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技術 調理器

出願人 株式会社イモタニ
発明者 野口道夫
出願日 2017年6月30日 (1年3ヶ月経過) 出願番号 2017-128268
公開日 2018年7月12日 (3ヶ月経過) 公開番号 2018-108332
状態 未査定
技術分野 食品調製器具
主要キーワード 案内部位 嵌入開口 位置決機構 斜面部位 筒状部位 回転孔 漸次外径 ハンドル挿入孔
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (13)

課題

回転の高低速を切り替える操作が不確実でギヤを噛合させる操作が煩わしい点、レバーの回転操作が順・逆が存在して操作が判りにくく、また、レバーを付け替える孔と食材を挿入する孔が多数存在することで何の孔なのかが判りにくいと共に開口したままなので誤って指を挿入したり、意図せず食材のカス侵入する可能性がある点を改善する。

解決手段

本発明の調理器1は、複数のギヤを直列的に噛合配置し、ギヤ列のうち回転方向が同じ複数のギヤの軸端には操作孔が各々形成されると共に該操作孔を露出させ、また、複数の操作孔のうち1つと連通するハンドル挿入孔が形成されかつ複数の操作孔が露出した周囲を回転可能に覆うカバー8を備えることとした。

概要

背景

特許文献1,2、非特許文献1には、食物を回転する刃により細かく切断するために、有底円筒容器内中心に設けた回転軸と、この回転軸に設けられた刃と、回転軸を回転させるために容器外に設けたレバーと、を備え、レバーの軸と刃を設けた回転軸との間に設けた複数のギヤの噛み合わせを変更して刃の回転速度を変更することのできる手動調理器が開示されている。

特許文献1,2は、底面を平坦ならしめた円筒状をなす容器の上部へ着脱自在として下面に底蓋を施した蓋体を備えしめ、さらに上記蓋体の上方に突出状に支持させた手廻し用のハンドルにより該蓋体内に設けた歯車機構を介して回転しうるように上記容器内の中心部に向けて垂下せしめた回転軸にカッター部材を水平状に支持させた調理器において、上記歯車機構における一部の中間軸を蓋体上の摘みによって上下させることにより上記回転軸を高低速二段に切替えうるようにした構成である。

上記特許文献1,2の構成では歯車機構における一部の中間軸を上下させてレバー(ハンドル)の軸と回転軸との間におけるギヤの噛み合わせを変更していたのに対し、非特許文献1は、レバーの回転を伝達する軸を複数有し、これら軸の各々には、レバーを付け替えることができる軸孔が形成され、かつそれぞれの周面に互いに噛合する異なる径のギヤが設けられ、レバーの付け替えにより軸と回転軸との間のギヤの噛み合わせを変更する構成とされている。

しかしながら、特許文献1,2は、摘みの操作によって中間軸を上下させてギヤ構成(噛み合わせ)を変更することで、回転の高低速を切り替えるようにしていたので、移動する側のギヤとこれに噛合する移動しない側のギヤの歯山の(軸方向の)端面が衝突して、上手く噛合しないことがあり、この微調整を行う必要が生じて操作上の煩わしいといった問題があった。

一方、非特許文献1は、予めギヤが噛み合っているため、つまり、特許文献1,2のように高低速を切り替えるために中間軸を上下させてギヤの噛み合わせの変更を行う必要はないものの、高速中速・低速のレバーの付け替え位置により、ギヤを回転させる方向に順回転・逆回転の操作(例えば実商品によれば高速と低速が順回転、中速が逆回転)を行う必要があり、使用者に操作が判りにくいといった不具合がある。

また、非特許文献1は、レバー付け替えを行う3箇所の孔の他、食材を挿入する孔も設けられており、レバーを挿入する孔に食材を、食材を挿入する孔にレバーを、互いに間違えて挿入してしまう可能性がある他、これらの孔のうちの不要な孔を塞ぐ構成がないので、誤って指を挿入したり、意図せずに食材や食材のカスなどが侵入する可能性があり、安全性や衛生面で問題がある。

