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技術 医薬組成物

出願人 小林製薬株式会社
発明者 石田素子塩見隆史
出願日 2017年9月29日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2017-191234
公開日 2018年4月12日 (1年4ヶ月経過) 公開番号 2018-058833
状態 未査定
技術分野 植物物質含有医薬 医薬品製剤 化合物または医薬の治療活性
主要キーワード 本評価法 アルミラミネート袋 固体状製剤 鎮静催眠剤 製剤量 乾燥重 緩和作用 メントール類
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この項目の情報は公開日時点(2018年4月12日)のものです。
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課題

本発明の目的は、シャクヤク及び/又はそのエキス不快臭を抑制できる医薬組成物を提供することである。

解決手段

シャクヤク及び/又はそのエキスと共にナブメトンを配合した医薬組成物では、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭を抑制できる。

概要

背景

シャクヤク及びそのエキスには、筋緊張緩和作用血管拡張抗炎症鎮静鎮痛等の作用があることが知られており、医薬品への応用が検討されている。例えば、特許文献1には、シャクヤク、ショ糖脂肪酸エステルモノグリセリン脂肪酸エステルグリチルリチン酸又はその塩、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、及びポリビニルピロリドンを含む経口液剤組成物は、低温で保存しても沈殿白濁の生成を抑制でき、性状を長期間安定に維持できることが開示されている。また、特許文献2には、フェニルプロピオン酸系消炎鎮痛薬特定量シャクヤクエキス、及び特定量の制酸剤を含む医薬組成物は、フェニルプロピオン酸系消炎鎮痛薬の副作用である胃粘膜障害を軽減できることが開示されている。しかしながら、シャクヤク及びそのエキスには特有不快臭があり、シャクヤク及び/又はそのエキスを含む製剤は、シャクヤク及び/又はそのエキスに起因する不快臭が経時的に増大するという欠点がある。このような不快臭は、服用感の悪化や服薬コンプライアンスの低下をもたらすため、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭を抑制するため製剤化技術の開発が求められている。

従来、不快臭を伴う成分については、コーティング錠糖衣錠に製剤化することによって、不快臭をマスキングできることが知られている。しかしながら、コーティング錠や糖衣錠として製剤化する場合、製造時間やコストの増大を招くという欠点がある。

また、特許文献3には、シャクヤクを含む葛根液剤に関して、(a)白糖ハチミツ及び/又は異性化糖と、(b)スクラロースステビア及び/又はソーマチンと、(c)特定のフルーツ系香料ショウガ香料及び/又はトウガラシ香料とを特定量組み合わせて含み、且つ糖度が2〜20である葛根湯液剤組成物は、葛根湯液剤に由来する不快臭を抑制できることが開示されている。しかしながら、特許文献3では、シャクヤク及び/又はそのエキス自体の不快臭に対する抑制効果については検証されていない。また、特許文献3の技術では、液剤にしか適用されず、しかも複数の甘味料の配合が不可欠になっているため、製剤処方制約が多く、近年の多様化する製剤処方に対応できないケースがある。そこで、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭を抑制できる新たな製剤技術の開発が望まれている。

一方、ナブメトンは、白色〜帯黄白色を呈する結晶又は結晶性粉末であり、水には殆ど解けず、それ自体は味も示さない成分である。また、ナブメトンは、長時間作用型鎮痛作用があり、繰り返す痛みをぶり返しなく鎮めるのに適していることが知られている。しかしながら、従来、ナブメトンをシャクヤク及び/又はそのエキスと共に配合した製剤は報告されておらず、ナブメトンが、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭に対して及ぼす影響については一切明らかにされていない。

概要

本発明の目的は、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭を抑制できる医薬組成物を提供することである。シャクヤク及び/又はそのエキスと共にナブメトンを配合した医薬組成物では、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭を抑制できる。なし

目的

そこで、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭を抑制できる新たな製剤技術の開発が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

シャクヤク及び/又はそのエキス、並びにナブメトンを含有する、医薬組成物

請求項2

シャクヤク及び/又はそのエキスの原生薬換算量の総量100重量部当たり、ナブメトンを1〜100000重量部含む、請求項1に記載の医薬組成物。

請求項3

シャクヤクを0.01〜95重量%、又はシャクヤクエキスを医薬組成物100重量部当たり原生薬換算量で0.01〜950重量部含む、請求項1又は2に記載の医薬組成物。

請求項4

ナブメトンを5〜99.9重量%含む、請求項1〜3のいずれかに記載の医薬組成物。

請求項5

固体状製剤である、請求項1〜4のいずれかに記載の医薬組成物。

請求項6

ナブメトンを有効成分とする、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭抑制剤

請求項7

医薬組成物に、シャクヤク及び/又はそのエキスと共にナブメトンを配合する、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭低減方法

