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技術 一体型マレアブル脳ベラシステム

出願人 株式会社能作岡田芳和株式会社フジタ医科器械
発明者 能作克治岡田芳和前多宏信
出願日 2016年9月28日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-190171
公開日 2018年4月5日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2018-050939
状態 未査定
技術分野 手術用機器
主要キーワード 調節片 固定用アーム ワーキングスペース 四角柱形 牽引システム 先端幅 脳局所 固定器
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年4月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

脳外科手術において脳を安全かつ確実に牽引・保持できる医療器具を提供する。

解決手段

医療器具1は、手で曲げられる金属材料で構成され、安全確実に脳の圧排、牽引が持続できる形成されたヘラ部10と、手で曲がる金属材料で構成され、前記金属材料で構成され、脳牽引に十分対応できる強度に形成された棒状のアーム部12とを有し、ヘラ部10は、アーム部12の端部に接続されている。これにより、同一の金属材料であっても、厚みと形状を変えることによって、アーム部を手でスムースに曲げることの出来る“マレアブル”な金属材料でシンプル棒状構造により術野でのヘラ部の設置・保持が安定して行える。また、同一の金属材料でヘラ部10及びアーム部12を一体的に構成することにより、加熱・冷却しても膨張率が同じであるため破損しにくい。

概要

背景

例えば特許文献1には純度97.00wt%〜99.99wt%の錫で作成することを特徴とする医療器具が開示されている。

概要

脳外科手術において脳を安全かつ確実に牽引・保持できる医療器具を提供する。 医療器具1は、手で曲げられる金属材料で構成され、安全確実に脳の圧排、牽引が持続できる形成されたヘラ部10と、手で曲がる金属材料で構成され、前記金属材料で構成され、脳牽引に十分対応できる強度に形成された棒状のアーム部12とを有し、ヘラ部10は、アーム部12の端部に接続されている。これにより、同一の金属材料であっても、厚みと形状を変えることによって、アーム部を手でスムースに曲げることの出来る“マレアブル”な金属材料でシンプル棒状構造により術野でのヘラ部の設置・保持が安定して行える。また、同一の金属材料でヘラ部10及びアーム部12を一体的に構成することにより、加熱・冷却しても膨張率が同じであるため破損しにくい。

目的

本発明は、脳外科手術において脳を安全かつ確実に牽引・保持できる医療器具(脳ベラステム)の提供を目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

手指曲げられる金属材料で構成され、安全確実に脳の圧排牽引持続できるヘラ部と、前記金属材料で構成され、脳牽引に十分対応できる強度に形成された棒状のアーム部とを有し、前記ヘラ部は、前記アーム部の端部に接続されている医療器具

請求項2

前記金属材料は、純度97wt%以上の錫であり、前記ヘラ部は、一定な厚みで、かつ、木葉様形状の板状部材であり、前記ヘラ部の先端は、2mm以上10mm以下の幅で形成されている請求項1に記載の医療器具。

請求項3

前記アーム部を脳ベラ固定器に固定するための固定部をさらに有し、前記固定部は、前記金属材料により、円柱状または四角柱状の棒状に形成され、前記固定部及び前記アーム部は、同一のサイズの棒状構造に一体的に構成されている請求項2に記載の医療器具。

請求項4

ヘラ部と、前記ヘラ部の端部に接続されたアーム部と、前記アーム部の端部に設けられた固定部とを有し、前記ヘラ部、前記アーム部、及び前記固定部が、純度97wt%以上の錫により一体に形成されている医療器具。

請求項5

ヘラ部とアーム部とがシームレスに一体的に形成された脳ベラと、前記脳ベラを固定する脳ベラ固定器とを備え、前記脳ベラは、純度97wt%以上の錫により形成されている手術器具

請求項6

断面形状が円形状、又は、多角形状の棒状であり、手で曲げることができ、かつ、手術中に手が当たっても屈曲しない強度に形成された脳ベラ固定用アームをさらに備え、前記脳ベラ固定用アームは、14mm以上の太さであり、前記脳ベラ固定用アームは、前記脳ベラと同じ純度97wt%以上の錫により形成され、前記脳ベラ固定器は、前記脳ベラ固定用アームの任意の位置に固定されている請求項5に記載の手術器具。

