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技術 画像表示装置

出願人 株式会社ザクティ
発明者 天野隆平
出願日 2017年2月17日 (3年10ヶ月経過) 出願番号 2017-027893
公開日 2018年8月23日 (2年4ヶ月経過) 公開番号 2018-133768
状態 特許登録済
技術分野 テレビジョン受像機の構造の細部 その他の光学系・装置、色の干渉・色の制御
主要キーワード 仕切り用リブ 差し込み位置 位置決め用リブ 曲げ箇所 差し込み方向 クリップ状 フローティング支持 弾性支持部材
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

精密部品ケーシングへの支持固定仕切り用リブ以外の方法で行い、画像表示装置の小型化を進める。

解決手段

眼鏡10に装着される画像表示装置30において、表示パネル55は、ケーシング32内部に配置され、眼鏡10の使用者目視するための画像を表示する。制御基板59は、ケーシング32内部に配置され、画像の制御を行う。フレキシブルケーブル56は、ケーシング32内部において表示パネル55と制御基板59とを電気的に接続する。フレキシブルケーブル56は、少なくとも1回折曲げられ、表示パネル55と制御基板59との間に介在する部分を有する形状であることにより、制御基板59を表示パネル55に対しフローティング支持する。

概要

背景

画像表示装置には、頭部に装着して使用され、使用者の目前に画像を表示するヘッドマウンティングディスプレイ型のものがある。当該画像表示装置は、例えば手術のように両手がふさがる作業のみならず、バーチャルリアリティを駆使したゲーム機等に幅広く使用されている。

上記画像表示装置に関連する技術として、特許文献1が開示されている。特許文献1の画像表示装置は、表示パネルを収容したケーシング眼鏡レンズに支持される構造となっている。当該眼鏡を装着した使用者は、眼鏡のレンズを介して筐体内の表示パネルを目視することにより、表示パネルに表示された画像を見ることができる。

概要

精密部品のケーシングへの支持固定仕切り用リブ以外の方法で行い、画像表示装置の小型化を進める。眼鏡10に装着される画像表示装置30において、表示パネル55は、ケーシング32内部に配置され、眼鏡10の使用者が目視するための画像を表示する。制御基板59は、ケーシング32内部に配置され、画像の制御を行う。フレキシブルケーブル56は、ケーシング32内部において表示パネル55と制御基板59とを電気的に接続する。フレキシブルケーブル56は、少なくとも1回折曲げられ、表示パネル55と制御基板59との間に介在する部分を有する形状であることにより、制御基板59を表示パネル55に対しフローティング支持する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

眼鏡に支持されるケーシングと、前記ケーシング内部において該ケーシングに配置され、前記眼鏡の使用者目視するための画像を表示する表示パネルと、前記ケーシング内部に配置され、前記画像の制御を行う制御基板と、前記ケーシング内部において前記表示パネルと前記制御基板とを電気的に接続するフレキシブル配線部とを備え、前記配線部は、少なくとも1回折曲げられ、前記表示パネルと前記制御基板との間に介在する部分を有する形状であることにより、前記制御基板を前記表示パネルに対しフローティング支持することを特徴とする画像表示装置

請求項2

請求項1において、前記ケーシングは、開口が形成されており、少なくとも前記表示パネルを収容する本体部と、前記本体部に装着された際に前記開口から露出する前記制御基板を遮蔽可能な蓋部とを有し、前記蓋部が前記本体部に装着された際、前記配線部は、前記蓋部による前記表示パネル側への力の作用により、前記制御基板を前記蓋部に向けて付勢することを特徴とする画像表示装置。

請求項3

請求項2において、前記本体部及び前記蓋部には、前記蓋部が前記本体部に装着された際に前記本体部と前記蓋部とを係止するための係合爪部及び係合凹部が形成されていることを特徴とする画像表示装置。

請求項4

請求項2または請求項3において、前記蓋部が前記本体部に装着された際、前記制御基板は、前記表示パネルの表面と平行に位置することを特徴とする画面表示装置

請求項5

請求項2から請求項4のいずれか1項において、前記配線部は、前記表示パネルよりも前記蓋部側において前記表示パネルの表面に沿って延びる第1延設部と、前記表示パネルの厚み方向に沿って延びる第2延設部と、を有するように折り曲げられており、前記第2延設部は、前記表示パネルと前記ケーシングの内面との間に形成された隙間に、差し込まれるようにして位置していることを特徴とする画像表示装置。

