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技術 緩衝包装材

出願人 株式会社山田工作所
発明者 前川吉平
出願日 2016年11月21日 (3年7ヶ月経過) 出願番号 2016-226117
公開日 2018年5月31日 (2年0ヶ月経過) 公開番号 2018-083634
状態 拒絶査定
技術分野 緩衝包装 脆弱物品の包装
主要キーワード 立体形 エンボス状 平面視正方形 ガラス食器 スリット数 物理力 気泡シート 容積率
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年5月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

ガラス食器などの緩衝包装材を提供する。

解決手段

樹脂発泡シートからなる緩衝包装材であって、この樹脂発泡シートは表面に凹凸形状を構成するとともに、樹脂発泡シートの外形に応じた同心状の複数段スリットを構成し、これら複数段のスリットは、隣り合う段のスリットを交互に重畳させた。最外周の複数のスリットのうち、4つのスリットを互いに対向する位置に90度の間隔で設けた。凹凸形状は、発泡時における金型エンボス模様を付与すること、または平坦な樹脂発泡シートの少なくともいずれか片方表面に、樹脂発泡シートの小片接着溶着などの手段によって付加する。

概要

背景

一般に、果物でも特になどのように表皮物理力で簡単に傷がつき、果肉にも影響を受ける物を搬送する場合は慎重包装する必要があった。そして、従来からこれら傷つきやすい果物を搬送する際には表面を保護する必要があり、果物をひとつずつ包装材で包装することは普通に行われてきた。そして、包装材としては古紙で包装したり、おが包装箱投入し、果物をおが屑に埋設するという手段が用いられた。

しかしながら、従来から用いられた手法では、古紙として一般的に新聞紙が用いられることが多かったが、使用される油性インク被包装物に付着すれば商品価値を損なうという不都合があり、おが屑を用いる手段では食器などを取り出した後の始末が大変であるという問題があった。そこで、包装材として種々の発明が提案された。

概要

ガラス食器などの緩衝包装材を提供する。樹脂発泡シートからなる緩衝包装材であって、この樹脂発泡シートは表面に凹凸形状を構成するとともに、樹脂発泡シートの外形に応じた同心状の複数段スリットを構成し、これら複数段のスリットは、隣り合う段のスリットを交互に重畳させた。最外周の複数のスリットのうち、4つのスリットを互いに対向する位置に90度の間隔で設けた。凹凸形状は、発泡時における金型エンボス模様を付与すること、または平坦な樹脂発泡シートの少なくともいずれか片方表面に、樹脂発泡シートの小片接着溶着などの手段によって付加する。

目的

本発明は特に公知文献2、及び3に記載された発明における上述した課題を解決するためになされたもので、比較的薄い樹脂発泡シートであっても十分な緩衝効果を得ることができる緩衝包装材を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

樹脂発泡シートからなる緩衝包装材であって、この樹脂発泡シートは表面に凹凸形状を構成するとともに、樹脂発泡シートの外形に応じた同心状の複数段スリットを構成し、これら複数段のスリットは、隣り合う段のスリットを交互に重畳させたことを特徴とする緩衝包装材。

請求項2

樹脂発泡シートの輪郭形状は円形である請求項1記載の緩衝包装材。

請求項3

樹脂発泡シートの輪郭形状は、同一径の円形を径方向にずらせて重ね合わせた外形のひょうたん形である請求項1記載の緩衝包装材。

請求項4

最外周の複数のスリットのうち、4つのスリットを互いに対向する位置に90度の間隔で設けた請求項1記載の緩衝包装材。

請求項5

凹凸形状は、発泡時における金型エンボス模様を付与することによって、形成することとした請求項1〜4のいずれか記載の緩衝包装材。

請求項6

凹凸形状は平坦な樹脂発泡シートの少なくともいずれか片方表面に、樹脂発泡シートの小片接着溶着などの手段によって付加することとした請求項1〜4のいずれか記載の緩衝包装材。

技術分野

0001

この発明は、傷みやすいなどの果物や、壊れやすいガラス食器などのような被包装物を外的な物理力から保護するための緩衝包装材に関するものである。

背景技術

0002

一般に、果物でも特に桃などのように表皮が物理力で簡単に傷がつき、果肉にも影響を受ける物を搬送する場合は慎重包装する必要があった。そして、従来からこれら傷つきやすい果物を搬送する際には表面を保護する必要があり、果物をひとつずつ包装材で包装することは普通に行われてきた。そして、包装材としては古紙で包装したり、おが包装箱投入し、果物をおが屑に埋設するという手段が用いられた。

