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技術 不連続インク被覆を備えた電池電極の製造方法

出願人 コミッサリアアレネルジーアトミークエオゼネルジザルタナテイヴ
発明者 クロードギヨーム
出願日 2018年2月26日 (2年10ヶ月経過) 出願番号 2018-032091
公開日 2018年9月13日 (2年3ヶ月経過) 公開番号 2018-142537
状態 未査定
技術分野 電池用電極の担体または集電体 電池の電極及び活物質
主要キーワード 密封ハウジング 横方向間隔 中央区分 カレンダー加工装置 インク被覆 リチウムイオン型電池 追加段階 分離間隔
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年9月13日)のものです。
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図面 (13)

課題

品質を維持し利用が単純になるように最適化する電極製造工程の提供。

解決手段

不連続インク被覆を有する電池電極を製造する方法に関し、金属支持体(22)の第1の縦方向区分(26a)上にインクゾーン(16)と、支持体の少なくとも1つの第2の縦方向区分(26b)上に少なくとも1つの付加的インクゾーン(32)とを作成する段階であって、ゾーン(16,32)が共同で、第2の区分の少なくとも1つの付加的インクゾーン(32)が、第1の区分(26a)の2つの隣接インクゾーン(16)の間に形成された各陥凹ゾーン(40)に対して横方向に配置されるように配列された支持体被覆を形成する段階と、被覆(16,32)を備えた金属支持体(22)をカレンダー加工する段階であって、被覆の側に配置されたカレンダー加工ロールが、加工中に被覆とずっと接触している段階と、区分(26a,26b)を分離して電極を得る段階とを含む。

概要

背景

リチウムイオン電池電気化学中核は、負電極正電極、及びこれらの2つの電極間に配置されたセパレータを組み立てることにより構成される。この組立体は、液体電解質注入された密閉ケーシング内に配置される。

電極の製造は、最初に、金属箔インク被覆することからなり、このインクは、従来、例えば、活材料、PVDF高分子バインダ電気を通す材料などの電極の構成要素を含む。

インクが箔上に付着された後、組立体は、エネルギー密度多孔率電気伝導率などの電極に必要な特性を得るためにカレンダー加工される。カレンダー加工は、箔をカレンダーロール間に、製造される電極の縦方向に通すことによって行われる。これらのロールは、通常、回転駆動され、箔は、カレンダー加工装置内をロールとの接触によって前進させられる。

箔上のインク被覆は一般に連続である。しかしながら、縦方向に沿って互いに離間したゾーンの形でインクが存在しなければならない電池電極がある。この場合、ロールが運動中にインクゾーン陥凹ゾーンに交互に遭遇するので、カレンダー加工が難しくなりうる。したがって、ロール間の間隔は、陥凹ゾーンと接触するとすぐに小さくなり、それにより、インクゾーンの縁で電極の断面形状を制御するのが難しくなる。

更に、箔が、カレンダー加工ロールとの接触によって前進される場合、それらのロールを箔の陥凹ゾーンが通るとき牽引性が失われうる。

そのような欠点を克服するため、カレンダー加工される前にインク被覆が箔上に連続的に付着されてもよく、余分のインクは、カレンダー加工装置から出た後で除去される。この除去は、綿棒溶剤を使用して手作業で行われて、互いに離間したインクゾーンが作成される。他の技術(例えば、レーザアブレーション)が可能である。全ての場合に、カレンダー加工からの出口でインクの一部を除去するこの追加段階は、電極製造工程を著しく複雑にする。

したがって、そのような電極製造工程を、得られる製品品質を維持し同時に利用が単純になるように最適化する必要がある。

概要

品質を維持し利用が単純になるように最適化する電極製造工程の提供。不連続インク被覆を有する電池電極を製造する方法に関し、金属支持体(22)の第1の縦方向区分(26a)上にインクゾーン(16)と、支持体の少なくとも1つの第2の縦方向区分(26b)上に少なくとも1つの付加的インクゾーン(32)とを作成する段階であって、ゾーン(16,32)が共同で、第2の区分の少なくとも1つの付加的インクゾーン(32)が、第1の区分(26a)の2つの隣接インクゾーン(16)の間に形成された各陥凹ゾーン(40)に対して横方向に配置されるように配列された支持体被覆を形成する段階と、被覆(16,32)を備えた金属支持体(22)をカレンダー加工する段階であって、被覆の側に配置されたカレンダー加工ロールが、加工中に被覆とずっと接触している段階と、区分(26a,26b)を分離して電極を得る段階とを含む。