技術分野

0001

本発明は、眼鏡に支持される画像表示装置に関する。

背景技術

0002

画像表示装置には、頭部に装着して使用され、使用者の目前に画像を表示するヘッドマウンティングディスプレイ型のものがある。当該画像表示装置は、例えば手術のように両手がふさがる作業のみならず、バーチャルリアリティを駆使したゲーム機等に幅広く使用されている。

0003

上記画像表示装置に関連する技術として、特許文献1が開示されている。特許文献1の画像表示装置は、表示パネルを収容したケーシングが眼鏡のレンズに支持される構造となっている。当該眼鏡を装着した使用者は、眼鏡のレンズを介して筐体内の表示パネルを目視することにより、表示パネルに表示された画像を見ることができる。

先行技術

0004

特開2006−54618号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ヘッドマウンティングディスプレイ型の画像表示装置は、装着箇所が頭部であるため、できる限りの軽量化及び小型化が望まれる。

0006

特許文献1の画像表示装置では、眼鏡のレンズに対応した2つのケーシングそれぞれの内部に、表示パネル、該表示パネルに表示する画像の制御を行う制御基板変換基板)等の、複数の精密部品が収容されている。これらの精密部品に物理的な負荷がかかることは精密部品の破損及び故障要因となるため、特許文献1では、各精密部品は、ケーシング内部に設けられたリブによって該ケーシング内での位置決めがなされ該ケーシングに支持固定されている。

0007

しかしながら、上記仕切り用リブを用いた方法では、精密部品同士の間には、少なくともリブの厚み分の隙間が形成される。それ故、ケーシングのサイズを大きくせざるを得ず、画像表示装置の小型化を進めるには限界がある。

0008

本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、精密部品のケーシングへの支持固定をリブ以外の方法で行い、画像表示装置の小型化を進めることである。

課題を解決するための手段

0009

第1の発明は、眼鏡に支持されるケーシングと、前記ケーシング内部において該ケーシングに配置され、前記眼鏡の使用者が目視するための画像を表示する表示パネルと、前記ケーシング内部に配置され、前記画像の制御を行う制御基板と、前記ケーシング内部において前記表示パネルと前記制御基板とを電気的に接続するフレキシブル配線部とを備え、前記配線部は、少なくとも1回折曲げられ、前記表示パネルと前記制御基板との間に介在する部分を有する形状であることにより、前記制御基板を前記表示パネルに対しフローティング支持することを特徴とする画像表示装置である。

0010

ここでは、フレキシブルな配線部は、少なくとも1回折り曲げられ、表示パネルと制御基板との間に介在する部分を有する形状となっている。配線部のこの形状により、制御基板は、表示パネルに対し、配線部の弾性力によってフローティング支持される。これにより、ケーシング内部に表示パネル及び制御基板の位置決め及び支持固定のためのリブを設けずとも、制御基板の位置は、配線部の弾性力に応じて適宜決定される。従って、リブ等を設けない分、ケーシングのサイズを小型にすることができる。更に、フレキシブルな配線部は、制御基板を表示パネルに対しフローティング支持するため、制御基板が表示パネルに直接接触する可能性は低い。従って、制御基板と表示パネルとの直接接触により制御基板及び表示パネルに物理的な負荷がかかることを抑制すると共に、制御基板で発生した熱が表示パネルに直接伝わって表示パネルに影響が及ぶことも回避できる。

0011

第2の発明は、第1の発明において、前記ケーシングは、開口が形成されており、少なくとも前記表示パネルを収容する本体部と、前記本体部に装着された際に前記開口から露出する前記制御基板を遮蔽可能な蓋部とを有し、前記蓋部が前記本体部に装着された際、前記配線部は、前記蓋部による前記表示パネル側への力の作用により、前記制御基板を前記蓋部に向けて付勢することを特徴とする画像表示装置である。

0012

ここでは、制御基板は、本体部に装着された蓋部により、表示パネル側に押された状態となる。更に、蓋部による表示パネル側への力は制御基板に繋がれた配線部に伝わるため、制御基板は、配線部の弾性力によって蓋部に向けて付勢された状態となる。これにより、制御基板のケーシング内での位置は、蓋部からの力と配線部からの力とが釣り合う位置に決められる。従って、制御基板の位置決めのためのリブをケーシング内部に設けずに済む。

