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図面 (8)

課題

仮想メモリを用いた場合におけるデータの喪失の防止を図りつつ補助記憶装置省電力化を図る。

解決手段

メモリと、メモリとともに仮想メモリとして使用される補助記憶装置と、を有する画像形成装置1において、空サイズ算出部102は、メモリに設定される所定の領域の空き容量を算出する。モード決定部103は、その空き容量が、特定のアプリケーションを実行する際に確保すべき必要領域分あるか否かに応じて、省電力モードを決定する。具体的には、ない場合は、第一の省電力モードに決定し、ある場合は、第一の省電力モードよりも消費電力が低減される第二の省電力モードに決定する。そして、省電力モード適用部104は、決定した省電力モードを補助記憶装置に適用する。

概要

背景

コピースキャンファックス、およびボックスなどの様々な機能を備えた画像形成装置が普及している。このような画像形成装置は、「複合機」または「MFP(Multi Function Peripherals)」と呼ばれることがある。

画像形成装置は、パーソナルコンピュータとは異なり、常時、電源が入っていることが多い。しかし、アイドリングの状態である時間が長いので、省電力化が強く求められる。

そこで、アイドリングの状態が一定の時間続くと、ジョブ受け付けることができるようにCPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random Access Memory)など一部のハードウェアモジュールへの電力の供給を継続しつつ、タッチパネルディスプレイスキャンユニットプリントユニット、またはハードディスクドライブなど一部のハードウェアモジュールへの電力の供給を遮断する。これにより、省電力化を図ることができる。

画像形成装置における省電力化を図る技術として、例えば次のような技術が提案されている。

画像形成装置は、第1の節電モード移行すると、読取モジュール等、一部のモジュールへの電源供給を停止する。その後、画像形成装置は、第2の節電モードに移行する場合、ハードディスクドライブにより実現される第2の記憶部に記憶されているデータの少なくとも一部を、RAM等のメモリにより実現される第1の記憶部に保存する。画像形成装置10は、第2の節電モードにおいて、外部からジョブ要求を受け付けると、第1の記憶部及び第2の記憶部の少なくともいずれかに記憶されているデータに基づいて、ジョブ要求に応答する(特許文献1)。

第1ストレージと比べて消費電力が大きい第2ストレージに対する電力供給の停止された状態において、順次に入力される複数のデータを第1ストレージに格納していき、第1ストレージの空き容量が閾値以下になったときに、第2ストレージに対する動作電力の供給を開始する。第2ストレージが稼動状態切り替わった以後において、未格納のデータを第1ストレージに代えて第2ストレージに格納していく。複数のデータを全て格納した後、入力順序とは逆の順序で各データを第2ストレージから第1ストレージへ転送して複製する。入力順序と同じ順序でデータを読み出す過程において、以後に読み出すべきデータが全て第1ストレージに格納されている状態になったときに、第2ストレージに対する前記動作電力の供給を停止する(特許文献2)。

また、画像形成装置が高性能化しまたは多機能化すると、RAMの必要な容量が多くなる。さらに、近年、従来よりも容易にアプリケーションを開発し画像形成装置へインストールすることができるようになった。

よって、画像形成装置を設置後、アプリケーションを増やすほど、画像形成装置のRAMの空き容量がますます不足しやすくなる。

そこで、RAMの空き容量を確保するための技術として、仮想メモリの技術が普及している。この技術によると、ハードディスクドライブまたはSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置へ、RAMに記憶されている一部のプログラムまたはデータをスワップアウトする技術が用いられている。この技術の1つとして、次のような技術が提案されている。

印刷装置は、各種情報を一時的に格納するメモリと、ハードディスクドライブの電源がオンとなっている第1の動作状態から、ハードディスクドライブの電源がオフとなっている第2の動作状態への移行に際して、ハードディスクドライブに格納された印刷情報の一部をメモリに複製する格納処理手段と、第2の動作状態に移行した後、ホスト装置から印刷情報の取得が要求された場合、当該要求された印刷情報とメモリに格納された印刷情報とを比較する比較手段と、比較の結果、要求された印刷情報がメモリに格納されている場合、当該メモリに格納された印刷情報を用いて要求元のホスト装置に応答を送信する応答手段とを具備する(特許文献3)。

概要

仮想メモリを用いた場合におけるデータの喪失の防止をりつつ補助記憶装置の省電力化をる。メモリと、メモリとともに仮想メモリとして使用される補助記憶装置と、を有する画像形成装置1において、空サイズ算出部102は、メモリに設定される所定の領域の空き容量を算出する。モード決定部103は、その空き容量が、特定のアプリケーションを実行する際に確保すべき必要領域分あるか否かに応じて、省電力モードを決定する。具体的には、ない場合は、第一の省電力モードに決定し、ある場合は、第一の省電力モードよりも消費電力が低減される第二の省電力モードに決定する。そして、省電力モード適用部104は、決定した省電力モードを補助記憶装置に適用する。

