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技術 看視システム、看視記録提供方法、及びプログラム

出願人 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社
発明者 脇大将池上浩平小野顕
出願日 2016年12月9日 (3年11ヶ月経過) 出願番号 2016-239644
公開日 2018年6月21日 (2年5ヶ月経過) 公開番号 2018-093978
状態 特許登録済
技術分野 診断用測定記録装置
主要キーワード 運動量センサ 発生警告 情報入力受付ステップ 提示エリア 事象記録 コメントエリア 保護者用 保育士
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年6月21日)のものです。
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図面 (11)

課題

看視システムにより直観的でありながらも的確に看視対象者の様子を把握することのできる看視記録を作成できるようにする。

解決手段

看視対象者に装着されるウェアラブル端末装置と、看視者が使用する看視者端末装置と、情報管理装置とを備える看視システムについて、ウェアラブル端末装置は、看視対象者の生体情報を検出し、看視者端末装置は、看視対象者ごとに生じた事象に関する事象情報の入力を受け付け、情報管理装置は、検出された生体情報に基づいて看視対象者の体調感情との分析を行い、看視対象者ごとに対応する看視記録を端末装置にて提示させるにあたり、情報入力受付部により入力された事象情報が示す事象と、分析部により分析された体調と感情とが一画面において共通の時間軸に対応させて表示されるように構成する。

概要

背景

例えば保育園のように幼児を預かる施設では、園児ごとの保育園での様子を記録した保育日誌を作成することが行われている。しかしながら、保育日誌の作成を手作業で行うことは多くの時間と労力とを要するために保育士の負担が非常に大きい。

そこで、以下のような幼児の行動記録システムが知られている。つまり、施設内の主要箇所に入力端末装置を設置する。入力端末装置は、操作により、担当者別に幼児ごとの様子を入力項目単位で入力する。制御装置は、入力端末装置に入力された情報を収集し、予め定められたフォームによる行動日誌を編集し、編集した日誌をプリンタから出力する(例えば、特許文献1参照)。

概要

看視システムにより直観的でありながらも的確に看視対象者の様子を把握することのできる看視記録を作成できるようにする。看視対象者に装着されるウェアラブル端末装置と、看視者が使用する看視者端末装置と、情報管理装置とを備える看視システムについて、ウェアラブル端末装置は、看視対象者の生体情報を検出し、看視者端末装置は、看視対象者ごとに生じた事象に関する事象情報の入力を受け付け、情報管理装置は、検出された生体情報に基づいて看視対象者の体調感情との分析を行い、看視対象者ごとに対応する看視記録を端末装置にて提示させるにあたり、情報入力受付部により入力された事象情報が示す事象と、分析部により分析された体調と感情とが一画面において共通の時間軸に対応させて表示されるように構成する。

目的

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、看視システムにより直観的でありながらも的確に看視対象者の様子を把握することのできる看視記録を作成できるようにすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

視対象者に装着されるウェアラブル端末装置と、看視者が使用する看視者端末装置と、情報管理装置とを備える看視システムであって、前記ウェアラブル端末装置は、当該ウェアラブル端末装置を装着する看視対象者の生体情報を検出する生体情報検出部を備え、前記看視者端末装置は、看視対象者ごとに生じた事象に関する事象情報の入力を受け付け情報入力受付部を備え、前記情報管理装置は、前記生体情報検出部により検出された生体情報に基づいて看視対象者の体調感情との分析を行う分析部と、看視対象者ごとに対応する看視記録を端末装置にて提示させるにあたり、前記情報入力受付部により入力された事象情報が示す事象と、前記分析部により分析された体調と感情とが一画面において共通の時間軸に対応させて表示されるようにする看視記録提供部とを備える看視システム。

請求項2

看視対象者の行動範囲において所定の場所に設置される補助端末装置をさらに備え、前記補助端末装置は、操作に応じて、設置された場所に対応して生じた事象に関する事象情報を入力する請求項1に記載の看視システム。

請求項3

前記分析部は、看視環境のもとで行われるアクティビティに対応して得られた看視対象者ごとの体調と感情との分析の結果に基づいて、さらに看視対象者についての所定の分析を行い、前記看視記録提供部は、前記所定の分析の結果が反映されたアクティビティ記録を、前記端末装置にて提示させる請求項1または2に記載の看視システム。

請求項4

前記ウェアラブル端末装置は、収音を行う収音部をさらに備え、前記分析部は、前記収音部が収音して得られた音声を含む生体情報に基づいて分析を行う請求項1から3のいずれか一項に記載の看視システム。

請求項5

前記情報入力受付部は、操作に応じた文字情報の入力を受け付けるにあたり、予め用意された定型文編集する操作によって作成された文字情報の入力を受け付ける請求項1から4のいずれか一項に記載の看視システム。

請求項6

前記情報入力受付部は、複数の選択項目のうちから1以上を選択する選択形式のもとで選択された選択項目の入力を受け付けるにあたり、全ての選択項目が予め選択された状態を提示し、選択対象ではない選択項目の選択を解除する操作を受け付ける請求項1から5のいずれか一項に記載の看視システム。

請求項7

看視対象者に装着されるウェアラブル端末装置と、看視者が使用する看視者端末装置と、情報管理装置とを備える看視システムにおける看視記録提供方法であって、前記ウェアラブル端末装置において、当該ウェアラブル端末装置を装着する看視対象者の生体情報を検出する生体情報検出ステップを実行し、前記看視者端末装置において、看視対象者ごとに生じた事象に関する事象情報の入力を受け付ける情報入力受付ステップを実行し、前記情報管理装置において、前記生体情報検出ステップにより検出された生体情報に基づいて看視対象者の体調と感情との分析を行う分析ステップと、看視対象者ごとに対応する看視記録を端末装置にて提示させるにあたり、前記情報入力受付ステップにより入力された事象情報が示す事象と、前記分析ステップにより分析された体調と感情とが一画面において共通の時間軸に対応させて表示されるようにする看視記録提供ステップとを実行する看視記録提供方法。

請求項8

看視対象者に装着されるウェアラブル端末装置と、看視者が使用する看視者端末装置と、情報管理装置とを備える看視システムのプログラムであって、前記ウェアラブル端末装置としてのコンピュータを、当該ウェアラブル端末装置を装着する看視対象者の生体情報を検出する生体情報検出部として機能させ、前記看視者端末装置としてのコンピュータを、看視対象者ごとに生じた事象に関する事象情報の入力を受け付ける情報入力受付部として機能させ、前記情報管理装置としてのコンピュータを、前記生体情報検出部により検出された生体情報に基づいて看視対象者の体調と感情との分析を行う分析部、看視対象者ごとに対応する看視記録を端末装置にて提示させるにあたり、前記情報入力受付部により入力された事象情報が示す事象と、前記分析部により分析された体調と感情とが一画面において共通の時間軸に対応させて表示されるようにする看視記録提供部として機能させるためのプログラム。

技術分野

0001

本発明は、看視システム、看視記録提供方法、及びプログラムに関する。

背景技術

0002

例えば保育園のように幼児を預かる施設では、園児ごとの保育園での様子を記録した保育日誌を作成することが行われている。しかしながら、保育日誌の作成を手作業で行うことは多くの時間と労力とを要するために保育士の負担が非常に大きい。

0003

そこで、以下のような幼児の行動記録システムが知られている。つまり、施設内の主要箇所に入力端末装置を設置する。入力端末装置は、操作により、担当者別に幼児ごとの様子を入力項目単位で入力する。制御装置は、入力端末装置に入力された情報を収集し、予め定められたフォームによる行動日誌を編集し、編集した日誌をプリンタから出力する(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0004

特開2001−14398号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1の行動記録システムによって作成される行動日誌は、主に行動記録文字により時刻対応付けて示されている形式であるために、内容把握のためには文字を読む必要がある。このため、例えば忙しくて行動日誌の内容をしっかり読むことができない場合には、園児の状態を的確に把握できない場合がある。
このようなことを考慮すると、例えば端末装置を利用して入力された情報を収集して情報処理装置により作成される日誌等の看視記録については、直観的でありながらも的確に園児の様子が把握されるようにすることが求められる。

0006

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、看視システムにより直観的でありながらも的確に看視対象者の様子を把握することのできる看視記録を作成できるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上述した課題を解決するための本発明の一態様は、看視対象者に装着されるウェアラブル端末装置と、看視者が使用する看視者端末装置と、情報管理装置とを備える看視システムであって、前記ウェアラブル端末装置は、当該ウェアラブル端末装置を装着する看視対象者の生体情報を検出する生体情報検出部を備え、前記看視者端末装置は、看視対象者ごとに生じた事象に関する事象情報の入力を受け付け情報入力受付部を備え、前記情報管理装置は、前記生体情報検出部により検出された生体情報に基づいて看視対象者の体調感情との分析を行う分析部と、看視対象者ごとに対応する看視記録を端末装置にて提示させるにあたり、前記情報入力受付部により入力された事象情報が示す事象と、前記分析部により分析された体調と感情とが一画面において共通の時間軸に対応させて表示されるようにする看視記録提供部とを備える看視システムである。

0008

また、本発明の一態様は、看視対象者に装着されるウェアラブル端末装置と、看視者が使用する看視者端末装置と、情報管理装置とを備える看視システムにおける看視記録提供方法であって、前記ウェアラブル端末装置において、当該ウェアラブル端末装置を装着する看視対象者の生体情報を検出する生体情報検出ステップを実行し、前記看視者端末装置において、看視対象者ごとに生じた事象に関する事象情報の入力を受け付ける情報入力受付ステップを実行し、前記情報管理装置において、前記生体情報検出ステップにより検出された生体情報に基づいて看視対象者の体調と感情との分析を行う分析ステップと、看視対象者ごとに対応する看視記録を端末装置にて提示させるにあたり、前記情報入力受付ステップにより入力された事象情報が示す事象と、前記分析ステップにより分析された体調と感情とが一画面において共通の時間軸に対応させて表示されるようにする看視記録提供ステップとを実行する看視記録提供方法である。