概要

回転の高低速を切り替える操作が不確実でギヤを噛合させる操作が煩わしい点、レバーの回転操作が順・逆が存在して操作が判りにくく、また、レバーを付け替える孔と食材を挿入する孔が多数存在することで何の孔なのかが判りにくいと共に開口したままなので誤って指を挿入したり、意せず食材のカスが侵入する可能性がある点を改善する。本発明の調理器1は、複数のギヤを直列的に噛合配置し、ギヤ列のうち回転方向が同じ複数のギヤの軸端には操作孔が各々形成されると共に該操作孔を露出させ、また、複数の操作孔のうち1つと連通するハンドル挿入孔が形成されかつ複数の操作孔が露出した周囲を回転可能に覆うカバー8を備えることとした。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

食材を挿入する容器と、この容器内中央に垂下された回転軸と、この回転軸の外周に設けられた刃又は撹拌羽根と、前記回転軸を回転させるギヤ列を内部に有した機構部と、前記ギヤ列のギヤの軸に対して設けられるハンドルとを備えた調理器において、前記ギヤ列は複数のギヤが直列的に前記機構部内部に噛合配置され、前記ギヤ列のうち回転方向が同じ複数のギヤの軸端には操作孔が各々形成されると共に該操作孔を前記機構部から露出させ、また、前記複数の操作孔のうち1つと連通するハンドル挿入孔が形成され、かつ前記機構部の複数の操作孔が露出した周囲を回転可能に覆うカバーを備えたことを特徴とする調理器。

請求項2

回転軸の外周に刃を設けた場合において、撹拌羽根を前記回転軸に対して着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1記載の調理器。

請求項3

カバーの内周の一部と複数の操作孔が露出した機構部の周囲との間に、該カバーのハンドル挿入孔と、複数の操作孔のうちの1つとが連通する位置で該カバーの回転を停止させる位置決機構が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の調理器。

技術分野

0001

本発明は、容器内の食物を、回転する刃により裁断したり、回転する撹拌羽根により撹拌したりする調理器に関するものである。

背景技術

0002

特許文献1,2、非特許文献1には、食物を回転する刃により細かく切断するために、有底円筒の容器内中心に設けた回転軸と、この回転軸に設けられた刃と、回転軸を回転させるために容器外に設けたレバーと、を備え、レバーの軸と刃を設けた回転軸との間に設けた複数のギヤの噛み合わせを変更して刃の回転速度を変更することのできる手動の調理器が開示されている。

0003

特許文献1,2は、底面を平坦ならしめた円筒状をなす容器の上部へ着脱自在として下面に底蓋を施した蓋体を備えしめ、さらに上記蓋体の上方に突出状に支持させた手廻し用のハンドルにより該蓋体内に設けた歯車機構を介して回転しうるように上記容器内の中心部に向けて垂下せしめた回転軸にカッター部材を水平状に支持させた調理器において、上記歯車機構における一部の中間軸を蓋体上の摘みによって上下させることにより上記回転軸を高低速二段に切替えうるようにした構成である。

0004

上記特許文献1,2の構成では歯車機構における一部の中間軸を上下させてレバー(ハンドル)の軸と回転軸との間におけるギヤの噛み合わせを変更していたのに対し、非特許文献1は、レバーの回転を伝達する軸を複数有し、これら軸の各々には、レバーを付け替えることができる軸孔が形成され、かつそれぞれの周面に互いに噛合する異なる径のギヤが設けられ、レバーの付け替えにより軸と回転軸との間のギヤの噛み合わせを変更する構成とされている。

0005

しかしながら、特許文献1,2は、摘みの操作によって中間軸を上下させてギヤ構成(噛み合わせ)を変更することで、回転の高低速を切り替えるようにしていたので、移動する側のギヤとこれに噛合する移動しない側のギヤの歯山の(軸方向の)端面が衝突して、上手く噛合しないことがあり、この微調整を行う必要が生じて操作上の煩わしいといった問題があった。

0006

一方、非特許文献1は、予めギヤが噛み合っているため、つまり、特許文献1,2のように高低速を切り替えるために中間軸を上下させてギヤの噛み合わせの変更を行う必要はないものの、高速中速・低速のレバーの付け替え位置により、ギヤを回転させる方向に順回転・逆回転の操作(例えば実商品によれば高速と低速が順回転、中速が逆回転)を行う必要があり、使用者に操作が判りにくいといった不具合がある。

0007

また、非特許文献1は、レバー付け替えを行う3箇所の孔の他、食材を挿入する孔も設けられており、レバーを挿入する孔に食材を、食材を挿入する孔にレバーを、互いに間違えて挿入してしまう可能性がある他、これらの孔のうちの不要な孔を塞ぐ構成がないので、誤って指を挿入したり、意図せずに食材や食材のカスなどが侵入する可能性があり、安全性や衛生面で問題がある。

