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技術 点字鋲およびその施工方法

出願人 株式会社エム・アンド・エフ
発明者 藤田真澄美
出願日 2016年10月14日 (2年9ヶ月経過) 出願番号 2016-202532
公開日 2018年4月19日 (1年3ヶ月経過) 公開番号 2018-062817
状態 特許登録済
技術分野 道路標識、道路標示
主要キーワード 星型多角形 試験種類 通路床面 中空タイプ 接着剤注入用 全ねじボルト 正五角形 穴部内
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年4月19日)のものです。
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図面 (17)

課題

取付面から脱落してしまうのを抑えることができる点字鋲およびその施工方法を提供する。

解決手段

点字鋲1は、取付面(床材50の表面50A)から突出する鋲本体10と、鋲本体10から下方に延出する脚部20とを有し、脚部20は、外周面20Aに形成された螺旋状の溝部22と、先端面20Bに形成された多角形状の穴部23とを有する。また、点字鋲1の施工方法は、点字鋲1を取付面に取り付ける方法であって、取付面に脚部20を差し込むための第1の穴51Hを形成する穴形成工程と、第1の穴51Hから接着剤30を注入して接着剤溜まりを設ける第1工程、および、点字鋲1の穴部23内に接着剤30を塗布する第2工程を含む塗布工程と、点字鋲1の脚部20を第1の穴51Hに差し込んで脚部20の先端部21Aを接着剤溜まりにつける取付工程とを有する。

概要

背景

従来より、屋外歩道上や屋内通路床面に設置され、視覚障害者などのために、進行方向や停止位置などの案内機能を果す誘導標識鋲(点字鋲)が知られている(特許文献1)。特許文献1の点字鋲は、点状の鋲本体と、その下面に突設たねじ付き脚部を備えており、取付面に取付穴を形成して接着剤流し込んだ後、取付穴にねじ付き脚部を挿入して固定することで取付面に設置される。

概要

取付面から脱落してしまうのを抑えることができる点字鋲およびその施工方法を提供する。点字鋲1は、取付面(床材50の表面50A)から突出する鋲本体10と、鋲本体10から下方に延出する脚部20とを有し、脚部20は、外周面20Aに形成された螺旋状の溝部22と、先端面20Bに形成された多角形状の穴部23とを有する。また、点字鋲1の施工方法は、点字鋲1を取付面に取り付ける方法であって、取付面に脚部20を差し込むための第1の穴51Hを形成する穴形成工程と、第1の穴51Hから接着剤30を注入して接着剤溜まりを設ける第1工程、および、点字鋲1の穴部23内に接着剤30を塗布する第2工程を含む塗布工程と、点字鋲1の脚部20を第1の穴51Hに差し込んで脚部20の先端部21Aを接着剤溜まりにつける取付工程とを有する。

目的

本発明は、取付面から脱落してしまうのを抑えることができる点字鋲およびその施工方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

取付面から突出する鋲本体と、前記鋲本体から下方に延出する脚部とを有し、前記脚部が、外周面に形成された螺旋状の溝部と、先端面に形成された多角形状の穴部とを有する点字鋲を取付面に取り付ける点字鋲の施工方法であって、前記取付面に前記脚部を差し込むための第1の穴を形成する穴形成工程と、前記第1の穴から接着剤注入して接着剤溜まりを設ける第1工程と、前記点字鋲の前記穴部内に接着剤を塗布する第2工程とを含む塗布工程と、前記点字鋲の前記脚部を前記第1の穴に差し込んで前記脚部の少なくとも先端部を前記接着剤溜まりにつける取付工程と、を有することを特徴とする点字鋲の施工方法。

請求項2

前記取付面は、上下に所定の間隔をあけて配置された上板下板を有する床材の、前記上板の上面であり、前記穴形成工程では、前記上板に貫通する前記第1の穴を形成し、前記第1工程では、前記第1の穴から接着剤を注入して前記下板の上面の前記第1の穴と対向する部分に前記接着剤溜まりを設け、前記塗布工程は、前記第1の穴の内周面および前記脚部の前記内周面と対向する部分の少なくとも一方に接着剤を塗布する第3工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の点字鋲の施工方法。

請求項3

前記穴形成工程では、さらに、前記下板の上面の前記第1の穴と対向する部分に貫通しない第2の穴を形成することを特徴とする請求項2に記載の点字鋲の施工方法。

請求項4

前記取付工程の後に、前記点字鋲を1回以上回転させる回転工程を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の点字鋲の施工方法。

