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技術 コンバイン

出願人 井関農機株式会社
発明者 里路久幸張棟内山龍介北川智志飯泉清
出願日 2016年9月28日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-189712
公開日 2018年4月5日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2018-050524
状態 特許登録済
技術分野 脱穀機要素4(籾処理)
主要キーワード 干渉回避位置 ベルトストッパ エンジン付近 接続メタル 点検カバー 動力伝達ロス 出力ケース 側部カバー
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

タンク排出装置グレンタンクに対して左右の偏った位置に配置され、グレンタンク内穀粒充填されるときの重量バランスが良好でないという課題がある。

解決手段

下方に走行装置2を設けた機体フレーム1の上方に脱穀装置3を設け、該脱穀装置3の前方に刈取装置4を設け、該脱穀装置3の側方にグレンタンク5を設け、該グレンタンク5の底部にはグレンタンク5内の穀粒を排出するタンク内排出装置12を設け、エンジン20側から左右方向の中間左右軸24に入力された回転を、前後方向の中間前後軸26から前記タンク内排出装置12側へ出力する変換装置22を、エンジン20の後方であってグレンタンク5の前側に設け、前記変換装置22の上方に空調装置コンプレッサ45を搭載し、該コンプレッサ45に前記中間左右軸24からの動力ベルト伝動する構成としたコンバイン

概要

背景

従来、下方に走行装置を設けた機体フレームの上方に脱穀装置を設け、脱穀装置の側方グレンタンクを設け、該グレンタンク内には排出装置を設け、この排出装置へのエンジン駆動伝達の構成として、左右軸から前後軸回転伝達方向を変換する変換装置と、変換装置により変換した動力を排出装置に伝達する伝動軸とした構成は、公知である(特許文献1参照)。

概要

タンク内排出装置がグレンタンクに対して左右の偏った位置に配置され、グレンタンク内に穀粒充填されるときの重量バランスが良好でないという課題がある。下方に走行装置2を設けた機体フレーム1の上方に脱穀装置3を設け、該脱穀装置3の前方に刈取装置4を設け、該脱穀装置3の側方にグレンタンク5を設け、該グレンタンク5の底部にはグレンタンク5内の穀粒を排出するタンク内排出装置12を設け、エンジン20側から左右方向の中間左右軸24に入力された回転を、前後方向の中間前後軸26から前記タンク内排出装置12側へ出力する変換装置22を、エンジン20の後方であってグレンタンク5の前側に設け、前記変換装置22の上方に空調装置コンプレッサ45を搭載し、該コンプレッサ45に前記中間左右軸24からの動力をベルト伝動する構成としたコンバイン

目的

効果

実績

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請求項1

下方に走行装置(2)を設けた機体フレーム(1)の上方に脱穀装置(3)を設け、該脱穀装置(3)の前方に刈取装置(4)を設け、該脱穀装置(3)の側方グレンタンク(5)を設け、該グレンタンク(5)の底部にはグレンタンク(5)内の穀粒を排出するタンク排出装置(12)を設け、エンジン(20)側から左右方向の中間左右軸(24)に入力された回転を、前後方向の中間前後軸(26)から前記タンク内排出装置(12)側へ出力する変換装置(22)を、エンジン(20)の後方であってグレンタンク(5)の前側に設け、前記変換装置(22)の上方に空調装置コンプレッサ(45)を搭載し、該コンプレッサ(45)に前記中間左右軸(24)からの動力ベルト伝動する構成としたコンバイン

請求項2

請求項1記載の発明において、前記グレンタンク(5)の上部前面(40)に対して、前記タンク内排出装置(12)の排出螺旋(11)の前部を軸装した下部前面(41)を、前記変換装置(22)および該変換装置(22)により方向変換した駆動回転を前記タンク内排出装置(12)へ伝達するタンク出力軸(31)を有する出力ケース(30)とを配置可能な空間(K)を形成できるように後退させて構成したコンバイン。

