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技術 神経突起変性に関連する疾患を診断および治療するための組成物および方法

出願人 アッヴィ・ドイチュラント・ゲー・エム・ベー・ハー・ウント・コー・カー・ゲーアッヴィ・インコーポレイテッド
発明者 ベルンハルト・ミューラーリーリー・ホワンフィリップ・ディー・バードウェルユリヤ・クツコバジョン・メモット
出願日 2017年12月26日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2017-248806
公開日 2018年7月19日 (1年9ヶ月経過) 公開番号 2018-111686
状態 特許登録済
技術分野 突然変異または遺伝子工学 化合物または医薬の治療活性 抗原、抗体含有医薬:生体内診断剤 生物学的材料の調査,分析 ペプチド又は蛋白質
主要キーワード 外周コーナ 不確定データ 締め付け金具 調節管 ポリマー材料製 レストリクタ 一致位置 囲み枠
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

神経突起変性疾患および障害治療および診断するための抗体、およびこの抗体の使用方法の提供。

解決手段

特定の配列を持つ反発性ガイダンス分子a(Repulsive Guidance Molecule a)(「RGMa」)に結合する単離された抗体またはこの抗体断片を提供する。また、抗体またはこの抗体断片は免疫接着分子、イメージング剤および治療剤からなる群より選択される薬剤をさらに含み、神経突起変性に関連する疾患または障害を治療、予防、調節または軽減する方法に使用される。

概要

背景

多くの神経変性疾患初期段階は、神経突起損傷およびシナプス機能障害を特徴とする。神経突起変性神経細胞死につながることが多く、罹患神経のシグナル伝導を障害し、どの神経が関与しているかに応じて、感覚運動認知力または他の機能の障害を引き起こし得る。神経突起変性はまた、多発性硬化症(「MS」)の病的ホールマークである。MSは、米国内で約350,000人の人々が罹患している自己免疫性神経変性性疾患であり、若年成人における神経系障害または死亡の主な原因である。MSに罹患しているヒトに共通の臨床症状は、神経の軸索を取り巻くミエリン鞘の大規模な分解に起因する神経病変の変性的形成および最終的には軸索自体の分解である。MSで起こる脱髄は、3つの主要な神経性タンパク質ミエリン塩基性タンパク質(MBP)、プロテオリピドタンパク質(PLP)およびミエリンオリゴデンドロサイト糖タンパク質(MOG)に対するプロテアーゼ酵素攻撃によって開始されると考えられている。機構的には、MSは、ミエリン分解産物に対する自己免疫反応によって少なくとも部分的に引き起こされる炎症性脱髄疾患である。近年の研究では、周知の脱ミエリン化機構および炎症性機構に加えて、神経突起および軸索損傷役割重視されている。

患者は、通常、患者病歴、ならびに脳および脊髄磁気共鳴映像法MRI)、電気診断手順(例えば、視覚誘発電位脳幹聴性誘発電位または体性感覚誘発電位などの誘発電位試験)および脳脊髄液中の免疫グロブリン合成の証拠探す腰椎穿刺を含む神経学検査の組み合わせに基づいて、神経突起変性疾患を有すると診断される。

現在のところ、神経突起変性に関連する疾患の治療法はないので、治療は、通常、症候の管理、ならびに再発頻度および重症度の治療を含む。

概要

神経突起変性疾患および障害を治療および診断するための抗体、およびこの抗体の使用方法の提供。特定の配列を持つ反発性ガイダンス分子a(Repulsive Guidance Molecule a)(「RGMa」)に結合する単離された抗体またはこの抗体断片を提供する。また、抗体またはこの抗体断片は免疫接着分子、イメージング剤および治療剤からなる群より選択される薬剤をさらに含み、神経突起変性に関連する疾患または障害を治療、予防、調節または軽減する方法に使用される。

目的

Kabat(Kabat et al,Sequences of Proteins of Immunological Interest(National Institutes of Health,Bethesda,Md.(1987)and(1991))によって記載されているシステムは、抗体の任意の可変領域に適用可能な一義的な残基ナンバリングシステムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

反発性ガイダンス分子a(RepulsiveGuidanceMoleculea)(「RGMa」)に結合する単離された抗体またはこの抗体断片であって、(a)配列番号1のアミノ酸配列を含む可変ドメイン領域、(b)配列番号5のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(c)配列番号9のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(d)配列番号13のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(e)配列番号17のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(f)配列番号21のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(g)配列番号25のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(h)配列番号29のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(i)配列番号33のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(j)配列番号37のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域;(k)配列番号41のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域;(l)配列番号45のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域;(m)配列番号49のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域;(n)配列番号53のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(o)配列番号57のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(p)配列番号61のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(q)配列番号152のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(r)配列番号95のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(s)配列番号99のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(t)配列番号103のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(u)配列番号107のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(v)配列番号111のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(w)配列番号115のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(x)配列番号119のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(y)配列番号123のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(z)配列番号127のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(aa)配列番号131のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(bb)配列番号135のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(cc)配列番号67のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(dd)配列番号68のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(ee)配列番号69のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域(ff)配列番号70のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(gg)配列番号71のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(hh)配列番号72のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(ii)配列番号73のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(jj)配列番号1のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン、および配列番号5のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(kk)配列番号9のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン、および配列番号13のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(ll)配列番号17のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン、および配列番号21のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(mm)配列番号25のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン、および配列番号29のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(nn)配列番号33のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン、および配列番号37のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(oo)配列番号41のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン(variablyheavydomain)、および配列番号45のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(pp)配列番号49のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン、および配列番号53のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(qq)配列番号57のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン、および配列番号61のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(rr)配列番号152のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、および配列番号95のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(ss)配列番号99のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、および配列番号103のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(tt)配列番号107のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、および配列番号111のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(uu)配列番号115のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、および配列番号119のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(vv)配列番号123のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、および配列番号127のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(ww)配列番号131のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、および配列番号135のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(xx)配列番号2のアミノ酸配列を含む相補性決定領域(CDR)1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(yy)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(zz)配列番号10のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(aaa)配列番号14のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号15のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号16のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(bbb)配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号19のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号20のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(ccc)配列番号22のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号23のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(ddd)配列番号26のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号28のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(eee)配列番号30のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号31のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号32のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(fff)配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号35のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号36のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(ggg)配列番号38のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号39のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号40のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(hhh)配列番号42のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号43のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号44のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖;(iii)配列番号46のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号47のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号48のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖;(jjj)配列番号50のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号51のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号52のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号54のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号55のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号56のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(kkk)配列番号58のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号59のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号60のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(lll)配列番号62のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号63のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号64のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(mmm)配列番号92または153のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号93または154のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号94または155のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(nnn)配列番号96または156のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号97または157のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号98または158のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(ooo)配列番号100のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号101のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号102のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(ppp)配列番号104のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号105のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号106のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(qqq)配列番号108のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号109のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号110のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(rrr)配列番号112のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号113のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号114のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(sss)配列番号116のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号117のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号118のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(ttt)配列番号120のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号121のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号122のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(uuu)配列番号124のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号125のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号126のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(vvv)配列番号128のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号129のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号130のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(www)配列番号132のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号133のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号134のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(xxx)配列番号136のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号137のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号138のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(yyy)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号67のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(zzz)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号68のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(aaaa)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号69のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(bbbb)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号70のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(cccc)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号71のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(dddd)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号72のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(eeee)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号73のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(ffff)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(gggg)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号67のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(hhhh)配列番号92または153のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号93または154のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号94または155のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号96または156のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号97または157のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号98または158のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(iiii)配列番号100のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号101のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号102のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号104のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号105のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号106のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(jjjj)配列番号108のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号109のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号110のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号112のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号113のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号114のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(kkkk)配列番号116のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号117のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号118のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号120のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号121のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号122のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(llll)配列番号124のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号125のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号126のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号128のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号129のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号130のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(mmmm)配列番号132のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号133のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号134のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号136のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号137のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号138のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(nnnn)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号68のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(oooo)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号69のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(pppp)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号70のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(qqqq)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号71のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(rrrr)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号72のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(ssss)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号73のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(tttt)配列番号10のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号14のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号15のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号16のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(uuuu)配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号19のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号20のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号22のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号23のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(vvvv)配列番号26のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号28のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号30のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号31のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号32のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(wwww)配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号35のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号36のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号38のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号39のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号40のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(xxxx)配列番号42のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号43のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号44のアミノ酸配列を含むCDRとを含む可変重ドメイン鎖、および配列番号46のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号47のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号48のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽ドメイン鎖;(yyyy)配列番号50のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号51のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号52のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号54のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号55のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号56のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(zzzz)配列番号58のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号59のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号60のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号62のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号63のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号64のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖からなる群より選択されるドメインまたは領域を含む、単離された抗体またはこの抗体断片。

請求項2

ヒト抗体免疫グロブリン分子ジスルフィド連結Fv、モノクローナル抗体、親和性成熟、scFv、キメラ抗体単一ドメイン抗体、CDR移植抗体、ダイアボディヒト化抗体多重特異性抗体、Fab二重特異性抗体、DVD、Fab’、二特異性抗体、F(ab’)2およびFvからなる群より選択される、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項3

ヒトである、請求項3に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項4

モノクローナル抗体または抗体断片が、ヒトIgM定常ドメイン、ヒトIgG4定常ドメイン、ヒトIgG1定常ドメイン、ヒトIgE定常ドメイン、ヒトIgG2定常ドメイン、ヒトIgG3定常ドメインおよびヒトIgA定常ドメインからなる群より選択される重鎖免疫グロブリン定常ドメインを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項5

ヒトIgG1定常ドメインが配列番号140を含む、請求項4に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項6

ヒトIgG1定常ドメインが配列番号140からなる、請求項4に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項7

配列番号1、配列番号9、配列番号17、配列番号25、配列番号33、配列番号41、配列番号49、配列番号57、配列番号91、配列番号99、配列番号107、配列番号115、配列番号123および配列番号131からなる群より選択される配列を含む可変重領域を含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項8

配列番号5、配列番号13、配列番号21、配列番号29、配列番号37、配列番号45、配列番号53、配列番号61、配列番号95、配列番号103、配列番号111、配列番号119、配列番号127および配列番号135からなる群より選択される配列を含む可変軽領域を含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項9

配列番号6、配列番号7および配列番号8、または配列番号6、配列番号7および配列番号67、配列番号6、配列番号7および配列番号68、または配列番号6、配列番号7および配列番号69、または配列番号6、配列番号7および配列番号70、または配列番号6、配列番号7および配列番号71、または配列番号6、配列番号7および配列番号72、または配列番号6、配列番号7および配列番号73、または配列番号14、配列番号15および配列番号16、または配列番号22、配列番号23および配列番号24、または配列番号30、配列番号31および配列番号32、または配列番号38、配列番号39および配列番号40、または配列番号54、配列番号55および配列番号56、または配列番号62、配列番号63および配列番号64、または配列番号46、配列番号47および配列番号48、配列番号96、配列番号97および配列番号98、配列番号104、配列番号105および配列番号106、配列番号112、配列番号113および配列番号114、配列番号120、配列番号121および配列番号122、配列番号128、配列番号129および配列番号130、配列番号136、配列番号137および配列番号138、ならびに配列番号156および配列番号157および配列番号158の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項10

配列番号2、配列番号3および配列番号4、または配列番号10、配列番号11および配列番号12、または配列番号18、配列番号19および配列番号20、または配列番号26、配列番号27および配列番号28、または配列番号34、配列番号35および配列番号36、または配列番号50、配列番号51および配列番号52、または配列番号58、配列番号59および配列番号60、配列番号42、配列番号43および配列番号44、配列番号92、配列番号93および配列番号94、配列番号100、配列番号101および配列番号102、配列番号108、配列番号109および配列番号110、配列番号116、配列番号117および配列番号118、配列番号124、配列番号125および配列番号126、配列番号132、配列番号133および配列番号134、ならびに配列番号153および配列番号154および配列番号155の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項11

配列番号2、配列番号3および配列番号4の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号6、配列番号7および配列番号8の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項12

配列番号10、配列番号11および配列番号12の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号14、配列番号15および配列番号16の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項13

配列番号18、配列番号19および配列番号20の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号22、配列番号23および配列番号24の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項14

配列番号26、配列番号27および配列番号28の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号30、配列番号31および配列番号32の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項15

配列番号34、配列番号35および配列番号36の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号38、配列番号39および配列番号40の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項16

配列番号50、配列番号51および配列番号52の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号54、配列番号55および配列番号56の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項17

配列番号58、配列番号59および配列番号60の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号62、配列番号63および配列番号64の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項18

配列番号42、配列番号43および配列番号44の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号46、配列番号47および配列番号48の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項19

配列番号92または153、配列番号93または154および配列番号94または155の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号96または156、配列番号97または157および配列番号98または158の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項20

配列番号100、配列番号101および配列番号102の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号104、配列番号105および配列番号106の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項21

配列番号108、配列番号109および配列番号110の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号112、配列番号113および配列番号114の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項22

配列番号116、配列番号117および配列番号118の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号120、配列番号121および配列番号122の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項23

配列番号124、配列番号125および配列番号126の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号128、配列番号129および配列番号130の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項24

配列番号132、配列番号133および配列番号134の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号136、配列番号137および配列番号138の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項25

免疫接着分子、イメージング剤および治療剤からなる群より選択される薬剤をさらに含む、請求項1に記載の抗体または抗体断片。

請求項26

イメージング剤が、放射性標識酵素蛍光標識発光標識生物発光標識、磁気標識およびビオチンからなる群より選択される、請求項25に記載の抗体または抗体断片。

請求項27

放射性標識が、3H、14C、35S、90Y、99Tc、111In、125I、131I、177Lu、166Hoおよび153Smからなる群より選択される、請求項26に記載の抗体または抗体断片。

請求項28

請求項1に記載の抗体、抗体断片、これらの混合物または誘導体を含む、医薬組成物

請求項29

神経突起変性に関連する疾患または障害治療、予防、調節または軽減する方法であって、治療有効量の請求項1に記載の抗体を、これを必要とする被験体投与することを含む、方法。

請求項30

請求項31

被験体が神経突起変性障害を有するかを決定するための方法であって、(a)被験体由来試料におけるRGMaレベルを測定すること;および(b)試料におけるRGMaレベルを正常対照と比較することを含み、RGMaレベルの変化が、被験体が神経突起変性障害を有することを示す、方法。

請求項32

正常対照と比較したRGMaレベルの増加が、被験体が神経突起変性障害を有することを示す、請求項31に記載の方法。

請求項33

試料が、血液試料脳脊髄液試料および血清試料からなる群より選択される、請求項31に記載の方法。

請求項34

段階(a)がイムノアッセイである、請求項31に記載の方法。

請求項35

イムノアッセイが酵素結合免疫吸着測定法ELISA)である、請求項35に記載の方法。

請求項36

ELISAがサンドイッチELISAである、請求項35に記載の方法。

請求項37

配列番号1から7および67を含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項38

配列番号1から7および68を含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項39

配列番号1から7および69を含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項40

配列番号1から7および70を含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項41

配列番号1から7および71を含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項42

配列番号1から7および72を含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項43

配列番号1から7および73を含む、請求項1に記載の単離された抗体または抗体断片。

請求項44

RGMaエピトープCKILCNSEFWSATSGSHAPAS(hRGMaの47位から69位)(配列番号79)に結合する、請求項37から43のいずれか一項に記載の単離された抗体。

請求項45

反発性ガイダンス分子a(「RGMa」)に結合する単離された抗体またはこの抗体断片であって、以下の式:Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5(式1−CDR−H1)(式中、Xaa1は、S、D、E、N、GおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、H、Y、L、SおよびQからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、G、D、A、TおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、I、MおよびWからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa5は、S、N、H、A、TおよびQからなる群からのアミノ酸配列である。);Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12−Xaa13−Xaa14−Xaa15−Xaa16−(Xaa)n(式2−CDR−H2)(式中、nは、0または1であり、およびXaa1は、Y、V、A、G、L、G、SおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、I、MおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、S、N、D、FおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、P、Y、G、W、H、AおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、Y、N、D、E、S、K、GおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、S、G、D、TおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、G、S、I、E、NおよびRからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、N、L、R、S、TおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、T、K、G、N、IおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、N、G、Y、TおよびKからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、Y、F、NおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、A、T、V、P、LおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、Q、D、PおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa14は、K、S、NおよびLからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa15は、L、F、V、KおよびRからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa16は、Q、K、RおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa17は、グリシンである。);およびXaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−(Xaa)n(式3−CDR−H3)(式中、nは、0から11であり、およびXaa1は、V、S、E、N、L、D、QおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、G、T、R、Y、L、I、DおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、S、V、D、G、F、Y、P、M、C、LおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、G、L、Y、N、E、K、AおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、P、S、Y、A、V、G、T、EおよびWからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、Y、V、S、L、D、G、HおよびPからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、Tyr、Asp、Gly、Ser、Phe、LeuおよびCysからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、Tyr、Lys、Asp、AlaおよびGlnからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、Met、Glu、Phe、Leu、Ser、Thr、ProおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、Asp、Gly、Tyr、Ser、Leu、HisおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、Val、Tyr、Leu、His、Gly、TrpおよびAspからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、TyrおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、Tyr、GlyおよびAspからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa14は、Ala、Leu、ProおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa15は、Met、LeuおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa16は、AspおよびGlyからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa17は、Val、AspおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸である。)にそれぞれ対応する3つの相補性決定領域(CDR)を含む可変重ドメインを含む、単離された抗体またはこの抗体断片。

