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技術 平角電線積層装置、平角電線積層方法、及び積層平角電線の製造方法

出願人 古河電気工業株式会社古河マグネットワイヤ株式会社
発明者 渥美圭佑松本泰英
出願日 2016年10月3日 (3年4ヶ月経過) 出願番号 2016-195438
公開日 2018年4月12日 (1年10ヶ月経過) 公開番号 2018-060613
状態 特許登録済
技術分野 絶縁導体(1) 電線ケーブルの製造(1)
主要キーワード 取出溝 積層速度 ボビン状 分離防止 積層処理 平角電線 収容ボックス 取出し位置
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (15)

課題

複数の平角電線を効率的に積層する平角電線積層装置を提供する。

解決手段

平角電線積層装置1は、搬送部と、第1ベース部20と、底面部と、を備える。搬送部は、平角電線71〜73を搬送する。第1ベース部20は、搬送部により搬送された平角電線71〜73が配置される第1配置部30が形成されている。底面部は、第1配置部30に配置された平角電線71〜73を上昇又は下降させる。初めに、第1配置部30に第1平角電線71が搬送され、次に、底面部が動作することで、第1配置部30に配置された第1平角電線71を上昇又は下降させ、その後に、搬送部が第2平角電線72を第1配置部30へ搬送することで、第1平角電線71と第2平角電線72が積層される。

概要

背景

近年では、例えば自動車用モータ等の電気機器において、平角電線が用いられている。平角電線は、断面が矩形状の平角導体周り被覆部を形成した電線である。平角電線は、断面が円状の電線と比較して占積率が高いので、装置の小型化又は高出力化を実現できる。特許文献1は、平角電線に関する技術を開示する。

特許文献1は、平角導体の被覆部の厚みを検査する被覆厚検査装置を開示する。被覆厚さ検査装置は、平角電線を製造する製造装置の下流に配置される。被覆厚さ検査装置で検査が行われた平角電線は、例えばボビン状に巻かれた後に出荷される。

概要

複数の平角電線を効率的に積層する平角電線積層装置を提供する。平角電線積層装置1は、搬送部と、第1ベース部20と、底面部と、を備える。搬送部は、平角電線71〜73を搬送する。第1ベース部20は、搬送部により搬送された平角電線71〜73が配置される第1配置部30が形成されている。底面部は、第1配置部30に配置された平角電線71〜73を上昇又は下降させる。初めに、第1配置部30に第1平角電線71が搬送され、次に、底面部が動作することで、第1配置部30に配置された第1平角電線71を上昇又は下降させ、その後に、搬送部が第2平角電線72を第1配置部30へ搬送することで、第1平角電線71と第2平角電線72が積層される。

目的

本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、複数の平角電線を効率的に積層するを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

少なくとも第1平角電線及び第2平角電線を含む複数の平角電線を積層する平角電線積層装置において、前記平角電線を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された前記平角電線が配置される第1配置部が形成されている第1ベース部と、前記第1配置部に配置された前記平角電線を上昇又は下降させる昇降部と、を備え、前記第1配置部に前記第1平角電線が配置された状態で前記昇降部が動作することで、前記第1配置部に配置された前記第1平角電線を上昇又は下降させ、その後に、前記搬送部が前記第2平角電線を前記第1配置部へ搬送することで、前記第1平角電線と前記第2平角電線が積層されることを特徴とする平角電線積層装置。

請求項2

請求項1に記載の平角電線積層装置であって、前記第1ベース部には、複数の前記第1配置部が並べて形成されており前記第1ベース部は、前記第1配置部に所定数の前記平角電線が積層された後に、前記第1配置部の並列方向へ移動することを特徴とする平角電線積層装置。

請求項3

請求項1又は2に記載の平角電線積層装置であって、前記第1配置部に搬送された前記平角電線に接触して、当該平角電線の搬送方向の位置を揃える位置揃え部を備えることを特徴とする平角電線積層装置。

請求項4

請求項1から3までの何れか一項に記載の平角電線積層装置であって、前記第1ベース部に並べて配置されており、第2配置部が形成されている第2ベース部と、前記第1配置部に積層された複数の前記平角電線を前記第2配置部へスライド移動させるスライド部と、を備えることを特徴とする平角電線積層装置。

