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技術 配線器具及び配線器具システム

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 ラムリサブリナ今井克哉中村新一山本恭平豊田裕之
出願日 2017年2月23日 (3年10ヶ月経過) 出願番号 2017-032561
公開日 2018年5月31日 (2年7ヶ月経過) 公開番号 2018-085318
状態 未登録
技術分野 スイッチのケース,表示,鎖錠 ロータリ,ピアノ,レバースイッチ
主要キーワード 込配置 引掛け片 各保持片 使用方向 電動シャッタ オーバートラベル タクタイルスイッチ 小型スイッチ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年5月31日)のものです。
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図面 (20)

課題

ハンドル取付の自由度を向上すること。

解決手段

配線器具10Aは、筐体1を備える。筐体1は、第1取付部31と、複数の第2取付部32とを有する。第1取付部31には、取付枠6が取り付けられる。複数の第2取付部32には、複数のハンドル7がそれぞれ取り付けられる。複数のハンドル7の各々は、取付構造700が互いに異なる複数種類のハンドル7のうちの1つである。複数の第2取付部32の各々は、複数種類のハンドル7の取付構造700をそれぞれ保持する複数種類の保持構造4を有する。複数種類の保持構造4の各々は、複数種類のハンドル7の取付構造700のうち対応する取付構造700の有する1以上の取付爪70を保持する1以上の保持部を有する。

概要

背景

従来、施工面に一部を埋め込んで設置される押釦スイッチ配線器具)が知られており、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の配線器具は、施工面に埋込配置されたスイッチボックスに取着可能なボディと、前後方向へ移動可能にボディに保持される押釦と、押釦により押される小型スイッチとを備える。また、この配線器具は、押釦の前方に位置し、押し込み操作により押釦を後方へ移動させる操作ハンドルハンドル)を備える。

概要

ハンドルの取付の自由度を向上すること。配線器具10Aは、筐体1を備える。筐体1は、第1取付部31と、複数の第2取付部32とを有する。第1取付部31には、取付枠6が取り付けられる。複数の第2取付部32には、複数のハンドル7がそれぞれ取り付けられる。複数のハンドル7の各々は、取付構造700が互いに異なる複数種類のハンドル7のうちの1つである。複数の第2取付部32の各々は、複数種類のハンドル7の取付構造700をそれぞれ保持する複数種類の保持構造4を有する。複数種類の保持構造4の各々は、複数種類のハンドル7の取付構造700のうち対応する取付構造700の有する1以上の取付爪70を保持する1以上の保持部を有する。

目的

本発明は、上記の点に鑑みてなされており、ハンドルの取付の自由度を向上することのできる配線器具及び配線器具システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数のスイッチを有するスイッチ回路収納する筐体を備え、前記筐体は、取付枠が取り付けられる第1取付部と、前記複数のスイッチを操作するための複数のハンドルがそれぞれ取り付けられる複数の第2取付部とを有し、前記複数のハンドルの各々は、1以上の取付爪を有して前記筐体に取り付けられる取付構造が互いに異なる複数種類のハンドルのうちの1つであり、前記複数の第2取付部の各々は、前記複数種類のハンドルの前記取付構造をそれぞれ保持する複数種類の保持構造を有し、前記複数種類の保持構造の各々は、前記複数種類のハンドルの前記取付構造のうち対応する取付構造の有する前記1以上の取付爪を保持する1以上の保持部を有することを特徴とする配線器具

請求項2

前記複数種類のハンドルの各々は、第1端に所定の形状の軸部を受ける軸受を有し、第2端に前記1以上の取付爪を有し、前記複数の第2取付部の各々は、前記所定の形状の軸部を有することを特徴とする請求項1記載の配線器具。

請求項3

前記複数種類の保持構造の各々の前記1以上の保持部は、前記筐体に一列に並ぶように形成された3つ以上の共通保持部から選択される1以上の共通保持部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の配線器具。

請求項4

前記筐体は、一面に開口部を有して前記スイッチ回路が収納される空間を有するボディと、前記ボディに取り付けられて前記開口部を塞ぐカバーとを備え、前記第1取付部及び前記複数の第2取付部は、前記カバーに設けられ、前記カバーは、前記複数の第2取付部と1対1に対応する複数の弾性片を有し、前記複数の弾性片の各々は、前記複数のスイッチのうち対応するスイッチを押す位置と、前記対応するスイッチから離れた位置との間で撓み可能に構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配線器具。

請求項5

前記複数の弾性片の各々は、前記対応するスイッチを押す力が作用する作用部と、前記対応するスイッチに接する位置と、前記対応するスイッチから離れた位置との間で移動可能な押部と、前記作用部と前記押部とを繋ぐ繋ぎ部とを有し、前記押部は、前記繋ぎ部を支点として撓み可能であることを特徴とする請求項4記載の配線器具。

請求項6

前記筐体は、一面に開口部を有して前記スイッチ回路が収納される空間を有するベースと、前記ベースに取り付けられて前記複数の第2取付部と1対1に対応して前記開口部を塞ぐ複数のスイッチカバーとを備え、前記第1取付部及び前記複数の第2取付部は、前記ベースに設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配線器具。

請求項7

前記複数のスイッチカバーの各々は、前記複数のスイッチのうち対応するスイッチを直接押す位置に設けられることを特徴とする請求項6記載の配線器具。

請求項8

前記取付枠は、複数種類の取付枠のうちの1つであり、前記複数種類の取付枠は、前記複数種類の取付枠で共通する位置に複数の共通取付孔を有し、前記第1取付部は、前記複数の共通取付孔にそれぞれ取り付けられる複数の取付突起を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の配線器具。

請求項9

前記複数の取付突起は、前記複数の共通取付孔のうち前記取付枠の第1端に設けられた1以上の共通取付孔に取り付けられる1以上の第1取付突起と、前記複数の共通取付孔のうち前記取付枠の第2端に設けられた1以上の共通取付孔に取り付けられる1以上の第2取付突起とで構成され、前記1以上の第1取付突起及び前記1以上の第2取付突起の少なくとも一方は、前記複数の共通取付孔のうち対応する共通取付孔に引っ掛かる位置と、前記対応する共通取付孔から離れた位置との間で撓み可能に構成されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の配線器具。

請求項10

請求項1乃至9のいずれか1項に記載の配線器具と、前記配線器具が取り付けられる前記取付枠と、前記配線器具に取り付けられる前記複数のハンドルとを備えることを特徴とする配線器具システム

技術分野

0001

本発明は、一般に配線器具及び配線器具システムに関し、より詳細には、取付枠に取り付けられる配線器具及び配線器具システムに関する。

背景技術

0002

従来、施工面に一部を埋め込んで設置される押釦スイッチ(配線器具)が知られており、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の配線器具は、施工面に埋込配置されたスイッチボックスに取着可能なボディと、前後方向へ移動可能にボディに保持される押釦と、押釦により押される小型スイッチとを備える。また、この配線器具は、押釦の前方に位置し、押し込み操作により押釦を後方へ移動させる操作ハンドルハンドル)を備える。

先行技術

0003

特開2000−133089号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記従来例のような配線器具においては、1種類のハンドルだけでなく、複数種類のハンドルが取り付け可能であること、つまり、ハンドルの取付の自由度が向上することが望ましい。

0005

本発明は、上記の点に鑑みてなされており、ハンドルの取付の自由度を向上することのできる配線器具及び配線器具システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の一態様に係る配線器具は、複数のスイッチを有するスイッチ回路収納する筐体を備える。前記筐体は、第1取付部と、複数の第2取付部とを有する。前記第1取付部には、取付枠が取り付けられる。前記複数の第2取付部には、前記複数のスイッチを操作するための複数のハンドルがそれぞれ取り付けられる。前記複数のハンドルの各々は、複数種類のハンドルのうちの1つである。前記複数種類のハンドルでは、1以上の取付爪を有して前記筐体に取り付けられる取付構造が互いに異なる。前記複数の第2取付部の各々は、前記複数種類のハンドルの前記取付構造をそれぞれ保持する複数種類の保持構造を有する。前記複数種類の保持構造の各々は、前記複数種類のハンドルの前記取付構造のうち対応する取付構造の有する前記1以上の取付爪を保持する1以上の保持部を有する。

