図面 (/)

技術 バッグインボックス

出願人 藤森工業株式会社大石産業株式会社
発明者 村司政昭柚木健太郎
出願日 2016年10月3日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2016-195910
公開日 2018年4月12日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2018-058606
状態 特許登録済
技術分野 包装体 紙器
主要キーワード 中央水平線 中央切断 屈曲角度θ 水平切断 概略立方体 プラスチック製ダンボール 性内袋 上下側面
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年4月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

可撓性内袋を有する外装容器を上下に圧縮した状態で保管でき、圧縮状態解除するだけで使用できるバッグインボックスを提供する。

解決手段

外装容器2の第一対向両側面2a,2cに水平切断線12a,12b、第二対向両側面2b,2dに水平折目線15a,15bを各々設け、第一対向両側面に対角線に沿う対角折目線14a,14bを各々設け、外装容器2の上面21と底面19に圧縮方向の力が付加されると、第一対向両側面の各々において水平切断線の上下の対角折目線の各隣接面が、上側と下側に分かれて各対角折目線から谷折りとなって対称に折り畳まれ、第二対向両側面の各々において水平折目線に沿う上側面と下側面が谷折りとなって対称に折り畳まれることにより、外装容器2を上下に圧縮し得るように構成した。

概要

背景

従来、厚紙等により箱型に形成された外装容器内に、樹脂フィルムからなる可撓性内袋収納され、その内袋注出口が、上記外装容器の一面に固定されたバッグインボックスが各種分野で用いられている。

この種のバッグインボックスは、可撓性内袋に各種液体が予め収納された箱として市場流通するものもあるが(特許文献1,2)、近年の大災害時等における非常用飲料水容器としての用途が注目されている。

かかる用途では、当初から外装容器を箱型に組み立てておく必要はないため、展開した平板状の外装容器(ブランク)に、可撓性内袋の注出口を固定したセット状態で、市場に流通している。

従って、展開状態のバッグインボックスを予め購入して保管しておき、非常時に外装容器を組み立てて使用することになる。

概要

可撓性内袋を有する外装容器を上下に圧縮した状態で保管でき、圧縮状態解除するだけで使用できるバッグインボックスを提供する。 外装容器2の第一対向両側面2a,2cに水平切断線12a,12b、第二対向両側面2b,2dに水平折目線15a,15bを各々設け、第一対向両側面に対角線に沿う対角折目線14a,14bを各々設け、外装容器2の上面21と底面19に圧縮方向の力が付加されると、第一対向両側面の各々において水平切断線の上下の対角折目線の各隣接面が、上側と下側に分かれて各対角折目線から谷折りとなって対称に折り畳まれ、第二対向両側面の各々において水平折目線に沿う上側面と下側面が谷折りとなって対称に折り畳まれることにより、外装容器2を上下に圧縮し得るように構成した。

目的

本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、可撓性内袋を有する外装容器を上下に圧縮した状態で保管でき、使用時は、上記圧縮状態を解除するだけで使用することができるバッグインボックスを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

箱型外装容器と、注出口が該外装容器の上面に固定された可撓性内袋を有するバッグインボックスにおいて、上記外装容器の第一対向両側面に上記外装容器を構成する板材を貫通する水平切断線、第二対向両側面に水平折目線が上下の中間位置に各々設けられ、上記第一対向両側面に対角線に沿う対角折目線が各々設けられ、上記外装容器の上記上面と底面に圧縮方向の力が付加されると、上記第一対向両側面の各々において、上記水平切断線の上下の上記対角折目線の各隣接面が、上側と下側に分かれて上記各対角折目線から谷折りとなって対称に折り畳まれ、上記第二対向両側面の各々において、上記水平折目線に沿う上側面と下側面が谷折りとなって対称に折り畳まれることにより、上記外装容器が上下に圧縮可能であるバッグインボックス。

請求項2

上記可撓性内袋は、その上面と底面が、上記外装容器の上記上面と上記底面に略平行な状態で収納されており、上記外装容器の上記上面と上記底面に圧縮方向の力が付加されると、上記可撓性内袋の上記上面と上記底面が近接する方向に圧縮されるものである請求項1記載のバッグインボックス。

請求項3

上記外装容器の圧縮状態において、上記外装容器の上記上面と上記底面を包囲するベルトが設けられ、当該ベルトにより上記圧縮状態が維持されるものである請求項1又は2記載のバッグインボックス。

請求項4

上記対角折目線及び/又は上記水平折目線の少なくとも一部は、上記板材の表側はカットせず、裏側にのみカットを入れることにより構成されたものである請求項1〜3の何れかに記載のバッグインボックス。

請求項5

上記圧縮方向の力を解除した状態において、上記外装容器はその弾性復帰力により、上記外装容器の上記上面と上記底面の平行状態が維持されたまま、中間位置まで立ち上がるものである請求項1〜4の何れかに記載のバッグインボックス。

請求項6

上記各対角折目線は、交差部が上記各水平切断線の中心を通るように構成され、上記中心に小孔貫通形成されたものである請求項1〜5の何れかに記載のバッグインボックス。

請求項7

上記外装容器は、プラスチック段ボール又は段ボールにより構成されたものである請求項1〜6の何れかに記載のバッグインボックス。

技術分野

0001

本発明は、外装容器の内部に、注出口を有する可撓性内袋収納したバッグインボックスに関する。

背景技術

0002

従来、厚紙等により箱型に形成された外装容器内に、樹脂フィルムからなる可撓性内袋が収納され、その内袋の注出口が、上記外装容器の一面に固定されたバッグインボックスが各種分野で用いられている。

0003

この種のバッグインボックスは、可撓性内袋に各種液体が予め収納された箱として市場流通するものもあるが(特許文献1,2)、近年の大災害時等における非常用飲料水容器としての用途が注目されている。

