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技術 ティシュペーパー包装体

出願人 大王製紙株式会社
発明者 平田記瑞
出願日 2016年9月30日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2016-195197
公開日 2018年4月12日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2018-058599
状態 特許登録済
技術分野 身体の洗浄(おしぼり、ブラシ) 内容物取出用特殊手段をもつ容器・包装体
主要キーワード 温度保持性 折り返し縁 カートン箱 ヒンジ蓋 相変化物質層 熱融着加工 薬液付与 内包材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年4月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

柔軟性があり型くずれせず温度保持性のあるティシュペーパー包装体を提供する。

解決手段】

請求項1

プライあたりの坪量が10〜20g/m2であり、2プライの紙厚が130〜200μmである、保湿剤を含む2プライ1組のティシュペーパーが、Z折りされた後にその折り縁に直交する方向に二つ折りされた折り畳み形態とされ、この折り畳み形態のティシュペーパーが50〜100組積み重ねられたウェブ嵩30〜60mmのティシュペーパー束が、相変化物質層を有するフィルムによって包装されているティシュペーパー包装体。

概要

背景

ティシュペーパー包装体には、携帯用としてポケットティシューとも称される10組程度のティシュペーパーが樹脂製のフィルムによって包装されているものがある。

しかし、花粉症アレルギー性鼻炎患者の中でも症状の強い者などにおいては、ポケットティシューでは枚数が直ぐに足りなくなるため、所謂カートン箱とも称される収納箱にティシュペーパーが150〜200組程度内包されているボックスタイプ保湿ティシュペーパー包装体を持ち運ぶ者もいる。

近年では、環境への配慮や携帯性コストダウンの観点から販売単価の低減を目的としたボックスタイプと同程度の組数のティシュペーパーが樹脂製のフィルムで包装されたフィルム包装ティシュー増加傾向となっている。

このフィルム包装ティシューに内包されるティシュペーパーは、保湿剤を含まない所謂汎用ティシューと称されるものである。これはフィルム包装ティシューが、包装コストの低減と輸送嵩の低減とが主要な目的であるため保湿剤付与の高価なティシュペーパーではその利点が相殺されるというコスト面のみならず、保湿ティシュペーパーは、紙力が弱くコシが低く柔らかいため、フィルム包装ティシューの内包物とすると輸送時に包装体が型崩れしやすいという問題があった。

そして、このフィルム包装ティシューは、上記のとおりボックスタイプの保湿ティシュペーパー包装体を携帯するような使用者にとっては、組数が多く携帯性も改善されるため保湿ティシュペーパーを内包したものを望む声もあるが、単に保湿ティシュペーパーを包装フィルムで包装しただけでは、保湿ティシュペーパーの柔軟性によって鞄などに入れて携帯した際にウェブ(束)が型くずれしたり、ティシュペーパーや切れた一部が鞄内に飛び出してしまうおそれがあった。

他方で、花粉症やアレルギー性鼻炎患者等、短期間に洟かみを繰り返す使用者は、回りが摩擦によってひりひりしたり、熱をもって不快に感じたりすることがあり、このようなひりひり感や熱感の改善が望まれている。

概要

柔軟性があり型くずれせず温度保持性のあるティシュペーパー包装体を提供する。 1プライあたりの坪量が10〜20g/m2であり、2プライの紙厚が130〜200μmである、保湿剤を含む2プライ1組のティシュペーパーが、Z折りされた後にその折り縁に直交する方向に二つ折りされた折り畳み形態とされ、この折り畳み形態のティシュペーパーが50〜100組積み重ねられたウェブ嵩30〜60mmのティシュペーパー束が、相変化物質層を有するフィルムによって包装されているティシュペーパー包装体。

