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技術 治具

出願人 株式会社ディスコ
発明者 門田宏太郎
出願日 2016年10月5日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2016-197164
公開日 2018年4月12日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2018-058161
状態 特許登録済
技術分野 自動組立
主要キーワード 通しネジ ネジ部側 ナット構造 収容台 六角柱形状 収容面 四角形板状 平ワッシャ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年4月12日)のものです。
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図面 (13)

課題

ネジワッシャを簡単に装着できるようにする。

解決手段

治具10は、上面11aに頭部2を収容してネジ部3を立設させる収容部12を有する第1の板11と、上面14aに頭部2の外径より大きい外径の平ワッシャ4を収容する凹部15を有する第2の板14と、を備え、第2の板14は、凹部15から下面14bにかけて貫通しネジ1の頭部2を通過可能とする貫通孔16を備え、貫通孔16にネジ部3を貫通させ第1の板11の上に第2の板14を重ねるように構成したため、第1の板11の上に第2の板14を重ね合わせ、貫通孔16を通じてネジ1を取り出すだけでネジ1に平ワッシャ4を簡単に装着することができる。

概要

背景

2つの部品ネジ部と頭部とからなるネジで連結する際には、ワッシャが装着されたネジが用いられる。例えば、ナット構造貫通孔が形成された一方の部品に対して他方の部品をネジで連結する場合、ネジ部に例えばワッシャを装着して、頭部と他方の部品との間にワッシャを介在させ、一方の部品に形成された貫通孔にネジ部を螺入させることにより、2つの部品を連結している(例えば、下記の特許文献1を参照)。

ここで、ネジを貫通させる一方の部品の貫通孔が長く形成され一方の部品の位置調節を可能にしている場合には、ワッシャを用いることで、ネジの頭部が接触する座面を確保して頭部が貫通孔に進入しないようにしている。通常、頭部の下面よりワッシャの方が広い面積を有しているため、ワッシャで座面を確保しつつ貫通孔を塞いで、貫通孔にネジのネジ部を螺合させることができる。

概要

ネジにワッシャを簡単に装着できるようにする。治具10は、上面11aに頭部2を収容してネジ部3を立設させる収容部12を有する第1の板11と、上面14aに頭部2の外径より大きい外径の平ワッシャ4を収容する凹部15を有する第2の板14と、を備え、第2の板14は、凹部15から下面14bにかけて貫通しネジ1の頭部2を通過可能とする貫通孔16を備え、貫通孔16にネジ部3を貫通させ第1の板11の上に第2の板14を重ねるように構成したため、第1の板11の上に第2の板14を重ね合わせ、貫通孔16を通じてネジ1を取り出すだけでネジ1に平ワッシャ4を簡単に装着することができる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

頭部とネジ部とからなるネジにワッシャを装着する治具であって、上面に該頭部を載置して該ネジ部を立設させる立設手段を有する第1の板と、上面に該頭部の外径より大きい外径のワッシャを収容する凹部を有する第2の板と、を備え、該第2の板は、該凹部から下面にかけて貫通し該ネジの該頭部を通過可能とする貫通孔を備え、該貫通孔に該ネジ部を挿入して該第1の板の上に該第2の板を重ねて該ネジに該ワッシャが装着される治具。

請求項2

前記立設手段は、前記頭部を収容する凹形状の収容部により構成される請求項1記載の治具。

請求項3

前記立設手段は、前記頭部に嵌入する形状の突起部により構成される請求項1記載の治具。

請求項4

前記ワッシャは、スプリングワッシャ及び平ワッシャであり、前記第2の板を構成する前記凹部は、該スプリングワッシャを収容する第1の長円凹部と該第1の長円凹部の上で該平ワッシャを収容する第2の長円凹部と、から構成され、該第2の板を構成する前記貫通孔は、下面と該第1の長円凹部及び該第2の長円凹部とを貫通して前記ネジの前記頭部を通過可能とする第2の貫通孔と、該第2の貫通孔に接続され該頭部の通過を制限し前記ネジ部のみを通過可能とする長穴貫通孔と、から構成される請求項1記載の治具。

