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技術 ガス栓

出願人 株式会社藤井合金製作所
発明者 米元茂光藤木顕士
出願日 2016年10月7日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-199071
公開日 2018年4月12日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2018-059602
状態 特許登録済
技術分野 弾性リップ型 栓、コック 密封装置 弁の細部(II)
主要キーワード 上方開放端 微小ガス 字状体 環状孔 錆付き 幅広溝 係合鍔 係合フランジ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (5)

課題

ガス栓本体(31)のせん収容部(30)にせん(3)が回動自在に収容され、せん周瑜部(30)の上方に連設させた筒状部(33)に操作ハンドル(2)が回動自在に且つ抜け止め状態に、防水パッキン(10)を介して装着されたガス栓に関し、設置される環境やガス栓本体の外部及び内部からの様々な影響に効果的に対応できると共に、前記防水パッキンの初期防水性能を維持することが出来るガス栓をコストを抑えた状態で提供すること。

解決手段

防水パッキン(10)よりも所定の間隔をおいて内側に位置する筒状部(33)と操作ハンドル(2)との間に、防水パッキン(10)より小径の環状の第2パッキン(1)を設け、防水パッキン(10)はガス栓に対する外部からの影響に耐性のある材質とし、第2パッキン(1)はガス栓の内部からの影響に耐性のある材質としたこと。

概要

背景

図4に示すガス栓は、ガス栓本体(31)に挿通するガス流路(31a)の中央部に、せん収容部(30)が、図面では上方に開放するように設けられており、せん収容部(30)の上方には、筒状部(33)が延長形成されている。筒状部(33)には、せん収容部(30)内に収容されているせん(3)を回動操作する操作ハンドル(2)が取り付けられる。
また、ガスメータ用ガス栓のように屋外に設置されるガス栓や、厨房に設置されるガス栓では、ガス栓本体(31)内への雨水や洗浄水等の浸入を防止するために、筒状部(33)の頂面周縁部と操作ハンドル(2)の裏面との間には、環状の防水パッキン(40)が密に介在されている。

筒状部(33)の内周壁複数箇所には、円弧状の係合フランジ部(32)が部分的に内方へ張り出しており、操作ハンドル(2)の裏面には、係合フランジ部(32)に下方から係合させる複数の係合鍔部(22)が外方へ張り出している。
また、操作ハンドル(2)の裏面の略中央部と、せん(3)の頂面中央部との間には、押えバネ(4)を圧縮させた状態で介在させている。

係合鍔部(22)を、押えバネ(4)の付勢力に抗して、係合フランジ部(32)に下から係合させる態様で、操作ハンドル(2)をガス栓本体(31)の筒状部(33)に装着した状態においては、押えバネ(4)の付勢力によって、せん(3)はせん収容部(30)の底部側に押圧されると同時に、係合鍔部(22)の上面が係合フランジ部(32)の下面に圧接される。このとき、操作ハンドル(2)の裏面と筒状部(33)の頂面との間には、所定の隙間(S)が形成される態様となる。この装着状態において、防水パッキン(40)は、筒状部(33)の頂面周縁部と操作ハンドル(2)の裏面との間で押圧されて、ガス栓本体(31)内部の防水性を保持している。

概要

ガス栓本体(31)のせん収容部(30)にせん(3)が回動自在に収容され、せん周瑜部(30)の上方に連設させた筒状部(33)に操作ハンドル(2)が回動自在に且つ抜け止め状態に、防水パッキン(10)を介して装着されたガス栓に関し、設置される環境やガス栓本体の外部及び内部からの様々な影響に効果的に対応できると共に、前記防水パッキンの初期防水性能を維持することが出来るガス栓をコストを抑えた状態で提供すること。防水パッキン(10)よりも所定の間隔をおいて内側に位置する筒状部(33)と操作ハンドル(2)との間に、防水パッキン(10)より小径の環状の第2パッキン(1)を設け、防水パッキン(10)はガス栓に対する外部からの影響に耐性のある材質とし、第2パッキン(1)はガス栓の内部からの影響に耐性のある材質としたこと。

