図面 (/)

技術 遊技機

出願人 株式会社三洋物産
発明者 大久保賢一
出願日 2018年5月7日 (1年8ヶ月経過) 出願番号 2018-089335
公開日 2018年7月26日 (1年5ヶ月経過) 公開番号 2018-114405
状態 特許登録済
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 回動開始タイミング 各遮蔽体 部分名称 引っ掛かり状態 下方スライド 同遮蔽体 両ベルト部材 最大回転半径
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年7月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

可動部材を用いた演出を行う遊技機において、同可動部材の動作スペース広がりを抑えつつ、演出範囲を広げることができる遊技機を提供する。

解決手段

ステージユニット132と対向する位置には回動可能に設けられた表示部材151が配置されている。表示部材151は、回動用モータ159の駆動に基づき回動し、スライド用モータ163の駆動に基づきその回動中心軸線X1がステージユニット132に対して近づく側及び離れる側に移動するように構成されている。それらモータ159,163の駆動は表示制御装置によって制御されている。表示制御装置は、回動用モータ159を制御し表示部材151を回動させる過程にて、回動用モータ163を制御し回動中心軸線X1を移動させることで、表示部材151の最外部位OMが通過する軌道の広がりを抑え、上記ユニット132に対する通過隙を確保する制御モードを有している。

概要

背景

遊技機として例えばパチンコ遊技機では、遊技盤に形成された遊技領域に対して遊技球が発射され、当該遊技領域内の各種入賞口に遊技球が入賞されるとそれに伴い所定個数の遊技球が払い出される。また、パチンコ遊技機には例えば図柄表示ユニットが設けられ、この図柄表示ユニットにより複数列の図柄が変動表示される。図柄表示ユニットは、液晶表示装置等によって構成されることが多く、例えば左右方向又は上下方向に並ぶ3つの図柄列が設けられ、各図柄列毎に図柄が変動表示される。この場合、所定入賞口始動入賞口)への入賞をトリガとして図柄表示ユニットによる図柄の変動表示が開始され、その後、所定の変動パターンによる変動表示を経て図柄の変動表示が停止される。そして、各図柄列の停止図柄が確定した際にその図柄が同一図柄であれば、特別遊技状態大当たり状態)に移行し多量の遊技球が払い出される。特別遊技状態に移行する確率は比較的低確率で設定され、特別遊技状態に移行しない場合には通常状態のままとされる。

また近年では、遊技の興趣を高めるべく、液晶表示装置の表示画面に表示される表示内容を複雑なものにしたり、当該表示画面を大型化して表示画像迫力を向上させたりする等、図柄表示に関して様々な工夫が施されてきている。また、例えば液晶表示装置等の図柄表示ユニットの周辺可動部材を設け、遊技内容(例えば図柄の変動表示の内容)と可動部材の動作内容に所定の対応関係をもたせ、遊技中(例えば図柄の変動時)における遊技者の興趣を高めるようにしている(例えば、特許文献1)。

概要

可動部材を用いた演出を行う遊技機において、同可動部材の動作スペース広がりを抑えつつ、演出範囲を広げることができる遊技機を提供する。ステージユニット132と対向する位置には回動可能に設けられた表示部材151が配置されている。表示部材151は、回動用モータ159の駆動に基づき回動し、スライド用モータ163の駆動に基づきその回動中心軸線X1がステージユニット132に対して近づく側及び離れる側に移動するように構成されている。それらモータ159,163の駆動は表示制御装置によって制御されている。表示制御装置は、回動用モータ159を制御し表示部材151を回動させる過程にて、回動用モータ163を制御し回動中心軸線X1を移動させることで、表示部材151の最外部位OMが通過する軌道の広がりを抑え、上記ユニット132に対する通過隙を確保する制御モードを有している。

目的

本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、可動部材を用いた演出を行う遊技機において、同可動部材の動作スペースの広がりを抑えつつ、演出範囲を広げることのできる遊技機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

絵柄表示手段の一端側に設けられた第1遊技機構成体対峙する位置において回動可能となるように設けられた表示部材と、前記表示部材を回動させる第1駆動手段と、前記絵柄表示手段の他端側に設けられた第2遊技機構成体と、前記表示部材を、前記第2遊技機構成体の背後に収容されることにより遊技機前方から視認不可となる待機位置と、前記第1遊技機構成体及び前記第2遊技機構成体の間に位置し、前記待機位置よりも前記第1遊技機構成体に近い位置であって遊技機前方から視認可能となる演出位置との各位置に移動させる第2駆動手段と、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段を駆動制御することにより、前記表示部材を動作させる駆動制御手段とを備え、前記駆動制御手段は、前記第2駆動手段を駆動制御することにより、前記表示部材を前記演出位置及び前記待機位置の一方から他方に移動させる第1駆動制御モードと、前記第1駆動手段を駆動制御することにより前記演出位置に配置された前記表示部材を回動させ、当該回動に基づいて前記表示部材の外周部における特定部位が前記第1遊技機構成体に近づく過程で、前記第2駆動手段を駆動制御することにより前記表示部材の回動位置を前記第2遊技機構成体側に移動させることで前記特定部位が通過する通過軌道と前記第1遊技機構成体との重なりを回避する第2駆動制御モードとを有していることを特徴とする遊技機

技術分野

0001

本発明は、遊技機に関するものである。

背景技術

0002

遊技機として例えばパチンコ遊技機では、遊技盤に形成された遊技領域に対して遊技球が発射され、当該遊技領域内の各種入賞口に遊技球が入賞されるとそれに伴い所定個数の遊技球が払い出される。また、パチンコ遊技機には例えば図柄表示ユニットが設けられ、この図柄表示ユニットにより複数列の図柄が変動表示される。図柄表示ユニットは、液晶表示装置等によって構成されることが多く、例えば左右方向又は上下方向に並ぶ3つの図柄列が設けられ、各図柄列毎に図柄が変動表示される。この場合、所定入賞口始動入賞口)への入賞をトリガとして図柄表示ユニットによる図柄の変動表示が開始され、その後、所定の変動パターンによる変動表示を経て図柄の変動表示が停止される。そして、各図柄列の停止図柄が確定した際にその図柄が同一図柄であれば、特別遊技状態大当たり状態)に移行し多量の遊技球が払い出される。特別遊技状態に移行する確率は比較的低確率で設定され、特別遊技状態に移行しない場合には通常状態のままとされる。

0003

また近年では、遊技の興趣を高めるべく、液晶表示装置の表示画面に表示される表示内容を複雑なものにしたり、当該表示画面を大型化して表示画像迫力を向上させたりする等、図柄表示に関して様々な工夫が施されてきている。また、例えば液晶表示装置等の図柄表示ユニットの周辺可動部材を設け、遊技内容(例えば図柄の変動表示の内容)と可動部材の動作内容に所定の対応関係をもたせ、遊技中(例えば図柄の変動時)における遊技者の興趣を高めるようにしている(例えば、特許文献1)。

先行技術

0004

特開2002−78904号公報

発明が解決しようとする課題

0005

可動部材を用いた演出を行う場合には、可動部材を大型化することにより演出範囲を広げることができる反面、そのような可動部材の大型化に起因してより広域での動作領域の確保が必要となり得る。可動部材は遊技者から視認可能となる位置(例えば遊技領域)に配置されるのが一般的であると考えられるが、遊技領域には前記図柄表示ユニット等の各種構成が設けられていることが多く、上述したような動作領域の拡大は制限を受けやすいと想定される。

0006

一方、周辺部品パネル部材等)との共存優先し、可動部材を小さくすることにより動作スペース広がりを抑えた場合、可動部材を用いた演出のインパクトを弱める要因となり得る。これは、可動部材を設けた主旨に逆行するものであり好ましくない。

0007

本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、可動部材を用いた演出を行う遊技機において、同可動部材の動作スペースの広がりを抑えつつ、演出範囲を広げることのできる遊技機を提供することを主たる目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、
絵柄表示手段の一端側に設けられた第1遊技機構成体対峙する位置において回動可能となるように設けられた表示部材と、
前記表示部材を回動させる第1駆動手段と、
前記絵柄表示手段の他端側に設けられた第2遊技機構成体と、
前記表示部材を、前記第2遊技機構成体の背後に収容されることにより遊技機前方から視認不可となる待機位置と、前記第1遊技機構成体及び前記第2遊技機構成体の間に位置し、前記待機位置よりも前記第1遊技機構成体に近い位置であって遊技機前方から視認可能となる演出位置との各位置に移動させる第2駆動手段と、
前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段を駆動制御することにより、前記表示部材を動作させる駆動制御手段と
を備え、
前記駆動制御手段は、
前記第2駆動手段を駆動制御することにより、前記表示部材を前記演出位置及び前記待機位置の一方から他方に移動させる第1駆動制御モードと、
前記第1駆動手段を駆動制御することにより前記演出位置に配置された前記表示部材を回動させ、当該回動に基づいて前記表示部材の外周部における特定部位が前記第1遊技機構成体に近づく過程で、前記第2駆動手段を駆動制御することにより前記表示部材の回動位置を前記第2遊技機構成体側に移動させることで前記特定部位が通過する通過軌道と前記第1遊技機構成体との重なりを回避する第2駆動制御モードとを有していることを特徴とする。

発明の効果

0009

可動部材を用いた演出を行う遊技機において、同可動部材の動作スペースの広がりを抑えつつ、演出範囲を広げることができる。

図面の簡単な説明

0010

第1の実施の形態におけるパチンコ機の全体構成を示す斜視図。
遊技機本体の主要な構成を分解して示す分解斜視図。
内枠の構成を示す正面図。
遊技盤ユニットの構成を示す斜視図。
遊技盤ユニットの構成を示す正面図。
裏パックの構成を示す正面図。
(a)は表示部材が収容部内にて待機されている状態を示す概略図、(b)は表示部材が演出初期位置に配置された状態を示す概略図。
表示部材の動作を示す動作説明図。
表示部材の動作を示す動作説明図。
パチンコ機の電気的構成を示すブロック図。
遊技制御に用いる各種カウンタ概要を示す説明図。
表示制御装置のCPUにより実行されるコマンド判定処理を示すフローチャート
特別演出処理を示すフローチャート。
表示切替モード用処理を示すフローチャート。
表示切替モード用処理のタイミングチャート
第2の実施の形態における遊技盤ユニットの構成を示す正面図。
遊技盤ユニットの一部を分解して示す分解斜視図。
図16のA−A線部分断面図。
遊技盤ユニット及び図柄表示装置の構成を示す斜視図。
表示領域可変機構の構成を示す分解斜視図。
図20の部分断面図。
(a)は遮蔽体をその軸線方向から見た概略図、(b)は遮蔽体の回動状態を示す概略図、(c)は遮蔽体と遊技領域形成板及び図柄表示装置との関係を示す概略図。
(a)は第1の状態を示す概略図、(b)は第2の状態を示す概略図、(c)は第3の状態を示す概略図。
(a)〜(d)は第1の状態と第2の状態との切替動作を示す動作説明図、(e)〜(g)は第1の状態と第3の状態との切替動作を示す動作説明図。
(a)〜(f)は第2の状態と第3の状態との切替動作を示す動作説明図。
遊技機正面からみた表示領域可変機構と図柄表示装置の表示領域との関係を示す概略図。
表示制御装置のCPUにより実行されるコマンド判定処理を示すフローチャート。
特別演出処理を示すフローチャート。
表示切替モード用処理を示すフローチャート。
表示切替モード用処理のタイミングチャート。
第3の実施の形態における表示領域可変機構を正面から見た概略図。
図31のC−C線部分断面図。
図32部分拡大図
連結手段に関する構成を分解して示す一部破断斜視図。
図31の部分拡大図。
遮蔽ユニットの動作を示す概略図。
(a)は表示領域可変機構の主要な構成を示す概略図、(b)は上側レール部材の構成を示す概略図、(c)は下側レール部材の構成を示す概略図。
表示領域可変機構の変形例を説明するための説明図。
表示部材の変形例を説明するための説明図。
表示部材の変形例を説明するための説明図。
遮蔽ユニットの変形例を説明するための説明図。
遮蔽ユニットの変形例を説明するための説明図。

実施例

0011

(第1の実施の形態)
以下、遊技機の一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という)の第1の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はパチンコ機10を前方から見た斜視図、図2はパチンコ機10の遊技機本体12の分解斜視図である。なお、図2では便宜上、パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。

0012

パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11に対して前方に回動可能(開閉可能)に取り付けられた遊技機本体12とを有している。なお、パチンコ機10において外枠11は必須の構成ではなく、遊技場島設備に外枠11が備え付けられた構成としてもよい。

0013

外枠11は、木製の板材を四辺に連結し構成されるものであって矩形枠状をなしている。パチンコ機10は、外枠11を島設備に取り付け固定することにより、遊技場に設置される。なお、外枠11を合成樹脂アルミニウム等の金属によって形成することも可能である。

0014

外枠11の一側部に遊技機本体12が回動可能に支持されている。具体的には、図1に示すように、外枠11における上枠部と左枠部との連結部分に上側支持用金具21が設けられており、さらに外枠11における下枠部と左枠部との連結部分に下側支持用金具22が設けられている。これら上側支持用金具21及び下側支持用金具22により支持機構が構成され、当該支持機構によって外枠11に対して遊技機本体12が回動可能に支持されている。

0015

また、遊技機本体12には、図2に示すように、その回動先端部に施錠装置23が設けられており、遊技機本体12を外枠11に対して閉鎖状態とした場合には施錠装置23の鉤部材24が外枠11の右枠部の内側面に設けられた受け部にて受けられ、遊技機本体12の開放が阻止される。一方、パチンコ機10前面にて露出させて設けられたシリンダ錠25に対して解錠キーを用いて解錠操作を行うことにより、外枠11の鉤受け部にて鉤部材24が受けられた状態が解除され、遊技機本体12の外枠11からの開放が可能となる。なお、施錠装置23は、後述する内枠13と前扉枠14との施錠を行う機能も有している。

0016

遊技機本体12は、ベース体としての内枠13と、その内枠13の前方に配置される前扉枠14と、内枠13の後方に配置される裏パックユニット15とを備えている。遊技機本体12のうち内枠13が外枠11に対して回動可能(開閉可能)に支持されている。詳細には、正面視で左側を回動基端側(開閉基端側)とし右側を回動先端側(開閉先端側)として内枠13が前方へ回動可能とされている。