請求項46

反発性ガイダンス分子a(「RGMa」)に結合する単離された抗体またはこの抗体断片であって、以下の式:Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−(Xaa)n(式1−CDR−L1)(式中、nは、0から3であり、およびXaa1は、T、S、R、GおよびQからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、G、LおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、T、D、S、NおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、S、K、G、Q、NおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、S、L、G、I、DおよびPからなる群からのアミノ酸配列であり;Xaa6は、S、G、N、HおよびIからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、V、D、I、S、GおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、G、K、A、S、I、N、TおよびDからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、D、Y、A、C、SおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、S、A、G、L、VおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、I、C、Y、H、R、NおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、Tyr、Gly、AlaおよびValからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、ValおよびAsnからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa14は、SerおよびHisからなる群より選択されるアミノ酸である。);Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−(Xaa)n(式2−CDR−L2)(式中、nは、0から4であり、およびXaa1は、D、Q、G、V、Y、SおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、V、D、NおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、T、S、Y、NおよびKからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、K、N、D、QおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、R、G、SおよびLからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、P、S、IおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、S、H、IおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、Asnであり;Xaa9は、Lysであり;およびXaa10は、Glyであり;Xaa11は、Aspである。);およびXaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−(Xaa)n(式3−CDR−L3)(式中、nは、0から2であり、およびXaa1は、C、Q、H、F、H、L、V、I、K、YおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、S、A、T、QおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、Y、WおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、A、D、G、S、HおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、G、S、N、P、D、VおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、I、T、S、G、L、FおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、D、T、L、I、PおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、T、G、R、Y、D、N、W、L、FおよびPからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、L、V、G、TおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、Val、TyrおよびHisからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、LeuまたはValである。)にそれぞれ対応する3つの相補性決定領域(CDR)を含む可変軽ドメインを含む、単離された抗体またはこの抗体断片。

請求項47

反発性ガイダンス分子a(「RGMa」)に結合する単離された抗体またはこの抗体断片であって、以下の式:Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5(式1−CDR−H1)(式中、Xaa1は、S、D、E、N、GおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、H、Y、L、SおよびQからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、G、D、A、TおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、I、MおよびWからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa5は、S、N、H、A、TおよびQからなる群からのアミノ酸配列である。);Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12−Xaa13−Xaa14−Xaa15−Xaa16−(Xaa)n(式2−CDR−H2)(式中、nは、0または1であり、およびXaa1は、Y、V、A、G、L、G、SおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、I、MおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、S、N、D、FおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、P、Y、G、W、H、AおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、Y、N、D、E、S、K、GおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、S、G、D、TおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、G、S、I、E、NおよびRからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、N、L、R、S、TおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、T、K、G、N、IおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、N、G、Y、TおよびKからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、Y、F、NおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、A、T、V、P、LおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、Q、D、PおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa14は、K、S、NおよびLからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa15は、L、F、V、KおよびRからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa16は、Q、K、RおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa17は、グリシンである。);およびXaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−(Xaa)n(式3−CDR−H3)(式中、nは、0から11であり、およびXaa1は、V、S、E、N、L、D、QおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、G、T、R、Y、L、I、DおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、S、V、D、G、F、Y、P、M、C、LおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、G、L、Y、N、E、K、AおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、P、S、Y、A、V、G、T、EおよびWからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、Y、V、S、L、D、G、HおよびPからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、Tyr、Asp、Gly、Ser、Phe、LeuおよびCysからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、Tyr、Lys、Asp、AlaおよびGlnからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、Met、Glu、Phe、Leu、Ser、Thr、ProおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、Asp、Gly、Tyr、Ser、Leu、HisおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、Val、Tyr、Leu、His、Gly、TrpおよびAspからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、TyrおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、Tyr、GlyおよびAspからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa14は、Ala、Leu、ProおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa15は、Met、LeuおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa16は、AspおよびGlyからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa17は、Val、AspおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸である。)にそれぞれ対応する3つの相補性決定領域(CDR−H1、H2およびH3)を含む可変重ドメインを含み;ならびに、以下の式:Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−(Xaa)n(式1−CDR−L1)(式中、nは、0から3であり、およびXaa1は、T、S、R、GおよびQからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、G、LおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、T、D、S、NおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、S、K、G、Q、NおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、S、L、G、I、DおよびPからなる群からのアミノ酸配列であり;Xaa6は、S、G、N、HおよびIからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、V、D、I、S、GおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、G、K、A、S、I、N、TおよびDからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、D、Y、A、C、SおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、S、A、G、L、VおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、I、C、Y、H、R、NおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、Tyr、Gly、AlaおよびValからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、ValおよびAsnからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa14は、SerおよびHisからなる群より選択されるアミノ酸である。);Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−(Xaa)n(式2−CDR−L2)(式中、nは、0から4であり、およびXaa1は、D、Q、G、V、Y、SおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、V、D、NおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、T、S、Y、NおよびKからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、K、N、D、QおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、R、G、SおよびLからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、P、S、IおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、S、H、IおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、Asnであり;Xaa9は、Lysであり;およびXaa10は、Glyであり;Xaa11は、Aspである。);およびXaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−(Xaa)n(式3−CDR−L3)(式中、nは、0から2であり、およびXaa1は、C、Q、H、F、H、L、V、I、K、YおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、S、A、T、QおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、Y、WおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、A、D、G、S、HおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、G、S、N、P、D、VおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、I、T、S、G、L、FおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、D、T、L、I、PおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、T、G、R、Y、D、N、W、L、FおよびPからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、L、V、G、TおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、Val、TyrおよびHisからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、LeuまたはValである。)にそれぞれ対応する3つの相補性決定領域(CDR−L1、L2およびL3)を含む可変軽ドメインも含む、単離された抗体またはこの抗体断片。

技術分野

0001

関連出願の相互参照
本出願は、2012年1月27日に出願された米国仮出願第61/591,324号の利益を主張するものであり、この内容は、全体が参照により本明細書に組み込まれる。

0002

配列表
本出願は、EFS−WebによってASCII形式提出された配列表であって、全体が参照により本明細書に組み込まれる配列表を含む。2013年1月25日に作成された前記ASCIIコピーは11423USO.txtという名称であり、100,936バイトのサイズである。

0003

本発明は、神経突起変性に関連する疾患、例えば、多発性硬化症治療および診断するための抗体、およびこの抗体の使用方法に関する。

背景技術

0004

多くの神経変性疾患初期段階は、神経突起損傷およびシナプス機能障害を特徴とする。神経突起変性は神経細胞死につながることが多く、罹患神経のシグナル伝導を障害し、どの神経が関与しているかに応じて、感覚運動認知力または他の機能の障害を引き起こし得る。神経突起変性はまた、多発性硬化症(「MS」)の病的ホールマークである。MSは、米国内で約350,000人の人々が罹患している自己免疫性神経変性性疾患であり、若年成人における神経系障害または死亡の主な原因である。MSに罹患しているヒトに共通の臨床症状は、神経の軸索を取り巻くミエリン鞘の大規模な分解に起因する神経病変の変性的形成および最終的には軸索自体の分解である。MSで起こる脱髄は、3つの主要な神経性タンパク質ミエリン塩基性タンパク質(MBP)、プロテオリピドタンパク質(PLP)およびミエリンオリゴデンドロサイト糖タンパク質(MOG)に対するプロテアーゼ酵素攻撃によって開始されると考えられている。機構的には、MSは、ミエリン分解産物に対する自己免疫反応によって少なくとも部分的に引き起こされる炎症性脱髄疾患である。近年の研究では、周知の脱ミエリン化機構および炎症性機構に加えて、神経突起および軸索損傷役割重視されている。

0005

患者は、通常、患者病歴、ならびに脳および脊髄磁気共鳴映像法MRI)、電気診断手順(例えば、視覚誘発電位脳幹聴性誘発電位または体性感覚誘発電位などの誘発電位試験)および脳脊髄液中の免疫グロブリン合成の証拠探す腰椎穿刺を含む神経学検査の組み合わせに基づいて、神経突起変性疾患を有すると診断される。

0006

現在のところ、神経突起変性に関連する疾患の治療法はないので、治療は、通常、症候の管理、ならびに再発頻度および重症度の治療を含む。

0007

一態様では、本発明は、反発性ガイダンス分子a(Repulsive Guidance Molecule a)(「RGMa」)に結合する単離された抗体またはこの抗体断片を対象とする。抗体は、(a)配列番号1のアミノ酸配列を含む可変ドメイン領域、(b)配列番号5のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(c)配列番号9のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(d)配列番号13のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(e)配列番号17のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(f)配列番号21のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(g)配列番号25のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(h)配列番号29のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(i)配列番号33のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(j)配列番号37のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域;(k)配列番号41のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域;(l)配列番号45のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域;(m)配列番号49のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域;(n)配列番号53のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(o)配列番号57のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(p)配列番号61のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(q)配列番号152のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(r)配列番号95のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(s)配列番号99のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(t)配列番号103のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(u)配列番号107のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(v)配列番号111のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(w)配列番号115のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(x)配列番号119のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(y)配列番号123のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(z)配列番号127のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(aa)配列番号131のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、(bb)配列番号135のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(cc)配列番号67のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(dd)配列番号68のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(ee)配列番号69のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域(ff)配列番号70のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(gg)配列番号71のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(hh)配列番号72のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(ii)配列番号73のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(jj)配列番号1のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン、および配列番号5のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(kk)配列番号9のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン、および配列番号13のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(ll)配列番号17のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン、および配列番号21のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(mm)配列番号25のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン、および配列番号29のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(nn)配列番号33のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン、および配列番号37のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(oo)配列番号41のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン(variably heavy domain)、および配列番号45のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(pp)配列番号49のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン、および配列番号53のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(qq)配列番号57のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン、および配列番号61のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(rr)配列番号152のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、および配列番号95のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(ss)配列番号99のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、および配列番号103のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(tt)配列番号107のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、および配列番号111のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(uu)配列番号115のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、および配列番号119のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(vv)配列番号123のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、および配列番号127のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(ww)配列番号131のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域、および配列番号135のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域、(xx)配列番号2のアミノ酸配列を含む相補性決定領域(CDR)1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(yy)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(zz)配列番号10のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(aaa)配列番号14のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号15のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号16のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(bbb)配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号19のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号20のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(ccc)配列番号22のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号23のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(ddd)配列番号26のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号28のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(eee)配列番号30のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号31のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号32のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(fff)配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号35のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号36のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(ggg)配列番号38のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号39のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号40のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(hhh)配列番号42のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号43のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号44のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖;(iii)配列番号46のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号47のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号48のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖;(jjj)配列番号50のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号51のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号52のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号54のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号55のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号56のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(kkk)配列番号58のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号59のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号60のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(lll)配列番号62のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号63のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号64のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(mmm)配列番号92または153のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号93または154のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号94または155のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(nnn)配列番号96または156のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号97または157のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号98または158のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(ooo)配列番号100のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号101のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号102のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(ppp)配列番号104のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号105のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号106のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(qqq)配列番号108のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号109のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号110のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(rrr)配列番号112のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号113のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号114のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(sss)配列番号116のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号117のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号118のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(ttt)配列番号120のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号121のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号122のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(uuu)配列番号124のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号125のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号126のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(vvv)配列番号128のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号129のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号130のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(www)配列番号132のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号133のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号134のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、(xxx)配列番号136のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号137のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号138のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(yyy)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号67のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(zzz)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号68のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(aaaa)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号69のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(bbbb)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号70のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(cccc)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号71のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(dddd)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号72のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(eeee)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号73のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(ffff)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(gggg)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号67のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(hhhh)配列番号92または153のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号93または154のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号94または15
5のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号96または156のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号97または157のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号98または158のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(iiii)配列番号100のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号101のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号102のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号104のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号105のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号106のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(jjjj)配列番号108のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号109のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号110のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号112のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号113のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号114のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(kkkk)配列番号116のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号117のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号118のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号120のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号121のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号122のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(llll)配列番号124のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号125のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号126のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号128のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号129のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号130のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(mmmm)配列番号132のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号133のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号134のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号136のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号137のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号138のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(nnnn)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号68のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(oooo)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号69のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(pppp)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号70のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(qqqq)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号71のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(rrrr)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号72のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(ssss)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号73のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(tttt)配列番号10のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号14のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号15のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号16のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(uuuu)配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号19のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号20のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号22のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号23のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(vvvv)配列番号26のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号28のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号30のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号31のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号32のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(wwww)配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号35のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号36のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号38のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号39のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号40のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(xxxx)配列番号42のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号43のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号44のアミノ酸配列を含むCDRとを含む可変重ドメイン鎖、および配列番号46のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号47のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号48のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽ドメイン鎖;(yyyy)配列番号50のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号51のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号52のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号54のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号55のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号56のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖、(zzzz)配列番号58のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号59のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号60のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変重鎖、および配列番号62のアミノ酸配列を含むCDR1と、配列番号63のアミノ酸配列を含むCDR2と、配列番号64のアミノ酸配列を含むCDR3とを含む可変軽鎖から選択されるドメインまたは領域を含む。

0008

単離された抗体または抗体断片は、ヒト抗体免疫グロブリン分子ジスルフィド連結Fv、モノクローナル抗体、親和性成熟、scFv、キメラ抗体単一ドメイン抗体、CDR移植抗体、ダイアボディヒト化抗体多重特異性抗体、Fab二重特異性抗体、DVD、Fab’、二特異性抗体、F(ab’)2またはFvであり得る。抗体または抗体断片は、ヒトであり得る。抗体または抗体断片は、ヒトIgM定常ドメイン、ヒトIgG4定常ドメイン、ヒトIgG1定常ドメイン、ヒトIgE定常ドメイン、ヒトIgG2定常ドメイン、ヒトIgG3定常ドメインまたはヒトIgA定常ドメインからなる群より選択される重鎖免疫グロブリン定常ドメインを含み得る。ヒトIgG1定常ドメインは、配列番号140を含み得るか、または配列番号140からなり得る。

0009

抗体またはこの断片は、配列番号1、配列番号9、配列番号17、配列番号25、配列番号33、配列番号41、配列番号49、配列番号57、配列番号91、配列番号99、配列番号107、配列番号115、配列番号123および配列番号131からなる群より選択される配列を含む可変重領域を含み得る。

0010

単離された抗体または抗体断片は、配列番号5、配列番号13、配列番号21、配列番号29、配列番号37、配列番号45、配列番号53、配列番号61、配列番号95、配列番号103、配列番号111、配列番号119、配列番号127および配列番号135からなる群より選択される配列を含む可変軽領域を含み得る。

0011

単離された抗体または抗体断片は、配列番号6、配列番号7および配列番号8、または配列番号6、配列番号7および配列番号67、配列番号6、配列番号7および配列番号68、または配列番号6、配列番号7および配列番号69、または配列番号6、配列番号7および配列番号70、または配列番号6、配列番号7および配列番号71、または配列番号6、配列番号7および配列番号72、または配列番号6、配列番号7および配列番号73、または配列番号14、配列番号15および配列番号16、または配列番号22、配列番号23および配列番号24、または配列番号30、配列番号31および配列番号32、または配列番号38、配列番号39および配列番号40、または配列番号54、配列番号55および配列番号56、または配列番号62、配列番号63および配列番号64、または配列番号46、配列番号47および配列番号48、配列番号96、配列番号97および配列番号98、配列番号104、配列番号105および配列番号106、配列番号112、配列番号113および配列番号114、配列番号120、配列番号121および配列番号122、配列番号128、配列番号129および配列番号130、配列番号136、配列番号137および配列番号138、ならびに配列番号156および配列番号157および配列番号158の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインを含み得る。

0012

単離された抗体または抗体断片は、配列番号2、配列番号3および配列番号4、または配列番号10、配列番号11および配列番号12、または配列番号18、配列番号19および配列番号20、または配列番号26、配列番号27および配列番号28、または配列番号34、配列番号35および配列番号36、または配列番号50、配列番号51および配列番号52、または配列番号58、配列番号59および配列番号60、配列番号42、配列番号43および配列番号44、配列番号92、配列番号93および配列番号94、配列番号100、配列番号101および配列番号102、配列番号108、配列番号109および配列番号110、配列番号116、配列番号117および配列番号118、配列番号124、配列番号125および配列番号126、配列番号132、配列番号133および配列番号134、配列番号153および配列番号154および配列番号155の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインを含み得る。

0013

単離された抗体または抗体断片は、配列番号2、配列番号3および配列番号4の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号6、配列番号7および配列番号8の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含み得る。

0014

単離された抗体または抗体断片は、配列番号10、配列番号11および配列番号12の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号14、配列番号15および配列番号16の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含み得る。

0015

単離された抗体または抗体断片は、配列番号18、配列番号19および配列番号20の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号22、配列番号23および配列番号24の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含み得る。

0016

単離された抗体または抗体断片は、配列番号26、配列番号27および配列番号28の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号30、配列番号31および配列番号32の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含み得る。

0017

単離された抗体または抗体断片は、配列番号34、配列番号35および配列番号36の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号38、配列番号39および配列番号40の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含み得る。

0018

単離された抗体または抗体断片は、配列番号50、配列番号51および配列番号52の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号54、配列番号55および配列番号56の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含み得る。

0019

単離された抗体または抗体断片は、配列番号58、配列番号59および配列番号60の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号62、配列番号63および配列番号64の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含み得る。

0020

単離された抗体または抗体断片は、配列番号42、配列番号43および配列番号44の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号46、配列番号47および配列番号48の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含み得る。

0021

単離された抗体または抗体断片は、配列番号92または153、配列番号93または154および配列番号94または155の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号96または156、配列番号97または157および配列番号98または158の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含み得る。

0022

単離された抗体または抗体断片は、配列番号100、配列番号101および配列番号102の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号104、配列番号105および配列番号106の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含み得る。

0023

単離された抗体または抗体断片は、配列番号108、配列番号109および配列番号110の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号112、配列番号113および配列番号114の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含み得る。

0024

単離された抗体または抗体断片は、配列番号116、配列番号117および配列番号118の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号120、配列番号121および配列番号122の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含み得る。

0025

単離された抗体または抗体断片は、配列番号124、配列番号125および配列番号126の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号128、配列番号129および配列番号130の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含み得る。

0026

単離された抗体または抗体断片は、配列番号132、配列番号133および配列番号134の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号136、配列番号137および配列番号138の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含み得る。

0027

単離された抗体または抗体断片は、免疫接着分子、イメージング剤および治療剤からなる群より選択される薬剤を含み得る。イメージング剤は、放射性標識酵素蛍光標識発光標識生物発光標識、磁気標識またはビオチンであり得る。放射性標識は、3H、14C、35S、90Y、99Tc、111In、125I、131I、177Lu、166Hoまたは153Smであり得る。

0028

別の態様では、本発明は、RGMaエピトープCKILCNSEFWSATSGSHAPAS(hRGMaの47位から69位)(配列番号79)に結合する抗体またはこの断片を対象とする。RGMaエピトープPCKILKCNSEFWSATSGSHAPAS(hRGMaの47位から69位)(配列番号79)に結合する抗体は、配列番号2、配列番号3および配列番号4の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変重ドメインと、配列番号6、配列番号7および配列番号8の相補性決定領域(CDR)残基を含む可変軽ドメインとを含み得る。

