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技術 歯処理装置

出願人 ダイソン・テクノロジー・リミテッド
発明者 トーマス・アレクサンダー・カーライルピーター・ジョエル・デイヴィーズ
出願日 2018年2月2日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2018-017157
公開日 2018年8月16日 (1年10ヶ月経過) 公開番号 2018-126509
状態 特許登録済
技術分野 ブラシ製品及びその製法
主要キーワード 導管セクション 予備コネクタ 指状部材 電気式制御 スイープ運動 平坦なデータ ループ状部材 環状底壁
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重要な関連分野

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図面 (20)

課題

本発明は、ハンドルと、利用者の歯に接触するように構成されている及び作動流体噴流を利用者の歯に供給するためのノズルと、利用者の歯に接触するように構成されているデータム要素と、を含んでいる歯処理装置に関する。

解決手段

ノズル及びデータム要素それぞれが、ハンドルに対して移動可能とされる。制御回路は、歯清浄装置が利用者の歯に沿って移動される場合におけるノズルとデータム要素との間における相対的移動を検出し、検出された相対的移動に従って、利用者の歯に対する作動流体の噴流の供給を開始する。

概要

背景

一般に、電動歯ブラシは、ハンドルに接続されているツールを備えている。ツールは、ステムと、歯をブラッシングするための剛毛を支持しているブラシヘッドとを備えている。ブラシヘッドは、ステムに接続されている静止部分と、可動部分に取り付けられている剛毛にブラッシング運動を付与するために往復運動揺動運動振動運動回動運動、又は回転運動を伴って、静止部分に対して移動可能とされる少なくとも1つの可動部分とを備えている。ステムは、ハンドルの内部において伝動ユニットと結合している駆動シャフトを収容している。伝動ユニットは、モータに接続されており、モータは、ハンドルの内部に収容されているバッテリによって駆動される。駆動シャフトと伝動ユニットとは、モータの回転運動又は振動運動を、ブラシヘッドの静止部分に対するブラシヘッドの可動部分の所望の運動に変換する。

電動歯ブラシが隣接歯間清浄するために流体噴流を発生させるためのアセンブリ具備することが知られている。例えば特許文献1は、ハンドルと、作動流体の噴流を利用者の歯に供給するためのノズルを具備するブラシヘッドと、を有している歯ブラシを開示している。ノズルは、歯処理処置が利用者の歯に沿って移動される場合に、ハンドルに対して移動可能とされる。歯ブラシは、2つの異なるモードのうち選択されたモードで動作可能とされる。第1のモードでは、利用者がボタンを押下することによって、作動流体の噴流がノズルから供給される。第2のモードでは、制御回路が、例えばノズルが利用者の歯の隣接歯間の間隙に入った場合に又は利用者の歯の隣接歯間の間隙から出た場合に、ハンドルに対するノズルの移動を検出するためのセンサから受けた信号に従って、自動的に作動流体の噴流をノズルに供給させる。

概要

本発明は、ハンドルと、利用者の歯に接触するように構成されている及び作動流体の噴流を利用者の歯に供給するためのノズルと、利用者の歯に接触するように構成されているデータム要素と、を含んでいる歯処理装置に関する。ノズル及びデータム要素それぞれが、ハンドルに対して移動可能とされる。制御回路は、歯清浄装置が利用者の歯に沿って移動される場合におけるノズルとデータム要素との間における相対的移動を検出し、検出された相対的移動に従って、利用者の歯に対する作動流体の噴流の供給を開始する。(a)

目的

本発明は、歯処理装置であって、ハンドルと、利用者の歯に接触するように構成されているデータム要素であって、ハンドルに対して移動可能とされるデータム要素と、利用者の歯に接触するように構成されている接触部材であって、ハンドルに対して移動可能とされる接触部材と、歯処理装置が利用者の歯に沿って移動された場合における接触部材とデータム要素との間における相対的移動に従って、利用者の歯の処理を開始するように構成されている制御回路と、を備えている歯処理システムと、を備えている歯処理装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

処理装置であって、ハンドルと、利用者の歯に接触するように構成されているデータム要素であって、前記ハンドルに対して移動可能とされる前記データム要素と、利用者の歯に接触するように構成されている接触部材であって、前記ハンドルに対して移動可能とされる前記接触部材と、前記歯処理装置が利用者の歯に沿って移動された場合における前記接触部材と前記データム要素との間における相対的移動に従って、利用者の歯の処理を開始するように構成されている制御回路と、を備えている歯処理システムと、を備えていることを特徴とする歯処理装置。

請求項2

前記歯処理システムが、作動流体噴流を利用者の歯に供給するための流体供給システムを備えていることを特徴とする請求項1に記載の歯処理装置。

請求項3

前記接触部材が、前記流体供給システムのノズルを備えていることを特徴とする請求項2に記載の歯処理装置。

請求項4

前記制御回路が、前記歯処理装置が利用者の歯に沿って移動された場合における前記接触部材と前記データム要素との間における相対的移動を検出するように、且つ、検出された前記相対的移動に従って利用者の歯の処理を開始するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の歯処理装置。

請求項5

前記制御回路が、少なくとも1つのセンサを備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の歯処理装置。

請求項6

前記制御回路が、前記接触部材と前記データム要素との間における相対的移動によって変化する出力を提供するためのセンサと、前記センサからの出力に従って利用者の歯の処理を開始するための制御装置とを備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の歯処理装置。

請求項7

前記センサが、前記接触部材及び前記データム要素のうち一方に接続されていることを特徴とする請求項6に記載の歯処理装置。

請求項8

前記センサが、前記接触部材及び前記データム要素のうち一方に取り付けられていることを特徴とする請求項7に記載の歯処理装置。

請求項9

前記歯処理装置が、前記接触部材及び前記データム要素のうち他方に接続されている要素を備えており、前記センサが、前記センサに対する前記要素の移動によって変化する出力を提供するように構成されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の歯処理装置。

請求項10

前記要素が、前記接触部材及び前記データム要素のうち他方に取り付けられていることを特徴とする請求項9に記載の歯処理装置。

請求項11

前記要素が、磁石とされることを特徴とする請求項9又は10に記載の歯処理装置。

請求項12

前記センサが、ホール効果センサとされることを特徴とする請求項11に記載の歯処理装置。

請求項13

前記制御回路が、前記ハンドルに対する前記接触部材の移動によって変化する出力を提供するための第1のセンサと、前記ハンドルに対する前記データム要素の移動によって変化する出力を提供するための第2のセンサと、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの出力を介して前記接触部材と前記データム要素との間における相対的移動を検出するための、並びに、検出された前記相対的移動に従って利用者の歯の処理を開始するための制御装置と、を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の歯処理装置。

請求項14

前記歯処理装置が、前記接触部材と共に移動するように前記接触部材に接続されている第1の要素であって、前記ハンドルに対する前記第1の要素の移動によって変化する出力を提供するように構成されている前記第1の要素と、前記データム要素と共に移動するように前記データム要素に接続されている第2の要素であって、前記ハンドルに対する前記第2の要素の移動によって変化する出力を提供するように構成されている前記第2の要素と、を備えていることを特徴とする請求項13に記載の歯処理装置。

請求項15

前記第1の要素が、第1の磁石とされ、前記第2の要素が、第2の磁石とされることを特徴とする請求項14に記載の歯処理装置。

請求項16

前記第1のセンサ及び前記第2のセンサそれぞれが、ホール効果センサとされることを特徴とする請求項15に記載の歯処理装置。

請求項17

前記歯処理装置が、前記接触部材と共に移動するように前記接触部材に接続されている第1のアームであって、前記ハンドルに対する前記第1のアームの移動によって変化する出力を提供するように構成されている前記第1のアームと、前記データム要素と共に移動するように前記データム要素に接続されている第2のアームであって、前記ハンドルに対する前記第2のアームの移動によって変化する出力を提供するように構成されている前記第2のアームと、を備えていることを特徴とする請求項14〜16のいずれか一項に記載の歯処理装置。

請求項18

前記第1のアームと前記第2のアームとが、共通する回動軸線を中心として前記ハンドルに対して回動運動するように取り付けられていることを特徴とする請求項17に記載の歯処理装置。

請求項19

前記接触部材と前記データム要素とが、略同一の方向において前記ハンドルに対して移動可能とされることを特徴とする請求項1〜18のいずれか一項に記載の歯処理装置。

請求項20

前記接触部材の少なくとも一部分と前記データム要素の少なくとも一部分とがそれぞれ、前記歯処理装置の利用の際に前記ハンドルを利用者の歯に抗して付勢する方向において、前記ハンドルに対して移動するように付勢されることを特徴とする請求項1〜19のいずれか一項に記載の歯処理装置。

請求項21

前記接触部材が、前記歯処理システムの一部分によって前記方向に付勢されることを特徴とする請求項20に記載の歯処理装置。

請求項22

前記歯処理システムの前記一部分が、弾性を有する流体導管とされることを特徴とする請求項21に記載の歯処理装置。

請求項23

前記データム要素が、前記歯処理装置の利用の際に利用者の歯に接触するように構成されている少なくとも1つのデータム面を備えていることを特徴とする請求項21又は22に記載の歯処理装置。

請求項24

前記少なくとも1つのデータム面が、単一の略平坦なデータム面とされることを特徴とする請求項23に記載の歯処理装置。

請求項25

前記少なくとも1つのデータム面が、複数のデータム面とされることを特徴とする請求項23に記載の歯処理装置。

請求項26

前記複数のデータム面が、前記データム要素の複数の指状部材によって提供されていることを特徴とする請求項25に記載の歯処理装置。

請求項27

前記指状部材が、弾性材料から形成されていることを特徴とする請求項26に記載の歯処理装置。

請求項28

前記歯処理装置が、前記データム要素を前記方向に付勢するための弾性部材を備えていることを特徴とする請求項23〜27のいずれか一項に記載の歯処理装置。

請求項29

前記弾性部材が、前記少なくとも1つのデータム面と一体化されていることを特徴とする請求項28に記載の歯処理装置。

請求項30

前記データム要素が、前記接触部材の周りに少なくとも部分的に延在していることを特徴とする請求項1〜29のいずれか一項に記載の歯処理装置。

請求項31

前記データム要素が、前記接触部材を囲んでいることを特徴とする請求項30に記載の歯処理装置。

請求項32

前記データム要素が、前記接触部材を囲んでいるスリーブを備えていることを特徴とする請求項31に記載の歯処理装置。

請求項33

前記接触部材が、前記スリーブと共にシールを形成するように前記スリーブの内面係合するためのフランジを備えていることを特徴とする請求項32に記載の歯処理装置。

技術分野

0001

本発明は、歯処理装置に関する。好ましい実施例では、歯処理装置は、流体利用者の歯に供給するための流体供給システムを有している電動歯ブラシとされる。当該流体は、歯磨き粉又は隣接歯間清浄を改善するための流体とされる。代替的には、歯処理処置は、剛毛も歯をブラッシングするための他の要素も含んでおらず、専用の隣接歯間処理装置の形態とされる。また、本発明は、例えば歯処理処置が放出する流体、音波、若しくは電磁放射線を利用することによって、又は異物を利用者の歯から物理的に除去することによって、利用者の歯を処理するための歯処理装置に関する。

