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技術 画像形成装置、制御装置、及びプログラム

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 萩原千尋田中智石橋準一實方啓二
出願日 2016年10月6日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2016-198367
公開日 2018年4月12日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2018-060097
状態 未査定
技術分野 電子写真における制御・管理・保安
主要キーワード 目印画像 回転数計測 回転量θ 回転基準位置 鉛直上方向 トナー濃度測定用 回転振れ 濃度制御処理
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年4月12日)のものです。
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図面 (13)

課題

像保持体上の濃度制御用の画像を形成すべき位置を検知する手段を有しなくとも、当該位置に濃度制御用の画像を形成する。

解決手段

画像形成装置は、駆動部が感光体ドラム21の回転駆動を停止させるタイミングで、その時点の感光体ドラム21上の露光位置である位置MPに、目印画像MIを形成する。画像形成装置は、感光体ドラム21の回転駆動を再開すると、濃度センサ25を用いて目印画像MIの存在の検出を開始するとともに、感光体ドラム21の回転駆動が再開されてから、目印画像MIが検出されるまでの時間を計る。画像形成装置は、計った時間と、単位時間当たりの感光体ドラム21の回転量とに基づいて、惰性による感光体ドラム21の回転量(θB)を算出し、更に感光体ドラム21の回転角(θA+θB)を特定して、その回転角に基づいて、基準位置BPに濃度制御用の画像を形成する。

概要

背景

電子写真方式画像形成装置は、画像の濃度を制御する機能を有する。この制御では、濃度制御用の画像を形成してその画像の濃度を読み取り、読み取った濃度が目標濃度となるように、種々の条件を設定する。しかし、感光体表面の電位むらを原因として、濃度制御用の画像の濃度が変化することがある。この問題を解決するため、特許文献1には、感光体ドラムの側面に設けられた位置検知センサにより回転基準位置が検知されると、トナー濃度測定を行うことが記載されている。これにより、感光体ドラム上の同じ位置にトナー濃度測定用の画像が形成されるので、電位むらの影響が軽減される。特許文献2には、トナー像濃度パターンの濃度の検出において、感光体周期平均処理を行うこと、また、表面電位センサを用いて、電位むらと回転振れ成分とに分解することが記載されている。

概要

像保持体上の濃度制御用の画像を形成すべき位置を検知する手段を有しなくとも、当該位置に濃度制御用の画像を形成する。画像形成装置は、駆動部が感光体ドラム21の回転駆動を停止させるタイミングで、その時点の感光体ドラム21上の露光位置である位置MPに、目印画像MIを形成する。画像形成装置は、感光体ドラム21の回転駆動を再開すると、濃度センサ25を用いて目印画像MIの存在の検出を開始するとともに、感光体ドラム21の回転駆動が再開されてから、目印画像MIが検出されるまでの時間を計る。画像形成装置は、計った時間と、単位時間当たりの感光体ドラム21の回転量とに基づいて、惰性による感光体ドラム21の回転量(θB)を算出し、更に感光体ドラム21の回転角(θA+θB)を特定して、その回転角に基づいて、基準位置BPに濃度制御用の画像を形成する。

目的

本発明の目的は、像保持体上の濃度制御用の画像を形成すべき位置を検知する手段を有しなくとも、当該位置に濃度制御用の画像を形成することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

潜像を保持する回転可能な像保持体と、前記像保持体を回転駆動する駆動手段とを含み、前記潜像を現像した画像を媒体転写することで、前記媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段を制御する第1形成制御手段であって、前記駆動手段の回転駆動を停止させるタイミングで、決められた第1画像を前記像保持体に形成させる第1形成制御手段と、決められた位置に配置され、前記第1画像の存在を検出する検出手段と、前記画像形成手段を制御する第2形成制御手段であって、前記駆動手段の回転駆動が再開されてから、前記検出手段により前記第1画像の存在が検出されるまでの時間に応じたタイミングで、決められた第2画像を前記像保持体に形成させる第2形成制御手段と、前記第2画像の濃度に基づいて、前記画像形成手段が形成する画像の濃度を制御する濃度制御手段とを備える画像形成装置