技術分野

0001

本発明は、医療器具及び脳手術器具に関するものである。

背景技術

0002

例えば特許文献1には純度97.00wt%〜99.99wt%の錫で作成することを特徴とする医療器具が開示されている。

先行技術

0003

特開2013−90856号公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は、脳外科手術において脳を安全かつ確実に牽引・保持できる医療器具(脳ベラステム)の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明に係る医療器具は、手指曲げられる金属材料で構成され、安全確実に脳の圧排、牽引が持続できるヘラ部と、前記金属材料で構成され、脳牽引に十分対応できる強度に形成された棒状のアーム部とを有し、前記ヘラ部は、前記アーム部の端部に接続されている。

0006

好適には、前記金属材料は、純度97wt%以上の錫であり 前記ヘラ部は、一定な厚みで、かつ、木葉様形状の板状部材であり、前記ヘラ部の先端は、2mm以上10mm以下の幅で形成されている。

0007

好適には、前記アーム部を脳ベラ固定器に固定するための固定部をさらに有し、前記固定部は、前記金属材料により、円柱状または四角柱状の棒状に形成され、前記固定部及び前記アーム部は、同一のサイズの棒状構造に一体的に構成されている。

0008

また、本発明に係る医療器具は、ヘラ部と、前記ヘラ部の端部に接続されたアーム部と、前記アーム部の端部に設けられた固定部とを有し、前記ヘラ部、前記アーム部、及び前記固定部が、純度97wt%以上の錫により一体に形成されている。

0009

また、本発明に係る手術器具は、ヘラ部とアーム部とがシームレスに一体的に形成された脳ベラと、前記脳ベラを固定する脳ベラ固定器とを備え、前記脳ベラは、純度97wt%以上の錫により形成されている。

0010

好適には、断面形状が円形状、又は、多角形状の棒状であり、手で曲げることができ、かつ、手術中に手が当たっても屈曲しない強度に形成された脳ベラ固定用アームをさらに備え、前記脳ベラ固定用アームは、14mm以上の太さであり、前記脳ベラ固定用アームは、前記脳ベラと同じ純度97wt%以上の錫により形成され、前記脳ベラ固定器は、前記脳ベラ固定用アームの任意の位置に固定されている。

発明の効果

0011

本発明による一体型レアブル脳ベラシステムは、安定した脳の持続牽引を可能にし、脳外科手術の安全性と効率の向上が期待できる。

図面の簡単な説明

0012

従来の脳ベラシステムを例示する図である。
脳ベラシステム1を例示する図である。
脳ベラシステム1の術中へのセッティング状況を例示する図である。
図3に示すB部の脳ベラ固定器26の詳細図である。

実施例

0013

背景
本発明がなされた背景を説明する。
脳外科手術では脳の深部ではワーキングスペースが狭く、繊細な脳牽引、脳圧排が求められる。従来の脳圧排・牽引システムではヘラ部とアーム部は分離されており、アーム部は金属製のボールソケットつなぐ複雑な形状“蛇腹様式”で作成されているため脳の牽引・保持が不安定であった(図1)。また従来の金属製のボールとソケットをつなぐ方式“蛇腹様式”では、洗浄滅菌処理が迅速かつ確実に行うことが困難であった。

0014

本実施例の一体型マレアブル脳ベラシステムは、脳を直接圧排するヘラ部、ヘラ部を術野に届かせ、牽引・保持する棒状のアーム部12とアーム部12を固定する固定部36から構成され、手でスムースに曲げ、その形状が維持できる“マレアブルな”金属材料でヘラ部10、アーム部12、固定部36を一体として作成している(図2(A))。ここで、マレアブルとは、形状を自在に変形可能で、かつ、変形後の形状が維持されることである。本実施例の一体型マレアブル脳ベラシステムは、アーム部12を手でスムースに曲げることの出来る“マレアブル”な金属材料でシンプルな棒状構造により術野でのヘラ部12の設置・保持が安定して行える。また従来の金属製のボールとソケットをつなぐ方式“蛇腹様式”に比べ、洗浄や滅菌処理が迅速かつ確実に施行できる。

