図面 (/)

技術 防水床部の改修方法

出願人 積水ハウス株式会社
発明者 寺西伸太郎北村禎夫玉井慎二平井大輔柿木義広
出願日 2016年10月27日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-210486
公開日 2018年5月10日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2018-071140
状態 特許登録済
技術分野 既存建築物への作業
主要キーワード 専門職人 不陸調整用 防水仕様 既設防水シート 改修作業 改修用 ドレイン口 リベット孔
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年5月10日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

定型防面材を用いた防水床部の改修方法であって、既存の防水床部と同じ防水仕様施工することができ、改修工事自体をより容易にすることができるとともに、防水性能への信頼性を高めることができる防水床部の改修方法を提供する。

解決手段

防水床部の改修方法は、所定形状に形成され床下地3上に敷設された既設防水面材2の上に、新設防水面材4を重ねて施工する防水床部の改修方法であって、既設防水面材2の上から前記床下地3にビス7を打って、前記既設防水面材3と前記床下地3とを接合し、前記既設防水面材2の上に、当該既設防水面材2と略同一形状の新設防水面材4を嵌め合わせる。

概要

背景

従来の防水床部としては、床構造材上に複数枚板材を配置して床下地を形成し、この床下地上にならしモルタル層を設けて排水勾配を形成し、このモルタル層の上に複数枚の防水シート接着剤で固着する、といった方法等が挙げられる。

しかし、上述の防水床部は、施工の際に防水シートを接着する専門職人が必要であり、また、排水勾配を形成する際に正確な左官作業が必要であるなど、防水工事に手間と時間を要していた。

そこで、より少ない工程で、外装職人が作業することができ、作業員の削減や工事期間の短縮を行い得る防水床部として、所定形状に加工された定型防面材の表面に防水層を設けて下地上に互いを隣り合わせつつ敷設し、その隣り合う定型防水面材の間の目地部分に当該定型防水面材の縁部に跨るように帯状防水シートを固着して形成された防水床部が提案されている。(例えば特許文献1)

概要

定型防水面材を用いた防水床部の改修方法であって、既存の防水床部と同じ防水仕様で施工することができ、改修工事自体をより容易にすることができるとともに、防水性能への信頼性を高めることができる防水床部の改修方法を提供する。防水床部の改修方法は、所定形状に形成され床下地3上に敷設された既設防水面材2の上に、新設防水面材4を重ねて施工する防水床部の改修方法であって、既設防水面材2の上から前記床下地3にビス7を打って、前記既設防水面材3と前記床下地3とを接合し、前記既設防水面材2の上に、当該既設防水面材2と略同一形状の新設防水面材4を嵌め合わせる。

目的

本発明は、定型防水面材を用いた防水床部の改修方法であって、既存の防水床部と同じ防水仕様で施工することができ、改修工事自体をより容易にすることができるとともに、防水性能への信頼性を高めることができる防水床部の改修方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

定形状に形成され床下地上に敷設された既設防水面材が設けられる既設の防水床部の上に、新設防水面材を重ねて施工する防水床部の改修方法であって、前記既設防水面材の上から前記床下地ビスを打って、前記既設防水面材と前記床下地とを接合し、前記既設防水面材の上に、当該既設防水面材と略同一形状の前記新設防水面材を嵌め合わせることを特徴とする防水床部の改修方法。

請求項2

前記既設の防水床部は、前記床下地上に複数の前記既設防水面材が敷設されており、互いに隣接する前記既設防水面材の目地部に沿って上方から既設帯状防水シートが前記既設防水面材の隣り合う縁部に跨って固着されたものであり、当該既設防水面材の上面の前記既設帯状防水シートが固着された位置と異なる位置に、当該既設帯状防水シートと略同じ厚さの不陸調整用帯状シートを新たに固着することを特徴とする請求項1に記載の防水床部の改修方法。

請求項3

前記不陸調整用帯状シートを、前記既設帯状防水シートが固着された位置を挟んで両側に固着することを特徴とする請求項2に記載の防水床部の改修方法。

請求項4

前記既設の防水床部は、前記既設防水面材の側縁に既設横樋が設けられたものであり、当該既設横樋の上に新設横樋を設置するとともに、前記新設横樋に形成される新設ドレイン口が前記既設横樋の既設ドレイン口と整合しており、フランジを有するドレイン管を上方から前記新設ドレイン口と前記既設ドレイン口に挿入して固定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の防水床部の改修方法。

技術分野

0001

本発明は、主として、ルーフバルコニールーフガーデン共同住宅外廊下などの建築物屋外に形成され風雨に曝される屋外床のように、防水性能を必要とする防水床部の改修方法に関する。