0029

別の態様では、本発明は、反発性ガイダンス分子a(「RGMa」)に結合する単離された抗体またはこの抗体断片を対象とする。抗体または抗体断片は、以下の式:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5(式1−CDR−H1)(式中、Xaa1は、S、D、E、N、GおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、H、Y、L、SおよびQからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、G、D、A、TおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、I、MおよびWからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa5は、S、N、H、A、TおよびQからなる群からのアミノ酸配列である。);
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12−Xaa13−Xaa14−Xaa15−Xaa16−(Xaa)n(式2−CDR−H2)(式中、nは、0または1であり、およびXaa1は、W、V、A、G、L、E、SおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、I、MおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、S、N、D、FおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、P、Y、G、W、H、AおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、Y、N、D、E、S、K、GおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、S、G、D、TおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、G、S、I、E、NおよびRからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、N、L、R、S、TおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、T、K、G、N、IおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、N、G、Y、TおよびKからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、Y、F、NおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、A、T、V、P、LおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、Q、D、PおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa14は、K、S、NおよびLからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa15は、L、F、V、KおよびRからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa16は、Q、K、RおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa17は、グリシンである。);および
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−(Xaa)n(式3−CDR−H3)(式中、nは、0から11であり、およびXaa1は、V、S、E、N、L、D、QおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、G、T、R、Y、L、I、DおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、S、V、D、G、F、Y、P、M、C、LおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、G、L、Y、N、E、K、AおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、P、S、Y、A、V、G、T、EおよびWからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、Y、V、S、L、D、G、HおよびPからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、Tyr、Asp、Gly、Ser、Phe、LeuおよびCysからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、Tyr、Lys、Asp、AlaおよびGlnからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、Met、Glu、Phe、Leu、Ser、Thr、ProおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、Asp、Gly、Tyr、Ser、Leu、HisおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、Val、Tyr、Leu、His、Gly、TrpおよびAspからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、TyrおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、Tyr、GlyおよびAspからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa14は、Ala、Leu、ProおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa15は、Met、LeuおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa16は、AspおよびGlyからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa17は、Val、AspおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸である。)
にそれぞれ対応する3つの相補性決定領域(CDR−H1、H2およびH3)を含む可変重ドメインを含む。

0030

別の態様では、本発明は、反発性ガイダンス分子a(「RGMa」)に結合する単離された抗体またはこの抗体断片を対象とする。抗体または抗体断片は、以下の式:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−(Xaa)n(式1−CDR−L1)(式中、nは、0から3であり、およびXaa1は、T、S、R、GおよびQからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、G、LおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、T、D、S、NおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、S、K、G、Q、NおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、S、L、G、I、DおよびPからなる群からのアミノ酸配列であり;Xaa6は、S、G、N、HおよびIからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、V、D、I、S、GおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、G、K、A、S、I、N、TおよびDからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、D、Y、A、C、SおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、S、A、G、L、VおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、I、C、Y、H、R、NおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、Tyr、Gly、AlaおよびValからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、ValおよびAsnからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa14は、SerおよびHisからなる群より選択されるアミノ酸である。);
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−(Xaa)n(式2−CDR−L2)(式中、nは、0から4であり、およびXaa1は、D、Q、G、V、Y、SおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、V、D、NおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、T、S、Y、NおよびKからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、K、N、D、QおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、R、G、SおよびLからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、P、S、IおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、S、H、IおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、Asnであり;Xaa9は、Lysであり;およびXaa10は、Glyであり;Xaa11は、Aspである。);および
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−(Xaa)n(式3−CDR−L3)(式中、nは、0から2であり、およびXaa1は、C、Q、H、F、H、L、V、I、K、YおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、S、A、T、QおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、Y、WおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、A、D、G、S、HおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、G、S、N、P、D、VおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、I、T、S、G、L、FおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、D、T、L、I、PおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、T、G、R、Y、D、N、W、L、FおよびPからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、L、V、G、TおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、Val、TyrおよびHisからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、LeuまたはValである。)
にそれぞれ対応する3つの相補性決定領域(CDR−L1、L2およびL3)を含む可変軽ドメインを含む。

0031

別の態様では、本発明は、反発性ガイダンス分子a(「RGMa」)に結合する単離された抗体またはこの抗体断片であって、以下の式:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5(式1−CDR−H1)(式中、Xaa1は、S、D、E、N、GおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、H、Y、L、SおよびQからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、G、D、A、TおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、I、MおよびWからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa5は、S、N、H、A、TおよびQからなる群からのアミノ酸配列である。);
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12−Xaa13−Xaa14−Xaa15−Xaa16−(Xaa)n(式2−CDR−H2)(式中、nは、0または1であり、およびXaa1は、Y、V、A、G、L、G、SおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、I、MおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、S、N、D、FおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、P、Y、G、W、H、AおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、Y、N、D、E、S、K、GおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、S、G、D、TおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、G、S、I、E、NおよびRからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、N、L、R、S、TおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、T、K、G、N、IおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、N、G、Y、TおよびKからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、Y、F、NおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、A、T、V、P、LおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、Q、D、PおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa14は、K、S、NおよびLからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa15は、L、F、V、KおよびRからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa16は、Q、K、RおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa17は、グリシンである。);および
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−(Xaa)n(式3−CDR−H3)(式中、nは、0から11であり、およびXaa1は、V、S、E、N、L、D、QおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、G、T、R、Y、L、I、DおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、S、V、D、G、F、Y、P、M、C、LおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、G、L、Y、N、E、K、AおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、P、S、Y、A、V、G、T、EおよびWからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、Y、V、S、L、D、G、HおよびPからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、Tyr、Asp、Gly、Ser、Phe、LeuおよびCysからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、Tyr、Lys、Asp、AlaおよびGlnからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、Met、Glu、Phe、Leu、Ser、Thr、ProおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、Asp、Gly、Tyr、Ser、Leu、HisおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、Val、Tyr、Leu、His、Gly、TrpおよびAspからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、TyrおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、Tyr、GlyおよびAspからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa14は、Ala、Leu、ProおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa15は、Met、LeuおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa16は、AspおよびGlyからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa17は、Val、AspおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸である。)
にそれぞれ対応する3つの相補性決定領域(CDR−H1、H2およびH3)を含む可変重ドメインを含み;ならびに、
以下の式:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−(Xaa)n(式1−CDR−L1)(式中、nは、0から3であり、およびXaa1は、T、S、R、GおよびQからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、G、LおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、T、D、S、NおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、S、K、G、Q、NおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、S、L、G、I、DおよびPからなる群からのアミノ酸配列であり;Xaa6は、S、G、N、HおよびIからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、V、D、I、S、GおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、G、K、A、S、I、N、TおよびDからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、D、Y、A、C、SおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、S、A、G、L、VおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、I、C、Y、H、R、NおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、Tyr、Gly、AlaおよびValからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、ValおよびAsnからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa14は、SerおよびHisからなる群より選択されるアミノ酸である。);
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−(Xaa)n(式2−CDR−L2)(式中、nは、0から4であり、およびXaa1は、D、Q、G、V、Y、SおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、V、D、NおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、T、S、Y、NおよびKからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、K、N、D、QおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、R、G、SおよびLからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、P、S、IおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、S、H、IおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、Asnであり;Xaa9は、Lysであり;およびXaa10は、Glyであり;Xaa11は、Aspである。);および
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−(Xaa)n(式3−CDR−L3)(式中、nは、0から2であり、およびXaa1は、C、Q、H、F、H、L、V、I、K、YおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、S、A、T、QおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、Y、WおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、A、D、G、S、HおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、G、S、N、P、D、VおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、I、T、S、G、L、FおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、D、T、L、I、PおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、T、G、R、Y、D、N、W、L、FおよびPからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、L、V、G、TおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、Val、TyrおよびHisからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、LeuまたはValである。)
にそれぞれ対応する3つの相補性決定領域(CDR−L1、L2およびL3)を含む可変軽ドメインも含む単離された抗体またはこの抗体断片を対象とする。

0032

別の態様では、本発明は、本明細書に記載される抗体、抗体断片、またはこれらの混合物もしくは誘導体を含む医薬組成物を対象とする。

0033

別の態様では、本発明は、神経突起変性に関連する疾患または障害を治療、予防、調節または軽減する方法であって、治療有効量の本明細書に記載される抗体を、これを必要とする被験体投与することを含む方法を対象とする。神経突起変性障害は、多発性硬化症;パーキンソン病アルツハイマー病ハンチントン病筋萎縮性側索硬化症および他の運動ニューロン疾患テイサックス病;ニーマンピック病ゴーシェ病ハーラー症候群特発性炎症性脱髄疾患;ビタミンB12欠乏症橋中央ミエリン溶解脊髄癆横断性脊髄炎;デビック病;進行性多病巣性白質脳症視神経炎外傷性CNS損傷虚血性脳卒中網膜症;例えば、緑内障糖尿病性網膜症加齢性黄斑変性症または大脳白質委縮症であり得る。

0034

別の態様では、本発明は、被験体が神経突起変性障害を有するかを決定するための方法を対象とする。方法は、前記被験体由来試料におけるRGMaレベルを測定すること;および前記試料におけるRGMaレベルを正常対照と比較することを含み得る。RGMaレベルの変化は、前記被験体が神経突起変性障害を有することを示す。正常対照と比較したRGMaレベルの増加は、被験体が神経突起変性障害を有することを示す。試料は、血液試料または血清試料または脳脊髄液試料であり得る。試料におけるRGMaレベルを測定する段階は、イムノアッセイで行われ得る。イムノアッセイは、酵素結合免疫吸着測定法ELISA)であり得る。ELISAは、サンドイッチELISAであり得る。

0035

別の態様では、本発明は、配列番号1から7および67を含む単離された抗体または抗体断片を対象とする。

0036

別の態様では、本発明は、配列番号1から7および68を含む単離された抗体または抗体断片を対象とする。

0037

別の態様では、本発明は、配列番号1から7および69を含む単離された抗体または抗体断片を対象とする。

0038

別の態様では、本発明は、配列番号1から7および70を含む単離された抗体または抗体断片を対象とする。

0039

別の態様では、本発明は、配列番号1から7および71を含む単離された抗体または抗体断片を対象とする。

0040

別の態様では、本発明は、配列番号1から7および72を含む単離された抗体または抗体断片を対象とする。

0041

別の態様では、本発明は、配列番号1から7および73を含む単離された抗体または抗体断片を対象とする。

0042

別の態様では、本発明は、RGMaエピトープPCKILKCNSEFWSATSGSHAPAS(hRGMaの47位から69位)(配列番号79)に結合する単離されたモノクローナル抗体または抗体断片であって、配列番号1から7および67、68、69、70、71、72または73を含む単離されたモノクローナル抗体または抗体断片を対象とする。

図面の簡単な説明

0043

図1は、50μg/mlのhRGMa断片を使用した神経突起伸長アッセイからの試験結果を示す。この断片は、配列番号65のN末端アミノ酸47−127(配列番号139を参照のこと)を包含し、高親和性ネオゲニン相互作用ドメインおよび骨形成タンパク質相互作用ドメインの両方を含有する。
図2は、50μg/mlの全長hRGMaを使用した神経突起伸長アッセイからの試験結果を示す。
図3は、抗体AE12−1の存在下における病変部周囲(0から500μm)の網膜神経節細胞軸索のインビボ再生成長レベルを反映する棒グラフを示す。
図4は、抗体AE12−1の存在下における網膜神経節細胞軸索(500から1000μm)のインビボ再生成長レベルをヒト5F9.23と直接比較して反映する棒グラフを示す。
図5は、トリプシン/Asp−Nで切り出した、AE12−1mAbのエシェリキアコリ(E.coli)hRGMaの還元E1画分からのMSスペクトルを示すものであり、このスペクトルで示されている配列(それぞれ出現順に配列番号74および80)に対応する2つのペプチドの+3および+4荷電状態囲み枠)を示す。*のラベルが付されたピークは、hRGMa抗原アサインすることができなかったペプチドであって、この抗体に関係し得るペプチドである。
図6は、トリプシンおよびAsp−Nで切り出した、AE12−1mAbのhRGMa(MYC構築物)の変性還元E1画分からのMS(上)およびMS/MS(下)スペクトルを示すものであり、切り出したペプチドの配列がKAGSPCKILKCNSEFWSATSGSHAPAS(配列番号81)であることを確認する。
図6は、トリプシンおよびAsp−Nで切り出した、AE12−1mAbのhRGMa(MYC構築物)の変性還元E1画分からのMS(上)およびMS/MS(下)スペクトルを示すものであり、切り出したペプチドの配列がKAGSPCKILKCNSEFWSATSGSHAPAS(配列番号81)であることを確認する。
図7は、トリプシンおよびAsp−Nで切り出した、AE12−1mAbのhRGMa(MYC構築物)の変性還元E1画分からのMS(上)およびMS/MS(下)スペクトルを示すものであり、切り出したペプチドの配列がAGSPCKILKCNSEFWSATSGSHAPAS(配列番号89)であることを確認する。
図7は、トリプシンおよびAsp−Nで切り出した、AE12−1mAbのhRGMa(MYC構築物)の変性還元E1画分からのMS(上)およびMS/MS(下)スペクトルを示すものであり、切り出したペプチドの配列がAGSPCKILKCNSEFWSATSGSHAPAS(配列番号89)であることを確認する。
図8は、対照抗体(10mg/kgのhIgG;上のパネルを参照のこと)、1mg/kgのAE12−1抗体(中央のパネルを参照のこと)、または1mg/kgのh5F9.23抗体(下のパネルを参照のこと)で治療したラットにおける神経病変の顕微鏡写真を示す。
図9は、全長ヒトRGMaで治療し、AE12−1(左の棒グラフ)およびAE12−1−H(右の棒グラフ)によってこれを中和した後における、基質フィブロネクチンコーティングした96ウェルプレート上のSH−SY5Y細胞の神経突起伸長の分析結果を示す。抗体および全長hRGMaを同時に追加し、続いて、培養物を24時間インキュベートした。
図10は、全長ヒトRGMaで治療し、AE12−1−K(左の棒グラフ)およびAE12−1−F(右の棒グラフ)によってこれを中和した後における、基質フィブロネクチンでコーティングした96ウェルプレート上のSH−SY5Y細胞の神経突起伸長の分析結果を示す。抗体および全長hRGMaを同時に追加し、続いて、培養物を24時間インキュベートした。
図11は、全長ヒトRGMaで治療し、AE12−1−I(左の棒グラフ)およびAE12−1−L(右の棒グラフ)によってこれを中和した後における、基質フィブロネクチンでコーティングした96ウェルプレート上のSH−SY5Y細胞の神経突起伸長の分析結果を示す。抗体および全長hRGMaを同時に追加し、続いて、培養物を24時間インキュベートした。
図12は、全長ヒトRGMaで治療し、AE12−1−V(左の棒グラフ)およびAE12−1−Y(右の棒グラフ)によってこれを中和した後における、基質フィブロネクチンでコーティングした96ウェルプレート上のSH−SY5Y細胞の神経突起伸長の分析結果を示す。抗体および全長hRGMaを同時に追加し、続いて、培養物を24時間インキュベートした。
図13は、AE12−6、AE12−15およびAE12−23を使用した、SH−SY5Y細胞および一次ニューロンでのRGMa結合アッセイ(HCAハイコンテント分析)の結果を示す。
図14は、AE12−1およびAE12−1システイン変異体を使用した、SH−SY5Y細胞でのRGMa結合阻害アッセイ(ハイコンテント分析(HCA)による)の結果を示す。
図14は、AE12−1およびAE12−1システイン変異体を使用した、SH−SY5Y細胞でのRGMa結合阻害アッセイ(ハイコンテント分析(HCA)による)の結果を示す。
図14は、AE12−1およびAE12−1システイン変異体を使用した、SH−SY5Y細胞でのRGMa結合阻害アッセイ(ハイコンテント分析(HCA)による)の結果を示す。
図15は、ラット海馬一次ニューロンでの神経突起伸長アッセイにおける、RGMaの神経突起伸長反発作用に対するAE12−1およびAE12−6の中和作用を示す。r5F9抗体を対照として使用する。
図16は、実施例9に記載されているように、3つのRGMa選択的モノクローナル抗体、具体的には、AE12−1、AE12−1Yおよびh5F9.23が、挫滅部位を越えてGAP−43陽性線維の大規模な再生を誘導することを示す。Y軸=挫滅部位から0から500μm離れた領域における軸索束の数。***p<0.001:hIgGに対する有意性、**p<0.01:hIgGに対する有意性、*p<0.05:ヒトIgGに対する有意性。
図17は、3つのRGMa選択的モノクローナル抗体、具体的には、AE12−1、AE12−1Yおよびh5F9.23が、網膜軸索束の数を増加させ、これにより、網膜神経線維束を保護することを示す。Y軸=実施例10に記載されているように網膜線維束の数。**p<0.01:hIgGに対する有意性、*p<0.05:hIgGに対する有意性。
図18は、実施例11に記載されているように、RGMa mAbであるAE12−1、AE12−1Yおよびh5F9.23が、脊髄tEAEモデルにおける機能回復を促進することを示す。サイトカイン注射の約1週間後に抗体治療(静脈内)を開始し、週1回反復した。投与量は、10mg/kgであった。***p<0.001:hIgGに対する有意性、**p<0.01:hIgGに対する有意性、*p<0.05:hIgGに対する有意性。
図19は、実施例11に記載されているように、RGMa mAbであるAE12−1、AE12−1YおよびABT−207(h5F9.23)が、ヒトIgG対照抗体と直接比較して、GAP−43およびMBP領域を増加させ、炎症性病変を減少させることを示す。***p<0.001:hIgGに対する有意性、**p<0.01:hIgGに対する有意性、*p<0.05:hIgGに対する有意性。
図20は、実施例11に記載されているように、RGMa mAbであるAE12−1Y−QLが、週1回静脈内投与した3つの異なる用量0.1;1および10mg/kgで、脊髄tEAEモデルにおける機能回復を促進したことを示す。サイトカイン注射の約1週間後に抗体治療(静脈内)を開始し、週1回反復した。***p<0.001:hIgGに対する有意性、**p<0.01:hIgGに対する有意性、*p<0.05:hIgGに対する有意性。

