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技術 予めカニューレが挿入された開窓部

出願人 クック・メディカル・テクノロジーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
発明者 マシューエス.ヒューザーブレインエー.ローダー
出願日 2018年4月4日 (2年9ヶ月経過) 出願番号 2018-072750
公開日 2018年8月2日 (2年5ヶ月経過) 公開番号 2018-118118
状態 特許登録済
技術分野 補綴 媒体導出入付与装置
主要キーワード 結合器具 撮像器具 方向管 高弾性金属 保持器具 支柱強度 エネルギ伝達 クランプねじ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年8月2日)のものです。
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図面 (13)

課題

開窓部が設けられている器具カニューレを挿入する際の複雑さを低減させるシステムを提供する。

解決手段

システムは管腔内人工器官20およびガイドワイヤを備える。管腔内人工器官20は、移植片材料壁18、近位端開口部、遠位端開口部、および管腔を含む管状本体を有する。移植片材料壁には第1及び第2の開窓部27A、27Bが設けられている。ガイドワイヤは、第1の端部から遠位方向に延びて近位端開口部に入り、第1の開窓部27Aから出て遠位方向に延び、移植片材料壁18を通って管腔内に入り、さらに管腔内を横断して移植片材料壁18を通って管腔を出て近位方向に延び、第2の開窓部27Bに入って管腔内を近位方向に延びて、近位端開口部から出て第2の端部にまで至るように配置されている。

概要

背景

管腔内人工器官のような医療器具を、遠隔位置から患者脈管内カテーテル給送器具を使用して配備させることは一般的に知られている。管腔内人工器官を坦持しているカテーテル給送器具は、脈管内に予め配置されているガイドワイヤの外周に沿って脈管内に送り込まれる。カテーテル器具がひとたび位置決めされると、人工器官脈管修復するために解放され且つ拡張せしめられる。

管腔内人工器官は、例えば、疾患し且つ/又は損傷した血管、食道気管等のような導管を修復するために使用することができる。過去10年間に亘って、管腔内人工器官は、腹大動脈瘤及び/又は胸郭動脈瘤のような血管に対する損傷及び疾患を治療するための一般的な選択肢であった。

幾つかの場合には、交差している血管側枝(例えば、無名動脈頚動脈鎖骨下動脈腹腔動脈SM動脈、及び腎動脈)の又はその近くの主要血管内に管腔内人工器官を配備することが必要である。これらの場合には、管腔内人工器官に1以上の開窓部が設けられて、該人工器官が該血管側枝への血流遮断することなく該血管側枝に重なることができるようになされている。ひとたび、人工器官が主要血管内に配置されると、該主要血管と血管側枝との間に介入アクセスを提供することが必要である。例えば、医師は、バルーンステント移植片撮像器等を搬送する補助的な介入カテーテルを開窓部を介して送り込むことを望む

しかしながら、このようなカテーテル器具を開窓部を介して目標脈管へと送り込む前に、ガイドワイヤを準備し且つ該ガイドワイヤを開窓部を介して目標脈管へ送り込まなければならない。典型的には、この作業は多くのステップを必要とする。最初に、医師は、ガイドワイヤを開窓部を通過させるために、一組みのカテーテルとワイヤとを送り込み且つ誘導しなければならない。ひとたび開窓部にカニューレが挿入されると、医師は、次いで、ガイドワイヤを目標脈管内へ通すために、別のカテーテル及びワイヤの組を送り込み且つ誘導しなければならない。これらの処置は、労働集約的であり、脈管内にある多くのワイヤを同時に操作する作業を含み、開窓部と目標脈管との両方にカニューレを挿入するためには、医師の技量に大きく依存する。これらのステップは、医師が1以上の開窓部及び1以上の目標脈管内にカニューレを挿入する必要があるときには、更に複雑で且つおびただしくさえなる。更に、この処置の複雑さは、カニューレ挿入用のワイヤの数が増すにつれて高くなる。なぜならば、医師は、多くのワイヤ端部が絡まないことを確保し又はこれらのワイヤ端部が人工器官又は脈管壁に不意に接触して損傷させないことを確保する措置を講じなければならないからである。

概要

開窓部が設けられている器具にカニューレを挿入する際の複雑さを低減させるシステムを提供する。システムは管腔内人工器官20およびガイドワイヤを備える。管腔内人工器官20は、移植片材料壁18、近位端開口部、遠位端開口部、および管腔を含む管状本体を有する。移植片材料壁には第1及び第2の開窓部27A、27Bが設けられている。ガイドワイヤは、第1の端部から遠位方向に延びて近位端開口部に入り、第1の開窓部27Aから出て遠位方向に延び、移植片材料壁18を通って管腔内に入り、さらに管腔内を横断して移植片材料壁18を通って管腔を出て近位方向に延び、第2の開窓部27Bに入って管腔内を近位方向に延びて、近位端開口部から出て第2の端部にまで至るように配置されている。

目的

ひとたび、人工器官が主要血管内に配置されると、該主要血管と血管側枝との間に介入アクセスを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

移植片材料壁、近位端開口部、遠位端開口部、及び長手方向に延びる管腔を有する管状本体を備える管腔内人工器官であって、前記移植片材料壁に第1の開窓部及び第2の開窓部が設けられた管腔内人工器官と、前記管状本体の前記近位端開口部の近位の領域から延びている第1及び第2の端部を有するガイドワイヤであって、前記近位端開口部から入って前記管腔内を延び、前記第1の開窓部を通って前記管腔を出て前記管状本体の外側に至り、前記管腔内人工器官の外面を遠位方向に部分的に縦断し、前記移植片材料壁の第1の開口を通って前記管腔内に再び入り、前記管腔内人工器官の内面を部分的に横断し、前記移植片材料壁の第2の開口を通って前記管腔を出て、前記管腔内人工器官の前記外面を前記第2の開窓部にまで近位方向に部分的に縦断し、前記第2の開窓部に入って前記管腔に入り、前記管腔内人工器官の前記近位端開口部から出るようにされた、ガイドワイヤと、を備えるシステム