0009

また、本発明の一態様は、看視対象者に装着されるウェアラブル端末装置と、看視者が使用する看視者端末装置と、情報管理装置とを備える看視システムのプログラムであって、前記ウェアラブル端末装置としてのコンピュータを、当該ウェアラブル端末装置を装着する看視対象者の生体情報を検出する生体情報検出部として機能させ、前記看視者端末装置としてのコンピュータを、看視対象者ごとに生じた事象に関する事象情報の入力を受け付ける情報入力受付部として機能させ、前記情報管理装置としてのコンピュータを、前記生体情報検出部により検出された生体情報に基づいて看視対象者の体調と感情との分析を行う分析部、看視対象者ごとに対応する看視記録を端末装置にて提示させるにあたり、前記情報入力受付部により入力された事象情報が示す事象と、前記分析部により分析された体調と感情とが一画面において共通の時間軸に対応させて表示されるようにする看視記録提供部として機能させるためのプログラムである。

発明の効果

0010

以上説明したように、本発明によれば、看視システムにより直観的でありながらも的確に看視対象者の様子を把握することのできる看視記録を作成可能になるという効果が得られる。

図面の簡単な説明

0011

第1実施形態における看視システムの構成例を示す図である。
第1実施形態における保育日誌の一例を示す図である。
第1実施形態におけるウェアラブル端末装置の構成例を示す図である。
第1実施形態における看視者端末装置の構成例を示す図である。
第1実施形態における看視サーバの構成例を示す図である。
第1実施形態における園児関連情報の位置例を示す図である。
第1実施形態における看視システムが園児の異常発生通知に対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。
第1実施形態における看視システムが看視記録の作成に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。
第2実施形態におけるウェアラブル端末装置が園児の異常発生通知に対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。
第3実施形態における看視システムが迷子判定に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。

実施例

0012

以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
[看視システムの構成例]
本実施形態の看視システムは、保育園(看視施設の一例)の園児を看視対象者として看視するシステムである。本実施形態の看視システムにおける看視の概要は以下のようになる。つまり、本実施形態の看視システムは、園児の体調と感情とを定常的に看視し、園児の体調あるいは感情に関して異常が発生した場合に、異常が発生した旨を保育士と保護者報知する。
また、本実施形態の看視システムは、園児の体調、感情、園児の行動、保育士が保育士端末装置補助端末装置を操作して入力した保育に関連した情報(保育関連情報)、保護者が保護者端末装置に入力した保育士への連絡事項等の保育関連情報などを収集する。看視システムは、収集された情報を利用して、保育日誌を作成する。
保育日誌は、園児ごとに作成される。看視システムにおいて作成された保育日誌は、保育士が携帯する保育士端末装置に送信される。保育士は、保育士端末装置に送信された保育日誌を表示し閲覧することができる。また、保育日誌は、園児ごとに対応する保護者の保護者端末装置にも送信される。保護者は、保護者端末装置に送信された保育日誌を表示し閲覧することができる。
また、本実施形態の看視システムは、例えば運動会、お遊戯会、園外への散歩などのように、保育士が看視を行っている環境(看視環境)のもとで行われるアクティビティ行事イベント等)が行われた場合に、アクティビティの行われた期間に対応して収集した園児の体調、感情、園児の行動記録、保育関連情報などに基づいて、アクティビティ記録を作成する。アクティビティ記録には、アクティビティに参加した園児の様子を示す情報が含まれる。

0013

図1は、本実施形態における看視システムの構成例を示している。保育園1に預けられる園児には、ウェアラブル端末装置100が装着される。本実施形態のウェアラブル端末装置100は、例えば腕に巻くようにして人体に装着されるリストバンド形式である。このようなリストバンド形式のウェアラブル端末装置100であれば、軽量で、園児の動きも妨げることがなく、園児の激しい動きに対しても外れたり壊れたりする可能性が低い。

0014

本実施形態のウェアラブル端末装置100は、一定時間ごとに園児の生体情報を検出し、検出された生体情報を看視サーバ400(情報管理装置の一例)に送信する。
ウェアラブル端末装置100が検出する生体情報の具体例は、例えば体温血圧脈拍発汗状態呼吸状態運動量、音声などである。ウェアラブル端末装置100は、これらの生体情報を検出できるように各種のセンサ等が設けられる。具体的に、体温、血圧、脈拍、発汗状態、呼吸状態については、それぞれに対応するセンサにより検出が行われる。また、運動量については、例えば加速度センサなどを用いた運動量センサにより検出が行われる。また、音声については、収音部(マイクロフォン)により周囲音を収音することによって得られる。

0015

ウェアラブル端末装置100は、例えば無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの近距離に対応する無線通信方式により通信を行う。保育園1には、ウェアラブル端末装置100が対応する無線通信方式とネットワークとの間で通信を中継する中継装置11が設置されている。ウェアラブル端末装置100は、看視サーバ400に生体情報を送信する際に、中継装置11を経由してネットワークNT上の看視サーバ400にアクセスし、生体情報を送信する。

0016

また、保育園1にて勤務する保育士は、それぞれ、保育士端末装置200−1を携帯する。保育士端末装置200−1は、例えばスマートフォンタブレット端末装置などである。保育士端末装置200−1は、本実施形態の看視システムに対応して保育士が使用する保育士用アプリケーションインストールされている。

0017

また、園児の保護者は、それぞれ、保護者端末装置200−2を使用する。保護者端末装置200−2には、本実施形態の看視システムに対応して保護者が使用する保護者用アプリケーションがインストールされている。

0018

なお、保育士用アプリケーションと保護者用アプリケーションとについては、例えばユーザアカウント暗証番号の入力などによるログイン認証が必要なようにして、当事者のみが使用できるようにすることが好ましい。

0019

なお、保育士と保護者は、看視システムにおいて園児を看視する者として位置付けられることに基づき、保育士と保護者とを総称して「看視者」ともいう。また、以降の説明において、保育士端末装置200−1と保護者端末装置200−2とについて特に区別しない場合には、看視者端末装置200とも記載する。

0020

看視サーバ400は、ウェアラブル端末装置100から送信された生体情報を利用して、園児ごとの体調と感情とを分析する。看視サーバ400は、園児ごとの体調、感情に関する分析結果を記憶する。記憶された園児ごとの体調、感情に関する分析結果は、看視サーバ400が作成する園児ごとの保育日誌において園児の様子を示す情報として反映される。また、記憶された園児ごとの体調、感情に関する分析結果は、看視サーバ400が作成するアクティビティ記録においてアクティビティに参加した園児の様子を分析するのに用いられる。看視サーバ400による園児の体調、感情の分析処理には、機械学習が用いられる。

0021

また、看視サーバ400は、園児ごとの体調、感情に関する分析結果の1つとして、園児に異常が生じているか否かについて判定する。この際、看視サーバ400は、生体情報として取得した、体温、血圧、脈拍、発汗状態、呼吸状態、運動量、音声のうちの全てまたは一部のパラメータを利用して各種の異常を判定する。
看視サーバ400は、異常が生じていると判定すると、保育士端末装置200−1に対して、異常が生じていると判定された園児を示す情報とともに、異常発生通知を送信する。また、看視サーバ400は、異常が生じていると判定された園児の保護者の保護者端末装置200−2に対して、園児に異常が発生していることを示す異常発生通知を送信する。
保育士端末装置200−1の保育士用アプリケーションは、異常発生通知の受信に応じて、異常発生警告を出力する。同様に、保護者端末装置200−2の保護者用アプリケーションは、異常発生通知の受信に応じて、異常発生警告を出力する。これらの看視者端末装置200にて行われる異常発生警告の出力は、例えばすぐに看視者(保育士、保護者)が気付くことができるように、表示だけではなく、警告音なども伴う態様であることが好ましい。
このように看視者端末装置200により異常発生警告の出力が行われることで、保育士は、どの園児に異常が生じているのかを即座に把握し、対処することができる。これにより、保育士は、何らかの事故の発生や、体調の急変などの重大な状況を看過することなく、即座に対応することができる。

0022

また、本実施形態の看視システムにおいては、以下のように園児ごとについての保育日誌の作成が行われる。
保育士は、保育士端末装置200−1にて動作させた保育士用アプリケーションに対する操作によって、看視対象の園児ごとの保育に関連する情報(保育関連情報)を入力することができる。ここで、1人の保育士が看視対象とする園児は、例えば保育士が担当する園児とすればよいが、状況に応じて、柔軟に保育士が看視対象とする園児が変更されてよい。

0023

保育士は、保育士端末装置200−1にて動作する保育士用アプリケーションに対する操作によって、保育関連情報として、当日の園児ごとの出席欠席の状況を入力することができる。
また、保育士は、保育士端末装置200−1にて動作する保育士用アプリケーションに対する操作により、保育関連情報として園児ごとの登園時刻、退園時刻などを入力することができる。
また、保育士は、保育士端末装置200−1にて動作する保育士用アプリケーションに対する操作により、保育関連情報として、園児ごとに生じたトイレ食事昼寝などの行動(事象)に関する記録を入力することができる。
また、保育士は、保育士端末装置200−1にて動作する保育士用アプリケーションに対する操作により、保育関連情報として保育園1で行われるアクティビティに関する情報(アクティビティの開催期間、アクティビティの参加園児等)を入力することができる。

0024

保育士端末装置200−1は、例えば携帯電話通信網からネットワークNTに接続し、入力された保育関連情報を看視サーバ400に送信することができる。なお、保育園1内にて保育士端末装置200−1が中継装置11の通信範囲に存在している場合には、保育士端末装置200−1は中継装置11経由でネットワークNTと接続するように通信を切り替えてもよい。
保育士端末装置200−1の保育士用アプリケーションは、上記のように入力された保育関連情報を、看視サーバ400に送信する。

0025

また、補助端末装置300は、保育園1(看視対象者の行動範囲の一例)におけるトイレ、所定の部屋や区画遊具付近などの所定の場所に対応して配置される。補助端末装置300は、保育士関連情報の入力を補助する機能を有する。補助端末装置300は、設置された場所に応じた園児の行動を示す行動記録としての保育関連情報を保育士が入力できるようになっている。一例として、トイレに設置された補助端末装置300は、園児を指定したうえで、指定の園児がトイレを使用したことを記録するための入力を行うことができる。また、トイレの使用に関する記録の場合には、例えばさらに大便小便のいずれであったのかの記録を入力できるようにしてもよい。
補助端末装置300は、例えば携帯電話通信網からネットワークNTに接続し、入力された保育関連情報を看視サーバ400に送信することができる。
補助端末装置300には、例えばタブレット端末装置などを利用できる。
なお、補助端末装置300は、例えば、設置された場所に対応する保育関連情報だけではなく、例えば保育士端末装置200−1と同様に各種の保育士関連情報が入力可能なように構成されてもよい。

