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技術 ブリスターパック

出願人 株式会社町田予防衛生研究所バイオテック株式会社東京パック株式会社
発明者 二階堂哲也山本智広市村豊仁長倉誠中澤正晴田畑虎幸
出願日 2016年9月28日 (3年1ヶ月経過) 出願番号 2016-189054
公開日 2018年4月5日 (1年7ヶ月経過) 公開番号 2018-052535
状態 特許登録済
技術分野 包装体
主要キーワード 板状空間 取り出し治具 連結端側 平坦面領域 平面側斜視図 挿入用空間 係合用凹溝 係合用突条
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年4月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

収納された物品を容易に取り出すことができ、特に採便管輸送用のものである場合において、便試料検査を行うに際しての採便管の取り出し工程の自動化を図ることが容易なブリスターパックを提供することを目的とする。

解決手段

樹脂シート成形品よりなり、一方のケースと当該一方のケースに折り曲げ部を介して連続する他方のケースとを嵌合させることにより内部に物品収納空間を形成するブリスターパックであって、前記一方のケースおよび前記他方のケースの少なくとも一方が、当該一方のケースと当該他方のケースが嵌合された状態において内方側に向かって凸となる湾曲部を介して、前記折り曲げ部に連続する構成とされる。

概要

背景

一般に、例えば免疫学的便潜血検査などの便検査を行う場合には、例えば便試料採取するために用いられる採便管検査センター検査機関)において専用のチャック付き袋等の輸送用袋に入れられた状態で被検験者に発送され、被検者自身によって採便された後、輸送用袋および採便管に名前等が記入されて検査センターに返送されるシステムが利用されている。このようなシステムが利用されることは、例えば特許文献1に記載されている。
そして、検査センターにおいては、返送された輸送用袋の記載内容等が確認、登録された後、検査員によって輸送用袋から採便管が取り出され、検査機かけられて各種検査が行われる。

概要

収納された物品を容易に取り出すことができ、特に採便管の輸送用のものである場合において、便試料の検査を行うに際しての採便管の取り出し工程の自動化をることが容易なブリスターパックを提供することを目的とする。樹脂シート成形品よりなり、一方のケースと当該一方のケースに折り曲げ部を介して連続する他方のケースとを嵌合させることにより内部に物品収納空間を形成するブリスターパックであって、前記一方のケースおよび前記他方のケースの少なくとも一方が、当該一方のケースと当該他方のケースが嵌合された状態において内方側に向かって凸となる湾曲部を介して、前記折り曲げ部に連続する構成とされる。

目的

本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、収納された物品を容易に取り出すことができ、特に採便管の輸送用のものとして構成された場合において、便試料の検査を行うに際しての採便管の取り出し工程の自動化を図ることが容易なブリスターパックを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

樹脂シート成形品よりなり、一方のケースと当該一方のケースに折り曲げ部を介して連続する他方のケースとを嵌合させることにより内部に物品収納空間を形成するブリスターパックであって、前記一方のケースおよび前記他方のケースの少なくとも一方が、当該一方のケースと当該他方のケースが嵌合された状態において内方側に向かって凸となる湾曲部を介して、前記折り曲げ部に連続していることを特徴とするブリスターパック。

請求項2

便試料を内部に保持した採便管輸送に用いられるものであることを特徴とする請求項1に記載のブリスターパック。

請求項3

前記一方のケースおよび前記他方のケースは、外周における少なくとも開閉端側の位置にフランジ部分を有しており、当該一方のケースおよび当該他方のケースの少なくとも一方のケースにおけるフランジ部分が、当該一方のケースと当該他方のケースが嵌合された状態において外方に向かって拡開するよう傾斜していることを特徴とする請求項2に記載のブリスターパック。

請求項4

前記一方のケースおよび前記他方のケースの少なくとも一方のケースのフランジ部分の内面に、突起部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のブリスターパック。

請求項5

前記採便管は、外形形状が管軸方向における一端部と他端部とで互いに異なるものであって、前記物品収納空間は、前記採便管の一端部および他端部の少なくとも一方の端部の外形形状に適合する空間形状を有することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のブリスターパック。

請求項6

前記一方のケースに、前記採便管を受容して保持する採便管収容凹部が形成されており、当該採便管収容凹部には、当該採便管収容凹部に採便管が保持された状態において、当該採便管収容凹部の壁面と採便管の外周面との間に空間を形成する膨出部を有することを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のブリスターパック。