請求項3

請求項1または請求項2記載の発明において、前記中間左右軸(24)における機体外端部側に前記エンジン(20)からの動力が入力される中間プーリ(23)を設け、該中間プーリ(23)よりも機体内側の前記中間左右軸(24)の部位に前記コンプレッサ(45)へ動力を伝達する出力プーリ(48)を設けたコンバイン。

請求項4

請求項1または請求項2または請求項3記載の発明において、前記変換装置(22)の機体内側に、前記中間前後軸(26)からの動力が伝達される中間プーリ(28)を設け、前記グレンタンク(5)の下側において前後方向に延伸するタンク出力軸(31)を設けたコンバイン。

請求項5

請求項4記載の発明において、前記タンク出力軸(31)はその軸心を前記中間前後軸(26)の軸心よりも低位置となるように配置し、前記タンク出力軸(31)の中間プーリ(32)と前記中間前後軸(26)の中間プーリ(28)に掛け回したベルト(33)に排出クラッチ(C)を構成するテンションプーリ(34)を設けたコンバイン。

請求項6

請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5記載の発明において、前記変換装置(22)の側方に前記グレンタンク(5)から着脱可能な点検カバー(53)を設けたコンバイン。

技術分野

0001

本発明は、穀粒排出装置を備えたコンバインに係るものである。

背景技術

0002

従来、下方に走行装置を設けた機体フレームの上方に脱穀装置を設け、脱穀装置の側方グレンタンクを設け、該グレンタンク内には排出装置を設け、この排出装置へのエンジン駆動伝達の構成として、左右軸から前後軸回転伝達方向を変換する変換装置と、変換装置により変換した動力を排出装置に伝達する伝動軸とした構成は、公知である(特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2016−067213号公報

発明が解決しようとする課題

0004

前記公知例は、外側オープンするグレンタンクを作業位置に保持するロック装置に関する出願であり、グレンタンク内の排出装置への伝動構成と配置に課題がある。
即ち、公知例では、単に、変換装置により方向変換させたエンジンの駆動回転を前後方向の伝動軸でグレンタンクの後部からタンク内の排出装置に伝動する構成のため、変換装置の回転入力位置と回転出力位置が近く、これにより、グレンタンクとタンク内排出装置との位置関係制約が生じ、タンク内排出装置がグレンタンクに対して左右の偏った位置に配置され、その結果、グレンタンク内に穀粒充填されるときの重量バランスが良好でないという課題が生じる。
本願は、タンク内排出装置への伝動構成を工夫し、伝動作動の向上と空間の有効利用を図ったものである。

課題を解決するための手段

0005

請求項1記載の発明は、下方に走行装置2を設けた機体フレーム1の上方に脱穀装置3を設け、該脱穀装置3の前方に刈取装置4を設け、該脱穀装置3の側方にグレンタンク5を設け、該グレンタンク5の底部にはグレンタンク5内の穀粒を排出するタンク内排出装置12を設け、エンジン20側から左右方向の中間左右軸24に入力された回転を、前後方向の中間前後軸26から前記タンク内排出装置12側へ出力する変換装置22を、エンジン20の後方であってグレンタンク5の前側に設け、前記変換装置22の上方に空調装置コンプレッサ45を搭載し、該コンプレッサ45に前記中間左右軸24からの動力をベルト伝動する構成としたコンバインとしたものである。
請求項2記載の発明は、前記グレンタンク5の上部前面40に対して、前記タンク内排出装置12の排出螺旋11の前部を軸装した下部前面41を、前記変換装置22および該変換装置22により方向変換した駆動回転を前記タンク内排出装置12へ伝達するタンク出力軸31を有する出力ケース30とを配置可能な空間Kを形成できるように後退させて構成したコンバインとしたものである。
請求項3記載の発明は、前記中間左右軸24における機体外端部側に前記エンジン20からの動力が入力される中間プーリ23を設け、該中間プーリ23よりも機体内側の前記中間左右軸24の部位に前記コンプレッサ45へ動力を伝達する出力プーリ48を設けたコンバインとしたものである。
請求項4記載の発明は、前記変換装置22の機体内側に、前記中間前後軸26からの動力が伝達される中間プーリ28を設け、前記グレンタンク5の下側において前後方向に延伸するタンク出力軸31を設けたコンバインとしたものである。
請求項5記載の発明は、前記タンク出力軸31はその軸心を前記中間前後軸26の軸心よりも低位置となるように配置し、前記タンク出力軸31の中間プーリ32と前記中間前後軸26の中間プーリ28に掛け回したベルト33に排出クラッチCを構成するテンションプーリ34を設けたコンバインとしたものである。
請求項6記載の発明は、前記変換装置22の側方に前記グレンタンク5から着脱可能な点検カバー53を設けたコンバインとしたものである。

