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技術 染毛剤組成物または脱色剤組成物

出願人 タカラベルモント株式会社
発明者 細谷麻央渕上幾太郎岡本健太郎森本克則
出願日 2016年10月17日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-203748
公開日 2018年4月26日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2018-065755
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード 知覚刺激 色調表現 ヘアカラーリング 過酸化状態 酸化助剤 色持ち 補修効果 脱色力
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年4月26日)のものです。
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課題

使用による毛髪ダメージの低減と、使用時の刺激臭および皮膚刺激の低減と、良好な染色性および色持ち、または良好な脱色性とをより高いレベルで並立して達成できる染毛剤組成物または脱色剤組成物を提供する。

解決手段

以下の成分(A)、(B)および(C)を含有し、成分(A)の含有量が0.01質量%以上4.0質量%未満であり、成分(B)の含有量が2.5質量%より大きく、成分(C)の含有量が0.01質量%以上1.0質量%未満である染毛剤組成物または脱色剤組成物とする。成分(A)は炭酸塩であり、成分(B)は、塩化アンモニウム硫酸アンモニウム、およびリン酸水素二アンモニウムから選ばれる少なくとも1種であり、成分(C)は中性アミノ酸である。

概要

背景

毛髪を染色するヘアカラーリング製品として、酸化染料が配合された酸化染毛剤と、酸性染料が配合された酸性染毛料とが知られている。なかでも酸化染毛剤は永久染毛剤とも呼ばれ、ヘアカラーリング製品の主流を占めている。酸化染毛剤の基本的な構成は、パラ(p−)フェニレンジアミン硫酸トルエン−2,5−ジアミン等の染料中間体と、レゾルシンメタアミノフェノール等のカップラーとを主体とする酸化染料;過酸化水素等の酸化剤;およびアルカリ化剤である。酸化染毛剤には、1剤型、2剤型、3剤型といった種類があるが、基本的な構成は全て同じである。最も一般的である2剤型の酸化染毛剤は、通常、酸化染料およびアルカリ化剤を含有する第一剤と、酸化剤を含有する第二剤とから構成され、第一剤はアルカリ性に、第二剤は酸性に、それぞれ調製されている。第一剤のアルカリ化剤には、一般に、アンモニアアルカノールアミンが使用される。

2剤型の酸化染毛剤は、第一剤と第二剤とを混合して使用される。双方の薬剤の混合は、使用の直前に行う。混合による化学反応が始まった状態で毛髪に塗布することで、毛髪が染色される。なお、1剤型の酸化染毛剤では、水等の添加により、酸化染料、酸化剤およびアルカリ化剤を含むこの混合状態が実現する。3剤型の酸化染毛剤は、上記第一剤および第二剤とともに、さらなる薬剤を含有する第三剤により構成され、第一剤および第二剤を混合して使用する点は2剤型の酸化染毛剤と同じである。以下、2剤型により説明する。

具体的な染毛機構は、次のとおりである。第一剤と第二剤とを混合すると、アルカリ性に調製された第一剤が、第二剤の酸化剤、例えば過酸化水素、を活性化させる。この混合物を毛髪に塗布すると、アルカリ性の第一剤が毛髪のキューティクルを開き、第一剤および第二剤の双方の薬剤が毛髪内に浸透する。薬剤が浸透した毛髪内では、活性化した第二剤の酸化剤が毛髪由来メラニン色素を分解することで毛髪の脱色が進行するとともに、当該酸化剤によって第一剤に含まれる酸化染料(染料中間体およびカップラー)の酸化重合が進行して色素が形成され、当該色素による毛髪の発色が進行する。このように、酸化染毛剤による染毛では毛髪の脱色と発色とが同時に進行し、これにより、明るく幅広色調表現が可能な染毛が実現する。また、色素を形成する化学反応を毛髪内で進行させることによって、染毛後洗髪等による色落ちが抑制され、染毛の効果が持続する。

この機構は脱色剤にも利用できる。脱色剤では、酸化染毛剤と同じメカニズムで毛髪への薬剤の浸透および毛髪内のメラニン色素の分解が進行する。ただし、脱色剤は酸化染料を含有しておらず、このため、脱色剤によって毛髪の脱色のみが進行する。

このように、酸化染毛剤または脱色剤によれば、毛髪内で化学反応を進行させることにより、効果が高く、持続性のある染毛または脱色が実現する。しかし、酸化染毛剤および脱色剤を構成する薬剤がアルカリ化剤および酸化剤を含むために、使用による毛髪ダメージ頭皮への知覚刺激等が起こりうる。酸化染毛剤および脱色剤において、染毛または脱色についての上記効果を確保しながらこれらの問題を抑える種々の試みがこれまでなされている。