目的

近年では、環境への配慮や携帯性、コストダウンの観点から販売単価の低減を目的とした

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

プライあたりの坪量が10〜20g/m2であり、2プライの紙厚が130〜200μmである、保湿剤を含む2プライ1組のティシュペーパーが、Z折りされた後にその折り縁に直交する方向に二つ折りされた折り畳み形態とされ、この折り畳み形態のティシュペーパーが50〜100組積み重ねられたウェブ嵩30〜60mmのティシュペーパー束が、相変化物質又は相変化物質内包材を含む相変化物質層を有するフィルムによって包装されている、ことを特徴とするティシュペーパー包装体

請求項2

前記フィルムは、フィルム層間に相変化物質又は相変化物質内包材を有するラミネートフィルム又はフィルム層と相変化物質層とコート層とがこの順で設けられているコーティングフィルムである、請求項1記載のティシュペーパー包装体。

請求項3

前記フィルムは、相変化物質又は相変化物質内包材を0.1〜6.0g/m2有する請求項1又は2記載のティシュペーパー包装体。

請求項4

前記ラミネートフィルムは、厚さが40〜100μmであり、ポリエチレン層ポリプロピレン層及びポリエチレンテレフタレート層の群から選択されるフィルム層で構成される請求項2記載のティシュペーパー包装体。

請求項5

前記フィルムによってティシュペーパー束が、ガゼット付きピロー包装されている請求項1〜4の何れか1項に記載のティシュペーパー包装体。

技術分野

0001

本発明は、ティシュペーパー包装体に関し、特に、柔軟な樹脂製のフィルムによってティシュペーパーが包装されているティシュペーパー包装体に関する。

背景技術

0002

ティシュペーパー包装体には、携帯用としてポケットティシューとも称される10組程度のティシュペーパーが樹脂製のフィルムによって包装されているものがある。

0003

しかし、花粉症アレルギー性鼻炎患者の中でも症状の強い者などにおいては、ポケットティシューでは枚数が直ぐに足りなくなるため、所謂カートン箱とも称される収納箱にティシュペーパーが150〜200組程度内包されているボックスタイプ保湿ティシュペーパー包装体を持ち運ぶ者もいる。

0004

近年では、環境への配慮や携帯性コストダウンの観点から販売単価の低減を目的としたボックスタイプと同程度の組数のティシュペーパーが樹脂製のフィルムで包装されたフィルム包装ティシュー増加傾向となっている。

0005

このフィルム包装ティシューに内包されるティシュペーパーは、保湿剤を含まない所謂汎用ティシューと称されるものである。これはフィルム包装ティシューが、包装コストの低減と輸送嵩の低減とが主要な目的であるため保湿剤付与の高価なティシュペーパーではその利点が相殺されるというコスト面のみならず、保湿ティシュペーパーは、紙力が弱くコシが低く柔らかいため、フィルム包装ティシューの内包物とすると輸送時に包装体が型崩れしやすいという問題があった。

0006

そして、このフィルム包装ティシューは、上記のとおりボックスタイプの保湿ティシュペーパー包装体を携帯するような使用者にとっては、組数が多く携帯性も改善されるため保湿ティシュペーパーを内包したものを望む声もあるが、単に保湿ティシュペーパーを包装フィルムで包装しただけでは、保湿ティシュペーパーの柔軟性によって鞄などに入れて携帯した際にウェブ(束)が型くずれしたり、ティシュペーパーや切れた一部が鞄内に飛び出してしまうおそれがあった。

0007

他方で、花粉症やアレルギー性鼻炎患者等、短期間に洟かみを繰り返す使用者は、回りが摩擦によってひりひりしたり、熱をもって不快に感じたりすることがあり、このようなひりひり感や熱感の改善が望まれている。

先行技術

0008

特開2014−46958号公報
特開2014−136595号公報
特許第3996044号

発明が解決しようとする課題

0009

そこで、本発明の主たる課題は、内包する組数が多くとも携帯性に優れ、しかも、使用時および携帯時における型崩れの防止性にも優れ、さらにこれまでにない温度感を有するティシュペーパー包装体を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