0015

[発明の概要
本発明に係る実施形態の概要を簡単に説明する。
本実施例の一体型マレアブル脳ベラシステムに用いた金属材料は、錫合金(純度97wt%以上の錫と0.2wt%以上0.5wt%以下の銀)である。純度97wt%以上の高純度の錫と銀を適切に配合することにより脳外科手術時の脳牽引に適した柔軟性と強度を確保している。
ヘラ部は、一定の厚さを有する木の葉様形状で、先端の幅は2mm−10mmである。本脳ベラシステムは、錫合金で作成することにより指先の力でも容易に曲げることのできる“マレアブル”な柔軟性を有すると共に可視光下での光触媒反応による殺菌又は滅菌効果も期待できる。また木の葉様形状と錫合金の柔軟性により牽引による脳局所への圧力が分散され、脳外科手術操作の安全性の向上も期待できる。このヘラ部はアーム部と同一の錫合金でシームレスにつなげている。これにより加熱・冷却しても膨張率が同じであるため破損しにくい。

0016

本実施形態を詳細に説明する。
[一体型マレアブル脳ベラシステム(以下脳ベラシステム1)の各構成部の説明]
(脳ベラシステム1)
図2に脳ベラシステム1を示している。脳ベラシステム1は、ヘラ部10、アーム部12、固定部36を一体化した構造である。脳ベラシステム1は、ヘラ部10、アーム部12の屈曲により適切に脳牽引、脳圧排ができるシステムである。本脳ベラシステム1は、錫合金(純度97wt%以上の錫と0.5wt%以下の銀の合金)で、全長が390mm−620mmに作成している。この金属材料は、具体的には純度97wt%以上の錫と0.2wt%−0.5wt%の銀との合金である。本脳ベラシステム1では純度97wt%以上の錫と0.3wt%の銀との合金が最適である。錫合金は、手で曲げることの出来る“マレアブル”な柔軟性を備えた金属である。一方、金属材料は、銀の含有量を(0.5wt%以上に)多くすると、硬度を高く保つことができるが何度も手で曲げることにより破断しやすくなる。そのため、0.5wt%以下の銀の含有量であることが望ましい。
なお、本実施例における脳ベラシステム1は、本発明に係る医療器具の一例である。

0017

(ヘラ部10)
図2(A)に示すヘラ部10は、アーム部12及び固定部36より薄く一定な厚みで構成されている。そのため、ヘラ部10は、アーム部12及び固定部36と、脳ベラ固定用アーム28(後述)とに比べて曲げやすい硬さとなっている。具体的には、ヘラ部10は、(例えば1本の)指で位置を調節できる程度の硬さとなっている。
また、図2(A)に示すヘラ部10の長さL1は、140mmである。
また、図2(B)に示すヘラ部10における先端部10aの先端幅Wは、例えば、10mm以下の幅としている。具体的には2mm以上10mm以下の幅としている。ヘラ部10における先端部10aの先端幅Wが2mm以上5mm以下である場合、例えば、脳血管等を圧排する大きさに適している。また、ヘラ部10における先端部10aの先端幅Wが6mm以上10mm以下である場合、例えば、脳組織広範囲に圧排する大きさに適している。

0018

(アーム部12)
図2(A)に示すアーム部12は、片方はヘラ部に、他方は固定部36に移行する構造にしている。脳ベラシステム1では固定部36へ移行する部位がアーム部12と固定部36の棒状構造を同一のサイズとしている。ヘラ部10の術野への設定は手によるアーム部12の屈曲調節と固定部36の脳ベラ固定器26への固定位置で調節している。アーム部12は、脳牽引に十分対応できる強度と手で曲げやすい柔軟性を有している。アーム部12から固定部36までの長さL2は、250mm−480mmとしている。またアーム部12および固定部36の太さ(直径)D1は、6mm−10mmとしている。

0019

(固定部36)
図2(A)に示す本脳ベラシステム1の固定部36は、円柱または四角柱状の棒状にしている。なお円柱形状とは断面形状が、正円形から楕円形状をも含む。固定部36は、本脳ベラシステム1を脳ベラ固定器26に固定する部位で、本脳ベラシステム1をスムースに固定でき、安全に脳の牽引・保持ができる強度を有しいている。アーム部12から固定部36までの長さL2は、250mm−480mmとしている。またアーム部12および固定部36の太さ(直径)D1は、6mm−10mmとしている。アーム部12および固定部36が四角形の場合、縦は8mm−10mmで、横は8mm−10mmとしている。
このように、脳ベラシステム1は、手でスムースに曲げることの出来る“マレアブルな”金属材料でシンプルな棒状構造により術野でのヘラ部10の設置・保持が安定して行える。

