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技術 乗り物用電子キー装置

出願人 三菱電機株式会社
発明者 濱村幸弘
出願日 2016年10月3日 (3年9ヶ月経過) 出願番号 2016-195700
公開日 2018年4月12日 (2年2ヶ月経過) 公開番号 2018-058419
状態 特許登録済
技術分野 錠;そのための付属具 車両用盗難防止 盗難警報装置 警報システム
主要キーワード 判定感度 状態変化判定 脈拍測定器 部品固有 システム始動 電源切れ 事前警告 ジェットスキー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年4月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

携帯型の子機と、乗り物装備され、子機との間で子機の有するIDコードの認証を行う認証部を備えた親機とで構成された乗り物用電子キー装置において、盗難された場合でも乗り物の追跡ができ、乗り物を発見することができるようにする。

解決手段

親機は、乗り物の安全状態の変化を検出する安全状態変化判定部と、認証部が子機とのIDコードの認証に失敗した場合に、安全状態変化判定部が乗り物の安全状態の変化を検出したとき、乗り物が盗難されたと判定して追跡調査を実施するための盗難情報を発生する盗難判定部とを有する。或いは、親機は、乗り物の操作者正規登録ユーザであるか否かを判定するユーザ判定部を有し、盗難判定部は、認証部が子機とのIDコードの認証に成功した場合に、ユーザ判定部が、乗り物の操作者が登録ユーザではないと判定したとき、乗り物が盗難されたと判定する。

概要

背景

乗り物用キー装置としては、従来より、例えば、自動2輪車エンジン始動を行なう場合、ユーザがキー鍵穴に挿入し回転させて行なうものから、いわゆるFOBキースマートフォンを用いた乗り物用電子キー装置がある。

後者のスマートフォンを用いた乗り物用電子キー装置としては、使用者ポケット又はバッグに入れたまま、一切キーに触れることなく、親機である車載機子機である携帯機との間で無線通信を行ない、携帯機からのIDコードを車載機が記憶しているコードと照合する。そして、照合結果が一致した場合、乗り物に取り付けられたボタンを押すだけで、システム電源オン又はエンジン始動ができるようになっている(例えば、特許文献1及び2参照)。

概要

携帯型の子機と、乗り物に装備され、子機との間で子機の有するIDコードの認証を行う認証部を備えた親機とで構成された乗り物用電子キー装置において、盗難された場合でも乗り物の追跡ができ、乗り物を発見することができるようにする。親機は、乗り物の安全状態の変化を検出する安全状態変化判定部と、認証部が子機とのIDコードの認証に失敗した場合に、安全状態変化判定部が乗り物の安全状態の変化を検出したとき、乗り物が盗難されたと判定して追跡調査を実施するための盗難情報を発生する盗難判定部とを有する。或いは、親機は、乗り物の操作者正規登録ユーザであるか否かを判定するユーザ判定部を有し、盗難判定部は、認証部が子機とのIDコードの認証に成功した場合に、ユーザ判定部が、乗り物の操作者が登録ユーザではないと判定したとき、乗り物が盗難されたと判定する。

目的

本発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、盗難された場合でも乗り物の追跡ができ乗り物を発見することができる乗り物用電子キー装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

携帯型の子機と、乗り物装備され、前記子機との間で前記子機の有するIDコードの認証を行う認証部を備えた親機とで構成された乗り物用電子キー装置であって、前記親機は、前記乗り物の安全状態の変化を検出する安全状態変化判定部と、前記認証部が前記IDコードの認証に失敗した場合に、前記安全状態変化判定部が前記乗り物の安全状態の変化を検出したとき、前記乗り物の操作者正規登録ユーザではないと判定して追跡調査を実施するための盗難情報を発生する盗難判定部とを有する乗り物用電子キー装置。

請求項2

前記安全状態変化判定部は、前記乗り物のロック装置ロック解除されたことを判定したとき、前記安全状態が変化したと判定するロック解除判定部である請求項1に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項3

前記安全状態変化判定部は、前記乗り物のアクセル開度閾値を越えているとき、前記安全状態が変化したと判定するアクセル開度検出部である請求項1に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項4

前記安全状態変化判定部は、前記乗り物のブレーキ操作量が閾値を越えたとき、前記安全状態が変化したと判定するブレーキ操作検出部である請求項1に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項5

