耐える味と食感を持つ植物ではなく、未だ有効に活用されてはいない。

先行技術

0005

河本昌彦著、「宮古島とタチアワユキセンダングサと美容と健康」、第3版、河本昌彦発行、2014年4月1日、p.107
河内千恵ほか、「小麦発酵抽出物の自然免疫調節作用」、New Food Industry, Vol.48 (9)、p.19-27、(2006)

発明が解決しようとする課題

0006

季節を問わず繁殖力が旺盛であるも有効活用されていないビデンスピローサを用いて、LPSの供給源となりうる、食品及び化粧品等に利用できる素材を開発することが課題である

課題を解決するための手段

0007

本発明者らは、ビデンスピローサが乾燥重量あたり高いLPS含量を持つことを見出した。さらに、ビデンスピローサのLPS含量は、夏場の方が高く、また刈取りし水洗いした後、温風強制乾燥させる前に、野外で、もしくは野外と同様の温度範囲で1日程放置して自然乾燥させることで、共生細菌が増え発酵が進み、LPS量がさらに増えることを見出した。この自然乾燥、すなわち、発酵乾燥ビデンスピローサを温風乾燥機中で水分含量約7%にまで乾燥させ、殺菌後粉末化すると風味がよく、青汁他種々の加工食品に配合できることも分かった。さらに、発酵乾燥ビデンスピローサを1,3−ブチレングリコールと水の混合液で室温下抽出すると、LPSを含有する清澄溶液が得られ、化粧品等に配合することも可能となる。

発明の効果

0008

以上のように、本発明者らは、農薬を使わず自然栽培したビデンスピローサを野外又は野外と同様の温度条件で発酵乾燥した後に粉末化することにより、LPSを高濃度で含有する素材を得ることを見出し、本発明の完成に至った。このビデンスピローサ発酵乾燥処理物由来の乾燥粉末又はエキスを食生活又はスキンケア取り入れることで、植物が持つビタミン、ミネラル、植物繊維及びポリフェノールと共に、現代人に不足しているLPSの不足を補って健康の維持に役立つ。

0009

以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。

0010

[ビデンスピローサ乾燥粉末の製造方法]
沖縄、宮古島で自然栽培(植える時期はいつでも可能で、2ヶ月に1回程度、収穫できる)したビデンスピローサを、花が咲く前の草長30〜60cmの間に刈取り、水洗いし、ネットの上に拡げ、野外で翌日まで放置して発酵乾燥させる。具体的には、天候が雨でない日を選び、日が出ている間と日が落ちてからまでの間で、一定時間、望ましくは20時間程度発酵乾燥させる。このとき、ビデンスピローサの水分含量は10%以上でも構わない。温度は、15〜40℃、さらに望ましくは30〜40℃がよい。このようにして発酵乾燥したビデンスピローサを3〜5cmに切断し、55℃の温風乾燥機で14〜20時間程度乾燥させ、水分を約7%にした。その後、高圧蒸気殺菌にて殺菌し、アトマイザーで粉末化し、ビデンスピローサ乾燥粉末を得た。

0011

[ビデンスピローサ乾燥粉末のLPS含量(他の植物との違い、製造条件での違い)]
実施例1のように製造したビデンスピローサ乾燥粉末又はその他の食用植物乾燥粉末を50mlコニカルチューブに1g秤りとり水を加えて10gにした。懸濁液の入ったコニカルチューブをボルテックスミキサーにかけ、90から100℃で20分間加熱後、3400rpmで15分間遠心し、得られる上清のLPS濃度を、リムラス試薬にて測定した。測定結果を乾燥粉末あたりで下記に示した。