0004

かかる用途では、当初から外装容器を箱型に組み立てておく必要はないため、展開した平板状の外装容器(ブランク)に、可撓性内袋の注出口を固定したセット状態で、市場に流通している。

0005

従って、展開状態のバッグインボックスを予め購入して保管しておき、非常時に外装容器を組み立てて使用することになる。

先行技術

0006

特開2004−18079号公報
特開平10−338270号公報

発明が解決しようとする課題

0007

ところで、上記従来のバッグインボックスは、使用時に、展開状態のブランク(例えば、特許文献1の図5参照)から箱型の外装容器に組み立てる作業が必要となるため、1個の外装容器を組み立てるにもある程度の時間と手間がかかるし、外装容器の板面同士を固定する接着剤或いは締結具等が別途必要となる。

0008

このような組立作業は、外装容器の数が少ない場合、或いは、通常時であれば、それほど問題とならないが、例えば、大災害時において、給水用に、短時間で、多数の外装容器(例えば100個等)を組み立て、かつ、配布する必要に迫られた場合は、全部の外装容器を組み立てるだけで、膨大な時間と手間がかかることが予測される。

0009

よって、このような災害時においては、外装容器をできるだけ迅速に組み立てることができ、迅速に配布することができるバッグインボックスが求められる。

0010

そこで、本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、可撓性内袋を有する外装容器を上下に圧縮した状態で保管でき、使用時は、上記圧縮状態解除するだけで使用することができるバッグインボックスを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

上記の目的を達成するため本発明は、
箱型の外装容器と、注出口が該外装容器の上面に固定された可撓性内袋を有するバッグインボックスにおいて、上記外装容器の第一対向両側面に上記外装容器を構成する板材を貫通する水平切断線、第二対向両側面に水平折目線が上下の中間位置に各々設けられ、上記第一対向両側面に対角線に沿う対角折目線が各々設けられ、上記外装容器の上記上面と底面に圧縮方向の力が付加されると、上記第一対向両側面の各々において、上記水平切断線の上下の上記対角折目線の各隣接面が、上側と下側に分かれて上記各対角折目線から谷折りとなって対称に折り畳まれ、上記第二対向両側面の各々において、上記水平折目線に沿う上側面と下側面が谷折りとなって対称に折り畳まれることにより、上記外装容器が上下に圧縮可能なバッグインボックスにより構成される。

0012

このように構成すると、可撓性内袋を収納する箱型の外装容器を、上下の中間位置の水平切断線及び水平折目線を境に、各側面が内側に谷折り状態となるように、上面と底面を近接した圧縮状態とすることができ、上下高さを大幅に縮小した状態のバッグインボックスを構成することができる。また、使用時は、圧縮状態を解除して上面の注出口から飲料水等を内部の可撓性内袋に入れるだけで外装容器が形成されるため、外装容器を組み立てる必要がない。

0013

また、本発明は、上記可撓性内袋は、その上面と底面が、上記外装容器の上記上面と上記底面に略平行な状態で収納されており、上記外装容器の上記上面と上記底面に圧縮方向の力が付加されると、上記可撓性内袋の上記上面と上記底面が近接する方向に圧縮されるものであるバッグインボックスにより構成される。

0014

従って、圧縮を解除して注水口から液体を注入したとき、可撓性内袋の上面と底面が略平行な状態なので、可撓性内袋をその中央部から円滑に膨張させることができ、延いては外装容器を円滑かつ迅速に形成することができる。

0015

また、本発明は、上記外装容器の圧縮状態において、上記外装容器の上記上面と上記底面を包囲するベルトが設けられ、当該ベルトにより上記圧縮状態が維持されるものであるバッグインボックスにより構成される。

0016

従って、未使用時はベルトにより圧縮状体を維持できるので、複数のバッグインボックスを効率的に保管し得る。

0017

また、本発明は、上記対角折目線及び/又は上記水平折目線の少なくとも一部は、上記板材の表側はカットせず、裏側にのみカットを入れることにより構成されたものであるバッグインボックスにより構成される。

0018

このように構成すると、外装容器の上面と底面に圧縮方向の力を付与した場合、上記対角折目線の各隣接面、上記水平折目線の上側面と下側面が容易に谷折りの状態(外装容器の内側に入り込んだ折り畳み状態)になるため、外装容器を円滑に上下に圧縮することができる。

0019

また、本発明は、上記圧縮方向の力を解除した状態において、上記外装容器はその弾性復帰力により、上記外装容器の上記上面と上記底面の平行状態が維持されたまま、中間位置まで立ち上がるものであるバッグインボックスにより構成される。

0020

従って、底面を水平面に載置して、例えばベルトを外して圧縮方向の力を解除すると、上面が水平状態のまま立ち上がるので、その状態で上面の注出口から外装容器内に飲料水等を注入することができ、その後は可撓性内袋の膨張により外装容器を箱型に形成することができるので、外装容器を組み立てる必要がなく、迅速に容器内に給水することができる。

0021

また、本発明は、上記各対角折目線は、交差部が上記各水平切断線の中心を通るように構成され、上記中心に小孔貫通形成されたものであるバッグインボックスにより構成される。

0022

このように構成すると、水平切断線を境に、対角折目線の各隣接面の面積を上下で均等にして、第一対向両側面において水平切断線の上側と下側を対称に折り畳むことができ、上面又は底面を水平な状態のまま圧縮及び立ち上がりを行うことができる。また、圧縮時において、小孔により対角折目線の交差部への応力集中による板材の歪の発生を防止することができる。

0023

また、上記外装容器は、プラスチック段ボール又は段ボールにより構成されたものであるバッグインボックスにより構成される。

0024

特にプラスチック段ボールにより構成すると、外装容器に液体が付着しても影響がないので、例えば飲料水用のバッグインボックスとして支障なく用いることができる。

発明の効果

0025

本発明によれば、可撓性内袋を収納する箱型の外装容器を上下に圧縮状態にすることができ、使用時は、圧縮状態を解除して上面の注出口から飲料水等を内部の可撓性内袋に入れるだけでよく、外装容器を組み立てる必要がない。よって、例えば災害時等において、多数のバッグインボックスに例えば飲料水を給水して配布する等の作業を極めて効率的に行うことができる。

