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図面 (9)

課題

ドライバが車両を操舵している場合において、ドライバの状態を安定して検知することができるドライバ監視装置、車両、ドライバ監視方法およびプログラムを提供する。

解決手段

ドライバ監視装置1は、車室内のドライバの状態を撮像する撮像装置21と、ドライバに向けて赤外線照射する複数の赤外線照射部22と、撮像装置21が撮像した画像に基づいてドライバの状態を判断する制御部30とを備える。そして、制御部30は、さらに、一部の赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在している場合に、他の赤外線照射部22から赤外線をドライバに照射させる。

概要

背景

従来、車両内ドライバの顔を撮影し、ドライバの顔動作等からドライバの状態(挙動)を検知するドライバモニタリング装置ドライバ監視装置の一例)の技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。ドライバモニタリング装置は、ドライバの顔の向き、ドライバの視線の方向等といったドライバの動作の状態を検出するカメラ撮像装置の一例)と、ドライバに近赤外光赤外線の一例)を照射する投光器赤外線照射部)とを備える。このドライバモニタリング装置は、車両のインストゥルメントパネルのうち、ドライバの正面に近い位置に取り付けられている。

概要

ドライバが車両を操舵している場合において、ドライバの状態を安定して検知することができるドライバ監視装置、車両、ドライバ監視方法およびプログラムを提供する。ドライバ監視装置1は、車室内のドライバの状態を撮像する撮像装置21と、ドライバに向けて赤外線を照射する複数の赤外線照射部22と、撮像装置21が撮像した画像に基づいてドライバの状態を判断する制御部30とを備える。そして、制御部30は、さらに、一部の赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在している場合に、他の赤外線照射部22から赤外線をドライバに照射させる。

目的

効果

実績

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請求項1

車室内ドライバの状態を撮像する撮像装置と、前記ドライバに向けて赤外線照射する複数の赤外線照射部と、前記撮像装置が撮像した画像に基づいて前記ドライバの状態を判断する制御部とを備え、前記制御部は、さらに、赤外線を照射している一部の前記赤外線照射部と前記ドライバとの間に遮蔽物が存在している場合に、他の前記赤外線照射部から赤外線を前記ドライバに照射させるドライバ監視装置

請求項2

前記複数の赤外線照射部のうちの一部が赤外線を照射する場合において、前記制御部は、赤外線を照射している一部の前記赤外線照射部と前記ドライバとの間に前記遮蔽物が存在している場合に、赤外線を照射している一部の前記赤外線照射部を、赤外線を照射していない他の前記赤外線照射部に切換えて、他の前記赤外線照射部から赤外線を前記ドライバに向けて照射させる請求項1に記載のドライバ監視装置。

請求項3

前記制御部は、赤外線を照射している前記赤外線照射部と前記ドライバとの間に前記遮蔽物が存在しているか否かを判断する判断部を有する請求項1又は2に記載のドライバ監視装置。

請求項4

さらに、ステアリング舵角を検知する舵角検知部を備え、前記制御部は、前記舵角検知部で検知された角度に応じて前記複数の赤外線照射部を制御する請求項1〜3のいずれか1項に記載のドライバ監視装置。

請求項5

前記撮像装置は、複数設けられ、前記制御部は、前記赤外線照射部が前記ドライバに赤外線を照射している際に連動して、各々の前記撮像装置に前記ドライバを撮像させる請求項1〜4のいずれか1項に記載のドライバ監視装置。

請求項6

前記撮像装置は、複数設けられ、さらに、前記舵角検知部が検知した角度に応じて、撮像する前記撮像装置を他の前記撮像装置に切換える撮像装置切換部を備える請求項4に記載のドライバ監視装置。

請求項7

前記赤外線照射部及び前記撮像装置は、ステアリングコラムに配置されている請求項1〜6のいずれか1項に記載のドライバ監視装置。

請求項8

さらに、前記赤外線照射部及び前記撮像装置が動作していることを示す情報を表示する表示部を備える請求項1〜7のいずれか1項に記載のドライバ監視装置。

請求項9

請求項1〜8のいずれか1項に記載の前記ドライバ監視装置を備える車両。

請求項10

車室内のドライバの状態を撮像する撮像ステップと、赤外線照射部がドライバに向けて赤外線を照射する赤外線照射ステップと、一部の前記赤外線照射部と前記ドライバとの間に遮蔽物が存在している場合に、他の前記赤外線照射部から赤外線を前記ドライバに照射させる制御ステップとを含むドライバ監視方法

請求項11

請求項10に記載のドライバ監視方法をコンピュータに実行させるプログラム

技術分野

0001

本発明は、ドライバ監視装置、車両、ドライバ監視方法およびプログラムに関し、特に、車両を操舵するドライバの状態を検知するドライバ監視装置、ドライバ監視装置を搭載した車両、ドライバ監視方法およびドライバ監視方法を実行するプログラムに関する。

