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技術 レジスタとその製造方法

出願人 豊和化成株式会社
発明者 岡田宗久
出願日 2016年10月7日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2016-199319
公開日 2018年4月12日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2018-058551
状態 特許登録済
技術分野 車両用空気調和
主要キーワード スクリュー接続 螺旋壁 捻り状態 円筒ダクト 狭小スペース ねじの送り 通風ケース 半割形状
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

湾曲した円筒ダクト状のダクト部材内にスクリュー部材を配したレジスタを、簡単に効率良く低コストで製造することができる製造方法を提供する。

解決手段

レジスタユニットRは、半ピッチスクリュー部材7をダクト部材内に設けた第1半ピッチユニット1と第2半ピッチユニット2を、第1湾曲接続部材3を介して接続して構成される。複数のレジスタユニットRが第2湾曲接続部材4を介して相互に接続される。第1半ピッチユニット1の第1ダクト部材10及び第2半ピッチユニット2の第2ダクト部材20は、スクリュー部材の半ピッチに対応した長さを有して形成される。第1半ピッチユニット1及び第2半ピッチユニット2は、第1ダクト部材10または第2ダクト部材20の内部に半ピッチスクリュー部材7を嵌着して形成される。

概要

背景

自動車の室内には、フロントガラスに内側に付着する水滴などを除去するために、通常、フロントガラスの下側に、デフロスタレジスタが配設される。この種のレジスタは、例えば特許文献1に記載されるように、通常、フロントガラスの内側に、カーテン状空気流を均一の流速で且つ均一の風量で送風するように、車幅方向に長尺空気吹出口を有し、レジスタの元部は、フロントガラス下側(ダッシュボード内)に配設され、その細い横長形状の空気吹出口に向けて、空気流を均一に分散させ、送風するように、扇状に形成された大型の通風ケースを設けて形成されている。

しかし、近年の自動車におけるフロントガラスの大型化に伴い、デフロスタ用レジスタの空気吹出口は、より長くなり、且つ十分な風量を確保するために、レジスタの元部の通風ケースは大型化され、元部の通風ケースには、十分な風量の空気流を均一に分散させて送風するように、複数の空気導入口が設けられる。

このため、この種のレジスタの元部は、非常に大形化されて嵩張り自動車室内インストルメントパネル内(ダッシュボード内)のスペースを、デフロスタ用レジスタの元部が大きく占めることとなる。このため、レジスタの小形化が課題とされていた。

また、細く横長形状の空気吹出口から、均一な流速と流量で送風するためには、複数の空気導入口から導入した空気流を、細い横長形状の空気吹出口に向けて送風するように、薄く延びる流路を導入側元部から空気吹出口にかけて形成する必要があり、このために、送風時の圧力損失が増大し、送風性能阻害されやすいという課題があった。

そこで、本出願人は、下記特許文献2において、円筒ダクト状の筐体内に、螺旋壁を二重に設けて螺旋流路を形成し、円筒ダクト状の縁部長手方向に沿ってスリット孔を空気吹出口として設けた構造のレジスタを提案した。このダクト型のレジスタは、円筒状のダクト部材内に形成された螺旋流路に空気流を導入して、螺旋流路内で旋回する空気流に遠心力を生じさせ、遠心力の生じた旋回流を、外周部に設けたスリット孔の空気吹出口を通して送風する。

概要

湾曲した円筒ダクト状のダクト部材内にスクリュー部材を配したレジスタを、簡単に効率良く低コストで製造することができる製造方法を提供する。レジスタユニットRは、半ピッチスクリュー部材7をダクト部材内に設けた第1半ピッチユニット1と第2半ピッチユニット2を、第1湾曲接続部材3を介して接続して構成される。複数のレジスタユニットRが第2湾曲接続部材4を介して相互に接続される。第1半ピッチユニット1の第1ダクト部材10及び第2半ピッチユニット2の第2ダクト部材20は、スクリュー部材の半ピッチに対応した長さを有して形成される。第1半ピッチユニット1及び第2半ピッチユニット2は、第1ダクト部材10または第2ダクト部材20の内部に半ピッチスクリュー部材7を嵌着して形成される。

目的

本発明は、上記の点に鑑み、湾曲した円筒ダクト状のダクト部材内にスクリュー部材を配したレジスタを、簡単に効率良く低コストで製造することができるレジスタとその製造方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

湾曲したレジスタユニットダクト部材内に、螺旋壁を有するスクリュー部材が設けられて該ダクト部材内に螺旋流路が形成され、該ダクト部材の外周部に設けたスリット状の吹出口を通して空気を送風するレジスタにおいて、該レジスタユニットは、各々半ピッチスクリュー部材を該ダクト部材内に設けた第1半ピッチユニットと第2半ピッチユニットを、第1湾曲接続部材を介して接続して構成され、複数の該レジスタユニットが第2湾曲接続部材を介して相互に接続され、該第1半ピッチユニットの第1ダクト部材及び該第2半ピッチユニットの第2ダクト部材は、各々、該スクリュー部材の半ピッチに対応した長さを有し、該第1半ピッチユニット及び該第2半ピッチユニットは、該第1ダクト部材または該第2ダクト部材の内部に半ピッチスクリュー部材を嵌着して形成され、第1ダクト部材と第2ダクト部材は、各々、中心軸に沿った断面で半割とした1対の半割ダクト部材から構成され、該1対の半割ダクト部材の開口周縁部に、相互に嵌合する嵌合部が設けられ、該1対の半割ダクト部材は内部に該半ピッチスクリュー部材を挿入した状態で、内部を閉じるように嵌合され、該第1湾曲接続部材と該第2湾曲接続部材は、該第1ダクト部材及び第2ダクト部材の中心軸に対し湾曲して形成され、該第1湾曲接続部材と該第2湾曲接続部材の円筒部内に、前記スクリュー部材の一部となるスクリュー接続部が、該半ピッチスクリュー部材と接続可能に設けられ、該第1湾曲接続部材と該第2湾曲接続部材の該円筒部の端部には、傾斜して前記第1ダクト部材または第2ダクト部材に接続される嵌合部が設けられ、前記第1半ピッチユニットと第2半ピッチユニットの端部が、前記第1湾曲接続部材を介して且つ内部の螺旋流路を連通させて嵌着され、前記複数のレジスタユニットが前記第2湾曲接続部材を介して且つ内部の螺旋流路を連通させて嵌合接続されたことを特徴とするレジスタ。