背景技術

0002

従来の防水床部としては、床構造材上に複数枚板材を配置して床下地を形成し、この床下地上にならしモルタル層を設けて排水勾配を形成し、このモルタル層の上に複数枚の防水シート接着剤で固着する、といった方法等が挙げられる。

0003

しかし、上述の防水床部は、施工の際に防水シートを接着する専門職人が必要であり、また、排水勾配を形成する際に正確な左官作業が必要であるなど、防水工事に手間と時間を要していた。

0004

そこで、より少ない工程で、外装職人が作業することができ、作業員の削減や工事期間の短縮を行い得る防水床部として、所定形状に加工された定型防面材の表面に防水層を設けて下地上に互いを隣り合わせつつ敷設し、その隣り合う定型防水面材の間の目地部分に当該定型防水面材の縁部に跨るように帯状防水シートを固着して形成された防水床部が提案されている。(例えば特許文献1)

先行技術

0005

特開平11−222920号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかし、上述のような定型防水面材を用いた防水床部においては、経年劣化などによる防水性能の低下があった場合などに当該防水床部を改修する場合、既設防水面材の上に複数枚の防水シートを接着剤で固着する、といった改修方法が行われており、防水シートを接着する専門職人によって防水床部の全面に防水シートを固着するため改修作業に時間がかかる問題があった。また、定型防水面材による防水仕様と異なる防水シートによる防水仕様が重ねあわされるので、異なる2つの防水仕様が想定外の悪影響を及ぼし、例えば漏水などの不具合が発生するおそれがある。また、既存の防水仕様と、改修の防水仕様とが、異なる工事業種の職人によって施工されることになるため、後に漏水などの不具合が発生した場合に、責任所在が不明確になるおそれがある。

0007

そこで本発明は、定型防水面材を用いた防水床部の改修方法であって、既存の防水床部と同じ防水仕様で施工することができ、改修工事自体をより容易にすることができるとともに、防水性能への信頼性を高めることができる防水床部の改修方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の防水床部の改修方法は、所定形状に形成され床下地上に敷設された既設防水面材が設けられる既設の防水床部の上に、新設防水面材を重ねて施工する防水床部の改修方法であって、前記既設防水面材の上から前記床下地にビスを打って、前記既設防水面材と前記床下地とを接合し、前記既設防水面材の上に、当該既設防水面材と略同一形状の前記新設防水面材を嵌め合わせることを特徴としている。

0009

本発明の防水床部の改修方法は、前記既設の防水床部は、前記床下地上に複数の前記既設防水面材が敷設されており、互いに隣接する前記既設防水面材の目地部に沿って上方から既設帯状防水シートが前記既設防水面材の隣り合う縁部に跨って固着されたものであり、当該既設防水面材の上面の前記既設帯状防水シートが固着された位置と異なる位置に、当該既設帯状防水シートと略同じ厚さの不陸調整用帯状シートを新たに固着することを特徴としている。

0010

本発明の防水床部の改修方法は、前記不陸調整用帯状シートを、前記既設帯状防水シートが固着された位置を挟んで両側に固着することを特徴としている。

0011

本発明の防水床部の改修方法は、前記既設の防水床部は、前記既設防水面材の側縁に既設横樋が設けられたものであり、当該既設横樋の上に新設横樋を設置するとともに、前記新設横樋に形成される新設ドレイン口が前記既設横樋の既設ドレイン口と整合しており、フランジを有するドレイン管を上方から前記新設ドレイン口と前記既設ドレイン口に挿入して固定することを特徴としている。

発明の効果

0012

本発明の防水床部の改修方法によると、所定形状に形成され床下地上に敷設された既設防水面材の上に、新設防水面材を重ねて施工する防水床部の改修方法であるので、同じ防水仕様が重ねあわされており、異種の防水仕様のように防水性能に想定外の影響を及ぼすおそれがなく、防水性能への信頼性を高めることができる。また、同種の防水仕様を重ね合わせることで、既設の防水床部と同じ工事の業種の職人によって施工されることになるため、後に漏水などの不具合が発生した場合の責任の所在が明確になる。また、既設防水面材の上から前記床下地にビスを打って、既設防水面材と床下地とを接合するので、既設防水面材は、床下地と一体化することになり、新設防水面材を固定する際に床下地としての役割を果たすことができる。なお、既設防水面材はビスが貫通したとしても新設防水面材で防水しているので、防水性能に問題が生じることもない。また、既設防水面材の上に、既設防水面材と略同一形状の新設防水面材を嵌め合わせているので、新たに別途改修用の定型防水面材を製造する必要がなく、部材のコストを下げることができる。