特許文献1には、酸化染料、アルカリ化剤および酸化剤を含有する酸化染毛剤組成物において、そのpHおよびアルカリ度を低下させることが記載されている。非特許文献1には、アルカリ化剤を含む第一剤のpHを下げることが頭皮への知覚刺激の緩和に特に有効であることが報告されている。

第一剤のpHを下げる方法として、pH緩衝剤の配合がある。特許文献2〜6には、炭酸塩をpH緩衝剤に使用した酸化染毛剤組成物が開示されている。特許文献2,4〜6には、配合した炭酸塩に由来するペルオキシモノカーボネートイオンによって、組成物のpHが下がりながらも一定の染毛力および脱色力が確保される効果も記載されている。一方、特許文献7には、酸化染毛剤組成物に炭酸塩を多く配合すると、毛髪の明度が向上する、すなわち脱色力が向上する一方で、染毛力が低下することが示されるとともに、酸化染毛剤組成物における油性成分および界面活性剤含有量比を制限することでこの問題を改善できることが開示されている。特許文献8には、アンモニア、アンモニウム塩および炭酸塩を特定の含有量比で組み合わせた酸化染毛剤組成物が開示されている。特許文献9,10には、リン酸塩を含有する酸化染毛剤組成物が開示されている。特許文献11〜13には、炭酸塩およびラジカルスカベンジャーを含有する酸化染毛剤組成物が開示されている。

概要

使用による毛髪ダメージの低減と、使用時の刺激臭および皮膚刺激の低減と、良好な染色性および色持ち、または良好な脱色性とをより高いレベルで並立して達成できる染毛剤組成物または脱色剤組成物を提供する。以下の成分(A)、(B)および(C)を含有し、成分(A)の含有量が0.01質量%以上4.0質量%未満であり、成分(B)の含有量が2.5質量%より大きく、成分(C)の含有量が0.01質量%以上1.0質量%未満である染毛剤組成物または脱色剤組成物とする。成分(A)は炭酸塩であり、成分(B)は、塩化アンモニウム硫酸アンモニウム、およびリン酸水素二アンモニウムから選ばれる少なくとも1種であり、成分(C)は中性アミノ酸である。なし

目的

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

以下の成分(A)、(B)および(C)を含有し、前記成分(A)の含有量が0.01質量%以上4.0質量%未満であり、前記成分(B)の含有量が2.5質量%より大きく、前記成分(C)の含有量が0.01質量%以上1.0質量%未満であることを特徴とする染毛剤組成物または脱色剤組成物。(A)炭酸塩(B)塩化アンモニウム硫酸アンモニウム、およびリン酸水素二アンモニウムから選ばれる少なくとも1種(C)中性アミノ酸

請求項2

前記成分(A)が、炭酸アンモニウム炭酸水素アンモニウム炭酸ナトリウム炭酸カリウム、および炭酸水素ナトリウムから選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載の染毛剤組成物または脱色剤組成物。

請求項3

前記成分(B)の含有量が2.5質量%より大きく10質量%以下である、請求項1または2に記載の染毛剤組成物または脱色剤組成物。

技術分野

0001

本発明は、毛髪化粧料一種である染毛剤組成物および脱色剤組成物に関する。より具体的に本発明は、使用による毛髪ダメージと、使用時の刺激臭および皮膚刺激とが低減されるとともに、染毛剤組成物である場合に良好な染色性および色持ち、脱色剤組成物である場合に良好な脱色性が達成された染毛剤組成物および脱色剤組成物に関する。

背景技術

0002

毛髪を染色するヘアカラーリング製品として、酸化染料が配合された酸化染毛剤と、酸性染料が配合された酸性染毛料とが知られている。なかでも酸化染毛剤は永久染毛剤とも呼ばれ、ヘアカラーリング製品の主流を占めている。酸化染毛剤の基本的な構成は、パラ(p−)フェニレンジアミン硫酸トルエン−2,5−ジアミン等の染料中間体と、レゾルシンメタアミノフェノール等のカップラーとを主体とする酸化染料;過酸化水素等の酸化剤;およびアルカリ化剤である。酸化染毛剤には、1剤型、2剤型、3剤型といった種類があるが、基本的な構成は全て同じである。最も一般的である2剤型の酸化染毛剤は、通常、酸化染料およびアルカリ化剤を含有する第一剤と、酸化剤を含有する第二剤とから構成され、第一剤はアルカリ性に、第二剤は酸性に、それぞれ調製されている。第一剤のアルカリ化剤には、一般に、アンモニアアルカノールアミンが使用される。

0003

2剤型の酸化染毛剤は、第一剤と第二剤とを混合して使用される。双方の薬剤の混合は、使用の直前に行う。混合による化学反応が始まった状態で毛髪に塗布することで、毛髪が染色される。なお、1剤型の酸化染毛剤では、水等の添加により、酸化染料、酸化剤およびアルカリ化剤を含むこの混合状態が実現する。3剤型の酸化染毛剤は、上記第一剤および第二剤とともに、さらなる薬剤を含有する第三剤により構成され、第一剤および第二剤を混合して使用する点は2剤型の酸化染毛剤と同じである。以下、2剤型により説明する。

