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技術 プログラム変換システム、及びプログラム変換方法

出願人 TIS株式会社
発明者 熊谷宏樹奥敦詞宮崎俊郎
出願日 2016年9月29日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-191280
公開日 2018年4月5日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2018-055448
状態 特許登録済
技術分野 特別なプログラム実行装置
主要キーワード ワーニング情報 参照渡し プログラム呼出し オープン化 呼び出されるプログラム COBOL レベル番号 挿入箇所
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年4月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (15)

課題

COBOLソースプログラムから変換されたJava(登録商標)ソースプログラムの性能の劣化を抑制する。

解決手段

変換システム100は、第1COBOLソースプログラムにおいて、第1引数が、第1COPY句により定義される場合に、第1COPY句において最上位レベル番号を有する最上位データ項目と、第1COBOLソースプログラムとの対応関係を示す引数構造情報を記憶させる記憶部201と、第2COBOLソースプログラムにおいて、第1COBOLソースプログラムを呼び出す際に指定される引数の第2引数の最下位のデータ項目が、引数構造情報において第1COBOLソースプログラムと対応関係を有する最上位データ項目と一致しない場合に、第2COBOLソースプログラムにおいて第2引数を定義する第1COPY句における最上位データ項目を第1COBOLソースプログラムに渡す様に第2引数を調整する調整部213を備える。

概要

背景

基幹システムオープン化に伴い、COBOLソースプログラムのJava(登録商標)ソースプログラムへの変換が注目されている(例えば、特許文献1)。

概要

COBOLソースプログラムから変換されたJava(登録商標)ソースプログラムの性能の劣化を抑制する。変換システム100は、第1COBOLソースプログラムにおいて、第1引数が、第1COPY句により定義される場合に、第1COPY句において最上位レベル番号を有する最上位データ項目と、第1COBOLソースプログラムとの対応関係を示す引数構造情報を記憶させる記憶部201と、第2COBOLソースプログラムにおいて、第1COBOLソースプログラムを呼び出す際に指定される引数の第2引数の最下位のデータ項目が、引数構造情報において第1COBOLソースプログラムと対応関係を有する最上位データ項目と一致しない場合に、第2COBOLソースプログラムにおいて第2引数を定義する第1COPY句における最上位データ項目を第1COBOLソースプログラムに渡す様に第2引数を調整する調整部213を備える。

目的

本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、COBOLソースプログラムから変換されたJavaソースプログラムの性能の劣化を抑制することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

第1COBOLソースプログラムにおいて、前記第1COBOLソースプログラムを呼び出す際に用いられる引数である第1引数が、第1COPY句によって定義されている場合に、前記第1COPY句において最上位レベル番号を有する最上位データ項目と、前記第1COBOLソースプログラムとの対応関係を示す引数構造情報を引数構造情報記憶部に記憶させる引数分析部と、前記第1COBOLソースプログラムを呼び出す第2COBOLソースプログラムにおいて、前記第1COBOLソースプログラムを呼び出す際に指定される引数である第2引数の最下位のデータ項目が、前記引数構造情報において前記第1COBOLソースプログラムと対応関係を有する前記最上位データ項目と一致しない場合には、前記第2COBOLソースプログラムにおいて前記第2引数を定義する前記第1COPY句における最上位データ項目を前記第1COBOLソースプログラムに渡すように前記第2引数を調整する調整部と、前記第1COBOLソースプログラム及び前記第2引数が調整された前記第2COBOLソースプログラムを所定の変換規則に基づいてJavaソースプログラムに変換する変換部と、を備えるプログラム変換システム

請求項2

前記調整部は、前記第2引数が前記第2COBOLソースプログラムにおいて前記第1COPY句によって定義されていない場合には、ワーニングを出力する、請求項1に記載のプログラム変換システム。