0044

本発明者らは、反発性ガイダンス分子a(「RGMa」)に結合し、神経突起変性に関係する疾患を治療するのに使用することができる新たな抗体を見出している。本明細書で提供されるのは、神経突起変性に関係する疾患に関連する臨床兆候を軽減することができる特異的抗体および非特異的抗体である。

0045

1.定義
本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態のみを説明するためのものであり、限定的であることを意図するものではない。本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「and」および「the」は、文脈上特に明記されない限り、複数形に関する言及を含む。

0046

a.約
本明細書で使用される場合、「約」は、表示されている値からおおよそ+/−10%の変動を指し得る。このような変動は、これについて具体的に言及されているか否かにかかわらず、本明細書で提供される任意の所定値に常に含まれると理解するべきである。

0047

b.親和性成熟抗体
本明細書では、「親和性成熟抗体」は、1つ以上のCDRに対する1つ以上の改変であって、標的抗原に対する抗体の親和性(即ち、KD、kdまたはka)を、この改変をもたない親抗体と比較して改善する改変を有する抗体を指すのに使用される。例示的な親和性成熟抗体は、標的抗原に対してナノモルまたはさらにピコモルの親和性を有するであろう。親和性成熟抗体を生産するための様々な手法が当技術分野において公知であり、バイオディスプレイを使用して調製された結合抗体ライブラリスクリーニングが挙げられる。例えば、Marks et al,BioTechnology,10:779−783(1992)には、VHおよびVLドメインのシャッフリングによる親和性成熟が記載されている。Barbas et al,Proc.Nat.Acad.Sci.USA,91:3809−3813(1994);Schier et al,Gene,169:147−155(1995);Yelton et al,J.Immunol,155:1994−2004(1995);Jackson et al,J.Immunol,154(7):3310−3319(1995);およびHawkins et al,J.Mol.Biol,226:889−896(1992)には、CDRおよび/またはフレームワーク残基のランダム変異誘発が記載されている。米国特許第6,914,128号明細書には、活性を増強するアミノ酸残基による選択的変異誘発部位および接触部位または超変異部位における選択的変異が記載されている。

0048

c.抗体および複数の抗体
本明細書で使用される場合、「抗体」および「複数の抗体」は、モノクローナル抗体、多特異性抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体(完全または部分的ヒト化)、動物抗体、例えば限定されないが、トリ(例えば、カモまたはガチョウ)、サメクジラおよび非霊長類(例えば、ウシブタラクダラマウマヤギウサギヒツジハムスターモルモットネコイヌ、ラット、マウスなど)または非ヒト霊長類(例えば、サルチンパンジーなど)を含む哺乳動物組換え抗体、キメラ抗体、一本鎖Fv(「scFv」)、一本鎖抗体、単一ドメイン抗体、Fab断片、F(ab’)断片、F(ab’)2断片、ジスルフィド結合Fv(「sdFv」)および抗イディオタイプ(「抗Id」)抗体、二重ドメイン抗体、二重可変ドメイン(DVD)または三重可変ドメイン(TVD)抗体(二重可変ドメイン免疫グロブリンおよびこの作製方法は、それぞれの内容が参照により本明細書に組み込まれるWu,C,et al,Nature Biotechnology,25(11):1290−1297(2007)および国際公開第2001/058956号に記載されている。)、ならびに上記のいずれかの機能的に活性なエピトープ結合断片を指す。特に、抗体としては、免疫グロブリン分子および免疫グロブリン分子の免疫学的に活性な断片、即ち分析物結合部位を含む分子が挙げられる。免疫グロブリン分子は、任意の型(例えば、IgG、IgE、IgM、IgD、IgAおよびIgY)、クラス(例えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1およびIgA2)またはサブクラスのものであり得る。簡素化のために、分析物に対する抗体は、本明細書では「抗分析物抗体」または単に「分析物抗体」(例えば、抗RGMa抗体またはRGMa抗体)と称されることが多い。

0049

d.抗体断片
本明細書で使用される場合、「抗体断片」は、抗原結合部位または可変領域を含むインタクトな抗体の一部を指す。前記一部は、インタクトな抗体のFc領域定常重鎖ドメイン(即ち、抗体のアイソタイプに応じて、CH2、CH3またはCH4)を含まない。抗体断片の例としては、限定されないが、Fab断片、Fab’断片、Fab’−SH断片、F(ab’)2断片、Fd断片、Fv断片、ダイアボディ、一本鎖Fv(scFv)分子、1つの軽鎖可変ドメインのみを含有する一本鎖ポリペプチド、軽鎖可変ドメインの3つのCDRを含有する一本鎖ポリペプチド、1つの重鎖可変領域のみを含有する一本鎖ポリペプチドおよび重鎖可変領域の3つのCDRを含有する一本鎖ポリペプチドが挙げられる。

0050

e.結合定数
結合定数を本明細書で説明する。本明細書で使用される場合、用語「会合速度定数」、「kon」または「ka」は、以下の方程式によって示されているように、標的抗原に対する抗体の結合速度または抗体と抗原との間の複合体形成速度を示す値を指す:
抗体(Ab)+抗原(Ag)→Ab−Ag。

0051

本明細書で互換的に使用される場合、用語「解離速度定数」、「koff」または「kd」は、以下の方程式によって示されているように、標的抗原からの抗体の解離速度、またはAb−Ag複合体が遊離抗体および抗原に経時的に分離することを示す値を指す:
抗体(Ab)+抗原(Ag)←Ab−Ag。

0052

会合および解離速度定数を測定するための方法は、当技術分野において周知である。蛍光ベースの技術を使用することによって、平衡状態にある生理的緩衝液中で試料を調べるための高い感度および能力が得られる。BIAcore(登録商標)(生物分子相互作用分析)アッセイなどの他の実験アプローチおよび装置を使用することができる(例えば、BIAcore International AB,a GE Healthcare company,Uppsala,Swedenから入手可能な装置)。さらに、Sapidyne Instruments(Boise,Idaho)から入手可能なKinExA(登録商標)(Kinetic Exclusion Assay)アッセイも使用することができる。

0053

本明細書で互換的に使用される場合、用語「平衡解離定数」または「KD」は、解離速度(koff)を会合速度(kon)で割ることによって得られた値を指す。会合速度、解離速度および平衡解離定数は、抗原に対する抗体の結合親和性を表すのに使用される。

0054

f.結合タンパク質
本明細書では、「結合タンパク質」は、例えば、ポリペプチド、抗原、化合物または他の分子または任意の種類の基質などの結合パートナーに結合して複合体を形成する単量体または多量体タンパク質を指すのに使用される。結合タンパク質は、結合パートナーに特異的に結合する。結合タンパク質としては、抗体および当技術分野において公知のおよび本明細書における下記のこの抗原結合断片およびこの他の種々の形態および誘導体、ならびに抗原分子または抗原分子上の特定の部位(エピトープ)に結合する1つ以上の抗原−結合ドメインを含む他の分子が挙げられる。従って、結合タンパク質としては、限定されないが、抗体、四量体免疫グロブリン、IgG分子、IgG1分子、モノクローナル抗体、キメラ抗体、CDR移植抗体、ヒト化抗体、親和性成熟抗体、および抗原に結合する能力を保持する任意のこのような抗体の断片が挙げられる。

0055

g.二特異性抗体
本明細書では、「二特異性抗体」は、クアドローマ技術によって(Milstein et al,Nature,305(5934):537−540(1983)を参照のこと)、2つの異なるモノクローナル抗体の化学的コンジュゲーションによって(Staerz et al.,Nature,314(6012):628−631(1985)を参照のこと)、または変異をFc領域に導入するノブイントゥ・ホール(knob−into−hole)もしくは類似のアプローチによって(Holliger et al,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,90(14):6444−6448(1993)を参照のこと)作製され、この結果、複数の異なる免疫グロブリン種が得られる全長抗体を指すのに使用され、このうち1つのみが、機能性二特異性抗体である。二特異性抗体は、この2つの結合アーム(一組のHC/LC)の一方上で1つの抗原(またはエピトープ)に結合し、この第2のアーム(別組のHC/LC)上で異なる抗原(またはエピトープ)に結合する。この定義によれば、二特異性抗体は、2つの別個抗原結合アーム(特異性およびCDR配列の両方において)を有し、これが結合する各抗原に対して一価である。

0056

h.CDR
本明細書では、「CDR」は、抗体可変配列内の「相補性決定領域」を指す。重鎖および軽鎖の可変領域それぞれに3つのCDRがあり、これらは、各可変領域の「CDR1」、「CDR2」および「CDR3」と指定されている。本明細書で使用される場合、用語「CDRセット」は、抗原に結合する単一の可変領域中に存在する3つのCDRの一群を指す。これらのCDRの正確な境界は、異なるシステムに従って異なって定義されている。Kabat(Kabat et al,Sequences of Proteins of Immunological Interest(National Institutes of Health,Bethesda,Md.(1987)and(1991))によって記載されているシステムは、抗体の任意の可変領域に適用可能な一義的な残基ナンバリングシステムを提供するだけではなく、3つのCDRを定義する正確な残基境界も提供する。これらのCDRは、「KabatのCDR」と称され得る。Chothiaおよび共同研究者(Chothia and Lesk,J.Mol.Biol,196:901−917(1987);およびChothia et al,Nature,342:877−883(1989))は、KabatのCDR内の特定の下位部分が、アミノ酸配列のレベルで大きな多様性を有するにもかかわらず、ほぼ同一のペプチド骨格立体構造をとることを見出した。これらの下位部分は、「L1」、「L2」および「L3」または「H1」、「H2」および「H3」と指定され、ここで、「L」および「H」は、軽鎖領域および重鎖領域をそれぞれ指定する。これらの領域は、「ChothiaのCDR」と称され得、KabatのCDRと重複する境界を有する。KabatのCDRと重複するCDRを定義する他の境界は、Padlan,FASEB J.,9:133−139(1995)およびMacCallum,J.Mol.Biol,262(5):732−745(1996)によって記載されている。さらに他のCDR境界定義は、本明細書のシステムの1つに厳密には従わない場合があるが、それでもなおKabatのCDRと重複し、特定の残基または残基群またはCDR全体でさえ抗原結合に有意な影響を与えないという予測または実験的知見を踏まえて、短くなることもあるし、または長くなることもある。本明細書で使用される方法は、これらのシステムのいずれかに従って定義されたCDRを用い得るが、特定の実施形態は、KabatまたはChothiaによって定義されるCDRを使用する。

0057

i.成分または複数の成分
「成分」、「複数の成分」または「少なくとも1つの成分」は、一般に、本明細書に記載される方法および当技術分野において公知の他の方法に従って、試験試料、例えば、患者の尿、血清または血漿試料をアッセイするためのキットに含まれ得る捕捉抗体、検出またはコンジュゲート較正用物質、対照、感度パネル、容器緩衝液希釈液、塩、酵素、酵素の補助因子検出試薬前処理試薬溶液、基質(例えば、溶液として)、停止溶液などを指す。アッセイで使用するために、幾つかの成分は溶液性のものでもよいし、または再構成用に凍結乾燥したものでもよい。

0058

j.コンセンサスまたはコンセンサス配列
本明細書で使用される場合、「コンセンサス」または「コンセンサス配列」は、特定抗原の複数のサブタイプアライメント分析に基づいて構築された合成核酸配列または対応するポリペプチド配列を指す。前記配列は、特定抗原の複数のサブタイプまたはセロタイプに対する広範な免疫を誘導するのに使用され得る。融合タンパク質などの合成抗原をコンセンサス配列(またはコンセンサス抗原)に操作することができる。

0059

k.対照
本明細書で使用される場合、「対照」は、対象とする分析物、例えば、RGMa(例えば、膜結合RGMa、可溶性RGMa、膜結合RGMaの断片、可溶性RGMaの断片、RGMa(膜結合RGMaまたは可溶性RGMa)の変異体またはこれらの任意の組み合わせ)を含まないことが公知の組成物(「陰性」)、または対象とする分析物、例えば、RGMa(例えば、膜結合RGMa、可溶性RGMa、膜結合RGMaの断片、可溶性RGMaの断片、RGMa(膜結合RGMaまたは可溶性RGMa)の変異体またはこれらの任意の組み合わせ)を含むことが公知の組成物(「陽性対照」)を指す。陽性対照は、既知濃度のRGMaを含み得る。本明細書では、「対照」、「陽性対照」および「較正用物質」は、既知濃度のRGMaを含む組成物を指すのに互換的に使用され得る。「陽性対照」は、アッセイの性能特性確立するのに使用され得、試薬(例えば、分析物)の完全性の有用な指標である。「正常対照」は、鉄関連疾患または障害がない試料または被験体を指し得る。

0060

l.誘導体
本明細書で使用される場合、抗体の「誘導体」は、非改変(genuine)抗体または親抗体と比較して、アミノ酸配列に1つ以上の改変を有する抗体を指し、改変されたドメイン構造を示し得る。誘導体は、ネイティブな抗体に見られる典型的なドメイン構造およびアミノ酸配列を依然としてとることができ、標的(抗原)に特異的に結合することができる。抗体誘導体の典型的な例は、他のポリペプチドにカップリングされた抗体、再配置された抗体ドメイン、または抗体断片である。誘導体はまた、少なくとも1つのさらなる化合物、例えば、共有結合または非共有結合によって連結されているタンパク質ドメインを含み得る。連結は、当技術分野において公知の方法による遺伝子融合に基づくものであり得る。本発明に従って用いられる抗体を含む融合タンパク質中に存在するさらなるドメインは、好ましくは、柔軟なリンカー、有利には、さらなるタンパク質ドメインのC末端と抗体のN末端との間の距離(またはこの逆も同様である。)を結ぶのに十分な長さの複数の親水性ペプチド結合アミノ酸を含むペプチドリンカーによって連結され得る。抗体は、生物学的活性または固体支持体に対する選択的結合に適切なコンフォメーションを有するエフェクター分子、例えば、生物学的に活性な物質(例えば、サイトカインまたは成長ホルモン)、化学薬剤、ペプチド、タンパク質または薬物に連結され得る。

0061

m.二重特異性抗体
本明細書では、「二重特異性抗体」は、この2つの結合アーム(一組のHC/LC)のそれぞれにおいて2つの異なる抗原(またはエピトープ)に結合することができる全長抗体を指すのに使用される(国際公開第02/02773号を参照のこと)。従って、二重特異性結合タンパク質は、同一の特異性および同一のCDR配列を有する2つの同一の抗原結合アームを有し、これが結合する各抗原に対して二価である。

0062

n.二重可変ドメイン
本明細書では、「二重可変ドメイン」は、結合タンパク質上の2つ以上の抗原結合部位を指すのに使用され、二価(2つの抗原結合部位)、四価(4つの抗原結合部位)または多価結合タンパク質であり得る。DVDは、単一特異性、即ち、1つの抗原(または1つの特異的エピトープ)に結合することができるか、または多重特異性、即ち、2つ以上の抗原(即ち、同じ標的抗原分子の2つ以上のエピトープまたは異なる標的抗原の2つ以上のエピトープ)に結合することができる。好ましいDVD結合タンパク質は、2つの重鎖DVDポリペプチドおよび2つの軽鎖DVDポリペプチドを含み、「DVD免疫グロブリン」または「DVD−Ig」と称される。従って、このようなDVD−Ig結合タンパク質は、四量体であり、IgG分子を連想させるが、IgG分子よりも多くの抗原結合性の部位を提供する。従って、四量体DVD−Ig分子の半分はそれぞれ、IgG分子の半分の一方を連想させ、重鎖DVDポリペプチドおよび軽鎖DVDポリペプチドを含むが、単一の抗原結合ドメインを提供するIgG分子の一組の重鎖および軽鎖とは異なり、DVD−Igの一組の重鎖および軽鎖は、2つ以上の抗原結合部位を提供する。

0063

DVD−Ig結合タンパク質の各抗原結合部位は、ドナー(「親」)モノクローナル抗体に由来し得、従って、抗原結合部位あたりの抗原結合に関与する合計6つのCDRを有する重鎖可変ドメイン(VH)および軽鎖可変ドメイン(VL)を含む。従って、2つの異なるエピトープ(即ち、2つの異なる抗原分子の2つの異なるエピトープまたは同じ抗原分子の2つの異なるエピトープ)に結合するDVD−Ig結合タンパク質は、第1の親モノクローナル抗体に由来する抗原結合部位および第2の親モノクローナル抗体の抗原結合部位を含む。

0064

DVD−Ig結合分子の設計、発現および特性決定についての説明は、国際公開第2007/024715号、米国特許第7,612,181号明細書、およびWu et al,Nature Biotech.,25:1290−1297(2007)に提供されている。このようなDVD−Ig分子の好ましい例は、構造式VD1−(X1)n−VD2−C−(X2)n(式中、VD1は、第1の重鎖可変ドメインであり、VD2は、第2の重鎖可変ドメインであり、Cは、重鎖定常ドメインであり、X1は、CH1ではないという条件でリンカーであり、X2は、Fc領域であり、nは、0または1であるが、好ましくは、1である。)を含む重鎖;ならびに構造式VD1−(X1)n−VD2−C−(X2)n(式中、VD1は、第1の軽鎖可変ドメインであり、VD2は、第2の軽鎖可変ドメインであり、Cは、軽鎖定常ドメインであり、X1は、CH1ではないという条件でリンカーであり、X2は、Fc領域を含まず、nは、0または1であるが、好ましくは、1である。)を含む軽鎖を含む。このようなDVD−Igは、2つのこのような重鎖および2つのこのような軽鎖を含み得、ここで、各鎖は、可変領域の間に介在する定常領域を有さずに、タンデムに連結された可変ドメインを含み、重鎖および軽鎖は会合して、タンデムな機能性抗原結合部位を形成し、一組の重鎖および軽鎖は、別組の重鎖および軽鎖と会合して、4つの機能性抗原結合部位を有する四量体結合タンパク質を形成し得る。別の例では、DVD−Ig分子は、可変ドメインの間に介在する定常領域を有さずに、タンデムに連結された3つの可変ドメイン(VD1、VD2、VD3)をそれぞれ含む重鎖および軽鎖を含み得、ここで、一組の重鎖および軽鎖は、会合して、3つの抗原結合部位を形成し得、一組の重鎖および軽鎖は、別組の重鎖および軽鎖と会合して、6つの抗原結合部位を有する四量体結合タンパク質を形成し得る。