0026

また、外装容器の圧縮を解除して注水口から液体を注入したとき、可撓性内袋の上面と底面が略平行な状態なので、可撓性内袋を中央部から円滑に膨張させることができ、延いては外装容器を円滑かつ迅速に形成することができる。

0027

また、未使用時はベルトにより圧縮状態を維持できるので、複数のバッグインボックスを効率的に保管し得る。

0028

また、底面を水平面に載置して、圧縮方向の力を解除すると、上面が水平状態のまま立ち上がるので、その状態で上面の注出口から外装容器内に飲料水等を注入することができ、外装容器を組み立てる必要がなく、しかも迅速に容器内に給水することができる。

0029

また、外装容器の上面及び底面を水平な安定状態で、圧縮及び立ち上がりを行うことができる。

0030

また、外装容器をプラスチック段ボールにより構成することで、濡れても支障のない飲料水用等のバッグインボックスとして用いることができる。

図面の簡単な説明

0031

本発明に係るバッグインボックスの外装容器の展開図である。
同上バッグインボックスの可撓性内袋の斜視図である。
同上バッグインボックスの組み立て状態の斜視図である。
同上バッグインボックスの組み立て状態の斜視図である。
同上バッグインボックスの組み立て状態の斜視図である。
同上バッグインボックスに可倒性内袋を入れる状態の斜視図である。
(a)(b)共に、同上バッグインボックスの組み立て状態を示す平面図である。
同上バッグインボックスの斜視図である。
同上バッグインボックスの斜視図である。
同上バッグインボックスの組み立て状態の断面図である。
同上バッグインボックスの圧縮過程の斜視図である。
同上バッグインボックスの圧縮過程の斜視図である。
同上バッグインボックスの外装容器内の可撓性内袋の圧縮過程の斜視図である。
同上バッグインボックスの圧縮過程の斜視図である。
同上バッグインボックスの外装容器内の可撓性内袋の圧縮過程の斜視図である。
同上バッグインボックスの圧縮過程の斜視図である。
同上バッグインボックスの圧縮状態の斜視図である。
同上バッグインボックスの外装容器内の可撓性内袋の圧縮状態の斜視図である。
同上バッグインボックスの圧縮状態の斜視図である。
同上バッグインボックスの圧縮を解除した状態の斜視図である。
同上バッグインボックスの液体を入れた状態の縦断面図である。
同上バッグインボックスの使用状態の斜視図である。
(a)はプラスチック段ボールの切断線の状態を示す斜視図、(b)はプラスチック段ボールの半切断線の状態を示す斜視図である。
図17の圧縮状態において、上面を構成する片を開いた状態の平面図である(可撓性内袋は省略)。
図17の圧縮状態において、底面を構成する片を開いた状態の底面図である(図20を裏返した状態の平面図。可撓性内袋は省略)。

実施例

0032

以下、本発明に係るバッグインボックスを詳細に説明する。

0033

図1は、箱型に形成されるバッグインボックス1の外装容器2(図8図9参照)の展開状態のブランク2’であり、本実施形態においてはプラスチック段ボールにより形成されているものとする。図1中、横方向に平行に記載された複数の線は、プラスチック段ボールの段目の方向を示す。よって、プラスチック製ダンボール中芯は上記段目の方向に形成されているものとする。図1は、展開状態の外装容器の内側(裏側、裏面ライナー24b)を見た状態を示す。このブランク2’はプラスチック段ボールに限らず、紙製の段ボール、プラスチック板、その他厚紙等で構成することもできる、尚、紙製の段ボールで形成する場合においても段目の方向は同一である。

0034

また、図1のブランク2’の裏面において、破線は折目線(その線に沿って、谷折り又は山折りがなされる線、3a〜3c、4a〜4d、8a〜8d、a,b,d)、太実線は板材の表裏を貫通して切断した水平切断線(12a,12b)、細実線は表ライナー24aを残して裏ライナー24bをカットした折目線(15aのe,15bのe)、又は表ライナー24aを残して裏ライナー24b及び中芯24c(図23(b)参照)をカットした折目線(14aのc、14bのc)を示す。また、ブランク2’の表側では、水平切断線(12a,12b)は太実線で示し、それ以外の折目線は破線で示す。

0035

上記外装容器2は、略正方形に形成された四つの側面2a,2b,2c,2dが折目線3a,3b,3cにて横方向に連設されると共に、上記側面2a,2cの上縁には、各々折目線4a,4cを介して、上面21を構成する上片5a,5cが連設されており、上記側面2b,2dの上縁には、各々折目線4b,4dを介して上面補強片5b,5dが各々連設されている。

0036

また、上記上片5aには、後述の可撓性内袋16の注出口17を嵌合するための開口6が貫通形成されており、上記上面補強片5b,5dの各上縁には上記注出口17を避けるための半円形切欠7a,7bが各々設けられている。

0037

また、上記側面2a,2cの下縁には、各々折目線8a,8cを介して、底面19を構成する下片9a,9cが連設されており、上記側面2b,2dの下縁には、各々折目線8b,8dを介して底面補強片9b,9dが各々連設されている。

0038

また、上記側面2aの一側縁には接続用突出片10が突設されており、当該接続用突出片10には後述のリベット23を挿入するための孔11aが縦方向に複数設けられている。上記接続用突出片10が対応する上記側面2dの側縁にも、対応する複数の孔11bが設けられている。尚、図1中符号3dは上記接続用突出片10用の折目線である。

