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技術 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法

出願人 シャープ株式会社
発明者 占部大三
出願日 2016年10月3日 (3年2ヶ月経過) 出願番号 2016-195376
公開日 2018年4月12日 (1年8ヶ月経過) 公開番号 2018-060258
状態 未査定
技術分野 デジタル計算機のユーザインターフェイス 表示による位置入力
主要キーワード スライド開始位置 スライド終了位置 入力検出プログラム 指接触 描画制御回路 タッチ座標データ タッチ開始位置 操作入力データ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年4月12日)のものです。
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図面 (11)

構成

情報処理装置10はタッチパネル20およびディスプレイ22を含み、ディスプレイにカーソル(110)が表示されていない状態で、タッチパネルに対するスライドを検出したとき、スライドに基づいてカーソルの表示位置を算出する。カーソルの表示位置は、スライドによるタッチ位置の移動量および移動方向に基づいて算出され、タッチ位置に対して設定される。したがって、カーソルは、タッチ位置が移動されると、当該タッチ位置との位置関係を維持して移動表示される。また、タッチ位置が検出されなくなると、その直前にカーソルで指示されていたディスプレイ上の位置に割り当てられた処理が実行される。

効果

ユーザのスライドによってカーソルの表示位置を決定するので、カーソルの決定の自由度が高くなり、操作性を向上させることができる。

概要

背景

この種の情報処理装置の一例が特許文献1に開示される。この特許文献1に開示されるタッチパネル式入力装置を備えた情報処理装置は、指によるタッチ位置から所定方向所定距離隔てた位置に、ポインタ(矢印)を表示する。

また、この種の情報処理装置の他の例が特許文献2に開示される。この特許文献2に開示されるタッチパネル入力装置付表示装置では、現在の指接触位置よりカーソル表示位置を計算に用いる差分はある決められた値であり、指を接触させた位置の左上にカーソルが表示されるような値に設定されている。

概要

情報処理装置10はタッチパネル20およびディスプレイ22を含み、ディスプレイにカーソル(110)が表示されていない状態で、タッチパネルに対するスライドを検出したとき、スライドに基づいてカーソルの表示位置を算出する。カーソルの表示位置は、スライドによるタッチ位置の移動量および移動方向に基づいて算出され、タッチ位置に対して設定される。したがって、カーソルは、タッチ位置が移動されると、当該タッチ位置との位置関係を維持して移動表示される。また、タッチ位置が検出されなくなると、その直前にカーソルで指示されていたディスプレイ上の位置に割り当てられた処理が実行される。 ユーザのスライドによってカーソルの表示位置を決定するので、カーソルの決定の自由度が高くなり、操作性を向上させることができる。

目的

この発明の主たる目的は、新規な、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

表示部と、タッチされた前記表示部上のタッチ位置を検出する検出部と、前記検出部の検出結果に基づいて少なくとも前記表示部の表示を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記タッチ検出部によって検出されるタッチ位置の移動に基づいて算出した表示位置に当該カーソルを表示し、前記表示部にカーソルが表示されている状態で、前記タッチ検出部によってタッチ位置が検出されなくなると、前記カーソルによって指示された位置に割り当てられた処理を実行し、前記表示部にカーソルが表示されている状態で、前記タッチ検出部によって検出されるタッチ位置が移動するとき、当該カーソルを当該表示部に表示したときの位置関係を維持しながら当該タッチ位置の移動に従って当該カーソルを移動表示する、情報処理装置

請求項2

前記制御部は、前記タッチ位置の移動量および移動方向に応じて前記カーソルを前記表示部に表示する表示位置を算出するカーソル位置算出部をさらに含む、請求項1記載の情報処理装置。

請求項3

前記カーソル位置算出部は、前記検出部によって検出されたタッチ位置の移動の開始位置と移動の終了位置に基づいて、当該タッチ位置に対する前記表示位置のずらし量およびずらし方向を算出する、請求項2記載の情報処理装置。

請求項4

前記ずらし量は前記移動量よりも大きく設定される、請求項3記載の情報処理装置。

請求項5

表示部と、タッチされた前記表示部上のタッチ位置を検出する検出部を備える情報処理装置によって実行させる情報処理プログラムであって、前記情報処理装置のプロセッサに、前記検出部の検出結果に基づいて少なくとも前記表示部の表示を制御する制御ステップを実行させ、前記制御ステップは、前記タッチ検出部によって検出されるタッチ位置の移動に基づいて算出した表示位置に当該カーソルを表示し、前記表示部にカーソルが表示されている状態で、前記タッチ検出部によってタッチ位置が検出されなくなると、前記カーソルによって指示された位置に割り当てられた処理を実行し、前記表示部にカーソルが表示されている状態で、前記タッチ検出部によって検出されるタッチ位置が移動するとき、当該カーソルを当該表示部に表示したときの位置関係を維持しながら当該タッチ位置の移動に従って当該カーソルを移動表示する、情報処理プログラム。