0013

第3の発明は、第2の発明において、前記本体部及び前記蓋部には、前記蓋部が前記本体部に装着された際に前記本体部と前記蓋部とを係止するための係合爪部及び係合凹部が形成されていることを特徴とする画像表示装置である。

0014

これにより、ケーシング組み立ての際、ネジ等の別部品は不要となる。従って、画像表示装置の軽量化が図られ、また、ケーシングの組み立て作業は簡単となる。

0015

第4の発明は、第2の発明または第3の発明において、前記蓋部が前記本体部に装着された際、前記制御基板は、前記表示パネルの表面と平行に位置することを特徴とする画面表示装置である。

0016

仮に、制御基板が表示パネルに対し垂直に位置すると、その分ケーシングのサイズは大きくなる。これに対しここでは、ケーシング内部において、制御基板と表示パネルとは平行となっている。そのため、制御基板と表示パネルとが平行でない場合に比してケーシングのサイズを小さくすることができ、画像表示装置を確実に小型にすることができる。

0017

第5の発明は、第2の発明から第4の発明のいずれか1つにおいて、前記配線部は、前記表示パネルよりも前記蓋部側において前記表示パネルの表面に沿って延びる第1延設部と、前記表示パネルの厚み方向に沿って延びる第2延設部と、を有するように折り曲げられており、前記第2延設部は、前記表示パネルと前記ケーシングの内面との間に形成された隙間に、差し込まれるようにして位置していることを特徴とする画像表示装置である。

0018

このように、配線部の第2延設部が表示パネルとケーシングの内面との間の隙間に差し込まれることにより、ケーシング内部における配線部の位置が固定される。これに伴って、配線部によってフローティング支持される制御基板のケーシング内部での位置も、自ずと決定され易くなる。

発明の効果

0019

本発明によれば、ケーシングのサイズを小型にすることができる。更に、制御基板と表示パネルとの直接接触により制御基板及び表示パネルに物理的な負荷がかかることを抑制すると共に、制御基板で発生した熱が表示パネルに直接伝わって表示パネルに影響が及ぶことも回避できる。

図面の簡単な説明

0020

眼鏡に装着された画像表示装置の外観図である。
眼鏡に装着されていない画像表示装置の外観を表す図である。
眼鏡のレンズの一方に対応する画像表示装置の、主な構成部品の分解図である。
眼鏡のレンズの一方に対応する画像表示装置からフレームを取り外した部分の断面図である。
眼鏡のレンズの一方に対応する画像表示装置から、フレームと蓋部とを取り外した部分の外観図である。
配線部の平面図である。

実施例

0021

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。

0022

≪実施形態≫
概要
本実施形態に係る画像表示装置30は、いわゆるヘッドマウンティングディスプレイ型の画像表示装置である。

0023

具体的には、図1に示すように、画像表示装置30は、例えば内視鏡手術において術者(使用者)が身につける眼鏡10に装着されており、術者(使用者)が内視鏡の画像を確認するために用いられる。画像表示装置30の内部には後述する表示パネル55が設けられ、この表示パネル55には内視鏡の画像が映し出されるようになっている。術者(使用者)は、画像表示装置30が装着された眼鏡10をかけて、該画像表示装置30におけるケーシング32の円筒部34の端部側から画像表示装置30内部を覗き込むことにより(図2参照)、表示パネル55に映し出された内視鏡の画像を確認することができる。

0024

なお、以下では、説明の便宜上、「上」「下」「左」「右」「正面」「背面」等の各方向を表す表現を適宜用いている。これらの表現は、図1及び図2に示されるように、画像表示装置30が装着された状態の眼鏡10を使用者が使用している場合での、各方向を表している。特に、使用者が画像表示装置30を使用する状態において、使用者の左方向を「左」、使用者の右方向を「右」、画像表示装置30が使用者側を向く方向を「正面」と云う。

0025

ここで、上記眼鏡10は、フレーム11と、フレーム11に取り付けられた左右一対のレンズ22とを有する。フレーム11は、各レンズ22の外周縁部を覆い各レンズ22を固定するリム12がブリッジ13によって繋がれた構成を有する。左側に位置するリム12の左端部及び右側に位置するリム12の右端部それぞれからは、ツル14が延びており、各ツル14の先端部は、使用者のにかけることができる形状となっている。