目的

本発明は、このような問題点に鑑み、仮想メモリを用いた場合におけるデータの喪失の防止を図りつつ補助記憶装置の省電力化を図ることを、目的とする

効果

実績

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請求項1

メモリと、前記メモリとともに仮想メモリとして使用される補助記憶装置と、前記メモリに設定される所定の領域に、特定のアプリケーションを実行する際に確保すべき必要領域のサイズの空き容量があるか否かを判別する、判別手段と、前記補助記憶装置の省電力のモードとして、前記空き容量がないと前記判別手段によって判別される場合は、第一の省電力モードを適用し、当該空き容量があると判別される場合は、当該第一の省電力モードよりも消費電力が低減される第二の省電力モードを適用する、省電力手段と、を有することを特徴とする画像処理装置

請求項2

前記判別手段は、前記所定の領域のうちの前記特定のアプリケーションとは異なりかつ起動されている第二のアプリケーションによって使用される領域の使用サイズを検知し、当該所定の領域の全体のサイズから当該使用サイズを減算した差が前記必要領域のサイズ以上であるか否かを判別することによって、前記空き容量があるか否かを判別する、請求項1に記載の画像処理装置。

請求項3

メモリと、前記メモリとともに仮想メモリとして使用される補助記憶装置と、特定のアプリケーション以外の起動されている第二のアプリケーションが、前記メモリに設定される所定の領域を所定のサイズ以下しか使用しないと推定される小消費タイプであるか、そうでないと推定される大消費タイプであるかを判別する、判別手段と、前記補助記憶装置の省電力のモードとして、前記第二のアプリケーションが前記大消費タイプであると前記判別手段によって判別される場合は、第一の省電力モードを適用し、前記小消費タイプであると判別される場合は、当該第一の省電力モードよりも消費電力が低減される第二の省電力モードを適用する、省電力手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。

請求項4

前記補助記憶装置は、ハードディスクドライブであって、前記第一の省電力モードは、前記補助記憶装置への電力の供給を停止することなく当該補助記憶装置の磁気ディスク回転数を低減しまたは回転を停止するモードであり、前記第二の省電力モードは、前記補助記憶装置への電力の供給を停止するモードである、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。

請求項5

N本のファックス回線を同時に使用することができる通信手段、を有し、前記特定のアプリケーションは、前記通信手段によって受信された、ファックスのデータに基づいて、画像を用紙に印刷するためのアプリケーションであって、前記必要領域のサイズは、ファックスのNページ分のデータのサイズである、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。

請求項6

端末装置からIP(Internet Protocol)でデータを受信する通信手段、を有し、前記特定のアプリケーションは、前記通信手段によって受信された、PCプリントのデータに基づいて、画像を用紙に印刷するためのアプリケーションであって、PCプリントを同時期に使用する前記端末装置はM台であると推定され、前記必要領域のサイズは、前記PCプリントのMページ分のデータのサイズである、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。

請求項7

N本のファックス回線を同時に使用することができる第一の通信手段と、端末装置からIPでデータを受信する第二の通信手段と、を有し、前記特定のアプリケーションの1つは、前記第一の通信手段によって受信された、ファックスのデータに基づいて、画像を用紙に印刷するためのアプリケーションであり、他の1つは、前記第二の通信手段によって受信された、PCプリントのデータに基づいて、画像を用紙に印刷するアプリケーションであって、前記PCプリントを同時期に使用する前記端末装置はM台であると推定され、前記必要領域のサイズは、ファックスのNページ分のデータのサイズおよび前記PCプリントのMページ分のデータのサイズの和である、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。

請求項8

メモリと、前記メモリとともに仮想メモリとして使用される補助記憶装置と、を有する画像処理装置における省電力方法であって、前記メモリに設定される所定の領域に、特定のアプリケーションを実行する際に確保すべき必要領域のサイズの空き容量があるか否かを判別し、前記補助記憶装置の省電力のモードとして、前記空き容量がないと判別される場合は、第一の省電力モードを適用し、当該空き容量があると判別される場合は、当該第一の省電力モードよりも消費電力が低減される第二の省電力モードを適用する、ことを特徴とする省電力方法。

請求項9

メモリと、前記メモリとともに仮想メモリとして使用される補助記憶装置と、を有する画像処理装置における省電力方法であって、特定のアプリケーション以外の起動されている第二のアプリケーションが、前記メモリに設定される所定の領域を所定のサイズ以下しか使用しないと推定される小消費タイプであるか、そうでないと推定される大消費タイプであるかを判別し、前記補助記憶装置の省電力のモードとして、前記第二のアプリケーションが前記大消費タイプであると判別される場合は、第一の省電力モードを適用し、前記小消費タイプであると判別される場合は、当該第一の省電力モードよりも消費電力が低減される第二の省電力モードを適用する、ことを特徴とする省電力方法。

請求項10

メモリと、前記メモリとともに仮想メモリとして使用される補助記憶装置と、を有する画像処理装置に用いられるコンピュータプログラムであって、前記画像処理装置に、前記メモリに設定される所定の領域に、特定のアプリケーションを実行する際に確保すべき必要領域のサイズの空き容量があるか否かを判別する判別処理を実行させ、前記補助記憶装置の省電力のモードとして、前記空き容量がないと判別される場合は、第一の省電力モードを適用し、当該空き容量があると判別される場合は、当該第一の省電力モードよりも消費電力が低減される第二の省電力モードを適用する、省電力処理を実行させる、ことを特徴とするコンピュータプログラム。