請求項2

前記半割ダクト部材と半割ダクト部材を嵌合する部分に、該半割ダクト部材を合せて閉じたとき、相互に嵌合する薄板状嵌合部、係止部及び係止爪が設けられたことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。

請求項3

前記第1ダクト部材と前記第1湾曲接続部材または前記第2湾曲接続部材を嵌合する部分、及び前記第2ダクト部材と該第1湾曲接続部材または該第2湾曲接続部材を嵌合する部分に、相互に嵌合する嵌合部、係止部及び係止爪が設けられたことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。

請求項4

接続された複数の前記レジスタユニットの一端に蓋体が被せられ、他端に空気導入ダクトが接続されたことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。

請求項5

円筒状で湾曲したダクト部材内に螺旋壁を有するスクリュー部材を配して螺旋流路が該ダクト部材内に形成され、該ダクト部材の外周部にスリット状の吹出口が設けられる構造のレジスタを合成樹脂により製造するレジスタの製造方法において、該スクリュー部材の半ピッチ分の半ピッチスクリュー部材を、成形型内に合成樹脂を射出して射出成形により成形する工程と、該半ピッチスクリュー部材に対応した長さを有し、該ダクト部材の中心軸が通る長手方向の断面で半割形状とした1対の半割ダクト部材を、成形型内に合成樹脂を射出して射出成形により成形する工程と、前記スクリュー部材の一部となるスクリュー接続部を円筒部内に設けた第1湾曲接続部材と第2湾曲接続部材を、成形型内に合成樹脂を射出して射出成形により成形する工程と、該半割ダクト部材内に該半ピッチスクリュー部材を挿入し、該半割ダクト部材を合せるように閉じて、第1半ピッチユニット及び第2半ピッチユニットを組み立てる工程と、該第1半ピッチユニットと該第2半ピッチユニットを、該第1湾曲接続部材を介して嵌合接続してレジスタユニットを組み立てる工程と、複数の該レジスタユニットを、該第2湾曲接続部材を介して嵌合接続し、任意の長さのダクト型のレジスタを組み立てる工程と、を含み、該第1湾曲接続部材と該第2湾曲接続部材は、該第1ダクト部材及び第2ダクト部材の中心軸に対し傾斜した中心軸を有して形成され、該第1湾曲接続部材と該第2湾曲接続部材の円筒部内に、前記スクリュー部材の一部となるスクリュー接続部が、該半ピッチスクリュー部材と接続可能に設けられ、組立工程時、前記第1半ピッチユニットと第2半ピッチユニットの端部が、前記第1湾曲接続部材を介して且つ内部の螺旋流路を連通させて嵌着され、前記複数のレジスタユニットが前記第2湾曲接続部材を介して且つ内部の螺旋流路を連通させて嵌合接続されることを特徴とするレジスタの製造方法。

技術分野

0001

本発明は、自動車空調用空気吹出装置などに好適なレジスタとその製造方法に関し、ダクト部材内に螺旋流路を設け、ダクト部材の外周部に設けたスリット状の吹出口から、広い範囲に均一に送風を行うことができるレジスタとその製造方法に関する。

背景技術

0002

自動車の室内には、フロントガラスに内側に付着する水滴などを除去するために、通常、フロントガラスの下側に、デフロスタ用レジスタが配設される。この種のレジスタは、例えば特許文献1に記載されるように、通常、フロントガラスの内側に、カーテン状空気流を均一の流速で且つ均一の風量で送風するように、車幅方向に長尺空気吹出口を有し、レジスタの元部は、フロントガラス下側(ダッシュボード内)に配設され、その細い横長形状の空気吹出口に向けて、空気流を均一に分散させ、送風するように、扇状に形成された大型の通風ケースを設けて形成されている。

0003

しかし、近年の自動車におけるフロントガラスの大型化に伴い、デフロスタ用レジスタの空気吹出口は、より長くなり、且つ十分な風量を確保するために、レジスタの元部の通風ケースは大型化され、元部の通風ケースには、十分な風量の空気流を均一に分散させて送風するように、複数の空気導入口が設けられる。

0004

このため、この種のレジスタの元部は、非常に大形化されて嵩張り自動車室内インストルメントパネル内(ダッシュボード内)のスペースを、デフロスタ用レジスタの元部が大きく占めることとなる。このため、レジスタの小形化が課題とされていた。

0005

また、細く横長形状の空気吹出口から、均一な流速と流量で送風するためには、複数の空気導入口から導入した空気流を、細い横長形状の空気吹出口に向けて送風するように、薄く延びる流路を導入側元部から空気吹出口にかけて形成する必要があり、このために、送風時の圧力損失が増大し、送風性能阻害されやすいという課題があった。

0006

そこで、本出願人は、下記特許文献2において、円筒ダクト状の筐体内に、螺旋壁を二重に設けて螺旋流路を形成し、円筒ダクト状の縁部長手方向に沿ってスリット孔を空気吹出口として設けた構造のレジスタを提案した。このダクト型のレジスタは、円筒状のダクト部材内に形成された螺旋流路に空気流を導入して、螺旋流路内で旋回する空気流に遠心力を生じさせ、遠心力の生じた旋回流を、外周部に設けたスリット孔の空気吹出口を通して送風する。

先行技術

0007

特開2000−255256号公報
WO2014/184958A1公報

発明が解決しようとする課題

0008

このレジスタは、従来のレジスタのようにその元部を扇状に広げた大形の通風ケースを必要としないため、レジスタの元部を小形化することができ、また、ダクト状の筐体の縁部に沿って形成された長尺のスリット孔から、空気流を均一に効率良く送風することができる。

0009

然るに、レジスタの製造時、円筒ダクト状の筐体内には、螺旋壁を有したスクリュー部材挿入固定されるが、ダクト状の筐体は同一断面形状のため、押出成形で製造できるものの、スクリュー部材を合成樹脂成形する場合、通常の金型による射出成形では、複数の螺旋が続く螺旋形状を成形することはできない。