背景技術

0002

従来、車両内のドライバの顔を撮影し、ドライバの顔動作等からドライバの状態(挙動)を検知するドライバモニタリング装置(ドライバ監視装置の一例)の技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。ドライバモニタリング装置は、ドライバの顔の向き、ドライバの視線の方向等といったドライバの動作の状態を検出するカメラ撮像装置の一例)と、ドライバに近赤外光赤外線の一例)を照射する投光器赤外線照射部)とを備える。このドライバモニタリング装置は、車両のインストゥルメントパネルのうち、ドライバの正面に近い位置に取り付けられている。

先行技術

0003

特開2010−97379号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、ドライバモニタリング装置を例えばドライバの正面に配置することにより、ドライバが車両を操舵する際に、ドライバの手およびステアリングスポーク等によって、赤外線照射部が照射する赤外線が遮蔽されてしまう場合がある。この場合、ドライバの顔の向き、ドライバの視線の方向等を検出することができなくなる。

0005

本開示は、ドライバが車両を操舵している場合において、ドライバの状態を安定して検知することができるドライバ監視装置、車両、ドライバ監視方法およびプログラムに関する。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るドライバ監視装置は、車室内のドライバの状態を撮像する撮像装置と、前記ドライバに向けて赤外線を照射する複数の赤外線照射部と、前記撮像装置が撮像した画像に基づいて前記ドライバの状態を判断する制御部とを備え、前記制御部は、さらに、赤外線を照射している一部の前記赤外線照射部と前記ドライバとの間に遮蔽物が存在している場合に、他の前記赤外線照射部から赤外線を前記ドライバに照射させる。

0007

上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る車両は、前記ドライバ監視装置を備える。

0008

上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るドライバ監視方法は、車室内のドライバの状態を撮像する撮像ステップと、赤外線照射部がドライバに向けて赤外線を照射する赤外線照射ステップと、一部の前記赤外線照射部と前記ドライバとの間に遮蔽物が存在している場合に、他の前記赤外線照射部から赤外線を前記ドライバに照射させる制御ステップとを含む。

0009

上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るプログラムは、ドライバ監視方法をコンピュータに実行させる。

0010

なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路コンピュータプログラムまたはコンピュータで読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。

発明の効果

0011

本発明によれば、ドライバが車両を操舵している場合において、ドライバの状態を安定して検知することができる。

図面の簡単な説明

0012

図1は、実施の形態に係るドライバ監視装置が車両に用いられる場合を示す模式図である。
図2は、実施の形態に係るドライバ監視装置が車両のステアリングコラムに配置されている状態を示す図である。
図3は、実施の形態に係るドライバ監視装置を示すブロック図である。
図4は、実施の形態に係るドライバ監視装置の動作の状態を示すイメージ図である。
図5は、実施の形態に係るドライバ監視装置の動作を示すフローチャートである。
図6は、ステアリングが、通常状態の場合、左操状態の場合、右操舵状態の場合における実施の形態に係るドライバ監視装置の動作の状態を示す模式図である。
図7は、実施の形態の変形例に係るドライバ監視装置を示すブロック図である。
図8は、実施の形態の変形例に係るドライバ監視装置の動作を示すフローチャートである。

実施例

0013

(本発明の基礎となった知見)
従来、ドライバの脇見居眠り等を危険な状態是正するために、車両内のドライバの顔を撮影し、ドライバの顔動作等からドライバの状態を検知するドライバ監視装置(ドライバモニタリングカメラとも言う)の車両への搭載が進んでいる。

0014

通常、ドライバ監視装置は、ドライバの状態を検知するため、ドライバの顔に対して正面、かつ、ドライバを見上げる位置に設けることが望ましい。これは、ドライバが上下左右方向に向けられる顔の向き、視線の方向等を安定して精度よく検出する必要があるためである。また、ドライバの瞼やまつ毛の影響を受けることなくドライバの眼の状態を安定して検出する必要がある。

0015

また、ドライバ監視装置では、赤外線をドライバに照射し、撮像装置を用いてその反射光を画像として取得する。これは、夜間でもドライバの顔等の状態を検知する必要があることと、ドライバの視線を精度よく検知するために、角膜反射法によりドライバの眼の基準点なるプルキニエ像が検出されるように赤外線を照射する必要がある。

0016

ここで、プルキニエ像は、赤外線照射部が照射した赤外線が、人の眼の角膜表面反射した場合に映る輝点像である。このプルキニエ像と瞳孔の中心との所定方向の相対的な位置関係に基づいてドライバの視線を導くことができる。具体的には、眼球の向きが変化すると、眼球内に映るプルキニエ像の位置が眼球の向きに対応して移動する。そして、赤外線照射部が眼球に赤外線を照射し、撮像装置が捉える眼球の画像から、瞳孔の中心点角膜反射点であるプルキニエ像の位置座標とを求めることでドライバの視線を検出する。

0017

このような観点から、ドライバの状態を安定的、かつ、精度よく検知するためには、赤外線照射部および撮像装置を、車両のステアリングコラム又はその周辺に配置する必要がある。

0018

しかしながら、ドライバモニタリング装置をドライバの正面に配置すれば、ドライバがステアリングを操舵することで、ドライバの手およびステアリングのスポーク等によって、赤外線照射部が照射する赤外線が遮蔽されてしまう場合がある。この場合、ドライバの顔の向き、ドライバの視線の方向等を検出することができなくなる。