請求項6

表示部と、タッチされた前記表示部上のタッチ位置を検出する検出部を備える情報処理装置によって実行させる情報処理方法であって、(a)前記検出部の検出結果に基づいて少なくとも前記表示部の表示を制御するステップを含み、前記ステップ(a)は、(a−1)前記タッチ検出部によって検出されるタッチ位置の移動に基づいて算出した表示位置に当該カーソルを表示し、(a−2)前記表示部にカーソルが表示されている状態で、前記タッチ検出部によってタッチ位置が検出されなくなると、前記カーソルによって指示された位置に割り当てられた処理を実行し、(a−3)前記表示部にカーソルが表示されている状態で、前記タッチ検出部によって検出されるタッチ位置が移動するとき、前記ステップ(a−1)で当該カーソルを当該表示部に表示したときの位置関係を維持しながら当該タッチ位置の移動に従って当該カーソルを移動表示する、情報処理方法。

技術分野

0001

この発明は、情報処理装置情報処理プログラムおよび情報処理方法に関し、特にたとえば、タッチされた表示部上の位置を検出する検出部を備える、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法に関する。

背景技術

0002

この種の情報処理装置の一例が特許文献1に開示される。この特許文献1に開示されるタッチパネル式入力装置を備えた情報処理装置は、指によるタッチ位置から所定方向所定距離隔てた位置に、ポインタ(矢印)を表示する。

0003

また、この種の情報処理装置の他の例が特許文献2に開示される。この特許文献2に開示されるタッチパネル入力装置付表示装置では、現在の指接触位置よりカーソル表示位置を計算に用いる差分はある決められた値であり、指を接触させた位置の左上にカーソルが表示されるような値に設定されている。

先行技術

0004

特開平6−51908号公報
特開2000−267808号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、特許文献1および特許文献2に開示された技術では、いずれも、カーソルが表示される位置は、現在の指のタッチ位置に対して固定されているため、タッチ位置に対する自由度が無い。したがって、ユーザにとっては操作し難い可能性がある。

0006

それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供することである。

0007

この発明の他の目的は、操作性を向上できる、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

第1の発明は、表示部と、タッチされた表示部上のタッチ位置を検出する検出部と、検出部の検出結果に基づいて少なくとも表示部の表示を制御する制御部を備える、情報処理装置である。この情報処理装置では、制御部は、タッチ検出部によって検出されるタッチ位置の移動に基づいて算出した表示位置に当該カーソルを表示する。また、制御部は、表示部にカーソルが表示されている状態で、タッチ検出部によってタッチ位置が検出されなくなると、カーソルによって指示された位置に割り当てられた処理を実行する。さらに、制御部は、表示部にカーソルが表示されている状態で、タッチ検出部によって検出されるタッチ位置が移動するとき、当該カーソルを当該表示部に表示したときの位置関係を維持しながら当該タッチ位置の移動に従って当該カーソルを移動表示する。

0009

第1の発明によれば、タッチ位置を移動させることにより決定された表示位置にカーソルを表示させることができるので、タッチ位置に対するカーソルの表示位置の自由度を高くすることができる。つまり、操作性を向上させることができる。

0010

第2の発明は、第1の発明に従属し、制御部は、タッチ位置の移動量および移動方向に応じてカーソルを表示部に表示する表示位置を算出するカーソル位置算出部をさらに含む。

0011

第2の発明によれば、タッチ位置の移動量および移動方向に応じてタッチ位置に対するカーソルの表示位置が算出されるので、カーソルの表示位置の決定が簡単である。

0012

第3の発明は、第2の発明に従属し、カーソル位置算出部は、検出部によって検出されたタッチ位置の移動の開始位置と移動の終了位置に基づいて、当該タッチ位置に対する表示位置のずらし量およびずらし方向を算出する。

0013

第3の発明においても、第2の発明と同様に、カーソルの表示位置の決定が簡単である。

0014

第4の発明は、第3の発明に従属し、ずらし量は移動量よりも大きく設定される。

0015

第4の発明によれば、移動量が小さくてもずらし量を大きく設定するので、カーソルがタッチした手指で隠れるのを防止することができる。

0016

第5の発明は、表示部と、タッチされた表示部上のタッチ位置を検出する検出部を備える情報処理装置によって実行させる情報処理プログラムであって、情報処理装置のプロセッサに、検出部の検出結果に基づいて少なくとも表示部の表示を制御する制御ステップを実行させ、制御ステップは、タッチ検出部によって検出されるタッチ位置の移動に基づいて算出した表示位置に当該カーソルを表示し、表示部にカーソルが表示されている状態で、タッチ検出部によってタッチ位置が検出されなくなると、カーソルによって指示された位置に割り当てられた処理を実行し、表示部にカーソルが表示されている状態で、タッチ検出部によって検出されるタッチ位置が移動するとき、当該カーソルを当該表示部に表示したときの位置関係を維持しながら当該タッチ位置の移動に従って当該カーソルを移動表示する、情報処理プログラムである。

0017

第6の発明は、表示部と、タッチされた表示部上のタッチ位置を検出する検出部を備える情報処理装置によって実行させる情報処理方法であって、(a)検出部の検出結果に基づいて少なくとも表示部の表示を制御するステップを含み、ステップ(a)は、(a−1)タッチ検出部によって検出されるタッチ位置の移動に基づいて算出した表示位置に当該カーソルを表示し、(a−2)表示部にカーソルが表示されている状態で、タッチ検出部によってタッチ位置が検出されなくなると、カーソルによって指示された位置に割り当てられた処理を実行し、(a−3)表示部にカーソルが表示されている状態で、タッチ検出部によって検出されるタッチ位置が移動するとき、ステップ(a−1)で当該カーソルを当該表示部に表示したときの位置関係を維持しながら当該タッチ位置の移動に従って当該カーソルを移動表示する、情報処理方法である。

