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技術 管継手

出願人 株式会社クボタケミックス
発明者 今久保謙一郎原田潤川畑一洋土岸教通
出願日 2017年2月24日 (3年2ヶ月経過) 出願番号 2017-033388
公開日 2018年9月6日 (1年8ヶ月経過) 公開番号 2018-138800
状態 未査定
技術分野 分岐管・ベンド等 管・ケーブルの支持具
主要キーワード 管端内面 アーム受 取付け場所 ねじ部品 分割端 材質毎 取付け座 塩化ビニール製
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年9月6日)のものです。
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図面 (20)

課題

給水栓エルボのような継手本体を任意の位置や方向で取り付けることができる管継手を提供する。

解決手段

管継手10は、継手本体12およびその継手本体を構造物に取り付けるための台座部14を含む。継手本体12は、90°に曲がった曲管部16とその両端に形成され、同じ外径の第1および第2直管部18を有し、台座部14は、取付け部20とこの取付け部と一体的にしかしオフセットを有して形成される保持部22を有する。第1直管部または第2直管部が保持部に篏合され、保持部に形成された凹部24に継手本体に形成された凸部26が係合する。保持部に挿入する直管部を変更したり、凸部が係合する凹部を変更したりすることによって、継手本体を任意の位置、任意の方向で取り付けることができる。

概要

背景

この発明の背景となる従来の管継手が特許文献1‐4にそれぞれ開示されている。

特許文献1に開示されている管継手は、供給口と流出口を有する継手本体にこの継手本体を内壁等の取付け面取付け取付け座を設けた座付継手である。

特許文献2に開示されている管継手は、管状の継手本体と、継手本体の外側面に取着される取着部、及び取着部の端部から外方向に延出され被取付面に当接させる当接面を有する取付け部を備える座部材を含む。

特許文献3に開示されている管継手では、取付け座のアーム受容部に給水栓エルボアームを挿入した状態で、取付け座の取付け面が、給水栓受口の軸線に直交する方向に延びて配置される。

特許文献4に開示されている管継手では、給水栓エルボの受容部に形成された受口に取付け座の挿入部を挿入し、取付け座と固定部とをビスを用いて固定する。

概要

給水栓エルボのような継手本体を任意の位置や方向で取り付けることができる管継手を提供する。 管継手10は、継手本体12およびその継手本体を構造物に取り付けるための台座部14を含む。継手本体12は、90°に曲がった曲管部16とその両端に形成され、同じ外径の第1および第2直管部18を有し、台座部14は、取付け部20とこの取付け部と一体的にしかしオフセットを有して形成される保持部22を有する。第1直管部または第2直管部が保持部に篏合され、保持部に形成された凹部24に継手本体に形成された凸部26が係合する。保持部に挿入する直管部を変更したり、凸部が係合する凹部を変更したりすることによって、継手本体を任意の位置、任意の方向で取り付けることができる。

目的

この発明の主たる目的は、新規な、継手本体とそれを取り付けるための台座部を有する、管継手を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

直角に曲がる曲管部とその曲管部の両端からそれぞれ延びて形成される同じ外径を有する第1直管部および第2直管部を含む継手本体、および前記継手本体とは別体であって、構造物に取り付けられる取付け部と前記継手本体を保持する保持部を含む台座部を備え、前記保持部は前記第1直管部または前記第2直管部が嵌合する内面を有し、さらに前記保持部に形成される第1係合部、および前記継手本体に形成されて前記第1係合部と係合する第2係合部を備え、前記第1係合部および前記第2係合部は前記第1直管部または前記第2直管部の周方向において90°間隔で前記保持部と前記第1直管部または前記第2直管部とを固定的に保持する、管継手

請求項2

前記保持部は、前記取付け部の前端から突出して前記取付け部と一体的に形成される、請求項1記載の管継手。

請求項3

前記取付け部は前記取付け部を前記構造部へ取り付けるための取付け孔を有し、前記取付け孔は平面視で前記保持部に重ならない位置に形成される、請求項1または2記載の管継手。

請求項4

前記第1係合部は凹部および凸部の一方であり、前記第2係合部は凹部および凸部の前記一方に係合する凸部および凹部の他方である、請求項1ないし3のいずれかに記載の管継手。

技術分野

0001

この発明は、管継手に関し、特にたとえば、給水栓エルボのような継手本体をそれとは別体の台座部によって構造物に取り付ける、管継手に関する。

背景技術

0002

この発明の背景となる従来の管継手が特許文献1‐4にそれぞれ開示されている。

0003

特許文献1に開示されている管継手は、供給口と流出口を有する継手本体にこの継手本体を内壁等の取付け面取付け取付け座を設けた座付継手である。

0004

特許文献2に開示されている管継手は、管状の継手本体と、継手本体の外側面に取着される取着部、及び取着部の端部から外方向に延出され被取付面に当接させる当接面を有する取付け部を備える座部材を含む。

0005

特許文献3に開示されている管継手では、取付け座のアーム受容部に給水栓エルボのアームを挿入した状態で、取付け座の取付け面が、給水栓受口の軸線に直交する方向に延びて配置される。

0006

特許文献4に開示されている管継手では、給水栓エルボの受容部に形成された受口に取付け座の挿入部を挿入し、取付け座と固定部とをビスを用いて固定する。

先行技術

0007

特開2004-150191 [E03C 1/020 B22C 9/06 B29C 45/40 F16L 5/00 B29L 31:24]
特開2013-160006 [E03C 1/00 F16L 3/00]
実開平5-61587 [F16L 3/00]
実開平5-615887 [F16L 3/00]