上記課題を解決するための手段は次のとおりである。

0011

〔請求項1記載の発明〕
プライあたりの坪量が10〜20g/m2であり、2プライの紙厚が130〜200μmである、保湿剤を含む2プライ1組のティシュペーパーが、Z折りされた後にその折り縁に直交する方向に二つ折りされた折り畳み形態とされ、
この折り畳み形態のティシュペーパーが50〜100組積み重ねられたウェブ嵩30〜60mmのティシュペーパー束が、
相変化物質又は相変化物質内包材を含む相変化物質層を有するフィルムによって包装されている、ことを特徴とするティシュペーパー包装体。

0012

〔請求項2記載の発明〕
前記フィルムは、フィルム層間に相変化物質又は相変化物質内包材を有するラミネートフィルム又はフィルム層と相変化物質層とコート層とがこの順で設けられているコーティングフィルムである、請求項1記載のティシュペーパー包装体。

0013

〔請求項3記載の発明〕
前記フィルムは、相変化物質又は相変化物質内包材を0.1〜6.0g/m2有する請求項1又は2記載のティシュペーパー包装体。

0014

〔請求項4記載の発明〕
前記ラミネートフィルムは、厚さが40〜100μmであり、ポリエチレン層ポリプロピレン層及びポリエチレンテレフタレート層の群から選択されるフィルム層で構成される請求項2記載のティシュペーパー包装体。

0015

〔請求項5記載の発明〕
前記フィルムによってティシュペーパー束が、ガゼット付きピロー包装されている請求項1〜4の何れか1項に記載のティシュペーパー包装体。

発明の効果

0016

以上の本発明によれば、内包する組数が多くとも携帯性に優れ、しかも、使用時および携帯時における型崩れの防止性にも優れ、さらにこれまでにない温度感を有するティシュペーパー包装体が提供される。

図面の簡単な説明

0017

本発明のティシュペーパー包装体に係るティシュペーパーの折り畳みを説明するための図である。
本発明に係るガゼット付きピロー包装を説明するための斜視図である。
本発明に係る熱融着部を説明するための裏面の斜視図である。
本発明に係る熱融着部を説明するための裏面図である。
本発明に係る他のガゼット付きピロー包装を説明するための斜視図である。
本発明に係る他の熱融着部を説明するための裏面図である。
本発明に係る別のガゼット付きピロー包装の説明するための斜視図である。
従来一般的なポケットティシューの折り畳み態様(ポケット折り)を説明するための図である。
本発明に係るフィルム層間に相変化物質又は相変化物質内包材を有するラミネートフィルムを説明するための断面図である。

実施例

0018

以下、本発明の実施形態を図1〜9を参照しながら説明する。本発明に係るティシュペーパー包装体1は、折り畳まれたティシュペーパー10が複数枚で束となったものを柔軟な樹脂製のフィルム2によって包装したものである。

0019

本発明に係るティシュペーパー10は、保湿ティシュー、ローションティシュー薬液付与タイプのティシューなどとも称される、保湿剤が付与されているティシュペーパーである。本発明に係る保湿剤は、吸湿性によって紙中に水分を取り込み、水分率を上昇させる作用を有するポリオールを主成分とする。本発明に係るポリオールとしては、グリセリンジグリセリンプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールポリエチレングリコールソルビトールグルコースキシリトールマルトースマルチトールマンニトールトレハロースが挙げられ、これらを一種又は複数を用いることができる。なかでも、グリセリン、ジグリセリンが好ましい。

