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技術 硬質表面用液体洗浄剤組成物

出願人 株式会社ADEKAADEKAクリーンエイド株式会社
発明者 加藤福一
出願日 2016年9月26日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-187255
公開日 2018年4月5日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2018-053008
状態 特許登録済
技術分野 洗浄性組成物
主要キーワード 汚れ付着量 洗浄場所 残留汚れ 希釈洗浄液 製造品種 スケール洗浄 無機物汚れ 酸洗浄剤
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題

本発明は、高濃度水酸化ナトリウム及びエチレンジアミン四酢酸又はその塩を含む硬質表面用液体洗浄剤組成物において、常温、つまり−5℃〜40℃において長期貯蔵定性に優れ、コーヒー牛乳などタンパク質を含む食品汚れ洗浄においても高い消泡性がある硬質表面用液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。

解決手段

上記目的を達成するため、本発明は、(A)成分として、26質量%〜40質量%の水酸化ナトリウム、(B)成分として、0.1質量%〜5質量%のエチレンジアミン四酢酸又はその塩、(C)成分として、0.1質量%〜5質量%の、ジエチレントリアミン五酢酸トリエチレンテトラミン酢酸グリコールエーテルジアミン四酢酸エチレンジアミンコハク酸及びこれらの塩から選択される1種又は2種以上の可溶化剤、(D)成分として、0.1質量%〜5質量%の、明細書記載の一般式(1)で表される非イオン界面活性剤、(E)成分として、0.1質量%〜5質量%のアルキルグルコシド、及び(F)成分として、水を含有する硬質表面用液体洗浄剤組成物を提供する。

概要

背景

飲料工場食品工場等では、製造設備の大型化や、製造品種の増加による洗浄頻度の増加に伴い、設備分解洗浄は困難となり、これに代わって配管殺菌機及び充填機などの製造設備内洗浄液を満たして循環させたり、さらには洗浄液をスプレーしたりして、残留汚れ洗浄・除去するCIP洗浄(Cleaning in place:定置洗浄)方式が広く採用されている。

このCIP洗浄には、アルカリ洗浄剤酸洗浄剤、さらには殺菌剤などが使用されている。一般に、1.水洗浄、2.アルカリ洗浄、3.水すすぎ、4.酸洗浄、5.水すすぎ、6.殺菌、7.水すすぎという工程で行われているが、洗浄剤の配合成分、汚れの種類や状態に応じて、一部が省略されたり、順序が変更されたり、あるいは同じ工程が繰り返し実施される場合もある。また、対象となる汚れは食品残渣であり、タンパク質、油脂及び炭水化物などの有機質汚れ炭酸カルシウム燐酸カルシウム及びケイ酸カルシウムなどの無機質汚れが挙げられる。さらに有機質汚れについては殺菌機などで見られる加熱変性した強固なものも存在する。

このうち、主に比較的軽度な汚れに使用されるアルカリ洗浄剤としては、従来、有機質汚れの分解・除去性経済性に優れる水酸化ナトリウム、及び使用水に含まれる硬度成分と無機質汚れの溶解性に著しく優れるエチレンジアミン四酢酸塩が配合され、さらに必要に応じて、ポリカルボン酸塩ホスホン酸塩、低泡性界面活性剤などを配合した洗浄剤が用いられている。こうした洗浄剤を使用して工場設備等でCIP方式等の洗浄を行う場合、通常、容量の大きなタンク等に高濃縮化した洗浄剤を保存している。こうした高濃縮化した洗浄剤は、通常、水酸化ナトリウム濃度が0.5〜5質量%になるよう希釈して使用され、その場合のエチレンジアミン四酢酸塩の濃度は、使用水の硬度、汚れの組成・成分や量などによって0.05〜0.5質量%で用いられている。

このように洗浄剤を高濃縮化することは、製造、容器及び輸送費用などのコスト、加えてそれに伴う二酸化炭素排出量削減などからも望まれるが、26質量%以上の水酸化トリム中にエチレンジアミン四酢酸塩を含む洗浄剤については長期保存において結晶析出凍結等の安定性に問題が生じる場合がある。タンクに保存した場合の具体例としては、洗浄剤の液面低下に伴い、タンク上部壁面に付着している洗浄剤の水分が蒸発固形分が生じる場合があり、次の洗浄剤が補充されて該固形物洗浄剤溶液が接すると、溶解性に劣るエチレンジアミン四酢酸塩が析出し、それが核となって結晶析出や凍結を促進し、洗浄剤供給口や洗剤供給ポンプを詰まらせ、しいては洗剤供給ポンプを故障させる原因となる。

本願の出願人は、高濃縮化された洗浄剤による結晶析出や凍結の問題を解決するため、安定性に優れる、高濃縮化した硬質表面用液体洗浄剤組成物を開発した(特許文献1参照)。
しかしながら、コーヒー飲料牛乳など、タンパク質が多く含まれる汚れをCIP洗浄する場合、泡立ちが多くすすぎに時間がかかるという問題が生じた。

