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技術 袋収納ケース、及び袋供給装置

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 羽場直也岩崎珠樹山元和也
出願日 2016年12月2日 (2年11ヶ月経過) 出願番号 2016-235429
公開日 2018年6月14日 (1年5ヶ月経過) 公開番号 2018-090295
状態 未査定
技術分野 内容物取出用特殊手段をもつ容器・包装体 包装位置への供給IV(容器の供給)
主要キーワード 押付ばね 所望部品 開き機構 ネット袋 エコバッグ ベルト駆動式 捕捉位置 箱入り
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年6月14日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (14)

課題

袋の取り扱いに掛かる手間を低減できる、袋収納ケース、及び袋供給装置を提供する。

解決手段

袋収納ケース1は、袋束70を収納するケース本体11と、ケース本体11内において袋束70を保持する保持部12と、を備える。袋束70は、各々の厚み方向である第1方向に重なった状態の複数枚の袋7を有する。ケース本体11は、中心部113と、第1端面111及び第2端面112と、複数枚の袋7の各々を取り出すための取出口13と、を有する。中心部113は、第1方向と交差する第2方向の中心に位置する。第1端面111及び第2端面112は、第2方向の両端に位置する。取出口13は、第2方向における中心部113と第1端面111との間の位置に開口する。保持部12は、ケース本体11の第2方向における中心部113と第2端面112との間に位置する。

概要

背景

特許文献1には、樹脂材からなる袋を多数重ねて貯留できる袋ストッカと、袋を吸着可能な取出手段と、取出手段を搭載した往復移動手段と、袋の上部を開口する開口手段と、投入シュートと、を備えた包装機が記載されている。投入シュートは、開口した袋の内部に物品所望部品)を案内する。

特許文献1に記載された包装機では、袋は、薄いシート折りたたみ長方形に形取られ、その一辺のみが開口するように底部と側部とがすでに熱溶着されて構成される。袋ストッカは、コ字型成形されており、コ字の開口部が上を向くように配される。袋ストッカのコ字の底部には、袋の長方形よりも若干小さな面積からなる抜き穴が形成されている。取出手段は、吸盤を抜き穴に進入させて、袋ストッカの底の袋の中央付近に吸盤を当接させて吸盤で袋を吸着する。取出手段は、袋を吸着した吸盤を後退させて、抜き穴を通して袋ストッカから袋を取り出し、取り出した袋を開口手段に搬送する。

概要

袋の取り扱いに掛かる手間を低減できる、袋収納ケース、及び袋供給装置を提供する。袋収納ケース1は、袋束70を収納するケース本体11と、ケース本体11内において袋束70を保持する保持部12と、を備える。袋束70は、各々の厚み方向である第1方向に重なった状態の複数枚の袋7を有する。ケース本体11は、中心部113と、第1端面111及び第2端面112と、複数枚の袋7の各々を取り出すための取出口13と、を有する。中心部113は、第1方向と交差する第2方向の中心に位置する。第1端面111及び第2端面112は、第2方向の両端に位置する。取出口13は、第2方向における中心部113と第1端面111との間の位置に開口する。保持部12は、ケース本体11の第2方向における中心部113と第2端面112との間に位置する。

目的

本発明は上記事由に鑑みてなされており、袋の取り扱いに掛かる手間を低減できる、袋収納ケース、及び袋供給装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

各々の厚み方向である第1方向に重なった状態の複数枚の袋を有する袋束収納するケース本体と、前記ケース本体内において前記袋束を保持する保持部と、を備え、前記ケース本体は、前記第1方向と交差する第2方向の中心に位置する中心部と、前記第2方向の両端に位置する第1端面及び第2端面と、前記第2方向における前記中心部と前記第1端面との間の位置に開口し、前記複数枚の袋の各々を取り出すための取出口と、を有し、前記保持部は、前記ケース本体の前記第2方向における前記中心部と前記第2端面との間に位置する袋収納ケース

請求項2

前記取出口は、前記ケース本体における前記第1方向の一面に形成されている請求項1に記載の袋収納ケース。

請求項3

前記袋束は、前記複数枚の袋に対して切り離し可能に連結された切離部を有し、前記保持部は、前記袋束の前記切離部を保持しており、前記複数枚の袋の各々が前記切離部から切り離されることにより、前記袋の保持を解除するように構成されている請求項1又は2に記載の袋収納ケース。

請求項4

前記ケース本体は、前記第1方向の少なくとも一方から、前記袋束における前記複数枚の袋の持ち手押さえる押さえ部を更に有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の袋収納ケース。

請求項5

前記ケース本体は、ボディと、前記第1方向において前記ボディとの間に前記袋束を収納する空間を形成するカバーと、を更に有し、前記カバーは、前記ボディとの間に前記袋束を収納する閉位置と、前記袋束を開放する開位置との間で移動可能に構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の袋収納ケース。

請求項6

前記カバーは、前記閉位置にある状態で前記第1方向において前記袋束と対向する位置に、前記第1方向に貫通する透孔を有する請求項5に記載の袋収納ケース。

請求項7

各々の厚み方向である第1方向に重なった状態の複数枚の袋を有する袋束から、前記複数枚の袋のうち前記第1方向の一端に位置する1枚の対象袋を取り出す取出機構を備え、前記取出機構は、前記対象袋を捕捉する捕捉部と、前記捕捉部を移動させる移動部と、を有し、前記第1方向において前記対象袋と対向するように配置された前記捕捉部にて前記対象袋を捕捉した状態で、前記第1方向と交差する第2方向に前記捕捉部を前記移動部にて移動させることにより、前記袋束から前記対象袋を取り出すように構成されている袋供給装置

請求項8

前記取出機構により取り出した前記対象袋の袋口が広がるように前記対象袋を開く、袋開き機構を更に備える請求項7に記載の袋供給装置。

請求項9

前記取出機構により取り出した前記対象袋について、前記袋束に含まれている状態から前記第2方向における前記対象袋の向きを反転させる反転機構を更に備える請求項7又は8に記載の袋供給装置。

請求項10

前記取出機構は、前記第2方向における前記捕捉部の向きが反転するように、前記移動部により前記捕捉部を移動させることによって、前記反転機構として兼用される請求項9に記載の袋供給装置。

請求項11

商品を載せる載置面が形成された支持部と、前記載置面外周縁に沿って前記支持部の周囲に配置されるガイド部とを有する袋詰装置に対し、前記取出機構により取り出した前記対象袋を、前記対象袋の袋口を下方に向けた状態で前記ガイド部に上方から被せるセット機構を更に備え、前記セット機構は、前記ガイド部と前記対象袋の袋口との間において、前記ガイド部が前記対象袋の袋口に下方から挿入されるのに先行して、前記対象袋の袋口を少なくとも前記ガイド部が挿入可能な大きさに広げる予備開き部を有する請求項7〜10のいずれか1項に記載の袋供給装置。

技術分野

0001

本発明は、一般に袋収納ケース、及び袋供給装置に関し、より詳細には複数枚の袋を収納する袋収納ケース、及び袋供給装置に関する。

背景技術

0002

特許文献1には、樹脂材からなる袋を多数重ねて貯留できる袋ストッカと、袋を吸着可能な取出手段と、取出手段を搭載した往復移動手段と、袋の上部を開口する開口手段と、投入シュートと、を備えた包装機が記載されている。投入シュートは、開口した袋の内部に物品所望部品)を案内する。

0003

特許文献1に記載された包装機では、袋は、薄いシート折りたたみ長方形に形取られ、その一辺のみが開口するように底部と側部とがすでに熱溶着されて構成される。袋ストッカは、コ字型成形されており、コ字の開口部が上を向くように配される。袋ストッカのコ字の底部には、袋の長方形よりも若干小さな面積からなる抜き穴が形成されている。取出手段は、吸盤を抜き穴に進入させて、袋ストッカの底の袋の中央付近に吸盤を当接させて吸盤で袋を吸着する。取出手段は、袋を吸着した吸盤を後退させて、抜き穴を通して袋ストッカから袋を取り出し、取り出した袋を開口手段に搬送する。

先行技術

0004

特開2014−15229号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、特許文献1に記載の包装機では、袋ストッカ内にて複数(多数)枚の袋が積み重ねられているだけであるので、例えば、袋ストッカに複数枚の袋をセットする際、複数枚の袋がばらけてしまわないように、袋を慎重に取り扱う必要がある。そのため、袋の取り扱いに手間が掛かる、という問題がある。

0006

本発明は上記事由に鑑みてなされており、袋の取り扱いに掛かる手間を低減できる、袋収納ケース、及び袋供給装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の第1の態様に係る袋収納ケースは、袋束を収納するケース本体と、前記ケース本体内において前記袋束を保持する保持部と、を備える。前記袋束は、各々の厚み方向である第1方向に重なった状態の複数枚の袋を有する。前記ケース本体は、中心部と、第1端面及び第2端面と、前記複数枚の袋の各々を取り出すための取出口と、を有する。前記中心部は、前記第1方向と交差する第2方向の中心に位置する。前記第1端面及び前記第2端面は、前記第2方向の両端に位置する。前記取出口は、前記第2方向における前記中心部と前記第1端面との間の位置に開口する。前記保持部は、前記ケース本体の前記第2方向における前記中心部と前記第2端面との間に位置する。

0008

本発明の第2の態様に係る袋収納ケースは、第1の態様において、前記取出口は、前記ケース本体における前記第1方向の一面に形成されている。

0009

本発明の第3の態様に係る袋収納ケースは、第1又は2の態様において、前記袋束が、前記複数枚の袋に対して切り離し可能に連結された切離部を有する。前記保持部は、前記袋束の前記切離部を保持しており、前記複数枚の袋の各々が前記切離部から切り離されることにより、前記袋の保持を解除するように構成されている。

0010

本発明の第4の態様に係る袋収納ケースは、第1〜3のいずれかの態様において、前記ケース本体が、前記第1方向の少なくとも一方から、前記袋束における前記複数枚の袋の持ち手押さえる押さえ部を更に有する。

