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技術 電動油圧ポンプ及び安定化埋込材の載荷試験装置

出願人 株式会社カクタス株式会社ケー・エフ・シー
発明者 原山晃森田和則奥野稔井上武
出願日 2017年1月31日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2017-015676
公開日 2018年8月9日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2018-123733
状態 特許登録済
技術分野 機械的応力負荷による材料の強さの調査 往復動ポンプの細部 アクチュエータ
主要キーワード 立設部分 包含範囲 多角柱形 変位グラフ 給油栓 高所作業台 荷重変位 引き具
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年8月9日)のものです。
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図面 (8)

課題

油圧ポンプの重量を抑制できる構造的な軽量化を図ることができると共に、優れた操作性で圧油吐出量を容易に調整することができる電動油圧ポンプを提供する。

解決手段

油吐出口21を有し、金属製で中空箱体2と、箱体2の側部に設けられ、箱体2と連通して内部に圧油貯留空間4を形成するゴムタンク3と、箱体2の上部に設けられ、電動駆動によって圧油貯留空間4の圧油5を油吐出口21から吐出するポンプブロック10と、動き量に連動してポンプブロック10の駆動軸101の駆動量を調整して圧油5の吐出量を調整可能な吐出調整操作部14を備える電動油圧ポンプ1。

概要

背景

従来、トンネルロックボルト引抜試験高所作業台上でのボルト引張試験足場上での傾斜地アンカー緊張力試験等を行う際には、現場で設置されたロックボルト、ボルト或いはアンカー等の突出部にセンターホールジャッキを取り付け、油圧ポンプでセンターホールジャッキを駆動して突出部に引抜方向の荷重をかけ、載荷荷重に対する変位計測する試験を行っている。

図7(a)はトンネルのロックボルト引抜試験の現場例を示しており、200は載荷試験装置、201は地山、202はロックボルト、203は吹付コンクリート、204は二次覆工コンクリート、205はトンネル空間である。また、図7(b)は高所作業台上でのボルト引張試験の現場例を示しており、300は載荷試験装置、301は構造物、302はボルト、303は高所作業台である。また、図7(c)は足場上での傾斜地アンカーの緊張力試験の現場例を示しており、400は載荷試験装置、401は傾斜地、402はアンカー、403は足場である。

このような載荷試験は、工場試験室ではなく現場で行われるため、載荷試験装置を構成する油圧ポンプ等の構成部は軽量で可搬性に優れるものであることが望ましい。例えば特許文献1の載荷試験装置では、油圧ポンプはコンパクト軽量構造(重量20kg前後)であることが望ましいとされている(特許文献1、段落[0051]参照)。

概要

油圧ポンプの重量を抑制できる構造的な軽量化をることができると共に、優れた操作性で圧油吐出量を容易に調整することができる電動油圧ポンプを提供する。油吐出口21を有し、金属製で中空箱体2と、箱体2の側部に設けられ、箱体2と連通して内部に圧油貯留空間4を形成するゴムタンク3と、箱体2の上部に設けられ、電動駆動によって圧油貯留空間4の圧油5を油吐出口21から吐出するポンプブロック10と、動き量に連動してポンプブロック10の駆動軸101の駆動量を調整して圧油5の吐出量を調整可能な吐出調整操作部14を備える電動油圧ポンプ1。

目的

本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、油圧ポンプの重量を抑制できる構造的な軽量化を図ることができると共に、優れた操作性で圧油の吐出量を容易に調整することができる電動油圧ポンプ、及びこの電動油圧ポンプが用いられる安定化埋込材の載荷試験装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

油吐出口を有し、金属製で中空箱体と、前記箱体の側部に設けられ、前記箱体と連通して内部に圧油貯留空間を形成するゴムタンクと、前記箱体の上部に設けられ、電動駆動によって前記圧油貯留空間の圧油を前記油吐出口から吐出するポンプブロックと、動き量に連動して前記ポンプブロックの駆動軸の駆動量を調整して圧油の吐出量を調整可能な吐出調整操作部を備えることを特徴とする電動油圧ポンプ