目的

本発明は、不連続インク被覆を有する電池電極の製造を最適化するための単純かつ独創的な解決策を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

不連続インク被覆を有する電池(100)用の少なくとも1つの電極(2)の製造方法において、前記電極が金属箔(14)を有し、前記金属箔(14)が、その2つの対向面(14a)の少なくとも一方の面上に、前記電極の縦方向(18)に沿って互いに離間した複数のインクゾーン(16)で被覆された方法であって、製造される前記電極の箔(14)より幅広金属支持体(22)の第1の縦方向区分(26a)上にインクゾーン(16)を作成し、前記支持体の横方向(30)に前記第1の区分(26a)からずれた前記支持体の少なくとも1つの第2の縦方向区分(26b)上に少なくとも1つの付加的インクゾーン(32)を作成する段階であって、前記第1の区分(26a)の前記インクゾーン(16)で構成された集まりが、前記横方向(30)に沿って隣接する少なくとも1つの第2の区分(26b)の各付加的インクゾーン(32)によって構成された前記集まりから横方向に離間され、前記インクゾーン(16)と各付加的インクゾーン(32)が共同で、前記支持体の前記2つの対向面(22a)の一方の面上に支持体被覆を構成して、第2の区分の少なくとも1つの付加的インクゾーン(32)が、前記第1の区分(26a)の2つの隣接インクゾーン間にある各陥凹ゾーン(40)に対して横方向である段階と、前記支持体(24)の横方向(30)に直角の前記支持体(24)の縦方向に沿った前記カレンダー加工ロール(42)の間の運動によって、被覆(16,32)を備えた前記金属支持体(22)をカレンダー加工する段階であって、前記支持体被覆(16,32)の側にある前記カレンダー加工ロール(42)が、カレンダー加工中に前記被覆とずっと接触している段階と、前記区分(26a,26b)を分離して、前記第1の区分(26a)を通る前記電極(2)と、前記第2の区分(26b)の少なくとも1つの区分を通る少なくとも1つの他の電極(2’)とを得る段階とを含む方法。

請求項2

少なくとも1つの第2の支持体区分(26b)が、前記支持体(22)の前記縦方向(24)に沿って付加的連続インクゾーン(32)で被覆された、請求項1に記載の方法。

請求項3

2つの第2の支持体区分(26b)が、前記第1の区分(26a)の各側に1つ配置され、前記2つの第2の区分それぞれが、前記支持体(22)の前記縦方向(24)に沿って付加的連続インクゾーン(32)で被覆された、請求項2に記載の方法。

請求項4

前記区分分離段階の後、前記第2の区分(26b)の少なくとも1つが、連続的インク被覆を有する別の電極(2’)を形成する、請求項2又は請求項3に記載の方法。

請求項5

少なくとも1つの第2の支持体区分(26b)が、前記支持体(22)の前記縦方向(24)に沿って互いに離間した複数の付加的インクゾーン(32)で被覆された、請求項1に記載の方法。

請求項6

幾つかの第2の支持体区分(26b)が、前記第1の区分(26a)の各側に1つ配置され、前記第2の区分(26b)がそれぞれ、前記支持体(22)の前記縦方向(24)に沿って互いに離間した複数の付加的連続インクゾーン(32)で被覆された、請求項5に記載の方法。

請求項7

前記インクゾーン(16)と前記付加的インクゾーン(32)が、前記支持体(22)上に互い違いに配置され、及び/又は、前記第1の区分(26a)の前記インクゾーン(16)によって構成された前記集まりが、前記横方向(30)に沿って隣接する少なくとも1つの第2の区分(26b)の前記付加的インクゾーン(32)によって構成された前記集まりと同一である、請求項5又は請求項6に記載の方法。