背景技術

0002

一般に、電動歯ブラシは、ハンドルに接続されているツールを備えている。ツールは、ステムと、歯をブラッシングするための剛毛を支持しているブラシヘッドとを備えている。ブラシヘッドは、ステムに接続されている静止部分と、可動部分に取り付けられている剛毛にブラッシング運動を付与するために往復運動揺動運動振動運動回動運動、又は回転運動を伴って、静止部分に対して移動可能とされる少なくとも1つの可動部分とを備えている。ステムは、ハンドルの内部において伝動ユニットと結合している駆動シャフトを収容している。伝動ユニットは、モータに接続されており、モータは、ハンドルの内部に収容されているバッテリによって駆動される。駆動シャフトと伝動ユニットとは、モータの回転運動又は振動運動を、ブラシヘッドの静止部分に対するブラシヘッドの可動部分の所望の運動に変換する。

0003

電動歯ブラシが隣接歯間を清浄するために流体の噴流を発生させるためのアセンブリ具備することが知られている。例えば特許文献1は、ハンドルと、作動流体の噴流を利用者の歯に供給するためのノズルを具備するブラシヘッドと、を有している歯ブラシを開示している。ノズルは、歯処理処置が利用者の歯に沿って移動される場合に、ハンドルに対して移動可能とされる。歯ブラシは、2つの異なるモードのうち選択されたモードで動作可能とされる。第1のモードでは、利用者がボタンを押下することによって、作動流体の噴流がノズルから供給される。第2のモードでは、制御回路が、例えばノズルが利用者の歯の隣接歯間の間隙に入った場合に又は利用者の歯の隣接歯間の間隙から出た場合に、ハンドルに対するノズルの移動を検出するためのセンサから受けた信号に従って、自動的に作動流体の噴流をノズルに供給させる。

先行技術

0004

国際公報第2016/185154号

発明が解決しようとする課題

0005

第1の実施態様において、本発明は、歯処理装置であって、ハンドルと、利用者の歯に接触するように構成されているデータム要素であって、ハンドルに対して移動可能とされるデータム要素と、利用者の歯に接触するように構成されている接触部材であって、ハンドルに対して移動可能とされる接触部材と、歯処理装置が利用者の歯に沿って移動された場合における接触部材とデータム要素との間における相対的移動に従って、利用者の歯の処理を開始するように構成されている制御回路と、を備えている歯処理システムと、を備えている歯処理装置を提供する。

0006

歯の形状の変化及び/又は歯処理装置を歯の表面に対して押圧している力の変化に起因して、可動部材及びデータム要素がハンドルに対して幾らか移動される状態において、歯処理装置が例えば利用者の歯の表面に沿って移動されると、接触部材とデータム要素とは互いに対してほとんど又は全く移動しない。歯処理装置が隣接歯間の間隙の上方を移動する場合に、接触部材は当該隣接歯間の間隙に侵入する。データム要素に対する可動部材の移動が比較的大きいので、利用者の歯の処理が開始される。

0007

利用者の歯の処理は、歯処理装置からの音響波又は電磁放射線の放出の形態とされる。この場合には、接触部材は、音響波又は電磁放射線を歯処理装置から放出するための出口を備えている。代替的には、利用者の歯の処理には、利用者の歯から異物を物理的に除去することが含まれている。この場合には、接触部材は、利用者の歯を横断して移動させるためのプローブ又はスタイラスの形態とされる。歯科治療システムは、利用者の歯から異物を除去するためのピック又は剛毛から成る房を備えている。

0008

好ましい実施例では、例えば利用者の歯同士の間の間隙の内部に位置する異物を除去するために、作動流体の噴流を利用者の歯に供給するための流体供給システムを備えている。好ましくは、流体供給システムは、作動流体の噴流を流体供給システムから放出するためのノズルを備えている。好ましい実施例では、ノズルは、歯処理装置の接触部材を備えている。しかしながら、ノズルは、上述のように利用者の歯を横断して移動するプローブ又はスタイラスの形態とされる接触部材から離隔配置されている。好ましくは、ノズルは、例えばエラストマー材料ゴムのような弾性材料から形成されている。

0009

好ましくは、作動手段は、制御回路を備えている。制御回路は、接触部材とデータム要素との間における相対的移動の延長又は方向に従って利用者の歯の処理を開始する、機械式制御回路とされる。代替的には、制御回路は、電気式制御回路とされる。好ましい実施例では、制御回路は、歯処理装置が利用者の歯に沿って移動される場合における接触部材とデータム要素との間における相対的移動を検出するように、及び、検出された相対的移動に従って利用者の歯の処理を開始するように構成されている。

0010

第2の実施態様において、本発明は、歯処理装置であって、ハンドルと、利用者の歯に接触するように構成されている、及び、作動流体の噴流を利用者の歯に供給するためのノズルであって、ハンドルに対して移動可能とされるノズルと、利用者の歯に接触するように構成されているデータム要素であって、ハンドルに対して移動可能とされるデータム要素と、歯処理装置が利用者の歯に沿って移動される場合にノズルとデータム要素との間における相対的移動を検出するための、及び、検出された相対的移動に従って利用者の歯に対する作動流体の供給を開始するための制御回路と、を備えている歯処理装置を提供する。

0011

好ましくは、歯処理装置は、ヘッドと、ヘッドとハンドルとの間に延在しているステムとを備えている。好ましくは、ヘッドは、データム要素と接触部材との両方を備えている。好ましくは、データム要素と接触要素とは、ヘッドの共通する側面又は表面から外方に突出している。

0012

好ましくは、データム要素は、接触部材に隣接して又は接触部材と並列に配置されている。データム要素は、接触部材とハンドルとの間に配置されている。代替的には、接触部材は、データム要素とハンドルとの間に配置されている。好ましくは、データム要素は少なくとも部分的に接触部材の周りに延在している。好ましい実施例では、データム要素は接触部材を囲んでいる。

0013

好ましくは、接触部材とデータム要素とは、略同一の方向においてハンドルに対して移動可能とされる。

0014

好ましくは、接触部材の少なくとも一部分とデータム要素の少なくとも一部分とがそれぞれ、歯処理装置の利用の際にハンドルを利用者の歯に抗して付勢する方向においてハンドルに対して移動するように付勢される。好ましくは、接触部材は、利用者の歯に接触するように構成されている先端部分を備えている。好ましい実施例では、先端部分は、作動流体の噴流を利用者の歯に向かって放出するための流体出口を備えている。好ましくは、歯処理装置は、歯処理装置の利用の際に接触部材を利用者の歯に抗して付勢する方向においてハンドルに対して移動させるために、接触部材を付勢するための弾性要素を備えている。好ましくは、弾性部材は、利用者にとって不快な過剰な力を歯に作用させることなく、接触部材が利用者の歯に対して押圧されている場合に弾性部材の付勢力に抗して接触部材を移動させるのに十分な大きさとされる力を、弾性部材に作用させる。弾性部材は、当該方向に移動するように接触部材を付勢するために、接触部材又は接触部材に接続されている要素に係止されているバネとされる。代替的には、接触部材は、歯処理システムの一部分によって、例えば流体供給システムの弾性を有する流体導管によって、当該方向に付勢される。好ましくは、接触部材は、遠位位置と近位位置との間においてヘッドに対して移動可能とされる。好ましくは、接触部材は、遠位位置に向かって移動するように付勢される。

0015

好ましい実施例では、接触部材は、軸線を中心としてハンドルに対して移動可能とされる。好ましくは、当該軸線は、ハンドルの長手方向軸線に対して略直角とされる。当該軸線は、好ましくは接触部材の長手方向軸線に対して傾斜しており、より好ましくは接触部材の長手方向軸線に対して略特拡とされる。好ましくは、歯清浄装置は、接触部材に接続されていると共にハンドルに対して移動可能とされる接触部材支持体を備えている。例えば、接触部材支持体は、回動軸線を中心して移動するように、ハンドルに又はヘッドとハンドルとの間に延在しているステムに回動可能に接続されている。歯処理システムは、流体供給システムを備えており、接触部材支持体は、弾性を有する流体導管に直接接続されており、さらには、弾性を有する流体導管と共に移動するか又は当該弾性を有する流体導管同士の間に接続されている流体供給システムの比較的高剛性な流体導管に直接接続されている。

0016

好ましくは、データム要素が、歯処理装置の利用の際に利用者の歯に接触するように構成されている少なくとも1つのデータム面を備えている。データム要素が、単一の略平坦なデータム面を備えている。当該データム面は、環状の形状とされ、以下においてノズル軸線呼称されるノズルの長手方向軸線の周りに延在している。データム面は、プラスチック材料から形成されている。代替的には、データム要素は、複数のデータム面を備えている。データム面は、接触部材の周りに配置されている。好ましくは、これらデータム面は、同一平面上に配置されている。データム面は、接触部材の周りに等間隔で又は不等間隔で配置されている。データム面は、同様の表面領域又は様々な相違する表面領域を有している。データム面は、接触部材の周りに延在している単一体に配置されている。代替的には、データム面それぞれが、データム要素の本体又は指状部材によって提供されている。好ましくは、指状部材は、接触部材の周りに配置されている。データム要素の指状部材は、接触部材の周りに配置されている複数の剛毛又は剛毛の房によって提供されている。代替的には、指状部材は、接触部材の周りに配置されている複数の弾性部材又は複数のエラストマー部材によって提供されている。エラストマー部材は、接触部材に関するラジアル方向又は周方向に配置されている。エラストマー部材は、接触部材の周りに等角度で配置されている。