0039

上記ブランク2’の各側面2a,2b,2c,2dを上下に二分する水平線q(外装容器2の上下の中間位置)に沿って、上記側面2a,2c,即ち、外装容器2である箱を形成したときの対向両側面(第一対向両側面)2a,2cに、プラスチック段ボールの表裏(板材)を貫通する水平切断線12a,12bが各々設けられている。この水平切断線12a,12bはプラスチック段ボールの表ライナー24aから裏ライナー24bまでを完全に貫通して切断している切目線である(図23(a)参照)。

0040

さらに、上記水平切断線12a,12bの中央部には、小孔13a,13bが貫通形成されている。この小孔13a,13bもプラスチック段ボールの表裏を貫通して形成されたものであり、後述の外装容器2の圧縮折り畳み時において、上記水平切断線12a,12bの中央部への応力の集中を分散して歪の発生を防止し、円滑に折り畳みを可能とするものである。

0041

さらに、上記対向両側面2a,2cに対角折目線14a,14bを設ける。この対角折目線14a,14bは、上記側面2a,2cの対角線に沿う線であって、対角線の交点が上記水平切目線12a,12bの中心Pを各々通るように構成される。これは、水平切断線12a,12bを境に、対角折目線14a,14bの各隣接面(イ),(ロ),(ハ)、(イ’),(ロ’),(ハ’)の面積を上下で均等にして、第一対向両側面2a,2cにおいて水平切断線12a,12bの上側と下側を対称に折り畳み、上面21又は底面19を水平な状態のまま圧縮及び立ち上がりを行うことができるようにするためである。

0042

また、この対角折目線14a,14bは、側面2a,2cの四隅の対角線の起点から中心Pに向かっての一定範囲の折目線a(各々4か所、図1中破線部分参照)と、上記小孔13a,13bに至る一定範囲の折目線b(各々4か所、図1中破線部分参照)は単なる折目線であるが、上記折目線a,b間の細線部分は、プラスチック段ボールの表ライナー(表側)24aのみ残し、裏ライナー(裏側)24bと中芯24cを切断した半切断線c(4か所)として形成されている(図23(b)参照)。尚、板材が、表裏ライナー及び中芯を有する段ボールではなく、例えば厚紙のような場合は、表側をカットせず、裏側のみ板材の厚みの中間位置程度までカットすれば良い。

0043

このように、上記対角折目線14a,14bは上記水平折目線の少なくとも一部(半切断線cの部分)は、上記板材の表側(表ライナー24a)はカットせず、裏側(裏ライナー24bと中芯24c)にのみカットを入れることにより構成されている。

0044

これは外装容器2の上面21と底面19とを互いに近接する方向に圧縮したとき、上記対角折目線14a,14bに接する三角形状の3つの隣接面(イ),(ロ),(ハ)(上側)、同じく三角形状の隣接面(イ’),(ロ’),(ハ’)(下側)が上記対角折目線14a,14bに沿って円滑に谷折れ状態となって内側に折り畳まれるようにするため(図12参照)、要は内側方向(裏ライナー24b方向)に折れ曲がり易くするためである。

0045

上記ブランク2’の各側面2a,2b,2c,2dを上下に二分する水平線qに沿って、上記側面2b,2d,即ち、外装容器2である箱を形成したときの対向両側面(第二対向両側面)2b,2dに水平折目線15a,15bを設ける。

0046

この水平折目線15a,15bは、その両側部分(図1の破線部分の折目線d、各々2か所)は単なる折目線であるが、上記折目線d,dよりも内側部分(図1の細線部分)は、上記半切断線cと同じ半切断線eとして形成される。即ち、上記半切断線eは、プラスチック段ボールの表ライナー(表側)24aのみを残し、裏ライナー(裏側)24bを切断することで形成されている。尚、この半切断線eは、段目(中芯24c)と平行なので、裏ライナー24bのみが切断された状態となる。板材が、表裏ライナー及び中芯を有する段ボールではなく、例えば厚紙のような場合は、同様に、表側をカットせず、裏側のみ板材の厚みの中間位置程度までカットすれば良い。

0047

このように、上記水平折目線15a,15bは上記水平折目線の少なくとも一部(半切断線eの部分)は、上記板材の表側(表ライナー24a)はカットせず、裏側(裏ライナー24b)にのみカットを入れることにより構成されている。

0048

これは外装容器2の上面21と底面19とを圧縮したとき、上記水平折目線15a,15bに接する上側面(ニ)、下側面(ホ)が、上記水平折目線15a,15bに沿って円滑に谷折れ状態となって内側に折り畳まれるようにするため(図12参照)、要は内側方向(裏ライナー24b方向)に折れ曲がり易くするためである。

0049

図2に本発明に係るバッグインボックスの可撓性内袋16を示す。
この可撓性内袋16は、樹脂フィルム製の内袋であり、一側面に注出口17が固定されており、当該注出口17はキャップ18(図6参照)にて閉鎖し得るように構成されている。

0050

この可撓性内袋16は図10に示すように、上記注出口17が、上記ブランク2’の上記上片5aの上記開口6に内側から嵌合固定され、上記外装容器2内に収納されるものである。この可撓性内袋16は、上記外装容器2を箱状に組み立てた後、上記注出口17から液体を入れると、図21に示すように、外装容器2内において液体を保持し得るものである。

0051

次に、本発明に係るバッグインボックス1の組み立て手順を以下説明する。
まず、図3に示すように、上記ブランク2’を開いた状態から、図4のように、ブランク2’の各側面2a〜2dを折目線3a,3b,3cにて山折りにすることで筒状体を形成し、図5に示すように、接続用突出片10を上記側面2dの側縁に宛がい、上記孔11a,11bを合わせ、リベット23にて上記接続用突出片10と上記側面2d縁部を接続固定する。