0010

このため、スクリュー部材を製造する場合、合成樹脂材料を板状に押出成形した後、押出成形された軟質状態平板捻りを加えながら、それを引き取り、これにより、スクリュー形状の螺旋壁を成形することが検討された。

0011

しかし、このような押出成形によりスクリュー部材を成形した場合、螺旋のピッチ寸法が一定せず、製品により螺旋形状の寸法のばらつきが大きくなる。さらに、ダクト部材とスクリュー部材との接合部に隙間が生じやすく、寸法精度の高い製品を効率良く製造することは難しい。このため、ダクト状の筐体内にスクリュー部材を挿入してそれらの接合部を固着する場合、製造時の組付け時に、接着材接着工程が必要となり、製造コストが増大する。

0012

さらに、スクリュー部材をダクト内に設けたレジスタを、デフロスタ用レジスタとして使用するためには、湾曲するフロントガラスの下側にレジスタを設置するため、フロントガラスの下部の湾曲形状に合せてダクト型のレジスタを軸方向に湾曲させることが好ましい。

0013

しかしながら、軸方向に湾曲したスクリュー部材を設計し、射出成形金型を使用してスクリュー部材を成形することは難しく、特に、各種の長さのダクト型レジスタに対応したスクリュー部材を製造する場合、長さが異なるごとに、スクリュー部材を設計し、成形する必要があり、製作時に非常に多くの工数を必要とし、製造コストが増大する。

0014

本発明は、上記の点に鑑み、湾曲した円筒ダクト状のダクト部材内にスクリュー部材を配したレジスタを、簡単に効率良く低コストで製造することができるレジスタとその製造方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0015

上記目的を達成するために、本発明のレジスタは、
湾曲したレジスタユニットのダクト部材内に、螺旋壁を有するスクリュー部材が設けられて該ダクト部材内に螺旋流路が形成され、該ダクト部材の外周部に設けたスリット状の吹出口を通して空気を送風するレジスタにおいて、
該レジスタユニットは、各々半ピッチスクリュー部材を該ダクト部材内に設けた第1半ピッチユニットと第2半ピッチユニットを、第1湾曲接続部材を介して接続して構成され、
複数の該レジスタユニットが第2湾曲接続部材を介して相互に接続され、
該第1半ピッチユニットの第1ダクト部材及び該第2半ピッチユニットの第2ダクト部材は、各々、該スクリュー部材の半ピッチに対応した長さを有し、
該第1半ピッチユニット及び該第2半ピッチユニットは、該第1ダクト部材または該第2ダクト部材の内部に半ピッチスクリュー部材を嵌着して形成され、
第1ダクト部材と第2ダクト部材は、各々、中心軸に沿った断面で半割とした1対の半割ダクト部材から構成され、該1対の半割ダクト部材の開口周縁部に、相互に嵌合する嵌合部が設けられ、該1対の半割ダクト部材は内部に該半ピッチスクリュー部材を挿入した状態で、内部を閉じるように嵌合され、
該第1湾曲接続部材と該第2湾曲接続部材は、該第1ダクト部材及び第2ダクト部材の中心軸に対し湾曲して形成され、
該第1湾曲接続部材と該第2湾曲接続部材の円筒部内に、前記スクリュー部材の一部となるスクリュー接続部が、該半ピッチスクリュー部材と接続可能に設けられ、
該第1湾曲接続部材と該第2湾曲接続部材の該円筒部の端部には、傾斜して前記第1ダクト部材または第2ダクト部材に接続される嵌合部が設けられ、
前記第1半ピッチユニットと第2半ピッチユニットの端部が、前記第1湾曲接続部材を介して且つ内部の螺旋流路を連通させて嵌着され、前記複数のレジスタユニットが前記第2湾曲接続部材を介して且つ内部の螺旋流路を連通させて嵌合接続されたことを特徴とする。

0016

本発明のレジスタによれば、湾曲したダクト部材内にスクリュー部材を配したダクト型のレジスタを、正確な寸法精度で簡単に低コストで製造することができる。特に、スクリュー部材のピッチ部材は、湾曲した形状に成形することが、設計上及び製作上、非常に難しいが、上記レジスタは、通常の直線状の半ピッチスクリュー部材を使用するため、比較的簡単にピッチ部材を設計し、射出成形などを用いて簡単に製作することができる。また、同様に、第1ダクト部材と第2ダクト部材は、各々、直線状で1対の半割ダクト部材を用いて形成されるので、各部材を射出成形などで簡単に製作し、簡単に部材を組み立てることができる。

0017

また、部材の組立時、第1半ピッチユニットと第2半ピッチユニット間が、第1湾曲接続部材を介して接続されて、レジスタユニットを形成し、レジスタユニットとレジスタユニット間の接続は、同様の第2湾曲接続部材を介して接続すればよいため、全体として湾曲するダクト型のレジスタを、簡単に効率良く製造することができる。

0018

また、湾曲するレジスタの曲率を変える場合、第1湾曲接続部材及び第2湾曲接続部材の曲率を変えればよいため、湾曲するレジスタの曲率を、簡単に変えることができ、車室内設置場所湾曲スペースに合せて、ダクト型のレジスタを簡単に製作することができる。

0019

ここで、上記半割ダクト部材と半割ダクト部材を嵌合する部分には、半割ダクト部材を合せて閉じたとき、相互に嵌合する薄板状嵌合部、係止部及び係止爪を設けることが好ましい。さらに、上記第1ダクト部材と上記第1湾曲接続部材または第2湾曲接続部材を嵌合する部分、上記第2ダクト部材と上記第1湾曲接続部材または第2湾曲接続部材を嵌合する部分には、相互に嵌合する嵌合部、係止部及び係止爪を設けることが好ましい。これにより、半割ダクト部材と半割ダクト部材の嵌合部分を隙間なく嵌合してダクト部材を強固に形成することができ、使用時の空気漏れも最少に抑制することができる。