0017

好ましくは、歯清浄装置は、歯清浄装置の利用の際に利用者の歯に対して1つ以上のデータム面を付勢するために、当該方向においてデータム要素を付勢するための弾性部材を備えている。好ましくは、歯処理装置は、利用者にとって不快な過剰な力を歯に作用させることなく、データム要素が利用者の歯に対して押圧されている場合に弾性部材の付勢力に抗してデータム要素を移動させるのに十分な大きさの力をデータム要素に作用させる。また、好ましくは、弾性部材は、データム要素を当該方向に移動させるように付勢するために、データム要素又はデータム要素に接続されている他の要素に係止するためのバネを備えている。代替的には、データム要素の弾性部分が、当該方向に移動するようにデータム面を付勢する。例えば、データム面とハンドルに接続されている静止部材との間に配置されている、例えば蛇腹部のようなデータム要素は、データム要素の本体の弾性部分を備えている。

0018

好ましくは、データム要素は、ノズルを囲んでいるスリーブを備えている。好ましくは、蛇腹部は、スリーブに接続されており、且つ、スリーブの周りに延在している。好ましくは、接触部材は、接触部材とデータム要素との間から歯処理装置のヘッドの内部に流体又は他の塵埃が侵入することを防止するようにスリーブの内面と共にシールを形成するために、スリーブの内面に係合するためのフランジを備えている。

0019

好ましくは、データム要素は、ヘッドに対する遠位位置と近位位置との間において移動可能とされる。好ましくは、データム要素は、遠位位置に向かって移動するように付勢されている。接触部材及びデータム要素それぞれが自身の遠位位置に位置している場合に、好ましくは、接触部材の先端が、データム要素の1つ以上のデータム面と略同一平面上に配置されている。

0020

好ましい例では、データム要素は、所定の軸線を中心としてハンドルに対して移動可能とされる。好ましくは、当該軸線は、ハンドルの長手方向軸線に対して直交している。好ましくは、当該軸線は、当該軸線と同一直線上に位置しており、接触部材は、当該軸線を中心としてハンドルに対して移動可能とされる。好ましくは、歯処理装置は、データム要素に接続されていると共にハンドルに対して移動可能とされる、データム要素支持体を備えている。例えば、データム要素支持体は、回動軸線を中心として移動するように、ハンドルに又はヘッドとハンドルとの間に延在しているステムに回動可能に接続されている。データム要素支持体は、データム要素又はデータム要素支持体とデータム要素との間に延在しているアームに直接接続されている。好ましくは、アームは、データム要素のスリーブに接続されている。好ましくは、アームは、接触部材の弾性部分によって回動軸線を中心として移動するように付勢されている。

0021

ハンドルの長手方向軸線の方向において計測すると、好ましくは、データム要素の幅は、接触部材の幅より広い。好ましくは、接触部材は、歯処理装置が利用者の歯に沿って移動される場合に少なくとも接触部材の先端部分が典型的な隣接歯間の間隙に出入り可能とされるように形成されている。接触部材の先端の幅又は直径は、好ましくは0.5mm〜1.5mmとされ、好ましい実施例では約1mmとされる。一方、好ましくは、データム要素は、歯処理装置が利用者の歯に沿って移動される場合に典型的な隣接歯間の間隙に侵入しないように、その代わりに隣接歯間の間隙の両側面においては同士の間に跨設されるように形成されている。単一のデータム面又は複数のデータム面によって規定されているデータム要素の歯接触領域の幅は、好ましくは5mm〜10mmとされ、好ましい実施例では約7mmとされる。

0022

上述のように、制御回路は、歯処理装置が利用者の歯に沿って移動される場合における接触部材とデータム要素との間における相対的移動を検出するように、及び、検出された相対的移動に従って利用者の歯の処理を開始するように配置されている。好ましくは、制御回路は、少なくとも1つのセンサを備えている。好ましくは、制御回路は、1つ以上のセンサから出力された信号を受けるための、及び、利用者の歯の処理を開始するように構成されている制御装置を備えている。

0023

一の実施例では、制御回路は、接触部材とデータム要素との間における相対的移動によって変化する出力を提供するためのセンサと、センサからの出力に従って利用者の歯の処理を開始するように構成されている制御装置とを備えている。センサは、接触部材とデータム要素との間における相対的移動を検出するために、歯処理装置の内部の優位な位置に配置されている。例えば、センサは、ヘッドの内部に配置されている。代替的には、センサは、歯処理装置のハンドルの内部に配置されている制御装置に対するセンサの接続を容易にするために、歯処理装置のハンドルの内部に配置されている。センサがヘッドの内部に配置されている一方、歯処理装置は、センサを制御装置に接続するための、例えばケーブルやコードのような1つ以上の導体を備えている。

0024

センサは、歯処理装置のヘッドの内部に配置されている。センサは、歯処理装置の静止要素に取り付けられており、接触部材及びデータム要素それぞれが、静止要素に対して移動可能とされる。代替的には、センサは、接触部材及びデータム要素のうち一方に接続されているか、又は取り付けられており、接触部材及びデータム要素のうち一方に対する接触部材及びデータム要素のうち他方の移動を検出するように配置されている。センサは、動作検出器の形態とされる。例えば、センサは、接触部材及びデータム要素のうち他方から反射された光を受けるための、例えばカメラ光センサのような光検出器の形態とされる。代替的には、歯処理装置は、接触部材及びデータム要素のうち他方に接続されているか又は取り付けられている要素を備えており、センサは、センサに対する当該要素の移動によって変化する出力を提供するように配置されている。当該要素は、光を反射するようになっているか、磁性材料から形成されており、センサは、センサによって感知された磁場の変動から磁性要素の移動を検出するように配置されている。例えば、センサは、ホール効果センサとされる。

0025

代替的には、センサは、歯処理装置のヘッドから遠位に配置されている。例えば、センサは、ステムの内部に又はハンドルの内部に配置されている。センサは、リンク機構を介して接触部材及びデータム要素に接続されている、例えば磁石のような要素の移動を検出するように配置されている。

0026

リンク機構は、接触部材とデータム要素との間における相対的移動をセンサに対する磁石の移動に変換するように配置されている。例えば、リンク機構は、4節リンク機構とされる。4節リンク機構では、2つの入力リンクが、共通する回動軸線を中心として移動するように、接触部材及びデータム要素それぞれに接続されており、2つの出力リンクそれぞれが、入力リンクそれぞれに回動可能に接続されており、磁石に接続されている湾曲したスロットすなわち軌道の内部において移動可能とされるスライダに接続されている。接触部材がデータム要素と共に移動することによって、スライダは、軌道が静止状態を維持している場合に軌道に沿って移動される一方、接触部材とデータム要素との間における相対的移動によって、軌道に接続されている磁石が、スライダと共にハンドルに対して移動される。

0027

代替的には、リンク機構は、ハンドルに対する接触部材の移動を第1の軸線に沿った磁石の移動に変換するように、及び、ハンドルに対するデータム要素の移動を第1の軸線に直交している第2の軸線に沿った磁石の移動に変換するように配置されている。この場合には、制御装置は、接触部材とデータム要素との間における相対的移動をセンサの出力から検出するように、及び、検出された相対的移動に従って利用者の歯の処理を開始するように構成されている。

0028

他の実施例では、制御回路は、ハンドルに対する接触部材の移動によって変化する出力を提供するための第1のセンサと、ハンドルに対するデータム要素の移動によって変化する出力を提供するための第2のセンサと、接触部材とデータム要素との間における相対的移動を第1のセンサ及び第2のセンサの出力から検出するための、及び、検出された相対的移動に従って利用者の歯の処理を開始するように構成されている制御装置と、を備えている。

0029

センサは、ハンドルに対する接触部材及びデータム要素の移動を検出するための、歯処理装置の内部の優位な位置に配置されている。例えば、センサそれぞれが、歯処理装置のヘッドの内部に配置されている。孫さそれぞれが、歯処理装置の静止要素に取り付けられており、接触部材及びデータム要素それぞれが、静止要素に対して移動可能とされる。センサそれぞれが、動作検出器の形態とされる。例えば、センサそれぞれが、接触部材及びデータム要素それぞれから反射された光を受けるための、例えばカメラや光センサのような光検出器の形態とされる。代替的には、歯処理装置は、接触部材と共に移動するように接触部材に接続されているか又は取り付けられている第1の要素であって、ハンドルに対する第1の要素の移動によって変化する出力を提供するように配置されている第1の要素と、データム要素と共に移動するようにデータム要素に接続されているか又は取り付けられている第2の要素であって、ハンドルに対する第2の要素の移動によって変化する出力を提供するように配置されている第2の要素とを備えている。好ましくは、第1の要素は第1の磁石とされ、好ましくは、第2の要素は第2の磁石とされる。好ましくは、第1のセンサは、第1のセンサと第1の磁石との間における相対的移動に従って変化する出力を発生させるように配置されており、好ましくは、第2のセンサは、第2のセンサと第2の磁石との間における相対的移動に従って変化する出力を発生させるように配置されている。好ましくは、第1のセンサ及び第2のセンサそれぞれは、ホール効果センサとされる。

0030

代替的には、センサは、歯処理装置のヘッドから遠位に配置されている。例えば、センサそれぞれが、ステムの内部に又はハンドルの内部に配置されている。センサそれぞれが、接触部材及びデータム要素のうち一方に接続されている磁石の移動を検出するように配置されている。例えば、第1の磁石は、共通する回動軸線を中心として接触部材支持体と移動するように接触部材支持体に接続されている、第1のアームに接続されており、第2の磁石は、共通する回動軸線を中心としてデータム要素支持体と共に移動するようにデータム要素支持体に接続されている、第2のアームに接続されている。

0031

検出された相対的移動に従って、制御装置は、好ましい実施例では作動流体を利用者の歯に供給することを含む利用者の歯の処理を介するように配置されている。好ましくは、流体供給システムは、ポンプを備えており、好ましくは、制御装置は、作動流体の噴流をノズルに向かって放出するようにポンプを動作させるように配置されている。作動流体供給システムによって発生される作動流体の噴流それぞれの容積は、好ましくは1mlより小さく、より好ましくは0.5mlより小さい。好ましい実施例では、流体供給システムによって発生される作動流体の噴流の容積は、0.1ml〜0.4mlとされ、好ましくは約0.25mlとされる。好ましくは、流体供給システムは、3bar〜10barの静圧で作動流体の噴流をノズルに供給するように構成されている。