0017

内枠13には、前扉枠14が回動可能(開閉可能)に支持されており、正面視で左側を回動基端側(開閉基端側)とし右側を回動先端側(開閉先端側)として前方へ回動可能とされている。また、内枠13には、裏パックユニット15が回動可能(開閉可能)に支持されており、正面視で左側を回動基端側(開閉基端側)とし右側を回動先端側(開閉先端側)として後方へ回動可能とされている。

0018

次に、遊技機本体12の前面側の構成について説明する。図3は内枠13の正面図である。因みに、図3では、図2と同様に、パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。

0019

内枠13は、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす樹脂ベース28を主体として構成されている。樹脂ベース28の中央部には略楕円形状の窓孔29が形成されている。樹脂ベース28にはその後方から遊技盤ユニット100が着脱可能に取り付けられており、遊技盤ユニット100の前面に形成された遊技領域が樹脂ベース28の窓孔29を通じて内枠13の前面側に露出した状態となっている。

0020

遊技盤ユニット100の前面には、内レール101と外レール102とが取り付けられている。当該遊技盤ユニット100の前面は、これら内外レール101,102により区画され、略円形状に区画された内側領域に遊技領域が形成されている。そして、これら内レール101と外レール102とにより誘導レールが構成され、遊技球発射機構50から発射された遊技球が遊技領域の上部に案内されるようになっている。

0021

遊技球発射機構50は、同図3に示すように、樹脂ベース28における窓孔29の下方に取り付けられている。遊技球発射機構50は、電磁式ソレノイド51と、発射レール52と、球送り機構53とからなり、ソレノイド51への電気的な信号の入力により当該ソレノイド51の出力軸伸縮方向に移動し、球送り機構53によって発射レール52上に置かれた遊技球を遊技領域に向けて打ち出す。

0022

ここで、図3図5に基づき遊技盤ユニット100について詳細に説明する。図4は遊技盤ユニット100の斜視図、図5は遊技盤ユニット230の正面図である。なお、図4では便宜上、パチンコ機10の遊技領域内の構成を一部省略している。

0023

図3に示すように、遊技盤ユニット100は、樹脂ベース28の窓孔29を塞ぐ略矩形状の遊技盤103を有している。遊技盤103は合板からなり、その前面には上述した遊技領域104が形成されている。

0024

図3及び図4に示すように、遊技盤103の略中央には、自身の板厚方向(前後方向)に貫通する開口部105が設けられており、この開口部105を塞ぐようにして可変表示ユニット110が配置されている。また、開口部105(可変表示ユニット110)の周辺には大小複数貫通孔が形成されており、それら各貫通孔には一般入賞口111,可変入賞装置112,作動口113及びスルーゲート114がそれぞれ配設されている(図5参照)。図5に基づき各部材の配置について詳細に説明すれば、可変表示ユニット110の下方に作動口113が配置され、さらにその下方に可変入賞装置112が配置されている。また、可変表示ユニット110の側方にはスルーゲート114が配置され、遊技領域104の下部両側には一般入賞口111が複数配置されている。一般入賞口111、可変入賞装置112及び作動口113に遊技球が入ると、同遊技球が検出スイッチ(図示略)により検出され、その検出結果に基づいて所定数賞品球が払い出される。

0025

遊技領域104には、上述した各種構成に加えて第1特定ランプ部及び第2特定ランプ部が設けられている。

0026

第1特定ランプ部には、その内側に赤、緑、青の3色発光タイプのLEDランプが配設されている。そして、作動口113への入賞をトリガとして、所定の順序発光色の切り替えが行われる。具体的には、作動口113への入賞をトリガとして、赤色光点灯され、その状態で所定期間が経過すると緑色光に発光色が切り替えられる。そして、緑色光が点灯された状態で前記所定期間が経過すると青色光に発光色が切り替えられる。その後、発光色の切り替え停止時期がくるまで、赤色、緑色、青色という順序で発光色の切り替えが繰り返し行われる。これにより、第1特定ランプ部には、赤色、緑色、青色が、この順序で繰り返し表示されることとなる。そして、最終的に赤色又は緑色が停止表示された場合には大当たりが発生し、青色が停止表示された場合には大当たりが発生しない。また、最終的に赤色で停止表示された場合と、最終的に緑色で停止表示された場合とで、大当たりの種類が異なり、前者の方が遊技者に有利な大当たりが発生することとなる。

0027

一方、第2特定ランプ部には、その内側に赤、緑の2色発光タイプのLEDランプが配設されている。この第2特定ランプ部は、スルーゲート114における遊技球の通過をトリガとして、所定の順序で発光色の切り替えが行われる。具体的には、遊技球がスルーゲート114を通過すると、赤色光の点灯と緑色光の点灯とが交互に行われる。これにより、第2特定ランプ部には、赤色、緑色が交互に表示されることとなる。そして、赤色が停止表示された場合には、作動口113に付随する電動役物が所定期間だけ開放状態となるよう構成されている。

0028

その他に、遊技領域104の下部、詳しくは可変入賞装置112の下方にはアウト口115が形成されている。各種入賞口等に入らなかった遊技球はアウト口115を通って図示しない球排出路の方へと案内されるようになっている。また、遊技領域104には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の116が植設されているとともに、風車役物)117等が配設されている。

0029

可変入賞装置112は、通常は遊技球が入賞できない又は入賞しにくい閉状態になっており、大当たりの際に遊技球が入賞しやすい所定の開放状態に切り替えられるようになっている。より詳しくは、大当たりが発生すると、可変入賞装置112が所定の開放状態となり、遊技球が入賞し易い状態となる。可変入賞装置112の開放態様としては、所定期間(例えば30秒間)の経過又は所定個数(例えば10個)の入賞を1ラウンドとして、可変入賞装置112内の継続入賞口への入賞を条件として次ラウンドへの移行条件成立とし、複数ラウンド(例えば15ラウンド)を上限として可変入賞装置112が繰り返し開放されるものが一般的である。なお、可変入賞装置112の駆動制御は、後述する主制御装置により行われる。

0030

可変表示ユニット110は、作動口への入賞をトリガとして図柄を変動表示する図柄表示装置120を備えている。図柄表示装置120は横長矩形状をなす液晶ディスプレイ(表示画面121)を備えた液晶表示装置として構成されており、後述する表示制御装置によって表示画面121に表示される内容が制御される。

0031

表示画面121には、例えば左、中及び右に並べて図柄が表示され、これらの図柄が上下方向にスクロールされるようにして変動表示されるようになっている。そして、予め設定されている有効ライン上に所定の組み合わせの図柄が停止表示された場合には、特別遊技状態(以下、大当たりという)が発生することとなる。

0032

また、可変表示ユニット110には、図柄表示装置120を囲むようにしてフレームユニット131及びステージユニット132を備えたセンターフレーム130が設けられている。センターフレーム130は、それら各ユニット131,132が連結されることにより全体として略枠状をなすように構成されている。

0033

フレームユニット131は、センターフレーム130の上部及び左右両側部を構成しており、遊技盤103に対して固定されている。また、フレームユニット131は、遊技盤103の前面よりもパチンコ機10前方に延出している。これにより、図柄表示装置120の表示画面121の前方を遊技球が流下することを回避しており、流下する遊技球と表示画面121とが重なることによって表示画面121の視認性が低下するといった不都合が生じにくい構成となっている。

0034

フレームユニット131には、当該フレームユニット131に向けて打ち込まれた遊技球を受け入れる入口135と、その入口135に入った遊技球をステージユニット132へと案内する案内通路136と、ステージユニット132側に開放された出口137とが設けられている。これら入口135,案内通路136及び出口137によって、いわゆるワープ通路が構成されており、入口135に入った遊技球は、案内通路136内を移動し出口137から排出される。ワープ通路から排出された遊技球は、ステージユニット132に到達することとなる。

0035

ステージユニット132は、センターフレーム130の下部を構成しており、フレームユニット131と同様に遊技盤103に固定されている。ステージユニット132は、遊技盤103に対し後方にオフセットして配置された図柄表示装置120の表示画面121との隙間を埋めるように、遊技盤103から表示画面121に向けて張り出しており、遊技球1個のみが左右方向に転動できる程度の幅を有してなる奥側ステージ面138及び手前側ステージ面139を備えている。両ステージ面138,139は、中央に向けて緩やかに下り傾斜した曲面状をなしているとともに、奥側ステージ面138が手前側ステージ面139よりも上位となる段差状をなすように形成されている。奥側ステージ面138は、その一側部が前記出口137と連なるようにして配置されており、出口137から排出された遊技球は奥側ステージ面138上を転動する構成となっている。また、奥側ステージ面138の中央部分には、手前側ステージ面139側に下る傾斜部が形成されており、この傾斜部に到達した遊技球が手前側ステージ面139に向けて流下しやすくなっている。

0036

奥側ステージ面138と手前側ステージ面139とを繋ぐ縦壁141の中央、詳しくは作動口113の上方には、手前側ステージ面139上を転動する遊技球の一部を作動口113に導く案内通路142が形成されており、この案内通路142を通過した遊技球は、高い確率で作動口113に導かれることとなる。

0037

以上詳述したステージユニット132は、図柄表示装置120の表示画面121よりも下側に位置しており、ステージ面138,139上を流下する遊技球と表示画面121との重なりが抑えられている。これにより、ステージユニット132上を転動する遊技球によって表示画面121の視認が妨げられるといった不都合を生じにくくしている。

0038

以上詳述した内枠13の前面側全域を覆うようにして前扉枠14が設けられている。前扉枠14には、図1等に示すように、遊技領域のほぼ全域を前方から視認することができるようにした窓部54が形成されている。窓部54は、略楕円形状をなし、透明性を有する窓パネル55が嵌め込まれている。窓部54の周囲には、各種ランプ等の発光手段が設けられている。また、左上及び右上の位置には、遊技状態に応じた効果音などが出力されるスピーカ56が設けられている。

0039

前扉枠14における窓部54の下方には、手前側膨出した上側膨出部57と下側膨出部58とが上下に並設されている。上側膨出部57内側には上方に開口した上皿57aが設けられており、下側膨出部58内側には同じく上方に開口した下皿58aが設けられている。上皿57aは、後述する払出装置より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら後述する遊技球発射機構側へ導くための機能を有する。また、下皿58aは、上皿57a内にて余剰となった遊技球を貯留する機能を有する。

0040

下側膨出部58の右方には、手前側へ突出するようにしてハンドル装置59が設けられている。ハンドル装置59が操作されることにより、遊技球発射機構から遊技球が発射される。

0041

次に、図6に基づき遊技機本体12の背面側の構成、すなわち裏パックユニット15について説明する。図6は裏パックユニット15の正面図である。

0042

図6に示すように、裏パックユニット15は、裏パック71を備えており、当該裏パック71に対して、払出機構部72及び制御装置集合ユニット73が取り付けられている。裏パック71は透明性を有する合成樹脂により形成されており、払出機構部72などが取り付けられるベース部74と、パチンコ機10後方に突出し略直方体形状をなす保護カバー部75とを有する。

0043

ベース部74には、その右上部に外部端子板76が設けられている。外部端子板76には各種の出力端子が設けられており、これらの出力端子を通じて遊技場側管理制御装置に対して各種信号が出力される。ベース部74には、保護カバー部75を迂回するようにして払出機構部72が配設されている。すなわち、裏パック71の最上部には上方に開口したタンク77が設けられており、タンク77には遊技場の島設備から供給される遊技球が逐次補給される。タンク77の下方には、下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレールが連結され、タンクレールの下流側には上下方向に延びるケースレールが連結されている。ケースレールの最下流部には払出装置78が設けられている。払出装置78より払い出された遊技球は、当該払出装置78の下流側に設けられた図示しない払出通路を通じて、上皿57a又は下皿58aに排出される。

0044

払出機構部72には、裏パック基板79が設置されている。裏パック基板79には、例えば交流24ボルト主電源が供給され、電源スイッチの切替操作により電源ON又は電源OFFとされるようになっている。

0045

ベース部74の下端部には、制御装置集合ユニット73が取り付けられている。制御装置集合ユニット73は、横長形状をなす取付台81を有し、取付台81に払出制御装置82と電源及び発射制御装置83とが搭載されている。これら払出制御装置82と電源及び発射制御装置83とは、払出制御装置82がパチンコ機10後方となるように前後に重ねて配置されている。

0046

払出制御装置82は、基板ボックス84内に払出装置78を制御する払出制御基板が収容されて構成されている。電源及び発射制御装置83は、基板ボックス85内に電源及び発射制御基板が収容されて構成されており、当該基板により、各種制御装置等で要する所定の電力が生成されて出力され、さらに遊技者によるハンドル装置59の操作に伴う遊技球の打ち出しの制御が行われる。本パチンコ機10は各種データの記憶保持機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰の際には停電時の状態に復帰できるようになっている。

0047

本実施の形態においては、遊技機本体12が遊技に関する各種演出を行う可変表示機構150を備えている。そこで以下、図4及び図5に基づきこの可変表示機構150及びそれに関連する構成について詳細に説明する。

0048

可変表示機構150は、図柄表示装置120の前方に配置された表示部材151と、その表示部材151が回動可能な状態で取り付けられているベース部材152と、そのベース部材152をスライド移動可能に支持する支持部材153とを有している。ベース部材152が支持部材153に支持された状態にて同支持部材153に沿ってスライド移動することにより、表示部材151の位置が変更される。

0049

表示部材151の回動中心軸線X1は前後方向に延びるように設定されている。この回動中心軸線X1を中心として表示部材151が回転した場合には、同表示部材151と図柄表示装置120の表示画面121との隙間が一定に保たれたまま同表示画面121に沿うように表示部材151が移動することとなる。

0050

図4及び図5に示すように、表示部材151は、全体としてギターを模すように形成されており、ベース部材152に対する取付部としての本体部155(ボディに相当)と、本体部155から回動中心軸線X1の放射方向に延びる延出部156(ネックヘッドに相当)とを有している。それら本体部155及び延出部156は、回動中心軸線X1から本体部155の外端までの距離寸法と、同回動中心軸線X1から延出部156の外端までの距離寸法とが相違するように形成されている。詳しくは延出部156の先端部は、表示部材151において回動中心軸線X1からの距離が最も大きくなる最外部位OMを構成しており、表示部材151が回動中心軸線X1を中心に回動した場合、その最外部位OMが同回動中心軸線X1から最も離れた位置を移動する構成となっている。

0051

表示部材151は、上述したステージユニット132における奥側ステージ面138の上方に配置されており、前記回動中心軸線X1を中心として回動した場合には、延出部156(詳しくは最外部位OM)が奥側ステージ面138に対して所定の間隔を隔てた上方、具体的には少なくとも遊技球の直径の2倍程度離れた位置を移動することとなる。