0013

本発明の防水床部の改修方法によると、既設防水面材の上面に既設帯状防水シートが固着された位置と異なる位置に、当該既設帯状防水シートと略同じ厚さの不陸調整用帯状シートを新たに固着するので、新設防水面材の下面が既設帯状防水シート及び不陸調整用帯状シートの上に載置されることとなり、新設防水面材の既設帯状防水シートの上となる部分だけが高くなる不陸が生じることを抑制でき、また、既設帯状防水シートを剥がす必要がないので改修工事をより容易なものとすることができる。

0014

本発明の防水床部の改修方法によると、不陸調整用帯状シートを、既設帯状防水シートが固着された位置を挟んで両側に固着するので不陸の発生をより確実に抑制できる。

0015

本発明の防水床部の改修方法によると、新設横樋に形成される新設ドレイン口が既設横樋の既設ドレイン口と整合し、フランジを有するドレイン管を上方から新設ドレイン口と既設ドレイン口に挿入して固定するので、ドレイン口周りの改修が容易であり、且つ、既設の竪樋などの既設ドレイン配管に確実に連通させることができる。

図面の簡単な説明

0016

既設の防水床部の全体構成を示す斜視図。
既設防水面材の目地部及び目地部の防水構造を説明する斜視図。
既設の防水床部から床下地にビスを打ち込むとともに、不陸調整用帯状シートを貼り付けた状態を示す図。
新設防水面材の構成及び新設横樋の構成を説明する図。
新設防水面材及び新設横樋を既設の防水床部の上にはめ込む状態を示す図。
新設防水面材をリベットで既設防水面材に固定する状態を示す図。
新設防水面材の目地部及び樋目地部に新設帯状防水シートを貼り付けるとともに、樋目地部の接合箇所成形防水シートを貼り付ける状態を示す図。
既設横樋及び新設横樋のドレイン口にドレイン管を挿入する状態を示す図。

実施例

0017

以下、本発明の防水床部の改修方法の最良の実施形態について、各図を参照しつつ説明する。防水床部の改修方法は、平板状で防水床部1の縁となる部分に立ち上がり部21が形成された形状の既設防水面材2を床下地3上に配置して形成された防水床部1を改修する方法である。防水床部1は、例えば、ルーフバルコニー、ルーフガーデン、共同住宅の外廊下などのように建築物の屋外に形成され風雨に曝される屋外床である。なお、防水床部1は防水性能が必要な床部であれば、屋外に限定されることなく屋内に設けられる床部であっても良い。

0018

防水床部の改修方法は、既設防水面材2の上に新設防水面材4を重ねて施工する改修方法である。まず、改修前の既設の防水床部1について、図1を参照しつつ説明する。既設の防水床部1は、床下地3上に既設防水面材2が設置されるとともに、既設防水面材2の側縁に既設横樋5が設置される構成である。

0019

既設防水面材2は、図1に示すように、表面に防水層が形成された鋼製薄板であり、壁下地6が形成されている側の端部に立ち上がり部21が設けられるように曲げ加工されている。なお壁下地6は、腰壁、掃き出し窓の下壁手摺下の壁などの防水床部1を囲うように立ち上がって配置されている壁の下地である。既設防水面材2の立ち上がり部21は図示を省略するが、壁下地6にビス固定されている。また既設防水面材2の立ち上がり部21の上端よりも上方に突き出すように立ち上がりシート22が形成されており、立ち上がりシート22は壁下地6に貼り付けられている。また、既設防水面材2の裏面には断熱材23が貼り付けられている。防水層は例えば塩化ビニルシートであり、断熱材23は例えばポリスチレン製の断熱材23である。なお、既設防水面材2の材質は、上述のものに限定されるものではなく、例えば、鋼製薄板に変えて樹脂製の薄板であってもよく、また、防水層及び断熱材23の材質も防水性断熱性を有する材料であればどのようなものであってもよい。断熱材23は左縁部から右縁部にかけて次第に厚く形成される勾配が形成されており、床下地3の上に配置される既設防水面材2は断熱材23の勾配によって僅かに傾いて形成されている。

0020

また、既設防水面材2が配置される床下地3は、建築物の躯体に取り付けられたALC水平板である。既設防水面材2は床下地3の上に複数設けられており、端部が互いに隙間を開けて対向するように隣接させてその間に目地部24が形成されている。既設防水面材2の間の目地部24には、図2に示すように、目地部24を閉塞するための目地閉塞部材26が当該目地部24に沿って設けられており、そして、目地閉塞部材26の上には、既設帯状防水シート25が既設の目地部24に沿って上方から既設防水面材2の隣り合う縁部に跨って固着されている。既設帯状防水シート25は例えば軟質塩化ビニル製シートを用いることができるが、これに限定されず防水性と耐久性を有する各種シートを用いることができる。