0004

具体的な染毛機構は、次のとおりである。第一剤と第二剤とを混合すると、アルカリ性に調製された第一剤が、第二剤の酸化剤、例えば過酸化水素、を活性化させる。この混合物を毛髪に塗布すると、アルカリ性の第一剤が毛髪のキューティクルを開き、第一剤および第二剤の双方の薬剤が毛髪内に浸透する。薬剤が浸透した毛髪内では、活性化した第二剤の酸化剤が毛髪由来メラニン色素を分解することで毛髪の脱色が進行するとともに、当該酸化剤によって第一剤に含まれる酸化染料(染料中間体およびカップラー)の酸化重合が進行して色素が形成され、当該色素による毛髪の発色が進行する。このように、酸化染毛剤による染毛では毛髪の脱色と発色とが同時に進行し、これにより、明るく幅広色調表現が可能な染毛が実現する。また、色素を形成する化学反応を毛髪内で進行させることによって、染毛後洗髪等による色落ちが抑制され、染毛の効果が持続する。

0005

この機構は脱色剤にも利用できる。脱色剤では、酸化染毛剤と同じメカニズムで毛髪への薬剤の浸透および毛髪内のメラニン色素の分解が進行する。ただし、脱色剤は酸化染料を含有しておらず、このため、脱色剤によって毛髪の脱色のみが進行する。

0006

このように、酸化染毛剤または脱色剤によれば、毛髪内で化学反応を進行させることにより、効果が高く、持続性のある染毛または脱色が実現する。しかし、酸化染毛剤および脱色剤を構成する薬剤がアルカリ化剤および酸化剤を含むために、使用による毛髪ダメージや頭皮への知覚刺激等が起こりうる。酸化染毛剤および脱色剤において、染毛または脱色についての上記効果を確保しながらこれらの問題を抑える種々の試みがこれまでなされている。

0007

特許文献1には、酸化染料、アルカリ化剤および酸化剤を含有する酸化染毛剤組成物において、そのpHおよびアルカリ度を低下させることが記載されている。非特許文献1には、アルカリ化剤を含む第一剤のpHを下げることが頭皮への知覚刺激の緩和に特に有効であることが報告されている。

0008

第一剤のpHを下げる方法として、pH緩衝剤の配合がある。特許文献2〜6には、炭酸塩をpH緩衝剤に使用した酸化染毛剤組成物が開示されている。特許文献2,4〜6には、配合した炭酸塩に由来するペルオキシモノカーボネートイオンによって、組成物のpHが下がりながらも一定の染毛力および脱色力が確保される効果も記載されている。一方、特許文献7には、酸化染毛剤組成物に炭酸塩を多く配合すると、毛髪の明度が向上する、すなわち脱色力が向上する一方で、染毛力が低下することが示されるとともに、酸化染毛剤組成物における油性成分および界面活性剤含有量比を制限することでこの問題を改善できることが開示されている。特許文献8には、アンモニア、アンモニウム塩および炭酸塩を特定の含有量比で組み合わせた酸化染毛剤組成物が開示されている。特許文献9,10には、リン酸塩を含有する酸化染毛剤組成物が開示されている。特許文献11〜13には、炭酸塩およびラジカルスカベンジャーを含有する酸化染毛剤組成物が開示されている。

0009

特開2002−173418号公報
特表2008−521832号公報
特開2001−328926号公報
特表2009−526836号公報
特表2008−521924号公報
特表2008−521923号公報
特開2012−240955号公報
特開2001−206825号公報
特開2010−248158号公報
特開2012−167054号公報
特表2006−526655号公報
特開2008−266344号公報
特表2008−514615号公報

先行技術

0010

S. Hara et al., "Relationship between pH and sensory irritation caused by hair dyes", Fragrance Journal, vol.37, No.6, pp.37-42 (2009)

発明が解決しようとする課題

0011

しかし、従来の染毛剤組成物および脱色剤組成物では、使用による毛髪ダメージの低減と、使用時の刺激臭および皮膚刺激の低減と、良好な染毛性および色持ち、または良好な脱色性との実現が依然として不十分である。市場では、未だこれらの効果のより高いレベルでの並立が望まれている。本発明の目的の一つは、これらの効果をより高いレベルで並立して達成できる染毛剤組成物または脱色剤組成物の提供である。

課題を解決するための手段

0012

本発明の染毛剤組成物または脱色剤組成物は、以下の成分(A)、(B)および(C)を含有し、前記成分(A)の含有量が0.01質量%以上4.0質量%未満であり、前記成分(B)の含有量が2.5質量%より大きく、前記成分(C)の含有量が0.01質量%以上1.0質量%未満である。
(A)炭酸塩
(B)塩化アンモニウム硫酸アンモニウム、およびリン酸水素二アンモニウムから選ばれる少なくとも1種
(C)中性アミノ酸