技術分野

0001

本発明は、シャクヤク及び/又はそのエキス不快臭を抑制できる医薬組成物に関する。

背景技術

0002

シャクヤク及びそのエキスには、筋緊張緩和作用血管拡張抗炎症鎮静鎮痛等の作用があることが知られており、医薬品への応用が検討されている。例えば、特許文献1には、シャクヤク、ショ糖脂肪酸エステルモノグリセリン脂肪酸エステルグリチルリチン酸又はその塩、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、及びポリビニルピロリドンを含む経口液剤組成物は、低温で保存しても沈殿白濁の生成を抑制でき、性状を長期間安定に維持できることが開示されている。また、特許文献2には、フェニルプロピオン酸系消炎鎮痛薬特定量シャクヤクエキス、及び特定量の制酸剤を含む医薬組成物は、フェニルプロピオン酸系消炎鎮痛薬の副作用である胃粘膜障害を軽減できることが開示されている。しかしながら、シャクヤク及びそのエキスには特有の不快臭があり、シャクヤク及び/又はそのエキスを含む製剤は、シャクヤク及び/又はそのエキスに起因する不快臭が経時的に増大するという欠点がある。このような不快臭は、服用感の悪化や服薬コンプライアンスの低下をもたらすため、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭を抑制するため製剤化技術の開発が求められている。

0003

従来、不快臭を伴う成分については、コーティング錠糖衣錠に製剤化することによって、不快臭をマスキングできることが知られている。しかしながら、コーティング錠や糖衣錠として製剤化する場合、製造時間やコストの増大を招くという欠点がある。

0004

また、特許文献3には、シャクヤクを含む葛根液剤に関して、(a)白糖ハチミツ及び/又は異性化糖と、(b)スクラロースステビア及び/又はソーマチンと、(c)特定のフルーツ系香料ショウガ香料及び/又はトウガラシ香料とを特定量組み合わせて含み、且つ糖度が2〜20である葛根湯液剤組成物は、葛根湯液剤に由来する不快臭を抑制できることが開示されている。しかしながら、特許文献3では、シャクヤク及び/又はそのエキス自体の不快臭に対する抑制効果については検証されていない。また、特許文献3の技術では、液剤にしか適用されず、しかも複数の甘味料の配合が不可欠になっているため、製剤処方制約が多く、近年の多様化する製剤処方に対応できないケースがある。そこで、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭を抑制できる新たな製剤技術の開発が望まれている。

0005

一方、ナブメトンは、白色〜帯黄白色を呈する結晶又は結晶性粉末であり、水には殆ど解けず、それ自体は味も示さない成分である。また、ナブメトンは、長時間作用型鎮痛作用があり、繰り返す痛みをぶり返しなく鎮めるのに適していることが知られている。しかしながら、従来、ナブメトンをシャクヤク及び/又はそのエキスと共に配合した製剤は報告されておらず、ナブメトンが、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭に対して及ぼす影響については一切明らかにされていない。

先行技術

0006

国際公開第2007/135774号
特開2014-070024号公報
特開2012-193178号公報

発明が解決しようとする課題

0007

本発明の目的は、シャクヤク及び/又はそのエキスを含む医薬組成物において、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭を抑制する製剤化技術を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、シャクヤク及び/又はそのエキスと共にナブメトンを配合した医薬組成物では、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭を抑制できることを見出した。また、本発明者は、シャクヤク及び/又はそのエキスを製剤化して保存すると、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭は経時的に増大するという新たな知見を得たが、シャクヤク及び/又はそのエキスと共に所定量のナブメトンを配合した場合には、経時的に増大する不快臭をより一層効果的に抑制できることをも見出した。本発明は、これらの知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。