請求項8

前記インクゾーン(16)の前記縦方向長(L1)が、前記第2の区分(26b)の少なくとも1つの区分の前記付加的インクゾーン(32)の縦方向長(L2)とは異なり、及び/又は、2つの隣接インクゾーン(16)間の隙間(E1)が、前記第2の区分(26b)の少なくとも1つの区分の2つの付加的隣接インクゾーン(32)間の前記隙間(E1)とは異なる、請求項5又は請求項6に記載の方法。

請求項9

前記区分分離段階の後、前記第2の区分(26b)の少なくとも1つが、不連続インク被覆によって別の電極(2’)を構成する、請求項5〜8のいずれかに記載の方法。

請求項10

前記支持体(22)が、銅若しくはアルミニウム系材料又は炭素箔から作成された、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。

請求項11

前記カレンダー加工段階中に、前記インクで被覆された支持体(20)が、前記支持体と、回転駆動される前記カレンダー加工ロール(42)との接触によって前進される、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。

請求項12

前記支持体被覆の前記インクゾーン(16)と前記付加的インクゾーン(32)の前記厚さ(E)が、ほぼ同一である請求項1〜11のいずれかに記載の方法。

請求項13

前記金属支持体(22)の前記2つの対向面(22b)の他方もインクゾーン及び少なくとも1つの付加的インクゾーンで被覆された、請求項1〜12のいずれかに記載の方法。

請求項14

不連続インク被覆を有する電池用の少なくとも1つの電極(2)を製造するために使用するインク被覆(20)用の金属支持体において、前記電極が、2つの対向面(14a)の少なくとも一方の面上に前記電極の縦方向(18)に沿って互いに離間した複数のインクゾーン(16)で被覆された金属箔(14)を有するように設計された金属支持体であって、2つの対向面(22a)の少なくとも1つの面上に、前記支持体の第1の縦方向区分(26a)上のインクゾーン(16)と、前記支持体の横方向(30)に前記第1の区分からずれた、前記支持体の少なくとも1つの第2の縦方向区分(26b)上の少なくとも1つの付加的インクゾーン(32)とで被覆され、前記インクゾーン(16)と各付加的インクゾーン(32)は共同で、第2の区分(26b)の少なくとも1つの付加的インクゾーン(32)が、前記第1の区分(26a)の2つの隣接インクゾーン(16)の間に形成された各陥凹ゾーン(40)に対して横方向に配置されるように配列された支持体被覆を形成する金属支持体(22)を有し、前記第1の区分(26a)の前記インクゾーン(16)によって構成された集まりが、前記横方向(30)に沿って隣接する少なくとも1つの第2の区分(26b)の各付加的インクゾーン(32)によって構成された前記集まりから横方向に離間された金属支持体。

技術分野

0001

本発明は、不連続インク被覆を備えた電池電極の製造に関する。

0002

好ましくはリチウムイオン電池用電極に関連する。

背景技術

0003

リチウムイオン電池電気化学中核は、負電極正電極、及びこれらの2つの電極間に配置されたセパレータを組み立てることにより構成される。この組立体は、液体電解質注入された密閉ケーシング内に配置される。

0004

電極の製造は、最初に、金属箔インク被覆することからなり、このインクは、従来、例えば、活材料、PVDF高分子バインダ電気を通す材料などの電極の構成要素を含む。

0005

インクが箔上に付着された後、組立体は、エネルギー密度多孔率電気伝導率などの電極に必要な特性を得るためにカレンダー加工される。カレンダー加工は、箔をカレンダーロール間に、製造される電極の縦方向に通すことによって行われる。これらのロールは、通常、回転駆動され、箔は、カレンダー加工装置内をロールとの接触によって前進させられる。

0006

箔上のインク被覆は一般に連続である。しかしながら、縦方向に沿って互いに離間したゾーンの形でインクが存在しなければならない電池電極がある。この場合、ロールが運動中にインクゾーン陥凹ゾーンに交互に遭遇するので、カレンダー加工が難しくなりうる。したがって、ロール間の間隔は、陥凹ゾーンと接触するとすぐに小さくなり、それにより、インクゾーンの縁で電極の断面形状を制御するのが難しくなる。