0052

尚、上記リベット23に代えて、接着剤、両面テープ等その他の接続具を利用して接続固定しても良い。

0053

その後、図6に示すように対向する底面補強片9b,9dを折目線8b,8dから内側に直角に折り曲げ、その後、対向する下片9a,9cを折目線8a,8cから内側に直角に折り曲げ、底面19を形成する。このとき、上記下片9a,9cの接合縁9’(図10参照)はテープ20を貼着して上記底面19を閉鎖状態とする(図6参照)。尚、この時点で上面が開口した外装容器2が形成される。

0054

次に、上記可撓性内袋16の注水口17から内部に空気を入れて、図6に示すように、当該可撓性内袋16を膨らませ、注水口17をキャップ18で閉じて空気で膨らんだ状態を維持する。可撓性内袋16は空気を入れると、略立方体形状に膨張するので、この膨らんだ可撓性内袋16を外装容器2内に、開口している上面から挿入する。

0055

上記外装容器2も略立方体形状であり、上記膨らんだ可撓性内袋16は上記外装容器2と同様の容積、又は若干小の容積の概略立方体となっているので、当該可撓性内袋16を、上記外装容器2内に挿入すると、図10に示すように、可撓性内袋16の側面16a〜16d及び底面16fが各々上記外装容器2内の側面2a〜2d及び底面19に接触した状態又は近接した状態となる。

0056

次に、図7(a)に示すように対向する上面補強片5b,5dを折目線4b,4dから内側に直角に折り曲げ、上記切欠7a,7bを可撓性内16の注出口17に合わせて両側から嵌合し、その後、対向する上片5a,5cを折目線4a,4cから内側に直角に折り曲げ、上記開口6内に注出口17を嵌合し上面21を形成する(キャップ18は閉めた状態、図7(b)参照)。また、上記上片5a,5cの接合縁5’(図10参照)に沿ってテープ22を貼着して上記上面21を閉鎖状態とする(図7(b)参照)。

0057

尚、上記接合縁5’,9’は上記テープ以外の方法、例えば接着等にて接続しても良い。

0058

以上の手順により、図8図10に示す箱型の外装容器2を有するバッグインボックス1が形成された。この状態においては、可撓性内袋16は空気により膨らんだ状態であり、図10に示すように、外装容器2内において、側面16aは外装容器2の側面2aに、側面16bは外装容器2の側面2bに、側面16cは外装容器2の側面2cに、側面16dは外装容器2の側面2dに接するか又は近接しており、かつ、可倒性内袋16の上面16eは外装容器2の上面21に、可撓性内袋16の底面16fは外装容器2の底面19に接した状態又は近接した状態、即ち、上面16eと底面16fは略平行な状態となっている。

0059

次に、図8図10のように箱型に形成された本発明に係るバッグインボックス1を圧縮する手順を説明する。

0060

図11に示すように、キャップ18を注出口17から外して、バッグインボックス1の上面21と底面19を矢印A,B方向(上面21と底面19が互いに近接する圧縮方向)に力を付加する。尚、上記バッグインボックス1を上に載置し、上記上面21を下方(矢印A方向)に押すことで圧縮しても良い。この場合、上記水平切断線12aが形成された側面2aと、これに対向する水平切断線12bが形成された側面2cの各中央部を内側方向に押しながら上下に圧縮すると良い。

0061

すると、可撓性内袋16の注出口17から空気が排出されながら、上記各対角折目線14a,14bの上下の各隣接面(イ),(ロ),(ハ)(上側)及び(イ’),(ロ’),(ハ’)(下側)が、上記中央切断線12a,12bを境に、奥部側方向(図12、矢印D,E,E’方向)と奥部下側方向(図12、矢印D’,F,F’方向)に分かれて(上側と下側に分かれて)、上記各対角折目線14a,14bから谷折り状態となって内側に、上記両側面2a,2cが対称に折り畳まれ(図12図14図16参照)、上記両水平折目線15a,15bに沿う上側面(ニ)と下側面(ホ)が谷折り状態となって内側に、上記両側面2b,2dが対称に折り畳まれることにより(図12矢印G,G’方向)、図11図12図14図16を経て、図17に示すように上記外装容器2が上下方向に圧縮される。

0062

即ち、上記外装容器2の上面21と底面19に圧縮方向の力が付加されると、上記第一対向両側面2a,2cの各々において、上記水平切断線12a,12bの上下の上記対角折目線14a,14bの各隣接面(イ),(ロ),(ハ)及び(イ’),(ロ’),(ハ’)が、上側と下側に分かれて上記各対角折目線14a,14bから谷折りとなって対称に折り畳まれ、上記第二対向両側面2b,2dの各々において、上記水平折目線15a,15bに沿う上側面(ニ)と下側面(ホ)が谷折りとなって対称に折り畳まれることにより、上記外装容器2が上下に圧縮される。

0063

尚、以下の説明において、対角折目線14a(14b)の各部を区別すべき場合は、便宜上、上記対角折目線14a(14b)を、中心Pを基準に、図1図9に示すように、上半分側については対角折目線14a1,14a2(14b1、14b2)下半分側については対角折目線14a3、14a4(14b3,14b4)として区別して説明する。

0064

図12において、より具体的には、上記側面2aにおいて、上記水平切断線12aの上半部では、上記圧縮する力が付加されると、上記対角折目線14a1,14a2の中央部分の半切断線cは、裏ライナー24b及び中芯24cが切断されているため、対角折目線14a1は谷折れし易くなっており、また、水平切断線12aが切断線であることからその中心Pから内側に折れ曲がり、引き続いて、上記隣接面(イ),(ロ)はその境界の対角折目線14a1が谷折れすることで、当該対角折目線14a1を中心に奥部上側方向(図12、矢印D,E方向)に折り畳まれて行き(図12参照)、上記隣接面(ロ),(ハ)はその境界の対角折目線14a2が谷折れすることで、該対角折目線14a2を中心に奥部上側方向(矢印D,E’方向)に折り畳まれていく(図12参照)。