請求項5

取付面から突出する鋲本体と、前記鋲本体から下方に延出する脚部とを有する点字鋲であって、前記脚部は、外周面に形成された螺旋状の溝部と、先端面に形成された多角形状の穴部とを有することを特徴とする点字鋲。

技術分野

0001

本発明は、取付面から突出する鋲本体と、鋲本体から下方に延出する脚部とを有する点字鋲およびその施工方法に関する。

背景技術

0002

従来より、屋外歩道上や屋内通路床面に設置され、視覚障害者などのために、進行方向や停止位置などの案内機能を果す誘導標識鋲(点字鋲)が知られている(特許文献1)。特許文献1の点字鋲は、点状の鋲本体と、その下面に突設たねじ付き脚部を備えており、取付面に取付穴を形成して接着剤流し込んだ後、取付穴にねじ付き脚部を挿入して固定することで取付面に設置される。

先行技術

0003

特開平9−294764号公報(図1(b))

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、脚部にねじが形成された従来の点字鋲は、回転すると取付面から抜ける方向に力が働き、取付面から脱落してしまうおそれがある。

0005

そこで、本発明は、取付面から脱落してしまうのを抑えることができる点字鋲およびその施工方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

前記した目的を達成するため、本発明の点字鋲の施工方法は、取付面から突出する鋲本体と、前記鋲本体から下方に延出する脚部とを有し、前記脚部が、外周面に形成された螺旋状の溝部と、先端面に形成された多角形状の穴部とを有する点字鋲を取付面に取り付ける点字鋲の施工方法であって、前記取付面に前記脚部を差し込むための第1の穴を形成する穴形成工程と、前記第1の穴から接着剤を注入して接着剤溜まりを設ける第1工程、および、前記点字鋲の前記穴部内に接着剤を塗布する第2工程を含む塗布工程と、前記点字鋲の前記脚部を前記第1の穴に差し込んで前記脚部の少なくとも先端部を前記接着剤溜まりにつける取付工程と、を有することを特徴とする。

0007

このような方法によれば、多角形状の穴部内に塗布された接着剤が、接着剤溜まりの接着剤とつながって固まることで、固まった接着剤が点字鋲の回り止めとなるので、取付後に点字鋲が回転してしまうのを抑えることができる。これにより、点字鋲が取付面から脱落してしまうのを抑えることができる。

0008

前記した点字鋲の施工方法において、前記取付面は、上下に所定の間隔をあけて配置された上板下板を有する床材の、前記上板の上面であり、前記穴形成工程では、前記上板に貫通する前記第1の穴を形成し、前記第1工程では、前記第1の穴から接着剤を注入して前記下板の上面の前記第1の穴と対向する部分に前記接着剤溜まりを設け、前記塗布工程は、前記第1の穴の内周面および前記脚部の前記内周面と対向する部分の少なくとも一方に接着剤を塗布する第3工程を含むものとすることができる。

0009

これによれば、点字鋲を、上下に所定の間隔をあけて配置された上板と下板を有する床材に取り付けたときには、接着剤により、脚部の基端部が床材の上板に固定され、脚部の先端部が床材の下板に固定されるので、取付面に点字鋲を強固に取り付けることができる。

0010

前記した点字鋲の施工方法において、前記穴形成工程では、さらに、前記下板の上面の前記第1の穴と対向する部分に貫通しない第2の穴を形成するものとすることができる。

0011

これによれば、接着剤と下板との接触面積を大きくできるので、取付面に点字鋲をより強固に取り付けることができる。

0012

前記した点字鋲の施工方法は、前記取付工程の後に、前記点字鋲を1回以上回転させる回転工程を行うものとすることができる。

0013

これによれば、点字鋲に塗布された接着剤と、接着剤溜まりの接着剤とが混ざり合って一体化するので、取付面に点字鋲を強固に取り付けることができる。

0014

また、前記した目的を達成するため、本発明の点字鋲は、取付面から突出する鋲本体と、前記鋲本体から下方に延出する脚部とを有する点字鋲であって、前記脚部は、外周面に形成された螺旋状の溝部と、先端面に形成された多角形状の穴部とを有することを特徴とする。

0015

このような構成によれば、例えば、取付面に形成した穴に接着剤を注入し、点字鋲の脚部を差し込んで取り付ける際に、多角形状の穴部内に接着剤が入り込むことで、接着剤が固まった後に、接着剤が点字鋲の回り止めとなるので、取付後に点字鋲が回転してしまうのを抑えることができる。これにより、点字鋲が取付面から脱落してしまうのを抑えることができる。