技術分野

0001

本発明は、ネジワッシャを装着する治具に関する。

背景技術

0002

2つの部品をネジ部と頭部とからなるネジで連結する際には、ワッシャが装着されたネジが用いられる。例えば、ナット構造貫通孔が形成された一方の部品に対して他方の部品をネジで連結する場合、ネジ部に例えばワッシャを装着して、頭部と他方の部品との間にワッシャを介在させ、一方の部品に形成された貫通孔にネジ部を螺入させることにより、2つの部品を連結している(例えば、下記の特許文献1を参照)。

0003

ここで、ネジを貫通させる一方の部品の貫通孔が長く形成され一方の部品の位置調節を可能にしている場合には、ワッシャを用いることで、ネジの頭部が接触する座面を確保して頭部が貫通孔に進入しないようにしている。通常、頭部の下面よりワッシャの方が広い面積を有しているため、ワッシャで座面を確保しつつ貫通孔を塞いで、貫通孔にネジのネジ部を螺合させることができる。

先行技術

0004

特開平8−219138号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、ネジにワッシャを装着する装着動作、すなわち、ワッシャの開口にネジを挿入する作業が面倒となっている。また、事前にワッシャが装着されたネジは、ネジの種類毎に分別する必要があり、その管理が困難となっている。

0006

本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ネジにワッシャを簡単に装着できるようにすることを目的としている。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、頭部とネジ部とからなるネジにワッシャを装着する治具であって、上面に該頭部を載置して該ネジ部を立設させる立設手段を有する第1の板と、上面に該頭部の外径より大きい外径のワッシャを収容する凹部を有する第2の板と、を備え、該第2の板は、該凹部から下面にかけて貫通し該ネジの該頭部を通過可能とする貫通孔を備え、該貫通孔に該ネジ部を挿入して該第1の板の上に該第2の板を重ねて該ネジに該ワッシャが装着される。

0008

上記立設手段は、上記頭部を収容する凹形状の収容部により構成されることが好ましい。

0009

上記立設手段は、上記頭部に嵌入する形状の突起部により構成されることが好ましい。

0010

さらに、上記ワッシャは、スプリングワッシャ及び平ワッシャであり、上記第2の板を構成する上記凹部は、該スプリングワッシャを収容する第1の長円凹部と該第1の長円凹部の上で該平ワッシャを収容する第2の長円凹部と、から構成され、該第2の板を構成する上記貫通孔は、下面と該第1の長円凹部及び該第2の長円凹部とを貫通して上記ネジの上記頭部を通過可能とする第2の貫通孔と、該第2の貫通孔に接続され該頭部の通過を制限し該ネジ部のみを通過可能とする長穴貫通孔と、から構成される。

発明の効果

0011

本発明にかかる治具は、上面に頭部を載置してネジ部を立設させる立設手段を有する第1の板と、上面に頭部の外径より大きい外径のワッシャを収容する凹部を有する第2の板と、を備え、第2の板は、凹部から下面にかけて貫通しネジの頭部を通過可能とする貫通孔を備え、貫通孔にネジ部を貫通させ第1の板の上に第2の板を重ねるように構成したため、第1の板の上に第2の板を重ね合わせ、貫通孔を通じてネジを取り出すだけでネジにワッシャを簡単に装着することが可能となっている。

0012

上記立設手段が、頭部を収容する凹形状の収容部により構成される場合は、収容部にネジの頭部を嵌入させることで、第1の板の上面からネジ部を立設させることができ、この状態の第1の板の上に第2の板を重ね合わせ、貫通孔を通じてネジを取り出すだけでネジにワッシャを簡単に装着することができる。

0013

上記立設手段が、頭部に嵌入する形状の突起部により構成される場合は、突起部にネジの頭部を差し込むことで、第1の板の上面からネジ部を立設させることができ、この状態の第1の板の上に第2の板を重ね合わせ、貫通孔を通じてネジを取り出すだけでネジにワッシャを簡単に装着することができる。