発明の効果

0006

請求項1記載の発明では、タンク内排出装置12へ回転伝動する変換装置22とタンク出力軸31とコンプレッサ45とをグレンタンク5とエンジン20との間の空間Kに設けているので、空間を有効利用できると共に、コンプレッサ45の伝動効率を高くしてコンプレッサ45の作動を安定させて、動力伝達ロスを減少させることができる。
請求項2記載の発明では、グレンタンク5とエンジン20本体との間の空間Kに変換装置22と出力ケース30を配置しているので、グレンタンク5に対して出力ケース30の設置位置の自由度を向上させ、これにより、タンク内排出装置12の設置位置を自由に設定できて、穀粒充填時のグレンタンク5の重量バランスを良好にできる。
請求項3記載の発明では、中間左右軸24における機体外端部側に前記エンジン20からの動力が入力される中間プーリ23を設け、該中間プーリ23の機体内側の前記中間左右軸24の部位に前記コンプレッサ45へ動力を伝達する出力プーリ48を設けているので、ベルト伝動構成をコンパクトに配置しつつ、エンジン20からのベルト伝動構成のメンテナンスを容易に行うことができる。
請求項4記載の発明では、変換装置22の機体内側に中間プーリ28を設け、グレンタンク5の下側にタンク出力軸31を設けているので、伝動構成の配置によるグレンタンク5の容量減少や、タンク出力軸31とグレンタンク5との干渉を防止できる。
請求項5記載の発明では、タンク出力軸31の中間プーリ32は中間前後軸26の中間プーリ28よりも低位置に配置しているので、プーリ高低差を利用して、ベルト33の長さを長くすることができ、これにより、排出クラッチCを構成するテンションプーリ34の移動量を大きく確保でき、排出クラッチCの入切作動を安定・確実にできる。
請求項6記載の発明では、変換装置22の側方に着脱可能な点検カバー53を設けているので、点検カバー53を外してタンク内排出装置12の伝動構成となる変換装置22およびベルト伝動(排出クラッチC)のメンテナンス作業を容易にすることができる。

図面の簡単な説明

0007

コンバインの側面図。
エンジン付近の側面図。
同平面図。
エンジンおよびグレンタンクの一部展開状態の概略平面図。
変換装置付近の側面図。
同背面図。
グレンタンクの背面図。
脱穀装置の概略背面図。
ガイド体の斜視図。
他の実施形態のガイド体の斜視図。
他の実施形態のガイド体の斜視図。

実施例

0008

本発明の一実施形態を図面により説明すると、1はコンバインの機体フレームであり、機体フレーム1の下方には走行装置2を設け、機体フレーム1の上方には脱穀装置3を設け、脱穀装置3の前方には刈取装置4を設け、脱穀装置3の側方にはグレンタンク5を設ける。6は操縦部である。
刈取装置4は、オーガテーブル7に分草装置8と刈刃9とリール10を有して構成している。
グレンタンク5内には、グレンタンク5内の穀粒を排出する排出螺旋11により構成したタンク内排出装置12を設け、タンク内排出装置12の排出螺旋11の終端は、前記機体フレーム1に設けた接続メタル14内に臨ませる。接続メタル14には排出用縦揚穀装置15の下部を接続し、これらにより、グレンタンク5の排出機構Hを構成する。