概要

本発明は、高濃度の水酸化ナトリウム及びエチレンジアミン四酢酸又はその塩を含む硬質表面用液体洗浄剤組成物において、常温、つまり−5℃〜40℃において長期貯蔵安定性に優れ、コーヒーや牛乳などタンパク質を含む食品の汚れの洗浄においても高い消泡性がある硬質表面用液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。上記目的を達成するため、本発明は、(A)成分として、26質量%〜40質量%の水酸化ナトリウム、(B)成分として、0.1質量%〜5質量%のエチレンジアミン四酢酸又はその塩、(C)成分として、0.1質量%〜5質量%の、ジエチレントリアミン五酢酸トリエチレンテトラミン酢酸グリコールエーテルジアミン四酢酸エチレンジアミンコハク酸及びこれらの塩から選択される1種又は2種以上の可溶化剤、(D)成分として、0.1質量%〜5質量%の、明細書記載の一般式(1)で表される非イオン界面活性剤、(E)成分として、0.1質量%〜5質量%のアルキルグルコシド、及び(F)成分として、水を含有する硬質表面用液体洗浄剤組成物を提供する。なし

目的

本発明は高濃度の水酸化ナトリウム及びエチレンジアミン四酢酸を含む硬質表面用液体洗浄剤組成物において、タンパク質を多く含む食品の製造設備のCIP洗浄にも広く使用できる、安定性に優れた硬質表面用液体洗浄剤組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

(A)成分として、26質量%〜40質量%の水酸化ナトリウム、(B)成分として、0.1質量%〜5質量%のエチレンジアミン四酢酸又はその塩、(C)成分として、0.1質量%〜5質量%の、ジエチレントリアミン五酢酸トリエチレンテトラミン酢酸グリコールエーテルジアミン四酢酸エチレンジアミン二コハク酸及びこれらの塩から選択される1種又は2種以上の可溶化剤、(D)成分として、0.1質量%〜5質量%の、下記一般式(1)で表される非イオン界面活性剤、(E)成分として、0.1質量%〜5質量%のアルキルグルコシド、及び(F)成分として、水を含有する硬質表面用液体洗浄剤組成物。R1−O−(EO)m−(PO)n−R2(1)(式中、R1は炭素数4から22の脂肪族炭化水素基であり、R2は水素原子又は炭素数1から4の脂肪族炭化水素基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、m及びnは平均付加モル数を表し、1〜100の数である。)

請求項2

上記(C)成分の可溶化剤がジエチレントリアミン五酢酸又はその塩である、請求項1に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。

請求項3

更に、(G)成分として、0.1質量%〜5質量%のリン酸エステル塩型界面活性剤を含有する、請求項1又は2に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。

請求項4

更に、(H)成分として、0.05質量%〜5質量%の高分子分散剤を含有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。

請求項5

CIP洗浄に用いられる、請求項1から4のいずれか一項に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。

請求項6

牛乳豆乳ミルクティーミルクコーヒー生クリーム、又はヨーグルトから選択される食品製造設備のCIP洗浄に用いられる、請求項5に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。

技術分野

0001

本発明は金属、プラスチックスガラス陶磁器等に付着した汚れ洗浄・除去する硬質表面用液体洗浄剤組成物に関する。特に、食品飲料工場製造設備等に付着した汚れをCIP洗浄にて洗浄・除去するための硬質表面用液体洗浄剤組成物である。

背景技術

0002

飲料工場や食品工場等では、製造設備の大型化や、製造品種の増加による洗浄頻度の増加に伴い、設備分解洗浄は困難となり、これに代わって配管殺菌機及び充填機などの製造設備内洗浄液を満たして循環させたり、さらには洗浄液をスプレーしたりして、残留汚れを洗浄・除去するCIP洗浄(Cleaning in place:定置洗浄)方式が広く採用されている。

0003

このCIP洗浄には、アルカリ洗浄剤酸洗浄剤、さらには殺菌剤などが使用されている。一般に、1.水洗浄、2.アルカリ洗浄、3.水すすぎ、4.酸洗浄、5.水すすぎ、6.殺菌、7.水すすぎという工程で行われているが、洗浄剤の配合成分、汚れの種類や状態に応じて、一部が省略されたり、順序が変更されたり、あるいは同じ工程が繰り返し実施される場合もある。また、対象となる汚れは食品残渣であり、タンパク質、油脂及び炭水化物などの有機質汚れ炭酸カルシウム燐酸カルシウム及びケイ酸カルシウムなどの無機質汚れが挙げられる。さらに有機質汚れについては殺菌機などで見られる加熱変性した強固なものも存在する。