請求項7

前記一方のケースにおける前記採便管収容凹部の内面には、収容される採便管の管軸方向に延びる係合用凹溝が形成されており、前記他方のケースには、当該採便管収容凹部の開口形状に適合する枠状の凸部が形成されており、当該凸部の外周面に、前記係合用凹溝に係合される係合用突条が形成されていることを特徴とする請求項6に記載のブリスターパック。

請求項8

前記採便管に保持された便試料の色と補色の関係にある色の有色透明のものであることを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれかに記載のブリスターパック。

技術分野

0001

本発明はブリスターパックに関し、特に、例えば便試料を内部に保持した採便管輸送用のものとして好適に用いられるブリスターパックに関する。

背景技術

0002

一般に、例えば免疫学的便潜血検査などの便検査を行う場合には、例えば便試料を採取するために用いられる採便管が検査センター検査機関)において専用のチャック付き袋等の輸送用袋に入れられた状態で被検験者に発送され、被検者自身によって採便された後、輸送用袋および採便管に名前等が記入されて検査センターに返送されるシステムが利用されている。このようなシステムが利用されることは、例えば特許文献1に記載されている。
そして、検査センターにおいては、返送された輸送用袋の記載内容等が確認、登録された後、検査員によって輸送用袋から採便管が取り出され、検査機かけられて各種検査が行われる。

先行技術

0003

特開2004−125408号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、採便管の輸送に際して、従来の専用チャック付きの輸送用袋等による包装形態が用いられるのでは、輸送用袋内での採便管の向きが一定にならない。このため、輸送用袋から採便管を取り出すためには、人手に頼るしかないのが現状であって、採便管の取り出し工程の自動化を図ることが困難である、という問題があった。

0005

本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、収納された物品を容易に取り出すことができ、特に採便管の輸送用のものとして構成された場合において、便試料の検査を行うに際しての採便管の取り出し工程の自動化を図ることが容易なブリスターパックを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明のブリスターパックは、樹脂シート成形品よりなり、一方のケースと当該一方のケースに折り曲げ部を介して連続する他方のケースとを嵌合させることにより内部に物品収納空間を形成するブリスターパックであって、
前記一方のケースおよび前記他方のケースの少なくとも一方が、当該一方のケースと当該他方のケースが嵌合された状態において内方側に向かって凸となる湾曲部を介して、前記折り曲げ部に連続していることを特徴とする。

0007

本発明のブリスターパックは、便試料を内部に保持した採便管の輸送に好適に用いられるものである。

0008

本発明のブリスターパックにおいては、前記一方のケースおよび前記他方のケースは、外周における少なくとも開閉端側の位置にフランジ部分を有しており、
当該一方のケースおよび当該他方のケースの少なくとも一方のケースにおけるフランジ部分が、当該一方のケースと当該他方のケースが嵌合された状態において外方に向かって拡開するよう傾斜した構成とされていることが好ましい。
このような構成のものにおいては、前記一方のケースおよび前記他方のケースの少なくとも一方のケースのフランジ部分の内面に、突起部が形成された構成とされていることがさらに好ましい。

0009

さらにまた、本発明のブリスターパックにおいては、前記採便管は、外形形状が管軸方向における一端部と他端部とで互いに異なるものであって、
前記物品収納空間は、前記採便管の一端部および他端部の少なくとも一方の端部の外形形状に適合する空間形状を有する構成とされていることが好ましい。

0010

さらにまた、本発明のブリスターパックにおいては、前記一方のケースに、前記採便管を受容して保持する採便管収容凹部が形成されており、当該採便管収容凹部には、当該採便管収容凹部に採便管が保持された状態において、当該採便管収容凹部の壁面と採便管の外周面との間に空間を形成する膨出部を有する構成とされていることが好ましい。

0011

さらにまた、本発明のブリスターパックにおいては、前記一方のケースにおける前記採便管収容凹部の内面には、収容される採便管の管軸方向に延びる係合用凹溝が形成されており、
前記他方のケースには、当該採便管収容凹部の開口形状に適合する枠状の凸部が形成されており、当該凸部の外周面に、前記係合用凹溝に係合される係合用突条が形成された構成とされていることが好ましい。