0020

本発明のレジスタの製造方法は、
円筒状で湾曲したダクト部材内に螺旋壁を有するスクリュー部材を配して螺旋流路が該ダクト部材内に形成され、該ダクト部材の外周部にスリット状の吹出口が設けられる構造のレジスタを合成樹脂により製造するレジスタの製造方法において、
該スクリュー部材の半ピッチ分の半ピッチスクリュー部材を、成形型内に合成樹脂を射出して射出成形により成形する工程と、
該半ピッチスクリュー部材に対応した長さを有し、該ダクト部材の中心軸が通る長手方向の断面で半割形状とした1対の半割ダクト部材を、成形型内に合成樹脂を射出して射出成形により成形する工程と、
前記スクリュー部材の一部となるスクリュー接続部を円筒部内に設けた第1湾曲接続部材と第2湾曲接続部材を、成形型内に合成樹脂を射出して射出成形により成形する工程と、
該半割ダクト部材内に該半ピッチスクリュー部材を挿入し、該半割ダクト部材を合せるように閉じて、第1半ピッチユニット及び第2半ピッチユニットを組み立てる工程と、
該第1半ピッチユニットと該第2半ピッチユニットを、該第1湾曲接続部材を介して嵌合接続してレジスタユニットを組み立てる工程と、
複数の該レジスタユニットを、該第2湾曲接続部材を介して嵌合接続し、任意の長さのダクト型のレジスタを組み立てる工程と、
を含み、
該第1湾曲接続部材と該第2湾曲接続部材は、該第1ダクト部材及び第2ダクト部材の中心軸に対し湾曲して形成され、
該第1湾曲接続部材と該第2湾曲接続部材の円筒部内に、前記スクリュー部材の一部となるスクリュー接続部が、該半ピッチスクリュー部材と接続可能に設けられ、
組立工程時、前記第1半ピッチユニットと第2半ピッチユニットの端部が、前記第1湾曲接続部材を介して且つ内部の螺旋流路を連通させて嵌着され、前記複数のレジスタユニットが前記第2湾曲接続部材を介して且つ内部の螺旋流路を連通させて嵌合接続されることを特徴とする。

0021

このレジスタの製造方法によれば、通常、スクリュー部材のピッチ部材は、湾曲した形状に成形することが、設計上及び製作上、非常に難しいが、上記レジスタの製造方法では、通常の直線状の半ピッチスクリュー部材を使用するため、比較的簡単にピッチ部材を設計し、射出成形などを用いて簡単に製作することができる。また、第1ダクト部材と第2ダクト部材は、各々、直線状で1対の半割ダクト部材を用いて形成されるので、各部材を射出成形などで簡単に製作し、簡単に部材を組み立てることができる。

0022

また、部材の組立時、第1半ピッチユニットと第2半ピッチユニット間を、第1湾曲接続部材を介して接続して、レジスタユニットを形成し、レジスタユニットとレジスタユニット間の接続は同様の第2湾曲接続部材を介して接続すればよいため、全体として湾曲するダクト型のレジスタを、簡単に効率良く製造することができる。

発明の効果

0023

本発明のレジスタとその製造方法によれば、湾曲した円筒ダクト状のダクト部材内にスクリュー部材を配したレジスタを、簡単に効率良く低コストで製造することができる。

図面の簡単な説明

0024

本発明の一実施形態を示すレジスタの正面図である。
同レジスタの平面図である。
同レジスタの斜視図である。
第1半ピッチユニットと第2半ピッチユニットの分解斜視図である。
第1半ピッチユニットの分解斜視図である。
(a)は第1半ピッチユニットの上半割ダクト部材の斜視図、(b)は上半割ダクト部材の背面側から見た斜視図である。
(a)は第1半ピッチユニットの上半割ダクト部材の内側から見た斜視図、(b)は上半割ダクト部材の平面図である。
(a)は上半割ダクト部材の正面図、(b)はその左側面図である。
(a)は第1半ピッチユニットの下半割ダクト部材の内側から見た斜視図、(b)は下半割ダクト部材の角度を変えた斜視図である。
(a)は下半割ダクト部材の正面図、(b)はその平面図、(c)はその左側面図である。
第2半ピッチユニットの分解斜視図である。
(a)は第2半ピッチユニットの上半割ダクト部材の斜視図、(b)は上半割ダクト部材の背面側から見た斜視図である。
(a)は上半割ダクト部材の正面図、(b)はその平面図、(c)はその左側面図である。
(a)は第2半ピッチユニットの下半割ダクト部材の内側から見た斜視図、(b)は下半割ダクト部材の角度を変えた斜視図である。
(a)は下半割ダクト部材の正面図、(b)はその平面図、(c)はその左側面図である。
(a)は第1湾曲接続部材の斜視図、(b)は逆方向から見たその斜視図、(c)はその正面図である。
(a)は第1湾曲接続部材の正面図、(b)はその平面図、(c)はその底面図である。
(a)は第2湾曲接続部材の斜視図、(b)は逆方向から見たその斜視図である。
(a)は第2湾曲接続部材の正面図、(b)はその平面図、(c)は左側面図である。
2個の半ピッチスクリュー部材の斜視図である。
(a)は半ピッチスクリュー部材の正面図、(b)はその平面図、(c)はその右側面図である。

実施例

0025

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1図3は、ダクト型のレジスタを示しており、このレジスタは、湾曲した円筒状のダクト部材内にスクリュー部材を配設して内部に螺旋流路を形成している。図に示すように、レジスタは、2個のレジスタユニットRを、第2湾曲接続部材4を介して軸方向に湾曲して接続して構成され、末端部導入ダクト19が接続され、ダクトの先端は蓋体18により閉鎖される。各レジスタユニットRは、第1半ピッチユニット1と第2半ピッチユニット2を、第1湾曲接続部材3を介して軸方向に連通接続して構成され、第1ダクト部材10及び第2ダクト部材20内には1ピッチ分のスクリュー部材が嵌着される。

0026

図2,3に示すように、レジスタは全体として軸方向に湾曲して形成されるが、その湾曲率は、図17、19に示すように、第1湾曲接続部材3と第2湾曲接続部材4の湾曲角度αに応じて決定され、また、レジスタの全長は、レジスタユニットRの接続数を増すことにより、任意の長さに簡単に設定することができる。