発明の効果

0016

本発明によれば、点字鋲が取付面から脱落してしまうのを抑えることができる。

図面の簡単な説明

0017

一実施形態に係る点字鋲の斜視図(a),(b)である。
点字鋲を床材に取り付けた状態を示す図である。
床材の断面図である。
実施形態に係る穴形成工程の説明図である。
実施形態に係る塗布工程の説明図(a),(b)である。
実施形態に係る取付工程の説明図である。
実施形態に係る回転工程の説明図である。
変形例に係る穴形成工程の説明図である。
変形例に係る塗布工程の説明図である。
変形例に係る取付工程の説明図である。
点字鋲の先端面に形成された穴部の変形例を示す図(a)〜(e)である。
変形例に係る点字鋲の斜視図(a),(b)である。
点字鋲を中空タイプの床材に取り付けた実施例を示す図(a)と、比較例を示す図(b)である。
点字鋲を無垢タイプの床材に取り付けた実施例を示す図(a)と、比較例を示す図(b)である。
点字鋲を下板に第2の穴を形成していない床材に取り付けた実施例を示す図である。
引張強度試験の結果を示すグラフである。

0018

以下、発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a),(b)に示すように、一実施形態に係る点字鋲1は、鋲本体10と、脚部20とを有している。

0019

図2に示すように、鋲本体10は、点字鋲1が床材50などに取り付けられたときに取付面としての床材50の表面50A(上板51の上面)から突出する部分であり、扁平な円錐台状に形成されている。鋲本体10の高さ(厚さ)は、一例として、5mmなどとすることができる。また、鋲本体10の下面10Bの直径は、一例として、22〜23mmなどとすることができ、上面10Aの直径は、一例として、12〜13mmなどとすることができる。

0020

脚部20は、鋲本体10の下面10Bの中央から下方に向けて延出する部分であり、略円柱状に形成されている。脚部20は、外周面20Aに螺旋状の溝部22が形成されている。言い換えると、脚部20の外周面20Aには、ねじ山ねじ溝)が形成されている。また、脚部20は、先端面20B(下端面)に多角形状の穴部23が形成されている。穴部23は、脚部20の先端面20Bから基端部21B(上端部)に向けて凹む有底の穴として形成されている。穴部23は、先端面20Bに直交する方向から見て、正六角形状に形成されている(図1(b)参照)。

0021

脚部20の長さは、従来の点字鋲(例えば、株式会社エムアンドエフ、JL22−S−R)の脚部の長さが15mmであるのに対し、一例として、20mm以上、望ましくは23.5mm以上、より望ましくは25mm以上とすることができる。なお、点字鋲1は、床材50などの取付箇所に強固に取り付けることができることが望まれるため、脚部20は、先端部21A(下端部)が床材50の裏面50Bから突出しないことが望ましい。そのため、脚部20の長さは、床材50の厚さよりも小さいことが望ましく、例えば、20mm未満であっても構わない。また、脚部20の直径は、一例として、5.5〜10mmなどとすることができる。

0022

また、脚部20の先端面20Bに形成された穴部23の深さは、一例として、2〜6mmなどとすることができる。また、穴部23の大きさ、例えば、穴部23の外接円の直径(本実施形態では、正六角形の対向する頂点同士を結んだ対角線の長さ)は、一例として、2.5〜6mmなどとすることができる。

0023

点字鋲1は、金属や樹脂などから形成されている。金属としては、例えば、ステンレス真鍮アルミニウムなどを挙げることができ、樹脂としては、例えば、ポリカーボネートポリアセタールポリウレタン合成ゴムなどを挙げることができる。なお、鋲本体10と脚部20は、同じ材料から形成されていてもよいし、異なる材料から形成されていてもよい。例えば、鋲本体10と脚部20は、金属または樹脂から一体成形で形成されていてもよい。また、例えば、鋲本体10が樹脂から形成され、脚部20が金属から形成されていてもよい。また、鋲本体10と脚部20は、別部品として形成され、例えば、鋲本体10に脚部20を取り付けることで点字鋲1となる構成であってもよい。

0024

次に、実施形態に係る点字鋲1の施工方法、具体的には、点字鋲1を床材50の表面50A(取付面)に取り付けて固定する方法について説明する。

0025

図3に示すように、床材50は、一例として、上板51と、下板52と、複数の連結部53とを主に有して構成されている。上板51と下板52は、上下に所定の間隔をあけて配置されており、連結部53は、上下に延びて上板51と下板52とをつなぐように設けられている。床材50は、例えば、木材(天然木)、樹脂、木材と樹脂の複合材などから形成されている。床材50は、例えば、ウッドデッキなどのデッキベランダバルコニー遊歩道などに使用することができる。

