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技術 アレルゲン抗体およびそれを有する組成物

出願人 オーストリッチファーマ株式会社
発明者 塚本康浩
出願日 2017年12月20日 (3年0ヶ月経過) 出願番号 2017-243883
公開日 2018年5月24日 (2年7ヶ月経過) 公開番号 2018-080177
状態 特許登録済
技術分野 ペプチド又は蛋白質 化合物または医薬の治療活性 抗原、抗体含有医薬:生体内診断剤 化粧料 動物,微生物物質含有医薬
主要キーワード 最大希釈倍率 ヒノキ花粉 下鼻甲介 卵黄抗体 生活空間 ホモジネート液 吸着反応 集合物
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この項目の情報は公開日時点(2018年5月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

生活部屋内で生じるアレルギーの場合は、抗原ダニアレルゲンイヌネコアレルゲン等複数に渡る場合がある。これら全てのそれぞれに対応する抗体を産生するのは手間がかかる。これらに1つの抗体で効果があるものの報告はなかった。

解決手段

皮膚に生じる疾患の内、緑膿菌によって生じる皮膚の保湿性を低下させ、皮膚の老化アトピー性皮膚炎緩和させることが期待できる抗体を提供する。より具体的には、本発明の抗体は、ハウスダストに係る複数のアレルゲンを抗原としてダチョウの雌に接種させ、前記ダチョウの雌が産んだから精製した抗体。

概要

背景

人の居住空間には様々なアレルゲンが存在する。花粉アレルゲンイヌネコアレル
ゲンダニアレルゲンハウスダストのアレルゲンなどである。これらは、アレルギー性
疾患や皮膚疾患関与していると言われている。イヌ・ネコ、ダニ、ハウスダストのアレ
ルゲンは喘息アトピー性皮膚炎を誘発すると考えられている。

特許文献1には、ヒノキ花粉アレルゲンに対する抗体が開示されている。

概要

生活部屋内で生じるアレルギーの場合は、抗原がダニアレルゲン、イヌ・ネコアレルゲン等複数に渡る場合がある。これら全てのそれぞれに対応する抗体を産生するのは手間がかかる。これらに1つの抗体で効果があるものの報告はなかった。皮膚に生じる疾患の内、緑膿菌によって生じる皮膚の保湿性を低下させ、皮膚の老化やアトピー性皮膚炎を緩和させることが期待できる抗体を提供する。より具体的には、本発明の抗体は、ハウスダストに係る複数のアレルゲンを抗原としてダチョウの雌に接種させ、前記ダチョウの雌が産んだから精製した抗体。なし

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

緑膿菌ホモジネート液抗原としてダチョウの雌に接種させ、前記ダチョウの雌が産んだから精製した抗体を含むセラミド分解抑制組成物

請求項2

請求項1の抗体を含有する化粧品

技術分野

0001

本発明はハウスダスト抗原として得た抗体およびその組成物と抗体を有する化粧品に係るものである。

背景技術

0002

人の居住空間には様々なアレルゲンが存在する。花粉アレルゲンイヌネコアレル
ゲンダニアレルゲン、ハウスダストのアレルゲンなどである。これらは、アレルギー性
疾患や皮膚疾患関与していると言われている。イヌ・ネコ、ダニ、ハウスダストのアレ
ルゲンは喘息アトピー性皮膚炎を誘発すると考えられている。

0003

特許文献1には、ヒノキ花粉アレルゲンに対する抗体が開示されている。

先行技術

0004

国際公開第2012/105541号

発明が解決しようとする課題

0005

特許文献1のように、抗原が1つの場合は、これに対する抗体を記載したものはある。
しかし、生活部屋内で生じるアレルギーの場合は、抗原がダニアレルゲン、イヌ・ネコア
レルゲン等複数に渡る場合がある。これら全てのそれぞれに対応する抗体を産生するのは
手間がかかる。これらに1の抗体で効果があるものの報告はなかった。

0006

また、皮膚に生じる疾患の内、細菌が係る物に対して疾患を緩和させることができる抗
体の報告もなかった。

課題を解決するための手段

0007

本発明は上記の課題に鑑みて想到されたもので、皮膚に生じる疾患の内、緑膿菌によって生じる皮膚の保湿性を低下させ、皮膚の老化やアトピー性皮膚炎を緩和させることが期待できる抗体である。

発明の効果

0008

本発明に係る抗体は、複数のアレルゲンを抗原として、ダチョウの雌に接種させ、その雌ダチョウから得たから得たもので、接種させたほぼ全ての抗原に対して吸着反応を有する。したがって、1つの抗体で生活空間でのアレルゲンを不活性化させることができる。