0009

なお、グレンタンク5からタンク内排出装置12によって搬送した穀粒の機外への排出する排出機構Hの構成は任意であり、排出用縦揚穀装置15を接続メタル14を横軸回動させて排出する構成、あるいは、排出用縦揚穀装置15を機体フレーム1側に起立状態に固定し、排出用縦揚穀装置15の上部に旋回する横方向の排出オーガの基部を接続した構成でもよい。
また、図示は省略するが、グレンタンク5は前記接続メタルに設けた縦軸中心に外側回動させてオープンさせる構成としてもよい。
しかして、前記タンク内排出装置12等により構成するグレンタンク5の排出機構Hの伝動構成について、以下説明する。

0010

エンジン20の出力プーリ21を、機体進行方向に対してエンジン20の右側(外側)に設ける。エンジン20の後方であってグレンタンク5の前側には変換装置(ギヤボックス)22を設ける。変換装置22には中間プーリ23を中間左右軸24により軸装し、中間プーリ23と前記出力プーリ21との間にベルト25を掛け回す。
変換装置22には中間前後軸26を軸装し、中間左右軸24と中間前後軸26はベベルギヤ27により変換装置22内にて回転伝達される。中間前後軸26には中間プーリ28を設ける。変換装置22の内側所定位置には出力ケース30を設け、出力ケース30にはタンク出力軸31を軸装し、タンク出力軸31に設けた中間プーリ32と前記中間プーリ28との間にベルト33を掛け回す。

0011

33Aはベルトストッパ、34は排出機構Hの伝動を入切するベルト33に設けた排出クラッチCを構成するテンションプーリ、34Aはテンションアーム、34Bはテンションバネ、34Cは排出クラッチ(テンションプーリ34)Cの入切を操作するワイヤーである。
タンク出力軸31にはカップリング接合等により前後方向の内側中間軸35の前部を着脱自在に取付け、内側中間軸35の後部には中間プーリ36を設ける。前記接続メタル14に軸装したタンク内排出装置12の螺旋軸37にはプーリ38を取付け、プーリ38と中間プーリ36との間にベルト39を掛け回す。
以上の構成により、エンジン20の右側面およびエンジン20の後面の空間Kにベルト伝動機構を配置しているので、スペースを有効活用してコンパクトな伝動構成にできる。

0012

エンジン20の後方のベルト33とエンジン20本体との間の空間Kに変換装置22と出力ケース30を配置しているので、この空間をエンジン排風が通過する風洞を構成し、エンジン20の排風性能が向上し、さらに、変換装置22および出力ケース30の冷却効果の向上も期待できる。また、ベルト33とエンジン20本体との間の空間Kにより、ベルト等のメンテナンスを容易にする。
即ち、グレンタンク5の上部前面40に対して、前記タンク内排出装置12の排出螺旋11の前部を軸装した下部前面41を、前記変換装置22および出力ケース30を配置可能な前記空間Kを形成できるように後退させて配置構成する。
42は安息角以上の急傾斜に形成した傾斜面である。
そのため、タンク内排出装置12はグレンタンク5の左右の略中央に配置でき、穀粒充填時であっても、重量バランスを良好に保持できる。