0027

1個のレジスタユニットRは、図2,3に示す如く、第1半ピッチユニット1と第2半ピッチユニット2を、第1湾曲接続部材3を介して軸方向に接続して構成され、第1半ピッチユニット1は円筒状の第1ダクト部材10を有し、第1ダクト部材10内に、前半部分の半ピッチスクリュー部材7を配設して構成される。第2半ピッチユニット2は、同様に、円筒状の第2ダクト部材20を有し、第2ダクト部材20内に、後半部分の半ピッチスクリュー部材7を配設して構成される。第1ダクト部材10と第2ダクト部材20は、半ピッチスクリュー部材7の長さに対応した長さを有して形成されている。

0028

図4に示すように、第1ダクト部材10内に半ピッチスクリュー部材7がダクトの中心軸と同軸上に配設され、第2ダクト部材20内にも半ピッチスクリュー部材7がダクトの中心軸と同軸上に配設される。2個の半ピッチスクリュー部材7は、同一形状の部材から形成される。前半部分と後半部分の2個の半ピッチスクリュー部材7は、図20に示す如く、スクリュー部を中心軸の回りで相互に、180度回動させた形態で各ダクト内に配置され、軸方向に接続される。また、2個の半ピッチスクリュー部材7間は、第1湾曲接続部材3の円筒部30内に設けた板状のスクリュー接続部31により接続され、そこに1ピッチ分の螺旋壁が形成される。

0029

つまり、2個の半ピッチスクリュー部材7は、図20に示す如く、各々、半ピッチ(半周期)分の螺旋壁を有して形成され、前半部分の半ピッチスクリュー部材7は第1ダクト部材10内に、後半部分の半ピッチスクリュー部材7は第2ダクト部材20内に、各々、半ピッチスクリュー部材7が180度の捻り状態で接続される。第1ダクト部材10内に配設される半ピッチスクリュー部材7と第2ダクト部材20内に配設される半ピッチスクリュー部材7は、その間に第1湾曲接続部材3のスクリュー接続部31を介して接続される。第1ダクト部材10及び第2ダクト部材20内に、1対の半ピッチスクリュー部材7が180度の捻り状態で配設され接続されることにより、1ピッチ(1周期)分の螺旋流路が形成され、第1湾曲接続部材3の円筒部30が中心軸に対し湾曲して形成されることにより、第1半ピッチユニット1と第2半ピッチユニット2とからなるレジスタユニットRは、僅かに湾曲した形状に形成される。

0030

図3に示すように、レジスタは、複数(2本)のレジスタユニットRが、第2湾曲接続部材4を介して軸方向に接続して構成され、ダクト部材内に、4個の半ピッチスクリュー部材7つまり2ピッチ(2周期)分の螺旋壁が設けられる。第2湾曲接続部材4の円筒部40が中心軸に対し湾曲して形成されることにより、2個のレジスタユニットRは図3のように、僅かに湾曲した形状に形成される。

0031

また、上記のように、第1ダクト部材10と第2ダクト部材20内には、螺旋壁の両側で軸方向に沿って、図4に示す如く、第1螺旋流路8と第2螺旋流路9が二重螺旋流路として形成され、隣接する2本のレジスタユニットR間は、第2湾曲接続部材4を介して連通接続され、第2ダクト部材20と第1ダクト部材10内の1対の半ピッチスクリュー部材7間、つまり後半部分の半ピッチスクリュー部材7と前半部分の半ピッチスクリュー部材7間は、第2湾曲接続部材4の円筒部40内に設けた板状のスクリュー接続部41により接続される。

0032

レジスタの空気吹出口として、スリット状の吹出口5,6が、第1ダクト部材10と第2ダクト部材20の外周部接線方向に設けられる。一方、空気の導入口は、図3,4に示すように、レジスタの左端部に接続した導入ダクト19として設けられ、導入ダクト19を通して送られた空気流は、第1螺旋流路8と第2螺旋流路9を時計方向(左側から見て)に旋回しながら送られ、時計方向の接線方向に開口する吹出口5,6から送風される構造である。

0033

つまり、吹出口5,6は、第1ダクト部材10の外周部接線方向で且つ螺旋の回転方向ねじの送り方向への回転方向)に向けて開口し、ダクトの長手方向に沿ってスリット状に形成される。図示しない空調装置から送風される空気流は、螺旋流路内で旋回しながら送風され、吹出口5,6から送風される。

0034

第1半ピッチユニット1の第1ダクト部材10は、図5に示すように、上半割ダクト部材11の下に、下半割ダクト部材12を嵌着して形成される。また、第1ダクト部材10内には、半ピッチスクリュー部材7が同軸上に嵌着される。半ピッチスクリュー部材7は、組み立て時、例えば下半割ダクト部材12内に同軸上に所定の形態で嵌め込んだ状態で、上半割ダクト部材11が下半割ダクト部材12及び半ピッチスクリュー部材7の上に被せるように嵌め込まれる。さらに、第1ダクト部材10の右側端部には第1湾曲接続部材3が嵌着され、第1ダクト部材10の左側端部には導入ダクト19が空気導入用に嵌着される。

0035

図5に示すように、上半割ダクト部材11と下半割ダクト部材12は円筒状のダクト部材を、その中心軸に沿った断面で二分割した半割状に形成される。両半割ダクト部材を相互に嵌着するために、上半割ダクト部材11の両側下部に、2対の係止爪11aが設けられ、下半割ダクト部材12の両側上部に、2対の係止部12aが係止爪11aに対応した位置に突設される。上半割ダクト部材11と下半割ダクト部材12の開口部周縁には、相互に密に嵌合可能な薄板嵌合部11b、12bが設けられる。