請求項3

コンピュータが、第1COBOLソースプログラムにおいて、前記第1COBOLソースプログラムを呼び出す際に用いられる引数である第1引数が、第1COPY句によって定義されている場合に、前記第1COPY句において最上位のレベル番号を有する最上位データ項目と、前記第1COBOLソースプログラムとの対応関係を示す引数構造情報を引数構造情報記憶部に記憶させる手段と、前記第1COBOLソースプログラムを呼び出す第2COBOLソースプログラムにおいて、前記第1COBOLソースプログラムを呼び出す際に指定される引数である第2引数の最下位のデータ項目が、前記引数構造情報において前記第1COBOLソースプログラムと対応関係を有する前記最上位データ項目と一致しない場合には、前記第2COBOLソースプログラムにおいて前記第2引数を定義する前記第1COPY句における最上位データ項目を前記第1COBOLソースプログラムに渡すように前記第2引数を調整する手段と、前記第1COBOLソースプログラム及び前記第2引数が調整された前記第2COBOLソースプログラムを所定の変換規則に基づいてJavaソースプログラムに変換する手段と、を実行するプログラム変換方法

技術分野

0001

本発明は、プログラム変換システム、及びプログラム変換方法に関する。

背景技術

0002

基幹システムオープン化に伴い、COBOLソースプログラムのJava(登録商標)ソースプログラムへの変換が注目されている(例えば、特許文献1)。

先行技術

0003

特開2010−86218号公報

発明が解決しようとする課題

0004

COBOLでは、あるソースプログラムから、別のソースプログラムを呼び出す場合に、引数情報を定義したCOPY句を用いることが多い。呼び出す側のプログラムと呼び出される側のプログラムとの双方でCOPY句を使用することで、メンテナンス性を向上させることができる。

0005

COPY句を用いる場合、当該COPY句について、呼び出す側のプログラムでの定義名と、呼び出される側のプログラムでの定義名とが異なる場合がある。COBOLでは、引数の渡し方は、アドレス渡しであるため、呼び出す側と呼び出される側との間で定義名が異なっていても問題は生じない。他方で、Javaではアドレス渡しができないため、COPY句を用いるCOBOLソースプログラムをJavaソースプログラムに変換する際、呼び出す側と呼び出される側とでCOPY句の定義名が異なる場合には、プログラム間における引数の渡し方を調整する必要がある。

0006

Javaにおいては引数をクラスの参照渡しとすることで呼び出し性能が向上する。従って、上述の引数の渡し方の調整が行われなかった場合、変換後のJavaソースプログラムがクラスの参照渡しによる呼び出しができなくなり、変換したJavaソースプログラムの性能が劣化してしまう。

0007

本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、COBOLソースプログラムから変換されたJavaソースプログラムの性能の劣化を抑制することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の一側面に係るプログラム変換システムは、第1COBOLソースプログラムにおいて、第1COBOLソースプログラムを呼び出す際に用いられる引数である第1引数が、第1COPY句によって定義されている場合に、第1COPY句において最上位レベル番号を有する最上位データ項目と、第1COBOLソースプログラムとの対応関係を示す引数構造情報を引数構造情報記憶部に記憶させる引数分析部と、第1COBOLソースプログラムを呼び出す第2COBOLソースプログラムにおいて、第1COBOLソースプログラムを呼び出す際に指定される引数である第2引数の最下位のデータ項目が、引数構造情報において第1COBOLソースプログラムと対応関係を有する最上位データ項目と一致しない場合には、第2COBOLソースプログラムにおいて第2引数を定義する第1COPY句における最上位データ項目を第1COBOLソースプログラムに渡すように第2引数を調整する調整部と、第1COBOLソースプログラム及び第2引数が調整された第2COBOLソースプログラムを所定の変換規則に基づいてJavaソースプログラムに変換する変換部と、を備える。

0009

なお、本発明において、「部」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や装置が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の「部」や装置の機能が1つの物理的手段や装置により実現されてもよい。