請求項2

前記箱体が略矩形箱状であると共に、前記ゴムタンクを覆う筒体が設けられ、前記筒体に対応した位置にバッテリーが装着されるバッテリー支持部が設けられることを特徴とする請求項1記載の電動油圧ポンプ。

請求項3

前記ポンプブロックと前記バッテリー支持部との間に架設される握り部が設けられ、前記握り部の前記ポンプブロック側にトリガー状の前記吐出調整操作部が設けられることを特徴とする請求項2記載の電動油圧ポンプ。

請求項4

前記筒体が前記箱体に着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項2又は3記載の電動油圧ポンプ。

請求項5

前記バッテリー支持部に装着された前記バッテリーに、前記筒体の外端面と略面一となる端面が設けられていることを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の電動油圧ポンプ。

請求項6

前記箱体の前記側部における前記ゴムタンクが設けられている位置と異なる位置に開口部が設けられ、前記開口部が着脱可能な閉塞体閉塞されていると共に、前記閉塞体を外した状態で、前記開口部に接続部材を介して前記箱体と連通して内部に圧油貯留空間を形成する別のゴムタンクを接続可能であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の電動油圧ポンプ。

請求項7

請求項1〜6の何れかに記載の電動油圧ポンプを備える安定化埋込材載荷試験装置であって、安定化埋込材の埋込表面からの突出部に、若しくは前記突出部に連結された連結材引抜力載荷するセンターホールジャッキと、前記センターホールジャッキを油圧駆動する前記電動油圧ポンプを備えることを特徴とする安定化埋込材の載荷試験装置。

技術分野

0001

本発明は、電動式で駆動する電動油圧ポンプ及びこの電動油圧ポンプが用いられるロックボルト等の安定化埋込材載荷試験装置に関する。

背景技術

0002

従来、トンネルのロックボルト引抜試験高所作業台上でのボルト引張試験足場上での傾斜地アンカー緊張力試験等を行う際には、現場で設置されたロックボルト、ボルト或いはアンカー等の突出部にセンターホールジャッキを取り付け、油圧ポンプでセンターホールジャッキを駆動して突出部に引抜方向の荷重をかけ、載荷荷重に対する変位計測する試験を行っている。

0003

図7(a)はトンネルのロックボルト引抜試験の現場例を示しており、200は載荷試験装置、201は地山、202はロックボルト、203は吹付コンクリート、204は二次覆工コンクリート、205はトンネル空間である。また、図7(b)は高所作業台上でのボルト引張試験の現場例を示しており、300は載荷試験装置、301は構造物、302はボルト、303は高所作業台である。また、図7(c)は足場上での傾斜地アンカーの緊張力試験の現場例を示しており、400は載荷試験装置、401は傾斜地、402はアンカー、403は足場である。

0004

このような載荷試験は、工場試験室ではなく現場で行われるため、載荷試験装置を構成する油圧ポンプ等の構成部は軽量で可搬性に優れるものであることが望ましい。例えば特許文献1の載荷試験装置では、油圧ポンプはコンパクト軽量構造(重量20kg前後)であることが望ましいとされている(特許文献1、段落[0051]参照)。

先行技術

0005

特開2003−139673号

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、特許文献1に開示されている油圧ポンプの重量20kg前後は、人力で持ち運ぶことは可能であるものの、現場で作業者が自由に持って動き回れる重量とは言い難い。また、通常は載荷荷重が大きくなるとより大型で重量の嵩む油圧ポンプが必要になるため、載荷荷重が大きくなっても油圧ポンプの重量を抑制できる構造的な軽量化が求められている。