0026

このような床材50に点字鋲1を取り付けるときには、まず、図4に示すように、床材50に穴51H,52Hを形成する穴形成工程を行う。具体的に、穴形成工程では、木工用のドリルT1などを用いて、上板51に点字鋲1の脚部20を差し込むための貫通する第1の穴51H(貫通穴)を形成するとともに、下板52の上面52Aのうち第1の穴51Hと対向する部分に貫通しない第2の穴52H(凹部)を形成する。穴51H,52Hの直径は、脚部20の直径よりも若干大きく、一例として、6.5mm程度とすることができる。また、第2の穴52Hの深さは、一例として、下板52の厚さが5.5mmである場合、3mm程度とすることができる。

0027

次に、図5(a),(b)に示すように、床材50と点字鋲1に接着剤30を塗布する塗布工程を行う。具体的に、塗布工程では、図5(a)に示すように、上板51の第1の穴51Hから接着剤注入用ノズルT2を挿入し、接着剤30を注入して下板52の上面52Aの第1の穴51Hと対向する部分、詳しくは、第2の穴52H内とその周辺部に接着剤溜まり30Pを設ける(第1工程)。

0028

また、図5(b)に示すように、点字鋲1の、鋲本体10の下面10Bと、脚部20の第1の穴51Hの内周面と対向する部分である基端部21Bに接着剤30を塗布する(第3工程)。また、点字鋲1の脚部20の先端部21Aに接着剤30を塗布する。先端部21Aに接着剤30を塗布するときには、先端部21Aの外周面20Aと先端面20Bだけではなく、先端面20Bに形成された穴部23の内部にも接着剤30を充填するように塗布する(第2工程)。

0029

なお、ここでは、床材50に接着剤30を塗布した後に、点字鋲1に接着剤30を塗布するという順番で説明を行ったが、点字鋲1に接着剤30を塗布した後に、床材50に接着剤30を塗布するという順番であっても構わない。さらに言えば、第1工程、第2工程、第3工程を行う順番は任意である。

0030

接着剤30は、点字鋲1と床材50(取付面)の材質に合わせて適宜選択することができるが、一例として、二液エポキシ系接着剤などを用いることができる。

0031

次に、図6に示すように、点字鋲1を床材50に取り付ける取付工程を行う。具体的に、取付工程では、点字鋲1の脚部20を第1の穴51Hに差し込んで、脚部20の先端部21Aを接着剤溜まり30Pにつけるとともに、鋲本体10の下面10Bを床材50の表面50Aにつける。

0032

そして、取付工程の後に、図7に示すように、点字鋲1に塗布した接着剤30と、床材50に塗布した接着剤30とを一体化させる回転工程を行う。具体的に、回転工程では、鋲本体10を掴むなどして点字鋲1を1回以上(360°以上)、一例として、2〜3回、回転させ、脚部20の先端部21Aに塗布した接着剤30と、下板52に塗布した接着剤30とを混ぜ合わせて一体化させる。また、点字鋲1を回転させることで、脚部20の基端部21Bに塗布した接着剤30を、上板51の第1の穴51Hの内周面の全周にわたって付着させることができる。

0033

そして、図2に示すように、接着剤30が硬化したら、点字鋲1の床材50への取り付け(施工)が完了する。

0034

以上説明した本実施形態によれば、床材50に形成した穴51H,52Hに接着剤30を注入し、点字鋲1の脚部20を差し込んで取り付ける際に、正六角形状の穴部23内に接着剤30が入り込んでいることで、接着剤30が固まった後に、接着剤30が点字鋲1の回り止めとなる。詳しくは、点字鋲1は、脚部20の外周面20Aに螺旋状の溝部22(ねじ山)が形成されているため、仮に回転すると床材50から抜ける方向に力が働くこととなるが、本実施形態では、正六角形状の穴部23内に塗布された接着剤30が、接着剤溜まり30Pの接着剤30とつながって固まることで、固まった接着剤30が点字鋲1の回り止めとなる。これにより、床材50への取付後に点字鋲1が回転してしまうのを抑えることができるので、点字鋲1が床材50(取付面)から脱落してしまうのを抑えることができる。

0035

また、点字鋲1を、上下に所定の間隔をあけて配置された上板51と下板52を有する床材50に取り付けたときには、接着剤30により、脚部20の基端部21Bが床材50の上板51に固定され、脚部20の先端部21Aが床材50の下板52に固定されるので、床材50に点字鋲1を強固に取り付けることができる。