0007

更に、箔が、カレンダー加工ロールとの接触によって前進される場合、それらのロールを箔の陥凹ゾーンが通るとき牽引性が失われうる。

0008

そのような欠点を克服するため、カレンダー加工される前にインク被覆が箔上に連続的に付着されてもよく、余分のインクは、カレンダー加工装置から出た後で除去される。この除去は、綿棒溶剤を使用して手作業で行われて、互いに離間したインクゾーンが作成される。他の技術(例えば、レーザアブレーション)が可能である。全ての場合に、カレンダー加工からの出口でインクの一部を除去するこの追加段階は、電極製造工程を著しく複雑にする。

0009

したがって、そのような電極製造工程を、得られる製品品質を維持し同時に利用が単純になるように最適化する必要がある。

課題を解決するための手段

0010

この必要を満たすために、本発明の第1の目的は、請求項1に示された特徴により、不連続インク被覆を有する少なくとも1つの電池電極を製造する方法である。

0011

したがって、本発明は、不連続インク被覆を有する電池電極の製造を最適化するための単純かつ独創的な解決策を提供する。カレンダー加工前に金属支持体に付着された付加的インクゾーンが、カレンダー加工中のロールの間隔の急な減少を防ぐ。したがって、インクゾーンの縁での電極の断面形状は、製造工程をより複雑にすることなく、より適切に制御される。これは、カレンダー加工の終わりに様々な区分を分離して、第1の区分を通る必要な電極を得るのに十分である。また、他の第2の区分を再使用又は再利用できるが、それらの区分のうちの少なくとも1つの区分が他の電極を構成する必要がある。したがって、言い換えると、必要な電極の品質を改善するために使用される要素は、第1の区分からの電極と同時にカレンダー加工される1つ又は幾つかの他の電極を構成する。

0012

更に、支持体がカレンダー加工ロールによって前進されるとき、ロールとインクで被覆された支持体との間に永久接触を提供することによって、移動中の支持体のがたつき及び駆動力喪失が回避される。

0013

最後に、本発明の固有原理は、金属支持体の2つの対向面の一方、又は好ましくはその表面の両方に適用されうることに注意されたい。

0014

本発明は、また、以下の選択的な特徴のうちの少なくともいずれか1つを個別又は組み合わせで含む。

0015

第1の好ましい実施形態によれば、少なくとも1つの第2の支持体区分は、支持体の縦方向に沿った付加的連続インクゾーンで被覆される。より好ましくは、2つの第2の支持体区分は、第1の区分の各側に1つ配置され、2つの第2の区分はそれぞれ、支持体の縦方向に沿った付加的連続インクゾーンで被覆される。

0016

したがって、前記区分分離段階の後で、第2の区分の少なくとも1つが、連続インク被覆を有する別の電極を形成できる。

0017

第2の好ましい実施形態によれば、少なくとも1つの第2の支持体区分が、支持体の縦方向に沿って互いに離間した複数の付加的インクゾーンで被覆される。より好ましくは、第1の区分の各側に幾つかの第2の支持体区分があり、第2の区分はそれぞれ、支持体の縦方向に沿って互いに離間した複数の付加的インクゾーンで被覆される。

0018

例えば、インクゾーンと付加的インクゾーンは、支持体上に互い違いにされ、及び/又は、第1の区分のインクゾーンによって構成された集まりは、横方向に沿って隣接する少なくとも1つの第2の区分の付加的インクゾーンによって構成された集まりと同一である。

0019

あるいは、インクゾーンの縦方向長は、第2の区分の少なくとも1つの付加的インクゾーンの縦方向長とは異なり、及び/又は、2つの隣接インクゾーンの隙間は、第2の区分の少なくとも1つの区分の2つの付加的隣接インクゾーンの隙間と異なる。