0007

また、載荷試験装置の種類によっては急速に載荷したいケースとゆっくり載荷したいケースがあるため、載荷速度を容易に調整できる操作性が求められているが、特許文献1に開示の油圧ポンプは単にON−OFF切替のスイッチによる手元操作部で駆動されるものであるため、載荷速度、圧油吐出量を容易に調整できる操作性を有するものではない。

0008

本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、油圧ポンプの重量を抑制できる構造的な軽量化を図ることができると共に、優れた操作性で圧油の吐出量を容易に調整することができる電動油圧ポンプ、及びこの電動油圧ポンプが用いられる安定化埋込材の載荷試験装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明の電動油圧ポンプは、油吐出口を有し、金属製で中空箱体と、前記箱体の側部に設けられ、前記箱体と連通して内部に圧油貯留空間を形成するゴムタンクと、前記箱体の上部に設けられ、電動駆動によって前記圧油貯留空間の圧油を前記油吐出口から吐出するポンプブロックと、動き量に連動して前記ポンプブロックの駆動軸の駆動量を調整して圧油の吐出量を調整可能な吐出調整操作部を備えることを特徴とする。
これによれば、ある程度の重量を有するポンプブロックを支持する部分を金属製の箱体として所要支持強度を確保することができると共に、圧油貯留空間を形成する部分の一部をゴムタンクとすることにより、油圧ポンプの重量を抑制できる構造的な軽量化を図ることができ、例えば載荷試験で載荷荷重が大きくなって通常は重量の嵩む油圧ポンプが必要になる場合でも重量が抑制された軽量な油圧ポンプとすることができる。また、ゴムタンクは、ポンプ作動時にゴムタンク内に負圧が発生して大気圧により収縮し、リリース時に元の大きさに戻る動きとなる為、圧油吸入時の負圧を効率的に利用でき、作動油量を減らすことができる。ゴムタンクを使用しない場合、密閉した箱体内が作動時に負圧となってしまい、ポンプ作動時の作動油吸入効率が低下してしまう。また、動き量に連動して圧油の吐出量を調整可能な吐出調整操作部により、優れた操作性で圧油の吐出量を容易に調整することができ、例えば載荷試験の載荷速度を優れた操作性で容易に調整することができ、急速に載荷したいケースとゆっくり載荷したいケースの両方に対応することができる。

0010

本発明の電動油圧ポンプは、前記箱体が略矩形箱状であると共に、前記ゴムタンクを覆う筒体が設けられ、前記筒体に対応した位置にバッテリーが装着されるバッテリー支持部が設けられることを特徴とする。
これによれば、略矩形箱状の箱体とすると共に、ある程度の重量を有するポンプブロックとバッテリーを離間した位置にバランス良く配置することにより、電動油圧ポンプを置いた状態の安定性を高め、転倒を防止することができる。

0011

本発明の電動油圧ポンプは、前記ポンプブロックと前記バッテリー支持部との間に架設される握り部が設けられ、前記握り部の前記ポンプブロック側にトリガー状の前記吐出調整操作部が設けられることを特徴とする。
これによれば、握り部を持って電動油圧ポンプを安定的に持ち運ぶことができ、可搬性を高めることができる。また、握り部を持ったままで電動油圧ポンプを使用することも可能となり、寝かせた状態、立てた状態、手に持った状態など様々な状態で使用することが可能となる。また、吐出調整操作部をトリガー状にすることにより、その引き具合によって圧油の吐出量を調整可能することが可能となり、ハンマードリルなどの手動電動工具と同じ感覚で扱うことが可能となる。従って、より優れた操作性で圧油の吐出量を容易に調整することができる。

0012

本発明の電動油圧ポンプは、前記筒体が前記箱体に着脱自在に取り付けられることを特徴とする。
これによれば、ゴムタンクや箱体のメンテナンス作業を容易化することができる。

0013

本発明の電動油圧ポンプは、前記バッテリー支持部に装着された前記バッテリーに、前記筒体の外端面と略面一となる端面が設けられていることを特徴とする。
これによれば、筒体の外端面とバッテリーの端面を載置面につけて立てた状態に安定して置くことができ、例えば高所作業台上に置く場合にも場所を取らず、設置場所省スペース化することができる。