0065

即ち、上記中心切断線12aが中央で折れ曲がり奥部に入り込んでいくことにより、隣接面(ロ)が奥側に回動し、それに伴って隣接面(イ),(ロ)が上記隣接面(ハ)に近接する方向に回動していく。

0066

また、上記水平切断線12aの下半部では、上記圧縮する力が付加されると、上記対角折目線14a3,14a4の中央部分の半切断線cは、同様に、裏ライナー24b及び中芯24cが切断されているため、対角折目線14a3は谷折れし易くなっており、また、水平切断線12aが切断線であることからその中心Pから内側に折れ曲がり、引き続いて、上記隣接面(イ’),(ロ’)はその境界の対角折目線14a3が谷折れすることで、当該対角折目線14a3を中心に奥部下側方向(矢印D’,F方向)に折り畳まれて行き(図12参照)、上記隣接面(ロ’),(ハ’)はその境界の対角折目線14a4が谷折れすることで、該対角折目線14a4を中心に奥部下側方向(矢印D’,F’方向)に折り畳まれていく(図12参照)。

0067

即ち、上記中心切断線12aが中央で折れ曲がり奥部に入り込んでいくことにより、隣接面(ロ’)が奥側に回動し、それに伴って隣接面(イ’),(ロ’)が上記隣接面(ハ’)に近接する方向に回動していく。

0068

上記側面2aの対向側面である側面2cにおいても、上記側面2aと同一構造であるため、上記と同様に、上記側面2bと同時に、折り畳まれる(図14参照)。

0069

即ち、上記側面2cにおいて、上記水平切断線12bの上半部では、上記圧縮する力が付加されると、上記対角折目線14b1,14b2の中央部分の半切断線cは、裏ライナー24b及び中芯24cが切断されているため、対角折目線14b1は谷折れし易くなっており、また、水平切断線12bがその中心Pから内側に折れ曲がり、引き続いて、上記隣接面(イ),(ロ)はその境界の対角折目線14b1が谷折れすることで、当該対角折目線14b1を中心に奥部上側方向(矢印D,E方向)に折り畳まれて行き(図14参照)、上記隣接面(ロ),(ハ)はその境界の対角折目線14b2が谷折れすることで、該対角折目線14b2を中心に奥部上側方向(矢印D,E’方向)に折り畳まれていく(図14参照)。

0070

また、上記水平切目線12bの下半部では、上記圧縮する力が付加されると、上記対角折目線14b3,14b4の中央部分の半切断線cは、同様に、裏ライナー24b及び中芯24cが切断されているため、対角折目線14b3は谷折れし易くなっており、また、中心切断線12bがその中心Pから内側に折れ曲がり、引き続いて、上記隣接面(イ’),(ロ’)はその境界の対角折目線14b3が谷折れすることで、当該対角折目線14b3を中心に奥部下側方向(矢印D’,F方向)に折り畳まれて行き(図14参照)、上記隣接面(ロ’),(ハ’)はその境界の対角折目線14b4が谷折れすることで、該対角折目線14b4を中心に奥部下側方向(矢印D’,F’方向)に同様に折り畳まれていく(図14参照)。

0071

上記対向側面2b,2dについては、上記水平折目線15a,15bは、その中央部が裏ライナー24bのみが切断された半切断線eとなっているので、圧縮方向の力が加わると、内側に谷折れし易くなっており、従って、上記両水平折目線15a,15bに沿う上側面(ニ)と下側面(ホ)が各々谷折り状態となって内側に折り畳まれる(図12矢印G,G’方向)。

0072

そして、上述のような過程を経て、バッグインボックス1(外装容器2)は図17に示す圧縮状態となる。

0073

次に、上記外装容器2の圧縮過程において(図12参照)、可撓性内袋16の圧縮過程を説明する。尚、可撓性内袋16の圧縮過程を示す図13図15、圧縮状態を示す図18は、外装容器2を省略し、同外装容器2内の可撓性内袋16の状態のみを示している。より具体的には、図13の可撓性内袋16は図12の外装容器2内に存在している可撓性内袋16の状態、図15図14の外装容器2内に存在している可撓性内袋16の状態、図18図17の外装容器2内に存在している可撓性内袋16の状態を示している。

0074

上記圧縮過程において、上記外装容器2の側面2b,2dは、水平折目線15a,15bに沿って、上側面(ニ)と下側面(ホ)が、互いに谷折れ状態となって対称に「く」の字に折れ曲がるので、図13図15に示すように、上記外装容器2の上記側面2b,2dに接する可撓性内袋16の側面16b,16dも、水平折目線15a,15bにより奥側に押されることで、同様に、対称に「く」の字状に折り畳まれていく。

0075

また、同時に、外装容器2の側面2a(図12参照、側面2c側は、対称なので、符号のみカッコ書で示す)は、上半部は隣接面(イ),(ロ),(ハ)、下半部は隣接面(イ’),(ロ’),(ハ’)が谷折り状態となって上側又は下側に各々分かれて折り畳まれるので、上記側面2a(2c)に接する可撓性内袋16の側面16a(16c)も(図13図15参照)、上記隣接面(イ),(ロ),(ハ)、(イ’),(ロ’),(ハ’)により奥側に押されることで、上半部は、上記対角折目線14a1,14a2(14b1,14b2)に対応する位置に、対角折目線161,162が形成されながら、上記隣接面(イ),(ロ),(ハ)に対応する三角形状の隣接面(ト),(チ),(リ)が上方の内側に折り畳まれて行き、下半部は、上記対角折目線14a3,14a4(14b3,14b4)に対応する位置に、対角折り目163,164が形成されながら、上記隣接面(イ’),(ロ’),(ハ’)に対応する三角形状の隣接面(ト’),(チ’),(リ’)が、同様に内側に折り畳まれて行く。

0076

その結果、図13図15の形状を経て、外装容器2が図17のように圧縮された状態においては、可撓性内袋16も、外装容器2内において、図18に示すように、上面16eと底面16fが略平行な状態で、外装容器2と略同様の折り畳み形状で、折り畳まれた状態となる。