0065

好ましい実施形態では、本発明のDVD−Ig結合タンパク質は、この親モノクローナル抗体が結合する同じ標的分子に結合するだけではなく、1つ以上のこの親モノクローナル抗体の1つ以上の所望の特性も有する。好ましくは、このようなさらなる特性は、1つ以上の親モノクローナル抗体の抗体パラメータである。1つ以上のこの親モノクローナル抗体に由来するDVD−Ig結合タンパク質に影響を与え得る抗体パラメータとしては、限定されないが、抗原特異性、抗原親和性、効力生物学的機能、エピトープ認識、タンパク質安定性、タンパク質溶解度、生産効率免疫原性薬物動態バイオアベイラビリティ組織交差反応性およびオルソロガス抗原結合が挙げられる。

0066

DVD−Ig結合タンパク質は、RGMaの少なくとも1つのエピトープに結合する。DVD−Ig結合タンパク質の非限定的な例としては、RGMaの1つ以上のエピトープに結合するDVD−Ig結合タンパク質、ヒトRGMaのエピトープおよび別の種(例えば、マウス)のRGMaのエピトープに結合するDVD−Ig結合タンパク質、ならびにヒトRGMaのエピトープおよび別の標的分子(例えば、VEGFR2またはVEGFR1)のエピトープに結合するDVD−Ig結合タンパク質が挙げられる。

0067

o.エピトープまたは複数のエピトープ
「エピトープ」もしくは「複数のエピトープ」または「対象とするエピトープ」は、認識される任意の分子上の部位であって、この特異的な結合パートナー上の相補的部位に結合することができる部位を指す。分子および特異的結合パートナーは、特異的結合対の一部である。例えば、エピトープは、ポリペプチド、タンパク質、ハプテン炭水化物抗原(例えば、限定されないが、糖脂質、糖タンパク質またはリポ多糖)または多糖上にあり得る。この特異的結合パートナーは、限定されないが、抗体であり得る。

0068

p.フレームワークまたはフレームワーク配列
本明細書で使用される場合、「フレームワーク」(FR)または「フレームワーク配列」は、CDRを除いた残りの可変領域配列を指す。CDR配列の正確な定義は、様々なシステムによって決定することができるので(例えば、上記を参照のこと)、フレームワーク配列の意味は、これに対応して様々な解釈がなされる。6つのCDR(軽鎖のCDR−L1、−L2および−L3ならびに重鎖のCDR−H1、−H2および−H3)はまた、軽鎖および重鎖上のフレームワーク領域を各鎖上の4つの小領域(FR1、FR2、FR3およびFR4)に分け、ここで、CDR1はFR1とFR2との間に位置し、CDR2はFR2とFR3との間に位置し、CDR3はFR3とFR4との間に位置する。他のものによって言及される場合、フレームワーク領域は、特定の小領域をFR1、FR2、FR3またはFR4と指定せずに、単一の天然に存在する免疫グロブリン鎖の可変領域内のFRを一体としたもの表す。本明細書で使用される場合は、FRは、4つの小領域のうち1つを表し、複数のFRは、フレームワーク領域を構成する4つの小領域のうち2つ以上を表す。

0069

当技術分野において公知の技術を使用して非ヒト抗体をヒト化するために、重鎖および軽鎖「アクセプター」フレームワーク配列(または単に「アクセプター」配列)として使用され得るヒト重鎖および軽鎖FR配列が、当技術分野において公知である。一実施形態では、ヒト重鎖および軽鎖アクセプター配列は、公的に利用可能なデータベース、例えば、V−base(ハイパーテキスト転送プロトコール://vbase.mrc−cpe.cam.ac.uk/)、または国際ImMunoGeneTics(登録商標)(IMGT(登録商標))情報システム(ハイパーテキスト転送プロトコール://imgt.cines.fr/texts/IMGTrepertoire/LocusGenes/)に列挙されているフレームワーク配列から選択される。

0070

q.機能的抗原結合部位
本明細書で使用される場合、「機能的抗原結合部位」は、標的抗原に結合することができる結合タンパク質(例えば、抗体)上の部位を意味し得る。抗原結合部位の抗原結合親和性は、抗原結合部位が由来する親結合タンパク質、例えば、親抗体ほど強くなくてもよいが、抗原に結合する能力は、抗原に結合するタンパク質、例えば、抗体を評価するための様々な公知の方法のいずれか1つを使用して測定可能でなければならない。さらに、本明細書では、多価タンパク質の抗原結合部位それぞれの抗原結合親和性は、定量的に同じである必要はない。

0071

r.ヒト抗体
本明細書で使用される場合、「ヒト抗体」は、ヒト生殖系列免疫グロブリン配列に由来する可変領域および定常領域を有する抗体を含み得る。本発明のヒト抗体は、ヒト生殖系列免疫グロブリン配列によってコードされないアミノ酸残基(例えば、インビトロにおけるランダム変異誘発および部位特異的変異誘発によって、またはインビボにおける体細胞変異によって導入される変異)を含み得る。しかしながら、本明細書で使用される場合、用語「ヒト抗体」は、マウスなどの別の哺乳動物種生殖系列に由来するCDR配列が、ヒトフレームワーク配列に移植された抗体を含まないものとする。

0072

s.ヒト化抗体
本明細書では、「ヒト化抗体」は、非ヒト種(例えば、マウス)由来の重鎖可変領域および軽鎖可変領域の配列を含むが、VHおよび/またはVL配列の少なくとも一部が、より「ヒト様」、即ち、ヒト生殖系列可変配列とより類似するように変更されている抗体を説明するのに使用される。「ヒト化抗体」は、対象とする抗原に免疫特異的に結合し、ヒト抗体のアミノ酸配列を実質的に有するフレームワーク(FR)領域と、非ヒト抗体のアミノ酸配列を実質的に有する相補性決定領域(CDR)とを含む抗体またはこの変異体、誘導体、類似体もしくは断片である。本明細書で使用される場合、用語「実質的に」は、CDRとの関連では、非ヒト抗体CDRのアミノ酸配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%または少なくとも99%同一であるアミノ酸配列を有するCDRを指す。ヒト化抗体は、CDR領域の全部または実質的に全部が、非ヒト免疫グロブリン(即ち、ドナー抗体)のものに対応し、フレームワーク領域の全部または実質的に全部が、ヒト免疫グロブリンコンセンサス配列のものである少なくとも1つの、通常2つの可変ドメイン(Fab、Fab’、F(ab’)2、FabC、Fv)の実質的に全部を含む。一実施形態では、ヒト化抗体はまた、免疫グロブリン定常領域(Fc)、通常、ヒト免疫グロブリンのものの少なくとも一部を含む。幾つかの実施形態では、ヒト化抗体は、軽鎖と、重鎖の少なくとも可変ドメインとを含有する。抗体はまた、重鎖のCH1、ヒンジ、CH2、CH3およびCH4領域を含み得る。幾つかの実施形態では、ヒト化抗体は、ヒト化軽鎖のみを含有する。幾つかの実施形態では、ヒト化抗体は、ヒト化重鎖のみを含有する。特定の実施形態では、ヒト化抗体は、軽鎖のヒト化可変ドメインおよび/またはヒト化重鎖のみを含有する。

0073

ヒト化抗体は、IgM、IgG、IgD、IgAおよびIgEを含む免疫グロブリンの任意のクラス、ならびに限定されないが、IgG1、IgG2、IgG3およびIgG4を含む任意のアイソタイプから選択され得る。ヒト化抗体は、2つ以上のクラスまたはアイソタイプ由来の配列を含み得、特定の定常ドメインは、当技術分野において周知の技術を使用して、所望のエフェクター機能を最適化するように選択され得る。

0074

ヒト化抗体のフレームワーク領域およびCDRは、親配列と正確に対応する必要はなく、例えば、ドナー抗体CDRまたはコンセンサスフレームワークを少なくとも1つのアミノ酸残基の置換、挿入および/または欠失によって変異し、この結果、この部位のCDRまたはフレームワーク残基が、ドナー抗体またはコンセンサスフレームワークに対応していなくてもよい。しかしながら、好ましい実施形態では、このような変異は、大規模なものではない。通常、ヒト化抗体残基の少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%、最も好ましくは少なくとも95%は、親のFRおよびCDR配列のものに対応する。本明細書で使用される場合、用語「コンセンサスフレームワーク」は、コンセンサス免疫グロブリン配列中のフレームワーク領域を指す。本明細書で使用される場合、用語「コンセンサス免疫グロブリン配列」は、関連免疫グロブリン配列のファミリーにおいて最も高頻度に存在するアミノ酸(またはヌクレオチド)から形成される配列を指す(例えば、Winnaker,From Genes to Clones(Verlagsgesellschaft,Weinheim,1987)を参照のこと)。従って、「コンセンサス免疫グロブリン配列」は、「コンセンサスフレームワーク領域」および/または「コンセンサスCDR」を含み得る。免疫グロブリンのファミリーでは、コンセンサス配列中の各位置は、ファミリーにおいて当該位置で最も高頻度に存在するアミノ酸によって占められている。2つのアミノ酸が等頻度に存在する場合には、コンセンサス配列中にいずれかが含まれ得る。

0075

t.同一または同一性
本明細書では、2つ以上のポリペプチドまたはポリヌクレオチド配列との関連で使用される場合、「同一」または「同一性」は、当該配列が、指定領域にわたって指定割合の同一残基を有することを意味し得る。2つの配列を最適にアライメントし、指定領域にわたって2つの配列を比較し、両配列で同一残基が存在する位置の数を決定して一致位置の数を得て、一致位置の数を指定領域の位置の総数割り、この結果に100を乗じて配列同一性の割合を得ることによって、前記割合を計算することができる。2つの配列が異なる長さのものであるか、またはアライメントにより1つ以上の付着末端が生じ、指定の比較領域に単一配列のみが含まれる場合には、単一配列の残基を計算の分母に含めるが、分子には含めない。

0076

u.単離されたポリヌクレオチド
本明細書で使用される場合、「単離されたポリヌクレオチド」は、ポリヌクレオチド(例えば、ゲノムcDNAまたは合成起源またはこれらの組み合わせ)を意味し得、この起源によって、単離されたポリヌクレオチドは、天然では「単離されたポリヌクレオチド」が共に見られるポリヌクレオチドの全部または一部と会合していないか;天然では連結していないポリヌクレオチドと作動可能に連結されているか;または天然ではより長い配列の一部として存在しないものである。

0077

v.標識および検出可能な標識
本明細書で使用される場合、「標識」および「検出可能な標識」は、抗体と分析物との間の反応を検出可能にするために抗体または分析物に結合された部分を指し、このようにして標識された抗体または分析物は、「検出可能に標識された」と称される。標識は、視覚的手段または機器的手段によって検出可能なシグナルを生成し得る。種々の標識としては、シグナル生成物質、例えば、色素原蛍光化合物化学発光化合物放射性化合物などが挙げられる。標識の代表例としては、光を生成する部分、例えば、アクリジニウム化合物、および蛍光を生成する部分、例えば、フルオレセインが挙げられる。他の標識は、本明細書に記載されている。これに関して、部分これ自体は検出可能ではなくてもよいが、さらに別の部分と反応して検出可能になり得る。用語「検出可能に標識された」の使用は、このような標識を包含するものとする。

0078

当技術分野において公知の任意の検出可能な標識が使用され得る。例えば、検出可能な標識は、放射性標識(例えば、3H、125I、35S、14C、32Pおよび33P)、酵素標識(例えば、西ワサビペルオキシダーゼアルカリ性ペルオキシダーゼ、グルコース6−リン酸デヒドロゲナーゼなど)、化学発光標識(例えば、アクリジニウムエステルチオエステルまたはスルホンアミドルミノールイソルミノール、フェナントリジニウムエステルなど)、蛍光標識(例えば、フルオレセイン(例えば、5−フルオレセイン、6−カルボキシフルオレセイン、3’6−カルボキシフルオレセイン、5(6)−カルボキシフルオレセイン、6−ヘキサクロロ−フルオレセイン、6−テトラクロロフルオレセインフルオレセインイソチオシアネートなど))、ローダミンフィコビリタンパク質、R−フィコエリトリン量子ドット(例えば、硫化亜鉛キャップされたセレン化カドミウム)、温度測定標識またはイムノポリメラーゼ連鎖反応標識であり得る。標識への導入、標識化手法および標識の検出は、Polak and Van Noorden,Introduction to Immunocytochemistry,2nded.,Springer Verlag,N.Y.(1997)、およびMolecular Probes,Inc.,Eugene,Oregonによって出版されたハンドブックカタログの組み合わせであるHaugland,Handbook of Fluorescent Probes and Research Chemicals(1996)に見られる。蛍光標識は、FPIAで使用され得る(例えば、全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第5,593,896号明細書、同第5,573,904号明細書、同第5,496,925号明細書、同第5,359,093号明細書および同第5,352,803号明細書を参照のこと)。アクリジニウム化合物は、均一な化学発光アッセイにおいて、検出可能な標識として使用され得る(例えば、Adamczyk et al,Bioorg.Med.Chem.Lett.16:1324−1328(2006);Adamczyk et al,Bioorg.Med.Chem.Lett.4:2313−2317(2004);Adamczyk et al,Biorg.Med.Chem.Lett.14:3917−3921(2004);およびAdamczyk et al,Org.Lett.5:3779−3782(2003)を参照のこと)。

0079

一態様では、アクリジニウム化合物は、アクリジニウム−9−カルボキサミドである。アクリジニウム−9−カルボキサミドを調製するための方法は、Mattingly,J.Biolumin.Chemilumin.6:107−114(1991);Adamczyk et al,J.Org.Chem.63:5636−5639(1998);Adamczyk et al,Tetrahedron 55:10899−10914(1999);Adamczyk et al,Org.Lett.1:779−781(1999);Adamczyk et al.,Bioconjugate Chem.11:714−724(2000);Mattingly et al.,In Luminescence Biotechnology:Instruments and Applications;Dyke,K.V.Ed.;CRCPress:Boca Raton,pp.77−105(2002);Adamczyk et al,Org.Lett.5:3779−3782(2003);ならびに米国特許第5,468,646号明細書、同第5,543,524号明細書および同第5,783,699号明細書(これらはそれぞれ、上記に関するこの教示について全体が参照により本明細書に組み込まれる。)に記載されている。

0080

アクリジニウム化合物の別の例は、アクリジニウム−9−カルボキシレートアリールエステルである。式IIのアクリジニウム−9−カルボキシレートアリールエステルの例は、10−メチル−9−(フェノキシカルボニル)アクリジニウムフルオロスルホネート(Cayman Chemical,Ann Arbor,MIから入手可能)である。アクリジニウム−9−カルボキシレートアリールエステルを調製するための方法は、McCapra et al.,Photochem.Photobiol.4:1111−21(1965);Razavi et al,Luminescence 15:245−249(2000);Razavi et al,Luminescence 15:239−244(2000);および米国特許第5,241,070号明細書(これらはそれぞれ、上記に関するこの教示について全体が参照により本明細書に組み込まれる。)に記載されている。このようなアクリジニウム−9−カルボキシレートアリールエステルは、シグナルの強度および/またはシグナルの速度に関して、少なくとも1つのオキシダーゼによる分析物の酸化において生成された過酸化水素の効率的な化学発光指標である。アクリジニウム−9−カルボキシレートアリールエステルについての化学発光の経過は、迅速に、即ち1秒未満で完了するが、アクリジニウム−9−カルボキサミドの化学発光は、2秒を超えて継続する。しかしながら、アクリジニウム−9−カルボキシレートアリールエステルは、タンパク質の存在下でこの化学発光特性を喪失する。従って、この使用は、シグナルの生成および検出の間にタンパク質が存在しないことを必要とする。試料中のタンパク質を分離または除去するための方法は当業者に周知であり、限定されないが、限外ろ過、抽出、沈殿透析クロマトグラフィーおよび/または消化が挙げられる(例えば、Wells,High Throughput Bioanalytical Sample Preparation.Methodsand Automation Strategies,Elsevier(2003)を参照のこと)。試験試料から除去または分離されるタンパク質の量は、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%または約95%であり得る。アクリジニウム−9−カルボキシレートアリールエステルおよびこの使用に関するさらなる詳細は、2007年4月9日に出願された米国特許出願第11/697,835号明細書に記載されている。アクリジニウム−9−カルボキシレートアリールエステルは、脱気無水N,N−ジメチルホルムアミドDMF)または水性コール酸ナトリウムなどの任意の適切な溶媒に溶解され得る。

0081

w.連結配列および連結ペプチド配列
「連結配列」または「連結ペプチド配列」は、対象とする1つ以上のポリペプチド配列(例えば、全長、断片など)に接続された天然または人工のポリペプチド配列を指す。用語「接続された」は、連結配列と、対象とするポリペプチド配列との結合を指す。このようなポリペプチド配列は、好ましくは、1つ以上のペプチド結合によって結合される。連結配列は、約4から約50アミノ酸の長さを有し得る。好ましくは、連結配列の長さは、約6から約30アミノ酸である。アミノ酸の置換、付加または欠失によって天然の連結配列を改変して、人工の連結配列を作ることができる。例示的な連結配列としては、限定されないが、以下のものが挙げられる:(i)アミノ酸配列HHHHHH(配列番号148)を有する6XHisタグ(配列番号148)などのヒスチジン(His)タグは、対象とするポリペプチドおよび抗体の単離および精製を容易にするために連結配列として有用である;(ii)Hisタグのようなエンテロキナーゼ切断部位は、対象とするタンパク質および抗体の単離および精製に使用される。多くの場合、エンテロキナーゼ切断部位は、対象とするタンパク質および抗体の単離および精製において、Hisタグと共に使用される。種々のエンテロキナーゼ切断部位が、当技術分野において公知である。エンテロキナーゼ切断部位の例としては、限定されないが、アミノ酸配列DDDDK(配列番号149)およびこの誘導体(例えば、ADDDDK(配列番号150)など)が挙げられる;(iii)一本鎖可変領域断片の軽鎖可変領域および/または重鎖可変領域を連結または接続するために、種々の配列を使用することができる。他の連結配列の例は、Bird et al,Science 242:423−426(1988);Huston et al,PNAS USA 85:5879−5883(1988);およびMcCafferty et al,Nature 348:552−554(1990)に見られ得る。さらなる機能、例えば、薬物の結合または固体支持体への結合のために、連結配列を改変することもできる。本開示との関連では、モノクローナル抗体は、例えば、Hisタグ、エンテロキナーゼ切断部位またはこの両方などの連結配列を含有し得る。