発明の効果

0013

本発明の染毛剤組成物または脱色剤組成物では、使用による毛髪ダメージの低減と、使用時の刺激臭および皮膚刺激の低減と、良好な染毛性および色持ち、または良好な脱色性とを、従来より高いレベルで並立して達成できる。

0014

染毛剤組成物および脱色剤組成物のpHを低下させるためのpH緩衝剤として、従来、炭酸水素アンモニウム重炭酸アンモニウム)が汎用されている(例えば、特許文献2〜6等)。炭酸水素アンモニウムは、アンモニウム塩の性質と炭酸塩の性質との双方を有しており、これにより、pH緩衝剤としての作用が得られる。pHをさらに低下させることを目的として、炭酸水素アンモニウムの含有量を増加させる手法もよく採用される。しかし、本発明者らの検討によれば、炭酸水素アンモニウムの含有量が増加すると、組成物のpHが低下する一方でアルカリ値が上昇するため、却って使用による毛髪のダメージを招きやすい。

0015

また、炭酸水素アンモニウム等の炭酸塩は、染毛剤組成物および脱色剤組成物におけるペルオキシモノカーボネートイオンの供給源となるため、脱色および酸化重合による発色を促進させる作用を有するとされる。しかし、本発明者らの検討によれば、炭酸塩の含有量の増加によってペルオキシモノカーボネートイオンが過剰に産生した場合、過酸化状態が引き起こされることによって、毛髪内において一度は重合生成された色素が分解され、却って染毛性および色持ちが低下する。

0016

一方、特許文献11〜13にはラジカルスカベンジャーが記載されている。しかし、本発明者らの検討によれば、ラジカルスカベンジャーをこれらの文献において具体的に提案されている濃度で配合すると、毛髪内におけるメラニン色素の分解反応および色素を形成する酸化重合反応が却って阻害され、染毛性、色持ち、および脱色性が低下する。

0017

本発明の染毛剤組成物および本発明の脱色剤組成物では、炭酸塩に加えて、炭酸塩ではない特定のアンモニウム塩および中性アミノ酸を特定の含有量で配合することにより、使用による毛髪ダメージの低減と、使用時の刺激臭および皮膚刺激の低減と、良好な染毛性および色持ち、または良好な脱色性とを、従来の染毛剤組成物および脱色剤組成物、とりわけ、アンモニア等のアルカリ化剤とともに単に炭酸水素アンモニウムを配合した組成物に比べて、高いレベルで並立して達成できる。

0018

具体的に、本発明の染毛剤組成物および本発明の脱色剤組成物(以下、まとめて組成物(D)という)は、以下の成分(A)、(B)および(C)を含有し、成分(A)の含有量が0.01質量%以上4.0質量%未満であり、成分(B)の含有量が2.5質量%よりも大きく、成分(C)の含有量が0.01質量%以上1.0質量%未満である。
(A)炭酸塩
(B)塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、およびリン酸水素二アンモニウムから選ばれる少なくとも1種
(C)中性アミノ酸

0019

組成物(D)におけるこれらの成分(A)、(B)および(C)、ならびに含有量の組み合わせによって、上述した効果が達成される。

0020

成分(A)の炭酸塩は、組成物(D)におけるペルオキシモノカーボネートイオンの供給源となることで、組成物(D)の良好な染毛性および色持ち、または脱色性に寄与する。また、成分(A)の炭酸塩は、成分(B)のpH緩衝作用補完するように組成物(D)におけるpH緩衝作用に寄与する。

0021

組成物(D)における成分(A)の含有量は、0.01質量%以上4.0質量%未満である。この範囲において上記寄与がより確実になるとともに、使用による毛髪ダメージがより低減され、組成物としての安定性が向上する。また、組成物(D)が染毛剤組成物である場合、この範囲において、毛髪内において一度生成された色素の過剰なペルオキシモノカーボネートイオンによる分解をより確実に抑制できる。

0022

組成物(D)における成分(A)の含有量は、0.01質量%以上2.0質量%以下がより好ましい。これらの範囲において上記寄与がさらに確実になるとともに、使用による毛髪ダメージがさらに低減され、組成物としての安定性がより向上する。組成物(D)が染毛剤組成物である場合には、毛髪内において一度生成された色素の分解をより確実に抑制できる。

0023

具体的な成分(A)は限定されないが、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸ナトリウム炭酸カリウム、および炭酸水素ナトリウムから選ばれる少なくとも1種が好ましい。これらの成分(A)によれば、上記寄与および効果がより確実となる。

0024

成分(B)の特定のアンモニウム塩は、組成物(D)においてpH緩衝作用を示す。これにより、組成物(D)のpHを下げることが可能となり、使用による毛髪ダメージが低減され、使用時の刺激臭および皮膚刺激が低減される。