0004

このうち、主に比較的軽度な汚れに使用されるアルカリ洗浄剤としては、従来、有機質汚れの分解・除去性経済性に優れる水酸化ナトリウム、及び使用水に含まれる硬度成分と無機質汚れの溶解性に著しく優れるエチレンジアミン四酢酸塩が配合され、さらに必要に応じて、ポリカルボン酸塩ホスホン酸塩、低泡性界面活性剤などを配合した洗浄剤が用いられている。こうした洗浄剤を使用して工場設備等でCIP方式等の洗浄を行う場合、通常、容量の大きなタンク等に高濃縮化した洗浄剤を保存している。こうした高濃縮化した洗浄剤は、通常、水酸化ナトリウム濃度が0.5〜5質量%になるよう希釈して使用され、その場合のエチレンジアミン四酢酸塩の濃度は、使用水の硬度、汚れの組成・成分や量などによって0.05〜0.5質量%で用いられている。

0005

このように洗浄剤を高濃縮化することは、製造、容器及び輸送費用などのコスト、加えてそれに伴う二酸化炭素排出量削減などからも望まれるが、26質量%以上の水酸化トリム中にエチレンジアミン四酢酸塩を含む洗浄剤については長期保存において結晶析出凍結等の安定性に問題が生じる場合がある。タンクに保存した場合の具体例としては、洗浄剤の液面低下に伴い、タンク上部壁面に付着している洗浄剤の水分が蒸発固形分が生じる場合があり、次の洗浄剤が補充されて該固形物洗浄剤溶液が接すると、溶解性に劣るエチレンジアミン四酢酸塩が析出し、それが核となって結晶析出や凍結を促進し、洗浄剤供給口や洗剤供給ポンプを詰まらせ、しいては洗剤供給ポンプを故障させる原因となる。

0006

本願の出願人は、高濃縮化された洗浄剤による結晶析出や凍結の問題を解決するため、安定性に優れる、高濃縮化した硬質表面用液体洗浄剤組成物を開発した(特許文献1参照)。
しかしながら、コーヒー飲料牛乳など、タンパク質が多く含まれる汚れをCIP洗浄する場合、泡立ちが多くすすぎに時間がかかるという問題が生じた。

先行技術

0007

特開2012−87161号公報

発明が解決しようとする課題

0008

上記の問題に鑑み、本発明は高濃度の水酸化ナトリウム及びエチレンジアミン四酢酸を含む硬質表面用液体洗浄剤組成物において、タンパク質を多く含む食品の製造設備のCIP洗浄にも広く使用できる、安定性に優れた硬質表面用液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。より具体的に、本発明は、26質量%〜40質量%の水酸化ナトリウム及び0.4質量%〜5質量%のエチレンジアミン四酢酸又はその塩を含有する硬質表面用液体洗浄剤組成物において、常温、つまり−5℃〜40℃において長期貯蔵安定性に優れ、コーヒーや牛乳などタンパク質を含む食品の汚れの洗浄においても高い消泡性がある硬質表面用液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記課題を解決するために、本発明者らは鋭意検討した結果、特定の可溶化剤及び特定の界面活性剤を用いることで、長期貯蔵安定性、洗浄性及び消泡性を発揮することを発見し、本発明の完成に至った。

0010

即ち本発明は、
(1)(A)成分として、26質量%〜40質量%の水酸化ナトリウム、(B)成分として、0.1質量%〜5質量%のエチレンジアミン四酢酸又はその塩、(C)成分として、0.1質量%〜5質量%の、ジエチレントリアミン五酢酸トリエチレンテトラミン酢酸グリコールエーテルジアミン四酢酸エチレンジアミン二コハク酸及びこれらの塩から選択される1種又は2種以上の可溶化剤、(D)成分として、0.1質量%〜5質量%の、下記一般式(1)で表される非イオン界面活性剤、(E)成分として、0.1質量%〜5質量%のアルキルグルコシド、及び
(F)成分として、水を含有する硬質表面用液体洗浄剤組成物、
R1−O−(EO)m−(PO)n−R2 (1)
(式中、R1は炭素数4から22の脂肪族炭化水素基であり、R2は水素原子又は炭素数1から4の脂肪族炭化水素基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、m及びnは平均付加モル数を表し、1〜100の数である。)
(2)上記(C)成分の可溶化剤がジエチレントリアミン五酢酸又はその塩である、上記(1)の硬質表面用液体洗浄剤組成物、
(3)更に、(G)成分として、0.1質量%〜5質量%のリン酸エステル塩型界面活性剤を含有する上記(1)又は(2)に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物、
(4)更に、(H)成分として、0.1質量%〜5質量%の高分子分散剤を含有する、上記(1)から(3)のいずれかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物、
(5)上記の洗浄剤組成物がCIP洗浄に用いられる、上記(1)から(4)のいずれかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物、及び
(6)牛乳、豆乳ミルクティーミルクコーヒー生クリーム、又はヨーグルトから選択される食品の製造設備のCIP洗浄に用いられる、(5)の硬質表面用液体洗浄剤組成物を提供する。