発明が解決しようとする課題

0008

特許文献1の管継手では、芯出し表示の特徴はあるが、取付け位置が限定される。特許文献2の管継手では、上面または背面取付けには対応できるが、側面取付けには対応できない。特許文献3または4の管継手では、上面、側面または背面取付けには対応できるが、高さは変更できない。

0009

それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、継手本体とそれを取り付けるための台座部を有する、管継手を提供することである。

0010

この発明の他の目的は、上面、側面または背面取付けに対応でき、しかも高さの変更も可能な、継手本体とそれを取り付けるための台座部を有する、管継手を提供することである。

課題を解決するための手段

0011

この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および捕捉説明などは、本発明の理解を助けるために後述する実施の形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。

0012

第1の発明は、直角に曲がる曲管部とその曲管部の両端からそれぞれ延びて形成される同じ外径を有する第1直管部および第2直管部を含む継手本体、および継手本体とは別体であって、構造物に取り付けられる取付け部と継手本体を保持する保持部を含む台座部を備え、保持部は第1直管部または第2直管部が嵌合する内面を有し、さらに保持部に形成される第1係合部、および継手本体に形成されて第1係合部と係合する第2係合部を備え、第1係合部および第2係合部は第1直管部または第2直管部の周方向において90°間隔で保持部と第1直管部または第2直管部とを固定的に保持する、管継手である。

0013

第1の発明では、管継手(10:実施例において相当する部分を例示する参照符号。以下同様。)は、継手本体(12)およびこの継手本体を構造物(38)へ取り付けるための台座部(14)を含む。継手本体は、直角に曲がる曲管部(16)とその曲管部の両端からそれぞれ延びて形成される同じ外径を有する第1直管部(18A)および第2直管部(18B)を含む。台座部は、継手本体とは別体であり、構造物に取り付けられる取付け部(26)と継手本体を保持する保持部(30)を含む。保持部は第1直管部または第2直管部が嵌合する内面を有し、この保持部には、第1係合部(32A,32B;40,42;40;50,42)が形成される。第1係合部は、継手本体に形成される第2係合部(24A,24B;44A,44B,46A,46B;46A,46B;46A,46B)と係合する。第1係合部および第2係合部は第1直管部または第2直管部の周方向において90°間隔で保持部と第1直管部または第2直管部とを固定的に保持する。

0014

第1の発明によれば、台座部の保持部には継手本体の2つの直管部のどらでも篏合でき、さらに、第1係合部および第2係合部によって保持部と直管部とを直管部の周方向において90°間隔で固定的に保持できるので、第1係合部および第2係合部の係合位置を変更することによって、上面、側面または背面取付けに対応でき、しかも保持部に篏合する直管部を変更することによって、高さの変更も可能である。

0015

第2の発明は、第1の発明に従属し、保持部は、取付け部の前端から突出して取付け部と一体的に形成される、管継手である。

0016

第2の発明では、保持部(30)はオフセット(34)を有して、取付け部(26)の、保持部の管軸方向において前端から突出するように形成される。

0017

第2の発明によれば、オフセットが形成されているので、保持部の後端側から直管部を篏合させても、後ろにある壁などとの干渉を回避することができる。

0018

第3の発明は、第1または第2の発明に従属し、取付け部は取付け部を構造部へ取り付けるための取付け孔を有し、取付け孔は平面視で保持部に重ならない位置に形成される、管継手である。

0019

第3の発明では、取付け部(26)には、保持部(30)と重ならない位置に、取付け孔(36)が形成される。少なくとも1対の取付け孔があればよく、2対すなわち4つ以上の取付け孔があってもよい。

0020

第3の発明によれば、取付け孔は平面視で保持部に重ならない位置に形成されるので、取付け部を構造物に取り付ける際、または構造物から取付け部を取り外す際に、保持部が邪魔にならない。

0021

第4の発明は、第1ないし第3のいずれかの発明に従属し、第1係合部は凹部および凸部の一方であり、第2係合部は凹部および凸部の前記一方に係合する凸部および凹部の他方である、管継手である。

発明の効果

0022

この発明によれば、第1係合部および第2係合部の係合位置を変更することによって、上面、側面または背面取付けに対応でき、しかも保持部に篏合する直管部を変更することによって、高さの変更も可能である。