0077

このように、上記可撓性内袋16は、その上面16eと底面16fが、上記外装容器2の上記上面21と上記底面19に略平行な状態で収納されており、上記外装容器2の上記上面21と上記底面19に圧縮方向の力が付加されると、上記可撓性内袋16の上記上面16eと上記底面16fが近接する方向に圧縮されるように構成されている。

0078

この圧縮状態においては、上記外装容器2は、上記対向側面2a,2cにおいては(図24参照)、水平切断線12a,12bの上側では、略上方を向くまで奥側に回動した隣接面(イ)(ハ)の表面が、略下方を向くまで奥側に回動した隣接面(ロ)に近接又は接触状態となり、上記水平切目線12a,12bの下側では(図25参照)、略下方を向くまで奥側に回動した上記隣接面(イ’),(ハ’)が略上方を向くまで奥側に回動した上記隣接面(ロ’)に近接又は接触状態となり、上記対向側面2b,2dにおいては、上下面(ニ)(ホ)が互いに下方、上方を向くまで回動して互いに近接又は接触状態となり、その結果、上下方向の高さは、図9の箱型の状態に比較して約1/3以下となる(図17参照)。

0079

同時に、この圧縮状態においては、上記外装容器2内の上記可撓性内袋16は、上記外装容器2内において、図18に示すように、上記対向側面16a,16cにおいては、内袋の上半部側では、略上方を向くまで奥側に回動した隣接面(ト),(リ)の表面が、略下方を向くまで奥側に回動した隣接面(チ)に近接又は接触状態となり、下半部側では、略下方を向くまで奥側に回動した上記隣接面(ト’),(リ’)が略上方を向くまで奥側に回動した上記隣接面(チ’)に近接又は接触状態となり、上記対向側面16b,16dにおいては、上下の中央水平線を境に、上下側面が互いに下方、上方を向くまで回動して互いに近接又は接触状態となり、その結果、上面16eと底面16fが略平行な状態で、かつ、上記外装容器2と略同様の折り畳み形状で、上下が圧縮された状態となる(図18参照)。また、上記隣接面(ト),(チ),(リ)、(ト’),(チ’),(リ’)には上記外装容器2の隣接面(イ),(ロ),(ハ)、(イ’),(ロ’),(ハ’)が入り込んだ状態となり、上記側面16b,16dには、上記外装容器2の上下側面(ニ),(ホ)が入り込んだ状態となる。

0080

その後、図19に示すように、キャップ18を注出口17に装着して、上記上面21と底面19を包囲するベルト25にて上面21と底面19を保持することができる。このベルト25は、例えば布製であり、両端部が面ファスナーによって接続できるものが好ましい。市場には、図19の圧縮状態で流通させることができる。尚、図19の状態では、可撓性内袋16は柔軟な樹脂フィルムにより形成されているため、外装容器2内において図18の形状(外装容器2と同様の形状)に折り畳まれた状態となっている。

0081

次に、本発明に係るバッグインボックス1の使用手順について説明する。
先ず、図19に示す圧縮状態のバッグインボックス1を水平な面に載置して、キャップ18を上にした状態で上記ベルト25を取り外す。

0082

すると、上面21と底面19を互いに近接する方向(矢印A,B方向)への圧縮力が解除されるため、プラスチック製ダンボールの谷折り状態の折曲部の弾性復帰力により、図20示す中間位置の状態、即ち、対向両側面2b,2dの屈曲角度θが約100度〜110度程度まで立ち上がる。

0083

即ち、上記ベルト25を外すと、上記対向両側面2b,2dにおいて、上記水平折目線15a,15bの折曲部における弾性復帰力により、上記上側面(ニ)、下側面(ホ)が
上記水平折目線15a,15bを境に、互いに離間する上方向及び下方向に回動復帰し、かかる回動復帰に連動して、上記対向側面2a,2cにおいても、対角折目線14a1,14a2の折曲部の弾性復帰力によって、隣接面(イ),(ロ),(ハ)が互いに離間する方向(図12の矢印D,E,E’方向とは逆方向)に回動復帰し、対角折目線14a3,14a4の折曲部の弾性復帰力によって、隣接面(イ’),(ロ’),(ハ’)が互いに離間する方向(図12の矢印D’,F,F’方向とは逆方向)に回動復帰し、同様に、対角折目線14b1,14b2の折曲部の弾性復帰力によって、隣接面(イ),(ロ),(ハ)が互いに離間する方向(図14の矢印D,E,E’方向とは逆方向)に回動復帰し、対角折目線14b3,14b4の折曲部の弾性復帰力によって、隣接面(イ’),(ロ’),(ハ’)が互いに離間する方向(図14の矢印D’,F,F’方向とは逆方向)に回動復帰し、結果として、図20に示す中間位置まで立ち上がる。

0084

このとき、上記外装容器2の対向側面2b,2dの各面の折り畳み構造は、両側面2b,2dに平行な中央仮想平面L1(図20参照)を基準として、両側面において対称構造であるため、両対向側面2b,2dの弾性復帰力が、上記上面21及び下面19に均等に作用する。加えて、上記外装容器2の対向側面2a,2cの各面の折り畳み構造も、両側面2a,2bに平行な中央仮想平面L2(図20参照)を基準として対称構造であるため、両対向側面2a,2cの弾性復帰力が上記上面21及び下面19に均等に作用する。従って、立ち上がり時において、上記上面21は底面19に平行の状態を保持したまま、上方に立ち上がっていく。