請求項5

請求項4に記載の平角電線積層装置であって、前記第2ベース部には、前記第2配置部に配置された複数の前記平角電線をまとめて掴んで取り出すための取出溝が形成されることを特徴とする平角電線積層装置。

請求項6

請求項4又は5に記載の平角電線積層装置であって、前記第2ベース部には、複数の前記第2配置部が並べて形成されており前記第2ベース部は、前記第2配置部の並列方向へ移動可能であることを特徴とする平角電線積層装置。

請求項7

請求項1から6までの何れか一項に記載の平角電線積層装置であって、前記第1配置部には、前記平角電線が配置される溝が形成されており、前記昇降部は、前記第1配置部の溝に配置された昇降可能な底面部であり、前記第1平角電線が搬送されるときは、前記底面部と前記第1ベース部の上面が同じ高さであり、前記第1平角電線の搬送後に前記底面部が下降することで、前記第1平角電線の上面と、前記第1ベース部の上面と、が同じ高さになることを特徴とする平角電線積層装置。

請求項8

少なくとも第1平角電線及び第2平角電線を含む複数の平角電線を積層する平角電線積層方法において、前記第1平角電線を搬送して第1配置部に配置する第1搬送工程と、前記第1配置部に配置された前記第1平角電線を上昇又は下降させる昇降工程と、前記第2平角電線を前記第1配置部へ搬送して、当該第2平角電線を前記第1平角電線に積層させる第2搬送工程と、を含むことを特徴とする平角電線積層方法。

技術分野

0001

本発明は、主として、複数本平角電線を積層する積層方法に関する。

背景技術

0002

近年では、例えば自動車用モータ等の電気機器において、平角電線が用いられている。平角電線は、断面が矩形状の平角導体周り被覆部を形成した電線である。平角電線は、断面が円状の電線と比較して占積率が高いので、装置の小型化又は高出力化を実現できる。特許文献1は、平角電線に関する技術を開示する。

0003

特許文献1は、平角導体の被覆部の厚みを検査する被覆厚検査装置を開示する。被覆厚さ検査装置は、平角電線を製造する製造装置の下流に配置される。被覆厚さ検査装置で検査が行われた平角電線は、例えばボビン状に巻かれた後に出荷される。

先行技術

0004

国際公開第2015/052941号

発明が解決しようとする課題

0005

平角電線を利用する完成品メーカー等では、ボビン状に巻かれた平角電線を所定の長さに切断した後に、端部の平角導体を露出させて、所定の機器に組み付ける。従って、平角電線の製造メーカー側で平角電線の切断を行うことで、完成品メーカーの手間を軽減できる。そのため、平角電線を所定の長さに切断して効率的に積層する方法が新たに求められている。

0006

本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、複数の平角電線を効率的に積層するを提供することにある。

課題を解決するための手段及び効果

0007

本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。

0008

本発明の第1の観点によれば、少なくとも第1平角電線及び第2平角電線を含む複数の平角電線を積層する平角電線積層装置において、以下を備える構成が提供される。即ち、平角電線積層装置は、搬送部と、第1ベース部と、昇降部と、を備える。前記搬送部は、前記平角電線を搬送する。前記第1ベース部は、前記搬送部により搬送された前記平角電線が配置される第1配置部が形成されている。前記昇降部は、前記第1配置部に配置された前記平角電線を上昇又は下降させる。前記第1配置部に前記第1平角電線が配置された状態で前記昇降部が動作することで、前記第1配置部に配置された前記第1平角電線を上昇又は下降させ、その後に、前記搬送部が前記第2平角電線を前記第1配置部へ搬送することで、前記第1平角電線と前記第2平角電線が積層される。

0009

これにより、昇降部が平角電線を昇降させるだけで、次に搬送された平角電線を第1配置部に配置できるので、ロボット等により平角電線を積んでいく構成と比較して、効率的に平角電線を積層できる。

0010

前記の平角電線積層装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第1ベース部には、複数の前記第1配置部が並べて形成されている。前記第1ベース部は、前記第1配置部に所定数の前記平角電線が積層された後に、前記第1配置部の並列方向へ移動する。

0011

これにより、ある第1配置部に所定数の平角電線が積層された状況であっても、別の第1配置部に平角電線を配置することができる。従って、効率的に平角電線を積層することができる。