0023

この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。

図面の簡単な説明

0024

図1はこの発明の一実施例の管継手を示す斜視図である。
図2図1実施例の継手本体を示す概略図であり、図2(A)が平面図であり、図2(B)が正面図であり、図2(C)が右側面図であり、図2(D)が底面図であり、図2(E)が図2(C)の線II(E)‐II(E)における断面図である。
図3図1実施例の台座部を示す概略図であり、図3(A)が平面図であり、図3(B)が正面図であり、図3(C)が右側面図であり、図3(D)が背面図であり、図3(E)が底面図である。
図4図1および図2に示す継手本体を図1および図3に示す台座部を用いて上座で取り付けた状態を示す概略図であり、図4(A)が斜め前方から見た図であり、図4(B)が右から見た図であり、図4(C)が図4(B)の線IV(C)‐IV(C)における断面図である。
図5図1および図2に示す継手本体を図1および図3に示す台座部を用いて上座で取り付けた状態を示す概略図であり、特に保持部と直管部の相対位置を図4とは変更した状態を示す。
図6図1および図2に示す継手本体を図1および図3に示す台座部を用いて上座で取り付けた状態を示す概略図であり、特に保持部と直管部の相対位置を図4とは変更した別の状態を示す。
図7図1および図2に示す継手本体を図1および図3に示す台座部を用いて横座で取り付けた状態を示す概略図であり、図7(A)が底面から見た図であり、図7(B)が右から見た図である。
図8図1および図2に示す継手本体を図1および図3に示す台座部を用いて横座で取り付けた状態を示す概略図であり、特に保持部に保持する直管部を図7とは変更しかつ保持部と直管部の相対位置を図7とは変更した状態を示す。
図9図1および図2に示す継手本体を図1および図3に示す台座部を用いて背面上座で取り付けた状態を示す概略図であり、図9(A)が斜め前から見た図であり、図9(B)が右から見た図である。
図10図1および図2に示す継手本体を図1および図3に示す台座部を用いて背面下座で取り付けた状態を示す概略図であり、図10(A)が斜め前から見た図であり、図10(B)が右から見た図である。
図11はこの発明の第2の実施例の台座部を示す概略図であり、図11(A)が平面図であり、図11(B)が正面図であり、図11(C)が右側面図であり、図11(D)が図11(C)の線XI(D)‐XI(D)における断面図であり、図11(E)が底面図である。
図12は第2の実施例の継手本体を示す概略図であり、図12(A)が平面図であり、図12(B)が正面図であり、図12(C)が右側面図であり、図12(D)が底面図であり、図12(E)が図12(C)の線XII(E)‐XII(E)における断面図である。
図13図12に示す継手本体を図11に示す台座部を用いて上座で取り付けた状態を示す概略図であり、図13(A)が右から見た図であり、図13(B)が図13(A)の線XIII(B)‐XIII(B)における断面図である。
図14図12に示す継手本体を図11に示す台座部を用いて上座で取り付けた状態を示す概略図であり、特に保持部と直管部の相対位置を図13とは変更した状態を示す。
図15図12に示す継手本体を図11に示す台座部を用いて上座で取り付けた状態を示す概略図であり、特に保持部と直管部の相対位置を図13とは変更した別の状態を示す。
図16はこの発明の第3の実施例の台座部を示す概略図であり、図16(A)が平面図であり、図16(B)が正面図であり、図16(C)が右側面図であり、図16(D)が底面図であり、図16(E)が図16(C)の線XVI(E)‐XVI(E)における断面図である。
図17は第3の実施例の継手本体を示す概略図であり、図17(A)が平面図であり、図17(B)が正面図であり、図17(C)が右側面図であり、図17(D)が底面図であり、図17(E)が図17(C)の線XVII(E)‐XVII(E)における断面図である。
図18図17に示す継手本体を図16に示す台座部を用いて上座で取り付けた状態を示す概略図であり、図18(A)が右から見た図であり、図18(B)が図18(A)の線XVIII(B)‐XVIII(B)における断面図である。
図19図17に示す継手本体を図16に示す台座部を用いて上座で取り付けた状態を示す概略図であり、特に保持部と直管部の相対位置を図18とは変更した状態を示す。
図20図17に示す継手本体を図16に示す台座部を用いて上座で取り付けた状態を示す概略図であり、特に保持部と直管部の相対位置を図18とは変更した別の状態を示す。
図21はこの発明の第4の実施例の台座部を示す概略図であり、図21(A)が平面図であり、図21(B)が正面図であり、図21(C)が右側面図であり、図21(D)が底面図である。
図22は第4の実施例の継手本体を示す概略図であり、図22(A)が平面図であり、図22(B)が正面図であり、図22(C)が右側面図であり、図22(D)が底面図であり、図22(E)が図22(C)の線XXII(E)‐XXII(E)における断面図である。
図23図22に示す継手本体を図21に示す台座部を用いて上座で取り付けた状態を示す概略図であり、図23(A)が右から見た図であり、図23(B)が図23(A)の線XXIII(B)‐XXIII(B)における断面図である。
図24図22に示す継手本体を図21に示す台座部を用いて上座で取り付けた状態を示す概略図であり、特に保持部と直管部の相対位置を図23とは変更した状態を示す。
図25図22に示す継手本体を図21に示す台座部を用いて上座で取り付けた状態を示す概略図であり、特に保持部と直管部の相対位置を図23とは変更した別の状態を示す。
図26図21に示す台座部を変形した第4の実施例の変形例を示す図解図である。

実施例

0025

図1を参照し、この発明の一実施例の管継手10は、継手本体12と、この継手本体12を構造物へ取り付けるための台座14を含む。

0026

さらに図2を参照して、この実施例の継手本体12は、一例として、給水栓エルボである。この継手本体12は全体として、塩化ビニールポレオレフィン系樹脂エンジニリアリングプラスチックなどの合成樹脂、金属などで形成される。

0027

継手本体12は、90゜に湾曲した曲管部16と、この曲管部16の両端からそれぞれ一体的に形成された直管部18Aおよび18Bを含む。第1直管部である直管部18Aは曲管部16から水平に配置され、第2直管部である直管部18Bは垂直に配置される。直管部18Aおよび18Bは同じ外径を有する。

0028

ただし、水平の直管部18Aの管端内面には、給水栓を取り付けることができる雌ねじ20が形成される。この雌ねじ20は、継手本体12が樹脂製であればインサートとして形成される。垂直の直管部18Bの管端は受口22(図2(E))として形成され、たとえば給水管(図示せず)の管端の差し口(図示せず)を挿入することによって、継手本体12が給水管に接続される。

0029

さらに、図1および図2に示す実施例の継手本体12には、曲管部16からそれぞれの直管部18Aおよび18B上に突出して、凸部24Aおよび24Bが形成される。これら凸部24Aおよび24Bは、直管部18Aおよび18Bの周方向において、それぞれ、90°の間隔で互いに対応させて4つ形成される。