0036

特に、本実施形態では、下板52の上面52Aの第1の穴51Hと対向する部分に第2の穴52Hを形成し、第2の穴52H内とその周辺部に接着剤30を塗布しているので、接着剤30と下板52との接触面積を大きくすることができるため、床材50に点字鋲1をより強固に取り付けることができる。

0037

また、本実施形態では、点字鋲1を床材50に差し込んで取り付けた後に、点字鋲1を1回以上回転させるので、点字鋲1の脚部20の先端部21Aに塗布された接着剤30と、接着剤溜まり30Pの接着剤30とが混ざり合って一体化するため、床材50に点字鋲1を強固に取り付けることができる。

0038

また、点字鋲1の穴部23が内周面に6つ(複数)の隅部を有する正六角形状であるので、接着剤30が固まった後に点字鋲1が回転してしまうのをより確実に抑えることができる。これにより、点字鋲1が床材50から脱落してしまうのを効果的に抑えることができる。

0039

以上、実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、下記のように発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。

0040

例えば、図2を参考にして説明すると、点字鋲1は、床材50に取り付けられたときに、脚部20の先端部21Aが、下板52の第2の穴52H内に入り込んでいてもよい。言い換えると、脚部20の長さは、点字鋲1が床材50に取り付けられたときに、先端部21Aが下板52の第2の穴52H内に入り込むような長さであってもよい。

0041

また、前記実施形態では、点字鋲1を床材50に取り付けるときに、接着剤30を、点字鋲1の、鋲本体10の下面10Bと、脚部20の基端部21Bと、穴部23内を含む脚部20の先端部21Aに塗布したが、これに限定されない。言い換えると、点字鋲1の穴部23内に接着剤30が入り込めば、接着剤30の塗布場所や塗布方法などは特に問わない。

0042

例えば、接着剤30を、穴部23内を含む脚部20の全体に塗布してもよい。
また、接着剤30を、点字鋲1の、鋲本体10の下面10Bには塗布せずに、脚部20だけに塗布してもよい。これによれば、点字鋲1を床材50に取り付けたときに、接着剤30が鋲本体10の下面10Bと床材50の表面50Aとの間からはみ出にくくなるので、はみ出た接着剤30を拭き取るなどの手間を省くことができる。

0043

また、接着剤30を、点字鋲1については穴部23内だけに塗布し、基端部21Bに塗布する代わりに床材50の第1の穴51Hの内周面に塗布してもよい。
また、接着剤30を、第1の穴51Hの内周面および基端部21Bの両方に塗布してもよい。この場合には、点字鋲1を床材50に取り付けた後に、点字鋲1を1回以上回転させる回転工程を行うことで、第1の穴51Hの内周面に塗布した接着剤30と、基端部21Bに塗布した接着剤30とが混ざり合い、一体化させることができるので、床材50に点字鋲1をより強固に取り付けることができる。

0044

また、前記実施形態では、接着剤30を、穴部23内に充填するように塗布したが、これに限定されず、穴部23内に充填しなくてもよい。補足すると、接着剤30は、少なくとも穴部23の内周面に塗ってあればよい。

0045

また、前記実施形態では、上板51の第1の穴51Hや下板52の第2の穴52Hの直径が、脚部20の直径よりも大きいことで、脚部20のねじ山と穴51H,52Hの内周面との間に隙間がある構成であったが、これに限定されない。例えば、脚部20のねじ山は、穴51H,52Hの少なくとも一方の内周面に噛んでいてもよい。言い換えると、点字鋲1は、脚部20を穴51H,52Hにねじ込んで取り付けてもよい。

0046

また、前記実施形態では、点字鋲1を、所定の間隔をあけて配置された上板51と下板52を有する中空の床材50に取り付けて使用する例について説明したが、これに限定されない。例えば、点字鋲1は、無垢材などからなる中実の床材に取り付けて使用してもよい(図14(a)参照)。また、点字鋲1は、床材50ではなく、例えば、アスファルト舗装面などの屋外の歩道上などに取り付けて使用してもよい。

0047

ここで、点字鋲1を、中実の床材上や屋外の歩道上などの取付面150Aに取り付けて固定する方法について説明する。
まず、図8に示すように、穴形成工程を行う。具体的に、穴形成工程では、ドリルT3などを用いて、取付面150Aに、点字鋲1の脚部20を差し込むための有底の第1の穴151H(凹部)を形成する。

0048

次に、図9に示すように、塗布工程を行う。具体的に、塗布工程では、取付面150Aに形成した第1の穴151Hから図示しない接着剤注入用のノズルを挿入し、接着剤30を注入して接着剤溜まり30Pを設ける(第1工程)。また、点字鋲1の、鋲本体10の下面10Bに接着剤30を塗布するとともに、脚部20の先端面20Bに形成された穴部23内に接着剤30を塗布する(第2工程)。なお、第1工程と第2工程を行う順番は任意である。また、ここでは、鋲本体10の下面10Bに接着剤30を塗布しているが、塗布しなくてもよい。

