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技術 乗客コンベア

出願人 フジテック株式会社
発明者 渡邉雅也
出願日 2016年10月7日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2016-198743
公開日 2018年4月12日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2018-058686
状態 特許登録済
技術分野 エスカレータ,移動歩道
主要キーワード 列設状態 作動要因 多角柱体 四角柱体 字アングル 昇り用 横断面形 キャリーバッグ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年4月12日)のものです。
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図面 (10)

課題

乗客かばん等がハンドレール通路側側面に引きずられことに起因してインレットスイッチが不必要に作動することを可能な限り抑制できる乗客コンベアを提供すること。

解決手段

ハンドレール30の入込口34から一部を突出させて設けられたインレットガード38と、インレットガード38の前記進入する向きの変位を検知するインレットスイッチとを含む検出装置36を有するエスカレータ10において、少なくともインレットガード38が入込口34から突出する部分の直上において、降口側端欄干パネル28の通路側主面28Aからの水平方向の高さがハンドレール30の通路側側面30Aよりも高い突出部分110Cを有し、突出部分110Cによって、乗客のかばん等が前記直上において通路側側面30Aに当接することを規制する規制部材100を備えた。

概要

背景

乗客コンベア、例えば、エスカレータでは、環状に連結されて循環走行する踏段走行路を含む乗客通路の両側に、当該通路に沿って列設されてなる複数の欄干パネル構成部材とする欄干が設置されている。

複数の欄干パネルの内、列設方向において両端に位置する欄干パネルは、円弧を描いて反転走行するハンドレール軌道合致した円弧状端部を有する。以下、複数の欄干パネルにおいて、両端に位置する欄干パネルと両者の間に位置する欄干パネルとを区別する場合には、両端に位置する欄干パネルを「端部欄干パネル」と称し、端部欄干パネル以外の欄干パネルを「中間パネル」と称することとする。

複数の欄干パネルの上端部および端部欄干パネルの円弧状端部に沿って、ハンドレールを案内するガイドレール複数本設けられており、ハンドレールは、当該ガイドレールに案内されて、前記通路の乗口側にある端部欄干パネルから降口側にある端部欄干パネルの向きに走行する。降口側の端部欄干パネルの円弧状端部にて走行の向きを反転したハンドレール部分は、前記複数の欄干パネルの下端部下方を、乗口側の端部欄干パネルに向かって進行する。ハンドレール部分が前記下端部下方に進入する入込口には、子供のいたずら等で、ハンドレールによって手指や小さい物(以下、これらを総称して「異物」と言う。)が引き込まれる場合に、当該引き込みを即座に検出するための検出装置が設けられている。

検出装置の一般的な構成が特許文献1に開示されている(特許文献1の図4)。当該検出装置は、前記入込口においてハンドレール部分を、隙間を空けて覆い、ハンドレールが走行する向きとは逆向きに前記入込口から一部を突出させたインレットガード(5)を有する。インレットガード(5)は、ゴム製であり、ハンドレールの走行方向に変位自在に設けられている。検出装置は、また、インレットガード(5)が、入込口においてハンドレールが走行する向き(すなわち、入込口から欄干パネル下端部下方へ進入する向きであって、以下「進入方向」と言う。)に、僅かでもスライドしたことを検知するリミットスイッチ等のインレットスイッチを有している(特許文献1において不図示)。

上記検出装置によれば、子供がいたずらで、異物をハンドレールとインレットガードとの間の隙間に差し入れた場合、インレットガードは前記隙間が広がる向きに弾性変形し、その復元力によって、前記異物をハンドレールに押し付ける。この場合、ハンドレールと異物の間に作用する摩擦力、および異物とインレットガードの間に作用する摩擦力により、インレットガードは、走行するハンドレールに異物を介して引きずられ、前記進入方向にスライドし、その結果、前記インレットスイッチがオンされる。

そして、インレットスイッチがオンされる(インレットスイッチが作動する)と、ハンドレールおよび踏段の走行が急停止されるようになっている。これにより、検出装置を設けた本来の目的、すなわち、大けがの防止や、小さい物が進入することによるエスカレータの故障の防止が図られる。

概要

乗客のかばん等がハンドレールの通路側側面に引きずられことに起因してインレットスイッチが不必要に作動することを可能な限り抑制できる乗客コンベアを提供すること。ハンドレール30の入込口34から一部を突出させて設けられたインレットガード38と、インレットガード38の前記進入する向きの変位を検知するインレットスイッチとを含む検出装置36を有するエスカレータ10において、少なくともインレットガード38が入込口34から突出する部分の直上において、降口側端部欄干パネル28の通路側主面28Aからの水平方向の高さがハンドレール30の通路側側面30Aよりも高い突出部分110Cを有し、突出部分110Cによって、乗客のかばん等が前記直上において通路側側面30Aに当接することを規制する規制部材100を備えた。

目的

本発明は、上記した課題に鑑み、インレットガードの通路側に特許文献1のような保護片を設けることなく、乗客のかばんその他の物がハンドレールの通路側側面に引きずられことに起因してインレットスイッチが不必要に作動することを可能な限り抑制できる乗客コンベアを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