0082

x.多価結合タンパク質
本明細書では、「多価結合タンパク質」は、2つ以上の抗原結合部位を含む結合タンパク質(本明細書では、「抗原結合ドメイン」とも称される。)を指すのに使用される。多価結合タンパク質は、好ましくは、3つ以上の抗原結合部位を有するように操作され、一般に、天然に存在する抗体ではない。用語「多重特異性結合タンパク質」は、同じ標的分子の2つ以上の異なるエピトープに結合することができる結合タンパク質を含む、2つ以上の関連または非関連標的に結合することができる結合タンパク質を指す。

0083

y.所定のカットオフおよび所定のレベル
「所定のカットオフ」および「所定のレベル」は、一般に、種々の臨床パラメータ(例えば、疾患の重症度、進行/非進行/改善など)と既に結びつけられているかまたはこれらに関連付けられている所定のカットオフ/レベルに対してアッセイ結果を比較することによって、診断/予測/治療効果の結果を評価するのに使用されるアッセイカットオフ値を指す。本発明の開示は、例示的な所定のレベルを提供する。しかしながら、カットオフ値は、イムノアッセイの性質(例えば、用いられる抗体など)に応じて変化し得ることが周知である。さらに、この開示に基づいて、他のイムノアッセイについてのイムノアッセイ特異的カットオフ値を得るために、本明細書における開示を他のイムノアッセイに対して適合させることは、十分に当技術分野における通常の技術範囲内である。所定のカットオフ/レベルの厳密な値はアッセイ間で変化し得るのに対して、本明細書に記載されている相関関係は一般に適用可能であるはずである。

0084

z.前処理試薬
本明細書に記載される診断アッセイで使用される場合、「前処理試薬」、例えば、溶解、沈殿および/または可溶化試薬は、任意の細胞を溶解し、および/または試験試料中に存在する任意の分析物を可溶化するものである。さらに本明細書に記載されているように、前処理は、すべての試料に必要ではない。とりわけ、分析物(即ち、RGMa(例えば、膜結合RGMa、可溶性RGMa、膜結合RGMaの断片、可溶性RGMaの断片、RGMa(膜結合RGMaまたは可溶性RGMa)の変異体またはこれらの任意の組み合わせ))を可溶化することは、試料中に存在する任意の内在性結合タンパク質からの分析物の放出を伴う。前処理試薬は、均一(分離段階を必要としない)または不均一(分離段階を必要とする。)であり得る。不均一前処理試薬を使用する場合、アッセイの次の段階へ進む前に、沈殿した分析物結合タンパク質が試験試料から除去される。前処理試薬は、(a)1つ以上の溶媒および塩、(b)1つ以上の溶媒、塩および洗浄剤、(c)洗浄剤、(d)洗浄剤および塩、または(e)細胞溶解および/もしくは分析物の可溶化に適切な任意の試薬または試薬の組み合わせを場合により含み得る。

0085

aa.品質管理試薬
本明細書に記載されるイムノアッセイおよびキットとの関連では、「品質管理試薬」は、限定されないが、較正用物質、対照および感度パネルを含む。「較正用物質」または「標準」は、通常、分析物、例えば、抗体または分析物の濃度を内挿するための較正(標準)曲線を確立するのに(例えば、1つ以上、例えば複数)使用される。または、所定の正/負のカットオフに近い単一の較正用物質を使用することができる。「感度パネル」を構成するために、複数の較正用物質(即ち、2つ以上の較正用物質または様々な量の較正用物質)を併せて使用することができる。

0086

bb.組換え抗体および複数の組換え抗体
「組換え抗体」および「複数の組換え抗体」は、組換え技術によって、1つ以上のモノクローナル抗体の全部または一部をコードする核酸配列を適切な発現ベクター中にクローニングし、続いて、適切な宿主細胞中で抗体を発現させることを含む1つ以上の段階によって調製された抗体を指す。この用語は、限定されないが、組換え的に生産されたモノクローナル抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体(完全または部分的にヒト化)、抗体断片から形成された多重特異性または多価構造、二官能性抗体、ヘテロコンジュゲートAb、DVD−Ig(登録商標)および本明細書の(i)に記載される他の抗体を含む。(二重可変ドメイン免疫グロブリンおよびこの作製方法は、Wu,C.,et al.,Nature Biotechnology,25:1290−1297(2007)に記載されている。)本明細書で使用される場合、用語「二官能性抗体」は、ある抗原性部位に対する特異性を有する第1のアームと、異なる抗原性部位に対する特異性を有する第2のアームとを含む抗体を指し、即ち、二官能性抗体は二重特異性を有する。

0087

cc.試料、試験試料および患者の試料
「試料」、「試験試料」および「患者の試料」は、本明細書では互換的に使用され得る。尿、血清、血漿羊水、脳脊髄液、胎盤細胞もしくは組織、内皮細胞白血球または単球の試料などの試料は、患者から得られた状態のまま直接使用することができ、または本明細書で考察される幾つかの方法もしくは当技術分野において公知の別の方法で試料の特性を改変するために、例えば、ろ過、蒸留、抽出、濃縮遠心分離干渉成分不活性化および試薬の追加などによって前処理することができる。

0088

dd.一連の較正組成物
「一連の較正組成物」は、既知濃度のCys−CRGMaを含む複数の組成物を指し、これらの組成物はそれぞれ、Cys−CRGMaの濃度が一連の較正組成物における他の組成物と異なる。

0089

ee.固相
「固相」は、不溶であるか、または後続反応によって不溶となり得る任意の材料を指す。固相は、捕捉剤誘引および固定化する固有の能力について選択され得る。または、固相は、これに、捕捉剤を誘引および固定化する能力を有する連結剤を付着することができる。連結剤は、例えば、捕捉剤自体または捕捉剤にコンジュゲートした帯電物質に関して逆帯電した帯電物質を含み得る。一般に、連結剤は、固相上に固定化された(固相に結合した)および結合反応を通じて捕捉剤を固定化する能力を有する任意の(好ましくは特異的な)結合パートナーであり得る。連結剤によって、アッセイの実施の前またはアッセイの実施の間に、捕捉剤が固相材料に間接的に結合することが可能になる。固相は、例えば、プラスチック誘導体化されたプラスチック、磁性金属もしくは非磁性金属ガラスまたはケイ素であり得、例えば、試験管マイクロタイターウェルシートビーズ微粒子チップおよび当業者に公知の他の構造物が挙げられる。

0090

ff.特異的結合
本明細書で使用される場合、「特異的結合」または「特異的に結合すること」は、抗体、タンパク質またはペプチドと、第2の化学種との相互作用を指し得、ここで、相互作用は、化学種上の特定の構造(例えば、抗原決定基またはエピトープ)の存在に依存する;例えば、抗体は、タンパク質一般にではなく、特定のタンパク質構造を認識して結合する。抗体が、エピトープ「A」に対して特異的である場合には、標識された「A」および抗体を含有する反応物中のエピトープA(または遊離の、標識されていないA)を含有する分子の存在は、抗体に結合している標識されたAの量を減少させる。

0091

gg.特異的結合パートナー
「特異的結合パートナー」は、特異的結合対のメンバーである。特異的結合対は、化学的または物理的手段によって互いに特異的に結合する2つの異なる分子を含む。従って、一般的なイムノアッセイの抗原および抗体の特異的結合対に加えて、他の特異的結合対としては、ビオチンおよびアビジン(またはストレプトアビジン)、炭水化物およびレクチン、相補的ヌクレオチ配列、エフェクターおよび受容体分子、補助因子および酵素、酵素および酵素阻害剤などが挙げられ得る。さらに、特異的結合対としては、元の特異的結合メンバーの類似体であるメンバー、例えば、分析物類似体が挙げられ得る。免疫反応特異的結合メンバーとしては、単離されているかまたは組換え的に生産されたかにかかわらず、抗原、抗原断片およびモノクローナル抗体およびポリクローナル抗体を含む抗体、ならびにこれらの複合体および断片が挙げられる。

0092

hh.ストリンジェントな条件
本明細書では、「ストリンジェントな条件」は、6x塩化ナトリウムクエン酸ナトリウムSSC)中、約45℃で、フィルタに結合したDNAにハイブリダイズさせ、続いて、0.2xSSC/0.1%SDS中、約50から65℃で1回以上洗浄することを説明するのに使用される。用語「高ストリンジェントな条件下」は、6xSSC中、約45℃で、フィルタに結合した核酸にハイブリダイズさせ、続いて、0.1xSSC/0.2%SDS中、約68℃で1回以上洗浄すること、または他のストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下を指す。例えば、Ausubel,F.M.et al,eds.,1989,Current Protocols in Molecular Biology,Vol.1,Green Publishing Associates,Inc.and John Wiley&Sons,Inc.,New York at pages 6.3.1−6.3.6 and 2.10.3を参照のこと。

0093

ii.治療する、治療することまたは治療
本明細書では、「治療する」、「治療すること」または「治療」はそれぞれ、このような用語が適用される疾患またはこのような疾患の1つ以上の症候を、回復、軽減またはこの進行を阻害することを説明するのに互換的に使用される。被験体の症状によって、この用語はまた、疾患を予防することを指し、疾患の発症を予防すること、または疾患に関連する症候を予防することを含む。治療は、急性的に実施してもよいし、慢性的に実施してもよい。この用語はまた、疾患に伴う苦痛の前に、疾患またはこのような疾患に関連する症候の重症度を減少させることを指す。苦痛の前の疾患の重症度のこのような予防または減少は、本発明の抗体または医薬組成物を、投与時点では疾患に罹患していない被験体に投与することを指す。「予防すること」はまた、疾患またはこのような疾患に関連する1つ以上の症候の再発の予防を指す。「治療」および「治療的に」は、「治療すること」について上に定義したような治療行為を指す。

0094

jj.トレーサー
本明細書で使用される場合、「トレーサー」は、標識にコンジュゲートした分析物または分析物断片、例えば、フルオレセイン部分にコンジュゲートしたCys−CRGMaを指し、ここで、標識にコンジュゲートした分析物は、分析物に特異的な抗体上の部位に対して分析物と有効に競合することができる。

0095

kk.変異体
本明細書では、「変異体」は、アミノ酸の挿入、欠失または保存的置換によってアミノ酸配列が異なるが、少なくとも1つの生物学的活性を保持するペプチドまたはポリペプチドを説明するのに使用される。「生物学的活性」の代表例としては、特異的抗体によって結合される能力、または免疫反応を促進する能力が挙げられる。本明細書では、変異体はまた、少なくとも1つの生物学的活性を保持するアミノ酸配列を有する参照タンパク質と実質的に同一のアミノ酸配列を有するタンパク質を説明するのに使用される。アミノ酸の保存的置換、即ち、アミノ酸を、同様の特性(例えば、親水性および荷電領域の程度および分布)の異なるアミノ酸と置換することは、当技術分野では、通常、微小変化を含むと認識されている。これらの微小変化は、部分的には、当技術分野において理解されるように、アミノ酸の疎水性親水性指数を考慮することによって同定され得る。Kyte et al.,J.Mol.Biol.157:105−132(1982)。アミノ酸の疎水性親水性指数は、この疎水性および電荷を考慮することに基づいている。同様の疎水性親水性指数のアミノ酸は、置換してもタンパク質機能を依然として保持し得るということが当技術分野において公知である。一態様では、±2の疎水性親水性指数を有するアミノ酸が置換される。アミノ酸の親水性はまた、生物学的機能を保持するタンパク質をもたらす置換を明らかにするのに使用され得る。ペプチドとの関連でアミノ酸の親水性を考慮することによって、抗原性および免疫原性と十分に相関すると報告されている有用な尺度であるこのペプチドの最大局所平均親水性を算出することが可能になる。全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第4,554,101号明細書を参照のこと。当技術分野において理解されるように、同様の親水性値を有するアミノ酸の置換は、生物学的活性、例えば、免疫原性を保持するペプチドをもたらし得る。置換は、互いに±2以内の親水性値を有するアミノ酸を用いて実施され得る。アミノ酸の疎水性指数および親水性値は両方とも、アミノ酸の特定の側鎖によって影響を受ける。この知見と一致して、生物学的機能と適合するアミノ酸置換は、疎水性、親水性、電荷、大きさおよび他の特性によって明らかにされるように、アミノ酸、特に、これらのアミノ酸の側鎖の相対類似性に依存すると理解される。「変異体」はまた、抗RGMa抗体の抗原反応性断片であって、対応する抗RGMa抗体断片とはアミノ酸配列が異なるが依然として抗原反応性であり、RGMaに対する結合について、対応する抗RGMa抗体断片と競合することができる抗原反応性断片を指すのに使用され得る。「変異体」はまた、タンパク質分解リン酸化または他の翻訳後修飾などによって異なってプロセシングされるが、この抗原反応性を依然として保持するポリペプチドまたはこの断片を説明するのに使用され得る。

0096

ll.ベクター
本明細書では、「ベクター」は、連結されている別の核酸を輸送することができる核酸分子を説明するのに使用される。ベクターの一種は、「プラスミド」であり、これは、さらなるDNAセグメントライゲーションされ得る環状の二本鎖DNAループを指す。別の種類のベクターは、ウイルスベクターであり、さらなるDNAセグメントがウイルスゲノム中にライゲーションされ得る。ある特定のベクターは、これらが導入されている宿主細胞において自己複製することができる(例えば、細菌複製起点を有する細菌ベクターおよびエピソーム哺乳動物ベクター)。他のベクター(例えば、非エピソーム哺乳動物ベクター)は、宿主細胞に導入されると宿主細胞のゲノム中に組み込まれることができ、これにより、宿主ゲノムと共に複製される。さらに、ある特定のベクターは、これらが作動可能に連結されている遺伝子の発現を指示することができる。このようなベクターは、本明細書では、「組換え発現ベクター」(または単に「発現ベクター」)と称される。一般に、組換えDNA技術において有用な発現ベクターは、プラスミドの形態であることが多い。プラスミドは、最もよく使用される形態のベクターであるので、「プラスミド」および「ベクター」は互換的に使用され得る。しかしながら、同等の機能を果たす他の形態の発現ベクター、例えば、ウイルスベクター(例えば、複製欠陥レトロウイルスアデノウイルスおよびアデノ随伴ウイルス)を使用することができる。これに関して、本開示との関連では、RNA型のベクター(RNAウイルスベクターを含む。)も用途があり得る。

0097

本明細書における数値範囲の記載については、これらの間にある各数値を同程度の正確性で明確に意図する。例えば、6から9の範囲の場合、6および9に加えて、7および8という数値を意図し、6.0から7.0の範囲の場合、6.0、6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、6.8、6.9および7.0という数値を明確に意図する。

0098

2.抗RGMa抗体
神経突起変性疾患および障害を治療する方法に使用するための抗体が本明細書で提供される。本明細書に記載される抗体の幾つかは、RGMaに結合するが、反発性ガイダンス分子c(「RGMc」)との反応性を最小化または排除するのを選択したものである。例えば、表4を参照すると、PRO融合由来モノクローナル抗体AE12−1およびAE12−1変異体(AE12−1F、AE12−1H、AE12−1L、AE12−1V、AE12−1I、AE12−1KおよびAE12−1Y)は、RGMcと交差反応せずに(低検出)RGMa中和活性を示す。RGMaに対して生じる抗体はRGMcと交差反応し得ることが多く、高静脈内用量では、肝細胞における鉄蓄積をもたらし得るので、本明細書に記載される抗体のRGMaに対する特異的結合は治療上有益である。さらに、これらの抗体の高選択性は、広い治療用量域または治療範囲をもたらす。

0099

a.RGMa
47アミノ酸の予測N末端シグナルペプチドと、C末端GPI結合シグナルとを有する450アミノ酸のタンパク質として存在し得るヒトRGMaは、神経発達および細胞生存において役割を果たす分泌分子であるネトリン受容体でもある膜貫通タンパク質ネオゲニンに結合することによって、網膜軸索の誘導を調節すると最初に提案された。網膜軸索の誘導に加えて、RGMaは、成体ラットにおける軸索成長を阻害することが示されている。Yamashita et al.,Current Opinion in Neurobiology(2007)17:1−6を参照のこと。これらの機構と一致して、RGMa発現は脊髄損傷後に増加するが、この間にRGMaを阻害すると軸索成長が増強される。Kitayama et al,PLoS One,(2011)Vol.6(9),pages 1−9;およびHata et al,J.Cell Biol.(2006)173:47−58を参照のこと。RGMa発現はまた、局所脳虚血または外傷性脳損傷を患っているヒトの病変部位および瘢痕組織アップレギュレートしている。Yamashita et al.,Current Opinion in Neurobiology(2007)17:1−6;Schwab et al,Arch Neurol(2005)22:2134−2144;およびMuramatsu et al,Nat.Medicine(2011)17:488−94を参照のこと。

0100

RGMaは、以下のアミノ酸配列を有し得る:

0101

RGMaは、配列番号65の断片または変異体であり得る。

0102

RGMa断片は、5から425アミノ酸、10から400アミノ酸、50から350アミノ酸、100から300アミノ酸、150から250アミノ酸、200から300アミノ酸または75から150アミノ酸の長さであり得る。断片は、配列番号65の幾つかの連続したアミノ酸を含み得る。

0103

RGMa断片は、以下のアミノ酸配列を有し得る:

0104

配列番号65の47位から168位のアミノ酸に対応する。

0105

RGMa断片は、配列番号66の断片であり得る。RGMa断片は、配列番号66の変異体であり得る。RGMa断片は、以下のRGMa配列を有し得る:PCKILKCNSEFWSATSGSHAPAS(配列番号74)。