0012

前記の平角電線積層装置においては、前記第1配置部に搬送された前記平角電線に接触して、当該平角電線の搬送方向の位置を揃える位置揃え部を備えることが好ましい。

0013

これにより、平角電線の搬送方向の位置を揃えることができる。

0014

前記の平角電線積層装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この平角電線積層装置は、第2ベース部と、スライド部と、を備える。前記第2ベース部は、前記第1ベース部に並べて配置されており、第2配置部が形成されている。前記スライド部は、前記第1配置部に積層された複数の前記平角電線を前記第2配置部へスライド移動させる。

0015

これにより、平角電線を積層するための第1配置部と、積層した平角電線を取り出すための第2配置部と、を分けることで、積層した平角電線を効率的に製造することができる。

0016

前記の平角電線積層装置においては、前記第2ベース部には、前記第2配置部に配置された複数の前記平角電線をまとめて掴んで取り出すための取出溝が形成されることが好ましい。

0017

これにより、第2配置部に配置された積層した平角電線を容易に取り出すことができる。

0018

前記の平角電線積層装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第2ベース部には、複数の前記第2配置部が並べて形成されている。前記第2ベース部は、前記第2配置部の並列方向へ移動可能である。

0019

これにより、第2ベース部を移動させることで、積層した平角電線を同じ位置から取り出すことができるので、積層した平角電線を効率的に製造することができる。

0020

前記の平角電線積層装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第1配置部には、前記平角電線が配置される溝が形成されている。前記昇降部は、前記第1配置部の溝に配置された昇降可能な底面部である。前記第1平角電線が搬送されるときは、前記底面部と前記第1ベース部の上面が同じ高さであり、前記第1平角電線の搬送後に前記底面部が下降することで、前記第1平角電線の上面と、前記第1ベース部の上面と、が同じ高さになる。

0021

これにより、第1配置部に搬送された第1平角電線の位置が若干ズレていた場合であっても、底面部を下降させることで、溝の壁部に沿うように第1平角電線の位置が調整される。これを繰り返して平角電線を積層することで、積層される平角電線の位置を揃えることができる。

0022

本発明の第2の観点によれば、以下の平角電線積層方法が提供される。即ち、この平角電線積層方法は、第1搬送工程と、昇降工程と、第2搬送工程と、を含む。前記第1搬送工程では、前記第1平角電線を搬送して第1配置部に配置する。前記昇降工程では、前記第1配置部に配置された前記第1平角電線を上昇又は下降させる。前記第2搬送工程では、前記第2平角電線を前記第1配置部へ搬送して、当該第2平角電線を前記第1平角電線に積層させる。

0023

これにより、昇降工程で第1平角電線を昇降させるだけで、第2平角電線を第1配置部に配置できるので、ロボット等により平角電線を積んでいく構成と比較して、効率的に平角電線を積層できる。

図面の簡単な説明

0024

第1実施形態に係る平角電線積層装置の構成を示すブロック図。
平角電線積層装置の平面図。
第1ベース部のA−A断面図及びB−B断面図。
第1平角電線が第1配置部に搬送された後の平角電線積層装置の平面図。
第1平角電線が第1配置部に搬送された後の第1ベース部のA−A断面図及びB−B断面図。
第1平角電線を下降させた後の第1ベース部のA−A断面図及びB−B断面図。
第2平角電線が第1配置部に搬送された後の第1ベース部のA−A断面図及びB−B断面図。
第1平角電線から第3平角電線が積層された後の第1ベース部のA−A断面図及びB−B断面図。
第1ベース部を並列方向にスライドさせ、次の平角電線が搬送される様子を示す平角電線積層装置の平面図。
第2実施形態に係る平角電線積層装置の構成を示すブロック図。
平角電線積層装置の平面図。
第1ベース部のA−A断面図及びB−B断面図。
第1ベース部をスライドさせ、スライド部により積層平角電線をスライドさせている様子を示す平角電線積層装置の平面図。
第2ベース部をスライドさせた後の様子を示す平角電線積層装置の平面図。

実施例

0025

次に、図面を参照して本発明の第1実施形態を説明する。初めに、図1から図3を参照して、平角電線積層装置1の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る平角電線積層装置1の構成を示すブロック図である。図2は、平角電線積層装置1の平面図である。図3は、図2に示す第1ベース部20のA−A断面図及びB−B断面図である。