0085

尚、可撓性内袋16も、外装容器2内において、外装容器2と略同様の形状で折り畳まれているので、図13図15に示すように、可撓性内袋16の対向側面16b,16dの各面の折り畳み構造は、両側面16b,16dに平行な中央仮想平面L1(図20参照)を基準として、両側面において対称構造であり、上記可撓性容器16の対向側面16a,16cの各面の折り畳み構造も、両側面16a,16cに平行な中央仮想平面L2(図20参照)を基準として対称構造であるため、可撓性内袋16も、立ち上がり時において、上記上面16eは底面16fと略平行の状態を保持したまま、上方に立ち上がっていく。

0086

よって、外装容器2は上記上面21が底面19と平行のまま、安定した状態で、上方に自動的に立ち上がる。即ち、上記圧縮方向の力を解除した状態において、上記外装容器2は上記谷折りの折曲部の弾性復帰力により、上記上面21と上記底面19の平行状態が維持されたまま、中間位置まで立ち上がる。

0087

また、外装容器2の内部の可撓性内袋16も、図18に示す圧縮状態から、外装容器2の立ち上がりに従って、図13図15に示す中間位置まで立ち上がる。即ち、上記外装容器2b,2dの回動復帰、及び、外装容器2の上面21及び上記注出口17の上昇により、可撓性内袋16の上面16eも上昇し、可撓性内袋16の対応する側面16b,16dも同様に立ち上がり、また、外装容器2の上記側面2a,2cの各隣接面(ト),(チ),(リ)、(ト’),(チ’),(リ’)の回動復帰により、可撓性内袋16の側面16a,16cの各隣接面も同様に回動復帰して立ち上がり、外装容器2が図20に示す中間位置まで立ち上がった状態においては、外装容器2内において、可撓性内袋16も同様に、図13図15に示す中間位置まで立ち上がった状態となる。

0088

この中間位置においては、可撓性内袋16も、上記外装容器2の立ち上がりと同様に、各対向面が各々対称な形状で四つの側面が均等に上方に立ち上がるため、底面16fに対して上面16eは上記底面16fと略平行な状態で上昇し、可撓性内袋16の内部の中央部に液体を受け入れるための空間が形成され、円滑に液体を受け入れることが可能な状態となる。

0089

この中間位置に立ち上がった状態においては、水平面に載置している限り、外装容器2の上面21は水平状態を保持した安定な状態であるから、かかる中間位置において、キャップ18を外して液体、例えば飲料水を注出口17から注入すれば良い。すると、飲料水の注入により、可撓性内袋16はその中央部から上下左右に均等に膨張していく。

0090

外装容器2内の可撓性内袋16に飲料水が満タンの状態になれば(例えば10リットル)、図21に示すように可撓性内袋16が膨れて外装容器2を内側から上下左右に押し広げ、満タン状態においては、図9に示すような略立方体形状となる。このように可撓性内袋16へ給水すると、可撓性内袋16自体の中央部からの膨張により外装容器2を内側から押し広げて自動的に箱型に形成することができるので、外装容器2を組み立てる必要がない。

0091

また、可撓性内袋16は、上述のように、各対向面が対称に折り畳まれているため、飲料水を入れると、飲料水の圧力により、中央部から各側面16a,16b,16c,16dを円滑かつ均等に外側に膨張させることができる。

0092

実際に使用するときは、図22に示すように、上記側面2aを底面として、注出口17が側面に位置する状態として、注出口17から飲料水を注出することができる。この状態においては、外装容器2の側面である上記側面2b,2dは、段目が縦方向となるため、図22の使用状態においては上下方向において圧縮されるおそれはなく、縦方向の段目によって、上下方向の強度を確保した状態で、使用することができる。よって、可撓性内袋16内の水が残り少なくなっても、外装容器2は上記側面2b,2dによって図22立設状態を維持し得る。

0093

以上のように、本発明によれば、可撓性内袋16を収納する箱型の外装容器2を上下に圧縮状態にすることができ、使用時は、圧縮状態を解除して上面の注出口17から飲料水等を内部の可撓性内袋16に入れるだけでよく、外装容器2を組み立てる必要がない。

0094

よって、例えば災害時等において、多数のバッグインボックス1に例えば飲料水を給水して配布する等の作業を極めて効率的に行うことができる。

0095

また、外装容器2の圧縮を解除して注水口17から液体を注入したとき、可撓性内袋16の上面16eと底面16fが略平行な状態なので、可撓性内袋16を円滑に中央部から均等に膨張させることができ、延いては外装容器2を円滑かつ迅速に形成することができる。

0096

また、未使用時はベルト25により圧縮状体を維持できるので、複数のバッグインボックス1を効率的に保管等し得る。

0097

また、バッグインボックス1の圧縮時においても、外装容器2を円滑に上下に圧縮することができる。

0098

また、底面19を水平面に載置して、圧縮方向の力を解除すると、上面21が略水平状態のまま立ち上がるので、その状態で上面21の注出口17から外装容器2内に飲料水等を注入することができ、外装容器2を組み立てる必要がなく、しかも迅速に容器内に給水することができる。

0099

また、上面21及び底面19を水平な状態で安定した状態で、圧縮及び立ち上がりを行うことができる。

0100

また、外装容器2をプラスチック段ボールにより構成することで、水に濡れても支障ない飲料水用のバッグインボックスとして用いることができる。

0101

本発明のバッグインボックスは、圧縮方向の力を解除すると、上面が水平状態のまま立ち上がるので、組み立て作業を必要とせず、迅速に給水を行うことができ、例えば災害時の飲料水用のバッグインボックスとして利用されることが期待されるものである。

0102

1バッグインボックス
2外装容器
2a,2c 側面(第一対向両側面)
2b,2d 側面(第二対向両側面)
12a,12b水平切断線
13a,13b小孔
14a,14b 対角折目線
15a,15b 水平折目線
16 可撓性内袋
16e 上面
16f 底面
17注出口
19 底面
21 上面
24a表ライナー
24b裏ライナー
25ベルト
イ,ロ,ハ隣接面
イ’,ロ’,ハ’ 隣接面
ニ 上側面
ホ 下側面

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