発明の効果

0010

本発明によれば、COBOLソースプログラムから変換されたJavaソースプログラムの性能の劣化を抑制することが可能となる。

図面の簡単な説明

0011

プログラム変換が行われるシステム全体の概略を示す図である。
プログラム変換システム100が備える機能の一例を示すブロック図である。
引数構造情報の一例を示す図である。
引数構造情報の一例を示す図である。
プログラム変換システム100におけるプログラム変換処理の流れを示す図である。
呼び出し元のCOBOLソースの一部を例示する図である。
呼び出し先のCOBOLソースの一部を例示する図である。
COPY句を例示する図である。
呼び出し元のCOBOLソースの一部を例示する図である。
呼び出し元のCOBOLソースの一部を例示する図である。
図5Dに示す呼び出し元COBOLソースを変換したJavaソースの例を示す図である。
図5Eに示す呼び出し元COBOLソースを変換したJavaソースの例を示す図である。
プログラム変換システム100における引数分析処理の一例を示すフローチャートである。
プログラム変換システム100における調整処理の一例を示すフローチャートである。

実施例

0012

以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。図1は、プログラム変換が行われるシステム全体の概略を示す図である。本システムでは、プログラム変換システム100により、ホストコンピュータ110で稼働するプログラムが、変換プログラム実行システム120で稼働するプログラムに変換される。具体的には、ホストコンピュータ110では、COBOLプログラム130が動作している。プログラム変換システム100は、COBOLプログラム130のソースコードであるCOBOLソースプログラム140をJavaソースプログラム150に変換する。Javaソースプログラム150は、コンパイルされてJavaバイトコード160となる。そして、Javaバイトコード160は、変換プログラム実行システム120で実行される。

0013

図2は、プログラム変換システム100が備える機能の一例を示すブロック図である。プログラム変換システム100は、変換規則記憶部200、引数構造情報記憶部201、プログラム変換部210、COBOLソースプログラム記憶部220、及びJavaソースプログラム記憶部230を備える。また、プログラム変換部210は、変換部211、引数分析部212、調整部213を含む。プログラム変換システム100は、例えば、1台または複数台コンピュータを用いて構成される。プログラム変換システム100を構成する各部は、例えば、メモリハードディスク等の記憶領域を用いたり、記憶領域に格納されたプログラムをプロセッサが実行したりすることにより実現される。

0014

変換規則記憶部200は、COBOLソースプログラムをJavaソースプログラムに変換するための変換規則を記憶する。

0015

引数構造情報記憶部201は、引数構造情報を記憶する。引数構造情報は、COBOLソースプログラムのうち、Javaソースプログラムに変換した場合にクラスの参照渡しによる呼び出しが可能なプログラムに関する情報である。具体的には、引数構造情報は、クラスの参照渡しによる呼び出しが可能なプログラムと、当該プログラムの引数を定義するCOPY句と、当該COPY句においてレベル番号が最上位の集団項目との対応関係を示す情報である。

0016

図3Aは引数構造情報のフォーマットを示す図である。図3Aに示すように、引数構造情報は、プログラム名、対応するプログラムにおいて引数として指定されるCOPY句名、当該COPY句におけるレベル番号が最上位の集団項目名から構成される。引数が複数存在する場合、引数構造情報には、COPY句名と集団項目名の組が複数含まれる。

0017

図3Bは引数構造情報のサンプルを示す図である。図3Bの例では、3つの対象プログラムSUB0001,SUB0010,SUB0015の引数構造情報が示されている。この例では対象プログラムSUB0001の引数情報は、データ項目「日付DATA」を最上位の集団項目とするCOPY句SPA0001で定義されている。また、対象プログラムSUB0010の引数情報は、集団項目「時刻DATA」を最上位の集団項目とするCOPY句SPA0010で定義されている。さらに、対象プログラムSUB0015は2つの引数を有しており、これら2つの引数情報は、COPY句SPA0001、SPA0010で定義される。

0018

図2戻りプログラム変換システム100の構成の続きを説明する。
プログラム変換部210は、変換規則に基づいて、COBOLソースプログラムをJavaソースプログラムに変換する。