循環走行して乗客乗口側から降口側へと搬送する無端搬送体と、水平方向に張り出した円弧状端部を有し前記乗口側に設けられた乗口側端欄干パネルと前記降口側に設けられた降口側端部欄干パネルを含み、前記無端搬送体の走行路を含む通路に沿って列設された複数枚の欄干パネルと、前記複数枚の欄干パネルの上端部に沿って、前記乗口側端部欄干パネルから前記降口側端部欄干パネルの向きに走行し、前記降口側端部欄干パネルの前記円弧状端部で走行の向きを反転した後、前記複数枚の欄干パネルの下端部下方を、前記乗口側端部欄干パネルの向きに走行するハンドレールと、前記降口側端部欄干パネルの前記円弧状端部で走行の向きを反転したハンドレール部分が、前記下端部下方に進入する入込口に設けられ、ハンドレールとともに手指その他の異物が当該入込口に入り込むのを検出する検出装置と、を有し、前記検出装置は、前記入込口において隙間を空けてハンドレール部分を覆い、当該入込口から一部を突出させて設けられたインレットガードと、前記インレットガードの前記進入する向きの変位を検知するインレットスイッチとを含み、少なくとも前記インレットガードが前記入込口から突出する部分の直上において、前記降口側端部欄干パネルの前記通路側主面からの水平方向の高さが前記ハンドレールの前記通路側側面よりも高い突出部分を有し、当該突出部分によって、乗客のかばんその他の物が前記直上において前記通路側側面に当接することを規制する規制部材を備えたことを特徴とする乗客コンベア

請求項2

前記規制部材は、前記降口側端部欄干パネルの前記円弧状端部に沿って、始端部から終端部である前記突出部分に向かって湾曲した棒状の外観を呈し、前記始端部における前記通路側主面からの水平方向の高さは前記ハンドレールの前記通路側側面よりも低く、前記通路側主面からの水平方向の高さが前記始端部から前記終端部に向かって漸増していることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。

請求項3

長手方向に延びる溝部を有する長尺ブロック体からなり、前記溝部が前記欄干パネルの端縁部に嵌合され、前記複数枚の欄干パネルの前記端縁部に沿って列設された複数の取付部材と、角筒体の一側壁の一部が全長に亘って開口されてなる板体からなり、開口部を前記端縁部に向けて前記取付部材に被せられ、前記複数の取付部材に列設状態で取り付けられた複数の手摺デッキと、前記取付部材に前記手摺デッキを介して取り付けられ、前記ハンドレールの走行を案内する複数のガイドレールと、を有し、前記規制部材は、前記複数の手摺デッキの内、前記降口側端部欄干パネルの前記円弧状端部に対応する手摺デッキに取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の乗客コンベア。

技術分野

0001

本発明は、エスカレータその他の乗客コンベアに関し、特に、ハンドレールの入込口に設けられたインレットスイッチの不必要な作動を抑制する技術に関する。

背景技術

0002

乗客コンベア、例えば、エスカレータでは、環状に連結されて循環走行する踏段走行路を含む乗客通路の両側に、当該通路に沿って列設されてなる複数の欄干パネル構成部材とする欄干が設置されている。

0003

複数の欄干パネルの内、列設方向において両端に位置する欄干パネルは、円弧を描いて反転走行するハンドレールの軌道合致した円弧状端部を有する。以下、複数の欄干パネルにおいて、両端に位置する欄干パネルと両者の間に位置する欄干パネルとを区別する場合には、両端に位置する欄干パネルを「端部欄干パネル」と称し、端部欄干パネル以外の欄干パネルを「中間パネル」と称することとする。

0004

複数の欄干パネルの上端部および端部欄干パネルの円弧状端部に沿って、ハンドレールを案内するガイドレール複数本設けられており、ハンドレールは、当該ガイドレールに案内されて、前記通路の乗口側にある端部欄干パネルから降口側にある端部欄干パネルの向きに走行する。降口側の端部欄干パネルの円弧状端部にて走行の向きを反転したハンドレール部分は、前記複数の欄干パネルの下端部下方を、乗口側の端部欄干パネルに向かって進行する。ハンドレール部分が前記下端部下方に進入する入込口には、子供のいたずら等で、ハンドレールによって手指や小さい物(以下、これらを総称して「異物」と言う。)が引き込まれる場合に、当該引き込みを即座に検出するための検出装置が設けられている。

0005

検出装置の一般的な構成が特許文献1に開示されている(特許文献1の図4)。当該検出装置は、前記入込口においてハンドレール部分を、隙間を空けて覆い、ハンドレールが走行する向きとは逆向きに前記入込口から一部を突出させたインレットガード(5)を有する。インレットガード(5)は、ゴム製であり、ハンドレールの走行方向に変位自在に設けられている。検出装置は、また、インレットガード(5)が、入込口においてハンドレールが走行する向き(すなわち、入込口から欄干パネル下端部下方へ進入する向きであって、以下「進入方向」と言う。)に、僅かでもスライドしたことを検知するリミットスイッチ等のインレットスイッチを有している(特許文献1において不図示)。