0026

また、保護者は、保護者端末装置200−2にて動作させた保護者用アプリケーションに対する操作によって、園児ごとの保育に関連する情報(保育関連情報)を入力することができる。具体的に、保護者は、保護者用アプリケーションに対する操作によって、保育関連情報として、保護者から保育士への連絡事項などを入力することができる。

0027

保護者端末装置200−2は、例えば携帯電話通信網からネットワークNTに接続し、入力された保育関連情報を看視サーバ400に送信することができる。保護者端末装置200−2の保護者用アプリケーションは、上記のように入力された保育関連情報を、看視サーバ400に送信する。

0028

看視サーバ400は、ウェアラブル端末装置100から送信されてくる生体情報と、上記のように、看視者端末装置200(保育士端末装置200−1、保護者端末装置200−2)から送信される保育関連情報とを利用して、園児ごとの保育日誌を作成する。看視サーバ400による保育日誌の作成は、例えば1日における所定の時刻において作成されるように定められればよい。また、1日における保育日誌の作成は、例えば1日の前半までの分と、1日の前半から退園までの分との2回行われるようにされてもよい。

0029

看視サーバ400は、保育日誌と後述のアクティビティ記録との閲覧に対応するウェブサイトを提供するウェブサーバとしての機能を有する。看視サーバ400は、保育日誌についてウェブページの形式で作成し、上記のウェブサイトに登録する。そして、園児全員の保育日誌を作成すると、看視サーバ400は、保育士端末装置200−1に対して園児全員の保育日誌が作成されたことを通知する保育日誌作成通知を送信する。また、看視サーバ400は、保護者端末装置200−2に対しては、保護者が保護対象としている園児の保育日誌が作成されたことを通知する保育日誌作成通知を送信する。

0030

さらに、看視サーバ400は、ウェアラブル端末装置100から送信されてくる生体情報と、保育士端末装置200−1から送信される、アクティビティ関連の保育関連情報とを利用して、アクティビティ記録を作成する。
アクティビティ記録は、例えばアクティビティの開催中において、各園児がどのような体調、感情を示しているか、また、アクティビティ中における園児間の人間関係についての推定結果などが示される。看視サーバ400は、例えば音声を解析することで、アクティビティが行われている際に、或る園児がどの園児と会話していたのかを分析できる。看視サーバ400は、このような分析に基づいてアクティビティ中における園児同士の関係を推定できる。

0031

看視サーバ400は、作成したアクティビティ記録を記憶し、アクティビティ記録ごとの閲覧に対応するウェブページを作成する。アクティビティ記録も、ウェブページとしての形式により作成され、前述のウェブサイトに登録される。
アクティビティ記録を作成すると、看視サーバ400は、保育士端末装置200−1に対してアクティビティ記録が作成されたことを通知するアクティビティ記録作成通知を送信する。なお、アクティビティ記録は、アクティビティに参加した園児全員に関する情報となるので、本実施形態においては、個人情報保護等の観点から、保護者端末装置200−2では閲覧できないようにしている。このため、看視サーバ400は、保護者端末装置200−2に対してはアクティビティ記録作成通知を送信しなくともよい。

0032

上記のような看視サーバ400の動作に応じて、保育士端末装置200−1には、1日における1回以上の或るタイミングで、園児ごとの保育日誌が作成されたことを通知する保育日誌作成通知が看視サーバ400から送信される。
保育士端末装置200−1で動作する保育士用アプリケーションは、保育日誌作成通知が受信されたことに応じて、保育士に対して、保育日誌が作成されたことで閲覧可能になった旨の保育日誌閲覧可能通知を行う。保育士に対する保育日誌閲覧可能通知は、例えばプッシュ通知等として行われればよい。
保育士端末装置200−1にて行われる保育日誌閲覧可能通知を確認した保育士は、保育士用アプリケーションに対する操作により、任意の園児の保育日誌を選択して表示させる。この際、例えば保育士端末装置200−1の保育士用アプリケーションは、自己ウェブブラウザ機能によって、看視サーバ400により提供されるウェブサイトにおける閲覧対象の園児の保育日誌のウェブページにアクセスし、保育日誌を表示する。このように表示された保育日誌を閲覧することで、保育士は、園児ごとに保育日誌の内容を確認し、園児がどのような様子であったのかを把握することができる。なお、看視サーバ400が送信する保育日誌作成通知に、園児ごとの保育日誌のURL(Uniform Resource Locator)を含めておき、保育士端末装置200−1にて出力される保育日誌閲覧可能通知の表示において、各園児の保育日誌のURLのリンクを含めるようにしてもよい。このようにすれば、保育士は、URLを選択して操作することで、簡単に任意の園児の保育日誌を閲覧できる。この点については、次に説明するアクティビティ記録についても同様である。

0033

また、保育士端末装置200−1には、例えば当日において行われたアクティビティごとに関連するアクティビティ記録が作成されたことを通知するアクティビティ記録作成通知が送信されてくる。保育士端末装置200−1で動作する保育士用アプリケーションは、アクティビティ記録作成通知が受信されたことに応じて、保育士に対してアクティビティ記録閲覧可能通知を行う。保育士に対するアクティビティ閲覧可能通知も、例えばプッシュ通知等として行われればよい。
保育士端末装置200−1にて行われるアクティビティ記録閲覧可能通知を確認した保育士は、保育士用アプリケーションに対する操作により、アクティビティ記録のウェブページのアクセスし、アクティビティ記録を表示させる。このように表示されたアクティビティ記録を閲覧することで、保育士は、アクティビティごとに園児がどのような様子であったのかを把握することができる。

0034

また、保護者端末装置200−2には、1日における1回以上の或るタイミングで、園児ごとの保育日誌が作成されたことを通知する保育日誌作成通知が看視サーバ400から送信されてくる。
保護者端末装置200−2で動作する保護者用アプリケーションは、保育日誌作成通知が受信されたことに応じて、保護者に対する保育日誌閲覧可能通知を行う。保護者に対する保育日誌閲覧可能通知も、例えばプッシュ通知等として行われればよい。
保護者端末装置200−2にて行われる保育日誌閲覧可能通知を確認した保護者は、保護者用アプリケーションに対する操作に応じて、看視サーバ400の保育日誌ウェブサイトにアクセスし、対応の園児の保育日誌を表示させる。これにより、保護者は、保育日誌を閲覧することで、自宅職場に居ながらにして、自分の子供が、保育園1にてどのような様子であるのかを把握することができる。

0035

ここで、個人情報保護などの観点から、保護者に対しては、保護者が保護対象としている園児に限定しての保育日誌の閲覧が可能なようにすることが好ましい。このためには、例えば保護者端末装置200−2に送信する保育日誌作成通知には、保護者が保護対象とする園児のみのウェブページのURLを含めるようにすればよい。この場合、保護者端末装置200−2にて出力される保育日誌閲覧可能通知では保護者が保護対象としている園児のウェブページのリンクのみが表示されるので、保護者が閲覧できる保育日誌は、自分が保護対象としている園児のものに限定される。

0036

なお、看視サーバ400による保育日誌、アクティビティ記録の作成は、例えば、保育士の保育士端末装置200−1に対する作成指示操作に応じて行われるようにしてもよい。あるいは、看視サーバ400による保育日誌、アクティビティ記録の作成は、予め定められた時刻に行われるようにしてもよい。このように予め定められた時刻に保育日誌、アクティビティ記録の作成が行われるようにする場合、作成される時刻を保育士や保護者に周知させておく運用とすれば、看視サーバ400は、保育日誌作成通知、アクティビティ記録作成通知を行わなくともよい。
以下の説明では、看視サーバ400は、保育日誌作成通知、アクティビティ記録作成通知を行う場合を例に挙げる。
なお、以降の説明にあたり、保育日誌とアクティビティ記録とについて特に区別しない場合には、看視記録とも記載する場合がある。

0037

また、看視者端末装置200(保育士端末装置200−1、保護者端末装置200−2)は、看視サーバ400へのアクセスにより表示させた保育日誌あるいはアクティビティ記録を、所定のファイル形式により記憶部203に記憶可能なようにされてよい。

0038

なお、看視サーバ400は、所定のファイル形式により保育日誌あるいはアクティビティ記録を作成し,作成した保育日誌あるいはアクティビティ記録のファイルを、看視者端末装置200に送信するようにしてもよい。この場合、看視者端末装置200で動作する保育士用アプリケーションまたは保護者用アプリケーションは、受信された保育日誌あるいはアクティビティ記録のファイルを記憶部203に記憶させる。そのうえで、保育士用アプリケーションまたは保護者用アプリケーションは、例えば保育士または保護者の操作に応じて、記憶部203に記憶されたファイルを読み出して表示するようにしてよい。

0039

[保育日誌の表示態様例
図2を参照して、看視者端末装置200(保育士端末装置200−1、保護者端末装置200−2)にて表示される保育日誌の一例について説明する。
同図の保育日誌は、1人の園児に対応する保育日誌である。同図の保育日誌は、タイトルエリアAR10、天気エリアAR11、アクティビティ提示エリアAR12、事象提示エリアAR13、体調提示エリアAR14、感情提示エリアAR15、園児状態コメントエリアAR16、及び連絡事項エリアAR17が配置される。

0040

タイトルエリアAR10は、保育日誌のタイトルに相当する情報が示されるエリアである。同図のタイトルエリアAR10においては、園児の名前と、日付とが示される。
天気エリアAR11は、当日の天気の情報が示されるエリアである。天気エリアAR11に示される天気の情報は、例えば看視サーバ400が、ネットワークNT経由で、気象情報公開するサーバから取得する。

0041

アクティビティ提示エリアAR12は、当日に園児が参加したアクティビティが何であるのかが示されるエリアである。アクティビティ提示エリアAR12において示されるアクティビティの内容は、保育士が、保育士端末装置200−1の保育士用アプリケーション上で表示されるアクティビティ入力画面に対して、園児が参加したアクティビティを保育関連情報として入力する操作を行うことに応じて、看視サーバ400にて得られる。