0032

好ましくは、ポンプは、例えばピストン式ポンプ隔膜ポンプのような容積型ポンプとされる。3bar〜10barの圧力で作動流体を格納するための液圧式アキュムレータは、ポンプとノズルとの間に設けられている。この場合には、流体供給システムは、液圧式アキュムレータの下流に配置されている、例えばソレノイド弁のような弁を備えており、制御装置は、作動流体を液圧式アキュムレータから解放するために弁の位置を閉位置から開位置に変更するように構成されている。

0033

歯処理装置は、利用者の歯の間隙を清浄するための専用の隣接歯間処理装置の形態とされる。代替的には、歯処理装置は、歯ブラシの形態とされる。例えば作動流体の噴流を隣接歯間の間隙の内部に放出することによって隣接歯間の清浄を改善するためのさらなる機能を有している。歯処理装置は歯ブラシの形態とされるが、好ましくは、歯処理装置は複数の剛毛を備えている。好ましくは、剛毛は、接触部材及びデータム要素の周りに配置されており、接触部材及びデータム要素に関する周方向に配置されている。

0034

複数の剛毛は、ハンドルに対して移動することができないヘッドの静止部分に取り付けられている。代替的には又は付加的には、複数の剛毛が、ハンドル、接触部材、及びデータム要素に対して移動可能とされるヘッドの可動部分に取り付けられている。好ましい実施例では、歯処理装置は、剛毛キャリアと剛毛キャリアに取り付けられている複数の剛毛とを具備する、ブラシユニットを備えており、剛毛キャリアは、ハンドルに対して移動可能とされる。好ましくは、接触部材とデータム要素とはそれぞれ、ブラシユニットから離隔するように延在している方向においてブラシユニットに対して移動するように付勢されている。

0035

接触部材及びテータム要素が、ブラシユニットに対して移動可能とされることに加えて、好ましくは、ブラシユニットは、接触部材及びデータム要素に対して移動可能とされる。ブラシユニットが移動することによって、剛毛の端部が、ハンドルに対する接触部材及びデータム要素の移動から独立して、利用者の歯の表面を掃き出すことができる。剛毛キャリアは、ヘッドに対して並進移動、回転、回動、又は振動することができる。好ましくは、ヘッドに対する剛毛キャリアの移動は、ハンドルの長手方向軸線と平行又は同一直線上とされ、ひいては好ましくは接触部材及びデータム要素の回動軸線に対して略垂直とされる軸線を中心とするものである。代替的には、ハンドルは、例えば歯処理装置のステムを介して剛毛キャリアに振動を伝達させることによって、剛毛キャリアを振動させるためのモータを備えている。

0036

好ましくは、作動流体は、液状の作動流体とされ、好ましくは水である。好ましくは、歯処理装置は、作動流体を格納するための流体リザーバを備えており、作動流体は、流体リザーバから流体供給システムに供給される。歯処理装置のハンドルは、流体リザーバを備えている。例えば、流体リザーバの全体が、ハンドルの本体の内部に収容されている。代替的には、ハンドルの外壁が、流体リザーバの境界を少なくとも部分的に形成している。外壁の少なくとも一部分が、利用者が流体リザーバの内部に収容されている作動流体の容量を確認することができるように透明になっている。代替的には、流体リザーバは、ステムの内部に収容されている。上述のように、ステムの外壁は、流体リザーバの境界を少なくとも部分的に形成しており、外壁の少なくとも一部分が、利用者が流体リザーバの内部に収容されている作動流体の容量を確認することができるように透明になっている。流体リザーバをステムの内部に収容する代わりに、流体リザーバは、ステムの外部に配置されるようにステムに接続されている場合がある。これにより、流体リザーバは、必要に応じて補充又は交換のためにステムから取り外し可能とされる。代替的には、流体リザーバの境界は、ステムに接続されているA外壁によって部分的に形成されている。また、外壁の少なくとも一部分が、利用者が流体リザーバの内部に収容されている作動流体の容量を確認することができるように透明になっている。流体リザーバの容積を最大とすると共に歯処理装置の長手方向軸線を中心とする重量分布を比較的均一にするために、好ましくは、流体リザーバはステムの周りに延在しているか、又はステムを囲んでいる。

0037

好ましくは、ヘッド及びステムは、ハンドルに取り外し可能に接続されているツールの一部分を形成している。これにより、ハンドルには、異なる利用者の利用のために異なる識別子をそれぞれ具備する一連の類似するツールを装着することができる。また、これにより、ハンドルは、一連の被類似のツールを装着することもできる。例えば、一連のツールは、ノズル及び可動式ブラシユニットを具備する第1のタイプのツールと、ノズル及び固定式ブラシユニットを具備する第2のタイプのツールと、ノズルをギブするが剛毛を具備しない第3のタイプのツールと、可動式ブラシユニットを具備するがノズルを具備しない第4のタイプのツールとのうち2つ以上のツールから選択される。例えばそれぞれ異なる剛性を有する剛毛を具備するツールやそれぞれ異なる大きさの流体出口を有するノズルを具備するツールのような、複数の同一タイプのそれぞれ相違するツールを装着することができる。

0038

好ましくは、歯処理装置は、歯処理装置の上述の構成部材のすべてを含む携行式装置とされる。

0039

本発明の第1の実施態様に関連する上述の特徴は、本発明の第2の実施態様に等しく適用可能とされ、その逆も然りである。

0040

本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照しつつ例示的に説明する。

図面の簡単な説明

0041

歯処理装置の第1の実施例を左側から見た斜視図である。
歯処理装置のツールを左側から見た斜視図である。
処理装置のツールを左側から見た側面図である。
歯処理装置のツールの正面図である。
歯処理装置の流体供給システムの構成部品の概略図である。
歯処理装置のノズル及びデータム要素の両方が遠位位置に位置している第1の構成の場合における、ツールの側面断面図である。
第1の構成の場合におけるツールの内部構成部品の斜視図である。
第1の構成の場合におけるハンドル及びツールの両方の内部構成部品の斜視図である。
ノズル及びデータム要素の両方が近位位置に位置している第2の構成の場合における、ツールの側面断面図である。
第2の構成の場合におけるツールの内部構成部品の斜視図である。
第2の構成の場合におけるハンドル及びツールの両方の内部構成部品の斜視図である。
ノズルが遠位位置に位置していると共にデータム要素が近位位置に位置している第3の構成の場合における、ツールの側面断面図である。
第3の構成の場合におけるツールの内部構成部品の斜視図である。
第3の構成の場合におけるハンドル及びツールの両方の内部構成部品の斜視図である。
第1の代替的なデータム要素を具備する歯処理装置のヘッドの斜視図である。
第1の代替的なデータム要素を具備する歯処理装置のヘッドの正面図である。
第2の代替的なデータム要素を具備する歯処理装置のヘッドの斜視図である。
第2の代替的なデータム要素を具備する歯処理装置のヘッドの正面図である。
第3の代替的なデータム要素を具備する歯処理装置のヘッドの斜視図である。
第3の代替的なデータム要素を具備する歯処理装置のヘッドの正面図である。
歯処理装置の第2の実施例のツールの斜視図である。
歯処理装置のノズル及びデータム要素の両方が遠位位置に位置している第1の構成における、図10に表わすツールの側面断面図である。
ノズル及びデータム要素の両方が近位位置に位置している第2の構成における、図10に表わすツールの側面断面図である。
ノズルが遠位位置に位置していると共にデータム要素が近位位置に位置している第3の構成における、図10に表わすツールの側面断面図である。
歯処理装置のノズル及びデータム要素の両方が遠位位置に位置している第1の構成における、歯処理装置の第3の実施例のツールの側面断面図である。
第1の構成の場合における図12(a)に表わす歯処理装置のツールの内部構成部品の斜視図である。
第1の構成の場合における図12(a)に表わす歯処理装置のハンドル及びツールの両方の内部構成部品の斜視図である。
ノズル及びデータム要素の両方が近位位置に位置している第2の構成における、図12(a)に表わす歯処理装置のツールの側面断面図である。
ノズルが遠位位置に位置していると共にデータム要素が近位位置に位置している第3の構成における、図12(a)に表わす歯処理装置のツールの側面断面図である。
歯処理装置のヘッドが比較的平坦な表面を横断して移動される場合における、図12(a)に表わす歯処理装置のセンサから出力された信号の時間変化を表わすグラフである。
歯処理装置のヘッドが比較的凸凹の表面を横断して移動された場合における、図12(a)に表わす歯処理装置のセンサから出力された信号の時間変化を表わすグラフである。

実施例

0042

図1及び図2(a)〜図2(c)は、一の実施例における歯処理処置10の外面図である。当該実施例では、歯処理処置は、携行式装置の形態とされ、当該実施例では隣接歯間の清浄のための作動流体を分配することによって利用者の歯を処理するための一体型アセンブリを具備する電動歯ブラシの形態とされる。

0043

歯処理処置10は、ハンドル12とツール14とを備えている。ハンドル12は、歯処理処置10の利用の際に利用者によって把持される本体16を備えている。本体16は、好ましくはプラスチック材料から形成されており、好ましくは略円筒状に形成されている。ハンドル12は、利用者が操作可能とされる複数のボタン18,20,22を備えており、ボタン18,20,22は、利用者がアクセス可能とされるように、本体16に形成されている開口部それぞれの内部に配置されている。ボタン18,20は、ハンドル12の前方に向かって配置されている一方、ボタン22は、ハンドル12の後方に向かって配置されているので、図1には表わされていない。また、ハンドル12は、歯処理処置の利用の際に利用者に視認可能とされるように位置決めされているディスプレイ24を備えている。例えば、ディスプレイ24は、ハンドル12の本体16を通じて、又はハンドル12の本体16に接続されている透明パネル25を通じて、利用者に視認可能とされる。当該実施例では、透明パネル25は、凹状に形成されている。

0044

好ましくは、ツール14は、ハンドル12に取り外し可能に接続されている。ツール14は、ステム26とヘッド28とを備えている。ステム26は、杆体状の形状とされ、歯処理処置10に対する利用者の操作性を容易にするために、ハンドル12からヘッド28を離隔させるように機能している。当該実施例では、ツール14のヘッド28は、剛毛キャリア30と剛毛キャリア30に取り付けられている複数の剛毛32と具備する、ブラシユニットを備えている。しかしながら、他の実施例では、ツール14は、ブラシユニットを備えていないので、歯処理処置は、利用者の歯の間隙の間を処理すなわち清浄するための専用の隣接歯間処理装置の形態とされる。