0020

前と同じように、前記区分分離段階の後で、第2の区分の少なくとも1つが、不連続インク被覆を有する別の電極を構成する。連続インク被覆を有する前の実施形態に関して、第2の区分がそれぞれ電極を構成することが好ましい。

0021

更に、支持体は、銅又はアルミニウム系材料又は炭素箔によって作成されることが好ましい。

0022

好ましくは、また前述のように、カレンダー加工段階中、インクで被覆された支持体は、支持体と回転駆動されるカレンダー加工ロールとの間の接触によって前進される。

0023

支持体被覆のインクゾーンと付加的インクゾーンの厚さはほぼ同一であることが好ましい。

0024

好ましくは、前述のように、金属支持体の2つの対向面の他方はまた、インクゾーン及び少なくとも1つの付加的インクゾーンで被覆されるという点で、本発明の固有の原理を備える。

0025

最後に、本発明の別の目的は、連続的インク被覆を有する少なくとも1つの電池電極を製造するために使用される、インクで被覆された金属支持体であり、前記電極は、2つの対向面の少なくとも一方の面上に電極の縦方向に沿って互いに離間した複数のインクゾーンで被覆された金属箔を含むように設計される。

0026

本発明によれば、金属支持体は、その2つの対向面の少なくとも1つの面上に、
支持体の第1の縦方向区分上のインクゾーンと、
支持体の横方向に第1の区分からずれた、支持体の少なくとも1つの第2の縦方向区分上の少なくとも1つの付加的インクゾーンとで被覆され、インクゾーンと各付加的インクゾーンが共同して、第2の区分の少なくとも1つの付加的インクゾーンが、第1の区分の2つの隣接インクゾーン間に形成された各陥凹ゾーンに対して横方向に配置されるように配列された支持体被覆を形成する。

0027

更に、第1の区分のインクゾーンによって構成された集まりが、横方向に沿って隣接した少なくとも1つの第2の区分の各付加的インクゾーンによって形成された集まりから横方向に離間される。

0028

本発明の他の利点及び特性は、以下の詳細な非限定的記述を読んだ後で明らかになる。

0029

この記述は、例えば添付図面に関連して行われる。

図面の簡単な説明

0030

本発明による製造方法の適用によって得られる要素を含むリチウムイオン電池の概略正面図である。
本発明による製造方法の適用によって得られる電池電極の概略縦断面図である。
代替実施形態を示す図2aと類似の図である。
本発明の第1の好ましい実施形態によるインクで被覆された金属支持体の平面図である。
図3の線IV−IVに沿った断面図である。
図2aの電極を得るために設計された製造方法で使用されるカレンダー加工段階の概略図である。
カレンダー加工によって得られた支持体区分の分離後に得られた電極を表す図である。
本発明の第2の好ましい実施形態による図3の図と類似の図である。
図7に示されたインクで被覆された金属支持体の概略平面図である。
図7図8に示されたインクで被覆された支持体のカレンダー加工段階の概略図である。
図9に示されたカレンダー加工によって得られた支持体区分の分離後に得られた電極を表わす図である。
本発明の更に別の好ましい実施形態による、図7の図と類似の図である。

実施例

0031

図1は、リチウムイオン型電池100を概略的に表わし、その中核は、正電極2と負電極4、その間のセパレータ6の組立体によって構成される。この電気化学的中核は、液体電解質10で満たされた密封ハウジング8内に配置される。更に既知の方法で、2つの電極2,4は、レシーバ12に接続される。

0032

本発明は、電極2,4を製造することを目的とし、電極2,4は、厳密又は概略的に同じ手法で製造されうる。したがって、本明細書では、正電極2の製造についてのみ記述する。

0033

図2aは、本発明による方法によって得られる電極の設計をより詳細に示す。電極2は、不連続インク被覆を有するものであり、金属箔14を含み、その表面14aに、電極2の縦方向18に互いに離間した複数のインクゾーン16が作成される。後述されるカレンダー加工段階の後で、得られる電極は、厚さ約10〜20μmの金属箔を有し、各インクゾーンの厚さは、約80〜400μmである。このインクは、従来、電極2の構成要素、即ち、例えば、この電極での反応を可能にする活材料、又は高分子バインダ及び電気を通す材料を含む。したがって、このインクは、銅若しくはアルミニウム系材料、又は別の材料(例えば、炭素箔)から作成された箔の表面14aに配置される。