0042

また、アクティビティに関する入力は、以下のような態様を採ることができる。つまり、保育士は、保育士端末装置200−1の保育士用アプリケーション上で、まず1つのアクティビティを設定する。アクティビティの設定に際しては、例えばアクティビティ名と、アクティビティが行われる期間などが指定される。アクティビティの設定が行われると、設定されたアクティビティに対応するアクティビティ入力画面が表示される。
アクティビティ入力画面には、例えば保育士が担当する園児のリストが表示されておりまた、園児のリストにおける園児の項目ごとに対応してチェックボックスが配置された態様(複数の選択項目のうちから1以上を選択する選択形式の一例)を有する。
アクティビティは、例えば参加対象とされた全ての園児が参加することが前提であるが、そのときの体調や気分などで参加できない園児もでてくる。通常は、アクティビティの参加対象とされた園児のうちで、アクティビティに参加する園児と参加しない園児とでは、参加しない園児のほうが少ない。
そこで、例えば、アクティビティ入力画面において保育士の看視対象の園児ごとに対応して配置されるチェックボックスは、初期画面では、全てにおいてチェックが付され、予め選択された状態であることが提示されるようにするとよい。つまり、初期画面のアクティビティ入力画面では、参加対象の園児は全て参加であることが示された状態である。そこで、保育士は、アクティビティに参加しない園児を確認のうえで、アクティビティ入力画面において参加しない園児(選択対象ではない選択項目の一例)に対応するチェックボックスのチェックを外していく操作(選択を解除する操作)を行う。このような操作の態様とすれば、保育士がチェックボックスに対して操作を行う回数を少なくすることが可能となり、操作の効率化が図られる。

0043

また、前述のように、保育士は、保育士端末装置200−1に対する操作により、園児ごとの出席、欠席の状況を保育関連情報として入力する。つまり、園児ごとの出席、欠席の状況は、看視サーバ400に登録されている。
そこで、アクティビティ入力画面の初期画面について、さらに園児の出席、欠席の状況が反映されるようにしてもよい。つまり、アクティビティ入力画面の全ての看視対象の園児に対応するチェックボックスのうち、欠席の園児に対応するチェックボックスについては予めチェックを外しておき、出席の園児に対応するチェックボックスについて予めチェックを付しておくようにしてもよい。

0044

あるいは、アクティビティ入力画面の初期画面として、欠席の園児に対応する項目自体を提示しないようにして、出席の園児のリストのみを提示したうえで、提示された出席の園児ごとに対応するチェックボックスに予めチェックを付すようにしてよい。

0045

なお、上記のような園児ごとに対応するチェックボックスの初期画面での態様は、アクティビティ入力画面に限定されるものではなく、園児のリストを提示して園児ごとに対応するチェックボックスへの操作が行われる他の画面にも適用してよい。

0046

即ち、看視サーバ400は、出席、欠席の状況を示す保育関連情報(出欠フラグ)に基づいて、欠席の園児については看視対象から除外するようにしてもよい。そのうえで、看視サーバ400は、看視対象から除外した園児については、保育士用アプリケーション上で表示される各種保育関連情報の入力画面において保育関連情報の入力対象として提示されないようにして入力画面を作成することができる。これにより、例えば欠席している園児についてまで誤って保育関連情報を入力してしまうような無駄な操作が防がれる。

0047

そして、保育士が、アクティビティ入力画面における入力結果確定させるための決定操作を行うと、保育士端末装置200−1は、アクティビティ情報を保育関連情報として看視サーバ400に送信する。このように看視サーバ400に送信されるアクティビティ情報には、アクティビティ名、アクティビティの時間帯、参加する園児などの情報が含まれる。

0048

事象提示エリアAR13は、当日における園児の行動(事象)の記録を時間軸に沿って示すエリアである。同図の事象提示エリアAR13においては、左から右にかけて時間が進行するように時間軸が設定される。そのうえで、食事、トイレ、昼寝などの、園児の行動記録が、時間軸に対してアイコンを配置させることによって示されている。このように園児の行動記録について、行動記録を絵柄により象徴するアイコンを使用することで、看視者は、園児が一目でどのような行動を行ったのかを把握できる。
事象提示エリアAR13にて示される事象に関する情報(事象情報)は、保育士が、園児が行為を行ったごとに、保育士端末装置200−1または補助端末装置300に対する操作を行って保育士関連情報の1つとして入力することができる。

0049

体調提示エリアAR14は、当日における園児の体調の変化を時間軸に沿って示すエリアである。ここで、体調提示エリアAR14において示される時間軸による時間進行は、事象提示エリアAR13において示される時間軸と同じとなっている。
同図の例では、園児の体調として、体温、脈拍、運動量のそれぞれについての時間に応じた変化が線グラフによって表されている。このような体調提示エリアAR14における表示は、看視サーバ400がウェアラブル端末装置100から取得した生体情報に基づいて行われる。

0050

感情提示エリアAR15は、当日における園児の感情の変化を時間軸に沿って示すエリアである。ここで、感情提示エリアAR15において示される時間軸による時間進行は、事象提示エリアAR13及び体調提示エリアAR14において示される時間軸と同じとなっている。
同図の例では、園児の感情について、機嫌が良くなるのにつれて基準値に対して値を増加さえ、機嫌が悪くなっていくのにつれて基準値に対して値を減少させた指標値として表したうえで、指標値の時間に応じた変化が線グラフによって表される。このように感情提示エリアAR15にて表示される感情は、看視サーバ400がウェアラブル端末装置100から取得した生体情報を利用して感情に関する解析を行った結果が反映されている。

0051

上記のように、本実施形態においては、事象提示エリアAR13において示される事象の記録と、体調提示エリアAR14において示される時間経過に応じた体調の変化と、感情提示エリアAR15において示される時間経過に応じた感情の変化とが、一画面において共通の時間軸のもとで表示されている。
このような表示が行われることで、看視者は、或る時刻において園児がどのような状態であったのかについて、時刻に対応する縦方向に沿って事象記録、体調のグラフ、感情のグラフを一覧できる。これにより、看視者は、時間経過における園児の状態がどのようなものであったのかについて、事象、体調、感情との関係性も含めて、的確に把握することができる。
このようにして、本実施形態のもとで作成される保育日誌によっては、直観的でありながらも的確に看視対象者の様子を把握できる。特に、本実施形態の保育日誌は、例えばスマートフォンの比較的表示面積の少ない表示部にて表示される機会が多いが、上記のような表示であれば、文字を詳細に読むことなく、園児の状態を的確に把握できる。

0052

園児状態コメントエリアAR16は、保育関連情報として、当日の園児の様子について保育士が観察し、保護者に伝えたい内容が示されるエリアである。園児状態コメントエリアAR16において示される内容は、保育士が、保育士端末装置200−1の保育士用アプリケーション上で表示させたコメント入力画面に対する文字入力操作を行って入力した内容が反映される。
ここで、同図の園児状態コメントエリアAR16には、「理解」、「運動」、「人間関係」・・・などのように、コメントのタイトルで区分されており、これらの区分ごとに、保育士のコメントが示される。コメント入力画面は、このようなコメントのタイトルごとにコメントを入力できるようになっている。例えば、保育士が「理解」のタイトルに対応するコメントを入力したい場合には、コメント入力画面における「理解」のタイトルに対応するコメント入力ボックスを選択してアクティブの状態とし、文字入力操作を行う。

0053

また、例えばそれぞれのタイトルごとに、1以上の定型文を用意しておき、コメント入力の際には、保育士が定型文を選択する操作を行って、選択された定型文をコメント入力ボックスに入力させ、入力された定型文を編集する操作が行えるようにされてもよい。このようにすれば、文字入力操作の効率が向上し、保育士の作業負担の軽減に寄与できる。

0054

連絡事項エリアAR17は、保育関連情報として、保育士から保護者への連絡事項、あるいは保護者から保育士への連絡事項が示されるエリアである。
連絡事項エリアAR17において示される保育士から保護者への連絡事項の内容は、保育士が、保育士端末装置200−1の保育士用アプリケーション上で表示される連絡事項入力画面に対して文字入力操作を行った内容が反映される。また、連絡事項エリアAR17において示される保護者から保育士への連絡事項の内容は、保護者が、保護者端末装置200−2の保護者用アプリケーション上で表示される連絡事項入力画面に対して文字入力操作を行った内容が反映される。

0055

[ウェアラブル端末装置の構成例]
図3を参照して、ウェアラブル端末装置100の構成例について説明する。同図のウェアラブル端末装置100は、通信部101、制御部102、生体情報検出部103、収音部104及び位置測定部105を備える。なお、位置測定部105は、後述の第3実施形態において使用される部位であることから、ここでの説明を省略する。本実施形態において、位置測定部105は省略されてもよい。

0056

通信部101は、前述の無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの近距離に対応する無線通信方式により中継装置11と通信を行う。

0057

制御部102は、ウェアラブル端末装置100における各種制御を実行する。制御部102としての機能は、ウェアラブル端末装置100が備えるCPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することにより実現される。
生体情報検出部103は、前述の生体情報のうち、音声を除く、体温、血圧、脈拍、発汗状態、呼吸状態、運動量等の生体情報を検出する。生体情報検出部103は、これらの生体情報を検出できるように各種のセンサ等が設けられる。具体的に、体温、血圧、脈拍、発汗状態、呼吸状態については、それぞれに対応するセンサにより検出が行われる。また、運動量については、例えば加速度センサなどを用いた運動量センサにより検出が行われる。
収音部104は、例えばマイクロフォンを備え、収音を行う。収音部104により収音して得られた音声は、制御部102に入力される。本実施形態において、収音部104により収音して得られる音声は、生体情報の1つである。

0058

制御部102は、生体情報検出部103に生体情報の検出を実行させ、収音部104により収音を実行させる。制御部102は、生体情報検出部103により検出された体温、血圧、脈拍、発汗状態、呼吸状態、運動量等と、収音部104により収音して得られた音声とを生体情報として入力する。制御部102は、入力された生体情報を通信部101から看視サーバ400に送信させる。
ここで、制御部102は、看視サーバ400に送信する生体情報に、ウェアラブル端末装置100の被装着者である園児を識別する園児識別子を付与する。なお、園児識別子は、園児ごとに設定した識別子を用いればよいが、例えばウェアラブル端末装置100ごとに固有となる識別子を用いることもできる。