0036

これにより、第1半ピッチユニット1の組み立て時、半割形状の上半割ダクト部材11と下半割ダクト部材12を閉じるように嵌合させたとき、薄板嵌合部11bと薄板嵌合部12bが密に嵌合し、2対の係止部12aと2対の係止爪11aが係止され、第1ダクト部材10が嵌着により形成される。第1ダクト部材10の上半割ダクト部材11の外周部接線方向には、吹出口5が上向きに突設される。なお、上半割ダクト部材11の中間下部に、ガイド片11cが突設され、組み立て時、上半割ダクト部材11と下半割ダクト部材12を相互に嵌め込むとき、ガイド片11cが下半割ダクト部材12の対応位置に設けたガイド部12cにガイドされて、正確に嵌合できるようになっている。

0037

図4図5に示すように、第1ダクト部材10の左端部つまり上半割ダクト部材11と下半割ダクト部材12の左端部には、嵌合部13と係止部15が設けられる。嵌合部13は、第1ダクト部材10の左端部に、導入ダクト19の右端部を嵌合可能に形成される。係止部15には、導入ダクト19の外周端部に設けた係止爪19aが係止されるようになっている。一方、第1ダクト部材10の右端部つまり上半割ダクト部材11と下半割ダクト部材12の右端部には、被嵌合部14及び係止爪16が外周部に形成される。被嵌合部14は、第1湾曲接続部材3の嵌合部32が嵌合可能に形成され、係止爪16には第1湾曲接続部材3の係止部34が係止される。

0038

上記のように、第1ダクト部材10内には、前半部分の半ピッチスクリュー部材7がその四隅に設けた係合凸部7aを用いて定位置に嵌着されるが、そのために、図9,10に示す如く、上半割ダクト部材11と下半割ダクト部材12の所定位置に係止凹部17が設けられ、半ピッチスクリュー部材7の係合凸部7aが係止凹部17に嵌め込まれ、第1ダクト部材10内の定位置に、半ピッチスクリュー部材7が嵌着される構造である。

0039

第1ダクト部材10と第2ダクト部材20を接続する第1湾曲接続部材3は、図16,17に示す如く、角度α度だけ湾曲した円筒部30内にスクリュー接続部31を設けて形成される。第1湾曲接続部材3の円筒部30は、図17のように、円筒の中心軸S0に対し角度αだけ湾曲することにより、円筒部30の両側の嵌合部分つまり嵌合部32と被嵌合部33の中心軸S1が、角度αだけ円筒の中心軸S0に対し傾斜して形成される。これにより、第1湾曲接続部材3の両側に設けた嵌合部32と被嵌合部33に、上記第1ダクト部材10と第2ダクト部材20を接続したとき、第1ダクト部材10と第2ダクト部材20は、各々の中心軸S0に対し角度αだけ湾曲して接続される。

0040

図5に示すように、第1湾曲接続部材3の嵌合部32は、第1ダクト部材10の被嵌合部14が内側に嵌合する形状に形成され、外周部には係止部34が突設され、嵌合部32に第1ダクト部材10の被嵌合部14を嵌入したとき、係止部34が第1ダクト部材10の上半割ダクト部材11上の係止爪16に係止され、第1湾曲接続部材3と第1ダクト部材10が相互に嵌着接続される。またこのとき、第1湾曲接続部材3の円筒部30内のスクリュー接続部31は、第1半ピッチユニット1内の半ピッチスクリュー部材7の端部に接続されるようになっている。

0041

一方、図1図3に示す如く、上記第1半ピッチユニット1の次に、第2半ピッチユニット2が第1湾曲接続部材3を介して接続される。第2半ピッチユニット2の第2ダクト部材20は、図11に示すように、下半割ダクト部材22の上に上半割ダクト部材21を嵌着して形成される。第2半ピッチユニット2は、下半割ダクト部材22内に後半部分の半ピッチスクリュー部材7を同軸上に嵌め込んだ状態で、上半割ダクト部材21を下半割ダクト部材22の上に被せるように嵌め込み、さらに、図4に示す如く、第2ダクト部材20の右側端部に第2湾曲接続部材4が嵌着される。

0042

図11に示すように、第2ダクト部材20の上半割ダクト部材21と下半割ダクト部材22は、円筒状のダクト部材を、その中心軸に沿った断面で二分割した半割状に形成され、相互に嵌着するために、上半割ダクト部材21の両側下部に、2対の係止爪21aが設けられ、下半割ダクト部材22の両側上部に、2対の係止部22aが係止爪21aに対応した位置に突設される。また、上半割ダクト部材21と下半割ダクト部材22の開口部周縁には、相互に密に嵌合可能な薄板嵌合部21b、22bが設けられる。

0043

これにより、半割形状の上半割ダクト部材21と下半割ダクト部材22を閉じるように嵌合させたとき、薄板嵌合部21bと薄板嵌合部22bが密に嵌合し、2対の係止部22aと2対の係止爪21aが係止され、第2ダクト部材20が嵌着により形成される。第2ダクト部材20の上半割ダクト部材21は、その外周部接線方向に、吹出口6が上向きに突設される。図11に示すように、上半割ダクト部材21の中間下部に、ガイド片21cが突設され、組み立て時、上半割ダクト部材21と下半割ダクト部材22を相互に嵌め込むとき、ガイド片21cが下半割ダクト部材22の対応位置に設けたガイド部22cにガイドされて、正確な位置で嵌合できるようになっている。

0044

図4図11に示すように、第2ダクト部材20の左端部つまり上半割ダクト部材21と下半割ダクト部材22の左端部には、嵌合部23と係止部25が設けられ、第2ダクト部材20の左端部に、第1湾曲接続部材3の嵌合部32の右端部を嵌合可能に形成される。係止部25には、第1湾曲接続部材3の外周端部に設けた係止爪16が係止されるようになっている。一方、第2ダクト部材20の右端部つまり上半割ダクト部材21と下半割ダクト部材22の右端部には、被嵌合部24及び係止爪26が外周部に形成され、この被嵌合部24には、第2湾曲接続部材4の嵌合部42が嵌着され、係止爪26には第2湾曲接続部材4の係止部44が係止される。

0045

第2ダクト部材20内には、後半部分の半ピッチスクリュー部材7が、上記第1ダクト部材10内に取り付けた前半部分の半ピッチスクリュー部材7に対し、中心軸の回りで180度った形態で嵌着される。そのために、図11,12に示す如く、上半割ダクト部材21と下半割ダクト部材22の所定位置に係止凹部27が設けられる。半ピッチスクリュー部材7を第2ダクト部材20内の定位置に取り付ける場合、半ピッチスクリュー部材7の縁部に設けた係合凸部7aを、第2ダクト部材20に設けた係止凹部27に嵌め込み、係止させる。