0034

図2bは、2つの対向面14a,14bがそれぞれ複数のインクゾーン16を有し、これらのゾーンが、箔によって規定された平面に対して好ましくは対称的に配置された代替実施形態を表わす。しかしながら、説明を分かりやすくしかつ単純にするために、以下では、電極の2つの反対面14aの一方だけにインク16が被覆された図2aに示された実施形態についてのみ述べる。

0035

最初に、図3図4を参照すると、インクで被覆された金属支持体が作成され、全体参照数字20によって示される。金属支持体自体は、支持体22と、支持体22の縦方向24に沿って互いに離間されたインクゾーン16とを含む。そのようなインクゾーン16は、支持体22上のほぼ中心にある第1の縦方向区分26a上に作成される。この区分26aの幅は、必要な電極幅とほぼ同一である。したがって、金属支持体22の横方向30の幅は、必要な電極幅より大きい。2つの第2の区分26bは、第1の縦方向区分26aの両側に提供され、第2の区分26bそれぞれ上に付加的連続インクゾーン32が付着される。この場合、各ゾーン32は、横方向30に直角な縦方向24に平行なストリップの形である。ストリップの形の付加的インクゾーン32の幅は、インクゾーン16の幅より小さいことが好ましい。

0036

したがって、金属支持体22は、その表面22a上に、第1の中央区分26a上のインクゾーン16だけでなく、第1の区分から横方向にずれた第2の区分26b上の付加的連続インクゾーン32によって被覆される。これらのゾーン16,32の組み合わせは支持体被覆を構成し、その支持体被覆内で、これらの各ゾーンの厚さEは、図4に概略的に示されたようにほぼ等しい。また、図2bに示されたタイプの電極が必要とされるとき、対向面22bが表面22aと同じように被覆されることに注意されたい。

0037

この設計の結果、支持体被覆内の付加的インクゾーン32それぞれの部分が、第1の区分の2つの隣接インクゾーン16の間に縦方向にある各陥凹ゾーン40の横に配置される。

0038

インク20で被覆されたこの金属支持体が作成された後で、金属支持体は、適切なカレンダー加工装置40内でカレンダー加工される。図5に概略的に示されたように、詳細には、この装置は、カレンダー加工ロール42を備え、そのロール42の間で、被覆支持体20が、支持体22の縦方向24に平行な進行方向44に沿って前進される。これらの2つのロール42は、好ましくは、クロムめっきされ、電極の通過時に高い圧力を加えることができ、この圧力は、例えば、40トンもの高さでよい。その結果生じる圧縮が、エネルギー密度や電気伝導率などの電池の特性を最適化する。付加的インクゾーン32の存在によって、2つのロール間の分離距離は、被覆支持体20の進行中、図5に概略的に示されたような陥凹ゾーン40の通過中もずっと同じままである。このとき、ロール42は、被覆支持体20の外側で2つのインクバンド32上に乗る。最初、これにより、インクゾーン16の縦方向端のカレンダー加工不良が防止される。しかしながら、ロール42と被覆支持体20の接触によって、これらの要素間の接触が正確に維持されるので、この支持体の前進の連続性が維持される。カレンダー加工ロール42は、移動方向44に垂直な軸のまわりにモータ駆動されることが好ましい。また、これらのロール42と被覆支持体20の単一接触によって、この支持体が縦方向24に移動する。

0039

この点で、カレンダー加工が連続的に行われ、ロール42から出力された支持体を巻き付けて、後で巻き戻して縦方向に切断できることに注意されたい。あるいは、縦方向の切断は、カレンダー加工ロール42を通った直後に想定されうる。