0011

本発明の第5の態様に係る袋収納ケースは、第1〜4のいずれかの態様において、前記ケース本体が、ボディと、カバーと、を更に有する。前記カバーは、前記第1方向において前記ボディとの間に前記袋束を収納する空間を形成する。前記カバーは、前記ボディとの間に前記袋束を収納する閉位置と、前記袋束を開放する開位置との間で移動可能に構成されている。

0012

本発明の第6の態様に係る袋収納ケースは、第5の態様において、前記カバーが、前記閉位置にある状態で前記第1方向において前記袋束と対向する位置に、前記第1方向に貫通する透孔を有する。

0013

本発明の第7の態様に係る袋供給装置は、袋束から、複数枚の袋のうち第1方向の一端に位置する1枚の対象袋を取り出す取出機構を備える。前記袋束は、各々の厚み方向である前記第1方向に重なった状態の前記複数枚の袋を有する。前記取出機構は、前記対象袋を捕捉する捕捉部と、前記捕捉部を移動させる移動部と、を有する。前記取出機構は、前記第1方向において前記対象袋と対向するように配置された前記捕捉部にて前記対象袋を捕捉した状態で、前記第1方向と交差する第2方向に前記捕捉部を前記移動部にて移動させる。これにより、前記取出機構は、前記袋束から前記対象袋を取り出すように構成されている。

0014

本発明の第8の態様に係る袋供給装置は、第7の態様において、前記取出機構により取り出した前記対象袋の袋口が広がるように前記対象袋を開く、袋開き機構を更に備える。

0015

本発明の第9の態様に係る袋供給装置は、第7又は8の態様において、反転機構を更に備える。前記反転機構は、前記取出機構により取り出した前記対象袋について、前記袋束に含まれている状態から前記第2方向における前記対象袋の向きを反転させる。

0016

本発明の第10の態様に係る袋供給装置は、第9の態様において、前記取出機構が、前記第2方向における前記捕捉部の向きが反転するように、前記移動部により前記捕捉部を移動させることによって、前記反転機構として兼用される。

0017

本発明の第11の態様に係る袋供給装置は、第7〜10のいずれかの態様において、セット機構を更に備える。前記セット機構は、袋詰装置に対し、前記取出機構により取り出した前記対象袋を、前記対象袋の袋口を下方に向けた状態でガイド部に上方から被せる。前記袋詰装置は、商品を載せる載置面が形成された支持部と、前記載置面外周縁に沿って前記支持部の周囲に配置される前記ガイド部と、を有する。前記セット機構は、予備開き部を有する。前記予備開き部は、前記ガイド部と前記対象袋の袋口との間において、前記ガイド部が前記対象袋の袋口に下方から挿入されるのに先行して、前記対象袋の袋口を少なくとも前記ガイド部が挿入可能な大きさに広げる。

発明の効果

0018

本発明は、袋の取り扱いに掛かる手間を低減できる、という利点がある。

図面の簡単な説明

0019

図1は、本発明の一実施形態に係る袋収納ケース、袋供給装置、及び袋詰装置の外観図である。
図2は、本発明の一実施形態に係る買物支援システムブロック図である。
図3は、同上の買物支援システムを適用したカウンタ台外観斜視図である。
図4は、同上の袋収納ケースの外観斜視図である。
図5Aは、同上の袋収納ケースのカバーを閉じた状態の正面図、図5Bは、同上の袋収納ケースのカバーを開いた状態の正面図である。
図6は、同上の袋収納ケースを示す図5AのY−Y線断面図である。
図7A〜図7Cは、同上の袋供給装置の動作の説明図である。
図8A及び図8Bは、同上の袋供給装置の動作の説明図である。
図9は、同上の袋供給装置の要部の外観斜視図である。
図10は、同上の袋供給装置及び袋詰装置の要部の外観斜視図である。
図11A〜図11Cは、同上の袋詰装置の袋詰め時の動作の説明図である。
図12A及び図12Bは、同上の袋詰装置の排出時の動作の説明図である。
図13A〜図13Cは、同上の袋詰装置における保持機構の動作の説明図である。

実施例

0020

(1)概要
本実施形態に係る袋収納ケース1及び袋供給装置2は、図1に示すように、一例として、袋詰装置3への袋7(図5参照)の供給に用いられる。袋詰装置3は、例えば、コンビニエンスストアスーパーマーケット百貨店ドラッグストア家電量販店ホームセンター等の小売店店舗に導入され、顧客が購入した商品の袋詰めを行うシステムである。ここでいう「袋詰め」は、1乃至複数の商品91(図3参照)を、袋7に収容する(入れる)作業を意味している。「袋」は、商品91が入る大きさで、かつ商品91を出し入れするための袋口を有する袋であればよく、例えば、ポリエチレン製又はポリプロピレン製買物袋(いわゆるレジ袋)である。

0021

袋詰装置3は、例えば、店舗のレジカウンタ袋詰め台等に設置されており、載置面311(図11A参照)上に設定される所定の袋詰スペースS1(図11A参照)に置かれた商品91の袋詰めを行う。これにより、顧客は、購入する商品91を袋詰スペースS1に置くだけで、袋7に収容された状態の商品91を受け取ることができる。したがって、顧客又は店舗の従業員店員)は、袋詰装置3を用いることで、袋詰めの作業の手間及び時間の省略が可能である。

0022

袋収納ケース1は、袋供給装置2と共に用いられ、袋供給装置2が袋詰装置3に供給する袋7をストックするための器具である。袋収納ケース1は、袋7を複数枚(例えば最大100枚)まとめて収納することができる。袋供給装置2は、複数枚の袋7をストックした袋収納ケース1から袋7を1枚ずつ取り出して、取り出した袋7を「対象袋」として袋詰装置3に供給する。

0023

また、本実施形態においては、袋収納ケース1及び袋供給装置2は、袋詰装置3及び販売システム4(図3参照)と共に、小売店等の店舗において顧客の買物支援するための買物支援システム100(図3参照)を構成する。言い換えれば、買物支援システム100は、袋収納ケース1と、袋供給装置2と、袋詰装置3と、販売システム4と、を備えている。

0024

販売システム4は、商品91の販売処理を行うためのシステムである。ここでいう「販売処理」は、売主(店舗)から買主(顧客)に商品91の所有権移転し、これに対する対価代金)を買主が売主に支払う行為(売買)に必要な種々の処理を意味する。例えば、顧客が店内でピックアップした商品91の商品情報を取得する取得処理、及び顧客から購入を希望する商品91の指定を受け付け注文処理等が、販売処理に含まれる。

0025

買物支援システム100においては、販売システム4と、袋供給装置2及び袋詰装置3とを連動させることにより、下記のような機能を実現する。

0026

すなわち、買物支援システム100が導入された店舗では、顧客は、1乃至複数の商品91を店内でピックアップして買物かご92(図2参照)に収容し、買物かご92を袋詰スペースS1に置いた状態で、販売システム4にて商品91の精算等を行う。販売システム4は、顧客が販売システム4にて商品91の精算等を行っている間に、袋詰装置3を作動させて商品91の袋詰めを行う。袋詰装置3での袋詰めを終了すると、販売システム4は、次回の袋詰めに備えて、袋供給装置2を作動させて袋詰装置3への袋7の供給を行う。これにより、顧客においては、商品91をピックアップし、販売システム4にて商品91の精算等を行った後、袋詰めされた状態の商品91を受け取る、という一連の流れで、買物を済ませることができる。結果的に、顧客が店舗で商品91を購入する過程において、店員の介入が必須でなくなる。その結果、買物支援システム100によれば、顧客の買物に掛かる店員及び顧客の手間を軽減することができる。

0027

(2)詳細
以下、本実施形態に係る袋収納ケース1、袋供給装置2、及びこれらを備えた買物支援システム100について詳しく説明する。本実施形態では、買物支援システム100が導入される店舗としてコンビニエンスストアを例に説明する。また、本実施形態では、ポリエチレン製の買物袋(いわゆるレジ袋)を袋7の例とする。ここで、袋詰スペースS1に商品91を置く主体は、顧客に限らず、店員であってもよい。例えば、レジカウンタ内に置かれている煙草等の商品にあっては、顧客ではなく、店員が袋詰スペースS1に商品91を置くことになる。

0028

(2.1)買物支援システム
ここではまず、本実施形態に係る買物支援システム100の全体構成について説明する。買物支援システム100は、図2及び図3に示すように、袋収納ケース1、袋供給装置2、袋詰装置3、販売システム4、及び買物かご92を備えている。

0029

販売システム4は、管理装置41、供給ユニット42、表示装置43、入力装置44、音声出力部45、及び精算ユニット46を有している。供給ユニット42、表示装置43、入力装置44、音声出力部45、及び精算ユニット46は、いずれも管理装置41の周辺装置であって、管理装置41に接続されている。

0030

管理装置41は、買物かご92から送信された商品情報を受信する。ここでいう「商品情報」は、商品91を識別するための情報(商品識別コード)であって、例えば日本国で用いられているJAN(Japanese Article Number)コード等である。さらに、管理装置41は、例えば、POS(Point Of Sales)端末からなる店舗端末通信可能に構成されている。管理装置41では、買物かご92から受信した商品情報に基づいて、商品91についての精算処理を行うことができる。また、管理装置41は、袋供給装置2及び袋詰装置3と電気的に接続されており、袋供給装置2及び袋詰装置3を制御可能に構成されている。

0031

供給ユニット42は、特定の商品(例えば煙草)を顧客に供給する装置である。表示装置43は、顧客に向けて各種の表示を行う装置である。入力装置44は、例えばジェスチャ検出等により、顧客の操作を受け付ける装置である。さらに、入力装置44は、マイクロホンを含み、マイクロホンに入力された音声信号に対して音声認識及び意味解析の処理を施す機能を有している。そのため、顧客においては音声による操作(音声入力)も可能である。音声出力部45は、スピーカを含み、音声によって顧客に向けて各種の情報を提示する装置である。