0007

本発明の一態様に係る配線器具システムは、上記の配線器具と、前記配線器具が取り付けられる前記取付枠と、前記配線器具に取り付けられる前記複数のハンドルとを備える。

発明の効果

0008

本発明は、ハンドルの取付の自由度を向上することができる。

図面の簡単な説明

0009

図1は、本発明の実施形態1に係る配線器具及び第1配線器具システムの分解斜視図である。
図2は、同上の配線器具及び第1配線器具システムの全体斜視図である。
図3は、同上の配線器具及び第2配線器具システムの分解斜視図である。
図4は、同上の配線器具及び第2配線器具システムの全体斜視図である。
図5Aは、同上の配線器具を前方から見た斜視図である。図5Bは、同上の配線器具を後方から見た斜視図である。
図6Aは、同上の第1配線器具システムの第1ハンドルを後方から見た斜視図である。図6Bは、同上の第2配線器具システムの第2ハンドルを後方から見た斜視図である。
図7Aは、同上の配線器具を第1取付枠に取り付けた状態を示す左面図である。図7Bは、同上の配線器具を第1取付枠に取り付けた状態を示す右面図である。
図8Aは、同上の配線器具を第2取付枠に取り付けた状態を示す左面図である。図8Bは、同上の配線器具を第2取付枠に取り付けた状態を示す右面図である。
図9は、同上の配線器具の変形例の分解斜視図である。
図10は、同上の配線器具の変形例の後面図である。
図11は、本発明の実施形態2に係る配線器具を前方から見た分解斜視図である。
図12は、同上の配線器具を後方から見た分解斜視図である。
図13は、同上の配線器具の変形例の分解斜視図である。
図14は、同上の配線器具の変形例の後面図である。
図15は、本発明の実施形態3に係る配線器具のカバーを前方から見た斜視図である。
図16は、同上の配線器具の弾性片及びスイッチの一部断面を含む斜視図である。
図17Aは、同上の配線器具において、ハンドルが押し込まれる前の状態を示す断面図である。図17Bは、同上の配線器具において、ハンドルが押し込まれた後の状態を示す断面図である。図17Cは、同上の配線器具において、ハンドルがさらに押し込まれた後の状態を示す断面図である。
図18は、比較例の配線器具の弾性片及びスイッチの一部断面を含む斜視図である。
図19Aは、同上の配線器具において、ハンドルが押し込まれる前の状態を示す断面図である。図19Bは、同上の配線器具において、ハンドルが押し込まれた後の状態を示す断面図である。

実施例

0010

(実施形態1)
(1)概要
まず、本実施形態に係る配線器具10A及び配線器具システム100の概要について図1図5Bを用いて説明する。本実施形態では、配線器具システム100は、第1配線器具システム100Aと、第2配線器具システム100Bとのいずれかである。したがって、第1配線器具システム100A及び第2配線器具システム100Bを特に区別しない場合は、単に配線器具システム100という。

0011

本実施形態の配線器具システム100は、配線器具10Aと、配線器具10Aが取り付けられる取付枠6と、配線器具10Aに取り付けられる複数(ここでは、3つ)のハンドル7とを備えている。取付枠6は、複数種類の取付枠6のうちの1つである。本実施形態では、取付枠6は、第1取付枠6Aと、第2取付枠6Bとのいずれかである。したがって、第1取付枠6A及び第2取付枠6Bを特に区別しない場合は、単に取付枠6という。

0012

配線器具10Aは、配線器具10Aに対して電線電気的に接続した状態で、施工面(例えば、建物の壁面)に取り付けられる。配線器具10Aは、埋込型の配線器具であって、取付枠6を用いて施工面に取り付けられる。具体的には、配線器具10Aが取り付けられた取付枠6を、例えば埋込ボックスに対して固定することにより、配線器具10Aが施工面に取り付けられる。ここでいう埋込ボックスは、一面が開放された箱状の部材であって、施工面に形成された施工孔から上記一面を露出させるようにして、壁内に設置される。

0013

配線器具10Aは、図1に示すように、複数(ここでは、3つ)のスイッチ511を有するスイッチ回路51を収納する筐体1を備えている。筐体1は、第1取付部31と、複数(ここでは、3つ)の第2取付部32とを有している。第1取付部31には、取付枠6が取り付けられる。本実施形態では、第1取付枠6A及び第2取付枠6Bのいずれにも配線器具10Aを取り付けることが可能である。

0014

複数の第2取付部32には、それぞれ複数(ここでは、3つ)のハンドル7が取り付けられる。複数のハンドル7は、それぞれ複数のスイッチ511のうちの対応するスイッチ511を操作するために用いられる。つまり、ユーザがハンドル7を押し込むことにより、対応するスイッチ511が操作される。

0015

本実施形態では、配線器具10Aは、電動シャッタ用スイッチであり、電動シャッタの開閉機に電気的に接続して用いられる。したがって、本実施形態の配線器具システム100では、複数のハンドル7のいずれかをユーザが押し込むことにより、電動シャッタを開閉させることができる。例えば、図1における3つのハンドル7が、上から順に開スイッチ、停止スイッチ、閉スイッチに対応していると仮定する。

0016

この場合、ユーザが上側のハンドル7を押し込むことで開スイッチが操作されると、開スイッチの操作に伴って信号が電動シャッタの開閉機に送信される。そして、電動シャッタの開閉機が電動シャッタを制御することにより、電動シャッタが開く向きに移動する。また、ユーザが下側のハンドル7を押し込むことで閉スイッチが操作されると、閉スイッチの操作に伴って信号が電動シャッタの開閉機に送信される。そして、電動シャッタの開閉機が電動シャッタを制御することにより、電動シャッタが閉じる向きに移動する。ユーザが中央のハンドル7を押し込むことで停止スイッチが操作されると、停止スイッチの操作に伴って信号が電動シャッタの開閉機に送信される。そして、電動シャッタの開閉機が電動シャッタを制御することにより、電動シャッタの移動が停止する。

0017

複数のハンドル7の各々は、複数種類のハンドル7のうちの1つである。本実施形態では、ハンドル7は、第1ハンドル7Aと、第2ハンドル7Bとのいずれかである。したがって、第1ハンドル7A及び第2ハンドル7Bを特に区別しない場合は、単にハンドル7という。複数種類のハンドル7では、1以上の取付爪70を有して筐体1に取り付けられる取付構造700が互いに異なっている。本実施形態では、取付構造700は、第1ハンドル7Aの第1取付構造701と、第2ハンドル7Bの第2取付構造702とのいずれかである。したがって、第1取付構造701及び第2取付構造702を特に区別しない場合、単に取付構造700という。また、本実施形態では、取付爪70は、第1ハンドル7Aの有する一対の第1取付爪72と、第2ハンドル7Bの有する第2取付爪77とのいずれかである。したがって、第1取付爪72及び第2取付爪77を特に区別しない場合、単に取付爪70という。

0018

複数の第2取付部32の各々は、複数種類のハンドル7の取付構造700をそれぞれ保持する複数種類の保持構造4を有する。本実施形態では、第2取付部32は、第1ハンドル7Aの第1取付構造701を保持する第1保持構造41と、第2ハンドル7Bの第2取付構造702を保持する第2保持構造42とを有している。

0019

そして、複数種類の保持構造4の各々は、複数種類のハンドル7の取付構造700のうち対応する取付構造700の有する1以上の取付爪70を保持する1以上の保持部40を有している。本実施形態では、第1保持構造41は、第1ハンドル7Aの第1取付構造701の有する一対の第1取付爪72を保持する一対の第1保持部401を有している。また、第2保持構造42は、第2ハンドル7Bの第2取付構造702の有する第2取付爪77を保持する第2保持部402を有している。以下では、第1保持部401及び第2保持部402を特に区別しない場合、単に保持部40という。

0020

このため、本実施形態の配線器具10Aには、複数種類のハンドル7(第1ハンドル7A及び第2ハンドル7B)から選択されたハンドル7を取り付けることが可能である。したがって、本実施形態の配線器具10Aは、ハンドル7の取付の自由度を向上することができる。

0021

(2)詳細
以下、本実施形態の配線器具10A及び配線器具システム100について詳細に説明する。以下の説明では、施工面である建物の壁面に配線器具10Aが取り付けられた状態において、施工面と直交する方向を「前後方向」とし、配線器具10Aから見て取付枠6側を「前方」、その逆を「後方」とする。また、以下の説明では、前後方向に直交し、かつ水平方向に平行な方向を「左右方向」とし、配線器具10Aを正面から見た右方を「右方」、左方を「左方」とする。さらに、以下の説明では、前後方向と左右方向との両方に直交する方向、つまり水平面に直交する方向を「上下方向」とし、配線器具10Aを正面から見た上方を「上方」、下方を「下方」とする。