0019

COBOLソースプログラム記憶部220は、変換前のCOBOLソースプログラムを記憶する。

0020

Javaソースプログラム記憶部230は、変換後のJavaソースプログラムを記憶する。

0021

図4は、プログラム変換システム100におけるプログラム変換処理の流れを示す図である。図5A図5Gは、プログラム変換の一例を示す図である。図4図5A図5Gを参照して、変換部211、引数分析部212、及び調整部213について説明する。

0022

図4には、変換元のCOBOLソースプログラムがJavaソースプログラムに変換される流れとして、呼び出し元COBOLソースプログラム(他のCOBOLソースプログラムを呼び出すソースプログラムであり、第2COBOLソースプログラムの一例である。以下、「プログラムA」と呼ぶ。)及び呼び出し先COBOLソースプログラム(プログラムAからCAL命令によって呼び出されるソースプログラムであり、第1COBOLソースプログラムの一例である。以下、「プログラムB」と呼ぶ。)が示されている。各プログラムは、引数分析が行われ、調整処理が実行された後、変換部211によってJavaソースに変換される。

0023

図5A図5Cには、一部を抜粋したCOBOLソースプログラム(それぞれ、プログラムA、プログラムB、COPY句TIMECPY)の例が示されている。以下の例では、プログラムA及びプログラムBのいずれも引数情報の定義に図5CのCOPY句を用いているものとして説明する。

0024

引数分析部212は、変換対象となるCOBOLソースプログラムについてJavaプログラムに変換した場合にクラスの参照渡しによる呼び出しが可能なプログラムであるか否かの検証をする引数分析処理を行う。引数分析部212は、変換対象となるCOBOLソースプログラムにおいて、PROCEDURE DIVISIONにおけるUSINGで指定される引数(第1引数の一例である。以下、「引数P」と呼ぶ。)が、LINKAGE SECTIONにおいてCOPY句(第1COPY句の一例である。以下、「COPY句C」と呼ぶ。)によって定義されているか否かを判定する。

0025

具体的には、引数分析部212は、変換対象となるCOBOLソースプログラムのLINKAGE SECTIONが以下の2条件を満たすかを判定する。
・LINKAGE SECTIONにおいて、引数Pがレベル01のレベル番号で定義された行1が存在する
・行1が存在する場合に、行1の直後にCOPY句Cを呼び出す行2が存在する

0026

引数分析部212は、変換対象となるCOBOLソースプログラムのLINKAGE SECTIONが上記の2条件を満たしていると判定した場合には、さらに、行2以降に、「X REDEFINESP」として定義された項目Xが存在しないこと、及びCOPY句Cの最上位の集団項目にOCCURS句がないことを確認する。

0027

これらの条件を全て満たした場合には、引数分析部212は、変換対象となるCOBOLソースプログラムの引数構造情報を引数構造情報記憶部201に登録する。即ち、変換対象となるCOBOLソースプログラム名に、COPY句Cの名称、及びCOPY句Cの最上位の集団項目名を対応付けて記憶させる。

0028

例えば、引数分析部212がプログラムBに対して引数分析処理を行う場合について説明すると、図5Bに示すように、プログラムBのUSING句にはプログラムBの引数として、データ項目「検証時刻」が指定されている。また、LINKAGE SECTIONにおいて、レベル01としてデータ項目「検証時刻」が定義され、その直後にCOPY句TIMECPYを呼び出す行が存在している。

0029

従って、この場合には、引数分析部212は、プログラムBに、COPY句の名称「TIMECPY」と、当該COPY句TIMECPYにおける最上位の集団項目名である「時刻」とを対応付けて、引数構造情報として引数構造情報記憶部201に登録する。

0030

引数分析部212は上述の処理を、Javaソースへの変換対象となるすべてのCOBOLソースについて実行する。

0031

調整部213は、CALL命令を用いてプログラムを呼び出す際に、引数の型を調整する調整処理を行う。調整処理では、プログラム呼出し命令(CALL命令)において引数(第2引数の一例である。)として指定されるデータ項目を、引数構造情報記憶部201に登録された引数構造情報と突合させ、呼び出し元と呼び出し先とで引数の型が異なる場合には、呼出し時のデータ項目の指定を調整する。