0046

これにより、第2ダクト部材20内の半ピッチスクリュー部材7は、第1ダクト部材10内に取り付けた半ピッチスクリュー部材7に対し、中心軸の回りで180度捻った形態で取り付けられ、2個の半ピッチスクリュー部材7が、180度捻った形態で、スクリュー接続部31を介して接続される。これにより、1ピッチ分のスクリュー部材が、第1ダクト部材10、第2ダクト部材20、及び第1湾曲接続部材3からなる第1半ピッチユニット1と第2半ピッチユニット2のレジスタユニットR内に形成される。

0047

このレジスタは、図1図3に示すように、2個のレジスタユニットRを、第2湾曲接続部材4を介して連通接続して構成される。2個のレジスタユニットRを接続する第2湾曲接続部材4は、図18,19に示す如く、角度α度だけ湾曲した円筒部40を有して形成され、湾曲した円筒部40内に板状のスクリュー接続部41が、中心軸上の直径部縦方向に設けられる。スクリュー接続部41は、第2半ピッチユニット2の第2ダクト部材内の後半部分の半ピッチスクリュー部材7の端部に接続されるように、図19(c)に示す如く、側面視で円筒部40内の垂直縦方向に設けられる。

0048

第2湾曲接続部材4の円筒部40は、図19のように、円筒の中心軸S0に対し角度αだけ湾曲することにより、円筒部40の両側の嵌合部分つまり嵌合部42と被嵌合部43の中心軸S1が、角度αだけ円筒の中心軸S0に対し傾斜して形成される。これにより、第2湾曲接続部材4の両側に設けた嵌合部42と被嵌合部43に、上記第2ダクト部材20と第1ダクト部材10を接続したとき、第2ダクト部材20と第1ダクト部材10は、各々の中心軸S0に対し角度αだけ湾曲して接続される。

0049

図11に示すように、第2湾曲接続部材4の嵌合部42は、第2ダクト部材20の被嵌合部24が内側に嵌合する形状に形成され、外周部には係止部44が突設され、嵌合部42に第2ダクト部材20の被嵌合部24を嵌入したとき、係止部44が第2ダクト部材20の上半割ダクト部材21上の係止爪26に係止され、第2湾曲接続部材4と第2ダクト部材20が相互に嵌着接続されるようになっている。上記のように、第2湾曲接続部材4の円筒部40内のスクリュー接続部41は、第2半ピッチユニット2内の半ピッチスクリュー部材7の端部に接続可能に、垂直縦方向に設けられる。

0050

上記構成のレジスタを製造する場合、その部品となる第1ダクト部材10の上半割ダクト部材11、下半割ダクト部材12、第2ダクト部材20の上半割ダクト部材21、下半割ダクト部材22、第1湾曲接続部材3、第2湾曲接続部材4、及び半ピッチスクリュー部材7は、各々、合成樹脂による射出成形が可能な形状となっており、製造時、それらの射出成形用金型を製作し、合成樹脂によりそれらを射出成形する。

0051

成形された各部材は、組み立て工程で、組み立てられるが、第1半ピッチユニット1の第1ダクト部材10は、図5に示すように、半ピッチスクリュー部材7を下半割ダクト部材12内の定位置に嵌入した状態で、上半割ダクト部材11を上から覆うように下半割ダクト部材12上に嵌着させる。このとき、両側の係止部12aが係止爪11aに係止され、上下の薄板嵌合部11b、12bが嵌合して、第1ダクト部材10を、内側に半ピッチスクリュー部材7を所定の形態で嵌着した状態で、簡単に組み付けることができる。

0052

同様に、第2半ピッチユニット2の第2ダクト部材20は、図11に示すように、後半部分の半ピッチスクリュー部材7を下半割ダクト部材22内の定位置に嵌入した状態で、上半割ダクト部材21を上から覆うように下半割ダクト部材22上に嵌着させる。後半部分の半ピッチスクリュー部材7は、図11に示すように、図5に示す前半部分の半ピッチスクリュー部材7に対し中心軸の回りで180度捻った状態で挿入される。上半割ダクト部材21と下半割ダクト部材22の嵌着時、両側の係止部22aは係止爪21aに係止され、上下の薄板嵌合部21b、22bが嵌合して組み付けられ、第2ダクト部材20が、内側に半ピッチスクリュー部材7を所定の形態で取り付けた状態で、組み付けられる。

0053

このレジスタの場合、図1図3に示す如く、2個のレジスタユニットRが接続されるため、上記組立工程においては、2個のレジスタユニットRで使用される2個の第1半ピッチユニット1と2個の第2半ピッチユニット2が組み立てられる。

0054

次に、第1半ピッチユニット1と第2半ピッチユニット2とを、第1湾曲接続部材3を介して接続し、レジスタユニットRを組み立てる。このとき、第1湾曲接続部材3の左側の嵌合部32を、第1ダクト部材10の右側の被嵌合部14に嵌合させ、係止部34を係止爪16に係止させて嵌着させる。さらに、第1湾曲接続部材3の右側の被嵌合部33に、第2ダクト部材20の左側の嵌合部23を嵌合させ、係止部25を係止爪35に係止させて嵌着させる。これにより、第1半ピッチユニット1と第2半ピッチユニット2が第1湾曲接続部材3を介して接続され、レジスタユニットRが組み立てられる。このようなレジスタユニットRは、2セット分が組み立てられる。

0055

図1図3に示すように、2個のレジスタユニットRを軸方向に接続したレジスタを製作する場合、上記のように組み立てられた1個のレジスタユニットRを、第2湾曲接続部材4を介して、別の1個のレジスタユニットRに接続して製造する。図4に示すように、左側のレジスタユニットRの第2半ピッチユニット2の先端には、第2湾曲接続部材4が嵌着されているので、上記のように別の1個のレジスタユニットRとして、第1半ピッチユニット1と第2半ピッチユニット2とが第1湾曲接続部材3を介して接続された他方のレジスタユニットRの第1半ピッチユニット1の嵌合部13を、第2湾曲接続部材4の被嵌合部43に嵌着すれば、両者を接続することができる。