0009

これらの抗体をスプレー、化粧品(皮膚ケア商品)、噴霧剤医薬品に含有させること
で、アレルゲンと抗原抗体反応をおこさせ中和させることで、アレルギー性を低下させる
ことができ、アレルギー性疾患の緩和を図ることができる。また、これらの抗体をエアコ
ンのフィルターマスクのフィルターに担持させてもよい。また、スプレーや噴霧剤は人
噴霧するだけでなく、エアコン等の機械から噴霧されてもよい。

0010

以下本発明に係る抗体について説明する。なお、以下の説明は本発明の一実施形態を示
すものであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、以下の実施形態および実施例は改変
れてもよい。

0011

本発明で使用できる抗原は、複数種類を混在させることが可能であり、ダニアレルゲン
各種やイヌアレルゲン、ネコアレルゲンといった特定のアレルゲンや、これらの総合物と
してハウスダストアレルゲンを使用してもよい。ハウスダストアレルゲンは、生活空間内
から収集したアレルゲンと考えられる集合物である。したがって、ハウスダストアレルゲ
ンには、ダニアレルゲンやイヌアレルゲン、ネコアレルゲンが含まれていてもよい。ハウ
ダストアレルゲンは、ハウスダストに係るアレルゲンであって、複数のアレルゲンの集
合物と言ってもよい。

0012

また、抗原には緑膿菌ホモジネート液を用いることもできる。緑膿菌は、セラミダーゼ
を産生する菌である。このセラミダーゼは、皮膚のバリア機能を維持するための分子であ
セラミドを分解する酵素である。したがって、セラミドが分解され欠乏すると、皮膚の
バリア機能を低下させ、皮膚の保湿性を低下させ、皮膚の老化やアトピー性皮膚炎の原因
にもなる。

0013

セラミドの欠乏は、セラミドの産生低下とセラミドの分解促進が原因である。また、緑
菌などの皮膚細菌からのセラミダーゼによってセラミドの分解が過剰に起こってしまい
、皮膚の保湿性低下と老化、アトピー誘発につながるとも考えられる。

0014

緑膿菌ホモジネート液に対する抗体は、後述する実施例で示すように、緑膿菌だけでな
く緑膿菌が産生するセラミダーゼへも結合する。したがって、緑膿菌の増殖が抑制される
とともに、セラミダーゼの活性阻害され、セラミドの分解が抑制さる。したがって、セ
ラミドが維持され、結果皮膚の環境は良くなると考えられる。

0015

本発明は鳥類の雌を用いる。鳥類であれば特に制限はない。しかし、ダチョウは1つの
ロットで多くの抗体が取れるので量産に好適である。

0016

本発明に係る抗体は、抗体自体をアレルゲンに付与することでアレルゲンとしての効果
を低減させることができる。付与の仕方は、液体に含ませて霧状に散布してもよいし、エ
ゾル気体分散系)と共に散布してもよい。したがって、消臭剤芳香剤に含ませて
もよい。また、緑膿菌を抗原として用いた場合は、抗体を皮膚に直接塗布することができ
る。また、ローションや化粧品に含ませてもよい。また、エアコンやマスクのフィルター
に含ませることで吸気中のアレルゲンをキャッチするようにしてもよい。

0017

したがって、本発明に係る抗体は、組成物の1成分として利用してもよい。組成物とし
ては、皮膚保湿用化粧品老化防止用化粧品、アトピー用化粧品、ならびにそれらに相当
する医薬品等が挙げられる。

0018

<ダチョウ、ニワトリウズラを用いて作製した卵黄抗体のダニアレルゲンに対する反
応性>
ダニアレルゲンに対する抗体を以下のようにし作製した。成熟したメス(ダチョウ、
ニワトリ、ウズラ)を用いた。ダニアレルゲン(Dfb,Dpb,Dff,Dpf)50
μgをフロイント完全アジュバント0.2mLと混和し、ダチョウに初回免疫した。各
抗原を個別に5羽のダチョウ、5羽のニワトリ、5羽のウズラに接種した。ダチョウもニ
トリもウズラも同量の抗原を接種したことになる。

0019

初回免疫後、2週目と4週目に50μgの抗原とフロイントの不完全アジュバントの混
和液を、各鳥に追加免疫した。初回免疫後8週目に得られた各鳥からの卵の卵黄より卵黄
抗体(IgY)を精製した。得られた卵黄抗体の反応性ELISA(Enzyme−L
inked Immuno Sorbent Assay)により検証した。