0008

実公平4−33102号公報
実公平6−25号公報

先行技術

0009

(デアエエオオ)Dianooプロフェッショナル野菜チョッパー食品玉ねぎスライサーキッチンツール手動フードプロセッサー、[online]、平成28年2月27日取扱開始、Amazon、[平成28年11月17日検索]、インターネット<URL:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00S6H9UNC/ref=pd_rhf_dp_p_img_1?ie=UTF8&psc=1&refRID=5PZ6PJYD7K6W0MC924AY>

発明が解決しようとする課題

0010

解決しようとする問題は、特許文献1,2は回転の高低速を切り替える操作が不確実でギヤを噛合させる操作が煩わしく、非特許文献1はレバーの回転操作が順・逆が存在して操作が判りにくく、また、レバーを付け替える孔と食材を挿入する孔が多数存在することにより、これら孔が何の孔なのかが判りにくくかつ開口したままなので誤って指を挿入したり、意図せず食材のカスが侵入する、という点である。

課題を解決するための手段

0011

上記課題を解決するため、本発明は、食材を挿入する容器と、この容器内中央に垂下された回転軸と、この回転軸の外周に設けられた刃又は撹拌羽根と、前記回転軸を回転させるギヤ列を内部に有した機構部と、前記ギヤ列のギヤの軸に対して設けられるハンドルとを備えた調理器において、前記ギヤ列は複数のギヤが直列的に前記機構部内部に噛合配置され、前記ギヤ列のうち回転方向が同じ複数のギヤの軸端には操作孔が各々形成されると共に該操作孔を前記機構部から露出させ、また、前記複数の操作孔のうち1つと連通するハンドル挿入孔が形成され、かつ前記機構部の複数の操作孔が露出した周囲を回転可能に覆うカバーを備えたことを特徴とした。

発明の効果

0012

本発明は、ギヤを直列的に配置してハンドルをギヤの軸に形成した操作孔に付け替えるようにしたので、ギヤの噛合構成に変動がないと共に常に操作方向(回転方向)が同方向とすることができ、よって確実であると共にギヤの噛合させるための微調整を行う必要がないという利点があり、かつ、このハンドルの付け替えに関しては、1個のハンドル挿入孔が形成されたカバーを回転させて選択する操作孔と連通させるようにしたので、不要な孔が露出することがなく、誤って指や食材を挿入するといったことがないと共に意図せず食材のカスが侵入することがないという利点がある。

図面の簡単な説明

0013

本発明の調理器を示す斜視図である。
本発明の調理器の内部を破線で示した正面図である。
本発明の調理器の各部材の分解斜視図である。
本発明の調理器のギヤ列を説明するための図である。
本発明の調理器における容器を説明するための、(a)は上方から見た図、(b)は正面から見た図、(c)は(a)のA−A線断面図、である。
本発明の調理器における容器の蓋を説明するための、(a)は上方から見た図、(b)は下方から見た図、(c)は(a)のB−B線断面図、である。
本発明の調理器における回転軸と刃を説明するための、(a)は回転軸を正面から見た図、(b)は回転軸を上方から見た図、(c)は回転軸を下方から見た図、(d)は刃を上方から見た図、(e)は刃を正面から見た図、である。
本発明の調理器における機構部の本体を説明するための、(a)上方から見た図、(b)は下方から見た図、(c)は正面から見た図、である。
本発明の調理器における機構部の蓋体を説明するための、(a)は上方から見た図、(b)は下方から見た図、(c)は正面から見た図、である。
本発明の調理器におけるカバーを説明するための、(a)は上方から見た図、(b)は下方から見た図、(c)は正面から見た図、(d)は(a)のC−C線断面図である。
本発明の調理器における位置決機構ばね部材を説明するための、(a)は正面から見た図、(b)は上方から見た図、(c)は下方から見た図、(d)は(c)のD−D線断面図である。
本発明の調理器における撹拌羽根を説明するための、(a)は斜視図、(b)は上方から見た図、(c)は(a)のE矢視図、(d)は(a)F矢視図、(e)は(b)のG−G線断面図である。