0030

具体的には、1つの凸部24Aが直管部18Aの管頂図2(B))に位置し、その凸部24Aから90°毎に他の3つの凸部24Aが形成される。同様に、1つの凸部24Bが直管部18Bの管頂に位置し、その凸部24Bから90°毎に他の3つの凸部24Bが形成される。

0031

図1および図3に示す台座部14は、取付け部26を含み、取付け部26は、構造物(図示せず)側に向けられる裏面26aと表面26bとを有する板状に形成される。実施例では、裏面26aは取付け面となるため平坦面として形成される。表面26bは取付け部26の幅方向両端から中央に向かうにつれて徐々に肉厚に形成され、その中央部において支持部28を介して、上述の継手本体12の直管部18Aまたは18Bを保持するための保持部30が一体的に形成される。

0032

保持部30の内面は、継手本体12の直管部18Aおよび18Bの外面に添う形状に形成される。実施例では、保持部30は直管部18Aおよび18Bの外径と等しいかそれより僅かに大きい内径を有しかつ保持部30の管軸方向に一定の幅を持つ環状板状に形成される。

0033

保持部30の管軸方向の両端には、管軸方向においてそれぞれ奥側に凹む凹部32Aおよび32Bが形成される。これら凹部32Aおよび32Bは、それぞれ、保持部30の周方向において、90°の間隔で4つ互いに対応させて形成される。

0034

1つの凹部32Aが保持部30の管頂(図3(B))に位置し、その凹部32Aから90°毎に他の3つの凹部32Aが形成される。同様に、1つの凹部32Bが保持部30の管頂(図4(D))に位置し、その凹部32Bから90°毎に他の3つの凹部32Bが形成される。

0035

このように、保持部30の管軸方向先端に形成された4つの凹部32Aおよび保持部30の管軸方向後端に形成された4つの凹部32Bが90°間隔で周方向においてそれぞれ対応する位置に形成される。そして、前述したように凸部24Aの1つが直管部18Aの管頂位置に形成され、凹部32Aおよび32Bのそれぞれの1つが保持部30の管頂位置に形成されているので、凸部24Aと凹部32Aおよび32Bはすべて、水平の直管部18Aの周方向において、互いに対応する位置に90°毎に形成される。他方、上述のように直管部18Aに形成された4つの凸部24Aと直管部18Bに形成された4つの凹部32Bが周方向において互いに対応する位置に形成される。

0036

取付け部26は保持部30の管軸方向に一定の幅を有して板状に形成されるが、保持部30は、この取付け部26の管軸方向の前端(図4(C))において、取付け部26の表面側に、支持部28によって、取付け部26と一体的に形成される。したがって、保持部30は、平面視において、取付け部26から前方に突出する。つまり、保持部30は取付け部26に対して図4(C)に示すオフセット34を有して形成される。このオフセット34は、後述するように、継手本体12の直管部18Aを保持部30で保持したときに、継手本体12と壁(図示せず)との干渉を回避するために設定されている。

0037

取付け部26には管軸方向のほぼ中央に、管軸方向に直交する方向すなわち保持部30の幅方向に間隔を隔てて、1対の取付け孔36が形成される。たとえば、取付け部26の裏面26aを構造物(図示せず)に押し当て、取付け部26の表面26b側から取付け孔36にタッピングねじを螺入して、取付け部26を構造物に取り付ける。取付け孔36は、平面視において保持部30と重ならない位置に形成される。つまり、取付け孔36は、保持部30の管径より大きい間隔を隔てて形成される。したがって、取付け部26を構造物へ取り付けるときだけでなく、構造物から取付け部を取り外すときにも保持部30の干渉がなく(保持部が邪魔にならないので)、作業がし易い。

0038

ただし、取付け孔36は、少なくとも1対あればよく、2対すなわち4つ以上の取付け孔があってもよい。この場合、必要なら、取付け部26の面積(大きさ)を変更すればよい。

0039

図1図3に示す実施例の管継手において、図4に示す取付け状態は、いわゆる上座取付け状態である。この上座取付け状態では、まず、台座部14の取付け部26の裏面26aを図4(B)に示すように上側の構造物38の下面に当てて、取付け孔36にたとえばタッピングねじ(図示せず)を螺入し、その構造部38に取付け部26を取付ける。

0040

そして、継手本体12の水平直管部18Aを台座部14の保持部30内へ、保持部30の管軸方向後端から挿入し、直管部18Aの外周面上に突出する凸部24Aを、保持部26の後端の凹部32Bへ篏合させる。このとき、特に図4(C)からよくわかるように、直管部18Aの管頂位置に突出している凸部24Aを保持部30の管頂位置に形成された後端凹部32Bへ係合させ、残りの凸部18Aを残りの凹部32Bの対応するものに係合させる。これによって、すべての凸部24Aがすべての凹部32Bに係合するので、保持部30は直管部18Aを固定的に保持することができる。したがって、図4(C)に示すように、直管18Aが水平に配置され、直管部18Bが垂直に配置される。

0041

ただし、継手本体12と台座部14とを固定する手段、たとえば接着などを用いれば、図4の状態(および後述の各状態)を安定的に保持することができる。

0042

なお、図4に示す上座状態では、台座部14にオフセット34を設定しているので、保持部30すなわち直管部18A(ねじ20を有する)を、室内壁37に形成した貫通孔37aを通して室内側に臨ませることができる。つまり、台座部14の保持部30が、室内壁37の貫通孔37a内にあっても、図4のような上座や後述の横座として、構造物38に取り付けることが可能となる。その意味で、オフセット34は、保持部30の取付け部26からの前方への突出量を規定するということができる。