0052

ベース部材152は、表示部材151の本体部155に固定された軸体158や、その軸体158を回動させることにより表示部材151の向きを変更する動力源としての回動用モータ159等を搭載してなる台座部160と、その台座部160から支持部材153に延び、同支持部材153に連なる連結部161とを有している。

0053

支持部材153は、ベース部材152の両側、詳しくは遊技盤103の開口部105を挟んだ左右両側に配置された1組のレール部材によって構成されている。それら各支持部材153は上下に延びるとともに、互いに平行となるように配置されている。それら各支持部材153には互いに向き合う側に開放された溝部が設けられており、それら溝部に対してベース部材152の連結部161が嵌まる構成となっている。それら溝部は、支持部材153と同様に上下方向に延びており、これら支持部材153の溝部内を連結部161が摺動することにより、表示部材151及びベース部材152が上下方向にスライド移動する構成となっている。なお、両支持部材153は、パチンコ機10の正面視において遊技盤103の背面に重なる位置に配置されており、パチンコ機10の前方から視認されにくくなっている。

0054

各支持部材153には、ベース部材152をスライド移動させる動力源としてのスライド用モータ163やそれらスライド用モータ163に発生する駆動力をベース部材152に伝える駆動力伝達部材164等の各種構成が搭載されている。スライド用モータ163の駆動に基づいて駆動力伝達部材164が押し引きされることによりベース部材152がスライド移動し、表示部材151の上下位置が変更されることとなる。

0055

本実施の形態においては特に、回動用モータ159及びスライド用モータ163としてステッピングモータを用いる構成とした。ステッピングモータは、入力されるパルス数に依存してその回転角度が決定される。このため、スライド用モータ163においては支持部材153に沿ったスライド量を当該パルス数によって規定することができ、回動用モータ159においては表示部材151の回転状態(すなわち表示部材151の向き)をパルス数によって規定することができる。これにより、表示部材151の位置決め制御を好適に実現可能となっている。

0056

上述したセンターフレーム130におけるフレームユニット131の上部、すなわち開口部105の上方に位置している部分には、表示部材151及びベース部材152を収容する収容部168が形成されている。収容部168は、表示画面121の上端縁に沿って左右に延びており、表示部材151及びベース部材152のほぼ全域を同表示部材151の延出部156が水平に保たれた状態にて収容可能な収容領域HEを有している。また、収容部168の下部は表示画面121側(具体的には下方)に開放されており、その開放部位を介して表示部材151及びベース部材152が出入可能となっている。表示部材151及びベース部材152が同収容部168に収容された状態においては、それら表示部材151等と図柄表示装置120の表示画面121との重なりが回避されるとともに、表示部材151等のパチンコ機10前方からの視認が妨げられる構成となっている。このように、表示部材151等を遮蔽する機能に着目すれば、「収容部168」を「遮蔽部168」と称することも可能である。

0057

ここで、図5に基づき表示部材151とその動作領域について詳細に説明する。表示部材151は表示画面121の前方に形成された空間を利用して動作する構成となっている。具体的には、表示画面121は、ステージユニット132の設置スペースの確保、仮に遊技球が開口部105付近で暴れた場合に同表示画面121に対して遊技球が衝突することの回避等を目的として、遊技盤103よりも奥まった位置に配置されている。このように表示画面121を奥側にずらして配置することによって生じた空間に表示部材151の動作領域MEが設けられている。

0058

この動作領域MEは、収容部168及びステージユニット132(詳しくは奥側ステージ面138)によって上下方向への広がりが規制されている。詳しくは、表示部材151の動作領域MEは、収容部168との重なりを回避するように同収容部168の下端縁(第1境界BL1)よりも下方に設定されており、奥側ステージ面138によって規定された遊技球の流下経路との干渉を回避するように流下経路の上限部分(第2境界BL2)よりも上方に設定されている。すなわち、表示部材151の動作領域MEは、それら第1境界BL1及び第2境界BL2によって挟まれた領域に配されている。

0059

表示部材151は、その最大外形寸法MLが第1境界BL1及び第2境界BL2の距離寸法DT1よりも大きく、且つ表示部材151において回動中心軸線X1を中心として最外部位OMを通過する仮想円CL1が第1境界BL1及び第2境界BL2に挟まれた領域内に収まらない大きさを有するように形成されている。すなわち、表示部材151は、仮想円CL1の直径が距離寸法DT1よりも大きくなるように形成されている。

0060

本実施の形態において、回動中心軸線X1の位置を上下に移動させることにより、第1境界BL1及び第2境界BL2によって挟まれた領域内を表示部材151が回動可能な構成となっている。以下、図7に基づき可変表示機構150の基本動作について詳細に説明する。図7(a)は表示部材151が収容部168内にて待機されている状態を示す概略図、図7(b)は表示部材151が演出初期位置に配置された状態を示す概略図である。

0061

図7(a)に示すように、表示部材151は、収容部168内(収容領域HE)に収容されている状態においては、延出部156が遊技機本体12の回動先端側を向き、且つ同延出部156が水平となるように配置されており、パチンコ機10前方からの表示部材151の視認が妨げられた状態となっている。なお、図7では便宜上遊技領域内の構成を一部省略して示している。

0062

表示部材151を用いた演出が行われる際には、先ず表示部材151が収容部168外、すなわち図柄表示装置120の表示画面121と前後に重なる演出位置(回動初期位置)に移動する(図7(b)参照)。具体的には、スライド用モータ163が駆動することによりベース部材152の連結部161が下方に押され、表示部材151及びベース部材152が支持部材153に沿って、ステージユニット132側に移動する。これにより、表示画面121の前方に形成された空間を利用した表示部材151による演出の準備が完了する。

0063

より詳しくは、表示部材151は動作領域MEの中央に位置するように配置される。このように配置された状態では、回動中心軸線X1及び第1境界BL1の距離LN1と、回動中心軸線X1及び第2境界BL2の距離LN2とは、回動中心軸線X1から表示部材151の最外部位OMまでの距離LN3よりも小さくなっている。つまり、回動中心軸線X1を中心として最外部位OMを通過する仮想円CL1は、パチンコ機10の正面視において両境界BL1,BL2と重なっている。

0064

このように演出位置に配置された状態から、表示部材151が正逆両方向のうち一方に回動することにより当該表示部材151を用いた演出が実行される。なお、可変表示機構150には、表示部材151が収容位置及び演出位置のいずれに存在しているかを検知するセンサが設けられており、このセンサにより検出された位置情報に基づいて、表示部材151の位置を把握可能し、同表示部材151の位置を補正することにより、当該表示部材151の位置ずれの発生が抑制されている。

0065

以下、図8及び図9に基づき表示部材151が正方向に回転した場合の同表示部材151の動作について詳細に説明し、その後、表示部材151が逆方向に回転した場合の動作について説明する。図8及び図9は表示部材151の動作を示す動作説明図である。なお、表示部材151が正方向に回転する場合には、同表示部材151は図8(a)→図8(b)→図8(c)→図8(d),図9(a)→図9(b)→図9(c)→図9(d)の順に動作する。因みに、図8では便宜上遊技領域内の構成を一部省略して示している。

0066

図8(a),(b)に示すように、表示部材151が正方向(具体的には時計回り)に回動すると、延出部156の最外部位OMがステージユニット132の奥側ステージ面138に対して近づく側に移動する。これと同期して表示部材151全体がステージユニット132から離れる側、すなわち上方にスライド移動する。表示部材151の回転角度が予め定められた第1規定角度ANG1(本実施の形態においては45°)に達すると、それに同期して表示部材151のスライド移動が完了する。かかる状態においては、本体部155の移動経路と収容部168との重なりが回避されているとともに、延出部156の最外部位OMの移動経路と奥側ステージ面138によって規定された遊技球の流下経路との干渉が回避されている。

0067

延出部156と奥側ステージ面138との関係について詳細に説明すれば、回動中心軸線X1が上方にずれることにより、最外部位OMが奥側ステージ面138に対して最も接近した状態であっても、同最外部位OMと奥側ステージ面138との間には所定の間隔(遊技球の直径の2倍程度)が維持されることとなる。これにより、ステージユニット132上を流下する遊技球と表示部材151とのつかえが回避される。換言すれば、演出初期位置からの表示部材151の上方へのスライド量SL1は、表示部材151の最外部位OMが奥側ステージ面138に対して最も近づいた状態であっても、遊技球の流下及び表示部材の回動が担保されるように規定されている。なお、最外部位OMと奥側ステージ面138との隙間は遊技球の直径の2倍程度に限定されるものではない。少なくとも遊技球の転動を阻害しない程度であればよく、例えば、遊技球の直径よりも若干大きい程度に設定することも可能である。

0068

また、最外部位OMが奥側ステージ面138側に近づくことに伴って、回動中心軸線X1を挟んだ反対側の端部、すなわち本体部155の端部が収容部168に接近することとなる。このように本体部155が収容部168に接近した状態であっても、本体部155が収容部168に隠れないように、すなわち本体部155の動作軌道と収容領域HEとの重なりが回避されるように上述したスライド量SL1が規定されている。

0069

図8(c)に示すように表示部材151が更に回転し、その回動角度が予め定められた第2規定角度ANG2(本実施の形態においては135°)に達すると、それに同期して表示部材151が回動初期位置に向けてスライド移動し始める。そして、その回動量が予め定められた第3規定角度ANG3(本実施の形態においては180°)に達することに同期して、表示部材151の回動中心軸線X1が回動初期位置に復帰することとなる(図8(d)参照)。

0070

図9(a),(b)に示すように、表示部材151が第3規定角度ANG3を超えて回動すると、表示部材151全体が収容部168から離れる側、すなわち下方にスライド移動する。表示部材151の回転角度が予め定められた第4規定角度ANG4(本実施の形態においては225°)に達すると、それに同期して表示部材151のスライド移動が完了し、表示部材151の回転中心軸線X1と収容部168との距離が最大となる。このように回動中心軸線X1を移動させることにより、収容部168の開口縁168aに対する重なりを回避した位置を最外部位OMが移動することとなる。換言すれば、下方へのスライド量SL2は、表示部材151の最外部位OMが収容部168に対して最も近づいた状態であっても、最外部位OMの動作軌跡と収容領域HEとの間に所定の隙間が維持されるように規定されている。

0071

また、最外部位OMが収容部168側に近づくことに伴って、回動中心軸線X1を挟んだ反対側の端部、すなわち本体部155の端部が奥側ステージ面138に接近することとなる。このように本体部155が奥側ステージ面138に接近した状態であっても、本体部155と奥側ステージ面138とが干渉しないように、すなわち本体部155の動作軌道と第2境界BL2との重なりが回避されるように上述したスライド量SL2が規定されている。

0072

図9(c)に示すように、表示部材151の回転角度が第5規定角度ANG5(本実施の形態においては315°)に達すると、表示部材151が初期位置に向けてスライド移動し始める。そして、その回動量が予め定められた第6規定角度ANG6(本実施の形態においては360°)に達すると、これに同期して、表示部材151の回動中心軸線X1が初期位置に復帰することとなる(図9(d)参照)。

0073

一方、表示部材151が逆方向に回転する場合には、同表示部材151は図9(d)→図9(c)→図9(b)→図9(a),図8(d)→図8(c)→図8(b)→図8(a)の順に動作する。

0074

詳しくは、表示部材151が逆方向(具体的には時計回り)に回動すると、延出部156の最外部位OMが収容部168の収容領域HE(すなわち第1境界BL1)に対して近づく側に移動する。これと同期して表示部材151全体が収容部168から離れる側、すなわち下方にスライド移動する。

0075

図9(c)に示すように、表示部材151の回転角度が予め定められた第11規定角度ANG11(本実施の形態においては45°)に達すると、これに同期して表示部材151のスライド移動が完了することとなる。かかる状態においては、延出部156の最外部位OMの移動経路と第1境界BL1との干渉が回避されている。

0076

また、最外部位OMが収容部168側に近づくことに伴って、回動中心軸線X1を挟んだ反対側の端部、すなわち本体部155の端部が奥側ステージ面138に接近することとなる。表示部材151のスライド量は上記スライド量SL2と同等となるように設定されている。このため、本体部155が奥側ステージ面138に接近した状態であっても、本体部155と奥側ステージ面138との干渉が回避される。すなわち、本体部155の動作軌道と第2境界BL2との重なりが回避される。

0077

図9(b)に示すように表示部材151が更に回転し、その回動角度が予め定められた第12規定角度ANG12(本実施の形態においては135°)に達すると、それに同期して表示部材151が回動初期位置に向けてスライド移動し始める。そして、その回動量が予め定められた第13規定角度ANG13(本実施の形態においては180°)に達すると、それに同期して表示部材151の回動中心軸線X1が回動初期位置に復帰することとなる(図9(a)参照)。

0078

図8(d),(c)に示すように、表示部材151が第13規定角度ANG13を超えて回動すると、表示部材151全体が奥側ステージ面138(すなわち第2境界BL2)から離れる側、すなわち上方にスライド移動する。表示部材151の回転角度が予め定められた第14規定角度ANG14(本実施の形態においては225°)に達すると、それに同期して表示部材151のスライド移動が完了し、表示部材151の回転中心軸線X1と奥側ステージ面138との距離が最大となる(図8(c)参照)。このように回動中心軸線X1を移動させることにより、第2境界BL2に対する重なりを回避した位置を最外部位OMが移動することとなる。

0079

また、最外部位OMが奥側ステージ面138側に近づくことに伴って、回動中心軸線X1を挟んだ反対側の端部、すなわち本体部155の端部が収容部168に接近することとなる。表示部材151のスライド量は上記スライド量SL1と同等となるように設定されている。このため、本体部155が収容部168に接近した状態であっても、本体部155が収容部168に隠れることが回避される。すなわち、本体部155の動作軌道と収容領域HEとの重なりが回避される。

0080

図8(b)に示すように、表示部材151の回転角度が第15規定角度ANG15(本実施の形態においては315°)に達すると、表示部材151が初期位置に向けてスライド移動し始める。そして、その回動量が予め定められた第16規定角度ANG16(本実施の形態においては360°)に達することに同期して、表示部材151の回動中心軸線X1が初期位置に復帰することとなる(図8(a)参照)。