0003

しかしながら、従来から用いられた手法では、古紙として一般的に新聞紙が用いられることが多かったが、使用される油性インクが被包装物に付着すれば商品価値を損なうという不都合があり、おが屑を用いる手段では食器などを取り出した後の始末が大変であるという問題があった。そこで、包装材として種々の発明が提案された。

先行技術

0004

特開平7−148873号公報
特開平7−172459号公報
特開平11−334778号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上記公知発明のうち、特許文献1はいわゆる気泡シートと呼ばれるもので、2枚のプラスチックシート間に多数の行列状に形成した密封気泡緩衝材として用いる発明が記載されている。当該発明の構成では、確かに緩衝効果は高いが、気泡シートそのものの容積率も高いので、限られた体積の包装箱に多数の搬送物を収容しようとすれば、限界がある。特許文献2、及び3は、樹脂発泡シートに多数のスリットを形成し、このスリットによって被包装物が立体である場合でもその表面に樹脂発泡シートが適合することができるようにしている。

0006

しかしながら、特許文献2、及び3に記載された発明では、樹脂発泡シートを厚くすればシート弾性によって被包装物を適切に包装することができない一方、薄くすれば緩衝効果が低下してしまうので、特に表面が傷つきやすい対象を包装するには不十分であるという相互の矛盾が生じてしまう。

0007

本発明は特に公知文献2、及び3に記載された発明における上述した課題を解決するためになされたもので、比較的薄い樹脂発泡シートであっても十分な緩衝効果を得ることができる緩衝包装材を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上述した目的を達成するために本発明では、樹脂発泡シートからなる緩衝包装材であって、この樹脂発泡シートは表面に凹凸形状を構成するとともに、樹脂発泡シートの外形に応じた同心状の複数段のスリットを構成し、これら複数段のスリットは、隣り合う段のスリットを交互に重畳させることで、本発明の目的を達成することができる緩衝包装材を得ることとした。また、最外周の複数のスリットのうち、4つのスリットを互いに対向する位置に90度の間隔で設けるという手段を用いた。本発明の緩衝包装材の外形は、円形正八角形など包装対象物に応じて広く適用する。また、その輪郭形状を同一径の円形を径方向にずらせて重ね合わせた外形のひょうたん形とすることも選択的に採用する。このようにすると、同時に複数の包装対象物を包装することができる。

0009

凹凸形状は、発泡時における金型エンボス模様を付与することによって、形成することとした。または、凹凸形状は平坦な樹脂発泡シートの少なくともいずれか片方表面に、樹脂発泡シートの小片接着溶着などの手段によって付加することによって形成することとした。

0010

樹脂発泡シート素材からなる緩衝包装材は、素材自体が緩衝材としての機能を発揮する。また、表面が凹凸形状に構成されているので、被包装物の表面には点接触で包装材が接触することになり、外からの物理力が働いた場合でも点接触している凸部が先ず変形して物理力を吸収し、さらに樹脂発泡シート基材全体がその応力を吸収することになるので、被包装物への強い力は二重に緩衝されることになる。また、樹脂発泡シート全面に形成されたスリットは、被包装物が複雑な立体形状であっても適切に変形しながらその表面に接触する。これによって、外からの応力を有効に分散することになる。さらに、最外周の90度ずつずれた位置に設けられるスリットは、被包装物に突起が形成されている場合などであればこれらのスリットを開いて突起に引っ掛け位置決めを行うという機能を付与するものである。

0011

凹凸形状は、表面から見た場合に凹凸が形成されているという意味であって、発泡時に用いる金型に形成されたエンボス模様によって形成される。または、前記エンボスとは異なる手段として、平坦な樹脂発泡シートの少なくともいずれか片方表面に、樹脂発泡シートの小片を接着、溶着などの手段によって付加する手段を選択的に用いる場合には、平坦な樹脂発泡シートの発泡率と小片の発泡率を異ならしめることも可能であり、目的に応じた緩衝効果を得ることができる。この場合には、平坦なシートに凸部である小片が設けられるものであるが、本発明ではこの構成も凹凸形状に含められる。