0043

ただし、このようなオフセット34は、管継手10の後方にこの管継手10を取り付けるためのものではない奥壁39がある場合でも、継手本体12と奥壁39との干渉が回避でき、取付け場所の制限が可及的緩和され得るという別の利点ももたらす。

0044

ただし、オフセット34の大きさは、保持部30の取付け部26の前方への必要な突出量に応じて設定すればよい。

0045

図5に示す上座取付け状態では、図4(C)の取付け状態に比べて、直管部18Aおよび18Bが、直管部18Bを右にして、それぞれ水平に配置される。図4(C)では保持部30の管頂位置の後端凹部32Bに直管部18Aの管頂位置の凸部24Aを係合させた。これに対して、図5の場合、図4(C)で保持部30の管頂位置の凹部32Bに係合させた凸部から時計方向図4(C)において)に90°離れた位置に形成されている凸部24Aを、保持部30の管頂位置の凹部32Bに係合させる。つまり、図4(C)の係合位置から反時計方向に90°ずらせた係合位置で凸部24Aと凹部32Bを係合させる。

0046

これに対して、図6に示す上座取付け状態では、図4(C)の取付け状態に比べて、直管部18Aおよび18Bが、直管部18Bを左にして、それぞれ水平に配置される。図4(C)では保持部30の管頂位置の後端凹部32Bに直管部18Aの管頂位置の凸部24Aを係合させた。これに対して、図6の場合、図4(C)で保持部30の管頂位置の凹部32Bに係合させた凸部から反時計方向(図4(C)において)に90°離れた位置に形成されている凸部24Aを、保持部30の管頂位置の凹部32Bに係合させる。つまり、図4(C)の係合位置から時計方向に90°ずらせた係合位置で凸部24Aと凹部32Bを係合させる。

0047

図7に示す取付け状態は、いわゆる横座取付け状態である。この横座取付け状態では、まず、台座部14の取付け部26の裏面26aを図7(A)に示すように横側の構造物38の側面(横壁)に当てて、取付け孔36にたとえばタッピングねじ(図示せず)を螺入し、その構造部38に取付け部26を取付ける。このとき、図7(B)に示すように、台座部14において保持部30が下側に向くように取り付けられる。つまり、保持部30は、後端側の凹部32Bが上になり前端側の凹部32Aが下になるよう配置される。

0048

そして、継手本体12の垂直直管部18Bを台座部14の保持部30内へ、保持部30の管軸方向後端(図7(B)で上端)から挿入し、直管部18Bの外周面上に突出する凸部24Bを、保持部26の後端の凹部32Bへ篏合させる。このとき、特に図7(C)からよくわかるように、直管部18Bの管頂位置に突出している凸部24Bを保持部30の管頂位置から時計方向(図7(A))において90°ずれた凹部32Bへ係合させ、残りの凸部18Bを残りの凹部32Bの対応するものに係合させる。これによって、すべての凸部24Bがすべての凹部32Bに係合するので、保持部30は直管部18Bを固定的に保持することができる。したがって、図7(B)に示すように、継手本体12は、直管部18Aが水平に配置され、直管部18Bが垂直に配置される。

0049

なお、横座状態において、凹部32Bと係合する凸部24Bを図7に示すものとは180°ずらせることによって、水平の直管部18Aの管端の方向を図7(A)とは逆に変更することができる。

0050

さらに、図7の横座状態では、保持部26の後端側の凹部32Bが上になり前端側の凹部32Aが下になるように、台座部14の取付け部26を水平状態とした。しかしながら、図8に示すように、保持部26の後端側の凹部32Bが右(または左)になり前端側の凹部32Aが左(または右)になるように、台座部14の取付け部26を垂直状態に配置して、横の構造物38に取付け部26を取り付けることができる。

0051

そして、その状態で、保持部30に直管部18Aを保持部30の後端から篏合させ、その際に図4図6のいずれかに示すように角度を変えることも可能である。

0052

図9に示す取付け状態は、いわゆる背面上座取付け状態である。この背面上座取付け状態では、まず、台座部14の取付け部26の裏面26aを図9(B)に示すように背面の構造物38の側面に当てて、取付け孔36にたとえばタッピングねじ(図示せず)を螺入し、その構造部38に取付け部26を水平に取付ける。このとき、図9に示すように、台座部14において保持部30が下側に向くように取り付けられる。つまり、保持部30は、後端側の凹部32Bが上になり前端側の凹部32Aが下になるよう配置される。

0053

そして、継手本体12の垂直直管部18Bを台座部14の保持部30内へ、保持部30の管軸方向後端(図9(B)で上端)から挿入し、直管部18Bの外周面上に突出する凸部24Bを、保持部26の後端の凹部32Bへ篏合させる。このとき、直管部18Bの管頂位置に突出している凸部24Bを保持部30の管頂位置の凹部32Bへ係合させ、残りの凸部18Bを残りの凹部32Bの対応するものに係合させる。これによって、すべての凸部24Bがすべての凹部32Bに係合するので、保持部30は直管部18Bを固定的に保持することができる。したがって、図9(B)に示すように、継手本体12は、直管部18Aが水平に配置され、直管部18Bが垂直に配置される。

0054

なお、図9に示す背面上座状態において、凹部32Bと係合する凸部24Bを図9に示すものとは左または右に90°ずらせることによって、水平の直管部18Aの管端の方向を変更することができる。