0081

以上詳述したように表示部材151の回動に合わせて表示部材151(詳しくは回動中心軸線X1)の位置を上下に移動させることにより、同表示部材151による演出が行われる際に当該表示部材151の最外部位OMが通過する通過軌道PS1が上述した仮想円CL1の外側への張り出すことを回避している(図7(b)参照)。同図7(b)に示すように、通過軌道PS1は長軸が左右に延びるとともに短軸が上下に延びる略楕円状をなしており、その左右の大きさは仮想円CL1の左右の大きさと同等となっている一方で、表示部材151のスライド方向(上下方向)における同通過軌道PS1の大きさは同方向における仮想円CL1の大きさよりも小さくなっている。つまり、最外部位OMの左右への移動範囲は仮想円CL1と同等であるものの、同最外部位OMの上下の移動範囲は仮想円CL1よりも小さくなるように規定されている。

0082

なお、可変表示機構150には、表示部材151の回転の初期位置に存在していることを検知するセンサが設けられている。このセンサにより検出された情報に基づいて、表示部材151が初期位置に存在しているか否かを把握し、同表示部材151の回転位置を補正することにより、当該表示部材151の位置ずれの発生が抑制されている。

0083

以上説明したパチンコ機10には、遊技機本体12の背面側に、遊技を統括管理する主制御装置90、スピーカ56等を制御する音声ランプ制御装置91、図柄表示装置120を制御する表示制御装置92等が設けられている。そこで、以下にこれらパチンコ機10の電気的構成について、図10のブロック図に基づいて説明する。図10では、電力の供給ライン二重線矢印で示し、信号ライン実線矢印で示す。

0084

主制御装置90に設けられた主制御基板201には、MPU202が搭載されている。当該MPU202には、当該MPU202により実行される各種の制御プログラム固定値データを記憶したROM203と、そのROM203内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM204と、割込回路タイマ回路データ入出力回路などの各種回路が内蔵されている。

0085

MPU202には、入力ポート及び出力ポートがそれぞれ設けられている。MPU202の入力側には、主制御装置90に設けられた停電監視基板205、払出制御装置82及びその他図示しないスイッチ群などが接続されている。この場合に、停電監視基板205には電源及び発射制御装置83に設けられた電源及び発射制御基板215が接続されており、MPU202には停電監視基板205を介して電力が供給される。また、スイッチ群の一部として、作動口113及び可変入賞装置112などといった入球部に設けられた複数の検知センサが接続されており、主制御装置90のMPU202において入球部への入球判定が行われる。また、MPU202では、入球部のうち作動口113への入球に基づいて大当たり発生抽選等を実行する。

0086

ここで、MPU202にて大当たり発生抽選等を行う上での電気的な構成について図11を用いて説明する。

0087

MPU202は遊技に際し各種カウンタ情報を用いて、大当たり発生抽選,第1特定ランプ部の発光色の設定,図柄表示装置120の図柄表示の設定等を行う。具体的には、大当たり発生の抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、確変大当たり状態や通常大当たり状態等の大当たり種別を判定する際に使用する大当たり種別カウンタC2と、図柄表示装置120が外れ変動する際のリーチ抽選に使用するリーチ乱数カウンタC3と、大当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する乱数初期値カウンタCINIと、図柄表示装置120の変動パターン選択に使用する第1変動種別カウンタCS1と、第1特定ランプ部に表示される色の切り替えを行う期間及び図柄表示装置120における図柄の変動表示時間を決定する第2変動種別カウンタCS2と、外れ図柄の組み合わせの設定に使用する外れ図柄カウンタC4と、を用いることとしている。

0088

このうち、カウンタC1〜C3,CINI,CS1,CS2は、その更新の都度前回値に1が加算され、最大値に達した後0に戻るループカウンタとなっている。また、外れ図柄カウンタC4は、MPU202内のレジスタリフレッシュレジスタ)を用いてレジスタ値が加算され、結果的に数値ランダムに変化する構成となっている。各カウンタは短時間で更新され、その更新値がRAM204の所定領域に設定されたカウンタ用バッファに適宜格納される。RAM204には、1つの実行エリアと4つの保留エリア保留第1エリア〜保留第4エリア)とからなる保留球格納バッファが設けられており、これら各エリアには、作動口107への遊技球の入球履歴に合わせて、大当たり乱数カウンタC1,大当たり種別カウンタC2,リーチ乱数カウンタC3の各値が時系列的に格納されるようになっている。

0089

各カウンタについて詳しくは、大当たり乱数カウンタC1は、例えば0〜676の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり676)に達した後0に戻るループカウンタにより構成されている。特に大当たり乱数カウンタC1が1周した場合、その時点の乱数初期値カウンタCINIの値が当該大当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれる。なお、乱数初期値カウンタCINIは、大当たり乱数カウンタC1と同様のループカウンタである(値=0〜676)。大当たり乱数カウンタC1は定期的に更新され、遊技球が作動口33に入賞したタイミングでRAM204の保留球格納バッファに格納される。つまり、本パチンコ機10(具体的にはMPU202)は大当たり状態の発生の有無を抽選する大当たり発生抽選手段を備えている。

0090

大当たり種別カウンタC2は、0〜49の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり49)に達した後0に戻る構成となっている。そして、本実施の形態では、大当たり種別カウンタC2によって、大当たり状態が終了した後に、確変状態(高確率状態)とするか通常状態(低確率状態)とするかを決定することとしている。大当たり種別カウンタC2は定期的に更新され、遊技球が作動口113に入賞したタイミングでRAM204の保留球格納バッファに格納される。つまり、本パチンコ機10(具体的にはMPU202)は大当たりの種別を抽選する大当たり種別抽選手段を備えている。

0091

ここで、確変状態とは、大当たり状態の終了後において予め定められた終了条件が成立するまで、大当たり状態の発生確率が通常状態よりも高くなる遊技状態のことをいう。具体的には、通常状態では、大当たり状態が発生することとなる乱数の値は2個で、その値は「337、673」であり、高確率状態時に大当たりとなる乱数の値の数は10個で、その値は「67、131、199、269、337、401、463、523、601、661」である。

0092

また、本パチンコ機10では、大当たり状態の終了後に通常状態となる通常大当たり状態(第1特別遊技状態)と、大当たり状態の終了後に確変状態となる確変大当たり状態(第2特別遊技状態)とで、図柄表示装置120に停止表示される図柄の態様が異なっている。具体的には、通常大当たり状態が発生する場合には第1特別表示結果としての通常大当たり図柄の組み合わせ(より具体的には、同一の偶数が付された図柄の組み合わせ)が停止表示され、確変大当たり状態が発生する場合には第2特別表示結果としての確変大当たり図柄の組み合わせ(より具体的には、同一の奇数が付された図柄の組み合わせ)が停止表示される。

0093

リーチ乱数カウンタC3は、例えば0〜238の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり238)に達した後0に戻る構成となっている。リーチ乱数カウンタC3は定期的に更新され、遊技球が作動口113に入賞したタイミングでRAM204の保留球格納バッファに格納される。つまり、本パチンコ機10(具体的にはMPU202)はリーチ表示の発生の有無を抽選するリーチ発生抽選手段を備えている。

0094

第1変動種別カウンタCS1は、例えば0〜198の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり198)に達した後0に戻る構成となっており、第2変動種別カウンタCS2は、例えば0〜240の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり240)に達した後0に戻る構成となっている。

0095

第1変動種別カウンタCS1によってリーチ表示に際して発生するリーチ演出の種別やその他大まかな図柄変動態様といった図柄表示装置120の表示態様が決定される。つまり、本パチンコ機10(具体的にはMPU202)はリーチ演出の種別を抽選する演出種別抽選手段を備えている。

0096

ここで、リーチ表示(リーチ状態)とは、図柄(絵柄)の変動表示(又は可変表示)を行うことが可能な図柄表示装置120を備え、変動表示後の停止表示結果が特別表示結果となった場合に、遊技状態が遊技者に有利な特別遊技状態となる遊技機において、図柄表示装置120における図柄(絵柄)の変動表示(又は可変表示)が開始されてから停止表示結果が導出表示される前段階で、前記特別表示結果となりやすい変動表示状態であると遊技者に思わせるための表示状態をいう。

0097

換言すれば、図柄表示装置120の表示画面121に表示される複数の図柄列のうち一部の図柄列について図柄を停止表示させることで、大当たり状態の発生に対応した大当たり図柄の組み合わせが成立する可能性があるリーチ図柄の組み合わせを表示し、その状態で残りの図柄列において図柄の変動表示を行う表示状態のことである。

0098

より具体的には、図柄の変動表示を終了させる前段階として、図柄表示装置120の表示画面121内の予め設定された有効ライン上に、大当たり状態の発生に対応した大当たり図柄の組み合わせが成立する可能性のあるリーチ図柄の組み合わせを停止表示させることにより、リーチラインを形成させ、当該リーチラインが形成されている状況下において最終停止図柄列により図柄の変動表示を行うことである。

0099

また、リーチ表示には、上記のようにリーチ図柄の組み合わせを表示した状態で、残りの図柄列において図柄の変動表示を行うとともに、その背景画面において所定のキャラクタなどの動画を表示することによりリーチ演出を行うものや、リーチ図柄の組み合わせを縮小表示又は非表示とした上で、表示画面の略全体において所定のキャラクタなどを動画として表示することによりリーチ演出を行うものが含まれる。

0100

本パチンコ機10においては、各種リーチ演出の一部として、上述した表示モードの切り替えが行われる構成となっている。これらの詳細について、後に詳細に説明する。

0101

第2変動種別カウンタCS2によって、第1特定ランプ部に表示される色の切り替えを行う時間として表示切替時間が決定される。この切り替え表示時間は、図柄表示装置120の図柄変動表示時間に相当する。両変動種別カウンタCS1,CS2は、後述する通常処理が1回実行される毎に1回更新され、当該通常処理内の残余時間内でも繰り返し更新される。そして、第1特定ランプ部に表示される色の切り替え開始時及び図柄表示装置120による図柄の変動開始時における変動パターン決定に際して両変動種別カウンタCS1,CS2のバッファ値が取得される。

0102

外れ図柄カウンタC4は、大当たり抽選が外れとなった時に左列図柄,中列図柄右列図柄の外れ停止図柄を決定するためのものであり、所定範囲カウンタ値が用意されている。外れ図柄カウンタC4は通常処内で更新され、外れ図柄カウンタC4の値が、RAM204の前後外れリーチ図柄バッファ,前後外れ以外リーチ図柄バッファ及び完全外れ図柄バッファの何れかに格納される。そして、図柄の変動開始時における変動パターン決定に際し、リーチ乱数カウンタC3の値に応じて前後外れリーチ図柄バッファ,前後外れ以外リーチ図柄バッファ,完全外れ図柄バッファのいずれかのバッファ値が取得される。

0103

図10の説明に戻り、MPU202の出力側には、停電監視基板205、払出制御装置82及び音声ランプ制御装置91が接続されている。払出制御装置82には、例えば、上記入球部への入球判定結果に基づいて賞球コマンドが出力される。

0104

音声ランプ制御装置91には、変動用コマンド,種別コマンド,停止表示コマンド,大当たり開始コマンド及び大当たり終了コマンドなどの各種コマンドが出力される。ここで、変動用コマンド及び種別コマンドは、第1特定ランプ部における切替表示を開始する場合に、音声ランプ制御装置91に出力される。この場合、変動用コマンドには、図柄の変動表示時間,大当たり発生の有無の情報,リーチ表示の有無の情報,リーチ種別の情報などが含まれており、種別コマンドには、停止表示させる図柄の種類の情報が含まれている。また、停止表示コマンドは、第1特定ランプ部における切替表示を終了する場合に、音声ランプ制御装置91に出力される。また、大当たり開始コマンドは、大当たり状態に移行する場合に、音声ランプ制御装置91に出力される。

0105

また、MPU202の出力側には、可変入賞装置112に設けられた駆動部などが接続されており、大当たり状態においては当該駆動部の駆動制御が実行され、可変入賞装置112の開閉が実行される。

0106

停電監視基板205は、主制御基板201と電源及び発射制御基板215とを中継し、また電源及び発射制御基板215から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧監視する。また、払出制御装置82は、払出装置78により賞球や貸し球払出制御を行うものである。

0107

電源及び発射制御基板215は、例えば、遊技場等における商用電源外部電源)に接続されている。そして、その商用電源から供給される外部電力に基づいて主制御基板201や払出制御装置82等に対して各々に必要な動作電力を生成するとともに、その生成した動作電力を二重線矢印で示す経路を通じて供給する。また、電源及び発射制御基板215は、遊技球発射機構50の発射制御を担うものであり、遊技球発射機構50は所定の発射条件が整っている場合に駆動される。

0108

音声ランプ制御装置91は、主制御基板201から入力した各種コマンドに基づいて前扉枠14に設けられたスピーカ56やランプ部等を駆動制御するとともに、表示制御装置92を制御するものである。

0109

表示制御装置92に設けられた表示制御基板211には、MPU212が搭載されている。MPU212には、当該MPU212により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM213と、そのROM213内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種データ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM214と、割込み回路,タイマ回路,データ出力回路等の各種回路とが内蔵されている。

0110

MPU212には入力ポート及び出力ポートがそれぞれ設けられている。MPU212の入力ポートには、音声ランプ制御装置91が接続されている。また、MPU212の出力ポートには、図柄表示装置120が接続されているとともに、中継基板を介して可変表示機構150が接続されている。

0111

MPU212では、主制御装置90から出力され音声ランプ制御装置91を経由して出力されてくる演出用コマンド(変動用コマンド,種別コマンド,停止表示コマンド,大当たり開始コマンド及び大当たり終了コマンド等)を取得するとともに、入力コマンド解析し又は入力コマンドに基づき所定の演算処理を行って図柄表示装置120の表示制御を実行する。また、MPU212では、上記演出用コマンドに基づいて可変表示機構150の表示モード(駆動モード)の設定を行う。

0112

ROM213には、表示部材151の回動位置の情報及びスライド位置の情報が記憶されているとともに、それら各情報に1対1で対応させて表示領域の切り替えに関する情報が記憶されている。これら各種情報は、上述した演出用コマンドに対応付けがなされており、遊技状況に応じてそれら各種情報に基づいた演出モードの切り替えを行うことにより、多様な演出を実現可能となっている。

0113

MPU212において、図柄表示装置120の表示制御が実行される際、及び可変表示機構150の表示モードの設定を行う際には、上述した各種情報に加え表示制御装置92のRAM214に設けられた各種エリアが用いられる。