0006

上記検出装置によれば、子供がいたずらで、異物をハンドレールとインレットガードとの間の隙間に差し入れた場合、インレットガードは前記隙間が広がる向きに弾性変形し、その復元力によって、前記異物をハンドレールに押し付ける。この場合、ハンドレールと異物の間に作用する摩擦力、および異物とインレットガードの間に作用する摩擦力により、インレットガードは、走行するハンドレールに異物を介して引きずられ、前記進入方向にスライドし、その結果、前記インレットスイッチがオンされる。

0007

そして、インレットスイッチがオンされる(インレットスイッチが作動する)と、ハンドレールおよび踏段の走行が急停止されるようになっている。これにより、検出装置を設けた本来の目的、すなわち、大けがの防止や、小さい物が進入することによるエスカレータの故障の防止が図られる。

先行技術

0008

特開2012−106848
特開2015−3798

発明が解決しようとする課題

0009

ところで、上記のような構成を有する検出装置において、インレットガードとハンドレールの隙間に異物が差し込まれていないにもかかわらず、インレットスイッチが作動するという事態が生じている。その一つとして、比較的小さな本体を有するキャリーバッグを転がしながら降口を通過する乗客が、例えば、右手にキャリーバッグの取っ手握り、身体の後方に前記本体を引きずった(転がした)状態で、降口を通過した直後に急に右に向きを変える場合がある。この場合、身体に遅れる前記本体が、ハンドレールの通路側の側面に当接し、当該ハンドレールとの間に生じる摩擦力によって、本体がハンドレールに引きずられて入込口に向かい、インレットガードの突出端部に当って、当該ハンドレールを前記進入方向にスライドさせてしまうのである。これにより、インレットスイッチが作動し、エスカレータが急停止されることとなる。

0010

このように、ハンドレールによって異物が引き込まれるような状況ではないにもかかわらず、エスカレータが停止されてしまう事態が生じている。インレットスイッチの作動によってエスカレータが停止されると、運転再開には、保守員の作業が必要となり、この間、エスカレータが使用できないといった不都合が生じる。

0011

インレットスイッチの上記した不必要な作動を防止し得る構成が、特許文献1に開示されている(特許文献1の段落[0023]、図1図3)。特許文献1では、インレットガード(5)の通路側の側方を完全に覆う(特許文献1の段落[0023])板体からなる保護片(61)が設けられている。

0012

これによれば、キャリーバッグ本体が、上記のようにハンドレールに引きずられたとしても、当該本体がインレットガードの突出端部に当る前に保護片(61)の終端(61a)に当ることにより、インレットガード(5)が前記進入方向にスライドすることを回避でき、ひいては、インレットスイッチの不必要な作動を防止できる。

0013

しかしながら、インレットガード(5)とハンドレール(3)との間の隙間には入らないものの、インレットガード(5)と保護片(61)との間には嵌まりそうな程度の大きさの物を、子供がいたずらで無理にインレットガード(5)と保護片(61)との間に突っ込むおそれが生じると思われる。この場合、保護片(61)とインレットガード(5)との隙間に挟まれた当該物がインレットガード(5)をハンドレール(3)の向きに押圧して、インレットガード(5)が弾性変形し、インレットガード(5)の内面がハンドレール(3)の側面に押圧される。すると、インレットガード(5)の内面とハンドレール(3)の側面との間に生じる摩擦力により、走行するハンドレール(3)に引きずられてインレットガード(5)が前記進入方向へスライドしてインレットスイッチが作動してしまう。すなわち、保護片(61)を設けることによりインレットスイッチの新たな作動要因を招来してしまうこととなる。

0014

なお、上記した課題はエスカレータに限らず他の乗客コンベアである動く歩道にも共通する。

0015

本発明は、上記した課題に鑑み、インレットガードの通路側に特許文献1のような保護片を設けることなく、乗客のかばんその他の物がハンドレールの通路側側面に引きずられことに起因してインレットスイッチが不必要に作動することを可能な限り抑制できる乗客コンベアを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0016

上記の目的を達成するため、本発明に係る乗客コンベアは、循環走行して乗客を乗口側から降口側へと搬送する無端搬送体と、水平方向に張り出した円弧状端部を有し前記乗口側に設けられた乗口側端部欄干パネルと前記降口側に設けられた降口側端部欄干パネルを含み、前記無端搬送体の走行路を含む通路に沿って列設された複数枚の欄干パネルと、前記複数枚の欄干パネルの上端部に沿って、前記乗口側端部欄干パネルから前記降口側端部欄干パネルの向きに走行し、前記降口側端部欄干パネルの前記円弧状端部で走行の向きを反転した後、前記複数枚の欄干パネルの下端部下方を、前記乗口側端部欄干パネルの向きに走行するハンドレールと、前記降口側端部欄干パネルの前記円弧状端部で走行の向きを反転したハンドレール部分が、前記下端部下方に進入する入込口に設けられ、ハンドレールとともに手指その他の異物が当該入込口に入り込むのを検出する検出装置とを有し、前記検出装置は、前記入込口において隙間を空けてハンドレール部分を覆い、当該入込口から一部を突出させて設けられたインレットガードと、前記インレットガードの前記進入する向きの変位を検知するインレットスイッチとを含み、少なくとも前記インレットガードが前記入込口から突出する部分の直上において、前記降口側端部欄干パネルの前記通路側主面からの水平方向の高さが前記ハンドレールの前記通路側側面よりも高い突出部分を有し、当該突出部分によって、乗客のかばんその他の物が前記直上において前記通路側側面に当接することを規制する規制部材を備えたことを特徴とする。