0014

さらに、上記ワッシャがスプリングワッシャ及び平ワッシャである場合は、上記第2の板を構成する上記凹部は、スプリングワッシャを収容する第1の長円凹部と第1の長円凹部の上で平ワッシャを収容する第2の長円凹部と、から構成され、第2の板を構成する上記貫通孔は、下面と第1の長円凹部及び第2の長円凹部とを貫通して上記ネジの上記頭部を通過可能とする第2の貫通孔と、第2の貫通孔に接続され頭部の通過を制限し上記ネジ部のみを通過可能とする長穴貫通孔と、から構成されるため、第1の板の上に第2の板を重ね合わせ、第2の貫通孔を通じてネジを取り出すだけでネジにスプリングワッシャ及び平ワッシャを簡単に装着することができる。

図面の簡単な説明

0015

治具の第1例の構成を示す分解斜視図である。
第1例において、第1の板の収容部にネジが収容され第2の板の凹部に平ワッシャが収容された状態を示す斜視図である。
第1例において、第1の板の上に第2の板を重ね合わせた状態を示すとともに、平ワッシャが装着されたネジを治具から取り出す状態を示す斜視図である。
第1例において、第1の板の上に第2の板を重ね合わせ、ネジ部に平ワッシャが取り付けられた状態を示す一部拡大断面図である。
治具の第2例の構成を示す分解斜視図である。
第2例において、第1の板の上に第2の板を重ね合わせた状態を示すとともに、平ワッシャが装着されたネジを治具から取り出す状態を示す斜視図である。
第2例において、第1の板の上に第2の板を重ね合わせ、ネジ部に平ワッシャが取り付けられた状態を示す一部拡大断面図である。
治具の第3例の構成を示す分解斜視図である。
第3例における第2の板の一部を上面側からみた平面図である。
図8に示す第2の板のa−a’線断面図である。
(a)は第1の板の上に第2の板を重ね合わせ、ネジ部にスプリングワッシャ及び平ワッシャが取り付けられた状態を示す一部拡大断面図である。(b)は第2の貫通孔からスプリングワッシャ及び平ワッシャが装着されたネジを取り出す状態を示す一部拡大断面図である。
複数種類のネジを収容可能な第1の板の構成を示す一部拡大断面図である。

実施例

0016

1 第1の実施形態
図1に示す治具10は、ネジにワッシャを装着する治具の第1例である。本実施形態に示すネジ1は、特に限定されず、頭部2とネジ部3とからなる。頭部2は、例えば、円柱状に形成され、六角レンチを挿入するための六角穴が形成されている。ワッシャとしては、例えば平ワッシャ4が用いられる。平ワッシャ4は、頭部2の外径より大きい外径を有している。平ワッシャ4の中央部分には、ネジ1のネジ部3を挿入するための開口4aが形成されている。平ワッシャ4は、例えば金属、ゴムシリコン等により形成されている。

0017

治具10は、複数のネジ1の収容台となる第1の板11と、複数の平ワッシャ4の収容台となる第2の板14とを備えており、第1の板11の上に第2の板14を重ね合わせて使用される。なお、本実施形態に示す第1の板11及び第2の板14は、円形板状に形成されているが、これに限られず、例えば四角形板状でもよい。

0018

第1の板11は、その上面11aにネジ1の頭部2側を載置してネジ部3側を立設させる立設手段を有している。第1例における立設手段は、凹形状に形成され少なくとも頭部2の外径よりも僅かに大きい内径を有する収容部12により構成されている。この収容部12にネジ1の頭部2を嵌入することで、ネジ1のネジ部3を第1の板11の上面11aにおいて立設させることができる。図示の例では、第1の板11の周縁側に4つの収容部12が形成されているが、この数に限られない。第1の板11の中央部分には、第1の板11と第2の板14とを連結する四角柱状の柱部13が立設されている。

0019

第2の板14は、その上面14aに平ワッシャ4を収容する4つの凹部15を有している。各凹部15は、平ワッシャ4を収容するためのリング状の収容面となっている。第2の板14は、各凹部15の内側に、凹部15から下面14bにかけて貫通しネジ1の頭部2を通過可能とする貫通孔16をそれぞれ備えている。各貫通孔16の位置は、第1の板11の上面11aに形成された各収容部12の位置に対応している。第2の板14の中央部分には、柱部13を挿入するための挿入口17が形成されている。挿入口17は、第2の板14の上面14aから下面14bにかけて貫通して形成されている。