0114

RAM214に設けられた各種エリアとしては、各種駆動フラグ格納エリア221,タイミング用カウンタエリア222,その他フラグ格納エリア223が設定されている。各駆動フラグ格納エリア221は、音声ランプ制御装置91から入力された変動用コマンドに基づいて図柄の変動表示を開始する場合に、その変動表示回において各種駆動モードの設定を行うことを特定するための情報を記憶するためのエリアである。タイミング用カウンタエリア222は、各種駆動モードの設定の開始タイミングを特定するためのカウンタエリアである。また、その他フラグ格納エリア223は、上記以外の各種情報を記憶するためのエリアである。

0115

ここで、上述した可変表示機構150を演出として用いるために設定された各種駆動モードについて説明する。可変表示機構150の駆動モードとしては、表示部材151の配置を切り替える第1種駆動モードと、表示部材151の回転動作を行う第2種駆動モードとが設定されている。

0116

図5を用いて既に説明したように、表示部材151は、収容部168内に設定された待機位置と、表示画面121の前方に設定された演出位置との両位置間で移動可能となっている。第1種駆動モードは、図5(a)に示す待機位置から図5(b)に示す演出位置に表示部材151を移動させる第1位置切替モードと、図5(b)に示す演出位置から図5(a)に示す待機位置に表示部材151を移動させる第2位置切替モードとからなる。

0117

第2種駆動モードは、表示部材151の回転方向及び回転速度の組み合わせが異なる第1表示切替モード〜第5表示切替モードによって構成されている。具体的には、回転方向としては、「正回転」及び「逆回転」の2種類が設定されており、回転速度としては、「低速」及び「高速」の2種類が設定されている。

0118

第1表示切替モードは、表示部材151の回転方向が正方向且つ回転速度が低くなるように設定されている。第2表示切替モードは、回転方向が正方向且つ回転速度が高くなるように設定されている。第3表示切替モードは、回転方向が逆方向且つ回転速度が低くなるように設定されている。第4表示切替モードは、回転方向が逆方向且つ回転速度が高くなるように設定されている。

0119

これら各表示切替モードに個々に対応して各モータ159,163の動作態様を定めたプログラム、すなわち表示部材151の回転速度,回転開始及び終了タイミングと、表示部材151のスライド移動の移動速度,移動開始及び終了タイミングとを規定したプログラムが表示制御装置92のROM213に記憶されている。そのプログラムに従って回動用モータ159及びスライド用モータ163を駆動させるように表示制御装置92から駆動信号が出力される。これら各駆動信号に基づいて、表示部材151が動作領域ME内を移動することとなる。

0120

次に、表示制御装置92のMPU212における可変表示機構150の駆動モードの設定に関する各種処理を説明する。

0121

MPU212では、動作電力が供給されている間、予め定められた複数種の処理を所定の順序で繰り返し実行するための通常処理が実行される。当該通常処理における駆動モードの設定に関する処理として、音声ランプ制御装置91から入力したコマンドの種類を特定し、その特定したコマンドに対応した処理を実行するコマンド判定処理と、上記可変表示機構150を伴った演出を行うための特別演出用処理とが少なくとも設定されている。以下、これら各処理について説明する。

0122

先ず、コマンド判定処理について図12のフローチャートを参照しながら説明する。

0123

コマンド判定処理では、始めにステップS101にて、変動用コマンドを入力しているか否かを判定する。なお、音声ランプ制御装置91から入力した各種コマンドは、RAM214に設けられたコマンド格納エリアに格納され、次回用の変動用コマンドが入力されることに基づいて消去される。

0124

変動用コマンドを入力している場合には、ステップS102にて、変動用コマンドに駆動モードの特定を行うべき情報、すなわち前記第1種駆動モード及び前記第2種駆動モードの特定を行うべき情報が含まれているか否かを判定する。具体的には、変動用コマンドに含まれる第1変動種別カウンタCS1の値の情報が、ROM213に記憶された駆動モード用の値群の情報に含まれているか否かを判定する。駆動モードの特定を行うべき情報が含まれている場合には、ステップS103〜ステップS111の駆動モードの特定用処理を実行し、駆動モードの特定を行うべき情報が含まれていない場合にはそのままステップS113に進む。

0125

駆動モードの特定用処理では、先ずステップS103にて第1位置切替モード用の特定処理を実行する。第1位置切替モード用特定処理では、RAM214の各種駆動フラグ格納エリア221のうち第1位置切替フラグ格納エリア(第1位置切替状態情報記憶手段)に第1位置切替フラグ(第1位置切替状態情報)を格納し、ステップS104に進む。第1位置切替フラグは、スライド用モータ163に対して駆動信号を出力し、表示部材151を待機位置から演出位置に移動させるフラグであり、表示部材151を用いた演出が終了した後、詳しくは特別演出が発生してから予め定められた期間が経過した後、消去される。

0126

ステップS104では、第1表示切替モードの情報が含まれているか否かを判定する。第1表示切替モードの情報が含まれている場合には、ステップS105にて第1表示切替モード用の特定処理を実行した後に、ステップS112に進む。第1表示切替モード用の特定処理では、RAM214の各駆動フラグ格納エリア221のうち、第1表示切替フラグ格納エリア(第1表示切替状態情報記憶手段)に第1表示切替フラグ(第1表示切替状態情報)を格納する。第1表示切替フラグは、回動用モータ159及びスライド用モータ163に対して駆動信号を出力し、各境界BL1,BL2との干渉を回避しつつ表示部材151を正方向に低速で回転させるフラグであり、表示部材151の回転が停止した後、詳しくは特別演出が発生してから予め定められた期間が経過した後、消去される。

0127

ステップS104において、第1表示切替モードの情報が含まれていないと判定した場合には、ステップS106にて、第2表示切替モードの情報が含まれているか否かを判定する。第2表示切替モードの情報が含まれている場合には、ステップS107にて第2表示切替モード用の特定処理を実行した後に、ステップS112に進む。第2表示切替モード用の特定処理では、RAM214の各種駆動フラグ格納エリア221のうち、第2表示切替フラグ格納エリア(第2表示切替状態情報記憶手段)に第2表示切替フラグ(第2表示切替状態情報)を格納する。第2表示切替フラグは、回動用モータ159及びスライド用モータ163に対して駆動信号を出力し、各境界BL1,BL2との干渉を回避しつつ表示部材151を正方向に高速で回転させるフラグであり、表示部材151の回転が停止した後、詳しくは特別演出が発生してから予め定められた期間が経過した後、消去される。

0128

ステップS106において、第2表示切替モードの情報が含まれていないと判定した場合には、ステップS108にて、第3表示切替モードの情報が含まれているか否かを判定する。第3表示切替モードの情報が含まれている場合には、ステップS109にて第3表示切替モード用の特定処理を実行した後に、ステップS112に進む。第3表示切替モード用の特定処理では、RAM214の各種駆動フラグ格納エリア221のうち、第3表示切替フラグ格納エリア(第3表示切替状態情報記憶手段)に第3表示切替フラグ(第3表示切替状態情報)を格納する。第3表示切替フラグは、回動用モータ159及びスライド用モータ163に対して駆動信号を出力し、各境界BL1,BL2との干渉を回避しつつ表示部材151を逆方向に低速で回転させるフラグであり、表示部材151の回転が停止した後、詳しくは特別演出が発生してから予め定められた期間が経過した後、消去される。

0129

ステップS108において、第3表示切替モードの情報が含まれていないと判定した場合には、ステップS110にて、第4表示切替モードの情報が含まれているか否かを判定する。第4表示切替モードの情報が含まれている場合には、ステップS111にて第4表示切替モード用の特定処理を実行した後に、ステップS112に進む。第4表示切替モード用の特定処理では、RAM214の各種駆動フラグ格納エリア221のうち、第4表示切替フラグ格納エリア(第4表示切替状態情報記憶手段)に第4表示切替フラグ(第4表示切替状態情報)を格納する。第4表示切替フラグは、回動用モータ159及びスライド用モータ163に対して駆動信号を出力し、各境界BL1,BL2との干渉を回避しつつ表示部材151を逆方向に高速で回転させるフラグであり、表示部材151の回転が停止した後、詳しくは特別演出が発生してから予め定められた期間が経過した後、消去される。

0130

ステップS110において、第4表示切替モードの情報が含まれていないと判定した場合には、そのままステップS112に進む。

0131

ステップS112では、変動表示用の特定処理を実行する。当該特定処理では、変動用コマンド及び種別コマンドに基づいて、図柄表示装置120における図柄の変動表示時間や、図柄の表示位置(画面表示範囲)、リーチ表示やリーチ演出を含めた図柄の変動表示態様及び最終的に停止表示させる図柄の種類を特定し、それら特定した情報をRAM214に記憶させる。その後、本コマンド判定処理を終了する。

0132

一方、ステップS101において、変動用コマンドを入力していないと判定した場合には、ステップS113に進み、その他の特定処理を実行した後に、本コマンド判定処理を終了する。その他の特定処理では、入力しているコマンドが停止表示コマンド,大当たり開始コマンド及び大当たり終了コマンドである場合には、それぞれに対応した処理を実行する。また、その他の特定処理では、コマンドを入力していないと判定した場合には、そのまま処理を終了するとともに、入力したコマンドが解析できない場合にもそのまま処理を終了する。

0133

次に特別演出用処理について、図13のフローチャートを参照しながら説明する。

0134

特別演出用処理では、先ずステップS201にて、特別演出が発生する変動表示回中であるか否かを判定する。当該変動表示回中で無い場合には、そのまま特別演出処理を終了し、当該変動表示回中である場合には、ステップS202に進む。

0135

ステップS202では、RAM214の各種駆動フラグ格納エリア221に位置切替モード用フラグが格納されているか否かを判定する。位置切替モード用フラグが格納されていると判定された場合、ステップS203に進む。

0136

ステップS203では、可変表示機構150を駆動させる(詳しくは表示部材151を支持部材153に沿ってスライド移動させる)タイミングか否かを判定する。当該タイミングは、図柄の変動表示の開始後における所定のカウント値の情報として表示制御装置92のROM213に予め記憶されている。そして、図柄の変動表示の開始後においてステップS201にて肯定判定される度にRAM214のタイミング用カウンタエリア222が更新され、当該タイミング用カウンタエリア222の値が上記所定のカウント値に達した場合にステップS203にて肯定判定をする。そして、ステップS204に進み第1位置切替モード用処理を実行する。第1位置切替モード用処理では、可変表示機構150のスライド用モータ163に対して駆動信号を出力する。この駆動信号に基づいてスライド用モータ163が所定回数回転し、既に説明したように、表示部材151が支持部材153に沿って下方にスライド移動する。これにより、表示部材151の位置が変化し、当該表示部材151が図柄表示装置120の表示画面121に対して重なる前記演出位置に配置されることとなる(図7(b)参照)。

0137

ステップS202又はステップS203にて否定判定がなされた場合には、本特別演出処理を終了する。

0138

ステップS204の処理を実行した後には、ステップS205に進み、今回の変動表示回において可変表示機構150の表示モードを切り替えるか否か、すなわち表示部材151を回転させる演出を行うか否かを判定する。具体的には、表示切替モード用フラグがRAM214の各種駆動フラグ格納エリア221に格納されているか否かを判定する。

0139

表示切替モード用フラグが格納されている場合には、ステップS206に進み、ステップS206において表示部材151を回動させるタイミングか否かを判定する。当該タイミングは、図柄の変動表示の開始後における所定のカウント値の情報として表示制御装置92のROM213に予め記憶されている。そして、上述の如く図柄の変動表示の開始後においてステップS201にて肯定判定される度にRAM214のタイミング用カウンタエリア222が更新され、当該タイミング用カウンタエリア222の値が上記所定のカウント値に達した場合にステップS206にて肯定判定をする。そして、ステップS207に進み表示切替モード用処理を実行する。以下、図14(表示切替モード用処理を示すフローチャート)に基づき表示切替モード用処理の一連の流れについて説明する。

0140

表示切替モード用処理では、先ずステップS301にて、回動用モータ159が駆動中であるか否かを判定する。すなわち、回動用モータ159に対して駆動信号が出力されているか否かを判定する。回動用モータ159に対して駆動信号が出力されていない場合には、ステップS302にて回動用モータ159の駆動処理、すなわち回動用モータ159への駆動信号の出力処理を行った後、ステップS303に進む。一方、ステップS301にて肯定判定をした場合には、すなわち回動用モータ159に対して駆動信号が出力されていると判断した場合には、そのままステップS303に進む。

0141

ステップS303では、スライド用モータ163が駆動中であるか否かを判定する。すなわち、スライド用モータ163に対して駆動信号が出力されているか否かを判定する。ステップS303にて、スライド用モータ163に対して駆動信号が出力されておらず、スライド用モータ163が停止中であると判定した場合には、ステップS304に進み、スライド用モータ163を駆動させるタイミングであるか否かを判定する。具体的には、スライド用モータ163に対して、当該スライド用モータ163を逆回転させることにより、表示部材151の回動中心軸線X1を上昇させる駆動信号(以下、上方スライド動作指示信号と称する)を出力するタイミングであるか否かを判定する。当該タイミングは、回動用モータ159の回動開始後における所定のカウント値の情報として表示制御装置92のROM213に予め記憶されている。そして、上述の如く回動用モータ159の回動開始後において前記ステップS201にて肯定判定される度にRAM214のタイミング用カウンタエリア222が更新され、当該タイミング用カウンタエリア222の値が上記所定のカウント値に達した場合にステップS304にて肯定判定をする。ステップS304にてスライド用モータ163に対して上方スライド用動作指示信号を出力するタイミングであると判定(肯定判定)した場合にはステップS305に進む。ステップS305では、スライド用モータ163の駆動処理を、すなわちスライド用モータ163に対して上方スライド用動作指示信号の出力を開始する。

0142

ステップS305にて上方スライド用動作指示信号の出力を停止した後、又はステップS304にて上方スライド用動作信号を出力するタイミングでないと判定された後は、ステップS306に進む。ステップS306では、スライド用モータ163を駆動させるタイミングであるか否かを判定する。具体的には、スライド用モータ163に対して当該スライド用モータ163を正回転させることにより、表示部材151の回動中心軸線X1を降下させる駆動信号(以下、下方スライド用動作指示信号と称する)を出力するタイミングであるか否かを判定する。当該タイミングは、回動用モータ159の回動開始後における所定のカウント値の情報として表示制御装置92のROM213に予め記憶されている。そして、上述の如く回動用モータ159の回動開始後において前記ステップS201にて肯定判定される度にRAM214のタイミング用カウンタエリア222が更新され、当該タイミング用カウンタエリア222の値が上記所定のカウント値に達した場合にステップS306にて肯定判定をする。ステップS306にてスライド用モータ163に対して下方スライド用動作指示信号を出力するタイミングであると判定(肯定判定)した場合にはステップS307に進む。ステップS307では、スライド用モータ163の駆動処理を、すなわちスライド用モータ163に対して下方スライド用動作指示信号の出力を開始する。