0018

第5および第6の発明においても、第1発明と同様に、操作性を向上させることができる。

発明の効果

0019

この発明によれば、ユーザの操作に基づいて決定した表示位置にカーソルを表示させるので、カーソルの表示位置の決定の自由度を高くすることができる。したがって、操作性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0020

図1はこの発明の第1実施例である情報処理装置の電気的な構成を示すブロック図である。
図2図1に示すディスプレイに表示されるタッチ画面の一例を示す図解図である。
図3図1に示すタッチパネルを用いてディスプレイ上にカーソルを表示する表示位置を決定する方法を説明するための図解図である。
図4は第1実施例の方法により決定した表示位置にカーソルを表示した場合のタッチ画面の一例を示す図解図である。
図5図1に示すRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。
図6図1に示すCPUの情報処理の一例の一部を示すフロー図である。
図7図1に示すCPUの情報処理の他の一部であって、図6後続するフロー図である。
図8図1に示すCPUの情報処理のその他の一部であって、図7に後続するフロー図である。
図9は第3実施例のCPUの情報処理の一部を示すフロー図である。
図10は第4実施例のCPUの情報処理の一部を示すフロー図である。

実施例

0021

[第1実施例]
図1を参照して、この発明の第1実施例である情報処理装置10はCPU12を含む。CPU12には、バス30を介して、RAM14、タッチパネル制御回路16、描画制御回路18およびHDDハードディスクドライブ)24が接続される。また、タッチパネル制御回路16にはタッチパネル20が接続され、描画制御回路18にはディスプレイ22が接続される。

0022

この第1実施例の情報処理装置10は、タブレット端末およびスマートフォンのような携帯型(小型)の情報機器ないし電子機器に適用される。ただし、PC、電子デジタルテーブル)、電子黒板など、比較的にディスプレイ22(表示部)の大きい情報機器ないし電子機器にも適用可能である。

0023

また、この第1実施例では、入力手段の一例として、タッチパネル20が用いられる場合について説明するが、タッチパネル20に代えて、タッチパッドを用いることもできる。また、情報処理装置10には、他の入力手段として、操作パネルのようなハードウェアの操作ボタンが設けられたり、ハードウェアのキーボードが接続されたりすることがある。

0024

図1に戻って、CPU12は、情報処理装置10の全体的な制御を司る。RAM14は、CPU12のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。

0025

タッチパネル制御回路16は、タッチパネル20に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル20のタッチ有効範囲内でのタッチ操作タッチ入力)を検出して、そのタッチ入力の位置(タッチ位置)を示すタッチ座標データをCPU12に出力する。

0026

タッチパネル20を用いた操作(入力)としては、タップ(短押し)、スライドドラッグ)、フリックロングタップ長押し)などがあり、この第1実施例では、これらを「タッチ操作」または「タッチ入力」のように総称する。また、タッチパネル20をタッチしていない状態からタッチしている状態に変化することをタッチオンペンダウン)と言い、タッチパネル20をタッチしている状態からタッチしていない状態に変化することをタッチオフペンアップ)と言う。継続的なタッチ入力つまりスライドやフリックによる入力に対しては、タッチパネル20は、現在のタッチ位置に対応するタッチ座標データを所定周期よりも短い周期で出力する。たとえば、所定周期は、1〜数フレームであり、1フレームは1/30秒、1/60秒または1/120秒である。

0027

タッチパネル20は、汎用のタッチパネルであり、静電容量方式電磁誘導方式赤外線方式など、任意の方式のものを用いることができる。この第1実施例では、タッチパネル20としては、静電容量方式のタッチパネルがディスプレイ22の表示面上に設けられる。

0028

この第1実施例では、ユーザは、手指でタッチパネル20を操作する。なお、この第1実施例のタッチパネル20は汎用のタッチパネルであるため、専用のペンで操作することもできる。また、この第1実施例のタッチパネル20は、マルチタッチのタッチパネルであり、複数のタッチ入力を同時に検出することができる。したがって、タッチパネル20は、同時に、複数のタッチ入力を検出すると、各タッチ入力に対応するタッチ位置のそれぞれについてのタッチ座標データをCPU12に出力する。

0029

描画制御回路18は、GPUおよびVRAMなどを含んでおり、CPU12の指示の下、GPUは、RAM14に記憶された画像データ(後述する画像生成データ304b:図5参照)を用いてディスプレイ22に表示するための表示画像データをVRAMに生成し、生成した表示画像データをディスプレイ22に出力する。ディスプレイ22としては、たとえばLCDやEL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。

0030

HDD24は、不揮発性メモリであり、情報処理装置10のオペレーティングシステムや各種のアプリケーションソフトを記憶したり、各種のデータを記憶したりする。この第1実施例では、HDD24が情報処理装置10に内蔵される場合について示してあるが、HDD24は情報処理装置10の外部に通信可能に設けてもよい。また、HDD24に代えて、または、HDD24とともに、EEPROMまたはフラッシュメモリのような他の不揮発性の記憶媒体を用いることもできる。