0017

また、前記規制部材は、前記降口側端部欄干パネルの前記円弧状端部に沿って、始端部から終端部である前記突出部分に向かって湾曲した棒状の外観を呈し、前記始端部における前記通路側主面からの水平方向の高さは前記ハンドレールの前記通路側側面よりも低く、前記通路側主面からの水平方向の高さが前記始端部から前記終端部に向かって漸増していることを特徴とする。

0018

さらに、長手方向に延びる溝部を有する長尺ブロック体からなり、前記溝部が前記欄干パネルの端縁部に嵌合され、前記複数枚の欄干パネルの前記端縁部に沿って列設された複数の取付部材と、角筒体の一側壁の一部が全長に亘って開口されてなる板体からなり、開口部を前記端縁部に向けて前記取付部材に被せられ、前記複数の取付部材に列設状態で取り付けられた複数の手摺デッキと、前記取付部材に前記手摺デッキを介して取り付けられ、前記ハンドレールの走行を案内する複数のガイドレールとを有し、前記規制部材は、前記複数の手摺デッキの内、前記降口側端部欄干パネルの前記円弧状端部に対応する手摺デッキに取り付けられていることを特徴とする。

発明の効果

0019

上記の構成からなる乗客コンベアによれば、乗客のかばんその他の物が、前記ハンドレールの通路側側面に引きずられたとしても、前記インレットガードが前記入込口から突出する部分の直上においては、前記降口側端部欄干パネルの前記通路側主面からの水平方向の高さが前記通路側側面よりも高い、前記規制部材の前記突出部分によって前記物が当該通路側側面に当接することが規制される。これにより、前記通路側側面に引きずられた物が、前記インレットガードに当って、当該インレットガードを前記進入する向きに変位させることが可能な限り回避でき、ひいては、前記物が前記ハンドレールの前記通路側側面に引きずられことに起因して前記インレットスイッチが不必要に作動することを可能な限り抑制できる。

図面の簡単な説明

0020

実施形態に係るエスカレータの概略構成を示す斜視図である。
上記エスカレータの階下側の乗降口における端部欄干パネルおよびその近傍を示す斜視図である。
上記エスカレータを構成する欄干の概略構成を示す断面図である。
上記欄干の構成部材の一つである手摺デッキの概略構成を示す斜視図である。
上記欄干に設けられる規制部材の(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は上面図であり、(d)は規制部材に複数の雌ネジ部材が固定された状態を背面側から視た斜視図であり、(e)は規制部材を上記複数の雌ネジ部材の内の一つの軸心を含む平面で切断した横断面図である。
上記複数の雌ネジ部材の内の一の雌ネジ部材の(a)は縦断面図、(b)は下面図、(c)は斜視図であり、(d)、(e)、(f)は、他の雌ネジ部材の縦断面図、下面図、斜視図をそれぞれ表している。
上記規制部材、および図2において当該規制部材を設けていない状態を表した斜視図である。
上記規制部材の取付態様を説明するための部分断面図である。
他のエスカレータにおける欄干のハンドレールおよびその近傍の横断図である。

実施例

0021

以下、本発明に係る乗客コンベアについてエスカレータを例に、図面を参照しながら説明する。なお、図3においては、煩雑さを避けるため、断面であることを示すハッチングは省略している。

0022

図1に示すように、実施形態に係るエスカレータ10は、環状に連結されて循環走行し、乗客を乗口側から降口側へと搬送する無端搬送体である複数の踏段12を有する。踏段12の走行路および上下の乗降口を含む乗客の通路PWの両側には、欄干14,16が設置されている。なお、図1において、欄干14,16に設けられた後述の照明器具52および規制部材100は省略している。

0023

欄干14,16の各々は、通路PWに沿って列設された複数の欄干パネル18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28を有する(図1において、欄干パネルは、片側の欄干14を構成する欄干パネルのみに符号を付している。)。欄干パネル18〜28の各々は、例えば、ガラス製であり、強化板ガラスの片面に飛散防止フィルムが貼着されてなるものである。複数の欄干パネル18〜28の内、列設方向において両端部に設けられた欄干パネル18,28は、水平方向に張り出した円弧状端部を有する。欄干パネル18,28を特に区別する必要がある場合、「端部欄干パネル18,28」と称し、端部欄干パネル18,28以外の欄干パネルを「中間パネル19,…,27」と称することとする。