0040

このカレンダー加工段階の後、したがって、インク被覆の側上のロール42が、この移動被覆でずっと被覆している間、3つの区分26a,26bを、例えばレーザー切断又は分割によって分離する段階が行われる。図6に概略的に示されたように、図2aに示された電極2は、第1の区分から得られる。次に、第2の区分26bから得られた他の2つの部分はそれぞれ、第2の支持体区分22に対応する箔14’から形成された電極2’を構成し、その表面14a’が付加的連続インクゾーン32で被覆される。したがって、連続インク被覆を有する2つの電極2’ができ、他の電池で使用できる。あるいは、インク32は、後で他の電極の製造に使用するために箔14’から除去されうる。

0041

図7図8は、被覆金属支持体20と前述の支持体との間に多くの類似点がある本発明の第2の好ましい実施形態を示す。この場合、違いは、支持体22の第1の区分26aの両側に配置された第2の区分26b上に、幾つかの付加的インクゾーン32を互いに縦方向に離間して形成するように、インクが連続に付着されず不連続であることにある。したがって、この実施形態では、支持体22は、3つの区分22によって構成される。しかしながら、区分のこの数は、2つから3つを超える数まで変化でき、範囲は、この支持体が通るカレンダー加工ロールの長さによって決定される。例えば、このロールの長さは、約250mmでよい。

0042

いずれにしても、インクゾーン16と付加的インクゾーン32からなる支持体被覆が互い違いになるように編成される。この結果、各第2の区分26b内の少なくとも1つの付加的インクゾーン32が、2つの隣接インクゾーン16の間にある各陥凹ゾーン40に対して横方向に配置される。しかしながら、第1の区分内のインクゾーン16は、特定の第2の区分内の2つの付加的隣接インクゾーン32の間にある各中空ゾーン50に対して横方向に配置される。図7にも示されたように、適用された互い違い配列は、インクゾーン16と付加的インクゾーン32が部分的に縦方向24に重なるものである。

0043

図9に関連して、第1の好ましい実施形態について図5に関連して述べたものと類似のカレンダー加工段階が行われる。したがって、被覆支持体20は、ロール42間を移動方向44に前進する。付加的インクゾーン32があるため、2つのロール42間の分離間隔は、支持体の前進中、更には図9に概略的に示されたような陥凹ゾーン40の通過中でも、常に一定のままである。この瞬間、2つのロール42の間隔は、上側ロール42と、ロール42を通過している陥凹ゾーン40の横にある2つの付加的インクゾーン32との接触によって維持される。

0044

前述した第1の実施形態に関して、第1の区分を通る電極2を形成し、第2の区分26bのうちの1つからそれぞれ得られた2つの電極2’を形成するために、区分を分離する段階が実行される。この場合、電極2’はそれぞれ、箔14’の表面14a’上に付加的インクゾーン32から形成された不連続インク被覆を有する。したがって、2つの区分26bから得られた2つの電極2’の設計は、電極2の設計と同じでよく、したがって、類似の電池を製造するための電極を構成する。

0045

図11に概略的に示された別の異なる実施形態によれば、第2の区分26b上に被覆された付加的インクゾーン32の形状及び寸法が、第1の区分のインクゾーン16の形状及び寸法と異なってもよいことが分かる。詳細には、インクゾーン16の縦方向長L1は、付加的インクゾーン32の縦方向長L2と異なりうる。同様に、各付加的インクゾーン32の縦方向長L2は、2つの区分26b内で異なってもよい。これと同じことは、インクゾーン16の隙間E1と、2つの区分26bそれぞれの付加的インクゾーン32の隙間E2にも当てはまる

0046

最後に、更に図11に関連して、第1の区分26a内のインクゾーン16が、各第2の区分26bの付加的インクゾーン32から横方向に離間しており、インクゾーンのこれらの集まりの横方向間隔E1が非ゼロになることに注意されたい。

0047

本件の専門家は、非限定的な例によって示されたように本発明に対して様々な変更を行えることは明らかである。

0048

2,2’電極
14金属箔
14a,14b 面
16インクゾーン
18縦方向
22金属支持体
24支持体
26a、26b縦方向区分
30 横方向
32 付加的インクゾーン
40陥凹ゾーン
42カレンダー加工ロール
100 電池

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