目的

本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、『ガス栓本体のせん収容部の開放端部に筒状部が連設されていると共に、前記せん収容部内に収容されているせんを回動操作するための操作ハンドルが前記筒状部に対して回動自在に且つ抜け止め状態に装着され、前記筒状部と前記操作ハンドルとの間に環状の防水パッキンを介在させたガス栓』において、設置される環境やガス栓本体の外部及び内部からの様々な影響に効果的に対応できると共に、前記防水パッキンの初期の防水性能を維持することが出来るガス栓をコストを抑えた状態で提供する

効果

実績

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請求項1

ガス栓本体のせん収容部の開放端部に筒状部が連設されていると共に、前記せん収容部内に収容されているせんを回動操作するための操作ハンドルが前記筒状部に対して回動自在に且つ抜け止め状態に装着され、前記筒状部と前記操作ハンドルとの間に環状の防水パッキンを介在させたガス栓において、前記防水パッキンよりも所定の間隔をおいて内側に位置する前記筒状部と前記操作ハンドルとの間に、前記防水パッキンより小径の環状の第2パッキンを設け、前記防水パッキンはガス栓に対する外部からの影響に耐性のある材質とし、第2パッキンはガス栓の内部からの影響に耐性のある材質としたことを特徴とするガス栓。

請求項2

請求項1に記載のガス栓において、前記防水パッキンは、前記筒状部の頂面周縁部と操作ハンドルの裏面との間に設けられた、外側に向かって開放する断面略字状体としたことを特徴とするガス栓。

請求項3

請求項1又は請求項2に記載のガス栓において、前記第2パッキンはOリングとしたことを特徴とするガス栓。

技術分野

0001

この発明は、ガス栓、特に、防水機能を有するガス栓に関する。

背景技術

0002

図4に示すガス栓は、ガス栓本体(31)に挿通するガス流路(31a)の中央部に、せん収容部(30)が、図面では上方に開放するように設けられており、せん収容部(30)の上方には、筒状部(33)が延長形成されている。筒状部(33)には、せん収容部(30)内に収容されているせん(3)を回動操作する操作ハンドル(2)が取り付けられる。
また、ガスメータ用ガス栓のように屋外に設置されるガス栓や、厨房に設置されるガス栓では、ガス栓本体(31)内への雨水や洗浄水等の浸入を防止するために、筒状部(33)の頂面周縁部と操作ハンドル(2)の裏面との間には、環状の防水パッキン(40)が密に介在されている。

0003

筒状部(33)の内周壁複数箇所には、円弧状の係合フランジ部(32)が部分的に内方へ張り出しており、操作ハンドル(2)の裏面には、係合フランジ部(32)に下方から係合させる複数の係合鍔部(22)が外方へ張り出している。
また、操作ハンドル(2)の裏面の略中央部と、せん(3)の頂面中央部との間には、押えバネ(4)を圧縮させた状態で介在させている。

0004

係合鍔部(22)を、押えバネ(4)の付勢力に抗して、係合フランジ部(32)に下から係合させる態様で、操作ハンドル(2)をガス栓本体(31)の筒状部(33)に装着した状態においては、押えバネ(4)の付勢力によって、せん(3)はせん収容部(30)の底部側に押圧されると同時に、係合鍔部(22)の上面が係合フランジ部(32)の下面に圧接される。このとき、操作ハンドル(2)の裏面と筒状部(33)の頂面との間には、所定の隙間(S)が形成される態様となる。この装着状態において、防水パッキン(40)は、筒状部(33)の頂面周縁部と操作ハンドル(2)の裏面との間で押圧されて、ガス栓本体(31)内部の防水性を保持している。