0024

欄干パネル18〜28の上端部および端部欄干パネル18,28の前記円弧状端部には、複数本のガイドレール(図1では不図示)が設けられている。前記複数本のガイドレールには、当該ガイドレールに案内され、踏段12と同じ向きに同じ速度で循環走行する無端ベルト状をしたハンドレール30,32が装着されている。ハンドレール30,32は、合成ゴムまたはウレタン主材料として作製されている。

0025

エスカレータ10は、例えば、建築物内の階下のフロアDSと階上のフロアUSとの間に架け渡されて設置されている。エスカレータ10は、踏段12およびハンドレール30,32の走行の向きが切り替えられて、昇り用あるいは下り用として用いられ、踏段12に乗った乗客が、階下のフロアDSから階上のフロアUS、あるいは階上のフロアUSから階下のフロアDSへと搬送される。

0026

下り用として用いられる場合、ハンドレール30は、前記複数本のガイドレール(図1において不図示)に案内され、欄干パネル18〜28の上端部に沿って、乗口側の端部欄干パネル18から中間パネル19〜27を降口側の端部欄干パネル28の向きに走行し、当該降口側の端部欄干パネル28の前記円弧状端部で走行の向きを反転した後、欄干パネル28,…,18の下端部下方(図には現れていない)を乗口側の端部欄干パネル18の向きに走行する。

0027

図2に示すように、降口側の端部欄干パネル28の前記円弧状端部で走行の向きを反転したハンドレール30部分が、前記下端部下方(図には現れていない)に進入する入込口34には、インレットガード38を含む検出装置36が設けられている。欄干パネル18〜28の下端部は、内デッキ40、外デッキ(図には現れていない)、側面スカートパネル42、正面スカートパネル44などで覆われている。入込口34は、本例では、正面スカートパネル44に開設された開口部である。この開口部(入込口34)を通過してハンドレール30部分が欄干パネル28の下端部下方へ進入する。

0028

検出装置36は、公知の装置であり、走行するハンドレール30とともに異物(手指や物)が入り込んだことを検出するための装置である。インレットガード38は、隙間を空けてハンドレール30を部分的に覆っていて、入込口34からその一部を突出させた状態で設けられている。図2には、この突出した部分が現れている。また、インレットガード38は、ハンドレール30の走行方向に変位自在に設けられている。側面スカートパネル42や正面スカートパネル44等で囲まれた内部には、インレットガード38が、前記進入方向(入込口34においてハンドレール30が走行する向き)に変位したことを検知するインレットスイッチ(不図示)が設けられている。インレットスイッチには、例えば、リミットスイッチが用いられる。エスカレータ10は、インレットガード38が前記進入方向に変位してインレットスイッチがオンされると(インレットスイッチが作動すると)、運転が急停止される(踏段12およびハンドレール30,32の走行が急停止)されるように構成されている。

0029

検出装置36は、もう一方の欄干16(図1)の降口側の端部欄干パネルに対応する入込口(不図示)にも設けられている。また、上記したように、エスカレータ10が昇り用として用いられる場合に、欄干14において降口側となる端部欄干パネル18に対応する入込口(不図示)および端部欄干パネル18と通路PWを挟んで対向する欄干16の端部欄干パネルに対応する入込口(不図示)にも、検出装置36が設けられている。

0030

次に、欄干14,16の詳細について説明する。欄干14と欄干16とは、通路PWを挟んで対称的に設置されていて、基本的には、同じ構成を有している。よって、欄干14を代表に説明し、欄干16についての説明は省略することとする。

0031

欄干14を構成する複数枚の欄干パネル18〜28の各々は、その下端縁部が、通路PWに沿って設置された、複数台の、図3に示す固定器具46によってトラス48に固定されている。欄干パネル18〜28の1枚当り、そのサイズに応じた台数(2台〜4台)の固定器具46が用いられる。なお、図3において、内デッキ40(図2)、外デッキ等の欄干パネルの下端部を覆う部材の図示は省略している。

0032

複数枚の欄干パネル18〜28の上端縁部には、被固定部材である取付部材50が複数本、列を成して固定され、取付部材50を介して照明器具52が取り付けられている。取付部材50は、アルミニウム押出形材のブロック体からなり、欄干パネル27の端縁部に沿って、その複数本が間隔を空けて列設されている。取付部材50は、ハンドレール30が斜行する区間においては、直線状をしたものが、カーブする区間では、当該カーブに合わせた湾曲部分を有するものが用いられるが、いずれも横断面は略同じ形状をしている。

0033

ここでは端部欄干パネル28に隣接する欄干パネル27を代表に、これに取り付けられた照明器具52等の構成について説明する。

0034

照明器具52は、取付部材50にL字アングル部材54を介して取り付けられたホルダ56を有し、ホルダ56には、蛍光ランプ58が嵌め込まれている。

0035

取付部材50には、また、手摺デッキ60が設置されている。手摺デッキ60は、図4に示すように、角筒体の一側壁の一部が全長に亘って開口されてなる金属製の板体であって、横断面が略「コ」字状をした長尺部材である。手摺デッキ60は、金属板体板金加工したものであり、当該金属には、例えば、鉄鋼材料(例えば、ステンレス鋼)が用いられる。