請求項2

前記時間と、単位時間当たりの前記像保持体の回転量とに基づいて、前記回転駆動が停止された後の惰性による前記像保持体の回転量を算出する算出手段と、前記第2形成制御手段は、惰性による前記像保持体の回転量に基づいて、前記第2画像を形成するタイミングを特定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

請求項3

前記駆動手段の回転数計測する計測手段を備え、前記回転数と、惰性による前記像保持体の回転量とに基づいて、前記像保持体の回転角を特定する回転角特定手段とを備え、前記第2形成制御手段は、前記回転角に基づいて、前記第2画像を形成するタイミングを特定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。

請求項4

潜像を保持する回転可能な像保持体と、前記像保持体を回転駆動する駆動手段とを含み、前記潜像を現像した画像を媒体に転写することで、前記媒体に画像を形成する画像形成手段を制御する第1形成制御手段であって、前記駆動手段の回転駆動を停止させるタイミングで、決められた第1画像を前記像保持体に形成させる第1形成制御手段と、前記画像形成手段を制御する第2形成制御手段であって、前記駆動手段の回転駆動が再開されてから、決められた位置に配置された前記第1画像の存在を検出する検出手段により前記第1画像の存在が検出されるまでの時間に応じたタイミングで、決められた第2画像を前記像保持体に形成させる第2形成制御手段と、前記第2画像の濃度に基づいて、前記画像形成手段が形成する画像の濃度を制御する濃度制御手段とを備える制御装置

請求項5

潜像を保持する回転可能な像保持体と、前記像保持体を回転駆動する駆動手段とを含み、前記潜像を現像した画像を媒体に転写することで、前記媒体に画像を形成する画像形成手段と、決められた位置に配置され、決められた第1画像の存在を検出する検出手段とを備える画像形成装置のコンピュータを、前記画像形成手段を制御する第1形成制御手段であって、前記駆動手段の回転駆動を停止させるタイミングで、前記第1画像を前記像保持体に形成させる第1形成制御手段と、前記画像形成手段を制御する第2形成制御手段であって、前記駆動手段の回転駆動が再開されてから、前記検出手段により前記第1画像の存在が検出されるまでの時間に応じたタイミングで、決められた第2画像を前記像保持体に形成させる第2形成制御手段と、前記第2画像の濃度に基づいて、前記画像形成手段が形成する画像の濃度を制御する濃度制御手段として機能させるためのプログラム

技術分野

0001

本発明は、画像形成装置制御装置、及びプログラムに関する。

背景技術

0002

電子写真方式の画像形成装置は、画像の濃度を制御する機能を有する。この制御では、濃度制御用の画像を形成してその画像の濃度を読み取り、読み取った濃度が目標濃度となるように、種々の条件を設定する。しかし、感光体表面の電位むらを原因として、濃度制御用の画像の濃度が変化することがある。この問題を解決するため、特許文献1には、感光体ドラムの側面に設けられた位置検知センサにより回転基準位置が検知されると、トナー濃度測定を行うことが記載されている。これにより、感光体ドラム上の同じ位置にトナー濃度測定用の画像が形成されるので、電位むらの影響が軽減される。特許文献2には、トナー像濃度パターンの濃度の検出において、感光体周期平均処理を行うこと、また、表面電位センサを用いて、電位むらと回転振れ成分とに分解することが記載されている。

先行技術

0003

特開平5−333645号公報
特開2013−109337号公報

発明が解決しようとする課題

0004

感光体ドラム上の決められた位置に濃度制御用の画像を形成する場合、感光体ドラムを回転駆動するモータ回転数に基づいて、感光体ドラムの回転角を特定する方法を採ることが考えられる。しかし、モータの駆動が停止した後も、感光体ドラムは惰性で回転する。また、この惰性による回転量は、装置の設置環境や、感光体ドラムの使用量、各部品の寸法等に依存して変化することがある。
本発明の目的は、像保持体上の濃度制御用の画像を形成すべき位置を検知する手段を有しなくとも、当該位置に濃度制御用の画像を形成することである。