請求項2

前記ガイドワイヤが前記第1及び第2の開口よりも上側で前記管腔内人工器官の前記内面を横断するようにされた、請求項1に記載のシステム。

請求項3

前記ガイドワイヤが実質的に前記第1の開口と前記第2の開口との間で前記管腔内人工器官の前記内面を横断するようにされた、請求項1に記載のシステム。

請求項4

前記ガイドワイヤの前記第1及び第2の開窓部よりも遠位の部分が、前記管状本体の表面に固定されている、請求項1に記載のシステム。

請求項5

前記表面が前記外面である、請求項4に記載のシステム。

請求項6

前記ガイドワイヤが前記管状本体の前記表面上の第1及び第2の点で前記管状本体の前記表面に固定されている、請求項4に記載のシステム。

請求項7

管腔内人工器官を給送して配置するための器具であって、内部を延びる少なくとも一つの軸線方向の管腔を有する給送カテーテルと、前記給送カテーテルの遠位端部分に配置された管腔内人工器官であって、第1端の第1開口、第2端の第2開口、前記第1端と前記第2端との間の管腔、及び前記第1端と前記第2端との間に設けられた第1及び第2の開窓部、を有する管状移植片を備える管腔内人工器官と、ワイヤであって、前記給送カテーテルの近位端部分に配置された第1端及び第2端、及び当該ワイヤの前記第1端と前記第2端との間の本体部分を有するワイヤと、を備え、前記ワイヤが、当該ワイヤの前記第1端から前記給送カテーテルの軸線方向の管腔を通って遠位方向に延び、さらに前記管腔内人工器官の前記管腔内へと延び、前記管状移植片の前記第1の開窓部を通って前記管腔内人工器官の前記管腔を出て、前記管腔内人工器官の外面の一部を横断し、前記第2の開窓部を通って前記管腔内人工器官の前記管腔に再び入り、前記管腔内人工器官の前記管腔を通りさらに当該ワイヤの前記第2端に向かって前記給送カテーテルの軸線方向の管腔を通って近位方向に延びるようにされた、器具。

請求項8

前記少なくとも一つの軸線方向の管腔が第1及び第2の軸線方向の管腔を有し、前記本体部分の第1部分が前記第1の軸線方向の管腔を通って延び、前記本体部分の第2部分が前記第2の軸線方向の管腔を通って延びるようにされた、請求項7に記載の器具。

請求項9

前記第1及び第2の軸線方向の管腔が第1及び第2の補助カテーテルである、請求項8に記載の器具。

請求項10

前記第1及び第2の補助カテーテルがそれぞれシースと前記シース内に摺動可能に配置された細長拡張器とを有する、請求項9に記載の器具。

請求項11

前記第1及び第2の補助カテーテルがそれぞれシースを有する、請求項9に記載の器具。

請求項12

管腔内人工器官を給送して配置するための器具であって、内部を延びる少なくとも一つの軸線方向の管腔を有する給送カテーテルと、前記給送カテーテルの遠位端部分に配置された管腔内人工器官であって、第1端の第1開口、第2端の第2開口、前記第1端と前記第2端との間の管腔、及び前記第1端と前記第2端との間に設けられた第1及び第2の開窓部、を有する管状移植片を備える管腔内人工器官と、ワイヤであって、前記給送カテーテルの近位端部分に配置された第1端及び第2端、及び当該ワイヤの前記第1端と前記第2端との間の本体部分を有するワイヤと、を備え、前記ワイヤが、当該ワイヤの前記第1端から前記給送カテーテルの軸線方向の管腔を通って遠位方向に延び、さらに前記管腔内人工器官の前記管腔内へと延び、前記管状移植片の前記第1の開窓部を通って前記管腔内人工器官の前記管腔を出て、前記管腔内人工器官の外面の一部を横断し、前記管状移植片の第1の開口を通って前記管腔内人工器官の前記管腔に再び入り、前記管腔内人工器官の内面の一部を横断し、前記管状移植片の第2の開口を通って前記管腔内人工器官の前記管腔を出て、前記第2の開窓部を通って前記管腔内人工器官の前記管腔に入り、前記管腔内人工器官の前記管腔を通りさらに当該ワイヤの前記第2端に向かって前記給送カテーテルの軸線方向の管腔を通って近位方向に延びるようにされた、器具。

請求項13

前記軸線方向の管腔が第1及び第2の軸線方向の管腔を有し、前記ワイヤの第1部分が前記第1の軸線方向の管腔を通って延び、前記ワイヤの第2部分が前記第2の軸線方向の管腔を通って延びるようにされた、請求項12に記載の器具。

請求項14

前記ワイヤが前記管状移植片の表面に摺動可能に取り付けられている、請求項12に記載の器具。

請求項15

前記第1及び第2の軸線方向の管腔が第2及び第3のワイヤを受け入れるようにされたシースを有する、請求項13に記載の器具。

技術分野

0001

本発明は、概して医療に関し、特に、管腔内医療器具送り込み且つ配備する方法に関する。

背景技術

0002

管腔内人工器官のような医療器具を、遠隔位置から患者脈管内カテーテル給送器具を使用して配備させることは一般的に知られている。管腔内人工器官を坦持しているカテーテル給送器具は、脈管内に予め配置されているガイドワイヤの外周に沿って脈管内に送り込まれる。カテーテル器具がひとたび位置決めされると、人工器官脈管修復するために解放され且つ拡張せしめられる。

0003

管腔内人工器官は、例えば、疾患し且つ/又は損傷した血管、食道気管等のような導管を修復するために使用することができる。過去10年間に亘って、管腔内人工器官は、腹大動脈瘤及び/又は胸郭動脈瘤のような血管に対する損傷及び疾患を治療するための一般的な選択肢であった。

0004

幾つかの場合には、交差している血管側枝(例えば、無名動脈頚動脈鎖骨下動脈腹腔動脈SM動脈、及び腎動脈)の又はその近くの主要血管内に管腔内人工器官を配備することが必要である。これらの場合には、管腔内人工器官に1以上の開窓部が設けられて、該人工器官が該血管側枝への血流遮断することなく該血管側枝に重なることができるようになされている。ひとたび、人工器官が主要血管内に配置されると、該主要血管と血管側枝との間に介入アクセスを提供することが必要である。例えば、医師は、バルーンステント移植片撮像器等を搬送する補助的な介入カテーテルを開窓部を介して送り込むことを望む