0014

本発明の電動油圧ポンプは、前記箱体の前記側部における前記ゴムタンクが設けられている位置と異なる位置に開口部が設けられ、前記開口部が着脱可能な閉塞体閉塞されていると共に、前記閉塞体を外した状態で、前記開口部に接続部材を介して前記箱体と連通して内部に圧油貯留空間を形成する別のゴムタンクを接続可能であることを特徴とする。
これによれば、必要に応じて別のゴムタンクを増槽することが可能となり、例えば大荷重が必要な載荷試験を行う場合など、大きな油圧が必要な場合にも容易に対応することができる。

0015

本発明の安定化埋込材の載荷試験装置は、本発明の電動油圧ポンプを備える安定化埋込材の載荷試験装置であって、安定化埋込材の埋込表面からの突出部に、若しくは前記突出部に連結された連結材引抜力を載荷するセンターホールジャッキと、前記センターホールジャッキを油圧駆動する前記電動油圧ポンプを備えることを特徴とする。
これによれば、軽量な電動油圧ポンプを載荷試験に用いることで、載荷試験の作業者の負担を軽減することができる。また、載荷試験で急速に載荷したいケースとゆっくり載荷したいケースの両方に対応することができ、優れた操作性で載荷荷重を容易に調整することができる。また、実施可能な載荷試験の範囲を拡げることができる。

発明の効果

0016

本発明によれば、油圧ポンプの重量を抑制できる構造的な軽量化を図ることができると共に、優れた操作性を有し、圧油の吐出量、加圧速度を容易に調整することができる。

図面の簡単な説明

0017

本発明の実施可能の電動油圧ポンプを示す斜視図。
実施形態の電動油圧ポンプを示す平面図。
実施形態の電動油圧ポンプを示す一部破断正面図。
実施形態の電動油圧ポンプを立てた状態の一部破断正面図。
実施形態の電動油圧ポンプに別のゴムタンクを増槽した状態の一部破断正面図。
実施形態の安定化埋込材の載荷試験装置の全体構成を示す図。
(a)はトンネルのロックボルト引抜試験の現場例を示す図、(b)は高所作業台上でのボルト引張試験の現場例を示す図、(c)は足場上での傾斜地アンカーの緊張力試験の現場例を示す図。

実施例

0018

〔実施形態の電動油圧ポンプ及び安定化埋込材の載荷試験装置〕
本発明による実施形態の電動油圧ポンプ1は、図1図4に示すように、油吐出口21と開閉弁26を有する金属製で中空の箱体2を有し、本実施形態における箱体2は略矩形箱状の形状で形成されている。箱体2の側部には略有底円筒状のゴムタンク3が設けられており、ゴムタンク3は箱体2の側部に液漏れが防止された状態で着脱可能に取り付けられて固定されている。箱体2とゴムタンク3は内部で連通して圧油貯留空間4を形成しており、圧油貯留空間4に圧油5が貯留されている。

0019

図示例では、略矩形箱状の箱体2の一の側壁に外側方に突出するスリーブ部22が設けられ、スリーブ部22の内側が連通口23になっていると共に、スリーブ部22の外周面の外端近傍には周状の凹部24が形成されている。また、ゴムタンク3の内端には内側に突出して外側で凹んでいる周状の凹部31が形成されている。そして、スリーブ部22の凹部24にゴムタンク3の凹部31が重なるように嵌合され、嵌合された凹部31の外側にオーリング6が外嵌めされて、ゴムタンク3がスリーブ部22及び箱体2に取り付けられて固定されていると共に、その取付箇所がオーリング6の内方へ付勢で液漏れしないように封止されている。