0014

本発明の調理器は、回転の高低速を切り替える操作が不確実でギヤを噛合させる操作が生じてこの操作が煩わしい点、レバーの回転操作が順・逆が存在して操作が判りにくく、また、レバーを付け替える孔と食材を挿入する孔が多数存在することで何の孔なのかが判りにくいと共に開口したままなので誤って指を挿入したり意図せず食材のカスが侵入する点を、刃又は撹拌羽根を設けた回転軸を回転させるギヤ列を内部に有した機構部と、ギヤ列のギヤの軸に対して設けられるハンドルとを有し、さらに、複数のギヤを直線的に機構部内部に噛合配置し、ギヤ列のうち回転方向が同じ複数のギヤの軸端に操作孔を各々形成すると共に該操作孔を機構部から露出させ、かつ複数の操作孔のうち1つと連通するハンドル挿入孔を形成し、かつ機構部の複数の操作孔が露出した周囲を回転可能に覆うカバーを備えることで解消した。

0015

さらに、本発明の調理器は、上記構成において、回転軸の外周に刃を設けた場合には、撹拌羽根を回転軸に対して着脱自在に設ける構成としてもよい。この撹拌羽根を設けることで、刃の回転によって食材を裁断しつつ撹拌羽根によって混ぜることができる。また、この撹拌羽根は、回転軸の外周に対して着脱自在なので、必要に応じて着脱することができ、また、刃を取り外す必要はない(刃に代えて撹拌羽根を設ける構成ではない)ので、安全である。

0016

また、本発明の調理器は、上記構成において、カバーの内周の一部と複数の操作孔が露出した機構部の周囲との間に、該カバーのハンドル挿入孔と、複数の操作孔のうちの1つとが連通する位置で該カバーの回転を停止させる位置決機構が設けていてもよい。こうすることで、カバーの挿入孔と機構部から露出した操作孔とを確実に連通させることができ、レバーを挿入しやすくなる。

0017

以下、図1図12を参照して本発明の調理器の実施例について説明する。1は、食物を細かく手動にて切断する調理器であり、本例では、例えば次の構成とされている。調理器1は、本例においては、図1図3に示すように、概略として、食材を挿入する容器2と、この容器2内中央に垂下された回転軸3と、この回転軸3の外周に例えば固定的(清掃交換を除いては取り外すことがないという意味)に設けられた刃4と、回転軸3を回転させるギヤ列5を内部に有した機構部6と、ギヤ列5のギヤの軸に対して設けられるハンドル7と、機構部6に設けた回転可能なカバー8と、カバー8の内周の一部と機構部7の周囲との間に設けた位置決機構9と、回転軸3の外周に例えば着脱自在に設けた撹拌羽根10と、を備えた構成とされている。

0018

図5は容器2を詳細に示している。容器2は、有底で略円筒状とされ、開口を上面とした場合の上端外周面の一部に取手2aが形成されている。また、容器2は、この取手2aが形成された直径対向位置において、内周面から外周面へと延出された注口2bが形成されている。さらに、容器2は、外底面に脚部2cが設けられている。

0019

また、容器2は、本例では、開口に蓋2A(図6)が開閉自在に設けられるようになっており、開口上縁部の内周には、該蓋2Aの周縁部に等角度間隔で複数形成された係合凹部2Aaに合致する形状の係合凸部2dが等角度間隔で複数形成されている。

0020

さらに、容器2は、内周面の等間隔位置に、中心に向けて突出すると共に軸方向に延びた突出部2eが形成されている。この突出部2eは後述する回転する刃4と共に食材が回転して、いわゆる食材が刃4から逃げないように、食材を係止させるためのものである。

0021

また、容器2は、内底面の中心位置に、開口側に向けて突出された軸体2Bが形成されている。この軸体2Bは後述する刃4を設けた回転軸3(図7)を嵌合させるためのものである。

0022

図6は容器2の開口を閉じる蓋2Aを詳細に示している。蓋2Aは、上記のとおり、周縁部に容器2の係合凸部2dと合致する係合凹部2Aaが形成されている、この係合凹部2Aa以外の部位が後述する機構部6の蓋体6Bにおけるロック部6Bdの下面により押さえ付けられる係合部2Abとされている。

0023

さらに、蓋2Aは、中央に表裏面を貫通する軸孔2Acが形成されている。この軸2Acは後述の回転軸3の上端部が貫通するように形成されている。また、係合凹部2Aaの下面側には容器2の開口に内嵌する裾部2Adが形成され、裾部2Adには容器2の突出部2eが挿入される窪部2Aeが形成されている。