前記安全状態変化判定部は、前記乗り物のメインスイッチが操作されたことを検出したとき、前記安全状態が変化したと判定するメインスイッチ操作検出部である請求項1に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項6

前記親機及び前記乗り物において複数の登録されている構成部品は、それぞれ、互いに近距離通信を可能にする近距離無線通信部を含み、前記安全状態変化判定部は、前記構成部品との通信途絶えたことを前記親機の近距離無線通信部が検知したとき、前記安全状態が変化したと判定する登録部品検出部である請求項1に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項7

前記親機及び前記乗り物において複数の登録されている構成部品は、それぞれ、互いに近距離通信を可能にする近距離無線通信部をさらに含み、前記安全状態変化判定部は、前記認証部が前記親機と前記構成部品とのIDコードの認証に失敗したときに、前記安全状態が変化したと判定する登録部品検出部である請求項1に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項8

前記安全状態変化判定部は、前記乗り物のNAVIユニットから、走行している位置が、前記登録ユーザが設定した移動範囲を超えて移動しているとき、前記安全状態が変化したと判定する位置移動検知部である請求項1に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項9

携帯型の子機と、乗り物に装備され、前記子機との間で前記子機の有するIDコードの認証を行う認証部を備えた親機とで構成された乗り物用電子キー装置であって、前記親機は、前記乗り物の操作者が正規の登録ユーザであるか否かを判定するユーザ判定部と、前記認証部が前記IDコードの認証に成功した場合に、前記ユーザ判定部が、前記乗り物の操作者が前記登録ユーザではないと判定したとき、前記乗り物が盗難されたと判定して追跡調査を実施するための盗難情報を発生する盗難判定部とを有する乗り物用電子キー装置。

請求項10

前記親機は、前記乗り物の傾斜角を検出する傾斜角検出部と、前記乗り物が走行しているバンクバンク角を検出するバンク角検出部と、前記乗り物の走行速度を検出する走行速度検出部とをさらに含み、前記ユーザ判定部は、前記バンク角と前記走行速度に対する前記傾斜角とから前記乗り物の操作者が前記登録ユーザであるか否かを判定する請求項9に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項11

前記親機は、前記乗り物の操作者の脈拍を測定する脈拍測定部をさらに含み、前記ユーザ判定部は、前記脈拍が、前記登録ユーザが設定した範囲外の脈拍であるか否かにより前記乗り物の操作者が前記登録ユーザであるか否かを判定する請求項9に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項12

前記親機は、前記乗り物の操作者の血圧を測定する血圧測定部をさらに含み、前記ユーザ判定部は、前記血圧が、前記登録ユーザが設定した範囲外の血圧であるか否かにより前記乗り物の操作者が前記登録ユーザであるか否かを判定する請求項9に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項13

前記親機は、盗難時に前記盗難情報の送信を停止させないようにバックアップする専用のバックアップ電源部を有する請求項1又は9に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項14

前記バックアップ電源部は、電源切れを防止するために前記乗り物のバッテリから充電可能にするバックアップ電源充電部を有する請求項13に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項15

前記親機は、前記バックアップ電源部を専用の工具でしか外せないように装着された着脱防止部をさらに含む請求項13又は14に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項16

前記親機及び前記子機は、それぞれ、クラウドサービス下に在るデータセンタと通信が可能なデータセンタ通信部をさらに含み、前記親機は、前記盗難情報を盗難情報通知部から前記データセンタ通信部を介して前記データセンタに送信し、前記データセンタは、前記盗難情報を前記子機のデータセンタ通信部に送信する請求項1又は9に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項17

前記親機は、前記データセンタに一般公開されている盗難情報を前記登録ユーザ間共有するための情報共有部をさらに含む請求項16に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項18

前記親機は、前記盗難情報を個人情報として前記データセンタに送信するか否かを前記登録ユーザの意思によって選択可能にするユーザ選択部をさらに含む請求項16又は17に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項19

前記親機又は前記子機は、前記盗難情報から、前記乗り物が停止していることを検知したとき、盗難発生地帯であることを警報装置により周囲に報知する盗難地帯報知部をさらに含む請求項1又は9に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項20

前記子機は、前記盗難判定部の判定感度を前記子機から変更可能にする盗難判定方法変更部を含む請求項1又は9に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項21