0020

ゴムタンク3の外側には、ゴムタンク3を覆う略有底円筒状の筒体7が設けられている。筒体7は箱体2に着脱自在に取り付けられて固定されており、図示例では、スリーブ部22の外周に雄ねじ、筒体7の内端部内周雌ねじが形成され、筒体7をスリーブ部22に螺着するようにして、筒体7が箱体2に着脱自在に取り付けられており、筒体7でゴムタンク3やオーリング6が覆われるようになっている。

0021

箱体2の側部におけるゴムタンク3が設けられている位置と異なる位置には開口部25が設けられ、開口部25は着脱可能な閉塞体8で閉塞される。本実施形態では、箱体2のゴムタンク3が設けられている側壁と対向する箱体2の側壁に開口部25が形成され、その開口部25が閉塞体8で閉塞されている。開口部25の内周には雌ねじ、閉塞体8の外周には雄ねじが形成され、閉塞体8は開口部25に螺着されていると共に、閉塞体8の雄ねじの部分よりも内側で外周に周設されているオーリング81を開口部25の内周面押し付けて、その取付箇所が液漏れしないように封止されている。また、閉塞体8の略中央には給油栓82が設けられている。

0022

箱体2には、図5に示すように、閉塞体8を外した状態にし、箱体2と連通して内部に油貯留空間4’を形成する別のゴムタンク3aを接続することが可能になっている。別のゴムタンク3aを接続する場合、閉塞体8を外した状態にして開口部25に接続部材9を装着し、接続部材9を介して別のゴムタンク3aを接続する。図5の例では、接続部材9の内寄り部には、開口部25の雌ねじに螺合される雄ねじが形成され、その雄ねじの部分よりも内側で外周にオーリング91が周設されており、接続部材9の内寄り部を開口部25に螺着した状態では、接続部材9と箱体2の取付箇所が液漏れしないように封止される。

0023

接続部材9の外寄り部には、後述する筒体7aの雌ねじに螺合される雄ねじが形成され、その雄ねじの部分よりも外側の位置の外周面に周状の凹部92が形成されている。別のゴムタンク3aの内端には内側に突出して外側で凹んでいる周状の凹部31aが形成されている。そして、接続部材9の凹部92に別のゴムタンク3aの凹部31aが重なるように嵌合され、嵌合された凹部31aの外側にオーリング6aが外嵌めされて、別のゴムタンク3aが接続部材9及び箱体2に取り付けられて固定されると共に、接続部材9と別のゴムタンク3aの取付箇所がオーリング6aの内方への付勢で液漏れしないように封止される。

0024

この別のゴムタンク3aを着脱自在にする構造により、例えばゴムタンク3だけが取り付けられた場合の圧油貯留空間4の容量を約350ml等とし、より小型化、より軽量化が図られた構造にできると共に、大荷重の載荷が必要なケースなどに別のゴムタンク3aを増槽して取り付けられた場合の圧油貯留空間4の容量を約500ml等として、より大きな油圧、荷重の出力に対応する構造とすることができる。

0025

別のゴムタンク3aの外側には、ゴムタンク3aを覆う略有底円筒状の筒体7aが設けられる。筒体7aは接続部材9を介して箱体2に着脱自在に取り付けられて固定され、筒体7aの内端部の内周に形成された雌ねじが接続部材9の外寄り部の雄ねじに螺着されて、筒体7aで別のゴムタンク3aやオーリング6aが覆われるようになっている。また別のゴムタンク3aの略底部中央には給油栓32aが設けられている。

0026

尚、閉塞体8が取り付けられている電動油圧ポンプ1に給油する際には、図4のように電動油圧ポンプ1を立てた状態にして、閉塞体8の給油栓82を取り外して給油する。また、閉塞体8を取り外して別のゴムタンク3aを取り付ける過程で電動油圧ポンプ1に給油する際には、図5のように電動油圧ポンプ1を立てた状態にして、接続部材9を開口部25に装着して接続部材9内まで圧油5を給油し、更に接続部材9に別のゴムタンク3aを取り付けて給油栓32aを取り外して別のゴムタンク3a内に給油する。