課題を解決するための手段

0005

本発明の請求項1に係る画像形成装置は、潜像を保持する回転可能な像保持体と、前記像保持体を回転駆動する駆動手段とを含み、前記潜像を現像した画像を媒体転写することで、前記媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段を制御する第1形成制御手段であって、前記駆動手段の回転駆動を停止させるタイミングで、決められた第1画像を前記像保持体に形成させる第1形成制御手段と、決められた位置に配置され、前記第1画像の存在を検出する検出手段と、前記画像形成手段を制御する第2形成制御手段であって、前記駆動手段の回転駆動が再開されてから、前記検出手段により前記第1画像の存在が検出されるまでの時間に応じたタイミングで、決められた第2画像を前記像保持体に形成させる第2形成制御手段と、前記第2画像の濃度に基づいて、前記画像形成手段が形成する画像の濃度を制御する濃度制御手段とを備える。

0006

本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1に係る構成において、前記時間と、単位時間当たりの前記像保持体の回転量とに基づいて、前記回転駆動が停止された後の惰性による前記像保持体の回転量を算出する算出手段と、前記第2形成制御手段は、惰性による前記像保持体の回転量に基づいて、前記第2画像を形成するタイミングを特定することを特徴とする。

0007

本発明の請求項3に係る画像形成装置は、請求項1又は請求項2に係る構成において、前記駆動手段の回転数を計測する計測手段を備え、前記回転数と、惰性による前記像保持体の回転量とに基づいて、前記像保持体の回転角を特定する回転角特定手段とを備え、前記第2形成制御手段は、前記回転角に基づいて、前記第2画像を形成するタイミングを特定することを特徴とする。

0008

本発明の請求項4に係る制御装置は、潜像を保持する回転可能な像保持体と、前記像保持体を回転駆動する駆動手段とを含み、前記潜像を現像した画像を媒体に転写することで、前記媒体に画像を形成する画像形成手段を制御する第1形成制御手段であって、前記駆動手段の回転駆動を停止させるタイミングで、決められた第1画像を前記像保持体に形成させる第1形成制御手段と、前記画像形成手段を制御する第2形成制御手段であって、前記駆動手段の回転駆動が再開されてから、決められた位置に配置された前記第1画像の存在を検出する検出手段により前記第1画像の存在が検出されるまでの時間に応じたタイミングで、決められた第2画像を前記像保持体に形成させる第2形成制御手段と、前記第2画像の濃度に基づいて、前記画像形成手段が形成する画像の濃度を制御する濃度制御手段とを備える。

0009

本発明の請求項5に係るプログラムは、潜像を保持する回転可能な像保持体と、前記像保持体を回転駆動する駆動手段とを含み、前記潜像を現像した画像を媒体に転写することで、前記媒体に画像を形成する画像形成手段と、決められた位置に配置され、決められた第1画像の存在を検出する検出手段とを備える画像形成装置のコンピュータを、前記画像形成手段を制御する第1形成制御手段であって、前記駆動手段の回転駆動を停止させるタイミングで、前記第1画像を前記像保持体に形成させる第1形成制御手段と、前記画像形成手段を制御する第2形成制御手段であって、前記駆動手段の回転駆動が再開されてから、前記検出手段により前記第1画像の存在が検出されるまでの時間に応じたタイミングで、決められた第2画像を前記像保持体に形成させる第2形成制御手段と、前記第2画像の濃度に基づいて、前記画像形成手段が形成する画像の濃度を制御する濃度制御手段として機能させるためのプログラムである。

発明の効果

0010

請求項1,4,5に係る発明によれば、像保持体上の濃度制御用の画像を形成すべき位置を検知する手段を有しなくとも、当該位置に濃度制御用の画像を形成することができる。
請求項2に係る発明によれば、像保持体の惰性による回転量を算出し、その回転量に基づいて、濃度制御用の画像を形成する位置を特定することができる。
請求項3に係る発明によれば、像保持体の回転角を特定し、その回転角に基づいて、濃度制御用の画像を形成する位置を特定することができる。