0059

[看視者端末装置の構成例]
図4を参照して、看視者端末装置200(保育士端末装置200−1、保護者端末装置200−2)の構成例について説明する。同図の看視者端末装置200は、通信部201、制御部202、記憶部203、入力インターフェース部204、及び出力インターフェース部205を備える。なお、位置測定部206は、後述の第3実施形態に対応して保育士端末装置200−1が備える部位である。本実施形態において、位置測定部206は、省略されてよい。
通信部201は、ネットワークNT経由で看視サーバ400と通信を行う。

0060

制御部202は、看視者端末装置200における各種制御を実行する。制御部202としての機能は、看視者端末装置200が備えるCPUがプログラムを実行することにより実現される。
制御部202は、機能部として情報入力受付部221、看視記録閲覧処理部222、及び警告出力部223を備える。情報入力受付部221、看視記録閲覧処理部222及び警告出力部223の各機能部は、保育士端末装置200−1については保育士用アプリケーションにより実現され、保護者端末装置200−2については保護者用アプリケーションにより実現される。

0061

情報入力受付部221は、看視者の操作による保育関連情報の入力を受け付ける。具体的に、保育士端末装置200−1の情報入力受付部221は、前述のように、当日の園児ごとの出席、欠席の状況についての入力、園児ごとの登園時刻、退園時刻などの入力、園児ごとのトイレ、食事、昼寝などの行動(事象)に関する記録の入力、保育園1で行われるアクティビティに関する情報を入力する操作、保護者への連絡事項の入力などを受け付ける。
また、保護者端末装置200−2の情報入力受付部221は、保育関連情報として、保護者の操作による保育士への連絡事項などの入力を受け付ける。
情報入力受付部221は、上記のように受け付けた保育関連情報を通信部201から看視サーバ400に送信させる。

0062

看視記録閲覧処理部222は、看視サーバ400がウェブページとして提供する保育日誌が閲覧できるようにするための処理を実行する。つまり、看視記録閲覧処理部222は、看視サーバ400からの保育日誌作成通知の受信に応じて、看視者端末装置200にて保育日誌が作成された旨の通知を例えばプッシュ通知などにより行う。また、看視記録閲覧処理部222は、看視者の操作に応じて保育日誌のウェブページにアクセスし、出力インターフェース部205が備える表示部に保育日誌のウェブページを表示させる処理を行う。
また、保育士端末装置200−1の看視記録閲覧処理部222は、さらに、看視サーバ400からのアクティビティ記録作成通知の受信に応じて、看視者端末装置200にてアクティビティ記録が作成された旨の通知を行う。また、看視記録閲覧処理部222は、保育士の操作に応じてアクティビティ記録のウェブページにアクセスし、出力インターフェース部205が備える表示部にアクティビティ記録のウェブページを表示させる処理を行う。

0063

警告出力部223は、看視サーバ400から送信された異常発生通知の受信に応じて、異常発生警告を出力させる。

0064

記憶部203は、制御部202が利用する各種の情報を記憶する。
入力インターフェース部204は、看視者端末装置200が備える操作デバイス操作子、マイクロフォンなどを一括して示す。例えば看視者端末装置200がタッチパネルとしての表示部を備える場合には、タッチパネルも入力インターフェース部204に含まれる。
出力インターフェース部205は、表示部、音出力部などを備え、表示、音などの出力を行う出力インターフェースを一括して示す。

0065

なお、図示は省略するが、補助端末装置300は、上記の看視者端末装置200と同様に、通信部、制御部、記憶部、入力インターフェース部、出力インターフェース部を備えた構成であればよい。

0066

[看視サーバの構成例]
図5を参照して、看視サーバ400の構成例について説明する。同図の看視サーバ400は、通信部401、制御部402及び記憶部403を備える。
通信部401は、ネットワークNT経由で看視者端末装置200(保育士端末装置200−1、保護者端末装置200−2)、補助端末装置300、中継装置11などと通信を行う。

0067

制御部402は、看視サーバ400における各種制御を実行する。制御部402としての機能は、看視サーバ400が備えるCPUがプログラムを実行することにより実現される。
制御部402は、情報収集部421、分析部422、通知部423、及び看視記録提供部424の各機能部を備える。これらの機能部は、看視サーバ400が備えるCPUがプログラムを実行することより実現される。

0068

情報収集部421は、ウェアラブル端末装置100、看視者端末装置200(保育士端末装置200−1、保護者端末装置200−2)、補助端末装置300などから送信される情報を収集する。前述のように、ウェアラブル端末装置100は、生体情報を看視サーバ400に送信する。保育士端末装置200−1と補助端末装置300は、保育士により入力された各種の保育関連情報を看視サーバ400に送信する。保護者端末装置200−2は、保護者により入力された保育士への連絡事項などの保育関連情報を看視サーバ400に送信する。情報収集部421は、このように送信されてくる各種の情報を収集する。

0069

分析部422は、ウェアラブル端末装置100から送信された園児の生体情報に基づいて、園児の体調と感情との分析を行う。また、分析部422は、園児の体調と感情とについての分析結果に基づいて、園児の体調や感情について異常な状態にあるか否かについても判定する。
異常な状態として判定対象とする症状の項目については、例えば風邪などの兆候呼吸不全、感情の大きな乱れなど、複数項目にわたってよい。
また、園児が異常な状態か否かの判定のためのアルゴリズムについては特に限定されない。1つの症状に対応する異常な状態か否かの判定にあたっては、生体情報としての体温、血圧、脈拍、発汗状態、呼吸状態、運動量、音声のうちの特定の1つを用いてもよいし、これらの生体情報が複合的に用いられてもよい。さらには、これらの生体情報に加えて、例えば看視サーバ400が取得した天気の情報や、周囲の温度の情報などが組み合わされてもよい。周囲の温度の情報は、例えば近傍の補助端末装置300などが計測し、計測値を保育関連情報として看視サーバ400に送信するようにされればよい。

0070

また、本実施形態の分析部422は、分析結果を利用して学習を行い、学習の結果を用いて生体情報について分析を行う。つまり、分析部422は、機械学習により分析処理を行う。これにより、園児の体調、感情についての分析結果が蓄積されることに応じて、分析結果の精度が向上する。本実施形態において、分析部422に適用される機械学習のアルゴリズムについては、例えばSVM(Support Vector Machine)などをはじめ、特に限定されるものではない。

0071

通知部423は、分析部422の分析の結果、園児が異常な状態にあると判定された場合に、看視者端末装置200(保育士端末装置200−1、保護者端末装置200−2)に異常発生通知を行う。
なお、異常の発生に即座に対応できる看視者は、保育園1にいる保育士であるので、保育士端末装置200−1のみに異常発生通知が行われるようにしてもよい。異常発生通知には異常な状態にあることが判定された園児を示す情報が含まれる。園児を示す情報としては、名前などの他、園児を撮影した写真の画像などが含まれてもよい。看視者端末装置200は、異常発生通知を受信したことに応じて、異常発生警告の出力を行うにあたり、このような園児を示す情報を表示することができる。これにより、例えば異常発生警告の出力を受けた保育士は、異常が発生した園児が誰であるのかを的確に把握し、迅速に対応できる。

0072

看視記録提供部424は、園児ごとに対応する保育日誌を看視者端末装置200にて提示させる。このために、看視記録提供部424は、分析部422により分析された園児の体調、感情と、情報収集部421により看視者端末装置200から収集された保育関連情報とを利用して、図2に例示した態様の保育日誌を作成する。
前述のように、図2の保育日誌においては、事象の記録と、時間経過に応じた体調の変化と、時間経過に応じた感情の変化とが、共通の時間軸のもとで表示される。このような表示のため、看視記録提供部424は、分析部422により分析された園児ごとの体調についての指標値、感情の指標値をそれぞれ時間軸に沿ってプロットし、体調提示エリアAR14、感情提示エリアAR15にて線グラフとして表現されるようにする。また、看視記録提供部424は、保育関連情報として取得された園児の事象記録に応じたアイコンを時刻ごとに対応させて事象提示エリアAR13に配置させる。

0073

また、看視記録提供部424は、アクティビティ記録を作成する。アクティビティ記録の作成にあたっては、分析部422が、アクティビティが行われた時間帯においてアクティビティに参加した園児について分析した結果が、園児の様子を表す情報として反映される。特に、アクティビティ記録の作成に関しては、看視記録提供部424は、園児ごとの体調、感情の分析結果を利用して、さらに所定の分析を行う。一具体例として、アクティビティに参加した園児同士で誰が良く会話していたか、誰と接触しているときに感情が盛り上がっていたか、あるいは感情が落ち込みがちであったかなどの、人間関係に関する分析を行うことができる。このような人間関係の分析には、例えば園児ごとに対応して得られた音声についての解析を行い、会話を行っている園児の特定や、会話の内容などの特定を行うことで、信頼性の高い結果を得ることが期待できる。また、このような人間関係の分析に機械学習を用いることで、分析結果が蓄積されていくことに応じて、分析結果の信頼性も向上させていくことができる。

0074

看視記録提供部424は、看視記録の閲覧用ウェブサイトに対して、園児ごとに作成された保育日誌と、アクティビティごとに対応して作成されたアクティビティ記録とのそれぞれが閲覧されるウェブページを登録する。登録されたウェブページを含む閲覧用ウェブサイトのデータは、看視記録記憶部435に記憶される。
看視記録提供部424は、上記のように保育日誌、アクティビティ記録が登録されたことに応じて、前述のように保育日誌作成通知、アクティビティ記録作成通知を看視者端末装置200に対して送信する。このように、看視記録提供部424は、保育日誌、アクティビティ記録の閲覧に対応するウェブサーバの管理に関する処理を行う。
また、看視記録提供部424は、看視者端末装置200からのアクセスに応じて、アクセスされたウェブページのデータを看視者端末装置200に送信する。このようにして、看視者端末装置200にて保育日誌やアクティビティ記録の閲覧が行われる。