0019

そこで、ドライバが車両を操舵している場合において、ドライバの状態を安定して検知することができるドライバ監視装置、車両、ドライバ監視方法およびプログラムが求められている。

0020

本開示の一態様に係るドライバ監視装置は、車室内のドライバの状態を撮像する撮像装置と、前記ドライバに向けて赤外線を照射する複数の赤外線照射部と、前記撮像装置が撮像した画像に基づいて前記ドライバの状態を判断する制御部とを備え、前記制御部は、さらに、赤外線を照射している一部の前記赤外線照射部と前記ドライバとの間に遮蔽物が存在している場合に、他の前記赤外線照射部から赤外線を前記ドライバに照射させる。

0021

このように、赤外線を照射している一部の赤外線照射部とドライバとの間に遮蔽物が存在している場合に、制御部が他の赤外線照射部から赤外線をドライバに照射させるため、ドライバが車両を操舵することで、ドライバの手およびステアリングのスポーク等によって、赤外線照射部が照射する赤外線が遮蔽されたとしても、ドライバの状態を検知することができる。

0022

したがって、ドライバが車両を操舵している場合において、ドライバの状態を安定して検知することができる。

0023

また、本開示の一態様に係る車両は、ドライバ監視装置を備える。また、本開示の一態様に係るドライバ監視方法は、車室内のドライバの状態を撮像する撮像ステップと、赤外線照射部がドライバに向けて赤外線を照射する赤外線照射ステップと、一部の前記赤外線照射部と前記ドライバとの間に遮蔽物が存在している場合に、他の前記赤外線照射部から赤外線を前記ドライバに照射させる制御ステップとを含む。また、本開示の一態様に係るプログラムは、ドライバ監視方法をコンピュータに実行させる。

0024

これらにおいても、同様の作用効果を奏する。

0025

また、本開示の一態様に係るドライバ監視装置における、前記複数の赤外線照射部のうちの一部が赤外線を照射する場合において、前記制御部は、赤外線を照射している一部の前記赤外線照射部と前記ドライバとの間に前記遮蔽物が存在している場合に、赤外線を照射している一部の前記赤外線照射部を、赤外線を照射していない他の前記赤外線照射部に切換えて、他の前記赤外線照射部から赤外線を前記ドライバに向けて照射させる。

0026

このように、赤外線が遮蔽物により遮蔽されたとしても、赤外線を照射していない他の赤外線照射部から赤外線をドライバに向けて照射するように制御部が切換えるため、赤外線をドライバに向けて照射することができる。このため、赤外線照射部が照射する赤外線が遮蔽されたとしても、ドライバの状態をより確実に検知することができる。

0027

また、本開示の一態様に係るドライバ監視装置において、前記制御部は、赤外線を照射している前記赤外線照射部と前記ドライバとの間に前記遮蔽物が存在しているか否かを判断する判断部を有する。

0028

このように、赤外線を照射している赤外線照射部とドライバとの間に遮蔽物が存在しているか否かを判断部が判断するため、ドライバ監視装置を具体化することができる。

0029

また、本開示の一態様に係るドライバ監視装置は、さらに、ステアリングの舵角を検知する舵角検知部を備え、前記制御部は、前記舵角検知部で検知された角度に応じて前記複数の赤外線照射部を制御する。

0030

このように、舵角検知部で検知された角度に応じて制御部が複数の赤外線照射部を制御するため、より確実にドライバに赤外線を照射することができる。

0031

また、本開示の一態様に係るドライバ監視装置において、前記撮像装置は、複数設けられ、前記制御部は、前記赤外線照射部が前記ドライバに赤外線を照射している際に連動して、各々の前記撮像装置に前記ドライバを撮像させる。

0032

このように、赤外線照射部がドライバに赤外線を照射している際に、撮像装置がドライバを撮像するため、ドライバの状態をより確実に検知することができる。

0033

また、本開示の一態様に係るドライバ監視装置において、前記撮像装置は、複数設けられ、さらに、前記舵角検知部が検知した角度に応じて、撮像する前記撮像装置を他の前記撮像装置に切換える撮像装置切換部を備える。

0034

このように、撮像装置が遮蔽物によりドライバを撮像することができなくなっても、舵角検知部が検知した角度に応じて、撮像している撮像装置を他の撮像装置が撮像するように撮像装置切換部が切換えるため、ドライバの状態をより確実に撮像することができる。

0035

また、本開示の一態様に係るドライバ監視装置において、前記赤外線照射部及び前記撮像装置は、ステアリングコラムに配置されている。

0036

このように、赤外線照射部及び撮像装置がステアリングコラムに配置されているため、ドライバの正面に赤外線を照射したり、ドライバを正面から撮像したりすることができる。

0037

また、本開示の一態様に係るドライバ監視装置は、さらに、前記赤外線照射部及び前記撮像装置が動作していることを示す情報を表示する表示部を備える。

0038

これによれば、ドライバは、表示部が赤外線照射部及び撮像装置が動作していることを表示部により確認することができるため、ドライバが安心感を得ることができる。

0039

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は一例であり、本発明はこれらの実施の形態により限定されるものではない。つまり、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。