0022

ここで、図面中の「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」を示す矢印は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。また、上記に示す方向は、配線器具10A及び配線器具システム100の使用方向を限定する趣旨ではない。例えば、配線器具10Aが天井に取り付けられる場合は、「前後方向」は水平面に直交する方向となり、左右方向及び上下方向は、水平面に平行な方向となる。

0023

本実施形態の第1配線器具システム100Aは、図1図2に示すように、配線器具10Aと、配線器具10Aが取り付けられる第1取付枠6Aと、配線器具10Aに取り付けられる複数(ここでは、3つ)の第1ハンドル7Aとを備えている。また、本実施形態の第2配線器具システム100Bは、図3図4に示すように、配線器具10Aと、配線器具10Aが取り付けられる第2取付枠6Bと、配線器具10Aに取り付けられる複数(ここでは、3つ)の第2ハンドル7Bとを備えている。

0024

また、本実施形態の配線器具10Aは、図1に示すように、筐体1と、筐体1に収納されてスイッチ回路51が実装される基板5とを備えている。筐体1は、例えばPBT(Polybutylene terephthalate)樹脂により形成されている。筐体1は、一面(上面)に開口部21を有するボディ2と、ボディ2に取り付けられて開口部21を塞ぐカバー3とで構成されている。

0025

ボディ2は、上下方向に長い直方体状に形成されており、その内部には、基板5が収納される。つまり、ボディ2は、スイッチ回路51が収納される空間を有している。ボディ2の上壁には、上向きに突出する一対の組立突起22が一体に形成されている。また、ボディ2の下壁には、下向きに突出する一対の組立突起22(図5B参照)が一体に形成されている。ボディ2の上下方向における中央部には、一対のコネクタ端子孔23が設けられている。各コネクタ端子孔23は、前方から見て矩形状であり、ボディ2を前後方向に貫通している。また、ボディ2の右壁の上下方向における中央部には、凹部24が設けられている。凹部24は、ボディ2の右壁の前端縁から後向きに窪んでいる。

0026

カバー3は、上下方向に長い直方体状に形成されており、一面(下面)に開口部が設けられている。カバー3の上壁の後端縁には、後向きに突出する一対の組立片35が一体に形成されている。また、カバー3の下壁の後端縁には、後向きに突出する一対の組立片35(図5B参照)が一体に形成されている。各組立片35は、上方から見て矩形状に形成されており、組立孔36を有している。各組立孔36は、上方から見て矩形状であり、組立片35を上下方向に貫通している。これら組立片35の組立孔36にボディ2の対応する組立突起22を嵌め合わせて、ボディ2及びカバー3を組み合わせることにより、筐体1が組み立てられる(図5A、図5B参照)。

0027

カバー3は、図5A、図5Bに示すように、取付枠6が取り付けられる第1取付部31と、複数(ここでは、3つ)のハンドル7がそれぞれ取り付けられる複数(ここでは、3つ)の第2取付部32とを有している。

0028

第1取付部31は、複数(ここでは、3対)の取付突起311を有している。本実施形態では、取付突起311は、第1取付突起311Aと、第2取付突起311Bとのいずれかである。したがって、第1取付突起311A及び第2取付突起311Bを特に区別しない場合、単に取付突起311という。3対の取付突起311のうち一対の取付突起311は、一対の第1取付突起311Aとして、カバー3の右壁に設けられている。また、3対の取付突起311のうち残りの2対の取付突起311は、2対の第2取付突起311Bとして、カバー3の左壁に設けられている。

0029

一対の第1取付突起311Aは、カバー3の右壁の上下方向における中央部に設けられており、右向きに突出するように一体に形成されている。一対の第1取付突起311Aは、取付枠6の右側の縦片61に設けられた複数の共通取付孔600(後述する)に嵌り合う形状を有している。つまり、複数の取付突起311は、複数の共通取付孔600のうち取付枠6の第1端(右端)に設けられた1以上の共通取付孔600に取り付けられる1以上の第1取付突起311Aを有している。

0030

2対の第2取付突起311Bは、カバー3の左壁の上端及び下端にそれぞれ設けられており、左向きに突出するように一体に形成されている。2対の第2取付突起311Bは、取付枠6の左側の縦片61に設けられた複数の共通取付孔600に嵌り合う形状を有している。つまり、複数の取付突起311は、複数の共通取付孔600のうち取付枠6の第2端(左端)に設けられた1以上の共通取付孔600に取り付けられる1以上の第2取付突起311Bを有している。

0031

一対の第1取付突起311Aを挟んだ上下両側には、それぞれ前後方向に長いスリット312が設けられている。各スリット312は、カバー3の右壁を左右方向に貫通している。したがって、一対の第1取付突起311Aは、これらスリット312により挟まれる部位の前端支点として、左右方向に撓み可能に構成されている。具体的には、一対の第1取付突起311Aは、複数の共通取付孔600のうち対応する共通取付孔600に引っ掛かる位置と、対応する共通取付孔600から離れた位置との間で撓み可能に構成されている。

0032

また、カバー3の右壁において、一対の第1取付突起311Aよりも後方には、右向きに突出するリブ313が一体に形成されている。リブ313は、ボディ2及びカバー3を組み合わせた状態で、ボディ2の凹部24に嵌るようになっている。

0033

複数の第2取付部32は、上下方向に並んでカバー3に設けられている。各第2取付部32は、一対の軸部321と、複数(ここでは、3つ)の保持部40とを有している。一対の軸部321は、いずれも所定の形状を有しており、カバー3の前面の左端において、上下方向に並んで設けられている。ハンドル7は、一対の軸部321に、ハンドル7の一対の軸受73(後述する)を嵌め合わせることにより、一対の軸部321を支点として所定の範囲を回転可能となっている。

0034

3つの保持部40は、いずれもカバー3の前壁を前後方向に貫通する孔であり、前方から見て矩形状である。また、3つの保持部40は、カバー3の前面の右端において、上下方向に並んで設けられている。本実施形態では、各第2取付部32は、複数種類(ここでは、2種類)の保持構造4を有している。そして、本実施形態では、3つの保持部40により、第1保持構造41と、第2保持構造42とが構成されている。第2取付部32の保持構造4については、「(3)第2取付部の保持構造」にて詳細に説明する。

0035

カバー3の前壁には、複数(ここでは、3つ)のT字状の切り欠き33が設けられている。また、カバー3の前壁には、複数(ここでは、3つ)の弾性片34が、それぞれ複数の切り欠き33の内側に位置するように一体に形成されている。また、各弾性片34は、一対の軸部321と、3つの保持部40との間に位置するように設けられている。つまり、カバー3は、複数の第2取付部32と1対1に対応する複数の弾性片34を有している。

0036

各弾性片34は、第1端(左端)340を支点として、切り欠き33を通して前後方向に撓み可能に構成されている。また、複数の弾性片34の各々の第2端(右端)には、上下方向に長い作用片341が一体に形成されている。作用片341は、弾性片34の他の部位よりも前向き及び後向きに突出している。作用片341は、ハンドル7により押されることで後方へと移動し、対応するスイッチ511を押すように構成されている。つまり、複数の弾性片34の各々は、複数のスイッチ511のうち対応するスイッチ511を押す位置と、対応するスイッチ511から離れた位置との間で撓み可能に構成されている。

0037

基板5は、上下方向に長い板状に形成されており、スイッチ回路51が実装されている。スイッチ回路51は、複数(ここでは、3つ)のスイッチ511を有している。本実施形態では、3つのスイッチ511は、いずれも表面実装型タクタイルスイッチである。また、3つのスイッチ511は、上から順に、電動シャッタ用の開スイッチ、停止スイッチ、閉スイッチとして機能する。

0038

また、基板5の後面には、一対のコネクタ端子52が実装されている。各コネクタ端子52は、基板5の後面から後方へ突出している。各コネクタ端子52は、スイッチ回路51からの信号を外部の電気機器(ここでは、電動シャッタの開閉機)に送信するために用いられる。一対のコネクタ端子52は、それぞれボディ2の一対のコネクタ端子孔23に挿入されることで、端子ピン521をボディ2の外部に露出させた状態でボディ2に保持される(図5B参照)。

0039

第1取付枠6Aは、図1に示すように、上下方向に長い矩形の枠状に形成されており、矩形状の開口窓60を有する。第1取付枠6Aは、左右方向において開口窓60を挟んで対向する一対の縦片61と、上下方向において開口窓60を挟んで対向する一対の横片62とを有している。