0075

なお、これまでの説明では、看視者端末装置200からの保育日誌またはアクティビティ記録の閲覧のためのアクセスは、看視者端末装置200にて動作する保育士用アプリケーションまたは保護者用アプリケーションによって行われていた。
しかしながら、看視者端末装置200からの保育日誌またはアクティビティ記録の閲覧のためのアクセスは、汎用ウェブブラウザを使用してURLを指定することにより行われるようにしてよい。この場合にも、ユーザアカウントと暗証番号の入力などによるログイン認証が必要なようにして、当事者のみが閲覧できるようにすることが好ましい。

0076

記憶部403は、制御部402が利用する各種の情報を記憶する。同図の記憶部403は、園児関連情報記憶部431、分析結果記憶部432、保育関連情報記憶部433、担当保育士情報記憶部434、及び看視記録記憶部435を備える。

0077

園児関連情報記憶部431は、看視対象となる園児ごとに関連ずる情報(園児関連情報)を記憶する。図6は、園児関連情報記憶部431が記憶する園児関連情報の一例を示している。同図における1行(1レコード)が1人の園児に対応する園児関連情報である。1つの園児関連情報は、園児識別子、園児基本情報、出欠フラグ、登退園情報、保護者端末情報を格納する各領域を含む。
園児識別子の領域は、対応の園児を一意に識別する園児識別子を格納する。
園児基本情報の領域は、対応の園児についての基本的な情報を含む園児基本情報を格納する。同図の例では、園児基本情報としてのファイルを格納した例が示されている。園児基本情報のファイルには、例えば、園児の氏名、性別生年月日年齢月齢)、保護者の氏名、住所などの情報が含まれる。

0078

出欠フラグの領域は、当日において対応の園児が出席、欠席のいずれであるのかを示す出欠フラグを格納する。同図の例では、出欠フラグは「1」により出席していることを示し、「0」により欠席していることを示すようにされている。
出欠フラグについては、例えば、保育士用アプリケーション上で表示される出欠入力画面に対する操作によって園児ごとの出欠を入力した結果が反映されるようにすればよい。また、このような出欠入力画面についても前述のアクティビティ入力画面のように、担当の保育士の看視対象の園児ごとにチェックボックスを対応させた態様として、初期画面としては、出席を示すチェックが予め各園児のチェックボックスに付されているようにしてよい。

0079

登退園情報の領域は、出席の園児についての当日の登園時刻と退園時刻とを格納する。保育士は、例えば対応の園児が登園したことに応じて、保育士端末装置200−1で動作する保育士用アプリケーション上で表示される登園入力画面に対して、対応の園児が登園した旨の入力操作を行う。あるいは、保育園1の門の付近に登退園入力のための補助端末装置300を設置している場合には、保育士は、設置された補助端末装置300に対して、対応の園児が登園した旨の入力操作を行ってもよい。
保育士端末装置200−1または補助端末装置300は、園児が登園した旨の入力操作が行われたことに応じて、園児識別子とともに登園通知を看視サーバ400に送信する。登園通知の受信に応じて、看視サーバ400は、対応の園児情報の登退園情報における登園時刻の領域に、登園通知の受信に対応した時刻を登録する。
退園時刻についても、上記の登園時刻の登録に準じて、園児が退園した際に、保育士が保育士端末装置200−1または補助端末装置300に対する操作を行うことに応じて同様に登録が行われる。
また、保育士が登園、退園についての入力操作を忘れる可能性があることを考慮し、以下のように、登園、退園についての入力操作のし忘れについての警告が行われるようにしてもよい。
登園についての入力操作が行われていない場合には、園児は保育園1内にいるのにかかわらず、対応の登退園情報における登園時刻が未登録の状態にある。また、退園についての入力操作が行われていない場合には、園児は保育園1外にいるのにかかわらず、対応の登退園情報における退園時刻が未登録の状態にある。
そこで、この場合のウェアラブル端末装置100は、位置測定部105により測定された位置情報を看視サーバ400に送信する。看視サーバ400は、園児ごとに、ウェアラブル端末装置100から送信された位置情報が示す位置と、登退園情報における登園時刻及び退園時刻とを参照する。
看視サーバ400は、参照の結果、位置情報が示す位置は保育園1内に対応する位置範囲に含まれているが、登園時刻について登録がない状態の場合には、例えば該当の園児の担当者である保育士の看視者端末装置200に登園時刻未登録通知を送信する。このような通知の送信は、通知部423が行えばよい。登園時刻未登録通知には、例えば該当の園児を示す情報(名前、写真など)が含まれる。看視者端末装置200は、登園時刻未登録通知の受信に応じて、該当の園児の提示とともに、登園の旨の入力操作が行われていないことの警告出力を行う。この場合の警告出力は、メッセージ表示、音、バイブレータなどにより行われればよく、該当の園児の提示は表示によって行われればよい。そのうえで、このような警告出力は、プッシュ通知を伴うものであってもよい。また、このような警告出力は、警告出力部223が行えばよい。
また、看視サーバ400は、位置情報が示す位置は保育園1内に対応する位置範囲に含まれていないが、退園時刻について登録がない状態の場合には、該当の園児の担当者である保育士の看視者端末装置200に退園時刻未登録通知を送信する。退園時刻未登録通知には、例えば該当の園児を示す情報(名前、写真など)が含まれる。看視者端末装置200は、退園時刻未登録通知の受信に応じて、該当の園児の提示とともに、退園の旨の入力操作が行われていないことの警告出力を行う。
なお、看視サーバ400は、出欠フラグについては、登園時刻が登録されたことに応じて、出席していることを示す「1」を設定するようにしてもよい。この場合には、保育士が出欠に関する関連情報の入力操作を行わなくともよくなる。

0080

また、園児が保育園1にいない間は園児の看視は保護者に委ねられる。このため、本実施形態の看視システムは、即ち園児が登園してから退園するまでにおいて機能していればよいとの考え方を採ることができる。そこで、看視サーバ400は、例えば登退園情報を参照して、登園が済んでおり、かつ、退園していない状態の園児を看視対象とし、登園していない園児あるいは退園した園児については看視対象から除外するようにしてもよい。
例えば、看視サーバ400は、看視対象から除外した園児については、保育士用アプリケーション上で表示される各種保育関連情報の入力画面において保育関連情報の入力対象として提示されないようにして入力画面を作成することができる。これにより、例えば現在において保育園で預かっている状態にない園児についてまで誤って保育関連情報を入力してしまうような無駄な操作が防がれる。

0081

保護者端末情報の領域は、対応の園児の保護者の保護者端末装置200−2に関する情報である保護者端末情報を格納する。具体的に、保護者端末情報は、例えば保護者端末装置200−2にインストールされた保護者用アプリケーションを一意に識別するアプリケーション識別子、保護者端末装置200−2が対応するメールアドレス電話番号などの情報などを含む。例えば、看視サーバ400が、保護者端末装置200−2に対して異常発生通知や保育日誌作成通知などを送信する際には、保護者端末情報を参照して送信先の設定を行うことができる。

0082

分析結果記憶部432は、分析部422により分析された園児ごとの体調、感情についての分析結果、また、アクティビティにおける園児の人間関係などに関する所定の分析結果を、それぞれ時刻と対応付けて記憶する。分析結果記憶部432に記憶された分析結果は、保育日誌及びアクティビティ記録の作成に利用される。
保育関連情報記憶部433は、看視者端末装置200(保育士端末装置200−1、保護者端末装置200−2)や補助端末装置300から送信された保育関連情報を記憶する。

0083

担当保育士情報記憶部434は、保育士ごとに担当する園児を示す担当保育士情報を記憶する。1人の保育士に対応する担当保育士情報は、保育士を一意に示す保育士識別子に、担当の園児の園児識別子を対応付けた構造である。なお、担当保育士情報は、園児ごとに対応して担当の保育士が示される情報であってもよい。
担当保育士情報は、例えば保育士端末装置200−1にて動作する保育士用アプリケーションが、例えば前述のアクティビティ入力画面のように、保育士が担当する園児についてのリストを表示させるような場合に利用される。例えば保育士用アプリケーションは、起動後における所定のタイミングで、使用者である保育士に対応する担当保育士情報を看視サーバ400から取得する。

0084

看視記録記憶部435は、前述のように、保育日誌とアクティビティ記録の閲覧に対応するウェブサイトのデータを記憶する。

0085

[処理手順例]
図7のフローチャートを参照して、本実施形態の看視システムが園児の異常発生通知に対応して実行する処理手順例について説明する。
まず、ウェアラブル端末装置100が実行する処理手順例について説明する。ウェアラブル端末装置100における制御部102は、生体情報の送信タイミングとして定められた一定時間が経過するのを待機する(ステップS101−NO)。
ウェアラブル端末装置100において、制御部102は、一定時間が経過すると(ステップS101−YES)、生体情報検出部103により検出される生体情報(体温、血圧、脈拍、発汗状態、呼吸状態、運動量)と、収音部104により収音して得られた音声を取得する(ステップS102)。なお、音声に関しては、制御部102は、例えば前回の生体情報の送信に際して送信した音声に続いて収音された音声をバッファリングしておき、ステップS102に対応するタイミングで、バッファリングされていた音声を取得するようにされればよい。
制御部102は、ステップS102にて取得した生体情報(体温、血圧、脈拍、発汗状態、呼吸状態、運動量、及び音声)を、中継装置11経由で看視サーバ400に送信する(ステップS103)。

0086

次に、看視サーバ400が実行する処理手順例について説明する。看視サーバ400において情報収集部421は、ウェアラブル端末装置100から送信された生体情報が受信されるのを待機している(ステップS201−NO)。
生体情報が受信されると(ステップS201−YES)、分析部422は、受信された生体情報に基づいて、対応の園児の体調、感情についての分析を実行する(ステップS202)。また、分析部422は、ステップS202により得られた分析結果を、看視記録(保育日時、アクティビティ記録)の作成に利用できるように、時刻と対応付けて分析結果記憶部432に記憶する。

0087

また、分析部422は、ステップS202による分析の結果に基づき、園児に異常が発生しているか否かについて判定する(ステップS203)。異常が発生していた場合(ステップS203−YES)、通知部423は、看視者端末装置200(保育士端末装置200−1、保護者端末装置200−2)に対して異常発生通知を送信する(ステップS204)。
一方、異常が発生していないことが判定された場合(ステップS203−NO)、同図の処理が一旦終了され、ステップS201の処理に戻される。