発明の効果

0011

本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物(以下、単に洗浄剤組成物という場合がある)は、洗浄性及び消泡性を有し、高濃度の水酸化ナトリウムを含有していても、長期貯蔵安定性に優れた効果を奏する。特に、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物は、牛乳、豆乳、ミルクティー、ミルクコーヒー、生クリーム、ヨーグルトなどのタンパク質を多く含む食品の製造設備のCIP洗浄にも利用することができ、広く食品の製造設備のCIP洗浄にも有用である。

0012

本発明の洗浄剤組成物に用いられる(A)成分である水酸化ナトリウムの配合量は、通常、洗浄剤組成物全量に対して26質量%〜40質量%であるが、28質量%〜35質量%であることが好ましい。26質量%未満では析出あるいは凍結等の問題が生じる場合はないが、高濃縮化の効果が少なく現実的ではない。また40質量%を超えると水酸化ナトリウム自体の析出や凍結の問題は避けられず長期貯蔵安定性が低下する。なお、「26質量%〜40質量%」なる記載は、「26質量%以上、40質量%以下」であることを意味する。数値範囲の定義に関し、他の記載についても同様である。

0013

本発明の洗浄剤組成物では、(B)成分としてエチレンジアミン四酢酸又はその塩を使用する。その具体例としては、エチレンジアミン四酢酸又はそれらのアルカリ金属塩アンモニウム塩若しくはアルカノールアミン塩等が挙げられ、塩は部分中和物であっても完全中和物であってもよい。またアルカリ金属塩としてはナトリウム塩カリウム塩が挙げられる。これらのうち、低臭性の点からエチレンジアミン四酢酸又はそのアルカリ金属塩が好ましく、特に経済性の点でエチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩がより好ましい。(B)成分の配合量は、通常、洗浄剤組成物全量に対して0.1質量%〜5質量%であるが、1質量%〜3.8質量%が好ましい。0.1質量%未満では無機物汚れに対する洗浄性が低下する場合があり、5質量%を超えると長期貯蔵安定性が低下する場合がある。

0014

本発明の洗浄剤組成物では、(C)成分として特定の可溶化剤を使用する。その具体例としては、例えば、ジエチレントリアミン五酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、エチレンジアミン二コハク酸及びそれらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩若しくはアルカノールアミン塩等が挙げられ、塩は部分中和物であっても完全中和物であってもよい。また、アルカリ金属塩としてはナトリウム塩、カリウム塩が挙げられる。これらのうち、低臭性及びエチレンジアミン四酢酸又はその塩の可溶化性、長期貯蔵安定性の観点からジエチレントリアミン五酢酸及びそれらのアルカリ金属塩が好ましい。(C)成分の配合量は洗浄剤組成物全量に対して、通常、0.1質量%〜5質量%であるが、0.2質量%〜4質量%が好ましく、0.5質量%〜3質量%がより好ましい。0.1質量%未満では長期貯蔵安定性が低下する場合があり、5質量%を超えても長期貯蔵安定性が低下する場合がある。

0015

(C)成分は一般的に金属イオン封鎖剤として知られているが、本願においては、エチレンジアミン四酢酸又はその塩の可溶化剤として作用する。エチレンジアミン四酢酸又はその塩及び高濃度の水酸化ナトリウム水溶液を含む洗浄剤は、析出や凍結の問題が生じる場合が多く、特に、タンク等に長期保存し、タンク内に洗浄剤を継ぎ足す場合に多発する。原理的には、タンク内の洗浄剤の液面低下に伴い、タンク上部壁面に付着している洗浄剤の水分が蒸発し固形分が生じた場合、次の洗浄剤が補充されて該固形物に洗浄剤が接すると、溶解性に劣るエチレンジアミン四酢酸又はその塩が析出し、それが核となって結晶析出や凍結を促進するためである。(C)成分には、エチレンジアミン四酢酸又はその塩が析出しないように、洗浄剤内に安定的に可溶化させる効果がある。

0016

また、本発明の洗浄剤組成物において、(D)成分として一般式(1)で表される非イオン界面活性剤を用いる。
R1−O−(EO)m−(PO)n−R2 (1)
(式中、R1は炭素数4から22の脂肪族炭化水素基であり、R2は水素原子又は炭素数1から4の脂肪族炭化水素基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、m及びnは平均付加モル数を表し、1〜100の数である。)