0031

図2図1に示すディスプレイ22に表示されるタッチ画面100の一例を示す図解図である。たとえば、タッチ画面100は、ブラウザ機能によって表示されたウェブページ表示画面、電子メール機能によって表示された受信メールの表示画面または送信メールの作成画面および情報処理装置10が備える他のアプリケーション実行画面などの各種の表示画面である。一例として、図2に示すタッチ画面100では、文字列が表示される場合を示すが、これに限定される必要はない。文字列のみならず、画像(写真)が表示されたり、文字列と画像を含むページが表示されたりする。

0032

このようなタッチ画面100では、文字を入力したり、削除したり、コピーしたり、貼り付けたりする編集作業を行うことがあり、また、アイコンないしボタンまたはURLのような所定のオブジェクトクリックしたりすることもある。このため、編集する位置または所定のオブジェクトを指示する必要があるため、ディスプレイ22には、カーソル110がタッチ画面100の前面に表示されるのが一般的である。ただし、カーソル110は、マウスポインタなどとも呼ばれ、画面上の位置などを指示するための画像を意味する。また、この第1実施例では、カーソル110は、人差指を延ばして他の指を曲げた状態の右手の画像を示してあるが、これは一例であり、限定される必要はない。

0033

また、図2に示すように、カーソル110は手指でタッチした位置(タッチ位置)からずらして表示され、カーソル110がタッチした手指で隠れないようにする技術も公知である。

0034

しかし、公知の技術では、タッチ位置に対するカーソル110の表示位置のずらし量およびずらし方向は固定であり、タッチ位置に対するカーソル110の表示位置の自由度が無い。したがって、ユーザにとっては操作し難い可能性がある。たとえば、タッチ位置に対して左側(左上など)に所定量ずらした位置にカーソル110を表示する場合には、左利きのユーザにとっては操作し難いことがあると考えられる。

0035

したがって、この第1実施例では、ユーザがタッチ位置に対するカーソル110のずらし量およびずらし方向を任意に設定できるようにしてある。

0036

この第1実施例では、ずらし量はスライドにより移動した量(移動量)に応じて決定され、ずらし方向はスライドの方向で決定される。具体的には、ユーザが指でタッチオンした後に、スライドし、スライドを停止している時間が所定時間(たとえば、3秒)を超えると、タッチオンした位置(スライドの開始位置)からスライドを停止した位置(スライドの終了位置)までの距離およびスライドの方向に応じて、タッチ位置に対するカーソル110のずらし量およびずらし方向が決定される。つまり、カーソル110が表示されていない状態でスライドされたときのタッチ位置の移動量および移動方向に基づいてカーソル110の表示位置が決定される。

0037

図3はカーソル110のずらし量およびずらし方向を決定する方法を説明するための図解図である。図3に示すように、ディスプレイ22の表示面には2次元座標系が設定され、たとえば、横方向がX軸方向であり、縦方向がY軸方向である。また、たとえば、ディスプレイ22の表示面の左上の頂点原点(図示せず)に設定され、右方向がX軸方向のプラス方向に設定され、下方向がY軸方向のプラス方向に設定される。ただし、これは一例であり、限定されるべきでない。

0038

図3に示す例では、スライドの開始位置すなわちタッチオンした位置を点P0で示し、この点P0から左斜め下方にスライドし、スライドの終了位置を点P1で示す。たとえば、点P0の2次元座標を(X0,Y0)とし、点P1の2次元座標を(X1,Y1)とすると、スライドの移動量すなわちX軸方向の差分dXPおよびY軸方向の差分dYPは数1で示される。

0039

[数1]
dXP=X1−X0
dYP=Y1−Y0
また、タッチ位置に対するカーソル110のずらし量およびずらし方向は、数2に従って算出される。ただし、図3に示す点Cは、カーソル110を表示する場合の初期位置であり、この第1実施例では、カーソル110のずらし量およびずらし方向を決定する場合に、タッチ位置の変化(スライド)を停止した位置(ここでは、点P1)に対して設定される。

0040

また、タッチ位置に対するカーソル110のずらし量のX成分dXPとY成分dYPとを算出するため、ずらし方向はずらし量のX成分dXPおよびY成分dYPとの符号で決定される。したがって、以下では、ずらし量およびずらし方向を、まとめて「ずらし量」ということがある。この第1実施例では、ずらし量のX成分はdXCであり、ずらし量のY成分はdYCである。

0041

ただし、ずらし量のX成分dXPおよびY成分dYPの符号が(+,+)であれは、ずらし方向は右下であり、その符号が(+,−)であれば、ずらし方向は右上であり、その符号が(−,+)であれば、ずらし方向は左下であり、その符号が(−,−)であれば、ずらし方向は左上である。ただし、符号がプラスでもマイナスでも無い場合には、タッチ位置に対して、真上方向、真下方向、真横方向(タッチ位置の直線上の右方向または左方向)である。

0042

また、定数k1は正の数であり、実験等によって経験的に得られる値である。このように定数k1を設定するのは、点P0と点P1の距離が短い場合であっても、カーソル110がタッチした手指で隠れないように表示するためである。したがって、スライドの移動量すなわちX軸方向の差分dXPおよびY軸方向の差分dYPが比較的大きい場合には、定数k1は0に設定されてもよい。

0043

[数2]
dXC=(X1−X0)+k1
dYC={(Y1−Y0)/(X1−X0)}・dXC
=(Y1−Y0)+k1・{(Y1−Y0)/(X1−X0)}
このように、タッチ位置に対するカーソル110のずらし量が決定されると、現在のタッチ位置をPn(Xn,Yn)とした場合に、カーソル110の位置(XCn,YCn)は数3に従って算出される。