0040

各横片62は、長円状の固定孔621と、円形状の結合孔623とを有している。固定孔621は、横片62を前後方向に貫通しており、埋込ボックス等へ第1取付枠6Aを固定する固定ねじを通すための孔である。結合孔623は、横片62の前面から前向きに突出した台部622において、横片62を前後方向に貫通して設けられている。結合孔623は、配線器具10A用の化粧プレートを第1取付枠6Aに固定する固定ねじを通すための孔である。

0041

各縦片61は、上下方向に間隔を空けて並ぶ第1側片611、第2側片612、及び第3側片613を有している。第1側片611、第2側片612、及び第3側片613は、いずれも上下方向に長い矩形状であって、縦片61から後方に突出するように縦片61と一体に形成されている。第1側片611には、3つの取付孔611A,611B,611Cが上下方向に並んで設けられている。3つの取付孔611A,611B,611Cは、いずれも縦片61を左右方向に貫通している。また、3つの取付孔611A,611B,611Cのうち中央の取付孔611Bは、他の取付孔611A,611Cよりも上下方向の寸法が大きくなっている。

0042

第2側片612には、2つの取付孔612A,612Bが上下方向に並んで設けられている。2つの取付孔612A,612Bは、いずれも縦片61を左右方向に貫通している。第3側片613には、3つの取付孔613A,613B,613Cが上下方向に並んで設けられている。3つの取付孔613A,613B,613Cは、いずれも縦片61を左右方向に貫通している。また、3つの取付孔613A,613B,613Cのうち中央の取付孔613Bは、他の取付孔613A,613Cよりも上下方向の寸法が大きくなっている。

0043

第2取付枠6Bは、図3に示すように、上下方向に長い矩形の枠状に形成されており、矩形状の開口窓60を有する。第2取付枠6Bは、左右方向において開口窓60を挟んで対向する一対の縦片63と、上下方向において開口窓60を挟んで対向する一対の横片64とを有している。

0044

各横片64は、長円状の第1固定孔641と、円形状の一対の第2固定孔642と、円形状の結合孔644と、を有している。第1固定孔641は、横片64を前後方向に貫通しており、埋込ボックス等へ第2取付枠6Bを固定する固定ねじを通すための孔である。一対の第2固定孔642は、それぞれ横片64を前後方向に貫通しており、第2取付枠6Bを施工面に直付けする固定ねじを通すための孔である。結合孔644は、横片64の前面から前向きに突出した台部643において、横片64を前後方向に貫通して設けられている。結合孔644は、配線器具10A用の化粧プレートを第2取付枠6Bに固定する固定ねじを通すための孔である。

0045

各縦片61は、側片631を有している。側片631は、上下方向に長い矩形状であって、縦片61から後方に突出するように縦片61と一体に形成されている。側片631には、6つの取付孔631A〜631Fが上下方向に並んで設けられている。

0046

本実施形態では、第1取付枠6A及び第2取付枠6Bの開口窓60は、いずれもハンドル7を上下方向に3個まで並べる取付可能な寸法である。つまり、取付枠6には、1〜3個の範囲の任意の個数のハンドル7を取り付けることができる。ここでは、取付枠6には、3個のハンドル7が取り付けられる。

0047

また、本実施形態では、第1取付枠6Aの取付孔612A,612Bは、配線器具10Aの第1取付突起311Aが嵌る形状を有している。また、第2取付枠6Bの取付孔631C,631Dも、配線器具10Aの第1取付突起311Aが嵌る形状を有している。さらに、第1取付枠6Aの取付孔611A,611B,613A,613Bは、配線器具10Aの第2取付突起311Bが嵌る形状を有している。また、第2取付枠6Bの取付孔631A,631B,631E,631Fは、配線器具10Aの第2取付突起311Bが嵌る形状を有している。つまり、複数種類の取付枠6(第1取付枠6A及び第2取付枠6B)は、複数種類の取付枠6で共通する位置に複数の共通取付孔600を有している。そして、第1取付部31は、複数の共通取付孔600にそれぞれ取り付けられる複数の取付突起311(第1取付突起311A及び第2取付突起311B)を有している。

0048

第1ハンドル7Aは、図1図6Aに示すように、第1ハンドル本体71と、一対の第1取付爪72と、一対の軸受73とを有している。第1ハンドル本体71は、左右方向に長い矩形板状に形成されている。また、第1ハンドル本体71は、第1取付枠6Aの開口窓60を長手方向(上下方向)において三等分した大きさと略同じ寸法で形成されている。

0049

一対の第1取付爪72は、第1ハンドル本体71の長手方向の一端(右端)に一体に形成されており、上下方向に間隔を空けて並んでいる。各第1取付爪72は、第1ハンドル本体71の後面から後方に突出している。また、各第1取付爪72の後端は、配線器具10Aの第1保持部401に挿入された際に、第1保持部401の後端縁に引っ掛かる形状に形成されている。一対の第1取付爪72は、配線器具10Aの筐体1に取り付けられる第1取付構造701を構成している。

0050

各軸受73は、第1ハンドル本体71の後面において、第1ハンドル本体71の長手方向の一端(左端)に一体に形成されている。各軸受73は、所定の形状の軸部321を受けるように構成されている。

0051

第1ハンドル本体71の前面であって、第1ハンドル本体71の長手方向の一端(右端)には、長円形状の透孔74が設けられている。透孔74は、第1ハンドル本体71を前後方向に貫通している。透孔74には、例えば透光性を有する部材が埋め込まれる。つまり、配線器具10Aがランプ(例えば、発光ダイオード)を有している場合、ランプの発する光を透孔74を通して外部へ出射させることができる。ユーザは、透孔74を通してランプの発する光を見ることにより、配線器具10Aの状態や位置を確認することができる。配線器具10Aがランプを有している場合、カバー3も透光性を有する材料で形成されるのが好ましい。

0052

第1ハンドル本体71の前面には、左右方向に長い矩形板状の化粧カバー75が取り付けられる。化粧カバー75は、ランプの発する光を透過させるために、透光性を有する材料で形成されるのが好ましい。また、化粧カバー75には、例えば「閉」や「停止」など、ハンドル7に対応する操作を表す文字記号が記されたプレートが設けられていてもよい。

0053

第2ハンドル7Bは、図3図6Bに示すように、第2ハンドル本体76と、第2取付爪77と、一対の軸受73とを有している。各軸受73は、第1ハンドル7Aの軸受73の形状とは一部異なっているが、第1ハンドル7Aの軸受73と同様に、所定の形状の軸部321を受けるように構成されている。

0054

第2ハンドル本体76は、左右方向に長い矩形板状に形成されている。また、第2ハンドル本体76は、第2取付枠6Bの開口窓60を長手方向(上下方向)において三等分した大きさと略同じ寸法で形成されている。また、第2ハンドル本体76は、第1ハンドル本体71よりも上下方向の寸法が大きくなっている。

0055

第2取付爪77は、第2ハンドル本体76の長手方向の一端(右端)における上下方向の中央部に一体に形成されている。第2取付爪77は、第2ハンドル本体76の後面から後方に突出している。また、第2取付爪77の後端は、配線器具10Aの第2保持部402に挿入された際に、第2保持部402の後端縁に引っ掛かる形状に形成されている。第2取付爪77は、配線器具10Aに取り付けられる第2取付構造702を構成している。

0056

このように、複数種類のハンドル7(ここでは、第1ハンドル7A及び第2ハンドル7B)の各々は、第1端(左端)に所定の形状の軸部321を受ける軸受73を有し、第2端(右端)に1以上の取付爪70を有している。

0057

(3)第2取付部の保持構造
以下、第2取付部32の保持構造4について詳細に説明する。第2取付部32は、既に述べたように、複数(ここでは、3つ)の保持部40を有しており、これら3つの保持部40の組み合わせにより、第1保持構造41と、第2保持構造42とが構成されている。
具体的には、3つの保持部40は、筐体1に上下方向に沿った一列に並ぶように形成されている。また、3つの保持部40のうち上下両側の保持部40は、それぞれ第1ハンドル7Aの第1取付爪72が挿入される第1保持部401である。そして、これら2つの第1保持部401により、第1保持構造41が構成されている。また、3つの保持部40のうち中央の保持部40は、第2ハンドル7Bの第2取付爪77が挿入される第2保持部402である。そして、第2保持部402により、第2保持構造42が構成されている。

0058

ここで、本実施形態では、複数種類のハンドル7(ここでは、第1ハンドル7A及び第2ハンドル7B)は、いずれも所定の形状の1以上の取付爪70を有している。言い換えれば、第1ハンドル7Aの一対の第1取付爪72と、第2ハンドル7Bの第2取付爪77とは、いずれも同じ規格に沿った所定の形状で形成されている。