0143

一方、ステップS303にて肯定判定をし、スライド用モータ163が駆動中であると判定した場合には、ステップS308に進み上方スライド用動作指示信号の出力を停止するタイミングであるか否かを判定する。当該停止タイミングは、回動用モータ159の回動開始後における所定のカウント値の情報として表示制御装置92のROM213に予め記憶されている。そして、上述の如く回動用モータ159の回動開始後において前記ステップS201にて肯定判定される度にRAM214のタイミング用カウンタエリア222が更新され、当該タイミング用カウンタエリア222の値が上記所定のカウント値に達した場合にステップS308にて肯定判定をする。ステップS308にて上方スライド用動作指示信号を停止するタイミングであると判定(肯定判定)した場合にはステップS309に進む。ステップS309では、スライド用モータ163の駆動停止処理、すなわち上方スライド用動作指示信号の出力を停止する処理を実行する。

0144

ステップS309にて上方スライド用動作指示信号の出力を停止した後、又はステップS308にて上方スライド用動作信号の出力を停止するタイミングでないと判定された後は、ステップS310に進む。ステップS310においては、下方スライド用動作指示信号の出力を停止するタイミングであるか否かを判定する。当該停止タイミングは、回動用モータ159の回動開始後における所定のカウント値の情報として表示制御装置92のROM213に予め記憶されている。そして、上述の如く回動用モータ159の回動開始後において前記ステップS201にて肯定判定される度にRAM214のタイミング用カウンタエリア222が更新され、当該タイミング用カウンタエリア222の値が上記所定のカウント値に達した場合にステップS310にて肯定判定をする。ステップS310にて下方スライド用動作指示信号を停止するタイミングであると判定(肯定判定)した場合にはステップS311に進む。ステップS311では、スライド用モータ163の駆動停止処理、すなわち下方スライド用動作指示信号の出力を停止する処理を実行する。

0145

ステップS311にて下方スライド用動作指示信号の出力を停止した後、ステップS307にて下方スライド用動作指示信号の出力処理を行った後、又はステップS306,S310にて否定判定をした場合には、ステップS312に進む。ステップS312では、回動用モータ159の回転を停止させるタイミングであるか否かを判定する。当該停止タイミングは、回動用モータ159の回動開始後における所定のカウント値の情報として表示制御装置92のROM213に予め記憶されている。そして、上述の如く回動用モータ159の回動開始後において前記ステップS201にて肯定判定される度にRAM214のタイミング用カウンタエリア222が更新され、当該タイミング用カウンタエリア222の値が上記所定のカウント値に達した場合にステップS312にて肯定判定をする。ステップS312にて回動用モータ159を停止させるタイミングであると判定(肯定判定)した場合にはステップS313に進み、回動用モータ159の停止処理を実行する。詳しくは、回動用モータ159への駆動信号の出力を停止する。その後、ステップS314に進み、RAM214の各種駆動フラグ格納エリア221に格納された表示切替モード用フラグを消去する。

0146

ステップS314にて表示切替モード用フラグを消去した後は、本表示切替モード用処理を終了する。

0147

なお、既に説明したように本実施の形態においては表示切替モードを複数パターン有しており、それら各モード毎に両モータ159,163の回転方向,回転開始・終了タイミング及び回転速度は異なっている。具体的には、回動用モータ159の回転方向,回転開始・終了タイミング及び回転速度と、スライド用モータ163の回転方向,回転開始・終了タイミング及び回転速度とが、上述した第1表示切替モード〜第4表示切替モードに対して個々に対応づけられている。このため、ステップS302において回動用モータ159に出力される駆動信号や、ステップS305,307においてスライド用モータ163に出力される駆動信号は各モード毎に異なるものとなっている。

0148

以下、表示切替モード用処理における各種処理が行われるタイミングの一例について図15のタイミングチャートに基づき詳細に説明する。図15は、第1表示切替モード(表示部材151の回転方向が正方向且つ回転速度が低くなるように設定されているモード)において、表示制御装置92から各モータ159,163に出力される信号の切り替え態様を示している。なお、同図15においては、理解を容易なものとするため、各タイミングにおける表示部材151の状態を簡略化して示している。

0149

図15に示すように、第1表示切替モードにおいては、特別演出が発生してから所定の期間が経過したt1のタイミングにて、表示制御装置92から回動用モータ159に正回転用動作指示信号が出力される。この正回転用動作指示信号は、表示部材151を1回転させるのに要するパルス数を有しており、この正回転用動作指示信号に基づいて回動用モータ159が回動することにより表示部材151が正回転することとなる。

0150

同じくt1のタイミングでは、表示制御装置92からスライド用モータ163に対して当該スライド用モータ163を逆回転させる上方スライド用動作指示信号が出力される。この上方スライド用動作指示信号は、表示部材151の回動中心軸線X1を所定量上昇させるように規定されたパルス数を有している。このパルス数に基づいてスライド用モータ163が逆回転することにより、表示部材151の回動中心軸線X1が表示部材151を用いた回転演出を行う際の上限位置まで移動する。

0151

両モータ159,163が回転を開始した後、t2のタイミングでは、表示部材151の回転角度が上述した第1角度ANG1(45°)に達する。このt2のタイミングにて上方スライド用動作指示信号を出力を停止することにより、スライド用モータ163の回転が止まる。つまり表示部材151の回動中心軸線X1が上述した上限位置に配置され、それ以上の上方への移動が回避される。

0152

次に、t3のタイミングでは、表示部材151の回転角度が第2角度ANG2(135°)に達する。このt3のタイミングにおいては、表示制御装置92からスライド用モータ163に対して当該スライド用モータ163を正回転させる下方スライド用動作指示信号が出力される。この下方スライド用動作指示信号は、表示部材151の回動中心軸線X1を所定量降下させるように規定されたパルス数を有している。このパルス数に基づいてスライド用モータ163が正回転することにより、回動中心軸線X1が表示部材151回転時の下限位置まで移動する。

0153

その後、t4のタイミングでは、表示部材151の回転角度が上述した第4角度ANG4(225°)に達する。このt4のタイミングにて下方スライド用動作指示信号の出力を停止する。これに基づきスライド用モータ163の回転、すなわち表示部材151の回動中心軸線X1の降下が終了する。つまり表示部材151の回動中心軸線X1が上述した下限位置に配置され、更なる下方への移動が回避される。

0154

更に、t5のタイミングでは、表示部材151の回転角度が第5角度ANG5(315°)に達する。このt5のタイミングにおいて、表示制御装置92からスライド用モータ163に対して当該スライド用モータ163を逆回転させる上方スライド用動作指示信号を出力する。この上方スライド用動作指示信号は、表示部材151の回動中心軸線X1を所定量上昇させるように規定されたパルス数を有している。このパルス数に基づいてスライド用モータ163が正回転することにより、回動中心軸線X1が演出初期位置まで移動する。

0155

続くt6のタイミングでは、表示部材151の回転角度が上述した第6角度ANG6(360°)に達する。このt6のタイミングにて上方スライド用動作指示信号の出力を停止する。これに基づきスライド用モータ163の回転、すなわち表示部材151の回動中心軸線X1の上昇が終了する。つまり表示部材151の回動中心軸線X1が上述した演出初期位置に配置される。これと同時に、正回転用動作支持信号の出力を停止する。これに基づき回動用モータ159の回転、すなわち表示部材151の回転が止まる。

0156

なお、表示部材151の回転回数は1回に限定されるものではない。以上詳述した一連の動作(制御)を繰り返すことにより、表示部材151の回転回数を任意に変更することが可能である。

0157

次に、第2表示切替モード(回転方向が正方向且つ回転速度が高くなるように設定されているモード),第3表示切替モード(回転方向が逆方向且つ回転速度が低くなるように設定されているモード),第4表示切替モード(回転方向が逆方向且つ回転速度が高くなるように設定されているモード)における制御タイミングについて、第1表示切替モードとの相違点を中心に適宜図15を参照しながら説明する。

0158

第2表示切替モードにおいては、各モータ159,163の回転スピードが倍になるように、つまり各駆動信号の周波数が2倍になるように設定されており、それら各モータ159,163の動作が第1表示切替モードが適用されている場合の半分の期間で完了する構成となっている。

0159

第3表示切替モードにおいては、表示部材151が逆方向に回転する。つまり、回動用モータ159には、表示制御装置92から逆回転用動作指示信号が出力される。このような相違点に基づいて、スライド用モータ163に対して出力されるスライド用駆動信号も第1表示切替モードとは異なるものとなっている。因みに、表示部材151が1回転するのに要する期間は第1表示切替モードと同等となるように設定されており、以下の説明で使用するt1〜t6のタイミングは上述した第1表示切替モードの説明に用いたt1〜t6のタイミングと同様となるように構成されている。

0160

第4表示切替モードについては、第2表示切替モードと同様に、第1表示切替モードに対して各モータ159,163の回転スピードが倍になるように、つまり各駆動信号の周波数が2倍になるように設定されており、それら各モータ159,163の動作が、第1表示切替モード適用時の半分の期間で完了する構成となっている。更には、第3表示切替モードと同様に、回動用モータ159に対して当該回動用モータ159を逆回転させる逆回転用動作指示信号を出力する構成となっている。つまり、第1表示切替モードに対して、第2表示切替モード及び第3表示切替モードにおける同第1表示切替モードとの相違点を併せて適用している。

0161

以上詳述したように各タイミングにて動作指示信号を切り替えることにより、回動用モータ159の動きとスライド用モータ163の動きとに相関を持たせることが可能となっている。

0162

再び図13に戻り、ステップS205又はステップS206において否定判定がなされた場合、又はステップS207において表示切替モード用処理が行われた後には、ステップS208以降に進む。

0163

先ずステップS208においては、変動表示の終了タイミングであるか否かを判定する。変動表示の終了タイミングでない場合には、そのまま本特別演出用処理を終了する。変動表示処理の終了タイミングである場合には、ステップS209以降に進み、可変表示機構150を用いた特別演出の終了に関する処理を実施する。

0164

ステップS209では、第2位置切替モード用処理(復帰処理)を実行する。これにより、表示部材151を収容部168内の待機位置に復帰させる。具体的には、第2位置切替モード用処理では、可変表示機構150のスライド用モータ163に対する駆動信号(詳しくは上方スライド用動作指示信号)を出力する。これにより、スライド用モータ163が所定量回転し、表示部材151が支持部材153に沿って上方に移動する。このように表示部材151をスライド移動させることにより、同表示部材151と図柄表示装置120の表示画面121との重なりが回避される(図7(b)参照)。すなわち、表示部材151が収容部168に格納されることにより、パチンコ機10前方からの当該表示部材151の視認が不可となる。ステップS209にて表示部材151を待機位置に復帰させた後は、ステップS210に進む。ステップS210では、RAM214の各種駆動フラグ格納エリア221に格納された位置切替モード用フラグを消去する。ステップS210にて位置切替モード用フラグを消去した後、又はステップS208にて否定判定をした場合には、表示部材151を用いた本特別演出処理を終了する。

0165

以上詳述した本実施の形態によれば、以下の優れた効果を奏する。

0166

可変表示機構150の表示部材151を有する構成とすることで、演出の多様化に貢献している。また、その表示部材151を図柄表示装置120(詳しくは表示画面121)の前方に配置することにより、表示画面121を用いた演出と表示部材151を用いた演出を関連させることができ、表示画面121及び表示部材151による一体的な演出を実現可能としている。

0167

表示部材151の回動に基づく最外部位OMの移動に合わせて、表示部材151(詳しくは回動中心軸線X1)がスライド移動する構成とした。詳しくは、最外部位OMが回動中心軸線X1を越えて上昇し第1境界BL1に近づく場合には、回動中心軸線X1(表示部材151全体)が同第1境界BL1から離れる側にスライド移動し、最外部位OMが回動中心軸線X1を越えて下降し第2境界BL1に近づく場合には、回動中心軸線X1(表示部材151全体)が同第2境界BL2から離れる側にスライド移動する構成とした。例えば、各境界BL1,BL2によって挟まれた範囲内で表示部材を回転させる場合には、回動中心軸線X1から最外部位OMまでの距離寸法を両境界BL1,BL2の間隔寸法の半分以下に抑えることで、同表示部材を各境界BL1,BL2との干渉を回避しつつ回動させることが可能である。しかしながら、このような構成においては、表示部材における回動中心軸線X1の位置が限定されやすくなり、ひいては表示部材の形状(例えばデザイン)が制限を受けやすくなると想定される。更には、スライド方向と直交する方向(例えば左右方向)における演出範囲を広げることが困難となり得る。

0168

この点、本実施の形態においては上述の如く、表示部材151の回動に合わせて同表示部材151がスライド移動する構成とすることにより、前記各種不都合の発生を抑えることが可能となっている。すなわち、限られら範囲内での表示部材151の大型化を図りつつ演出範囲の拡張を実現し、更には表示部材の形状に対する制限を弱めることを可能としている。これにより、表示部材151を用いた表示演出によって遊技者に対し多大なインパクトを与えることが可能となっている。

0169

表示部材151が回動する場合に、収容部168との重なりが回避されているため、表示部材151の回動に基づいてその一部が収容部168に隠れて視認しにくくなるといった不都合が生じにくくなっている。

0170

また、ステージユニット132上を流下する遊技球との干渉が回避されやすくなっており、表示部材151を用いた演出を行った場合であっても、遊技球の流下は阻害されない。特にステージユニット132上を流下する遊技球は、作動口237に導かれやすくなっている。このような遊技者にとって有利となり得る遊技球の流れを妨げない構成とすることにより、表示部材151を用いた演出を好適なものとすることができる。更には、表示部材151を用いた演出が行われる場合に、遊技球の発射操作を停止する必要も無いため、遊技進行の円滑化に貢献可能となっている。