0020

本発明に係るティシュペーパー10のプライ数は、2プライであり、その1プライ当たりの坪量は10〜20g/m2、より好ましくは14.0〜18.0g/m2である。また、紙厚は2プライで130〜200μmであり、より好ましくは145〜175μmである。やや高坪量で紙厚を厚くすることにより、保湿ティシュペーパーとしての柔らかさがありながら十分な強度となる。本発明における坪量とは、JIS P 8124(1998)に基づいて測定した値を意味し、紙厚は、試験片をJIS P 8111(1998)の条件下で十分に調湿した後、同条件下でダイヤルシックネスゲージ厚み測定器)「PEACOCKG型」(尾崎製作所製)を用いて測定した値を意味する。この紙厚測定の具体的手順は、プランジャー測定台の間にゴミチリ等がないことを確認してプランジャーを測定台の上におろし、前記ダイヤルシックネスゲージのメモリを移動させてゼロ点を合わせ、次いで、プランジャーを上げて試料試験台の上におき、プランジャーをゆっくりと下ろしそのときのゲージを読み取る。このとき、プランジャーをのせるだけとする。プランジャーの端子は金属製で直径10mmの円形の平面が紙平面に対し垂直に当たるようにし、この紙厚測定時の荷重は、約70gfである。測定を10回行って得られる平均値とする。

0021

本発明に係るティシュペーパー10は、そのパルプ繊維が、NBKP(針葉樹クラフトパルプ)とLBKP(広葉樹クラフトパルプ)とを配合した一般的なものとすることができる。特に、パルプ繊維が、NBKPとLBKPのみから構成されているのがよい。その配合割合は、NBKP:LBKP=20:80〜80:20がよく、特に、NBKP:LBKP=30:70〜60:40が望ましい。

0022

本発明に係るティシュペーパー10の折り畳み態様は、図1(A)に示すように、展開状態シート状のティシュペーパー10の一組が、図1(A)〜図1(B)に示すように、その対向する一対の両側縁部11,11をそれぞれ反対方向に折り返してZ折りにされた後に、図1(C)〜図1(D)に示すように、その折り縁12,12に直交する方向に半分に二つ折りされた折り畳み形態となっている。特に上記Z折りの際に折り返し縁部11,11の折り返し先端縁11E,11Eが上下で重ならない位置となるようにしてZ折りされており、このZ折り後のティシュペーパー10の重なりは最大に二層となるようになっている。したがって、本発明に係るティシュペーパー10は折り畳み後における重なり部分は最大でも四層となる。ここで、従来一般的なポケットティシューは、図8(A)〜図8(B)に示すように枚葉シート状のティシュペーパー110がZ折りされ、さらに、図8(C)に示すように上下の折り返し縁部111を各々半分に折り返されて図8(D)に示すように細長シート状とされたものが、図8(D)〜図8(E)に示すように長手方向中央113Cで二つ折りされた折り畳み態様となっている。この折り畳み形態はポケット折りとも称される折り畳み方であるが、この折り方では、折り畳み状態において6層となり、ウェブ嵩が高くなりすぎて、多数組を包装するには向かない。他方で、所謂ボックスティシューとも称される紙製のカートン箱に収納したティシュペーパー包装体は、二つ折りしたティシュペーパーを互い違いに積み重ねた所謂ポップアップ式の束となっているが、このボックスティシューは収納箱に柔軟性がなく、しかもティシュペーパーが二つ折りにしかされていないため設置面積が広く携帯性に優れない。

0023

本発明に係るティシュペーパー10の折り畳み態様とすると、ボックスティシューの半分程度の設置面積(底面面積)であり、前記ポケット折りよりも多く積み重ねてもウェブ嵩が高くならない。特に本発明に係るティシュペーパー包装体1では、この折り畳み態様の保湿剤を含むティシュペーパーが50〜100組積み重ねられたウェブ嵩30〜60mmの束が、樹脂製のフィルム2によって包装されている。つまり、ボックスティシューの半分程度の設置面積(底面面積)で、高さが30〜60mmの大きさで柔軟性があるものとなっている。この大きさであると携帯性に優れるとともに、据え置きのようにしても使用しやすい。つまり、携帯してなどの外出先においても取り扱いやすく、さらには、外出先や帰宅後ににおいて据え置きにして使用する際にも取り扱いしやすい。また、50〜100組という組数は、ボックスティシューに比しては少ないものの、一般的なポケットティシューと比較して十分に多く携帯して外出先で使用するには十分な組数であり、花粉症を罹患した者が外出先に使用するに十分な組数でもある。このように本発明に係るポケットティシュー包装体1は、室外や外出先における取り扱い、使用感に優れる。