請求項11

メモリと、前記メモリとともに仮想メモリとして使用される補助記憶装置と、を有する画像処理装置に用いられるコンピュータプログラムであって、前記画像処理装置に、特定のアプリケーション以外の起動されている第二のアプリケーションが、前記メモリに設定される所定の領域を所定のサイズ以下しか使用しないと推定される小消費タイプであるか、そうでないと推定される大消費タイプであるかを判別する判別処理を実行させ、前記補助記憶装置の省電力のモードとして、前記第二のアプリケーションが前記大消費タイプであると判別される場合は、第一の省電力モードを適用し、前記小消費タイプであると判別される場合は、当該第一の省電力モードよりも消費電力が低減される第二の省電力モードを適用する、省電力処理を実行させる、ことを特徴とするコンピュータプログラム。

技術分野

0001

本発明は、MFP(Multi Function Peripherals)などの画像処理装置における省電力の技術に関する。

背景技術

0002

コピースキャンファックス、およびボックスなどの様々な機能を備えた画像形成装置が普及している。このような画像形成装置は、「複合機」または「MFP(Multi Function Peripherals)」と呼ばれることがある。

0003

画像形成装置は、パーソナルコンピュータとは異なり、常時、電源が入っていることが多い。しかし、アイドリングの状態である時間が長いので、省電力化が強く求められる。

0004

そこで、アイドリングの状態が一定の時間続くと、ジョブ受け付けることができるようにCPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random Access Memory)など一部のハードウェアモジュールへの電力の供給を継続しつつ、タッチパネルディスプレイスキャンユニットプリントユニット、またはハードディスクドライブなど一部のハードウェアモジュールへの電力の供給を遮断する。これにより、省電力化を図ることができる。

0005

画像形成装置における省電力化を図る技術として、例えば次のような技術が提案されている。

0006

画像形成装置は、第1の節電モード移行すると、読取モジュール等、一部のモジュールへの電源供給を停止する。その後、画像形成装置は、第2の節電モードに移行する場合、ハードディスクドライブにより実現される第2の記憶部に記憶されているデータの少なくとも一部を、RAM等のメモリにより実現される第1の記憶部に保存する。画像形成装置10は、第2の節電モードにおいて、外部からジョブ要求を受け付けると、第1の記憶部及び第2の記憶部の少なくともいずれかに記憶されているデータに基づいて、ジョブ要求に応答する(特許文献1)。

0007

第1ストレージと比べて消費電力が大きい第2ストレージに対する電力供給の停止された状態において、順次に入力される複数のデータを第1ストレージに格納していき、第1ストレージの空き容量が閾値以下になったときに、第2ストレージに対する動作電力の供給を開始する。第2ストレージが稼動状態切り替わった以後において、未格納のデータを第1ストレージに代えて第2ストレージに格納していく。複数のデータを全て格納した後、入力順序とは逆の順序で各データを第2ストレージから第1ストレージへ転送して複製する。入力順序と同じ順序でデータを読み出す過程において、以後に読み出すべきデータが全て第1ストレージに格納されている状態になったときに、第2ストレージに対する前記動作電力の供給を停止する(特許文献2)。

0008

また、画像形成装置が高性能化しまたは多機能化すると、RAMの必要な容量が多くなる。さらに、近年、従来よりも容易にアプリケーションを開発し画像形成装置へインストールすることができるようになった。

0009

よって、画像形成装置を設置後、アプリケーションを増やすほど、画像形成装置のRAMの空き容量がますます不足しやすくなる。

0010

そこで、RAMの空き容量を確保するための技術として、仮想メモリの技術が普及している。この技術によると、ハードディスクドライブまたはSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置へ、RAMに記憶されている一部のプログラムまたはデータをスワップアウトする技術が用いられている。この技術の1つとして、次のような技術が提案されている。

0011

印刷装置は、各種情報を一時的に格納するメモリと、ハードディスクドライブの電源がオンとなっている第1の動作状態から、ハードディスクドライブの電源がオフとなっている第2の動作状態への移行に際して、ハードディスクドライブに格納された印刷情報の一部をメモリに複製する格納処理手段と、第2の動作状態に移行した後、ホスト装置から印刷情報の取得が要求された場合、当該要求された印刷情報とメモリに格納された印刷情報とを比較する比較手段と、比較の結果、要求された印刷情報がメモリに格納されている場合、当該メモリに格納された印刷情報を用いて要求元のホスト装置に応答を送信する応答手段とを具備する(特許文献3)。

先行技術

0012

特開2007−307745号公報
特開2015−23556号公報
特開2012−131081号公報

発明が解決しようとする課題

0013

ところで、補助記憶装置への電力の供給を停止している間は、RAMに記憶されているデータを補助記憶装置へスワップアウトさせたり、補助記憶装置へスワップアウトさせたデータをRAMへスワップインさせたりすることができない。

0014

よって、仮想メモリを適用している場合においてスワップアウトまたはスワップインが必要になったら、補助記憶装置への電力の供給を再開し、補助記憶装置を正常通りに動作させなければならない。