0088

次に、看視者端末装置200(保育士端末装置200−1、保護者端末装置200−2)が実行する処理手順例について説明する。看視者端末装置200における警告出力部223は、看視サーバ400から送信される異常発生通知が受信されるのを待機している(ステップS301−NO)。
警告出力部223は、異常発生通知が受信されると(ステップS301−YES)、出力インターフェース部205により異常発生警告を出力させる(ステップS302)。この際、警告出力部223は、例えば出力インターフェース部205が備える表示部により、異常が発生した園児についての情報とともに、異常が発生したことを報知するメッセージが表示されるように制御する。また、警告出力部223は、出力インターフェース部205が備える音出力部から警告音が出力されるように制御する。また、警告出力部223は、出力インターフェース部205が備えるバイブレータを振動させるように制御してもよい。

0089

次に、図8のフローチャートを参照して、看視記録(保育日誌、アクティビティ記録)の作成に関連して看視システムが実行する処理手順例について説明する。
まず、ウェアラブル端末装置100は、図7のステップS101〜S103の処理を実行する。つまり、ウェアラブル端末装置100は、異常発生通知に関連する処理と、看視記録の作成に関連する処理とで、ステップS101〜S103としての共通の処理を実行すればよい。

0090

次に、看視者端末装置200(保育士端末装置200−1、保護者端末装置200−2)が実行する処理手順例について説明する。
看視者端末装置200において、情報入力受付部221は、看視者(保育士または保護者)の操作によって保育関連情報が入力されるのを待機している(ステップS401−NO)。
保育関連情報が入力されると(ステップS401−YES)、情報入力受付部221は、保育関連情報の入力を受け付ける。そして、情報入力受付部221は、入力された保育関連情報を看視サーバ400に送信する(ステップS402)。

0091

また、図示は省略するが、補助端末装置300も、上記のステップS401、S402と同様の処理を実行することにより、保育士による操作に応じて保育関連情報の入力を受け付け、入力された保育関連情報を看視サーバ400に送信する。補助端末装置300に入力される保育関連情報は、前述のように、補助端末装置300が設置された場所に対応して園児が行う行動(事象)についての記録である。

0092

続いて、看視サーバ400が実行する処理手順例について説明する。看視サーバ400は、まず、ステップS201、S202の処理を図7の場合と同様に実行する。つまり、ウェアラブル端末装置100から生体情報が受信されたことに応じて、受信された生体情報に基づく体調、感情の分析を行い、分析結果を時刻と対応付けて分析結果記憶部432に記憶させる。このように、ステップS201、S202の処理は、異常発生通知に関連する処理と、看視記録の作成に関する処理とで共通に実行される。

0093

情報収集部421は、ステップS201にて生体情報が受信されなかった場合、あるいはステップS202の処理を実行した後において、看視者端末装置200または補助端末装置300から送信された保育関連情報が受信されたか否かについて判定する(ステップS211)。
保育関連情報が受信された場合(ステップS211−YES)、保育関連情報記憶部433は、受信された保育関連情報を、保育関連情報記憶部433に記憶させる(ステップS212)。

0094

保育関連情報が受信されなかった場合(ステップS211−NO)、あるいはステップS212の処理を実行した場合、看視記録提供部424は、保育日誌作成指示が得られた否かについて判定する(ステップS213)。
保育日誌作成指示は、例えば保育士が保育士端末装置200−1で動作する保育士用アプリケーションに対する操作に応じて得られればよい。あるいは、例えば1日における予め定められた時刻に至ったことに応じて得られてもよい。

0095

保育日誌作成指示が得られた場合(ステップS213−YES)、看視記録提供部424は、園児ごとの保育日誌を作成する処理を実行する(ステップS214)。
なお、特定の園児を指定したうえで保育日誌作成指示が行われるようにしてもよい。ステップS213にて得られた保育日誌作成指示が特定の園児を指定するものであった場合には、ステップS214において指定された園児の保育日誌を作成すればよい。
ステップS214にて、看視記録提供部424は、分析結果記憶部432に記憶された園児の体調、感情についての分析結果と、保育関連情報記憶部433に記憶される保育関連情報とを利用して、図2に例示した態様の保育日誌のウェブページを作成する。看視記録提供部424は、作成した保育日誌のウェブページのデータを、看視記録記憶部435が記憶する保育日誌閲覧用のウェブサイトのデータに登録する。

0096

また、看視記録提供部424は、ステップS214による保育日誌の作成に応じて、保育日誌作成通知を看視者端末装置200に送信する(ステップS215)。保育日誌作成通知の送信先となる看視者端末装置200は、例えば、対応の園児を担当する保育士の保育士端末装置200−1と、対応の園児の保護者の保護者端末装置200−2である。

0097

ステップS213にて保育日誌作成指示が得られなかった場合(ステップS213−NO)、あるいはステップS215の処理の後、看視記録提供部424は、アクティビティ記録作成指示が得られた否かについて判定する(ステップS216)。
アクティビティ記録作成指示も、保育日誌作成指示と同様に、例えば保育士が保育士端末装置200−1で動作する保育士用アプリケーションに対する操作に応じて得られればよい。あるいは、例えば1日における予め定められた時刻に至ったことに応じて得られてもよい。

0098

アクティビティ記録作成指示が得られなかった場合(ステップS216−NO)、ステップS201に処理が戻される。
一方、アクティビティ記録作成指示が得られた場合(ステップS216−YES)、看視記録提供部424は、アクティビティ記録を作成する処理を実行する(ステップS217)。
ステップS217にて、看視記録提供部424は、作成対象のアクティビティの時間帯において、分析結果記憶部432に記憶された分析結果と、保育関連情報記憶部433に記憶される保育関連情報とを利用して、アクティビティ記録のウェブページを作成する。看視記録提供部424は、作成したアクティビティ記録のウェブページのデータを、看視記録記憶部435が記憶するアクティビティ記録閲覧用のウェブサイトのデータに登録する。

0099

また、看視記録提供部424は、ステップS217によるアクティビティ記録の作成に応じて、アクティビティ記録作成通知を看視者端末装置200に送信する(ステップS218)。アクティビティ記録作成通知の送信先となる看視者端末装置200は、例えば、保育士が対応のアクティビティのスケジュールを保育関連情報として登録する際に、アクティビティ記録の送信先として指定した保育士の保育士端末装置200−1とすればよい。ステップS218の処理の後は、ステップS201に処理が戻される。

0100

<第2実施形態>
続いて、第2実施形態について説明する。先の実施形態においては、図7のウェアラブル端末装置100は常に一定時間ごとに生体情報を看視サーバ400に送信するようにしていた。例えばステップS101にて待機する一定時間(待機時間)としては、例えばウェアラブル端末装置100のバッテリー持続時間や処理負荷などを考慮して数分程度を設定することができる。しかしながら、上記のような数分程度の待機時間とした場合、園児に異常が発生した場合には、即座に異常発生通知が行われず、或る程度の時間を経過してから異常発生通知が行われる場合がある。この場合には、園児に異常が発生してから看視者がそのことに気付くまでにある程度の時間を要する。園児に異常が発生した場合には、その旨が即座に看視者に報知されるようにすることが好ましい。
そこで、本実施形態においては、園児の異常の発生に応じて即座に異常発生警告の出力が行われるようにする。

0101

図9のフローチャートは、本実施形態のウェアラブル端末装置100が園児の異常発生通知に対応して実行する処理手順例を示している。看視サーバ400と看視者端末装置200が実行する処理は、図7と同様でよい。

0102

ウェアラブル端末装置100において、制御部102(生体情報送信制御部の一例)は、後述のステップS503にて判定の対象となる一定時間(例えば数分)よりも短い周期(例えば数秒程度)により生体情報を取得する(ステップS501)。ここで取得される生体情報は、生体情報検出部103にて検出される生体情報、収音部104により収音して得られた音声である。

0103

制御部102は、ステップS501にて取得された生体情報について異常対応値を示すものがあるか否かについて判定する(ステップS502)。異常対応値とは、園児が異常な状態にある状況に対応して得られるものとして設定した、特定の生体情報についての値である。なお、ステップS502においては、取得された生体情報のうちの1つに着目して異常対応値であるか否かの判定が行われてもよいし、特定の複数の生体情報の値の組み合わせに基づいて、異常対応値であるか否かの判定が行われてもよい。この程度の判定処理であれば、ウェアラブル端末装置100の処理能力であっても、支障が生じる程度にまで処理負荷が重くなることはない。

0104

異常対応値を示す生体情報がない場合(ステップS502−NO)、さらに制御部102は、一定時間が経過したか否かについて判定する(ステップS503)。
一定時間が経過していない場合(ステップS503−NO)、制御部102は、ステップS501に処理を戻す。一方、一定時間が経過した場合には(ステップS503−YES)、最後のステップS501にて取得された生体情報を看視サーバ400に対して送信する。

0105

また、異常対応値を示す生体情報のあることが判定された場合(ステップS502−YES)、制御部102は、ステップS503をスキップして、生体情報を送信する(ステップS504)。

0106

上記の処理によれば、ウェアラブル端末装置100は、異常対応値を示す生体情報がない平常時においては、ステップS503に対応する一定時間ごとのタイミングで生体情報を看視サーバ400に送信する。一方、ウェアラブル端末装置100は、異常対応値を示す生体情報がある場合には、一定時間が経過することを待つことなく即座に生体情報を看視サーバ400に送信する。

0107

前述のように、看視サーバ400と看視者端末装置200は、図7と同様の処理を実行する。この場合、平常時においては、看視サーバ400は、一定時間ごとに受信される生体情報に基づいて、ステップS202〜S204の処理を実行する。一方、異常対応値の生体情報があった場合には、一定時間を待つことなく即座に生体情報が看視サーバ400に送信され、看視サーバ400は、生体情報の受信に応じてステップS202〜S204の処理を実行する。この結果、看視サーバ400は、異常が発生したと判定し異常発生通知を看視者端末装置200に送信され、看視者端末装置200にて異常発生警告が出力される。この場合の異常発生警告の出力は、ウェアラブル端末装置100にて異常対応値の生体情報があったと判定されたことに応じたタイミングで行われる。つまり、この場合の異常発生警告の出力は、生体情報が異常対応値となったことに応じて一定時間の間隔によることなく即座に行われる。