0013

換言すると、グレンタンク5の上部前面40に対して下部前面41を後退させて、前記変換装置22および出力ケース30を配置する前記空間Kを形成するので、タンク内排出装置12をグレンタンク5の左右の略中央に配置でき、これにより、タンク出力軸31および内側中間軸35とグレンタンク5との干渉を減少させ、前記空間Kを設ける分のグレンタンク5の容積の減少を相殺できる効果も期待できる。
前記変換装置22の上方(上面)には、コンプレッサ45を設ける。コンプレッサ45は操縦部6の空調装置の一部を構成するものであり、冷媒圧縮してコンデンサ(図示省略)に供給する。
コンプレッサ45の入力軸46には入力プーリ47を設け、入力プーリ47に前記中間左右軸24に設けた出力プーリ48との間にベルト49を掛け回す。

0014

そのため、変換装置22の上方空間を利用してコンプレッサ45を設けることができ、コンプレッサ45は平面視においてエンジン排風が通過して雰囲気温度の低いエンジン20の後方の前記空間K内にコンプレッサ45を位置させられる。
また、コンプレッサ45への伝動構成を簡素にできる。
前記出力プーリ48は前記中間左右軸24に設けた中間プーリ23と一体状に形成する。
そのため、中間プーリ23と出力プーリ48の剛性を向上させることができる。
また、コンプレッサ45は変換装置22の中間左右軸24の出力プーリ48から回転入力を受けるので、コンプレッサ45は前記排出クラッチ(テンションプーリ34)Cの上手側から回転伝動されて、常時駆動状態とすることができる。
変換装置22の中間プーリ23および中間前後軸26は、前記出力プーリ21および前記中間プーリ32の軸心よりも高い位置に設ける。
そのため、狭い設置空間であっても、ベルト軸間を長くしつつ、コンパクトなベルト伝動を実現する。

0015

また、ベルト軸間を長くできるので、ベルト25のテンションプーリ50の移動量を確保する。
なお、変換装置22を高位置に配置する構成は任意であるが、本例では支持台22Aの上面に変換装置22を搭載している。また、支持台22Aにはテンションプーリ50のテンションアーム50Aの基部を軸50Bにより取付けている。
しかして、前記出力ケース30は、変換装置22からベルト伝動により回転伝達されるので、出力ケース30およびタンク出力軸31と内側中間軸35との設置位置は自由であり、前記タンク内排出装置12を設けたグレンタンク5の内側(内縁)部分との干渉回避位置に設ければよい。
そのため、変換装置22の中間プーリ28と出力ケース30の中間プーリ32とのベルト軸間を長くできるので、ベルト33の排出クラッチ(テンションプーリ34)Cの移動量を十分に確保できる効果も期待できる。

0016

前記空間(伝動機構)Kの側面となる側面には着脱自在の点検カバー53を設ける。点検カバー53を外すと、前記空間(伝動機構)Kを開放する構成とする。
そのため、点検カバー53を外すと、ベルト伝動構成を開放でき、グレンタンク5を外側オープンさせることなく、ベルト33および排出クラッチ(テンションプーリ34)C等のメンテナンスをすることができる。
点検カバー53の着脱構成は任意であるが、例えば、点検カバー53の上部にグレンタンク5の固定カバー54の内面係合する係合片(図示省略)を設け、点検カバー53の下部に任意の固定部に係合する係合フック(図示省略)の操作レバー55を設ければよい。
しかして、図8以下では、脱穀装置3の扱室60を示し、扱室60内には扱胴61を軸装し、扱胴61の周囲を扱網62で包囲して扱室60を構成し、扱網62の下方に揺動選別棚63を設け、扱室60および揺動選別棚63の右側は側板64で包囲し、揺動選別棚63の左側には開閉自在の側部カバー65を設けている。

0017

側部カバー65の内面にはガイド体66を設ける。ガイド体66は、扱網62と側部カバー65の間から揺動選別棚63上に落下する被処理物を揺動選別棚63の左右中央部に向けて飛散するように案内する。
ガイド体66は上部の上側取付部67と下部の下側取付部68とを側部カバー65の内面に着脱自在に取付ける。例えば、米麦が被処理物の場合は、ガイド体66を側部カバー65に装着し、豆類の場合は扱網62と側部カバー65の間の間隔を広くして被処理物の損傷を抑制する等の理由により、選別対象によって、ガイド体66を着脱し、脱穀装置3の汎用性を向上させている。