0020

次に、治具10を用いて、ネジ1に平ワッシャ4を装着する動作について説明する。まず、第1の板11の各収容部12に各ネジ1を収容するとともに、第2の板14の各凹部15に各平ワッシャ4を収容する。これにより、図2に示すように、ネジ1のネジ部3が第1の板11の上面11aから立設した状態となり、図1に示した凹部15に収容された平ワッシャ4の開口4aと貫通孔16とが連通した状態となる。

0021

次いで、第1の板11の上面11aと第2の板14の下面14bとを対面させた状態で、第2の板14の挿入口17に第1の板11の柱部13を挿入するとともに、ネジ1の各ネジ部3を図1に示した貫通孔16を通じて平ワッシャ4の開口4aに挿入し、図3に示すように、第1の板11の上に第2の板14を重ね合わせる。このとき、図4に示すように、ネジ部3には平ワッシャ4が取り付けられ、治具10からネジ1を取り出すことが可能な状態となる。つまり、第1例では、収容部12の位置が、貫通孔16の直下に位置付けられているため、貫通孔16を通じて収容部12からネジ1を取り出すことが可能となる。そして、図3に示すように、ネジ部3を例えば作業者把持して持ち上げることにより、ネジ1に平ワッシャ4が装着された状態で治具10から取り出す。

0022

一方、ネジ1から平ワッシャ4を取り外す場合は、上記の装着動作と逆の動作を行えばよい。すなわち、第1の板11の上に第2の板14を重ね合わせた状態で、貫通孔16から平ワッシャ4が装着された状態のネジ1を頭部2から挿入することにより、平ワッシャ4がネジ部3から外れて凹部15に収容されるとともに、ネジ1の頭部2が収容部12に嵌入される。その後、第1の板11から第2の板14を離間させ、ネジ1から平ワッシャ4を取り外す。

0023

このように、本発明にかかる治具10は、上面11aに頭部2を収容してネジ部3を立設させる収容部12を有する第1の板11と、上面14aに頭部2の外径より大きい外径の平ワッシャ4を収容する凹部15を有する第2の板14と、を備え、第2の板14は、凹部15から下面14bにかけて貫通しネジ1の頭部2を通過可能とする貫通孔16を備え、貫通孔16にネジ部3を貫通させ第1の板11の上に第2の板14を重ねるように構成したため、第1の板11の上に第2の板14を重ね合わせてから、貫通孔16を通じてネジ1を取り出すだけでネジ1に平ワッシャ4を簡単に装着することができる。

0024

2 第2の実施形態
図5に示す治具20は、ネジにワッシャを装着する治具の第2例である。本実施形態に示すネジ5は、六角穴が形成された頭部6とネジ部7とからなる。治具20は、円形板状に形成され複数のネジ5の収容台となる第1の板21と、第1の板21と略同径の円形板状に形成され複数の平ワッシャ4の収容台となる第2の板24とを備えており、第1の板21の上に第2の板24を重ね合わせて使用される。なお、本実施形態に示す第1の板21及び第2の板24は、円形板状に形成されているが、これに限定されず、例えば四角形板状でもよい。

0025

第1の板21は、その上面21aにネジ5の頭部6を載置してネジ部7を立設させる立設手段を有している。第2例における立設手段は、頭部6に形成された六角穴に対応した
形状(例えば六角柱形状)を有する突起部22により構成されている。この突起部22にネジ5の頭部6を差し込むことで、ネジ5を第1の板21の上面21aにおいて立設させることができる。図示の例では、第1の板21の周縁側に4つの突起部22が配設されているが、この数に限られない。また、突起部22の形状は、六角柱形状に限定されず、ネジ5の頭部6に形成される穴の形状に応じて形成すればよく、例えば円柱状でもよい。第1の板21の中央部分には、四角柱状の柱部23が立設されている。

0026

第2の板24の構成は、第1例の第2の板14と同様となっている。すなわち、第2の板24の上面24aに平ワッシャ4を収容する複数の凹部25(図示の例では4つ)を有し、各凹部25の中央には、下面24bと凹部25とを貫通しネジ5の頭部6を通過可能とする貫通孔26をそれぞれ備えている。各貫通孔26の位置は、第1の板21の上面21aに形成された各突起部22の位置に対応している。第2の板24の中央部分には、柱部23が挿入される挿入口27が形成されている。挿入口27は、第2の板24の上面24aから下面24bにかけて貫通して形成されている。