0027

また、図1図5に示すように、箱体2の上部には、電動駆動によって圧油貯留空間4の圧油5を油吐出口21から吐出するポンプブロック10が設けられている。本実施形態のポンプブロック10は、駆動軸101の回転駆動プランジャー往復運動させてポンプ作用を行うプランジャーポンプのポンプブロック10であり、ツインポンプラジアルプランジャー方式に対応するものである。ポンプブロック10の上方には、後述するバッテリー12から電力を供給され、ポンプブロック10の駆動軸101を電動駆動するモーター15がハウジング内に内装されている。

0028

筒体7に対応した位置には、充電式のバッテリー12が着脱自在に装着されるバッテリー支持部11が設けられる。図示例においては、バッテリー支持部11は筒体7に固定されると共に、上方に立設するように設けられ、このバッテリー支持部11の立設部分にバッテリー12が装着される。バッテリー12には、バッテリー支持部11に装着された状態で、箱体2に取り付けられた筒体7の外端面71と略面一となる端面121が設けられている。

0029

ポンプブロック10とバッテリー支持部11との間には握り部13が架設されており、握り部13のポンプブロック10側にトリガー状の吐出調整操作部14が設けられている。吐出調整操作部14は、圧油5を油吐出口21から吐出させると共に、その動き量に連動してポンプブロック10の駆動軸101の駆動量を調整し、これにより圧油の吐出量を調整可能になっている。

0030

次に、本実施形態の電動油圧ポンプ1を備える安定化埋込材の載荷試験装置について説明する。図6は安定化埋込材に相当するロックボルトの載荷試験装置500の全体構成を示している。

0031

このロックボルト載荷試験装置500は、地山501に略直交するように打ち込まれたロックボルト503の地山501の埋込表面502から突出部に、若しくはこの突出部に芯を合わせるように固定して連結された連結材504に引抜力を載荷するセンターホールジャッキ505を備えるものであり、センターホールジャッキ505を本実施形態の電動油圧ポンプ1で油圧駆動するものである。尚、本実施形態の電動油圧ポンプ1では、例えばセンターホールジャッキ505の最大ストロークまで最速で約30秒等で到達させることが可能である。

0032

ロックボルト503の埋込表面502とセンターホールジャッキ505との間には、順に反力板506、角度調整台座507、角度調整球座508が設けられている。角度調整球座508は角度調整台座507に対して傾動可能になっており、又、角度調整球座508には連結材504等を解放可能に保持する保持機構が設けられている。センターホールジャッキ505は、角度調整球座508に嵌合して設けられ、油圧ホース509を介して油圧駆動する電動油圧ポンプ1に接続されている。

0033

油圧ホース509の途中には油圧信号生成部510が接続されており、油圧信号生成部510は電動油圧ポンプ1から油圧ホース509に送られる油の油圧を検出して油圧信号を生成する。油圧信号生成部510はトランスミッター511にケーブルを介して電気的に接続されており、トランスミッター511は、油圧信号生成部510からの油圧信号を記録表示部512に無線送信で送信する。

0034

センターホールジャッキ505にはマグネットスタンド513を介して変位信号生成部514が取り付けられている。変位信号生成部514は、ロックボルト503の突出部の所定箇所、若しくはこの突出部に連結された連結材504の所定箇所の引抜力載荷前後の変位を検出して変位信号を生成する。図示例では、センターホールジャッキ505の後側に突出する連結材504に角ワッシャー515が固定されており、角ワッシャー515に変位信号生成部514の測定子の先端を当接させて連結材504の所定箇所の引抜力載荷前後の変位を検出して変位信号を生成している。