0055

図10に示す取付け状態は、いわゆる背面下座取付け状態である。この背面下座取付け状態では、まず、台座部14の取付け部26の裏面26aを図10(B)に示すように背面の構造物38の側面に当てて、構造部38に取付け部26を水平に取付ける。このとき、図10に示すように、台座部14において保持部30が上側に向くように取り付けられる。つまり、保持部30は、前端側の凹部32Aが上になり後端側の凹部32Bが下になるよう配置される。

0056

そして、継手本体12の垂直直管部18Bを台座部14の保持部30内へ、保持部30の管軸方向前端図10で上端)から挿入し、直管部18Bの外周面上に突出する凸部24Bを、保持部26の後端の凹部32Bへ篏合させる。このとき、直管部18Bの管頂位置に突出している凸部24Bを保持部30の管頂位置の凹部32Bへ係合させ、残りの凸部18Bを残りの凹部32Bの対応するものに係合させる。これによって、すべての凸部24Bがすべての凹部32Bに係合するので、保持部30は直管部18Bを固定的に保持することができる。したがって、図10(B)に示すように、継手本体12は、直管部18Aが水平に配置され、直管部18Bが垂直に配置される。

0057

なお、図10に示す背面上座状態において、凹部32Bと係合する凸部24Bを図10に示すものとは左または右に90°ずらせることによって、水平の直管部18Aの管端の方向を変更することができる。

0058

図9の背面上座状態と図10の背面下座状態とを比較すればわかるように、それぞれ取付け部26を背面の構造物38に取り付けることは同じである。しかしながら、保持部30の位置が前者は下側に配置されているが、後者では上側に配置されている。つまり、保持部30の高さ位置が変更されている。そのような保持部30に直管部18Bを篏合させると、当然、直管部18Aの高さ位置も変わる。継手本体10の各部の寸法は変更していない、同じ継手本体12を使用しているからである。

0059

このように、この実施例によれば、直管部18Aすなわち雌ねじ20の高さ位置を変更することができる。

0060

上述の実施例では、第1係合部としての保持部30に形成された凹部32A、32Bと第2係合部としての凸部24A、24Bはそれぞれ90°毎に周方向に4か所ずつ形成した。しかしながら、第1係合部は凹部なので4か所必要だが、第2係合部は凸部であるため1か所あればよい。つまり、凸部は周方向に1つだけあれば、4か所の凹部の任意のものに係合させることができる。この場合でも第1係合部と第2係合部は、第1直管部または第2直管部の周方向において90°間隔で保持部と第1直管部または第2直管部とを固定的に保持することができる。

0061

図11は、この発明の第2の実施例の台座部14を示す図解図である。先の実施例の台座部14と同様に、オフセット34を有して取付け部26の前端から突出するように保持部30が支持部28を介して取付け部26と一体的に形成される。

0062

保持部30は、この実施例でも環状板状に形成されているが、先の実施例では継手本体12の直管部18Aまたは18Bの全周を保持するように、360°の環状であったのに対し、この実施例の保持部30は、270°の環状に形成される。つまり、全円に対して3/4円の環状板状である。ただし、360°未満であれば(つまり一部欠損していれば)270°より大きくてもよい。

0063

そして、その270°の範囲の中に、図11(E)からよくわかるように、保持部30の管頂に相当する位置に1つ、そこから左右に90°離れた位置に1つずつ、計3つの透孔40が形成される。この透孔40は、後述の図12に示す継手本体12の凸部が係合する凹部として機能する。つまり、透孔40は第1係合部である。

0064

さらに、この実施例の保持部30の一部欠損環状の両端、図11(B)での2つの下端フック42が形成される。このフック42は、後述のように、図12の継手本体12の直管部がこの保持部30に篏合したとき、両者を強固に固定する機能を果たす。フック42は、保持部30の両端が内側(保持部の中心に向かって)に突出して形成されたかえり(返り)である。

0065

図12に示す第2の実施例の継手本体12は、先の実施例と同様に、曲管部16の端部からそれぞれ延びて形成される2つの直管部18Aおよび18Bを含む。直管部18Aの管軸方向の中央またはほぼ中央には図11の保持部30の透孔40に係合する、第2係合部としての凸部44Aが、直管部18Aの周方向において90°の間隔で4つ形成される。同様に、直管部18Bの管軸方向の中央またはほぼ中央には図11の保持部30の透孔40に係合する、第2係合部としての凸部44Bが、直管部18Bの周方向において90°の間隔で4つ形成される。

0066

凸部44Aおよび44Bは、先の実施例の凸部24Aおよび24Bは直管部18Aおよび18Bのそれぞれの管軸方向に突出していたのに対して、直管部18Aおよび18Bのそれぞれの径方向に突出する。したがって、保持部30の管軸方向に窪んでいた先の実施例の凹部32Aおよび32Bとは異なり保持部30の径方向に、保持部30を貫通して形成される透孔40とうまく係合できる。

0067

直管部18Aの周面には、上記の4つの凸部44Aのそれぞれの間において管軸方向に延びて、断面矩形図12(E))の4つの溝46Aが形成される。この溝46Aも90°の間隔で形成される。同様に、直管部18Bの周面には、上記の4つの凸部44Bのそれぞれの間において管軸方向に延びて、断面矩形の4つの溝46Bが形成される。この溝46Bも90°の間隔で形成される。これらの溝46Aおよび46Bには、図11に示す台座部14の保持部30の欠損端部に形成されたフック42が係合する。

0068

図13に示す上座取付け状態では、先の図4と同様に、図11に示す台座部14の取付け部26は、上側の構造物38の下面に取付けられる。そして、図12に示す継手本体12の水平の直管部18Aを保持部30の後端から、保持部30に挿入する。このとき、図13(B)に示すように、第2係合部である3つの凸部44Aが第1係合部である保持部30の3つの透孔40に係合する。