0027

次に、治具20を用いて、ネジ5に平ワッシャ4を装着する動作について説明する。まず、第1の板21の各突起部22に各ネジ1の頭部6を差し込むとともに、第2の板24の各凹部25に各平ワッシャ4を収容する。これにより、ネジ5のネジ部7が第1の板21の上面21aから立設した状態となり、凹部25に収容された平ワッシャ4の開口4aと貫通孔26とが連通した状態となる。

0028

次いで、第1の板21の上面21aと第2の板24の下面24bとを対面させた状態で、第2の板24の挿入口27に第1の板21の柱部23を挿入するとともに、各ネジ5の各ネジ部7を貫通孔26から平ワッシャ4の開口4aに挿入し、図6に示すように、第1の板21の上に第2の板24を重ね合わせる。このとき、図7に示すように、ネジ部7には平ワッシャ4が取り付けられ、治具20からネジ5を取り出すことが可能な状態となる。つまり、第2例では、突起部22の位置が、第2の板24の下面24bの内側で、かつ、貫通孔26の直下に位置付けられているため、貫通孔26を通じて突起部22からネジ5を取り出すことが可能となる。そして、図6に示すように、ネジ部7を例えば作業者が把持して持ち上げることにより、ネジ5に平ワッシャ4が装着された状態で治具20から取り出す。

0029

一方、ネジ5から平ワッシャ4を取り外す場合は、上記の装着動作と逆の動作を行えばよい。つまり、第1の板21の上に第2の板24を重ね合わせた状態で、貫通孔26から平ワッシャ4が装着された状態のネジ5を頭部6から挿入することにより、平ワッシャ4がネジ部7から外れて凹部25に収容されるとともに、ネジ5の頭部6が突起部22に差し込まれる。その後、第1の板21から第2の板24を離間させ、ネジ5から平ワッシャ4を取り外す。このように、本発明にかかる治具20についても、第1例と同様に、第1の板21の上に第2の板24を重ね合わせてから、貫通孔26を通じてネジ5を取り出すだけでネジ5に平ワッシャ4を簡単に装着することができる。

0030

3 第3の実施形態
図8に示す治具30は、ネジにワッシャを装着する治具の第3例である。第3の実施形態では、平ワッシャ4に加えてスプリングワッシャ8がネジ1に装着される。スプリングワッシャ8の中央には、ネジ1のネジ部3を挿入するための開口8aが形成されている。治具30は、複数のネジ1の収容台となる第1の板31と、複数のスプリングワッシャ8及び平ワッシャ4の収容台となる第2の板34とを備えており、第1の板31の上に第2の板34を重ね合わせて使用される。なお、第1の板31及び第2の板34の形状は、円形板状に限定されず、例えば四角形板状でもよい。

0031

第1の板31の上面31aには、第1例と同様に、第1の板31の周縁側に立設手段となる例えば4つの収容部32が形成されている。第1の板31の中央部分には、四角柱状の柱部33aの下端に連結された円柱状の軸部33bが立設されている。第2の板34の中央部分には、柱部33a及び軸部33bが挿入される挿入口39が形成されている。挿入口39は、第2の板34の上面34aから下面34bにかけて貫通して形成されている。第3例では、柱部33a及び軸部33bを挿入口39に挿入して第1の板31の上に第2の板34を重ね合わせた状態で、例えば柱部33aを回すことにより、軸部33bが回転軸となって第1の板31を回転させることができる。

0032

第2の板34は、その上面34aにスプリングワッシャ8を収容する第1の長円凹部35と、第1の長円凹部35の上で平ワッシャ4を収容する第2の長円凹部36と、第2の板34の下面34bと第1の長円凹部35及び第2の長円凹部36を貫通しネジ1の頭部2を通過可能とする第2の貫通孔37と、第2の貫通孔37に接続され頭部2の通過を制限してネジ部3のみを通過可能とする長穴貫通孔38とが形成されている。図示の例では、第1の長円凹部35、第2の長円凹部36、第2の貫通孔37及び長穴貫通孔38は、いずれも4つずつ形成されているが、この数に限定されない。