0059

そして、本実施形態では、各保持部40は、所定の形状の取付爪70が取り付けられる構造を有している。つまり、本実施形態では、保持部40は、第1取付爪72及び第2取付爪77のいずれも取付可能な共通保持部40である。言い換えれば、複数種類の保持構造4の各々の1以上の保持部40は、筐体1に一列に並ぶように形成された3つ以上の共通保持部40から選択される1以上の共通保持部40である。さらに言い換えれば、第1保持構造41及び第2保持構造42は、いずれも1以上の共通保持部40により構成されている。

0060

(4)配線器具システムの組立方法
本実施形態の配線器具システム100は、以下のようにして組み立てられる。最初に、第1配線器具システム100Aの組立方法について説明する。まず、図7Aに示すように、ユーザは、配線器具10Aの2対の第2取付突起311Bのうち一方の対の第2取付突起311Bを、第1取付枠6Aの左側の第1側片611の取付孔611A,611Bに嵌め合わせる。また、ユーザは、他方の対の第2取付突起311Bを、第1取付枠6Aの左側の第3側片613の取付孔613A,613Bに嵌め合わせる。そして、図7Bに示すように、ユーザは、配線器具10Aの一対の第1取付突起311Aを、第1取付枠6Aの右側の第2側片612の取付孔612A,612Bに嵌め合わせる。これにより、配線器具10Aが第1取付枠6Aに取り付けられる。

0061

そして、ユーザは、複数の第1ハンドル7Aを、それぞれ複数の第2取付部32に取り付ける。ここでは、1つの第1ハンドル7Aを1つの第2取付部32に取り付ける場合についてのみ説明する。まず、ユーザは、第1ハンドル7Aの一対の軸受73に、配線器具10Aの一対の軸部321をそれぞれ嵌め合わせる。次に、ユーザは、第1ハンドル7Aの一対の第1取付爪72を、配線器具10Aの一対の第1保持部401にそれぞれ挿入する。これにより、第1ハンドル7Aが配線器具10Aに取り付けられる。

0062

上述のように、ユーザが、配線器具10Aを第1取付枠6Aに取り付ける手順と、配線器具10Aに複数の第1ハンドル7Aを取り付ける手順とを踏むことにより、第1配線器具システム100Aが組み立てられる。

0063

次に、第2配線器具システム100Bの組立方法について説明する。まず、図8Aに示すように、ユーザは、配線器具10Aの2対の第2取付突起311Bのうち一方の対の第2取付突起311Bを、第2取付枠6Bの左側の側片631の取付孔631A,631Bに嵌め合わせる。また、ユーザは、他方の対の第2取付突起311Bを、第2取付枠6Bの左側の側片631の取付孔631E,631Fに嵌め合わせる。そして、図8Bに示すように、ユーザは、配線器具10Aの一対の第1取付突起311Aを、第2取付枠6Bの右側の側片631の取付孔631C,631Dに嵌め合わせる。これにより、配線器具10Aが第2取付枠6Bに取り付けられる。

0064

そして、ユーザは、複数の第2ハンドル7Bを、それぞれ複数の第2取付部32に取り付ける。ここでは、1つの第2ハンドル7Bを1つの第2取付部32に取り付ける場合についてのみ説明する。まず、ユーザは、第2ハンドル7Bの一対の軸受73に、配線器具10Aの一対の軸部321をそれぞれ嵌め合わせる。次に、ユーザは、第2ハンドル7Bの第2取付爪77を、配線器具10Aの第2保持部402に挿入する。これにより、第2ハンドル7Bが配線器具10Aに取り付けられる。

0065

上述のように、ユーザが、配線器具10Aを第2取付枠6Bに取り付ける手順と、配線器具10Aに複数の第2ハンドル7Bを取り付ける手順とを踏むことにより、第2配線器具システム100Bが組み立てられる。

0066

(5)効果
本実施形態の配線器具10Aは、ハンドル7が取り付けられる第2取付部32を複数備えている。また、複数の第2取付部32の各々は、複数種類のハンドル7の取付構造700をそれぞれ保持する複数種類の保持構造4を有している。そして、複数種類の保持構造4の各々は、対応するハンドル7の1以上の取付爪70を保持する1以上の保持部40を有している。

0067

このため、本実施形態の配線器具10Aでは、複数種類のハンドル7から選択された任意のハンドル7を取り付けることが可能である。具体的には、配線器具10Aの筐体1には、第1ハンドル7Aを取り付けることが可能であり、また、第2ハンドル7Bを取り付けることが可能である。さらに、配線器具10Aの筐体1には、第1ハンドル7Aと第2ハンドル7Bとを混在させて取り付けることも可能である。このように、本実施形態の配線器具10Aは、ハンドル7の取付の自由度を向上することができる。

0068

また、本実施形態の配線器具10Aでは、筐体1は、第1取付部31により取付枠6に取り付けられる構成であり、取付枠6と一体に形成されていない。このため、本実施形態の配線器具10Aを用いた配線器具システム100では、取付枠6に外部からの応力が掛かるため、筐体1が必要とする強度が低くて済む。したがって、本実施形態の配線器具10Aでは、筐体1に例えばガラス繊維等を混ぜて強度を高める必要がなく、筐体1の製造が容易であり、かつ、筐体1の製造コストを低減することができる。

0069

さらに、本実施形態の配線器具10Aでは、弾性片34を介してスイッチ511を操作する構成であるため、復帰ばねが不要である。従来の配線器具の中には、ハンドルがスイッチを操作するために必要なストローク量を大きくすることで、ハンドルの操作感和らげる構成を備えた配線器具があった。そして、このような配線器具(以下、「比較例の配線器具」という)では、押し込んだハンドルを元の位置に復帰させるために復帰ばねを用いていた。

0070

比較例の配線器具では、ハンドルを十分に押し込まなければスイッチを操作することが難しい。これに対して、本実施形態の配線器具10Aでは、比較的小さいストローク量でハンドル7を押し込むだけでスイッチ511を操作することができる。また、比較例の配線器具では、ハンドルの軸受がある一端と反対側の一端の狭い範囲を押し込まなければスイッチを操作し難い。これに対して、本実施形態の配線器具10Aでは、ハンドル7の支点側の一端を除いた略全部のいずれの部位を押し込んでもスイッチ511を操作し易い。つまり、本実施形態の配線器具10Aでは、比較例の配線器具と比較してハンドル7の操作性を向上することができる。

0071

<変形例>
ところで、本実施形態の配線器具10Aでは、スイッチ回路51の信号送信用端子としてコネクタ端子52を用いているが、他の構成であってもよい。例えば図9図10に示すように、配線器具10Aは、コネクタ端子52の代わりに、1以上の(ここでは、4つ)のねじ端子53を有していてもよい。この場合、ボディ2は、一対のコネクタ端子孔23の代わりに、4つのねじ端子孔25を備える。各ねじ端子孔25は、ボディ2を前後方向に貫通している。そして、4つのねじ端子53は、それぞれボディ2の4つのねじ端子孔25に挿入されることで、頭部531をボディ2の外部に露出させた状態でボディ2に保持される。また、各ねじ端子53は、導線532により基板5のスイッチ回路51に電気的に接続される。

0072

また、本実施形態では、筐体1は3つの第2取付部32を有しているが、他の構成であってもよい。例えば、筐体1は、2つの第2取付部32を有していてもよいし、4つ以上の第2取付部32を有していてもよい。この場合、取付枠6には、第2取付部32の数、つまり筐体1に取付可能なハンドル7の数に応じた寸法の開口窓60を有する取付枠6が選択される。

0073

また、本実施形態では、第1ハンドル7Aの第1取付爪72と、第2ハンドル7Bの第2取付爪77とは、いずれも第1保持部401及び第2保持部402の両方に挿入可能な所定の形状を有しているが、他の構成であってもよい。例えば、第1取付爪72は、第1保持部401のみに挿入可能であり、第2保持部402には挿入できない形状を有していてもよい。同様に、第2取付爪77は、第2保持部402のみに挿入可能であり、第1保持部401には挿入できない形状を有していてもよい。

0074

つまり、本実施形態では、第1保持部401及び第2保持部402は、いずれも第1取付爪72及び第2取付爪77の両方を保持可能な共通保持部40であるが、他の構成であってもよい。例えば、第1保持部401は、第1取付爪72のみを受け付ける形状を有していてもよい。同様に、第2保持部402は、第2取付爪77のみを受け付ける形状を有していてもよい。