0069

同時に、透孔40と係合しなかった(余った)1つの凸部44Aを挟む2つの溝46Aに、保持部30の2つのフック42がそれぞれ係合する。したがって、継手本体12の直管部18Aが台座部14の保持部30に安定的に固定的に保持され得る。そのため、たとえば、継手本体12が金属製(またはオレフィン系樹脂製)であり台座部14が塩化ビニール製の場合のように、両者を接着できない場合でも、直管部18Aが強固に保持部30に保持される。

0070

このような両者の係合すなわち透孔40と凸部44Aの係合を一層強固にするために、場合によっては、台座部14の保持部30の直径(内径)を全体的にまたは部分的に直管部18A(または18B)の直径(外径)より少し小さくして、いわゆる「無理嵌め」の状態に設定することも可能である。

0071

図13の取付け状態においても、台座部14にオフセット34を設定しているので、保持部30すなわち直管部18Aを、室内壁37に形成した貫通孔37aを通して室内側に臨ませることができる。

0072

図14または図15の上座状態は、先の実施例における図5または図6に示す上座状態と同様に、第1係合部である透孔40と第2係合部である凸部44Aとの係合位置を図13(C)の位置から、反時計方向または時計方向に90°変更した状態である。これらの場合でも、保持部30の後端から、直管部18Aを保持部30に挿入し、3つの凸部44Aが3つの透孔40に係合するとともに、フック42が透孔40と係合しなかった凸部44Aを挟む2つの溝46Aに係合する。そのため、継手本体12が安定して強固に台座部14に保持される。

0073

この第2の実施例においても、先の第1の実施例で説明した、横座取付け状態(図7または図8)あるいは背面上座取付け状態(図9)または背面下座取付け状態(図10)のように、取付け位置、取付け方向などを適宜変更できることは容易に推測可能であろう。

0074

この第2実施例においても、第1係合部は透孔40なので90°毎に3か所必要だが、第2係合部は凸部44Aまたは44Bであるため1か所あればよい。つまり、凸部44Aまたは44Bは周方向に1つだけあれば、3か所の透孔40の任意のものに係合させることができる。したがって、この場合でも、第1係合部と第2係合部は、第1直管部または第2直管部の周方向において90°間隔で保持部と第1直管部または第2直管部とを固定的に保持することができる。

0075

図16に示す第3の実施例の台座部14においても、保持部30と継手本体とが接着できない場合を想定した工夫が施されている。ただし、台座部14が取付け部26とその取付け部26の前方に偏倚して(オフセット34を有して)設けられる保持部30を含み、保持部30には周方向に90°の間隔を隔てて4つの透孔40が形成される。

0076

この保持部30は環状板状ではあるが、その環状の一部で分割されていて、分割端部には図16(B)で拡大して示す鋸歯状爪48aおよび48bがそれぞれ形成される。この鋸歯状爪48aおよび48bは、一旦図16(B)で示すように互いに噛合した状態になれば、無理に力を加えなければ、開放されることはない。

0077

図17に示す第3の実施例の継手本体12は、曲管部16とそこから延びて形成される直管部18Aおよび18Bを有し、各直管部18Aおよび18Bの外周面には、先の第2実施例と同様のそれぞれ4つの凸部44Aおよび44Bが、周方向において90°間隔で管軸方向に延びて形成される。

0078

図18に示す上座取付け状態では、先の図4と同様に、図16に示す台座部14の取付け部26は、上側の構造物38の下面に取付けられる。そして、図17に示す継手本体12の水平の直管部18Aを保持部30に篏合する。詳しくいうと、保持部30の分割両端の鋸歯状爪48aおよび48bの係合状態を外し、保持部30の分割両端を開放し、その開放部分から、図17に示す継手本体12の直管部18Aを嵌め込み、その後保持部30の分割両端の鋸歯状爪48aおよび48bを図16(B)に示す係合状態とする。したがって、直管部18Aが保持部30に強固に保持される。このとき、図18(B)に示すように、第2係合部である4つの凸部44Aが第1係合部である保持部30の4つの透孔40に係合する。

0079

図18の取付け状態においても、台座部14にオフセット34を設定しているので、保持部30すなわち直管部18Aを、室内壁37に形成した貫通孔37aを通して室内側に臨ませることができる。

0080

さらに、第3実施例においても、第1係合部である透孔40を周方向に90°毎に4か所設け、第2係合部である凸部44Aまたは44Bは周方向に1か所あればよい。つまり、凸部44Aまたは44Bは周方向に1つだけあれば、4か所の透孔40の任意のものに係合させることができる。この場合でも第1係合部と第2係合部は、第1直管部または第2直管部の周方向において90°間隔で保持部と第1直管部または第2直管部とを固定的に保持することができる。

0081

この第3の実施例においても、鋸歯状爪48aおよび48bによって直管部18Aが保持部30に強固に保持されるので、そのため、継手本体12と台座部14を接着できない場合でも、直管部18Aが強固に保持部30に保持される。

0082

図19または図20の上座状態の場合は、先の実施例における図5または図6に示す上座状態と同様に、第1係合部である透孔40と第2係合部である凸部44Aとの係合位置を図18(B)の位置から、反時計方向または時計方向に90°変更した状態である。これらの場合でも、鋸歯状爪48aおよび48bによって直管部18Aが保持部30に強固に保持されるので、継手本体12が安定して強固に台座部14に保持される。