0171

パチンコ機10においては、遊技者から視認可能となる領域が限られている。遊技球が流下する遊技領域234と表示部材151とを近づけて配置することにより、その限られた領域にて両者を共存させやすくなる。この場合、表示部材151の動作範囲は遊技領域234を狭めることの無いように設定されることが好ましい。しかしながら、このように動作範囲が規制されている場合に、その規制に準じて表示部材を小型化したり、演出範囲全体を縮小したりすることは、表示部材151の存在意義を弱める要因となり得るため好ましくない。この点、本実施の形態によれば、上述の如く遊技領域234(詳しくはステージユニット132)に接近する際に回動中心軸線X1を移動させることにより、その動作範囲の広がりを部分的に抑えている。これにより、演出範囲全体を上述した規制に応じて縮小する必要が無くなり、限られたスペース内で表示部材151の演出範囲を拡大することができる。

0172

表示部材151のスライド方向への移動によって、当該表示部材151が収容部168に格納される構成とした。すなわち、表示部材151が回動する際の位置調整のためのスライド方向と、表示部材151を演出位置へ移動させる場合のスライド方向とを揃える構成とした。これにより、表示部材151のスライド移動に関する構成を併用することができ、構成の簡略化に貢献できる。特に、表示部材151を表示画面121の前方に配する構成においては、表示画面121が表示部材151の動作領域確保に起因して後退することは同表示画面121の視認性向上の点から見て好ましくない。すなわち、限られたスペースに表示部材151を設置する必要があるため、同表示部材151を動作させるための構成が大型化することは好ましくない。この点、本実施の形態においては上述の如くスライド移動に関する構成を併用したことにより、同構成を小型化している。これにより、表示部材151を有する構成とすることにより演出の多様化を図りつつ、表示画面121の視認性を担保することが可能となっている。

0173

表示部材151をステージユニット132(詳しくは奥側ステージ面138)の上方に配置することにより、表示画面121前方のスペースを好適に利用している。ステージユニット132と表示部材151とを前後に並べて配置する構成と比較して、遊技領域104からの表示画面121の離れを好適に抑制できる。

0174

例えば、1のモータを有する構成とし、動力伝達機構を介してそのモータの駆動力を表示部材151及び回動中心軸線X1に伝えることにより上述した2つの異なる動作に用いることも可能である。しかしながら、このような変更を行った場合には、構造の複雑化及び大型化を招くだけでなく、各動作の相関が強まりすぎて両動作の自由度が損なわれやすくなると懸念される。この点、上述の如く、個別に設けられたモータ159,163からの駆動力を用いることにより、表示部材151を回転移動させるとともに、回動中心軸線X1をスライド移動させる構成とし、表示制御装置92によってそれら各モータ159,163を制御することにより、表示部材151の回転移動のタイミングと回動中心軸線X1のスライド移動のタイミングとに相関を持たせる構成とすることにより、前記各不都合の発生を抑えることができる。これにより、演出に関わる構成の省スペース化を図りつつ、表示部材151を用いた演出の多様化を促進でき、実用上好ましい構成を実現可能となっている。

0175

表示部材151の回動が行われている最中に回動中心軸線X1のスライド移動を行う構成とした。これにより、表示部材151を用いた演出の迅速化に貢献することが可能となっている。また、それら2つの動作を段階的に行う場合と比較して、表示部材151を用いた演出の流麗さを向上することができる。これにより、表示部材151を用いた演出の興趣向上に貢献している。

0176

(第2の実施の形態)
本実施の形態では、演出に関する構成、詳しくは表示領域可変機構250及びそれに関連する構成が上記第1の実施の形態と異なっている。そこで以下、表示領域可変機構250及びそれに関連する構成について詳細に説明する。

0177

先ず、図16図18に基づき遊技盤ユニット230について詳細に説明する。図16は遊技盤ユニット230の正面図、図17は遊技盤ユニット230の一部を分解して示す分解斜視図、図18図16のA−A線部分断面図である。

0178

図16に示すように、遊技盤ユニット230は、内枠13の窓孔29を塞ぐ略矩形状の遊技領域形成板233を有している。遊技領域形成板233は、無色透明ポリカーボネート樹脂からなり、その前面には内レール231及び外レール232が取り付けられている。当該遊技領域形成板233の前面は、これら内外のレール231,232により略円形状に区画された遊技領域234が形成されている。

0179

遊技領域形成板233には、自身の板厚方向(前後方向)に貫通する大小複数の貫通孔が形成されており、各貫通孔には一般入賞口235,可変入賞装置236,作動口237,スルーゲート238及びセンターフレーム239がそれぞれ配設されている。一般入賞口235〜センターフレーム239に関しては上記第1の実施の形態と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。

0180

その他に、遊技領域234の上部右側には第1特定ランプ部240及び第2特定ランプ部241が設けられており、遊技領域234の下部、詳しくは可変入賞装置236の下方にはアウト口242が形成されている。各種入賞口等に入らなかった遊技球はアウト口242を通って図示しない球排出路の方へと案内されるようになっている。また、遊技領域234には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘243が植設されているとともに、風車(役物)244等が配設されている。図18に示すように、可変入賞装置236や作動口237などを遊技領域形成板233に固定するためのネジの長さ寸法や、釘243における遊技領域形成板233内に打ち込まれている部位の長さ寸法は遊技領域形成板233の厚み寸法よりも十分に小さくなっており、これらネジ及び釘243は遊技領域形成板233の背面にまでは達していない。なお、第1特定ランプ部240及び第2特定ランプ部241については、上記第1の実施の形態と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。

0181

また、図17等に示すように、遊技領域形成板233の背側の一部には絵柄等の装飾が付与されてなる第1シート材245及び第2シート材246(いわゆるセルシート)が取り付けられている。詳しくは、各シート材245,246は遊技領域形成板233の背面に対して貼り付けられている。これら各シート材245,246によって遊技領域形成板233の意匠性の向上が図られているとともに、当該遊技領域形成板233の背面の一部が後方から覆われた状態となっている。なお、シート材245,246をネジ等の固定手段によって固定することも可能である。

0182

第1シート材245は、遊技領域形成板233におけるセンターフレーム239によって囲われた領域よりも上側の領域、詳しくはセンターフレーム239の上部及び側部を構成する屋根フレーム239aよりも上側の領域を覆っている。また、第2シート材246は、遊技領域形成板233におけるセンターフレーム239によって囲われた領域よりも下側の領域、詳しくはセンターフレーム239の下部を構成するステージフレーム239bよりも下側の領域を覆っている。両シート材245,246は遮光性を有しているため、遊技領域形成板233における中央領域においては遊技領域形成板233の後方の視認が許容されるとともに、中央領域を挟んだ両側(詳しくは上下両側)においては遊技領域形成板233の後方の視認が不可となっている。以下便宜上、後方の視認が許容されている領域を透過領域E1と称する。

0183

図17等に示すように、遊技領域形成板233の背面には、両シート材245,246に対応して段差状に凹んだ収容段差部233a,233bが形成されている。これら収容段差部233a,233bに各シート材245,246が収容されることで、遊技領域形成板233の後方への両シート材245,246の突出が抑えられている。なお、第1シート材245に関しては、遊技領域形成板233の貫通孔に連通する開口が複数形成されており、上述した可変入賞装置236やセンターフレーム239等との干渉が回避されている。

0184

以上詳述した遊技盤ユニット230の後方には、作動口237への入賞等をトリガとして図柄を可変表示する図柄表示装置247が設けられている(図18等参照)。以下、図18及び図19を用いて図柄表示装置247について説明する。図19は、遊技盤ユニット230及び図柄表示装置247の構成を示す斜視図である。

0185

図19に示すように、図柄表示装置247は、液晶ディスプレイを備えた液晶表示装置として構成されている。より具体的には、図柄の変動表示や各種演出を表示する表示画面(液晶ディスプレイ)248と、その表示画面248を囲う枠部249とを備えており、後述する表示制御装置によって表示画面248に表示される内容が制御される。

0186

また、表示画面248はその面積が遊技領域234よりも広くなっており、前方から見て遊技領域234の全体が表示画面248に含まれるように図柄表示装置247が配置されている。

0187

表示画面248には、例えば左、中及び右に並べて図柄が表示され、これらの図柄が上下方向にスクロールされるようにして変動表示されるようになっている。そして、予め設定されている有効ライン上に所定の組み合わせの図柄が停止表示された場合には、特別遊技状態(以下、大当たりという)が発生することとなる。

0188

図柄表示装置247は、遊技盤ユニット230の奥側に、当該遊技盤ユニット230に対して所定の間隔を隔てて配置されており、枠部249が樹脂ベース28に対してネジ止めされることにより、内枠13に対して一体化されている。このため、内枠13が回動等した場合であっても、遊技盤ユニット230と図柄表示装置247とが相対位置の関係を維持したまま内枠13に追従して移動する。すなわち、上記所定の間隔が維持される構成となっている。このように図柄表示装置247と遊技盤ユニット230との間に所定の間隔を確保することにより、可変入賞装置236や作動口237等の遊技領域形成板233の背面からの突出を許容しつつ、それら可変入賞装置236等と図柄表示装置247との干渉が回避されている(図18参照)。

0189

また、遊技領域234に打ち出され、一般入賞口235、可変入賞装置236及び作動口237等に入った遊技球は、遊技領域形成板233に形成された貫通孔を通って遊技盤ユニット230の奥側(すなわち図柄表示装置247側)へと導かれる。この場合に、図16等に示すように、遊技領域形成板233と図柄表示装置247との間に形成された空間には排出通路形成部材が設けられており、奥側へと導かれた遊技球はこの排出通路形成部材に形成された排出通路を通過してパチンコ機10の外部へ排出される。

0190

以上詳述したように遊技領域形成板233と図柄表示装置247との間に所定の空間を設けることにより、同空間への各種部材の配置を可能としている。

0191

本実施の形態においては、遊技盤ユニット230を介して視認される表示領域の位置及びその範囲を変化させる表示領域可変機構250を備えている。そこで以下、その表示領域可変機構250及びそれに関連する構成について図20及び図21に基づき詳細に説明する。図20は遊技盤ユニット230及び表示領域可変機構250を示す分解斜視図、図21図20の部分断面図である。

0192

図20等に示すように、表示領域可変機構250は、遊技盤ユニット230の背面側、詳しくは遊技盤ユニット230と図柄表示装置247とによって挟まれた前記空間内に配置されている。表示領域可変機構250は、表示画面248に対して重なる複数(本実施の形態におていは6つ)の遮蔽ユニット251と、それら遮蔽ユニット251の移動方向を規定する一対のレール部材270,290(詳しくは下側レール部材270及び上側レール部材290)とによって構成されている。

0193

遮蔽ユニット251は主として、表示領域の一部を遮蔽する遮蔽体252と、当該遮蔽体252を支持する支持部253とからなる。遮蔽体252は、遮光性を有する有色の合成樹脂材料によって形成されており、遊技領域形成板233の背面に沿って上下方向に延びる角柱状をなしている。遮蔽体252の長さ寸法は透過領域E1における上下方向の長さ寸法よりも大きく設定されており、同遮蔽体252の各端部が前後方向にて各シート材245,246と重なるように配置されている。なお、遮蔽体252を構成し、当該遮蔽体252の長手方向に延びる各周面には所定の絵柄等の各種装飾が付与(詳しくは印刷)されているが、これら各絵柄についての詳細は後述する。

0194

遮蔽体252には、当該遮蔽体252の長手方向と同一方向(上下方向)に延びる貫通孔260が形成されており、当該貫通孔260にアルミニウム等の軽金属によって形成された円柱状の軸体261が挿通されている。この軸体261は貫通孔260に挿通された状態で遮蔽体252に接着されており、それら遮蔽体252及び軸体261が一体化されている。軸体261の中心軸線X2は、貫通孔260と同様に遮蔽体252の長手方向(上下方向)に延びており、遊技領域形成板233の背面に対して平行となっている。そして、この中心軸線X2を中心として遮蔽体252が回動可能となっている。軸体261における支持部253側の端部は当該支持部253に連結されている。支持部253が下側レール部材270に移動可能に支持されている。

0195

下側レール部材270は、排出通路形成部材の後方に配置されている。すなわち、下側レール部材270は排出通路形成部材と図柄表示装置247との間に挟まれた位置に配されている。下側レール部材270は左右方向(水平方向)に延びており、その全長は遊技領域形成板233の幅寸法(左右方向における長さ寸法)とほぼ同等となるように形成されている。更に詳しくは、下側レール部材270は遊技領域形成板233の背面と平行となるように形成されている。

0196

また、下側レール部材270は、遊技領域形成板233の背面に固定された1組の下側支持部材300を介することで遊技領域形成板233の背面に対して所定の間隔を隔てた状態で固定されている(下側支持部材300に関しては図20等参照)。つまり、下側支持部材300によって遊技領域形成板233の背面から離間した状態で固定されている。なお、下側支持部材300は取付部材305によって遊技領域形成板233の背面に固定されている。

0197

下側支持部材300による遊技領域形成板233からのオフセット量は、上述した排出通路形成部材等の遊技領域形成板233からの突出量よりも大きく設定されており、それら排出通路形成部材等と下側レール部材270(表示領域可変機構250)との干渉が回避されている。なお、下側レール部材270は、第2シート材246の後方に配置されており、その全域において同第2シート材246と重なっている。これにより、パチンコ機10の正面側からは、下側レール部材270を視認しにくくなっている。

0198

ここで、図21に基づき下側レール部材270と支持部253との相互の関係について詳細に説明する。下側レール部材270は、遊技領域形成板233の背面と平行な前側板部275と、当該前側板部275に対し所定の間隔を隔てて対峙する後側板部276と、それら両板部275,276を繋ぐ底板部277とによって構成されており、これら各板部275,276,277の内面によって当該下側レール部材270の長手方向と同一方向に延びる溝部278が形成されている。溝部278は左方,右方及び上方に向けて開放されており、この溝部278に遮蔽ユニット251の支持部253が嵌まっている、詳しくは、支持部253は、その上部が溝部278から突出した状態で嵌まっている。

0199

支持部253はその外殻を構成する本体254を備えている。本体254は全体として略直方体状をなしており、前側板部275に対向する前側壁部255と、後側板部276に対向する後側壁部256と、底板部277に対向する下側壁部257とを有している。

0200

下側レール部材270の前側板部275及び後側板部276には、遮蔽ユニット251の移動方向を規制する規制部280が形成されている。規制部280は、前側板部275から溝部278内方(すなわち前側壁部255)側に起立するとともに相互に対向する2つの板状部281と、後側板部276から溝部278内方(すなわち後側壁部256)側に起立するとともに相互に対向する2つの板状部282とからなり、それら各板状部281,282の先端が支持部253の前側壁部255及び後側壁部256にそれぞれ接触している。これにより、遮蔽ユニット251の前後方向への位置ずれが抑えられている。より詳しくは、板状部281,282は、下側レール部材270の両端部に渡って形成されている。このため支持部253が移動した場合であっても板状部281,282と壁部255,256の接触が維持され、支持部253の移動方向が規制されることとなる。