0025

組成物(D)における成分(B)の含有量は、2.5質量%よりも大きい。成分(B)の含有量が2.5質量%以下の場合、組成物(D)における十分なpH緩衝作用が得られない。組成物(D)における成分(B)の含有量は、2.5質量%よりも大きく10質量%以下が好ましく、3.0質量%以上7.0質量%以下がより好ましく、3.0質量%よりも大きく7.0質量%未満がさらに好ましい。これらの範囲において、組成物(D)における成分(B)のpH緩衝作用がより確実となるとともに、組成物(D)としての安定性が向上する。

0026

成分(B)は、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、およびリン酸水素二アンモニウムから選ばれる少なくとも1種である。

0027

成分(C)の中性アミノ酸は、キレート作用により、毛髪表面金属種、典型的には金属イオン、を吸着する。染毛剤および脱色剤によるメラニン色素の分解反応、ならびに染毛剤による酸化重合反応(色素形成反応、発色反応)は、毛髪に存在する金属種が触媒となって進行する。このため、成分(C)が毛髪表面の金属種を吸着することによって、毛髪表面における上記分解反応および発色反応が抑制されるとともに、金属種の存在する毛髪の内部においてこれらの反応がより確実に進行する。すなわち、成分(C)は、組成物(D)の良好な染毛性および色持ち、または脱色性に寄与する。

0028

ただし、組成物(D)における成分(C)の含有量は0.01質量%以上1.0質量%未満である。成分(C)の含有量が0.01質量%未満では上述の効果が得られないし、1.0質量%以上になると、毛髪の表面だけではなく毛髪の内部においても金属種が吸着されることで、毛髪内部における上記反応の進行を却って阻害する。組成物(D)における成分(C)の含有量は、0.1質量%以上0.6質量%以下がより好ましい。この範囲では、組成物(D)の染毛性および色持ち、または脱色性がより高くなる。

0029

これに加えて成分(C)は、組成物(D)のアルカリ値を上げることなく、そのpHを緩衝する作用を示す。また、周知のように、アミノ酸である成分(C)による毛髪の補修効果も期待できる。

0030

具体的な成分(C)は中性アミノ酸である限り限定されず、例えば、グリシンアラニンバリンロイシンイソロイシンセリントレオニンアスパラギングルタミンシステイン、およびメチオニンから選ばれる少なくとも1種である。これらの中性アミノ酸は、組成物(D)において、より確実なキレート作用(毛髪表面における金属種の吸着作用)を示す。なお、中性アミノ酸とは、側鎖が中性であるアミノ酸である。

0031

組成物(D)が含有する成分(A)、(B)および(C)はアルカリ化剤ではなく、いずれも組成物(D)に対するpH緩衝作用を示し、組成物(D)のpHの低下に寄与する。

0032

組成物(D)が含みうるアルカリ化剤は限定されない。アルカリ化剤は、例えば、アンモニア;モノエタノールアミンジエタノールアミントリエタノールアミンモノイソプロパノールアミンジイソプロパノールアミントリイソプロパノールアミン等のアルカノールアミン;有機アミン類水酸化ナトリウム水酸化カリウム等の、炭酸塩およびアンモニウム塩を除く無機アルカリ塩類であり、アンモニアおよびモノエタノールアミンから選ばれる少なくとも1種が好ましい。

0033

組成物(D)は、炭酸塩およびアンモニウム塩以外のアルカリ化剤を含有しうる。すなわち、組成物(D)は、アンモニア、アルカノールアミンのような、組成物のpHを上昇させる強い作用を示すアルカリ化剤を含有しうるが、この場合においても組成物(D)では、成分(A)、(B)および(C)の上記配合によって、上述した各効果をより高いレベルで並立して達成できる。

0034

組成物(D)は、当該組成物(D)のpHが8〜11程度となるようにアルカリ化剤を含有することが好ましい。組成物(D)は、当該組成物(D)のpHが10未満となるようにアルカリ化剤を含有することがより好ましい。