図面の簡単な説明

0011

本発明の一実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図。
同実施形態に係る画像形成部の構成を示す図。
同実施形態に係る感光体ドラムを回転駆動する機構を示すブロック図。
同実施形態に係る感光体ドラムの惰性による回転の説明図。
同実施形態に係る制御部の機能構成を示すブロック図。
同実施形態に係る目印画像の説明図。
同実施形態に係る画像形成装置で実行される感光体ドラムの回転駆動の停止時の動作を示すフローチャート
同実施形態に係る感光体ドラムの回転駆動の停止時の動作の説明図。
同実施形態に係る画像形成装置で実行される感光体ドラムの回転駆動の再開時の動作を示すフローチャート。
同実施形態に係る感光体ドラムの回転駆動の再開時の動作の説明図。
同実施形態に係る画像形成装置で実行される濃度制御処理時の動作を示すフローチャート。
同実施形態に係る濃度制御処理時の動作を説明する図。

実施例

0012

[実施形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、制御部1と、画像形成部2と、操作部3と、通信部4と、記憶部5とを備える。
制御部1は、画像形成装置100の各部を制御する。制御部1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)含むプロセッサを有する。CPUは、ROM又は記憶部5に記憶されたプログラムを実行する。制御部1は、本発明の「制御装置」の一例である。画像形成部2は、トナーを含む現像剤を用いて、媒体に画像を形成する。媒体は、例えば用紙であるが、樹脂シート又はその他の素材シートであってもよい。画像形成部2は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の4色のトナーを用いて、電子写真プロセスにより画像を形成する。画像形成部2は、本発明の「画像形成手段」の一例である。

0013

操作部3は、ユーザの操作を受け付ける。操作部3は、例えばボタン等の操作手段を有する。通信部4は、図示せぬ外部装置と通信する。通信部4は、例えば外部装置から画像形成処理の実行の要求を受け付ける。通信部4は、例えばモデムを有する。記憶部5は、データを記憶する。記憶部5は、例えば、制御部1が実行するプログラム、及び画像を形成するための画像データを記憶する。記憶部5は、例えばハードディスク装置を有する。

0014

図2は、画像形成部2の構成を示す図である。画像形成部2の要素のうち、符号の末尾に付されたアルファベットは、当該符号が付された要素が取り扱うトナーの色を示している。符号の末尾のアルファベットのみが異なる要素同士は、取り扱うトナーの色は異なるが、構成は同一である。以下の説明において、これらの要素について特に区別する必要がない場合には、符号の末尾のアルファベットを省いて説明する。

0015

感光体ドラム21は、表面に形成された潜像(静電潜像)を保持する。感光体ドラム21は、表面に光導電膜を積層した円筒状の部材である。感光体ドラム21は、中間転写ベルト26と接触し、中間転写ベルト26の移動に伴って、円筒の中心を軸として図中の矢印Aの方向に回転する。感光体ドラム21は、本発明の「像保持体」の一例である。

0016

図3は、感光体ドラム21を回転駆動する機構を示すブロック図である。図3に示すように、画像形成部2は、駆動部211と、回転数計測部212とを有する。駆動部211は、感光体ドラム21の軸(回転軸)と接続され、制御部1の制御に応じて、感光体ドラム21を回転させるための駆動(即ち、回転駆動)を行う。駆動部211は、例えばステップモータを有する。駆動部211は、本発明の「駆動手段」の一例である。回転数計測部212は、駆動部211の回転数を計測し、計測した回転数を制御部1に出力する。回転数計測部212は、例えばロータリエンコーダで、本発明の「計測手段」の一例である。
なお、駆動部211、及び回転数計測部212は、Y、M、C、Kの色毎に設けられる。

0017

図2に戻って説明する。
帯電部22は、感光体ドラム21の表面(光導電膜)を決められた電位に帯電させる。帯電部22は、例えば、スコロトロン帯電器である。帯電部22は、感光体ドラム21の表面上の各位置で電位が同じとなるように帯電させるが、電位むらにより、各位置の電位にばらつきが生じることがある。

0018

露光部23は、帯電部22により帯電させられた感光体ドラム21の表面を露光して、露光光に応じた潜像(静電潜像)を形成する。露光部23は、制御部1による制御に応じて、露光位置の露光を行う。現像部24は、現像剤を収容し、その現像剤を用いて、感光体ドラム21に形成された潜像を現像する。現像剤は、例えば、外添剤を付与されたY、M、C、Kのいずれか一の色のトナーと、フェライト粉等のキャリアとを含む二成分現像剤である。