0020

ELISAによる抗体のアレルゲンに対する反応性は以下のようにして調べた。96穴
ELISAプレートの各穴に各ダニアレルゲン10μgを別々に固層化した(室温で4時
間)。その後、ダチョウ抗体(各3羽のダチョウから得た卵黄からの抗体の混合物)、ニ
ワトリ抗体(各3羽のニワトリから得た卵黄からの抗体の混合物)、ウズラ抗体(各3羽
のウズラから得た卵黄からの抗体の混合物)の段階希釈液原液は2mg/mL)を各穴
滴下し、室温で1時間反応させ、洗浄後、各抗体に対するHRP標識2次抗体を室温で
1時間反応させた。

0021

十分な洗浄後、ペルオキシダーゼ用発色キット(S−Bio SUMILON)を用い
プレートリーダーにて吸光度(450nm)を測定した。免疫前の各鳥種の卵黄抗体の
2倍以上の吸光度値を示す最大希釈倍率をELISA値として示した。結果を表1に示す

0022

0023

ダチョウ、ニワトリ、ウズラにダニアレルゲン(Dfb,Dpb,Dff,Dpf)を
それぞれ免疫することで、高感度の卵黄抗体が作製されることが判明した。特に、各鳥種
には同量の抗原を免疫したのにもかかわらず、巨大なダチョウが最も反応性が高い抗体が
産生された。つまり、ダチョウを使うと少量の抗原でも高感度の抗体が産生できる。

0024

<ダチョウ、ニワトリ、ウズラにハウスダストアレルゲンを免疫して作製した卵黄抗体
の反応性>
ハウスダストに対する抗体を以下のようにして作製した。成熟したメス鳥(ダチョウ、
ニワトリ、ウズラ)を用いた。ハウスダストアレルゲン50μgをフロイントの完全アジ
バント0.2mLと混和し、ダチョウに初回免疫した。各抗原を個別に5羽のダチョウ
、5羽のニワトリ、5羽のウズラに接種した。ダチョウもニワトリもウズラも同量の抗原
を接種したことになる。なお、ここでハウスダストアレルゲンとは、生活空間から採取
れたアレルゲンと考えられる物質集合である。

0025

初回免疫後、2週目と4週目に50μgの抗原とフロイントの不完全アジュバントの混
和液を、各鳥に追加免疫した。初回免疫後8週目に得られた各鳥からの卵の卵黄より卵黄
抗体(IgY)を精製した。得られた卵黄抗体のダニアレルゲンおよびネコアレルゲン、
イヌアレルゲンに対する反応性をELISA(Enzyme−Linked Immun
o Sorbent Assay)により検証した。

0026

ELISAによる抗体のハウスダストアレルゲンに対する反応性は以下のようにして調
べた。96穴ELISAプレートの各穴に各ダニアレルゲン(Dfb,Dpb,Dff,
Dpf)およびネコアレルゲンnFel1,およびイヌアレルゲンnCanf1をそれぞ
れ10μgを別々に固層化した(室温で4時間)。その後、ダチョウ抗体(各3羽のダチ
ョウから得た卵黄からの抗体の混合物)、ニワトリ抗体(各3羽のニワトリから得た卵黄
からの抗体の混合物)、ウズラ抗体(各3羽のウズラから得た卵黄からの抗体の混合物)
の段階希釈液(原液は2mg/mL)を各穴に滴下し、室温で1時間反応させた。

0027

洗浄後、各抗体に対するHRP標識2次抗体を室温で1時間反応させた。十分な洗浄後
、ペルオキシダーゼ用発色キット(S−Bio SUMILON)を用いてプレートリー
ダーにて吸光度(450nm)を測定した。免疫前の各鳥種の卵黄抗体の2倍以上の吸光
度値を示す最大希釈倍率をELISA値として示した。結果を表2に示す。

0028

0029

ハウスダストアレルゲンを免疫することにより、ダチョウ、ニワトリ、ウズラにダニア
レルゲン(Dfb,Dpb,Dff,Dpf)およびネコアレルゲンnFel1およびイ
ヌアレルゲンnCanf1に対する高感度の卵黄抗体が作製されることが判明した。特に
、各鳥種には同量の抗原を免疫したのにもかかわらず、巨大なダチョウが最も反応性が高
い抗体が産生された。これはダチョウを使えば、少量の抗原でも高感度の抗体が産生でき
ることを示している。