0040

また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。

0041

(実施の形態)
[構成]
まず、本実施の形態に係るドライバ監視装置1の構成について図1図4を用いて説明する。

0042

図1は、実施の形態に係るドライバ監視装置1が車両2に用いられる場合を示す模式図である。図2は、実施の形態に係るドライバ監視装置1が車両2のステアリングコラム15に配置されている状態を示す図である。図3は、実施の形態に係るドライバ監視装置1を示すブロック図である。図4は、実施の形態に係るドライバ監視装置1の動作の状態を示すイメージ図である。図4ハッチング部分は、赤外線を表している。

0043

本実施の形態に係るドライバ監視装置1は、車両2を操舵するドライバの状態を検知する装置であり、車両2に搭載されている。ドライバの状態とは、ドライバが通常の操舵を行うに際し、ドライバが正常な状態、ドライバが脇見の状態、ドライバが居眠りの状態等である。

0044

図1および図2に示すように、ドライバ監視装置1は、矩形状をなしており、車両2の車室内に設けられている。具体的には、ドライバ監視装置1は、ドライバに赤外線を照射し、かつ、ドライバの状態を撮像することができるように、車両2のステアリングコラム15又はその周辺に配置されている。本実施の形態では、ドライバ監視装置1は、ステアリングコラム15の上側に配置されている。

0045

図3に示すように、ドライバ監視装置1は、撮像装置21と、複数の赤外線照射部22と、制御部30と、ドライバ状態検知部40と、舵角検知部51と、照射切換部23と、表示部24とを備える。

0046

撮像装置21は、車室内のドライバの状態を撮像する装置であり、例えば単眼カメラである。撮像装置21は、撮像した画像を、後述するドライバ状態検知部40の顔検出部41に送信する。撮像装置21は、ドライバ状態検知部40を有していてもよい。

0047

撮像装置21は、赤外線の光軸がドライバの顔(座席ヘッドレスト)と交差するように設けられている。具体的には、撮像装置21は、車両2の座席に着座したドライバの顔を正面から撮像することができるように配置されている。撮像装置21の撮影範囲は、ドライバが座席に着座した際に、通常の場合にドライバの顔が位置するであろう空間領域である。本実施の形態では、撮像装置21は、図1に示すように、ドライバ監視装置1におけるドライバと向かい合う面の中央部分に設けられている。つまり、本実施の形態では、撮像装置21は、ステアリング14のステアリングスポーク11が移動しても、ステアリングスポーク11に遮られない位置に配置されている。

0048

図3に示すように、赤外線照射部22は、ドライバに向けて赤外線を照射する装置である。赤外線照射部22は複数設けられているが、本実施の形態では2つの赤外線照射部22が設けられている。赤外線照射部22は、例えば、赤外線を照射するLEDを用いてもよい。

0049

赤外線照射部22は、赤外線の光軸がドライバの顔(座席のヘッドレスト)と交差するように設けられている。具体的には、図4に示すように、撮像装置21は、車両2の座席に着座したドライバ3の顔の正面に赤外線を照射することができるように配置されている。本実施の形態では、赤外線照射部22は、ドライバ監視装置1におけるドライバ3と向かい合う面において、撮像装置21の両側に配置されている。

0050

この赤外線照射部22が照射した赤外線では、撮像装置21によって撮像される顔の撮像画像が、夜間などの外部の環境に大きく影響され難くなり、撮像画像が鮮明になる。赤外線照射部22の照射範囲は、ドライバ3が座席に着座した際に、ドライバ3の顔が通常の場合、位置するであろう空間領域である。

0051

なお、赤外線照射部22は、制御部30の制御に基づいて、撮像装置21による撮像のタイミングに合わせて赤外線を照射してもよく、ドライバ監視装置1の作動中、常時赤外線を照射し続けてもよい。

0052

図3に示すように、制御部30は、CPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等を有するマイコン等から構成されている。そして、CPUがROMから読み出したプログラムをRAMに読み出して実行し、その実行の際に、必要に応じてフラッシュメモリ、撮像装置21等から情報を取得し、必要に応じて、信号を出力する。

0053

制御部30は、撮像装置21が撮像した画像に基づいてドライバの状態を判断する装置であり、撮像装置21、赤外線照射部22等の動作を制御する装置でもある。また、制御部30は、赤外線を照射している一部の赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在している場合に、他の赤外線照射部22から赤外線をドライバに照射させる。ここで、一部の赤外線照射部22とは、複数の赤外線照射部22の内の一部という意味である。ここで、他の赤外線照射部22とは、複数の赤外線照射部22の内の赤外線を照射していない赤外線照射部22を意味する。