0021

既設の防水床部1は、既設防水面材2の側縁に既設横樋5が設けられている。既設横樋5は、四角箱樋であり、既設防水面材2の上面を流下してきた雨水を受けて、ドレイン口51を介して図示しない竪樋に流すためのものである。この既設横樋5は、上向きに開口する溝部52が形成された折板と、この折板の裏面側に設けられた断熱材54からなる。折板は、表面に防水層として軟質塩化ビニルシートが設けられた鋼製薄板を、曲げ加工したものであって、溝部52の既設防水面材2側の縁が水平方向に延出してフランジ面部55が形成され、さらに下向きに屈曲した後にフランジ面部55と平行に外側に延出して溝部52の底面部が形成されている。また、折板の既設防水面材2と逆側の側縁には水平方向に延出した後に上向きに屈曲して樋立ち上がり部56が形成されている。既設横樋5の溝部52およびフランジ面部55の裏面には、例えばポリスチレン製の断熱材54が設けられており、フランジ面部55に設けられた断熱材54の下面が床下地3の上面に当接する。既設横樋5の溝部52の底面部にはドレイン口51が形成されており、図示しない竪樋と連通している。

0022

既設防水面材2の側縁と既設横樋5のフランジ面部55の突端の間には樋目地部57が形成されている。この樋目地部57は、図2に示すように、当該樋目地部57を閉塞するための目地閉塞部材26が当該樋目地部57に沿って設けられており、そして、目地閉塞部材26の上には、樋部既設防水シート58が樋目地部57に沿って上方から既設防水面材2と既設横樋5のフランジ面部55とに跨って固着されている。樋部既設防水シート58は、既設帯状防水シート25と同一形状の例えば軟質塩化ビニル製シートを用いることができるが、これに限定されず防水性と耐久性を有する各種シートを用いることができる。

0023

以上のように形成された既設の防水床部1を改修する際には、まず、図3に示すように、既設防水床部1の既設防水面材2の上から床下地3にビス7を打って、既設防水面材2と床下地3とを接合する。このようにビス7を打ち込むことで既設防水面材2にはビス孔が形成され、既設防水面材2の上から前記床下地3にビス7を打って、既設防水面材2と床下地3とを接合するので、既設防水面材2は、床下地3と一体化することになり、後述の通り新設防水面材4を固定する際に床下地3としての役割を果たすことができる。なお、既設防水面材2はビス7が貫通したとしても新設防水面材4で防水することになるので、防水性能に問題が生じることもない。

0024

次に既設防水面材2の立ち上がり部21から上方に突き出すように壁下地6に貼り付けられている立ち上がりシート22を切断する。そして、既設防水面材2の間の目地部24に沿って設けられている既設帯状防水シート25を挟んで両側に平行に、当該既設帯状防水シート25と同じ厚さの不陸調整用帯状シート8を、既設防水面材2の上面に固着する。また、樋目地部57に沿って設けられている樋部既設防水シート58に平行に既設横樋5のフランジ面部55にも不陸調整用帯状シート8を固着する。

0025

このように、既設防水面材2の上面の既設帯状防水シート25が固着された位置を挟んで両側及び既設横樋5のフランジ面部55に不陸調整用帯状シート8を固着するので、既設防水面材2の上に重ね合わせられる新設防水面材4は、その下面が既設帯状防水シート25及び不陸調整用帯状シート8の上に載置されることとなり、新設防水面材4の上面に不陸が生じることを抑制でき、また、既設帯状防水シート25を剥がす必要がないので改修工事をより容易なものとすることができる。

0026

そして、次に、既設防水面材2の上方から、新たに新設防水面材4を嵌め合わせる。新設防水面材4は、図4及び図5に示すように、既設防水面材2と略同一形状に形成されている。新設防水面材4は、表面に例えば塩化ビニルシートの防水層が形成された鋼製薄板であり、端部に立ち上がり部41が設けられるように曲げ加工されている。また、新設防水面材4の裏面には既設防水面材2と異なり、断熱材が貼り付けられていない。