0024

他方、本発明に係るティシュペーパー包装体1に係るティシュペーパー10の束、つまり折り畳まれたティシュペーパー10を積み重ねたものは、所謂ポップアップ式としないのが望ましい。ポップアップ式の束は、取出口から一枚を取り出すと次の一枚の一部がその取出口から外部に引き出されるように互い違いに積み重ねられているものである。ポップアップ式とすると一旦使用を開始した後に持ち運ぶ際に、取出口から露出するティシュペーパーの一部を内部に押し込んで仕舞い直す必要が生ずるため携帯性に優れる本発明に係るティシュペーパー包装体1では、ポップアップ式ではないほうが望ましい。

0025

他方、本発明に係るティシュペーパー包装体における樹脂製のフィルム2は、特徴的に後述する相変化物質又は相変化物質内包材32を含む相変化物質層を有する。図9に示すように、フィルム層20,20の間に相変化物質又は相変化物質内包材32を含む相変化物質層3を有するラミネートフィルムであるのが望ましい。フィルム層としては、ポリエチレン層、ポリプロピレン層及びポリエチレンテレフタレート層の群から選択される一種又は二種以上の組み合わせとすることができる。これらのフィルム層とする場合、フィルム2の厚みは40〜100μmとするのが望ましい。上記のフィルム層で構成される40〜100μmの厚みのフィルムであれば、十分に柔軟性に優れるととともに熱融着しやすい。

0026

また、これらのラミネートフィルムは、化粧品などの耐薬品性にも優れる。本発明に係るティシュペーパー包装体は、卓上での使用や鞄に入れての携帯するため化粧品等に触れることも考えられることから上記のラミネートフィルムであるのが望ましい。特に、製造コスト、耐薬品性、取り扱い性や柔軟性など総合的な観点からするとポリエチレンフィルム素材とした押出ラミポリエチレンフィルムが望ましい。また、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンポリエチレンテレフタレートフィルム主材としたドライラミネートフィルムでも同様の効果を得られるため望ましい。

0027

本発明に係る樹脂性のフィルム2におけるラミネートフィルム以外の例としては、フィルム層と相変化物質層とコート層とがこの順で設けられているコーティングフィルムが挙げられる。この場合、製造コスト及び開封時の強度を調整の容易性という観点から、ポリエチレンフィルム又はポリプロピレンフィルム上に塗工等によって相変化物質層を形成し、さらにこれを保護するためにOPニス等のコート層を形成すればよい。このようなフィルムでも一定の耐薬品性を付与することができる。

0028

ここで、本発明に係るティシュペーパー包装体1の包装形態は、三方閉じ包装、四方閉じ包装、ガゼット包装、ピロー包装、ガゼット付きピロー包装とすることができる。最も適する包装形態は、図2図7に示す、ガゼット付きピロー包装である。このガゼット付きピロー包装は、マチ付きピロー包装とも称され、被包装物であるティシュペーパー10の束を樹脂製のフィルム2で巻き込むように包み、その巻き込み方向において重畳するフィルムの縁部同士を熱融着加工(この加工部分を符号21で示す)し、巻き込み方向と直交する方向において束を越えて延出する二箇所の部分も融着加工(この加工部分を符号22で示す)して閉じて形成される。このガセット付きピロー包装では、図3及び図4に示すように熱融着部21,22,22が適度な強度を有するH型の骨格として、又は、図5及び図6に示すように熱融着部21,22,22が適度な強度を有するコ字型の骨格として、作用し、鞄に入れて持ち運ぶ際にティシュペーパー包装体1が型くずれするのを効果的に防止する。特に、上記の厚さが40〜100μmであって、ポリエチレン層、ポリプロピレン層及びポリエチレンテレフタレート層の群から選択されるフィルム層で構成されるラミネートフィルムの場合に、H型又はコ字型の熱融着部21,22、22の厚みが80μm以上となり、特に骨格の強度が適度となり過度に柔軟性を阻害せずに型くずれを適度に防止する包装となる。ティシュペーパーの取出口の形態は特に限定されない。例えば、図2に示すように、フィルムの束の上面に対面する位置に間欠ミシン目30を設けて、その裂開によって形成されるようにしてもよく、ミシン目30は全幅としてもよい。図7に示すように、開閉自在なヒンジ蓋31を形成するようにしてもよい。これらは、公知の技術による。