0108

なお、本実施形態の変形例として、ウェアラブル端末装置100は、取得された生体情報について異常対応値を示すものがあると判定した場合に、生体情報を送信することに代えて、異常発生通知を看視サーバ400に送信してもよい。この場合、看視サーバ400は、ウェアラブル端末装置100から異常発生通知を受信した場合には、分析を実行することなく、直ちに看視者端末装置200に対して異常発生通知を送信(転送)する。

0109

<第3実施形態>
続いて、第3実施形態について説明する。第3実施形態においては、ウェアラブル端末装置100から送信される位置情報を利用して、看視サーバ400が、園児が迷子となった状況にあるか否かについての判定(迷子判定)を行う。ここで、園児が迷子となった状況とは、看視者が看視対象とする範囲(看視範囲)の外に移動した状況を指す。
看視サーバ400は、迷子となった状況にあると判定した場合に、園児が迷子となったことを看視者端末装置200に通知する。通知を受けた看視者端末装置200は、迷子が発生したことの警告を出力する。
また、本実施形態の看視システムでは、園児が保育園1内にいる場合と、保育士に引率されて保育園1から外出している場合とで、アルゴリズムを切り替えて園児が迷子となったか否かの判定が行われる。以下、本実施形態の看視システムの構成例について説明する。

0110

本実施形態のウェアラブル端末装置100は、位置測定部105(図3)を備える。位置測定部105は、例えばGPS(Global Positioning System)などの測位システムに対応する測位デバイスを備え、自己の位置を測定し、測定された位置を示す位置情報を得る。ウェアラブル端末装置100の制御部102は、位置測定部105の測定により得られた位置情報を、通信部101から看視サーバ400に送信させる。
また、本実施形態の看視者端末装置200は、位置測定部206(図4)を備える。看視者端末装置200の制御部202は、位置測定部206の測定により得られた位置情報を、通信部201から看視サーバ400に送信させる。

0111

図10のフローチャートを参照して、本実施形態の看視システムが迷子判定に関連して実行する処理手順例について説明する。
まず、ウェアラブル端末装置100が実行する処理手順例について説明する。ウェアラブル端末装置100において制御部102は、一定時間ごとに位置測定部105に位置測定処理を実行させる(ステップS601)。制御部102は、ステップS601により測定された位置を示す位置情報を看視サーバ400に送信する(ステップS602)。ステップS602にて看視サーバ400に送信される位置情報には、対応の園児の園児識別子が付加される。

0112

ウェアラブル端末装置100を装着している園児が保育園1内にいる場合には、中継装置11を経由して看視サーバ400に位置情報が送信される。一方、ウェアラブル端末装置100を装着している園児が保育園1から外出している場合には、保育士が携帯するアクセスポイントを経由して看視サーバ400と接続されるようにすればよい。あるいは、ウェアラブル端末装置100は、看視者端末装置200を中継器として携帯電話通信網からネットワークNTを経由して看視サーバ400と接続されるようにしてもよい。あるいは、本実施形態のウェアラブル端末装置100は、例えば看視者端末装置200と同様に携帯電話通信網からネットワークNTと接続する機能を有していてもよい。

0113

また、看視者端末装置200は、使用者である保育士が保育園1から外出させた園児を引率している際には、位置情報に関する処理が有効となるように設定される。この場合、看視者端末装置200は、一定時間ごとに位置測定部206に位置測定処理を実行させる(ステップS701)。制御部102は、ステップS701により測定された位置を示す位置情報を看視サーバ400に送信する(ステップS702)。

0114

次に、看視サーバ400の処理手順例について説明する。看視サーバ400において、情報収集部421は、看視者端末装置200から送信された位置情報が受信されたか否かについて判定する(ステップS801)。情報収集部421は、位置情報が受信されると(ステップS801−YES)、受信された位置情報を記憶部403に記憶させる(ステップS802)。ステップS802において、情報収集部421は、ステップS801にて一定時間ごとに位置情報が受信されることに応じて、これまで記憶されていた位置情報を受信された位置情報により更新する。
なお、情報収集部421は、ステップS802において、これまでに記憶されていた位置情報を更新することなく、新たに追加するように位置情報を記憶させてもよい。この場合、看視者端末装置200から送信された位置情報を時間経過に応じたログ(履歴)として管理できる。

0115

ステップS802の処理の後、あるいは、看視者端末装置200からの位置情報が受信されなかった場合(ステップS802−NO)、情報収集部421は、ウェアラブル端末装置100から送信された位置情報が受信されたか否かについて判定する(ステップS803)。
ウェアラブル端末装置100からの位置情報が受信されなかった場合には(ステップS803−NO)、ステップS801に処理が戻される。

0116

一方、ウェアラブル端末装置100からの位置情報が受信された場合(ステップS803−YES)、通知部423は、保育士関連情報の1つであるアクティビティ情報を参照する(ステップS804)。通知部423は、ステップS804によりアクティビティ情報を参照した結果、ステップS803により受信された位置情報とともに送信された園児識別子の園児が外出中であるか否かについて判定する(ステップS805)。アクティビティ情報には、アクティビティに参加している園児の園児識別子と、アクティビティが保育園1内での活動であるのか、保育園1の外の活動であるのかがを示す情報が含まれている。

0117

園児が外出中ではない場合(ステップS805−NO)、即ち園児が保育園1内にいるはずの環境である場合、通知部423は、予め定められた保育園1内の基準位置園内基準位置(看視基準位置の一例))と、ステップS803にて受信された位置情報が示す位置との距離を算出する(ステップS806)。
一方、園児が外出中である場合(ステップS805−YES)、通知部423は、ステップS802にて記憶された位置情報が示す位置(引率者位置(看視基準位置の一例))と、ステップS803にて受信された位置情報が示す位置との距離を算出する(ステップS807)。

0118

通知部423は、ステップS806にて算出された距離、またはステップS807にて算出された距離が、予め定めた閾値以上(一定以上)であるか否かについて判定する(ステップS808)。ステップS808において、ステップS806により算出された距離と比較される閾値と、ステップS807により算出された距離と比較される閾値とでは、値が異なってよい。ステップS806により算出された距離と比較される閾値は、園内基準位置から保育園1の敷地と外との境界までの距離に基づいて設定される。ステップS807により算出された距離と比較される閾値は、例えば園児を引率している保育士の目が届く範囲に基づいて設定される。

0119

ステップS806またはステップS807により算出された距離が閾値未満であった場合(ステップS808−NO)、園児は、保育園1内にいる、あるいは外出中であれば引率の保育士の目の届く範囲にいることになる。そこで、この場合には、ステップS801に処理が戻される。
一方、ステップS806またはステップS807により算出された距離が閾値以上であった場合(ステップS808−YES)、保育園1内にいるはずの園児が保育園1の外にいる、あるいは、外出中の園児が引率の保育士の目の届かない場所にいることになる。つまり、園児は迷子となっている状況にある可能性が高い。この場合、通知部423は、迷子発生通知を看視者端末装置200に送信する(ステップS809)。

0120

ここで、ステップS809において迷子発生通知の送信先となる看視者端末装置200は、園児が外出中でなく保育園1内にいるべき場合には、例えば保育園1にて勤務中の保育士の全員あるいは特定の一部の看視者端末装置200とすればよい。また、迷子発生通知の送信先となる看視者端末装置200は、園児が外出中である場合には、少なくとも、引率者の保育士の看視者端末装置200とすればよい。この場合において、引率者の保育士だけではなく、保育園1にて勤務中の保育士の全てまたは一部に対応する看視者端末装置200にも迷子発生通知を送信してよい。
また、ステップS809にて送信される迷子発生通知には、迷子であることが判定された園児についての名前、写真、位置情報などの情報が付加される。

0121

次に、迷子発生通知に対応する看視者端末装置200の処理手順例について説明する。看視者端末装置200において、警告出力部223は、看視サーバ400から送信される迷子発生通知が受信されるのを待機している(ステップS901−NO)。
警告出力部223は、迷子発生通知が受信されると(ステップS901−YES)、迷子発生警告を出力させる(ステップS902)。この際、警告出力部223は、例えば出力インターフェース部205が備える表示部にて、迷子発生通知に付加されていた園児についての情報の表示とともに、迷子となったことを報知するメッセージが表示されるように制御する。この場合にも、警告出力部223は、異常発生警告の場合と同様に、出力インターフェース部205が備える音出力部から警告音が出力されるように制御する。また、警告出力部223は、出力インターフェース部205が備えるバイブレータを振動させるように制御してもよい。さらに、警告出力部223は、園児についての情報の表示として、受信された迷子発生通知に付加されていた園児の位置情報を利用して、園児の位置を示す情報を表示させるようにしてもよい。具体例として、警告出力部223は、例えば外部の地図コンテンツを提供するシステムと連携し、地図上で園児の位置を示す画像を表示させてもよい。

0122

なお、看視サーバ400における情報収集部421、分析部422、通知部423、及び看視記録提供部424の機能部のうちのいずれかの機能を有するサーバが独立して備えられた構成であってもよい。この場合、各サーバが相互に通信を行って連携することで、看視サーバ400と同様の機能を実現する。
なお、上記各実施形態の構成は、保育業務だけではなく、例えば介護業務などにも適用できる。

0123

なお、上述のウェアラブル端末装置100、看視者端末装置200、看視サーバ400などとしての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述のウェアラブル端末装置100、看視者端末装置200、看視サーバ400などとしての機能の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル差分プログラム)であってもよい。

0124

1保育園、11中継装置、100ウェアラブル端末装置、101通信部、102 制御部、103生体情報検出部、104収音部、105位置測定部、200 看視者端末装置、200−1保育士端末装置、200−2保護者端末装置、201 通信部、202 制御部、203 記憶部、204入力インターフェース部、205出力インターフェース部、206 位置測定部、221情報入力受付部、222 看視記録閲覧処理部、223警告出力部、300補助端末装置、400 看視サーバ、401 通信部、402 制御部、403 記憶部、421情報収集部、422分析部、423通知部、424 看視記録提供部、431園児関連情報記憶部、432分析結果記憶部、433保育関連情報記憶部、434担当保育士情報記憶部、435 看視記録記憶部

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