0026

眼鏡10の各レンズ22には、画像表示装置30におけるケーシング32の円筒部34を当該レンズ22の厚み方向に隙間をもって貫通させるための貫通孔22aが形成されている。上記円筒部34が、眼鏡10の背面側から正面側に向かって貫通孔22aを貫通するようにして眼鏡10に配置された状態にて、円筒部34の先端部にフレーム34aが取り付けられることにより、画像表示装置30は眼鏡10に装着される。更に、画像表示装置30には、図示していないが、眼鏡10におけるフレーム11のブリッジ13に対応するようにしてクリップ状固定部材が設けられている。この固定部材がブリッジ13を挟持することによっても、画像表示装置30は眼鏡10に固定される。

0027

<画像表示装置の構成>
上述した画像表示装置30は、図1図3に示すように、主として、ケーシング32、連結部43、表示ユニット53、フレキシブルケーブル56(配線部に相当)及び制御基板59を備える。

0028

−ケーシング−
ケーシング32は、画像表示装置30を構成する精密部品(表示ユニット53及び制御基板59等)を内部に収容するものである。ケーシング32は、樹脂等によって構成されており、眼鏡10の左右一対のレンズ22それぞれに対応して2つ設けられている。ケーシング32は、連結部43を介して眼鏡10に支持され、眼鏡10のレンズ22それぞれに対応して位置する。

0029

なお、図3は、画像表示装置30のうち、眼鏡10における2つのレンズ22の一方に対応するケーシング32とその内部の分解図を示している。

0030

具体的に、ケーシング32は、図2及び図3に示すように、本体部33と、蓋部37と、上カバー41とを有する。ケーシング32のうち、本体部33はケーシング32の正面側を構成し、蓋部37はケーシング32の背面側を構成する。上カバー41は、組み立てられ一体化された本体部33及び蓋部37の上部分を覆うためのものである。

0031

本体部33は、正面方向(即ち、使用者側)に突出する円筒状の円筒部34と、円筒部34と連続して形成され外形が箱状の基台部35とで構成されている。図4に示すように、円筒部34の内周面には、調整レンズ51及び拡大レンズ52が取り付けられ、これらのレンズ51,52は円筒部34内部に収容されている。円筒部34内部には、表示パネル55に表示された画像を使用者が目視し易いように、調整レンズ51及び拡大レンズ52の取り付け位置を調整するための機構が設けられる。基台部35の内部は空洞であって、基台部35における円筒部34との接続面(即ち、基台部35の正面側に位置する面)には、当該円筒部34の直径と同程度の孔が形成されている。これにより、基台部35の内部と円筒部34の内部とは連通している。基台部35の背面側の面は、図3に示すように開口している(開口部33a)。このような基台部35の内部には、図4に示すように、表示ユニット53が収容される。

0032

なお、図4では、図示簡単化のため、上カバー41は省略している。

0033

なお、表示ユニット53には、図3に示すようにフレキシブルケーブル56及び制御基板59が接続されている。このうち、図5に示すように、本体部33は、表示ユニット53を確実に収容するものの、フレキシブルケーブル56及び制御基板59を確実には収容できておらず、フレキシブルケーブル56及び制御基板59は、開口部33aから露出した状態となっている。

0034

蓋部37は、図2及び図3に示すように、本体部33の開口部33aを覆うための蓋本体38、及び、蓋本体38と一体形成されており蓋本体38から背面側に突出しているネジ用突出部39で構成されている。

0035

蓋本体38は、概ね箱状であるが、正面を構成する面及び上面を構成する面の一部が開口している。本実施形態では、蓋本体38の開口部側から蓋本体38の内部側へと、本体部33における基台部35が蓋本体38に装着される。その際、図2に示すように、基台部35の側面の外表面が概ね蓋本体38の側面によって覆われるように、蓋本体38の内寸は基台部35の外寸よりも若干大きく形成されている。即ち、蓋部37が本体部33に装着された際、蓋本体38の外表面は外部に露出した状態となる。

0036

図3に示すように、ネジ用突出部39は、蓋本体38から背面側に突出し、且つ、上下方向に延びている。ネジ用突出部39には、ネジ45(図2参照)のサイズに即したネジ孔39aが1つ形成されている。また、蓋本体38の上面には、ネジ41aのサイズに即した2つのネジ孔39bが、ネジ用突出部39のネジ孔39aを左右方向にて挟むようにして形成されている。いずれのネジ孔39a,39bも、固定ネジ用突出部39及び蓋本体38それぞれの上方向に開口している。本実施形態では、ネジ孔39aの直径は、ネジ孔39bの直径よりも大きい。