0024

蓋2Aと容器2とは、該蓋2Aを回転させて係合凹部2Aaの位置と容器2の係合凸部2dの位置が合致した状態で該容器2から脱着できる。蓋2Aの係合部2Abは、容器2の係合凸部2dと合致した後に、窪部2Aeと容器2の突出部2eが合致した状態でさらに沈んで下方に位置する。

0025

したがって、本例における調理器1は、容器2に対して蓋2Aは回転させて閉状態のロック又はアンロックを行う構成ではなく、蓋2Aを装着した状態で、後述する機構部6においてロック又はアンロックを行う構成となっている。

0026

また、本発明の調理器1は、蓋2Aを有することで、機構部6及びハンドル7を容器2から外して、つまり高さを低くした状態で冷蔵庫収納することができるようになる。なお、このとき、回転軸3は容器2内に残置しておけば、蓋2Aの軸孔2Acを塞いだ状態にできる。

0027

さらに、蓋2Aを有することで、調理時に飛散する食材が機構部6に付着しないので、機構部6を洗う手間が省ける。この点、例えば蓋2Aが無く、機構部6に食材のカスが付着する構成で調理後に機構部6を洗う場合、食材のカスが上手く洗い落とせず腐って衛生上好ましくなく、また、洗った水が内部に残留するとカビが発生する可能性があり、不衛生であるという問題がある。したがって、蓋2Aは非常に冷蔵庫に収納しやすくなるのみならず、衛生面の安全性が向上するという効果もある。

0028

図7は回転軸3と刃4を詳細に示している。回転軸3は、本例では下方(容器2内底面方向)へ向かって漸次大径となる筒軸状とされている。回転軸3の上端(容器2における開口側)側の開口形状は、後述の低速ギヤ5Aの下端矩形断面と係合する、角を有した例えば本例では矩形形状とされ、ここに係合開口3aが形成されている、一方、回転軸3は、筒軸状の下端(容器2における内底面側)側の開口形状が前述の軸体2Bが嵌入する円形とされた嵌入開口3bが形成されている。

0029

回転軸3の下端の側周面で直径方向の対向位置には、刃4,4を取り付ける取付部3c,3cが形成されている。取付部3cは、刃4,4をネジ止めするためのものである。刃4,4は、それぞれ円弧状とされると共に先細形状とされており、外側の弧に刃面4aが形成され、また、先細形状とされた側と反対側に前記取付部3cと連通するネジ挿入孔4bが形成されている。

0030

さらに、回転軸3は、本例では、外周面における略直径対向位置に、撹拌羽根10の自由回転を防止するための位置決めリブ3d,3eが形成されている。この位置決めリブ3d,3eは、平面視(回転軸3における係合開口3a側から見た状態)では略半円形状とされ、回転軸3の軸方向に延びて外周面に対して突設されており、互いに若干形状を異ならせている。すなわち、位置決めリブ3dは回転軸3の周方向に幅が広く(大径)、位置決めリブ3eは回転軸3の周方向に幅が狭く(小径)とされている。

0031

このように、回転軸3は、下方に向かって漸次大径化することで撹拌羽根10を装着する際における上下の方向(後述)の装着間違えを防止し、かつ、位置決めリブ3d,3eの形状を異ならせることで撹拌羽根10を装着する際における周方向(後述)の装着間違えを防止するように構成している。

0032

図8及び図9は機構部6を詳細に示している。機構部6は、図8に示す本体6Aと、図9に示す蓋体6Bとで構成されている。本体6Aは、内部中空の有天筒体、つまり天面6Aaを上面とすると下面が開口しており、天面6Aaにはさらに中空で上方へ突出する平面視円形の段部6Abが形成されている。

0033

段部6Abは、天面6Aaにおける中心から全体として偏った位置に形成されており、該段部6Abにおける中心位置に後述するカバー8(図10)の軸部8aが嵌入する回転孔6Acが、この回転孔6Acを中心として直径方向に直線的に低速孔6Ad、高速孔6Aeが各々形成されている。

0034

低速孔6Adは、天面6Aaの中心に位置し(ちなみに回転孔6Acは段部6Abの中心に位置する)、高速孔6Aeは回転孔6Acを介して天面6Aaの周縁側に位置する。また、低速孔6Ad及び高速孔6Aeには、いずれもハンドル7の軸体7aが嵌入されることとなるが、カバー8により選択的にハンドル7が嵌入されるどちらか一方だけが露出する。