0005

しかしながら、このようなカテーテル器具を開窓部を介して目標脈管へと送り込む前に、ガイドワイヤを準備し且つ該ガイドワイヤを開窓部を介して目標脈管へ送り込まなければならない。典型的には、この作業は多くのステップを必要とする。最初に、医師は、ガイドワイヤを開窓部を通過させるために、一組みのカテーテルとワイヤとを送り込み且つ誘導しなければならない。ひとたび開窓部にカニューレが挿入されると、医師は、次いで、ガイドワイヤを目標脈管内へ通すために、別のカテーテル及びワイヤの組を送り込み且つ誘導しなければならない。これらの処置は、労働集約的であり、脈管内にある多くのワイヤを同時に操作する作業を含み、開窓部と目標脈管との両方にカニューレを挿入するためには、医師の技量に大きく依存する。これらのステップは、医師が1以上の開窓部及び1以上の目標脈管内にカニューレを挿入する必要があるときには、更に複雑で且つおびただしくさえなる。更に、この処置の複雑さは、カニューレ挿入用のワイヤの数が増すにつれて高くなる。なぜならば、医師は、多くのワイヤ端部が絡まないことを確保し又はこれらのワイヤ端部が人工器官又は脈管壁に不意に接触して損傷させないことを確保する措置を講じなければならないからである。

発明が解決しようとする課題

0006

本発明は、開窓部が設けられている器具にカニューレを挿入する際に含まれるこれらの及びその他の問題点を解決する器具及び装置についてのものである。特に、本発明は、開窓部を備えている人工器官を送り込み且つ配備する器具、装置、及び方法についてのものであり、これらの器具、装置、及び方法は、予めカニューレが挿入された開窓部を備えている。この予めカニューレが挿入された開窓部は、ステップ及び器具の基本的な数を減らしつつ開窓部が設けられた人工器官器具を含む管腔内処置を行なう複雑さを低減させる。

課題を解決するための手段

0007

管腔内人工器官を送り込み且つ配備させる器具が記載されており、該器具は、少なくとも1つの軸線方向の管腔を有している給送カテーテルと、該給送カテーテルの遠位端部分に設けられた管腔内人工器官と、ワイヤとを備えている。該管腔内人工器官は管状の移植片を備えており、該管状の移植片は、第一の端部に第一の穴を備え、第二の端部に第二の穴を備え、移植片の該第一の端部と第二の端部との間に少なくとも1つの開窓部を備えている。前記ワイヤは、第一及び第二の端部と、該第一の端部と第二の端部との間に設けられている本体部分とを備えている。該第一及び第二の端部は各々、前記給送カテーテル近位端部分に設けられている。該ワイヤは、前記第一のワイヤ端部から、遠位方向に、給送カテーテル及び人工器官の軸線方向の管腔内を通り、移植片内の開窓部内を通って伸長している。ワイヤはまた、近位方向に、人工器官の管腔内を通り且つ給送カテーテルの軸線方向の管腔内を通り、第二のワイヤ端部に向かって伸長している。ワイヤは、開窓部のための予めカニューレが挿入される構造を提供して、カニューレを開窓部を介して目標脈管内へ挿入する際に含まれるステップの数及び複雑さを低減する。両方のワイヤ端部を人工器官及び脈管から離れた状態で給送器具の近位端に設けることによって、上記した本質的なワイヤの縺れ又は損傷の問題が更に減じられる。

0008

幾つかの例においては、ワイヤは、開窓部の中を摺動できるように設けられている。幾つかの例においては、該給送器具及び配備器具補助カテーテルを備えており、該補助カテーテルは、給送カテーテルの軸線方向の管腔内をワイヤの第一の端部を越えて摺動できるように設けられている。更に、第二の補助カテーテルが、給送カテーテルの軸線方向の管腔内にワイヤの第二の端部を越えて摺動できるように設けられ且つ配備されている。補助カテーテルの各々は、例えば、長手方向に細長シースと、該シースの軸線方向の管腔内に配置されている細長い拡張器とを備えている。縫合糸のような1以上の取り付け箇所が、人工器官とワイヤとの間に設けられていても良い。

0009

管腔内人工器官を送り込み且つ配備するための他の器具が記載されており、該器具は、給送カテーテルと、該給送器具の遠位端部に設けられている管腔内人工器官と、ワイヤとを備えている。該人工器官は管状移植片を備えており、該管状移植片は、第一の端部に設けられている第一の穴と、第二の端部に設けられている第二の穴と、該第一の端部と第二の端部との間で該移植片に設けられている少なくとも第一の開窓部と第二の開窓部とを備えている。ワイヤは、第一及び第二の端部と、該第一の端部と第二の端部との間に設けられている本体部分とを備えている。該ワイヤ端部の各々は、給送カテーテルの近位端に設けられている。ワイヤの本体部分は、移植片の第一の開窓部及び第二の開窓部内を通されている。幾つかの好ましい例においては、ワイヤは開窓部内を摺動できる状態で設けられている。ワイヤは、第一の開窓部と第二の開窓部との両方のための予めカニューレを挿入する構造を付与していて、開窓部を介する多数の目標脈管内へのカニューレの挿入に含まれるステップの数及び複雑さを低減させている。

0010

幾つかの例においては、ワイヤは、一部が給送カテーテルの軸線方向の管腔内に配置されている。給送及び配備器具は、ワイヤの第一の端部を覆うように配置されている第一の補助カテーテルと、ワイヤの第二の端部を覆うように配置されている第二の補助カテーテルとを備えている。該補助カテーテルの一方または両方は、給送カテーテルの軸線方向の管腔内に摺動可能形態で配置されている。幾つかの例においては、第一の補助カテーテルが設けられ、該第一の補助カテーテルは、給送カテーテルの第一の軸線方向管腔内に摺動可能形態で配置されており、第二の補助カテーテルも設けられており、該第二の補助カテーテルは、給送カテーテルの第二の補助管腔内に摺動可能形態で配置されている。上記したように、第一及び第二の補助カテーテルの一方または両方は、例えば、細長いシースと、該シースの軸線方向の管腔内に配置されている細長い拡張器とを備えている。

0011

管腔内人工器官内の多数の開窓部にカニューレを挿入する方法は、給送カテーテルを準備するステップと、管腔内人工器官を給送カテーテルの遠位端部に配置するステップと、第一の端部、第二の端部、及び該第一の端部と第二の端部との間の本体部分を備えているワイヤを準備するステップとを含んでいる。管腔内人工器官は管状の移植片を備えており、該管状の移植片は、第一の端部に設けられている第一の穴と、第二の端部に設けられている第二の穴と、該第一の端部と第二の端部との間で該移植片に設けられている第一及び第二の開窓部とを備えている。該方法は更に、ワイヤの本体部分を、前記の第一の開窓部と第二の開窓部との中を通して配置するステップと,該ワイヤの第一及び第二の端部を給送カテーテルの近位端部に配置するステップを有している。