0026

平角電線積層装置1は、第1平角電線71、第2平角電線72、第3平角電線73の3本の平角電線71〜73を積層する装置である。平角電線71〜73の断面(長手方向に垂直な面で切った断面)は、後述の図5等に示すように長方形であり、平角電線積層装置1は、この長方形の長辺同士を合わせるようにして、平角電線71〜73を積層する。

0027

なお、積層する平角電線71〜73の長さは同じであっても良いし、異なっていても良い。また、平角電線積層装置1は、平角電線71〜73の短辺同士を合わせるようにして、複数の平角電線を積層しても良い。積層する平角電線の数は、3つに限られず、2つであっても良いし、4つ以上であっても良い。

0028

図1及び図2に示すように、平角電線積層装置1は、搬送部10と、第1ベース部20と、制御装置60と、を備える。

0029

平角電線積層装置1の上流の工程では、製造された平角電線71,72,73を所定の長さに切断する切断処理と、切断された平角電線71,72,73の長手方向の両端部の被覆部71b,72b,73bを除去して導体部71a,72a,73aを露出させる端末処理と、が行われる。なお、平角電線積層装置1は、長手方向の何れか一方の端部のみに端末処理が行われた第1平角電線71〜73を積層する構成であっても良い。また、平角電線積層装置1は、端末処理が行われていない平角電線71〜73を積層する構成であっても良い。平角電線積層装置1の上流からは、第1平角電線71、第2平角電線72、第3平角電線73、第1平角電線71、・・・のように平角電線が順番に供給される。

0030

搬送部10は、切断処理及び端末処理が行われた平角電線71〜73を搬送する。搬送部10は、平角電線71〜73の2つの側面(図5の断面図における長方形の短辺に相当する2つの側面)を挟むことで固定し、平角電線71〜73の長手方向に沿って移動することで、平角電線71〜73を搬送する。搬送部10が平角電線71〜73を搬送する方向(即ち、平角電線71〜73の長手方向)を以下では「搬送方向」と称する(図2)。搬送部10の構成は任意であるが、例えば平角電線71〜73の上面を吸着して搬送方向に移動する構成であっても良いし、平角電線71〜73を挟んで対向するように配置されたローラで繰り出す構成であっても良い。なお、平角電線71〜73を高速に積層可能という効果を有効に活用するため、搬送部10の搬送速度は速い方(具体的には平角電線の製造時における搬送速度と同等)が好ましい。

0031

第1ベース部20には、平角電線71〜73が配置される第1配置部30が複数形成されている。第1ベース部20は、搬送方向の上流側端部及び下流側端部に配置された2つの第1支持部21によって支持されている。第1支持部21には、平面視(図2)において搬送方向と垂直な方向(言い換えれば第1配置部30の並列方向(図2))に延びるレール21aが形成されている。第1ベース部20は、エアシリンダ又はソレノイド等で構成される第1ベース部駆動部22が発生させた駆動力により、レール21aに沿ってスライド可能である。

0032

第1配置部30は、第1ベース部20の上面に複数(本実施形態では3つ)形成されている。第1配置部30は、平面視(図2)において搬送方向と垂直な方向に並べて形成されている。それぞれの第1配置部30は、同様の構成である。なお、第1配置部30は、1つだけ形成されていても良い。

0033

図2及び図3に示すように、第1配置部30は、第1ベース部20の搬送方向の上流側端部から下流側端部まで形成された溝である。従って、第1配置部30の溝の長手方向は、搬送方向と一致している。第1配置部30の溝の長さは、平角電線71〜73と同じか、それよりも長い。また、第1配置部30の溝の幅は、平角電線71〜73と同じか、それよりも長い。

0034

第1配置部30の溝の搬送方向の端部には、第1ベース部20が備える位置揃え部20aが形成されている。位置揃え部20aは、第1ベース部20の搬送方向の下流側端部に位置している。位置揃え部20aは、第1配置部30を塞ぐように構成されている。これにより、搬送部10によって供給された平角電線71〜73の搬送方向の下流側端部は位置揃え部20aに接触するため、平角電線71〜73の長手方向(搬送方向)の位置を揃えることができる。

0035

第1配置部30には、取出溝37が形成されている。取出溝37は、第1配置部30の溝よりも溝の幅(第1配置部30の配列方向における長さ)が長い。この構成により、第1配置部30に配置された平角電線71〜73をまとめて掴むことができる。なお、取出溝37は、第1配置部30よりも溝の長さ(搬送方向における長さ)が短い。