0015

しかし、補助記憶装置が正常通りに動作するまでに時間が掛かると、不具合が生じることがある。例えば、ファックスのデータを受信し始めた際に、RAMの空き量量を補うために補助記憶装置へデータをスワップアウトさせる必要があるにも関わらず、補助記憶装置が正常通りに動作するまでに時間が掛かると、ファックスのデータをRAMに保存することができず喪失してしまうことがある。

0016

本発明は、このような問題点に鑑み、仮想メモリを用いた場合におけるデータの喪失の防止を図りつつ補助記憶装置の省電力化を図ることを、目的とする。

課題を解決するための手段

0017

本発明の一形態に係る画像処理装置は、メモリと、前記メモリとともに仮想メモリとして使用される補助記憶装置と、前記メモリに設定される所定の領域に、特定のアプリケーションを実行する際に確保すべき必要領域のサイズの空き容量があるか否かを判別する、判別手段と、前記補助記憶装置の省電力のモードとして、前記空き容量がないと前記判別手段によって判別される場合は、第一の省電力モードを適用し、当該空き容量があると判別される場合は、当該第一の省電力モードよりも消費電力が低減される第二の省電力モードを適用する、省電力手段と、を有する。

0018

好ましくは、前記判別手段は、前記所定の領域のうちの前記特定のアプリケーションとは異なりかつ起動されている第二のアプリケーションによって使用される領域の使用サイズを検知し、当該所定の領域全体サイズから当該使用サイズを減算した差が前記必要領域のサイズ以上であるか否かを判別することによって、前記空き容量があるか否かを判別する。

0019

本発明の他の一形態に係る画像処理装置は、メモリと、前記メモリとともに仮想メモリとして使用される補助記憶装置と、特定のアプリケーション以外の起動されている第二のアプリケーションが、前記メモリに設定される所定の領域を所定のサイズ以下しか使用しないと推定される小消費タイプであるか、そうでないと推定される大消費タイプであるかを判別する、判別手段と、前記補助記憶装置の省電力のモードとして、前記第二のアプリケーションが前記大消費タイプであると前記判別手段によって判別される場合は、第一の省電力モードを適用し、前記小消費タイプであると判別される場合は、当該第一の省電力モードよりも消費電力が低減される第二の省電力モードを適用する、省電力手段と、を有する。

0020

前記補助記憶装置は、例えば、ハードディスクドライブであって、前記第一の省電力モードは、前記補助記憶装置への電力の供給を停止することなく当該補助記憶装置の磁気ディスク回転数を低減しまたは回転を停止するモードであり、前記第二の省電力モードは、前記補助記憶装置への電力の供給を停止するモードである。

発明の効果

0021

本発明によると、仮想メモリを用いた場合におけるデータの喪失の防止を図りつつ補助記憶装置の省電力化を図ることができる。

図面の簡単な説明

0022

画像形成装置を含むネットワークシステムの全体的な構成の例を示す図である。
画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。
RAMのメモリ領域の例を示す図である。
画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。
補助記憶装置の省電力モードの管理の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。
補助記憶装置の省電力モードの管理の処理の流れの例を説明するフローチャートである。

実施例

0023

〔第一の実施形態〕
図1は、画像形成装置1を含むネットワークシステムの全体的な構成の例を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、RAM10bのメモリ領域の例を示す図である。図4は、画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。

0024

図1に示す画像形成装置1は、一般に「複合機」または「MFP(Multi Function Peripherals)」などと呼ばれる画像処理装置であって、コピー、PCプリントファックス送信ファイル受信スキャナ、およびボックスなどの機能を集約した装置である。

0025

画像形成装置1は、通信回線3を介して端末装置2Aおよびファックス端末2Bなどと装置と通信する。通信回線3として、インターネット、LAN(Local Area Network)回線、または公衆回線などが用いられる。端末装置2Aとして、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、またはスマートフォンなどが用いられる。

0026

PCプリント機能は、端末装置2Aから受信した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する機能である。

0027

ファックス送信機能は、用紙から画像を読み取ってファックスデータとしてファックス端末2Bへ送信する機能である。

0028

ファックス受信機能は、ファックス端末2Bから画像をファックスデータとして受信し用紙に印刷する機能である。

0029

ボックス機能は、ユーザごとに「ボックス」または「パーソナルボックス」などと呼ばれる記憶領域を与えておき、各ユーザが自分の記憶領域によって画像データなどを保存し管理するための機能である。ボックスは、パーソナルコンピュータにおける「フォルダ」または「ディレクトリ」に相当する。

0030

画像形成装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、補助記憶装置10d、タッチパネルディスプレイ10e、操作キーパネル10f、NIC(Network Interface Card)10g、モデム10h、スキャンユニット10i、プリントユニット10j、フィニッシャ10k、および電源ユニット10mなどによって構成される。

0031

タッチパネルディスプレイ10eは、ユーザに対するメッセージを示す画面、ユーザがコマンドまたは情報を入力するための画面、およびCPU10aが実行した処理の結果を示す画面などを表示する。また、タッチパネルディスプレイ10eは、タッチされた位置を示す信号をCPU10aへ送る。