0019

中間転写ベルト26は、無端のベルト状の部材である。中間転写ベルト26は、回転ロール27、一次転写ロール28、及びバックアップロール29と接触しながら、図中の矢印Bの方向に回転する。回転ロール27は、中間転写ベルト26の移動を支持する円筒状の部材であり、円筒の中心を軸として回転する。一次転写ロール28は、中間転写ベルト26を挟んで感光体ドラム21と対向する円筒状の部材である。一次転写ロール28は、転写バイアス印加された状態のときに、感光体ドラム21との間に転写電界を形成し、感光体ドラム21上に保持された画像(現像像)を、中間転写ベルト26に転写する。二次転写ロール30は、中間転写ベルト26を挟んでバックアップロール29と対向する円筒状の部材である。二次転写ロール30は、転写バイアスが印加された状態のときに、バックアップロール29との間に転写電界を形成し、中間転写ベルト26上に転写された画像を媒体200に転写する。画像形成装置100内を搬送される媒体200は、二点鎖線の矢印C方向に搬送され、媒体200に画像が形成される。

0020

濃度センサ25は、画像の濃度を測定するためのセンサである。濃度センサ25は、中間転写ベルト26に面するように、配置されている。濃度センサ25は、例えば、反射型のセンサである。即ち、濃度センサ25は、中間転写ベルト26の表面に形成された画像に光を照射し、その光の反射率を示す信号を、制御部1に出力する。制御部1は、濃度センサ25からの信号に基づいて、画像の濃度を測定する。ここにおいて、「濃度」は、光学濃度である。当該濃度は、濃度センサ25が照射した光量に対する濃度センサ25が受光する反射光の光量の割合によって特定される。濃度センサ25は、後述する目印画像の存在を検出するためのセンサで、本発明の「検出手段」の一例である。

0021

搬送ロール31は、図示せぬ駆動部(例えばモータ)により駆動させられ、図2に示す破線の矢印C方向に媒体200を搬送する円筒状の部材である。定着部32は、定着ロール加圧ロールとを有する。定着部32は、画像が転写された媒体200に対し、定着ロールと加圧ロールとにより挟まれたニップ領域において熱と圧力とを加える定着処理を施し、画像を媒体に定着させる。

0022

以上の構成の画像形成装置100は、毎回の濃度制御処理において、感光体ドラム21上の予め決められた位置(以下「基準位置」という。)に濃度制御用画像を形成する。濃度制御処理は、画像形成部2により形成された濃度制御用画像を、濃度センサ25を用いて測定し、その測定した濃度を予め決められた目標濃度に近づける(望ましくは、一致させる)処理である。濃度制御用画像は、単一の濃度であり、矩形正方形又はその他の形状の画像である。濃度制御用画像は、本発明の「第2画像」の一例である。
しかし、回転数計測部212により計測された感光体ドラム21の回転数を参照して・感光体ドラム21の表面上の基準位置を特定する場合、以下のような課題がある。

0023

図4は、感光体ドラム21の惰性による回転を説明する図である。
まず、感光体ドラム21の回転角を、以下のとおり定める。鉛直下方向から鉛直上方向に延び、且つ感光体ドラム21を軸方向に見たときの中心Oを通過する軸を、「Z軸」と定める。そして、感光体ドラム21を軸方向に見たときに、感光体ドラム21の表面上の基準位置BPが12時の位置にあるときの回転角を、「0度」と定める。基準位置BPは、濃度制御用画像が形成される位置として決められた位置である。以下の説明では、回転角は、時計回り方向にその値が正方向に大きくなるものとする。回転角は、0度以上360度未満の値で表される。例えば図4の左側の図では、基準位置BPは、1時の位置にあり、回転角θ1は30度である。

0024

ここで、駆動部211により感光体ドラム21が回転駆動させられ、回転角θ1となったときに、駆動部211の回転駆動が停止させられたとする。この場合、駆動部211による回転駆動は停止するが、感光体ドラム21は直ちに回転が停止するわけではく、その後も惰性により回転してから停止する。惰性による回転量を角度でθ2と表した場合、図4の右側の図に示すように、回転角がθ1+θ2となった状態で、感光体ドラム21は停止する。