0032

つまり、販売システム4は、表示装置43、入力装置44及び音声出力部45をユーザインタフェースとして用いることにより、表示又は音声によって各種の情報を顧客に提示したり、顧客の操作(音声入力を含む)を受け付けたりすることができる。ただし、販売システム4による情報の提示は、表示と音声との少なくとも一方で実現されればよく、表示と音声とのいずれか一方で実現されてもよいし、表示と音声との組み合わせで実現されてもよい。

0033

買物かご92は、バッテリと、バッテリからの電力供給を受けて動作する種々の回路及びモジュールとを含む回路ブロックを内蔵している。この買物かご92は、単に商品91を収容するだけでなく、販売システム4(管理装置41)との通信機能、及び商品91の商品情報を読み取る機能を有している。買物かご92は、例えば、バーコードリーダ又はイメージセンサ等を用いて、商品情報を読み取る。これにより、買物かご92は、顧客が店内でピックアップした商品91を収容しつつ、商品情報を商品91から読み取って販売システム4に送信することができる。

0034

袋詰装置3は、買物かご92に入った状態の商品91について、袋詰めを行うことが可能である。つまり、顧客は、店内でピックアップした商品91を買物かご92に入れ、後述の袋詰スペースS1に、商品91を買物かご92ごと置くことにより、袋詰装置3に商品91の袋詰めを行わせることができる。したがって、顧客においては、袋詰めのために商品91を買物かご92から取り出す必要がなく、袋詰装置3を用いた商品91の袋詰めを簡単に行うことができる。買物かご92に複数の商品91が収容されている場合には、袋詰装置3は、これら複数の商品91を一括して袋詰めすることが可能である。本実施形態では、顧客が販売システム4にて商品91の精算等を行っている間に、商品91の袋詰めが行われるように、管理装置41が、販売システム4と連動させて袋詰装置3を制御する。例えば、袋詰装置3は、販売システム4で精算処理が開始又は完了したことをトリガにして、商品91の袋詰めを開始する。

0035

袋供給装置2は、複数枚の袋7をストックしている袋収納ケース1から、袋7を1枚ずつ取り出して、取り出した袋7を「対象袋」として袋詰装置3に供給する。本実施形態では、袋詰装置3には袋7が常に1枚セット(配置)されるように、管理装置41が、袋詰装置3と連動させて袋供給装置2を制御する。すなわち、袋詰装置3は、袋供給装置2から供給された1枚の袋7を使用して袋詰めを行うように構成されており、袋詰装置3が1回の袋詰めを行う度に、次回の袋詰めに備えて新たな袋7が1枚ずつ、袋供給装置2から袋詰装置3に供給される。言い換えれば、袋供給装置2は、袋詰装置3で袋詰めが完了したことをトリガにして、袋詰装置3への袋7の供給を開始する。

0036

袋収納ケース1は、袋7を複数枚まとめて収納可能に構成されている。袋収納ケース1は、所定のケース収容スペースS2(図1参照)に収容された状態で使用される。つまり、少なくとも1枚の袋7が収納された状態の袋収納ケース1が、ケース収容スペースに配置されることにより、袋供給装置2にて袋収納ケース1から袋7を取り出すことが可能になる。袋収納ケース1は、ケース収容スペースS2から取り出すことができ、袋収納ケース1への袋7の補充等は、袋収納ケース1をケース収容スペースS2から取り出した状態で行われる。

0037

ところで、買物支援システム100は、図3に示すように、買物かご92を除いて、例えば、店舗のレジカウンタに設置される1つのカウンタ台8周辺に設けられている。つまり、カウンタ台8周辺には、袋収納ケース1、袋供給装置2、袋詰装置3、及び販売システム4が設けられている。このようなカウンタ台8は、1つの店舗に対して複数設置されていてもよい。

0038

図3の例では、袋収納ケース1、袋供給装置2、袋詰装置3、及び管理装置41はカウンタ台8に内蔵される。ここで、袋収納ケース1については、カウンタ台8の内部に設定されたケース収容スペースS2に、取出可能な状態で収容されることになる。

0039

カウンタ台8には、上面81の幅方向(左右方向)の略中央部に開口する凹所82が形成されている。凹所82は、袋詰スペースS1を形成する。図3の例では買物かご92は凹所82内(つまり袋詰スペースS1)に置かれているが、買物かご92は、顧客が店内を移動する際に手に持って、又はカートに載せて使用するので、定位置には固定されない。カウンタ台8を正面から見て凹所82の奥には、買物かご92を回収する回収装置83が配置されている。凹所82の下方には袋詰装置3が設置されている。

0040

ここで、買物かご92は、例えば、底板スライド可能に構成されている。これにより、買物かご92の底部が開閉可能となり、買物かご92内に収容された商品91を、買物かご92の底部から排出可能となる。さらに、凹所82の底面は、開閉可能なシャッタ821(図1参照)にて構成されている。シャッタ821が開放された状態では、凹所82の下方に位置する袋詰装置3の載置面311が、凹所82の底面より露出する。そのため、シャッタ821が開放された状態で、袋詰スペースS1に置かれた買物かご92の底板が開放されれば、買物かご92内の商品91は、袋詰装置3の載置面311上に排出される。詳しくは「(2.4)袋詰装置」の欄で説明するが、袋詰装置3は、載置面311上に置かれた商品91について袋詰めを行う。そのため、買物かご92内の商品91の袋詰めが可能になる。

0041

袋供給装置2は、カウンタ台8を正面から見て、袋詰装置3の右側に配置されている。袋収納ケース1(ケース収容スペースS2)は、カウンタ台8を正面から見て、袋供給装置2の右側に配置されている。

0042

供給ユニット42は、カウンタ台8の上方に位置するように、天井吊り下げられている。表示装置43は、供給ユニット42の下面に固定されており、例えばプロジェクションマッピング技術により、スクリーンに対して映像投影するように構成されている。ここでは、表示装置43は、カウンタ台8の上面81のうち、カウンタ台8を正面から見て凹所82の右側の領域に映像を投影する。つまり、カウンタ台8の上面81のうち凹所82の右側の領域が、表示装置43のスクリーンとなる。入力装置44は、カウンタ台8の上面81上であって、カウンタ台8を正面から見てスクリーンの奥に設置されている。入力装置44には、音声出力部45が一体に設けられている。

0043

また、上述した買物支援システム100の各部の位置関係及び形状等は、一例に過ぎず、適宜変更が可能である。例えば、袋詰装置3及び凹所82は、カウンタ台8の幅方向(左右方向)の一端部(左端部又は右端部)に配置されていてもよい。さらに、カウンタ台8に凹所82が形成されていることも買物支援システム100に必須の構成ではなく、例えば、カウンタ台8の上面81上に、袋詰スペースS1が設定されていてもよい。

0044

以下では、特に断りがない限り、カウンタ台8の上面81が水平面となる向きで、カウンタ台8が設置されていることとして説明する。つまり、カウンタ台8の上面81に直交する方向が上下方向(鉛直方向)となる。さらに、以下、カウンタ台8の幅方向(左右方向)を「X軸方向」とし、奥行方向(前後方向)を「Y軸方向」とし、上下方向(鉛直方向)を「Z軸方向」として説明する。つまり、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向は、互いに直交する方向である。さらに、Z軸方向の正の向きと負の向きとを区別する場合には、図1の方向を基準にし、Z軸方向の正の向きを「上方」、Z軸方向の負の向きを「下方」として説明する。同様に、X軸方向の正の向きと負の向きとを区別する場合には、図1の方向を基準にし、X軸方向の正の向きを「右方」、X軸方向の負の向きを「左方」として説明する。同様に、Y軸方向の正の向きと負の向きとを区別する場合には、Y軸方向の正の向きを「前方」、Y軸方向の負の向きを「後方」として説明する。図面中の「X軸方向」、「Y軸方向」、及び「Z軸方向」を示す矢印は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。ただし、これらの方向は買物支援システム100の使用時の方向を限定する趣旨ではなく、例えば、カウンタ台8の上面81が水平面に対して多少傾斜した状態で、買物支援システム100が使用されていてもよい。

0045

(2.2)袋収納ケース
次に、袋収納ケース1について、図4図6を参照して更に詳しく説明する。

0046

袋収納ケース1は、各々の厚み方向である第1方向に重なった状態の複数枚の袋7を有する袋束70を収納する。袋束70は、複数枚の袋7が重ねられた状態で、複数枚の袋7の少なくとも一部が繋がっている。これにより、個々の袋7がばらばらにならずに、複数枚の袋7が一体化された状態で取り扱うことが可能である。すなわち、袋収納ケース1は、複数枚の袋7を個別に収納するのではなく、複数枚の袋7を束ねた袋束70として、複数枚の袋7をまとめて収納可能である。袋束70が有する袋7の枚数は適宜変更可能であるが、一例として、袋束70は100枚の袋7を束ねて構成される。

0047

袋収納ケース1は、ケース本体11と、保持部12(図5B参照)と、を備えている。ケース本体11は、袋束70を収納する。保持部12は、ケース本体11内において袋束70を保持する。

0048

ここで、ケース本体11は、中心部113と、第1端面111と、第2端面112と、取出口13と、を有している。中心部113は、ケース本体11において、第1方向と交差する第2方向の中心に位置する。第1端面111及び第2端面112は、第2方向の両端に位置する。袋収納ケース1が、ケース収容スペースS2に収容された状態では、X軸方向(左右方向)が第1方向となり、Z軸方向(上下方向)が第2方向となるので、本実施形態では、「第1方向」をX軸方向、「第2方向」をZ軸方向として説明する。さらに、本実施形態では、ケース本体11の下端面が第1端面111、上端面が第2端面112である。

0049

取出口13は、複数枚の袋7の各々を取り出すための口であって、ケース本体11のZ軸方向における中心部113と第1端面111との間の位置に開口している。一方、保持部12は、ケース本体11のZ軸方向における中心部113と第2端面112との間に位置する。つまり、図5Aに示すように、ケース本体11を中心部113にてZ軸方向に二分した場合に、取出口13は第1端面111側の領域Z1に位置し、保持部12は第2端面112側の領域Z2に位置する。言い換えれば、取出口13と保持部12とは、ケース本体11の中心部113に対してZ軸方向における互いに反対側に位置する。