0009

即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1.シャクヤク及び/又はそのエキス、並びにナブメトンを含有する、医薬組成物。
項2. シャクヤク及び/又はそのエキスの原生薬換算量の総量100重量部当たり、ナブメトンを1〜100000重量部含む、項1に記載の医薬組成物。
項3. シャクヤクを0.01〜95重量%、又はシャクヤクエキスを医薬組成物100重量部当たり原生薬換算量で0.01〜950重量部含む、項1又は2に記載の医薬組成物。
項4. ナブメトンを5〜99.9重量%含む、項1〜3のいずれかに記載の医薬組成物。
項5.固体状製剤である、項1〜4のいずれかに記載の医薬組成物。
項6. ナブメトンを有効成分とする、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭抑制剤
項7. 医薬組成物に、シャクヤク及び/又はそのエキスと共にナブメトンを配合する、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭低減方法

発明の効果

0010

本発明によれば、医薬組成物に含まれるシャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭を抑制できる。特に、本発明の好適な一態様では、経時的に増大するシャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭をより一層効果的に抑制することもできる。そのため、本発明によれば、シャクヤク及び/又はそのエキスを含む医薬組成物を服用し易くし、服薬コンプライアンスを高めることができる。

0011

1.医薬組成物
本発明の医薬組成物は、シャクヤク及び/又はそのエキス、並びにナブメトンを含有することを特徴とする。以下、本発明の医薬組成物について詳述する。

0012

シャクヤク及び/又はそのエキス
本発明の医薬組成物はシャクヤク及び/又はそのエキスを含有する。シャクヤク及び/又はそのエキスには不快臭があるが、本発明では、ナブメトンを使用することによって、かかる欠点を克服し、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭を抑制することができる。

0013

シャクヤク(芍薬)は、ボタン科(Paeoniaceae)のシャクヤクPaeonia lactiflora Pallas又はその他近縁植物の根であり、生薬日本薬局方)として使用されている公知の成分である。本発明に使用されるシャクヤクは、粉砕物細切物、及びこれらの乾燥物のいずれであってもよい。

0014

また、シャクヤクエキスは、医薬部外品原料規格にも記載されている公知の成分であり、シャクヤク又はその他近縁植物の根に対して抽出溶媒を用いて抽出処理することにより得ることができる。

0015

シャクヤクエキスの抽出処理に使用される抽出溶媒としては、例えば、水;エタノール等の低級アルコール;1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール;これらの混合液等の極性溶媒が挙げられ、好ましくは水、エタノール、1,3−ブチレングリコール、又はこれらの混合溶媒である。

0016

シャクヤクエキスの製造にて採用される抽出方法については、特に制限されず、植物抽出物の製造に使用される一般的な抽出手法であればよい。例えば抽出溶媒中にシャクヤクを冷浸温浸等によって浸漬し、必要に応じて撹拌する方法;パーコレーション法水蒸気蒸留法等を挙げることができる。得られた抽出液を、必要に応じてろ過または遠心分離によって固形物を除去することにより、シャクヤクエキスを回収できる。本発明の医薬組成物では、上記抽出処理により得られた液状のエキスをそのまま使用してもよいが、必要に応じて、一部又は全ての溶媒を除去して濃縮液若しくは乾燥物(エキス末乾燥エキス)として使用してもよい。また、これらの濃縮物若しくは乾燥物を更に精製処理に供してもよく、更にこれらを適当な溶剤に溶解もしくは懸濁して用いることもできる。

0017

シャクヤク及びそのエキスについては、商業的に販売されているので、本発明では商業的に入手したものを使用してもよい。

0018

本発明の医薬組成物では、シャクヤク又はそのエキスの一方を単独で使用してもよく、これらを併用してもよい。特に、シャクヤクエキスは、有効成分が濃縮されており、製剤量を減じることができ、所望の剤型への製剤化も容易であるため、本発明において好適に使用される。

0019

本発明の医薬組成物において、シャクヤク及び/又はそのエキスの含有量については、剤型、用途、一日当たり投与量等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、シャクヤク自体を使用する場合であれば、シャクヤクの含有量として、0.01〜95重量%、好ましくは0.1〜95重量%、更に好ましくは1〜95重量%、特に好ましくは10〜90重量%、より好ましくは15〜80重量%、特に好ましくは15〜70重量%、より一層好ましくは15〜60重量%が挙げられる。また、シャクヤクのエキスを使用する場合であれば、本発明の医薬組成物の総量100重量部当たり、シャクヤクエキスが原生薬換算量で0.01〜950重量部、好ましくは0.1〜670重量部、更に好ましくは1〜670、特に好ましくは10〜630重量部、より好ましくは10〜400重量部、特に好ましくは10〜300重量部、より一層好ましくは15〜200重量部が挙げられる。