0033

図9に示すように、第1の長円凹部35は、長円形状の収容面となっており、かかる収容面において上記のスプリングワッシャ8を水平移動可能に収容することができる。第2の長円凹部36は、図10に示すように、第1の長円凹部35の周囲に段差を設けて第1の長円凹部35の上段側に形成された長円形状の収容面となっており、かかる収容面において上記の平ワッシャ4を水平移動可能に収容することができる。このように、第3例では、第1の長円凹部35でスプリングワッシャ8を収容するとともに、第1の長円凹部35に収容されたスプリングワッシャ8の真上の位置で、第2の長円凹部36において平ワッシャ4を収容することが可能となる。なお、第1の板31を回転させることにより、平ワッシャ4とスプリングワッシャ8とを水平移動させることから、第1の長円凹部35と第2の長円凹部36とは回転軸(図8に示す軸部33b)を中心として円弧状に形成されている。

0034

第2の貫通孔37は、図10に示す第2の板34の表裏面(上面34a及び下面34b)を貫通した円柱形状の貫通孔であり、第1の長円凹部35及び第2の長円凹部36の一端側に形成されている。第2の貫通孔37の直径は、図8に示したネジ1の頭部2が通過できる大きさとなっている。一方、長穴貫通孔38は、第2の板34の表裏面を貫通した長円形状の貫通孔であり、ネジ1のネジ部3のみが通過できる程度の大きさの幅を有しており、頭部2が通過するのを制限してネジ部3のみが通過可能となっている。

0035

次に、治具30を用いて、ネジ1にスプリングワッシャ8と平ワッシャ4とを装着する動作について説明する。まず、図8に示す第1の板31の各収容部32にネジ1を収容するとともに、第2の板34の各第1の長円凹部35にスプリングワッシャ8を収容して、各第2の長円凹部36に平ワッシャ4を収容する。これにより、ネジ1のネジ部3が第1の板31の上面31aから立設した状態となる。また、スプリングワッシャ8の開口8a及び平ワッシャ4の開口4aと長穴貫通孔38とが連通した状態となる。

0036

次いで、第1の板31の上面31aと第2の板34の下面34bとを対面させた状態で、第2の板34の挿入口39に柱部33a及び軸部33bを挿入するとともに、ネジ1のネジ部3を長穴貫通孔38からスプリングワッシャ8の開口8a及び平ワッシャ4の開口4aに挿入し、図11(a)に示すように、第1の板31の上に第2の板34を重ね合わせる。このとき、ネジ部3にはスプリングワッシャ8及び平ワッシャ4が取り付けられた状態となる。

0037

第3例では、長穴貫通孔38側に位置するネジ1のネジ部3を把持して持ち上げようとしても、頭部2が長穴貫通孔38を通過するのを制限されるため、例えば、作業者は図8に示した柱部33aを回すことにより軸部33bを回転軸にして第1の板31を回転させ、収容部32に収容されたネジ1を第2の貫通孔37側に移動させる。つまり、ネジ1の移動とともに、スプリングワッシャ8を第1の長円凹部35に沿って水平移動させると同時に平ワッシャ4を第2の長円凹部36に沿って水平移動させ、ネジ1の頭部2を第2の貫通孔37側に位置付ける。続いて、図11(b)に示すように、ネジ部3を把持して持ち上げることにより、頭部2が第2の貫通孔37を通過して、ネジ1にスプリングワッシャ8及び平ワッシャ4が装着された状態で治具30から取り出す。一方、ネジ1からスプリングワッシャ8及び平ワッシャ4を取り外す場合は、第1の板31の上に第2の板34を重ね合わせた状態で、第2の貫通孔37からスプリングワッシャ8及び平ワッシャ4が装着された状態のネジ1を頭部2から挿入し、第1の長円凹部35にスプリングワッシャ8を収容させるとともに、第2の長円凹部36に平ワッシャ4を収容させ、その後、第1の板31から第2の板34を離間させればよい。