図面の簡単な説明

0012

図1は、管腔内人工器官を給送し且つ配備する器具を示している図である。
図2は、人工器官を給送し且つ配備するための器具の遠位部分を示している図であり、該器具は、予めカニューレが挿入されている開窓部を有している人工器官を備えている。
図3は、人工器官を給送し且つ配備するための器具の近位部分を示している図であり、該器具は、予めカニューレが挿入されている開窓部を有している人工器官を備えている。
図4は、押込み器の遠位部分の断面図であり、該押込み器は、補助カテーテルと予めカニューレを挿入するためのワイヤ構造とを備えている。
図5は、給送及び配備器具の近位の取り付け部分の断面図である。
図6は、給送及び配送器具の遠位の取り付け部分の断面図である。
図7は、予めカニューレが挿入されている開窓部を備えている給送及び配備器具の使用方法のステップを示している図である。
図8は、予めカニューレが挿入されている開窓部を備えている給送及び配備器具の使用方法のステップを示している図である。
図9は、予めカニューレが挿入されている開窓部を備えている給送及び配備器具の使用方法のステップを示している図である。
図10は、予めカニューレが挿入されている開窓部を備えている給送及び配備器具の使用方法のステップを示している図である。
図11は、予めカニューレが挿入されている開窓部を備えている給送及び配備器具の使用方法のステップを示している図である。
図12は、予めカニューレが挿入されている開窓部を備えている給送及び配備器具の使用方法のステップを示している図である。

実施例

0013

本明細書全体を通して、管腔内に人工器官を送り込む器具又は装置の何らかの部分に言及する際に、“近位”及び“近位方向”という用語は、該器具又は装置のオペレータに概ね近づく位置、方向、若しくは向き、又は該オペレータの方向を指している。“遠位”及び“遠位方向”という用語は、患者に概ね近づく位置、方向、若しくは向きか、又は患者の方向を指している。

0014

本明細書全体を通して、文脈が別のことを意味しない限り“備えている”、“含んでいる”、及び“有している”という用語及び“備えること”、“含むこと”及び“有すること”という用語は、他の何らかの用語又は用語群を除外することなく、物品又は物品群包含していることを意味している。

0015

“人工器官”という用語は、人体の一部又は人体の一部の機能を支援し、修復し、又は置換する構造とされている器具、物品又は構造を意味している。これはまた、生体系の機能を高め又は機能を追加する器具をも意味している。

0016

“ステント”という用語は、人体の一部に例えば、疾患し、損傷し、又は別の場合には危険に曝されている体内管腔に、堅牢性、拡張力、又は支持力を付与するか又は付与する構造とされている器具又は構造を意味している。ステントは、何らかの生物適合性材料からなり、該材料としては、限定的ではないが、繊維、金属、プラスチック等がある。適当な材料の例としては、ステンレス鋼及びニチノールのような金属、ポリエチレンテレフタレート(“PET”)、ポリテトラフルオロエチレン(“PTFE”)、及びポリウレタンのようなプラスチックがある。

0017

ステントは、“拡張可能”すなわちステントより大きな寸法形状に拡張させることができる。ステントは、それ自体の弾性によって拡張しても良く(すなわち自己拡張型)、外力をかけたときに拡張しても良く(すなわち、バルーン拡張型)、又はその両方の組み合わせであっても良い。一つの例においては、ステントは1以上の自己拡張部分と1以上のバルーン拡張部分とを備えている。適当な自己拡張型ステントの例としては、米国のインディアナ州ブルーミントンにあるCook Inc.,によって市販されているZ−STENTS(登録商標;Z型ステント)がある。

0018

“移植片“という用語は、人体の一部の機能を高め修復し若しくは置換するために人体の一部に接合させるか接合させることができる対象物、器具、又は構造を表している。体内脈管を修復するために使用することができる移植片としては、例えば、機能を高められ修復され又は置換されつつある体内脈管に合うように形成され又は適合せしめられる膜、コーティング、又はシート材料がある。“ステント移植片”を形成するために、ステントを移植片に取り付けるか組み合わせても良い。

0019

移植片材料生体適合性合成樹脂又は生物学的材料からなる。適切な合成材料の例としては、繊維材料織物材料、及び不織材料、並びに多孔質及び非孔質シート材料がある。一つの例示的な合成移植片材料としては、綾織り及び約350ml/分/cm2の多孔率を有している織られたポリエステルがあり、これは、英国のスコトランド州レンフルーにあるVASCUTEK Ltd.,から入手可能である。その他の合成移植片材料としては、ポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリウレタン等のような生体適合性材料がある。適当な生物学的材料の例としては、例えば、SISのような心膜組織材料及び細胞外基質材料がある。

0020

適切な移植片材料の例は、米国特許第4,502,159号、第4,675,361号、第4,861,830号、第4,902,508号、第5,017,664号、第5,733,337号、第6,206,931号、第6,358,284号、第6,379,710号、第6,666,892号、第6,752,826号、及び第6,939,377号、米国特許出願公開第2002/0187288 A1号及び第2003/0149471 A1号、並びにPCT公開特許出願第WO 98/22158号に記載されており、これらは、各々これらに言及することにより、その全体が本明細書に参考として組み込まれている。

0021

“血管”という用語は、流体が入っていて搬送されるか循環されるチューブ(管)、キャビティ窩洞)、ダクト(導管)、又はカナル(管)を指している。(人工血管対照的に)体内血管は、本来存在しているか又は体内で自然に形成される血管である。体内脈管の例としては、限定的ではないが、動脈及び大腿動脈のような血管、食道、気管、尿管胆管等のような脈管があり、限定的ではないが、ステント、移植片、ステント移植片、静脈弁又は動脈弁、大静脈フィルタ等がある。

0022

“管腔”という用語は、その中に流体が含まれ、搬送され、且つ/又は循環される脈管内の空間を指している。“管腔内”という用語は、管腔の内側を意味しており、管腔内に見出されるか若しくは配置することができる対象物、又は管腔内で起こる方法若しくはプロセスを指すこともある。“管腔内人工器官”は、管腔内に見出されるか又は配置することができる人工器官である。管腔内人工器官の例としては、限定的ではないが、ステント、移植片、ステント移植片、静脈若しくは動脈の弁、大動脈フィルタ等がある。管腔内人工器官は、概ね管状であり且つ1以上の管腔を備えている。管状人工器官の例としては、限定的ではないが、真直ぐな人工器官、湾曲した人工器官、枝分かれした人工器官、及び二叉の人工器官がある。