0037

特に、本実施形態では、図3に示すように、本体部33の基台部35には係合爪部35aが形成され、蓋部37の蓋本体38には係合凹部38aが形成されている。係合爪部35a及び係合凹部38aは、蓋部37が本体部33に装着された際に互いに重畳する基台部35の側面及び蓋本体38の側面において、互いに対応する位置に形成されている。蓋部37を本体部33に装着する際には、蓋部37の開口部分と本体部33の開口部33a同士を突き合わせた状態で、係合爪部35aを係合凹部38aに係合させることで、本体部33及び蓋部37は係止される。これにより、本体部33と蓋部37とが一体的に組み立てられてケーシング32となる。

0038

このように蓋部37が本体部33に装着された際、本体部33の開口部33aから露出していたフレキシブルケーブル56及び制御基板59は(図5参照)、蓋部37によって遮蔽された状態となる。そして、上カバー41が本体部33及び蓋部37の上部分を覆うように配置され、上カバー41の上方から当該上カバー41を介して各ネジ孔39bそれぞれにネジ41aが嵌め込まれる。これにより、表示ユニット53のみならず、フレキシブルケーブル56及び制御基板59がケーシング32内部に収容された状態となる。

0039

−連結部−
連結部43は、2つのケーシング32を連結するためのものであって、図1及び図2に示すように、主に左右方向に延びている。連結部43は、ケーシング32と同様に、例えば樹脂で構成されている。

0040

図2に示すように、連結部43には、左方向端部付近及び右方向端部付近それぞれに、上下に貫通する長孔43aが1つずつ形成されている。長孔43aには、上からネジ45が差し込まれ、ネジ45は各ケーシング32のネジ孔39aに螺合される。これにより、各ケーシング32は連結部43に固定される。なお、ここでは、ネジ45のサイズがネジ41aよりも大きい場合を例示している。

0041

なお、本実施形態では、各長孔43aは、左右方向に細長い形状を有している。これは、使用者の目の位置にケーシング32の円筒部34が合致するように、ケーシング32の位置を左右方向に調節するためである。

0042

−表示ユニット−
表示ユニット53は、各ケーシング32に対応して1つずつ設けられ、図5に示すように、各ケーシング32の本体部33内部に配置されている。表示ユニット53は、表示部本体54と、表示パネル55とを有する。

0043

表示部本体54は、図3に示すように、箱状の形状を呈する樹脂性のケーシング内部に、表示パネル55に画面を映すために必要となる部品(例えば電極電圧印加用電源等)が収容されたものである。

0044

表示パネル55は、眼鏡10の使用者が目視するための画像を表示するディスプレイであって、平面視において矩形形状を有する。一般的に、ディスプレイの種類としては、有機ELディスプレイ液晶ディスプレイプラズマディスプレイ等が存在するが、本実施形態に係る画像表示装置30がヘッドマウンティングディスプレイ型であるため、表示パネル55は小型且つ軽量なものが望ましい。一例として、表示パネル55には、バックライトが不要であり薄型化及び軽量化が可能な有機ELディスプレイを採用することができる。

0045

−フレキシブルケーブル−
フレキシブルケーブル56は、ケーシング32内部において表示パネル55と制御基板59とを電気的に接続する。フレキシブルケーブル56は、ある程度の柔軟性を有し、繰り返し折り曲げることが可能な配線導体である。例えば、フレキシブルケーブル56は、ポリイミド等の耐熱性を有する樹脂材料の間に、銅箔のようなフレキシブルな導電材料が挟まれて構成されている。

0046

特に、本実施形態に係るフレキシブルケーブル56は、図3図5に示すように、少なくとも1回折り曲げられた構造となっているが、この詳細については“<フレキシブルケーブル及び制御基板の配置構造>”にて述べる。

0047

−制御基板−
制御基板59は、表示パネル55に表示される画像制御を行う制御回路等が実装されたプリント基板であって、ケーシング32内部に配置されている。制御基板59は、表示パネル55と同様、平面視において矩形形状を有し、図3及び図4に示すように、コネクタ59aを介してフレキシブルケーブル56と接続されている。なお、制御基板59は、制御基板59の4辺のうちの1辺付近にて、フレキシブルケーブル56と接続されている。