0036

図3に示すように、第1配置部30には、壁部31が形成されるとともに、底面部(昇降部)32が配置されている。また、底面部32は、図1に示す昇降駆動部33により昇降可能に構成されている。昇降駆動部33は、エアシリンダ又はソレノイド等で構成されている。昇降駆動部33は、第1配置部30毎に個別に設けられているので、第1配置部30の底面部32を個別に昇降させることができる。なお、昇降駆動部33を1つだけ備え、動力伝達機構切り替えることにより、底面部32を個別に昇降させる構成であっても良い。

0037

制御装置60は、マイクロコンピュータ等で構成されており、CPU、ROM、RAM等から構成されている。制御装置60のCPUは、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することで平角電線積層装置1の各部を制御する。具体的には、制御装置60は、搬送部10、第1ベース部駆動部22、及び昇降駆動部33等を制御する。なお、1つの制御装置60を備える構成に代えて、2つ以上の制御装置によって平角電線積層装置1の各部が制御されていても良い。

0038

次に、図4から図9までを参照して、平角電線71〜73が積層される流れについて説明する。以下の説明では、所定数の平角電線が積層された物を積層平角電線70と称することがある。なお、図5(a)、図6(a)、図7(a)、及び図8(a)の側面断面図では、図面を見易くするため、平角電線71〜73の断面の表示を省略する。また、以下の説明では、制御装置60が各部を駆動する等の記載を省略することがある。

0039

図4は、第1平角電線71が第1配置部30に搬送された後の平角電線積層装置1の平面図である。図5は、図4に示す第1ベース部20のA−A断面図及びB−B断面図である。図5に示すように、底面部32は、第1ベース部20の上面と同じ高さになる位置まで昇降されている。その後、図4及び図5に示すように、第1平角電線71が搬送部10によって第1配置部30に搬送される。第1平角電線71は、先端(搬送方向の上流側端部の導体部71a)が位置揃え部20aに接触することで位置決めされる。

0040

図6は、第1平角電線71を下降させた後の第1ベース部20のA−A断面図及びB−B断面図である。第1平角電線71が第1配置部30に配置された後(第1平角電線71が位置揃え部20aに接触した後)、図6に示すように、底面部32は、第1平角電線71の上面が第1ベース部20の上面と同じ高さになるように下降する。言い換えれば、底面部32は、第1平角電線71の厚さ分だけ下降する。

0041

ここで、図4及び図5に示すように、第1平角電線71が(第1配置部30の)並列方向にズレて搬送された場合を考える。この場合であっても、底面部32が下降することで、第1平角電線71は壁部31に案内されて、当該壁部31に沿うように下降する。これにより、第1平角電線71の並列方向の位置ズレを解消することができる。なお、第1平角電線71が供給される前の底面部32の高さは、第1ベース部20の上面と同じ高さに限られず、それより低くても良い。

0042

底面部32(第1平角電線71)を下降させた後に、図7に示すように、搬送部10によって第2平角電線72が第1配置部30まで搬送される。図7は、第2平角電線72が第1配置部30に搬送された後の第1ベース部20のA−A断面図及びB−B断面図である。これにより、第1平角電線71の上面に第2平角電線72を積層することができる。また、底面部32を下降させることで、搬送部10の高さを変えることなく、第1平角電線71の上面に第2平角電線72を積層できる。なお、第2平角電線72も第1平角電線71と同様に、位置揃え部20aによって位置決めされる。

0043

第2平角電線72が第1配置部30に配置された後、底面部32は、第2平角電線72の上面が第1ベース部20の上面と同じ高さになるように下降する。言い換えれば、底面部32は、第2平角電線72の厚さ分だけ下降する。同様に、第3平角電線73が第1配置部30に供給され、底面部32が下降する。

0044

以上により、図8に示すように、平角電線71〜73の積層が完了する(以下、積層済みの平角電線71〜73を積層平角電線70と称する)。図8は、第1平角電線71から第3平角電線73が積層された後の第1ベース部20のA−A断面図及びB−B断面図である。本実施形態の構成では、底面部32を平角電線71〜72の厚み分だけ下降させるだけで、次の平角電線72〜73を搬送する準備が整うこととなる。従って、平角電線71〜73を非常に短時間で積層して積層平角電線70を製造できる。従って、平角電線71〜73の製造時における搬送速度と同等の速さで積層処理を行うことができる。