0075

また、本実施形態では、第1保持構造41は、2つの第1保持部401を有しているが、1つの第1保持部401のみを有していてもよいし、3以上の第1保持部401を有していてもよい。また、第2保持構造42は、1つの第2保持部402を有しているが、2以上の第2保持部402を有していてもよい。

0076

また、本実施形態では、保持部40は、取付爪70が挿入される孔であるが、他の構成であってもよい。例えば、保持部40は、取付爪70が引掛けられる構成であってもよい。つまり、保持部40は、取付爪70が取り付けられる構成であればよい。

0077

また、本実施形態では、第1取付部31は、2種類の取付枠6(第1取付枠6A及び第2取付枠6B)に取付可能な構成であるが、他の構成であってもよい。例えば、第1取付部31は、3種類以上の取付枠6に取付可能な構成であってもよい。

0078

また、本実施形態では、複数の第2取付部32の各々は、2種類のハンドル7(第1ハンドル7A及び第2ハンドル7B)を取付可能な構成であるが、他の構成であってもよい。例えば、複数の第2取付部32の各々は、3種類以上のハンドル7を取付可能な構成であってもよい。

0079

また、本実施形態では、配線器具10Aの上下を逆にした状態で、配線器具10Aが取付枠6に取り付けられていてもよい。一例として、配線器具10Aの上下を逆にした状態で、配線器具10Aを第1取付枠6Aに取り付ける場合を説明する。この場合、一対の第1取付突起311Aは、第1取付枠6Aの左側の第2側片612の取付孔612A,612Bに嵌め合わされる。また、この場合、2対の第2取付突起311Bのうち一方の対の第2取付突起311Bは、第1取付枠6Aの右側の第1側片611の取付孔611A,611Bに嵌め合わされる。そして、他方の対の第2取付突起311Bは、第1取付枠6Aの右側の第3側片613の取付孔613B,613Cに嵌め合わされる。

0080

また、本実施形態では、電動シャッタ用スイッチを配線器具10Aの一例として挙げているが、これに限定する趣旨ではない。つまり、本実施形態の配線器具10Aは、例えば照明器具用スイッチなどであってもよい。また、本実施形態では、スイッチ回路51の有するスイッチ511は、タクタイルスイッチであるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、スイッチ511は、単なる接点で構成されていてもよい。

0081

(実施形態2)
以下、実施形態2に係る配線器具10Bについて図11図12A、及び図12Bを用いて説明する。ただし、本実施形態の配線器具10Bの基本的な構成は、実施形態1の配線器具10A(変形例を含む)と共通するので、共通する部位には同一の符号を付して説明を省略する。また、本実施形態の配線器具10Bも、実施形態1の配線器具10Aと同様に、第1取付枠6Aと、複数の第1ハンドル7Aとで第1配線器具システム100Aを構成する。また、配線器具10Bは、第2取付枠6Bと、複数の第2ハンドル7Bとで第2配線器具システム100Bを構成する。

0082

本実施形態の配線器具10Bでは、筐体1は、ボディ2及びカバー3の代わりに、一面(上面)に開口部81を有するベース8と、ベース8に取り付けられて開口部81を塞ぐ複数(ここでは、3つ)のスイッチカバー9とを備えている。

0083

ベース8は、上下方向に長い直方体状に形成されており、その内部には、基板5が収納される。つまり、ベース8は、スイッチ回路51が収納される空間を有している。ベース8の短手方向の一端側(右側)の内壁には、複数(ここでは、3つ)の保持突起82が一体に形成されている。3つの保持突起82は、ベース8の長手方向(上下方向)に並んで設けられており、3つのスイッチカバー9と1対1に対応する位置に設けられている。各保持突起82は、左向きに突出しており、スイッチカバー9の引掛け片93(後述する)が引掛けられる形状に形成されている。

0084

ベース8の内部において、ベース8の後壁には、複数(ここでは、4つ)の保持片83が一体に形成されている。4つの保持片83は、前向きに突出しており、ベース8の長手方向(上下方向)に並んで設けられている。各保持片83の前端は、基板5の一端縁(右端縁)に引っ掛かる形状に形成されている。基板5は、4つの保持片83に保持されることにより、ベース8内で固定される。

0085

ベース8の短手方向の他端側(左側)の内壁には、複数対(ここでは、3対)の取付凹部84が設けられている。3対の取付凹部84は、ベース8の長手方向(上下方向)に並んで設けられており、3つのスイッチカバー9と1対1に対応する位置に設けられている。各取付凹部84は、後向きに窪んでおり、スイッチカバー9の突部92(後述する)が嵌る形状に形成されている。

0086

ベース8の上下方向における中央部には、一対のコネクタ端子孔85が設けられている。各コネクタ端子孔85は、前方から見て矩形状であり、ベース8を前後方向に貫通している。一対のコネクタ端子孔85には、それぞれ一対のコネクタ端子52が挿入される。

0087

各スイッチカバー9は、左右方向に長い矩形板状に形成されている。各スイッチカバー9の長手方向の第1端(左端)には、一対の突部92が一体に形成されている。一対の突部92は、それぞれスイッチカバー9の短手方向(上下方向)の両端に設けられている。各スイッチカバー9の長手方向の第2端(右端)には、引掛け片93が一体に形成されている。引掛け片93は、スイッチカバー9の右壁に一対のスリットを設けることにより、左右方向に撓み可能に形成されている。

0088

各スイッチカバー9は、一対の突部92を、ベース8の対応する一対の取付凹部84に嵌め合わせ、かつ、引掛け片93をベース8の対応する保持突起82に引掛けることにより、ベース8に保持される。そして、各スイッチカバー9は、ベース8に保持された状態で、一対の突部92を支点として所定の範囲を回転可能となっている。また、各スイッチカバー9は、前後方向において、ベース8との間で基板5を挟むようにベース8に保持される。そして、各スイッチカバー9は、対応するハンドル7が押し込まれることで後方に移動し、対応するスイッチ511を押すように構成されている。つまり、本実施形態では、複数のスイッチカバー9の各々は、複数のスイッチ511のうち対応するスイッチ511を直接押す位置に設けられている。

0089

本実施形態の配線器具10Bでは、第1取付部31及び複数の第2取付部32は、カバー3に設けられる代わりに、ベース8に設けられている。したがって、本実施形態の配線器具10Bは、実施形態1の配線器具10Aと同様に、ハンドル7の取付の自由度を向上することができる。

0090

<変形例>
ところで、本実施形態の配線器具10Bは、例えば図13図14に示すように、コネクタ端子52の代わりに、1以上の(ここでは、4つ)のねじ端子53を有していてもよい。この場合、ベース8は、一対のコネクタ端子孔85の代わりに、4つのねじ端子孔86を備える。各ねじ端子孔86は、ベース8を前後方向に貫通している。そして、4つのねじ端子53は、それぞれベース8の4つのねじ端子孔86に挿入されることで、頭部531をベース8の外部に露出させた状態でベース8に保持される。また、各ねじ端子53は、導線532により基板5のスイッチ回路51に電気的に接続される。

0091

(実施形態3)
以下、実施形態3に係る配線器具10Cについて図15図17Cを用いて説明する。ただし、本実施形態の配線器具10Cの基本的な構成は、実施形態1の配線器具10A(変形例を含む)と共通するので、共通する部位には同一の符号を付して説明を省略する。また、本実施形態の配線器具10Cも、実施形態1の配線器具10Aと同様に、第1取付枠6Aと、複数の第1ハンドル7Aとで第1配線器具システム100Aを構成する。また、配線器具10Cは、第2取付枠6Bと、複数の第2ハンドル7Bとで第2配線器具システム100Bを構成する。

0092

本実施形態の配線器具10Cでは、図15及び図16に示すように、複数(ここでは、3つ)の弾性片34Aの各々は、実施形態1の弾性片34とは異なり、作用片341を有する代わりに、作用部342と、押部343と、繋ぎ部344とを有している。なお、図15は、配線器具10Cのカバー3のみを示している。ここで、本実施形態のカバー3は、実施形態1のカバー3と若干形状が異なっているが、ストッパ37を除いて、実施形態1のカバー3と同等の機能を有している。ストッパ37は、カバー3の前壁の右端に一体に形成されており、上下方向にわたって前向きに突出している。また、図示を省略しているが、本実施形態のボディ2は、本実施形態のカバー3の形状に合わせた形状となっている。ただし、本実施形態のボディ2は、実施形態1のボディ2と同等の機能を有している。