0048

蓋部37が本体部33に装着された際、平面視において制御基板59の各辺が表示パネル55の各辺と対応する状態で、制御基板59の平面はフレキシブルケーブル56を介して表示パネル55の表面と平行に位置する。

0049

制御基板59は、画像表示装置30の外部からケーブル63(図1参照)を介して送られてくるビデオ信号RGB信号などの画像信号を受信して、この画像信号に基づく画像を表示パネル55に表示する。

0050

<フレキシブルケーブル及び制御基板の配置構造>
次に、ケーシング32内部におけるフレキシブルケーブル56及び制御基板59の配置構造について詳述する。

0051

本実施形態に係るフレキシブルケーブル56は、図4及び図5に示すように、複数箇所で折り曲げられ、表示パネル55と制御基板59との間に介在する部分(後述する第1延設部57)を有する形状を有している。この形状により、フレキシブルケーブル56は、制御基板59を表示パネル55に対しフローティング支持している。

0052

ここで、図4及び図6を用いて、フレキシブルケーブル56がどのように折り曲げられるかについて説明する。図6は、折り曲げられる前のフレキシブルケーブル56の平面図であり、図中では、フレキシブルケーブル56の折り曲げ箇所破線A〜C及び一点鎖線D〜Fにて表している。図4のフレキシブルケーブル56に表された符合A〜Fは、図6の破線A〜C及び一点鎖線D〜Fと対応している。

0053

図6に示すように、折り曲げられる前のフレキシブルケーブル56は、肉薄ながらも細長く延びる形状を有している。図6では、フレキシブルケーブル56の各端部のうち、表示パネル55との接続部分を一端部56a、制御基板59のコネクタ59aとの接続部分を他端部56bとして表している。フレキシブルケーブル56の一端部56aの幅は、接続相手である表示パネル55の1辺の長さと同程度ないしは若干狭く、フレキシブルケーブル56の他端部56bの幅は、接続相手であるコネクタ59aの幅と同程度ないしは若干狭い。

0054

表示パネル55の表示領域が図6に示すように図面の表側に位置する場合、フレキシブルケーブル56は、一端部56aから他端部56bにかけて、A点、B点、C点では、図6中の破線A〜Cに沿って谷折りされ、D点、E点、F点では、図6中の一点鎖線D〜Fに沿って山折りされる。図6の破線A〜C及び一点鎖線D〜Fは、フレキシブルケーブル56の幅方向、即ち、フレキシブルケーブル56の延設方向(一端部56aから他端部56bに向かう方向)に対し概ね垂直な方向、に沿った線と定義できる。このように折り曲げることにより、フレキシブルケーブル56は、図4及び図5に示すような形状となる。

0055

蓋部37が本体部33に装着された際、図4に示すように、フレキシブルケーブル56におけるA点からB点にかけての部分は、表示パネル55に対し表示パネル55側から制御基板59側に向かって延びる部分を構成する。フレキシブルケーブル56におけるB点からC点にかけての部分は、表示パネル55よりも蓋部37側において、表示パネル55の表面及び制御基板59の平面に沿って延びる第1延設部57を構成する。C点からF点にかけての部分は、表示ユニット53の厚み方向に沿って延びる第2延設部58を構成する。この第2延設部58は、表示パネル55とケーシング32の内面との間に形成された隙間61に、基台部35側から円筒部34側へと差し込まれるようにして位置する。上記隙間61は、本実施形態では、図5に示すように、表示ユニット53の表示部本体54の外表面と、ケーシング32の本体部33における基台部35の内面とで構成されている。

0056

具体的には、図3に示すように、本体部33における基台部35の内面における上下端部付近には、位置決め用リブ35bが形成されている。この位置決め用リブ35bは、本体部33内部での表示ユニット53の配置位置を決定するためのものである。表示ユニット53は、上下に設けられた位置決め用リブ35bによって挟まれるように、本体部33の内部に挿入される。これにより、表示ユニット53は、表示部本体54の外表面の上面及び下面それぞれが本体部33の内側における上下端部とは当接していない状態にて、本体部33内部に固定される。それ故、表示部本体54の外表面と基台部35の内面における上下端部との間には、上記隙間61が形成される。