0035

染毛剤組成物である組成物(D)は、公知の酸化染料を含有しうる。この場合、組成物(D)は、酸化染毛剤組成物である。

0036

酸化染料を構成する染料中間体は、公知の染料中間体であってもよく、例えば、p−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミン、N−メチル−p−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン、N,N−ジエチル−2−メチル−p−フェニレンジアミン、N−エチル−N−(ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、クロル−p−フェニレンジアミン、2−(2’−ヒドロキシエチルアミノ)−5−アミノトルエン、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、メトキシ−p−フェニレンジアミン、2,6−ジクロル−p−フェニレンジアミン、2−クロル−6−ブロム−p−フェニレンジアミン、2−クロル−6−メチル−p−フェニレンジアミン、6−メトキシ−3−メチル−p−フェニレンジアミン、2,5−ジアミノアニソール、N−(2−ヒドロキシプロピル)−p−フェニレンジアミン、N−2−メトキシエチル−p−フェニレンジアミン等の、1種または2種以上の−NH2基、−NHR基および/または−NR2基(Rは、炭素数1〜4のアルキル基またはヒドロキシアルキル基)を有するp−フェニレンジアミン類;2,5−ジアミノピリジン誘導体;p−アミノフェノール、2−メチル−4−アミノフェノール、3−メチル−4−アミノフェノール、2−クロロ−4−アミノフェノール、3−クロロ−4−アミノフェノール、2,6−ジメチル−4−アミノフェノール、3,5−ジメチル−4−アミノフェノール、2,3−ジメチル−4−アミノフェノール、2,5−ジメチル−4−アミノフェノール、2,4−ジアミノフェノール、5−アミノサリチル酸等のp−アミノフェノール類およびo−アミノフェノール類;o−フェニレンジアミン類である。

0037

酸化染料を構成するカップラーは、公知のカップラーであってもよく、例えば、α−ナフトール、o−クレゾールm−クレゾール、2,6−ジメチルフェノール、2,5−ジメチルフェノール、3,4−ジメチルフェノール、3,5−ジメチルフェノール、ベンズカテキンピロガロール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、1,7−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノ−2−メチルフェノール、5−(2’−ヒドロキシエチルアミノ)−4−メトキシ−2−メチルフェノール、ヒドロキノン、2,4−ジアミノアニソール、m−トルイレンジアミン、4−アミノフェノール、レゾルシン、レゾルシンモノメチルエーテルm−フェニレンジアミン、1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾロン、1−フェニル−3−アミノ−5−ピラゾロン、1−フェニル−3,5−ジケトピラゾリジン、1−メチル−7−ジメチルアミノ−4−ヒドロキシ−2−キノロン、m−アミノフェノール、4−クロロレゾルシン、2−メチルレゾルシン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、2,6−ジアミノピリジン、3,5−ジアミノトリフロロメチルベンゼン、2,4−ジアミノフロロベンゼン、3,5−ジアミノフロロベンゼン、2,4−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジン、2,4,6−トリアミノピリミジン、2−アミノ−4,6−ジヒドロキシピリミジン、4−アミノ−2,6−ジヒドロキシピリミジン、4,6−ジアミノ−2−ヒドロキシピリミジンである。

0038

組成物(D)が含有しうる酸化剤は、公知の酸化剤であってもよく、例えば、過酸化水素、過酸化尿素アルカリ金属臭素酸塩、アルカリ金属の過酸塩(過臭素酸塩、過硫酸塩、過ホウ酸塩等)であり、過酸化水素が好ましい。

0039

組成物(D)は、本発明の効果が得られる限り、上述した成分以外の任意の成分を含有しうる。任意の成分は、公知の染毛剤組成物または脱色剤組成物が含有する成分でありうる。

0040

任意の成分の一例は低級アルコール高級アルコール多価アルコール等のアルコール類である。低級アルコールは、例えば、エタノールイソプロパノールである。高級アルコールは、例えば、ラウリルアルコールミリスチルアルコールセチルアルコールステアリルアルコールである。多価アルコールは、ポリエチレングリコールグリセリンポリグリセリン、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−オクタンジオールである。

0041

任意の成分の別の一例は、高級脂肪酸脂肪酸エステル、および油脂類である。高級脂肪酸は、例えば、ラウリン酸ミリスチン酸ステアリン酸オレイン酸である。脂肪酸エステルは、例えば、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸イソステアリルステアリン酸ステアリルである。油脂は、例えば、アボガド油オリーブ油サフラワー油硬化油等の動植物油である。

0042

任意の成分の別の一例は、ノニオン界面活性剤カチオン界面活性剤アニオン界面活性剤両性界面活性剤等の界面活性剤である。

0047

組成物(D)は、その他、カチオン性高分子フッ素化合物シリコーン類加水分解ペプチドキレート剤酸化防止剤、増粘・ゲル化剤抗炎症剤紫外線吸収剤植物抽出エキス溶剤防腐剤香料、水等を、目的に応じて適量で含有しうる。

0048

組成物(D)は、1剤型とすることも多剤型とすることもできる。多剤型の1種である2剤型の組成物(D)は、例えば、成分(A)、(B)および(C)ならびにアルカリ化剤を含有する第一剤と、酸化剤を含有する第二剤とから構成される。成分(A)、(B)および(C)は、第二剤に含まれていても、第一剤と第二剤との双方に分散して含まれていてもよい。染毛剤組成物である2剤型の組成物(D)は、第一剤がさらに酸化染料を含んでいる。組成物(D)は、上記第一剤および第二剤と、例えば酸化助剤を含む第三剤とから構成される3剤型とすることもできる。1剤型の組成物(D)は、例えば、成分(A)、(B)および(C)、ならびにアルカリ化剤および酸化剤(染毛剤組成物である場合は、さらに酸化染料)を含む粉末状の組成物であり、水等の添加によって、毛髪を染色または脱色する化学反応が進行する状態となる。