0044

[数3]
XCn=Xn+(X1−X0)+k1
YCn=Yn+(Y1−Y0)+k1・{(Y1−Y0)/(X1−X0)}
上記のように、カーソル110のずらし量が算出されると、図4に示すように、タッチ画面100において、カーソル110のずらし量が決定されたときのタッチ位置すなわち点P1(X1,Y1)に対してカーソル110の表示位置すなわち点C(XCn,YCn)が算出され、算出された点C(XCn,YCn)にカーソル110が表示される。

0045

したがって、タッチ位置に対して、ユーザが設定したずらし量およびずらし方向にカーソル110が表示される。このため、ユーザにとって操作し易い位置にカーソル110を表示することができる。たとえば、横書きの文字列が表示されたタッチ画面100では、右手でタッチ操作するユーザの場合には、タッチ位置よりも左側にカーソル110を表示した方が操作し易く、左手でタッチ操作するユーザの場合には、タッチ位置よりも右側にカーソル110を表示した方が操作し易いと考えられる。つまり、カーソル110の表示位置の自由度を上げることができる。

0046

また、ユーザの操作に従って表示されたカーソル110は、ユーザがスライドすると、ずらし量(位置関係)を保ってスライドによるタッチ位置の移動に追従する。このとき、たとえば、カーソル110は点滅表示される。また、タッチオフされると、カーソル110は非表示(消去)され、その直前のタッチ位置に対してクリック処理が実行される。たとえば、クリック処理では、編集作業を行う位置を指定してあり、タッチ画面100に表示されたオブジェクトを指定したりする。さらに、この第1実施例では、カーソル110は、タッチ位置が所定時間(たとえば、10秒)移動されない場合にも、消去される。

0047

図5図1に示したRAM14のメモリマップ300の一例を示す図解図である。図5に示すように、RAM14は、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304を含む。プログラム記憶領域302は、情報処理装置10で実行される情報処理プログラムを記憶し、情報処理プログラムは、入力検出プログラム302a、画像生成プログラム302b、表示プログラム302c、ずらし量算出プログラム302dおよびカーソル位置算出プログラム302eなどで構成される。この情報処理プログラムは、たとえば、HDD24から読み出され、RAM14に記憶される。

0048

入力検出プログラム302aは、タッチ入力を検出するためのプログラムであり、CPU12は、この入力検出プログラム302aに従って、タッチパネル20から出力されたタッチ座標データを取得し、取得したタッチ座標データを時系列に従ってRAM14に記憶する。ただし、上述したように、ハードウェアのボタンが設けられる場合およびハードウェアのキーボードが接続される場合には、入力検出プログラム302aに従って、ボタンないしキーの入力も検出される。

0049

画像生成プログラム302bは、上記のタッチ画面100などの各種の表示画面についての画面データを生成するためのプログラムである。ただし、画像生成プログラム302bは、画面データを生成するとき、後述する画像生成データ304bを使用する。また、画面データは、CPU12の指示の下、描画制御回路18に内蔵されるGPUによってVRAM上に生成される。

0050

表示プログラム302cは、画像生成プログラム302bに従って生成された画面データに対応する表示画面をディスプレイ22に表示するためプログラムであり、CPU12は、描画制御回路18を制御して、VRAM上に生成された画面データをディスプレイ22に出力する。また、表示プログラム302cは、カーソル110をディスプレイ22に表示したり、ディスプレイ22から消去(非表示)したりするプログラムでもある。ただし、カーソル110は、ディスプレイ22に表示された表示画面の前面に表示される。

0051

ずらし量算出プログラム302dは、スライドの開始位置およびスライドの終了位置を検出し、これら2つの位置を用いて数1および数2に従ってずらし量のX成分dXCおよびY成分dYCを算出するためのプログラムである。

0052

カーソル位置算出プログラム302eは、現在のタッチ位置とずらし量算出プログラム302dに従って算出されたずらし量を用いて数3に従ってカーソル110の表示位置を算出するためのプログラムである。

0053

図示は省略するが、プログラム記憶領域302には、文字入力などの編集機能、ブラウザ機能および電子メール機能などの他の機能を実行するためのプログラムなども記憶される。

0054

また、データ記憶領域304には、操作入力データ304a、画像生成データ304b、スライド開始位置データ304c、スライド終了位置データ304d、ずらし量データ304eおよびカーソル位置データ304fが記憶される。また、データ記憶領域304には、タイマ304gが設けられる。

0055

操作入力データ304aは、タッチパネル20から出力され、CPU12によって取得されたタッチ座標データを時系列に従って記憶したデータである。ただし、操作入力データ304aには、ハードウェアのボタンないしキーについての操作データが含まれる場合もある。

0056

画像生成データ304bは、タッチ画面100などの各種の表示画面を生成するときに使用されるデータであり、ポリゴンデータテクスチャデータなどを含む。この画像生成データ304bは、HDD24から読み出され、RAM14に記憶される。

0057

スライド開始位置データ304cは、スライドの開始位置の座標データであり、この第1実施例では、タッチオフの状態からタッチオンしたときのタッチ位置についての座標データである。スライド終了位置データ304dは、上記のスライドの終了位置の座標データであり、この第1実施例では、タッチオフの状態からタッチオンした後に、スライドを行い、その後、タッチ位置の移動を一定時間以上停止したときのタッチ位置についての座標データである。