0106

RGMaは、細胞膜結合型および/または可溶型として存在し得る。

0107

b.RGMaを認識する抗体
抗体は、RGMa、この断片またはこの変異体に結合する抗体である。抗体は、抗RGMa抗体またはこの変異体もしくは誘導体の断片であり得る。抗体は、ポリクローナル抗体またはモノクローナル抗体であり得る。抗体は、キメラ抗体、一本鎖抗体、親和性成熟抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体、完全ヒト抗体または抗体断片、例えば、Fab断片またはこれらの混合物であり得る。抗体断片または誘導体は、F(ab’)2、FvまたはscFv断片を含み得る。抗体誘導体は、ペプチド模倣によって生産され得る。さらに、一本鎖抗体の生産について記載されている技術を、一本鎖抗体を生産するために適合させることができる。

0108

ヒト抗体は、ファージディスプレイ技術、またはヒト免疫グロブリン遺伝子を発現するトランスジェニックマウスに由来し得る。ヒトのインビボ免疫反応の結果としてヒト抗体を作製して単離し得る。例えば、Funaro et al.,BMCBiotechnology,2008(8):85を参照のこと。従って、抗体は、動物レパートリではなくヒトの産物であり得る。これがヒト起源であることにより、自己抗原に対する反応性のリスクを最小限に抑えることができる。または、ヒト抗RGMa抗体を選択および単離するために、標準的な酵母ディスプレイライブラリおよびディスプレイ技術を使用することができる。例えば、ヒト抗RGMa抗体を選択するために、ナイーブなヒト一本鎖可変断片(scFv)のライブラリを使用することができる。ヒト抗体を発現させるために、トランスジェニック動物を使用することができる。

0109

ヒト化抗体は、所望の抗原に結合する非ヒト種抗体由来抗体分子であって、非ヒト種由来の1つ以上の相補性決定領域(CDR)と、ヒト免疫グロブリン分子由来のフレームワーク領域とを有する抗体分子であり得る。

0110

抗体は、当技術分野において公知のものとは異なる生物学的機能を有する点で、公知の抗体と区別可能である。例えば、本発明の抗体はRGMaを認識して結合するだけではなく、さらなる生物学的機能、例えば、神経突起変性に関連する疾患に関連する臨床兆候を軽減する能力を有することをさらに特徴とする。

0111

抗体は、RGMaに特異的に結合し得る。RGMa特異的RGMa抗体は、配列番号1および5;配列番号2から4および6から8;配列番号2から4、6、7および67;配列番号2から4、6、7および68;配列番号2から4、6、7および69;配列番号2から4、6、7および70;配列番号2から4、6、7および71;配列番号2から4、6、7および72;または配列番号2から4、6、7および73を含み得る。抗体は、配列番号65、配列番号66、配列番号74、またはこれらの断片もしくは変異体に結合し得る。抗体は、上記RGMaポリペプチドまたは変異体上に存在するエピトープを認識して特異的に結合し得る。エピトープは、配列番号66、配列番号74またはこれらの変異体であり得る。

0112

(1)抗体の結合特性
抗体は、RGMa(配列番号65)、配列番号66、配列番号74、これらの断片またはこれらの変異体に免疫特異的に結合し得、少なくとも1.0x10−3s−1、少なくとも1.0x10−4s−1、少なくとも1.0x10−5s−1、少なくとも1.0x10−6s−1のkoff(またはkd)を有し得るか、または1.0x10−3s−1から1.0x10−6s−1、1.0x10−3s−1から1.0x10−5s−1もしくは1.0x10−3s−1から1.0x10−4s−1の範囲のkoff(またはkd)を有する。断片は、配列番号66または配列番号74であり得る。

0113

抗体は、RGMa(配列番号65)、配列番号66、配列番号74、これらの断片またはこれらの変異体に免疫特異的に結合し得、少なくとも2.4x104M−1s−1、少なくとも約2.5x104M−1s−1、少なくとも約3.3x104M−1s−1、少なくとも約5.0x104M−1s−1、少なくとも約1.25x106M−1s−1、少なくとも約1.35x106M−1s−1、少なくとも約1.0x106M−1s−1、少なくとも約1.0x107M−1s−1のkon(またはka)を有するか、または約5.0x104M−1s−1から約1.0x108M−1s−1、約3.3x104M−1s−1から約1.0x109M−1s−1、約2.5x104M−1s−1から約1.25x106M−1s−1、約2.4x104M−1s−1から約1.35x107M−1s−1の範囲のkon(またはka)を有する。断片は、配列番号66または配列番号74であり得る。

0114

(2)抗体の構造
(a)重鎖および軽鎖のCDR
抗体は、RGMa(配列番号65)、配列番号66、配列番号74、これらの断片またはこれらの変異体に免疫特異的に結合し得、表1に示されている可変重鎖および/または可変軽鎖を含み得る。抗体は、RGMa、この断片またはこの変異体に免疫特異的に結合し得、また表1に示されている重鎖または軽鎖のCDR配列の1つ以上を含み得る。抗体の軽鎖は、カッパ鎖またはラムダ鎖であり得る。例えば、表1を参照のこと。

0115

RGMa、この断片またはこの変異体に免疫特異的に結合する抗体をコードする単離された核酸が本明細書で提供される。単離された核酸は、表1に示されている重鎖または軽鎖のCDR配列を含む抗体をコードする核酸分子にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み得る。

0116

0117

抗体またはこの変異体もしくは誘導体は、配列番号1から64および67から73の1つ以上と95%、90%、85%、80%、75%、70%、65%、60%、55%、または50%を超えて同一である1つ以上のアミノ酸配列を含有し得る。抗体またはこの変異体もしくは誘導体は、配列番号1から64および67から73の1つ以上と95%、90%、85%、80%、75%、70%、65%、60%、55%、または50%を超えて同一である1つ以上の核酸配列によってコードされ得る。ポリペプチドの同一性および相同性は、例えば、報告:Wilbur,W.J.and Lipman,D.J.Proc.Natl.Acad.Sci.USA 80,726−730(1983)に記載されているアルゴリズムによって決定され得る。本明細書に記載される抗体、この変異体または誘導体は、配列番号3から42の1つ以上の相補体にストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸によってコードされ得る。本明細書に記載される抗体、この変異体または誘導体は、配列番号1から64および67から73の1つ以上をコードする1つ以上の核酸の相補体に高ストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸によってコードされ得る。

0118

抗体は配列番号8を含み得、ここで、配列番号8のCys残基は別のアミノ酸に置換されている。抗体は配列番号1および5、または2から4および6から8を含み得、ここで、配列番号8のCys残基は別のアミノ酸に置換されているか、または配列番号5の91位のCys残基は別のアミノ酸に置換されている。配列番号5の91位のCys残基は、例えば、フェニルアラニン、ヒスチジン、ロイシンバリンイソロイシンリシンまたはチロシンで置換され得る。配列番号8のCys残基は、例えば、フェニルアラニン(配列番号67を参照のこと)、ヒスチジン(配列番号68を参照のこと)、ロイシン(配列番号69を参照のこと)、バリン(配列番号70を参照のこと)、イソロイシン(配列番号71を参照のこと)、リシン(配列番号72を参照のこと)またはチロシン(配列番号73を参照のこと)で置換され得る。表2を参照のこと。

0119

抗体は、IgG、IgE、IgM、IgD、IgAおよびIgY分子クラス(例えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1およびIgA2)またはサブクラスであり得る。例えば、抗体は、以下の定常領域配列を有するIgG1分子であり得る:

0120

0121

配列番号140における上記定常領域は、野生型定常領域配列の234位および235位における2つの(2)変異を含有する。具体的には、これらの変異は、234位および235位のそれぞれにおけるロイシンからアラニンへの変化(これは、「LLAA」変異と称される。)である。これらの変異は、上記では太字下線で示されている。これらの変異の目的は、エフェクター機能を排除することである。

0122

または、IgG1分子は、1つ以上の変異を含有する上記定常領域配列(配列番号140)を有し得る。例えば、配列番号140の定常領域配列は、以下の表2Aに示されているように、トレオニングルタミンで置換されるアミノ酸250の変異(配列番号141)、メチオニンがロイシンで置換されるアミノ酸428の変異(配列番号142)、またはトレオニンがグルタミンで置換されるアミノ酸250の変異およびメチオニンがロイシンで置換されるアミノ酸428の変異(配列番号143)を含有し得る。

0123

または、IgG1分子は、以下の表2Bに示されているように、AE12−1(VH)CDR−H1(配列番号2)、AE12−1(VH)CDR−H2(配列番号3)、AE12−1(VH)CDR−H3(配列番号4)を含む重鎖と、AE12−1(VL)CDR−L1(配列番号6)、AE12−1(VL)CDR−L2(配列番号7)およびAE12−1−V(VL)CDR−L3(配列番号70)を含む軽鎖と、配列番号143の定常配列とを含有し得る(この抗体はAE12−1V−QLと称され、配列番号144の軽鎖配列と、配列番号145の重鎖配列とを有する。)。

0124

または、IgG1分子は、以下の表2Bに示されているように、AE12−1(VH)CDR−H1(配列番号2)、AE12−1(VH)CDR−H2(配列番号3)、AE12−1(VH)CDR−H3(配列番号4)を含む重鎖と、AE12−1(VL)CDR−L1(配列番号6)、AE12−1(VL)CDR−L2(配列番号7)およびAE12−1−Y(VL)CDR−L3(配列番号73)を含む軽鎖と、配列番号143の定常配列とを含有し得る(この抗体はAE12−1Y−QLと称され、配列番号146の軽鎖配列と、配列番号147の重鎖配列とを有する。)。

0125

0126

0127

0128

抗体または抗体断片は、以下の式:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5(式1−CDR−H1)(式中、Xaa1は、S、D、E、N、GおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、H、Y、L、SおよびQからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、G、D、A、TおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、I、MおよびWからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa5は、S、N、H、A、TおよびQからなる群からのアミノ酸配列である。);
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12−Xaa13−Xaa14−Xaa15−Xaa16−(Xaa)n(式2−CDR−H2)(式中、nは、0または1であり、およびXaa1は、W、V、A、G、L、E、SおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、I、MおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、S、N、D、FおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、P、Y、G、W、H、AおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、Y、N、D、E、S、K、GおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、S、G、D、TおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、G、S、I、E、NおよびRからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、N、L、R、S、TおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、T、K、G、N、IおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、N、G、Y、TおよびKからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、Y、F、NおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、A、T、V、P、LおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、Q、D、PおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa14は、K、S、NおよびLからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa15は、L、F、V、KおよびRからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa16は、Q、K、RおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa17は、グリシンである。);および
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−(Xaa)n(式3−CDR−H3)(式中、nは、0から11であり、およびXaa1は、V、S、E、N、L、D、QおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、G、T、R、Y、L、I、DおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、S、V、D、G、F、Y、P、M、C、LおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、G、L、Y、N、E、K、AおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、P、S、Y、A、V、G、T、EおよびWからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、Y、V、S、L、D、G、HおよびPからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、Tyr、Asp、Gly、Ser、Phe、LeuおよびCysからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、Tyr、Lys、Asp、AlaおよびGlnからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、Met、Glu、Phe、Leu、Ser、Thr、ProおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、Asp、Gly、Tyr、Ser、Leu、HisおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、Val、Tyr、Leu、His、Gly、TrpおよびAspからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、TyrおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、Tyr、GlyおよびAspからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa14は、Ala、Leu、ProおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa15は、Met、LeuおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa16は、AspおよびGlyからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa17は、Val、AspおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸である。)
にそれぞれ対応する3つの相補性決定領域(CDR−H1、H2およびH3)を含む可変重ドメインを含み得る。

0129

単離された抗体またはこの抗体断片は、以下の式:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−(Xaa)n(式1−CDR−L1)(式中、nは、0から3であり、およびXaa1は、T、S、R、GおよびQからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、G、LおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、T、D、S、NおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、S、K、G、Q、NおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、S、L、G、I、DおよびPからなる群からのアミノ酸配列であり;Xaa6は、S、G、N、HおよびIからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、V、D、I、S、GおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、G、K、A、S、I、N、TおよびDからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、D、Y、A、C、SおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、S、A、G、L、VおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、I、C、Y、H、R、NおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、Tyr、Gly、AlaおよびValからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、ValおよびAsnからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa14は、SerおよびHisからなる群より選択されるアミノ酸である。);
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−(Xaa)n(式2−CDR−L2)(式中、nは、0から4であり、およびXaa1は、D、Q、G、V、Y、SおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、V、D、NおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、T、S、Y、NおよびKからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、K、N、D、QおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、R、G、SおよびLからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、P、S、IおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、S、H、IおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、Asnであり;Xaa9は、Lysであり;およびXaa10は、Glyであり;Xaa11は、Aspである。);および
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−(Xaa)n(式3−CDR−L3)(式中、nは、0から2であり、およびXaa1は、C、Q、H、F、H、L、V、I、K、YおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、S、A、T、QおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、Y、WおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、A、D、G、S、HおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、G、S、N、P、D、VおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、I、T、S、G、L、FおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、D、T、L、I、PおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、T、G、R、Y、D、N、W、L、FおよびPからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、L、V、G、TおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、Val、TyrおよびHisからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、LeuまたはValである。)
にそれぞれ対応する3つの相補性決定領域(CDR−L1、L2およびL3)を含む可変軽ドメインを含み得る。

0130

抗体または抗体断片は、以下の式:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5(式1−CDR−H1)(式中、Xaa1は、S、D、E、N、GおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、H、Y、L、SおよびQからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、G、D、A、TおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、I、MおよびWからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa5は、S、N、H、A、TおよびQからなる群からのアミノ酸配列である。);
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12−Xaa13−Xaa14−Xaa15−Xaa16−(Xaa)n(式2−CDR−H2)(式中、nは、0または1であり、およびXaa1は、Y、V、A、G、L、G、SおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、I、MおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、S、N、D、FおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、P、Y、G、W、H、AおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、Y、N、D、E、S、K、GおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、S、G、D、TおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、G、S、I、E、NおよびRからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、N、L、R、S、TおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、T、K、G、N、IおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、N、G、Y、TおよびKからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、Y、F、NおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、A、T、V、P、LおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、Q、D、PおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa14は、K、S、NおよびLからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa15は、L、F、V、KおよびRからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa16は、Q、K、RおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa17は、グリシンである。);および
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−(Xaa)n(式3−CDR−H3)(式中、nは、0から11であり、およびXaa1は、V、S、E、N、L、D、QおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、G、T、R、Y、L、I、DおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、S、V、D、G、F、Y、P、M、C、LおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、G、L、Y、N、E、K、AおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、P、S、Y、A、V、G、T、EおよびWからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、Y、V、S、L、D、G、HおよびPからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、Tyr、Asp、Gly、Ser、Phe、LeuおよびCysからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、Tyr、Lys、Asp、AlaおよびGlnからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、Met、Glu、Phe、Leu、Ser、Thr、ProおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、Asp、Gly、Tyr、Ser、Leu、HisおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、Val、Tyr、Leu、His、Gly、TrpおよびAspからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、TyrおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、Tyr、GlyおよびAspからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa14は、Ala、Leu、ProおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa15は、Met、LeuおよびPheからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa16は、AspおよびGlyからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa17は、Val、AspおよびTyrからなる群より選択されるアミノ酸である。)
にそれぞれ対応する3つの相補性決定領域(CDR−H1、H2およびH3)を含む可変重ドメインを含み;ならびに、
以下の式:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−(Xaa)n(式1−CDR−L1)(式中、nは、0から3であり、およびXaa1は、T、S、R、GおよびQからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、G、LおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、T、D、S、NおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、S、K、G、Q、NおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、S、L、G、I、DおよびPからなる群からのアミノ酸配列であり;Xaa6は、S、G、N、HおよびIからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、V、D、I、S、GおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、G、K、A、S、I、N、TおよびDからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、D、Y、A、C、SおよびFからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、S、A、G、L、VおよびNからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、I、C、Y、H、R、NおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa12は、Tyr、Gly、AlaおよびValからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa13は、ValおよびAsnからなる群より選択されるアミノ酸であり;およびXaa14は、SerおよびHisからなる群より選択されるアミノ酸である。);
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−(Xaa)n(式2−CDR−L2)(式中、nは、0から4であり、およびXaa1は、D、Q、G、V、Y、SおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、V、D、NおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、T、S、Y、NおよびKからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、K、N、D、QおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、R、G、SおよびLからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、P、S、IおよびEからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、S、H、IおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、Asnであり;Xaa9は、Lysであり;およびXaa10は、Glyであり;Xaa11は、Aspである。);および
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−(Xaa)n(式3−CDR−L3)(式中、nは、0から2であり、およびXaa1は、C、Q、H、F、H、L、V、I、K、YおよびAからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa2は、S、A、T、QおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa3は、Y、WおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa4は、A、D、G、S、HおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa5は、G、S、N、P、D、VおよびTからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa6は、I、T、S、G、L、FおよびYからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa7は、D、T、L、I、PおよびSからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa8は、T、G、R、Y、D、N、W、L、FおよびPからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa9は、L、V、G、TおよびHからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa10は、Val、TyrおよびHisからなる群より選択されるアミノ酸であり;Xaa11は、LeuまたはValである。)
にそれぞれ対応する3つの相補性決定領域(CDR−L1、L2およびL3)を含む可変軽ドメインも含む。

0131

式1−CDR−L1では、nが1である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12。

0132

式1−CDR−L1では、nが2である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12−Xaa13。

0133

式1−CDR−L1では、nが3である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12−Xaa13−Xaa14。

0134

式2−CDR−L2では、nが1である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8。

0135

式2−CDR−L2では、nが2である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9。

0136

式2−CDR−L2では、nが3である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10。

0137

式2−CDR−L2では、nが4である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11。

0138

式3−CDR−L3では、nが1である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10。

0139

式3−CDR−L3では、nが2である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11。

0140

式2−CDR−H2では、nが1である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12−Xaa13−Xaa14−Xaa15−Xaa16−Xaa17。

0141

式3−CDR−H3では、nが1である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7。

0142

式3−CDR−H3では、nが2である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8。

0143

式3−CDR−H3では、nが3である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9。

0144

式3−CDR−H3では、nが4である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10。

0145

式3−CDR−H3では、nが5である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11。

0146

式3−CDR−H3では、nが6である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12。

0147

式3−CDR−H3では、nが7である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12−Xaa13。

0148

式3−CDR−H3では、nが8である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12−Xaa13−Xaa14。