0049

組成物(D)の剤型は限定されず、公知の剤型を採用でき、例えば、ジェル状液体状、フォーム状ペースト状、クリーム状である。好ましい剤型は、ペースト状、クリーム状である。

0050

以下、実施例により、本発明をさらに詳細に説明する。本発明は、以下の実施例に限定されない。

0051

[染毛剤組成物]
セタノール5.0質量%、ミリスチン酸イソプロピル1.0質量%、蜜蝋2.0質量%、ポリオキシエチレンオレイルアルコール2.0質量%、ラウリル硫酸ナトリウム1.0質量%、アスコルビン酸5.0質量%、強アンモニア水7.0質量%、パラフェニレンジアミン1.0質量%、レゾルシン0.3質量%、およびメタアミノフェノール0.5質量%からなる基本組成に、成分(A)として炭酸水素アンモニウム(重炭酸アンモニウム)、成分(B)として塩化アンモニウム、および成分(C)としてグリシンを、それぞれ以下の表1〜10に示す含有量で含む、実施例および比較例の各第一剤を調製した。調製した第一剤における残部は、精製水および適量の香料である。

0052

これとは別に、実施例および比較例の各第一剤と組み合わせる第二剤として、リン酸によりpH3.0に調製した過酸化水素水溶液(過酸化水素の濃度5.8質量%)を調製した。

0053

このように調製した第一剤と第二剤とを質量比1:1にて混合して染毛剤組成物とし、この組成物が示す、毛髪の染色性(染毛性)、染毛後の色持ち、施術後の毛髪の感触、刺激臭、および皮膚刺激性を、以下の方法により評価した。評価結果を、表1〜10に示す。なお、各表の「成分」の欄における(A)〜(C)の表記は、成分(A)〜(C)に対応する。「−」の表記は、当該成分を含有しないことを意味する。

0054

<染色性>
人毛毛束に対して作製した染毛剤組成物による染毛処理を常法により実施し、施術後の当該毛束について、パネラー10名が目視により、その染色性の高さを評価した。「染色性が高い」と評価したパネラーが8名以上であった場合を「◎」、6〜7名であった場合を「○」、4〜5名であった場合を「△」、3名以下であった場合を「×」とした。

0055

<色持ち>
染毛剤組成物による上記施術後の毛束をシャンプー溶液中で1時間褪色処理した。褪色処理後の当該毛束について、パネラー10名が目視により、その色持ちの良さを評価した。「色持ちが良い」と評価したパネラーが8名以上であった場合を「◎」、6〜7名であった場合を「○」、4〜5名であった場合を「△」、3名以下であった場合を「×」とした。

0056

<感触>
染毛剤組成物による上記施術後の毛束について、パネラー10名が手で触れることにより、その感触の良さを評価した。「感触が良い」と評価したパネラーが8名以上であった場合を「◎」、6〜7名であった場合を「○」、4〜5名であった場合を「△」、3名以下であった場合を「×」とした。

0057

<刺激臭>
染毛剤組成物による上記施術後の毛束の臭いについて、臭いの評価を専門とする10名のパネラーが評価した。アンモニアの臭いがほとんど感じられないと評価したパネラーが8名以上であった場合を「◎」、6〜7名であった場合を「○」、4〜5名であった場合を「△」、3名以下であった場合を「×」とした。

0058

<皮膚刺激性>
パネラー10名の上腕部に作製した染毛剤組成物を塗布し、塗布から10分経過した時点において各パネラーが塗布部に感じる刺激を評価した。刺激がほとんど感じられないと評価したパネラーが8名以上であった場合を「◎」、6〜7名であった場合を「○」、4〜5名であった場合を「△」、3名以下であった場合を「×」とした。

0059

0060

0061

0062

0063

0064

0065

0066

0067

0068

0069

表1および表2〜10に示すように、成分(A)、(B)および(C)を上述の含有量の範囲で含有する実施例の染毛剤組成物では、使用による毛髪ダメージの低減と、使用時の刺激臭および皮膚刺激の低減と、良好な染毛性および色持ちとを、より高いレベルで並立して達成できた。また、実施例の染毛剤組成物では、成分(C)の含有量が0.5質量%である場合に、この効果が最も強くなった。一方、成分(A)、(B)および(C)の少なくとも1つを含有しない比較例の染毛剤組成物、ならびに成分(A)、(B)および(C)を含有するが、成分(A)、成分(B)および成分(C)から選ばれる少なくとも1つの成分の含有量が上述の範囲から外れた比較例の染毛剤組成物では、たとえ成分(A)、(B)および(C)の全てを含有する場合においても、この効果を得ることができず、染色性、色持ち、ダメージ低減(感触)、刺激臭、および皮膚刺激から選ばれる少なくとも1つの性能が低下した。例えば、成分(A)である重炭酸アンモニウムおよび成分(B)である塩化アンモニウムの含有量が実施例と同じであるが、成分(C)であるグリシンの含有量が1.0質量%である比較例32では、染色性および色持ちが低下した。