0049

次に、図10に示すように、取付工程を行う。具体的に、取付工程では、点字鋲1の脚部20を第1の穴151Hに差し込んで、脚部20の先端部21Aを接着剤溜まり30P(図9参照)につけるとともに、鋲本体10の下面10Bを取付面150Aにつける。なお、取付工程の後に、必要に応じて、点字鋲1を1回以上回転させる回転工程を行ってもよい。そして、接着剤30が硬化したら、点字鋲1の取付面150Aへの取り付け(施工)が完了する。

0050

なお、屋外の歩道のうち、特にアスファルト舗装面は、夏場などに表面部分高温となることで、表面部分が軟化することがある。そのため、従来の点字鋲をアスファルト舗装面に取り付けると、表面部分の軟化により点字鋲が沈み込んだり、外れたりすることがあった。一方、点字鋲1をアスファルト舗装面に取り付けた場合には、特に脚部20の長さが従来の点字鋲よりも長いことで、脚部20の先端部21Aが、アスファルト舗装面の表面部分(軟化する部分)よりも奥側の部分まで届いて当該奥側の部分で接着されて固定されるため、アスファルト舗装面の表面部分が軟化しても、点字鋲1は、沈み込みにくく、また、外れにくくなる。

0051

また、前記実施形態では、脚部20の先端面20Bに形成された穴部23が正六角形状であったが、これに限定されない。例えば、図11(a)に示すように、穴部23は、正五角形状であってもよい。また、図11(b)に示すように、穴部23は、四角形状の一例としての正方形状であってもよいし、図示は省略するが、四角形状の他の例としての矩形状であってもよい。また、図11(c)に示すように、穴部23は、正三角形状であってもよい。また、図11(d)に示すように、穴部23は、星型多角形状の一例としての星型正六角形状であってもよいし、図11(e)に示すように、星型多角形状の他の例としての星型正五角形状であってもよい。なお、脚部の穴は、多角形状であればよく、正多角形状には限定されない。

0052

また、前記実施形態では、点状(警告用)の点字鋲1を例示したが、これに限定されず、例えば、図12(a),(b)に示すように、線状(誘導用)の点字鋲2であってもよい。詳しくは、点字鋲2は、長尺かつ扁平の四角錐台状の鋲本体110と、鋲本体110の下面10Bから下方に延出する脚部20とを有する構成であってもよい。点字鋲2において、脚部20は、複数、一例として、3つ設けられている。このような点字鋲2によれば、点字鋲1の場合と同様に、床材50などの取付面に強固に取り付けることができる。

0053

次に、発明に係る点字鋲の効果、具体的には、床材に点字鋲を強固に取り付けることができるという効果を確認した実施例について説明する。

0054

[試験1]
試験1では、発明に係る点字鋲を床材に取り付けたときの引張強度と、従来の点字鋲を床材に取り付けたときの引張強度とを比較した。

0055

<点字鋲>
試験1では、点字鋲として、図13(a)に示すような構成の点字鋲1A(実施例)と、図13(b)に示すような構成の点字鋲1B(株式会社エム・アンド・エフ、JL22−S−R)(比較例)の2種類を使用した。各点字鋲1A,1Bには、引張強度試験のため、鋲本体の上面中央に全ねじボルトBL(M6、長さ40mm)を溶接して取り付けた。

0056

点字鋲1A材質:ステンレス
鋲本体:厚さ5mm、下面の直径22mm、上面の直径12mm
脚部 :長さ23.5mm、直径6mm
外周面に螺旋状の溝部(ねじ山) あり
先端面に正六角形状の穴部あり
(穴部の深さ:3.5mm、穴部の大きさ:3mm)

0057

点字鋲1B材質:ステンレス
鋲本体:厚さ5mm、下面の直径22mm、上面の直径12mm
脚部 :長さ15mm、直径6mm
外周面に螺旋状の溝部(ねじ山) なし
先端面に正六角形状の穴部なし

0058

<床材>
試験1では、床材として、図13に示すような構成の床材50E(株式会社エービーシー商会、アースデッキ(登録商標)EX)および床材50R(株式会社エービーシー商会、アースデッキRV)と、図14に示すような構成の床材50S(株式会社エービーシー商会、アースデッキソリッドグレイン)の3種類を使用した。