0032

調整部213がプログラムAに対して調整処理を実行する場合を例に説明する。図5D、5EはCALL命令を用いてプログラムAからプログラムBを呼び出す場合の記述の例を示している。また、図5F、5Gは図5D、5Eに示したCALL命令を、調整処理を行わずにそれぞれJavaソースプログラムに変換した場合の例を示している。

0033

図5GのJavaソースプログラムの例では、プログラムBの呼出し時に引数として「到着時刻」の「時刻」を渡しているため、プログラムBでは渡された変数の値を「検証時刻.時刻」に代入することができる。従って、この場合、プログラムAはプログラムBをクラスの参照渡しによって呼び出すことができるため、呼出しコストを最小化することができる。他方で、図5FのJavaソースプログラムの例では、プログラムBの呼出し時に引数として「到着時刻」を渡しているため、キャストエラー(型違いエラー)が発生してしまう。従って、CALL命令が図5Dに示すような記述で用いられている場合には、調整処理によって型の調整を行う必要がある。

0034

調整部213の調整処理について具体的に説明する。まず、調整部213は、CALL命令において引数として渡されるデータ項目aのリストAを作成する。次に調整部213はリストAに含まれる各データ項目aのうち、最下位のレベル番号を有するデータ項目(図5Dの場合は「到着時刻」であり、図5Eの場合は「時刻」である。以下では、最下位のレベル番号を有するデータ項目を、「データ項目の末端」とも呼ぶ。)が、引数構造情報記憶部201に記憶されたプログラムBに対応する引数構造情報(以下、「構造情報b」と呼ぶ。)において、登録された最上位の集団項目名(この例では「時刻」。以下、「集団項目B」と呼ぶ。)に一致するか否かを判定する。なお、図5Eの場合は、データ項目aの末端は「時刻」であるため一致すると判定され、図5Dの場合は「到着時刻」であるので一致しないと判定される。

0035

図5Dの場合のように、一致しないと判定された場合、調整部213は、次に呼び出し元のプログラムAのWORKING−STORAGE SECTIONを参照して、プログラムAにおけるデータ項目aの定義を確認する。図5Aの例では、データ項目a(到着時刻)の直後にCOPY句TIMECPYが定義されている。調整部213は、COPY句TIMECPYで定義されているデータ項目についてレベル番号の昇順に辿っていき、構造情報bにおいて登録された最上位の集団項目名M(この例では「時刻」)と定義名が一致するデータ項目(以下、「データ項目N」と呼ぶ。)を検索する。COPY句TIMECPY内に集団項目名Mと定義名が一致する項目名のデータ項目Nが見つかった場合には、データ項目NをCALL命令の引数として採用する。この結果、図5Dのソースについても、図5Gのソースに変換することができる。

0036

なお、調整部213は、データ項目aの末端と集団項目名Mとが一致しない場合であり、かつデータ項目Nを発見できなかった場合には、コンソールワーニング情報を出力し、データ項目aをそのまま引数として採用する。

0037

変換部211は、調整部213が引数の型を調整した後のCOBOLソースプログラムについて、変換規則記憶部200に記憶された変換規則に基づいて、Javaソースプログラムに変換する。

0038

図6、7を用いてプログラム変換システム100における変換処理のフローについて説明する。図6は、引数分析部212による引数分析処理の一例を示すフローチャートである。

0039

引数分析部212は、変換対象となるCOBOLソースプログラムについて、USING句を参照し、指定された引数Pを抽出する(S101)。USING句に引数Pが指定されていない場合(S102:N)には、処理を終了する。

0040

他方で、USING句に引数Pが指定されている場合(S102:Y)には、引数分析部212は、抽出した引数Pが、LINKAGE SECTIONにおいて、COPY句Cを用いて定義されているか否かを判定する(S103)。COPY句Cを用いて定義されていない場合(S103:N)には、引数分析部212は次の引数Pについて、S103に戻って検証を続ける。