0054

制御部30は、撮像装置制御部31と、照射制御部32と、判断部33とを有する。

0055

撮像装置制御部31は、撮像装置21が撮像するタイミング等の動作を制御する装置である。

0056

照射制御部32は、点灯および消灯させる複数の赤外線照射部22を、照射切換部23を介して制御する装置である。

0057

ドライバ状態検知部40は、撮像装置21が撮像した撮像画像を受信し、撮像画像からドライバの顔の状態に関する情報に基づいて、ドライバの顔の向き、ドライバの視線の方向、ドライバの瞼の状態等を検知する装置である。

0058

ドライバ状態検知部40は、顔検出部41と、視線検出部42とを有する。

0059

顔検出部41は、撮像装置21が撮像した撮像画像から、ドライバの顔特徴点の位置を特定する。ここで、顔特徴点とは、目頭、瞳孔、目尻鼻腔、口、等の顔の器官における特徴的な点である。顔検出部41は、ドライバの顔特徴点に関する情報を制御部30および視線検出部42に送信する。

0060

視線検出部42は、顔検出部41が撮像画像から特定したドライバの顔特徴点に基づいて、ドライバの視線を特定するプルキニエ像を検出する。視線検出部42は、ドライバの瞳孔から検出したプルキニエ像に基づいて、ドライバの視線の方向を検出する。視線検出部42は、検出したドライバの視線や瞼に関する情報を判断部33に送信する。

0061

舵角検知部51は、ステアリング14の舵角を検知することができる装置であり、検知した舵角に関する情報を判断部33に送信する。

0062

判断部33は、赤外線を照射している赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在しているか否かを判断する。具体的には、判断部33は、舵角検知部51から受信した舵角に関する情報に基づいて、赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在しているか否かを判断する。つまり、判断部33は、舵角が所定の角度以上あれば、ステアリング14のステアリングスポーク11により赤外線照射部22とドライバとの間が遮蔽されると判断する。この所定の角度は、予め設定されている値であり、制御部30が舵角検知部51で検知された角度に応じて複数の赤外線照射部22を制御する場合の一例である。

0063

制御部30の判断部33は、赤外線を照射している一部の赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在していると判断した場合に、この判断結果に関する情報を制御部30の照射制御部32に送信する。この場合、制御部30の照射制御部32は、判断部33から受信した判断結果に基づいて、赤外線を照射している赤外線照射部22を他の赤外線照射部22から赤外線を照射させるために、照射切換部23を制御する。つまり、遮蔽物10で遮蔽された赤外線照射部22を遮蔽物10で遮蔽されていない赤外線照射部22に照射切換部23が切換える。

0064

また、判断部33は、視線検出部42からドライバの視線や瞼に関する情報を受信すると、この情報からドライバの状態を判断する。具体的には、ドライバが眠気催している状態であるか否か、ドライバが居眠り運転をしている状態であるか否か、ドライバが脇見運転をしている状態であるか否か等のドライバの状態を判断する。判断部33は、ドライバの状態の結果に基づいてドライバに警告又はドライバを覚醒させる等の措置を行う図示しない報知部に送信する。報知部は、例えば、カーナビゲーションスピーカメータなどである。

0065

複数の赤外線照射部22のうちの一部が赤外線を照射する場合において、赤外線を照射している一部の赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在している場合に、制御部30は、赤外線を照射している一部の赤外線照射部22を、赤外線を照射していない他の赤外線照射部22に切換えて、他の赤外線照射部22から赤外線をドライバに向けて照射させる。つまり、照射切換部23は、複数ある赤外線照射部22のうち、赤外線を照射している赤外線照射部22を、赤外線を照射していない他の赤外線照射部22から赤外線を照射するように切換える。この場合に、制御部30は、照射する赤外線が遮蔽物10により遮蔽されている赤外線照射部22の動作を停止させる。つまり、照射切換部23は、赤外線を照射している赤外線照射部22を停止し、赤外線を照射していない他の赤外線照射部22から赤外線を照射するように切換える。

0066

表示部24は、制御部30に接続されており、赤外線照射部22及び撮像装置21が動作していることを示す情報を表示する。表示部24は、例えばランプモニタ等でもよい。表示部24は、赤外線照射部22及び撮像装置21が動作している場合には、例えばランプの点灯などで表示してもよい。

0067

次に、ドライバ監視装置1の動作について、図5及び図6を用いて説明する。なお、ドライバ監視装置1を備えた車両2、ドライバ監視方法およびプログラムにおいても同様の動作である。

0068

図5は、実施の形態に係るドライバ監視装置1の動作を示すフローチャートである。図6は、ステアリング14が、通常状態の場合、左操舵状態の場合、右操舵状態の場合における実施の形態に係るドライバ監視装置1の動作の状態を示す模式図である。本実施の形態では、撮像装置21が単眼カメラの場合である。

0069

ここでは、ドライバが車両2を操舵している場合に、ドライバ監視装置1が起動している場合を想定している。

0070

図5に示すように、まず、照射制御部32は、一方の赤外線照射部22から赤外線を照射させる。ここでは、図6の通常の状態のように、一方の赤外線照射部22がドライバに赤外線を照射する(S1:赤外線照射ステップの一例)。

0071

次に、舵角検知部51は、ステアリング14の舵角を検知すると、この舵角から舵角に関する情報を生成して判断部33に送信する(S2)。例えば、図6の左操舵状態および右操舵状態である。