0045

また、ツール14は、作動流体を格納するための流体リザーバ34と、歯処理処置10の利用の際に1つ以上の作動流体の噴流を利用者の歯に供給するためのノズル36とを備えている。流体リザーバ34は、ステム26に接続されており、好ましくはステム26の周りに少なくとも部分的に延在している。ブラシユニットを含む当該実施例では、ブラシユニットは、ノズル36の周りに少なくとも部分的に延在している。

0046

ノズル36は、歯処理処置10の歯処理システムの一部分を形成しており、当該実施例では、流体リザーバ34からの作動流体を受容するための、且つ、歯処理処置10の利用の際に作動流体の噴流を利用者の歯に供給するための流体供給システム40を備えている。作動流体の噴流は、好ましくは1mlより小さい容量、より好ましくは0.5mlより小さい容量とされ、当該実施例では約0.25mlとされる。ノズル36の先端は、作動流体の噴流が利用者の歯に供給される際に通過する流体出口42を備えている。図3は、流体供給システム40を表わす。概して、流体供給システム40は、流体リザーバ34からの作動流体を受容するための流体入口44を備えている。当該実施例では、作動流体は液状の作動流体とされ、好ましくは水である。流体供給システム40は、流体入口44を通じて流体リザーバ34から作動流体を引き込むための、且つ、作動流体の噴流をノズル36に供給するためのポンプ組立体を備えている。ポンプ組立体は、ハンドル12の内部に配置されており、容積型ポンプ48と容積型ポンプ48を駆動するための駆動装置とを備えている。好ましくは、駆動装置はモータ50を備えている。また、モータ50に給電するためのバッテリ52はハンドル12の内部に配置されている。好ましくは、バッテリ52は充電式バッテリとされる。

0047

第1の導管54は、流体供給システム40の流体入口44をポンプ48の流体入口56に接続している。第1の逆止弁58は、水がポンプ48から流体リザーバ34に逆流することを防止するために、流体入口44とポンプ48との間に配置されている。第2の導管60は、ポンプ48の流体出口62をノズル36に接続している。第2の逆止弁64は、水がポンプ48に逆流することを防止するために、ポンプ48とノズル36との間に配置されている。制御回路の制御装置66が、モータ50の動作を制御するので、モータ50と制御装置66とは、ポンプ48を駆動するための駆動装置を備えている。バッテリ52は制御装置66に給電する。制御装置66は、モータ50に給電するためのモータ制御装置を含んでいる。

0048

当該実施例では、制御装置66は、歯処理処置10のハンドル12に設けられているボタン18,20,22が利用者によって押下された場合に発生する信号を受信する。また、以下に詳述するように、制御装置66は、制御回路のセンサ68,70からの信号を受信する。また、制御装置66は、例えばディスプレイや個人端末のような遠隔装置から信号を受信する。

0049

ツール14は、ハンドル12に取り外し可能に接続されている。図4(a)〜図6(c)を参照すると、ハンドル12は、好ましくは蛇口の形態とされるオス型コネクタ(図示しない)を備えており、オス型コネクタは、ツール14の、好ましくは凹状コネクタの形態をとされる相補的メス型コネクタによって受容され、ツール14は、ステム26の比較的幅広の基部74の内部に収容され、且つ、ステム26の比較的幅広の基部74に接続されている。凹状コネクタ72は、当該蛇口を受容するための略シリンドリカル状凹所76を形成している。蛇口は、好ましくはハンドル12の長手方向軸線に対して平行とされる方向において、ハンドル12の本体16の端面78から外方に突出していることが望ましい。端面78は、ツール14がハンドル12に取り付けられている場合に流体リザーバ34の環状底壁82を受容するための、環状シート80を形成している。環状シート80は、流体供給システム40の流体入口44を備えている。流体入口44は、ツール14がハンドル12に取り付けられている場合に、流体リザーバ34のリザーバ流体出口ポートから流体を受容する。

0050

ポンプ48の流体出口62をノズル36に接続している第2の導管60は、ハンドル12の内部に配置されているハンドル導管セクションと、ツール14の内部に配置されているツール導管セクション84とを備えている。ハンドル導管セクションは、ポンプ48の流体出口62から、ハンドル12の本体16の端面78に配置されているハンドル流体出口ポートに至るまで延在している。ツール導管セクション84は、ツール14がハンドル12に接続されている場合にハンドル流体出口ポートから流体を受容するための、ツール流体入口ポートを備えている。

0051

上述のように、ツール14は、ステム26に対して移動可能とされる剛毛キャリア30を含んでいる。歯処理処置10は、ステム26に対する剛毛キャリア30の移動を駆動するための駆動機構を備えている。駆動機構は、剛毛キャリア30に接続されている伝動ユニットと、ステム26に対して剛毛キャリア30を移動させるために伝動ユニットを駆動するための駆動ユニットとを備えている。

0052

ハンドル12は、駆動機構の駆動ユニットを備えている。駆動ユニットは、好ましくはDCモータの形態とされるモータを備えており、モータは、利用者がハンドル12の1つ以上のボタンを押下することに応答して、制御装置66によって作動される。駆動ユニットのモータは、歯車列を介して、蛇口から外方に突出している回転式駆動ユニット結合部材に接続されている。回転式駆動ユニット結合部材は、駆動ユニットのモータが作動すると、本体16に対して回転する。ツール14は、駆動機構の伝動ユニットを備えている。伝動ユニット(図示しない)は、ツール14がハンドル12に接続されている場合に駆動ユニット結合部材と結合する、伝動ユニット結合部材を備えている。伝動ユニット結合部材は、ステム26の内部に収容されている接続ロッドに接続されており、好ましくは、ステム26の内部に収容されている接続ロッドと一体化されている。伝動ユニット結合部材は、凹状コネクタ72に取り付けられている環状支持体86によって、ステム26に対して回転するように支持されている。接続ロッドの他方の端部は、接続ロッドが周期的に約15°回転する結果として剛毛キャリア30がステム26に対してスイープ運動するように、剛毛キャリア30の側面に接続されている。

0053

流体リザーバ34は、ツール14のステム26に取り付けられており、ツール14のステム26の周りに少なくとも部分的に延在している。当該実施例では、流体リザーバ34は、環状の形状とされ、ステム26を囲んでいる。好ましくは、流体リザーバ34は、ヘッド28から遠位に位置しているステム26の端部に、又は当該端部に向かって配置されており、当該実施例ではステム26の基部74の周りに延在している。好ましくは、流体リザーバ34は、5ml〜50mlの容量を有しており、当該実施例では25mlの容量を有している。

0054

流体リザーバ34は、流体リザーバ34の外壁に形成されているリザーバ流体入口ポート100を通じて充填される。好ましくは、リザーバ流体入口ポート100は、流体リザーバ34の環状の外側壁に形成されている。リザーバ流体入口ポート100は、閉塞部材102によって密閉されている。閉塞部材102は、閉塞部材102によってリザーバ流体入口ポート100からの作動流体の漏出を防止するための図4に表わす閉位置と、開位置との間において、流体リザーバ34に対して移動可能とされる。当該実施例では、閉塞部材102は、流体リザーバ34に回動可能に接続されている。閉塞部材102は、リザーバ流体入口ポート100の内部に配置可能とされ、リザーバ流体入口ポート100に対する液密シールを形成している。閉塞部材102は、閉位置から開位置に閉塞部材102を移動させるために利用者によって把持可能とされるヘッド104を備えており、ヘッド104は、閉塞部材102を閉位置に復帰させるために、利用者によってリザーバ流体入口ポート100に向かって押し出されるようになっている。

0055

閉塞部材102は、一組のアーム106を介して、流体リザーバ34に接続されている。アーム106それぞれの一方の端部は閉塞部材102に接続されており、アーム106それぞれの他方の端部は流体リザーバ34に接続されている。当該実施例では、アーム106は、閉塞部材102と一体化されており、閉塞部材102から遠位に位置しているアーム106それぞれの部分が、例えば接着剤を利用することによって又は溶着によって、流体リザーバ34の環状底壁82に接続されている。アーム106それぞれは、局所的に薄肉になっているアーム106の部分から形成されているヒンジを備えているので、閉塞部材102に接続されているアーム106の部分を、流体リザーバ34に接続されているアーム106の他の部分に対して回動させることができる。

0056

流体リザーバ34を充填するために、利用者は、ツール14をハンドル12から取り外し、閉塞部材102のヘッド104を親指ともう1本の指との間に挟んで把持し、ヘッド104をリザーバ流体入口ポート100から引っ張り出す。その後に、流体リザーバ34は、利用者によって、例えばリザーバ流体入口ポート100を開放された蛇口の下方に配置させることによって充填される。流体リザーバ34が充填されると、利用者は、閉塞部材102のヘッド104をリザーバ流体入口ポート100の内部に押し戻し、ツール14をハンドル12に再接続する。

0057

好ましくは、流体リザーバ34の外壁は、ツール14の長手方向軸線に関して対称とされる形状を有している。当該外壁は、好ましくは湾曲した形状とされ、より好ましくは凸状に湾曲した形状とされるが、代替的には、当該外壁は、多角形状の形状又はファセット状の形状とされる。当該実施例では、当該外壁は球状の曲面を有している。当該実施例では、流体リザーバ34の外壁は、下側セクション100に接続されている上側セクション108を備えている。下側セクション110は、流体リザーバ34の環状底壁82と一体化されている。好ましくは、外壁の上側セクション108は、透明な材料から形成されているので、利用者は、流体リザーバ34の内容物を観察することによって、歯処理処置10の所望の利用の前に流体リザーバ34の補充が必要であるか否かについて決定することができる。

0058

さらに、流体リザーバ34は、外壁に接続されている内壁112を備えており、内壁112は、外壁と共に、流体リザーバ34の容積を規定している。内壁112は管状の形状とされる。内壁112の一方の端部は、外壁の上側セクション108の内面に接続されており、内壁112の他方の端部は、環状底壁82に接続されている。