0035

変位信号生成部514はトランスミッター511にケーブルを介して電気的に接続されており、トランスミッター511は、変位信号生成部514からの変位信号を記録表示部512に無線送信で送信する。トランスミッター511は、油圧信号生成部510が生成した油圧信号と変位信号生成部514が生成した変位信号を略リアルタイムで記録表示部512に無線送信する。

0036

記録表示部512は、例えばパーソナルコンピューター携帯情報端末或いはスマートフォン等で構成され、CPU等の制御部、メモリハードディスク等の記憶部、キーボードマウスタッチパネル等の入力部、液晶ディスプレイ、タッチパネル等の画像表示部、無線通信インターフェイス有線通信インターフェイス等の通信部を備える。記憶部には、オペレーションシステム荷重変位相関情報に関する処理を行う荷重変位処理プログラム等のアプリケーションプログラムを格納するプログラム格納部と、荷重変位相関情報等のデータを記憶するデータ格納部が設けられる。

0037

記録表示部512は、油圧信号と変位信号を受信し、荷重変位処理プログラムに従って動作する制御部がこの油圧信号と変位信号を取得し、油圧信号から対応する荷重を認識する。油圧信号からの荷重の認識は、例えば荷重変位処理プログラムに対して変更可能に設定されている受圧面積を油圧信号の油圧値に乗じて取得する。そして、記録表示部512は、荷重変位処理プログラムに従って動作する制御部により、認識した荷重と変位信号とから荷重と変位の対応関係を示す荷重変位相関情報を生成し、荷重変位相関情報を記憶部に記録すると共に、荷重−変位グラフ等の所定形式で荷重−変位相関情報を画像表示部で表示する。

0038

本実施形態によれば、ある程度の重量を有するポンプブロック10を支持する部分を金属製の箱体2として所要の支持強度を確保することができると共に、圧油貯留空間4、4aを形成する部分の一部をゴムタンク3、3aとすることにより、油圧ポンプの重量を抑制できる構造的な軽量化を図ることができ、例えば載荷試験で載荷荷重が大きくなって通常は重量の嵩む油圧ポンプが必要になる場合でも重量が抑制された軽量な油圧ポンプとすることができる。例えば本実施形態の電動油圧ポンプ1は、シングルタンクでゴムタンク3だけが取り付けられて圧油5を満タンにされ、バッテリー12が取り付けられた状態で、約4.5kg等の重量にすることが可能であり、特許文献1の重量20kg前後の油圧ポンプよりも大幅に軽量化することができる。

0039

また、ゴムタンク3、3aは、ポンプ作動時にゴムタンク内に負圧が発生して大気圧により収縮し、リリース時に元の大きさに戻る動きとなる為、圧油吸入時の負圧を効率的に利用でき、作動油量を減らすことができる。ゴムタンクを使用しない場合、密閉した箱体内が作動時に負圧となってしまい、ポンプ作動時の作動油の吸入効率が低下してしまう。また、動き量に連動して圧油の吐出量を調整可能な吐出調整操作部14により、優れた操作性で圧油5の吐出量を容易に調整することができ、例えば載荷試験の載荷速度を優れた操作性で容易に調整することができ、急速に載荷したいケースとゆっくり載荷したいケースの両方に対応することができる。

0040

また、箱体2を略矩形箱状にすると共に、ゴムタンク3を覆う筒体7を設け、筒体7に対応した位置にバッテリー12が装着されるバッテリー支持部11を設け、ある程度の重量を有するポンプブロック10とバッテリー12を離間した位置にバランス良く配置することで、電動油圧ポンプ1を置いた状態の安定性を高め、転倒を防止することができる。

0041

また、ポンプブロック10とバッテリー支持部11との間に握り部13を設けることにより、握り部13を持って電動油圧ポンプ1を安定的に持ち運ぶことができ、可搬性を高めることができる。また、握り部13を持ったままで電動油圧ポンプ1を使用することも可能となり、寝かせた状態、立てた状態、手に持った状態など様々な状態で使用することが可能となる。また、握り部13にトリガー状の吐出調整操作部14を設けることにより、その引き具合によって圧油5の吐出量を調整可能することが可能となり、ハンマードリルなどの手動電動工具と同じ感覚で扱うことが可能となる。従って、より優れた操作性で圧油5の吐出量を容易に調整することができる。