0012

さらにまた、本発明のブリスターパックにおいては、前記採便管に保持された便試料の色と補色の関係にある色の有色透明のものとして構成されていることが好ましい。

発明の効果

0013

本発明のブリスターパックによれば、当該ブリスターパックを開状態とした際に、湾曲部のバネ性によって、一方のケースが他方のケースに対して所定の大きさの角度で開いた状態を維持することができるため、収納された物品を容易に取り出すことの状態を得ることができる。また、一方のケースと他方のケースとの係合状態を完全に解除しなくても、一方のケースが他方のケースに対して相対的に跳ね上がるように開くため、容易に開状態とすることができる。
従って、採便管の輸送用のものとして構成されている場合には、採便管に保持された便試料の検査を行うに際しての採便管の取り出し工程の自動化を図ることが容易となる。

図面の簡単な説明

0014

本発明のブリスターパックに係る採便管用ブリスターパックの一例における構成を示す平面側斜視図である。
図1に示す採便管用ブリスターパックが開状態とされた状態を示す平面側斜視図である。
図1に示す採便管用ブリスターパックを展開した状態で示す平面側斜視図である。
図1に示す採便管用ブリスターパックにおける本体部の構成を示す平面図である。
採便管が図1に示す採便管用ブリスターパックに収納された状態における、折り曲げ部側の端部構造を示す断面図である。
採便管が図1に示す採便管用ブリスターパックに収納された状態における、開閉端側の端部構造を示す断面図である。
図1に示す採便管用ブリスターパックの折り曲げ部の構造を示す側面図である。

実施例

0015

以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。

0016

本発明のブリスターパックは、樹脂シートの成形品よりなり、一方のケースと当該一方のケースに折り曲げ部を介して連続する他方のケースとを嵌合させることにより内部に物品収納空間を形成する、いわゆる「クラムシェル型」のブリスターパックであって、一方のケースおよび他方のケースの少なくとも一方が、2つのケースが嵌合された状態において内方側に向かって凸となる湾曲部を介して折り曲げ部に連続する構成とされている。
本発明のブリスターパックは、一方のケースが他方のケースに対して開閉自在に構成されており、例えば物品の輸送用のものとして用いられる。収納される物品は、特に限定されるものではないが、本発明のブリスターパックは、例えば、便試料を内部に保持する採便管の輸送用のものとして好適に用いられる。

0017

図1は、本発明のブリスターパックに係る採便管用ブリスターパックの一例における構成を示す平面側斜視図である。図2は、図1に示す採便管用ブリスターパックが開状態とされた状態を示す平面側斜視図である。図3は、図1に示す採便管用ブリスターパックを展開した状態で示す平面側斜視図である。図4は、図1に示す採便管用ブリスターパックにおける本体部の構成を示す平面図である。
この採便管用ブリスターパック10は、樹脂シートを例えば真空成形または圧空成形することによって得られる成形品よりなり、一方のケースである本体部11と、他方のケースである蓋部30とが折り曲げ部40を介して一体に連結されて構成されている。この採便管用ブリスターパック10は、本体部11と蓋部30とが嵌合された状態(閉状態)において、平面視で略長方形状の形態を有している。

0018

樹脂シートとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート系樹脂塩化ビニル系樹脂ポリプロピレン系樹脂ポリスチレン系樹脂などの透明な熱可塑性樹脂からなるシートを用いることができる。透明な樹脂シートが用いられることにより、採便管50が内部に収容されているか否かを外部から視認することができる。特に、ブリスターパックが採便管用のものである場合には、採便管50に保持された便試料の色と補色の関係にある色、例えば緑色または青色などの有色透明な樹脂シートが用いられることが好ましい。一般に、採便管50は透光性を有するものであるため、ブリスターパックが有色透明であることにより、便試料本来の色とは異なる色、例えば黒色(混色)に見えるようにすることができる。
また、樹脂シートの厚みは、例えば0.2〜0.3mmであることが好ましい。

0019

本体部11は、一の採便管50を受容して保持する採便管収容凹部20と、採便管収容凹部20の開口端縁の全周にわたって外方に延出するフランジ部15とを有する。
この例の採便管ブリスターパック10において収納される採便管50は、外形形状が管軸方向における一端部と他端部とで互いに異なるものであって、一端が開口すると共に他端が例えば半球面状閉塞された円筒状の採便管本体51と、採便管本体51の開口部に着脱可能に装着された円筒状のキャップ52とにより構成されている。