先行技術

0005

特開2005−291308号公報
特開2004−92670号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上記したガス栓の防水パッキン(40)は、ガス栓の種々の設置環境を考慮して、屋外における耐雨水、耐オゾン耐熱耐塵埃等、厨房における耐湯、耐油類、耐洗剤、耐熱等に効果を有する材料が選ばれ、更にはガス栓の内部に使用するグリースオイルのような潤滑剤に対する耐性も有するものとしなければならない。

0007

このように、防水パッキン(40)はガス栓外部及びガス栓内部からの影響に対して一つの部材で対応しているため、耐性となる効果が弱くなるところがある。また、一つのパッキンで多くの影響に対して効果的に対応できる特性を有するものを採用すると、そのような特性を有するパッキンは特段高価であるため、コストの高いガス栓となってしまう。

0008

本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、『ガス栓本体のせん収容部の開放端部に筒状部が連設されていると共に、前記せん収容部内に収容されているせんを回動操作するための操作ハンドルが前記筒状部に対して回動自在に且つ抜け止め状態に装着され、前記筒状部と前記操作ハンドルとの間に環状の防水パッキンを介在させたガス栓』において、設置される環境やガス栓本体の外部及び内部からの様々な影響に効果的に対応できると共に、前記防水パッキンの初期防水性能を維持することが出来るガス栓をコストを抑えた状態で提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0009

上記課題を解決するために講じた本発明の解決手段は、『前記防水パッキンよりも所定の間隔をおいて内側に位置する前記筒状部と前記操作ハンドルとの間に、前記防水パッキンより小径の環状の第2パッキンを設け、
前記防水パッキンはガス栓に対する外部からの影響に耐性のある材質とし、第2パッキンはガス栓の内部からの影響に耐性のある材質とした』ことである。

0010

上記手段は次のように作用する。
ガス栓本体の筒状部と操作ハンドルとの間には、外側に環状の防水パッキンが、その内側に所定の間隔をおいて第2パッキンが介在されてあり、ガス栓を組み付けた状態においては、両者は、共に、圧縮された状態となり、シール性を有する状態となっている。この状態で、防水パッキンはガス栓の設置環境、例えば屋外設置や厨房設置に適応した材質のパッキンを使用することにより、ガス栓の外部からの熱影響や洗剤等からの影響に対して耐性を有し、その結果、初期の防水性を維持するものとなる。他方、第2パッキンは、ガス栓に使用するグリース、例えば、操作ハンドルとガス栓本体の嵌合部や、せんの押さえバネ取付部に使用する潤滑用グリースに対する耐性に優れた材質のパッキンを使用することにより、グリースに接触しても膨潤したり、変形することがなく、気密性が保たれる。また、グリースは外気にさらされることがなく、グリースの劣化が防止される。
なお、ガス栓の防水構造においては、防水パッキン及び第2パッキンの両方が機能するので、防水性能は長期に亘って初期の防水性能が維持される。
なお、第2パッキンは防水パッキンよりも小径な環状体とし、防水パッキンよりも内側に取り付ける構成としたから、操作ハンドルを小型化することが出来る。また、第2パッキンの円周長さは防水パッキンのそれより短いことから、前記筒状部と前記操作ハンドルとの間での摩擦抵抗は小さく、同径のパッキンを2つ設ける場合に比べて、操作ハンドルの回動時の操作力を軽減することが出来る。

0011

上記ガス栓において、好ましくは、『前記防水パッキンは、前記筒状部の頂面周縁部と操作ハンドルの裏面との間に設けられた、外側に向かって開放する断面略字状体とした』ことである。

0012

防水パッキンを第2パッキンより大径としても、防水パッキンは外方に向かって開放する断面略C字状体に形成され、これが、筒状部の頂面周縁部と操作ハンドルの裏面との間に、上下方向に挟まれるように取り付けられるから、操作ハンドルの回動操作が極端に重くなることがない。