0050

本実施形態では、ケース本体11は、ボディ114と、カバー115と、を更に有している。ボディ114及びカバー115は、例えば、合成樹脂製である。カバー115は、X軸方向においてボディ114との間に袋束70を収納する空間を形成する。ボディ114とカバー115とは、X軸方向に組み合わされてケース本体11を構成する。ここで、カバー115は、ボディ114に対して開閉可能に構成されている。つまり、カバー115は、ボディ114との間に袋束70を収納する閉位置と、袋束70を開放する開位置との間で移動可能に構成されている。本実施形態では、ケース本体11は、Y軸方向の一端部に一対のヒンジ構造14を有しており、一対のヒンジ構造14にてカバー115がボディ114に連結されている。さらに、ケース本体11は、Y軸方向の他端部に一対のロック構造15を有しており、一対のロック構造15にてカバー115が閉位置に保持可能に構成されている。そのため、ケース本体11は、Y軸方向の一端部を軸として、カバー115が開閉可能となる、いわゆる横開きの構造となる。図5Aは、カバー115が閉位置にある状態を示し、図5Bは、カバー115が開位置にある状態を示している。

0051

取出口13は、ケース本体11におけるX軸方向の一面に形成されている。ここでは、ケース本体11における右側面に取出口13が形成されている。本実施形態では、カバー115のZ軸方向の寸法が、ボディ114のZ軸方向の寸法よりも小さく設定されており、カバー115は、ボディ114の下部(第1端面111側の端部)を覆わないように、ボディ114と組み合わされている。そのため、ケース本体11におけるX軸方向の一面においては、カバー115の下方に取出口13が開口することになる。

0052

ここにおいて、袋束70は、複数枚の袋7に対して切り離し可能に連結された切離部701を有している。本実施形態では、切離部701は、個々の袋7における袋口71の中央部分に連結されている。切離部701と複数枚の袋7の各々との間には、切離部701から個々の袋7を切り離すためのカット線702が形成されている。カット線702上には、カット線702での袋7の切り離しが容易になるように、例えば、ミシン目等の加工が施されている。また、複数枚の袋7の各々は、表面にエンボス加工が施されていることが好ましい。これにより、袋束70の状態において隣接する一対の袋7同士が分離しやすく、袋束70から1枚の袋7を取り出しやすくなる。さらに、詳しくは後述するが、袋7の表面にエンボス加工が施されていることにより、真空吸着パッドでの袋7の吸着が容易になる。

0053

保持部12は、袋束70の切離部701を保持しており、複数枚の袋7の各々が切離部701から切り離されることにより、袋7の保持を解除するように構成されている。本実施形態では、保持部12は、図5Bに示すように、ピン121と、受け具122と、を有している。ピン121は、ボディ114におけるカバー115との対向面から突出している。受け具122は、合成ゴム等の弾性体からなり、中央に穴が形成された円盤状の部材であって、カバー115におけるボディ114との対向面に配置されている。切離部701の孔をピン121が貫通することにより、袋束70は切離部701にて保持部12に保持される。さらに、カバー115が閉位置にある状態では、受け具122の穴にピン121が挿入されることにより、ピン121から切離部701が抜け落ちることが防止される。

0054

要するに、保持部12は、受け具122にてボディ114との間に切離部701を挟むようにして、切離部701を保持する。図5Bでは、切離部701において受け具122にて押さえられる領域を2点鎖線で示している。したがって、カバー115が開放された状態、つまりカバー115が開位置にある状態においては、保持部12による袋束70の保持が解除され、袋束70の交換又は補充が可能になる。また、複数枚の袋7の各々は、カット線702を介して切離部701と連結されているので、カット線702にて切離部701から切り離されることにより、保持部12による個々の袋7の保持が解除される。

0055

ここで、袋束70における複数枚の袋7は、図5Bに示すように、袋口71を上方(Z軸方向の正の向き)に向け、かつ各々の袋口71が閉じた状態で、X軸方向に重なるようにして袋収納ケース1に収納されている。複数枚の袋7の各々は、袋口71におけるY軸方向の両端部に一対の持ち手74が位置し、かつ袋口71におけるY軸方向の中央部がカット線702を介して切離部701と連結されている。本実施形態に係る袋収納ケース1においては、このような状態で収納される袋束70を、ボディ114とカバー115とで挟み込んでいる。そのため、複数枚の袋7の各々においては、例えば、袋口71から空気が入ることにより側周部73がX軸方向に広がることが抑制され、袋束70のX軸方向における寸法の膨張が抑制される。

0056

上述したような構成により、袋収納ケース1は、複数枚の袋7をまとめて収納可能である。しかも、袋収納ケース1は、複数枚の袋7を有する袋束70を保持部12にて保持するので、袋収納ケース1内において複数枚の袋7がばらばらになることが抑制される。さらに、袋収納ケース1は、ケース本体11の中心部113に対してZ軸方向において保持部12の反対側に位置する取出口13から、袋7を1枚ずつ取り出すことが可能である。すなわち、ケース本体11における右側面に形成された取出口13からは、少なくとも1枚の袋7が露出することになる。取出口13は、ケース本体11における下端部に位置するので、取出口13からは、袋7の底部72側の端部が露出する。そのため、取出口13から露出した1枚の袋7を何らかの手段で捕捉した状態で、この袋7を下方(Z軸方向の負の向き)に引っ張ることにより、保持部12での保持を解除し、取出口13を通して袋収納ケース1から1枚の袋7を取り出すことが可能である。

0057

ここで、ボディ114は、袋口71における一対の持ち手74の間の領域を上方から覆う一対の部16を有している。一対の庇部16は、保持部12にてY軸方向に二分されている。

0058

また、カバー115は、閉位置にある状態でX軸方向において袋束70と対向する位置に、X軸方向に貫通する透孔17を有する。本実施形態では、カバー115には、3個の透孔17が形成されている。透孔17が設けられていることにより、透孔17が無い構成に比較して、カバー115と袋7との間の摩擦抵抗が低減され、袋収納ケース1からの袋7の取り出しが容易になる。

0059

ケース本体11は、Z軸方向の両端面(第1端面111及び第2端面112)から、Z軸方向に突出する一対の規制突起116を更に有している。一対の規制突起116の各々は、Y軸方向に長く形成されている。一対の規制突起116により、ケース収容スペースS2に対して袋収納ケース1を出し入れする際に、袋収納ケース1の移動方向がY軸方向に規制される。

0060

また、ケース本体11は、取っ手117を更に有している。取っ手117は、ケース本体11におけるY軸方向の一端面から突出する。取っ手117は、例えば、ケース収容スペースS2から袋収納ケース1を取り出す際に使用される。

0061

ところで、図6に示すように、ケース本体11は、押さえ部18を更に有する。押さえ部18は、X軸方向の少なくとも一方から、袋束70における複数枚の袋7の持ち手74を押さえる。図6は、図5AのY−Y線断面図である。本実施形態では、押さえ部18は、カバー115におけるボディ114との対向面から突出する。さらに、ボディ114において押さえ部18と対向する位置には、窪み118が形成されている。これにより、袋束70における複数枚の袋7の持ち手74は、押さえ部18に押されて窪み118内に押し込まれることになる。その結果、袋束70における複数枚の袋7の持ち手74が、自重垂れ下がることが抑制され、持ち手74がばらばらになりにくい。

0062

また、ケース本体11は、ボディ114における袋束70との対向面にクッション材19を更に有している。クッション材19は、例えば、合成ゴム等のシート状の弾性体からなる。クッション材19により、後述する袋供給装置2の捕捉部21での袋7の捕捉が容易になる。

0063

(2.3)袋供給装置
次に、袋供給装置2について、更に詳しく説明する。

0064

袋供給装置2は、袋詰装置3に袋7を供給する機構である。以下では、袋供給装置2が、袋収納ケース1から取り出して、袋詰装置3に供給するまでの状態にある1枚の袋7を、対象袋700(図7A参照)として説明する。袋供給装置2は、袋詰装置3における支持部31(図10参照)及びガイド部32(図10参照)に対して、袋口71を下方に向けた状態の対象袋700を被せるように動作する。袋詰装置3について詳しくは「(2.4)袋詰装置」の欄で説明する。

0065

袋供給装置2は、図1に示すように、取出機構20と、袋開き機構5と、セット機構6と、を備えている。図1は、カウンタ台8を後方(Y軸方向の負の向き)から見た図であって、カウンタ台8の一部を破断し、カウンタ台8に内蔵されている袋収納ケース1、袋供給装置2、及び袋詰装置3の要部が見えるようにした概略図である。図1では、以下の説明に必要のない部品の図示を適宜省略している。

0066

取出機構20は、複数枚の袋7を有する袋束70から、複数枚の袋7のうちX軸方向の一端に位置する1枚の対象袋700を取り出す。本実施形態では、袋供給装置2は、袋収納ケース1に収納された状態の袋束70から、対象袋700を取り出す。具体的には、カウンタ台8のフレーム80に形成されているケース収容スペースS2に、「(2.2)袋収納ケース」の欄で説明した袋収納ケース1が収容された状態で、袋供給装置2は、袋収納ケース1から対象袋700となる1枚の袋7を取り出す。本実施形態では、上述したように袋収納ケース1における右側面に形成された取出口13から袋7が取出可能であるので、取出機構20は、取出口13に対向するように、ケース収容スペースS2から見て右方に配置される。これにより、取出機構20は、複数枚の袋7のうち右端に位置する1枚の袋7を、対象袋700として取り出すことができる。