0023

図1は、管腔内人工器官20を患者の脈管内へ送り込み且つ配備させるための器具を示している。該器具は、外部操作部分3、近位の位置決め機構又は取り付け部分5、及び遠位の位置決め機構又は取り付け部分7を備えている。近位及び遠位の取り付け部分5,7は医療処置中に患者の体内に位置決めされ、一方、外部操作部分3は患者の体外に位置決めされる。処置中に、オペレータは、外部操作部分3を制御し又は操作して、近位及び遠位の取り付け部分5,7を位置決めし且つ人工器官20を脈管内で解放する。

0024

該給送及び配置器具は、近位の取り付け部分5と遠位の取り付け部分7との間で給送カテーテル1の遠位端部に設けられている管腔内人工器官20を備えている。人工器官20は上記した管状移植片材料18からなる。人工器官20は、更に又は代替的に、移植片材料18と少なくとも部分的に同一の広がりで配置されている1以上の拡張可能なステント19を備えている。ステント19は、移植片材料18の内面及び/又は外面に結合されている。図1に示されている人工器官20は、移植片材料18と、該移植片材料18と同一の広がりで配置されている複数の拡張可能なステント19とを備えている。更に、図1に示されている人工器官20は、少なくとも部分的に移植片材料18から露出せしめられるように移植片材料18の遠位端から伸長しているステント21を備えている。むき出しのステント21は、拡張して体内管腔と係合し、人工器官20を係留し且つ該人工器官が埋め込まれた後に動くのを防止している。ステント21は、係留手段例えば体内管腔の壁を把持する構造とされている棘状部(図示せず)を備えている。

0025

図1に示されている人工器官20は更に、管状移植片18の近位端の穴と遠位端の穴との間で移植片材料に設けられている開窓部27を備えている。開窓部27は、移植片管の側壁内を通る流路を提供し、人工器官20が血管側枝内への流れを妨害することなくこれと交差している血管側枝に重なった相対関係で主要血管内に配置されるのを可能にしている。

0026

人工器官20は、給送カテーテル1の遠位端部に配置されている。人工器官20は、細長いシース30によって給送カテーテル1の外周に保持されている。シース30は、軸線方向の管腔(図示せず)を有している細長い管状本体を備えている。シース30は、操作部分3まで近位方向に伸長している。人工器官20は、シース30の軸線方向の管腔内に、径方向圧縮された形態で配置されている。図1においては、人工器官20は、シース30が人工器官の外周に沿って部分的に後退せしめられて該人工器官を露出させ且つ径方向に拡張するのを許容している部分的に配備された状態で示されている。

0027

シース30は、曲がり且つ撓んで複雑で曲がりくねった体内管腔内を通り抜けることができる可撓性の構造を有しているのが好ましい。シース30は、PTFE、ポリエチレンナイロン等のような生体適合性プラスチックからなる。適切なシース器具及びシース材料の例は、米国特許第5,380,304号、第6,589,227号、及び第7,025,758号、並びに米国特許出願公開第2001/0034514号、第2002/0032408号、及び2006/01555302号に開示されている。これらの米国特許及び米国特許出願公開は、これらに言及することによって、それらの全体が本明細書に参考として組み入れられている。

0028

図1に示されている給送カテーテルは更に内側カニューレ15を備えており、内側カニューレ15は、操作部分3から遠位の取り付け部分7まで遠位方向に伸長している。内側カニューレ15は、ガイドワイヤ13を収納する構造とされている軸線方向の管腔を備えている。内側カニューレ15は、給送カテーテルの近位端部から該カテーテルの遠位端部まで遠位方向に伸長している。テーパーが付けられている伸長部11が、カニューレ15の遠位端に結合されていて給送カテーテル1の遠位端を形成している。結合器具16がカニューレ15の近位端に結合されている。結合器具16は、注射器受け入れるようになされており、試薬を体内管腔内へ導入するために使用される。

0029

カニューレ15は、シース30の管腔内に摺動可能な形態で配置されている。人工器官20は、シース30によって内側カニューレ15の遠位部分の外周に保持されている。カニューレ15は、可撓性であって該器具が大腿動脈又は動脈弓のような比較的曲がりくねった血管内を進入させることができるのが好ましい。カニューレ15は、例えばアルミニウム、ステンレス鋼、又はニチノールのような金属からなる。カニューレ15は、可撓性の伸長部11に機械的に連結されている。このことによって、オペレータは、処置中に可撓性の伸長部11を遠隔から制御することができる。例えば、オペレータは、カニューレ15を操作することによって、可撓性の伸長部11を人工器官20に対して回転させるか摺動させることができる。

0030

図1に示されている給送カテーテル11は更に細長い管状の押込み器28を備えており、押込み器28は、外部操作部分3から近位の取り付け部分5に向かって遠位方向に伸長している。カニューレ15は、押込み器28の軸線方向の管腔(図示せず)内に摺動可能形態で配置されている。シース30は、押込み器28の遠位端部分の外周に沿って摺動できる形態で配置されている。押込み器28は、金属又はプラスチックを含む何らかの適当な生体適合性材料からなる。押込み器28は放射線不透過性の材料からなる。適当な材料としては、限定的ではないが、アルミニウム、ニチノール、ナイロン、ポリプロピレン、及びポリエチレンがある。押込み器28は、長手方向の支柱強度が高く、配備中にユーザーと人工器官との間での適切なエネルギ伝達を確保している。

0031

該給送及び配備器具は更に、該給送及び配備器具を介する血液の損失を制御するための止血シール装置35を更に備えている。シール装置35は、シース30に結合固定されており且つ該シースと押込み器28とを結合させている。シール装置35は1以上の止血弁(図示せず)を備えており、該止血弁はシース30と押込み器28との間の止血シールを提供している。適切な止血弁としては、例えばディスク弁アイリス弁等がある。止血シール装置35はまた側方チューブ36をも備えており、側方チューブ36は、押込み器28とシース30との間へ治療剤の導入を補助する。米国特許第6,416,499号及び第7,651,519号、並びに米国特許出願公開第2005/0171479 A1号及び第2007/0078395 A1号には、本願に記載されている給送カテーテルと共に使用することができる適当な止血シール装置の例が記載されている。これらの特許参考文献の各々は、これに言及することにより、その全体が本明細書に参考として組み入れられている。