前記親機は、前記データセンタに対して、前記乗り物の現在の位置情報を取得するための位置情報取得要求を実施する位置情報取得部をさらに含む請求項16から18のいずれか一項に記載の乗り物用電子キー装置。

請求項22

前記親機は、前記盗難判定部にて前記乗り物が盗難されたと判定した場合、前記乗り物付近周辺撮影するためのカメラと、前記カメラの撮影画像を記録する画像記録部とをさらに含む請求項1から21のいずれか一項に記載の乗り物用電子キー装置。

技術分野

0001

本発明は、乗り物用電子キー装置に関し、特に親機子機との通信により、IDコードを照合して認証を実施してシステムを作動させる比較的小型軽量の乗り物のための電子キー装置に関する。

背景技術

0002

乗り物用のキー装置としては、従来より、例えば、自動2輪車エンジン始動を行なう場合、ユーザがキー鍵穴に挿入し回転させて行なうものから、いわゆるFOBキースマートフォンを用いた乗り物用電子キー装置がある。

0003

後者のスマートフォンを用いた乗り物用電子キー装置としては、使用者ポケット又はバッグに入れたまま、一切キーに触れることなく、親機である車載機と子機である携帯機との間で無線通信を行ない、携帯機からのIDコードを車載機が記憶しているコードと照合する。そして、照合結果が一致した場合、乗り物に取り付けられたボタンを押すだけで、システムの電源オン又はエンジン始動ができるようになっている(例えば、特許文献1及び2参照)。

先行技術

0004

特開2010−168869号公報
特開2007−99049号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記の特許文献1及び2に記載されているキーレスエントリシステムの場合には、利便性及びセキュリティ性能が求められているが、自動2輪車、芝刈り機スノーモービル、又はジェットスキー等の乗り物の場合、4輪自動車等に比べて小型で軽量であることからシステム始動ができなくてもトラック等により乗り物が運搬されてしまう。従って、システムのセキュリティ性能に拘わらず盗難される可能性があり、盗難された場合、乗り物を探すことは非常に困難になるという課題があった。

0006

本発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、盗難された場合でも乗り物の追跡ができ乗り物を発見することができる乗り物用電子キー装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記の目的を達成するため、本発明に係る乗り物用電子キー装置は、携帯型の子機と、乗り物に装備され、前記子機との間で前記子機の有するIDコードの認証を行う認証部を備えた親機とで構成された乗り物用電子キー装置であって、前記親機は、前記乗り物の安全状態の変化を検出する安全状態変化判定部と、前記認証部が前記IDコードの認証に失敗した場合に、前記安全状態変化判定部が前記乗り物の安全状態の変化を検出したとき、前記乗り物の操作者正規登録ユーザではないと判定して追跡調査を実施するための盗難情報を発生する盗難判定部とを有する。

0008

また、上記の目的を達成するため、本発明に係る乗り物用電子キー装置は、携帯型の子機と、乗り物に装備され、前記子機との間で前記子機の有するIDコードの認証を行う認証部を備えた親機とで構成された乗り物用電子キー装置であって、前記親機は、 前記乗り物の操作者が正規の登録ユーザであるか否かを判定するユーザ判定部と、前記認証部が前記IDコードの認証に成功した場合に、前記ユーザ判定部が、前記乗り物の操作者が前記登録ユーザではないと判定したとき、前記乗り物が盗難されたと判定する盗難判定部とを有する。

発明の効果

0009

本発明に係る乗り物用電子キー装置によれば、親機は、認証部が子機とのIDコードの認証に失敗した場合に、安全状態変化判定部が乗り物の安全状態の変化を検出したとき、乗り物が盗難されたと判定して追跡調査を実施するための盗難情報を発生するか、或いは、親機は、認証部が子機とのIDコードの認証に成功した場合に、ユーザ判定部が、乗り物の操作者が正規の登録ユーザではないと判定したとき、乗り物が盗難されたと判定する。

0010

このように構成することで、ユーザは乗り物が盗難されている情報を瞬時に検知することにより、盗難に対する早期初動対応が可能となり乗り物を盗難から回避することができると同時に盗難された後でも乗り物を追跡し取り戻すことができる。

図面の簡単な説明

0011

本発明の実施の形態1による乗り物用電子キー装置のシステム全体の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態2による乗り物用電子キー装置のシステム全体の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態3による乗り物用電子キー装置のシステム全体の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態4による乗り物用電子キー装置のシステム全体の構成を示すブロック図である。