0093

作用部342は、上下方向に長い矩形の枠状に形成されており、前後方向に貫通する矩形状の開口部345を有している。作用部342は、弾性片34Aの第1端(左端)340を支点として撓み可能に構成されている。そして、作用部342は、実施形態1の作用片341と同様に、ハンドル7により押されることで後方へと移動するように構成されている。

0094

押部343は、上下方向に長い矩形状であって、前後方向において開口部345と重なるように設けられている。押部343の後端には、後向きに突出する半球状の突部346が一体に形成されている。押部343は、ハンドル7により作用部342の後方への移動に伴って後方へと移動し、突部346を介して対応する511を押すように構成されている。つまり、押部343は、対応するスイッチ511に接する位置と、対応するスイッチ511から離れた位置との間で移動可能に構成されている。

0095

繋ぎ部344は、作用部342及び押部343と一体に形成されている。言い換えれば、繋ぎ部344は、作用部342と押部343とを繋いでいる。つまり、押部343は、繋ぎ部344を介してのみ作用部342と繋がっている。3つの弾性片34Aのうち上側の2つの弾性片34Aでは、繋ぎ部344は、作用部342の下端と押部343の下端とを繋いでいる。また、残りの1つの弾性片34Aでは、繋ぎ部344は、作用部342の上端と押部343の上端とを繋いでいる。

0096

そして、押部343は、繋ぎ部344を支点として前後方向に撓み可能に構成されている。つまり、本実施形態の弾性片34では、作用部342が第1端(左端)340を支点として撓み可能であり、かつ、押部343が繋ぎ部344を支点として撓み可能である。本実施形態では、押部343は、繋ぎ部344を支点として前方に撓むときに、開口部345の内側を移動するように構成されている。

0097

以下、本実施形態の弾性片34Aの動作を説明するに当たり、まず、比較例として、実施形態1の弾性片34の構成及び動作について説明する。弾性片34では、作用片341は、図18に示すように、第1端340を支点として、対応するスイッチ511を押す位置と、対応するスイッチ511から離れた位置との間で撓み可能に構成されている。つまり、弾性片34は、第1端340を支点としてのみ撓み可能である。

0098

図19Aは、ハンドル7が押し込まれる前の弾性片34の状態を示している。この状態においてハンドル7が押し込まれると、作用片341は、ハンドル7に押されることにより、第1端340を支点として後方へと撓む。すると、図19Bに示すように、作用片341の後端が対応するスイッチ511を押すことで、対応するスイッチ511が操作される。

0099

ここで、図19Bの状態からハンドル7がさらに押し込まれる場合がある。この場合、作用片341は、ハンドル7に押されることにより、第1端340を支点としてさらに後方へと移動しようとする。すると、弾性片34のストロークを吸収する機構を対応するスイッチ511が備えていない場合、つまり対応するスイッチ511がオーバートラベル許容していない場合、対応するスイッチ511に過大な荷重が掛かる可能性がある。

0100

次に、本実施形態の弾性片34Aの動作について説明する。図17Aは、ハンドル7が押し込まれる前の弾性片34Aの状態を示している。この状態においてハンドル7が押し込まれると、作用部342は、ハンドル7に押されることにより、第1端340を支点として後方へと撓む。すると、図17Bに示すように、押部343(突部346)が対応するスイッチ511に接し、対応するスイッチ511を押すことで、対応するスイッチ511が操作される。ここで、図17Bの状態からハンドル7がさらに押し込まれた場合、図17Cに示すように、押部343は、繋ぎ部344を支点として前方に撓むことにより、スイッチ511に接する位置(図17Cにおいて想像線で示す位置)から前方に移動する。つまり、ハンドル7が押し込まれることで作用部342に作用する力が、押部343が撓むことにより吸収される。

0101

上述のように、本実施形態の弾性片34Aは、実施形態1の弾性片34と比較して、ハンドル7が押し込まれることで弾性片34Aに作用する力を吸収することができる。したがって、本実施形態の配線器具10Cでは、ハンドル7が押し込まれたときに、対応するスイッチ511が弾性片34Aのストロークを吸収する機構を有していなくても、対応するスイッチ511に過大な荷重が掛かり難い。つまり、本実施形態の配線器具10Cでは、ハンドル7が押し込まれることでスイッチ511に掛かる応力を低減することができ、スイッチ511の長寿命化を図ることが可能である。

0102

また、本実施形態では、カバー3は、ストッパ37を有している。このため、本実施形態では、図17Cに示すように、ストッパ37は、ハンドル7に接することにより、ハンドル7の後方への移動を規制している。つまり、本実施形態の配線器具10Cでは、ストッパ37によりハンドル7の過大な押し込みが規制されているので、ハンドル7が押し込まれることでスイッチ511に掛かる応力をより低減することができる。もちろん、カバー3がストッパ37を有していなくても、弾性片34Aのみでスイッチ511に掛かる応力を低減することが可能である。

0103

<変形例>
ところで、本実施形態では、弾性片34Aの押部343は、上下方向の一端にある繋ぎ部344を支点として撓み可能な構造、いわゆる片持ち梁構造であるが、他の構造であってもよい。例えば、弾性片34Aが2つの繋ぎ部344を有していてもよい。そして、押部343は、上下方向の両端にある2つの繋ぎ部344に支持された状態で撓み可能な構造であってもよい。つまり、押部343は、繋ぎ部344を支点として撓み可能な構造であればよい。

0104

(まとめ)
以上述べたように、第1の態様の配線器具(10A,10B,10C)は、複数のスイッチ(511)を有するスイッチ回路(51)を収納する筐体(1)を備える。筐体(1)は、第1取付部(31)と、複数の第2取付部(32)とを有する。第1取付部(31)には、取付枠(6)が取り付けられる。複数の第2取付部(32)には、複数のスイッチ(511)を操作するための複数のハンドル(7)がそれぞれ取り付けられる。複数のハンドル(7)の各々は、複数種類のハンドル(7)のうちの1つである。複数種類のハンドル(7)では、1以上の取付爪(70)を有して筐体(1)に取り付けられる取付構造(700)が互いに異なる。複数の第2取付部(32)の各々は、複数種類のハンドル(7)の取付構造(700)をそれぞれ保持する複数種類の保持構造(4)を有する。複数種類の保持構造(4)の各々は、複数種類のハンドル(7)の取付構造(700)のうち対応する取付構造(700)の有する1以上の取付爪(70)を保持する1以上の保持部(40)を有する。

0105

この構成によると、複数種類のハンドル(7)から選択された任意のハンドル(7)を取り付けることができるので、ハンドル(7)の取付の自由度を向上することができる。

0106

また、第2の態様の配線器具(10A,10B,10C)では、第1の態様において、複数種類のハンドル(7)の各々は、第1端に所定の形状の軸部(321)を受ける軸受(73)を有し、第2端に前記1以上の取付爪(70)を有する。複数の第2取付部(32)の各々は、所定の形状の軸部(321)を有する。

0107

この構成によると、複数種類のハンドル(7)ごとに形状が異なる軸部を有する場合と比較して、配線器具(10A,10B,10C)の製造が容易であり、製造コストを低減することができる。ただし、この構成は必須ではなく、複数の第2取付部(32)の各々は、複数種類のハンドル(7)ごとに形状が異なる軸部を有していてもよい。

0108

また、第3の態様の配線器具(10A,10B,10C)では、第1又は第2の態様において、複数種類の保持構造(4)の各々の1以上の保持部(40)は、以下のように構成されている。すなわち、1以上の保持部(40)は、筐体(1)に一列に並ぶように形成された3つ以上の共通保持部(40)から選択される1以上の共通保持部(40)である。

0109

この構成によると、複数種類の保持構造(4)ごとに異なる保持部(40)を設ける場合と比較して、配線器具(10A,10B,10C)の製造が容易であり、製造コストを低減することができる。ただし、この構成は必須ではなく、複数の第2取付部(32)の各々は、複数種類の保持構造(4)ごとに異なる保持部(40)を有していてもよい。

0110

また、第4の態様の配線器具(10A,10C)では、第1〜第3のいずれかの態様において、筐体(1)は、ボディ(2)と、カバー(3)とを備える。ボディ(2)は、一面に開口部(21)を有してスイッチ回路(51)が収納される空間を有する。カバー(3)は、ボディ(2)に取り付けられて開口部(21)を塞ぐ。第1取付部(31)及び複数の第2取付部(32)は、カバー(3)に設けられる。カバー(3)は、複数の第2取付部(32)と1対1に対応する複数の弾性片(34,34A)を有する。複数の弾性片(34,34A)の各々は、複数のスイッチ(511)のうち対応するスイッチ(511)を押す位置と、対応するスイッチ(511)から離れた位置との間で撓み可能に構成される。