0013

上記ガス栓において、好ましくは、『前記第2パッキンはOリングとした』ことである。
ガス栓本体内は、外側の防水パッキンと内側のOリングによって、水密状態に且つ気密状態に保たれる。よって、外部から雨水や洗浄水、洗剤等がガス栓本体内に浸入するのを確実に防止できると共に、万が一、ガス栓本体内部からの微小ガス漏れがあってもガス栓外部への漏れを防止することが出来る。

発明の効果

0014

本発明によれば、防水パッキンと第2パッキンの双方で、ガス栓本体が外部及び内部から受ける様々な影響に対して耐性を補完する機能を有するようにしたから、設置される環境やガス栓本体の内外からの影響に関わらず、防水パッキンは初期の防水性を長期に亘って維持することができると共に、第2パッキンも膨張や変形することはなく、気密性を維持することができる。このように、単一の高価な防水パッキンを使用しなくても、作用する影響に応じた二つのパッキンを使用することで様々な耐性機能を備えたガス栓を安価に提供することができる。

0015

特に、第2パッキンをOリングとすることにより、防水構造を簡単で安価なものとすることができる。
また、ガス栓本体内の気密性も確保できるから、例えば、せんとせん収容部との摺動面に傷が付いたり、異物が付着したりすることにより、せんの外表面からわずかなガス漏れが生じても、それが、ガス栓本体の外部への漏れる不都合を防止することができる。
さらに、ガス栓周囲の温度変化により、ガス栓本体の内部と外部との間に圧力差が生じることがあっても、ガス栓本体の内部と外部は通気することはないから、防水パッキンに付着した水がガス栓本体内に吸引されることもない。
なお、防水パッキンと第2パッキンとの間の空間も、ガス栓本体内への水や異物等の浸入防止に有効に機能させることができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の実施の形態のガス栓の縦断面図である。
本発明の実施の形態のガス栓の要部拡大断面図である。
本発明の実施の形態のガス栓の他の例を示す要部拡大断面図である。
一般的な従来のガス栓の縦断面図である。

実施例

0017

以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本願発明の実施の形態におけるガス栓の全体図であり、図2は防水パッキン(10)及び防水パッキン(10)よりも小径な第2パッキンとしてのOリング(1)の装着部分の要部拡大断面図である。
この実施の形態のガス栓のガス栓本体(31)は、従来のものと同様な構成であり、上流ネジ筒部(311)と下流側ネジ筒部(312)とが同軸上に並ぶように連結されたガス流路(31a)を有し、その中央部に、せん収容部(30)が設けられると共に、せん収容部(30)内に、気密性と潤滑性を維持するためのグリース(15)を塗布したせん(3)を収容し、操作ハンドル(2)を回動することにより、せん(3)を回動しガス流路(31a)を開閉する構造となっている。

0018

また、防水パッキン(10)の材質は耐光性耐オゾン性等に優れたEPDM又はシリコンゴムとし、Oリング(1)の材質はガス栓内部のグリース(15)に対する耐油性に優れるNBRとしている。
なお、せん収容部(30)の上方開放端には筒状部(33)が延設されている。

0019

せん(3)の頂面には、操作ハンドル(2)の裏面に設けられた係合部(24)に回動方向に係合する一対の操作軸(34)(34)が突設されていると共に、操作軸(34)(34)で囲まれた範囲内に、せん(3)をせん収容部(30)内に弾性的に押し込むための押えバネ(4)が介在され、バネ(4)の受け部には潤滑用のグリース(15)が塗布されている。

0020

筒状部(33)の内周壁からは、円弧状の係合フランジ部(32)(32)が部分的に内方へ突設していると共に、その基端部から環状凸部(35)が上方へ突設されている。そして、環状凸部(35)の外側基端部には、防水パッキン(10)を収容するための環状の収容溝(36)が形成されている。筒状部(33)の頂面の外周端縁近傍には、収容溝(36)の外周端の一部に相当する外周凸部(37)が周方向に突設されている。