0058

ずらし量データ304eは、ずらし量算出プログラム302dに従って、スライド開始位置データ304cが示すスライドの開始位置およびスライド終了位置データ304dが示すスライドの終了位置を用いて算出されたずらし量のX成分dXCおよびY成分dYCについてのデータである。

0059

カーソル位置データ304fは、カーソル位置算出プログラム302eに従って、現在のタッチ位置およびずらし量データ304eが示すずらし量のX成分dXCおよびY成分dYCを用いて算出されたカーソル110の表示位置の座標データである。

0060

タイマ304gは、タッチ位置の移動が停止している時間をカウントするためのタイマである。

0061

データ記憶領域304には、情報処理プログラムを実行するために必要な他のデータも記憶され、また、当該情報処理プログラムを実行するために必要な他のカウンタ(タイマ)およびフラグなども設けられる。

0062

図6ないし図8図1に示したCPU12のカーソルの表示位置(カーソル位置)の算出および表示を行うための処理を含む情報処理の一例を示すフロー図である。情報処理は、情報処理装置10の電源オンされると、開始され、その後は、情報処理が終了してから所定時間(たとえば、0.1秒〜1秒)が経過すると、開始される。

0063

図6に示すように、CPU12は情報処理を開始すると、ステップS1で、タッチ入力が有るかどうかを判断する。ここでは、CPU12は、データ記憶領域304の操作入力データ304aに現フレームのタッチ座標データが含まれるかどうかを判断する。以下、同様である。ただし、フレームは、画面を更新する単位時間であり、たとえば、1/30秒、1/60秒または1/120秒である。また、図示は省略するが、CPU12は、図6ないし図8に示す情報処理と並行して、ブラウザ機能または電子メール機能などの他の機能を実行し、ディスプレイ22には図2および図4に示したようなタッチ画面100が表示されている。

0064

ステップS1で“NO”であれば、つまり、タッチ入力が無ければ、同じステップS1に戻る。一方、ステップS1で“YES”であれば、つまりタッチ入力が有れば、ステップS3で、タッチ位置を取得する。ここでは、CPU12は、データ記憶領域304に記憶された操作入力データ304aを参照して、現フレームのタッチ座標データを取得する。

0065

なお、図示は省略するが、CPU12は、情報処理および他の機能の処理と並行して、タッチパネル20から出力されるタッチ座標データを検出し、操作入力データ304aとしてデータ記憶領域304に記憶する処理を実行する。

0066

次のステップS5では、ステップS3で取得したタッチ位置をスライドの開始位置として記憶する。つまり、現フレームのタッチ座標データがスライド開始位置データ304cとしてデータ記憶領域304に記憶される。

0067

そして、ステップS7では、タッチ入力が有るかどうかを判断する。ステップS7で“NO”であれば、ステップS9で、スライドの開始位置を消去する。つまり、CPU12は、スライド開始位置データ304cをデータ記憶領域304から消去する。以下、同様である。そして、ステップS11で、クリック処理を実行して、図8に示すように、情報処理を終了する。たとえば、クリック処理では、タッチ画面100に表示されたオブジェクトが指定される。これに応じて、CPU12は、編集作業を行う位置を決定したり、アイコンに割り当てられた(設定された)処理を実行したり、URLが示すWebページアクセスしたりする。

0068

また、ステップS7で“YES”であれば、ステップS13で、タッチ位置が変化したかどうかを判断する。ここでは、CPU12は、タッチパネル20から出力されるタッチ座標データが示すタッチ位置が変化し、スライドが行われているかどうかを判断する。以下、同様である。

0069

ステップS13で“NO”であれば、つまり、タッチ位置が変化していなければ、ステップS7に戻る。一方、ステップS13で“YES”であれば、つまり、タッチ位置が変化していれば、図7に示すステップS15で、タッチ位置の移動が停止したかどうかを判断する。CPU12は、タッチパネル20から出力されるタッチ座標が示すタッチ位置が変化せず、スライドが停止(終了)したかどうかを判断する。

0070

ステップS15で“NO”であれば、つまり、タッチ位置の移動が停止していなければ、スライドが継続していると判断して、ステップS15に戻る。一方、ステップS15で“YES”であれば、つまり、タッチ位置の移動が停止すれば、ステップS17で、タイマ304gをリセットおよびスタートし、ステップS19で、第1所定時間(たとえば、3秒)が経過したかどうかを判断する。ここでは、CPU12は、タイマ304gのカウント値が3秒を超えたかどうかを判断する。

0071

ステップS19で“NO”であれば、つまり、第1所定時間が経過していなければ、ステップS21で、タッチ位置の変化があるかどうかを判断する。ステップS21で“YES”であれば、一旦スライドを停止したが、スライドを再開したと判断し、ステップS15に戻る。一方、ステップS21で“NO”であれば、ステップS23で、タッチ入力が有るかどうかを判断する。

0072

ステップS23で“YES”であれば、タッチ位置の移動が停止している状態が継続していると判断し、ステップS19に戻る。一方、ステップS23で“NO”であれば、カーソル位置の決定および算出を中止キャンセル)したと判断し、ステップS25で、スライドの開始位置を消去して、情報処理を終了する。