0067

ここで、取出機構20は、捕捉部21と、移動部22と、を有している。捕捉部21は、対象袋700を捕捉する。捕捉部21は、例えば、真空吸着パッドであって、袋収納ケース1との対向面が対象袋700を吸着する吸着面となる。移動部22は、捕捉部21を移動させる。移動部22は、少なくとも捕捉位置反転位置との間で、カウンタ台8のフレーム80に対して捕捉部21を相対的に移動させる。ここでいう「捕捉位置」は、X軸方向において対象袋700と対向するときの捕捉部21の位置であって、図7Aのように、ケース収容スペースS2に収容された袋収納ケース1の取出口13と対向する位置である。つまり、捕捉部21が捕捉位置にある状態では、取出口13から見て右方に捕捉部21が位置する。また、ここでいう「反転位置」は、図7Bのように、Z軸方向における捕捉部の向きが、捕捉位置に対して反転する位置である。詳しくは後述するが、取出機構20は、Z軸方向における対象袋700の向きを反転させるための反転機構として兼用される。

0068

袋開き機構5は、取出機構20により取り出した対象袋700の袋口71が広がるように、対象袋700を開く機構である。つまり、袋束70の状態では、複数枚の袋7は、各々の袋口71が閉じた状態で、X軸方向に重なるように袋収納ケース1に収納されている。よって、取出機構20により取り出された対象袋700についても、袋口71が閉じた状態にある。そこで、袋供給装置2は、袋詰装置3に供給する、つまり袋詰装置3に被せる対象袋700について、袋開き機構5により、袋口71を広げる処理を行う。

0069

本実施形態では、袋開き機構5は、第1吸着パッド51と、第2吸着パッド52と、を有している。第1吸着パッド51及び第2吸着パッド52は、捕捉部21が反転位置にある状態で、対象袋700の側周部73のX軸方向の両側に位置する。第1吸着パッド51及び第2吸着パッド52の各々は、例えば、真空吸着パッドであって、捕捉部21が反転位置にある状態での対象袋700との対向面が対象袋700(側周部73)を吸着する吸着面となる。袋開き機構5は、対象袋700の側周部73をX軸方向の両側から吸着した状態の第1吸着パッド51及び第2吸着パッド52を、互いに離れるように移動させることにより、対象袋700の袋口71を広げる。

0070

セット機構6は、取出機構20により取り出した対象袋700を、対象袋700の袋口71を下方に向けた状態でガイド部32に上方から被せることにより、袋詰装置3に対して対象袋700をセット(準備)する機構である。ここでは、セット機構6は、袋開き機構5によって開いた状態の対象袋700を、支持部31及びガイド部32に対して、上方から被せることにより、対象袋700をセットする。

0071

本実施形態では、セット機構6は、予備開き部61と、第2昇降部62と、を有している。第2昇降部62は、ガイド部32をカウンタ台8のフレーム80に対して相対的にZ軸方向に移動させる。すなわち、予備開き部61にて袋口71が開いた状態の対象袋700の下方にあるガイド部32を、第2昇降部62が上昇させることにより、対象袋700の袋口71からガイド部32が挿入される。予備開き部61は、ガイド部32と対象袋700の袋口71との間において、ガイド部32が対象袋700の袋口71に下方から挿入されるのに先行して、対象袋700の袋口71を広げる。予備開き部61は、少なくともガイド部32が挿入可能な大きさに、対象袋700の袋口71を広げる。

0072

以下、袋供給装置2の動作について、図7A〜図8Bを参照して説明する。図7A〜図8Bでは、袋供給装置2の動作を模式的に表しており、第1昇降部33等の図示を適宜省略している。また、図7A〜図8Bでは、移動後の各部の状態を想像線(2点鎖線)で示している。

0073

まず、取出機構20は、図7Aに示すように、捕捉部21が捕捉位置にある状態で、袋収納ケース1に収納されている複数枚の袋7のうち、右端(X軸方向の一端)に位置する1枚の袋7を捕捉する。具体的には、捕捉部21は、袋収納ケース1における下端部に配置された取出口13からは対象袋700の底部72側の端部が露出するので、捕捉部21は、対象袋700の底部72側の端部を右側から吸着することにより、対象袋700を捕捉する。捕捉部21が対象袋700を捕捉(吸着)する際、移動部22は、捕捉部21が対象袋700に接触した位置から更に捕捉部21を対象袋700側に一旦押し込むことにより、捕捉部21による吸着の確実性が向上する。

0074

そして、取出機構20は、捕捉位置に配置された捕捉部21にて対象袋700を捕捉した状態で、X軸方向に交差(ここでは直交)するZ軸方向の負の向き(下方)に捕捉部21を移動部22にて移動させることにより、袋束70から対象袋700を取り出す。このとき、袋収納ケース1内では、対象袋700の底部72側の端部が下方に引っ張られ、カット線702にて対象袋700が切離部701から切り離されることで、保持部12による対象袋700の保持が解除される。これにより、取出口13から対象袋700が取出可能となる。すなわち、取出機構20は、袋収納ケース1の取出口13から露出する1枚の袋7(対象袋700)を捕捉した状態の捕捉部21を、移動部22にてZ軸方向に移動させることによって、取出口13から対象袋700を引っ張り出すことができる。

0075

ここにおいて、捕捉部21が対象袋700を捕捉(吸着)する際、捕捉部21は、対象袋700のうち底部72側の端部に位置する貼合部75(図4参照)を捕捉(吸着)することが好ましい。すなわち、複数枚の袋7の各々は、一対のシート(右側面を構成するシート及び左側面を構成するシート)が熱溶着等により貼り合わされた貼合部75を有している。捕捉部21は、貼合部75を捕捉することにより、移動部22が捕捉部21をZ軸方向に移動させる際、対象袋700を構成する一対のシートを均等に引っ張ることができ、保持部12による対象袋700の保持が解除されやすくなる。同様の理由から、捕捉部21が対象袋700を捕捉(吸着)する際、捕捉部21は、対象袋700のうち底部72に極力近い部位を捕捉することが好ましい。すなわち、捕捉部21が捕捉する部位が対象袋700の底部72に近い程、移動部22が捕捉部21をZ軸方向に移動させる際、対象袋700を構成する一対のシートを均等に引っ張ることができ、保持部12による対象袋700の保持が解除されやすくなる。

0076

ここで、取出機構20は、対象袋700を捕捉した状態の捕捉部21を、移動部22により反転位置まで移動させる。これにより、取出機構20は、袋収納ケース1から取り出された対象袋700について、袋束70に含まれている状態から、Z軸方向における対象袋700の向きを反転させることができる。すなわち、移動部22は、捕捉部21をZ軸方向に移動させて袋収納ケース1から対象袋700を引っ張り出すだけでなく、更に捕捉部21を移動させることによって、捕捉部21に捕捉されている対象袋700の向きを反転させるように動作する。これにより、取出機構20は、反転機構として兼用されることになる。

0077

捕捉部21が反転位置まで移動した状態では、図7Bに示すように、捕捉部21は、対象袋700の底部72側の端部を吸着することにより、袋口71を下方(Z軸方向の負の向き)に向けた逆さ吊りの姿勢で、対象袋700を保持することになる。この状態において、移動部22は、捕捉部21を右方(X軸方向の正の向き)へと直進移動させる。

0078

その後、図7Cに示すように、袋開き機構5は、対象袋700の右方に位置する第2吸着パッド52を、左方(X軸方向の負の向き)へと直進移動させ、対象袋700の左方に位置する第1吸着パッド51と第2吸着パッド52との間に対象袋700を挟み込む。この状態で、袋開き機構5は、第1吸着パッド51及び第2吸着パッド52にて、対象袋700の側周部73をX軸方向の両側から吸着する。このとき、捕捉部21による対象袋700の吸着が解除され、捕捉部21から対象袋700が解放される。袋開き機構5は、第1吸着パッド51及び第2吸着パッド52で対象袋700を吸着したまま、第2吸着パッド52を右方(X軸方向の正の向き)へと直進移動させることにより、対象袋700の袋口71をX軸方向に広げる。これにより、対象袋700は、第1吸着パッド51と第2吸着パッド52とでX軸方向の両側から引っ張られ、袋口71が開いた状態で保持される。

0079

その後、図8Aに示すように、セット機構6は、対象袋700の下方に位置する袋詰装置3(ガイド部32)を、第2昇降部62にて上方(Z軸方向の正の向き)に移動させる。詳しくは「(2.4)袋詰装置」の欄で説明するが、袋供給装置2による袋詰装置3への袋7の供給時、第2昇降部62によるガイド部32の上昇に併せて、袋詰装置3の第1昇降部33が支持部31を上昇させる。これにより、袋供給装置2による袋詰装置3への袋7の供給時、支持部31及びガイド部32の両方が、カウンタ台8のフレーム80に対して相対的に上昇する。

0080

このとき、ガイド部32が対象袋700の袋口71に下方から挿入されるのに先行して、予備開き部61が、対象袋700の袋口71を広げる。予備開き部61は、袋口71の四隅(X−Y平面内での四隅)を、袋口71の内側から広げるように動作することにより、対象袋700の袋口71について、ガイド部32を挿入可能な大きさを確保する。この状態で、袋詰装置3(支持部31及びガイド部32)が所定位置まで上昇することにより、図8Bに示すように、袋口71を下方に向けた対象袋700を、袋詰装置3に上方から被せることができる。これにより、袋供給装置2は、袋詰装置3への対象袋700の供給を完了する。

0081

以下、袋供給装置2の具体的な構成について、図9及び図10を参照して説明する。

0082

袋供給装置2は、図9に示すように、捕捉部21と、捕捉部21をカウンタ台8のフレーム80に対して相対的に移動させる移動部22と、を備えている。捕捉部21及び移動部22は、上述したように取出機構20を構成する。

0083

図9の例では、捕捉部21は、ベルト駆動式の移動部22によって、捕捉位置と反転位置との間を双方向に移動可能に構成されている。すなわち、移動部22は、可動枠221と、一対のプーリ222と、一対のベルト223と、第1モータ224と、一対のスライドレール225と、第2モータ226と、を含んでいる。