0020

なお、本明細書において、「原生薬換算量」とは、その成分量を得るために必要な原生薬の重量(乾燥重量)である。シャクヤク自体の場合であれば配合するシャクヤクの重量が原生薬換算量になり、シャクヤクエキスの場合であれば、配合されるシャクヤクエキスの量を得るために必要な原生薬(シャクヤク)の乾燥重量が原生薬換算量になる。

0021

本発明の医薬組成物において、シャクヤク及び/又はそのエキスの一日当たりの投与量については、剤型、用途、投与形態等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、原生薬換算量で1〜9000mg/日、好ましくは10〜6000mg/日、更に好ましくは30〜6000mg/日、特に好ましくは60〜5500mg/日が挙げられる。

0022

ナブメトン
本発明の医薬組成物では、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭を抑制するために、ナブメトンを含有する。

0023

ナブメトンとは、4−(6−メトキシナフタレン−2−イル)−2−ブタノンとも称される公知の化合物である。

0024

また、本発明の医薬組成物において、ナブメトンの含有量については、剤型等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、5〜99.9重量%、好ましくは10〜95重量%、更に好ましくは20〜90重量%が挙げられる。また、後記する試験例に示すようにシャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭は経時的に増大することが確認されているが、ナブメトンの含有量が、30〜85重量%、特に40〜85重量%の場合には、経時的に増大するシャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭をより一層効果的に抑制することが可能になる。それ故、本発明の医薬組成物におけるナブメトンの含有量の特に好適な範囲として、30〜85重量%、とりわけ40〜85重量%が挙げられる。

0025

本発明の医薬組成物において、シャクヤク及び/又はそのエキスに対するナブメトンの比率については、両成分の含有量に応じて定まるが、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭をより一層効果的に抑制するという観点から、シャクヤク及び/又はそのエキスの原生薬換算量の総量100重量部当たり、ナブメトンが1〜100000重量部、好ましくは3〜9000重量部、更に好ましくは5〜3000重量部、より好ましくは10〜1500重量部、特に好ましくは10〜200重量部、最も好ましくは30〜200重量部となる比率が挙げられる。

0026

本発明の医薬組成物において、ナブメトンの一日当たりの投与量については、特に制限されないが、例えば、100〜1000mg/日、好ましくは200〜900mg/日、更に好ましくは400〜900mg/日、特に好ましくは600〜800mg/日が挙げられる。

0027

その他の含有成分
本発明の医薬組成物には、シャクヤク及び/又はそのエキス並びにナブメトン以外に、必要に応じて、他の薬理成分を含んでいてもよい。このような薬理成分の種類については、特に制限されないが、例えば、ナブメトン以外の鎮痛剤腸管運動改善剤、制酸剤、健胃剤消化剤整腸剤鎮痙剤粘膜修復剤抗炎症剤収れん剤、鎮吐剤、鎮咳剤去痰剤消炎酵素剤鎮静催眠剤抗ヒスタミン剤強心利尿剤抗菌剤血管収縮剤血管拡張剤局所麻酔剤、シャクヤク以外の生薬、シャクヤクエキス以外の生薬エキス末ビタミン類カフェイン類メントール類ポリフェノール等が挙げられる。これらの薬理成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、これらの薬理成分の含有量については、使用する薬理成分の種類や医薬組成物の剤型等に応じて適宜設定すればよい。

0028

本発明の医薬組成物には、所望の剤型に調製するために、必要に応じて、薬学的に許容される基剤添加剤等が含まれていてもよい。このような基剤及び添加剤としては、例えば、賦形剤結合剤崩壊剤滑沢剤等張化剤可塑剤分散剤乳化剤溶解補助剤、湿潤化剤、安定化剤懸濁化剤粘着剤コーティング剤光沢化剤、水、油脂類ロウ類炭化水素類脂肪酸類高級アルコール類、エステル類水溶性高分子界面活性剤金属石鹸、低級アルコール類、多価アルコール、pH調整剤緩衝剤酸化防止剤紫外線防止剤防腐剤矯味剤香料粉体増粘剤色素キレート剤、等が挙げられる。これらの基剤や添加剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、これらの基剤や添加剤の含有量については、使用する添加成分の種類や医薬組成物の剤型等に応じて適宜設定すればよい。