0036

手摺デッキ60は、その開口部602を、図3に示すように、欄干パネル27の端縁部(図示例では、上端縁部)に向けて取付部材50に被せられて、取付部材50に取り付けられている。

0037

取り付けられた状態で、手摺デッキ60は、欄干パネル27に対して通路PWと反対側に大きく張り出しており、当該張り出した部分に照明器具52が組み込まれている。すなわち、このように大きく張り出させることによって、照明器具52を組み込み可能にしている。

0038

手摺デッキ60の通路PW側とは反対側の端部と取付部材50との間には、蛍光ランプ58を覆うように、合成樹脂からなる半透明ランプカバー62が設けられている。

0039

手摺デッキ60の通路PW側の端縁部604は、取付部材50の一部(通路PW側端部)を取り囲むように欄干パネル27の通路PW側の主面27Aに向かって屈曲されている。

0040

手摺デッキ60の端縁部604には、図3に示すように、端縁カバー64が装着されている。端縁カバー64は、軟質の合成樹脂からなり、横断面が全長に亘って一様な棒状をしている。

0041

一本の手摺デッキ60は、一本の取付部材50よりも長く、複数本の取付部材50に亘って、一本の手摺デッキ60が取り付けられている。これにより、隣接する取付部材50は、両者に取り付けられた手摺デッキ60によって連結されていることになる。

0042

手摺デッキ60は、ハンドレール30が斜行する区間では、図4に示すストレートのものが、ハンドレール30がカーブする区間では、当該カーブに合わせて湾曲されたものが用いられる。ストレートのもの、湾曲したもののいずれも同様の横断面形状をしている。なお、以下の説明において、湾曲した手摺デッキにおいても、便宜上、符号「60」を用いることとする。手摺デッキ60は、複数本が長手方向における端面同士を突き合わせた形で列設されている。このように列設された手摺デッキ列の両端部の手摺デッキ60は、端部欄干パネル18,28(図1)の円弧状端縁部に設置されている。

0043

なお、列設された手摺デッキにおいて、照明器具52は、端部欄干パネル18の上端縁部から端部欄干パネル28の上端縁部に至る区間に設置されている。端部欄干パネル18,28の円弧状端縁部には設置されていない。

0044

取付部材50上部には、図3に示すように、手摺デッキ60を介してガイドレール66が固定されている。ガイドレール66は、例えば、ステンレス鋼板を板金加工して作製されたものである。ガイドレール66は、取付部材50上面に対応する底板部66Aを有し、底板部66Aがスポット溶接(不図示)等により手摺デッキ60に接合されている。ガイドレール66は、また、底板部66Aの両端縁から上方へ立ち上がった縦板部66B,66Cと、縦板部66B,66Cの上端から外方へ張り出したフランジ部66D,66Eとを有する。

0045

ガイドレール66において、両フランジ部66D,66Eにハンドレール30が装着されている。

0046

以上説明してきたような基本構成を有するエスカレータにおいては、上述したように、インレットスイッチが不必要に作動する事態が生じている。そこで、そのような事態が起こるのを可能な限り抑制するため、実施形態に係るエスカレータ10では、図2に示すように、規制部材100を設けている。

0047

図5に示すように、規制部材100は、長手方向において円弧状に湾曲したバー状をしている。

0048

規制部材100は、図5(e)に示すように、天板部102と天板部102の両端から同じ向きに垂直に延出された側板部104,106を有する「コ」字状の横断面形状をしており、天板部102と側板部104,106で囲まれた領域が溝部108を形成している。ここで、天板部102の溝部108とは反対側の主面を「規制面110」と称することとする。規制部材100は、例えば、ステンレス鋼板をプレス加工して得られる。

0049

側板部104,106の幅方向における端面104A,106Aは、図5(b)、図5(c)に示すように、同一平面P上に在る(仮想平面P上に揃っている。)

0050

天板部102の規制面110は、その長手方向において、始端部110Aと終端部110Cとで、平面Pからの高さが異なっていて、始端部110Aよりも終端部110Cの方が高くなっている。そして、始端部110Aと終端部110Cの間の中間部110Bは、平面Pからの高さを、始端部110Aから終端部110Cに向かって漸増させている。

0051

上記の構成からなる規制部材100は、端部欄干パネル28の円弧状端縁部に設けられた手摺デッキ60(図7)に取り付けられるのであるが、その取付のための雌ネジ部材112,114が溝部108に固定されている。

0052

図6に示すように、雌ネジ部材112,114はいずれも、一端部の角が面取りされた、金属(例えば、ステンレス鋼)の円柱体の中心に雌ネジが形成されたものである。雌ネジ部材112と雌ネジ部材114とは高さが異なるだけである。なお、雌ネジ部材は、他の柱体、例えば、四角柱体や五角以上の多角柱体としても構わない。