0084

可動枠221は、X軸方向の両面が開放された枠状の部材であって、一対のスライドレール225及び第2モータ226によってX軸方向に移動可能に構成されている。一対のプーリ222は、可動枠221のZ軸方向の両端部に配置されている。一対のプーリ222の各々は、Y軸を回転軸として回転可能に構成されている。一対のベルト223は、可動枠221のY軸方向の両端部に配置されている。一対のベルト223の各々は、一対のプーリ222間に架け渡されている。第1モータ224は、一対のプーリ222のうちの一方(本実施形態では上側)のプーリ222に駆動力回転力)を与えることにより、一対のベルト223を駆動する。一対のスライドレール225は、カウンタ台8のフレーム80に固定されており、可動枠221の移動方向をX軸方向に規制する。第2モータ226は、直動モータであって、可動枠221に対してX軸方向に沿った駆動力を与えることにより、可動枠221を駆動する。

0085

捕捉部21は、一対のベルト223間に架け渡されるように取り付けられている。そのため、第1モータ224が一対のベルト223を駆動することにより、一対のベルト223の外周に形成されるZ軸方向に長い長円状の経路上を、捕捉部21が移動する。ここで、捕捉部21の吸着面は、一対のベルト223とは反対側に向けられている。これにより、捕捉部21が対象袋700を捕捉した状態で、第1モータ224が一対のベルト223を駆動すると、対象袋700は、一対のベルト223の外周に形成されるZ軸方向に長い長円状の経路上を移動する。また、第2モータ226が可動枠221を駆動することにより、捕捉部21はX軸方向に直進移動する。上記構成により、図7A〜図7Cに示したような移動部22による捕捉部21の移動が実現される。

0086

さらに、可動枠221には、袋開き機構5における第1吸着パッド51が固定されている。ここで、第1吸着パッド51の吸着面は、ケース収容スペースS2とは反対側(右側)に向けられており、一対のベルト223の間から露出する。第1吸着パッド51の吸着面には、複数の吸着口511が配置されている。これにより、移動部22が可動枠221をX軸方向に移動させることにより、第1吸着パッド51が可動枠221と共にX軸方向に移動する。上記構成により、図7A〜図7Cに示したような第1吸着パッド51の移動が実現される。

0087

本実施形態では、捕捉部21及び第1吸着パッド51の各々は、真空吸着パッドからなるので、ホース23によって真空ポンプに繋がっている。真空ポンプは、例えば、カウンタ台8におけるケース収容スペースS2の左方に収納されている。また、一方のベルト223には、ベルト223とプーリ222との間にホース23が噛み込むことを防止するホースガイド24が取り付けられている。

0088

また、袋供給装置2は、図10に示すように、予備開き部61と、第2昇降部62と、リンク63と、を含むセット機構6を更に備えている。すなわち、本実施形態では、セット機構6は、予備開き部61、第2昇降部62、及びリンク63を有している。

0089

第2昇降部62は、第2支柱621と、第2アーム622と、を有している。第2支柱621は、上下方向に長い支柱であって、カウンタ台8のフレーム80に固定されている。第2アーム622は、第2支柱621の長手方向(上下方向)に沿って移動可能である。第2アーム622の一端部はガイド部32の側面に機械的に結合されている。第2昇降部62は、第2アーム622を上下方向に移動(昇降)させることにより、ガイド部32を昇降させる。第2昇降部62は、電動機(モータ)を含み、パンタグラフ式ラックピニオン式等、電動機で発生する駆動力により第2アーム622を上下方向に直進移動させることが可能な適宜の機構で実現される。

0090

予備開き部61は、複数枚(ここでは4枚)のフラップ611にて構成されている。複数枚のフラップ611は、ガイド部32に対してY軸方向の両側に分かれて配置されている。本実施形態では、ガイド部32の前方に一対のフラップ611が位置し、ガイド部32の後方にも一対のフラップ611が位置する。複数枚のフラップ611の各々は、X軸方向に沿った回転軸612回りで回転可能に構成されている。複数の回転軸612は、複数の固定具64にて支持されている。複数の固定具64は、カウンタ台8のフレーム80に固定されている。複数枚のフラップ611の各々は、水平方向に沿った「待機位置」(図10の状態)と、鉛直方向に沿った「作動位置」(図8Bの状態)との間で回転移動する。

0091

リンク63は、第2昇降部62に連動して複数枚のフラップ611を開閉(回転)させる機構である。すなわち、第2昇降部62がガイド部32を上昇させると、リンク63を介して、複数枚のフラップ611が待機位置から跳ね上げられるように回転し、作動位置に移動する。このとき、予備開き部61は、袋口71の四隅(X−Y平面内での四隅)を、作動位置にある複数枚のフラップ611にて、袋口71の内側から広げることになる。上記構成により、予備開き部61は、ガイド部32の上昇に伴って、複数枚のフラップ611にて対象袋700を袋口71の内側から開くように動作し、図8A〜図8Bに示したような予備開き部61の動作が実現される。作動位置にある複数枚のフラップ611で形成される外周形状(袋口71の内周形状)は、ガイド部32の外周形状の相似の関係にあることが好ましい。袋詰めが完了してガイド部32が下降すると、複数枚のフラップ611は待機位置に移動する。

0092

(2.4)袋詰装置
次に、袋詰装置3について、更に詳しく説明する。

0093

本実施形態に係る袋詰装置3は、図10に示すように、支持部31と、ガイド部32と、第1昇降部33と、を有している。

0094

支持部31は、矩形板状に形成されている。支持部31の上面は、商品91を載せるための載置面311を構成する。ここでは、載置面311は角部が丸く形成された長方形状である。

0095

ガイド部32は、上面及び下面のうち少なくとも上面が開口した筒状に形成されている。本実施形態では、ガイド部32は、上面及び下面の両方が開口した角筒状に形成されている。ガイド部32の開口面は載置面311より一回り大きく形成されており、ガイド部32は載置面311の外周縁に沿って支持部31の周囲に配置される。ここで、ガイド部32の上端面の内周縁の形状と、載置面311の外周縁の形状とは相似の関係にある。

0096

第1昇降部33は、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係を、第1状態から第2状態へ変化させる。ここでは、支持部31がガイド部32の上端部に位置する状態を、第1状態とする。支持部31とガイド部32との相対的な位置関係が第1状態にあるとき、支持部31の上面(載置面311)とガイド部32の上端面とは略面一になる。そのため、第1状態においては、支持部31はガイド部32の上面側の開口を塞ぐような配置になる。第2状態は、ガイド部32に対する支持部31の相対的な位置が第1状態よりも下方になる状態である。

0097

言い換えれば、支持部31は、ガイド部32に囲まれた空間内において、ガイド部32に対して相対的に移動する。本実施形態では、第1昇降部33は、支持部31及びガイド部32のうち支持部31のみを下方に移動させることにより、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係を、第1状態から第2状態へと変化させる。すなわち、支持部31は、定位置に固定された筒状のガイド部32内を、第1昇降部33により上下方向に移動するように構成されている。

0098

より詳細には、第1昇降部33は、第1支柱331と、第1アーム332と、を有している。第1支柱331は、上下方向に長い支柱であって、カウンタ台8のフレーム80に固定されている。第1アーム332は、第1支柱331の長手方向(上下方向)に沿って移動可能である。第1アーム332は、ガイド部32の側面に形成されたスリットを通してガイド部32の内部に挿入され、ガイド部32の内部において、第1アーム332の一端部が支持部31の下面に機械的に結合されている。第1昇降部33は、第1アーム332を上下方向に移動(昇降)させることにより、支持部31を昇降させる。第1昇降部33は、電動機(モータ)を含み、パンタグラフ式やラックピニオン式等、電動機で発生する駆動力により第1アーム332を上下方向に直進移動させることが可能な適宜の機構で実現される。

0099

以下、袋詰装置3の動作について、図11A〜図12Bを参照して説明する。図11A〜図12Bでは、袋詰装置3の動作を模式的に表しており、袋供給装置2及び第1昇降部33等の図示を適宜省略している。

0100

図11A〜図11Cは、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係が第1状態から第2状態へと変化する際、商品91が袋7に収容される過程を表している。図では、ペットボトル飲料箱入り菓子及び缶ジュースといった複数の商品91を例示しているが、商品91は1つでもよい。また、ここでは一例として、図11Bの過程において買物かご92が袋詰装置3上から撤去されているが、買物かご92が撤去されるタイミングは、図11Cの過程であってもよいし、又はそれ以降であってもよい。

0101

まず、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係が第1状態にあるとき、図11Aに示すように、袋口71を下向きとする袋7が支持部31及びガイド部32に被せられ、袋7の底部72が載置面311にて支持されている。袋詰装置3は、図11Aに示す状態を待機状態とし、商品91の入った買物かご92が載置面311上の袋詰スペース(凹所82内)に置かれるまで、待機状態で待機する。本実施形態では、買物かご92が袋詰スペース(凹所82内)に置かれると、まずは凹所82の底面を構成するシャッタ821が開放される。それから、買物かご92の底部が開放されることにより、買物かご92内の商品91が、袋詰装置3の載置面311上に排出される。これにより、商品91が袋7ごしに載置面311上に載せられることになる。このとき、底部72は、商品91の重量に加えて、後述する保持機構34の保持力により載置面311に保持されている。

0102

この状態(第1状態)から、第1昇降部33にて、ガイド部32に対して支持部31が相対的に下方に移動することで、図11Bに示すように、袋7がガイド部32の内側に徐々に引き込まれる。このとき、袋7の底部72に連続する袋7の側周部73は、ガイド部32の上端面にてしごかれながら、ガイド部32の内側に引き込まれる。したがって、袋7の側周部73は、支持部31の周囲にあるガイド部32によって底部72の外周縁から上方に立ち上げられる。