0035

また、本体6A内には、ギヤ列5が装入されている。ここで図4を用いて、機構部6の本体6A内に装入されたギヤ列5について説明する。ギヤ列5は、本例では、低速孔6Adの位置に配置される低速ギヤ5A、高速孔6Aeの位置に配置される高速ギヤ5B、これら低速ギヤ5Aと高速ギヤ5Bとの間に配置された中間ギヤ5Cが直列的に噛合配置された構成とされている。

0036

低速ギヤ5Aと高速ギヤ5Bは、それぞれ軸に操作孔5aが形成されている。これら操作孔5a(軸)は、各々、機構部6に形成された開口である低速孔6Ad、高速孔6Aeから露出しており、これら低速孔6Ad、高速孔6Aeを介してハンドル7の軸体7aが挿入できるように構成されている。また、低速ギヤ5Aと高速ギヤ5Bのそれぞれの操作孔5aは内周に例えば等角度間隔で中心に向けて突部5bが形成され、操作孔5aとハンドル7の軸体7aの外周面とが空回りしないように係合する構成とされている。

0037

さらに、低速ギヤ5Aと高速ギヤ5Bは平ギヤとされ、中間ギヤ5Cは段ギヤとされている、本例では、中間ギヤ5Cの、上側の大径ギヤ5Caが低速ギヤ5Aと噛合し、下側の小径ギヤCbが高速ギヤ5Bと噛合する。また、低速ギヤ5Aの軸の下端、つまり操作孔5aが形成された側と反対側は、回転軸3の係合開口3a内に挿入され、このとき空回りしないように外周面が該係合開口3aと同じ形状とされている。

0038

このギヤ列5を装入した本体6Aにおいて、段部6Abの周縁部の一部には位置決機構9が設けられている。位置決機構9は、後述する図10に示すカバー8の凹部8cと機構部6の周囲との間に、該カバー8のハンドル挿入孔8bと低速ギヤ5A又は高速ギヤ5Bの一方の操作孔5aと連通する位置で該カバー8の回転を停止させるものである。

0039

本例では図11に示す弾性変形し得る材料で形成された後述のばね部材9Aが、段部6Abの周縁部の一部に形成された配置部6Afに配置された構成とされている。この配置部6Afは、低速ギヤ5Aと高速ギヤ5Bの各々の操作孔5aの中心線を結んだ直径に対して90°回転させた位置に設けられている。

0040

また、配置部6Afは、周方向両端にばね部材9Aの取付部位9cが挿入される取付孔6Ag,6Agが、これら取付孔6Ag,6Ag間の中央部に該ばね部材9Aを径外方向に案内する案内凸6Ahが形成された構成とされている。

0041

ここで、図11に詳細に示したばね部材9Aについて説明する。ばね部材9Aは、両端に弾性変形・復元する弧部位9a,9aが、この弧部位9a,9a間の中央に先端部位9bが、該弧部位9a,9aの高さ方向一端には取付孔6Agに挿入される取付部位9c,9cが、先端部位9bの後端側で取付部位9c,9cが形成された側には案内部位9dがそれぞれ形成された構成である。

0042

ばね部材9Aは、配置部6Afの取付孔6Ag,6Agに取付部位9c,9cが挿入されると共に、配置部6Afの案内凸6Afに案内部位9dが挿入する状態となるように配置される。そして、ばね部材9Aは、両方の弧部位9aが撓むことで先端部位9bが段部6Abの中心側へ移動し、両方の弧部位9aが弾性復元することで先端部位9bが段部6Abの径外方向に突出する。ばね部材9Aの先端部位9bが弾性復元したとき、後述するカバー8(図10)の凹部8cと係合する。

0043

このように本例は、ばね部材9Aと配置部6Afの配置関係を、案内凸6Afにより案内部位9dが案内されてばね部材9Aを径方向にのみ案内するようにしているので、カバー8を回転させても位置がずれることがなく、安定して動作するという効果がある。

0044

図9に示す機構部6の蓋体6Bは、本体6Aの下面にねじ止めされる。蓋体6Bの上面(本体6Aに面する側)には、中心に低速ギヤ5Aの軸が露出する接続孔6Baが形成され、また、高速ギヤ5B及び中間ギヤ5Cの軸の下端を位置決めして受ける軸受部6Bbが形成されている。