0059

図4(b)は、ハンドル12に取り付けられているツール14の斜視図であるが、ステム26、流体リザーバ34、及びブラシユニットが、ツール導管セクション84の構成部品を露呈させるために取り外されている。図4(c)は、図4(b)に類似しているが、ツール14及びハンドル12の構成部品がさらに取り外されている。図4(a)〜図4(c)を参照すると、ツール導管セクション84は、ツール流体入口ポートからの作動流体を受容するための、当該実施例ではツール14の凹状コネクタ72によって形成されている、比較的高剛性な入口セクション114と、ノズル36に接続されている比較的高剛性な出口セクション116と、入口セクション114と出口セクション116との間において延在している比較的可撓性を有している弾性セクション118とを備えている。出口セクション116と弾性セクション118とは、ノズル支持体120によって、ステム26の内部に支持されている。ノズル支持体120は、ツール導管セクション84の出口セクション116及び弾性セクション118を共に接続するためのカラー122と、一組の指状部材124とを備えている。指状部材124の先端は、凹状コネクタ72に取り付けられている又は台座128に取り付けられている、又は好ましくは台座128と一体化されている第1のブラケット126に回動可能に接続されており、回動軸線Pを中心としてノズル支持体120を回動させることができる。回動軸線Pは、ハンドル12の長手方向軸線に対して略垂直とされる。

0060

従って、ノズル支持体120は、回動軸線Pを中心としてハンドル12に対して移動させるように、ノズル36とツール導管セクション84の出口セクション116とを支持している。ノズル36は、図4(a)に表わす第1の位置すなわち遠位位置と図5(a)に表わす第2の位置すなわち近位位置との間において、ハンドル12に対して移動可能とされる。当該実施例では、ノズル36は、ツール導管セクション84の弾性セクション118によって、遠位位置に向かって移動するように付勢される。ノズル36は、弾性変形される構成で、ツール導管セクション84の出口セクション116とノズル支持体120とに接続されている。ツール導管セクション84の弾性セクション118の内部に発生する内力は、ノズル36を遠位位置に向かって付勢する方向に作用する。

0061

ツール導管セクション84の出口セクション116は、ノズル36の流体入口130に接続されている。好ましくは、流体入口130は、接線方向において流体をノズル36の比較的高剛性な入口セクション134によって形成されている流体チャンバ132の内部に輸送する接線方向入口とされる。ノズル36の入口セクション134は、比較的可撓性を有している杆体状の出口セクション136に接続されている。ノズル36の流体出口42は、出口セクション136の先端138に配置されている。ノズル36の出口セクション136は、歯処理処置10が利用者の歯に沿って移動される際に少なくともノズル36の先端138が一般的な隣接歯間の間隙に出入り可能とされるように形成されている。好ましくは、ノズル36の先端138は、0.5mm〜1.5mmの直径を有しており、当該実施例では約1mmの直径を有している。ハンドル12に対するノズル36の移動は、ステム26に接続されているピン140によって案内される。ピン140は、ノズル36の入口セクション134のフック状セクション又はループ状セクション142によって形成されている開口部を貫通している。

0062

また、ツール14のヘッド28は、データム要素150を備えている。さらに、以下に詳述するように、データム要素150は、好ましくはノズル36がハンドル12に対して移動可能とされる方向と同一の方向において、ハンドル12に対して移動可能とされる。データム要素150は、ノズル36から独立してハンドル12に対して移動可能とされるので、歯処理処置10の利用の際に、ノズル36とデータム要素150とは互いに対して移動することができる。

0063

好ましくは、データム要素150は、望ましくはノズル36とブラシユニットの剛毛32との間において、ノズル36に隣り合って配置されている。当該実施例では、データム要素150は、ノズル36を囲んでおり、中央ボア152を有する管状の形状とされ、中央ボア152の内部には、ノズル36が配設されている。データム要素150は、歯処理処置10の利用の際に利用者の歯に接触するためのデータム面154を備えている。当該実施例では、データム面154は環状に形成されている。データム面154は、データム要素150の環状本体156の一方の端部の外面によって形成されている。環状本体156の他方の端部はピン140に係合している。また、環状本体156は、環状本体156の一方の端部と他方の端部との間に配置されている弾性的な蛇腹部158を備えている。蛇腹部158は、環状の形状とされ、データム要素150の比較的高剛性な内側スリーブ160の周りに延在している。ノズル36は、流体又は他の異物が内側スリーブ160を介してステム26の内部に侵入することを防止するために、内側スリーブ160の内壁に接触している周方向フランジ162を備えている。

0064

データム要素150は、データム要素支持体164によって、ハンドル12に対して移動するように支持されている。データム要素150は、データム要素支持体164とデータム要素150の内側スリーブ160との間に延在している一組のアーム166を介して、データム要素支持体164に接続されている。データム要素支持体164は、略U字状に形成されており、ノズル支持体120の周りに部分的に延在している。ノズル支持体120と同様に、データム要素支持体164は、一組の指状部材168を備えており、指状部材168それぞれが、回動軸線Pを中心としてデータム要素支持体164を回動させるために、台座128に取り付けられているか、好ましくは台座128と一体化されているブラケット170それぞれに回動可能に接続されている。

0065

従って、データム要素支持体164は、回動軸線Pを中心としてハンドル12に対して移動するように、データム要素150を支持している。データム要素150は、図4(a)に表わす第1の位置すなわち遠位位置と図5(a)に表わす第2の位置すなわち近位位置との間において、ハンドル12に対して移動可能とされる。当該実施例では、データム要素150は、環状本体156の蛇腹部158によって、遠位位置に向かって移動するように付勢されているので、データム要素150が遠位位置から近位位置に向かって移動するに従って圧縮される。圧縮された蛇腹部158の内部に発生する内力は、データム要素150を遠位位置に向かって付勢する方向に作用する。また、ハンドル12に対するデータム要素150の移動は、ピン140によって案内される。ピン140は、データム要素150の内側スリーブ160の近位に位置するアーム166の端部に配置されたフック状部材又はループ状部材172によって形成されている、開口部を貫通している。

0066

データム要素150は、好ましくは、歯処理処置10が利用者の歯に沿って移動される場合にデータム要素150が隣接歯間の間隙の内部に入り込まないように形成されているが、その代わりに、隣接歯間の間隙の側面となる歯同士の間にブリッジを形成している。好ましくは、データム要素150のデータム面154の幅は、5mm〜10mmとされ、好ましい実施例では約7mmとされる。

0067

また、ノズル36とデータム要素150とは、独立して互いに対して移動可能とされる。例えば、図6(a)〜図6(c)は、ノズル36が近位位置に位置すると共にデータム要素150が遠位位置に位置するように構成されているツール14を表わす。図4(a)に表わすように、ノズル36及びデータム要素150の両方が遠位位置に位置しているツール14の構成では、ノズル36の先端138は、データム要素150のデータム面154と略同一の平面上に位置している。図5(a)に表わすように、ノズル36及びデータム要素150の両方が近位位置に位置しているツール14の構成では、ノズル36の先端138とデータム要素150のデータム面154との距離は比較的小さく、その一方で、ノズル36が近位位置に位置していると共にデータム要素150が遠位値に位置しているツール14の構成では、ノズル36の先端138とデータム要素150のデータム面154との距離は比較的大きい。

0068

ハンドル12に対するノズル36及びデータム要素150の相対的移動は、制御回路のセンサ68,70によって検出される。第1のセンサ68は、ハンドル12に対するノズル支持体120ひいてはノズル36の移動を検出するために設けられている。第1のセンサ68は、回路基板180に取り付けられており、回路基板180は、ハンドル12の本体16の端面78に隣り合った状態でハンドル12の内部に配置されており、コネクタ181を介して制御装置66に接続されている。当該実施例では、第1のセンサ68は、ノズル支持体120から懸架されている第1のアーム184の端部に接続されている第1の磁石182の移動を検出するための、ホール効果センサの形態とされる。第1のセンサ68は、第1のセンサ68及び第1の磁石182の相対的位置に従った電圧を有している出力を発生させる。

0069

第2のセンサ70は、ハンドル12に対するデータム要素支持体164ひいてはデータム要素150の移動を検出するために設けられている。また、第2のセンサ70は、回路基板180に取り付けられており、データム要素支持体164から懸架されている第2のアーム188の端部に接続されている第2の磁石186の移動を検出するための、ホール効果センサの形態とされる。第2の磁石186は、第1の磁石182に対して移動可能とされる。第2のセンサ70は、第2のセンサ70及び第2の磁石186の相対的位置に従った電圧を有している出力を発生させる。

0070

制御装置66は、センサ68、70からの出力を受信し、当該出力を10ms毎にすなわち100Hzでサンプリングすることによって、サンプル出力すなわちサンプル電圧Sを10ms毎に発生させるように構成されている。制御装置66は、サンプル出力を処理することによって、ノズル36とデータム要素150との間における相対的移動を検出するように構成されている。例えば、サンプル出力から、制御装置66は、修正されたサンプル出力すなわち電圧Smを計算することができる。修正されたサンプル出力すなわち電圧Smは、例えばセンサ68,70のうち一方のセンサから得たサンプル出力をセンサ68,70のうち他方のセンサから得たサンプル出力から減算することによって、ノズル36とデータム要素150との間における相対的移動に従って変動する。

0071

修正されたサンプル出力から、制御装置66は、連続する修正されたサンプル出力の間における差分から得た、修正されたサンプル出力の変化率Sxを発生させるように構成されている。従って、制御回路は、10ms毎にSxの値を計算するように構成されている。さらに、制御装置66は、直近の10個のSxの値の平均値を計算することによって、修正されたサンプル出力の平均変化率Saを決定するように構成されている。従って、Saの値も、直前の100msの時間周期の間に計算されたSxの値から、10ms毎に計算される。

0072

利用時には、最初に、利用者は、当該実施例では水である作動流体を流体リザーバ34に充填する。閉塞部材102が開位置に位置している状態において、利用者は、歯処理処置10を蛇口の吐水口の下方に配置し、蛇口を回転させることによって、吐水口からの水を流体リザーバ34の露出された流体入口ポート100に入れる。流体リザーバ34の外壁の少なくとも一部分が透明になっているので、利用者は、流体リザーバ34の充填状態を観察することができる。流体リザーバ34が満杯になった場合に、利用者は、閉塞部材102を閉位置に復帰させ、流体入口ポート100を密封する。

0073

利用者は、ボタン18を押下することによって歯処理処置10の電源を入れる。ボタン18の押下は、制御装置66によって検出される。その後に、利用者は、ボタン20を押下することによって、歯処理処置10の動作モードを選択することができる。例えば、利用者は、ボタン20を押下することによって、ブラシユニットの運動を有効にするための選択をすることができる。歯処理処置10の現在選択されている動作モードが、ディスプレイ24に表示され、利用者は、希望の動作モードがディスプレイ24に表示されるまでボタン20を押下することによって、様々な選択可能とされる動作モードに切り替えることができる。当該実施例では、[表1]に表わすように、6つの異なる利用者が選択可能とされる動作モードが存在する。