0103

そして、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係が第2状態になると、図11Cに示すように、ガイド部32に囲まれた空間において、袋7は図11Aの状態から裏返った状態となり、商品91は袋7に収容されることになる。このとき、側周部73はガイド部32の内周面に沿って立ち上がった状態となる。ここで、袋詰装置3は、第2状態において、載置面311からガイド部32の上端面までの高低差が、袋7の上下方向の全長以上となるように構成されている。ここでいう「袋7の上下方向の全長」は、袋7の一対の持ち手74を含む全長、つまり袋7の底部72から持ち手74の先端までの寸法である。これにより、袋7は持ち手74の先端まで、ガイド部32で囲まれた空間に収まる。そのため、袋7は側周部73だけでなく、持ち手74まで含めて立ち上がった状態となる。

0104

次に、袋詰装置3は、第1昇降部33にて支持部31を駆動し、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係を第2状態から第1状態へと変化させることにより、ガイド部32に囲まれた空間から、袋7を排出する。

0105

すなわち、載置面311上の袋7は、図12Aに示すように、支持部31が上方に移動するのに伴って、ガイド部32の上面側の開口から上方にせり出す。さらに、支持部31が上方に移動することで、袋7は、図12Bに示すように、ガイド部32に囲まれた空間から完全に排出される。このとき、袋7は、持ち手74を含め自立した姿勢を維持する。また、袋7は、袋供給装置2にて供給された図11Aの状態から、裏返されて商品91を収容するので、袋7に文字等が印刷されている場合、反転印刷した袋7を用いることが好ましい。

0106

以上説明したような動作により、袋詰装置3は、載置面311上の袋詰スペースに置かれた商品91を袋7に収容し、袋7の持ち手74を立てた状態で、商品91を顧客へ引き渡すことが可能である。載置面311上から商品91がなくなると、袋詰装置3は、新たに袋7をセットして、待機状態で待機する。

0107

ところで、本実施形態では、袋詰装置3は、支持部31、ガイド部32、及び第1昇降部33に加えて、図13A〜図13Cに示すように、保持機構34を有している。

0108

保持機構34は、袋7の底部72を載置面311に保持する機構である。保持機構34は、底部72を載置面311に保持する状態と、保持を解除する状態と、を切替可能に構成されている。ここでいう「保持」は、載置面311が底部72を支持している状態を保ち続けること、を意味している。つまり、底部72が載置面311に接触し載置面311にて下から支持されている状態が、保持機構34にて維持される。袋詰装置3は、少なくとも支持部31とガイド部32との相対的な位置関係が第1状態から第2状態から変化する間、保持機構34により、袋7の底部72を載置面311に保持し続ける。

0109

本実施形態では、保持機構34は、袋7の底部72を摘むことにより、底部72を保持する。具体的には、支持部31の上面(載置面311)におけるY方向の両端部には、X方向に沿う一対の保持溝312(図10参照)が形成されている。保持機構34は、これら一対の保持溝312の各々に設けられ、保持溝312内に押し込まれた底部72を挟むことにより、底部72を保持溝312内に保持する。保持溝312内への底部72の押し込みは、図13A及び図13Bに示すように、凹所82の底面を構成するシャッタ821の下面から下方に突出するフィン822にて行われる。保持機構34は、回転軸341、及び板ばねからなる押付ばね342を有し、回転軸341を回転させることにより、押付ばね342を、保持溝312内に進入した進入位置と、保持溝312内から退避した退避位置との間で移動させる。

0110

すなわち、袋供給装置2による袋詰装置3への袋7の供給時に、図13Aに示すように、支持部31及びガイド部32は、シャッタ821に対して相対的に上昇する。このとき、図13Bに示すように、保持溝312にフィン822が差し込まれる位置まで支持部31及びガイド部32が上昇した状態で、袋詰装置3は、待機状態となり待機する。これにより、底部72の一部が、フィン822にて保持溝312内に押し込まれる。この状態では、押付ばね342は退避位置にある。この状態で、買物かご92が袋詰スペース(凹所82内)に置かれてシャッタ821が開放されると、保持溝312内に底部72の一部を残したまま、袋詰装置3の上方から、シャッタ821及びフィン822が除去される。このとき、保持機構34は、図13Cに示すように、回転軸341を回転させ、押付ばね342を退避位置から進入位置に移動させる。これにより、保持溝312内において、底部72の一部が押付ばね342にて保持溝312の側面に押し付けられた状態となり、保持機構34は、袋7の底部72を摘むことができる。

0111

(4)変形例
上記実施形態は本発明の一例に過ぎず、本発明は、上記実施形態に限定されることはなく、上記実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。

0112

以下、上記実施形態の変形例を列挙する。

0113

袋詰装置3は、買物かご92に入った状態の商品91に限らず、買物かご92に入っていない商品91についても、袋詰めを行うことが可能である。この場合、顧客は、袋詰スペースに商品91を直接置くことにより、袋詰装置3に商品91の袋詰を行わせることができる。

0114

また、袋詰装置3の用途はコンビニエンスストアに限らず、コンビニエンスストア以外の店舗に袋詰装置3が設置されていてもよい。さらには、例えば、事務所工場等、店舗以外の施設に袋詰装置3が設置されていてもよい。

0115

また、袋詰装置3は、袋7に商品91を収容する構成であればよく、上述したような買物袋に限らず、例えば、エコバッグネット袋等の袋7に商品91を収容(袋詰め)する構成であってもよい。買物袋の材質についても、ポリエチレン製に限らず、例えばポリプロピレン製等でもよい。

0116

また、買物支援システム100は、上記実施形態のように店員の操作を必要とせずに商品91の購入が可能な販売システム4と併せて使用されなくてもよく、例えば、いわゆる有人レジのようにレジカウンタに店員が居る状況で使用されてもよい。

0117

また、例えば袋詰装置3及び販売システム4が1つの筐体(カウンタ台8)内に集約されていることは買物支援システム100に必須の構成ではなく、買物支援システム100の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。

0118

また、袋供給装置2は、袋7を裏返してから袋詰装置3に供給するように構成されていてもよい。この場合、袋7は裏返った状態で袋詰装置3にセットされ、さらに裏返されて商品91を収容するので、本来の袋7の外表面が、商品91を収容した状態での外表面になる。したがって、袋7に文字等が印刷されている場合に、反転印刷した袋7を用いる必要がない。

0119

また、袋収納ケース1は、袋7の残枚数カウントするセンサを有することが好ましい。この場合、袋収納ケース1における袋7の残枚数が設定値(例えば5枚)以下であれば、店員に対して、袋7の補充を促す通知が通知部にて行われる構成であることが好ましい。

0120

また、袋詰装置3の保持機構34は、上記実施形態のように、袋7の底部72を摘むことにより底部72を保持する構成に限らず、例えば、真空吸着パッド等の吸着によって底部72を載置面311に保持する構成であってもよい。

0121

また、上記実施形態では、取出機構20は、X軸方向(第1方向)と直交するZ軸方向(第2方向)に、捕捉部21を移動部22にて移動させる例を示したが、移動部22が捕捉部21を移動させる方向(第2方向)は、第1方向と直交していなくてもよい。つまり、取出機構20は、複数枚の袋7の各々の厚み方向である第1方向と交差する第2方向に、捕捉部21を移動部22にて移動させればよく、例えば、第2方向は斜め下方であってもよい。このとき、鉛直方向に対する第2方向の傾斜角は、30度以下であることが好ましい。鉛直方向に対する第2方向の傾斜角は、5度以下であることがより好ましい。鉛直方向に対する第2方向の傾斜角が小さい程、カット線702にて切離部701から袋7が切り離されやすくなる。

0122

また、捕捉部21は、吸着パッドに限らず、例えば、対象袋700の側周部73を摘む構成等により、対象袋700を捕捉してもよい。

0123

また、捕捉部21が、対象袋700のうち底部72側の端部に位置する貼合部75(図4参照)を捕捉する構成においては、Z軸方向における貼合部75の寸法を比較的大きく確保することが好ましい。これにより、捕捉部21にて貼合部75を捕捉(吸着)しやすくなり、捕捉部21による袋7の捕捉の確実性が向上する。

0124

また、袋開き機構5は、2つの吸着パッド(第1吸着パッド51及び第2吸着パッド52)を有する構成に限らず、吸着パッドを3つ以上有していてもよい。さらに、袋開き機構5は、吸着パッドに限らず、例えば、対象袋700の側周部73を摘む構成、又は袋口71から対象袋700に空気を送り込むような構成等で、対象袋700を開いてもよい。

0125

また、袋収納ケース1は、袋供給装置2と併せて使用される態様に限らず、例えば、人が手で袋7を取り出すような使い方をされてもよい。袋供給装置2についても、袋収納ケース1と併せて使用される態様に限らず、例えば、袋収納ケース1に収納されていない状態の袋束70から対象袋700を取り出すように構成されてもよい。

0126

また、サイズ又は色等が異なる複数種類の袋7が使用されている場合、袋収納ケース1ごとに異なる種類の袋7が収納されてもよい。この場合、袋供給装置2は、複数の袋収納ケース1の中から1つの袋収納ケース1を随時選択し、選択した袋収納ケース1から対象袋700を取り出すように構成されることが好ましい。

0127

また、袋束70における複数枚の袋7の持ち手74を押さえる押さえ部18は、上述した構成に限らず、例えば、弾性を有するローラ等で構成されていてもよい。この場合、ローラが回転することで、持ち手74が押さえ部18から解放される。

0128

また、移動部22は、ベルト駆動式に限らず、例えば、チェーン駆動式、又はロボットアームのような構成で捕捉部21を移動させてもよい。

0129

また、上記実施形態では、袋供給装置2は、反転機構にてZ軸方向における対象袋700の向きを反転させた後に、袋開き機構5にて対象袋700を開いているが、この構成に限らない。すなわち、袋供給装置2は、袋開き機構5にて対象袋700を開いた後に、反転機構にてZ軸方向における対象袋700の向きを反転させてもよい。