0021

これに対し、操作ハンドル(2)の裏面には、上述した複数の係合フランジ部(32)(32)間からそれよりも下方へ嵌め込んだ後、操作ハンドル(2)を所定角度回動させることにより、係合フランジ部(32)(32)の下方へ位置させる係合鍔部(22)(22)が外方へ張り出している。また、係合鍔部(22)よりも外側の、環状凸部(35)に対応する箇所には、環状凸部(35)が回動自在に嵌め込まれる環状凹溝(20)が下方に開放するように形成されている。

0022

環状凹溝(20)は、上端底部側の幅狭溝部(20a)と、それより下方の幅広溝部(20b)とからなり、幅狭溝部(20a)には、幅狭溝部(20a)の幅以上の幅を有するOリング(1)が密に嵌め込まれている。
これにより、複数の係合鍔部(22)を複数の係合フランジ部(32)にそれぞれ下方から係合させた、操作ハンドル(2)のガス栓本体(31)への取り付け状態にて、幅広溝部(20b)差し込まれた環状凸部(35)の頂面と、幅狭溝部(20a)の上端底部との間には、Oリング(1)が所定の押圧力で押圧された状態で介在されていると共に、幅広溝部(20b)の開放端側に連通する収容溝(36)と操作ハンドル(2)の裏面との間には、防水パッキン(10)が所定の押圧量で押圧された状態で介在されている。
なお、Oリング(1)は防水パッキン(10)よりも小径な環状体であり、防水パッキン(10)よりも内側に設置させているから、操作ハンドル(2)を小型化することが出来ると共に、Oリング(1)の円周長さは防水パッキン(10)よりも短いことから、環状凸部(35)の頂面が受ける摩擦抵抗は比較的小さく、操作ハンドル(2)の回動時の操作力を軽減することが出来る。

0023

なお、操作ハンドル(2)をガス栓本体(31)の筒状部(31)に取り付ける際に、係合鍔部(22)を係合フランジ部(32)の下方に円滑に挿入することができるように、係合鍔部(22)の上面が係合フランジ部(32)の下面に当接した状態にて、環状凸部(35)の頂面と環状凹溝(20)の上端底部との間、操作ハンドル(2)の裏面と係合フランジ部(32)の頂面との間、さらには、ガス栓本体(31)の筒状部(33)の周縁の外周凸部(37)とそれに対応するように操作ハンドル(2)の裏面に突設させた外周凸部(27)との間には、それぞれ所定幅の隙間(S1)(S2)(S3)が形成されている。

0024

これら隙間(S1)(S2)(S3)が形成されているから、複数の係合鍔部(22)(22)を複数の係合フランジ部(32)(32)間からそれよりも下方へ嵌め込むことができ、操作ハンドル(2)の筒状部(33)への装着作業がやり易くなっている。なお、隙間(S1)には、上述したように、Oリング(1)が嵌め込まれているため、操作ハンドル(2)の筒状部(33)への装着の際には、Oリング(1)は強制的に圧縮されることとなる。

0025

収容溝(36)は隙間(S3)に連通する構成となっているが、収容溝(36)内に防水パッキン(10)を密に収容することにより、隙間(S3)側への通路遮断される。
防水パッキン(10)は、隙間(S3)側へ向って開放する断面略C字状の弾性材料製の環状体とし、上片(11)は、外周凸部(27)の内側面とそれの内方に続く操作ハンドル(2)の裏面に密に圧接しており、下片(12)は外周凸部(37)とそれの内方に続く収容溝(36)に密に圧接している。