発明の効果

0012

本発明によれば、樹脂発泡シートの表面に凹凸を有するため、樹脂発泡シートが外力を吸収して緩衝材として機能するだけでなく、凸部が変形してより緩衝効果を発揮することができ、安全な包装材を提供することができる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の緩衝包装材を正八角形とした一実施形態を平面図として示したものである。
同、円形とした一実施形態を平面図として示したものである。
同、別の方法によって緩衝包装材を得る状態を示した斜視図である。
同、一例として被包装物である陶器を包装した状態を示す側面図である。
本発明の別の実施形態の緩衝包装材を果物の包装に用いた場合を示す分解斜視図である。

実施例

0014

以下、本発明の好ましい実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1は本発明の一実施形態に係る緩衝包装材を平面的に示し、一部を拡大斜視図として示したものであって、図中、1は緩衝包装材の基体、2は緩衝包装材1の表面に設けられた凸部、3はスリットである。基体1は通常の方法によって得られた樹脂発泡シートを用いる。凸部2を設ける方法としては、発泡性合成樹脂シート金型内に設置して、通常の用法によって発泡させるが、発泡倍率などは本緩衝包装材に求める緩衝効果などを考慮して適宜定められる。金型の何れか一方には発泡後の緩衝包装材の表面にエンボスが出現するように凹凸模様を構成する。これによって、発泡工程を終えた時点で緩衝包装材表面には凹凸が形成される。スリット3の配置は比較的自由であるが、この実施形態では正八角形の各辺に沿って最外側に8つのスリットが設けられ、その次の段では角部に対応する位置にスリットが設けられ、これらを交互に形成する。これによって、スリットが開いた場合には緩衝包装材全体立体的に構成されることになる。スリット3は、各段を一段ずつ切り開くのではなく、例えばトムソン刃によって周囲を打ち抜くのと同時に一度に形成するのが効率的である。なお、エンボス状の凸部2の形状、及び大きさなどは特に限定することなく、本実施形態のように凸部2を頂部を切除した形状の平面視正方形四角錐とするほか、同様に頂部を切除した形状の円錐とすることなど、自由である。本発明で必要なことは、基体1のいずれか一方表面に凹凸が構成されることであって、作用としてはそのうちの凸部が緩衝効果を発揮するのであれば、基本的構成は自由である。

0015

図2は、緩衝包装材の基体20を円形とし、スリット23は外周円に沿って任意のスリット数を同心円上に形成し、内周に向かって複数段に交互に設けた実施形態を示している。基体20の製造や、スリット23を設ける工程などは図1の実施形態と同様である。なお、図1、および図2ともに、スリット3、23は説明上において太線で示しているが、刃厚の薄い刃物で切り抜くため、実際はさらに細い線で現れる。

0016

図3は、本発明の別の実施形態を示す斜視図であって、30は通常の方法によって得た樹脂発泡シート、31は樹脂発泡によって得た小片である。そして、複数の小片31を樹脂発泡シート30の表面に固定して全体として凹凸形状を得ている。固定するための手段は、例えば溶着、接着などを問わないが、固定手段によって樹脂発泡シート30や小片31の緩衝効果を阻害しない固定手段を採用することが好ましい。なお、スリットが小片の固定後に樹脂発泡シート30に対して形成されることは、図1図2の実施形態と同じであるが、省略している。

0017

図4は、本発明の緩衝包装材を用いて陶器を重ね合わせて包装したもので、陶器間に1枚の緩衝包装材を位置させたものである。このように立体形の陶器を包装する場合でも、スリットが有効に機能する結果、緩衝包装材は陶器の表面形状に沿った形状に変形することができ、有効な緩衝材とすることができる。また、図5は本発明の別実施形態を示したもので、緩衝包装材の外形として、2つの円形の緩衝包装材を径方向にずらせて一つとしたひょうたん形の外形としたものである。同図では、図が煩雑となるので、スリットは図示を省略している。このように構成すると、例えば桃などのように表面が傷つきやすい果物などを2つ並べて包装することができるので、一般にスーパーマーケットなどで販売される高価な果物を樹脂成型容器収納する際においても有効な緩衝材として利用することができる。なお、本実施形態では被包装物として桃や陶器を例示したが、これは一例であって、外的な物理力から被包装物を保護することを目的とするものであれば、対象となる被包装物は特に限定するものではない。

0018

1、20基体
2 凸部
3、23スリット
30樹脂発泡シート
31 小片

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