0059

床材50E(中空タイプ) 寸法:厚さ30mm×幅145mm×奥行き80mm
床材50R(中空タイプ) 寸法:厚さ25mm×幅145mm×奥行き80mm
床材50S(無垢タイプ) 寸法:厚さ25mm×幅145mm×奥行き80mm
なお、床材50E,50Rについて、上板51および下板52の厚さは、それぞれ5.5mmである。また、上板51と下板52の間隔は、床材50Eについては19mmであり、床材50Rについては14mmである。

0060

<接着剤>
接着剤として、二液エポキシ系接着剤であるマゼラン(登録商標)RT(株式会社アルテコ)を使用した。

0061

<施工方法>
・実施例1(実施例1−1〜1−3):点字鋲1A+床材50E
図13(a)に示すように、木工用のドリル(直径6.5mm)を用いて、床材50Eの上板51に貫通する第1の穴51H(貫通穴)を形成するとともに、下板52に貫通しない第2の穴52H(凹部)を形成した。次に、第1の穴51Hから接着剤30を注入して第2の穴52Hとその周辺部に接着剤溜まりを設けるとともに、点字鋲1Aの、鋲本体の下面と、脚部の基端部と、脚部の先端部(正六角形状の穴部内を含む)に接着剤30を塗布した。そして、点字鋲1Aの脚部を第1の穴51Hに差し込んで床材50Eに取り付けた。その後、24時間放置して接着剤30を硬化させ、点字鋲1Aを床材50Eに固定した。

0062

・実施例2(実施例2−1,2−2):点字鋲1A+床材50R
実施例1と同様の施工方法で、点字鋲1Aを床材50Rに固定した。

0063

・実施例3(実施例3−1〜3−3):点字鋲1A+床材50S
図14(a)に示すように、木工用のドリル(直径6.5mm)を用いて、床材50Sに有底の第1の穴151H(凹部)を形成した。次に、第1の穴151Hに接着剤30を注入し、充填した。そして、点字鋲1Aの脚部を第1の穴151Hに差し込んで床材50Sに取り付けた。その後、24時間放置して接着剤30を硬化させ、点字鋲1Aを床材50Sに固定した。

0064

・比較例1(比較例1−1〜1−3):点字鋲1B+床材50E
図13(b)に示すように、木工用のドリル(直径6.5mm)を用いて、床材50Eの上板51に第1の穴51H(貫通穴)を形成した。次に、点字鋲1Bの、鋲本体の下面と、脚部の基端部に接着剤30を塗布した。そして、点字鋲1Bの脚部を第1の穴51Hに差し込んで床材50Eに取り付けた。その後、24時間放置して接着剤30を硬化させ、点字鋲1Bを床材50Eに固定した。

0065

・比較例2(比較例2−1〜2−3):点字鋲1B+床材50R
比較例1と同様の施工方法で、点字鋲1Bを床材50Rに固定した。

0066

・比較例3(比較例3−1〜3−3):点字鋲1B+床材50S
図14(b)に示すように、実施例3と同様の施工方法で、点字鋲1Bを床材50Sに固定した。

0067

試験方法
実施例1〜3および比較例1〜3について、精密万能試験機オートグラフAG−100kNXplus(株式会社島津製作所)を用いて、引張強度試験を行った。具体的には、床材を動かないように保持した上で、点状鋲に溶接した全ねじボルトを掴んで引っ張り試験力最大点(引張強度)を測定した。試験の諸条件は以下の通りである。
温度 :23℃
試験モードシングル
試験種類:引張
速度 :5mm/min

0068

<結果>
試験後、実施例1〜3および比較例1〜3は、いずれも、接着剤と床材との接着面が破断していた。実施例1〜3および比較例1〜3の引張強度を表1〜6に示す。

0069

0070

0071

表1に示す発明に係る点字鋲1Aを中空タイプの床材50Eに固定した実施例1は、表2に示す従来の点字鋲1Bを床材50Eに固定した比較例1よりも、引張強度が平均で2.6倍程度大きかった。実施例1のうち引張強度が最も小さかった実施例1−1でも、比較例1のうち引張強度が最も大きかった比較例1−3よりも、引張強度が1.7倍程度大きかった。この結果から、発明に係る点字鋲1Aは、従来の点字鋲1Bよりも、床材50Eに強固に取り付けることができるといえる。