0029

他方で、図9に示すように本実施形態に係るティシュペーパー包装体1では、極めて特徴的にフィルム2が相変化物質又は相変化物質内包材32を含む相変化物質層を有する。この相変化物質は、蓄熱蓄冷物質PCM(Phase Change Material)などとも称され、潜熱量が大きく、固体から液体、液体から固定への物質の変化時のエネルギーにより周囲の温度の上昇下降コントロールすることができる。相変化物質内包材は、蓄熱蓄冷材とも称され、例えば、相変化物質(PCM)をマイクロカプセルに内包するなどして取り扱い性を高めたものである。この種の相変化物質としては、例えば、潜熱量の大きいパラフィン硫酸ナトリウム10水塩、を主たる成分とするものが例示される。相変化物質内包材としては、例えば、リケンレヂンPMCD−5(三木理研工業株式会社製)、リケンレヂンPMCD−15(三木理研工業株式会社製)、リケンレヂンPMCD−25(三木理研工業株式会社製)等のマイクロカプセル材が例示できる。相変化物質又は相変化物質内包材は、ティシュペーパーの一般使用環境温度に応じて適宜に選択することができる。このように相変化物質層32を有するフィルム2でティシュペーパー束を包装したティシュペーパー包装体では、例えば、室外から暖かい室内へ移動した際に、フィルム2が室内温度より低い温度になるように放熱する。つまり、フィルム2が外部へ熱を放出することで包装体内大気温度より低い温度に保持することができる。より具体的な使用態様で説明すると、本形態に係るティシュペーパー包装体1は、携帯性に優れるため、外気温の低い日本のなどにおいて、本実施形態に係るティシュペーパー包装体を屋外で携帯した際には、ティシュペーパー自体が冷やされるとともに相変化物質が固体状態等となる。その状態で暖かい室内へ移動すると相変化物質が液体等へと相変化して包装体内の熱を放出するため、室内で使用する際においてもティシュペーパーが低い温度に維持されやすくなり、使用する際にひんやりとした感じとすることができる。特に、本発明に係るティシュペーパーは、保湿剤を含むため水分率が高い。このためティシュペーパー自体が冷やされると再度暖まり難く、この相変化物質による冷感の維持が効果的に作用する。インフルエンザ罹患時、鼻炎時や花粉症発症時においては、短期間に洟かみを繰り返すことで、鼻回りが摩擦によってひりひりしたり熱をもつことがあるが、このティシュペーパー包装体では、使用時の冷感を感じさせるなど特異な温度感を与えるため、このような摩擦によるひりひり感や熱感を緩和することができる。なお、相変化物質や相変化物質内包材の含有量は0.1〜6.0g/m2とするのが良い。含有量が0.1g/m2よりも少ない場合はティシュペーパーへの温度感を与えるほどの効果が得られず、6.0g/m2よりも多い場合は押出しラミネートドライラミネートを阻害するため、望ましくない。

0030

1…ティシュペーパー包装体、10,110…ティシュペーパー、11…両側縁部、111…折り返し縁部、11E…折り返し先端縁、12…折り縁、2…樹脂製のフィルム、20…フィルム層、3…相変化物質層、32…相変化物質内包材、21,22…熱融着部、30…ミシン目、31…ヒンジ蓋。

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