0201

また、規制部280は、相対向する前側の板状部281によって挟まれてなる前側ガイド溝283と、相対向する後側の板状部282によって挟まれてなる後側ガイド溝284とを有している。支持部253の壁部255,256には、ガイド溝283,284と同一方向に延びているとともに、それらガイド溝283,284に嵌まる突条部255a,256aが一体成形されており、それら突条部255a,256aの上下両面がガイド溝283,284に対して接触していることで、遮蔽ユニット251の浮き上がり等が抑えられている。これにより、支持部253の下側壁部257と、下側レール部材270の底板部277との位置関係が一定に保たれている。以上詳述した規制部280及び突条部255a,256aによって支持部253の移動方向が一の方向に規定されている。

0202

すなわち、遮蔽ユニット251は、支持部253が溝部278の規制部280に沿って摺動することにより、左右方向へスライド移動可能となっている。換言すれば、遮蔽ユニット251は下側レール部材270によって規定された所定の方向への移動を許容された状態で支持されている。このように遮蔽ユニット251のスライド移動方向を規制する点に着目すれば、下側レール部材を「規制手段」又は「案内手段」と称することも可能である。

0203

軸体261における支持部253側と反対の端部は遮蔽体252から上方に向けて延出しており(以下、この延出した部分を延出部262と称する)、この延出部262に対応して上述した上側レール部材290が設けられている。

0204

上側レール部材290は、下側レール部材270の長手方向と同一の方向(水平方向)に延びており、その全長は下側レール部材270の全長と同等となっている。更には、下側レール部材270と同様に遊技領域形成板233の背面と平行となるように形成されている。また、下側レール部材270と同様に1組みの上側支持部材310を介して遊技領域形成板233に固定されていることにより、遊技領域形成板233に対して所定の隙間が確保されている。そして、上側レール部材290は第1シート材245の背面側に配置されており、その全体が第1シート材245と前後に重なっている。このため、上側レール部材290パチンコ機10前方から視認しづらくなっている。なお、上側支持部材310についても下側支持部材300と同様に、取付部材315によって遊技領域形成板233に固定されている。

0205

上側レール部材290には、前記延出部262に対応するとともに、下側レール部材270側に開放され、当該下側レール部材270の溝部278に対向する陥欠部293が形成されている。換言すれば、陥欠部293は、パチンコ機10における前後位置(遊技領域形成板233に対する前後位置)が下側レール部材270の溝部278と同一且つ当該溝部278と平行となるように形成されている。

0206

陥欠部293は、相互に対向するとともに軸体261の中心軸線方向と同一方向に延びる一対の対向板部294,295によって構成されており、それら両対向板部294,295の間に軸体261の延出部262が挟まれている。これにより、軸体261の先端側における位置ずれ(詳しくは前後方向への位置ずれ)が抑えられている。更に、両対向板部294,295は、上側レール部材290の両端部に渡って形成されており、遮蔽ユニット251が移動する際には、延出部262が陥欠部293内を摺動する。これにより上側レール部材290と遮蔽ユニット251との引っ掛かり状態が維持される。

0207

また、軸体261の延出部262は陥欠部293よりも上方、すなわち上側レール部材290の内部空間側に突出しており、その先端には当該軸体261の放射方向に延びる円板状のストッパ263が一体成形されている。ストッパ263においては、自身の板面が対向板部294,295の先端に所定の間隔を隔てて対峙している。これにより、遮蔽ユニット251と上側レール部材290とを組み合わせる際に遮蔽ユニット251が上側レール部材290から抜け落ちるといった不都合が生じにくくなっている。また、対向板部294,295との間に所定の間隔が確保されていることで、遮蔽ユニット251が移動した際のストッパ263と対向板部294,295との支えが回避されている。

0208

なお、上述の如く下側レール部材270及び上側レール部材290の両側の端部には、左右両側への開放部位が形成されており、これら開放部位を通じて支持部253を挿入することで、遮蔽ユニット251の組み付けがなされる。すなわち、前記開放部位は遮蔽ユニット251を挿入する挿入部286,296を構成している。

0209

以上詳述したように遮蔽ユニット251の上下に配された下側レール部材270及び上側レール部材290によって同遮蔽ユニット251の移動方向が規定されることで、遮蔽ユニット251の倒れや位置ずれ等が好適に抑えられている。

0210

ここで、図21に基づき遮蔽ユニット251の駆動に関する構成について詳細に説明する。

0211

支持部253の本体254内には、下側レール部材270により規定された所定方向へのスライド移動を実現する動力源として第1ステッピングモータ265が収容されている。より詳しくは、第1ステッピングモータ265に対応して本体254に形成された第1収容部254a内に当該第1ステッピングモータ265が嵌まった状態で固定されている。

0212

第1ステッピングモータ265における回転軸としての鉄心265aは遊技領域形成板233に対して直交する方向(すなわち前後方向)に延びており、その先端部には円板状をなすとともにその外周に複数の歯が形成されたピニオン歯車)265bが装着されている。ピニオン265bの外周部(詳しくは歯の部分)は、下側壁部257に形成された開口257aを介して底板部277側に突出しており、下側レール部材270側に設けられた長尺状のラック266に対して噛み合っている。より詳細には、ラック266は、下側レール部材270の長手方向寸法とほぼ同一の長さ寸法を有しており、その長手方向にピニオン265bに対応する複数の歯が配列されてなる。下側レール部材270の底板部277にはラック266を設置する設置部279が形成されており、ラック266は設置部279に嵌まった状態で接着材により固定されている。

0213

第1ステッピングモータ265が動作し鉄心265aが回動することにより、ピニオン265bとラック266とが噛み合う。これにより、下側レール部材270に対して遮蔽ユニット251がスライド移動することとなる。すなわち、上述したピニオン265b及びラック266によって第1ステッピングモータ265に発生する動力を伝える動力伝達手段が構成されている。

0214

また、本体254の後側壁部256には、第1収容部254aに連なる開口部256bが形成されており、当該開口部256bを介して図示せぬ配線が第1ステッピングモータ265に接続されている。更に、下側レール部材270の後側板部276には上記配線が通る長孔276aが形成されており、この配線を介して、第1ステッピングモータ265と下側レール部材270の外部に配置された図示せぬ中継基板とが電気的に接続されている。

0215

図21に示すように、本体254内には、遮蔽体252の回転移動を実現する動力源として第2ステッピングモータ267が収容されている。より詳しくは、第2ステッピングモータ267に対応して本体254に形成された第2収容部254b内に当該第2ステッピングモータ267が嵌まった状態で固定されている。

0216

第2ステッピングモータ267における回転軸としての鉄心267aは前記軸体261の中心軸線方向と同一の方向(すなわち上下方向)に延びており、その先端部が本体254の上側壁部258に形成された貫通孔258aから突出している。軸体261には鉄心267aに対応する穴状の嵌合部264が形成されており、この嵌合部264に対して鉄心267aが嵌まることで、それら鉄心267aと軸体261とが連結されている。つまり、第2ステッピングモータ267の動作に伴って鉄心267aが回動することで軸体261が回動する。これにより、遮蔽体252が回動することとなる。

0217

なお、本体254の後側壁部256には第2収容部254bに連通する連通孔256cが形成されている。この連通孔256cを介して図示せぬ配線が第2ステッピングモータ267に連なっている。この配線は前記長孔276aを介して前記中継基板に繋がっており、当該配線によって第2ステッピングモータ267と中継基板とが電気的に接続されている。

0218

本実施の形態においては特に、駆動源としてステッピングモータ265,267を用いる構成とした。ステッピングモータ265,267においては、前記中継基板を介して入力されるパルス数に依存してその回転角度が決定される。このため、第1ステッピングモータ265においては下側レール部材270上でのスライド量を当該パルス数によって規定することができ、第2ステッピングモータ267においては遮蔽体252の回転状態(すなわち遮蔽体252の向き)を当該パルス数によって規定することができる。これにより、遮蔽ユニット251の位置決め制御を好適に実現可能となっている。

0219

次に、遮蔽ユニット251の前後位置を変更する構成、詳しくはレール部材270,290をスライド移動させる構成について説明する。

0220

既に説明したように、下側レール部材270は、下側支持部材300によって支持されている。下側支持部材300は、下側レール部材270の左右両端に配置されており、遊技領域形成板233の背面と直交する方向に延びるレール状をなしている。なお、下側支持部材300がレール状をなす点に着目すれば、「下側支持部材300」を「下側支持レール300」と称することも可能である。

0221

下側支持部材300には、下側レール部材270が搭載される搭載部301が形成されている。搭載部301は、下側支持部材300の長手方向と同一方向に延びるとともに、下側レール部材270の底板部277と平行な平面状をなしている。底板部277において搭載部301と対向している部位には、それら搭載部301に当接する合成樹脂製の当接部材287が装着されており、これら当接部材287が搭載部301上を摺動可能となっている。

0222

また、下側支持部材300には、搭載部301に対して下側レール部材270を挟んで対向し、同下側レール部材270の浮き上がりを規制する規制部302が形成されている。下側レール部材270の板状部281,282が規制部302に当たることで、当接部材287の搭載部301からの離れが規制される。

0223

下側レール部材270における溝部278の両端側には、当該下側レール部材270を下側支持部材300に沿って移動させる動力源としての第3ステッピングモータ288が設けられている。第3ステッピングモータ288は上述した第1ステッピングモータ265と同様の構成、すなわち鉄心及びピニオンを備えている。下側支持部材300には第3ステッピングモータ288のピニオンに対応する(噛み合う)ラック303が固着されている。ラック303は下側支持部材300の長手方向に複数の歯が配列されてなる帯状をなしており、第3ステッピングモータ288が回転することによって、下側レール部材270が下側支持部材300の長手方向(すなわち前後方向)にスライド移動する。

0224

また、上述の如く上側レール部材290は、上側支持部材310によって支持されている。上側支持部材310は、上側レール部材290の左右両端に配置されており、遊技領域形成板233の背面と直交する方向、すなわち下側支持部材300と同一の方向に延びるレール状をなしている。なお、上側支持部材310がレール状をなす点に着目すれば、「上側支持部材310」を「上側支持レール310」と称することも可能である。

0225

上側支持部材310には、下側支持部材300と同様に、上側レール部材290が搭載される搭載部311が形成されている。搭載部311は、上側支持部材310の長手方向と同一方向に延びるとともに、上側レール部材290において下側レール部材270と対向している部位(以下、下側板部291と称する)と平行な平面状をなしている。下側板部291において搭載部311と対向している部位には、それら搭載部311に当接する合成樹脂製の当接部材297が装着されており、これら当接部材297が搭載部311上を摺動可能となっている。

0226

また、上側支持部材310には、搭載部311に対して上側レール部材290を挟んで対向し、同上側レール部材290の浮き上がりを規制する規制部312が形成されている。上側レール部材290の上側板部292が規制部312に当たることで、当接部材297の搭載部311からの離れが規制される。

0227

上側レール部材290の両端側には、当該上側レール部材290を上側支持部材310に沿って移動させる動力源としての第4ステッピングモータ298が設けられている。第4ステッピングモータ298は上述した第3ステッピングモータ288と同様の構成、すなわち鉄心及びピニオンを備えている。上側支持部材310には第4ステッピングモータ298のピニオンに対応する(噛み合う)ラック313が固着されている。ラック313は上側支持部材310の長手方向に複数の歯が配列されてなる帯状をなしており、第4ステッピングモータ298が回転することによって、上側レール部材290が上側支持部材310の長手方向(すなわち前後方向)にスライド移動する。より具体的には、遮蔽ユニット251と上側レール部材290とが一体となって前後方向にスライド移動する。

0228

各ステッピングモータ288,298が駆動することにより、下側レール部材270,上側レール部材290及び遮蔽ユニット251が支持部材300,310に沿ってスライド移動する。特に、それらステッピングモータ288,298においては、後述する表示制御装置によってその回転開始・終了タイミング及び回転速度が同一となるように制御されている。このため、両ステッピングモータ288,298が駆動することにより、下側レール部材270,上側レール部材290及び遮蔽ユニット251は一体的に移動することとなる。このように、レール部材270,290をスライド移動させることにより、遮蔽ユニット251と遊技領域形成板233との間隔を変化させることが可能となっている。

0229

次に、図20図22に基づき上述した遮蔽体252について詳細に説明する。図22(a)は遮蔽体252をその軸線方向から見た概略図、図22(b)は遮蔽体252の回動状態を示す概略図、図22(c)は遮蔽体252と遊技領域形成板233及び図柄表示装置247との関係を示す概略図である。

0230

図20等に示すように、遮蔽体252は軸線方向に延びる複数の外周面を備えている。より詳しくは、遮蔽体252は三角柱状をなすとともに、3つの異なる外周面252a〜252cを備えている。すなわち、中心軸線と直交する断面がいずれの位置においても同様の三角形状をなしている。それら各外周面252a〜252cは、略長方形状をなすとともに、それぞれ異なる幅寸法(すなわち、外周面252a〜252c自身の短手方向における長さ寸法)を有している。換言すれば、回動方向(各外周面252a〜252cの並設方向)における長さ寸法が異なっている。更に言い換えれば、隣り合う外周面252a〜252cとの境界間の間隔寸法、すなわちそれら外周面252a〜252cに沿った長さ寸法が異なっている。以下説明の便宜上、幅寸法の小さな順に第1外周面252a,第2外周面252b,第3外周面252cと称する。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社大一商会の「 遊技機」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】 従来に比べて不具合の発生を抑制することができる遊技機を提供する。【解決手段】 枠本体の後側に設けられると共に、遊技機外部から遊技球を受け入れて下流側に誘導する遊技球供給部を備える遊技機で... 詳細

  • 株式会社ニューギンの「 遊技機」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】設定値を有するパチンコ機において遊技の意欲を高めることができる遊技機を提供する。【解決手段】遊技機10は、演出制御手段と、図柄変動を実行可能なモードを管理するモード管理手段を備え、モード管理手... 詳細

  • 株式会社ニューギンの「 遊技機」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】設定値を有するパチンコ機において遊技の意欲を高めることができる遊技機を提供する。【解決手段】遊技機10は、演出制御手段と、図柄変動を実行可能なモードを管理するモード管理手段を備え、モード管理手... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