実施例

0012

以下、本発明に係る乗り物用電子キー装置の種々の実施の形態を、上記添付図面を参照して説明する。

0013

実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による乗り物用電子キー装置のシステム全体の概念図である。この図1における乗り物用電子キー装置は、親機1、子機50、複数の携帯機60、及び登録部品70で構成されている。

0014

親機1は、第1のCPU2、登録されている子機や登録部品を認証する認証部3、この認証部3での認証が成立したと判定した場合に作動する制御機器28、乗り物に入力されている情報から盗難を判定する盗難判定部4、この盗難判定部4によって盗難と判定された場合に盗難の恐れがあることを表示する表示装置29、盗難判定部4への入力情報となるロック装置30の信号に基づいてロック解除状態を判定するロック解除判定部5、アクセル31の操作に基づいてアクセル開度を検出するアクセル開度検出部6、ブレーキ32の操作に基づきブレーキの操作量を検出するブレーキ操作検出部7、システムの電源を制御するメインスイッチ33の操作(ON/OFF)を検出するメインスイッチ操作検出部8、乗り物の傾斜角を検出する傾斜角センサ34、NAVIユニット(GPS搭載)38の地図情報から乗り物が移動しているコーナバンク角を算出するバンク角検出部9、車速センサ35の出力信号から乗り物の走行速度を検出する走行速度検出部10、上記のバンク角と上記の走行車速に対する傾斜角から走行状態を判定してユーザが正規の登録ユーザであるか否かを判定するユーザ判定部11、脈拍測定器36の出力信号から脈拍を検出する脈拍検出部12、血圧測定器37の出力信号から血圧を測定する血圧測定部13、登録された部品を検出する登録部品検出部14、NAVIユニット(GPS搭載)38の出力信号から乗り物の位置が移動したか否かを検出する位置移動検知部15、盗難判定部4にて盗難されたと判定された場合にユーザの子機50に盗難情報を通知する盗難情報通知部16、クラウドサービス下にあるデータセンタ21とネットワークで接続されており、情報を送受信するためのデータセンタ通信部22、乗り物のバッテリの接続が無くてもデータセンタ21との通信をバックアップするためのバックアップ電源23、このバックアップ電源23を充電するためのバックアップ電源充電部24、盗難時に簡単に親機を外すことができないような装着をするための着脱防止部25、子機50や登録部品70と認証を実施するための第1の近距離無線通信部(Bluetooth:登録商標)26、及び子機50や登録部品70を認証するためのIDを記憶するための第1の記憶部27で構成されている。
なお、ユーザ判定部11は、後述するように、脈拍検出部12による脈拍、又は血圧測定部13による血圧によっても登録ユーザの判定を行うことができる。

0015

一方、子機50は、第2のCPU51、第2の記憶部52、盗難判定方法変更部53、第2の近距離無線通信部54、及び第2のデータセンタ通信部55で構成され、子機50の電源である電池56を備えている。なお、図1に示す子機60は、子機50と同じ構成と機能を有しており、記憶部52に保有されるIDコードのみ異なる1台以上の子機であり、1台の乗り物に対して複数の子機機を登録することが可能である。そこで、以下においては、子機に関しては、子機50の1台を用いて説明する。

0016

登録部品70は、親機1に装備され登録されている、例えばETC(登録商標)の部品であることを認証するための第3の近距離無線通信部71、及び部品固有のIDを記憶した第3の記憶部72で構成され、親機1にIDを登録することで認証を実施する。

0017

次に、これらの各構成を備えた親機1、携帯機50、及び登録部品70の各構成の機能及びその一連の動作について、図1を参照しながら、乗り物としての車両である自動2輪車を例に説明する。

0018

まず始めに、親機1及び子機50による通常の動作について説明する。
正規のユーザは、親機1にID登録された子機50を所持し、親機1は、周期的に第1の近距離無線通信部26と子機50の第2の近距離無線通信部54とで認証通信を実施する。そして、認証部3にて登録された子機50がID認証された場合は、親機1が制御機器28を動作させ、メインスイッチ33のノブが回せるようになり、ボタン(図示せず。)を押すだけでシステムの電源を入れ、エンジン始動することができる。