0017

上記一般式(1)におけるR1は、炭素数4から22の脂肪族炭化水素基である化合物である。このような炭化水素基としては、ブチル基、ヘキシル基、ヘプチル基オクチル基、イソオクチル基ノニル基、デシル基イソデシル基、ウンデシル基、ドデシル基トリデシル基、イソトリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、イソオクタデシル基、ヘキサデセニル基オクタデセニル基等が挙げられる。なかでも洗浄性と消泡性の両方に優れることから、デシル基、イソデシル基、ドデシル基、トリデシル基、イソトリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基が好ましく、ドデシル基、トリデシル基、イソトリデシル基、ペンタデシル基がより好ましい。一般式(1)におけるR2は水素原子又は炭素数1から4の脂肪族炭化水素基であり、好ましくは水素原子である。一般式(1)において、mはオキシエチレン基の平均付加モル数で、オキシエチレン(EO)の平均付加モル数:通常、mは1〜100の数であるが、消泡性及び長期貯蔵安定性の観点からmは1.4〜20が好ましく、mは1.8〜16がより好ましく、mは2〜8がさらに好ましい。nはオキシプロピレン基の平均付加モル数で、オキシプロピレン(PO)の平均付加モル数:通常、nは1〜100以下の数であるが、消泡性及び長期貯蔵安定性の観点からnは1.5〜20以下が好ましく、2〜12がより好ましく、2.5〜8がさらに好ましい。また、消泡性の観点から、m/nが0.1〜2であることが好ましく、0.2〜1がより好ましい。
具体的な市販品として、ADEKA社製のアデカノールシリーズやBASF社製のプルラファックLFシリーズが挙げられる。

0018

(D)成分の配合量は洗浄剤組成物全量に対して、通常、0.1質量%〜5質量%であるが、0.5質量%〜3質量%が好ましく、0.7質量%〜1.5質量%がより好ましい。0.1質量%未満では消泡性が低下する場合があり、5質量%を超えると長期貯蔵安定性の低下や逆に泡立ってしまう場合がある。

0019

本発明の洗浄剤組成物は(E)成分として、アルキルグルコシドを使用する。例えば、本発明で使用するアルキルグルコシドとして、アルキル基平均炭素数が4〜16のモノアルキルグルコシドが好ましい。具体的には、ブチルグルコシドイソブチルグルコシド、tert−ブチルグルコシド、ペンチルグルコシド、ヘキシルグルコシド、ヘプチルグルコシド、オクチルグルコシド、2−エチルヘキシルグルコシド、ノニルグルコシド、デシルグルコシド、ウンデシルグルコシド、ドデシルグルコシド、トリデシルグルコシド、テトラデシルグルコシド、ペンタデシルグルコシド、ヘキサデシルグルコシド等が挙げられる。消泡性の観点から、ヘキシルグルコシド、オクチルグルコシド、2−エチルヘキシルグルコシドがより好ましい。

0020

(E)成分を含有することにより、洗浄剤組成物の長期貯蔵安定性を向上することができるため、アルキルグルコシドを洗浄剤組成物全量に対して、通常、0.1質量%〜5質量%含有するが、0.3質量%〜4質量%が好ましく、0.5質量%〜3質量%がより好ましく、0.7質量%〜2質量%がさらに好ましい。0.1質量%未満では長期貯蔵安定性が低下する場合があり、5質量%を超えると消泡性が低下してしまう場合がある。

0021

本発明の洗浄剤組成物において、(F)成分として用いる水としては、特に限定されるものではないが、例えば、イオン交換水蒸留水、純水、軟水水道水等が挙げられる。水道水としては、例えば、東京都荒川区の水道水(pH=7.6、総アルカリ度炭酸カルシウム換算として)40.5mg/L、ドイツ硬度8.1°DH(そのうち、カルシウム硬度6.3°DH、マグネシウム硬度2.1°DH)、塩化物イオン21.9mg/L、ナトリウム及びその化合物13mg/L、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素1.1mg/L、フッ素及びその化合物0.09mg/L、ホウ素及びその化合物0.04mg/L、総トリハロメタン0.014mg/L、残留塩素0.4mg/L、有機物全有機炭素量)0.5mg/L)が挙げられる。

0022

本発明の洗浄剤組成物は、(G)成分として、リン酸エステル塩型界面活性剤をさらに配合することができる。係るリン酸エステル塩型界面活性剤としては、公知のものであれば、特に限定することなく使用することができる。具体的には、アルキルリン酸エステル塩(モノアルキルリン酸エステル塩ジアルキルリン酸エステル塩)、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル塩モノポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩ジポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、トリポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩)、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテルリン酸エステル塩(モノポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩、ジポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩、トリポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩)等が挙げられる。

0023

上記(G)成分のリン酸エステル塩型界面活性剤のアルキル基としては炭素数4〜18の直鎖又は分岐を有するものが挙げられる。アルキレン基としては、エチレン基プロピレン基ブチレン基、又はその混合物が挙げられる。アルキレン基の平均付加モル数としては、例えば2〜20であり、塩の形態としては、ナトリウム塩、カリウム塩、モノエタノール塩、ジエタノール塩、トリエタノール塩等が挙げられる。