0072

次に、判断部33は、ドライバに赤外線を照射している一方の赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在しているか否かを判断する(S3)。具体的には、判断部33は、舵角検知部51が検知した角度に応じて判断する。例えば、判断部33がステアリング14の舵角に関する情報に基づいて、ステアリング14が通常状態、左操舵状態、右操舵状態のいずれであるかを判断し、それぞれの状態に応じて赤外線照射部22を切換える。

0073

判断部33がこの赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在していると判断した場合(S3ではYES)、遮蔽物10により赤外線が遮られていると考えられるため、判断部33が判断結果に関する情報を制御部30の照射制御部32に送信する(S4)。

0074

次に、照射切換部23は、赤外線を照射している赤外線照射部22を他の赤外線照射部22に切換える(S5:制御ステップの一例)。つまり、照射制御部32は、判断結果に関する情報に基づいて、一方の赤外線照射部22(一部の赤外線照射部22の一例)から他方の赤外線照射部22(他の赤外線照射部22の一例)に切換えさせるように照射切換部23を制御する。具体的には、照射切換部23は、一方の赤外線照射部22からの赤外線の照射を停止させるとともに、赤外線を照射していない他方の赤外線照射部22から赤外線を照射させる。こうして、遮蔽されていない赤外線照射部22から赤外線がドライバに照射される。

0075

次に、撮像装置制御部31は、撮像装置21にドライバを撮像させる(S6:撮像ステップの一例)。撮像装置21は、撮像した画像をドライバ状態検知部40の顔検出部41に送信する。

0076

次に、撮像装置21が撮像した画像に基づいて、顔検出部41がドライバの顔を検出し(S7)、顔検出部41がドライバの顔特徴点の位置を特定する。顔検出部41は、ドライバの顔特徴点に関する情報をドライバ状態検知部40の視線検出部42と判断部33とに送信する。

0077

次に、撮像装置21が撮像した画像に基づいて、視線検出部42がドライバの視線を検出し(S8)、ドライバの視線の方向が特定される。そして、このフローは、ステップS2に戻り同様の動作を繰り返す。なお、視線検出部42がドライバの視線の方向に関する情報を判断部33に送信し、判断部33がこの情報に基づいてドライバの状態を判断する。

0078

一方、判断部33が一方の赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在していないと判断した場合(S3ではNO)、赤外線がステアリングスポーク11に遮られていないと考えられるため、ステップS6に進み同様の動作を繰り返す。

0079

なお、ステップS3のように赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在しているか否かの判断を、各ステップにおいて、逐一判断してもよい。

0080

このような、ドライバ監視装置1、車両2、ドライバ監視方法およびプログラムでは、赤外線を照射している赤外線照射部22が遮蔽物10で赤外線が遮蔽されても、赤外線を照射していない他の赤外線照射部22に切換えることで、ドライバの視線の向きを検知することができる。

0081

[作用効果]
次に、本実施の形態におけるドライバ監視装置1、車両2、ドライバ監視方法およびプログラムの作用効果について説明する。

0082

上述したように、本実施の形態に係るドライバ監視装置1は、車室内のドライバの状態を撮像する撮像装置21と、ドライバに向けて赤外線を照射する複数の赤外線照射部22と、撮像装置21が撮像した画像に基づいてドライバの状態を判断する制御部30とを備える。そして、制御部30は、さらに、一部の赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在している場合に、他の赤外線照射部22から赤外線をドライバに照射させる。

0083

このように、赤外線を照射している一部の赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在している場合に、制御部30が他の赤外線照射部22から赤外線をドライバに照射させるため、ドライバが車両2を操舵することで、ドライバの手およびステアリング14のスポーク等によって、赤外線照射部22が照射する赤外線が遮蔽されたとしても、ドライバの状態を検知することができる。

0084

したがって、ドライバが車両2を操舵している場合において、ドライバの状態を安定して検知することができる。

0085

また、本実施の形態に係る車両2は、ドライバ監視装置1を備える。また、本実施の形態に係るドライバ監視方法は、車室内のドライバの状態を撮像する撮像ステップと、ドライバに向けて赤外線を照射する赤外線照射ステップと、一部の赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在している場合に、他の赤外線照射部22から赤外線をドライバに照射させる制御ステップとを含む。また、本実施の形態に係るプログラムは、ドライバ監視方法をコンピュータに実行させる。

0086

これらにおいても、同様の作用効果を奏する。

0087

また、本実施の形態に係るドライバ監視装置1における、複数の赤外線照射部22のうちの一部が赤外線を照射する場合において、制御部30は、赤外線を照射している一部の赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在している場合に、赤外線を照射している一部の赤外線照射部22を、赤外線を照射していない他の赤外線照射部22に切換えて、他の赤外線照射部22から赤外線をドライバに向けて照射させる。

0088

このように、赤外線が遮蔽物10により遮蔽されたとしても、赤外線を照射している他の赤外線照射部22から赤外線を照射していない他の赤外線照射部22に切換えるため、他の赤外線照射部22から赤外線をドライバに向けて照射させることができる。このため、赤外線照射部22が照射する赤外線が遮蔽されたとしても、ドライバの状態をより確実に検知することができる。