0073

また、ステップS19で“YES”であれば、つまり、第1所定時間が経過すれば、ステップS27で、現在のタッチ位置をスライドの終了位置として記憶する。このステップS27では、CPU12は、現フレームのタッチ座標データをスライド終了位置データ304dとしてデータ記憶領域304に記憶する。つまり、スライド後に、所定時間タッチし続けたタッチ位置がスライドの終了位置として記憶される。

0074

図8に示すように、続くステップS29では、カーソル位置のずらし量を算出する。ここでは、CPU12は、上述したように、スライド開始位置データ304cが示すスライドの開始位置の座標(点P0の座標)と、スライド終了位置データ304dが示すスライドの終了位置の座標(点P1の座標)とを用いて、数1および数2に従って、ずらし量のX成分dXCおよびY成分dYCを算出する。そして、CPU12は、ずらし量データ304eをデータ記憶領域304に記憶する。

0075

続くステップS31では、カーソル位置を算出する。ここでは、CPU12は、上述したように、現在のタッチ位置(Xn,Yn)と、ずらし量データ304eが示すずらし量のX成分dXCおよびY成分dYCを用いて、数3に従って、カーソル位置(XCn,YCn)を算出する。

0076

次のステップS33では、算出したカーソル位置(XCn,YCn)にカーソル110を表示する。そして、ステップS35では、タッチ位置の変化があるかどうかを判断する。ステップS35で“YES”であれば、ステップS37で、カーソル110を点滅表示し、ステップS39で、現在のタッチ位置を取得して、ステップS31に戻る。したがって、タッチ位置の移動(スライド)に従って、当該タッチ位置との位置関係を維持しながらカーソル110が移動される。

0077

また、ステップS35で“NO”であれば、ステップS41で、タイマ304gをリセットおよびスタートし、ステップS43で、第2所定時間(たとえば、10秒)が経過したかどうかを判断する。つまり、CPU12は、タイマ304gのカウント値を参照して、カーソル位置の移動が停止された時間が第2所定時間を超えたかどうかを判断する。

0078

ステップS43で“YES”であれば、つまり、第2所定時間が経過すれば、ステップS49で、カーソル110を消去(非表示)して、情報処理を終了する。一方、ステップS43で“NO”であれば、つまり、第2所定時間が経過していなければ、ステップS45で、タッチ入力が有るかどうかを判断する。

0079

ステップS45で“YES”であれば、ステップS35に戻る。一方、ステップS45で“NO”であれば、ステップS47で、クリック処理を実行して、情報処理を終了する。

0080

この第1実施例によれば、タッチオンし、スライドした後に、スライドを停止すると、スライドの距離および方向に応じて決定したずらし量でカーソル110が表示されるので、タッチ位置に対してユーザが所望の位置および方向にカーソル110を表示させることができる。このため、ユーザの操作性を向上させることができる。

0081

なお、第1実施例では、スライドした後に、タッチ位置の移動を停止させている時間が第1所定時間を超えた場合に、カーソル位置のずらし量を算出し、カーソル110を表示するようにしてあるが、これに限定されるべきでない。つまり、カーソル110が表示される位置および方向をユーザが自由に決定できる点が特徴であり、その決定方法は限定されるべきでない。

0082

たとえば、カーソル110を表示させるためのアイコンをタッチ画面100に表示しておき、当該アイコンがクリックされたことに応じて、カーソル位置のずらし量を算出し、カーソル110を表示するためのモードに移行し、タッチオンからタッチオフまでのスライドの距離および方向に応じたずらし量を算出し、カーソル110を表示またはカーソル110の表示位置を変更するようにしてもよい。

0083

また、かかる場合には、異なる2点をクリックによりそれぞれ指定することにより、1点目から2点目までの距離および1点目から2点目に向かう方向に応じてずらし量を算出するようにしてもよい。

0084

さらに、この第1実施例では、カーソル110が表示された後では、スライドに従ってカーソル110が移動されるとき、カーソル110を点滅表示させることにより、カーソル110の表示属性を変化させるようにしたが、これに限定される必要はない。たとえば、カーソル110が移動されるときには、その形状または/および表示色が変化されてもよい。
[第2実施例]
第2実施例の情報処理装置10は、カーソル位置のずらし量を算出する方法が異なる以外は、第1実施例と同じであるため、重複した説明は省略または簡略化する。

0085

第2実施例では、タッチ開始位置(点P0)と移動後タッチ位置(点P1)とのX軸方向の差分dXPおよびY軸方向の差分dYPのそれぞれに定数k1を加算することに代えて、定数k2を乗算するようにした以外は、第1実施例と同じである。したがって、上述の数2が下記の数4に変更される。ただし、定数k2は、1よりも大きい正の数である。この定数k2を乗算する理由は、定数k1を加算する理由と同じである。したがって、スライドの移動量すなわちX軸方向の差分dXPおよびY軸方向の差分dYPが比較的大きい場合には、定数k2は1に設定されてもよい。

0086

[数4]
dXC=k2・(X1−X0)
dYC={(Y1−Y0)/(X1−X0)}・dXC
=k2・(Y1−Y0)
第2実施例においても、第1実施例と同様に、ユーザの操作性を向上させることができる。
[第3実施例]
第3実施例では、カーソル110を表示した後に、表示位置を変更するようにした以外は、第1実施例と同じであるため、重複した説明は省略または簡略化する。