0038

さらに、第3例では、スプリングワッシャ8を選択的にネジ1に装着することも可能となっている。例えば、スプリングワッシャ8が不要な場合は、平ワッシャ4のみを第2の長円凹部36に収容しておき、上記同様に第1の板31の上に第2の板34を重ね合わせてネジ1に平ワッシャ4を取り付けて、第2の貫通孔37を通じてネジ1を治具30から取り出せばよい。なお、第1の板31を回転させることなく、作業者がネジ1のネジ部3を把持した状態で、ネジ1の頭部2を長穴貫通孔38側から第2の貫通孔37側へ移動させて、ネジ1を治具30から取り出すこともできる。

0039

このように、本発明にかかる治具30は、第1の板31と、上面34aにスプリングワッシャ8を収容する第1の長円凹部35と第1の長円凹部35の上で平ワッシャ4を収容する第2の長円凹部36とを有する第2の板34とを備え、第2の板34は、下面34bと第1の長円凹部35及び第2の長円凹部36を貫通してネジ1の頭部2を通過可能とする第2の貫通孔37と、第2の貫通孔37に接続され頭部2の通過を制限しネジ部3のみを通過可能とする長穴貫通孔38とを備えたため、第1の板31の上に第2の板34を重ね合わせ、第2の貫通孔37を通じてネジ1を取り出すだけでネジ1にスプリングワッシャ8及び平ワッシャ4を簡単に装着することができる。

0040

ネジの収容台となる第1の板11,21及び31は、本実施形態に示した構成に限定されない。例えば、図12に示す第1の板40は、その上面40aに複数種類のネジの頭部を載置してネジ部側を立設させる立設手段を有している。この立設手段は、例えばM6のネジの頭部を収容してネジ部を立設させる第1収容部41と、第1収容部41の下段側に例えばM5のネジの頭部を収容してネジ部を立設させる第2収容部42と、第2収容部42の下段側に例えばM4のネジの頭部を収容してネジ部を立設させる第3収容部43と、第3収容部43の中央に六角穴が形成された頭部を有する例えばM3のネジを立設させる六角形状の突起部44とにより構成されている。このように構成される第1の板40では、複数種類のネジに応じて複数の第1収容部41、第2収容部42、第3収容部43及び突起部44が形成されているため、1つの第1の板40で少なくとも4種類のネジを収容することができ、この第1の板40上に、ワッシャが収容された第2の板を重ね合わせるだけで、複数種類のネジに対してワッシャを簡単に装着することが可能となる。

0041

なお、本実施形態に示した柱部13、23は、四角柱状のほか、例えば三角柱状や六角柱状などの多角柱状でもよく、第1の板11、21に形成された収容部12、突起部22の数および第2の板14、24に形成された貫通孔16、26の数に応じて、収容部12、突起部22に収容されたネジ1、5を貫通孔16、26に貫通させるときの位置合わせが容易となる角数を柱部13、23に備えるとよい。また、柱部33aについても、四角柱状のほか、例えば三角柱状や六角柱状などの多角柱状でもよく、第1の板31に形成された収容部32の数および第2の板34に形成された第2の貫通孔37、長穴貫通孔38の数に応じて、収容部32に収容されたネジ1を長穴貫通孔38に貫通させるときの位置合わせが容易となる角数を柱部33aに備えるとよい。

0042

1:ネジ2:頭部 3:ネジ部 4:平ワッシャ5:ネジ 6:頭部
7:ネジ部 8:スプリングワッシャ
10:治具11:第1の板 11a:上面 12:収容部(立設手段) 13:柱部
14:第2の板 14a:上面 14b:下面 15:凹部 16:貫通孔
17:挿入口
20:治具 21:第1の板 21a:上面 22:突起部(立設手段) 23:柱部
24:第2の板 24a:上面 24b:下面
25:凹部 26:貫通孔 27:挿入口
30:治具 31:第1の板 31a:上面 32:収容部(立設手段)
33a:柱部 33b:軸部 34:第2の板 34a:上面 34b:下面
35:第1の長円凹部 36:第2の長円凹部
37:第2の貫通孔 38:長穴貫通孔 39:挿入口
40:第2の板 40a:上面 41:第1収容部(立設手段) 42:第2収容部
(立設手段) 43:第3収容部 (立設手段) 44:突起部(立設手段)

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