0032

操作キーパネル10fは、いわゆるハードウェアキーボードであって、テンキースタートキーストップキー、およびファンクションキーなどによって構成される。

0033

NIC10gは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルで端末装置2Aなど他の装置との通信を行う。

0034

モデム10hは、ファックス端末2Bとの間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りする。

0035

スキャンユニット10iは、プラテンガラスの上にセットされたシートに記されている画像を読み取って画像データを生成する。

0036

プリントユニット10jは、スキャンユニット10iによって読み取られた画像のほか、NIC10gまたはモデム10hによって端末装置2Aまたはファックス端末2Bなどから受信した画像を用紙に印刷する。

0037

フィニッシャ10kは、プリントユニット10jによって得られた印刷物に対して、必要に応じて後処理を施す。後処理は、ステープル綴じる処理、パンチ穴を開ける処理、または折り曲げる処理などである。

0038

電源ユニット10mは、CPU10aからの指令などに応じて、上に例示した各ハードウェアモジュールへ電力を供給する。

0039

ROM10cまたは補助記憶装置10dには、オペレーティングシステム、上述のコピー、PCプリント、ファックス送信、ファックス受信などの各機能を実現するためのアプリケーション、そのほか種々のアプリケーションがインストールされている。

0040

これらは、必要に応じてRAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。コピー、PCプリント、ファックス送信、およびファックス受信の各機能のアプリケーションは、基本的にRAM10bに常時、ロードされている。他のアプリケーションは、適宜、RAM10bにロードされ、または、RAM10bから削除される。

0041

補助記憶装置10dには、RAM10bに記憶されるデータの一部がスワッピングされる。つまり、補助記憶装置10dは、仮想メモリのために用いられる。補助記憶装置10dとして、ハードディスクドライブまたはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。以下、補助記憶装置10dとしてハードディスクドライブが用いられる場合を例に説明する。

0042

補助記憶装置10dには、省電力モードとして、スリープモードおよびスタンバイモードの2つのモードが備わっている。

0043

スリープモードは、磁気ディスクの回転を通常よりも低速に落としまたは停止させて省電力を図るモードである。スタンバイモードは、磁気ディスクへの電力の供給を停止して省電力を図るモードである。

0044

補助記憶装置10dの機種によって、スリープモードおよびスタンバイモードそれぞれの省電力化の方法が異なることがある。いずれにせよ、スリープモードのほうがスタンバイモードよりも省電力の効果が高い。しかし、スリープモードのほうがスタンバイモードよりも復帰するのに要する時間が長い。

0045

RAM10bは、図3に示すように、システムメモリ領域401、制御ファームウェアメモリ領域402、アプリケーションメモリ領域403、およびファイルメモリ領域404などの領域に分割されて使用される。少なくともファイルメモリ領域404には、予め決められたサイズの領域が割り当てられる。以下、このサイズを「ファイルメモリサイズV0」と記載する。

0046

システムメモリ領域401には、画像形成装置1のオペレーティングシステムのカーネルおよびオペレーティングシステムが管理する種々のデータなどが記憶される。

0047

制御ファームウェアメモリ領域402には、画像形成装置1の各ハードウェアを制御するファームウェアを構成するプログラムおよびデータなどが記憶される。ファームウェアの1つとして、補助記憶装置管理ファームウェアが記憶される。補助記憶装置管理ファームウェアによると、補助記憶装置コントローラ100が実現される。補助記憶装置コントローラ100は、補助記憶装置10dへの電力の供給を制御し、または、補助記憶装置10dの磁気ディスクの回転数を制御する。

0048

アプリケーションメモリ領域403には、アプリケーションを構成するプログラムなどが記憶される。

0049

ファイルメモリ領域404は、アプリケーションで取り扱われるデータなどが記憶される。

0050

例えば、ファックスのアプリケーションで取り扱われるデータとして、モデム10hによって受信された画像データがファイルメモリ領域404に格納される。または、NIC10gによって受信されたPCプリントの画像データが格納される。または、MEAP(Mobile Enterprise Application Platform)のアプリケーションで取り扱われるデータとして、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)認証、MT(Movable Type)認証、またはSSO(Single Sign On)認証などのためのデータが記憶される。または、動画像再生するアプリケーションで取り扱われるデータとして、MPEG(Moving Picture Experts Group)などのフォーマットファイルが記憶される。

0051

なお、ファイルメモリ領域404は、「ファイルメモリ」または「画像メモリ領域」などと呼ばれることがある。

0052

アプリケーションメモリ領域403の空き容量が不足すると、ファイルメモリ領域404にアプリケーションがロードされることがある。

0053

オペレーティングシステムまたはファームウェアには、補助記憶装置10dの省電力モードを管理するための省電力用プログラム10Pが含まれている。省電力用プログラム10Pによると、補助記憶装置10dが仮想メモリのために使用される場合においても、他の装置から送信されてきたデータの喪失の防止を図りつつ、補助記憶装置10dの省電力化を図ることができる。。以下、この仕組みについて説明する。

0054

省電力用プログラム10Pによると、図4に示す使用サイズ検知部101、空サイズ算出部102、モード決定部103、省電力モード適用部104、受信開始検知部105、および省電力モード解除部106などが実現される。