0089

また、本実施の形態に係るドライバ監視装置1において、制御部30は、赤外線を照射している赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在しているか否かを判断する判断部33を有する。

0090

このように、赤外線を照射している赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在しているか否かを判断部33が判断するため、ドライバ監視装置1を具体化することができる。

0091

また、本実施の形態に係るドライバ監視装置1は、さらに、ステアリング14の舵角を検知する舵角検知部51を備える。そして、制御部30は、舵角検知部51で検知された角度に応じて複数の赤外線照射部22を制御する。

0092

このように、舵角検知部51で検知された角度に応じて制御部30が赤外線照射部22を制御するため、より確実にドライバに赤外線を照射することができる。

0093

また、本実施の形態に係るドライバ監視装置1において、赤外線照射部22及び撮像装置21は、ステアリングコラム15に配置されている。

0094

このように、赤外線照射部22及び撮像装置21がステアリングコラム15に配置されているため、ドライバの正面に赤外線を照射したり、ドライバを正面から撮像したりすることができる。

0095

特に、複数の赤外線照射部22からドライバの眼に赤外線が照射されれば、ドライバを撮像する画像の輝度が変化してしまい、この輝度の変化が外部からの影響であるか、赤外線照射部22からの影響であるかの判断が困難となる。しかし、舵角検知部51で検知された角度に応じて複数の赤外線照射部22を制御すれば、制御部30の判断が容易となり、制御部30の複雑化を抑制することができる。

0096

また、本実施の形態に係るドライバ監視装置1は、さらに、赤外線照射部22及び撮像装置21が動作していることを示す情報を表示する表示部24を備える。

0097

これによれば、ドライバは、表示部24が赤外線照射部22及び撮像装置21が動作していることを表示部24により確認することができるため、ドライバが安心感を得ることができる。

0098

(実施の形態の変形例)
本変形例では、ドライバ監視装置100について図7を用いて説明する。

0099

図7は、本変形例に係るドライバ監視装置100を示すブロック図である。

0100

本変形例では、複数の撮像装置21を用いている点および複数の撮像装置21を切換える撮像装置切換部125が設けられている点で実施の形態と相違する。

0101

本変形例において、ドライバ監視装置100、車両2、ドライバ監視方法およびプログラムにおける他の構成は、実施の形態のドライバ監視装置1、車両2、ドライバ監視方法およびプログラムと同様であり、特に言及する場合を除き、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。

0102

図7に示すように、ドライバ監視装置100は、複数の赤外線照射部22、制御部30、ドライバ状態検知部40、舵角検知部51、判断部33、照射切換部23および表示部24の他に、複数の撮像装置21と、撮像装置切換部125とを備える。

0103

本変形例では、ドライバ監視装置100に2つの撮像装置21が設けられている。各々の撮像装置21は、撮像装置切換部125に接続されている。なお撮像装置21は、ドライバ状態検知部40と撮像装置切換部125とを有していてもよい。

0104

制御部30の撮像装置制御部31は、赤外線照射部22がドライバに赤外線を照射している際に連動して、ドライバを撮像させるように各々の撮像装置21を制御する。

0105

撮像装置切換部125は、舵角検知部51が検知した角度に応じて、撮像する撮像装置21を他の撮像装置21に切換える。具体的には、制御部30は、判断部33がドライバと撮像装置21との間に遮蔽物10が存在していると判断した場合に、撮像している撮像装置21を停止し、撮像していない他の撮像装置21が撮像するように切換える撮像装置切換部125を制御する。つまり、撮像装置切換部125が一方の撮像装置21を他方の撮像装置21に切換える。

0106

次に、ドライバ監視装置100の動作について、図8を用いて説明する。なお、車両2、ドライバ監視方法およびプログラムにおいても同様の動作である。

0107

図8は、本変形例に係るドライバ監視装置100の動作を示すフローチャートである。

0108

ここでは、ドライバが車両2を操舵している場合に、ドライバ監視装置100が起動している場合を想定している。本変形例では、撮像装置21の一例である単眼カメラが2台の場合である。

0109

図8に示すように、まず、一方の赤外線照射部22が赤外線を照射して(S1)、判断部33がステアリング14の舵角に関する情報に基づいて一方の赤外線照射部22とドライバとの間に遮蔽物10が存在しているか否かの判断を行う(S2、S3)。判断部33が判断結果に関する情報を照射制御部32に送信し(S4)、照射制御部32によって照射切換部23が一方の赤外線照射部22を他方の赤外線照射部22に切換える(S5)。

0110

次に、判断部33は、撮像装置21とドライバとの間に、遮蔽物10が存在しているか否かを判断する(S11)。具体的には、判断部33は、舵角検知部51が検知した角度に応じて判断する。例えば、判断部33がステアリング14の舵角に関する情報に基づいて、ステアリング14が図6における通常状態、左操舵状態、右操舵状態のいずれであるかを判断し、それぞれの状態に応じて一方の撮像装置21を他方の撮像装置21に切換えるか否かの判断を行う。