0053

雌ネジ部材114は、面取りされた側を天板部102に向けて、始端部110Aの溝部108に嵌め込まれた状態で溶接等により接合されている。同じく、雌ネジ部材112は、面取りされた側を天板部102に向けて、終端部110Cの溝部108に、間隔を空けて3個が嵌め込まれた状態で、各々が溶接等により接合されている。

0054

図7に示すように、規制部材100を手摺デッキ60に取り付けるためのネジ挿通孔60A,60B,60C,60Dが手摺デッキ60の側面部606(図4)に開設されている。ネジ挿通孔60A,60B,60C,60Dは、規制部材100に接合された3個の雌ネジ部材112および1個の雌ネジ部材114と同じ間隔で開設されている。

0055

規制部材100が手摺デッキ60に取り付けられた状態で、ネジ挿通孔60Aの軸心を含む鉛直な平面で切断した部分断面図を図8に示す。ネジ挿通孔60Aは、図7に示すように、インレットガード38が入込口34から突出した部分(図7には、インレットガード38の当該突出する部分のみが現れている。)の直上に位置する。

0056

図8に示すように、手摺デッキ60の内側からネジ挿通孔60Aに挿通された六角穴付きボルト116が、雌ネジ部材112の雌ネジに螺合していて、これにより雌ネジ部材112が手摺デッキ60に固定され、ひいては規制部材100が固定されている。他のネジ挿通孔60B、60C、60D(図7)に対応する固定態様も上記したネジ挿通孔60Aにおけるのと同様である。なお、六角穴付きボルト116(の頭部)は、取付部材50とこれに隣接する紙面手前側の取付部材(図に現れていない)の隙間に位置している。また、六角穴付きボルト116が、取付部材50と干渉するような場合は、取付部材50に六角穴付きボルト116(の頭部)を収納する切り欠き(不図示)が設けられる。

0057

手摺デッキ60に取り付けられた状態で、規制部材100は、図2に示すように、始端部110Aから終端部110Cに向かって(すなわち、全長に亘って)、端部欄干パネル28の円弧状端部に沿って、円弧状に湾曲している。また、溝部108(図5)を手摺デッキ60に向けて取り付けているため、規制部材100は、棒状の外観を呈している。

0058

規制部材100の規制面110における終端部110Cは、図8に示すように、端部欄干パネル28の通路PW側の主面28Aからの水平方向の高さH1が、ハンドレール30の通路PW側側面30Aの同高さH2よりも高く設定されている。すなわち、終端部110Cは、ハンドレール30の側面30Aよりも、通路PWに突出した突出部に構成されている。なお、インレットガード38の通路PW側端部38Aの主面28Aからの水平方向の高さは、終端部110Cの高さH1と略同じである。

0059

一方、詳細な図示は省略するが、規制部材100の規制面110における始端部110Aの、主面28Aからの水平方向の高さは、ハンドレール30の通路PW側側面30Aの同高さH2よりも低く設定されている。すなわち、始端部110Aから終端部110Cに向かう中間部110Bの途中において、規制面110の主面28Aからの水平方向の高さが、ハンドレール30の通路PW側側面30Aの高さを超えることとなる。換言すると、始端部110Aから終端部110Cに向かう中間部110Bにおいて、規制面110は、ハンドレールの側面30Aよりも、水平方向、通路PW側に突出することとなる。

0060

図2戻り、降口を通過する、例えば、乗客の手荷物等(不図示)が、規制部材100の始端部110Aに対応するハンドレール30の側面30A部分に押し付けられ、矢印Aの向きに走行するハンドレール30に引きずられたとしても、規制部材100における規制面110の中間部110Bの途中で前記手荷物が規制面110にも当接することとなり、やがて、ハンドレール30の側面30Aよりも通路PW側に突出する規制面110によって、前記手荷物がハンドレール30の側面30Aから遠ざけられることとなる。これにより、前記手荷物がハンドレール30の側面30Aに引きずられたまま、インレットガード38にまで至り、インレットガード38の突出端を前記進入方向に押し込んで、インレットスイッチ(不図示)が作動することを防止できる。

0061

この場合、前記手荷物等は、主面28Aからの高さが漸増する中間部110Bに案内されて、徐々にハンドレール30の側面30Aから離されるため、乗客に与える違和感を低減できる。また、エスカレータ10の昇降の向きが切り替えられて、端部欄干パネル28が乗口側となった場合、乗客の進行方向に向かって、中間部110Bの主面28Aからの高さが漸増するため、乗客の手荷物等が規制部材100接触しても規制部材100が通行の邪魔になると感じ感覚を低減できる。

0062

また、終端部110Cに対応するハンドレール30の側面30A部分に手荷物等が通路PWから接近しても、当該手荷物は、側面30Aよりも通路PW側に突出する規制面110に当接して、側面30Aには接触し難いため、前記手荷物等が側面30Aに引きずられることを可能なかぎり防止でき、ひいては、インレットスイッチ(不図示)の不必要な作動を抑制することができる。