0025

回転角θ1は、回転数計測部212により計測された回転数に基づいて、特定され得る。しかし、回転量θ2の回転は、駆動部211の回転駆動によらないので、回転数計測部212により計測された回転数のみで特定することは困難である。よって、回転角θ1+θ2についても、特定することが困難となる。

0026

そこで、画像形成装置100は、基準位置に濃度制御用画像を形成して濃度制御処理を行うために、以下で説明する機能を実現する。
図5は、制御部1の機能構成を示すブロック図である。制御部1は、第1形成制御手段11と、計時手段12と、算出手段13と、回転角特定手段14と、第2形成制御手段15と、濃度制御手段16とを有する。

0027

第1形成制御手段11は、画像形成部2を制御する。第1形成制御手段11は、駆動部211の回転駆動を停止させるタイミングで、決められた目印画像を、感光体ドラム21に形成させる。目印画像は、本発明の「第1画像」の一例である。

0028

図6は、本実施形態の目印画像を説明する図である。図6に示す目印画像MIは、中間転写ベルト26に転写されたときに、中間転写ベルト26の移動方向である矢印Bの方向に沿って複数の線状の画像要素が配列するように構成される。ここでは、Kの画像要素は4本、Cの画像要素は3本、Mの画像要素は2本、Yの画像要素は1本である。なお、この目印画像は一例に過ぎず、他の目印画像が採用されてもよい。

0029

計時手段12は、駆動部211による感光体ドラム21の回転駆動が再開されてから、濃度センサ25により目印画像の存在が検出されるまでの時間を計る。計時手段12は、目印画像を構成する画像要素の数に基づいて、どの色の目印画像の存在が検出されたかを判断する。

0030

算出手段13は、計時手段12が計った時間と、単位時間当たりの感光体ドラム21の回転量とに基づいて、惰性による感光体ドラム21の回転量を算出する。回転量は、ここでは、感光体ドラム21が回転した角度の大きさで表される。ただし、この回転量が、惰性により回転した時間、又は惰性により基準位置が移動した距離等で表されてもよい。

0031

回転角特定手段14は、回転数計測部212により計測された駆動部211の回転数と、算出手段13が算出した惰性による回転量とに基づいて、感光体ドラム21の回転角を特定する。

0032

第2形成制御手段15は、画像形成部2を制御する。第2形成制御手段15は、回転角特定手段14が特定した回転角に応じたタイミングで、感光体ドラム21に濃度制御用画像を形成する。第2形成制御手段15は、基準位置が露光位置に到達したタイミングで、露光部23に、濃度制御用画像を形成するための潜像を形成させる。

0033

濃度制御手段16は、濃度センサ25を用いて測定した濃度制御用画像の濃度と、決められた目標濃度とに基づいて、画像形成部2が従う画像形成条件を制御する。画像形成条件は、例えば、露光部23の露光光の光量(露光量)、帯電部22が感光体ドラム21を帯電させるときの帯電電位、現像部24の現像バイアス、一次転写ロール28の転写電位、及び現像部24に供給するトナーの補給量のうちの一つ以上を含む。

0034

次に、本実施形態の動作を説明する。
<A:感光体ドラム21の回転駆動の停止時の動作>
図7は、画像形成装置100で実行される感光体ドラム21の回転駆動の停止時の動作を示すフローチャートである。図8は、感光体ドラム21の回転駆動の停止時の動作を説明する図である。
まず、第1形成制御手段11は、画像形成部2による画像形成処理の実行中であって、駆動部211を回転駆動させている期間において、感光体ドラム21の回転駆動を停止するかどうかを判断する(ステップS1)。ステップS1で「NO」と判断された場合は、引き続きステップS1の判断を行う。

0035

感光体ドラム21の回転駆動を停止すると判断した場合(ステップS1;YES)、第1形成制御手段11は、感光体ドラム21に目印画像MIを形成するように、画像形成部2を制御する(ステップS2)。図8の左側の図に示すように、ここでは、目印画像MIが、感光体ドラム21上の位置MPに形成されたものとする。このときの感光体ドラムの回転角を「θA」とする。