0032

押込み器28の遠位端は人工器官20の近位端に隣接して配置されている。人工器官20を配備するために、オペレータは、ユーザー操作部分3において押込み器28に遠位方向ヘの圧力をかけながらシース30を近位方向へ摺らせる。押込み器は、シースが引き出されるときに人工器官20がシース30と一緒に近位方向に摺動するのを阻止する。この結果、シース30は、人工器官20の外周に沿って近位方向に後退して人工器官を露出させて該人工器官が径方向外方へ拡張できるようにする。

0033

押込み器28の近位端は補助アクセス器具38に結合されている。補助アクセス器具38は、ハウジング40と、該ハウジング内を概ね軸線方向に伸長しているチャネル42と、チャネル42に結合されているポート44とを備えている。ポート44は、ユーザー操作部分3とチャネル42との間に流体連通及び機械的連結を提供し、これは、次いで人工器官20との流体連通及び機械的連結を提供する。

0034

図3は、多数のポート44A,44Bと連通している多数のチャネル42A,42Bを備えている例示的なアクセス器具38を示している。ポート44A,44Bは、例えば医療薬剤を押込み器28を介して人工器官へと導入するために使用される。代替的に又は付加的に、ポート44A、44Bは、補助医療器具例えばガイドワイヤ又は介入用カテーテルを押込み器28を介して人工器官へ導入するために使用される。

0035

アクセス器具38は、処置中の血液の損失を制御するために、上記した止血弁(図示せず)を1以上備えているのが好ましい。例えば、1以上のポート44A,44Bは、1以上のディスク弁、アイリス弁等を備えることができる。代替的に又は付加的に、アクセス器具38内での血液の損失を制御するために、このような弁を1つ以上チャネル42内に配置しても良い。

0036

図1〜4は、少なくとも1つ以上の予めカニューレが挿入された開窓部27を備えている人工器官20を含んでいる給送及び配置器具を示している。該器具は、第一の端部31A、第二の端部31B、及びこれらの端部間に配置されている本体部分31Cを有しているワイヤ31を備えている。ワイヤ31は、生体適合性金属又はプラスチックのような適当な材料によって作られ、特別の用途に適した寸法を有している。一つの例においては、ワイヤは、ニチノール等のような高弾性金属からなり且つ直径が約0.016〜約0.018インチ(0.406〜0.457ミリメートル)の範囲である。他の材料によって作られ且つ他の直径のワイヤも考えられる。

0037

ワイヤ31は、給送カテーテル1を該カテーテルの近位端部分と遠位端部分との間で横切っている。ワイヤ端部31A,31Bの各々は、給送カテーテル1の外部操作部分3に配置されており且つ処置中にオペレータが直接操作することができる。ワイヤ31は、遠位方向に、第一の端部31Aから、ポート44Aを通り且つ給送カテーテルの軸線方向の管腔33(例えば、図3に示されている)を通って人工器官20の管腔(例えば、図2に示されている)内へ入り、開窓部27,27A内を通って移植片18(例えば、図1及び2に示されている)の外部へと伸長している。ワイヤ31は次いで、近位方向に人工器官20の管腔内を通り軸線方向の管腔33(例えば、図3に示されている)内を通りポート44B内を通って第二のワイヤ端部31Bに向かって伸長している。

0038

幾つかの実施例においては、管腔33は単一の管腔構造を有しており、ワイヤ31は近位方向或いは遠位方向に給送カテーテルに沿って単一の管腔構造内を伸長している。他の実施例においては、管腔33は多管腔構造を有しており、ワイヤ31は近位方向或いは遠位方向に給送カテーテルに沿って別々の管腔構造内を伸長している。

0039

ワイヤ31は、開窓部27,27Aの中を摺動できる形態で配置されている。その結果、オペレータは、第一のワイヤ端部31Aを近位方向に引っ張るか又は第二のワイヤ端部31Bを遠位方向に押し込むことによって、ワイヤ31を開窓部27,27Aを介して近位方向に動かすことができる。同様に、オペレータは、第二のワイヤ端部31Bを近位方向に引っ張るか又は第一のワイヤ端部31Aを遠位方向に押し込むことによって、ワイヤ31を開窓部27,27Aを介して遠位方向に動かすことができる。この構造により、オペレータは、開窓部27,27Aに関するワイヤ31の位置決め及び構造の制御を付与される。例えば、ワイヤ31が開窓部27,27A内を通るときに第一のワイヤ端部31Aの位置を固定し且つ第二のワイヤ端部31Bを操作することによって又はその逆の操作によって、ワイヤ31の角度を操作することができる。この特徴のその他の利点は当業者にとって明らかであろう。

0040

図2は、カニューレが予め挿入されている多数(1以上)の開窓部27A,27Bを備えている人工器官20を示している。ワイヤ31は、遠位方向に第一のワイヤ端部31Aから給送カテーテルの軸線方向の管腔33を通って人工器官20の管腔内へと伸長し、開窓部27Aを通って移植片18の外部へと伸長している。ワイヤ31は、移植片18の外部から開窓部27B内を通って人工器官20の管腔内へ伸長し、軸線方向の管腔33内を通って第二のワイヤ端部31Bに向かって伸長している。図2に示されているように、ワイヤ31を移植片材料及び/又はステント構造に取り付けるために、1以上の固定構造46A,46Bが人工器官20に沿って設けられている。構造46A,46Bは、上記したように、ワイヤの横方向の動きを制限するがワイヤが開窓部27A,27B内を軸線方向に摺動するのを許容するのが好ましい。

0041

図2に示されているように、ワイヤ31は、開窓部27A,27Bを横切るときに人工器官20の管腔内を通過する。幾つかの実施例においては、ワイヤは、開窓部から離れる方向におよそ3cm以上伸長し、次いで、移植片材料内を通って人工器官の管腔内ヘと伸長している。他の実施例においては、ワイヤは、開窓部から離れる方向におよそ6cm以上伸長し、次いで、移植片材料内を通って人工器官の管腔内ヘと伸長している。他の実施例においては、ワイヤ31は、人工器官20の管腔内を通過することなく開窓部27A,27Bを横切っている。