0024

これらのリン酸エステル塩型界面活性剤のうち、長期貯蔵安定性、消泡性の観点から、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩が好ましく、(Ga)アルキル基の炭素数4から10のポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩と(Gb)アルキル基の炭素数12から18のポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩が共に存在していることがより好ましく、また(Ga)/(Gb)の質量比が1以上であると相乗効果により長期貯蔵安定性をより向上させることができる。

0025

(G)成分のリン酸エステル塩型界面活性剤は、洗浄剤組成物中に洗浄剤組成物の全量に対して、通常、0.1質量%〜5質量%含有することができるが、0.2質量%〜3質量%が好ましく、0.4質量%〜2質量%がより好ましい。0.1質量%未満では長期貯蔵安定性が向上しない場合があり、5質量%を超えると配合量に見合った効果が得られない。

0026

本発明の洗浄剤組成物において、(H)成分の高分子分散剤としては、公知の高分子分散剤であれば特に限定せずに使用することができる。例えば、ポリアクリル酸ポリメタクリル酸ポリマレイン酸ポリイタコン酸アクリル酸メタクリル酸共重合体、アクリル酸−マレイン酸共重合体オレフィン−マレイン酸共重合体、アクリル酸−スルホン酸共重合体無水マレイン酸スチレン共重合体、無水マレイン酸−エチレン共重合体、無水マレイン酸−酢酸ビニル共重合体、無水マレイン酸−アクリル酸エステル共重合体等や、これらの塩が挙げられる。これらは単独で用いても、2種以上を組み合わせてもよい。スケール付着防止性の点から、ポリアクリル酸又はその塩、ポリマレイン酸又はその塩、アクリル酸−メタクリル酸共重合体、アクリル酸−マレイン酸共重合体、オレフィン−マレイン酸共重合体、アクリル酸−スルホン酸共重合体等や、これらの塩が好ましい。

0027

高分子分散剤の重量平均分子量は500〜20,000が好ましく、1,500〜15,000がより好ましい。(H)成分の高分子分散剤は、洗浄剤組成物中に洗浄剤組成物の全量に対して、通常、0.05質量%〜5質量%含有することができるが、0.3質量%〜4質量%が好ましく、0.5質量%〜3質量%がより好ましい。0.05質量%未満では製品スケール防止効果が向上しない場合があり、5質量%を超えると配合量に見合った効果が得られない。

0028

前記高分子分散剤の重量平均分子量は、ゲルパーミレーションクロマトグラフィー(GPC)法によって定められた値である。
なお、前記方法に使用する機器及び条件は以下の通りである。
使用カラム:TSKgel G4000Hxl、G3000Hxl、G2000Hxl(いずれも東ソー社製)を直列に接続。
遊離液:THF(テトラヒドロフラン
流量:1mL/分
検出器RI
サンプル濃度:0.1質量%(THF溶液
サンプル量:200μL
カラム温度:40℃

0029

本発明の洗浄剤組成物において、使用できる公知の添加剤の添加を拒むものではなく、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合できる。このような成分としては、金属腐食抑制剤酸化剤、増粘剤pH調整剤酵素色素香料等が挙げられる。

0031

酸化剤としては、次亜塩素酸ナトリウム次亜塩素酸カリウム等の次亜塩素酸塩亜塩素酸ナトリウム亜塩素酸カリウム等の亜塩素酸塩塩素酸ナトリウム塩素酸カリウム等の塩素酸塩過塩素酸ナトリウム過塩素酸カリウム等の過塩素酸塩塩素化イソシアヌル酸ナトリウム、塩素化イソシアヌル酸カリウム等の塩素化イソシアヌル酸塩二酸化塩素過酸化水素等が挙げられる。これらは単独で用いても二種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、経済性の点から次亜塩素酸ナトリウムが好ましい。

0033

酵素としては、例えば、アミラーゼプロテアーゼリパーゼセルラーゼグルカナーゼ等が挙げられる。

0034

色素としては、例えば、天然色素合成色素、これらの混合物が挙げられる。また、香料としては、例えば、天然香料合成香料、これらの調合香料等が挙げられる。

0035

本発明の洗浄剤組成物は、ガラス、プラスチック、金属等の硬質表面であればいずれの硬質表面においても使用可能であり、具体的な洗浄場所としては、台所、業務用の厨房調理器具浴室、工場設備等が挙げられる。これらの中でも、タンク等に長期保存しても結晶の析出や凍結が起こらない本発明の洗浄剤の特性から、工場設備等へのCIP(定置洗浄)による使用が好ましい。

0036

なお、本発明の洗浄剤組成物を使用する場合は、使用用途にあわせて、任意の濃度に水又は湯で希釈してから使用すればよい。希釈濃度としては洗浄剤組成物が、希釈液全量に対して0.01質量%〜30質量%になるように希釈するのが好ましく、0.1質量%〜5質量%がより好ましく、0.5質量%〜4質量%がさらに好ましい。希釈には水又は湯が用いられるが、60℃〜80℃の水溶液として洗浄工程に用いることが好ましい。希釈に用いる水としては、(F)成分として用いる水と同様のものを用いることができる。