0045

また、蓋体6Bの側周面には、容器2の開口に挿入される短筒状の挿入部6Bcが形成されている、この挿入部6Bの周面の一部に周方向の一方向から他方向に上り勾配とされ、径外方向に突出したロック部6Bdが等角度間隔で形成されている。

0046

このロック部6Bdは、機構部6全体を蓋2Aを配置した容器2に対する着脱のロック・アンロックを行うものである。つまり、蓋2Aは上記のとおり容器2に対して乗っている(挿入されている)だけであり、調理器1を上下逆にすると蓋2Aは外れるが、機構部6によりロック状態とされている場合は、調理器1を上下逆にしても蓋2A共に機構部6も容器2から外れることがない。

0047

すなわち、蓋2Aの係合凹部2Aaが容器2の係合凸部2dと合致した後に該蓋2Aの係合部2Abが該容器2の該係合凸部2dより軸方向下方に位置する状態で、該係合凸部2dと接触しないように容器2に挿入部6Bcを挿入してロック部6Bdを該係合凸部2dの軸方向下方に位置させ、この状態から機構部6を回転させて該ロック部6Bdの径外方向に突出した斜面部位の上面が、該機構部6の回転に伴って該係合凸部2dの下面と強く接触することでロックが行われる。機構部6を逆回転すると、係合凸部2dの下面とロック部6Bdの接触が弱くなり、アンロック状態となる。

0048

図10はカバー8を詳細に示している。カバー8は、有天短筒状とされ、上面(機構部6と反対側の面)の裏面中心部に、機構部6の本体6Aにおける回転孔6Acに枢支される軸部8aが形成されている。また、カバー8は、該カバー8を回転させることにより低速ギヤ5A又は高速ギヤ5Bの一方の操作孔5aと連通するハンドル挿入孔8bが形成されている。

0049

さらに、カバー8は、筒状部位の内周面に凹部8cが、本例ではハンドル挿入孔8bの中心とカバー8の中心とを結んだ直径に対して90°の位置に対向状に(2箇所)形成されている。この凹部8cが、上記の位置決機構9のばね部材9Aにおける弾性復元状態の先端部位9bが嵌って係合する。

0050

カバー8は、機構部6の段部6Abに対して回転させて、回転中はばね部材9Aにおける両方の弧部位9aが撓んで先端部位9bが中心側へ移動した状態となり、凹部8cに到達すると両方の弧部位9aが弾性復元して先端部位9bが径外方向に移動して凹部8cに嵌ることで係止状態となる。このとき、ハンドル操作孔8bは低速ギヤ5A又は高速ギヤ5Bのいずれかの操作孔5aと連通した状態となる。

0051

ハンドル7(図3参照)は、ハンドル操作孔8bに挿入される軸体7a、この軸体7aを一端側に接続して直交状に延びた腕部7b、この腕部7bの他端側に接続した把持部7cを有した構成とされる。把持部7cは、軸芯に対して空回り可能なキャップ7dが設けられている。

0052

図12は撹拌羽根10を詳細に示している。撹拌羽根10は、上記のとおり、回転軸3に対して自在に着脱可能とされ、本例では装着した際に該回転軸3の軸方向における刃4の上方に位置する。撹拌羽根10は、筒状の筒体10Aと、この筒体10Aの外周面の直径対向位置に設けたブレード10B,10Bとを備えている。

0053

筒体10Aは、回転軸3と同様、上方側となる一端から下方側となる他端に向けて漸次大径とされた内周形状とされ、その内周面に、軸方向に延びて上記回転軸3の位置決めリブ3d,3eのそれぞれに対応した凹溝10a,10bが形成されている。すなわち、凹溝10aは位置決めリブ3dに対応して溝幅が周方向に広く、凹溝10bは位置決めリブ3eに対応して溝幅が周方向に狭く、形成されている。

0054

ブレード10B,10Bは、筒体10Aの外周面については直径対向位置に設けられると共に回転軸3における刃4,4に対しては本例では略90度回転した位置に設けられる。つまり、回転軸3における位置決めリブ3d,3e及び撹拌羽根10における凹溝10a,10bは、刃4,4とブレード10B,10Bが回転方向で上下に重ならない位置に配置されるように構成している。