0045

第1ベース部20は、所定数の平角電線71〜73が積層された後に、並列方向へ第1配置部30の配置間隔分だけスライドする(図9を参照)。図9は、第1ベース部20を並列方向にスライドさせ、次の第1平角電線71が搬送される様子を示す平角電線積層装置1の平面図である。

0046

また、第1ベース部20は、第1配置部30の配置間隔分だけスライドするため、新たに供給された第1平角電線71を別の第1配置部30に配置することができる(図9を参照)。第1配置部30に配置された積層平角電線70は、2つの取出溝37を利用してロボットのアーム等により掴まれた後に、所定の収容ボックスへ収容される。このように、第1ベース部20が並列方向にスライドすることで、積層平角電線70の取出し中においても平角電線71〜73を積層できるので、効率的に(平角電線71〜73の製造速度から速度を落とさずに)積層平角電線70を製造できる。所定の収容ボックスに収容される際において、積層平角電線70が分離しないように束ねても良いし、所定のボックス分離防止のための機構を設けても良い。また、第1配置部30に積層平角電線70が供給される毎に当該積層平角電線70を取り出しても良いし、第1配置部30の数が多い場合は、所定数の積層平角電線70が配置された後に、積層平角電線70をまとめて取り出しても良い。

0047

なお、第1実施形態では、どの第1配置部30に積層平角電線70が位置するかは決まっていない(積層平角電線70が位置する第1配置部30が順次変化する)。従って、ロボットは積層平角電線70が存在する第1配置部30を特定した後に、積層平角電線70を取出す必要がある。また、第1実施形態では、後述の第2実施形態のように第2ベース部50が不要であるため、平角電線積層装置1のサイズ(搬送方向におけるサイズ)を大幅に低減できる。

0048

次に、第2実施形態の平角電線積層装置1について説明する。図10は、第2実施形態に係る平角電線積層装置1の構成を示すブロック図である。第2実施形態の平角電線積層装置1は、第2ベース部50を備えている点において、第1実施形態と異なる。また、第2ベース部50を備えることに起因して、第1ベース部の構造も異なる。以下では、第2実施形態の第1ベース部を符号20xを付して説明する。

0049

第2実施形態の平角電線積層装置1では、第1ベース部20xから第2ベース部50へ積層平角電線70をスライドさせる構成であるため、第1実施形態のように第1ベース部20に位置揃え部20aは設けられていない。第1ベース部20xの搬送方向の下流側の端部は開放されている。従って、第1ベース部20xは、第1ベース部20xよりも更に下流側へ積層平角電線70をスライドできるように構成されている。

0050

そのため、第2実施形態では、第1ベース部20xとは別に位置揃え部40を備える(図11を参照)。図11は、平角電線積層装置1の平面図である。位置揃え部40は、第1ベース部20xの搬送方向の下流側端部に配置されている。位置揃え部40は、第1配置部30を塞ぐように構成されている。なお、位置揃え部40は、第1配置部30の並列方向に沿って移動可能に構成されていても良い。この構成では、任意の第1配置部30を塞ぐことができる。

0051

また、第1ベース部20xは、積層平角電線70を第1ベース部20xから第2ベース部50へスライドさせるためのスライド部34を備える(図11及び図12を参照)。図12は、第1ベース部20xのA−A断面図及びB−B断面図である。スライド部34は、第1配置部30毎に設けられている。スライド部34は、エアシリンダ又はソレノイド等で構成されるスライド駆動部35(図10を参照)が発生させた駆動力により、第1配置部30に配置された積層平角電線70を、第1配置部30の長手方向に沿ってスライドさせることができる。スライド駆動部35は、第1配置部30毎に個別に設けられているので、第1配置部30のスライド部34を個別にスライドさせることができる。スライド部34の上面は、第1ベース部20の上面と同じ高さである(図12を参照)。なお、スライド駆動部35を1つだけ備え、動力伝達機構を切り替えることにより、スライド部34を個別にスライドさせる構成であっても良い。