0026

上記構成のガス栓を組立てるには、まず、せん(3)の摺動面及び頂面周囲にグリース(15)を塗布し、ガス栓本体(31)のせん収容部(30)にせん(3)を収容すると共に、操作軸(34)の周囲に相当する範囲に、保護シート(13)を被覆させる。
そして、せん(3)の頂面の操作軸(34)で囲まれた範囲に押えバネ(4)を載置し、ガス栓本体(31)と操作ハンドル(2)の摺動部となる係合フランジ部(32)、係合鍔部(22)、筒状部(33)の内周壁及び押えバネ(4)の受け部となるせん(3)と操作ハンドル(2)のバネ受け部には潤滑用のグリース(15)を塗布又は充填する。
また、筒状部(33)の頂面の収容溝(36)に防水パッキン(10)をセットすると共に、操作ハンドル(2)の環状凹溝(20)の幅狭溝部(20a)に、Oリング(1)を押し込む。
Oリング(1)の材質としては、上記したように、グリース(15)に対する耐性に優れたNBRを採用しているから、グリース(15)に接触することがあっても、変形することがなく、ガス栓内部の気密性を保つことができる。また、Oリング(1)によってグリース(15)が外気にさらされることもないから、グリース(15)の劣化を防止することが出来る。

0027

そして、操作ハンドル(2)の係合部(24)(24)の間に、せん(3)の操作軸(34)(34)を対応させると同時に、係合フランジ部(32)(32)の非形成域に係合鍔部(22)(22)を対応させて、操作ハンドル(2)を、ガス栓本体(31)の筒状部(33)内に、コイルバネ(4)の弾性復帰力に抗して押し込み、押込み後、係合鍔部(22)(22)が係合フランジ部(32)(32)の下方に位置するように、操作ハンドル(2)を回動させる。

0028

このとき、操作ハンドル(2)の裏面とガス栓本体(31)の筒状部(33)の頂面との間には、上記したように隙間(S1)(S2)(S3)が形成されているから、これら隙間(S2)(S3)を利用して、また、隙間(S1)に圧入されているOリング(1)をわずかに圧縮させながら、係合鍔部(22)(22)を係合フランジ部(32)(32)の下方に円滑に差し込むことができる。

0029

これにより、操作ハンドル(2)は、ガス栓本体(31)に対して抜け止め状態に装着され、押えバネ(4)は、せん(3)と操作ハンドル(2)との間に、圧縮された状態に介在される態様となると共に、その付勢力によって、せん(3)はせん収容部(30)の底部に押し付けられると同時に、係合鍔部(22)の上面が係合フランジ部(32)の下面に圧接され、操作ハンドル(2)の裏面と筒状部(33)の頂面との間に、隙間(S2)(S3)が形成される態様となる。なお、Oリング(1)と防水パッキン(10)は、操作ハンドル(2)とガス栓本体(31)の筒状部(33)の頂面との間にて、所定の押圧力で押圧された状態に維持される。
なお、筒状部の外周端縁近傍の外周凸部(37)と、それに対向する外周凸部(27)との間には、保護リング(14)を装着させている。

0030

上記構成のガス栓では、ガス栓本体(31)の筒状部(33)の頂面の環状凸部(35)と外周凸部(37)との間に形成した収容溝(36)と操作ハンドル(2)の裏面との間に、防水パッキン(10)が収容されていると共に、その外周側には保護リング(14)を装着させているから、防水パッキン(10)に、雨水、塵埃塗料、光等の外的衝撃や刺激が直接影響することがなく、防水パッキン(10)を構成しているEPDM又はシリコンゴムの耐光性、耐オゾン性等の外的影響に対する耐久性を向上させることができると共に、ガス栓本体(31)内の防水効果防塵効果が一層向上する。

0031

さらに、万一、微量の水や異物が、防水パッキン(10)を超えて入り込むことがあったとしても、これら水や異物は、環状凸部(35)と、その頂面に設けられたOリング(1)で確実に塞き止められ、ガス栓本体(31)の内部に浸入することはない。よって、ガス栓本体(31)のせん収容部(30)とせん(3)の摺動面の錆付きによる固着を確実に防止することができる。