0029

剤型・投与形態
本発明の医薬組成物の剤型については、固体状半固体状、又は液体状のいずれであってもよい。

0030

本発明の医薬組成物の剤型として、具体的には、錠剤丸剤カプセル剤軟カプセル剤硬カプセル剤)、散剤顆粒剤ドライシロップを含む)等の固体状製剤;ゼリー剤フォーム剤軟膏剤クリーム剤ゲル剤等の半固体状製剤;液剤、懸濁剤シロップ剤ローション剤スプレー剤エアゾール剤乳液剤等の液体状製剤が挙げられる。これらの剤型の中でも、固体状製剤は、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭が顕著に感じられ易く、その抑制が強く求められる剤型であり、本発明の医薬組成物の剤型として好適である。

0031

本発明の医薬組成物を前記剤型に調製するには、シャクヤク及び/又はそのエキス、ナブメトン、並びに必要に応じて添加される他の薬理成分、基剤、及び添加剤を用いて、医薬分野で採用されている通常の製剤化手法に従って製剤化すればよい。

0032

本発明の医薬組成物の投与形態については、特に制限されず、経口投与経皮投与経腸投与経粘膜投与、血管内(動脈内又は静脈内)投与等のいずれであってもよいが、好ましくは経口投与が挙げられる。

0033

用途
本発明の医薬組成物は、シャクヤク及び/又はそのエキスによる筋緊張緩和作用、血管拡張、抗炎症、鎮静、鎮痛等の作用を発揮すると共に、ナブメトンによる鎮痛作用を発揮できるので、例えば、頭痛月経痛生理痛)・歯痛抜歯後の疼痛咽喉痛腰痛関節痛神経痛筋肉痛肩こり痛・耳痛打撲痛骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛;悪寒発熱時の解熱等の目的で使用することができる。

0034

2.シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭抑制剤、及びシャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭低減方法
前述するように、ナブメトンは、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭を抑制することができる。従って、本発明は、更に、ナブメトンを有効成分とするシャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭抑制剤を提供する。また、本発明は、医薬組成物に、シャクヤク及び/又はそのエキスと共にナブメトンを配合する、シャクヤク及び/又はそのエキスの不快臭低減方法を提供する。

0035

前記不快臭抑制剤はナブメトンの添加剤としての用途であり、また、前記不快臭低減方法は、ナブメトンを利用して、シャクヤク及び/又はそのエキスを含む医薬組成物の不快臭を抑制する方法である。

0036

前記不快臭抑制剤及び不快臭低減方法において、使用する成分の種類や使用量、医薬組成物の形態等については、前記「1.医薬組成物」の欄に示す通りである。

0037

以下に実施例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。

0038

試験例1
表1に示す組成の錠剤(1錠当たり300mg、1日当たりの投与量6錠)を常法に従って調製した。製造直後に各錠剤10錠をアルミラミネート袋に入れて、ヒートシールにより密封し、60℃で2週間保管した。

0039

保管前にアルミラミネート袋を開封し、無臭の場合を0点、強い臭いを感じる場合を15点として、臭いの強さに応じて段階的に評点化することにより、不快臭の評価を行った。更に、保管後に、品温常温になるまで戻した後に、アルミラミネート袋を開封し、同様に不快臭の評価を行った。なお、本評価法において、評点が9点以下と判断される場合には、服用感の点では問題ないレベルの臭いであることを示している。

0040

得られた結果を表1に示す。シャクヤクエキスを単独で含む錠剤(比較例1〜3)は、保管前に不快臭が強く感じられ、保管後には不快臭が増大していた。これに対して、シャクヤクエキス及びナブメトンを含む錠剤(実施例1〜8)では、比較例の錠剤に比べて保管前後で不快臭を効果的に低減できていた。特に、シャクヤクエキスと共にナブメトンを44重量%含んでいる錠剤(実施例1〜5)では、保管前の不快臭を十分に抑制すると共に、保管後の不快臭に対しても格段顕著に抑制できていた。

0041

0042

処方例
表2〜9に示す組成の錠剤(1錠当たり300mg、1日当たりの投与量6錠)を調製した。なお、表2〜9に示す錠剤において、使用したシャクヤクエキスは7倍濃縮品のエキス末である。得られた錠剤は、いずれも、シャクヤクエキスの不快臭を抑制できていた。

0043

0044

0045

0046

0047

0048

0049

実施例

0050

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