0037

以下、本発明を実施例と比較例により具体的に説明する。尚、以下の実施例、比較例に関し、表中において各成分の割合は質量%で示す。

0038

尚、以下の実施例、比較例において用いた(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分、(E)成分、(F)成分、(G)成分、(H)成分は以下の通りである。
(A)成分
A−1:水酸化ナトリウム
(B)成分
B−1:EDTA−4Na(エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩)、製品名:クレワットS2、ナガセケムテックス社製

0039

(C)成分
C−1:DTPA−5Na(ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム塩)、製品名:キレストP、キレスト社製
C−2:TTHA−6Na(トリエチレンテトラミン六酢酸六ナトリウム塩)、製品名:キレストQ、キレスト社製
C−3:GEDTA−4Na(グリコールエーテルジアミン四酢酸ナトリウム塩)、製品名:キレストGEA、キレスト社製を水酸化ナトリウムで中和して使用
C−4:EDDS−3Na(エチレンジアミン二コハク酸三ナトリウム塩)、製品名:キレストEDDS−35、キレスト社製

0040

(D)成分
D−1:非イオン界面活性剤1、一般式(1)で表される化合物であり、R1は炭素数13から15の直鎖及び分岐鎖の炭化水素基である。R2は水素原子、オキシエチレン基(EO)の平均付加モル数m=2、オキシプロピレン基(PO)の平均付加モル数n=5である。
D−2:非イオン界面活性剤2、一般式(1)で表される化合物であり、R1は炭素数13から15の直鎖及び分岐鎖の炭化水素基である。R2は水素原子、オキシエチレン基(EO)の平均付加モル数m=4、オキシプロピレン基(PO)の平均付加モル数n=5である。
D−3:非イオン界面活性剤3、一般式(1)で表される化合物であり、R1は炭素数12から13の直鎖の炭化水素基である。R2は水素原子、オキシエチレン基(EO)の平均付加モル数m=3、オキシプロピレン基(PO)の平均付加モル数n=3である。

0041

D−4:非イオン界面活性剤4、一般式(1)で表される化合物であり、R1は炭素数13から15の直鎖及び分岐鎖の炭化水素基である。R2はメチル基、オキシエチレン基(EO)の平均付加モル数m=6、オキシプロピレン基(PO)の平均付加モル数n=4である。
D−5:非イオン界面活性剤5、一般式(1)で表される化合物であり、R1は炭素数14から15の直鎖の炭化水素基である。R2は水素原子、オキシエチレン基(EO)の平均付加モル数m=15、オキシプロピレン基(PO)の平均付加モル数n=10である。
D−6:非イオン界面活性剤6、一般式(1)で表される化合物であり、R1は炭素数10の直鎖及び分岐鎖の炭化水素基である。R2は水素原子、オキシエチレン基(EO)の平均付加モル数m=4、オキシプロピレン基(PO)の平均付加モル数n=7である。

0042

(D´)成分〔(D)成分の比較成分
D´−1:ポリオキシエチレンラウリルエーテル、一般式(1)で表される化合物であり、R1は炭素数12の直鎖の炭化水素基である。R2は水素原子、オキシエチレン基(EO)の平均付加モル数m=7、オキシプロピレン基(PO)の平均付加モル数n=0である。
D´−2:プルロニック型界面活性剤(製品名がアデカプルロニック25R−1、ADEKA社製、オキシエチレン基(EO)の平均付加モル数m=43、オキシプロピレン基(PO)の平均付加モル数n=6である。)
D´−3:ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(製品名がレオドールTW−L106、花王社製、オキシエチレン基(EO)の平均付加モル数6である)

0043

(E)成分
E−1:2−エチルヘキシルグルコシド(製品名がAG6202(純分65%)、ライ
ン・スペシャリティケミカルズ社製)
E−2:ヘキシルグルコシド(製品名がAG6206(純分75%)、ライオンスペ
ャリティ・ケミカルズ社製)
E−3:オクチルグルコシドとデシルグルコシドの混合物(製品名がグルコポン215U
P(純分65%)、BASF社製)
E−4:ブチルグルコシド(製品名がノニオシドB−15(純分50%)、第一工業製薬社製)
(F)成分
F−1:イオン交換水