0055

ブレード10B,10Bは、図12(d)に示すように側面視(筒状体10Aを外径側から内径側へ見た状態)で、円弧状とされ、該円弧の両端のうち、回転方向の前進側の一端が下方に、回転方向の後進側の他端が上方に、各々位置するように形成されている。

0056

このようにブレード10B,10Bを形成することで、刃4,4で細断された食材が該ブレード10B,10Bの上面に乗り上げ、この乗り上げによって撹拌羽根10が上方に浮き上がることを防止できると共に食材を回転軸3の回転に従動して柔らかな撹拌が可能となる。

0057

また、刃4,4とブレード10B,10Bが回転方向で上下に重ならない位置に配置することで、刃4,4とブレード10B,10Bの間に食材が挟まれて刃4,4とブレード10B,10Bの回転に伴って食材が回転して滞留することがなく、刃4,4による食材全体の均一的な裁断と、また、ブレード10B,10Bによる食材全体の均一的な撹拌と、の相乗効果を得ることができる。

0058

なお、撹拌羽根10は、筒体10Aの内径の軸方向の上方側となる一端から下方側となる他端に向けて漸次大径とされていることにより、軸方向の上方から下方へと外径が漸次外径とされた回転軸3にその上下を反転した状態で装着しようとしても適切な軸方向の位置まで装着することができず、よって、上下の誤装着を防止できる。また、撹拌羽根10は、凹溝10a,10bが、周方向の幅の異なる位置決めリブ3d,3eに対応して形成されていることで、周方向の誤装着も防止できる。

0059

上記構成の調理器1は、容器2から機構部6、蓋2Aを外した状態で、刃4を取り付けた回転軸3を挿入して回転可能にセッティングした後、細かく切断する食材を該容器2へ入れる。この後、蓋2Aを容器2に嵌入し、さらに機構部6を蓋2Aの上方から容器2にに対して嵌入し、回転させてロック部6Bdと係合凸部2dとの強い接触によりロックする。

0060

この後、食材や調理手法に応じて、刃4を低速で回転させるのであれば、カバー8のハンドル挿入孔8bが低速ギヤ5Aの操作孔5aと連通するように該カバー8を回転させ、刃4を高速で回転させるのであれば、カバー8のハンドル挿入孔8bが高速ギヤ5Bの操作孔5aと連通するように該カバー8を回転させる。

0061

カバー8の回転は、ばね部材9Aの先端部位9bがカバー8の凹部8cに嵌ることで、低速ギヤ5A又は高速ギヤ5Bのいずれかの操作孔5aとハンドル挿入孔8bとの位置合わせを容易かつ正確に行うことができる。

0062

上記の後、機構部6の上面において、唯一の開口であるカバー8のハンドル挿入孔8bにハンドル7の軸体7aを挿入し、ハンドル7を廻すことで回転軸3が回転し、この回転に伴って刃4が食材を細かく切断する。

0063

本例の構成の場合、細断途中又は細断後に、必要であれば、容器2から機構部6、蓋2Aを外し、回転軸3に撹拌羽根10を装着すれば、食材を撹拌することができる。このとき、本発明構成では、刃4,4を取り外す(刃4,4を交換して撹拌羽根10を取り付ける)必要がないので、刃4,4に触れることがなく、安全に調理することができる。なお、本発明の調理器1は、撹拌羽根10(ブレード10B,10B)を刃4,4に代えて固定的に設ける構成、つまり撹拌専用として構成することも含まれる。

0064

このように、本発明の調理器1は、機構部6の上面に不要な孔がないので、当該孔に指や異物を挿入して故障トラブルの発生を抑制することができると共に食材のカスが侵入することがないので使用上及び衛生上安全に使うことができる。

実施例

0065

また、本発明の調理器1は、カバー7を回転させることで低速と高速のハンドル7を付け替える操作孔5aを選択する、つまり低速ギヤ5Aと高速ギヤ5Bを中間ギヤ5Cを介して直列的に噛合配置しているので、すなわちギヤの噛み合わせ構成を上下に移動させたりする必要がないようにしているので操作が簡便で(ハンドル7の回転方向も統一しているので)扱いやすい。

0066

1調理器
2容器
2A 蓋
3回転軸
4 刃
5ギヤ列
5A低速ギヤ
5B高速ギヤ
5a操作孔
6機構部
6A 本体
6B蓋体
8カバー
8bハンドル挿入孔
8c 凹部
9位置決機構
9Aばね部材
10撹拌羽根
10B ブレード

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