0020

[脳ベラシステム1の手術中セッティング]
手術中のセッティングには頭部固定器23、脳ベラ固定器26、脳ベラ固定用アーム28、脳ベラシステム1を使用している。図3図4は、脳ベラシステム1の術野での具体的なセッティングを示している。図3は、頭部固定器23に固定した脳ベラ固定用アーム28に脳ベラ固定器26を装着し、さらに脳ベラ固定器26に脳ベラシステム1を装着した状況を示している。
図3に示す本脳ベラシステム1は、脳ベラ固定器26に脳ベラシステム1を装着した状況であっても、ヘラ部10の位置を調節することができる。具体的にはヘラ部10は、マレアブルな金属材料で構成され、かつ、指で位置を調節できる程度の硬さとなっている。これにより、ヘラ部10は、手指で任意に変形させて位置を調節することができる。さらに、ヘラ部10は、調節後にヘラ部10から指を離しても調節前の形状に戻ることなく、調節後の形状を維持される。

0021

(脳ベラ固定器26)
図4は、図3のB部(脳ベラシステム1の術中セッティング用の脳ベラ固定器26)を詳細に示した図である。脳ベラシステム1は、頭部固定器23に装着した脳ベラ固定用アーム28の任意の位置に脳ベラ固定器26を装着し、次に脳ベラ固定器26に脳ベラシステム1を装着している。

0022

脳ベラシステム1での脳ベラ固定器26の脳ベラ固定アーム28への装着は、脳ベラ固定器26の円柱状の溝部26Aに脳ベラ固定用アーム28を挿入し、ねじ固定している。脳ベラ固定器26の溝部26Aの溝幅GWは、15mm−18mmで、溝長GLは、20mm−30mmで十分な脳ベラ固定器26の把持を可能にしている。
一方本脳ベラシステム1の脳ベラ固定器26への装着は、脳ベラシステム1の固定部36を脳ベラ固定器26の固定部(U字またはコ字で筒状のステンレス製シートで作成)に挿入し、シートをねじによって締め付ける方法で行っている。脳ベラ固定器26は、断面形状が円形状である円柱状に形成された固定部36を回転可能に固定している。これにより、固定部36は、脳ベラシステム1のねじり変形を防止することができる。
また脳ベラ固定器26は、調節片27を挟む方法でU字状やコ字状のサイズを調節し固定部36の太さに対応している。

0023

(脳ベラ固定用アーム28)
図3に示す脳ベラ固定用アーム28は、脳ベラ固定器26を装着する器具である。この脳ベラ固定用アーム28は、頭部固定器23または手術台に装着している。本脳ベラ固定用アーム28は、脳ベラシステム1と同じ錫合金で棒状に作成している。本脳ベラ固定用アーム28は、手の力で容易に曲げることができるが脳ベラシステム1に比べて硬く構成され、手術中に手が当たっても屈曲しない強度は維持している。
このアームの形状は、円柱形または四角柱形の棒状で長さは、680mm−720mmで、太さ(直径)は、14mm−25mmとしている。脳ベラ固定用アーム28が四角柱の棒状の場合には断面の縦が14mm−25mm、横が14mm−25mmとしている。
この脳ベラ固定用アーム28は、曲げることができるため様々な形状で頭部固定器23に装着できる。例えば図3の脳ベラ固定用アーム28のように片方を頭部固定器23に固定し、任意の湾曲を取り、脳ベラシステム1を装着できる。
また、装着方法は、図4に示すように、脳ベラ固定器26の溝部26Aに円柱状の脳ベラ固定用アーム28を挿入し、ねじ固定している。脳ベラ固定器26の溝部26Aは、断面がU字状で、直径14mm−25mmの脳ベラ固定用アーム28に対応できるサイズが選択できる。

0024

1一体型マレアブル脳ベラシステム
10ヘラ部
10a 先端部
12アーム部
36 固定部
23頭部固定器
26 脳ベラ固定器
26A 溝部
28 脳ベラ固定用アーム

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