0019

親機1に登録された子機50であると認証できれば、制御機器28が作動するので、乗り物を運転することが可能となるが、登録された子機50が乗り物の近傍に無い場合は、制御機器28が作動しないため、乗り物を運転することはできない。4輪自動車の場合は、エンジンが始動できなければ乗り物を盗難することが困難であるが、例えば、自動2輪車のような小型の乗り物の場合は、4輪自動車に比べて小型軽量であるため、エンジンが始動できなくても乗り物をトラック等に乗せて盗難される場合がある。

0020

以下に、種々の盗難判定方法について述べる。なお、子機50は、登録されていない不正なユーザであっても、市販されているものから発信して親機1における第1のCPU2における認証部3を起動することは可能であり、この場合、認証される場合と認証されない場合とがある。

0021

[第1の盗難判定方法]
親機1は、認証部3による認証が失敗している状態で、例えば、ステアリングロックメインスタンドロック、又はサイドスタンドロック等乗り物の作動をロックする装置である乗り物のロック装置30がロック解除されたことを、安全状態変化判定部としてのロック解除判定部5が検知した場合、これを受けた盗難判定部4により盗難が発生したと判定し、表示装置29に盗難の虞れがあることを表示する。

0022

親機1は、盗難判定部4により盗難が発生したと判定した場合、GPSを搭載したNAVIユニット38により検出した日時と位置情報を盗難情報として取得し、盗難情報通知部16により第1のデータセンタ通信部22からクラウドサービス下にあるデータセンタ21に盗難情報を送信する。データセンタ21は、盗難情報を受け付け、子機50の第2のデータセンタ通信部55を介して盗難情報をその乗り物の所有者である正規のユーザに通知する。従って、この盗難情報を受け取ったユーザは、盗難された直後に盗難を検知することができ、盗難の早期初動捜査や受け取った位置情報から乗り物を追跡することが可能となる。

0023

[第2の盗難判定方法]
上記の第1の盗難判定方法では、ロック装置30を使用したが、第2の盗難判定方法では、親機1は、認証部3により認証が失敗している状態で、例えば、エンジン出力を上げる等乗り物の速度を加速するアクセル31が回されたことを、安全状態変化判定部としてのアクセル開度検出部6が検出することによって盗難判定部4は盗難が発生したと判定する。
判定した後の動作は第1の盗難判定方法と同様である。

0024

[第3の盗難判定方法]
上記の第1の盗難判定方法では、ロック装置30を使用したが、第3の盗難判定方法では、親機1は、認証部3により認証が失敗している状態で、例えば、乗り物を停止させるブレーキ32が操作されたことを、安全状態変化判定部としてのブレーキ操作検出部7が検出することによって盗難判定部4は盗難が発生したと判定する。
判定した後の動作は第1の盗難判定方法と同様である。

0025

[第4の盗難判定方法]
上記の第1の盗難判定方法では、ロック装置30を使用したが、第4の盗難判定方法では、親機1が認証部3により認証が失敗している状態で、例えば、乗り物のシステムを起動するメインスイッチ33が操作されたことを、安全状態変化判定部としてのメインスイッチ操作検出部8が検出することによって盗難判定部4は盗難が発生したと判定する。
判定した後の動作は第1の盗難判定方法と同様である。

0026

[第5の盗難判定方法]
上記の第1の盗難判定方法では、ロック装置30を使用したが、第5の盗難判定方法では、親機1は、認証部3による認証が成功した場合、NAVIユニット38の地図情報から、バンク角検出部9によって検出された現在走行しているコーナのバンク角と、車速センサ35の出力信号から走行速度検出部10によって演算された走行速度に対して走行している傾斜角センサ34によって検出された傾斜角とを比較して、ユーザの走行姿勢から登録されたユーザを判定するユーザ判定部11により登録ユーザでないと判定した場合に盗難判定部4は盗難が発生したと判定する。
判定した後の動作は第1の盗難判定方法と同様である。

0027

[第6の盗難判定方法]
上記の第1の盗難判定方法では、ロック装置30を使用したが、第6の盗難判定方法では、親機1で認証部3による認証が成功した場合、例えば、乗り物を操作しているユーザの脈拍を脈拍測定器36により予め測定しておき、脈拍検出部12によって演算された脈拍数が、ユーザ判定部11に登録された設定範囲外れた脈拍数であれば登録ユーザでないと判定し、これを受けて盗難判定部4は盗難が発生したと判定する。
判定した後の動作は第1の盗難判定方法と同様である。