0072

0073

0074

表3に示す発明に係る点字鋲1Aを中空タイプの床材50Rに固定した実施例2は、表4に示す従来の点字鋲1Bを床材50Rに固定した比較例2よりも、引張強度が平均で2.9倍程度大きかった。実施例2のうち引張強度が最も小さかった実施例2−1でも、比較例2のうち引張強度が最も大きかった比較例2−3よりも、引張強度が1.8倍程度大きかった。この結果から、発明に係る点字鋲1Aは、従来の点字鋲1Bよりも、床材50Rに強固に取り付けることができるといえる。

0075

0076

0077

表5に示す発明に係る点字鋲1Aを無垢タイプの床材50Sに固定した実施例3と、表4に示す従来の点字鋲1Bを床材50Rに固定した比較例2は、いずれも、点字鋲1A,1Bを中空タイプの床材50E,50Rに固定した実施例1,2および比較例1,2よりも、引張強度が大きくなった。これは、接着剤30と床材50S(主に第1の穴151Hの内周面)との接触面積が大きいからであると考えられる。

0078

実施例3は、比較例3よりも、引張強度が平均で1.3倍程度大きかった。比較例3−1,3−3の引張強度は、実施例3−1の引張強度よりも大きくなっているが、全体としては、実施例3は、比較例3よりも、引張強度が大きくなっている。この結果から、発明に係る点字鋲1Aは、従来の点字鋲1Bよりも、床材50Sに強固に取り付けることができるといえる。

0079

[試験2]
試験2では、床材50Eの下板52に第2の穴52Hを形成して点字鋲を取り付けたときの引張強度と、床材50Eの下板52に第2の穴52Hを形成しないで点字鋲を取り付けたときの引張強度とを比較した。

0080

<施工方法>
・実施例4(実施例4−1〜4−5):点字鋲1A+床材50E(下板に第2の穴なし)
図15に示すように、木工用のドリル(直径6.5mm)を用いて、床材50Eの上板51に第1の穴51H(貫通穴)を形成した。下板52に、第2の穴(凹部)は形成していない。次に、第1の穴51Hから接着剤30を注入して下板52の上面の第1の穴51Hと対向する部分に接着剤溜まりを設けるとともに、点字鋲1Aの、鋲本体の下面と、脚部の基端部と、脚部の先端部(正六角形状の穴部内を含む)に接着剤30を塗布した。そして、点字鋲1Aの脚部を第1の穴51Hに差し込んで床材50Eに取り付けた。その後、24時間放置して接着剤30を硬化させ、点字鋲1Aを床材50Eに固定した。

0081

<試験方法>
実施例4について、試験1と同様の方法および条件で、引張強度試験を行った。
<結果>
試験後、実施例4−1〜4−5は、いずれも、接着剤と床材との接着面が破断していた。測定した引張強度を表7に示す。

0082

0083

表7に示す発明に係る点字鋲1Aを床材50Eに固定した実施例4は、表2に示した従来の点字鋲1Bを床材50Eに固定した比較例1よりも、引張強度が平均で1.3倍程度大きかった。

0084

一方、表7に示す床材50Eの下板52に第2の穴を形成しない実施例4よりも、表1に示した床材50Eの下板52に第2の穴52Hを形成した実施例1の方が、引張強度が2.0倍程度大きかった。これは、下板52の上面に第2の穴52H(凹部)を形成したことにより、接着剤30と下板52との接触面積が大きくなったからであると考えられる。この結果から、下板52の上面の第1の穴51Hと対向する部分に貫通しない第2の穴52Hを形成することで、点字鋲1Aを床材50Eにより強固に取り付けることができるといえる。

0085

図16は、実施例1のうち引張強度が最も大きかった実施例1−3と、実施例4のうち引張強度が最も大きかった実施例4−3の引張強度試験の結果を示すグラフである。
図16破線で示す実施例4−3は、試験力が最大となった後、試験力が急激に低下している。これにより、実施例4−3は、点字鋲1Aが床材50Eから一気に外れたことがわかる。

実施例

0086

一方、図16実線で示す実施例1−3は、試験力が最大となった後、実施例4−3の場合よりも、試験力が緩やかに低下していき、変位が継続している。これにより、実施例1−3では、点字鋲1Aが床材50Eから一気に外れずに、少しずつ外れていったことがわかる。この結果から、下板52の上面の第1の穴51Hと対向する部分に貫通しない第2の穴52Hを形成しておくことで、仮に接着剤と床材との接着面が破断した場合であっても、点字鋲1Aを床材50Eから外れにくくすることができるといえる。

0087

1点字鋲
10 鋲本体
20 脚部
20A外周面
20B 先端面
21A 先端部
21B基端部
22 溝部
23穴部
30接着剤
30P接着剤溜まり
50床材
50A 表面
51上板
51H 第1の穴
52下板
52A 上面
52H 第2の穴

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