0130

上述した種々の変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。

0131

(5)まとめ
以上説明したように、本発明の第1の態様に係る袋収納ケース(1)は、袋束(70)を収納するケース本体(11)と、ケース本体(11)内において袋束(70)を保持する保持部(12)と、を備える。袋束(70)は、各々の厚み方向である第1方向に重なった状態の複数枚の袋(7)を有する。ケース本体(11)は、中心部(113)と、第1端面(111)及び第2端面(112)と、複数枚の袋(7)の各々を取り出すための取出口(13)と、を有する。中心部(113)は、第1方向と交差する第2方向の中心に位置する。第1端面(111)及び第2端面(112)は、第2方向の両端に位置する。取出口(13)は、第2方向における中心部(113)と第1端面(111)との間の位置に開口する。保持部(12)は、ケース本体(11)の第2方向における中心部(113)と第2端面(112)との間に位置する。

0132

この構成によれば、袋収納ケース(1)は、袋束(70)の状態で複数枚の袋(7)をまとめて収納可能である。しかも、袋収納ケース(1)は、複数枚の袋(7)を有する袋束(70)を保持部(12)にて保持するので、袋収納ケース(1)内において複数枚の袋(7)がばらばらになることが抑制される。さらに、袋収納ケース(1)は、ケース本体(11)の中心部(113)に対してZ軸方向において保持部(12)の反対側に位置する取出口(13)から、袋(7)を1枚ずつ取り出すことが可能である。そのため、取出口(13)から露出した1枚の袋(7)を何らかの手段で捕捉した状態で、この袋(7)を第2方向に引っ張ることにより、保持部(12)での保持を解除し、袋収納ケース(1)から1枚の袋(7)を取り出すことが可能である。そのため、袋束(70)に対して第1方向の側方に十分なスペースを確保できない場合でも、袋収納ケース(1)から1枚の袋(7)を取り出すことが可能である。よって、袋(7)の取り扱いに掛かる手間を低減できる、という利点がある。

0133

本発明の第2の態様に係る袋収納ケース(1)は、第1の態様において、取出口(13)は、ケース本体(11)における第1方向の一面に形成されていることが好ましい。

0134

この構成によれば、ケース本体(11)における第1方向の一面に形成された取出口(13)から露出した1枚の袋(7)を第2方向に引っ張ることにより、取出口(13)を通して袋収納ケース(1)から1枚の袋(7)を取り出すことが可能である。そのため、取出口(13)からの袋(7)の露出面積を、袋(7)を捕捉するのに十分な大きさ以上に設定しやすくなる。ただし、この構成は袋収納ケース(1)に必須の構成ではなく、例えば、取出口(13)は、ケース本体(11)における第2方向の一面に形成されていてもよい。

0135

本発明の第3の態様に係る袋収納ケース(1)は、第1又は2の態様において、袋束(70)が、複数枚の袋(7)に対して切り離し可能に連結された切離部(701)を有することが好ましい。この場合、保持部(12)は、袋束(70)の切離部(701)を保持しており、複数枚の袋(7)の各々が切離部(701)から切り離されることにより、袋(7)の保持を解除するように構成されていることが好ましい。

0136

この構成によれば、複数枚の袋(7)の各々が切離部(701)から切り離されることにより、保持部(12)での袋(7)の保持が解除されるので、保持部(12)の構造を簡略化できる。ただし、この構成は袋収納ケース(1)に必須の構成ではなく、例えば、保持部(12)が可動式で、複数枚の袋(7)の各々を保持する状態と、保持を解除する状態とを切替可能であってもよい。

0137

本発明の第4の態様に係る袋収納ケース(1)は、第1〜3のいずれかの態様において、ケース本体(11)が、第1方向の少なくとも一方から、袋束(70)における複数枚の袋(7)の持ち手(74)を押さえる押さえ部(18)を更に有することが好ましい。

0138

この構成によれば、袋束(70)における複数枚の袋(7)の持ち手(74)が、自重で垂れ下がることが抑制され、持ち手(74)がばらばらになりにくい。ただし、この構成は袋収納ケース(1)に必須の構成ではなく、押さえ部(18)は適宜省略可能である。

0139

本発明の第5の態様に係る袋収納ケース(1)は、第1〜4のいずれかの態様において、ケース本体(11)が、ボディ(114)と、カバー(115)と、を更に有することが好ましい。カバー(115)は、第1方向においてボディ(114)との間に袋束(70)を収納する空間を形成する。カバー(115)は、ボディ(114)との間に袋束(70)を収納する閉位置と、袋束(70)を開放する開位置との間で移動可能に構成されていることが好ましい。

0140

この構成によれば、袋束(70)がボディ(114)とカバー(115)とで挟まれるので、例えば、袋口(71)から空気が入ることにより袋束(70)が第1方向に広がることが抑制され、袋束(70)の第1方向における寸法の膨張が抑制される。ただし、この構成は袋収納ケース(1)に必須の構成ではなく、カバー(115)は適宜省略可能である。

0141

本発明の第6の態様に係る袋収納ケース(1)は、第5の態様において、カバー(115)が、閉位置にある状態で第1方向において袋束(70)と対向する位置に、第1方向に貫通する透孔(17)を有することが好ましい。

0142

この構成によれば、透孔(17)が無い構成に比較して、カバー(115)と袋(7)との間の摩擦抵抗が低減され、袋収納ケース(1)から袋(7)が取り出しやすくなる。ただし、この構成は袋収納ケース(1)に必須の構成ではなく、透孔(17)は適宜省略可能である。

0143

本発明の第7の態様に係る袋供給装置(2)は、袋束(70)から、複数枚の袋(7)のうち第1方向の一端に位置する1枚の対象袋(700)を取り出す取出機構(20)を備える。袋束(70)は、各々の厚み方向である第1方向に重なった状態の複数枚の袋(7)を有する。取出機構(20)は、対象袋(700)を捕捉する捕捉部(21)と、捕捉部(21)を移動させる移動部(22)と、を有する。取出機構(20)は、第1方向において対象袋(700)と対向するように配置された捕捉部(21)にて対象袋(700)を捕捉した状態で、第1方向と交差する第2方向に捕捉部(21)を移動部(22)にて移動させる。これにより、取出機構(20)は、袋束(70)から対象袋(700)を取り出すように構成されている。

0144

この構成によれば、袋供給装置(2)は、袋束(70)の状態の複数枚の袋(7)から1枚の対象袋(700)を取り出すことが可能である。しかも、袋供給装置(2)は、複数枚の袋(7)のうち第1方向の一端に位置する1枚の対象袋(700)を取り出すので、対象袋(700)を取り出す際に、複数枚の袋(7)がばらばらになることが抑制される。さらに、取出機構(20)は、捕捉部(21)にて対象袋(700)を捕捉した状態で、第2方向に捕捉部(21)を移動部(22)にて移動させることにより、袋束(70)から対象袋(700)を取り出すことが可能である。そのため、袋束(70)に対して第1方向の側方に十分なスペースを確保できない場合でも、袋束(70)から対象袋(700)を取り出すことが可能である。よって、袋(7)の取り扱いに掛かる手間を低減できる、という利点がある。

0145

本発明の第8の態様に係る袋供給装置(2)は、第7の態様において、取出機構(20)により取り出した対象袋(700)の袋口(71)が広がるように対象袋(700)を開く、袋開き機構(5)を更に備えることが好ましい。

0146

この構成によれば、例えば、対象袋(700)を袋詰装置(3)に供給する場合等において、対象袋(700)を開く作業についても自動化することができる。ただし、この構成は袋供給装置(2)に必須の構成ではなく、袋開き機構(5)は適宜省略可能である。

0147

本発明の第9の態様に係る袋供給装置(2)は、第7又は8の態様において、反転機構を更に備えることが好ましい。反転機構は、取出機構(20)により取り出した対象袋(700)について、袋束(70)に含まれている状態から第2方向における対象袋(700)の向きを反転させる。

0148

この構成によれば、例えば、対象袋(700)を袋詰装置(3)に供給する場合等において、第2方向における対象袋(700)の向きを反転させる作業についても自動化することができる。ただし、この構成は袋供給装置(2)に必須の構成ではなく、反転機構は適宜省略可能である。

0149

本発明の第10の態様に係る袋供給装置(2)は、第9の態様において、取出機構(20)が、第2方向における捕捉部(21)の向きが反転するように、移動部(22)により捕捉部(21)を移動させることによって、反転機構として兼用されることが好ましい。

0150

この構成によれば、取出機構(20)とは別に反転機構が設けられる場合に比べて、袋供給装置(2)の構成を簡略化することができる。ただし、この構成は袋供給装置(2)に必須の構成ではなく、反転機構は取出機構(20)とは別に設けられていてもよい。

0151

本発明の第11の態様に係る袋供給装置(2)は、第7〜10のいずれかの態様において、セット機構(6)を更に備えることが好ましい。セット機構(6)は、袋詰装置(3)に対し、取出機構(20)により取り出した対象袋(700)を、対象袋(700)の袋口(71)を下方に向けた状態でガイド部(32)に上方から被せる。袋詰装置(3)は、商品(91)を載せる載置面(311)が形成された支持部(31)と、載置面(311)の外周縁に沿って支持部(31)の周囲に配置されるガイド部(32)と、を有する。セット機構(6)は、予備開き部(61)を有することが好ましい。予備開き部(61)は、ガイド部(32)と対象袋(700)の袋口(71)との間において、ガイド部(32)が対象袋(700)の袋口(71)に下方から挿入されるのに先行して、対象袋(700)の袋口(71)を少なくともガイド部(32)が挿入可能な大きさに広げる。

0152

この構成によれば、予備開き部(61)によって対象袋(700)の袋口(71)が広げられた状態で、対象袋(700)の袋口(71)からガイド部(32)がスムーズに挿入可能となる。ただし、この構成は袋供給装置(2)に必須の構成ではなく、予備開き部(61)は適宜省略可能である。

0153

1 袋収納ケース
2袋供給装置
3袋詰装置
31 支持部
311 載置面
32ガイド部
5 袋開き機構
6 セット機構
61予備開き部
7 袋
70袋束
71袋口
700 対象袋
701 切離部
11ケース本体
111 第1端面
112 第2端面
113 中心部
114 ボディ
115カバー
12 保持部
13取出口
17透孔
18押さえ部
20取出機構(反転機構)
21捕捉部
22 移動部
91 商品

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