0042

また、筒体7、7aを箱体2に着脱自在に取り付けることにより、ゴムタンク3、3aや箱体2のメンテナンス作業を容易化することができる。また、バッテリー支持部11に装着されたバッテリー12の端面121を筒体7の外端面71と略面一に配置することにより、筒体7の外端面71とバッテリー12の端面121を載置面につけて立てた状態に安定して置くことができ、例えば高所作業台上に置く場合にも場所を取らず、設置場所を省スペース化することができる。また、着脱可能な閉塞体8により、必要に応じて別のゴムタンク3aを増槽することが可能となり、例えば大荷重が必要な載荷試験を行う場合など、大きな油圧が必要な場合にも容易に対応することができる。

0043

また、本実施形態のロックボルト載荷試験装置500によれば、軽量な電動油圧ポンプ1を載荷試験に用いることで、載荷試験の作業者の負担を軽減することができる。また、載荷試験で急速に載荷したいケースとゆっくり載荷したいケースの両方に対応することができ、優れた操作性で載荷荷重を容易に調整することができる。また、実施可能な載荷試験の範囲を拡げることができる。

0044

本明細書開示発明の包含範囲
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記変形例や追記した内容も含まれる。

0045

例えば本発明の電動油圧ポンプにおける箱体の形状は、上記実施形態の略矩形箱状の箱体2に限定されず、例えば多角柱形等とすることも可能である。また、本発明における吐出調整操作部の構成も、上記実施形態のトリガー状の吐出調整操作部14に限定されず、動き量に連動して圧油の吐出量を調整可能な適宜の構成とすることが可能である。また、本発明におけるゴムタンクは、箱体と連通して内部に圧油貯留空間を形成する適宜の構成、形状のものとすることが可能である。また、本発明におけるポンプブロックは、電動駆動によって圧油貯留空間の圧油を油吐出口から吐出する適宜の構成とすることが可能である。

0046

また、本発明の安定化埋込材の載荷試験装置における安定化埋込材は、上述のロックボルトの他、アンカー、ボルトなど適宜の地山、傾斜地、構造物等に安定化のために埋め込まれる適宜の部材とすることが可能である。

0047

本発明は、例えばトンネルのロックボルト引抜試験、高所作業台上でのボルト引張試験、足場上での傾斜地アンカーの緊張力試験等の現場で行われる安定化埋込材の載荷試験等でジャッキを駆動する油圧ポンプとして利用することができる。

0048

1…電動油圧ポンプ2…箱体21…油吐出口22…スリーブ部 23…連通口 24…凹部 25…開口部 26…開閉弁3、3a…ゴムタンク31、31a…凹部 32a…給油栓4、4’…圧油貯留空間5…圧油 6、6a…オーリング7、7a…筒体71…外端面 8…閉塞体81…オーリング 82…給油栓 9…接続部材91…オーリング 92…凹部 10…ポンプブロック101…駆動軸11…バッテリー支持部 12…バッテリー 121…端面 13…握り部 14…吐出調整操作部 15…モーター500…ロックボルト載荷試験装置 501…地山502…埋込表面 503…ロックボルト 504…連結材505…センターホールジャッキ506…反力板 507…角度調整台座508…角度調整球座509…油圧ホース510…油圧信号生成部 511…トランスミッター512…記録表示部 513…マグネットスタンド514…変位信号生成部 515…角ワッシャー200…載荷試験装置 201…地山 202…ロックボルト 203…吹付コンクリート204…二次覆工コンクリート205…トンネル空間300…載荷試験装置 301…構造物302…ボルト303…高所作業台400…載荷試験装置 401…傾斜地402…アンカー403…足場

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