0032

上記構成のガス栓の操作ハンドル(2)を回動させると、せん(3)は、操作軸(34)(34)が操作ハンドル(2)の係合部(24)(24)で回動方向に押されることにより、せん収容部(30)内にて、操作ハンドル(2)と同方向に回動することとなり、ガス流路(31a)を開閉することができる。

0033

この操作ハンドル(2)の開閉操作の際に、操作ハンドル(2)の一部に偏った押圧力が加えられた場合、その押圧力は、環状凸部(35)と頂面と環状凹溝(20)の上端底部との間に介在させたOリング(1)が受けることとなる。Oリング(1)の変形能は防水パッキン(10)に比べて小さいから、防水パッキン(10)に影響が及ぶことはなく、元の均一な圧縮力が作用した状態に維持される。このように、操作ハンドル(2)に偏った押圧力が加えられ続けても、Oリング(1)が対抗して作用することとなり、防水パッキン(10)に偏った圧縮力が作用しないので、操作ハンドル(2)の操作によって防水パッキン(10)が変形したり損傷したりすることはなく、防水性が劣化することはない。
よって、防水パッキン(10)の耐久性が向上し、屋外や厨房等、防水性の必要な個所に長期にわたって使用することができるガス栓を提供することができる。

0034

また、ガス栓本体(31)の内部は、Oリング(1)によって気密性も確保されるから、せん(3)とせん収容部(30)との摺動部に傷が生じたり、異物が付着することにより、前記摺動面から僅かなガス漏れが生じることがあっても、ガス栓外部へのガス漏れは防止することができる。
さらに、ガス栓周辺の温度変化によって、ガス栓が熱せられたり、冷やされたりすることにより、ガス栓本体(31)の内外に圧力差が生じ、防水パッキン(10)に付着した水が、ガス栓本体(31)内に吸引され易い状況となっても、防水パッキン(10)とOリング(1)との間には、環状凹溝(20)の幅広溝部(20b)による空間がある上に、その上方の幅狭溝部(20a)にはOリング(1)が圧入されているから、ガス栓本体(31)への水の浸入は確実に防止でき、ガス栓本体(31)内に錆が発生し、操作ハンドル(2)の回動操作が滞るような不都合を生じさせることはない。

0035

上記実施の形態では、Oリング(1)は、環状凸部(35)の頂面と、環状凹溝(20)の上端底部との間に設ける構成としたが、図3に示すように、環状凹溝(20)の内方に連続するように小環状溝(21)を設け、環状凸部(35)の内周面と、係合フランジ部(32)の頂面(33)と、小環状孔(21)で囲まれる空間内に設ける構成としても良い。

0036

(1) ・・・・・・・・・Oリング(第2パッキン)
(10)・・・・・・・・・防水パッキン
(2) ・・・・・・・・・操作ハンドル
(3) ・・・・・・・・・せん
(30)・・・・・・・・・せん収容部
(31)・・・・・・・・・ガス栓本体
(33)・・・・・・・・・筒状部

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    【課題・解決手段】ころ軸受シールケースのロール形成製造方法は、(a)少なくとも円筒形リングの円筒軸に沿って延在する第1の区分と、第1の区分から円筒軸に向かって内向きに延在する第2の区分とを含む賦形リン... 詳細

  • NOK株式会社の「 密封装置」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題・解決手段】相手面に対するリップの接触圧の上昇を抑制する。同軸上で相対的に回転する外側部材52と内側部材53との間に配置される密封装置であって、外側部材52の内周側に嵌合して固定される金属環11... 詳細

  • NOK株式会社の「 シールリング」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題・解決手段】取付対象の構造に応じてシールリングのシール性能が変化しないようにできるシールリングを提供する。シールリング(1)は、軸線x周りに環状であり、外周側に面する軸線x周りに環状の外周面(2... 詳細

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