0056

次に、2セット分のレジスタユニットRを、第2湾曲接続部材4を介して接続する。つまり、左側のレジスタユニットRの第2ダクト部材20の被嵌合部24に、第2湾曲接続部材4の左側の嵌合部42を嵌着させ、右側のレジスタユニットRの第1ダクト部材10の嵌合部13を、第2湾曲接続部材4の右側の被嵌合部43に嵌着させる。このとき、第2湾曲接続部材4の係止部44が第2ダクト部材20の係止爪26に係止され、第1ダクト部材10の係止部15が第2湾曲接続部材4の係止爪45に係止される。このように、2セット分のレジスタユニットRは、第2湾曲接続部材4を介して、簡単に接続することができる。

0057

次に、左端の第1ダクト部材10の嵌合部13に導入ダクト19を嵌着し、右端の第2ダクト部材20の被嵌合部24に蓋体18を嵌着して、レジスタの組み立てが完了する。より長尺のレジスタを製作する場合、蓋体18に代えて、別のレジスタユニットRを、第2湾曲接続部材4を介して第2ダクト部材20の被嵌合部24に接続すればよい。

0058

ところで、半ピッチスクリュー部材7は、第1半ピッチユニット1と第2半ピッチユニット2とが嵌着されたレジスタユニットRにおいて、左側面から右側面に向かって、右ネジ方向に捻られて形成されるが、左ネジ方向に捻るように半ピッチスクリュー部材を形成し、第1ダクト部材10、第2ダクト部材20とは反対側の外周部接線方向に吹出口を設けて、レジスタユニットを製作することもできる。

0059

このように、全体として湾曲するダクト部材内にスクリュー部材を配して螺旋流路をダクト部材内に形成し、ダクト部材の外周部に設けた吹出口5,6を通して空気を送風する湾曲構造のレジスタあっても、上記のように、第1半ピッチユニット1と第2半ピッチユニット2を、第1湾曲接続部材3及び第2湾曲接続部材4を介して接続することにより、全体として湾曲し且つ内部に螺旋流路を有するダクト型のレジスタを容易に製造することができる。

0060

また、製造時、各部材は、嵌着して組み立てることができるので、熱融着接着剤を用いて組み立てる場合に比して、低コストでレジスタを量産することができ、レジスタユニットRの接続数を変えれば、任意の長さの湾曲したダクト型のレジスタを、低コストで簡単に量産することができる。

0061

上記レジスタは、例えば、ダクト型のレジスタとして、車室内の湾曲した天井部や床部などに沿って設置され、導入ダクト19には、空調装置の送風側の送風ダクトが接続される。任意の数のレジスタユニットRを接続して構成されるダクト型のレジスタは、小型で任意の長さに製作することができるので、車室の天井部や床部など狭小スペースに、容易にレジスタを設置することができる。

0062

レジスタの使用時、空調装置の送風機が動作し、導入ダクト19を通してレジスタ内に空気流が送られると、図4に示すように、レジスタユニットRの第1半ピッチユニット1と第2半ピッチユニット2内に形成される第1螺旋流路8と第2螺旋流路9内を、空気流が、ネジの進行方向に、旋回しながら、導風される。このとき、第1螺旋流路8を流れる空気流と第2螺旋流路9を流れる空気流は、旋回しながらネジの進行方向に流れるので、空気流には遠心力が作用し、ダクトの周壁面近傍を流れる空気流は、接線方向で且つ旋回方向に向けて開口する吹出口5,6から、低い圧力損失で円滑に車室内に送風される。

0063

また、ダクト内の送風圧力は、空気流の旋回力とネジ方向への導風力に分かれるため、送風圧力がレジスタの先端部に集中してかかることがなく、ダクト型のレジスタの長手方向に分散して送風圧力がダクト内に生じる。このため、吹き出される空気流は、ダクトの長手方向に沿って並設された多数の吹出口5,6から、比較的均一な送風量と速度で送風することができる。

0064

また、上記ダクト型のレジスタは、車室内のフロントガラス下方のデフロスタ用レジスタとして使用することもできる。この場合、複数個を接続したレジスタユニットRの両側端部に、蓋体を嵌めて両端部を閉鎖し、レジスタユニットRの略中央部に導入ダクトを接続する構造とする。ダクト内には、中央部から両側に向かって、相反方向のネジ(右ネジと左ネジ)を形成するスクリュー部材を配設し、スクリュー部材の両側に二重螺旋流路を形成し、中央の導入ダクトから送られる空気流を中央部から両側のダクト内の螺旋流路に送り、各々、相反方向に旋回させて送る構造とすればよい。

0065

1 第1半ピッチユニット
2 第2半ピッチユニット
3 第1湾曲接続部材
4 第2湾曲接続部材
5吹出口
6 吹出口
7 半ピッチスクリュー部材
7a係合凸部
8 第1螺旋流路
9 第2螺旋流路
10 第1ダクト部材
11 上半割ダクト部材(半割ダクト部材)
11a係止爪
11b薄板嵌合部
11cガイド片
12 下半割ダクト部材(半割ダクト部材)
12a係止部
12b 薄板嵌合部
12cガイド部
13 嵌合部
14 被嵌合部
15 係止部
16 係止爪
17 係止凹部
18蓋体
19導入ダクト
19a 係止爪
20 第2ダクト部材
21 上半割ダクト部材(半割ダクト部材)
21a 係止爪
21b 薄板嵌合部
21c ガイド片
22 下半割ダクト部材(半割ダクト部材)
22a 係止部
22b 薄板嵌合部
22c ガイド部
23 嵌合部
24 被嵌合部
25 係止部
26 係止爪
27 係止凹部
30円筒部
31スクリュー接続部
32 嵌合部
33 被嵌合部
34 係止部
35 係止爪
40 円筒部
41 スクリュー接続部
42 嵌合部
43 被嵌合部
44 係止部
45 係止爪
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