0020

採便管収容凹部20は、板状空間を形成する第一凹部21と、この第一凹部21の底面側に段部23を介して連続する第二凹部22とを有する。

0021

第一凹部21の内面には、収容される採便管50の管軸方向(以下、「長さ方向」という。)に延びる係合用凹溝24が形成されている。具体的には、係合用凹溝24は、第一凹部21を画成する互いに対向して長さ方向に延びる一対の周壁の内面の各々に、例えば開口面に対して平行に長さ方向に延びるよう形成されている。

0022

第二凹部22は、採便管50の一端部および他端部の少なくとも一方の端部の外形形状に適合する空間形状を有する。この例においては、第二凹部22は、長さ方向における一端側部分が採便管50のキャップ52の外形形状に適合する空間形状を有すると共に他端側部分が採便管50の採便管本体51の外形形状に適合する空間形状を有する。すなわち、この採便管用ブリスターパック10においては、採便管50が、採便管本体部分が第二凹部22の他端側である折り曲げ部側(以下、「連結端側」という。)に位置される姿勢で、第二凹部22内に収容される。従って、図5に示すように、第二凹部22における連結端側の端壁の内面および底壁の内面が、採便管本体51の他端部に係る球面に沿った形状を有している。また、図6に示すように、第二凹部22における一端側(以下、「開閉端側」という。)の端壁の内面および底壁の内面が、それぞれキャップ52の一端面および一端部の外周面に沿った形状を有している。

0023

また、第二凹部22は、当該第二凹部22に採便管50が保持された状態において、第二凹部22の壁面と採便管50の外周面との間に空間Sを形成する膨出部26を有する。具体的には、第二凹部22を画成する互いに対向して長さ方向に延びる一対の周壁の各々における長さ方向中央部分に膨出部26が互いに対向して形成されている。膨出部26を有することにより形成される空間Sは、便試料の検査を行うに際しての採便管50の取り出し工程を自動化するに際して、採便管取り出し用治具挿入用空間として利用することができる。

0024

また、第二凹部22を画成する互いに対向して長さ方向に延びる一対の周壁の内面の各々には、採便管50を嵌合状態で保持するための突起部が形成されている。この例においては、第二凹部22の開閉端側部分の周壁に、一対の嵌合用突起部25aが互いに対向して形成されており、採便管50のキャップ部分が当該一対の嵌合用突起部25aによって狭持されて嵌合状態で保持される。また、第二凹部22の後端側部分の周壁には、一対の嵌合用突起部25bが互いに対向して形成されており、採便管50における採便管本体部分が当該一対の嵌合用突起部25bによって狭持されて嵌合状態で保持される。

0025

本体部11のフランジ部15における開閉端側に位置される部分(以下、「開閉端側フランジ部分16」という。)は、本体部11と蓋部30とが嵌合された状態において、後述する蓋部30における開閉端側フランジ部分36に対して長さ方向外方に向かって拡開するよう傾斜しており(図6参照。)、これにより、本体部11における開閉端側フランジ部分16の内面と、蓋部30における開閉端側フランジ部分36の内面との間に、空隙が形成されている。すなわち、この採便管用ブリスターパック10においては、蓋部30が閉じられた状態において、開閉端が常時開いた状態とされる。

0026

この採便管ブリスターパック10における蓋部30は、内面側に突出して形成された、本体部11の採便管収容凹部20における第一凹部21内に挿入される凸部31と、この凸部31の外面側に位置される端部において外周の全周にわたって外方に延出するよう形成されたフランジ部35とを有する。

0027

この採便管用ブリスターパック10においては、例えば被験者の氏名等の個人情報が記されたラベルが蓋部30の外面に貼付されることから、蓋部30の外面は平坦面とされていることが好ましい。然るに、蓋部30が平坦なシート状に構成されていると、例えば輸送時などにおいて蓋部30が変形するなどして採便管50が脱落するおそれがあるため、蓋部30は十分な強度を有する構成とされていることが望ましい。このような理由から、この例においては、凸部31は、本体部11の採便管収容凹部20の開口形状に適合する矩形枠状に構成されている。この凸部31は、蓋部30の外面側から見ると、幅の狭い凹溝によって構成されている。

0028

蓋部30の内面側に形成された、凸部31によって囲まれた空間は、少なくとも一部が採便管50の外形と適合する空間形状を有する。すなわち、この例においては、図5に示すように、凸部31における連結端側の内壁が、採便管本体51の他端部に係る球面に沿った湾曲した形状を有している。一方、凸部31における開閉端側の内壁は、図6に示すように、採便管50におけるキャップ52の一端面に沿った平坦な形状とされている。