0087

たとえば、カーソル110がディスプレイ22に表示された後に、ユーザがタッチ操作を行っている場合に、複数のタッチ位置が指示された場合に、カーソル位置のずらし量のX成分dXCおよびY成分dYCの各々の符号を反転させる。この第3実施例では、2点のタッチ位置が検出された場合に、タッチ位置のずらし量を変更するようにしてあるが、3点以上であってもよい。このため、第3実施例の情報処理装置10では、マルチタッチ機能を備えるタッチパネル20が使用される。

0088

したがって、カーソル110の位置は、ずらし量のX成分dXCおよびY成分dYCの各々の符号を反転させた後では、タッチ位置を中心点とした点対称の位置に移動される。

0089

たとえば、タッチ位置の左側にカーソル110が表示されるように設定した場合に、ディスプレイ22の表示領域の左端の方にタッチ位置が移動した場合には、カーソル110が表示領域からはみ出したり、表示領域の左端で移動が制限されたりして操作し難くなる。また、ディスプレイ22の表示領域の右端に表示されたオブジェクトを指定したい場合であっても、当該オブジェクトを指定することができない。

0090

このような場合に、たとえば、2点目をタッチすることにより、カーソル位置のずらし量のX成分dXCおよびY成分dYCの各々の符号を反転させると、タッチ位置の右側にカーソル110が表示され、上記のような不都合を回避することができると考えられる。また、カーソル位置がタッチ位置に対して上下方向にもずれている場合には、カーソル位置の表示を上下方向にも反転させることができる。このようにすれば、表示領域の縦方向における上記のような問題も回避することができる。さらに、カーソル110の位置を元に戻す場合には、再度2点目をタッチすればよい。

0091

具体的には、図6図8に示した情報処理において、図9に示す処理が追加される。図9に示すように、ステップS45で“YES”と判断された後に、ステップS61およびS63の処理が実行され、ステップS35に戻る。具体的には、ステップS45で“YES”の場合に、ステップS61で、タッチ位置が2点であるかどうかを判断する。

0092

ステップS61で“NO”であれば、つまり、タッチ位置が1点である場合には、ステップS35に戻る。一方、ステップS61で“YES”であれば、つまり、タッチ位置が2点である場合には、ステップS63で、カーソル位置のずらし量のX成分dXCおよびY成分dYCの各々の符号を反転させて、ステップS35に戻る。したがって、カーソル110がタッチ位置に対して、点対称の位置に移動される。

0093

第3実施例によれば、カーソル110を表示させた後に、その位置を変更できるので、さらにユーザの操作性を向上させることができる。また、ずらし量のX成分dXCおよびY成分dYCの各々の符号を反転させるだけなので、タッチ位置に対するカーソル110の位置を表示した当初の位置に戻せるので、使い勝手が良い。

0094

なお、第3実施例では、ずらし量のX成分dXCおよびY成分dYCの各々の符号を反転させるようにしたが、X成分dXCまたはY成分dYCの符号を反転させるようにしてもよい。この場合、どちらの成分の符号を反転させるかを、タッチ位置の数で決定するようにしてもよい。
[第4実施例]
第4実施例では、カーソル110の表示位置を変更する方法が異なる以外は第3実施例と同じであるため、重複した説明は省略または簡略化する。

0095

たとえば、カーソル110がディスプレイ22に表示された後に、ユーザがタッチ操作を行っている場合に、2点のタッチ位置が指示された場合に、1点目のタッチ位置と2点目のタッチ位置の差分に基づいてずらし量が再計算される。ただし、再計算する場合の計算方法は、第1実施例で説明したずらし量の算出方法と同じである。

0096

たとえば、タッチ位置に対して所望の距離および所望の方向にカーソル110が表示されるように設定した後に、タッチ操作を行った結果、その距離および方向を変更したい場合には、2点目をタッチすることにより、補正することができる。このため、一度設定したずらし量に固定されることがない。

0097

具体的には、図6図8に示した情報処理において、図10に示す処理が追加される。図10に示すように、ステップS45で“YES”と判断された後に、ステップS71およびS73の処理が実行され、ステップS35に戻る。具体的には、ステップS45で“YES”の場合に、ステップS71で、タッチ位置が2点であるかどうかを判断する。

0098

ステップS71で“NO”であれば、つまり、タッチ位置が1点である場合には、ステップS35に戻る。一方、ステップS71で“YES”であれば、つまり、タッチ位置が2点である場合には、ステップS73で、1点目と2点目の差分に基づいてカーソルのずらし量を再計算して、ステップS35に戻る。したがって、カーソル110がタッチ位置に対して、再計算されたずらし量で決定される位置に表示される。

0099

第4実施例においても、カーソル110を表示させた後に、その位置を変更できるので、さらにユーザの操作性を向上させることができる。また、2点目をタッチするだけでカーソル110の表示位置を変更できるので、使い勝手が良い。

0100

なお、第3実施例および第4実施例の変形は、第2実施例にも適用することができる。

0101

また、上述の各実施例で挙げた画面および具体的な数値等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。また、同じ効果が得られる場合には、フロー図に示した各ステップの順番は適宜変更されてもよい。

0102

10 …情報処理装置
12 …CPU
14 …RAM
16 …タッチパネル制御回路
18 …描画制御回路
20 …タッチパネル
22 …ディスプレイ
24 …HDD

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