0018

側部カバー65は、上側取付部67と下側取付部68の間にガイド部69を設けて構成し、ガイド部69は、下方に至るに従い内側に突出する傾斜面70に形成したものと、ガイド部69を円弧面71に形成したものと、傾斜面70または円弧面71により形成したガイド部69に対して、前記下側取付部68を内側に至るに従い高くなる傾斜面72に形成して、選別風ガイド作用を期待するものであってもよく、これらを選択して側部カバー65に装着する。
また、ガイド体66は、前後に複数に分割形成し、各分割したガイド体66を側部カバー65に装着してもよく、例えば、側部カバー65の前側部分のみ設けたり、前後のガイド体66の間に所定の間隔を設けたりして選択して側部カバー65に装着してもよく、また、ガイド部69の形状の相違するガイド体66を組み合わせて前後に配置してもよく、設置数・ガイド部69の形状の選択・配置の種々の組合せは任意である。

0019

(実施形態の作用)
エンジン20を始動し、走行装置2により機体を走行させ、刈取装置4で刈刈取り、刈取った穀稈穂先を脱穀装置3へ供給して脱穀する。
脱穀された穀粒は、グレンタンク5に一時貯留され、一定量貯留されると、グレンタンク5内のタンク内排出装置12を作動させ、グレンタンク5内の穀粒を排出する。
エンジン20の駆動回転は、出力プーリ21→ベルト25→中間プーリ23→中間左右軸24→ベベルギヤ27→中間前後軸26→ベルト33→中間プーリ32→タンク出力軸31→内側中間軸35→中間プーリ36→ベルト39→プーリ38と伝達されて、タンク内排出装置12を駆動させる。

0020

エンジン20の出力プーリ21はエンジン20の右側(外側)に設け、エンジン20の後方であってグレンタンク5の前側に設けた変換装置22に中間プーリ23を軸装し、変換装置22内のベベルギヤ27により中間プーリ23の回転が伝達される中間前後軸26に設けた中間プーリ28には変換装置22の内側所定位置に設けた出力ケース30のタンク出力軸31に設けた中間プーリ32との間にベルト33を掛け回し、このベルト33に排出クラッチ(テンションプーリ34)Cを接離自在に設けて伝動機構の一部を構成しているので、エンジン20の右側面およびエンジン20の後面とグレンタンク5との間の空間Kにベルト伝動機構および排出クラッチ(テンションプーリ34)Cを配置でき、変換装置22の上方のスペースを有効活用してコンパクトな伝動構成にできる。

0021

この場合、グレンタンク5の上部前面40に対して、前記タンク内排出装置12の排出螺旋11の前部を軸装した下部前面41を、前記変換装置22および出力ケース30を配置可能な空間Kを形成できるように後退させて配置構成しているので、タンク内排出装置12はグレンタンク5の左右の略中央に配置でき、穀粒充填時であっても、重量バランスを良好に保持できる。
グレンタンク5とエンジン20本体との間の空間Kに変換装置22と出力ケース30を配置しているので、グレンタンク5に対して出力ケース30と内側中間軸35との設置位置の自由度を向上させて、穀粒充填時のグレンタンク5の重量バランスを良好にできると共に、この空間Kを、エンジン排風が通過する風洞として構成することができ、エンジン20の排風性能を向上させ、さらに、変換装置22および出力ケース30の冷却効果の向上も期待できる。また、この空間Kにより、ベルト等のメンテナンスを容易にする。