0029

また、凸部31における互いに対向して長さ方向に延びる一対の周壁部分外壁の外面の各々には、本体部11の採便管収容凹部20における第一凹部21に形成された係合用凹溝24の各々に係合される係合用突条32が形成されている。このように、この採便管用ブリスターパック10においては、本体部11における係合用凹溝24と蓋部30における係合用突条32による長さ方向に延びる係合部が形成されるため、蓋部30を容易に開けることのできる構造でありながら、採便管ブリスターパック10の輸送時などにおいて、蓋部30が期せずして開状態とされることを回避することができる。

0030

蓋部30のフランジ部35における開閉端側に位置される部分(開閉端側フランジ部分36)の内面には、突起部38が形成されている。なお、密着防止用の突起部は、本体部11における開閉端側フランジ部分16の内面に形成されていてもよい。また、蓋部30における開閉端側フランジ部分36は、本体部11における開閉端側フランジ部分16に対して長さ方向外方に向かって拡開するよう傾斜していてもよい。

0031

この採便管ブリスターパック10における折り曲げ部40は、図7に示すように、展開された状態において、本体部11側に向かって凸となるよう弧状に湾曲して形成されている。

0032

而して、上記の採便管用ブリスターパック10においては、本体部11における連結端側フランジ部分17が、本体部11と蓋部30とが嵌合された状態において内方側(蓋部30側)に向かって凸となる第一の湾曲部41を介して折り曲げ部40の一端に連続すると共に、蓋部30における連結端側フランジ部分37が、本体部11と蓋部30とが嵌合された状態において内方側(本体部側)に向かって凸となる第二の湾曲部42を介して折り曲げ部40の他端に連続する構成とされている。すなわち、図7にも示すように、第一の湾曲部41および第二の湾曲部42は、いずれも折り曲げ部40とは互いに異なる方向に湾曲するよう形成されている。

0033

第一の湾曲部41の曲率半径R1の大きさおよび第二の湾曲部42の曲率半径R2の大きさは、互いに同一の大きさであっても、異なる大きさであってもよいが、折り曲げ部40の曲率半径R0より大きい構成とされていることが好ましい。
また、第一の湾曲部41の曲率半径R1の大きさおよび第二の湾曲部42の曲率半径R2の大きさは、例えば、採便管用ブリスターパック10を構成する樹脂シートの材質や厚みとの関係において、開状態とされた状態における開き角が45°〜90°となる大きさとされていることが好ましい。ここに、「開き角」とは、本体部11における採便管収容凹部20の開口端面を含む平面と、蓋部30におけるフランジ部35の内面を含む平面とがなす角である。
このような構成とされていることにより、便試料の検査に際しての採便管50の取り出し工程の自動化を図ることが一層容易となる。
例えば、厚みが0.25mmであるPET樹脂シートが用いられた場合における一構成例を示すと、折り曲げ部40の曲率半径R0は、例えば2mmであり、第一の湾曲部41の曲率半径R1および第二の湾曲部42の曲率半径R2は、例えば5mmである。

0034

以上の採便管用ブリスターパック10は、採便管50が内部に収容されたままの状態で、検査機にセットされて用いられ、当該検査機における蓋部開用治具によって開状態とされると共に採便管取り出し治具によって採便管50が採便管ブリスターパック10より取り出される。

0035

而して、上記構成の採便管用ブリスターパック10によれば、第一の湾曲部41および第二の湾曲部42の各々のバネ性によって、蓋部30を開けた際に、蓋部30が所定の大きさの角度で開いた状態を維持することができるため、採便管収容凹部20から採便管50を容易に取り出すことの状態を得ることができる。また、本体部11と蓋部30との係合状態を完全に解除しなくても、第一の湾曲部41および第二の湾曲部42の各々のバネ性、並びに、折り曲げ部40のバネ性によって、蓋部30が跳ね上がるように開くため、容易に開状態とすることができる。従って、便試料の検査を行うに際しての採便管50の取り出し工程の自動化を図ることが容易となる。
また、「ブリスターパッケージ」という包装形態それ自体の機能、具体的には、材質的あるいは構造的に輸送に耐えられる十分な強度を有すると共に密閉性を有することによって、従来のように輸送用袋を利用した包装形態であれば生ずる採便管50の輸送時における不具合が生ずることを回避することができる。