0111

判断部33がこの撮像装置21とドライバとの間に遮蔽物10が存在していると判断した場合(S11ではYES)、遮蔽物10により赤外線が遮られていると考えられるため、判断部33が判断結果に関する情報を制御部30の撮像装置制御部31に送信する(S12)。

0112

次に、撮像装置切換部125は、ドライバを撮像している一方の撮像装置21を停止するとともに、ドライバを撮像していない他方の撮像装置21がドライバを撮像させるように切換える(S13)。つまり、照射制御部32は、判断結果に関する情報に基づいて、一方の撮像装置21を他方の撮像装置21に切換えるように撮像装置切換部125を制御する。こうして、遮蔽されていない撮像装置21がドライバを撮像することができる。

0113

次に、撮像装置21がドライバを撮像した画像を顔検出部41に送信し(S6)、顔検出部41がドライバの顔を検出し(S7)、視線検出部42がドライバの視線を検出(S8)する。そして、このフローは、ステップS2に戻り同様の動作を繰り返す。

0114

一方、判断部33がこの撮像装置21とドライバとの間に遮蔽物10が存在していないと判断した場合(S11ではNO)も、同様にステップS6〜S8を経てステップS2に戻り同様の動作を繰り返す。

0115

[作用効果]
次に、本変形例におけるドライバ監視装置100の作用効果について説明する。

0116

上述したように、本変形例に係るドライバ監視装置100において、撮像装置21は、複数設けられる。そして、制御部30は、赤外線照射部22がドライバに赤外線を照射している際に連動して、各々の撮像装置21にドライバを撮像させる。

0117

このように、赤外線照射部22がドライバに赤外線を照射している際に連動して、撮像装置21がドライバを撮像するため、ドライバの状態をより確実に検知することができる。

0118

また、本変形例に係るドライバ監視装置100において、撮像装置21は、複数設けられる。さらに、舵角検知部51が検知した角度に応じて、撮像する撮像装置21を他の撮像装置21に切換える撮像装置切換部125を備える。

0119

このように、撮像装置21が遮蔽物10によりドライバを撮像することができなくなっても、舵角検知部51が検知した角度に応じて、撮像している撮像装置21を他の撮像装置21に撮像させるように切換えるため、ドライバの状態をより確実に撮像することができる。

0120

この本変形例における作用効果は、実施の形態と同様の作用効果であり、同一の作用効果については詳細な説明を省略する。

0121

(その他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態および実施の形態の変形例を説明した。しかしながら、実施の形態および実施の形態の変形例における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記各実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。

0122

例えば、上記実施の形態において、図6に示すように、例えば撮像装置21がステレオカメラであってもよい。この場合、図6のステレオカメラの場合で示すように、ドライバ監視装置200では、左操舵状態および右操舵状態のように、遮蔽物10のステアリングスポーク11に遮断されても、撮像装置21の切換えを行わずに、一方の赤外線照射部22を他方の赤外線照射部22に切換える。

0123

また、上記実施の形態において、1つの赤外線照射部22から赤外線をドライバに照射することが好ましい。照射した赤外線が遮蔽物10により遮蔽された赤外線照射部22については、制御部30が赤外線照射部22の動作を停止させるため、複数の赤外線照射部22からドライバの眼に赤外線が照射されれば、複数のプルキニエ像が表れてしまうこともない。複数のプルキニエ像がドライバの眼に現れなければ、制御部30がいずれのプルキニエ像を用いるかの判断を行うこともない。このため、制御部30が複雑化することを抑制することができる。

0124

また、本発明に係る実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、上述した装置や各処理部の機能は、コンピュータプログラムにより実現され得る。

0125

上述した機能をプログラムにより実現するコンピュータは、キーボードマウスタッチパッドなどの入力装置ディスプレイやスピーカなどの出力装置プロセッサまたはCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク装置SSD(Solid State Drive)などの記憶装置、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)やUSB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体から情報を読み取る読取装置ネットワークを介して通信を行うネットワークカードなどを備え、各部はバスにより接続される。

0126

そして、読取装置は、上記プログラムを記録した記録媒体からそのプログラムを読み取り、記憶装置に記憶させる。あるいは、ネットワークカードが、ネットワークに接続されたサーバ装置と通信を行い、サーバ装置からダウンロードした上記各装置の機能を実現するためのプログラムを記憶装置に記憶させる。

0127

そして、プロセッサまたはCPUが、記憶装置に記憶されたプログラムをRAMにコピーし、そのプログラムに含まれる命令をRAMから順次読み出して実行することにより、上記各装置の機能が実現される。

0128

本発明に係るドライバ監視装置、ドライバ監視方法およびプログラムは、車両に用いられる。

0129

1、100、200ドライバ監視装置
2 車両
3ドライバ
10遮蔽物
11ステアリングスポーク(遮蔽物)
14ステアリング
15ステアリングコラム
21撮像装置
22赤外線照射部
24 表示部
30 制御部
33 判断部
51舵角検知部
125 撮像装置切換部

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