0070

[脱色剤組成物]
セタノール5.0質量%、ミリスチン酸イソプロピル1.0質量%、蜜蝋2.0質量%、ポリオキシエチレンオレイルアルコール2.0質量%、ラウリル硫酸ナトリウム1.0質量%、アスコルビン酸5.0質量%、および強アンモニア水7.0質量%からなる基本組成に、成分(A)として炭酸水素アンモニウム(重炭酸アンモニウム)、成分(B)として塩化アンモニウム、および成分(C)としてグリシンを、それぞれ以下の表11〜20に示す含有量で含む、実施例および比較例の各第一剤を調製した。調製した第一剤における残部は、精製水および適量の香料である。

0071

これとは別に、実施例および比較例の各第一剤と組み合わせる第二剤として、リン酸によりpH3.0に調製した過酸化水素水溶液(過酸化水素の濃度5.8質量%)を調製した。

0072

このように調製した第一剤と第二剤とを質量比1:1にて混合して脱色剤組成物とし、この組成物が示す、毛髪の脱色性、施術後の毛髪の感触、刺激臭、および皮膚刺激性を、以下の方法により評価した。評価結果を、表11〜20に示す。なお、各表の「成分」の欄における(A)〜(C)の表記は、成分(A)〜(C)に対応する。「−」の表記は、当該成分を含有しないことを意味する。

0073

<脱色性>
人毛の毛束に対して作製した脱色剤組成物による脱色処理を常法により実施し、施術後の当該毛束について、パネラー10名が目視により、その脱色性の高さを評価した。「脱色性が高い」と評価したパネラーが8名以上であった場合を「◎」、6〜7名であった場合を「○」、4〜5名であった場合を「△」、3名以下であった場合を「×」とした。

0074

<感触>
脱色剤組成物による上記施術後の毛束について、パネラー10名が手で触れることにより、その感触の良さを評価した。「感触が良い」と評価したパネラーが8名以上であった場合を「◎」、6〜7名であった場合を「○」、4〜5名であった場合を「△」、3名以下であった場合を「×」とした。

0075

<刺激臭>
脱色剤組成物による上記施術後の毛束の臭いについて、臭いの評価を専門とする10名のパネラーが評価した。アンモニアの臭いがほとんど感じられないと評価したパネラーが8名以上であった場合を「◎」、6〜7名であった場合を「○」、4〜5名であった場合を「△」、3名以下であった場合を「×」とした。

0076

<皮膚刺激性>
パネラー10名の上腕部に作製した脱色剤組成物を塗布し、塗布から10分経過した時点において各パネラーが塗布部に感じる刺激を評価した。刺激がほとんど感じられないと評価したパネラーが8名以上であった場合を「◎」、6〜7名であった場合を「○」、4〜5名であった場合を「△」、3名以下であった場合を「×」とした。

0077

0078

0079

0080

0081

0082

0083

0084

0085

0086

実施例

0087

表11および表12〜20に示すように、成分(A)、(B)および(C)を上述の含有量の範囲で含有する実施例の脱色剤組成物では、使用による毛髪ダメージの低減と、使用時の刺激臭および皮膚刺激の低減と、良好な脱色性とを、より高いレベルで並立して達成できた。また、実施例の脱色剤組成物では、成分(C)の含有量が0.5質量%である場合に、最もこの効果が強くなった。一方、成分(A)、(B)および(C)の少なくとも1つを含有しない比較例の脱色剤組成物、ならびに成分(A)、(B)および(C)を含有するが、成分(A)、成分(B)および成分(C)から選ばれる少なくとも1つの成分の含有量が上述の範囲から外れる比較例の脱色剤組成物では、たとえ成分(A)、(B)および(C)の全てを含有する場合においても、この効果を得ることができず、脱色性、ダメージ低減(感触)、刺激臭、および皮膚刺激から選ばれる少なくとも1つの特性が低下した。例えば、成分(A)である重炭酸アンモニウムおよび成分(B)である塩化アンモニウムの含有量が実施例と同じであるが、成分(C)であるグリシンの含有量が1.0質量%である比較例82では、脱色性が低下した。

0088

本発明の組成物によれば、使用による毛髪ダメージの低減と、使用時の刺激臭および皮膚刺激の低減と、良好な染毛性および色持ち、または良好な脱色性とをより高いレベルで並立した毛髪の染色または脱色が可能となる。

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