0036

次に、第1形成制御手段11は、感光体ドラム21の回転駆動の停止を指示する駆動停止信号を、駆動部211へ供給して、その回転駆動を停止させる(ステップS3)。これにより、駆動部211による回転駆動は停止するが、感光体ドラム21は惰性による回転をしてから、停止する。図8の右側の図に示すように、惰性による回転量をθBとした場合、感光体ドラム21の回転角は、「θA+θB」となる。
なお、感光体ドラム21は、次回の画像形成処理が開始されるまでは、目印画像MIが感光体ドラム21の表面に形成されたままの状態となる。また、画像形成装置100は、毎回の感光体ドラム21の回転駆動の停止時に、図7で説明した動作をする。ただし、これに限られず、濃度制御処理が行われる条件を満たした場合にだけ、この動作をしてもよい。

0037

<B:感光体ドラム21の回転駆動の再開時の動作>
図9は、画像形成装置100で実行される感光体ドラム21の回転駆動の再開時の動作を示すフローチャートである。図10は、感光体ドラム21の回転駆動の再開時の動作を説明する図である。
第2形成制御手段15は、感光体ドラム21の回転駆動を再開するかどうかを判断する(ステップS11)。ステップS11で「NO」と判断された場合は、引き続きステップS11の判断を行う。

0038

感光体ドラム21の回転駆動を再開すると判断した場合(ステップS11;YES)、第2形成制御手段15は、感光体ドラム21の回転駆動の開始を指示する駆動開始信号を、駆動部211へ供給して、その回転駆動を開始させる(ステップS12)。また、計時手段12は、この回転駆動が再開されてからの経過時間の計時を開始する(ステップS13)。また、第2形成制御手段15は、濃度センサ25をオンし、目印画像の存在を検出する処理を開始させる(ステップS14)。

0039

次に、計時手段12は、目印画像MIの存在を検出したかどうかを判断する(ステップS15)。ステップS15で「NO」と判断した場合は、引き続きステップS15の判断を行う。
目印画像MIの存在を検出したと判断した場合(ステップS15;YES)、計時手段12は、駆動部211の回転駆動が再開されてから、目印画像MIの存在が検出されるまでの時間を特定する(ステップS16)。以下、この時間を「T」と表す。

0040

次に、算出手段13は、惰性による感光体ドラム21の回転量を算出する(ステップS17)。算出手段13は、回転駆動の再開後の感光体ドラム21の単位時間当たりの回転量Rと、時間Tとに基づいて、惰性による回転量を算出する。ここで、図10に示すように、位置MP(目印画像MI)が、惰性により距離Lだけ移動したとする。また、惰性による回転がなかったと仮定した場合の、目印画像MIが形成された位置MP(つまり、露光位置)から、濃度センサ25の読取位置DPまでの距離を、LAとする。距離LAは、目印画像MIが移動することとなる距離で、既知の値である。この場合、距離Lは、距離LAから、惰性による回転後の位置MPから読取位置DPまでの距離LBを減じた値となる。よって、距離LB=R×Tの関係を満たす。そして、算出手段13は、算出した距離Lを、回転量θBに換算する。感光体ドラム21の径の大きさは既知であるから、距離Lから回転量θBが一意に定まる。

0041

次に、回転角特定手段14は、回転数計測部212により計測された駆動部211の回転数に基づき特定した回転角θAに、算出手段13が算出した回転量θBを加算して、回転角θA+θBを特定する(ステップS18)。
なお、画像形成装置100は、毎回の感光体ドラム21の回転駆動の再開時に、図9で説明した動作をする。ただし、これに限られず、濃度制御処理が行われる条件を満たした場合にだけ、この動作をしてもよい。

0042

<C:濃度制御処理時の動作>
図11は、画像形成装置100で実行される濃度制御処理時の動作を示すフローチャートである。図12は、濃度制御処理時の動作を説明する図である。
濃度制御手段16は、濃度制御処理を行うかどうかを判断する(ステップS21)。ステップS21で「NO」と判断した場合は、濃度制御手段16は、濃度制御処理を行わずに、図11の処理を終了させる。