0044

(G)成分
G−1:リン酸エステル塩型界面活性剤1(製品名がTRITON H−11 SURFACTANTダウ・ケミカル社製)
G−2:リン酸エステル塩型界面活性剤2(製品名がTRITONH−66 SURFACTANT、ダウ・ケミカル社製)
G−3:リン酸エステル塩型界面活性剤3[製品名がフォスファノールRS−410、東邦化学工業社製、オキシエチレン基(EO)の平均付加モル数が3、アルキル基がC13]
G−4:リン酸エステル塩型界面活性剤4[製品名がフォスファノールRA−600、東邦化学工業社製、オキシエチレン基(EO)の平均付加モル数が4、アルキル基がC6からC10の混合物]
G−5:リン酸エステル塩型界面活性剤5[製品名がフォスファノールML−240、東邦化学工業社製、オキシエチレン基(EO)の平均付加モル数が4、アルキル基がC12]

0045

(H)成分
H−1:ポリアクリル酸ナトリウム(重量平均分子量が4,000)
H−2:アクリル酸/スルホン酸型モノマー共重合体ナトリウム(重量平均分子量が5,000)
H−3:アクリル酸/マレイン酸共重合体ナトリウム(重量平均分子量が70,000)
H−4:ポリマレイン酸ナトリウム(重量平均分子量が500)
H−5:アクリル酸系共重合体(製品名がアロンA−7075、東亞合成社製)

0046

(I)成分〔その他成分〕
I−1:アミノトリメチレンホスホン酸5ナトリウム(製品名がディクエスト2006、イタルマッチ社製)
I−2:1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸2ナトリウム(製品名がディクエスト2010、イタルマッチ社製を中和したもの)

0047

表1〜表10に示す配合の洗浄剤組成物を調製した。また各洗浄剤組成物について、洗浄性、消泡性、長期貯蔵安定性を試験した。結果を表1〜表10に併せて示した。

0048

0049

0050

0051

0052

0053

0054

0055

0056

0057

0058

※1:洗浄性試験
ステンレス片(6cm×7cmの長方形、厚さ1mmのSUS316片)の質量を測定し、これに汚れとして牛乳を0.5mL噴霧し、130℃で30分間加熱して汚れを付着させたものを試験片として質量を測定した。この試験片を表1〜表10に示す各洗浄剤組成物の3質量%水溶液300mLに浸漬し、80℃で20分間放置した後、イオン交換水ですすぎ、105℃で30分間乾燥した後、質量を測定した。
洗浄前の試験片と、汚れ付着前のステンレス片との質量差汚れ付着量とし、洗浄前後の試験片の質量変化から洗浄率を下記式より算出し、以下の基準で洗浄性を評価した。

0059

洗浄率(%)={(洗浄前試験片重量−洗浄後試験片重量)/(汚れ付着量)}×100
評価基準
◎:洗浄率80%以上(洗浄性に優れる)
○:洗浄率70%以上、80%未満(洗浄性良好)
△:洗浄率60%以上、70%未満(洗浄性あり)
×:洗浄率60%未満(洗浄性が悪い)
とし、評価基準が△、○、◎を実用性のあるものと判定した。

0060

※2:消泡性試験
炭酸カルシウム換算で75mg/L[ドイツ硬度4.2°DH]の硬水で、各洗浄剤組成物を2質量%に希釈して調製した希釈洗浄液100mLを調製し、80℃に加温後、スキムミルク0.5gを添加した。次にスキムミルクが完全に溶解するまで攪拌し、20gを100mLガラス栓つきエプトン管に入れ、湯浴中で80℃となるように昇温した。その後、1秒間に1回の割合で60回上下に振とうし、80℃に保持したまま1分間静置後の、洗浄剤水溶液面からの泡の高さを測定し、下記の基準で消泡性を評価した。

0061

評価基準:
◎:泡の比率が10mm未満。
○:泡の比率が10mm以上、15mm未満。
△:泡の比率が15mm以上、20mm未満。
×:泡の比率が20mm以上、
とし、△、○、◎を実用性のあるものとして判定した。

0062

※3:スケール洗浄性試験
ステンレス片(2cm×7cm、厚さ1mmのSUS316片)の質量を測定し、これに汚れとして25%リン酸カルシウム懸濁液を0.2g塗布して、100℃で60分間乾燥させたものを試験片として質量を測定した。この試験片を表1〜表10に示す各洗浄剤組成物の2質量%水溶液100mLに浸漬し、25℃で20分間放置した後、イオン交換水ですすぎ、105℃で30分間乾燥し、外観を観察した。
評価基準:
○:汚れなし
△:わずかに汚れあり
×:汚れあり
とし、評価基準が△、○を実用性のあるものと判定した。

実施例

0063

※4:長期貯蔵安定性試験
表1〜表10に示す洗浄剤組成物について、長期貯蔵安定性試験を次のようにして行った。
250mL容量のポリエチレン製容器に、200mLを入れて、−5℃、25℃、40℃に設定された各インキュベーターに、1カ月間静置した後に外観を観察した。
評価基準
○:分離や濁りがみられず安定である
△:全体的な分離はないが、若干の濁りがみられる
×:分離もしくは濁りが見られる
とし、評価基準が○及び△を実用性のあるものと評価した。

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