0012

0013

ビデンスピローサ乾燥粉末は、ゴーヤモリンガ大麦若葉モロヘイヤの乾燥粉末よりもLPS含量が高い。ビデンスピローサ乾燥粉末の中では、刈取り時期はよりもの方がLPS含量が高く、夏の刈取りにあっては、野外での発酵乾燥時間が長い方がLPS含量が高い。また刈取りの成長段階では、草長30cm未満の若葉の段階と、草長30〜60cmに成長した段階で比較したが大きな差は見られなかった。野外での発酵乾燥時間が長くなることでLPS量が増える理由は、水洗い後植物体周辺の湿度が高まり、ビデンスピローサに共生しているグラム陰性細菌が増えて発酵し、その結果グラム陰性細菌由来であるLPS量が増えると考えられる。また冬よりも夏場のLPS量が高いのは、温度条件がグラム陰性細菌の増殖に適しているからと考えられる。したがって、グラム陰性菌が増え発酵が起こる環境でビデンスピローサを乾燥することが望ましい。

0014

[LPS含量の高いビデンスピローサ乾燥粉末の製造]
実施例1の結果を受けて、ビデンスピローサの洗浄後、ビデンスピローサ共生細菌が増殖し発酵する時間を与えることでビデンスピローサ乾燥粉末中のLPS量が増えるかどうかについて検討を行った。

0015

刈取り後、4℃に保存しておいたビデンスピローサ生葉20本を水道水で軽く洗い、約3cmの長さにハサミで切断した。切断したビデンスピローサを45Lのビニール袋に入れて口を結び、袋の中でビデンスピローサ切断物をよく混合した。混合したビデンスピローサをトレイ取り分け、トレイごとビニール袋で包み37℃のインキュベータに入れた。経時的に1皿ずつトレイを取り出し、すぐに−20℃に保存した。

0016

−20℃に保存しておいた全てのビデンスピローサを60℃で一晩乾燥させ、グラインダーで粉末にした。粉末にしたビデンスピローサ約1gを50mLチューブに移した。量後、100mg/mLになるように蒸留水を加えた。ボルテックスミキサーにて攪拌後、オートクレーブにて90℃、20分加熱した。放熱後、ボルテックスミキサーにて1分間攪拌、続いて37℃、10分超音波処理後、3500rpm、10分遠心分離を行った。遠心後の上清のLPS濃度を、リムラス試薬にて測定した。測定結果を乾燥粉末重量あたりで下記に示した。

0017

*LPS含量はエンドトキシン標準品(Escherichia coli UKT-B)としての値

0018

この結果から、予想通り、洗浄後、ビデンスピローサ共生菌の増殖に適した温度にて、放置する時間を長くすれば、発酵が進み、ビデンスピローサ乾燥粉末中のLPS含量が高まることが分かった。

0019

[ビデンスピローサ乾燥粉末を配合した青汁の試作
実施例1のように製造したビデンスピローサ発酵乾燥粉末を、下記のように大麦若葉、モロヘイヤ末、梅干しパウダーと混合することで粉末青汁ができる。この粉末青汁は、水50cc程度に懸濁すると、青臭さや苦味がなく、ややとろみ感のある飲みやすい飲料となる。

0020

0021

[ビデンスピローサ抽出エキスの製造方法]
沖縄、宮古島で自然栽培したビデンスピローサを、花が咲く前の草長30〜60cmの間に刈取り、水洗いし、網の上に拡げて野外で翌日まで放置して発酵乾燥させる。発酵乾燥ビデンスピローサをミル等で粗粉砕したものに5倍量の1,3−ブチレングリコールを加え軽く撹拌した後、11.33倍量のUV殺菌したイオン交換水を加え、軽く撹拌し室温で1週間抽出を行う。この抽出液ろ紙アドバンテック社アドヴァンテック社No.131)でろ過し、得られた溶液を80℃で30〜40分加熱殺菌することにより、化粧品用ビデンスピローサエキス(表示名:コシロノセンダングサエキス)を得た。

0022

[ビデンスピローサエキスを配合した化粧水の試作]
実施例4のように製造したビデンスピローサエキスを、下記の成分と組み合わせることで、化粧水ができる。こうして得られる化粧水は、かすかな草の香を残し、保湿作用に優れた化粧水となる。

実施例

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