0043

濃度制御処理を行うと判断された場合(ステップS21;YES)、第2形成制御手段15は、ステップS18で特定された回転角に基づいて、濃度制御用画像CIを形成するタイミングを特定する(ステップS22)。即ち、第2形成制御手段15は、基準位置BPが、露光位置に到達するタイミングを特定する。感光体ドラム21の回転駆動の停止時の基準位置BPは、回転数計測部212に計測された回転数により既知である。そして、惰性による回転量θBも既知で、感光体ドラム21の回転駆動の再開後の回転数も、回転数計測部212により計測された回転数により既知である。よって、第2形成制御手段15は、基準位置BPが露光位置に到達するタイミングを特定し得る。

0044

そして、第2形成制御手段15は、ステップS22で特定したタイミングで、濃度制御用画像を形成させる(ステップS23)。ここでは、図12に示すように、基準位置BPが12時の位置に到達したタイミングで、濃度制御用画像CIを形成するための露光が行われる。そして、濃度制御手段16は、濃度制御用画像CIの濃度が濃度センサ25により読み取られると、読み取った濃度に基づいて、画像形成条件を設定する(ステップS24)。

0045

以上説明した実施形態によれば、画像形成装置100は、感光体ドラム21における基準位置を検出するための手段(例えば、センサ)を用いなくとも、その基準位置に濃度制御用画像を形成して、濃度制御処理を実行する。これにより、画像形成装置100は、感光体ドラム21の表面の電位むらの影響を軽減して、濃度制御処理を実行し得る。また、基準位置を検出するための手段を必要としないことは、画像形成装置100の部品数を減少させることにも寄与する。

0046

[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施してもよい。また、以下に示す変形例は、各々を組み合わせてもよい。
上述した実施形態では、中間転写ベルト26に面するように濃度センサ25が配置され、この濃度センサ25を用いて中間転写ベルト26上に形成された画像の濃度が測定されていた。これに代えて、濃度センサ25は、感光体ドラム21に面するように配置され、感光体ドラム21上に形成された目印画像を検出し、また、濃度制御用画像の濃度を読み取ってもよい。即ち、濃度センサ25が配置される具体的な位置は、特に問わない。
また、目印画像の存在を検出するためのセンサと、濃度制御用画像の濃度の測定するためのセンサとが別個に設けられてもよい。

0047

上述した実施形態で説明した画像形成装置100の構成、又は動作の一部を省略してもよい。例えば、制御部1において、惰性による回転量が算出されなくてもよいし、惰性による回転後の回転角が特定されなくてもよい。制御部1(第2形成制御手段15)は、惰性による回転前の基準位置BPの位置と、時間Tと、感光体ドラム21の単位時間当たりの回転量、及びその回転時間に基づいて、濃度制御用画像を形成すべきタイミングを特定し得る。
画像形成装置100のハードウェア構成や機能構成は、上述した実施形態で説明した構成に限られない。また、処理の実行順は適宜入れ替えられてよい。
画像形成部2は、3色以下、又は5色以上のトナーを用いて画像を形成するものであってもよい。

0048

上述した実施形態の制御部1が実現する各機能は、1又は複数のハードウェア回路により実現されてもよいし、1又は複数のプログラムを演算装置が実行することにより実現されてよいし、これらの組み合わせにより実現されてもよい。また、制御部1の機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体磁気テープ磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体光ディスク等)、光磁気記録媒体半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。また、本発明は、コンピュータが行う画像形成装置の制御方法として把握し得る。

0049

1…制御部、11…第1形成制御手段、12…計時手段、13…算出手段、14…回転角特定手段、15…第2形成制御手段、16…濃度制御手段、2…画像形成部、3…操作部、4…通信部、5…記憶部、21…感光体ドラム、211…駆動部、212…回転数計測部、22…帯電部、23…露光部、24…現像部、25…濃度センサ、26…中間転写ベルト、27…回転ロール、28…一次転写ロール、29…バックアップロール、30…二次転写ロール、31…搬送ロール、32…定着部、100…画像形成装置、200…媒体。

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