0055

使用サイズ検知部101は、画像形成装置1がアイドリングである状態が所定の時間(例えば、3分間)続くと、ファイルメモリ領域404の現在使用されている領域のサイズを検知する。以下、このサイズを「使用サイズV1」と記載する。所定の時間は、画像形成装置1の管理者が予め任意に設定することができる。

0056

使用サイズV1は、公知の方法によって、検知することができる。例えば、使用サイズ検知部101は、オペレーティングシステムのシステムモニタのような、RAM10bを監視しまたは管理する特定のモジュールに問い合わせることによって、使用サイズV1を検知することができる。

0057

空サイズ算出部102は、使用サイズV1が使用サイズ検知部101によって検知されると、ファイルメモリ領域404の現在空いている領域のサイズを使用サイズV1に基づいて算出する。以下、このサイズを「空サイズV2」と記載する。空サイズV2は、下記の(1)式によって算出される。
V2=V0−V1 …… (1)

モード決定部103は、空サイズV2が空サイズ算出部102によって算出されると、スリープモードおよびスタンバイモードのいずれを補助記憶装置10dに適用すべきかを、空サイズV2のサイズに応じて次のように決定する。

0058

空サイズV2が閾値Vt未満である場合は、モード決定部103は、適用すべき省電力モードをスタンバイモードに決定する。一方、空サイズV2が閾値Vt以上である場合は、スリープモードに決定する。閾値Vtは、ファックスの1ページ分の画像データのサイズである。

0059

省電力モード適用部104は、補助記憶装置10dに、モード決定部103によって決定した省電力モードを適用する。

0060

具体的には、スタンバイモードに決定した場合は、省電力モード適用部104は、公知の方法で、補助記憶装置10dの磁気ディスクの回転を所定の回転数に低減させまたは回転を停止させる。例えば、補助記憶装置コントローラ100へ所定のコマンド(スタンバイコマンド4A)を与える。すると、補助記憶装置コントローラ100は、磁気ディスクの回転が所定の回転数に低減しまたは回転が停止するように補助記憶装置10dを制御する。

0061

一方、スリープモードに決定した場合は、省電力モード適用部104は、公知の方法で、補助記憶装置10dへの電力の供給を停止させる。例えば、補助記憶装置コントローラ100へ所定のコマンド(スリープコマンド4B)を与える。すると、補助記憶装置コントローラ100は、補助記憶装置10dへの電力の供給を電源ユニット10mに停止させる。

0062

なお、スリープモードが適用された後、定期的に(例えば、10秒ごとに)、使用サイズ検知部101は使用サイズV1を検知し、空サイズ算出部102は空サイズV2を算出する。そして、空サイズV2が閾値Vt未満になったら、省電力モード適用部104は、補助記憶装置コントローラ100へスタンバイコマンド4Cを送信するなどして、補助記憶装置10dにスタンバイモードを適用する。すると、補助記憶装置コントローラ100は、補助記憶装置10dへの電力の供給を再開するように電源ユニット10mを制御し、磁気ディスクをスタンバイモードの回転数で回転させるように補助記憶装置10dを制御する。スタンバイモードにおいては磁気ディスクの回転を停止させておく場合は、電源ユニット10mのみを制御すればよい。

0063

また、スタンバイモードが適用された後も同様に、定期的に、使用サイズ検知部101は使用サイズV1を検知し、空サイズ算出部102は空サイズV2を算出する。そして、空サイズV2が閾値Vt以上になったら、省電力モード適用部104は、補助記憶装置コントローラ100へスリープコマンド4Bを送信するなどして、補助記憶装置10dにスリープモードを適用する。

0064

受信開始検知部105は、スリープモードまたはスタンバイモードが補助記憶装置10dに適用された後、モデム10hを常時監視し、モデム10hがファックスのデータを受信の処理を開始したことを検知する。例えば、モデム10hに着呼があった場合に、受信の処理が開始されたと検知すればよい。または、発呼側のファックス端末2Bとの接続が完了した場合、受信の処理が開始されたと検知してもよい。または、発呼側のファックス端末2Bからモデム10hがCNG信号を受信した場合に、受信の処理が開始されたと検知してもよい。

0065

省電力モード解除部106は、受信の処理が開始されたことが受信開始検知部105によって検知されたら、公知の方法で、補助記憶装置10dの省電力モードを解除する。例えば、所定のコマンド(解除コマンド4D)を補助記憶装置コントローラ100へ与える。

0066

すると、補助記憶装置コントローラ100は、補助記憶装置10dにスリープモードが適用されている場合は、補助記憶装置10dへの電力の供給を再開するように電源ユニット10mを制御し、磁気ディスクを通常の回転数で回転させるように補助記憶装置10dを制御する。一方、スタンバイモードが適用されている場合は、磁気ディスクを通常の回転数で回転させるように補助記憶装置10dを制御する。

0067

図5は、補助記憶装置10dの省電力モードの管理の処理の流れの例を説明するフローチャートである。

0068

次に、画像形成装置1の全体的な処理の流れを、フローチャートを参照しながら説明する。画像形成装置1は、省電力用プログラム10Pに基づいて、図5に示す手順で処理を実行する。