0041

他方で、COPY句Cを用いて定義されている場合(S103:Y)には、引数分析部212は、「X REDEFINESP」として定義された項目Xが存在しないこと、及びCOPY句Cの最上位の集団項目にOCCURS句が存在しないことを確認する(S104)。

0042

これらの条件を全て満たした場合(S104:Y)には、変換対象となるCOBOLソースプログラムの引数構造情報として、COPY句Cの名称、COPY句内の最上位のデータ項目名を登録する(S105)。このS101〜S105の処理を、全ての引数Pについて検証が終了する(S106:Y)まで、繰り返し実行する。

0043

図7は、調整部213による調整処理の一例を示すフローチャートである。まず、調整部213は、呼び出し元COBOLソースプログラムにおいて、CALL命令で渡されるデータ項目aを抽出する(S201)。次に調整部213は、引数構造情報記憶部201を参照し、CALL命令によって呼び出されるプログラム(例えばプログラムB)に対応する引数構造情報である構造情報bが登録されているか否かを判定する(S202)。

0044

引数構造情報記憶部201に構造情報bが登録されていない場合(S202:N)には、調整部213は、CALL命令によって呼び出されるプログラムはクラスの参照渡しによる呼出しに対応していないプログラムであると判定し、データ項目aを引数として採用して、ワーニングを出力する(S216)。

0045

他方で、引数構造情報記憶部201に構造情報bが登録されている場合(S202:Y)であって、調整部213はデータ項目aの末端が構造情報bに登録されているCOPY句における最上位のデータ項目名Mと一致する場合(S203:Y)には、データ項目aを引数として採用する。

0046

データ項目aの末端とデータ項目名Mとが一致しない場合(S203:N)には、プログラムAのWORKING−STORAGE SECTIONを参照して、プログラムAにおけるデータ項目aの定義を確認する(S204)。ここでは、プログラムAにおいてデータ項目aの詳細は、COPY句Cにて定義されているものとする。データ項目aの最初の子項目を順次下位へたどり(S205)、データ項目aの詳細であるCOPY句Cに、構造情報bに登録された最上位の集団項目名と定義名が一致するデータ項目Nが存在する場合(S206:Y)には、調整部213はデータ項目Nを引数として採用する。他方で、データ項目Nが存在しない場合(S206:N)には、調整部213はデータ項目aをそのまま引数として採用し、ワーニングを出力する(S216)。

0047

調整部213は、このS201〜S207の処理を全てのデータ項目aについて検証が完了する(S208:Y)まで繰り返し実行する。

0048

このように本実施形態に係る調整部213によると、呼出し時に、呼び出し先のCOBOLソースプログラムに渡される引数の型を調整することができ、変換後のJavaソースプログラムにおいてクラスの参照渡しによる呼び出しを可能にする。これによりCCOBOLソースプログラムから変換されたJavaソースプログラムの性能の劣化を抑制することが可能になる。

0049

以上、プログラム変換システム100の実施形態について説明した。なお、本実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。

0050

例えば、既述の実施形態においては、引数分析部212は、COBOLソースプログラムからCOPY句Cが分離した状態において、引数分析処理を実行する例について説明した。しかし、これに限定されず、引数分析部212は、COPY句Cが挿入された後のCOBOLソースプログラムに対して引数分析処理を行う構成でもよい。この場合、COPY句が挿入された箇所が判別可能になるように、COBOLソースプログラムには、COPY句の挿入箇所を示すコメントが挿入される構成でもよい。

0051

100プログラム変換システム
110ホストコンピュータ
120変換プログラム実行システム
130COBOLプログラム
140COBOLソースプログラム
150 Javaソースプログラム
160Javaバイトコード
200変換規則記憶部
210プログラム変換部
211 変換部
212引数分析部
213 調整部
220 COBOLソースプログラム記憶部
230 Javaソースプログラム記憶部

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