0063

なお、規制部材100の終端部110Cの主面28Aからの水平方向の高さH1(図8)は、側面スカートパネル42の主面28Aからの水平方向の高さよりも低くすることが好ましい。規制部材100において、側面スカートパネル42よりも通路PW側に突出した部分があると、乗客の手荷物等が当該突出した部分に当たるなどして、不快感を生じるおそれがあるからである。

0064

上記の例では、規制部材100は、端部欄干パネル28の半円弧状端部の下半分(1/4円弧)に亘って設けることとした。これは、端部欄干パネル28の上端部に沿って、走行してきたハンドレール30部分が、円弧状端部で走行の向きの反転を開始し、インレットガード38に向かい始める位置(半円弧状端部の水平方向に最も張り出した部分)から(インレットガード38の直上位置まで)規制部材100を設けるのが好ましいとの観点からである。

0065

しかしながら、規制部材は、少なくともインレットガード38の直上において、ハンドレール30の側面30A部分よりも通路PW側に突出した部分を有すれば、所期の目的は達成できるため、当該直上部分にのみ設けるような構成(形状)としても構わない。あるいは、例えば、規制部材100を全体的に半分の長さに縮小させた規制部材としても構わない。

0066

以上、本発明に係る乗客コンベアを実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下のような形態としても構わない。

0067

(1)上記実施形態では、規制部材100の規制面110を中間部110Bの一部と始端部110Aとで、端部欄干パネル28の通路PW側の主面28Aからの水平方向の高さを、ハンドレール30の通路PW側側面30Aの同高さよりも低く設定したが、これに限らず、規制面110の全長に亘って、主面28Aからの高さをハンドレール30の主面28Aからの高さよりも高く設定しても構わない。

0068

(2)上記実施形態では、規制部材として板金部材を用いたが、これに限らず、規制部材は、合成樹脂で形成しても構わない。また、上記実施形態では、規制部材を手摺デッキ60に六角穴付きボルト116で取り付けたが、これに限らず、例えば、接着剤で取り付けても構わない。

0069

(3)上記実施形態では、本発明を、欄干に照明器具が設けられているため、欄干パネルの端縁部に取付部材および手摺デッキを介してガイドレールを設けたエスカレータに適用した例に基づいて説明したが、本発明は、図9に示すように、欄干パネルの端縁部に直接的にガイドレールを取り付けた構成のエスカレータにも適用可能である。

0070

図9に示す例では、ガイドレール118は、「W」字様の横断面形状をした、金属材料(例えば、ステンレス鋼)の板金部材からなるガイドブラケット120を有する。ガイドブラケット120は、下方に開口したコ字断面の溝部120Aを有する。ガイドブラケット120は、溝部120Aが、ゴムシートからなるグリップ部材122を介して、欄干パネル27の上端縁部に嵌め込まれて、欄干パネル27に固定されている。また、ガイドブラケット120は、横断面において、溝部120Aの両側の、上方に開口したコ字断面の凹部120B,120Cの両端部から互いに反対向きに延出された部120D,120Eを有する。

0071

ガイドレール118は、庇部120D,120E各々のほとんどを覆って貼着された摺接部材124,126を有する。摺接部材124,126は、ナイロン押し出し材からなる。

0072

ハンドレール128は、合成ゴムあるいはウレタンを主材料として作製されており、ハンドレール30(図3)と同様、横断面が偏平なC字状をしている。ハンドレール128は、ガイドレール118に、前記C字断面の開口部を下方に向け、当該C字断面の両端部内面が左右の庇部120E、120Dを、摺接部材126,124を介して包囲するような形で嵌め込まれている。

0073

上記のような構成の欄干を有するエスカレータにおいては、規制部材100は、端部欄干パネル28の通路PW側の主面28Aに取り付ける。

0074

すなわち、円弧状に湾曲した規制部材100を、上記実施形態と同様、端部欄干パネル28の円弧状端部に沿うように取り付けるのである。この場合、例えば、3個の雌ネジ部材112、および雌ネジ部材114に吸盤を固定し、4個の吸盤を主面28Aに吸着させることにより取り付ける。

0075

あるいは、上記のように規制部材を合成樹脂で形成する場合には、当該規制部材を接着剤を用いて、主面28Aに接着させることによって取り付けることとしても構わない。

0076

(4)上記実施形態では、本発明をガラス製の欄干パネルで欄干を構成するエスカレータに適用した例に基づいて説明したが、本発明は、ガラス製の欄干パネルに代えて、ステンレス鋼の単板で欄干パネルを構成したエスカレータにも適用できる。

0077

(5)上記実施形態では、本発明に係る乗客コンベアを、エスカレータに適用した例に基づいて説明したが、これに限らず、本発明は、環状に連結された複数のパレットからなる無端搬送体やゴムベルトからなる無端搬送体を循環走行させて乗客を搬送する動く歩道にも適用可能である。

0078

本発明に係る乗客コンベアは、例えば、エスカレータや動く歩道に好適に利用可能である。

0079

10エスカレータ
12踏段
18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28欄干パネル
30,32ハンドレール
34 入込口
36検出装置
38インレットガード
100 規制部材

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