0030

<ダチョウにハウスダストアレルゲンを免疫して作製した卵黄抗体のアレルギー反応
制効果>
ハウスダストアレルゲンを抗原として得た卵黄抗体の効果を調べた。ハウスダストアレ
ルゲンを染み込ませて乾燥したディスク濾紙(1ディスク中5μgのアレルゲンを含有)
(商品名:アレルゲンディスク「トリイ」ハウスダスト)に5μLのPBSリン酸緩衝
液)、または5μLのダチョウ卵黄抗体(ダニアレルゲンDfbまたはハウスダストアレ
ルゲンを免疫して作製したもの)(15mg/mL)を添加し、室温で10分間放置した
。その後、ディスク濾紙をハウスダストアレルギー罹患ボランティア下鼻甲介粘膜に付
け、5分間放置し、臨床症状(掻痒感くしゃみ水性鼻漏、粘膜腫脹)の有無を観
察し、臨床症状の症状別の発現率を算出した。結果を表3に示す。

0031

0032

ダニアレルゲンおよびハウスダストアレルゲンを免疫して作製したダチョウ卵黄抗体に
は、アレルギー反応の低減効果が認められた。

0033

<ダチョウ、ニワトリ、ウズラに緑膿菌ホモジネート液を免疫して作製した卵黄抗体の
反応性>
緑膿菌ホモジネート液を抗原とした抗体を以下のように作製した。成熟したメス鳥(ダ
チョウ、ニワトリ、ウズラ)を用いた。緑膿菌のホモジネート液(蛋白量50μg)をフ
ロイントの完全アジュバント0.2mLと混和し、ダチョウに初回免疫した。各抗原を個
別に5羽のダチョウ、5羽のニワトリ、5羽のウズラに接種した。ダチョウもニワトリも
ウズラも同量の抗原を接種したことになる。

0034

初回免疫後、2週目と4週目に50μgの抗原とフロイントの不完全アジュバントの混
和液を、各鳥に追加免疫した。初回免疫後8週目に得られた各鳥からの卵の卵黄より卵黄
抗体(IgY)を精製した。得られた卵黄抗体の緑膿菌(菌体)およびセラミダーゼに対
する反応性をELISAにより検証した。

0035

ELISAによる抗体の緑膿菌ホモジネートに対する反応性は以下のようにして調べた
。96穴ELISAプレートの各穴に緑膿菌(菌体)およびセラミダーゼをそれぞれ10
μgを別々に固層化した(室温で4時間)。その後、ダチョウ抗体(各3羽のダチョウか
ら得た卵黄からの抗体の混合物)、ニワトリ抗体(各3羽のニワトリから得た卵黄からの
抗体の混合物)、ウズラ抗体(各3羽のウズラから得た卵黄からの抗体の混合物)の段階
希釈液(原液は2mg/mL)を各穴に滴下し、室温で1時間反応させた。

0036

洗浄後、各抗体に対するHRP標識2次抗体を室温で1時間反応させた。十分な洗浄後
、ペルオキシダーゼ用発色キット(S−Bio SUMILON)を用いてプレートリー
ダーにて吸光度(450nm)を測定した。免疫前の各鳥種の卵黄抗体の2倍以上の吸光
度値を示す最大希釈倍率をELISA値として示した。結果を表4に示す。

0037

0038

緑膿菌のホモジネート液を免疫することにより、ダチョウ、ニワトリ、ウズラに緑膿菌
(菌体)だけではなくセラミダーゼに対する高感度の卵黄抗体が作製されることが判明し
た。特に、各鳥種には同量の抗原を免疫したのにもかかわらず、巨大なダチョウが最も反
応性が高い抗体が産生された。これはダチョウを使えば少量の抗原でも高感度の抗体が産
生できることを示している。

実施例

0039

セラミドは皮膚の保湿やバリア機能維持に重要な働きをするが、内因性のセラミダーゼ
等によって消化される。セラミダーゼは緑膿菌等の細菌からも産生される酵素であり、皮
膚のセラミドを分解することにより病原細菌の皮膚深部への浸潤に関与する。セラミダー
ゼに対する抗体を化粧品や医薬品へ含有させることにより、セラミドの分解を抑制し、皮
膚のバリア機能や保湿性を強化皮膚機能の正常化が図れると考えられる。

0040

本発明に係る抗体は、化粧品、医薬品はもとより、除菌スプレー、芳香剤、消臭剤に含ませることができ、また加湿器に使う水に含ませることもできる。また、本発明に係る抗体は、エアコンやマスクのフィルターに担持させてもよい。

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