0022

また、変換装置22の内側の空間Kにベルト伝動機構および排出クラッチ(テンションプーリ34)Cを配置できるので、空間Kを有効利用でき、排出クラッチ(テンションプーリ34)Cのケーブル34Cの長さの調節やベルトストッパ33Aの位置調節あるいはベルト33の交換等のメンテナンスも容易になる。
しかして、変換装置22の上方(上面)に設けたコンプレッサ45の入力軸46に入力プーリ47を設け、入力プーリ47に中間左右軸24に設けた出力プーリ48との間にベルト49を掛け回しているので、変換装置22の上方空間を利用してコンプレッサ45を設けることができる。
また、コンプレッサ45は平面視においてエンジン排風が通過して雰囲気温度の低いエンジン20の後方の前記空間K内にコンプレッサ45を位置させられているので、コンプレッサ45の作動効率を向上させることができる。

0023

また、コンプレッサ45は変換装置22の中間左右軸24の出力プーリ48から回転入力を受けるので、コンプレッサ45は前記排出クラッチCの上手側から回転伝動されて、常時駆動状態とすることができる。
変換装置22の中間プーリ23は、エンジン20の出力プーリ21の軸心よりも高い位置に設けているので、狭い設置空間であっても、ベルト軸間を長くしつつ、コンパクトなベルト伝動を実現でき、また、ベルト軸間を長くできるので、ベルト25のテンションプーリ50移動量を確保できる。

0024

また、変換装置22の中間プーリ28は、出力ケース30の中間プーリ32の軸心よりも高い位置に設けているので、前記した出力ケース30の設置位置の設計自由度と相俟って、更に、ベルト軸間を長くしつつ、ベルト33に接離する排出クラッチ(テンションプーリ34)Cの移動量を十分確保で、排出クラッチ(テンションプーリ34)Cの作動を安定させることができる。
ベルト伝動機構の側方に着脱自在の点検カバー53を設けているので、点検カバー53を外すと、グレンタンク5を外側オープンさせることなく、ベルト伝動機構を開放して、ベルト33および排出クラッチ34等のメンテナンスをすることができる。

0025

1…フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、7…オーガテーブル、8…分草装置、9…刈刃、10…リール、11…排出螺旋、12…タンク内排出装置、14…接続メタル、15…排出用縦揚穀装置、20…エンジン、21…出力プーリ、22…変換装置、22A…支持台、23…中間プーリ、24…中間左右軸、25…ベルト、26…中間前後軸、27…ベベルギヤ、28…中間プーリ、30…出力ケース、31…タンク出力軸、32…中間プーリ、33…ベルト、33A…ベルトストッパ、34…排出クラッチ、34A…テンションアーム、34B…バネ、34C…ケーブル、35…内側中間軸、36…中間プーリ、37…螺旋軸、38…プーリ、39…ベルト、40…上部前面、41…下部前面、42…傾斜面、45…コンプレッサ、46…入力軸、47…入力プーリ、48…出力プーリ、49…ベルト、50…テンションプーリ、50A…テンションアーム、50B…軸、53…点検カバー、54…固定カバー、55…操作レバー、60…扱室、61…扱胴、62…扱網、63…揺動選別棚、64…側板、65…側部カバー、66…ガイド体、67…上側取付部、68…下側取付部、69…ガイド部、70…傾斜面、71…円弧面、72…傾斜面、K…空間。

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    【課題】アンローダにより排出される穀粒の袋取り時に、穀粒が袋外にこぼれることを抑制できる、穀粒排出口の開閉機構を提供する。【解決手段】シャッタ32は、シャッタ軸36を支点に開位置と閉位置との間で回動可... 詳細

  • 株式会社クボタの「 コンバイン」が 公開されました。( 2020/11/26)

    【課題】穀粒の損傷を軽減しながらの揚穀を可能にするとともに、穀粒タンク内での容積の利用効率を向上させる。【解決手段】 揚穀装置3に、穀粒を載置状態で持ち上げ搬送するエレベーティングコンベアで構成され... 詳細

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