0069

画像形成装置1は、補助記憶装置10dを省電力モードに切り換えるタイミングが訪れると(図5の#11でYes)、使用サイズV1を検知し(#12)、上述の(1)式に基づいて空サイズV2を算出する(#13)。

0070

空サイズV2が閾値Vt未満である場合は(#14でYes)、画像形成装置1は、適用すべき省電力モードをスタンバイモードに決定し、補助記憶装置10dをスタンバイモードに切り換える(#15)。

0071

切換え後、ファックスの受信に関する所定のイベント(例えば、着呼、発呼側のファックス端末2Bとの接続、またはCNG信号の受信)があるまでの間(#16でNo)、画像形成装置1は、定期的に、使用サイズV1を検知し(#17)、空サイズV2を算出する(#18)。そして、空サイズV2が閾値Vt以上になったら(#19でYes)、補助記憶装置10dをスリープモードに切り換える(#20)。

0072

一方、空サイズV2が閾値Vt以上である場合は(#14でNo)、画像形成装置1は、適用すべき省電力モードをスリープモードに決定し、補助記憶装置10dをスリープモードに切り換える(#21)。

0073

切換え後、ファックスの受信に関する所定のイベントがあるまでの間(#22でNo)、画像形成装置1は、定期的に、使用サイズV1を検知し(#23)、空サイズV2を算出する(#24)。そして、空サイズV2が閾値Vt未満になったら(#25でYes)、補助記憶装置10dをスタンバイモードに切り換える(#26)。

0074

スタンバイモードまたはスリープモードに切り換えた後、ファックスの受信に関する所定のイベントがあると(#16でYesまたは#22でYes)、画像形成装置1は、補助記憶装置10dの省電力モードを解除し、補助記憶装置10dの磁気ディスクの回転を通常通りの回転数に復帰させる(#27)。

0075

画像形成装置1は、サービスを提供している間(#28でYes)、ステップ#11〜#27の処理を適宜、実行する。

0076

第一の実施形態によると、画像形成装置1が端末装置2Aまたはファックス端末2Bから受信したデータの喪失の防止を図りつつ、補助記憶装置10dの省電力化を図ることができる。

0077

第一の実施形態では、閾値Vtとして、ファックスの1ページ分の画像データのサイズを用いた。しかし、複数のファックス回線を同時に使用することができる場合は、その本数に応じたサイズを用いてもよい。つまり、N本のファックス回線を同時に使用することができる場合は、ファックスのNページ分の画像データのサイズを閾値Vtとして用いてもよい。

0078

ファックスの画質のモードの設定を画像形成装置1に対して行うことができる場合は、ファックスの1ページ分の画像データのサイズは、画質のモードに応じて変わる。そこで、この場合は、閾値Vtとして、画質のモードが変更されるごとに、変更後のモードに対応した、ファックスの1ページ分(またはNページ分)の画像データのサイズを用いればよい。閾値Vtは、画質のモードが低画質モードである場合のほうが高画質モードである場合よりも大きい。

0079

カラーファックスおよびモノクロファックスのどちらにも画像形成装置1が対応している場合は、カラーファックスおよびモノクロファックスのどちらを使用するかに応じて閾値Vtを変更すればよい。つまり、カラーファックスの1ページ分(またはNページ分)の画像データのサイズおよびモノクロファックスの1ページ分(またはNページ分)の画像データのサイズのどちらかを選択的に用いればよい。

0080

または、閾値Vtとして、PCプリントの1ページ分の画像データのサイズを用いてもよい。または、PCプリントの機能を同時に使用する端末装置2Aの台数を予め推定し、その台数に応じたサイズを用いてもよい。つまり、M台の端末装置2Aが同時に使用すると推定する場合は、PCプリントのMページ分の画像データのサイズを閾値Vtとして用いてもよい。

0081

または、閾値Vtとして、ファックスのNページ分の画像データのサイズとPCプリントのMページ分の画像データのサイズとの和を用いてもよい。

0082

〔第二の実施形態〕
図6は、画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。

0083

第一の実施形態では、画像形成装置1は、補助記憶装置10dの省電力モードを空サイズV2に基づいて決定した。第二の実施形態では、既に起動したアプリケーションに基づいて決定する。以下、この仕組みについて、説明する。第一の実施形態と重複する点は、説明を省略する。

0084

画像形成装置1のハードウェアの構成は、第一の実施形態におけるハードウェアの構成と同様であり、図2に示した通りである。ただし、ROM10cまたは補助記憶装置10dには、省電力用プログラム10Pの代わりに省電力用プログラム10Qがインストールされている。

0085

省電力用プログラム10Qによると、図6に示すアプリケーション特定部121、モード決定部122、省電力モード適用部123、受信開始検知部124、および省電力モード解除部125などが実現される。

0086

アプリケーション特定部121は、画像形成装置1がアイドリングである状態が所定の時間(例えば、3分間)続くと、現在、アプリケーションメモリ領域403に起動(ロード)されているアプリケーション(以下、「起動アプリケーション」と記載する。)を特定する。ただし、起動アプリケーションには、所定のアプリケーションが含まれないようにしてもよい。特に、コピー、PCプリント、ファックス送信、およびファックス受信など、画像形成装置1の基本的な機能を実現しまたはRAM10bに常駐するアプリケーションは、起動アプリケーションに含まれないようにしてもよい。