0028

[第7の盗難判定方法]
上記の第1の盗難判定方法では、ロック装置30を使用したが、第7の盗難判定方法では、親機1で認証部3による認証が成功した場合、例えば、乗り物を操作しているユーザの血圧を血圧測定器37により予め測定しておき、血圧測定部13により検出された血圧がユーザ判定部11に登録された設定範囲を外れていれば、登録ユーザでないと判定し、これを受けて盗難判定部4は盗難が発生したと判定する。
判定した後の動作は第1の盗難判定方法と同様である。

0029

[第8の盗難判定方法]
上記の第1の盗難判定方法では、ロック装置30を使用したが、第8の盗難判定方法では、親機1で認証部3による認証が成功した場合、例えば、乗り物に登録されているETC等の登録部品(構成部品)70との第3の近距離無線通信部71による認証通信が第3の記憶部72に記憶されたIDコード(ID−1)と異なることにより認証が失敗した場合、又は登録部品との通信が途絶えた場合に、安全状態変化判定部としての登録部品検出部14によって乗り物の一部の部品が取り外され盗難が発生したと盗難判定部4は判定する。
判定した後の動作は第1の盗難判定方法と同様である。

0030

[第9の盗難判定方法]
上記の第1の盗難判定方法では、ロック装置30を使用したが、第9の盗難判定方法では、親機1で認証部3による認証が成功した場合、例えば、GPSを搭載したNAVIユニット38にて定期的に位置を検出し、安全状態変化判定部としての位置移動検知部15にてユーザが設定している移動距離を超えた位置を検出した場合に盗難判定部4は盗難が発生したと判定する。普段使用する地域を設定して使用するが、あまり乗り物を使用しないユーザにおいては、子機50の盗難判定方法変更部53により使用地域を小さく制限することで盗難に早く気付くことができる。
判定した後の動作は第1の盗難判定方法と同様である。

0031

また、盗難判定部4により盗難と判定された場合は、乗り物の表示装置29に盗難表示を行い盗難者に警告を与えることができる。ユーザは、盗難情報の検知を盗難者に知らせたくない場合は、子機50の盗難判定方法変更部53により表示装置29に表示しないようにすることができるため、盗難の追跡を極秘に行うことができる。

0032

また、乗り物の親機1は、乗り物の電源である、例えば、バッテリに接続されているが、通常はバッテリを外すと第1のデータセンタ通信部22が作動しないためデータセンタ21への盗難情報が送信できなくなり盗難の情報を取得することができなくなるので、盗難の追跡ができなくなってしまう。そこで、親機1は、バックアップ電源23を備えバッテリが外されても盗難情報は、データセンタ21に送信できるため盗難を追跡することが可能になっている。

0033

また、バックアップ電源23は、常時接続されているため盗難が発生した時点でバックアップ電源23が切れている可能性もあるため、確実に電源が供給できるように乗り物のバッテリから充電が可能なバックアップ電源充電部24を備えているため、盗難判定部4により盗難判定された場合は確実にバックアップ電源23として機能するようになっている。

0034

また親機1は、データセンタ21に一般公開されている盗難情報を、複数の登録ユーザ間共有するための情報共有部を含むことができる。

0035

さらに、バックアップ電源を充電してもバックアップ電源23を簡単に外せてしまう構造となっていると盗難追跡の目的が達成できなくなる。従って、親機1を乗り物の主要部分に装備し、親機1は、例えば、一般に購入できない工具を使用した専用工具でないと簡単に着脱できないように着脱防止部25により親機1にアクセスできない構造になっている。従って、盗難者にバッテリを外されても盗難の追跡を逃れることを防止できる。

0036

本実施の形態1では、自動2輪車を例に挙げて説明を実施したが、芝刈り機、スノーモービル、又はジェットスキー等の比較的小型の乗り物の盗難判定にも適用することができる。乗り物によっては盗難判定に使用できる情報が異なるため必要に応じて乗り物に入力されている情報に基づいて判定することにより同じ効果が得られる。
また、上記の第1の盗難判定方法から第9の盗難判定を個別に説明したが、これらの盗難判定方法を必要に応じて組み合わせることで盗難判定の精度を上げることもできる。

0037

実施の形態2.
図2は、本発明の実施の形態2における乗り物用電子キー装置を含むシステム全体の概念図である。この図2における乗り物用電子キー装置は、図1に示す実施の形態1に加えて更に盗難地帯報知部17、ユーザ選択部18、及び警報装置39をさらに備えている。