0074

0075

動作モード1〜3及び6のうちいずれかの動作モードが選択された場合には、制御装置66は、ブラシユニットをハンドル12に対して移動させることによって歯を磨くために、モータを起動する。

0076

動作モード2〜6のうちいずれかの動作モードが選択された場合には、最初に制御装置66が、所定量の水を、当該実施例では約0.25mlの水を流体リザーバ34からポンプ48の流体チャンバの内部に引き込むようにポンプ48を起動させるために、モータ50を動作させる。好ましくは容積型ポンプであるポンプ48は、準備完了状態を維持していることが望ましい。準備完了状態では、所定量の水が、加圧下で、好ましくは3bar〜10barの静圧でポンプ48の内部に保持されている。

0077

動作モード2,4,6のうちいずれかの動作モードが利用者によって選択された場合には、利用者によるボタン22の押下に応答して、水の噴流がノズル36から放出される。ボタン22の押下は、制御装置66によって検出され、制御装置66は、格納されている所定量の水が水の噴流としてポンプ48の流体出口62から排出されるようにポンプ48を起動させるために、モータ50を動作させる。水の噴流は、第2の導管60を通過する。水の噴流は、第2の導管60を通過し、ノズル36の流体出口42から排出される。ノズル36が隣接歯間の間隙の内部に配置されているか、又は隣接歯間の間隙と位置合わせされている場合に、ノズル36から排出された水の噴流は、隣接歯間の内部に存在する異物を除去することができる。制御装置66は、ポンプ48を準備完了状態に復帰させるために、水の噴流をノズル36に供給した後にポンプ48の流体チャンバを補充するように配置されている。

0078

動作モード3,5,6のうちいずれかの動作モードが利用者によって選択された場合には、センサ68,70からの出力に従って、水の噴流がノズル36から放出される。従って、動作モード6が選択されている場合には、センサ68,70からの出力に従って、又は利用者によるボタン22の押下に応答して、水の噴流がノズル36から放出される。

0079

制御装置66は、最初、第1の状態すなわち“準備未完”状態とされる。歯処理処置10のヘッド28が利用者の歯に対して押圧されると、剛毛36とノズル36の先端138とデータム要素150のデータム面154とが利用者の歯に接触する。従って、ノズル36は、歯処理処置10の歯科治療システムの、当該実施例では流体供給システム40の接触部材を備えている。歯処理処置10のヘッド28が利用者の歯に対して押圧された場合に利用者が歯処理処置10のヘッド28に作用させる力に従って、ブラシユニットの剛毛32は曲げられ、ノズル36とデータム要素150との両方が自身の遠位位置から自身の近位位置に移動されるようになっている。ノズル36とデータム要素150とが自身の遠位位置に位置している場合に、ノズル36の先端138とデータム要素150のデータム面154とが略同一平面上に配置されると、ノズル36とデータム要素150とが、自身の遠位位置から離隔するように一体となって移動されるので、ノズル36とデータム要素150とが互いに対してほとんど移動せず、制御装置66は準備未完状態を維持している。

0080

歯処理処置10のヘッド28が利用者の歯を横断するように移動されると、ハンドル12に対するノズル36及びデータム要素150の相対位置は、歯の形状及び輪郭並びにヘッド28が歯を押圧する力に従って変化する。しかしながら、ノズル36の先端138とデータム要素150のデータム面154との両方が利用者の歯に接触している状態において、ノズル36とデータム要素150とは、ハンドル12に対して一体となって移動されるので、ノズル36とデータム要素150とが互いに対してほとんど移動しない。

0081

歯処理処置10のヘッド28が利用者の歯からその隣接する歯に移動すると、データム要素150は、その隣接歯間の間隙を跨ぐので、データム要素150は、ハンドル12に対してほとんど移動しない。しかしながら、歯処理処置10が利用者の歯を横断して移動すると、ノズル36はその隣接歯間の間隙を覆うように位置決めされる。このような位置において、利用者の歯との接触を通じてノズル36に作用する力が解消される。これにより、ツール導管セクション84の弾性セクション118が、回動軸線Pを中心として回動するようにノズル支持体120を付勢するので、図6(a)に表わすように、ノズル36が、自身の遠位位置に向かって急速に移動される。これにより、第1の磁石182が、第1のセンサ68に対して急速に移動するが、第2の磁石182と第2のセンサ70とが互いに対してほとんど又は全く移動しない。

0082

このことは、制御装置66によって計算されたSaの値について急速な変化を発生させる。当該実施例では、Saは、ノズル36が自身の遠位位置に向かって急速に移動する場合に、比較的大きい負の値を有している。Saの値が、ノズル36の先端が隣接歯間の間隙に侵入した場合に発生する第1の閾値より低くなった場合に、制御装置66は、第2の状態すなわち準備完了状態となる。ノズル36の先端が隣接歯間の間隙の内部に位置している状態において、Saの値は急速に大きくなる。このような現象は、ノズル36の先端が隣接する歯に移動開始する場合に、ノズル36が自身の遠位位置から離隔するように移動するに従って、約の値となるまで、又は零より大きい値となるまで持続する。

0083

その後に、Saの値が、第1の閾値より大きい第2の閾値より大きくなった場合に、制御装置66は、第3の状態すなわち“放出”状態となる。第3の状態すなわち“放出”状態では、制御装置66は、格納されている所定量の水が水の噴流としてポンプ48の流体出口62から放出されるようにポンプ48を起動させるために、モータ50を動作させる。水の噴流は、第2の導管60を通過し、ノズル36の流体出口42から放出される。

0084

水の噴流をノズル36に供給した後に、制御装置66は、ポンプ48を準備完了状態に復帰させるために、ポンプ48の流体チャンバを補充するように配置される。ポンプ48の流体チャンバが補充されると、制御装置66は自身の準備未完状態に復帰する。

0085

上述の実施例では、データム要素150は、単一の環状のデータム面154を備えている。代替的には、データム要素150は、複数のデータム面を備えている。図7(a)及び図7(b)は、歯処理処置の、第1の代替的なデータム要素190を具備するヘッドを表わす。第1の代替的なデータム要素190は、データム要素190の指状部材194それぞれによって提供される複数のデータム面192を備えている。指状部材194は、データム要素190の共通する蛇腹部に接続されている比較的高剛性な部材とされる。代替的には、指状部材194は、比較的可撓性を有しており、例えば弾性材料から形成されている。データム要素190において、指状部材194は、略シリンドリカル状の形状とされ、様々な大きさとすることができる。図8(a)及び図8(b)は、歯処理処置の、第2の代替的なデータム要素200を具備するヘッドを表わす。第2の代替的なデータム要素200の指状部材202は、ラジアル方向に配置されたフィンの形態とされ、データム要素200の共通する蛇腹部に接続されている。図9(a)及び図9(b)は、歯処理処置の、第3の代替的なデータム要素210を具備するヘッドを表わす。単一の接触部材212は、複数の角度的に離隔されているデータム面214を備えている。

0086

上述のように、他の実施例では、ツールは、ブラシユニットを備えていない場合があり、この場合には、歯処理処置は、利用者の歯の間隙同士の間を清浄するための専用の隣接歯間処理装置の形態とされる。図10〜図11(c)は、歯処理装置218のこのような実施例を表わす。当該実施例では、ブラシユニットがツール220のヘッド222に接続されていない点、及び、データム要素150が比較的大きいデータム要素224に置き換えられている点において、ツール220はツール14と相違する。データム要素150と同様に、データム要素224は、ノズル36を囲んでおり、ノズル36を収容するための中央ボアを有している。データム要素224は、歯処理処置10の利用の際に利用者の歯と接触するためのデータム面226を備えている。当該実施例では、データム面226は環状の形状とされる。データム面226は、データム要素224の環状本体228の一方の端部の外面によって形成されている。環状本体228の他方の端部は、ツール220のヘッド222の環状端部分230に接続されている。ヘッド222の環状端部分230は、ツール220のステム232に接続されており、好ましくはツール220のステム232と一体化されている。接触部材228は、データム要素224の比較的高剛性な内部スリーブ234に接続されており、且つ、データム要素224の比較的高剛性な内部スリーブ234の周りに延在している。データム要素224の比較的高剛性な内部スリーブ234は、ノズル36の周方向フランジ162によって係合されている。

0087

データム要素224のスリーブ234は、データム要素224が回動軸線Pを中心としてハンドル12に対して移動するように、データム要素150のスリーブ160として同一のデータム要素支持体に接続されている。データム要素150と同様に、データム要素224は、図11(a)に表わす第1の位置すなわち遠位位置と図11(b)及び図11(c)に表わす第2の位置すなわち近位位置との間において、ハンドル12に対して移動可能とされる。また、ノズル36とデータム要素224とは、互いから独立して移動可能とされる。ノズル36とデータム要素224との両方が自身の遠位位置に位置している場合に、ノズル36の先端42とデータム面226とが略同一平面上に配置される。

0088

ハンドル12に対するノズル36及びデータム要素224の移動は、第1の実施例と同様に配置されたセンサ68,70並びに第1の磁石182及び第2の磁石186を利用することによって検出される。しかしながら、当該実施例では、データム要素224は、弾性材料から形成されている環状本体228によって、遠位位置に向かって移動するように付勢されている。図11(b)及び図11(c)に表わすように、データム要素224が自身の遠位位置から自身の近位位置に向かって移動するに従って、環状本体228は圧縮される。圧縮された環状本体228に発生する内力は、データム要素224を遠位位置に向かって付勢する方向に作用する。当該実施例では、環状本体228とピン140の端部とが係合することによって、データム要素224が自身の遠位位置を越えて移動することが防止される。また、環状本体228がさらに圧縮されても、スリーブ234は図11(b)及び図11(c)に表わす位置を越えて移動しない。