0052

第2ベース部50は、第1配置部30と搬送方向に並べて配置されており、平角電線71〜73が配置される第2配置部53が複数形成されている。第2ベース部50は、搬送方向の上流側端部及び下流側端部に配置された2つの第2支持部51によって支持されている。第2支持部51には、平面視(図11)において搬送方向と垂直な方向(言い換えれば第2配置部53の並列方向)に延びるレール51aが形成されている。第2ベース部50は、エアシリンダ又はソレノイド等で構成される第2ベース部駆動部52(図10を参照)が発生させた駆動力により、レール51aに沿ってスライド可能である。図10に示すように、第2ベース部駆動部52は第1ベース部駆動部22と別部材であるため、第1ベース部20xと第2ベース部50を個別にスライドさせることができる。

0053

なお、第1配置部30と第2ベース部50の間に位置揃え部40が配置されているため、第1配置部30と第2ベース部50は間隔を空けて配置されている。しかし、位置揃え部40を省略したり、別の構成の位置揃え部40を設けたりするのであれば、第2ベース部50と第1ベース部20を隣接させても良い。

0054

図11及び図12に示すように、第2配置部53は、第2ベース部50の搬送方向の上流側端部から中途部まで形成された溝である。第2配置部53の配置間隔は、第1配置部30の配置間隔と等しいが、異なっていても良い。従って、第2配置部53の溝の長手方向は、搬送方向と一致している。第2配置部53の溝の長さは、平角電線71〜73と同じか、それよりも長い。また、第2配置部53の溝の幅は、平角電線71〜73と同じか、それよりも長い。第1配置部30と第2配置部53の位置を揃えた状態でスライド部34がスライドすることで、第1配置部30に配置された(積層された)平角電線71〜73を第2配置部53へ搬送することができる。

0055

取出溝54は、第2配置部53毎に形成された溝である。取出溝54は、第2配置部53よりも溝の幅(第2配置部53の配列方向における長さ)が長い。この構成により、第2配置部53に配置された平角電線71〜73をまとめて掴むことができる。なお、取出溝54は、第2配置部53よりも溝の長さ(搬送方向における長さ)が短い。

0056

次に、第2実施形態の平角電線積層装置1において、積層平角電線70を製造して取り出すまでの流れを説明する。図13は、第1ベース部20xをスライドさせ、スライド部34により積層平角電線70をスライドさせている様子を示す平角電線積層装置1の平面図である。図14は、第2ベース部50をスライドさせた後の様子を示す平角電線積層装置1の平面図である。

0057

第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、第1配置部30に平角電線71〜73を積層させる(図11を参照)。このとき、位置揃え部40により、平角電線71〜73の搬送方向の下流側端部の位置が揃えられる。その後、第1実施形態と同様に、第1ベース部20xを並列方向へ第1配置部30の配置間隔分だけスライドする。これにより、積層平角電線70の搬送方向下流側の位置揃え部40を避けることができる。その後、スライド部34をスライドさせることにより、積層平角電線70が第2ベース部50の第2配置部53へ搬送される(図13を参照)。

0058

第2ベース部50は、積層平角電線70が第2配置部53に配置された後に、並列方向へ所定の間隔だけスライドする(図14を参照)。第2ベース部50に配置された積層平角電線70は、2つの取出溝54を利用してロボットのアーム等により掴まれた後に、第1実施形態と同様に、所定の収容ボックスへ収容される。

0059

ここで、第2ベース部50を設け、第2ベース部50を並列方向にスライド可能とすることで、積層平角電線70が存在する第2配置部53の位置を一定にすることができる。この構成により、ロボットのアーム等により取出溝54から積層平角電線70を取り出す作業を素早く行うことができる。従って、積層速度を向上させた効果を一層有効に活用することができる。また、ロボットの可動範囲が少なくて良く、更に、取出しを行う位置を判断する処理も不要となるため、コストを低くすることができる。

0060

なお、第2実施形態の構成において、第2ベース部50が並列方向にスライドしない構成であっても良い。この場合であっても、平角電線71〜73を積層する場所(第1ベース部20x)と、完成した積層平角電線70を取り出す場所(第2ベース部50)と、を分けることができるので、取出し位置を判断する処理を、第1実施形態よりも単純にすることができる。

0061

以上に説明したように、平角電線積層装置1は、搬送部10と、第1ベース部20,20xと、底面部32と、を備える。搬送部10は、平角電線71〜73を搬送する。第1ベース部20,20xは、搬送部10により搬送された平角電線71〜73が配置される第1配置部30が形成されている。底面部32は、第1配置部30に配置された平角電線71〜73を上昇又は下降させる。初めに、第1配置部30に第1平角電線71が搬送され(第1搬送工程)、次に、底面部32が動作することで、第1配置部30に配置された第1平角電線71を上昇又は下降させ(昇降工程)、その後に、搬送部10が第2平角電線72を第1配置部30へ搬送する(第2搬送工程)ことで、第1平角電線71と第2平角電線72が積層される(平角電線積層方法)。