0027

また、既設横樋5の上に新設横樋9を設置する。新設横樋9は、既設横樋5の上に嵌めこんで固定可能な形状で、四角い箱樋であり、既設横樋5の溝部52に挿入できる大きさの溝部91が形成されて、表面に防水層として軟質塩化ビニルシートが設けられた鋼製薄板であり、溝部91の新設防水面材4側の縁が水平方向に延出してフランジ面部92が形成され、さらに下向きに屈曲した後にフランジ面部92と平行に外側に延出して溝部91の底面部が形成されている。また、既設防水面材2と逆側の側縁には水平方向に延出した後に上向きに屈曲して樋立ち上がり部93が形成されている。なお、新設横樋9の溝部91およびフランジ面部92の裏面には、断熱材が設けられていない。そして、新設横樋9の溝部91の底面部にはドレイン口94が形成されており、既設横樋5のドレイン口51と整合している。

0028

次に、図6に示すように、新設防水面材4同士の目地部42が設けられた縁部、及び新設防水面材4と新設横樋9との間の樋目地部95が設けられた側縁部には、リベット孔10を形成し、それぞれその下側に配置されている既設防水面材2及び既設横樋5にブラインドリベット11で固定する。また、図示していないが、新設防水面材4の立ち上がり部41及び新設横樋9の樋立ち上がり部93はそれぞれ壁下地6にビスで固定する。

0029

そして、次に、図7に示すように、新設防水面材4同士の目地部42、新設防水面材4と新設横樋9との間の樋目地部95に沿って、アルミテープを貼り付け、当該アルミテープの上に新設帯状防水シート43を貼り付ける。新設帯状防水シート43は少なくとも新設防水面材4同士の目地部42が設けられた縁部、及び新設防水面材4と新設横樋9との間の樋目地部95が設けられた側縁部に形成されてリベット11が挿入されているリベット孔10を覆うことのできる幅を有しており、当該リベット孔10への雨水の浸入を防ぐことができる位置には新設防水面材4の上面にシーリング材を介して新設帯状防水シート43が固着されている。また、新設横樋9同士の接合箇所にも、アルミテープが貼り付けられた上で、当該新設横樋9のフランジ面部92から溝部91の底面部までに、新設帯状防水シート43が貼り付けられるとともに、溝部91の底面部から樋立ち上がり部93までに、その形状に折れ曲がった状態の成形防水シート96が貼り付けられる。

0030

その後、図8に示すように、フランジを有するドレイン管44を上方から前記新設ドレイン口94と前記既設ドレイン口51に挿入して固定する。このように、本実施形態の防水床部の改修方法によると、ドレイン口94周りの改修が容易であり、且つ、既設の竪樋などの既設ドレイン配管に確実に連通させることができる。そして、新設横樋9の溝部91にフランジ面部92の高さと面一になるスロープ蓋12またはグレーチング13を配置して防水床部1の改修を終了する。

0031

以上のように、本実施形形態の防水床部の改修方法によると、既設防水面材2の上に同一形状の新設防水面材4を重ね合わせて配置するので、同じ防水仕様が重ねあわされており、異種の防水仕様のように防水性能に想定外の影響を及ぼすおそれがなく、防水性能への信頼性を高めることができる。

0032

なお、本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。

0033

本発明に係る防水床部の改修方法は、既設防水面材2からなるルーフバルコニー等の防水床部の改修に好適に用いることができる。

0034

1防水床部
2既設防水面材
3床下地
4新設防水面材
5 既設横樋
6壁下地
7ビス
8不陸調整用帯状シート
9 新設横樋
25 既設帯状防水シート
44 ドレイン管

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 山田 幸男の「 古民家の小さな日本古来の宿泊個室」が 公開されました。( 2021/01/07)

    【課題】本発明は、古民家の広間を分割してカプセルホテル形式(簡易宿泊形式)のように宿泊することができる古民家の小さな日本古来の宿泊個室を提供する。【解決手段】本発明の古民家の宿泊個室は、四隅に設けられ... 詳細

  • 住友林業株式会社の「 木造建築物の耐震構造」が 公開されました。( 2021/01/07)

    【課題】差し鴨居を撤去することなく十分な耐震補強を行うことが可能な木造建築物の耐震構造を提供する。【解決手段】本発明に係る木造建築物の耐震構造1は、太柱4aを礎石12の上に、該太柱の脚部に連結された敷... 詳細

  • 日本トリート株式会社の「 有害物質を含む塗装材の飛散防止装置、防止方法、およびその防止足場」が 公開されました。( 2021/01/07)

    【課題】 研削作業中に生じる有害物の飛散を防止する有害物飛散防止装置、有害物飛散防止方法、および有害物飛散防止足場を提供することを目的とする。【解決手段】 噴霧器120が建造物200の周囲で作業区... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