0057

特に、図5に示すように、フレキシブルケーブル56の一端部56aは、表示パネル55の一辺にて接続され、フレキシブルケーブル56の他端部56bは、当該一辺と対向する表示パネル55の他辺側にて、制御基板59のコネクタ59aと接続されている。隙間61は、当該他辺側に形成されている。即ち、フレキシブルケーブル56における表示パネル55との接続部分と、フレキシブルケーブル56の第2延設部58の差し込み位置とは、表示パネル55の平面視において表示パネル55を挟んで位置していると言える。

0058

具体的に、上記第2延設部58のうち、図4のC点からD点にかけての部分及びE点からF点にかけての部分は、表示パネル55(表示ユニット53)の厚み方向に沿って延び、D点からE点にかけての部分は、フレキシブルケーブル56の各部分の中で最も円筒部34に近く、フレキシブルケーブル56の差し込み方向深部に位置すると云うことができる。

0059

本実施形態に係るケーシング32には、制御基板59をケーシング32内部に支持固定するための、例えばリブやビスのような支持部材は何ら設けられておらず、制御基板59は、上述したように折り曲げられた形状のフレキシブルケーブル56に連結され支持されている。当該フレキシブルケーブル56は、ケーブル自身の材質に加え上述したような折り曲げ形状を有することにより、制御基板59の弾性支持部材として機能し、制御基板59を、表示ユニット53の厚み方向にフローティング支持する。具体的には、蓋部37が本体部33に装着された際、制御基板59における蓋部37側の平面は蓋部37に接触し、制御基板59には、蓋部37により表示パネル55側への力(即ち、図4において背面側から正面側へと押す力)が作用する。この力は、フレキシブルケーブル56にも伝わる。すると、フレキシブルケーブル56は、当該力の作用により、制御基板59を逆に蓋部37側に向けて付勢する。

0060

これにより、制御基板59は、表示パネル55に直接当接せず、ケーシング32内部のうち、蓋部37及び表示パネル55間の空間に位置する。従って、表示パネル55に制御基板59が直接当接することよる物理的な負荷は、表示パネル55にも制御基板59にもかかりにくくなっている。また、制御基板59には、コンデンサ抵抗等といった発熱部品が実装されているが、制御基板59と表示パネル55との間にはフレキシブルケーブル56の第1延設部57が位置しており、これらの部品が発した熱は、表示パネル55に直接伝わりにくくなっている。

0061

特に、制御基板59は、蓋部37及び表示パネル55間のうち、蓋部37により作用される力とフレキシブルケーブル56の付勢力とが釣り合う位置にて支持(フローティング支持)される。即ち、制御基板59のケーシング32内部での位置は、リブのような固定支持手段を設けずとも、力の釣り合によって自ずと決定される。

0062

<効果>
本実施形態では、図3及び図4に示すように、フレキシブルケーブル56は、少なくとも1回折り曲げられ、表示パネル55と制御基板59との間に介在する部分(第1延設部57)を有する形状となっている。フレキシブルケーブル56のこの形状により、制御基板59は、表示パネル55に対し、フレキシブルケーブル56の弾性力によってフローティング支持される。これにより、ケーシング32内部に表示パネル55及び制御基板59の位置決め及び支持固定するためのリブ等を設けずとも、制御基板59の位置は、フレキシブルケーブル56の弾性力に応じて適宜決定される。従って、リブ等を設けない分、ケーシング32のサイズを小型にすることができる。更に、フレキシブルケーブル56は、制御基板59を表示パネル55に対しフローティング支持するため、制御基板59が表示パネル55に直接接触する可能性は低い。従って、制御基板59と表示パネル55との直接接触により制御基板59及び表示パネル55に物理的な負荷がかかることを抑制すると共に、制御基板59で発生した熱が表示パネル55に直接伝わって表示パネル55に影響が及ぶことも回避できる。

0063

具体的に、ケーシング32は、本体部33と、本体部33に装着される蓋部37とを含む。制御基板59は、本体部33に装着された蓋部37により、表示パネル55側に押された状態となる。更に、蓋部37による表示パネル55側への力は、制御基板59に繋がれたフレキシブルケーブル56に伝わるため、制御基板59は、フレキシブルケーブル56の弾性力によって蓋部37に向けて付勢された状態となる。これにより、制御基板59のケーシング32内での位置は、蓋部37からの力とフレキシブルケーブル56からの付勢力とが釣り合う位置に決められる。従って、制御基板59の位置決めのためのリブ等をケーシング32内部に設けずに済む。