0087

起動アプリケーションは、公知の方法によって、検知することができる。例えば、アプリケーション特定部121は、オペレーティングシステムのタスクマネージャまたはシステムモニタのような、アプリケーションを監視しまたは管理する特定のモジュールに問い合わせることによって、検知することができる。

0088

モード決定部122は、アプリケーション特定部121によって起動アプリケーションが特定されると、スリープモードおよびスタンバイモードのいずれを補助記憶装置10dに適用すべきかを、起動アプリケーションに応じて次のように決定する。

0089

起動アプリケーションが大消費タイプに該当する場合は、モード決定部122は、適用すべき省電力モードをスタンバイモードに決定する。一方、小消費タイプに該当する場合は、スリープモードに決定する。

0090

「大消費タイプ」のアプリケーションは、起動後、所定の時間が経過するまでに空サイズV2を閾値Vt未満にしてしまうタイプのアプリケーションである。または、空サイズV2を閾値Vt未満にしてしまう頻度が一定以上である高いタイプのアプリケーションである。「小消費タイプ」は、大消費タイプではないアプリケーションである。

0091

ROM10cまたは補助記憶装置10dにインストールされている各アプリケーションは、大消費タイプおよび小消費タイプのいずれであるのかが設定されている。予め各アプリケーションを実際に起動し、空サイズV2を検知し、タイプを設定するのが望ましい。

0092

省電力モード適用部123は、補助記憶装置10dに、モード決定部122によって決定した省電力モードを適用する。適用の仕方は、第一の実施形態のモード決定部103(図4参照)による適用の仕方と同様である。

0093

なお、スタンバイモードが適用された後、大容量タイプのアプリケーションが終了し、アプリケーションメモリ領域403から削除されたら、省電力モード適用部123は、補助記憶装置10dにスリープモードを適用してもよい。

0094

受信開始検知部124は、第一の実施形態の受信開始検知部105と同様に、モデム10hを常時監視し、モデム10hがファックスのデータを受信の処理を開始したことを検知する。

0095

省電力モード解除部125は、第一の実施形態の省電力モード解除部106と同様に、受信の処理が開始されたことが受信開始検知部124によって検知されたら、補助記憶装置10dの省電力モードを解除する。

0096

図7は、補助記憶装置10dの省電力モードの管理の処理の流れの例を説明するフローチャートである。

0097

次に、画像形成装置1の全体的な処理の流れを、フローチャートを参照しながら説明する。画像形成装置1は、省電力用プログラム10Qに基づいて、図7に示す手順で処理を実行する。

0098

画像形成装置1は、補助記憶装置10dを省電力モードに切り換えるタイミングが訪れると(図7の#31でYes)、起動アプリケーションおよびそのタイプを特定する(#32)。

0099

起動アプリケーションが大消費タイプである場合は(#33でYes)、画像形成装置1は、適用すべき省電力モードをスタンバイモードに決定し、補助記憶装置10dをスタンバイモードに切り換える(#34)。

0100

その後、ファックスの受信に関する所定のイベントが発生することなく(#35でNo)、起動アプリケーションが終了した場合は(#36でYes)、画像形成装置1は、補助記憶装置10dをスリープモードに切り換える(#37)。

0101

一方、起動アプリケーションが小消費タイプである場合は(#33でNo)、画像形成装置1は、適用すべき省電力モードをスリープモードに決定し、補助記憶装置10dをスリープモードに切り換える(#38)。

0102

スタンバイモードまたはスリープモードへの切換え後、ファックスの受信に関する所定のイベントがあった場合(#35でYesまたは#39でYes)は、補助記憶装置10dの省電力モードを解除し、補助記憶装置10dの磁気ディスクの回転を通常通りの回転数に復帰させる(#40)。

0103

画像形成装置1は、サービスを提供している間(#41でYes)、ステップ#31〜#40の処理を適宜、実行する。

0104

第二の実施形態によると、画像形成装置1が端末装置2Aまたはファックス端末2Bから受信したデータの喪失の防止を図りつつ、補助記憶装置10dの省電力化を図ることができる。

0105

第二の実施形態では、画像形成装置1は、起動アプリケーションが大消費タイプであるか小消費タイプであるかに応じて、省電力のモードを決定した。しかし、アプリケーションごとに、取り扱うデータを記憶させるのに必要な空き容量のサイズ(必要サイズ)を定義しておき、起動アプリケーションの必要サイズの合計が閾値を超えるか否かに応じて、省電力のモードを決定してもよい。

0106

その他、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理の内容、処理の順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。

0107

1画像形成装置(画像処理装置)
102空サイズ算出部(判別手段)
103モード決定部(判別手段)
104省電力モード適用部(省電力手段)
121アプリケーション特定部(判別手段)
122 モード決定部(判別手段)
123 省電力モード適用部(省電力手段)
10b RAM(メモリ)
10d補助記憶装置
10g NIC(通信手段、第一の通信手段)
10hモデム(通信手段、第二の通信手段)
404ファイルメモリ領域(所定の領域)

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