0038

上記の実施の形態1では、乗り物に入力される情報から盗難を判定し、ユーザに報知する実施例を記載したが、盗難については同じ地域で同じシステムをターゲットとする傾向がある。
実施の形態1では、親機1は、盗難判定部4により盗難が発生したと判定した場合、GPSを搭載したNAVIユニット38等により検出した日時と位置情報を取得し盗難情報通知部16により第1のデータセンタ通信部22を介してクラウドサービス下にあるデータセンタ21に盗難情報を送信すると説明したが、本実施の形態2では、同じシステムを使用しているユーザの盗難情報をデータベース化し同じシステムを使用している他のユーザにおいても盗難地帯の事前警告を行うことにより更に盗難を防止する。

0039

例えば、乗り物に装着されている親機1が走行速度検出部10により停車したと判定した場合、第1のデータセンタ通信部22によりデータセンタ21に盗難情報があるか否かを問い合わせる。この問い合わせの結果、停止した地帯付近盗難車両が有ると判定した場合は、盗難地帯報知部17により、例えば、アラームブザーである警報装置39にて警報を発する。ユーザは、前記警報により盗難の可能性が高いことを認識することができ、子機50の盗難判定方法変更部53により盗難判定の精度を上げることにより盗難防止強化することができる。

0040

また、近年においては、プライバシー保護の問題により個人の盗難情報としての位置情報をデータベース化することを嫌うユーザもいるため、ユーザの意思で個人の盗難情報では、無く不特定の盗難情報としてユーザ選択部18によりデータベースに情報を登録するか否かを選択できる。このユーザ選択部18によりプライバシーの保護を行うことができる。

0041

実施の形態3.
図3は、本発明の実施の形態3による乗り物用電子キー装置を含むシステム全体の概念図である。この図3における乗り物用電子キー装置は、上記の実施の形態1に加えて更に、位置情報取得部19を備えて構成されている。

0042

例えば、小型の乗り物の盗難が発生した場合、ユーザは、子機50から盗難判定方法変更部53により親機1を追跡する。第2のデータセンタ通信部55によりデータセンタ21を経由して第1のデータセンタ通信部22により親機1と通信を実施し、位置情報取得部19により現在の位置情報を取得することで盗難された乗り物を追跡することができ、盗難された乗り物を取り戻すことが可能となる。

0043

実施の形態4.
図4は、本発明の実施の形態4における乗り物用電子キー装置を含むシステム全体の概念図である。この図4における乗り物用電子キー装置は、上記の実施の形態1に加えて更に、カメラ40、画像記録部20を備えて構成されている。

0044

上記の実施の形態1では、乗り物に入力される情報から盗難を判定し、ユーザに報知する実施例を記載したが、親機1は、盗難判定部4により盗難と判定された場合に、乗り物に搭載されたカメラ40により画像記録部20にて乗り物周辺の画像を記録する。前記撮影された画像を子機50に送信することで盗難された乗り物を取り戻せる可能性を向上させることができる。

0045

1親機、2 第1のCPU、3 認証部、4盗難判定部、5ロック解除判定部、6アクセル開度検出部、7ブレーキ操作検出部、8メインスイッチ操作検出部、9バンク角検出部、10走行速度検出部、11ユーザ判定部、12脈拍検出部、13血圧測定部、14登録部品検出部、15位置移動検知部、16盗難情報通知部、17盗難地帯報知部、18ユーザ選択部、19位置情報取得部、20画像記録部、21データセンタ(クラウドサービス)、22 第1のデータセンタ通信部、23バックアップ電源、24 バックアップ電源充電部、25着脱防止部、26 第1の近距離無線通信部、27 第1の記憶部、28制御機器、29表示装置、30ロック装置、31アクセル、32ブレーキ、33 メインスイッチ、34傾斜角センサ、35車速センサ、36脈拍測定器、37血圧測定器、38 NAVIユニット(GPS搭載)、39警報装置、40カメラ、50子機、51 第2のCPU、52 第2の記憶部(ID−A)、53 盗難判定方法変更部、54 第2の近距離無線通信部、55 第2のデータセンタ通信部、56電池、60登録された複数の子機、70 登録部品、71 第3の近距離無線通信部、72 第3の記憶部(ID−1)。

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