0036

また、上記構成の採便管用ブリスターパック10においては、本体部11における開閉端側フランジ部分16が、本体部11と蓋部30とが嵌合された状態において、蓋部30における開閉端側フランジ部分36に対して長さ方向外方に向かって拡開するよう傾斜しており、蓋部30が閉じられた状態において、開閉端が常時開いた状態とされる。このため、適宜の平板状の蓋部開用治具を当該開閉端側の空隙に挿入しさえすれば、蓋部30を開けることができるので、便試料の検査に際しての採便管50の取り出し工程の自動化を図ることが一層容易となる。

0037

さらにまた、蓋部30における開閉端側フランジ部分36の内面に、突起部38が形成されていることにより、本体部11の開閉端側フランジ部分16と、蓋部30における開閉端側フランジ部分36とが密着した状態となることが回避されるため、蓋部開用治具の挿入用空間部を確実に確保することができる。

0038

さらにまた、上記の採便管用ブリスターパック10においては、本体部11における採便管収容部20を構成する第二凹部22が、長さ方向における一端側部分が採便管50のキャップ52の外形形状に適合する空間形状を有すると共に他端側部分が採便管50の採便管本体51の外形形状に適合する空間形状を有している。また、蓋部30の凸部31における連結端側の内壁が、採便管本体51の他端部に係る球面に沿った湾曲した形状を有している。このため、採便管用ブリスターパック10に対する採便管50の逆入れを確実に防止することができる。従って、採便管用ブリスターパック10の向きを揃えれば、採便管50の向きを揃えることができるため、便試料の検査に際しての採便管50の取り出し工程の自動化を図ることが一層容易となる。

0039

さらにまた、本体部11における採便管収容部20を構成する第二凹部22は、当該第二凹部22に採便管50が保持された状態において、第二凹部22の壁面と採便管50の外周面との間に空間Sを形成する膨出部26を有する構成とされている。このため、当該空間Sを採便管取り出し用治具の挿入用空間として利用することができるので、便試料の検査を行うに際しての採便管50の取り出し工程の自動化を図ることが一層容易となる。

0040

さらにまた、上記の採便管用ブリスターパック10においては、蓋部30における凸部31が、本体部11の採便管収容凹部20の開口形状に適合する矩形枠状に構成されているため、例えば採便管用ブリスターパック10の輸送に耐えられる十分な強度を蓋部30に確保することができて、蓋部30が期せずして開状態とされて採便管50が脱落することを回避することができ、しかも、蓋部30外面における平坦面領域を比較的大きく確保することができるため、蓋部30外面に貼付されるラベルに対する例えば被験者の氏名等の必要事項を記入しにくくなるといった不具合が生ずることを回避することができる。

0041

以上、本発明のブリスターパックの一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、上記の採便管用ブリスターパックにおいては、本体部11および蓋部30の各々が湾曲部41,42を介して折り曲げ部40に連続する構成とされているが、本体部11および蓋部30の少なくとも一方が湾曲部を介して折り曲げ部40に連続する構成とされていてもよい。

0042

10 採便管用ブリスターパック
11 本体部
15フランジ部
16開閉端側フランジ部分
17連結端側フランジ部分
20 採便管収容凹部
21 第一凹部
22 第二凹部
23 段部
24係合用凹溝
25a 嵌合用突起部
25b 嵌合用突起部
26膨出部
30 蓋部
31 凸部
32係合用突条
35 フランジ部
36 開閉端側フランジ部分
37 連結端側フランジ部分
38突起部
40 折り曲げ部
41 第一の湾曲部
42 第二の湾曲部
50 採便管
51 採便管本体
52キャップ
S 空間

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    【課題】 内容器をシンプルな構造とするとともに、内容器が容器本体から脱落しないように固定可能なレフィル容器を提供すること。【解決手段】 内容物を収納する内容器Aと、口筒部kから内容器Aを格納する容... 詳細

  • 大日本印刷株式会社の「 容器とそれを用いた蓋付容器」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】安定した再封が可能で低コストな蓋付容器とそれに用いる容器を提供する。【解決手段】容器15Aは、開口部17の周縁から外側に突出するように形成された環状の内フランジ部30と、その周囲から外側に突出... 詳細

  • 三井化学東セロ株式会社の「 包装体」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】水分を比較的多く含んだ物品(湿った物品)の乾燥を抑える包装体の提供。【解決手段】包装袋により物品が密封されている包装体であって、包装袋は、袋の内表面側から、シーラント層と、熱可塑性樹脂を含有す... 詳細

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