0064

また、本実施形態では、本体部33に係合爪部35aが形成され、蓋部37には係合凹部38aが形成されている。係合爪部35aと係合凹部38aとが係合することにより、本体部33と蓋部37とが係止されるため、ケーシング32組み立ての際、ネジ等の別部品は不要となる。従って、画像表示装置30の軽量化が図られ、また、ケーシング32の組み立て作業は簡単となる。

0065

仮に、ケーシング32内部において制御基板59が表示パネル55に対し垂直に位置すると、その分ケーシング32のサイズは大きくなる。これに対し、本実施形態では、ケーシング32内部において、制御基板59と表示パネル55とは平行となっている。そのため、制御基板59と表示パネル55とが平行でない場合に比してケーシング32のサイズを小さくすることができ、画像表示装置30を確実に小型にすることができる。

0066

また、本実施形態では、フレキシブルケーブル56の第2延設部58が、隙間61に差し込まれて位置することにより、ケーシング32内部におけるフレキシブルケーブル56の位置が固定される。これに伴って、フレキシブルケーブル56によってフローティング支持される制御基板59のケーシング32内部での位置も、自ずと決定され易くなる。

0067

≪その他の実施形態≫
上記実施形態において、上記第2延設部58の隙間61への差し込み長さ、即ち、図4のD点からE点にかけての部分である差し込み方向最深部が、隙間61においてどこに位置するかは、適宜調節することができる。この調節により、蓋部37により作用される力とフレキシブルケーブル56の付勢力とが釣り合う位置を変化させて、制御基板59のケーシング32内部での位置を調節することができる。

0068

上記実施形態では、図3に示すように、ケーシング32が、正面側に位置する本体部33と背面側に位置する蓋部37とを有すると説明した。しかし、ケーシング32内部において、制御基板59がフレキシブルケーブル56によってフローティング支持されれば良く、ケーシング32の構成は上記に限定されずどのような構成であってもよい。

0069

上記実施形態では、本体部33に係合爪部35aが形成され蓋部37に係合凹部38aが形成されていると説明した。しかし、本体部33及び蓋部37は、係合爪部35a及び係合凹部38a以外の手段によって連結されてもよい。また、係合爪部が蓋部37に形成され、係合凹部が本体部33に形成されていてもよい。

0070

上記実施形態では、蓋部37が本体部33に装着された際、制御基板59の平面は表示パネル55の表面と平行に位置すると説明した。しかし、制御基板59の平面は、必ずしも表示パネル55の表面と平行でなくてもよい。

0071

上記実施形態では、フレキシブルケーブル56の第2延設部58が、隙間61に差し込まれるようにして位置すると説明した。しかし、第2延設部58の差し込み位置は、隙間61に限定されない。

0072

また、第2延設部58が隙間61に差し込まれる際、隙間61の位置は、表示パネル55とケーシング32の内面との間であればよく、図5で示したように表示部本体54とケーシング32との間に限定されない。

0073

また、上記実施形態では、図4及び図5に示すように、フレキシブルケーブル56と表示パネル55との接続部分、及び、第2延設部58の差し込み位置が、表示パネル55の平面視において表示パネル55を挟んで位置していると説明したが、必ずしもこれに限定されることはない。

0074

フレキシブルケーブル56の折り曲げ方及び折り曲げ後の形状は、図4図6に限定されずともよい。例えば、フレキシブルケーブル56は、表示パネル55と制御基板59とを繋ぐ間において1回のみ折り曲げられていても良い。

0075

表示パネル55を含む表示ユニット53は、ケーシング32内に配置されていればよく、ケーシング32内に固定されていなくてもよい。

0076

また、上記実施形態では、図3に示す世に、表示ユニット53が、ケーシング32内部の位置決め用リブ35bによって位置決めされ固定される場合を説明した。しかし、ケーシング32内部での表示ユニット53の位置決めの方法は、これに限定されない。

0077

本発明は、ケーシングのサイズを小型化できるため、ヘッドマウンティングディスプレイ型の画像表示装置について有用である。

0078

10眼鏡
30画像表示装置
32ケーシング
33 本体部
35a係合爪部
37 蓋部
38a係合凹部
55表示パネル
56フレキシブルケーブル(配線部)
57 第1延設部
58 第2延設部
59 制御基板

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