0149

式3−CDR−H3では、nが9である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12−Xaa13−Xaa14−Xaa15。

0150

式3−CDR−H3では、nが10である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12−Xaa13−Xaa14−Xaa15−Xaa16。

0151

式3−CDR−H3では、nが11である場合、式は以下のとおりである:
Xaa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11−Xaa12−Xaa13−Xaa14−Xaa15−Xaa16−Xaa17。

0152

c.抗体の調製/生産
抗体は、様々な技術によって調製され得る。一般に、組換え体であり得る抗体の生産を可能にするためには、抗体は、従来の技術による、または抗体遺伝子、重鎖および/または軽鎖を適切な細菌または哺乳動物細胞宿主にトランスフェクトすることによるモノクローナル抗体の作製を含む細胞培養技術によって生産され得る。用語「トランスフェクション」の種々の形態は、外因性DNAを原核生物または真核生物の宿主細胞に導入するためによく使用される多種多様な技術、例えば、エレクトロポレーションリン酸カルシウム沈殿、DEAEデキストラントランスフェクションなどを包含するものとする。原核生物または真核生物の宿主細胞のいずれかにおいて、本発明の抗体を発現させることが可能であるが、このような真核細胞(特に、哺乳動物細胞)は、適切に折り畳まれた免疫学的に活性な抗体を組み立て分泌する可能性が原核細胞よりも高いので、好ましくは真核細胞、最も好ましくは哺乳動物宿主細胞で抗体を発現させる。

0153

本発明の組換え抗体を発現させるための例示的な哺乳動物宿主細胞としては、例えば、Kaufman and Sharp,J.Mol.Biol,159:601−621(1982)に記載されているDHFR選択マーカーと共に使用されるチャイニーズハムスター卵巣CHO細胞)(例えば、Urlaub and Chasin,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,77:4216−4220(1980)に記載されているdhfr−CHO細胞を含む。)、NS0骨髄腫細胞、COS細胞およびSP2細胞が挙げられる。抗体遺伝子をコードする組換え発現ベクターを哺乳動物宿主細胞に導入する場合、宿主細胞における抗体の発現、より好ましくは、宿主細胞を成長させる培養培地への抗体の分泌を可能にするのに十分な期間、宿主細胞を培養することによって、抗体を生産する。抗体は、標準タンパク質精製法を使用して培養培地から回収され得る。

0154

宿主細胞はまた、機能的抗体断片、例えば、Fab断片またはscFv分子を生産するのに使用され得る。上記手順の変法は、本発明の範囲内であることが理解されよう。例えば、本発明の抗体の軽鎖および/または重鎖のいずれかの機能的断片をコードするDNAで宿主細胞をトランスフェクトすることが望ましい場合がある。組換えDNA技術はまた、対象とする抗原との結合に必要ではない、軽鎖および重鎖のいずれかまたは両方をコードするDNAの一部または全部を除去するのに使用され得る。このような短縮型DNA分子から発現された分子もまた、本発明の抗体によって包含される。加えて、標準化学的架橋法によって本発明の抗体を第2の抗体に架橋することによって、一方の重鎖および一方の軽鎖が本発明の抗体であり(即ち、ヒトRGMaに結合する)もう一方の重鎖および軽鎖がヒトRGMa以外の抗原に対して特異的である二官能性抗体が生産され得る。

0155

本発明の抗体またはこの抗原結合部分を組換え発現するのに好ましい系では、抗体重鎖および抗体軽鎖の両方をコードする組換え発現ベクターが、リン酸カルシウム媒介トランスフェクションによってdhfr−CHO細胞に導入される。組換え発現ベクター内では、抗体重鎖および軽鎖遺伝子はそれぞれ、この遺伝子の高レベル転写を駆動するようにCMVエンハンサー/AdMLPプロモーター調節エレメントに作動可能に連結されている。組換え発現ベクターはまた、メトトレキサート選択/増幅を使用してベクターでトランスフェクトされたCHO細胞の選択を可能にするDHFR遺伝子を保持する。選択された形質転換体宿主細胞は、抗体重鎖および軽鎖の発現を可能にするように培養され、インタクトな抗体が培養培地から回収される。組換え発現ベクターを調製し、宿主細胞をトランスフェクトし、形質転換体を選択し、宿主細胞を培養し、培養培地から抗体を回収するために、標準分子生物学技術が使用される。またさらに、本発明は、本発明の宿主細胞を、本発明の組換え抗体が合成されるまで適切な培養培地中で培養することによって、本発明の組換え抗体を合成する方法を提供する。この方法は、培養培地から組換え抗体を単離することをさらに含み得る。

0156

モノクローナル抗体を調製するための方法は、所望の特異性を有する抗体を産生することができる不死細胞株の調製を含む。このような細胞株は、免疫感作された動物から得られた脾臓細胞から生産され得る。動物は、RGMaまたはこの断片および/もしくは変異体で免疫感作され得る。例えば、配列番号65、配列番号66、配列番号74、配列番号65、配列番号66もしくは配列番号74の断片、または配列番号65、配列番号66、配列番号74の変異体のいずれかが、動物を免疫感作するのに使用され得る。動物を免疫感作するのに使用されるペプチドは、ヒトFc、例えば、ヒト抗体の断片結晶化可能領域または尾領域をコードするアミノ酸を含み得る。次いで、例えば、骨髄腫細胞融合パートナーと融合することによって、脾臓細胞を不死化し得る。様々な融合技術が用いられ得る。例えば、非イオン性洗剤と共に脾臓細胞および骨髄腫細胞を数分間混ぜ合わせ、次いで、骨髄腫細胞ではなくハイブリッド細胞の成長を支援する選択培地上に低密度プレートし得る。このような技術の1つは、ヒポキサンチンアミノプテリンチミジン(HAT)選択を使用する。十分な時間、通常は約1から2週間後、ハイブリッドコロニーが観察される。単一コロニーを選択し、これらの培養上清を、ポリペプチドに対する結合活性について試験する。高い反応性および特異性を有するハイブリドーマが使用され得る。

0157

モノクローナル抗体は、成長中のハイブリドーマコロニーの上清から単離され得る。加えて、収率を高めるために、マウスなどの適切な脊椎動物宿主腹膜腔ハイブリドーマ細胞株注入するなどの様々な技術が用いられ得る。次いで、モノクローナル抗体を腹水または血液から回収し得る。クロマトグラフィー、ゲルろ過、沈殿および抽出などの従来の技術によって、抗体から混入物質を除去し得る。アフィニティクロマトグラフィーは、抗体精製工程に使用され得る方法の一例である。

0158

タンパク質分解酵素パパインは、IgG分子を選択的に切断して幾つかの断片を生成し、このうちの2つ(F(ab)断片)はそれぞれ、インタクトな抗原結合部位を含む共有ヘテロダイマーを含む。酵素ペプシンはIgG分子を切断して、両抗原結合部位を含むF(ab’)2断片を含む幾つかの断片を提供することができる。

0159

Fv断片は、IgMおよび稀にはIgGまたはIgA免疫グロブリン分子の選択的タンパク質切断によって生成され得る。組換え技術を使用して、Fv断片を生成し得る。Fv断片としては、ネイティブな抗体分子の抗原認識および抗原結合能力の大部分を保持する抗原結合部位を含む非共有結合性VH::VLヘテロダイマーが挙げられる。

0160

抗体、抗体断片または誘導体は、重鎖および軽鎖の相補性決定領域(「CDR」)セットを含み得、これらは、CDRを支えてCDR相互の空間関係を規定する重鎖および軽鎖のフレームワーク(「FR」)セットの間にそれぞれ挿入されている。CDRセットは、重鎖または軽鎖のV領域の3つの超可変領域を含有し得る。これらの領域は、重鎖または軽鎖のN末端から順に、それぞれ「CDR1」、「CDR2」および「CDR3」という名称である。従って、抗原結合部位は、重鎖および軽鎖の各V領域のCDRセットを含む6つのCDRを含み得る。単一のCDR(例えば、CDR1、CDR2またはCDR3)を含むポリペプチドは、「分子認識ユニット」と称され得る。抗原−抗体複合体結晶学解析により、CDRのアミノ酸残基は結合抗原と広範な接触を形成し、最も広範な抗原接触は重鎖CDR3とのものであることが実証されている。従って、分子認識ユニットは、抗原結合部位の特異性の主な一因であり得る。一般に、CDR残基は、抗原結合への影響に直接的およびほぼ実質的に関与する。

0161

当技術分野において公知の方法を使用して、限定されないが、例えば、Cambridge Antibody Technologies(Cambridgeshire,UK)、MorphoSys(Martinsreid/Planegg,Del)、Biovation(Aberdeen,Scotland,UK)Biolnvent(Lund,Sweden)などの種々の商業ベンダーから市販されているペプチドまたはタンパク質ライブラリ(例えば、限定されないが、バクテリオファージリボソームオリゴヌクレオチド、RNA、cDNA、酵母など、ディスプレイライブラリ)から組換え抗体を選択する方法を含む、必要な特異性の抗体を生産または単離する他の適切な方法を使用することができる。米国特許第4,704,692号明細書;同第5,723,323号明細書;同第5,763,192号明細書;同第5,814,476号明細書;同第5,817,483号明細書;同第5,824,514号明細書;同第5,976,862号明細書を参照のこと。代替法は、当技術分野において公知および/または本明細書に記載されているような、ヒト抗体のレパートリを産生することができるトランスジェニック動物の免疫化に基づくものである(例えば、SCIDマウス、 Nguyen et al.(1997)Microbiol.Immunol.41:901−907;Sandhu et al.(1996)Crit.Rev.Biotechnol.16:95−118;Eren et al.(1998)Immunol.93:154−161)。このような技術としては、限定されないが、リボソーム・ディスプレイ(Hanes et al.(1997)Proc.Natl.Acad.Sci.USA,94:4937−4942;Hanes et al.(1998)Proc.Natl.Acad.Sci.USA,95:14130−14135);単一細胞抗体産生技術(例えば、選択的リンパ球抗体法(「SLAM」)(米国特許第5,627,052号明細書、Wen et al.(1987)J.Immunol.17:887−892;Babcook et al.(1996)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 93:7843−7848);ゲルミクロ小滴およびフローサイトメトリー(Powell et al.(1990)Biotechnol.8:333−337;One Cell Systems,(Cambridge,Mass).;Gray et al.(1995)J.Imm.Meth.182:155−163;Kenny et al.(1995)Bio/Technol.13:787−790);B細胞選択(Steenbakkers et al.(1994)Molec.Biol.Reports 19:125−134(1994))が挙げられる。

0162

親和性成熟抗体は、当技術分野において公知の幾つかの手順のいずれか1つによって生産され得る。例えば、Marks et al,BioTechnology,10:779−783(1992)には、VHおよびVLドメインをシャッフルすることによる親和性成熟が記載されている。Barbas et al,Proc.Nat.Acad.Sci.USA,91:3809−3813(1994);Schier et al,Gene,169:147−155(1995);Yelton et al,J.Immunol,155:1994−2004(1995);Jackson et al,J.Immunol,154(7):3310−3319(1995);Hawkins et al,J.Mol.Biol,226:889−896(1992)には、CDRおよび/またはフレームワーク残基のランダム変異誘発が記載されている。米国特許第6,914,128号明細書には、活性を増強するアミノ酸残基による選択的変異誘発部位および接触部位または超変異部位における選択的変異が記載されている。

0163

また、本発明の抗体変異体は、このような抗体を乳中に産生するトランスジェニック動物または哺乳動物、例えば、ヤギ、ウシ、ウマ、ヒツジなどを提供するように、本発明の抗体をコードするポリヌクレオチドを適切な宿主に送達することを使用して調製され得る。これらの方法は、当技術分野において公知であり、例えば、米国特許第5,827,690号明細書;同第5,849,992号明細書;同第4,873,316号明細書;同第5,849,992号明細書;同第5,994,616号明細書;同第5,565,362号明細書;および同第5,304,489号明細書に記載されている。

0164

また、このような抗体、特定部分または変異体を植物部分中またはこれ由来の培養細胞中に産生するトランスジェニック植物および培養植物細胞(例えば、限定されないが、タバコトウモロコシおよびウキクサ)を提供するように本発明のポリヌクレオチドを送達することによって、抗体変異体を調製することができる。例えば、Cramer et al.(1999)Curr.Top.Microbol.Immunol.240:95−118およびそこで引用されている参考文献には、例えば、誘導性プロモーターを使用した、大量の組換えタンパク質を発現するトランスジェニックタバコ葉の生産が記載されている。トランスジェニック・トウモロコシは、他の組換え系で生産されたか、または天然の供与源から精製されたものと同等の生物学的活性をもつ哺乳類タンパク質を、商業的な生産レベルで発現させるのに使用されている。例えば、Hood et al,Adv.Exp.Med.Biol.(1999)464:127−147およびそこで引用されている参考文献を参照のこと。また、抗体変異体は、タバコ種子およびジャガイモ塊茎を含む、一本鎖抗体(scFv)などの抗体断片を含むトランスジェニック植物種子から大量に生産されている。例えば、Conrad et al.(1998)Plant Mol.Biol.38:101−109およびそこで引用されている参考文献を参照のこと。従って、本発明の抗体はまた、公知の方法に従って、トランスジェニック植物を使用して生産することができる。

0165

抗体誘導体は、例えば、外来性配列を追加して、免疫原性を改変するか、または結合、親和性、on速度、off速度、アビディティ、特異性、半減期もしくは任意の他の適切な特徴を減少、増強または改変することによって生産することができる。一般に、非ヒトまたはヒトCDR配列の一部または全部は維持するが、可変領域および定常領域の非ヒト配列は、ヒトまたは他のアミノ酸で置換する。

0166

小さな抗体断片は、2つの抗原結合部位を有するダイアボディであり得、断片は、同じポリペプチド鎖(VH VL)の軽鎖可変ドメイン(VL)に接続された重鎖可変ドメイン(VH)を含む。例えば、欧州特許第404,097号明細書;国際公開第93/11161号;およびHollinger et al,(1993)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 90:6444−6448を参照のこと。同じ鎖上の2つのドメイン間で対合することができないほど短いリンカーを使用することにより、ドメインを別の鎖の相補的ドメインと対合させ、2つの抗原結合部位を作製する。全体が参照により本明細書に組み込まれるChenらの米国特許第6,632,926号明細書も参照すると、親抗体の超可変領域に挿入された1つ以上のアミノ酸と、抗原に対する親抗体の結合親和性よりも少なくとも約2倍強力な、標的抗原に対する結合親和性とを有する抗体変異体が開示されている。

0167

抗体は、直鎖状抗体であり得る。直鎖状抗体を作製するための手順は、当技術分野において公知であり、Zapata et al.(1995)Protein Eng.8(10):1057−1062に記載されている。簡潔には、これらの抗体は、一対の抗原結合領域を形成する一対の直列型Fdセグメント(VH−CH1−VH−CH1)を含む。直鎖状抗体は、二特異性または単一特異性であり得る。

0168

限定されないが、プロテインA精製、硫酸アンモニウムまたはエタノール沈殿、酸抽出、陰イオンまたは陽イオン交換クロマトグラフィーリン酸セルロースクロマトグラフィー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、アフィニティクロマトグラフィー、ヒドロキシルアパタイトクロマトグラフィーおよびレクチンクロマトグラフィーを含む公知の方法によって、組換え細胞培養物から抗体を回収し、精製することができる。また、高速液体クロマトグラフィー(「HPLC」)も、精製に使用することができる。

0169

抗体を検出可能にまたは治療的に標識することも有用であり得る。抗体をこれらの薬剤にコンジュゲートするための方法は、当技術分野において公知である。例示のみの目的であるが、抗体は、放射性原子発色団フルオロフォアなどの検出可能な部分で標識することができる。このような標識された抗体は、インビボまたは単離された試験試料で診断技術に使用することができる。また、抗体は、例えば、化学療法剤または毒素などの医薬品にコンジュゲートすることができる。これらは、サイトカインに、リガンドに、別の抗体に連結することができる。抗体にカップリングして抗腫瘍効果を達成するのに適切な薬剤としては、インターロイキン2(IL−2)および腫瘍壊死因子(TNF)などのサイトカイン;アルミニウム(III)フタロシアニンテトラスルホナートヘマトポルフィリンおよびフタロシアニンを含む、光感作療法に使用するための光増感剤ヨウ素−131(131I)、イットリウム90(90Y)、ビスマス−212(212Bi)、ビスマス−213(2l3Bi)、テクネチウム99m(99mTc)、レニウム−186(186Re)およびレニウム−188(188Re)などの放射性核種ドキソルビシンアドリアマイシンダウノルビシンメトトレキセートダウノマイシンネオカルチノスタチンおよびカルボプラチンなどの抗生物質ジフテリア毒素、プソイドナス外毒素A、ブドウ球菌腸毒素Aアブリン−A毒素、リシンA(脱グリコシルされたリシンAおよび天然のリシンA)、TGFアルファ毒素、チャニーズコブラ(naja naja atra)由来の細胞毒およびゲロニン植物性毒素)などの、細菌、植物、ならびに他の毒素;レストクトシンアスペルギルスレストリクタス(Aspergillus restrictus)によって産生されるリボソーム不活性化タンパク質)、サポリン(saporin)(サポナリアオフィシナリス(Saponaria officinalis)由来のリボソーム不活性化タンパク質)およびRNaseなどの、植物、細菌、ならびに真菌由来のリボソーム不活性化タンパク質;チロシンキナーゼ阻害剤;ly207702(二フッ化プリンヌクレオシド);抗嚢胞性薬(例えば、アンチセンスオリゴヌクレオチド、毒素、メトトレキセートなどをコードするプラスミド)を含むリポソーム;ならびに他の抗体またはF(ab)などの抗体断片が挙げられる。

0170

抗体は、組換えまたは合成手段によって配列決定および複製され得る。これらはまた、これらをコードする直線状ヌクレオチド配列にさらに配列決定され得る。従って、本発明は、本発明の抗体の配列をコードするこれらのポリヌクレオチドを単独で、または上記担体、ベクターもしくは宿主細胞と組み合わせて提供する。

0171

ハイブリドーマ技術、選択的リンパ球抗体法(SLAM)、トランスジェニック動物、および組換え抗体ライブラリを使用する抗体生産を以下により詳細に説明する。

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