0062

これにより、底面部32が平角電線71〜73を昇降させるだけで、次に搬送された平角電線71〜73を第1配置部30に配置できるので、ロボット等により平角電線71〜73を積んでいく構成と比較して、効率的に平角電線71〜73を積層できる。

0063

また、上記実施形態の平角電線積層装置1において、第1ベース部20,20xには、複数の第1配置部30が並べて形成されている。第1ベース部20,20xは、第1配置部30に所定数の平角電線71〜73が積層された後に、第1配置部30の並列方向へ移動する。

0064

これにより、ある第1配置部30に所定数の平角電線71〜73が積層された状況であっても、別の第1配置部30に平角電線71〜73を配置することができる。従って、効率的に平角電線71〜73を積層することができる。

0065

また、上記実施形態の平角電線積層装置1は、第1配置部30に搬送された平角電線71〜73に接触して、当該平角電線71〜73の搬送方向の位置を揃える位置揃え部40を備える。

0066

これにより、平角電線71〜73の搬送方向の位置を揃えることができる。

0067

また、上記実施形態の平角電線積層装置1は、第2ベース部50と、スライド部34と、を備える。第2ベース部50は、第1ベース部20xに並べて配置されており、第2配置部53が形成されている。スライド部34は、第1配置部30に積層された複数の平角電線71〜73を第2配置部53へスライド移動させる。

0068

これにより、平角電線71〜73を積層するための第1配置部30と、積層した平角電線71〜73を取り出すための第2配置部53と、を分けることで、積層した平角電線71〜73を効率的に製造することができる。

0069

また、上記実施形態の平角電線積層装置1において、第2ベース部50には、第2配置部53に配置された複数の平角電線71〜73をまとめて掴んで取り出すための取出溝54が形成される。

0070

これにより、第2配置部53に配置された積層平角電線70を容易に取り出すことができる。

0071

また、上記実施形態の平角電線積層装置1において、第2ベース部50には、複数の第2配置部53が並べて形成されている。第2ベース部50は、第2配置部53の並列方向へ移動可能である。

0072

これにより、第2ベース部50を移動させることで、積層平角電線70を同じ位置から取り出すことができるので、積層平角電線70を効率的に製造することができる。

0073

また、上記実施形態の平角電線積層装置1において、第1配置部30には、平角電線71〜73が配置される溝が形成されている。第1配置部の溝には、昇降可能な昇降部としての底面部32が配置されている。第1平角電線71が搬送されるときは、底面部32と第1ベース部20,20xの上面が同じ高さであり、第1平角電線71の搬送後に底面部32が下降することで、第1平角電線71の上面と、第1ベース部20,20xの上面と、が同じ高さになる。

0074

これにより、第1配置部30に搬送された第1平角電線71の位置が若干ズレていた場合であっても、底面部32を下降させることで、溝の壁部31に沿うように第1平角電線71の位置が調整される。これを繰り返して平角電線71〜73を積層することで、積層される平角電線71〜73の位置を揃えることができる。

0075

以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。

0076

上記実施形態では、第1平角電線71の上面に、第2平角電線72が積層される構成である。これに代えて、第1平角電線71の下面に、第2平角電線72が積層される構成であっても良い。この構成では、平角電線が第1配置部に搬送される毎に、昇降部が平角電線を上昇させる。また、この構成では、第1配置部に搬送された平角電線を保持して持ち上げておく部材が必要となる。

0077

上記実施形態では、第1ベース部20x及び第2ベース部50が並列方向にスライド可能に構成されている。この構成に代えて、第1ベース部20及び第2ベース部50が並列方向にスライド不能である代わりに、搬送部10及び位置揃え部40が並列方向にスライド可能であっても良い。

0078

1平角電線積層装置
10 搬送部
20,20x 第1ベース部
30 第1配置部
31 壁部
32 底面部(昇降部)
33昇降駆動部
34スライド部
40 位置揃え部
50 第2ベース部
70 積層平角電線
71 第1平角電線
72 第2平角電線
73 第3平角電線

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