0111

この構成によると、簡易な構成で、第1取付部(31)及び複数の第2取付部(32)を備えた筐体(1)を実現することができる。ただし、この構成は必須ではなく、筐体(1)は、第1取付部(31)及び複数の第2取付部(32)を備えていれば、他の構成であってもよい。また、この構成では、ハンドル(7)を元の位置に復帰させるための復帰ばねが不要であり、比較的小さいストローク量でハンドル(7)を押し込むだけでスイッチ(511)を操作することができる。さらに、この構成では、ハンドル(7)の支点側の一端を除いた略全部のいずれの部位を押し込んでもスイッチ(511)を操作し易く、ハンドル(7)の操作性を向上することができる。ただし、この構成は必須ではなく、弾性片(34,34A)の代わりに、復帰ばねを用いてハンドル(7)に加えられた力をスイッチ(511)に伝達する構成を有していてもよい。

0112

また、第5の態様の配線器具(10C)では、第4の態様において、複数の弾性片(34A)の各々は、作用部(342)と、押部(343)と、繋ぎ部(344)とを有する。作用部(342)には、対応するスイッチ(511)を押す力が作用する。押部(343)は、対応するスイッチ(511)に接する位置と、対応するスイッチ(511)から離れた位置との間で移動可能である。繋ぎ部(344)は、作用部(342)と押部(343)とを繋ぐ。押部(343)は、繋ぎ部(344)を支点として撓み可能である。

0113

この構成によると、ハンドル(7)を押し込んだときに、このハンドル(7)と対応するスイッチ(511)に過大な荷重が掛かり難い。ただし、この構成は必須ではなく、弾性片(34)は、作用部(342)と、押部(343)と、繋ぎ部(344)とを有していなくてもよい。

0114

また、第6の態様の配線器具(10B)では、第1〜第3のいずれかの態様において、筐体(1)は、ベース(8)と、複数のスイッチカバー(9)とを備える。ベース(8)は、一面に開口部(81)を有してスイッチ回路(51)が収納される空間を有する。複数のスイッチカバー(9)は、ベース(8)に取り付けられて複数の第2取付部(32)と1対1に対応して開口部(81)を塞ぐ。第1取付部(31)及び複数の第2取付部(32)は、ベース(8)に設けられる。

0115

この構成によると、簡易な構成で、第1取付部(31)及び複数の第2取付部(32)を備えた筐体(1)を実現することができる。ただし、この構成は必須ではなく、筐体(1)は、第1取付部(31)及び複数の第2取付部(32)を備えていれば、他の構成であってもよい。

0116

また、第7の態様の配線器具(10B)では、第6の態様において、複数のスイッチカバー(9)の各々は、複数のスイッチ(511)のうち対応するスイッチ(511)を直接押す位置に設けられる。

0117

この構成によると、ハンドル(7)を元の位置に復帰させるための復帰ばねが不要であり、比較的小さいストローク量でハンドル(7)を押し込むだけでスイッチ(511)を操作することができる。また、この構成では、ハンドル(7)の支点側の一端を除いた略全部のいずれの部位を押し込んでもスイッチ(511)を操作し易く、ハンドル(7)の操作性を向上することができる。ただし、この構成は必須ではなく、複数のスイッチカバー(9)の各々には、復帰ばねが設けられていてもよい。

0118

また、第8の態様の配線器具(10A,10B,10C)では、第1〜第7のいずれかの態様において、取付枠(6)は、複数種類の取付枠(6)のうちの1つである。複数種類の取付枠(6)は、複数種類の取付枠(6)で共通する位置に複数の共通取付孔(600)を有する。第1取付部(31)は、複数の共通取付孔(600)にそれぞれ取り付けられる複数の取付突起(311)を有する。

0119

この構成によると、複数種類の取付枠(6)から選択された任意の取付枠(6)に配線器具(10A,10B,10C)を取り付けることができる。具体的には、配線器具(10A,10B,10C)は、第1取付枠(6A)に取り付けることが可能であり、また、第2取付枠(6B)に取り付けることも可能である。したがって、この構成では、複数種類の取付枠(6)ごとに専用の筐体(1)を製造する必要がないので、筐体(1)の製造が容易であり、製造コストを低減することができる。ただし、この構成は必須ではなく、配線器具(10A,10B,10C)は、1種類の取付枠(6)のみに取付可能であってもよい。

0120

また、第9の態様の配線器具(10A,10B,10C)では、第1〜第8のいずれかの態様において、複数の取付突起(311)は、1以上の第1取付突起(311A)と、1以上の第2取付突起(311B)とで構成される。1以上の第1取付突起(311A)は、複数の共通取付孔(600)のうち取付枠(6)の第1端に設けられた1以上の共通取付孔(600)に取り付けられる。1以上の第2取付突起(311B)は、複数の共通取付孔(600)のうち取付枠(6)の第2端に設けられた1以上の共通取付孔(600)に取り付けられる。1以上の第1取付突起(311A)及び1以上の第2取付突起(311B)の少なくとも一方は、複数の共通取付孔(600)のうち対応する共通取付孔(600)に引っ掛かる位置と、対応する共通取付孔(600)から離れた位置との間で撓み可能に構成される。

0121

この構成によると、例えばマイナスドライバなどの治具、又は手の爪を利用して第1取付突起(311A)(又は第2取付突起(311B))を撓ませることで、配線器具(10A,10B,10C)を取付枠(6)から外し易くなる。また、本実施形態では、撓み可能な一対の第1取付突起(311A)が形成されている部位にリブ(313)が設けられている。このため、本実施形態では、リブ(313)を押し込むことにより、第1取付突起(311A)を撓ませ易い。ただし、この構成は必須ではなく、第1取付突起(311A)及び第2取付突起(311B)を撓み可能に構成するか否かは任意である。もちろん、リブ(313)を備えるか否かも任意である。

0122

また、第10の態様の配線器具システム(100)は、第1〜第9のいずれかの態様の配線器具(10A,10B,10C)と、取付枠(6)と、複数のハンドル(7)とを備える。取付枠(6)には、配線器具(10A,10B,10C)が取り付けられる。複数のハンドル(7)は、配線器具(10A,10B,10C)に取り付けられる。

0123

この構成によると、ハンドル(7)の取付の自由度を向上することのできる配線器具システム(100)を実現することができる。

0124

第5の態様については、それ単独でも実施し得る態様であって、第1の態様を前提とすることは必須ではない。すなわち、第5の態様の配線器具(10C)は、複数のスイッチ(511)を有するスイッチ回路(51)を収納する筐体(1)を備える。筐体(1)は、ボディ(2)と、カバー(3)とを備える。ボディ(2)は、一面に開口部(21)を有してスイッチ回路(51)が収納される空間を有する。カバー(3)は、ボディ(2)に取り付けられて開口部(21)を塞ぐ。カバー(3)には、複数のスイッチ(511)を操作するための複数のハンドル(7)が取り付けられる。カバー(3)は、複数のハンドル(7)と1対1に対応する複数の弾性片(34A)を有する。複数の弾性片(34A)の各々は、複数のスイッチ(511)のうち対応するスイッチ(511)を押す位置と、対応するスイッチ(511)から離れた位置との間で撓み可能に構成されている。複数の弾性片(34A)の各々は、作用部(342)と、押部(343)と、繋ぎ部(344)とを有する。作用部(342)には、対応するスイッチ(511)を押す力が作用する。押部(343)は、対応するスイッチ(511)に接する位置と、対応するスイッチ(511)から離れた位置との間で移動可能である。繋ぎ部(344)は、作用部(342)と押部(343)とを繋ぐ。押部(343)は、繋ぎ部(344)を支点として撓み可能である。

0125

以上、実施形態1〜3に係る配線器具10A,10B,10C及び配線器具システム100について説明した。ただし、以上に説明した実施形態1〜3は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎず、上記の実施形態1〜3は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。

0126

1筐体
2 ボディ
21 開口部
3カバー
31 第1取付部
311取付突起
311A 第1取付突起
311B 第2取付突起
32 第2取付部
321 軸部
34,34A弾性片
342 作用部
343 押部
344繋ぎ部
4保持構造
40 保持部(共通保持部)
51スイッチ回路
511 スイッチ
6取付枠
600 共通取付孔
7ハンドル
70取付爪
700取付構造
73軸受
8ベース
81 開口部
9スイッチカバー
10A,10B,10C配線器具
100 配線器具システム

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