0083

この第3の実施例においても、先の第1の実施例で説明した、横座取付け状態(図7または図8)あるいは背面上座取付け状態(図9)または背面下座取付け状態(図10)のように、取付け位置、取付け方向などを適宜変更できることは容易に推測可能であろう。

0084

図21に示す第4の実施例の台座部14は、基本構造においては図11に示す第2実施例の台座部14と同じである。つまり、オフセット34を有して取付け部26の前端から突出するように保持部30が形成され、この保持部30は、270°の環状に形成される。

0085

ただし、図11の台座部14では保持部30の周方向において90°間隔で3つの透孔40が形成されるのに対して、この実施例の台座部14では、保持部30の管頂を挟んで、保持部30の周方向において90°の間隔で、2つの凸部50が、保持部30の内面上に形成される。さらに、この実施例の保持部30の一部欠損環状の両端に図11の実施例と同様のフック42が保持部30の周方向において90°の間隔で形成される。そして、凸部50とフック42の間の間隔もまた90°である。

0086

他方、図22に示す第4の実施例の継手本体12も先の実施例と同様に、曲管部16の端部からそれぞれ延びて形成される2つの直管部18Aおよび18Bを含み、各直管部18Aおよび18Bのそれぞれの外表面には、図12と同様に先のフック42または凸部50が係合できる溝46Aおよび46Bが管軸方向に延びて形成される。ただし、図12の実施例では溝46Aおよび46Bはそれぞれ2条ずつ形成されていたのに対し、この実施例では特に図22(E)からよく分かるように、90°間隔で4条ずつ形成されている。

0087

そして、各直管部18Aおよび18Bのそれぞれの管端には、台座部14の保持部30からの抜け防止のためのストッパ(かえり)52Aおよび52Bが形成される。そのために、ストッパ52Aおよび52Bの外径は、図21に示す台座部14の保持部30の外径より大きく設定される。

0088

図23に示す上座取付け状態では、先の図4と同様に、図21に示す台座部14の取付け部26は、上側の構造物38の下面に取付けられる。そして、図22に示す継手本体12の直管部18Aを保持部30のフック42の間から、保持部30に押し込む。上述のように2つフック42の間隔は保持部30の周方向において90°であり、2つの凸部50の間隔も90°であり、凸部50とフック42との間の間隔もまた90°であるので、図23(B)に示すように、第2係合部である2つの溝46Aに第1係合部である保持部30の2つの凸部50が係合するとともに、フック42が残った2つの溝46Aにそれぞれ係合する。したがって、継手本体12の直管部18Aが台座部14の保持部30に安定的に固定的に保持され得る。このとき、直管部18Aの管端のストッパ52Aが保持部30の前端に当接するため、保持部30から直管部18Aが脱落しようとしてもその脱落がストッパ52によって阻止される。つまり、直管部18Aの保持部30からの脱落がストッパ52Aによって防止される。

0089

図24または図25の上座状態の場合は、先の実施例における図5または図6に示す上座状態と同様に、第1係合部である凸部50と第2係合部である溝46Aとの係合位置を図23(B)の位置から、反時計方向または時計方向に90°変更した状態である。これらの場合でも、溝46Aに凸部52およびフック42がそれぞれ係合するため、継手本体12が安定して強固に台座部14に保持される。

0090

図24の取付け状態においても、台座部14にオフセット34を設定しているので、保持部30すなわち直管部18Aを、室内壁37に形成した貫通孔37aを通して室内側に臨ませることができる。

0091

この第4の実施例においても、先の第1の実施例で説明した、横座取付け状態(図7または図8)あるいは背面上座取付け状態(図9)または背面下座取付け状態(図10)のように、取付け位置、取付け方向などを適宜変更できることは容易に推測可能であろう。

0092

なお、第4の実施例のように台座部14の保持部30の内面の凸部50が、直管部18A(18B)の溝46A(46B)に係合する実施例において、台座部14の保持部30に、上述のフック42ではなく、図16の実施例と同様の鋸歯状爪48aおよび48bを設け、その鋸歯状爪48aおよび48bで保持部30と直管部18A(18B)を強固に固定するようにしてもよい。

0093

なお、第4の実施例において、図21の台座部14では保持部30の内面に2つの凸部50を形成したが、どちらか1つの凸部を形成するだけでもよい。

0094

上述のいずれの実施例も、台座部14を室内壁37の奥の構造物38の下面や側面に取り付ける場合について説明した。しかしながら、この発明の管継手においては、台座部14を床や床下に取り付けることもできる。この場合、床や床下の水平面に台座部14を取り付ければ、継手本体12の直管部18Aを垂直に配置することができる。

0095

上述の各実施例は、継手本体12および台座部14を塩化ビニールで構成したものとして説明した。この場合、雌ねじ20は、一般的には銅合金製ねじ部品インサート成形することによって、直管部18Aの内周面に形成する。しかしながら、継手本体12をたとえばエンジニアリングプラスチック等の高強度の樹脂で形成する場合、雌ねじ20を直管部18Aに一体成型することもできる。

0096

継手本体12の材質やそれに接合する給水管のような管部材材質毎に両者の接合方法は適宜選定され得る。

0097

なお、上で挙げた具体的な材料などは単なる一例であり、製品仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。

0098

10 …管継手
12 …継手本体
14 …台座部
16 …曲管部
18A、18B …直管部
24A、24B …凸部
26 …取付け部
30 …保持部
32A、32B …凹部
34 …オフセット
36 …取付け孔
40 …透孔
42 …フック
44A、44B …凸部
46A、46B …溝
48a、48b …鋸歯状爪
50 …凸部
52A、52B …ストッパ

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