0089

上述の実施例それぞれにおいて、ノズル36及びデータム要素150,224の移動は別々に検出され、ノズル36とデータム要素150,224との間における相対的移動は、センサ68,70から出力される信号から検出される。図12(a)〜図14に表わす歯処理装置240の実施例では、単一のセンサが、ノズルとデータム要素との間における相対的移動を検出するために利用される。歯処理処置10と同様に、歯処理装置240は、ハンドル242と、ハンドル242に取り外し可能に接続されているツール244とを備えている。ツール244は、歯処理処置10のツール14とは相違する。第1の磁石182及び第2の磁石186、並びに、第1の磁石182及び第2の磁石186に接続されている第1のアーム184及び第2のアーム188は、ノズル36に接続されている単一の磁石246及び当該実施例ではデータム要素150であるデータム要素150に置き換えられている。単一の磁石246は、データム要素150に取り付けられているか、又は、データム要素150が接続されているツール244の任意の部分に取り付けられており、データム要素150と共に移動する。当該実施例では、ピン140が取り外され、単一の磁石246が、データム要素支持体164に接続されているアーム166の変更された端部セクション172′に接続されている。センサ248に対する単一の磁石246の相対的な位置に従う信号を出力するためのセンサ248が、ノズル36に接続されている。また、センサ248は、ノズル36に取り付けられているか、又はノズル36が接続されているツール244の任意の部分に取り付けられており、ノズル36と共に移動する。好ましくは、センサ248は、単一の磁石246の近傍に配置されており、当該実施例では、センサ248は、ノズル36の入口セクション134に取り付けられている。好ましくは、センサ248は、ホール効果センサとされる。

0090

センサ248は、可撓性ケーブル250を介して、コネクタ252に接続されており、コネクタ252は、ツール244がハンドル242に取り付けられている場合にハンドル242に配置されている、予備コネクタ(図示しない)に物理的に接続される。代替的には、コネクタ252は、センサ248から出力された信号を制御装置66に送信するための送信機に置き換えられている場合がある。予備コネクタは、好ましくは、センサ68,70が取り外されている回路基板180に設けられている。さもなければ、ハンドル242が、歯処理装置10のハンドル12と同一である。

0091

センサ248は、単一の磁石246及びセンサ248の相対的な位置に従った電圧を有している出力を発生させる。制御装置66は、センサ248から出力を受けるように、10ms毎にすなわち100Hzの周波数で当該出力をサンプリングするように、且つ、サンプル出力すなわちサンプル電圧Sを発生させるように構成されている。サンプル出力から、制御装置66は、連続するサンプル出力の差分からサンプル出力の変化率Srを10ms毎に発生させるように構成されている。従って、制御回路は、変化率Srの値を10ms毎に計算するように構成されている。さらに、制御装置66は、直近10個の変化率Srの値の平均値を計算することによってサンプル出力Saの平均変化率を決定するように構成されている。従って、サンプル出力Saの値も、直前の100msの時間周期の際に計算された変化率Srの値から10ms毎に計算される。

0092

歯処理装置240は、歯処理装置10に関連して説明した6つの異なる動作モードのうち一の動作モードで利用可能とされる。動作モード3、動作モード5、又は動作モード6が利用者によって選択されている場合には、制御装置66は、最初に第1の状態すなわち“準備未完”状態とされる。歯処理装置240のヘッド28が利用者の歯に対して押圧されている場合に、剛毛32、ノズル36の先端138、及びデータム要素150のデータム面154が利用者の歯に接触している。利用者が歯処理装置240のヘッド28に作用させる力に依存して、ブラシユニットの剛毛32が屈曲され、ノズル36とデータム要素150との両方が、図12(a)に表わす自身の遠位位置から、図13に表わす自身の近位位置に向かって移動される。ノズル36とデータム要素150とが自身の遠位位置に位置している場合に、ノズル36の先端138とデータム要素150のデータムとが略同一平面上に配置されると、ノズル36とデータム要素150とが一体となって移動される。ノズル36とデータム要素150とが自身の遠位位置から離隔するように一体となって移動されるので、ノズル36とデータム要素150とが互いに対してほとんど相対的に移動されない。従って、センサ248からの出力は比較的一定に維持されるので、制御装置66は準備未完状態を維持している。

0093

歯処理装置240のヘッド28が利用者の歯を横断して移動されると、ハンドル242に対するノズル36及びデータム要素150の位置は、歯の形状及び輪郭、並びに、ヘッド28を歯に押圧させる力に従って変化する。しかしながら、ノズル36の先端138とデータム要素150のデータム面154との両方が利用者の歯に接触している状態では、ノズル36とデータム要素150とがハンドル12に対して一体となって移動されるので、やはり、ノズル36とデータム要素150とは互いに対してほとんど移動されない。従って、センサ248からの出力は比較的一定な状態を継続しているので、制御装置66は準備未完状態を維持している。このような状態の説明を補助するために、図15トレースT1は、歯処理装置240のヘッド28が比較的平坦な試験面TS1を横断して移動される場合における、センサ248からの出力の変化の一例を示している。対照的に、トレースT2は、歯処理装置240のヘッド28の静止部分に配置されている、例えば単一の磁石246に隣接しているがツール244のステム26の内面に配置されている基準センサから同時に受ける出力の変化を示している。トレースT1が、時間軸に対して比較的一定を維持している一方、トレースT2は、歯処理装置240のヘッド28が比較的平坦な基準面を横断して移動される場合に利用者によってノズル36の先端138に作用される、圧力に従って変化する。

0094

歯処理装置240のヘッド28が利用者の歯からその隣接する歯に移動すると、データム要素150は当該歯の間の隣接歯間の間隙を跨ぐので、データム要素150はハンドル242に対してほとんど移動しない。しかしながら、歯処理装置240が利用者の歯を横断して移動されると、ノズル36は当該歯の間の隣接歯間の間隙を覆うように配置される。このような配置では、利用者の歯との接触を通じてノズル36に作用する力が解消される。これにより、ツール導管セクション84の弾性セクション118は、回動軸線Pを中心として回動するようにノズル支持体120を付勢するので、ノズル36は、図14に表わす遠位位置に向かって急速に移動される。このようにして、センサ248は、単一の磁石246に対して急速に移動されるので、制御装置66によって計算されるサンプル出力Saの値が急速に変化する。このことの説明を補助するために、図16のトレースT3は、歯処理装置240のヘッド28が切欠を具備する試験面TS2を横断して移動された場合における、センサ248からの出力の変化の一例を示しており、トレースT4は、ステム26の内面に配置されている基準センサから同時に受ける出力の変化を示している。トレースT3は、ノズル36が試験面TS2の切欠それぞれに嵌入することにそれぞれ対応する一連の溝を含んでいる。

0095

歯処理装置10と同様に、サンプル出力Saの値が、ノズル36の先端138が隣接歯間の間隙に侵入した際に発生する第1の閾値を下回った場合に、歯処理装置240の制御装置66は、第2の状態すなわち“準備完了”状態に移行する。ノズル36の先端138が隣接歯間の間隙の内部に配置されている場合に、サンプル出力Saの値が急速に増大する。このような現象は、ノズル36の先端が隣接する歯に移動開始する場合に、ノズル36が自身の遠位位置から離隔するように移動するに従って、約零の値となるまで、又は零より大きい値となるまで持続する。その後にSaの値が、第1の閾値より大きい第2の閾値より大きくなった場合に、制御装置66は、第3の状態すなわち“放出”状態となる。第3の状態すなわち“放出”状態では、制御装置66は、格納されている所定量の水が水の噴流としてポンプ48の流体出口62から放出されるようにポンプ48を起動させるために、モータ50を動作させる。水の噴流は、第2の導管60を通過し、ノズル36の流体出口42から放出される。

0096

10 歯清浄装置
12ハンドル
14 ツール
16 (ハンドル12の)本体
18 ボタン
20 ボタン
22 ボタン
24ディスプレイ
25 透明パネル
26ステム
28ヘッド
30剛毛キャリア
32剛毛
34流体リザーバ
36ノズル
40流体供給システム
42 (ノズル36の)流体出口
44 (流体供給システム40の)流体出口
48容積型ポンプ
50モータ
52バッテリ
54 第1の導管
56 (ポンプ48の)流体入口
58 第1の逆止弁
60 第2の導管
62 (ポンプ48の)流体出口
64 第2の逆止弁
66制御装置
68 (制御回路の)第1のセンサ
70 (制御回路の)第2のセンサ
72凹状コネクタ
74 (ステム26の)基部
76凹所
78 (本体16の)端面
80環状シート
82 (流体リザーバ34の)環状底壁
84 ツール導管セクション
86環状支持体
100リザーバ流体入口ポート
102閉塞部材
104 (閉塞部材102の)ヘッド
106 (閉塞部材102の)アーム
108 (流体リザーバ34の外壁の)上側セクション
110 (流体リザーバ34の環状底壁82の)下側セクション
112 (流体リザーバ34の)内壁
114 (ツール導管セクション84の)入口セクション
116 (ツール導管セクション84の)出口セクション
118 (ツール導管セクション84の)弾性セクション
120ノズル支持体
122カラー
124指状部材
126 第1のブラケット
128台座
130 (ノズル36の)流体入口
134 (ノズル36の)入口セクション
136 出口セクション
138 (出口セクション136の)先端
140ピン
142 (入口セクション134の)フック状セクション又はループ状セクション
150データム要素
152 (データム要素150の)中央ボア
154 (データム要素150の)データム面
156 (データム要素150の)環状本体
158 (環状本体156の)蛇腹部
160 (データム要素150の)内側スリーブ
162 (ノズル36の)周方向フランジ
164 データム要素支持体
166 アーム
168 (データム要素支持体164の)指状部材
170 ブラケット
172フック状部材(ループ状部材)
180回路基板
181コネクタ
182 第1の磁石
184 第1のアーム
186 第2の磁石
188 第2のアーム
190 第1の代替的なデータム要素
192 (第1の代替的なデータム要素の)データム面
194 (第1の代替的なデータム要素の)指状部材
200 第2の代替的なデータム要素
202 (第2の代替的なデータム要素の)データム面
204 (第2の代替的なデータム要素の)指状部材
210 第3の代替的なデータム要素
212 (第3の代替的なデータム要素の)接触部材
214 (第3の代替的なデータム要素の)データム面
218 歯処理装置
220 ツール
222 (ツール220の)ヘッド
224 データム要素
226 (データム要素224の)データム面
228 (データム要素224の)環状本体
230 (ヘッド222の)環状端部分
232 (ツール220の)ステム
234 (データム要素224の)スリーブ
240 歯処理装置
242 ハンドル
244 ツール
246 単一の磁石
248 センサ
250 可撓性ケーブル
252 コネクタ

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