0042

図2〜4に示されているように、補助カテーテル50A,50B が設けられており、該補助カテーテルは補助アクセス器具38を介して人工器官20へと送り込まれる。補助カテーテル50A,50Bは、例えば、細長いシース54A,54Bとシース54A,54Bの軸線方向の管腔内に摺動可能な形態で配置されている細長い拡張器52A,52B とを備えている。補助カテーテル50A,50Bはまた、上記したように、該補助カテーテル内での血液の損失を制限し又は防止するために、止血用シール装置56A,56B をも備えている。更に、カテーテル50A,50Bは、医療薬剤を補助カテーテルを介して導入するための側方チューブ58A,58Bを備えている。拡張器52A,52Bは近位方向が結合装置60A,60Bにおいて終端している。結合装置60A,60Bは医療薬剤を補助カテーテルを介して導入できる構造とされている。補助カテーテル50A,50Bは、上記したように、押込み器28の管腔33を介してワイヤ端部31A,31Bを越えて人工器官ヘと送り込まれる。

0043

補助カテーテル50A、50Bは、医療器具、例えば、ガイドワイヤ、バルーン、ステント、ステント移植片、撮像器具等をユーザー操作部分から人工器官20へと送り込むために使用される。例えば、以下において更に詳細に説明するように、補助カテーテル50A、50Bは開窓部27A、27Bを介して目標血管にカニューレを挿入するために使用される。

0044

図1,5及び6に示されているように、人工器官を送り込み且つ配備させる器具は、任意であるが、人工器官の少なくとも一部分を保持するための1以上の保持器具を備えている。例えば、給送カテーテル1は、人工器官20の近位端を保持するための近位の人工器官保持器具70と人工器官の遠位端を保持するための遠位の人工器官保持器具80とを備えている。図1及び5は、近位のトリガーワイヤ72を備えている例示的な近位の人工器官保持器具70を示している。トリガーワイヤ72は、押込み器28の軸線方向の管腔33内を人工器官20と外部の操作部分3との間で伸長している。トリガーワイヤ72は、ワイヤ同士の縺れを防止するために、カニューレ挿入ワイヤ端部31から分離されている軸線方向の管腔内に配置されているのが好ましい。ワイヤ72の近位端は制御部材74に結合されている(図1)。ワイヤ72の遠位端は、人工器官20の近位端に取り外し可能な形態で結合されており(図5)、人工器官の軸線方向の移動を制限している。トリガーワイヤ72は、制御部材74を操作すること例えば制御部材を近位方向ヘ摺動させてワイヤを引っ張って人工器官から離すことによって、人工器官20の近位端との結合を解除することができる。制御部材74をクランプしてトリガーワイヤ72の不用意な脱結合を防止するために、クランプねじ75が設けられている。

0045

図1及び6は、例示的な遠位の人工器官保持器具80を示しており、遠位の人工器官保持器具80は、遠位のトリガーワイヤ82と先端キャップ86とを備えている。キャップ86は、内側カニューレ15に固定結合されており且つ人工器官20の遠位端を径方向の動きを拘束された形態に保持している。キャップ86は、人工器官20の遠位端が使用中に拡張するのを阻止している。トリガーワイヤ82は、押込み器28の軸線方向の管腔33内を人工器官20と遠位の操作部分3との間に延びている。トリガーワイヤ82は、ワイヤ同士の縺れを防止するために、カニューレ挿入ワイヤ31から分離されている軸線方向の管腔内に配置されているのが好ましい。ワイヤ82の近位端は、制御部材84に結合されている(図1)。ワイヤ82の遠位端は、人工器官20の遠位端及びキャップ86に取り外し可能な形態で結合されている。トリガーワイヤ82は、制御部材84を操作すること例えば制御部材を近位方向に摺動させて該ワイヤを引っ張って人工器官及びキャップから離すことによって、人工器官20及びキャップ86から分離させることができる。トリガーワイヤ82の不用意な外れを防止するために、制御部材84をクランプするクランプねじ85が設けられている。ひとたび、ワイヤ82が人工器官20及びキャップ86から外れると、該キャップは、内側カニューレ15を押込み器28に対して遠位方向に摺動させることによって人工器官から取り外すことができる。

0046

人工器官の近位部分、遠位部分、及び中間部分を保持するための種々の器具及び装置が特許文献に開示されている。例えば、米国特許第6,524,335号、第7,335,224号、第7,435,253号、第7,537,606号、第7,611,529号、第7,651,519号、及び第7,722,657号、並びに米国特許出願公開第2004/230287 A1号、第2006/0004433 A1号、第2007/0043425 A1号、及び第2008/0294234 A1号には、本発明と共に使用するのに適した器具及び装置が記載されている。これらの特許文献の各々は、これに言及することによって、その全体が参考として本明細書に組み入れられている。

0047

図7〜12には、カニューレが予め挿入された動脈内への開窓部を備えている人工器官を送り込み且つ配備させる方法の種々のステップが示されている。該方法は、動脈を治療する器具に関連して記載されているけれども、この方法は他の器具及び処置に対して容易に適用できる。

0048

例えば図1に関して記載されている給送器具1が提供されており、該給送器具は、押込み器28と、該押込み器の軸線方向の管腔内に摺動可能形態で配置されている内側カニューレ15とを備えている。給送カテーテル1は、シース30の軸線方向の管腔内に摺動可能形態で配置されている。人工器官20は、シース30の軸線方向の管腔内で給送カテーテル1の遠位端を覆って配置されている。先端キャップ86は、シース30が給送カテーテル1の外周に沿って近位方向へ後退せしめられたときに人工器官の遠位端が時期尚早に径方向に拡張するのを防止するように、人工器官20の遠位端部を保持している。図7〜12には示されていないけれども、人工器官20は、上記したように1以上の拡張可能なステントを備えている。

0049

図7は、(動脈のような)血管90内に未配備形態で配置されている送り込み及び配備器具を示している。該器具は、人工器官が配備された後の人工器官20の管腔と(腎動脈のような)血管側枝92A,92Bとの間の流体連通を提供する大きさ及び構造とされている複数の開窓部27A, 27Bを備えている人工器官20を備えている。この結果、人工器官20は、血管側枝92A,92Bを閉塞させることなく該血管側枝に重なるように血管90内に配置することができる。人工器官は、上記した予めカニューレを挿入された開窓部27A,27B備えている。特に、第一の端部31A、第二の端部31B、ワイヤ本体31Cを備えているワイヤ31が設けられている。ワイヤ31は、第一のワイヤ端部31Aから遠位方向へ、給送カテーテルの軸線方向の管腔33を介して人工器官20の管腔内へと及び開窓部27Aを介して移植片18へと伸長している。ワイヤ31は、移植片18の外部から近位方向へ開窓部27B内を人工器官20の管腔内へと伸長し且つ軸線方向の管腔33内を第二のワイヤ端部31Bに向かって伸長している。

0050

給送カテーテル1は一般的な方法で血管90内を送り込まれる。ガイドワイヤ(図示せず)は、例えば、大腿動脈内へ導入され且つガイドワイヤの先端が人工器官20が配置される領域を越えて伸長するまで血管内を進入せしめられる。該送り込み及び配送器具は、次いで、ガイドワイヤ13の外周に沿ってカニューレ15を介して血管90内へ挿入され、当該技術において一般的に知られている放射線透視技術によって位置決めされる。血管側枝92の高さには、別個血管造影カテーテル(図示せず)のための設備が作られている。

0051

この段階では、人工器官20は、先端キャップ86及びシース30の軸線方向の管腔内に圧縮された形態で配置されている。補助カテーテル50Aが、第一のワイヤ端部31Aを覆って設けられており且つポート44Aを介して給送カテーテル1の軸線方向の管腔内に挿入されている。同様に、補助カテーテル50Bが、第二のワイヤ端部31Bを覆って設けられており且つポート44Bを介して給送カテーテル1の軸線方向の管腔内に挿入されている。

0052

送り込み及び配備器具は、人工器官20が血管側枝92A,92Bの小孔と重なり且つ開窓部27A,27Bが血管側枝に整合せしめられるように、放射線透視装置によって血管内に位置決めされる。ひとたび、該器具が適正な位置に位置決めされると、シース30が後退せしめられて人工器具20が露出せしめられる。この作用によって、人工器官は、図8に示されているように、解放されて血管壁に向かって径方向に拡張できる。しかしながら、先端キャップ86が、人工器官の遠位端を保持し且つ該遠位端がこの段階で拡張するのを防止している。オペレータは、所望の段階で、先端キャップ86を人工器官に関して遠位方向に摺動させて人工器官20の遠位端を解放させる。

0053

図9においては、補助カテーテル50Aは、シース54Aの遠位端が開窓部27A内を通過するまで人工器官20の管腔内をワイヤ31の外周に沿って遠位方向に進入せしめられている。同様に、補助カテーテル50Bも、シース54Bの遠位端が開窓部27B内を通過するまで人工器官20の管腔内をワイヤ31の外周に沿って遠位方向に進入せしめられている。図10においては、補助カテーテル50A,50Bの拡張器52A,52Bは、補助カテーテル50A,50Bをシース54A,54B内で近位方向に引き抜くことによって取り外されている。

0054

次に、側枝ガイドワイヤ94A,94Bが、血管側枝内にカテーテルを挿入するために用意される。図11に示されているように、側枝ガイドワイヤ94Aは、ワイヤ31の第一の端部に沿ってシース54Aの中を送り込まれ、側枝ガイドワイヤ94Bは、ワイヤ31の第二の端部に沿ってシース54B内を送り込まれる。次いで、側枝アクセスカテーテル96A,96Bが、各々ガイドワイヤ94A,94Bの外周に沿って導入される。アクセスカテーテル96A,96Bは旋回可能な遠位端部分を備えているのが好ましく、該遠位端部分は、側枝ワイヤ94A,94Bを開窓部27A,27Bを介して各々の血管側枝92A,92B内へガイドするために使用することができる。適切なカテーテルが市販によって入手可能であり、該適切なカテーテルとしては、米国インディアナ州のブルーミントンにあるCook,Inc.,から入手可能なTorcon NB(登録商標)Advantage Catheterがある。

0055

ひとたび血管側枝にカニューレが挿入されると、カテーテル96A,96Bは、これらをシース54A,54Bを介して近位方向に引き抜くことによって取り外される。この時点では、予め装填されていたワイヤ31はもはや必要ではなく、ワイヤの第二の端部31Bがポート44Aを出て行くまで第一のワイヤ端部31Aを近位方向に引っ張ることにより又は第一のワイヤ端部がポート44Bを出て行くまで第二のワイヤ端部を引っ張ることによって取り外すことができる。

0056

ガイドワイヤ94A,94Bが定位置にある状態で、オペレータは、1以上の介入カテーテル98A,98B(例えば、バルーン搬送カテーテル、ステント、移植片、撮像器具等を含む)を、図12に示されているように開窓部27A,27Bを介して血管側枝92A,92Bに送り込むことができる。

0057

以上、本発明の種々の実施例を説明したけれども、更に多くの実施例及び実施例が本発明の範囲内で可能であることは当業者に明らかであろう。更に、本発明の範囲についての種々の指標を提供したが、本発明は、これらのいずれか一つに限定されず、これらの2以上を組み合わせたものにも存在する。

0058

1給送カテーテル、 3外部操作部分、
5近位の位置決め機構又は取り付け部分、
7遠位の位置決め機構又は取り付け部分、
11テーパーが付けられている伸長部、
13ガイドワイヤ、 15内側カニューレ、
16結合器具、 18管状移植片材料、
19ステント、 20管腔内人工器官、
21 ステント、 27,27A,27B開窓部、
28押込み器、 30シース、
31ワイヤ、 31A ワイヤの第一の端部、
31B ワイヤの第二の端部、 31C ワイヤの本体部分、
33管腔、 35シール装置、
36側方チューブ、 38補助アクセス器具、
40ハウジング、 42,42A,42Bチャネル、
44,44A,44Bポート、 46A,46B固定構造、
50A,50B補助カテーテル、 52A,52B拡張器、
54A,54B シース、 56A,56B止血用シール装置、
58A,58B 側方チューブ、 60A,60B結合装置、
70 近位の人工器官保持器具、 72 近位のトリガーワイヤ、
74制御部材、 75クランプねじ、
80 遠位の人工器官保持器具、 82 遠位のトリガーワイヤ、
84 制御部材、 85 クランプねじ、
86先端キャップ、 90 血管、
92,92A,92B血管側枝、 94A,94B側枝ガイドワイヤ、
96A,96B 側枝アクセスカテーテル、 98A,98B介入カテーテル、

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